JPWO2019193662A1 - 基地局装置、端末装置、無線通信システム及び送信方法 - Google Patents

基地局装置、端末装置、無線通信システム及び送信方法 Download PDF

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Abstract

免許が不要な周波数帯域を利用する無線通信システムが有する基地局装置(100)は、前記周波数帯域に属するキャリア内の互いに周波数が異なる部分帯域ごとに当該部分帯域が他の無線通信システムによって利用されているか否かを判断する判断部(108)と、前記判断部(108)によって他の無線通信システムによって利用されていないと判断された部分帯域にデータを割り当てるスケジューリング部(109)と、前記スケジューリング部(109)によってデータが割り当てられた部分帯域の信号を送信する送信部(114、117)とを有する。

Description

本発明は、基地局装置、端末装置、無線通信システム及び送信方法に関する。
現在のネットワークは、モバイル端末(スマートフォンやフィーチャーホン)のトラフィックがネットワークのリソースの大半を占めている。また、モバイル端末が使うトラフィックは、今後も拡大していく傾向にある。
一方で、IoT(Internet of Things)サービス(例えば、交通システム、スマートメータ、装置等の監視システム)の展開に合わせて、多様な要求条件を持つサービスに対応することが求められている。そのため、第5世代移動体通信(5G又はNR(New Radio))の通信規格では、4G(第4世代移動体通信)の標準技術(例えば、非特許文献1〜11)に加えて、さらなる高データレート化、大容量化、低遅延化を実現する技術が求められている。なお、第5世代通信規格については、3GPPの作業部会(例えば、TSG−RAN WG1、TSG−RAN WG2等)で技術検討が進められている(非特許文献12〜39)。
上記で述べたように、多種多様なサービスに対応するために、5Gでは、eMBB(Enhanced Mobile BroadBand)、Massive MTC(Machine Type Communications)、及びURLLC(Ultra−Reliable and Low Latency Communication)に分類される多くのユースケースのサポートが想定されている。
これらのユースケースで使用される5Gのキャリアは、例えばミリ波を含む高周波数帯のものとすることが検討されており、周波数帯域幅も例えば100MHz〜1GHzなどの広帯域のものとすることが検討されている。このような広帯域のキャリアを使用する場合には、1つのキャリアを複数の部分帯域(BWP:Bandwidth Part)に分割し、それぞれのBWPを例えば端末装置に割り当てて無線通信することが考えられている。
特開2017−063326号公報 国際公開第2015/174437号
3GPP TS 36.211 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 36.212 V15.0.1(2018-01) 3GPP TS 36.213 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 36.300 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 36.321 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 36.322 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 36.323 V14.5.0(2017-12) 3GPP TS 36.331 V15.0.1(2018-01) 3GPP TS 36.413 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 36.423 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 36.425 V14.0.0(2017-03) 3GPP TS 37.340 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 38.201 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 38.202 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 38.211 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 38.212 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 38.213 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 38.214 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 38.215 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 38.300 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 38.321 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 38.322 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 38.323 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 38.331 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 38.401 V15.0.0(2017-12) 3GPP TS 38.410 V0.6.0(2017-12) 3GPP TS 38.413 V0.5.0(2017-12) 3GPP TS 38.420 V0.5.0(2017-12) 3GPP TS 38.423 V0.5.0(2017-12) 3GPP TS 38.470 V15.0.0(2018-01) 3GPP TS 38.473 V15.0.0(2017-12) 3GPP TR 38.801 V14.0.0(2017-04) 3GPP TR 38.802 V14.2.0(2017-09) 3GPP TR 38.803 V14.2.0(2017-09) 3GPP TR 38.804 V14.0.0(2017-03) 3GPP TR 38.900 V14.3.1(2017-07) 3GPP TR 38.912 V14.1.0(2017-06) 3GPP TR 38.913 V14.3.0(2017-06) "New SID on NR-based Access to Unlicensed Spectrum", Qualcomm, 3GPP TSG RAN Meeting #75, RP-170828, March 6-9, 2017
ところで、一般に無線に使用される周波数帯には、免許が必要なライセンスバンド(licensed band)と免許が不要なアンライセンスバンド(Unlicensed band)とがある。4Gでは、例えばLAA(Licensed Assisted Access)として、ライセンスバンドを補助的に用いて、例えば5GHz帯などの低周波数帯のアンライセンスバンドを無線通信に利用する機能が導入されている。5Gシステムにおいては、例えば60GHz帯などの高周波数帯のアンライセンスバンドを無線通信に利用することが検討課題とされている。
しかしながら、高周波数帯のアンライセンスバンドを効率的に利用する方法については、未だ検討されていない。特に、アンライセンスバンドを使用する場合には、キャリアセンスなどのLBT(Listen Before Talk)方式が採用されることが考えられるが、広帯域のキャリアに対してLBT方式を採用すると、無線リソースの効率的な利用が困難であるという問題がある。
具体的には、上述したように、5Gシステムでは1つのキャリアが複数のBWPに分割されて使用されることがあるが、このキャリアに対してキャリアセンスする場合には、キャリアの一部分のみが他のシステムによって利用されていると、キャリア全体がビジーと判断される。結果として、すべてのBWPが使用されず、5Gシステムでの通信の機会が失われる。一方で、キャリアセンスの結果キャリア全体がビジーと判断された場合にも、キャリアに含まれるBWPを用いた通信を実行することも考えられるが、この場合には、いずれかのBWPにおいて他のシステムからの干渉を受けるとともに、他のシステムに対して干渉を与えることになる。
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、アンライセンスバンドの広帯域なキャリアを効率的に利用することができる基地局装置、端末装置、無線通信システム及び送信方法を提供することを目的とする。
本願が開示する基地局装置は、1つの態様において、免許が不要な周波数帯域を利用する無線通信システムが有する基地局装置であって、前記周波数帯域に属するキャリア内の互いに周波数が異なる部分帯域ごとに当該部分帯域が他の無線通信システムによって利用されているか否かを判断する判断部と、前記判断部によって他の無線通信システムによって利用されていないと判断された部分帯域にデータを割り当てるスケジューリング部と、前記スケジューリング部によってデータが割り当てられた部分帯域の信号を送信する送信部とを有する。
本願が開示する基地局装置、端末装置、無線通信システム及び送信方法の1つの態様によれば、アンライセンスバンドの広帯域なキャリアを効率的に利用することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る基地局装置の構成を示すブロック図である。 図2は、BWPの具体例を示す図である。 図3は、実施の形態1に係る送信方法を示すフロー図である。 図4は、BWPの利用状況の一例を示す図である。 図5は、BWPの利用状況の他の一例を示す図である。 図6は、BWPの利用状況のさらに他の一例を示す図である。 図7は、実施の形態1に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 図8は、BWPの利用状況のさらに他の一例を示す図である。 図9は、実施の形態2に係る基地局装置の構成を示すブロック図である。 図10は、BWPの切り替えの一例を示す図である。 図11は、BWPの切り替えの他の一例を示す図である。
以下、本願が開示する基地局装置、端末装置、無線通信システム及び送信方法の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、本明細書で使用される用語や記載される技術内容は、3GPPなどにおける通信に関する規格の仕様書や寄書に記載された用語や技術内容に適宜置き換えられても良い。このような仕様書としては、例えば上述した非特許文献1〜38がある。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る基地局装置100の構成を示すブロック図である。図1に示す基地局装置100は、BWP1受信部101、CP(Cyclic Prefix:サイクリックプレフィクス)除去部102、105、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)部103、106、BWP2受信部104及び復号部107を有する。これらの処理部は、基地局装置100の受信側の処理部である。また、基地局装置100は、LBT処理部108、BWPスケジューリング部109、制御チャネル生成部110、多重部111、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)部112、115、CP付加部113、116、BWP1送信部114及びBWP2送信部117を有する。これらの処理部は、基地局装置100の送信側の処理部である。
なお、図1においては、アンライセンスバンドの送受信に関する処理部を図示して、ライセンスバンドの送受信に関する処理部を省略したが、基地局装置100は、ライセンスバンドの送受信に関する処理部を有していても良い。また、図1においては、アンライセンスバンドのキャリアに含まれる2つの部分帯域(Bandwidth Part)であるBWP1及びBWP2の送受信に関する処理部を図示したが、基地局装置100は、3つ以上の部分帯域の送受信に関する処理部を有していても良い。
BWP1受信部101は、アンライセンスバンドのキャリア内に設けられる1つの部分帯域であるBWP1の信号を受信する。すなわち、BWP1受信部101は、免許が不要な周波数帯域のキャリアに含まれる部分帯域の信号を受信する。
CP除去部102は、BWP1の受信信号からOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)シンボル間に付加されたCPを除去する。すなわち、OFDM方式の無線通信が行われる場合には、無線信号を構成するOFDMシンボル間にシンボル間干渉を防止するためのCPが付加されるため、CP除去部102は、このCPをBWP1の受信信号から除去する。なお、本実施の形態においては、OFDM方式の無線通信が行われる場合について説明するが、本発明は、OFDM方式以外の無線通信が行われる場合にも適用可能である。したがって、OFDM方式以外の無線通信が行われる場合には、CP除去部102は省略可能である。
FFT部103は、BWP1の受信信号を高速フーリエ変換し、互いに直交する周波数を有する複数のサブキャリアの信号を取得する。すなわち、FFT部103は、時間領域の受信信号を周波数領域の信号へ変換することにより、複数のサブキャリアの信号を取得する。なお、FFT部103も上記のCP除去部102と同様に、OFDM方式の無線通信が行われる場合の処理を実行する処理部であるため、OFDM方式以外の無線通信が行われる場合には省略可能である。
BWP2受信部104は、アンライセンスバンドのキャリア内に設けられる1つの部分帯域であるBWP2の信号を受信する。すなわち、BWP2受信部104は、免許が不要な周波数帯域のキャリアに含まれる部分帯域の信号を受信する。
なお、BWP2は、BWP1とは異なる周波数の部分帯域であり、BWP1よりも広帯域の部分帯域であるものとする。すなわち、例えば図2に示すように、アンライセンスバンドの1つのキャリア(アンライセンスキャリア)にBWP1及びBWP2が設けられており、BWP1の帯域幅よりもBWP2の帯域幅の方が広い。さらに、BWP1とBWP2では、サブキャリア間隔及びシンボル長が異なり、BWP1のサブキャリア間隔よりもBWP2のサブキャリア間隔が大きいものとする。そして、サブキャリア間隔とシンボル長は反比例するため、BWP1のシンボル長よりもBWP2のシンボル長が小さい。
CP除去部105は、BWP2の受信信号からOFDMシンボル間に付加されたCPを除去する。
FFT部106は、BWP2の受信信号を高速フーリエ変換し、互いに直交する周波数を有する複数のサブキャリアの信号を取得する。すなわち、FFT部106は、時間領域の受信信号を周波数領域の信号へ変換することにより、複数のサブキャリアの信号を取得する。なお、CP除去部105及びFFT部106も上記のCP除去部102及びFFT部103と同様に、OFDM方式の無線通信が行われる場合の処理を実行する処理部であるため、OFDM方式以外の無線通信が行われる場合には省略可能である。
復号部107は、BWP1及びBWP2の受信信号を復号して、復号データを取得する。
LBT処理部108は、BWP1及びBWP2それぞれにおける受信エネルギー検出し、BWP1及びBWP2がそれぞれビジーであるかアイドルであるかを判断する。すなわち、LBT処理部108は、部分帯域ごとに個別の周期でキャリアセンスなどのLBT処理を実行する。具体的には、LBT処理部108は、BWP1における受信エネルギーが所定の閾値以上である場合には、BWP1が他の装置によって使用中でありビジーであると判断する。同様に、LBT処理部108は、BWP2における受信エネルギーが所定の閾値以上である場合には、BWP2が他の装置によって使用中でありビジーであると判断する。一方、LBT処理部108は、BWP1における受信エネルギーが所定の閾値未満である場合には、BWP1が空いておりアイドルであると判断し、BWP2における受信エネルギーが所定の閾値未満である場合には、BWP2が空いておりアイドルであると判断する。
BWPスケジューリング部109は、LBT処理部108におけるLBT処理の結果に基づいて、BWP1及びBWP2のスケジューリングを実行する。具体的には、BWPスケジューリング部109は、BWPごとのLBT処理によってBWP1がアイドルであると判断された場合には、BWP1によって送信するデータを決定する。また、BWPスケジューリング部109は、BWP2がアイドルであると判断された場合には、BWP2によって送信するデータを決定する。したがって、BWPスケジューリング部109は、BWP1及びBWP2がいずれもアイドルであると判断された場合には、2つのBWPを同時に用いてデータを送信することを決定する。BWPスケジューリング部109は、スケジューリングの結果を制御チャネル生成部110及び多重部111へ通知する。
制御チャネル生成部110は、BWPスケジューリング部109のスケジューリング結果に従って、各BWPに割り当てられるデータを特定する制御情報を生成する。すなわち、制御チャネル生成部110は、例えばBWP1がアイドルである場合には、BWP1に含まれる各リソースブロックにどの端末装置宛てのデータが割り当てられるかを示す制御情報を生成する。また、制御チャネル生成部110は、例えばBWP2がアイドルである場合には、BWP2に含まれる各リソースブロックにどの端末装置宛てのデータが割り当てられるかを示す制御情報を生成する。
多重部111は、BWPスケジューリング部109のスケジューリング結果に従って、BWP1及びBWP2に制御情報及びデータを時間多重及び周波数多重する。具体的には、多重部111は、例えばBWP1のみがアイドルである場合には、BWP1に制御情報及びデータをチャネル多重する。また、多重部111は、例えばBWP2のみがアイドルである場合には、BWP2に制御情報及びデータをチャネル多重する。さらに、多重部111は、例えばBWP1及びBWP2の双方がアイドルである場合には、データをBWP1及びBWP2それぞれにチャネル多重し、BWP1及びBWP2双方の制御情報をLBT処理の周期が最も短いBWPにチャネル多重する。すなわち、BWP1及びBWP2の双方にデータがチャネル多重される場合には、多重部111は、2つのBWPに関する制御情報をいずれか一方のBWPにチャネル多重する。なお、3つ以上のBWPにそれぞれデータがチャネル多重される場合にも、多重部111は、LBT処理の周期が最も短いBWPにすべてのBWPに関する制御情報をチャネル多重する。
IFFT部112は、多重部111によってBWP1にデータがチャネル多重された場合に、BWP1に含まれるサブキャリアごとのデータを逆高速フーリエ変換し、時間領域のOFDMシンボルを取得する。すなわち、IFFT部112は、各サブキャリアに割り当てられた周波数領域のデータを時間領域の信号へ変換することにより、OFDMシンボルを取得する。
CP付加部113は、BWP1のOFDMシンボル間にCPを付加し、BWP1の送信信号を生成する。なお、IFFT部112及びCP付加部113は、上記のCP除去部102、105及びFFT部103、106と同様に、OFDM方式の無線通信が行われる場合の処理を実行する処理部であるため、OFDM方式以外の無線通信が行われる場合には省略可能である。
BWP1送信部114は、BWP1の送信信号を送信する。すなわち、BWP1送信部114は、アンライセンスキャリアのうちBWP1の周波数帯域の送信信号を送信する。
IFFT部115は、多重部111によってBWP2にデータがチャネル多重された場合に、BWP2に含まれるサブキャリアごとのデータを逆高速フーリエ変換し、時間領域のOFDMシンボルを取得する。すなわち、IFFT部115は、各サブキャリアに割り当てられた周波数領域のデータを時間領域の信号へ変換することにより、OFDMシンボルを取得する。
CP付加部116は、BWP2のOFDMシンボル間にCPを付加し、BWP2の送信信号を生成する。なお、IFFT部115及びCP付加部116も上記のIFFT部112及びCP付加部113と同様に、OFDM方式の無線通信が行われる場合の処理を実行する処理部であるため、OFDM方式以外の無線通信が行われる場合には省略可能である。
BWP2送信部117は、BWP2の送信信号を送信する。すなわち、BWP2送信部117は、アンライセンスキャリアのうちBWP2の周波数帯域の送信信号を送信する。
次いで、上記のように構成された基地局装置100による送信方法について、図3に示すフロー図を参照しながら説明する。
基地局装置100において送信すべきデータが発生した場合には、LBT処理部108によってBWPごとのLBT処理が実行される(ステップS101)。具体的には、それぞれのBWPに対応する周期でBWP1及びBWP2それぞれにおける受信エネルギーが検出され、BWP1及びBWP2がそれぞれビジーであるかアイドルであるか判断される。ここで、LBT処理の周期は、例えばシンボル長が小さいBWP2の方が短いものとする。このため、LBT処理部108によって、BWP1についてのLBT処理よりもBWP2についてのLBT処理の方が頻繁に実行される。
LBT処理部108によるLBT処理が実行されると、BWPスケジューリング部109によって、BWP1がアイドルであるか否かが判定される(ステップS102)。この判定の結果、BWP1がビジーであるかBWP1についてのLBT処理が未実行である場合には(ステップS102No)、BWP2がアイドルであるか否かが判定される(ステップS104)。そして、BWP2がビジーである場合には(ステップS104No)、BWP1及びBWP2のいずれにおいてもデータの送信が困難であるため、次の周期において再度LBT処理が実行される。
一方、BWP1がビジーであるかBWP1についてのLBT処理が未実行であってもBWP2がアイドルである場合には(ステップS104Yes)、BWPスケジューリング部109によって、BWP2についてのスケジューリングが実行される(ステップS107)。すなわち、BWP2に含まれるリソースブロックへのデータの割り当てが決定される。このスケジューリングの結果に従って、多重部111によって、BWP2にデータが割り当てられる。
ステップS102の判定の結果、BWP1がアイドルである場合には(ステップS102Yes)、引き続きBWPスケジューリング部109によって、BWP2がアイドルであるか否かが判定される(ステップS103)。そして、BWP2がビジーであるかBWP2についてのLBT処理が未実行である場合には(ステップS103No)、BWP1のみがアイドルであるため、BWP1についてのスケジューリングが実行される(ステップS105)。すなわち、BWP1に含まれるリソースブロックへのデータの割り当てが決定される。このスケジューリングの結果に従って、多重部111によって、BWP1にデータが割り当てられる。
これに対して、BWP1及びBWP2がいずれもアイドルである場合には(ステップS103Yes)、BWPスケジューリング部109によって、BWP1及びBWP2の双方についてのスケジューリングが実行される(ステップS106)。すなわち、BWP1及びBWP2に含まれるリソースブロックへのデータの割り当てが決定される。このスケジューリングの結果に従って、多重部111によって、BWP1及びBWP2にデータが割り当てられる。
このように、BWP1及びBWP2のいずれか一方のみがアイドルである場合には、アイドルであるBWPのみにデータが割り当てられ、BWP1及びBWP2の双方がアイドルである場合には、双方のBWPにデータが割り当てられる。これにより、空いているBWPを効率的に利用することができ、データのスループットを向上することができる。
BWP1のみがアイドルでBWP1のスケジューリングが実行された場合には、スケジューリング結果に従って、BWP1におけるデータの割り当てを示す制御情報が制御チャネル生成部110によって生成される。そして、制御情報は、多重部111によって、BWP1にマッピングされる(ステップS108)。
これに対して、BWP1及びBWP2双方がアイドルでBWP1及びBWP2のスケジューリングが実行された場合には、制御チャネル生成部110によってBWP1及びBWP2におけるデータの割り当てを示す制御情報が生成され、多重部111によって制御情報がBWP2にマッピングされる(ステップS109)。すなわち、BWP1及びBWP2の双方に関する制御情報がBWP2にマッピングされる。これは、BWP2のLBT処理の周期が最も短いため、BWP2の送信開始タイミングが最短周期で到来し、BWP1の送信開始タイミングには常にBWP2の送信開始タイミングが重なるためである。BWP1及びBWP2の制御情報がBWP2にマッピングされることにより、基地局装置100から送信されるデータを受信する端末装置は、BWP2のみの制御チャネルを復号することにより、BWP1及びBWP2の双方に関する制御情報を取得することができる。結果として、端末装置の消費電力を低減することが可能となる。
また、BWP2のみがアイドルでBWP2のスケジューリングが実行された場合には、スケジューリング結果に従って、BWP2におけるデータの割り当てを示す制御情報が制御チャネル生成部110によって生成される。そして、制御情報は、多重部111によって、BWP2にマッピングされる(ステップS109)。
このようにしてアイドルのBWPにデータ及び制御情報がマッピングされたBWPごとの送信信号が生成されると、送信信号は、IFFT部112、115及びCP付加部113、116を経由して、BWP1送信部114及びBWP2送信部117から送信される(ステップS110)。すなわち、BWP1の送信信号はBWP1送信部114から送信され、BWP2の送信信号はBWP2送信部117から送信される。BWP1及びBWP2の双方がアイドルの場合には、BWP2送信部117から送信される送信信号にBWP1及びBWP2の双方の制御情報が含まれる。
次に、BWP1及びBWP2を利用するデータの送信について、具体的な例を挙げて説明する。
図4は、LBT処理の結果、BWP1のみがアイドルの場合のBWPの利用状況を示す図である。図4に示すように、LBT処理部108は、BWP1及びBWP2それぞれにおいて斜線で示すタイミングにおいてLBT処理を実行する。ここで、BWP1のLBT処理の周期よりもBWP2のLBT処理の周期の方が短い。また、BWP2の方がBWP1よりも広帯域であり、BWP2のサブキャリア間隔の方がBWP1のサブキャリア間隔よりも大きい。換言すれば、BWP2のシンボル長の方がBWP1のシンボル長よりも小さい。
LBT処理の結果、BWP1及びBWP2がいずれもビジーである場合には、いずれのBWPにおいてもデータは送信されない。そして、タイミング150のLBT処理において、BWP1のみがアイドルであると判断されると、BWP1がデータの送信に利用される。すなわち、BWP1において、制御情報151及びデータ152が送信される。制御情報151には、データ152の割り当てを示す情報が含まれる。
図5は、LBT処理の結果、BWP1及びBWP2の双方がアイドルの場合のBWPの利用状況を示す図である。図5に示すように、LBT処理部108は、BWP1及びBWP2それぞれにおいて斜線で示すタイミングにおいてLBT処理を実行する。図4の例と同様に、図5においてもBWP1のLBT処理の周期よりもBWP2のLBT処理の周期の方が短い。
LBT処理の結果、BWP1及びBWP2がいずれもビジーである場合には、いずれのBWPにおいてもデータは送信されない。そして、タイミング160のLBT処理において、BWP1及びBWP2の双方がアイドルであると判断されると、BWP1及びBWP2がデータの送信に利用される。すなわち、BWP1において、データ161が送信され、BWP2において、制御情報162及びデータ163が送信される。
BWP2を利用して送信される制御情報162は、BWP1のデータ161の割り当てを示す情報とBWP2のデータ163の割り当てを示す情報とを含む。すなわち、LBT処理の周期が最短のBWP2の制御情報162には、同時に送信に利用されるすべてのBWPに関する制御情報が含まれる。これにより、BWP1及びBWP2のデータを受信する端末装置は、BWP2の制御情報を復号することにより、BWP1及びBWP2のデータの割り当てを把握し、正しく自装置宛てのデータを復号することができる。
図6は、LBT処理の結果、BWP2のみがアイドルの場合のBWPの利用状況を示す図である。図6に示すように、LBT処理部108は、BWP1及びBWP2それぞれにおいて斜線で示すタイミングにおいてLBT処理を実行する。ここで、BWP1のLBT処理の周期よりもBWP2のLBT処理の周期の方が短い。
LBT処理の結果、BWP1及びBWP2がいずれもビジーである場合には、いずれのBWPにおいてもデータは送信されない。そして、タイミング170のLBT処理において、BWP2のみがアイドルであると判断されると、BWP2がデータの送信に利用される。すなわち、BWP2において、制御情報171及びデータ172が送信される。制御情報171には、データ172の割り当てを示す情報が含まれる。
次に、BWP1及びBWP2のデータを受信する端末装置の構成について説明する。図7は、実施の形態1に係る端末装置200の構成を示すブロック図である。図7に示す端末装置200は、BWP1受信部201、204、CP除去部202、205、FFT部203、206、制御チャネル復号部207及び復号部208を有する。
BWP1受信部201は、BWP1の信号を受信する。すなわち、BWP1受信部201は、アンライセンスキャリアのうちBWP1の周波数帯域の信号を受信する。
CP除去部202は、BWP1の受信信号からOFDMシンボル間に付加されたCPを除去する。
FFT部203は、BWP1の受信信号を高速フーリエ変換し、互いに直交する周波数を有する複数のサブキャリアの信号を取得する。すなわち、FFT部203は、時間領域の受信信号を周波数領域の信号へ変換することにより、複数のサブキャリアの信号を取得する。
BWP2受信部204は、BWP2の信号を受信する。すなわち、BWP2受信部204は、アンライセンスキャリアのうちBWP2の周波数帯域の信号を受信する。
CP除去部205は、BWP2の受信信号からOFDMシンボル間に付加されたCPを除去する。
FFT部206は、BWP2の受信信号を高速フーリエ変換し、互いに直交する周波数を有する複数のサブキャリアの信号を取得する。すなわち、FFT部206は、時間領域の受信信号を周波数領域の信号へ変換することにより、複数のサブキャリアの信号を取得する。
なお、CP除去部202、205及びFFT部203、206も上記のCP除去部102、105及びFFT部103、106と同様に、OFDM方式の無線通信が行われる場合の処理を実行する処理部であるため、OFDM方式以外の無線通信が行われる場合には省略可能である。
制御チャネル復号部207は、アンライセンスキャリア内のBWPの周波数帯域などの情報を含むBWP情報を参照し、BWP1及びBWP2の制御チャネルを復号する。このとき、制御チャネル復号部207は、LBT処理の周期が最も短いBWP2の制御チャネルを最初に復号する。そして、制御チャネル復号部207は、BWP2の制御チャネルの復号が失敗した場合に、BWP1の制御チャネルを復号する。すなわち、制御チャネル復号部207は、複数のBWPのうちLBT処理の周期が最短のBWPの制御チャネルを最初に復号する。BWP1及びBWP2の双方によってデータが送信される場合には、BWP2を利用して2つのBWPの制御情報が送信されるため、BWP2の制御チャネルを最初に復号することにより、2つのBWPの制御情報が取得可能である。この結果、制御チャネルの復号によって消費される消費電力を低減することができる。
復号部208は、制御チャネル復号部207によって得られる制御チャネルの復号結果に基づいて、BWP1及びBWP2のデータを復号する。すなわち、制御チャネル復号部207によってBWP1の制御情報が得られた場合には、復号部208は、BWP1のデータを復号する。また、制御チャネル復号部207によってBWP2の制御情報が得られた場合には、復号部208は、BWP2のデータを復号する。なお、BWP2の制御チャネルからBWP1及びBWP2の双方の制御情報が得られた場合には、復号部208は、BWP1及びBWP2の双方のデータを復号する。
このように、端末装置200は、BWP情報に基づいて、LBT処理の周期が最短のBWP2の制御チャネルをモニタリングして、この制御チャネルの復号を最初に試みる。そして、制御チャネルの復号が失敗した場合に、BWP1の制御チャネルの復号を試みる。このため、制御チャネルの復号に消費される消費電力を低減しつつ、BWP1及びBWP2それぞれのデータを正しく復号することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、基地局装置は、BWPごとに個別のLBT処理を実行し、アイドルのBWPを用いてデータを送信する。このとき、複数のBWPがアイドルである場合には、複数のBWPを用いてデータを送信し、LBT処理の周期が最も短い1つのBWPを用いて各BWPの制御情報をまとめて送信する。また、端末装置は、LBT処理の周期が最も短い1つのBWPの制御チャネルをモニタリングし、このBWPの制御チャネルの復号が失敗した場合に他のBWPの制御チャネルを復号する。このため、LBT処理の結果空いていると判断されたBWPを用いて効率的にデータを送信することができる。換言すれば、アンライセンスバンドの広帯域なキャリアを効率的に利用することができる。また、端末装置は、制御チャネルの復号に消費される消費電力を低減することができる。
なお、上記実施の形態1においては、BWP2のLBT処理の周期が最も短いものとして説明したが、各BWPのLBT処理の周期が同一である場合には、任意に選択された1つのBWPを用いてすべてのBWPに関する制御情報が送信されれば良い。
図8は、LBT処理の周期が等しいBWPの利用状況を示す図である。図8に示すように、BWP1及びBWP2それぞれにおいて斜線で示すタイミングにおいてLBT処理が実行される。ここで、BWP1のLBT処理の周期とBWP2のLBT処理の周期とは同一である。
LBT処理の結果、BWP1及びBWP2がいずれもビジーである場合には、いずれのBWPにおいてもデータは送信されない。そして、タイミング180のLBT処理において、BWP1及びBWP2の双方がアイドルであると判断されると、BWP1及びBWP2がデータの送信に利用される。すなわち、BWP1において、データ181が送信され、BWP2において、制御情報182及びデータ183が送信される。
ここでは、BWP1及びBWP2のうちBWP2を利用してBWP1のデータ181の割り当てを示す情報とBWP2のデータ183の割り当てを示す情報とが送信される。しかし、BWP1及びBWP2のLBT処理の周期は同一であるため、2つのBWPに関する制御情報は、BWP1を利用して送信されても良い。
(実施の形態2)
実施の形態2の特徴は、1つの端末装置に対して同時にデータの送信に利用されるBWPを1つのBWPとし、必要に応じてBWPを切り替える点である。
図9は、実施の形態2に係る基地局装置100の構成を示すブロック図である。図9において図1と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図9に示す基地局装置100は、図1に示す基地局装置100のBWPスケジューリング部109及び制御チャネル生成部110に代えて、BWPスケジューリング部301及び制御チャネル生成部302を有する。
BWPスケジューリング部301は、LBT処理部108におけるLBT処理の結果に基づいて、BWP1及びBWP2のいずれか一方のスケジューリングを実行する。具体的には、BWPスケジューリング部301は、BWP1及びBWP2のどちらを利用してデータを送信するか決定し、決定したBWPがアイドルであると判断された場合には、このBWPによって送信するデータを決定する。このとき、BWPスケジューリング部301は、送信されるデータのデータ量やBWP1及びBWP2の帯域幅などに基づいて、データの送信に利用するBWPを決定する。
また、BWPスケジューリング部301は、データの送信に利用するBWPを切り替える。すなわち、BWPスケジューリング部301は、例えばBWP1を利用してデータが送信されている場合、必要に応じてBWP2に切り替えることを決定し、切り替え後にはBWP2によって送信するデータを決定する。BWPスケジューリング部301は、送信されるデータのデータ量、BWP1及びBWP2のリソースの使用状況及び消費電力などに基づいて、BWPの切り替えの有無を決定する。
なお、BWPスケジューリング部301が1つのBWPを利用してデータを送信することを決定するため、本実施の形態においては、LBT処理部108は、BWPスケジューリング部301が決定したBWPのみについてLBT処理を実行しても良い。これにより、LBT処理による処理負荷及び消費電力を低減することができる。
制御チャネル生成部302は、BWPスケジューリング部109のスケジューリング結果に従って、BWP1又はBWP2に割り当てられるデータを特定する制御情報を生成する。すなわち、制御チャネル生成部302は、例えばBWP1のスケジューリングが実行された場合には、BWP1に含まれる各リソースブロックにどの端末装置宛てのデータが割り当てられるかを示す制御情報を生成する。また、制御チャネル生成部302は、例えばBWP2のスケジューリングが実行された場合には、BWP2に含まれる各リソースブロックにどの端末装置宛てのデータが割り当てられるかを示す制御情報を生成する。さらに、制御チャネル生成部302は、データの送信に利用するBWPが切り替えられる場合、切り替え先のBWPを特定する切替情報を生成する。すなわち、制御チャネル生成部302は、例えばデータの送信に利用されるBWPがBWP1からBWP2に切り替えられる場合、データの送信に利用されるBWPがBWP2へ切り替えられることを示す切替情報を生成する。この切替情報は、切り替え前にデータの送信に利用されているBWP1の制御チャネルによって送信される。
次に、BWP1及びBWP2を切り替えて利用するデータの送信について、具体的な例を挙げて説明する。
図10は、データの送信に利用されるBWPをBWP1からBWP2へ切り替える場合のBWPの利用状況を示す図である。図10に示すように、BWPスケジューリング部301がBWP1を用いてデータを送信すると決定した場合には、LBT処理部108は、斜線で示すタイミングにおいてBWP1のLBT処理を実行する。
LBT処理の結果、BWP1がビジーである場合には、BWP1においてデータは送信されない。そして、BWP1がアイドルであると判断されると、BWP1において、制御情報401及びデータ402が送信される。この時点で、データの送信に利用されるBWPをBWP1からBWP2へ切り替えることがBWPスケジューリング部301によって決定されていると、制御情報401にはBWP1からBWP2へ切り替えてデータを送信することを示す切替情報が含まれる。
このように切替情報が送信されるため、BWP1のデータを受信する端末装置は、受信対象のBWPをBWP1からBWP2へ切り替えることができる。すなわち、BWP1を利用してデータが送信されることが通知されている端末装置は、BWP1の信号を受信して復号するが、このBWP1の受信信号に切替情報が含まれている場合には、BWP2の信号を受信するように受信対象のBWPを切り替える。これにより、複数のBWPを同時に受信対象としなくて済むため、端末装置の消費電力を低減しつつ、データの送信に利用されるBWPを受信対象とすることができる。
切替情報が含まれる制御情報401が送信された後、LBT処理部108は、斜線で示すタイミングにおいて切り替え後のBWP2のLBT処理を実行する。LBT処理の結果、BWP2がビジーである場合には、BWP2においてデータは送信されない。そして、BWP2がアイドルであると判断されると、BWP2において、制御情報403及びデータ404が送信される。BWP2を利用して送信される制御情報403及びデータ404は、あらかじめ切替情報に従って受信対象のBWPをBWP2に切り替えている端末装置によって受信される。
以上のように、本実施の形態によれば、基地局装置は、データの送信に利用されるBWPを決定し、決定したBWPのLBT処理を実行し、BWPがアイドルであればデータを送信する。また、基地局装置は、必要に応じてデータの送信に利用されるBWPを切り替えることを決定し、BWPの切り替え前に切替情報を送信する。端末装置は、データの送信に利用されるBWPを受信対象とし、切替情報が受信された場合には、受信対象のBWPを切り替える。このため、データ量や消費電力などの条件に応じてBWPを切り替えながらデータを送信することができる。換言すれば、アンライセンスバンドの広帯域なキャリアを効率的に利用することができる。
なお、上記実施の形態2で説明したBWPの切り替えは、例えばデータの再送時に適用することも可能である。すなわち、データの再送が要求された場合には、初回送信時とは異なるBWPを利用してデータが再送されるようにしても良い。
図11は、データの再送時にBWPをBWP1からBWP2へ切り替える場合のBWPの利用状況を示す図である。図11に示すように、BWPスケジューリング部301がBWP1を用いてデータを送信すると決定した場合には、LBT処理部108は、斜線で示すタイミングにおいてBWP1のLBT処理を実行する。
LBT処理の結果、BWP1がビジーである場合には、BWP1においてデータは送信されない。そして、BWP1がアイドルであると判断されると、BWP1において、制御情報411及びデータ412が送信される。その後、端末装置がデータ412を正しく復号できない場合には、BWP1において、データの再送を要求するNACKが端末装置から基地局装置100へ送信される。
基地局装置100は、NACKを受信すると、引き続きBWP1において、BWP2を利用してデータを再送することを示す制御情報413を送信する。この制御情報413には、BWP2において再送されるデータの割り当てを示す情報が含まれていても良い。
制御情報413が送信された後、LBT処理部108は、斜線で示すタイミングにおいてBWP2のLBT処理を実行する。LBT処理の結果、BWP2がアイドルであると判断されると、BWP2において、制御情報414及びデータ415が送信される。BWP2を利用して送信される制御情報414及びデータ415は、あらかじめ制御情報413に従って受信対象のBWPをBWP2に切り替えている端末装置によって受信される。なお、BWP2において再送されるデータの割り当てを示す情報は、制御情報414に含まれていても良い。
このように、再送されるデータを初回送信時とは異なるBWPを利用して送信することで、データの再送におけるダイバーシティゲインを得ることができる。
なお、上記各実施の形態における基地局装置100及び端末装置200の構成は一例に過ぎず、基地局装置及び端末装置は、必ずしも図1、7、9のように構成されなくても良い。具体的には、例えば、図1、9の基地局装置100のBWP1受信部101、BWP2受信部104、BWP1送信部114及びBWP2送信部117が1つ又は複数の無線部として構成されても良い。また、図1、9の基地局装置100のその他の処理部が1つ又は複数のプロセッサとして構成されても良い。同様に、図7の端末装置200のBWP1受信部201及びBWP2受信部204が1つ又は複数の無線部として構成されても良く、その他の処理部が1つ又は複数のプロセッサとして構成されても良い。ここで、プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はDSP(Digital Signal Processor)などを用いることができる。
101、201 BWP1受信部
102、105、202、205 CP除去部
103、106、203、206 FFT部
104、204 BWP2受信部
107、208 復号部
108 LBT処理部
109、301 BWPスケジューリング部
110、302 制御チャネル生成部
111 多重部
112、115 IFFT部
113、116 CP付加部
114 BWP1送信部
117 BWP2送信部
207 制御チャネル復号部

Claims (11)

  1. 免許が不要な周波数帯域を利用する無線通信システムが有する基地局装置であって、
    前記周波数帯域に属するキャリア内の互いに周波数が異なる部分帯域ごとに当該部分帯域が他の無線通信システムによって利用されているか否かを判断する判断部と、
    前記判断部によって他の無線通信システムによって利用されていないと判断された部分帯域にデータを割り当てるスケジューリング部と、
    前記スケジューリング部によってデータが割り当てられた部分帯域の信号を送信する送信部と
    を有することを特徴とする基地局装置。
  2. 前記スケジューリング部は、
    前記判断部によって複数の部分帯域が他の無線通信システムによって利用されていないと判断された場合に、前記複数の部分帯域それぞれにデータを割り当てることを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  3. 前記送信部は、
    前記スケジューリング部によって前記複数の部分帯域それぞれにデータが割り当てられた場合、前記複数の部分帯域それぞれのデータの割り当てを示す制御情報をいずれか1つの部分帯域を利用して送信することを特徴とする請求項2記載の基地局装置。
  4. 前記送信部は、
    前記複数の部分帯域のうち前記判断部によって判断が実行される周期が最も短い部分帯域を利用して前記制御情報を送信することを特徴とする請求項3記載の基地局装置。
  5. 前記スケジューリング部は、
    無線通信に利用する1つの部分帯域を決定し、前記判断部によって前記1つの部分帯域が他の無線通信システムによって利用されていないと判断された場合に、前記1つの部分帯域にデータを割り当てることを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  6. 前記スケジューリング部は、
    無線通信に利用する部分帯域を前記1つの部分帯域から他の部分帯域へ切り替えることを決定し、切り替え後は前記他の部分帯域にデータを割り当てることを特徴とする請求項5記載の基地局装置。
  7. 前記スケジューリング部は、
    データの再送が要求された場合に無線通信に利用する部分帯域を切り替えると決定することを特徴とする請求項6記載の基地局装置。
  8. 免許が不要な周波数帯域を利用する無線通信システムが有する端末装置であって、
    前記周波数帯域に属するキャリア内の互いに周波数が異なる複数の部分帯域の信号を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された複数の部分帯域の信号のうち1つの部分帯域の信号に含まれる制御情報であって、前記複数の部分帯域それぞれのデータの割り当てを示す制御情報を復号する制御情報復号部と、
    前記制御情報復号部によって復号される制御情報に基づいて、前記受信部によって受信された複数の部分帯域の信号を復号する復号部と
    を有することを特徴とする端末装置。
  9. 前記制御情報復号部は、
    前記1つの部分帯域の信号に含まれる制御情報の復号が失敗した場合に、他の1つの部分帯域の信号に含まれる制御情報を復号することを特徴とする請求項8記載の端末装置。
  10. 免許が不要な周波数帯域を利用して無線通信する基地局装置と端末装置とを有する無線通信システムであって、
    前記基地局装置は、
    前記周波数帯域に属するキャリア内の互いに周波数が異なる部分帯域ごとに当該部分帯域が他の無線通信システムによって利用されているか否かを判断する判断部と、
    前記判断部によって他の無線通信システムによって利用されていないと判断された部分帯域にデータを割り当てるスケジューリング部と、
    前記スケジューリング部によってデータが割り当てられた部分帯域の信号を送信する送信部とを有し、
    前記端末装置は、
    前記周波数帯域に属するキャリア内の互いに周波数が異なる部分帯域ごとの信号を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された部分帯域ごとの信号に含まれる制御情報であって、部分帯域ごとのデータの割り当てを示す制御情報を復号する制御情報復号部と、
    前記制御情報復号部によって復号される制御情報に基づいて、前記受信部によって受信された部分帯域ごとの信号を復号する復号部とを有する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  11. 免許が不要な周波数帯域を利用する無線通信システムにおいて実行される送信方法であって、
    前記周波数帯域に属するキャリア内の互いに周波数が異なる部分帯域ごとに当該部分帯域が他の無線通信システムによって利用されているか否かを判断し、
    他の無線通信システムによって利用されていないと判断された部分帯域にデータを割り当てるスケジューリングを実行し、
    前記スケジューリングに従ってデータが割り当てられた部分帯域の信号を送信する
    処理を有することを特徴とする送信方法。
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