JPWO2019225370A1 - サーフボード及びサーフボードの製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、十分な軽量化を図れるとともに、骨格と外板との密着性が高く耐久性にも優れたサーフボード及びその製造方法を提供する。本発明に係るサーフボード10は、サーフボード10の長手方向に配される複数の縦骨11a及び11bと、当該縦骨と交差する方向に配される複数の横骨12とが組み合わさって構成される骨格1と、縦骨11a及び11bと横骨12とで形成される空間13を埋めるように形成される肉部2と、骨格1及び肉部2の表面を覆うように形成される外板3と、を有し、前記外板3は、骨格1側から順に、紙と樹脂とを含む紙層31と、繊維と樹脂とを含む補強繊維層32と、を有する。

Description

本発明は、サーフボード及びサーフボードの製造方法に関する。
サーフボードには、軽量であるとともに、波に巻き込まれた場合でも破損しない高い耐久性も求められる。
一般に、サーフボードは、重量軽減のためにコア材としてポリウレタンフォームを用い、耐久性を向上させるためにこのコア材をグラスファイバーやプラスチック等で覆った構成となっている。
近年、さらなる軽量化を図るために、複数の空洞を備えた骨格(コア)を備えたサーフボードが知られている(特許文献1)。
特表2009−500211号公報
しかしながら、特許文献1のサーフボードでは、空洞内に樹脂が流れ込んでしまい、十分な軽量を図るのが困難であった。また、骨格と外板との接合性が低く、耐久性も十分とは言えなかった。
そこで、本発明は、十分な軽量化を図れるとともに、骨格と外板との密着性が高く耐久性にも優れたサーフボード及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るサーフボードは、サーフボードの長手方向に配される複数の縦骨と、当該縦骨と交差する方向に配される複数の横骨とが組み合わさって構成される骨格と、
前記縦骨と前記横骨とで形成される空間の少なくとも一部を埋めるように形成される肉部と、
前記骨格及び前記肉部の表面を覆うように形成される外板と、を有し、
前記外板は、前記骨格側から順に、紙と樹脂とを含む紙層と、繊維と樹脂とを含む補強繊維層と、を有することを特徴とする。
また、本発明のサーフボードの製造方法は、サーフボードの長手方向に配される複数の縦骨と、当該縦骨と交差する方向に配される複数の横骨とを組み合わせて骨格を形成する骨格組立工程と、
前記縦骨と前記横骨とで形成される空間の一部に肉部を形成する肉部形成工程と、
前記骨格及び前記肉部の表面を覆うように紙を貼り付ける紙貼付工程と、
貼り付けた前記紙の上に繊維を載置する繊維載置工程と、
前記繊維上に樹脂を付与し、前記繊維及び前記紙に前記樹脂を含浸させる樹脂含浸工程と、
含浸させた前記樹脂を硬化させる硬化工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、十分な軽量化を図れるとともに、骨格と外板との密着性が高く耐久性にも優れたサーフボード及びその製造方法を提供することができる。
本発明のサーフボードの上面(a)及び下面(b)の一例を示す平面図である。 図1のサーフボードが備える骨格を示す斜視図である。 図2の骨格を構成する縦骨及び横骨の一例を示す平面図である。 図2の骨格が有する空間及び空間に肉部構成材料が充填された状態を示す部分平面図である。 図1のサーフボードが備える外板と骨格の一例を示す部分断面図である。 本発明のサーフボードの製造方法の一例を示す工程図である。
以下、本発明のサーフボード及びその製造方法について詳細に説明する。
図1は、本発明のサーフボードの上面(a)及び下面(b)の一例を示す平面図、図2は、図1のサーフボードが備える骨格を示す斜視図、図3は、図2の骨格を構成する縦骨及び横骨の一例を示す平面図、図4は、図2の骨格が有する空洞及び空間に肉部構成材料が充填された状態を示す部分平面図、図5は、図1のサーフボードが備える外板と骨格の一例を示す部分断面図、図6は、本発明のサーフボードの製造方法の一例を示す工程図である。
<サーフボード>
本実施形態に係るサーフボード10は、骨格1と、肉部2と、骨格1を覆う外板3と、を有している。
骨格1は、図1、2に示すように、複数の縦骨11a、複数の縦骨11b、及び複数の横骨12が組み合わさった構成となっている。
縦骨11aは、サーフボード10の長手方向に沿って配される板状の部材である。また、縦骨11aは、図3に示すように、サーフボード10の上面(人が乗る面)に向かって開口した複数の切り欠き部111aを備えている。
また、縦骨11bは、サーフボード10の長手方向に沿って配される板状の部材である。また、縦骨11bは、図3に示すように、サーフボード10の下面(水面側の面)に向かって開口した複数の切り欠き部111bを備えている。
横骨12は、各縦骨と交差するように配される部材、すなわち、サーフボードの短手方向に沿って配される部材である。また、横骨12は、図3に示すように、サーフボード10の上面に向かって開口した複数の切り欠き部121aと、サーフボード10の下面に向かって開口した複数の切り欠き部121bとを有している。
横骨12は、図3に示すように、切り欠き部121aと切り欠き部121bとが、交互に並んだ構成となっている。
骨格1では、縦骨11aと縦骨11bとが交互に並んでいる。そして、縦骨11a及び縦骨11bの複数の切り欠き部111a及び切り欠き部111bが、縦骨と交差するように配された複数の横骨12の切り欠き部121bと勘合することで、骨格1をなしている。このような構成により、骨格1は、図4に示すように、平面視した形状が格子状となっている。
また、骨格1は、図4に示すように、縦骨11aと縦骨11bと横骨12とで囲まれた複数の空間13を有している。
骨格1を構成する縦骨11a、縦骨11b及び横骨12を構成する材料は特に限定されないが、サーフボード10の軽量化や耐久性の観点を考慮すると、厚紙、合わせ紙、台紙、段ボールよりなる群から選択される少なくとも1種を用いるのが好ましく、段ボールを用いるのがより好ましい。
肉部2は、図4、5に示すように、複数の空間13の一部を埋めるように形成されている。言い換えると、肉部2が設けられていない空間13が一部残っている。さらに言い換えると、サーフボード10を平面視した際の中心部付近の領域(例えば、図1の破線で囲まれた領域)は、空間13が残っていて空洞となっており、それ以外の空間13は、肉部2で埋められているのが好ましい。このように肉部2が形成されていない空間13をある程度残すことにより、サーフボード10の耐久性を保持しつつ、サーフボード10の軽量化を効果的に図ることができる。
全ての空間13のうち、肉部2が設けられていない空間13の割合は、特に限定されないが、50%以下であるのが好ましく、10%以上40%以下であるのがより好ましく、15%以上35%以下であるのがさらに好ましい。これにより、サーフボード10の耐久性を確実に保持しつつ、サーフボード10の軽量化をさらに効果的に図ることができる。
肉部2を構成する肉部構成材料としては、例えば、押出法ポリスチレンフォーム、ビーズ法ポリスチレンフォーム等の発泡スチロール、軟質ウレタンフォーム、硬質ウレタンフォーム等のポリウレタンフォーム(発泡ポリウレタン)等が挙げられる。上述した中でも、肉部2は、発泡スチロールで構成されているのが好ましく、押出法ポリスチレンフォーム(特に、スタイロフォームIB(ダウ化工社製の商品名))で構成されているのがより好ましい。これにより、サーフボード10の耐久性を特に高いものとすることができる。
肉部構成材料の密度は、20kg/m以上であるのが好ましく、25kg/m以上40kg/m以下であるのがより好ましい。これにより、サーフボード10の軽量化をより効果的に図ることができる。
肉部構成材料の吸水率は、2.5体積%以下であるのが好ましく、2体積%以下であるのがより好ましく、1.5体積%以下であるのがさらに好ましい。なお、吸水率は、肉部構成材料を21日間水中に浸漬した際の体積膨張率のことを指す。
外板3は、骨格1及び肉部2の全体を覆うように設けられている。
外板3は、図5に示すように、内側(骨格1側)から順に、紙層31と、補強繊維層32とが積層された積層体で構成されている。
紙層31は、紙と樹脂とを含んでなる層である。言い換えると、紙層31は、紙に樹脂が含浸した構成となっている層である。
紙層31を構成する紙としては、特に限定されないが、障子紙を用いるのが好ましい。障子紙は適度な通気性及び耐久性を有している。このため、サーフボード10軽量化を図りつつ、サーフボード10の耐久性をより高いものとすることができる。
紙層31を構成する紙の、JIS P8124に準拠して測定される坪量が、40g/m以上であるのが好ましく、40g/m以上200g/m以下であるのがより好ましい。これにより、耐久性をより向上させることができる。
また、JIS P8117に準拠して測定される、紙層31を構成する紙の透気度は、4.0秒以上であるのが好ましい。これにより、製造の際に紙に含浸させる樹脂(硬化前の樹脂)が紙層31を透過して骨格1内部(例えば、空間13内や骨格1を構成する材料内部等)に過度に浸透してしまうのを効果的に防止することができる。その結果、サーフボード10の軽量化を効果的に図ることができる。
また、JIS P8112に準拠して測定される、紙層31を構成する紙の破裂強さは、78.45kPa以上であるのが好ましい。これにより、サーフボード10の耐久性をより高いものとすることができる。紙の破裂強さが低すぎると、サーフボード10の製造の際に破れてしまう場合がある。
なお、紙層31を構成する紙としては、例えば、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子が含まれていているものを用いてもよい。また、紙層31を構成する紙としては、レーヨン等の合成繊維が含まれているものを用いてもよい。
紙層31に含まれる樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル(不飽和ポリエステル)樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂が挙げられる。これらの中でも取り扱い性やコスト等の観点から、エポキシ樹脂を用いるのが好ましい。
また、樹脂としては、常温硬化型樹脂を用いるのが好ましい。
また、樹脂としては、硬化前において、モノマーと硬化剤との2液に分かれているタイプ(2液タイプ)を用いるのが好ましい。
2液タイプを用いる場合において、2液を混合した際の混合物の粘度が、25℃において2000mPa・s以下であるのが好ましく、1900mPa・s以下であるのがより好ましい。これにより、後述する製造工程において、付与が容易となる。
また、2液タイプの20℃における可使時間が15分以上であるのが好ましく、20分以上40分以下であるのがより好ましく、25分以上35分以下であるのがさらに好ましい。
なお、樹脂中には、紫外線吸収剤を含んでいてもよい。これにより、サーフボード10表面の耐光性を向上させることができる。
補強繊維層32は、繊維と樹脂とを含んでなる層である。
補強繊維層32は、外板3の強度を向上させる層である。
補強繊維層32を構成する繊維としては、特に限定されないが、ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維等を用いることができる。これらの中でも、耐久性やコスト等の観点から、ガラス繊維を用いるのがより好ましい。
なお、補強繊維層32は、上記繊維で構成された織布や不織布に樹脂が含浸した層であるのが好ましい。
含浸させる樹脂としては、紙層31の項で説明したものと同様であるので説明を省略する。
本実施形態のサーフボード10は、図1に示すように、フィン4と、内圧調整弁5と、足紐取り付け具6とをさらに備えている。
フィン4は、サーフボード10の運動性を向上させる機能を備えている。
フィン4は、樹脂(例えば、上記樹脂と同様の樹脂)等で構成されている。
内圧調整弁5は、空間13内の圧力を調整する機能を備えている。これにより、サーフボード10の水中での浮力を良好なものとしつつ、耐久性を向上させることができる。
足紐取り付け具6は、波に乗る時にうまくボードに立てなかったり、乗っている時にバランスを崩してボードから離れてしまった場合、当事者とボードが足紐によってつながっていることで紐を手繰り寄せてすぐにボードを捕まえることができる機能を備えている。
なお、図示の構成では、サーフボード10がフィン4を3つ備える構成について説明したが、これに限定されず、1つまたは2つ備えるものであってもよいし、4つ以上備えるものであってもよい。
また、図示の構成では、内圧調整弁や足紐取り付け具を有する構成について説明したが、これらはなくてもよい。
また、図示の構成では、外板3が紙層31と補強繊維層32とを備える構成について説明したが、骨格1及び肉部2と紙層31との間、紙層31と補強繊維層32の間や補強繊維層32の外側に、上記樹脂のみで構成された任意の樹脂層があってもよい。
<サーフボードの製造方法>
次に、本発明に係るサーフボードの製造方法の好適な実施形態について説明する。
本実施形態に係るサーフボード10の製造方法は、複数の縦骨11a及び11bと横骨12とを組み合わせて骨格1を形成する骨格組立工程と、縦骨11a及び11bと横骨12とで形成された複数の空間13に肉部構成材料を充填し肉部2を形成する肉部形成工程と、骨格1及び肉部2の表面を覆うように紙31’を貼り付ける紙貼付工程と、貼り付けた紙31’の上に繊維32’を載置する繊維載置工程と、載置した繊維32’の上に樹脂を付与し、繊維32’及び紙31’に樹脂を含浸させる樹脂含浸工程と、含浸させた樹脂を硬化させる硬化工程と、を有している。
(骨格組立工程)
本工程では、図3に示す縦骨及び横骨を用意し、組み立てることで骨格1を形成する(図2及び図6(a)参照)。
各縦骨及び各横骨は、必要に応じて接着剤等で接着してもよい。
(肉部形成工程)
本工程では、骨格1の空間13に、上記肉部2の項で説明した肉部構成材料を充填し、肉部2を形成する(図6(b)参照)。
肉部構成材料は、接着剤にて骨格1に固着される。
なお、肉部2の形成に当たって、肉部2の凹凸が表面に出てきてしまう場合、電気カンナ等を用いて、表面の凹凸を整えることができる。
また、肉部2を形成する際に、最終的なサーフボード10の形状を調整することができる。
(紙貼付工程)
本工程では、骨格1を構成する各縦骨及び各横骨のサーフボード10の表面側となる部位、並びに、肉部2の表面に接着剤を塗布し、骨格1及び肉部2の全体を覆うように紙31’を貼り付ける(図6(c)参照)。
本工程において、貼り付けの前に、紙31’全体に水を霧吹きするのが好ましい。貼り付けた後に水分を除去することで、シワの発生を防止することができる。
なお、紙31’を貼り付けた後、紙31’上に樹脂を付与し、紙31’に樹脂を含浸させてもよい(前樹脂含浸工程)。これにより、後述する繊維載置工程等の後工程において、紙31’が不本意に破損することを効果的に防止することができる。また、後述する樹脂含浸工程のみを行う場合に比べて、より確実に紙31’に樹脂を含浸させることができる。
樹脂の付与方法としては、例えば、刷毛での塗布やスプレーでの塗布等の方法を用いることができる。
また、樹脂を含浸させた後、樹脂を硬化させてもよい(前硬化工程)。
硬化は、50℃以下で行うのが好ましく、40℃以下で行うのがより好ましい。
さらに、樹脂の硬化後に、やすり等を用いて、紙31’の表面の凹凸を研磨してもよい。
(繊維載置工程)
本工程では、貼り付けた紙31’上に、繊維32’を載置する(図6(d)参照)。
なお、本工程において、紙31’上に繊維32’を接着剤等で貼り付けてもよい。
(樹脂含浸工程)
本工程では、載置した繊維32’上に樹脂を付与し樹脂を紙31’及び繊維32’に含浸させ、未硬化外板3’を形成する(図6(d)参照)。
樹脂の付与方法としては、例えば、刷毛での塗布やスプレーでの塗布等の方法を用いることができる。
(硬化工程)
次に、未硬化外板3’を硬化させ、外板3を形成する(図5参照)。樹脂が硬化することにより、骨格1及び肉部2と紙層31と補強繊維層32とが強固に接合される。
なお、樹脂の硬化の具合を見ながら、部分的に樹脂を塗布して硬化させるということを繰り返し行ってもよい。すなわち、樹脂含浸工程と硬化工程を交互に繰り返し行ってもよい。
また、骨格1や紙31’等に与える影響を考慮して、硬化は、50℃以下で行うのが好ましく、40℃以下で行うのがより好ましい。
なお、本実施形態のサーフボードの製造方法は、上記工程の他、以下の工程を有している。
(研磨工程)
本工程では、外板3表面の凹凸を削るとともに、手触り感や見栄え等を調整する。
(取り付け部形成工程)
本工程では、フィン4、内圧調整弁5及び足紐取り付け具6を取り付ける取り付け部を形成する。なお、本工程は、上記研磨工程の前に行ってもよい。
(フィン4、内圧調整弁5及び足紐取り付け具6取り付け工程)
本工程では、フィン4、内圧調整弁5及び足紐取り付け具6を取り付ける。
これにより、図1に示すようなサーフボード10が得られる。
以上、本発明のサーフボード及びその製造方法の好適な実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。
10 サーフボード
1 骨格
11a、11b 縦骨
111a、111b 切り欠き部
12 横骨
121a、121b 切り欠き部
13 空間
2 肉部
3 外板
3’ 未硬化外板
31 紙層
31’ 紙
32 補強繊維層
32’ 繊維
4 フィン
5 内圧調整弁
6 足紐取り付け具

Claims (11)

  1. サーフボードの長手方向に配される複数の縦骨と、当該縦骨と交差する方向に配される複数の横骨とが組み合わさって構成される骨格と、
    前記縦骨と前記横骨とで形成される空間の少なくとも一部を埋めるように形成される肉部と、
    前記骨格及び前記肉部の表面を覆うように形成される外板と、を有し、
    前記外板は、前記骨格側から順に、紙と樹脂とを含む紙層と、繊維と樹脂とを含む補強繊維層と、を有することを特徴とするサーフボード。
  2. 前記紙層を構成する前記紙の坪量は、40g/m以上である請求項1に記載のサーフボード。
  3. 前記紙層を構成する前記紙の透気度は、4.0秒以上である請求項1または2に記載のサーフボード。
  4. 前記紙層を構成する前記紙の破裂強さは、78.45kPa以上である請求項1ないし3のいずれか1項に記載のサーフボード。
  5. 前記紙層を構成する前記紙は、障子紙である請求項1ないし4のいずれか1項に記載のサーフボード。
  6. 前記空間内の圧力を調整する内圧調整用弁を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載のサーフボード。
  7. 前記骨格は、厚紙、合わせ紙、台紙、段ボールよりなる群から選択される少なくとも1種で構成されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載のサーフボード。
  8. 前記肉部は、発泡スチロールで構成されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載のサーフボード。
  9. 前記樹脂層を構成する前記樹脂は、エポキシ樹脂である請求項1ないし8のいずれか1項に記載のサーフボード。
  10. サーフボードの長手方向に配される複数の縦骨と、当該縦骨と交差する方向に配される複数の横骨とを組み合わせて骨格を形成する骨格組立工程と、
    前記縦骨と前記横骨とで形成される空間に肉部を形成する肉部形成工程と、
    前記骨格及び前記肉部の表面を覆うように紙を貼り付ける紙貼付工程と、
    貼り付けた前記紙の上に繊維を載置する繊維載置工程と、
    前記繊維上に樹脂を付与し、前記繊維及び前記紙に前記樹脂を含浸させる樹脂含浸工程と、
    含浸させた前記樹脂を硬化させる硬化工程と、を有することを特徴とするサーフボードの製造方法。
  11. 前記紙貼付工程の後、前記繊維載置工程の前において、
    貼り付けた前記紙上に樹脂を付与し、前記紙に前記樹脂を含浸させる前樹脂含浸工程と、前記紙に含浸させた前記樹脂を硬化させる前硬化工程とを有する請求項10に記載のサーフボードの製造方法。

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