JPWO2019217803A5 - - Google Patents

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本明細書に記載される様々な態様は、本明細書に記載される改変ヒト宿主細胞を対象に投与することを含む、対象において腫瘍のサイズを縮小させるか、または腫瘍の増殖の速度を低下させる方法を提供する。
[本発明1001]
(a)栄養要求性誘導座位の断片に相同な、または該栄養要求性誘導座位の相補体に相同な、1種または複数種のヌクレオチド配列、および
(b)任意で発現制御配列に連結された、治療的因子をコードする導入遺伝子
を含むドナーテンプレート。
[本発明1002]
一本鎖である、本発明1001のドナーテンプレート。
[本発明1003]
二本鎖である、本発明1001のドナーテンプレート。
[本発明1004]
プラスミドまたはDNA断片またはベクターである、本発明1001のドナーテンプレート。
[本発明1005]
複製に必要なエレメントを含み、任意でプロモーターおよび3’UTRを含むプラスミドである、本発明1004のドナーテンプレート。
[本発明1006]
(a)前記栄養要求性誘導座位の断片に相同な、または前記栄養要求性誘導座位の相補体に相同な、1種または複数種のヌクレオチド配列、および
(b)治療的因子をコードする導入遺伝子
を含むベクター。
[本発明1007]
ウイルスベクターである、本発明1006のベクター。
[本発明1008]
レトロウイルス、レンチウイルス、アデノウイルス、アデノ随伴ウイルス、および単純ヘルペスウイルスのベクターからなる群より選択される、本発明1007のウイルスベクター。
[本発明1009]
前記ウイルスベクターの複製に必要な遺伝子をさらに含む、本発明1007のウイルスベクター。
[本発明1010]
前記導入遺伝子の両側に、前記栄養要求性誘導座位の断片またはその相補体に相同なヌクレオチド配列が隣接している、先行本発明のいずれかのドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1011]
前記栄養要求性誘導座位が、栄養要求性因子の合成、再利用またはサルベージに関与するタンパク質をコードする遺伝子である、先行本発明のいずれかのドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1012]
前記栄養要求性誘導座位が、表1の遺伝子内または表1の遺伝子の発現を制御する領域内にある、先行本発明のいずれかのドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1013]
前記栄養要求性誘導座位が、ウリジン一リン酸合成酵素をコードする遺伝子内にある、先行本発明のいずれかのドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1014]
前記栄養要求性誘導座位が、ホロカルボキシラーゼ合成酵素をコードする遺伝子内にある、先行本発明のいずれかのドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1015]
前記栄養要求性誘導座位の断片に相同な前記ヌクレオチド配列が、前記栄養要求性誘導座位の少なくとも200個の連続したヌクレオチドと98%同一である、先行本発明のいずれかのドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1016]
前記栄養要求性誘導座位の断片に相同な前記ヌクレオチド配列が、ヒトウリジン一リン酸合成酵素またはホロカルボキシラーゼ合成酵素または表1の遺伝子のいずれかの少なくとも200個の連続したヌクレオチドと98%同一である、先行本発明のいずれかのドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1017]
前記導入遺伝子に機能的に連結された発現制御配列をさらに含む、先行本発明のいずれかのドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1018]
前記発現制御配列が組織特異的発現制御配列である、本発明1017のドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1019]
前記発現制御配列がプロモーターまたはエンハンサーである、本発明1017のドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1020]
前記発現制御配列が誘導性プロモーターである、本発明1017のドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1021]
前記発現制御配列が構成的プロモーターである、本発明1017のドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1022]
前記発現制御配列が転写後調節配列である、本発明1017のドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1023]
前記発現制御配列がマイクロRNAである、本発明1017のドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1024]
マーカー遺伝子をさらに含む、先行本発明のいずれかのドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1025]
前記マーカー遺伝子が、NGFRもしくはEGFRの少なくとも断片、CD20もしくはCD19の少なくとも断片、Myc、HA、FLAG、GFP、または抗生物質抵抗性遺伝子を含む、本発明1024のドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1026]
前記導入遺伝子が、ホルモン、サイトカイン、ケモカイン、インターフェロン、インターロイキン、インターロイキン結合タンパク質、酵素、抗体、Fc融合タンパク質、増殖因子、転写因子、血液因子、ワクチン、構造タンパク質、リガンドタンパク質、受容体、細胞表面抗原、受容体アンタゴニスト、および共刺激因子、構造タンパク質、細胞表面抗原、イオンチャネル、エピジェネティック修飾因子、またはRNA編集タンパク質からなる群より選択される、先行本発明のいずれかのドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1027]
前記導入遺伝子がT細胞抗原受容体をコードする、先行本発明のいずれかのドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1028]
前記導入遺伝子がRNA、任意で調節性マイクロRNAをコードする、先行本発明のいずれかのドナーテンプレートまたはベクター。
[本発明1029]
(a)cas9タンパク質、および
(b)栄養要求性誘導座位に対して特異的なガイドRNA
を含む、栄養要求性誘導座位に導入遺伝子の組み込みをターゲティングするためのヌクレアーゼシステム。
[本発明1030]
栄養要求性誘導座位に対して特異的なメガヌクレアーゼを含む、該栄養要求性誘導座位に導入遺伝子の組み込みをターゲティングするためのヌクレアーゼシステム。
[本発明1031]
前記メガヌクレアーゼがZFNまたはTALENである、本発明1027のヌクレアーゼシステム。
[本発明1032]
本発明1001~1028のいずれかのドナーテンプレートまたはベクターをさらに含む、本発明1029~1031のいずれかのヌクレアーゼシステム。
[本発明1033]
栄養要求性誘導座位に組み込まれた治療的因子をコードする導入遺伝子を含む、エクスビボの改変宿主細胞であって、該改変宿主細胞が栄養要求性因子について栄養要求性であり、かつ該治療的因子を発現することができる、改変宿主細胞。
[本発明1034]
哺乳動物細胞である、本発明1033の改変宿主細胞。
[本発明1035]
ヒト細胞である、本発明1033の改変宿主細胞。
[本発明1036]
胚性幹細胞、幹細胞、前駆細胞、多能性幹細胞、人工多能性幹(iPS)細胞、体性幹細胞、分化細胞、間葉系幹細胞、神経幹細胞、造血幹細胞もしくは造血前駆細胞、脂肪幹細胞、ケラチノサイト、骨格幹細胞、筋肉幹細胞、線維芽細胞、NK細胞、B細胞、T細胞、および末梢血単核球(PBMC)からなる群より選択される、本発明1033の改変宿主細胞。
[本発明1037]
前記改変宿主細胞を用いて治療される対象からの細胞に由来する、本発明1033の改変宿主細胞。
[本発明1038]
改変された哺乳動物宿主細胞を作製する方法であって、
(a)前記栄養要求性誘導座位のDNAを標的としかつ開裂させる1種もしくは複数種のヌクレアーゼシステム、または該1種もしくは複数種のヌクレアーゼシステムの1種もしくは複数種の構成成分をコードする核酸を該哺乳動物宿主細胞に導入すること、および
(b)本発明1001~1028のいずれかのドナーテンプレートまたはベクター
を含む、前記方法。
[本発明1039]
第2のゲノム遺伝子座のDNAを標的としかつ開裂させるための、第2のヌクレアーゼもしくは第2のガイドRNA、または該第2のヌクレアーゼもしくは第2のガイドRNAをコードする核酸、および任意で、
(b)第2のドナーテンプレートまたはベクター
を導入することをさらに含む、本発明1038の方法。
[本発明1040]
エクスビボで、哺乳動物細胞の栄養要求性誘導座位に導入遺伝子の組み込みをターゲティングする方法であって、本発明1001~1028のいずれかのドナーテンプレートまたはベクターおよびヌクレアーゼと該哺乳動物細胞を接触させることを含む、前記方法。
[本発明1041]
前記ヌクレアーゼがZFNである、本発明1038~1040のいずれかの方法。
[本発明1042]
前記ヌクレアーゼがTALENである、本発明1038~1040のいずれかの方法。
[本発明1043]
改変された哺乳動物宿主細胞を作製する方法であって、
(a)Cas9ポリペプチドまたは該Cas9ポリペプチドをコードする核酸、
(b)栄養要求性誘導座位に特異的なガイドRNA、または該ガイドRNAをコードする核酸、および
(c)本発明1001~1028のいずれかのドナーテンプレートまたはベクター
を該哺乳動物宿主細胞に導入することを含む、前記方法。
[本発明1044]
(a)第2の栄養要求性誘導座位に特異的な第2のガイドRNA、または該ガイドRNAをコードする核酸、および任意で、
(b)第2のドナーテンプレートまたはベクター
を前記哺乳動物宿主細胞に導入することをさらに含む、本発明1042の方法。
[本発明1045]
エクスビボで、哺乳動物細胞の栄養要求性誘導座位に導入遺伝子の組み込みをターゲティングする方法であって、本発明1001~1028のいずれかのドナーテンプレートまたはベクター、Cas9ポリペプチド、およびガイドRNAと該哺乳動物細胞を接触させることを含む、前記方法。
[本発明1046]
前記ガイドRNAがキメラRNAである、本発明1043~1045のいずれかの方法。
[本発明1047]
前記ガイドRNAが2つのハイブリダイズしたRNAを含む、本発明1043~1045のいずれかの方法。
[本発明1048]
前記栄養要求性誘導座位内に1つまたは複数の一本鎖切断を生じさせることをさらに含む、本発明1038~1045のいずれかの方法。
[本発明1049]
前記栄養要求性誘導座位内に二本鎖切断を生じさせることをさらに含む、本発明1038~1045のいずれかの方法。
[本発明1050]
前記栄養要求性誘導座位が、前記ドナーテンプレートまたはベクターを使用する相同組換えによって改変される、本発明1038~1049のいずれかの方法。
[本発明1051]
工程(a)および(b)が、前記細胞の拡大、および任意で、前記細胞の培養の前または後に行われる、本発明1038~1049のいずれかの方法。
[本発明1052]
(c)前記栄養要求性誘導座位に組み込まれた前記導入遺伝子を含む細胞を選択することをさらに含む、本発明1051の方法。
[本発明1053]
前記選択することが、
(i)生存するために前記栄養要求性因子を必要とする細胞を選択すること;および任意で、
(ii)前記栄養要求性誘導座位に組み込まれた前記導入遺伝子を含む細胞を選択すること
を含む、本発明1052の方法。
[本発明1054]
前記栄養要求性誘導座位がウリジン一リン酸合成酵素をコードする遺伝子であり、前記細胞が、5-FOAと接触させることにより選択される、本発明1052の方法。
[本発明1055]
本発明1001~1028のいずれかのドナーテンプレートもしくはベクターまたは本発明1029~1032のいずれかのヌクレアーゼシステム、および滅菌水または薬学的に許容される賦形剤を含む、無菌組成物。
[本発明1056]
本発明1033~1037のいずれかの改変された哺乳動物宿主細胞および滅菌水または薬学的に許容される賦形剤を含む、無菌組成物。
[本発明1057]
先行本発明のいずれかのドナーテンプレートもしくはベクターもしくはヌクレアーゼシステムもしくは改変宿主細胞、またはこれらの組み合わせを、任意で容器またはバイアルとともに含む、キット。
[本発明1058]
対象において治療的因子を発現させる方法であって、
(a)本発明1033~1037のいずれかの改変宿主細胞を投与すること;
(b)任意で、改変細胞が生着するのを可能にするために、前処置レジメを施すこと;および
(c)前記栄養要求性因子を投与すること
を含む、前記方法。
[本発明1059]
前記改変宿主細胞および栄養要求性因子を投与することが同時に行われる、本発明1058の方法。
[本発明1060]
前記改変宿主細胞および栄養要求性因子を投与することが連続して行われる、本発明1058の方法。
[本発明1061]
前記治療的因子の発現を促進するのに十分な期間にわたって、前記栄養要求性因子の投与を定期的に続けることをさらに含む、本発明1058の方法。
[本発明1062]
前記治療的因子の発現を低下させるために、前記栄養要求性因子を投与する速度を低下させることをさらに含む、本発明1058の方法。
[本発明1063]
前記治療的因子の発現を増大させるために、前記栄養要求性因子の投与を増加させることをさらに含む、本発明1058の方法。
[本発明1064]
前記改変宿主細胞の増殖阻害または死をもたらす状態を引き起こすために、前記栄養要求性因子の投与を中止することをさらに含む、本発明1058の方法。
[本発明1065]
前記改変宿主細胞の増殖阻害をもたらす状態を引き起こすために、前記栄養要求性因子の投与を一時的に中断することをさらに含む、本発明1058の方法。
[本発明1066]
対象において治療効果を発揮するのに十分な期間にわたって、前記栄養要求性因子の投与を続けることをさらに含む、本発明1058の方法。
[本発明1067]
前記改変宿主細胞が再生性である、本発明1058の方法。
[本発明1068]
前記改変宿主細胞の投与が局所的送達を含む、本発明1058の方法。
[本発明1069]
前記栄養要求性因子の投与が全身送達を含む、本発明1058の方法。
[本発明1070]
改変前に、治療される対象から前記宿主細胞を得ることをさらに含む、先行本発明のいずれかの方法。
[本発明1071]
疾患、障害、または状態を有する対象を治療する方法であって、治療量の前記治療的因子の発現をもたらすのに十分である量で、(a)前記改変宿主細胞および(b)前記栄養要求性因子を該対象に投与することを含む、前記方法。
[本発明1072]
前記疾患、前記障害、または前記状態が、癌、パーキンソン病、移植片対宿主病(GvHD)、自己免疫性状態、過剰増殖性の障害または状態、悪性形質転換、肝臓の状態、遺伝性遺伝子欠陥を含めた遺伝的状態、若年型糖尿病、および眼の区画の状態からなる群より選択される、本発明1067の方法。
[本発明1073]
前記疾患、前記障害、または前記状態が、筋肉系、骨格系、循環系、神経系、リンパ系、呼吸器系、内分泌系、消化器系、排出系、および生殖器系からなる群より選択される、体の少なくとも1つの系に影響を及ぼす、本発明1067の方法。
[本発明1074]
疾患、障害、または状態の治療のための、本発明1033~1037のいずれかの改変宿主細胞の使用。
[本発明1075]
ヒトへの投与で使用するための、または疾患、障害、もしくは状態の治療で使用するための、本発明1033~1037のいずれかの改変宿主細胞。
[本発明1076]
本発明1033~1037のいずれかの改変ヒト宿主細胞が与えられたヒトへの投与で使用するための栄養要求性因子。
[本発明1077]
その必要のある対象において、疾患または障害を緩和または治療する方法であって、
(a)栄養要求性誘導座位に組み込まれたタンパク質をコードする導入遺伝子を含む改変宿主細胞を含む組成物であって、該改変宿主細胞が栄養要求性因子について栄養要求性である、組成物;および
(b)該タンパク質の治療的発現をもたらすのに十分である量の該栄養要求性因子
を該対象に投与することを含む、前記方法。
[本発明1078]
前記栄養要求性誘導座位が、ウリジン一リン酸合成酵素(UMPS)をコードする遺伝子内にある、本発明1077の方法。
[本発明1079]
前記栄養要求性因子がウリジンである、本発明1078の方法。
[本発明1080]
前記栄養要求性誘導座位が、ホロカルボキシラーゼ合成酵素(HLCS)をコードする遺伝子内にある、本発明1077の方法。
[本発明1081]
前記栄養要求性因子がビオチンである、本発明1080の方法。
[本発明1082]
前記タンパク質が酵素である、本発明1077の方法。
[本発明1083]
前記タンパク質が抗体である、本発明1077の方法。
[本発明1084]
前記改変宿主細胞が、胚性幹細胞、幹細胞、前駆細胞、多能性幹細胞、人工多能性幹(iPS)細胞、体性幹細胞、分化細胞、間葉系幹細胞、神経幹細胞、造血幹細胞もしくは造血前駆細胞、脂肪幹細胞、ケラチノサイト、骨格幹細胞、筋肉幹細胞、線維芽細胞、NK細胞、B細胞、T細胞、または末梢血単核球(PBMC)である、本発明1077の方法。
[本発明1085]
前記改変宿主細胞が哺乳動物細胞である、本発明1077の方法。
[本発明1086]
前記哺乳動物細胞がヒト細胞である、本発明1085の方法。
[本発明1087]
前記改変宿主細胞が前記改変宿主細胞を用いて治療される前記対象に由来する、本発明1077の方法。
[本発明1088]
前記組成物および前記栄養要求性因子を投与することが同時に行われる、本発明1077の方法。
[本発明1089]
前記組成物および前記栄養要求性因子が連続して投与される、本発明1077の方法。
[本発明1090]
前記組成物が前記栄養要求性因子の前に投与される、本発明1089の方法。
[本発明1091]
前記組成物および前記栄養要求性因子が同時に投与される、本発明1077の方法。
[本発明1092]
前記栄養要求性因子の投与が、前記タンパク質の治療的発現を促進するのに十分な期間にわたって定期的に続けられる、本発明1077の方法。
[本発明1093]
前記タンパク質の発現を低下させるために、前記栄養要求性因子の投与が減らされる、本発明1077の方法。
[本発明1094]
前記タンパク質の発現を増大させるために、前記栄養要求性因子の投与が増やされる、本発明1077の方法。
[本発明1095]
前記栄養要求性因子の投与の中止が、前記改変宿主細胞の増殖阻害または細胞死を誘導する、本発明1077の方法。
[本発明1096]
前記栄養要求性因子の投与が、前記対象において治療効果を発揮するのに十分な期間にわたって続けられる、本発明1077の方法。
[本発明1097]
前記改変宿主細胞が再生性である、本発明1077の方法。
[本発明1098]
前記組成物の投与が局所的送達を含む、本発明1077の方法。
[本発明1099]
前記栄養要求性因子の投与が全身送達を含む、本発明1077の方法。
[本発明1100]
前記疾患がリソソーム蓄積症(LSD)である、本発明1077の方法。
[本発明1101]
前記リソソーム蓄積症(LSD)が、ゴーシェ病(タイプ1/2/3)、MPS2(ハンター)病、ポンペ病、ファブリー病、クラッベ病、低ホスファターゼ症、ニーマン・ピック病タイプA/B、MPS1、MPS3A、MPS3B、MPS3C、MPS3、MPS4、MPS6、MPS7、フェニルケトン尿症、MLD、サンドホフ病、テイ・サックス病、またはバッテン病である、本発明1100の方法。
[本発明1102]
前記酵素が、グルコセレブロシダーゼ、イデュルスルファーゼ、アルグルコシダーゼアルファ、アガルシダーゼアルファ、アガルシダーゼベータ、ガラクトシルセラミダーゼ、アスホターゼアルファ、酸性スフィンゴミエリナーゼ、ラロニダーゼ、ヘパランN-スルファターゼ、アルファ-N-アセチルグルコサミニダーゼ、ヘパラン-α-グルコサミニドN‐アセチルトランスフェラーゼ、N-アセチルグルコサミン6-スルファターゼ、エロスルファーゼアルファ、グラスルフェート、B-グルクロニダーゼ、フェニルアラニンヒドロキシラーゼ、アリールスルファターゼA、ヘキソサミニダーゼ-B、ヘキソサミニダーゼ-A、またはトリペプチジルペプチダーゼ1である、本発明1082の方法。
[本発明1103]
前記疾患が、フリートライヒ運動失調症、遺伝性血管性浮腫、または脊髄性筋萎縮症である、本発明1077の方法。
[本発明1104]
前記タンパク質が、フラタキシン、C1エステラーゼインヒビター、またはSMN1である、本発明1077の方法。
[本発明1105]
対象において腫瘍のサイズを縮小させるか、または腫瘍の増殖の速度を低下させる方法であって、本発明1033~1037のいずれかの改変宿主細胞を該対象に投与することを含む、前記方法。

Claims (89)

  1. (a)栄養要求性誘導座位の断片に相同な、または該栄養要求性誘導座位の相補体に相同な、1種または複数種のヌクレオチド配列、および
    (b)任意で発現制御配列に連結された、治療的因子をコードする導入遺伝子
    を含むドナーテンプレート。
  2. 一本鎖である、請求項1記載のドナーテンプレート。
  3. 二本鎖である、請求項1記載のドナーテンプレート。
  4. プラスミドまたはDNA断片またはベクターである、請求項1記載のドナーテンプレート。
  5. 複製に必要なエレメントを含み、任意でプロモーターおよび3’UTRを含むプラスミドである、請求項4記載のドナーテンプレート。
  6. (a)前記栄養要求性誘導座位の断片に相同な、または前記栄養要求性誘導座位の相補体に相同な、1種または複数種のヌクレオチド配列、および
    (b)治療的因子をコードする導入遺伝子
    を含むベクター。
  7. ウイルスベクターである、請求項6記載のベクター。
  8. レトロウイルス、レンチウイルス、アデノウイルス、アデノ随伴ウイルス、および単純ヘルペスウイルスのベクターからなる群より選択される、請求項7記載のウイルスベクター。
  9. 前記ウイルスベクターの複製に必要な遺伝子をさらに含む、請求項7記載のウイルスベクター。
  10. 前記導入遺伝子の両側に、前記栄養要求性誘導座位の断片またはその相補体に相同なヌクレオチド配列が隣接している、求項1~9のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  11. 前記栄養要求性誘導座位が、栄養要求性因子の合成、再利用またはサルベージに関与するタンパク質をコードする遺伝子である、求項1~10のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  12. 前記栄養要求性誘導座位が、表1の遺伝子内または表1の遺伝子の発現を制御する領域内にある、求項1~11のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  13. 前記栄養要求性誘導座位が、ウリジン一リン酸合成酵素をコードする遺伝子内にある、求項1~12のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  14. 前記栄養要求性誘導座位が、ホロカルボキシラーゼ合成酵素をコードする遺伝子内にある、求項1~13のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  15. 前記栄養要求性誘導座位の断片に相同な前記ヌクレオチド配列が、前記栄養要求性誘導座位の少なくとも200個の連続したヌクレオチドと98%同一である、求項1~14のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  16. 前記栄養要求性誘導座位の断片に相同な前記ヌクレオチド配列が、ヒトウリジン一リン酸合成酵素またはホロカルボキシラーゼ合成酵素または表1の遺伝子のいずれかの少なくとも200個の連続したヌクレオチドと98%同一である、求項1~15のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  17. 前記導入遺伝子に機能的に連結された発現制御配列をさらに含む、求項1~16のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  18. 前記発現制御配列が組織特異的発現制御配列である、請求項17記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  19. 前記発現制御配列がプロモーターまたはエンハンサーである、請求項17記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  20. 前記発現制御配列が誘導性プロモーターである、請求項17記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  21. 前記発現制御配列が構成的プロモーターである、請求項17記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  22. 前記発現制御配列が転写後調節配列である、請求項17記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  23. 前記発現制御配列がマイクロRNAである、請求項17記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  24. マーカー遺伝子をさらに含む、求項1~23のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  25. 前記マーカー遺伝子が、NGFRもしくはEGFRの少なくとも断片、CD20もしくはCD19の少なくとも断片、Myc、HA、FLAG、GFP、または抗生物質抵抗性遺伝子を含む、請求項24記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  26. 前記導入遺伝子が、ホルモン、サイトカイン、ケモカイン、インターフェロン、インターロイキン、インターロイキン結合タンパク質、酵素、抗体、Fc融合タンパク質、増殖因子、転写因子、血液因子、ワクチン、構造タンパク質、リガンドタンパク質、受容体、細胞表面抗原、受容体アンタゴニスト、および共刺激因子、構造タンパク質、細胞表面抗原、イオンチャネル、エピジェネティック修飾因子、またはRNA編集タンパク質からなる群より選択される、請求項1~25のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  27. 前記導入遺伝子がT細胞抗原受容体をコードする、求項1~26のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  28. 前記導入遺伝子がRNA、任意で調節性マイクロRNAをコードする、求項1~27のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクター。
  29. (a)cas9タンパク質、および
    (b)栄養要求性誘導座位に対して特異的なガイドRNA
    を含む、栄養要求性誘導座位に導入遺伝子の組み込みをターゲティングするためのヌクレアーゼシステム。
  30. 栄養要求性誘導座位に対して特異的なメガヌクレアーゼを含む、該栄養要求性誘導座位に導入遺伝子の組み込みをターゲティングするためのヌクレアーゼシステム。
  31. 前記メガヌクレアーゼがZFNまたはTALENである、請求項30記載のヌクレアーゼシステム。
  32. 請求項1~28のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクターをさらに含む、請求項29~31のいずれか一項記載のヌクレアーゼシステム。
  33. 栄養要求性誘導座位に組み込まれた治療的因子をコードする導入遺伝子を含む、エクスビボの改変宿主細胞であって、該改変宿主細胞が栄養要求性因子について栄養要求性であり、かつ該治療的因子を発現することができる、改変宿主細胞。
  34. 哺乳動物細胞である、請求項33記載の改変宿主細胞。
  35. ヒト細胞である、請求項33記載の改変宿主細胞。
  36. 胚性幹細胞、幹細胞、前駆細胞、多能性幹細胞、人工多能性幹(iPS)細胞、体性幹細胞、分化細胞、間葉系幹細胞、神経幹細胞、造血幹細胞もしくは造血前駆細胞、脂肪幹細胞、ケラチノサイト、骨格幹細胞、筋肉幹細胞、線維芽細胞、NK細胞、B細胞、T細胞、および末梢血単核球(PBMC)からなる群より選択される、請求項33記載の改変宿主細胞。
  37. 前記改変宿主細胞を用いて治療される対象からの細胞に由来する、請求項33記載の改変宿主細胞。
  38. 改変された哺乳動物宿主細胞を作製する方法であって、
    (a)前記栄養要求性誘導座位のDNAを標的としかつ開裂させる1種もしくは複数種のヌクレアーゼシステム、または該1種もしくは複数種のヌクレアーゼシステムの1種もしくは複数種の構成成分をコードする核酸を該哺乳動物宿主細胞に導入すること、および
    (b)請求項1~28のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクター
    を含む、前記方法。
  39. 第2のゲノム遺伝子座のDNAを標的としかつ開裂させるための、第2のヌクレアーゼもしくは第2のガイドRNA、または該第2のヌクレアーゼもしくは第2のガイドRNAをコードする核酸、および任意で、
    (b)第2のドナーテンプレートまたはベクター
    を導入することをさらに含む、請求項38記載の方法。
  40. エクスビボで、哺乳動物細胞の栄養要求性誘導座位に導入遺伝子の組み込みをターゲティングする方法であって、請求項1~28のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクターおよびヌクレアーゼと該哺乳動物細胞を接触させることを含む、前記方法。
  41. 前記ヌクレアーゼがZFNである、請求項38~40のいずれか一項記載の方法。
  42. 前記ヌクレアーゼがTALENである、請求項38~40のいずれか一項記載の方法。
  43. 改変された哺乳動物宿主細胞を作製する方法であって、
    (a)Cas9ポリペプチドまたは該Cas9ポリペプチドをコードする核酸、
    (b)栄養要求性誘導座位に特異的なガイドRNA、または該ガイドRNAをコードする核酸、および
    (c)請求項1~28のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクター
    を該哺乳動物宿主細胞に導入することを含む、前記方法。
  44. (a)第2の栄養要求性誘導座位に特異的な第2のガイドRNA、または該ガイドRNAをコードする核酸、および任意で、
    (b)第2のドナーテンプレートまたはベクター
    を前記哺乳動物宿主細胞に導入することをさらに含む、請求項42記載の方法。
  45. エクスビボで、哺乳動物細胞の栄養要求性誘導座位に導入遺伝子の組み込みをターゲティングする方法であって、請求項1~28のいずれか一項記載のドナーテンプレートまたはベクター、Cas9ポリペプチド、およびガイドRNAと該哺乳動物細胞を接触させることを含む、前記方法。
  46. 前記ガイドRNAがキメラRNAである、請求項43~45のいずれか一項記載の方法。
  47. 前記ガイドRNAが2つのハイブリダイズしたRNAを含む、請求項43~45のいずれか一項記載の方法。
  48. 前記栄養要求性誘導座位内に1つまたは複数の一本鎖切断を生じさせることをさらに含む、請求項38~45のいずれか一項記載の方法。
  49. 前記栄養要求性誘導座位内に二本鎖切断を生じさせることをさらに含む、請求項38~45のいずれか一項記載の方法。
  50. 前記栄養要求性誘導座位が、前記ドナーテンプレートまたはベクターを使用する相同組換えによって改変される、請求項38~49のいずれか一項記載の方法。
  51. 工程(a)および(b)が、前記細胞の拡大、および任意で、前記細胞の培養の前または後に行われる、請求項38~49のいずれか一項記載の方法。
  52. (c)前記栄養要求性誘導座位に組み込まれた前記導入遺伝子を含む細胞を選択することをさらに含む、請求項51記載の方法。
  53. 前記選択することが、
    (i)生存するために前記栄養要求性因子を必要とする細胞を選択すること;および任意で、
    (ii)前記栄養要求性誘導座位に組み込まれた前記導入遺伝子を含む細胞を選択すること
    を含む、請求項52記載の方法。
  54. 前記栄養要求性誘導座位がウリジン一リン酸合成酵素をコードする遺伝子であり、前記細胞が、5-FOAと接触させることにより選択される、請求項52記載の方法。
  55. 請求項1~28のいずれか一項記載のドナーテンプレートもしくはベクターまたは請求項29~32のいずれか一項記載のヌクレアーゼシステム、および滅菌水または薬学的に許容される賦形剤を含む、無菌組成物。
  56. 請求項33~37のいずれか一項記載の改変された哺乳動物宿主細胞および滅菌水または薬学的に許容される賦形剤を含む、無菌組成物。
  57. 求項1~28のいずれか一項記載のドナーテンプレートもしくはベクターもしくは請求項29~32のいずれか一項記載のヌクレアーゼシステムもしくは請求項33~37のいずれか一項記載の改変宿主細胞、またはこれらの組み合わせを、任意で容器またはバイアルとともに含む、キット。
  58. (a)前記改変宿主細胞および(b)前記栄養要求性因子を組み合わせてなる、疾患、障害、または状態を有する対象を治療する方法に使用するための医薬であって、該方法が、治療量の前記治療的因子の発現をもたらすのに十分である量で、(a)請求項33~37のいずれか一項記載の前記改変宿主細胞および(b)前記栄養要求性因子を該対象に投与することを含む、前記医薬
  59. 前記疾患、前記障害、または前記状態が、癌、パーキンソン病、移植片対宿主病(GvHD)、自己免疫性状態、過剰増殖性の障害または状態、悪性形質転換、肝臓の状態、遺伝性遺伝子欠陥を含めた遺伝的状態、若年型糖尿病、および眼の区画の状態からなる群より選択される、請求項58記載の医薬
  60. 前記疾患、前記障害、または前記状態が、筋肉系、骨格系、循環系、神経系、リンパ系、呼吸器系、内分泌系、消化器系、排出系、および生殖器系からなる群より選択される、体の少なくとも1つの系に影響を及ぼす、請求項59記載の医薬
  61. ヒトへの投与で使用するための、または疾患、障害、もしくは状態の治療で使用するための、請求項33~37のいずれか一項記載の改変宿主細胞を含む医薬
  62. 請求項33~37のいずれか一項記載の改変ヒト宿主細胞が与えられたヒトへの投与で使用するための栄養要求性因子を含む医薬
  63. その必要のある対象において、疾患または障害を緩和または治療する方法に使用するための医薬であって、該医薬が、
    (a)栄養要求性誘導座位に組み込まれたタンパク質をコードする導入遺伝子を含む改変宿主細胞を含む組成物であって、該改変宿主細胞が栄養要求性因子について栄養要求性である、組成物;および
    (b)該タンパク質の治療的発現をもたらすのに十分である量の栄養要求性因子
    組み合わせてなり、
    該方法が、該組成物および該栄養要求性因子を該対象に投与することを含む、
    前記医薬
  64. 前記栄養要求性誘導座位が、ウリジン一リン酸合成酵素(UMPS)をコードする遺伝子内にある、請求項63記載の医薬
  65. 前記栄養要求性因子がウリジンである、請求項64記載の医薬
  66. 前記栄養要求性誘導座位が、ホロカルボキシラーゼ合成酵素(HLCS)をコードする遺伝子内にある、請求項63記載の医薬
  67. 前記栄養要求性因子がビオチンである、請求項66記載の医薬
  68. 前記タンパク質が酵素である、請求項63記載の医薬
  69. 前記タンパク質が抗体である、請求項63記載の医薬
  70. 前記改変宿主細胞が、胚性幹細胞、幹細胞、前駆細胞、多能性幹細胞、人工多能性幹(iPS)細胞、体性幹細胞、分化細胞、間葉系幹細胞、神経幹細胞、造血幹細胞もしくは造血前駆細胞、脂肪幹細胞、ケラチノサイト、骨格幹細胞、筋肉幹細胞、線維芽細胞、NK細胞、B細胞、T細胞、または末梢血単核球(PBMC)である、請求項63記載の医薬
  71. 前記改変宿主細胞が哺乳動物細胞である、請求項63記載の医薬
  72. 前記哺乳動物細胞がヒト細胞である、請求項71記載の医薬
  73. 前記改変宿主細胞が前記改変宿主細胞を用いて治療される前記対象に由来する、請求項63記載の医薬
  74. 前記組成物および前記栄養要求性因子を投与することが同時に行われる、請求項63記載の医薬
  75. 前記組成物および前記栄養要求性因子が連続して投与される、請求項63記載の医薬
  76. 前記組成物が前記栄養要求性因子の前に投与される、請求項75記載の医薬
  77. 前記組成物および前記栄養要求性因子が同時に投与される、請求項63記載の医薬
  78. 前記栄養要求性因子の投与が、前記タンパク質の治療的発現を促進するのに十分な期間にわたって定期的に続けられる、請求項63記載の医薬
  79. 前記タンパク質の発現を低下させるために、前記栄養要求性因子の投与が減らされる、請求項63記載の医薬
  80. 前記タンパク質の発現を増大させるために、前記栄養要求性因子の投与が増やされる、請求項63記載の医薬
  81. 前記栄養要求性因子の投与の中止が、前記改変宿主細胞の増殖阻害または細胞死を誘導する、請求項63記載の医薬
  82. 前記栄養要求性因子の投与が、前記対象において治療効果を発揮するのに十分な期間にわたって続けられる、請求項63記載の医薬
  83. 前記改変宿主細胞が再生性である、請求項63記載の医薬
  84. 前記組成物の投与が局所的送達を含む、請求項63記載の医薬
  85. 前記栄養要求性因子の投与が全身送達を含む、請求項63記載の医薬
  86. 前記疾患がリソソーム蓄積症(LSD)である、請求項63記載の医薬
  87. 前記疾患が、ゴーシェ病(タイプ1/2/3)、MPS2(ハンター)病、ポンペ病、ファブリー病、クラッベ病、低ホスファターゼ症、ニーマン・ピック病タイプA/B、MPS1、MPS3A、MPS3B、MPS3C、MPS3、MPS4、MPS6、MPS7、フェニルケトン尿症、MLD、サンドホフ病、テイ・サックス病、およびバッテン病からなる群より選択されるリソソーム蓄積症(LSD)であり、
    前記タンパク質が、グルコセレブロシダーゼ、イデュルスルファーゼ、アルグルコシダーゼアルファ、アガルシダーゼアルファ、アガルシダーゼベータ、ガラクトシルセラミダーゼ、アスホターゼアルファ、酸性スフィンゴミエリナーゼ、ラロニダーゼ、ヘパランN-スルファターゼ、アルファ-N-アセチルグルコサミニダーゼ、ヘパラン-α-グルコサミニドN‐アセチルトランスフェラーゼ、N-アセチルグルコサミン6-スルファターゼ、エロスルファーゼアルファ、グラスルフェート、B-グルクロニダーゼ、フェニルアラニンヒドロキシラーゼ、アリールスルファターゼA、ヘキソサミニダーゼ-B、ヘキソサミニダーゼ-A、およびトリペプチジルペプチダーゼ1からなる群より選択される酵素である、請求項63記載の医薬
  88. 前記疾患が、フリートライヒ運動失調症、遺伝性血管性浮腫、または脊髄性筋萎縮症であ、前記タンパク質が、フラタキシン、C1エステラーゼインヒビター、またはSMN1である、請求項63記載の医薬
  89. 請求項33~37のいずれか一項記載の改変宿主細胞を含む、対象において腫瘍のサイズを縮小させるか、または腫瘍の増殖の速度を低下させるための医薬
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