JPWO2019220500A1 - 実装機 - Google Patents

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Abstract

リード線切断ユニットによってリード線が切断される場合において、実装機においてリード部品のリード線切断ユニットからのはみ出しがチェックされるようにすることである。本リード線切断ユニットを含む実装機においては、リード線切断ユニットによってリード線が切断される場合において、リード部品がリード線切断ユニットからはみ出すか否かが、リード部品の外形とリード線切断ユニットの外形とに基づいてチェックされる。このように、リード部品のリード線切断ユニットからのはみ出しが実装機においてチェックされるため、作業者がチェックする必要がなくなるという利点がある。

Description

本開示は、リード線切断ユニットを備えた実装機に関するものである。
特許文献1に記載の実装機においては、多頭式のヘッドの部品保持具により対象トレイから部品をピックアップする場合に、隣接するトレイに収容された部品とヘッドとの干渉チェックが行われる。
特開2011−151198号公報
概要
本開示が解決しようとする課題
本開示の課題は、リード線切断ユニットによってリード線が切断される場合において、リード部品のリード線切断ユニットからのはみ出しをチェック可能とすることである。
課題を解決するための手段、作用および効果
本開示に係るリード線切断ユニットを含む実装機においては、リード線切断ユニットによってリード線が切断される場合において、リード部品がリード線切断ユニットからはみ出すか否かが、リード部品の外形とリード線切断ユニットの外形とに基づいてチェックされる。このように、リード部品のリード線切断ユニットからのはみ出しが実装機においてチェックされるため、作業者がチェックする必要がなくなるという利点がある。
本開示の一実施例に係る実装機の斜視図である。 上記実装機の部品挿入装置の一部を表す斜視図である。 (3A)、(3C)上記実装機の作業対象であるリード部品の斜視図である。(3B)、(3D)上記リード部品の側面図である。 上記部品挿入装置のチャックの正面図である。 上記実装機のリード線切断ユニットの斜視図である。 上記リード線切断ユニットの内部を概念的に示す側面図である。 上記リード線切断ユニットのリード線切断機構を概念的に示す平面図である。 (8A)、(8B)上記リード線切断機構の固定刃保持部材の平面図である。 (9A)、(9B)上記リード部品とリード線切断ユニットの本体との相対位置を示す図である。 上記実装機の制御装置の周辺を概念的に示すブロック図である。 上記固定刃保持部材に付された2Dコードに含まれる情報を概念的に示す図である。 上記リード線切断ユニットのタグに記録されている情報を概念的に示す図である。 上記制御装置の記憶部に記憶された対象リード線情報を概念的に示す図である。 上記記憶部に固定刃IDと対応付けて記憶された情報を概念的に示す図である。 上記記憶部にユニットIDと対応付けて記憶された情報を概念的に示す図である。 上記実装機のディスプレイの表示画面である。 上記ディスプレイの別の表示画面である。 上記ディスプレイのさらに別の表示画面である。 上記ディスプレイのさらに別の表示画面である。 上記ディスプレイのさらに別の表示画面である。 上記記憶部に記憶されている作業前処理プログラムを表すフローチャートである。 上記プログラムの一部を表すフローチャートである。 上記プログラムの別の一部を表すフローチャートである。 上記プログラムのさらに別の一部を表すフローチャートである。 上記プログラムのさらに別の一部を表すフローチャートである。 上記記憶部に記憶されているリード線位置決めプログラムを表すフローチャートである。 上記記憶部に記憶されている固定刃履歴管理プログラムを表すフローチャートである。 上記記憶部に記憶されている可動刃履歴管理プログラムを表すフローチャートである。
開示を実施するための形態
以下、本開示の一実施形態である実装機について、図面に基づいて詳細に説明する。
実装機1は、図1に示すように、組立装置本体10,基板搬送保持装置12,部品供給装置14,部品挿入装置16,リード線切断装置18等を含む。
基板搬送保持装置12は、回路基板S(以後、基板Sと略称する)を搬送して保持するものである。図1において、xは基板搬送保持装置12による基板Sの搬送方向であり、yは基板Sの幅方向であり、zは基板Sの厚み方向である。yは実装機1の前後方向、zは上下方向である。これら、x方向、y方向、z方向は互いに直交する。
部品供給装置14は、複数のトレイ14t(図4参照)を含み、基板Sに挿入されて装着されるリード部品Pを供給するものである。複数のトレイ14tの各々には、それぞれ、リード部品Pが複数個収容される。図3A〜3Dに示すように、リード部品Pa、Pbは、それぞれ、部品本体PHa、PHbと複数のリード線PLa、PLbとを含むが、リード部品Pa、Pbにおいては、それぞれ、リード線PLa、PLbの本数や、リード線PLa、PLbの部品本体PHa、PHbに対する相対位置等が異なる。以下、リード部品Pa、Pbを総称する場合、リード部品Pa、Pbを区別する必要がない場合等には、添え字a、b・・・を付すことなく、単に、リード部品P,部品本体PH,リード線PLと称する。
部品挿入装置16は、リード部品Pを搬送して、リード線PLをリード線切断装置18のリード線切断ユニット26の貫通孔に挿入したり、基板搬送保持装置12によって搬送されて保持された基板Sに形成された複数の貫通孔のうちの予め決まったものに挿入したるするものである。部品挿入装置16は、図2に示すように、作業ヘッド20,21、作業ヘッド移動装置22等を含む。作業ヘッド移動装置22は、作業ヘッド20,21を、x方向、y方向、z方向に移動させるものであり、x方向移動装置22x,y方向移動装置22yおよびz方向移動装置22z等を含む。これらx方向移動装置22x,y方向移動装置22y,z方向移動装置22zは、それぞれ、電動モータ等の駆動源等を含み、それら電動モータの制御により、作業ヘッド20,21のx方向,y方向,z方向の位置が制御される。
作業ヘッド20,21の各々には、例えば、図4に示すチャック24等の部品保持具が取り付けられる。また、撮像装置としてのカメラ25は、ヘッド保持体に、作業ヘッド20と一体的にx方向,y方向,z方向に移動可能に取り付けられる。チャック24は、チャック本体24hと、チャック本体24hに互いに接近・離間可能に保持された一対の爪部24a、24bとを含む。チャック24は、一対の爪部24a、24bによりリード部品Pを把持して保持する。
リード線切断装置18は、複数のリード線切断ユニット26a、26b・・・等を含むが、これらのうちリード線切断ユニット26a、26bは、図5に示すように、互いに種類が異なるものである。以下、これらリード線切断ユニット26a、26b・・・を総称する場合、区別する必要がない場合等には、添え字a、b・・・を付すことなく、単に、リード線切断ユニット(以下、単にユニットと称する)26と称する。ユニット26の構成要素についても同様とする。
ユニット26は、それぞれ、ユニット保持部材28に保持される。ユニット保持部材28は、保持台30と位置決めプレート32とを含む。保持台30には、互いに平行に延びた複数の保持溝であるスロット29と係合溝31とが設けられ、位置決めプレート32には、スロット29の各々に対応して2つずつの位置決め凹部33,34と、コネクタ接続部35とが設けられる。ユニット保持部材28には、実装機1の電源、メイン制御装置100等が電気的に接続されている。
ユニット26は、図6に示すように、ユニット本体36の端面に設けられた2つの位置決め突部37,38およびコネクタ39と、ユニット本体36の底面に設けられた係合凸部とを含む。ユニット26は、係合凸部が保持台30の係合溝31に係合させられ、位置決め突部37,38がユニット保持部材28の位置決め凹部33,34に嵌合し、コネクタ39がコネクタ接続部35に嵌合する状態で、スロット29に保持される。
ユニット26は、それぞれ、ユニット本体36の長手方向がy方向となり、幅方向がx方向となる姿勢で、x方向に並んでユニット保持部材28に保持される。この状態で、ユニット26とユニット保持部材28とが電気的に接続され、ユニット26と実装機1の電源、メイン制御装置100とが電気的に接続される。なお、本実施例において、ユニット26は、それぞれ、スロット29の3つ分を占有する。
ユニット26は、図7に示すように、複数の切刃としての固定刃46と可動刃50との相対移動により、リード部品Pの複数のリード線PLを切断するものであり、ユニット本体36、リード線切断機構40(図7参照)、リード線片回収機構42等を含む。
リード線切断機構40は、切刃保持部材としての固定刃保持部材48および可動刃保持部材52と、可動刃保持部材52を駆動する駆動装置54とを含む。固定刃保持部材48と、可動刃保持部材52とは、固定刃46と可動刃50とが互いにユニット本体36の幅方向(x方向)において対向し、かつ、上下方向に並んだ状態で設けられる。
固定刃保持部材48は、概して平板状を成し、周辺部において、ユニット本体36の上部に着脱可能に取り付けられる。固定刃保持部材48は、複数のリード線PLが挿入可能な1つ以上の貫通孔60を有し、1つ以上の貫通孔60の各々の縁の、幅方向において可動刃保持部材52から遠い側の部分がそれぞれ固定刃46とされる。このように、固定刃保持部材48には1つ以上の固定刃46が設けられることになる。
1つ以上の貫通孔60は、それぞれ、リード線PLが挿入可能な大きさとされるのであり、リード線の断面形状、リード線の湾曲の程度等を考慮し、かつ、異物の混入を防止するために、できる限り小さい開口となるように設計されるのが普通である。リード線は、必ずしも真っ直ぐに伸びているとは限らず、予め定められた許容範囲内において湾曲している場合があるため、リード線の湾曲の程度が考慮されて貫通孔60の開口が設定されるのである。
固定刃保持部材48の上面には、複数の情報が記録された情報記録部としての2次元コード(以下、2Dコードと称する場合がある)Cが印刷されたシール状のラベル62が、カメラ25によって撮像可能な状態で貼り付けられている。カメラ25によって撮像された2DコードCの撮像画像に基づいて、2DコードCに記録された情報が取得される。なお、ラベル62は、例えば、紙製またはプラスチックス製のものとすることができる。
また、固定刃保持部材48の上面の中間部には1つ以上の基準マーク63が形成される。本実施例において、概して円形を成す点状の1つの基準マーク63が、例えば、レーザ等により焼き付けて形成される。基準マーク63は、ユニット26においてリード線を切断する前に、リード線PLの固定刃46に対する位置決め精度の向上を図るために設けられたものである。
例えば、ユニット本体36の位置決めプレート32に対向する端面であるユニット側基準面と固定刃46との相対位置を予め記憶させ、カメラ25による撮像画像に基づいてユニット側基準面の位置を特定し、その特定した位置と記憶された相対位置とに基づいて、ユニット側基準面に対する固定刃46の位置を特定することが考えられる。しかし、ユニット26の各々の個体間のバラツキにより、実際のユニット側基準面と固定刃46との相対位置がバラツキ、複数のリード線と固定刃46との位置決め精度が低下する等の問題があった。
そこで、本実施例においては、固定刃保持部材自体に基準マーク63を設け、基準マーク63と1つ以上の固定刃46との相対位置を表す情報である相対位置情報が予め記憶されるようにした。本実施例においては、相対位置情報として、基準マーク63と、1つ以上の貫通孔60の各々の予め定められた基準点や基準線との相対位置を表す情報が記憶されている。固定刃46は貫通孔60の縁の一部であり、貫通孔60の基準点や基準線と固定刃46との相対位置関係は既知である。貫通孔60の基準線や基準点が固定刃46に設定される場合もある。したがって、基準マーク63と1つ以上の貫通孔60の各々の基準点や基準線との相対位置が決まれば、基準マーク63と1つ以上の固定刃46との相対位置が一義的に決まる。以上のことから、基準マーク63と1つ以上の貫通孔60の基準点や基準線との相対位置は、基準マーク63と1つ以上の固定刃46との相対位置であると考えることができる。なお、基準点は、例えば、貫通孔60の中心点等とすることができ、基準線は、貫通孔の中心点を通る線、固定刃を通る線、リード線が挿入可能な領域を表す線等とすることができるが、これら基準点や基準線は、物体が存在しない部分に設定される場合もある。
可動刃保持部材52は、図6,7に示すように、概して長手方向に伸びた湾曲形状を成すアーム部64に着脱可能に取り付けられ、これら可動刃保持部材52とアーム部64とを含んで可動部材65が構成される。可動部材65の長手方向の一端部は、ピン等の軸部材66によってユニット本体36に回動可能に保持され、長手方向の他端部にはローラ67が上下方向に伸びた軸線の回りに、固定刃保持部材48の下方において、相対回転可能に保持される。可動刃保持部材52の固定刃46に対向する側の上端縁が可動刃50とされる。なお、可動部材65とユニット本体36との間には、図示しないリターンスプリングが設けられる。
駆動装置54は、駆動源としてのエアシリンダ68と、エアシリンダ68により作動させられる傾斜部材70とを含む。エアシリンダ68はシリンダ本体に摺動可能に設けられたピストン69、ピストン69によって仕切られる2つのエア室等を備え、ピストン69のピストンロッドに傾斜部材70が一体的に移動可能に保持される。傾斜部材70は、ユニット本体36の長手方向(y方向)に伸びたものであり、長手方向において可動刃保持部材52から遠ざかるにつれて幅方向(x方向)において可動刃側から固定刃側に傾斜した傾斜面71を有する。傾斜面71は可動刃保持部材52のローラ67に係合可能とされている。
また、エアシリンダ68の2つのエア室と実装機1に設けられた図示しないエア源、大気との間には、電磁弁74(図10参照)が設けられる。電磁弁74の制御により、2つのエア室のいずれかにエア源が選択的に連通させられ、ピストン69が前進、後退、換言すれば、可動刃保持部材52に接近、離間させられる。
さらに、リード線切断機構40には切断スイッチ76が設けられる。切断スイッチ76は、可動刃保持部材52が切断位置に達したことを検出するものであり、アーム部64に一体的に回動可能に設けられたロッド76rと、可動刃保持部材52の切断位置に対応する位置に設けられ、ロッド76rを検知する電磁式の検知部76sとを含む。切断スイッチ76はロッド76rが検知部76sによって検知された場合にON信号を出力する。
本実施例において、ピストン69の後退端位置において、傾斜面71はローラ67から離間した状態にある。可動刃保持部材52は退避位置にあり、可動刃50は固定刃46から離間した状態にある。シリンダ68によりピストン69が前進させられ、傾斜部材70が前進させられる。傾斜面71が、ローラ67に係合し、可動部材65を軸部材66の回りに固定刃50に向かって回動させる。それにより、可動刃保持部材52が切断位置に達し、固定刃46と可動刃50とによりリード線PLが切断され、切断スイッチ76がON信号を出力する。また、シリンダ68によりピストン69が後退端位置まで後退させられた場合には、リターンスプリングにより、可動刃保持部材52が退避位置まで戻される。
ユニット26aに取り付けられた固定刃保持部材48aとユニット26bに取り付けられた固定刃保持部材48bとでは、貫通孔60a、60bが異なる。固定刃保持部材48aには、図8Aに示すように、長手方向に伸びた貫通孔60aが1つ形成され、固定刃保持部材48bには、長手方向に間隔を隔てて2個ずつ、幅方向に間隔を隔てて2列に並んで(2×2)合計4個の貫通孔60bが形成されている。
そして、固定刃保持部材48に貼り付けられたラベル62の2DコードCには、図11に示すように、固定刃保持部材48を個別に区別する識別情報である固定刃ID、固定刃保持部材48に形成された貫通孔60に関する情報である貫通孔情報、ユニット26の切断能力に関する情報である切断能力情報、基準マーク63と1つ以上の貫通孔60の各々の予め定められた1つ以上の基準点または基準線との相対位置を表す情報である相対位置情報等が記録されている。
固定刃IDは、固定刃保持部材48の各々に個別に付されたものであり、仮に、固定刃保持部材48が同じ種類のもの(同じ形状の貫通孔60を有するもの)であっても、異なる情報とされる。
貫通孔情報には、貫通孔60a、60bの個数、各々の形状(大きさを含む)を表す情報等が含まれる。貫通孔60aについての貫通孔情報には、図8Aに示すように、1個、幅wu,長手方向の長さLuを表す情報等が含まれ、貫通孔60bについての貫通孔情報には、図8Bに示すように、4個、直径φu、配列(2×2)、ピッチd1u、d2uを表す情報等が含まれる。貫通孔60a、60bの縁の一部がそれぞれ固定刃46a、46bとされるため、貫通孔情報に基づけば固定刃に関する情報である切刃情報が一義的に決まる。そのため、貫通孔情報は切刃情報であると考えることができる。
切断能力情報には、ユニット26によって切断可能なリード線の断面積の合計の最大値である切断可能断面積を表す情報、切断可能なリード線の長さの最小値である切断可能長さを表す情報等が含まれる。切断可能断面積は、固定刃46や可動刃50の材質、駆動装置54の駆動力等によって決まる。また、切断可能断面積は、リード線の材質によって異なるため、本実施例においては、リード線の材質と対応付けて記憶されている。
なお、切断可能断面積、切断可能長さは、実験、シミュレーション等により予め取得することができる。また、切断可能断面積、切断可能長さは、安全率を考慮して決めることができる。
さらに、切断能力情報に、切断可能なリード線の直径(φ)と最大本数(n)との複数の組(φ、n)を表す情報を含ませることができる。
また、切断可能長さを表す情報を切断能力情報に含ませる必要は必ずしもない。
相対位置情報には、基準マーク63と1つ以上の貫通孔60の基準点や基準線とのx方向、y方向の距離を表す情報等が含まれる。例えば、図8Aに示す固定刃保持部材48aについての相対位置情報には、基準マーク63aと貫通孔60aの基準線としての幅方向の中心を通る線Lо、切刃46を含む線Lcの各々との幅方向の距離xm、xn、基準マーク63aと貫通孔60aの幅が最大幅wuである部分の両端を規定する基準線Lw1,Lw2の各々との長手方向の距離ym、ynを表す情報等が含まれる。また、図8Bに示す固定刃保持部材48bについての相対位置情報には、基準マーク63bと4つの貫通孔60bの各々の基準点としての中心点Pcの各々とのx方向、y方向の距離xm、xn、ym、ynを表す情報等が含まれる。
リード線片回収機構42は、切断されたリード線片を回収するものであり、回収箱84と、回収通路86とを含む。回収通路86は、リード線切断機構40の固定刃保持部材48の貫通孔60の下方に開口して設けられる。回収箱84に収容されたリード線片は、回収箱84をユニット本体36から取り外すことにより、容易に廃棄することができる。
ユニット26には、コンピュータを主体とするユニット制御装置としての制御基板90が設けられる。制御基板90の入出力部には、切断スイッチ76、電磁弁74等が接続される。制御基板90は、電磁弁74を制御することにより、可動刃保持部材52を回動させて、リード線PLを切断する。また、切断スイッチ76がON信号を出力する毎に、そのON信号、すなわち、リード線PLの切断が行われたことを表す情報である切断情報をメイン制御装置100に供給する。
また、ユニット26の端面にはユニット情報記録部としてのタグ92が設けられる。タグ92には、図12に示すように、複数のユニット26の各々に個別に付された識別情報であるユニットIDや、可動刃50の使用回数を表す情報である可動刃履歴情報等が記録されている。タグ92は、ユニット保持部材28に設けられたタグ情報制御部94に対向して位置し、タグ情報制御部94によってタグ92に記録された情報が読み取られたり、書き換えられたりする。
実装機1には、図10に示すように、コンピュータを主体とするメイン制御装置100が設けられる。メイン制御装置100は、実行部100c、記憶部100m、入出力部100f等を含み、入出力部100fには、基板搬送保持装置12、部品供給装置14、部品挿入装置16、リード線切断装置18、タグ情報制御部94、ディスプレイ102、作業開始スイッチ104、作業停止スイッチ106、リセットスイッチ108等が接続される。
メイン制御装置100の記憶部100m(例えば、ROM,RAM等を含むものとすることができる)には、作業情報(JOB情報と称することもできる)等が記憶される。作業情報は、ホストコンピュータから供給されたり、作業者によって直接入力されたりする。作業情報には、実装機1における作業対象(具体的には、ユニット26の切断対象)のリード部品である対象リード部品に関する情報であるリード部品情報としての対象リード部品情報や、対象リード部品の各々に設けられた対象リード線に関する情報であるリード線情報としての対象リード線情報が含まれる。また、作業情報には、ユニット保持部材28に保持されたユニットの、そのユニット保持部材28に対する保持位置を表す情報等も含まれる。
対象リード線情報には、図13に示すように、対象リード線の本数、断面形状(例えば、断面形状が円形である場合の直径φ、矩形である場合の各辺の長さa、b)、対象リード線が一列に並んで複数設けられている場合の一端部から他端部までの長さLp、配列(m×n)、対象リード線のピッチ、材質、切断長さを表す情報等が含まれる。例えば、図3A,3Bに示す対象リード線PLaについての情報には、18本、直径φpa、端部間の長さLpa,材質(銅)、切断長さGa等が含まれ、図3C,Dに示す対象リード線PLbについての情報には、4本、直径φpb、配列(2×2)、ピッチd1p、d2p、材質(鉄)、切断長さGb等が含まれる。
なお、対象リード線情報には、断面形状として、対象リード線の各々の断面積や複数の対象リード線の断面積の合計を表す情報を含ませることができる。
対象リード部品情報は、対象リード部品の外形に関する情報であり、部品本体の幅方向の両端部とリード線の基準点との距離を表す情報等が含まれる。部品本体の端部は、幅方向に最も突出した部分である。部品本体が直方体を成す場合には幅方向の端面に該当し、部品本体が凹凸を有する形状を成す場合には最も突出した部分に該当する。リード線の基準点は、リード線の断面の中心点としたり、側面の予め定められた点としたりすること等ができる。
例えば、図3A,3Bに示す対象リード部品Paについての情報には、対象リード線PLaの断面の中心点(中心点を通る線をLtで示す)と、部品本体PHaの幅方向の第1端部としての第1端面FPaとの距離x1a、第2端部としての第2端面FQaとの距離x2a、姿勢等が含まれる。図3C,3Dに示す対象リード部品Pbについては、複数の対象リード線PLbのうちの1つの断面の中心点と部品本体PHbの第1端部としての第1側面FPbとの距離x1b、第2端部としての第2側面FQbとの距離x2b等が含まれる。図3Dに示すように、4本の対象リード線PLbのうちの1本の対象リード線PLbの中心点と第1側面FPb、第2側面FQbとの距離x1b、x2bが取得されれば、対象リード線PLbのピッチd2pを考慮することにより、残りの対象リード線PLbの中心点と第1側面FPb、第2側面FQbとの距離が取得され得る。
対象リード部品の姿勢とは、対象リード線が切断される場合において対象リード線と固定刃46とが位置決めされた場合の、対象リード部品のユニット26に対する向きをいう。例えば、図9に示すように、部品本体PHがスティPsを含む対象リード部品Paにおいて、スティPsがユニット本体36と干渉しない向きが決まる場合がある。ユニット26aにおいて、固定刃46aと、ユニット本体36aの可動刃側の側面である第1側面Fmaとの距離(xh1a+wu/2)が、固定刃側の側面である第2側面Fsaとの距離(xh2a−wu/2)より大きい(xh1a+wu/2>xh2a−wu/2)。そのため、図9Aに示すように、対象リード部品Paを、スティPsが可動刃側に位置する向き、換言すると、スティPsが第1側面Fma側に位置する向きで取り付ける場合には、スティPsがユニット本体36と干渉する。それに対して、図9Bに示すように、対象リード部品Paを、スティPsが固定刃側に位置する向き、換言すると、スティPsが第2側面Fsa側に位置する向きで取り付ける場合には、スティPsとユニット本体36との干渉を回避することができる。
以上のことから、対象リード部品Paについての姿勢を表す情報は、部品本体PHの第1側面FPaがユニット本体36の固定刃側(第2側面Fsa側)に位置する向きであることを表す情報とすることができる。
記憶部100mには、固定刃保持部材48、ユニット26の各々の個別の情報が、それぞれ、固定刃ID,ユニットIDと対応付けて記憶されている。
例えば、図14に示すように、固定刃IDと対応付けて、1つ以上の固定刃46の履歴情報、1つ以上の固定刃46の寿命に関する情報が記憶されている。1つ以上の固定刃46の履歴情報には、1つ以上の固定刃46の使用回数が含まれる。寿命に関する情報には、1つ以上の固定刃46の交換要の案内が出されるまでの使用回数である交換要使用回数等が含まれる。通常、交換要使用回数として規格値が記憶されているが、作業者によって入力された値が記憶されるようにすることもできる。
また、図15に示すように、ユニットIDと対応付けて、可動刃50の交換要使用回数等の寿命に関する情報、ユニット情報等が記憶されている。ユニット情報は、ユニット本体36の外形に関する情報であり、ユニット本体36の幅方向の両側面と1つ以上の貫通孔60の基準点や基準線との距離を表す情報等が該当する。ユニット本体36の幅方向の両側面と1つ以上の貫通孔60の基準点または基準線との距離が取得されれば、一義的に、ユニット本体36の幅方向の両側面と1つ以上の固定刃46の各々との距離が決まる。そのため、ユニット情報は、ユニット本体36の幅方向の両側面Fm,Fsと1つ以上の固定刃46との相対位置(距離)を表す情報であると考えることができる。
例えば、図8Aに示すユニット26aについての情報には、貫通孔60aの基準線としての幅方向の中心を通る線Lxとユニット本体36aの第1側面Fma、第2側面Fsaとの距離xh1a、xh2aを表す情報等が含まれ、図8Bに示すユニット26bについての情報には、貫通孔60bのうちの1つの基準点としての中心点Pcと、ユニット本体36の第1側面Fmb、第2側面Fsbとの距離xh1b、xh2bを表す情報等が含まれる。上述の場合と同様に、複数の貫通孔60bのうちの1つについて基準点と第1側面Fmb、第2側面Fsbとの距離が分かれば、ピッチd2uを考慮することにより、すべての貫通孔60bの基準点の各々と第1側面Fmb,Fsbとの距離を取得することができる。
ディスプレイ102は、実装機1の状態を表すものであり、例えば、図16に示すように、作業の開始の禁止を表す情報「作業禁止」120を表示したり、図17に示すように、リード線PLが固定刃46に当接する位置に位置決めされた場合において、リード部品Pがユニット26から幅方向(x方向)にはみ出す場合に、そのはみ出し量を表す情報「nスロット分はみ出し」122を、情報「作業禁止」120とともに表示したり、図18、19に示すように、固定刃46や可動刃50の使用回数が交換要使用回数に達したことを表す情報「固定刃交換要」124、「可動刃交換要」126を表示したりする。情報「可動刃交換要」126は可動刃の使用回数を表す情報「使用回数:n回」128とともに表示される。また、ディスプレイ102には、図20に示すように、固定刃46または可動刃50の交換要使用回数を規格値から変更する場合の操作画面130も表示される。操作画面130においては、固定刃46または可動刃50の交換要使用回数の規格値が表示され、交換要使用回数を、規格値から増加させたり、減少させたりすること等ができる。
本実装機1において、作業者によって作業開始スイッチ104がON操作されたこと等の予め定められた作業開始条件が成立した場合には作業開始指令が出力される。作業開始指令により、作業前処理が行われ、作業前処理が行われた後に、リード線切断作業等が行われる。また、作業停止スイッチ106がON操作されたこと等の予め定められた作業停止条件が成立した場合に作業停止指令が出力される。作業停止指令によりリード線切断作業が停止させられ、作業後処理が行われる。また、リセットスイッチ108は、予め定められた情報を消去する場合に操作されるスイッチである。
作業前処理は、メイン制御装置100において、図21のフローチャートで表される作業前処理プログラムの実行により行われる。ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)において、作業開始指令が出されたか否かが判定される。判定がYESである場合には、S2において、メイン制御装置100においてリード線切断作業等に必要な情報が取得される。例えば、ユニット26の各々の固定刃保持部材48に貼り付けられた2DコードCがそれぞれカメラ25によって撮像されて、撮像画像に基づいて、それぞれ、識別情報である固定刃ID、貫通孔情報、切断能力情報、相対位置情報が取得されて、記憶部100mに記憶される。また、ユニット26の各々のタグ92に記録された情報がタグ情報制御部94を介して取得されて、記憶部100mに記憶される。S3において、ユニット26の各々において、基準マーク63が撮像されて、基準マーク63のx方向、y方向の位置がそれぞれ特定される。そして、S4において、ユニット26の選択が行われ、S5において、切断チェックが行われ、S6において、固定刃寿命チェックが行われ、S7において、はみ出しチェックが行われる。
S4のユニット26の選択の一例を、図22のフローチャートで表す。
S11において、対象リード部品Pの各々の対象リード線情報からリード線PLの本数、断面形状、端部間の長さ、配列、ピッチ等が抽出され(以下、記憶部100mに記憶された情報から一部の情報を読み取って、確認することを、抽出すると称する場合がある)、S12において、複数のユニット26の固定刃保持部材48の各々についての貫通孔情報等が抽出され、S13において、これらをそれぞれ比較することにより、対象リード部品Pの各々について、複数のユニット26のうち、対象リード線PLが挿入可能な貫通孔60を備えたユニット26がそれぞれ選択される、例えば、図3Aのリード部品Paについては、ユニット26aが選択され、図3Bに示すリード部品Pbについては、ユニット26bが選択される。
S5の切断チェックの一例を、図23のフローチャートで表す。
S15において、対象リード部品Pの各々の対象リード線情報から対象リード線PLの本数、材質、断面形状、切断長さGが抽出され、対象リード線PLの本数、断面形状等に基づいて、複数の対象リード線PLの断面積の合計Spが算出される。S16において、対象リード部品Pの各々についてそれぞれ選択されたユニット26の固定刃保持部材48の切断能力情報が抽出される。S17において、算出された対象リード線PLの断面積の合計Spが、対象リード線PLの材質で決まる切断可能断面積Spthより大きいか否かが判定される。また、S18において、切断長さGが切断可能長さGthより長いか否かが判定される。S17,18のうちいずれか一方の判定がYESである場合には、S19において、実装機1のリード線切断作業を禁止し、ディスプレイ102に、情報「作業禁止」120を表示させる。本実施例においては、リード線切断作業の開始が禁止されることになる。
S6の固定刃寿命チェックの一例を図24のフローチャートで表す。
S21において、複数のユニット26の各々の固定刃保持部材48の固定刃IDに基づいて1つ以上の固定刃の使用回数Cfが抽出され、S22において、固定刃交換要使用回数Cfthが抽出される。そして、S23において、使用回数Cfが固定刃交換要使用回数Cfth以上であるか否かが判定される。判定がYESである場合には、ディスプレイ102に情報「固定刃交換要」124が表示される。この場合には、作業の開始は許可される。
本実施例においては、上述のように、S2において、すなわち、作業開始指令が出力される毎に2DコードCが撮像されて、固定刃IDが取得されるため、固定刃IDに対応して記憶された使用回数Cfが固定刃交換要使用回数Cfth以上である場合には、情報「固定刃交換要」124が表示される。そして、作業停止後に、固定刃保持部材48が交換された場合には、2DコードCが変わり、固定刃IDが変わるため、変更後の固定刃IDに対応づけて記憶されている使用回数Cfが固定刃交換要使用回数Cfthより少ない場合には、情報「固定刃交換要」124は表示されない。換言すれば、固定刃46の使用回数Cfが固定刃交換要使用回数Cfth以上である場合には、固定刃保持部材48が交換されない限り、作業開始指令が出される毎に、情報「固定刃交換要」124が表示されるのであり、リセットスイッチ108の操作が行われても、情報「固定刃交換要」124が消去されることがない。
S7のはみ出しチェックの一例を図25のルーチンで示す。
S31において、対象リード部品Pの各々について対象リード部品情報が抽出され、S32において、対象リード部品Pについて選択されたユニット26のユニット情報が抽出され、S33において、これら対象リード部品情報とユニット情報とに基づいて対象リード部品Pのはみ出し量Δxが取得される。対象リード部品Pは、対象リード線PLが固定刃46に当接する位置で位置決めされるため、対象リード部品Pの部品本体PHの対象リード線PLの中心点と第1端面FPaとの距離xa1、リード線PLの直径φpa、貫通孔60aの幅wu、貫通孔60aの中心点とユニット本体36の第2側面Fsaとの距離xh2等から、図9Bに示すように、はみ出し量Δxを取得することができる。なお、リード線PLの直径φpaが非常に小さい場合には、項(φpa/2)は0とみなすこともできる。
Δx=x1a+wu・2−xh2a−φpa/2
そして、S34において、はみ出し量Δxが、0より大きいか否かが判定される。判定がYESである場合には、はみ出し量Δxが何スロット分であるかが取得される。S35,36において、はみ出し量Δxが1スロット分(xth1)以下であるか否か、2スロット分(xth2)以下であるか否かが判定される。S35の判定がYESである場合には、S37において、はみ出し量Δxが1スロット分であると判定され、S35の判定がNO,S36の判定がYESである場合には、S38において、はみ出し量Δxが2スロット分であると判定され、S35,36の判定がNOである場合には、S39において、はみ出し量Δxが3スロット分以上であると判定される。
次に、S40において、対象リード部品と干渉するユニットが存在するか否かが判定される。すなわち、ユニット保持部材28において、対象リード部品Pがはみ出す側に、1つ以上のユニットが取り付けられているか否かが判定される。判定がYESである場合には、S41において、作業が禁止される。ディスプレイ102に、情報「作業禁止」120が表示されるとともに、情報「nスロットル分はみ出し」122が表示される。
以上の作業前処理が行われた後、実装機1のリード線切断作業が行われるが、リード線切断作業において、図26のフローチャートで表される位置決めプログラム等が実行される。
S51において、対象リード部品Pについてリード線切断指令が出されたか否かが判定される。判定がYESである場合には、S52において、対象リード部品Pについて選択されたユニット26の固定刃保持部材48の相対位置情報が抽出され、S53において、S3において特定された基準マーク63の位置と相対位置情報とに基づいて、貫通孔60の基準線、基準点の位置が特定される。S54において、特定された貫通孔60の基準線、基準点の位置に基づいて作業ヘッド移動装置22が制御される。それにより、作業ヘッド20が移動させられ、チャック24によって保持された対象リード部品Pがユニット26まで搬送されて、対象リード線PLが貫通孔60のほぼ中心に挿入され、その後、固定刃46に当たる位置まで水平方向に移動させられる。それにより、対象リード線PLと固定刃46との位置決めが行われる。その後、可動刃保持部材52が回動させられ、固定刃46と可動刃50とによって対象リード線PLが切断される。
その後、作業ヘッド20が移動させられ、対象リード部品Pは、基板Sに搬送されて、ユニット26において切断された対象リード線PLは、基板Sに形成された複数の貫通孔のうちの予め定められたものに挿入される。それによって、基板Sに装着される。
なお、S53の実行は、作業前処理のS3の次において実行され、特定された貫通孔60の各々の基準線、基準点の位置は、記憶部100mに記憶されるようにすることもできる。
また、実装機1の作業の開始後には、1つ以上の固定刃46、可動刃50の使用回数がカウントされ、履歴情報が更新される。1つ以上の固定刃46、可動刃50は、リード線の切断作業により摩耗させられる。そのため、切断回数(使用回数)が増えると、摩耗量が多くなり、交換が必要になる。なお、本実施例においては、1つ以上の固定刃46は、同様に使用されるため、使用回数は同じであるため、以下、1つ以上の固定刃46の使用回数を単に固定刃46の使用回数と称する場合がある。
メイン制御装置100においては、複数のユニット26の各々について、図27のフローチャートで表される固定刃履歴管理プログラムが実行される。S61において、作業停止指令が出力されたか否かが判定される。判定がNOである場合には、S62において、ユニット26から供給された切断情報を受信したか否かが判定される。判定がYESである場合には、S63において、固定刃IDに対応付けて記憶されている固定刃の使用回数Cfのカウント値が1増加させられ、S64において、固定刃交換要使用回数Cfthと比較される。固定刃46の使用回数Cfが交換要使用回数Cfthより少ない間、S64の判定がNOとなり、S61〜64が繰り返し実行される。そして、使用回数が交換要使用回数以上になった場合には、S64の判定がYESとなり、S65において、情報「固定刃交換要」124がディスプレイ102に表示される。また、作業停止指令が出された場合には、S61の判定がYESとなり、S66において、その時点の使用回数Cfが、固定刃IDと対応付けて記憶される。
可動刃50の履歴管理は、複数のユニット26の各々について、図28のフローチャートで表される可動刃履歴情報管理プログラムの実行により行われる。可動刃履歴情報管理プログラムにおいて固定刃履歴情報管理プログラムと実行内容が同じステップについては同じステップ番号を付して説明を省略する。
切断情報が受信された場合には、S71において、ユニットIDと対応づけて記憶されている可動刃50の使用回数Cmのカウント値がカウントアップされる。そして、S72において、タグ情報制御部94に、タグ92に記録された情報を書き換えて、可動刃50の使用回数を1増加させる指令を出力する。タグ92に記録された可動刃50の使用回数はタグ情報制御部94によって1増加させられる。S73において、可動刃50の使用回数が可動刃交換要使用回数Cmth以上であるか否かが判定される。判定がYESである場合には、S74において、ディスプレイ102に、情報「可動刃交換要」126とともに、情報「使用回数n回」128が表示される。
なお、情報「可動刃交換要」126、情報「使用回数:n回」128が表示されている状態で、作業者によって可動刃50の交換が行われ、リセットスイッチ108の操作が行われた場合には、可動刃50の使用回数が0にリセットされ、メイン制御装置100からタグ情報制御部94に、タグ92に記録された情報を書き換えて、使用回数を0にリセットする指令が出される。それにより、タグ92に記録された使用回数が0に書き換えられる。
以上のように、本実施例においては、固定刃保持部材48に2DコードCが付され、2DコードCがカメラ25によって撮像されて、撮像画像に基づいて2DコードCに記録された情報が取得されて、メイン制御装置100の記憶部100mに記憶される。そのため、作業者は、固定刃保持部材48を交換する毎に、固定刃保持部材48に関する情報をメイン制御装置100に入力する必要がなくなるという利点がある。また、交換後の固定刃保持部材48の情報を容易にメイン制御装置100に供給することができ、それにより、リード線切断作業の効率化を図ることができる。
また、2DコードCにはユニット26の切断能力情報が含まれるため、対象リード部品の対象リード線がユニット26によって切断可能であるか否かを、切断作業前に判定することができる。そして、対象リード線を良好に切断することができないと判定された場合には、情報「作業禁止」120が表示されるため、対象リード線の切損じを未然に防止することができ、作業性を向上させることができる。
さらに、2DコードCには固定刃IDが含まれるため、固定刃保持部材48の各々のメンテナンス等を個別に管理することができる。例えば、固定刃保持部材48の各々について固定刃46の使用回数が個別に管理され、固定刃交換要使用回数に達したか否かが個別に判定されるため、個別に固定刃交換要使用回数に達したか否かを判定することができる。また、情報「固定刃交換要」124は、固定刃保持部材48が交換されない間、表示される。換言すれば、リセットスイッチ108の操作によっては消えないため、情報「固定刃交換要」124をより確実に作業者に伝達することができる。
また、基準マーク63が固定刃保持部材48に設けられるため、基準マーク63と貫通孔60の基準点や基準線との相対位置のバラツキを小さくすることができる。その結果、対象リード線PLを貫通孔60に良好に挿入することが可能となり、対象リード線PLと固定刃46との位置決め精度の向上を図ることが可能となる。
さらに、メイン制御装置100において、リード部品のはみ出しチェックが行われるため、はみ出しチェックを作業者が行う必要がないという利点がある。また、対象リード部品がユニット26からはみ出し、かつ、はみ出す側にユニットが存在する場合には、作業の開始が禁止される。そのため、作業者が、ユニット26のユニット保持部材28に対する取付け位置を変更等することができ、リード部品とユニット26に隣接するユニット等との干渉を事前に防止することが可能となり、対象リード部品の破損を防止し、作業性の向上を図ることができる。
以上のように、本実施例においては、メイン制御装置100のS5を記憶する部分、実行する部分等により切断判定部が構成され、S4を記憶する部分、実行する部分等によりユニット選択部が構成され、S6を記憶する部分、実行する部分および図27の固定刃履歴管理プログラムを記憶する部分、実行する部分等により切刃管理部が構成される。また、切断判定部のうちのS19を記憶する部分、実行する部分等により作業禁止部が構成される。さらに、切刃管理部のうちS63を記憶する部分、実行する部分等により固定刃使用回数カウンタが構成され、記憶部100mの図14の履歴情報を記憶する部分等により固定刃使用回数記憶部が構成される。また、S24,65を記憶する部分、実行する部分等により固定刃交換要報知部が構成される。さらに、メイン制御装置100のS2を記憶する部分、実行する部分のうち固定刃IDを取得する部分等により情報取得部、識別情報取得部が構成される。また、メイン制御装置100のS71を記憶する部分、実行する部分等により可動刃使用回数カウンタが構成され、S74を記憶する部分、実行する部分等により可動刃交換要報知部が構成され、S72を記憶する部分、実行する部分、タグ情報制御部94等により記録制御部が構成される。なお、切断可能断面積情報は材質別切断可能断面積情報でもある。
メイン制御装置100のS7を記憶する部分、実行する部分等によりはみ出しチェック部が構成され、そのうちの、S33,35,36を記憶する部分、実行する部分等によるはみ出し量取得部が構成され、S41を記憶する部分、実行する部分等により作業禁止部、はみ出し報知部としてのはみ出し量報知部が構成される。リード部品外形情報は、部品側相対位置情報と相対的な向きに関する情報とを含み、リード部品外形情報が対象リード部品情報に対応する。また、ユニット外形情報としてのユニット側相対位置情報はユニット情報に対応する。
メイン制御装置100の図26のフローチャートで表されるリード線位置決めプログラムのS3,53を記憶する部分、実行する部分等により位置取得部が構成され、S54を記憶する部分、実行する部分等により搬送制御部が構成され、S2を記憶する部分、実行する部分等により相対位置情報取得部が構成される。また、部品挿入装置16がリード部品搬送装置に対応し、記憶部100mがメイン記憶部に対応する。
なお、2DコードCに記録される情報は、上記実施例におけるそれに限らない。例えば、固定刃交換要使用回数Cfthを記録させることもできる。また、2DコードCは、記録された情報が変更される毎に貼りかえることも可能である。
さらに、基準マーク63と1つ以上の貫通孔60基準点や基準線の各々との相対位置情報は、メイン制御装置100の記憶部100mに、固定刃IDと対応付けて記憶させておくこともできる。また、基準マーク63は複数設けることもできる。さらに、基準マークの形状は円形の点状に限定されない。例えば、多角形状としたり、枠状としたり、線状としたりすること等ができる。また、基準マーク63は、開口部としたり、凸部としたりすること等もできる。
さらに、作業情報等は、メイン制御装置100の外部に設けられた記憶部に記憶させることもできる。その場合には、その記憶部も実装機1の構成要素となる。
また、交換要使用回数は、固定刃46、可動刃50によって切断されたリード線の材質によって異なる回数とすることもできる。さらに、切断したリード線の材質が銅である場合には、2回切断される毎に、使用回数が1増加させられ、鉄やステンレスである場合には1回切断される毎に使用回数が1増加させられるようにすることもできる。また、1つ以上の固定刃46が同様に使用されない場合、例えば、対象リード部品Pの対象リード線PLの本数や取付け位置等に起因して、1つ以上の固定刃46のうちの一部の固定刃46のみが使用されることがある場合等には、1つ以上の固定刃46の使用回数が個別にカウントされるようにすることもできる。
さらに、ディスプレイ102の表示は問わない。また、情報120〜128等を報知する報知装置はディスプレイに限らず、音声やブザー等を出力する装置としたり、ランプを点滅させる装置としたりすること等ができる。さらに、S41において、はみ出し量を報知することは不可欠ではなく、はみ出す旨を報知するだけでもよい。
また、固定刃保持部材48に貫通孔を設け、貫通孔の縁を固定刃とすることは不可欠ではない。固定刃保持部材の縁部を固定刃とすることもできる。さらに、可動刃保持部材52がユニット26の上面に表出している場合には、可動刃保持部材52に情報記録部として2Dコードを設けることもできる。また、固定刃保持部材48と可動刃保持部材52との両方に、それぞれ、2Dコードを設けることもできる。
さらに、作業前処理として、可動刃寿命チェックが行われるようにすることもできる。その場合には、図24のフローチャートで表される固定刃寿命チェックと同様の実行が行われるようにすることができる。可動刃履歴情報は、タグ92に記録されたユニットIDに対応付けて記憶された可動刃50の使用回数が抽出されることになる。
また、上記実施例においては、可動刃50の使用回数が増加する毎に、タグ92に記録された情報が書き換えられるようにされていたが、停止指令が出力された場合に、タグ92に記録された可動刃50の使用回数が書き換えられるようにすることもできる。さらに、ユニット26の構造は上記実施例におけるそれに限らない等、その他、本開示は、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の形態で実施することができる。
18:リード線切断装置 24:チャック 22:作業ヘッド移動装置 25:カメラ 26:リード線切断ユニット 40:リード線切断機構 46:固定刃 48:固定刃保持部材 50:可動刃 52:可動刃保持部材 54:駆動装置 60:貫通孔 62:ラベル 64:アーム部 65:可動部材 68:シリンダ 70:傾斜部材 76:切断スイッチ 90:制御基板 92:タグ 100:メイン制御装置 100m:記憶部 102:ディスプレイ 104:作業開始スイッチ 106:作業停止スイッチ

Claims (6)

  1. 複数のリード線を有する部品であるリード部品の前記リード線を複数の切刃の相対移動によって切断するリード線切断ユニットを備え、前記リード線切断ユニットにより前記複数のリード線が切断された前記リード部品を回路基板に装着する実装機であって、
    前記リード部品の外形に関する情報であるリード部品外形情報と前記リード線切断ユニットの外形に関する情報であるユニット外形情報とに基づいて、前記リード部品が前記リード線切断ユニットからはみ出すか否かをチェックするはみ出しチェック部を含む実装機。
  2. 前記リード部品が、前記複数のリード線を保持する部品本体を含み、
    前記複数のリード線が、前記部品本体の第1端部と第2端部との間に設けられ、
    前記リード部品外形情報が、前記部品本体の前記第1端部および前記第2端部と前記複数のリード線のうちの1つ以上の基準点の各々との相対位置を表す部品側相対位置情報を含み、
    前記ユニット外形情報が、前記リード線切断ユニットの本体であるユニット本体の第1側面および第2側面と、前記複数の切刃のうちの少なくとも1つとの相対位置を表すユニット側相対位置情報を含む請求項1に記載の実装機。
  3. 前記複数の切刃が、1つ以上の固定刃と1つ以上の可動刃とを含み、
    前記リード線切断ユニットが、前記1つ以上の固定刃を保持する固定刃保持部材を含み、
    前記固定刃保持部材が、縁の少なくとも一部が固定刃とされた少なくとも1つの貫通孔を有し、
    前記部品側相対位置情報が、前記部品本体の前記第1端部および前記第2端部の各々と、前記1つ以上の前記リード線の基準点の各々との距離を表す情報を含み、
    前記ユニット側相対位置情報が、前記ユニット本体の前記第1側面および前記第2側面の各々と、前記固定刃保持部材に設けられた前記少なくとも1つの貫通孔のうちの1つ以上の基準点または基準線の各々との距離を表す情報を含み、
    前記はみ出しチェック部が、前記ユニット側相対位置情報と前記部品側相対位置情報とに基づいて、前記リード部品が前記リード線切断ユニットからはみ出すか否かを判定するものである請求項2に記載の実装機。
  4. 前記はみ出しチェック部が、(i)前記リード部品の前記リード線切断ユニットからのはみ出し量を取得するはみ出し量取得部と、(ii)そのはみ出し量取得部によって取得された前記はみ出し量が0より大きい場合に、前記リード部品の前記リード線切断ユニットからのはみ出しを報知するはみ出し報知部とを含む請求項3に記載の実装機。
  5. 前記部品側相対位置情報が、さらに、前記リード部品が前記リード線切断ユニットによって前記複数のリード線が切断される場合の、前記リード部品の前記ユニット本体に対する向きに関する情報を含む請求項2ないし4のいずれか1つに記載の実装機。
  6. 当該実装機が、前記リード線切断ユニットを含む複数のユニットを並べて保持可能なユニット保持部材と、
    前記はみ出しチェック部により、前記リード部品が前記リード線切断ユニットからはみ出すと判定された場合において、前記ユニット保持部材に、前記リード線切断ユニットに隣接して別のユニットが保持されている場合には、当該実装機の作業を禁止する作業禁止部とを含む請求項1ないし5のいずれか1つに記載の実装機。
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