JPWO2019216232A1 - 可変チューブ - Google Patents

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Abstract

本発明の課題は、チューブの外径及び/又は内径を調整自在とし、1つのチューブを異なる態様へと容易に変形させ、該チューブを使い分けることを可能とするとともに、挿管の容易性、十分な換気性、及びチューブ間の置換容易性を両立する可変チューブを提供することにある。また、本発明の課題は、キンク耐性、細径性、押し込み性、及び追従性を同時に備える可変チューブを提供することにもある。これらの課題を解決する手段は、筒状のチューブ本体と、前記チューブ本体に設けられる外径及び/又は内径調整用の中空部と、を備え、前記中空部は、チューブ本体の内周面と外周面との間に設けられ、チューブ本体の長さ方向に延びていることを特徴とする、可変チューブである。

Description

本発明は、口径が調整自在な可変チューブに係るものである。
従来から、用途に応じて形状や素材に技術的な特徴を付加した様々なチューブが開発されている。とりわけ可撓性を有するチューブは汎用性に富み、工業製品や医療製品などに広く用いられている。
特に、医療機器や理化学機器として可撓性チューブの有用性は高く、これらの可撓性チューブには耐久性、耐熱性、耐候性、耐圧性、耐薬品性、柔軟性、摺動性などの一般的な物理的又は化学的特性が求められる。
さらに、対象者の体管腔への挿入に供されるチューブには、ユーザビリティやキンク(潰れ)耐性、細径性、押し込み性、追従性など、使用者における操作性や対象者への低侵襲性も考慮した付加的な特性が要求される。
キンク耐性を向上させるための構成として、チューブ本体の長さ方向に螺旋状に硬質樹脂やワイヤを補強体として巻き付けたチューブが開示されている(例えば特許文献1、2)。また、特許文献3には、拡張又は収縮が可能な複数のルーメンを備える、外径のみ調整が可能な医療用チューブが開示されている。
ところで、医療分野では、呼吸器系の外科的処置を行う際に対象者の呼吸状態を適切に制御及び維持するため、可撓性チューブを用いた気道確保用の医療器具が種々開発されている。具体的には、経口又は経鼻的に挿入される気管内チューブや、ラリンジアルマスクが挙げられる。
これらの器具は、対象者の状態等に応じて適切に選択されるが、概して十分な内径を備える換気性に優れたものが望まれる。
特開2018−003895号公報 特表2005−515040号公報 国際公開2016/190324号パンフレット
しかし、例えば気管内チューブを対象者に挿入する際、径の大きいチューブは、管腔径の小さい気管又は気管支や声門等が障壁となり、挿管が困難となり得る。一方、径の小さいチューブは、挿管が比較的容易になるというメリットはあるが、換気性に劣る点は否定できない。
また、換気性を向上させるためにチューブ本体の肉厚を薄くして内径を大きくすると、陰圧によりキンクが生じやすくなり、流路の閉塞という換気不能な状態を引き起こす蓋然性が高い。
その他、挿管困難時にラリンジアルマスクを用いた気道確保をした後、長時間にわたる処置の目的で気管内チューブに置き換えるような場合が生じ得る。
他方、気管内チューブを用いて気道確保を行った後に、血圧上昇や出血を抑える目的でラリンジアルマスクに置き換える場合も生じ得る。このように、処置前及び処置後の状況に応じて気管内チューブとラリンジアルマスクを交換する必要性が想定される中、置き換えを容易にするため、最初に使用した気管内チューブやラリンジアルマスクを留置したままにする事が考えられる。しかしながらこの方法は、最初に使用したチューブの内径により、置き換えをするチューブの外径が限定され、換気抵抗の大きな細いチューブを使用せざるを得ない場合が多く望ましくない。
このような実情に鑑み、本発明は、チューブの外径及び/又は内径を調整自在とし、1つのチューブを異なる態様へと容易に変形させ、該チューブの使い分けを可能とするとともに、挿管の容易性、十分な換気性、及びチューブ間の置換容易性を両立する可変チューブを提供することを課題とする。
また、本発明は、キンク耐性、細径性、押し込み性、及び追従性を同時に備える可変チューブを提供することも課題とする。
上記課題を解決する本発明は、筒状のチューブ本体と、前記チューブ本体に設けられる外径及び/又は内径調整用の中空部と、を備え、前記中空部は、チューブ本体の内周面と外周面との間に設けられ、チューブ本体の長さ方向に延びていることを特徴とする。
本発明によれば、チューブ本体の内周面と外周面との間に設けられ、チューブ本体の長さ方向に延びている外径調整用の中空部を拡張又は収縮することで、チューブ本体の外径及び/又は内径を調整することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記中空部は、チューブ本体の周方向に間隔をおいて複数設けられていることを特徴とする。
このような構成とすることで、チューブ本体の外径及び/又は内径をより大きく調整することができる。
本発明の好ましい形態では、前記中空部は、チューブ本体の周方向に巻回しながらチューブ本体の長さ方向に延びる螺旋状であることを特徴とする。
このような構成の可変チューブは、外径調整用の中空部がチューブ本体を周方向に螺旋状に取り巻いているため、チューブ本体の潰れやキンク耐性に優れる。
本発明の好ましい形態では、前記中空部には気体の出し入れ口が設けられていることを特徴とする。
このような構成とすることで、気体の出し入れ口を介して外径調整用の中空部に気体を充填し、又は排出することができる。
本発明の好ましい形態では、前記チューブ本体は、その内周面と外周面との間の間隔が大きい肉厚に形成されていることを特徴とする。
このような構成とすることで、チューブ本体の内周面と外周面との間に中空部を設けることが可能となる。また、チューブ本体を肉厚とした本発明に係る可変チューブは、強度、耐久性及び押し込み性に優れ、陰圧によるキンクを防止することができる。
本発明の好ましい形態では、前記中空部を形成する内面部分のうち、チューブ本体の外周面側の内面部分が、チューブ本体の内周面側の内面部分よりも大きい面積に形成されていることを特徴とする。
このような構成とすることで、チューブ本体の外径と内径を一定の比率で同時に調整することができる。
本発明の好ましい形態では、前記チューブ本体が可撓性を有していることを特徴とする。
このような構成とすることで、可変チューブを挿入する管腔に対して追従性を備える柔軟なチューブを提供することができる。
本発明によれば、チューブの外径及び/又は内径が調整自在である可変チューブを提供することができる。
本発明に係る可変チューブの斜視図である。(a)チューブ拡径時、(b)チューブ縮径時 本発明に係る可変チューブの断面図である。(a)チューブ拡径時、(b)チューブ縮径時 本発明に係る可変チューブの中空部が5つの実施例を示す断面図である。 本発明に係る可変チューブの楕円形の変形例を示す図面である。(a)可変チューブの斜視図、(b)可変チューブの断面図 本発明に係る可変チューブの中空部への気体の充填方法を示す図面である。
以下、図1〜図5を用いて、本発明の実施形態に係る可変チューブについて説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。
なお、これらの図において、符号1は、本実施形態に係る可変チューブを示す。
可変チューブ1は、チューブ本体11と、チューブ本体11の外周面12と、チューブ本体11の内周面13と、外周面12と内周面13の間隙を構成する肉厚部14と、肉厚部14に設けられた中空部15と、を備えている(図1a)。図1aは、中空部15に気体が充填され、可変チューブ1が拡径した状態を表すものである。
なお、チューブ本体11内部における形状は、点線で示している。
図1では、中空部15は、チューブ本体11を周方向に螺旋状に取り巻きながら、長さ方向に延びている。また、図示はしないが、中空部15はチューブ本体11の長さ方向に直線状に延びていても構わない。チューブ本体11の潰れやキンク耐性の観点からは、螺旋状の形態が好ましい。
図1bは、中空部15から気体が排出され、可変チューブ1が縮径した状態を表す。この状態において、肉厚部14の厚さは可変チューブ1の拡径時(図1a)と変わらない。
肉厚部14の厚さは、特に限定されるものではないが、中空部15の開閉によるチューブ本体11の拡径及び/又は縮径というメリットを活かす観点から、外周面12と内周面13との間隔を大きくし、チューブ本体11を肉厚に形成することが好ましい。具体的には、可変チューブ1を気管内チューブやラリンジアルマスク用のチューブとする場合、肉厚部14の厚さはチューブ本体11の内径の5〜35%であることが好ましく、より好ましくは15〜25%である。また、可変チューブ1をカテーテルとする場合、肉厚部14の厚さはチューブ本体11の内径の5〜70%であることが好ましく、より好ましくは15〜60%である。
チューブ本体11の開口端部は、中空部15への気体の出し入れ口16として用いられる(図1a)。気体の出し入れ口16は、チューブ本体11の一端に設けられてもよいし、両端に設けられてもよい。使用性の観点からは、チューブ本体11の一端に設けられることが好ましい。
また、チューブ本体11の開口端部に、中空部15とは機能を異にする細孔17を設ける形態とすることもできる(図5)。詳細な図面は省略するが、肉厚部14に細孔17を設け、この細孔17をカフ内に気体を供給する気体流出入用の経路とすることで、可変チューブ1を後述するカフ付きの気管内チューブとしての使用に供することが可能となる。この使用形態において、細孔17は、中空部15と重複しなければ肉厚部14に何れの位置に設けてもよい。
チューブ本体11及び中空部15の材質は特に限定されないが、例えば、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン610等のポリアミド樹脂またはポリアミドエラストマー、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン、ポリエチレンエラストマー、ポリプロピレンエラストマー等のオレフィン系エラストマー、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、軟質ポリ塩化ビニル、ポリウレタンおよびポリウレタンエラストマー、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂およびフッ素樹脂系エラストマー、ポリイミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体、シリコーンゴム等の、可撓性を有する高分子材料が好適に用いられる。また、これらの内1種または2種以上を組み合せて用いることもできる。
このような材質で形成されることにより、チューブ本体11は、適宜な柔軟性と自立保持性を有することとなる。なお、本発明の可変チューブ1は、中空部15がチューブ本体11の長さ方向に対して直線状に形成されたチューブ本体11を、押出成形など公知の方法により成形し、その後に当該チューブ本体11を熱加工により螺旋状の形態へと加工して製造することができる。
また、中空部15は、フィルム状に形成されることが好ましい。このように形成されることにより、チューブ本体11を縮径した際に、中空部15を構成する部材がチューブ本体11に収まらず、外部に突出することを防止することができる。特に、可変チューブ1を体管腔への挿入に用いる場合、縮径したチューブ本体11の外周面から中空部15を構成する部材が突き出ることによって、管腔組織を損傷する危険性がある。これを防止する意味で、中空部15を上述のようにフィルム状とする形態が好ましく例示される。
さらに、中空部15の外周面側の内面部分b1は、チューブ本体11の円周に沿った形状でなく、チューブ本体11の内側に窪むよう湾曲させて形成されることが好ましい(図示せず)。このように形成されることにより、チューブ本体11を縮径する際に中空部15が自然と内側に向かって閉じ、外部に突出することを防止することができる。
中空部15の数は、1つ以上であれば特に限定されないが、好ましくは3つ、また後述するように、より好ましくは5つである。チューブ本体11の潰れやキンク耐性の観点から、中空部15を奇数個設ける形態が好ましい。
また、中空部15は、チューブ本体11の周方向に間隔をおいて配置される。図面では、中空部15は略等間隔に設けられているが、配置方法はこれに限定されるものではない。
図2は、可変チューブ1の拡径時(図2a)及び縮径時(図2b)におけるチューブ本体11の断面図である。中空部15は、チューブ本体11の中心Oと外周面12とを結ぶ半径方向の線分a1及びa2、並びに外周面12側の内面部分b1及び内周面13側の内面部分b2によって画される、肉厚部14上の領域に形成される(図2a)。
図2aに示されるように、肉厚部14は、中空部15によって完全に隔てられておらず、中空部15と外周面12及び内周面13の間には変形自在な可撓性薄肉部14a及び14bが形成されている。これにより、肉厚部14は可撓性薄肉部14a及び14bを介して連続性を維持した状態で存在する。したがって、中空部15の半径方向の長さは、肉厚部14の厚さと完全に一致するものではない。
チューブ本体11の外径と内径を同じ比率で調整するため、内面部分b1及びb2の長さは、線分a1及びa2で挟まれたチューブ本体11の中心角θ、及び中心Oから外周面12又は内周面13までの半径に基づいて定めることが好ましい。このように設計することで、外周面12側の内面部分b1と内周面13側の内面部分b2の長さは、中心Oからの半径の差分(つまり肉厚部14の厚さ)に比例して、一定の割合で内面部分b1の方が内面部分b2より長くなる(図2a)。
中空部15の形状として、チューブ本体11の中心角θ及び中心Oからの半径に基づいた扇台形が好適に例示されるが、中空部15の形状はこれに限定されるものではない。中空部15は、チューブ本体11の外径及び/又は内径が調整可能な形状であればよい。
また、中空部15の断面積は、図面に表された大きさに限定されるものではなく、所望のチューブ本体11の外径及び/又は内径の変化率に応じて適宜に設計することができる。
図2bに示されるように、チューブ本体の中心角θが0°となることで、中空部15が完全に閉じ、可変チューブ1の外径及び/又は内径が縮径された状態となる。図1に示された実施例の可変チューブ1では、中空部15がチューブ本体11の長さ方向に螺旋状に延びているため、チューブ本体11を捻じることで、可変チューブ1を縮径することが可能となる。これにより、使用者は、可変チューブ1を担持した状況で拡径した状態から縮径した状態へと容易に変形させ、可変チューブ1を簡易かつ迅速に使い分けることができる。また、チューブ本体11の縮径時には挿管が容易となり、チューブ本体11の拡径時には十分な換気性を保持することが可能となる。
図3は、中空部15を5つに増設した実施例における、チューブ本体11の断面図である。前述と同様に、中空部15は略等間隔に設けられているが、配置方法はこれに限定されるものではない。
このように、チューブ本体11の強度ないし耐久性が使用に耐えない程度にまで減弱されない限り、中空部15の数を増設することができる。中空部15の数及び形状を適宜設計することで、チューブ本体11の外径及び/又は内径の変化率を自在に変更することができる。
図4は、チューブ本体11の断面の形状を楕円形とした変形例における、可変チューブ1の斜視図(図4a)及びチューブ本体11の断面図(図4b)である。チューブ本体11の断面を楕円形とすることで、扁平な管腔にも容易に可変チューブ1を挿入することができる。
なお、図示は省略するが、チューブ本体11の断面の形状は、三角形であってもよいし、四角形であってもよい。用途に応じて適宜に設計して構わない。
図3及び図4の実施例においても、上述した方法を援用して中空部15の形状を設計することが好ましい。
中空部15へ気体を充填する方法としては、シリンジ51や気体充填用チューブ52などで構成される逆止弁53付きの気体充填用ユニット5を用いる方法が好ましい(図5)。この場合において、気体充填用チューブ52端部の形状を、中空部15の形状と略一致させることが好ましい。
使用者は、チューブ本体11を担持して予め指で中空部15の開口端部を広げ、気体充填用チューブ52の端部と係合させることで、中空部15に気体を充填することができる。
なお、中空部15の開口端部と気体充填用チューブ52端部を係合させる方法はこれに限定されず、公知の何れの方法を用いても構わない。また、中空部15への気体の充填方法も、図5に示される方法に限定されるものではない。
例えば、中空部15への気体の充填又は排出を個別に制御することが可能な機構を採用することもできる(図示せず)。この場合、複数備わる中空部15の1つ又は複数(全てではない)を選択的に拡張或いは収縮させることで、チューブ本体11を湾曲させ、進行方向を使用者において意図的に決定することが可能となる。このような可変チューブ1は、操作性がより向上する。
チューブ本体11の拡径状態を維持するため、チューブ本体11の端部には蓋体を設けることが好ましい。蓋体の形状は特に限定されないが、拡径時のチューブ本体の外径と略一致する開口リングや、中空部15を各別に封鎖するものが好ましく例示される(図示せず)。
可変チューブ1は、特定の分野に限らず様々な分野に応用することができる。本発明に係る可変チューブの使用例として、医療分野における使用の態様を例示する(図示せず)。
医療の分野において、本発明は、例えば気道確保用の医療器具の一部として用いることができる。より具体的には、ラリンジアルマスク用のチューブや気管内チューブとして使用することができる。
ラリンジアルマスク用のチューブとして使用される場合には、咽頭部にあてがわれるカフに、拡径した可変チューブの末端を接続することにより、ラリンジアルマスクとして対象者の気道確保に用いることが可能となる。
気管内チューブとして使用される場合には、縮径した可変チューブの外周面に円環状のカフを取り付け、細孔17を介してカフを膨張又は収縮させることにより、気管ないし気管支へ直接挿入する気管内チューブとして対象者の気道確保に用いることが可能となる。
本発明は、その外径及び/又は内径を可逆的に変化させることが可能であるため、使用者が対象者の状態等に応じて適宜にラリンジアルマスク又は気管内チューブのいずれの態様で可変チューブを使用するかを選択することができる。
また、ラリンジアルマスク及び気管内チューブを構成する他の部材(カフ等)との適合サイズの範囲内において、可変チューブをラリンジアルマスク用のチューブから気管内チューブへ置換し、或いは気管内チューブからラリンジアルマスク用のチューブへ置換することが容易となる。
さらに、本発明によれば、チューブ本体を縮径した状態では対象者への挿入が容易になるとともに、チューブ本体を拡径した状態では内径が大きく確保され、十分な換気性が保持される。加えて、拡径した状態においては、気管支ファイバースコープなどの付随的な器具をチューブ内に挿入することも可能となることから、本発明は円滑な処置の進行にも資する。
その他、本発明は、対象者への外科的処置を行う際に用いる、全てのチューブに適用可能である。即ち、本発明は、気道や気管・気管支に限らず、血管、胆管、食道、尿道その他の臓器などの生体管腔、又は体腔の治療に使用される全てのチューブに適用可能である。
本発明は、外径及び/又は内径が調整自在である可変チューブに応用することができる、産業上の利用可能性が極めて高いものである。
1 可変チューブ
11 チューブ本体
12 チューブ本体の外周面
13 チューブ本体の内周面
14 肉厚部
14a、14b 可撓性薄肉部
15 中空部
16 気体の出し入れ口
17 細孔
5 気体充填用ユニット
51 シリンジ
52 気体充填用チューブ
53 逆止弁
a1、a2 チューブ本体の中心と外周面とを結ぶ半径方向の線分
b1 中空部の外周面側の内面部分
b2 中空部の内周面側の内面部分
O チューブ本体の中心
θ a1及びa2で挟まれたチューブ本体の中心角


Claims (7)

  1. 筒状のチューブ本体と、
    前記チューブ本体に設けられる外径及び/又は内径調整用の中空部と、を備え、
    前記中空部は、チューブ本体の内周面と外周面との間に設けられ、チューブ本体の長さ方向に延びている、可変チューブ。
  2. 前記中空部は、チューブ本体の周方向に間隔をおいて複数設けられている、請求項1に記載の可変チューブ。
  3. 前記中空部は、チューブ本体の周方向に巻回しながらチューブ本体の長さ方向に延びる螺旋状である、請求項1又は2に記載の可変チューブ。
  4. 前記中空部には気体の出し入れ口が設けられている、請求項1〜3の何れかに記載の可変チューブ。
  5. 前記チューブ本体は、その内周面と外周面との間の間隔が大きい肉厚に形成されている、請求項1〜4の何れかに記載の可変チューブ。
  6. 前記中空部を形成する内面部分のうち、チューブ本体の外周面側の内面部分が、チューブ本体の内周面側の内面部分よりも大きい面積に形成されている、請求項1〜5の何れかに記載の可変チューブ。
  7. 前記チューブ本体が可撓性を有している、請求項1〜6の何れかに記載の可変チューブ。
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