JPWO2019188689A1 - ステント - Google Patents

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Abstract

【課題】生体管腔に留置後の再収縮を抑制可能なステントを提供する。【解決手段】本発明に係るステント100は、隙間が形成された筒状形状を備える。ステントは、筒状形状の軸x周りにおいて第1領域110aを形成する線状の第1ストラット部111と、筒状形状の軸周りにおいて第1領域と異なる第2領域110bを形成する線状の第2ストラット部112と、を有する。第2ストラット部は、第1ストラット部よりも剛性が高い。【選択図】図2

Description

本発明は、ステントに関する。
ステントは、血管等の生体管腔内に生じた狭窄部に拡張した状態で留置され、生体管腔を開存状態に維持する。
ステントは血管等の生体管腔に留置されるため、生体管腔の内壁の形状に追従するように柔軟性が求められる。例えば、下記特許文献1には、柔軟性を向上させるため、円筒形状を形作る線状体と、線状体の軸方向において隣接する部分を連結するとともに、生体管腔への留置によって破断して連結を解除する脆弱部と、を有するステントが開示されている。
国際公開2013/065218号
上記特許文献1に開示されているようなステントは、柔軟性に優れる一方、留置後に再収縮し得るという問題がある。
そこで本発明は、柔軟性を備え、かつ、生体管腔に留置後の再収縮を抑制可能なステントを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係るステントは、隙間が形成された筒状形状を備えるステントであって、前記筒状形状の軸周りにおいて第1領域を形成する線状の第1ストラット部と、前記筒状形状の軸周りにおいて前記第1領域と異なる第2領域を形成する線状の第2ストラット部と、を有し、前記第2ストラット部は、前記第1ストラット部よりも剛性が高いことを特徴とする。
本発明に係るステントは、比較的剛性の低い第1ストラット部によって、柔軟性を発揮することができる。また、比較的剛性の大きい第2ストラット部によって、本発明に係るステントは留置後の再収縮を抑制することができる。このように、本発明によれば、柔軟性を備え、かつ、生体管腔に留置後の再収縮を抑制可能なステントを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るステントを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るステントの軸直交断面図である。 変形例1に係るステントを示す軸直交断面図である。 変形例2に係るステントを示す軸直交断面図である。 変形例3に係るステントを示す軸直交断面図である。 本発明の第2実施形態に係るステントを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るステントの外周の一部を軸方向に沿って直線状に切断して展開した展開図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(第1実施形態)
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係るステント100を示す図である。なお、本明細書においてステント100の軸xの延びる方向(長手方向)を、図1に示すように、「軸方向d」と定義する。また、軸方向dにおいて、生体管腔に先に導入される側を「先端側」と定義し、先端側と反対側を「基端側」と定義する。また、ステント100の軸x周りの方向を「周方向θ」と称する。また、ステント100の軸xと直交する方向を、図2に示すように、「径方向r」と称する。
第1実施形態に係るステント100は、脳血管(「生体管腔」に相当)においてプラーク等によって形成された狭窄部を拡張する際に使用される。
第1実施形態に係るステント100は、図1に示すように複数の隙間が形成された円筒形状の外周を形作る線状のストラット110を有する。複数の隙間は、ストラット110において隣接する部分同士を隔てるように所定のパターンで配列されている。
ストラット110は、図2に示すように、ステント100の軸x周りの第1領域110aを形成する第1ストラット部111と、軸x周りにおいて第1領域110aと異なる第2領域110bを形成するとともに、第1ストラット部111よりも剛性の高い第2ストラット部112と、を備える。
このように、ステント100は、剛性の異なる第1ストラット部111と第2ストラット部112を備える。そのため、比較的剛性の低い第1ストラット部111によって、ステント100は柔軟性を発揮することができる。そのため、ステント100は、血管形状に容易に追従し、血管への負担を軽減できる。また、比較的剛性の高い第2ストラット部112によって、ステント100は、拡張後に血管壁からの押し戻す力を受けたとしても、再収縮を抑制することができる(すなわち、ステント100のリコイルを抑制できる)。特に、脳血管は冠状動脈等の他の部位と比較して薄く切れやすいという特性を備えるため、脳血管に留置されるステント100は、冠状動脈等の他の部位における血管に留置されるステントよりも高い柔軟性が求められる。またその一方、ステント100は、拡張後に再収縮を抑制することも求められる。本実施形態に係るステント100は、第1ストラット部111と第2ストラット部112によって、柔軟性と再収縮の抑制を好適に両立できる。
第1ストラット部111が形成する第1領域110aは、本実施形態では、図2に示すように、ステント100の軸xを通過する仮想上の水平面sによってステント100を分断した場合の一方の領域(図1および図2の下側の領域)に当たる。すなわち、第1領域110aは、図1および図2に示すように、ステント100の外周のうち、軸x周りの半分、かつ、ステント100の軸方向dの先端から基端に亘る領域に当たる。
第2ストラット部112が形成する第2領域110bは、本実施形態では、図2に示すように、ステント100の軸xを通過する仮想上の水平面sによってステント100を分断した場合の他方の領域(図1および図2の上側の領域)に当たる。すなわち、第2領域110bは、図1および図2に示すように、ステント100の外周のうち、軸x周りの半分、かつ、ステント100の軸方向dの先端から基端に亘る領域に当たる。このように、第2ストラット部112は、ステント100の軸方向dの先端から基端に亘って設けられているため、ステント100の軸方向dの先端から基端に亘ってステント100が拡張後に再収縮するのを抑制できる。
なお、第1ストラット部111および第2ストラット部112は、軸x周りに互いに異なる領域に設けられている限り、特に限定されない。例えば、第1ストラット部111がステント100の軸x周りの半分以上の領域を形成し、第2ストラット部112がステント100の軸x周りの半分以下の領域を形成してもよい。ただし、第2ストラット部112は、拡張させたステント100が再収縮するのを抑制する観点から、ステント100の周方向θの半分以上〜8割程度の領域に設けられていることが好ましい。第2ストラット部112が、ステント100の軸x周りの半分以上の領域を形成している場合、仮に拡張後に第1ストラット部111が再収縮しそうになったとしても、第2ストラット部112によって、ステント100の内腔を半分以上は維持できる。
第1ストラット部111および第2ストラット部112は、本実施形態では、図1に示すように、メッシュ状に形成されている。図2に示すように、第1ストラット部111の線状部分の幅w1と第2ストラット部112の線状部分の幅w2(周方向θに沿う長さ)は、本実施形態では、同一となるように構成している。第1ストラット部111と第2ストラット部112の厚みt1、t2(径方向rに沿う長さ)は、本実施形態では、同一となるように構成している。ただし、ストラット110の形状は、メッシュ状ではなく、図6に示すような波状に折り返された環状部を軸方向dに複数並べた形状であってよい。
第2ストラット部112の剛性を第1ストラット部111の剛性よりも高くするために、本実施形態では、第2ストラット部112は第1ストラット部111の構成材料よりも硬度の高い材料によって構成している。第1ストラット部111の構成材料の硬度は、特に限定されないが、生体管腔の内壁の形状に追従する程度の柔軟性をステント100に付与する観点から、ビッカース硬さ(JIS Z2244に準拠、以下同じ)において、10〜100Hv程度であることが好ましい。第2ストラット部112の構成材料の硬度は、特に限定されないが、生体管腔に拡張した状態で留置されたステント100の再収縮を抑制する観点から、ビッカース硬さにおいて、100〜500Hv程度であることが好ましい。
第1ストラット部111の構成材料は、生体適合性を備え、かつ、第2ストラット部112よりも硬度の低い材料である限り特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼等が挙げられる。第2ストラット部112の構成材料は、生体適合性を備え、かつ、第1ストラット部111よりも硬度の高い材料である限り特に限定されないが、例えば、NiTi等の超弾性合金、CoCr合金等のコバルト系合金が挙げられる。なお、ストラット110の外表面には所定の薬剤や薬剤を担持するための薬剤担持体を含む薬剤コート層を設けてもよい。
ストラット110には、図1に示すように、X線透視下で視認可能なマーカ113が設けられている。
マーカ113は、本実施形態では、第2ストラット部112の基端部、かつ、第2ストラット部112の周方向θの中間部分に設けられている。これによって、術者は、X線透視下で、第2ストラット部112の周方向θにおける位置を把握し、第2ストラット部112を生体管腔の適切な位置に配置することができる。例えば、生体管腔の内壁の周方向の偏った位置にプラーク等が生じた場合、術者は、第2ストラット部112が生体管腔の内壁のプラークが生じた部分に面するように配置することができる。
ただし、マーカ113を設ける領域は、術者がX線透視下で、第1ストラット部111の周方向θにおける位置または第2ストラット部112の周方向θにおける位置を把握できる限り特に限定されない。例えば、マーカ113は、本実施形態では、第1ストラット部111の先端部に設けられていてもよいし、第2ストラット部112の基端部または先端部に設けられていてもよい。
マーカ113の構成材料は、X線透視下で視認可能程度の造影性を備える材料を含む限り特に限定されない。そのような材料としては特に限定されないが、例えば、金、白金、タングステン等の金属、およびこれらを含む合金等のX線不透過性の材料を含む材料が挙げられる。
ステント100は、特に限定されないが、例えば下記に示す手順で製造できる。まず、互いに硬度が異なる材料によって構成されたメッシュ状の円筒体を2つ作製する。次に、各円筒体をレーザ等によって軸方向に沿って切断し、半円筒体を作製する。次に、互いに硬度が異なる材料によって構成された半円筒体同士を溶接等によって接合する。これによって、ステント100が作製される。
以上、説明したように、第1実施形態に係るステント100は、隙間が形成された筒状形状を備える。ステント100は、筒状形状の軸x周りにおいて第1領域110aを形成する線状の第1ストラット部111と、筒状形状の軸x周りにおいて第1領域110aと異なる第2領域110bを形成する線状の第2ストラット部112と、を有する。第2ストラット部112は、第1ストラット部111よりも剛性が高い。
上記実施形態に係るステント100によれば、比較的剛性の低い第1ストラット部111によって、ステント100は柔軟性を発揮することができる。また、比較的剛性の高い第2ストラット部112によって拡張後の再収縮を抑制することができる。このように、柔軟性を備え、かつ、生体管腔に拡張後の再収縮を抑制可能なステント100を提供することができる。
また、第2ストラット部112は、第1ストラット部111を構成する材料よりも硬度の高い材料によって構成されている。そのため、第1ストラット部111よりも第2ストラット部112の剛性を高くすることができる。
また、第2ストラット部112は、筒状形状の軸x周りの半分以上の領域を形成する。そのため、仮にステント100の拡張後に第1ストラット部111が再収縮しそうになったとしても、第2ストラット部112によって、ステント100の内腔を半分以上は維持できる。
また、第1ストラット部111および第2ストラット部112のいずれか一方には、X線透視下で視認可能な程度の造影性を備えるマーカ113が設けられている。そのため、術者は、X線透視下で、第1ストラット部111または第2ストラット部112の周方向θにおける位置を把握し、第1ストラット部111または第2ストラット部112を適切な位置に配置することができる。
(変形例)
図3〜図5は、変形例に係るステント100a〜100cの説明に供する図である。なお、ステント100a〜100cは、いずれも上記第1実施形態に係るステント100と同様にマーカ113を備えるが、その説明を省略する。
第1実施形態に係るステント100は、第1ストラット部111と第2ストラット部112の構成材料の硬度を異ならせることによって、第1ストラット部111と第2ストラット部112が互いに異なる剛性を備えるように構成した。但し、剛性を異ならせる方法は、上記に限定されない。
例えば、図3に示すように、変形例1に係るステント100aは、第2ストラット部112aの線状部分の幅w2(周方向θに沿う長さ)を第1ストラット部111aの線状部分の幅w1よりも大きくなるように構成している。これによって、第1ストラット部111aよりも第2ストラット部112aの剛性を高くすることができる。
例えば、図4に示すように、変形例2に係るステント100bは、第2ストラット部112bの厚みt2(径方向rに沿う長さ)を第1ストラット部111bの厚みt1よりも大きくなるように構成している。これによって、第1ストラット部111bの剛性よりも第2ストラット部112bの剛性を高くすることができる。
また、第1実施形態に係るステント100は、円筒形状を備える形態を説明したが、ステント100の外形形状は、筒状形状である(内腔を備える)限り特に限定されない。
例えば、図5に示すように、変形例3に係るステント100cでは、第2ストラット部112cは、軸直交断面において円弧状の外形形状を備え、第1ストラット部111cは、軸直交断面において直線形状を備えるように構成してもよい。このように構成することによって、血管壁が過度に拡張する程度にまでステント100cが拡張するのを抑制できる。
なお、変形例3においては、第1実施形態と同様に、第2ストラット部112cは、第1ストラット部111cの構成材料よりも硬度の高い材料によって構成している。また、変形例3においては、第2ストラット部112cは、第2ストラット部112cの円弧の中心軸(ステント100cの軸x)を通過する仮想上の水平面sを超えて延在している。すなわち、第2ストラット部112cは、ステント100cの軸x周りの半分を超える領域に設けられている。そのため、仮に拡張後に第1ストラット部111cが再収縮しそうになったとしても、第2ストラット部112cによって、ステント100cの内腔を半分以上は維持できる。
(第2実施形態)
図6および図7は、第2実施形態に係るステント200の説明に供する図である。
第2実施形態に係るステント200は、メッシュ構造を備えない点において、上記実施形態に係るステント100と相違する。以下、第2実施形態に係るステント200について説明する。
第2実施形態のステント200は、図6に示すように、隙間が形成された円筒形状を形作る線状のストラット210を有する。
ストラット210は、図6および図7に示すように、波状に折り返されつつ周方向θに延在して無端の環状形状を形作る複数の環状部211を備える。複数の環状部211は、軸方向dに配列されている。ストラット210は、環状部211の軸方向dに隣り合う部分同士を接続する複数のリンク部212を備える。
ストラット210は、図6および図7に示すように、ステント200の軸x周りにおいて第1領域210aを形成する第1ストラット部213と、ステント200の軸x周りにおいて第1領域210aと異なる第2領域210bを形成するとともに、第1ストラット部213よりも剛性が高い第2ストラット部214と、を備える。
第2ストラット部214の剛性を第1ストラット部213の剛性よりも高くするために、本実施形態では、第2ストラット部214に設けられるリンク部212の数は、第1ストラット部213に設けられるリンク部212の数よりも多くなるように構成している。さらに、本実施形態では、第1ストラット部213は、軸方向dに隣り合う複数の部分のうち一部213aがリンク部212によって接続されたオープンセル構造である。すなわち、第1ストラット部213では、軸方向dに隣り合う部分のうちの一部213bは、リンク部212によって接続されていない。これに対し、第2ストラット部214は、軸方向dに隣り合う部分同士が全てがリンク部212によって接続されたクローズドセル構造である。
第1ストラット部213、第2ストラット部214、およびリンク部212を構成する材料は、生体適合性を備える限り特に限定されない。そのような材料としては、特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼、CoCr等のコバルト系合金、NiTi等の超弾性合金等が挙げられる。
以上説明したように第2実施形態に係るステント200は、軸方向dにおいて第1ストラット部213および第2ストラット部214の隣り合う部分同士を接続する複数のリンク部212を有する。第2ストラット部214に設けられるリンク部212の数は、第1ストラット部213に設けられるリンク部212の数よりも多い。これによって、第1ストラット部111aよりも第2ストラット部112bの剛性を高くすることができる。
なお、本発明は上述した実施形態にのみ限定されず、特許請求の範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本発明に係るステントは、脳血管用のステントだけでなく、冠状動脈用のステントや下肢用のステントにも適用可能である。
また、上記実施形態および変形例では、第1ストラット部と第2ストラット部の剛性を調整する方法として、第1ストラット部と第2ストラット部の材料の硬度、幅、厚み、リンク部の数を各々調整すると記載した。しかし、第2ストラット部の剛性を第1ストラット部よりも高くするために、第1ストラット部と第2ストラット部の材料の硬度、幅、厚み、リンク部の数のうち、複数の項目を調整してもよい。
また、上記実施形態および変形例では、ステントの軸周りに剛性の異なる領域が2つ設けられている形態を説明したが、ステントの軸周りに剛性の異なる領域が3つ以上設けられていてもよい。
また、上記実施形態および変形例では、剛性の異なる第1ストラット部と第2ストラット部を単純に接続する形態を説明したが、第1ストラット部と第2ストラット部の間は、徐々に剛性が変化するように構成してもよい。
本出願は、2018年3月27日に出願された日本国特許出願第2018−059885号に基づいており、その開示内容は、参照により全体として引用されている。
100、100a、100b、100c、200 ステント、
110 ストラット、
110a 第1領域、
110b 第2領域、
111、111a、111b、111c、213 第1ストラット部、
112、112a、112b、112c、214 第2ストラット部、
113 マーカ、
212 リンク部、
x 軸、
d 軸方向、
θ 周方向、
r 径方向、
t1 第1ストラット部の厚み、
t2 第2ストラット部の厚み、
w1 第1ストラット部の線状部分の幅、
w2 第2ストラット部の線状部分の幅。

Claims (8)

  1. 隙間が形成された筒状形状を備えるステントであって、
    前記筒状形状の軸周りにおいて第1領域を形成する線状の第1ストラット部と、
    前記筒状形状の軸周りにおいて前記第1領域と異なる第2領域を形成する線状の第2ストラット部と、を有し、
    第2ストラット部は、前記第1ストラット部よりも剛性が高いことを特徴とする、ステント。
  2. 前記第2ストラット部は、前記第1ストラット部を構成する材料よりも硬度の高い材料によって構成されている、請求項1に記載のステント。
  3. 前記第2ストラット部の線状部分の幅は、前記第1ストラット部の線状部分の幅よりも大きい、請求項1または請求項2に記載のステント。
  4. 前記第2ストラット部の厚みは、前記第1ストラット部の厚みよりも大きい、請求項1〜3のいずれか一項に記載のステント。
  5. 前記筒状形状の軸方向において前記第1ストラット部および前記第2ストラット部の隣り合う部分同士を接続する複数のリンク部を有し、
    前記第2ストラット部に設けられる前記リンク部の数は、前記第1ストラット部に設けられる前記リンク部の数よりも多い、請求項1〜4のいずれか一項に記載のステント。
  6. 前記第2ストラット部は、前記筒状形状の軸周りの半分以上の領域を形成する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のステント。
  7. 前記第1ストラット部および第2ストラット部のいずれか一方には、X線透視下で視認可能程度の造影性を備えるマーカが設けられている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のステント。
  8. 前記第2ストラット部は、軸直交断面において円弧状の外形形状を備え、 前記第1ストラット部は、軸直交断面において直線形状を備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載のステント。
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