JPWO2019188037A1 - 基板処理装置、半導体装置の製造方法およびプログラム - Google Patents

基板処理装置、半導体装置の製造方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

間隔を空けて配列された複数の基板を収容して処理する処理室と、前記基板の配列方向に沿って延在するように配設され、前記複数の基板が配列される基板配列領域に対応するように開口する複数の原料ガス供給孔を有し、前記処理室に原料ガスを供給する原料ガスノズルと、前記基板の配列方向に沿って延在するように配設され、前記複数の基板が配列される基板配列領域に対応するように開口する複数の反応ガス供給孔を有し、前記処理室に反応ガスを供給する反応ガスノズルと、前記基板の配列方向に沿って延在するように配設され、1つ以上の不活性ガス供給孔を上部および下部の少なくともいずれかにのみ有し、前記不活性ガス供給孔は前記複数の基板のうち上部および下部の少なくともいずれかに配列される1枚以上の基板に対応する位置に開口し、前記処理室に不活性ガスを供給する不活性ガスノズルと、を有する技術を提供する。

Description

本開示は、基板処理装置、半導体装置の製造方法およびプログラムに関する。
半導体装置(デバイス)の製造工程の一工程として、処理室内に収容された基板上に膜を形成する処理が行われることがある(例えば特許文献1を参照)。このような処理に、一度に複数の基板を処理する縦型の基板処理装置が用いられることがある。
特許第6163524号公報
しかし、縦型の基板処理装置では、処理室の上部と下部とで、配置された基板に形成された膜の面内均一性が低下したり、異物発生率が高くなったりする場合がある。
本開示の一目的は、処理室の上部と下部とで、配置された基板に形成された膜の面内均一性を向上させるとともに、異物発生率を低減させ、生産性を向上させる技術を提供することである。
本開示の一態様によれば、
間隔を空けて配列された複数の基板を収容して処理する処理室と、
基板の配列方向に沿って延在するように配設され、複数の基板が配列される基板配列領域に対応するように開口する複数の原料ガス供給孔を有し、処理室に原料ガスを供給する原料ガスノズルと、
基板の配列方向に沿って延在するように配設され、複数の基板が配列される基板配列領域に対応するように開口する複数の反応ガス供給孔を有し、処理室に反応ガスを供給する反応ガスノズルと、
基板の配列方向に沿って延在するように配設され、1つ以上の不活性ガス供給孔を上部および下部の少なくともいずれかにのみ有し、不活性ガス供給孔は複数の基板のうち上部および下部の少なくともいずれかに配列される1枚以上の基板に対応する位置に開口し、処理室に不活性ガスを供給する不活性ガスノズルと、
を有する技術が提供される。
本開示によれば、処理室の上部と下部とで、配置された基板に形成された膜の面内均一性を向上させるとともに、異物発生率を低減させ、生産性を向上させる技術を提供することができる。
図1は、本開示の一実施形態で好適に用いられる基板処理装置の縦型処理炉の概略構成図であり、処理炉部分を縦断面図で示す図である。 図2は、本開示の一実施形態で好適に用いられる基板処理装置の縦型処理炉の概略構成図であり、処理炉部分を図1のA−A線断面図で示す図である。 図3は、本開示の一実施形態で好適に用いられる基板処理装置のコントローラの概略構成図であり、コントローラの制御系をブロック図で示す図である。 図4は、本開示の一実施形態で好適に用いられる不活性ガス供給ノズルの概略構成図である。 図5は、本開示の一実施形態におけるガス供給のタイミングを示す図である。 図6は、本開示の一実施形態における実験結果であり、1サイクル中のTDMATガスの供給流量(Flow Rate)と、基板上に形成されたTiO膜の面内膜厚均一性(Thickness Uniformity)との関係を示す図である。
一度に複数の基板を処理する縦型の基板処理装置で、処理室内に載置した基板に処理ガスを供給して膜を形成するとき、複数の処理ガスを互いに混合しないよう交互に処理室に供給する場合がある。その際、複数の処理ガスが混合しないよう、各処理ガスの供給の間に、パージガスを流して、処理室に残留する各処理ガスを除去する場合がある。このとき、基板の配列方向に沿って延在し、基板の配列領域に開口する複数のガス供給孔を有するノズルから処理ガスおよびパージガスを供給する場合がある。処理室の雰囲気は、処理室の周囲に設けられた加熱機構によって加熱される。しかし、処理温度が例えば150℃以下等、低温の場合、処理ガスの拡散度合が弱くなる場合がある。処理ガスとパージガスとを、基板の配列領域に開口する複数のガス供給孔を有する同じノズルから供給した場合、処理室の上部と下部とで基板の面内膜厚均一性が低下したり、パーティクル(異物)の発生数が多くなったり(異物発生率が上がったり)することがある。
原料ガスと反応ガスを用いて基板上に膜を形成する場合、処理室の上部で基板の面内膜厚均一性が低下する理由は、処理室の上部へ供給される原料ガスおよび反応ガスの流速が遅くなるため、原料ガスおよび反応ガスの供給量が少なくなるためと考えられる。処理室の下部で基板の面内膜厚均一性が低下する理由は、処理室の下部へ供給される原料ガスおよび反応ガスの流速が速くなるため、原料ガスおよび反応ガスの供給量が多くなるためと考えられる。また、異物発生率が上がる理由は、処理室の上部と下部とにおけるパージ効率が、処理室の中央部におけるパージ効率より低くなり、ガス抜けが悪くなるからと考えられる。そこで、パージガスの流量を増やし、パージ効率を向上させることが考えられる。しかし、ノズルの上部および下部のみならず、中央部からもパージガスは供給され、処理室の中央部のガス流速に影響を与えてしまうため、処理室の上部と下部のみのガス流速やパージ効率を制御することが難しい。
発明者らは、上述のような課題を解決するため鋭意研究を行い、処理ガスを供給するノズルとは別に、上部と下部のみにガス供給孔を有するノズル(パージガス専用ノズル)を設けてパージガスを供給することにより、処理室の上部と下部のみのガス流速やパージ効率を制御することができることを見出した。これにより、処理室の上部と下部とで面内均一性を改善したり制御したりするとともに、異物発生率を低下させることが可能となる。以下で、詳細を説明する。
<本開示の第1の実施形態>
以下、本開示の一実施形態について、主に、図1〜図4を用いて説明する。
(1)処理炉の構成
処理炉202は加熱手段(加熱機構、加熱系)としてのヒータ207を有する。ヒータ207は円筒形状であり、保持板としてのヒータベース(図示せず)に支持されることにより垂直に据え付けられている。
ヒータ207の内側には、ヒータ207と同心円状に反応容器(処理容器)を構成する反応管203が配設されている。反応管203は耐熱性材料(例えば石英(SiO)または炭化シリコン(SiC)等)により構成され、上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されている。反応管203の下方には、反応管203と同心円状に、マニホールド(インレットフランジ)209が配設されている。マニホールド209は、例えばステンレス(SUS)等の金属により構成され、上端および下端が開口した円筒形状に形成されている。マニホールド209の上端部は、反応管203の下端部に係合しており、反応管203を支持するように構成されている。マニホールド209と反応管203との間には、シール部材としてのOリング220aが設けられている。マニホールド209がヒータベースに支持されることにより、反応管203は垂直に据え付けられた状態となる。主に、反応管203とマニホールド209とにより処理容器(反応容器)が構成されている。処理容器の筒中空部には処理室201が形成されている。
処理室201は、基板としてのウエハ200を後述するボート217によって水平姿勢で垂直方向に多段に整列した状態で収容可能に構成されている。
処理室201内には、ノズル410,420,430がマニホールド209の側壁を貫通するように設けられている。ノズル410,420,430には、ガス供給ラインとしてのガス供給管310,320,330が、それぞれ接続されている。
ガス供給管310,320,330には上流側から順に流量制御器(流量制御部)であるマスフローコントローラ(MFC)512,522,532および開閉弁であるバルブ314,324,334が設けられている。ガス供給管310,320,330のバルブ314,324,334の下流側には、不活性ガスを供給するガス供給管510,520,530が接続されている。ガス供給管510,520,530には、上流側から順に、流量制御器(流量制御部)であるMFC512,522,523および開閉弁であるバルブ514,524,534が設けられている。
ノズル410,420,430は、L字型のロングノズルとして構成されており、その水平部はマニホールド209の側壁を貫通するように設けられている。ノズル410,420,430の垂直部は、反応管203の内壁とウエハ200との間に形成される円環状の空間に、反応管203の内壁に沿って上方(ウエハ200の配列方向上方)に向かって立ち上がるように(つまりウエハ配列領域の一端側から他端側に向かって立ち上がるように)設けられている。すなわち、ノズル410,420,430は、ウエハ200が配列されるウエハ配列領域の側方の、ウエハ配列領域を水平に取り囲む領域に、ウエハ配列領域に沿うように設けられている。
ノズル410,420の側面には、ガスを供給するガス供給孔410a,420aがウエハ200の配列方向に沿って、ウエハ200が配列された基板配列領域に対応するように設けられている。ガス供給孔410a,420aは反応管203の中心を向くように開口している。このガス供給孔410a,420aは、反応管203の下部から上部にわたって複数設けられ、それぞれ同一の開口面積を有し、さらに同じ開口ピッチで設けられている。ただし、ガス供給孔410a,420aは上述の形態に限定されない。例えば、反応管203の下部から上部に向かって開口面積を徐々に大きくしてもよい。これにより、ガス供給孔410a,420aから供給されるガスの流量を均一化することが可能となる。
ノズル430の側面の上部には、ガスを供給するガス供給孔430a,bがウエハ200の配列方向に沿って設けられている。ノズル430の側面の下部には、ガスを供給するガス供給孔430cが設けられている。ガス供給孔430a,b,cは反応管203の中心を向くように開口している。
ガス供給孔430aは、後述するボート217の天板215に対応する位置より高い位置であるノズル430の側面に1つ以上、開口する。ガス供給孔430bは、後述するボート217の天板215に対応する位置より低い位置であるノズル430の側面に1つ以上、開口する。少なくとも1つのガス供給孔430bは、基板配列領域に対応する位置であるノズル430の側面に開口する。後述するボート217の天板215に対応する位置であるノズル430の側面には、ガス供給孔が1つも設けられていない。ガス供給孔430cは、後述する断熱板218もしくは後述する断熱筒が設けられる位置に対応する位置であるノズル430の側面に1つ以上、開口する。
ガス供給孔430a,b,cは、複数設けられる場合には、それぞれ同一の開口面積を有してもよいし、異なる開口面積を有してもよい。例えば、下から上に向かって開口面積を徐々に大きくしてもよい。また、ガス供給孔430a,b,cは、複数設けられる場合には、それぞれ、同じ開口ピッチで設けても異なる開口ピッチで設けてもよい。ガス供給孔430aは、好ましくは、ガス供給孔430bより大きな開口面積を有する。これにより、天板215への不活性ガスの供給量が大きくなり、天板への成膜を抑制してメンテナンス周期を改善するとともに、パージ効率を高めることが可能となる。ガス供給孔430cは、複数設けられる場合であって、ボート217に複数の断熱板218が支持(配列)されている場合は、断熱板218と同数の孔を設けてもよい。これにより、断熱板218への成膜をさらに抑制することが可能となる。
ガス供給管310からは、処理ガスとして原料ガスが、MFC312,バルブ314,ノズル410を介して処理室201内に供給される。原料ガスとしては、例えば、チタン(Ti)を含むチタン含有原料(Ti含有原料ガス、Ti含有ガス)としてのテトラキスジメチルアミノチタン(Ti[N(CH、略称:TDMAT)のガスが用いられる。本明細書において「原料」という言葉を用いた場合は、「液体状態である液体原料」を意味する場合、「気体状態である原料ガス」を意味する場合、または、その両方を意味する場合がある。ガス供給孔410aを原料ガス供給孔と称してもよい。
ガス供給管320からは、処理ガスとして、酸素(O)を含むO含有ガスである反応ガスが、ノズル420を介して処理室201内に供給される。O含有ガスとしては、金属元素非含有のO含有ガス、例えば、水蒸気(HOガス)を用いることができる。ガス供給孔420aを反応ガス供給孔と称してもよい。
ガス供給管330からは、処理ガスとして、パージガスとしての不活性ガスであって例えば窒素(N)ガスが、MFC332、バルブ334、ノズル430を介して処理室201内に供給される。ガス供給孔430a,b,cを不活性ガス供給孔と称してもよい。ノズル430は、不活性ガス専用ノズルとして機能する。
ガス供給管510,520,530からは、不活性ガスとして、例えば窒素(N)ガスが、それぞれMFC512,522,532、バルブ514,524,534、ノズル410,420,430を介して処理室201内に供給される。この不活性ガスはキャリアガス、希釈ガス、パージガス等として作用する。なお、ガス供給管530、MFC532、バルブ534は設けなくてもよい。
処理ガスとしてTDMATやHOのように常温常圧下で液体状態である化合物を用いる場合は、液体状態のTDMATを気化器やバブラ等の気化システムにより気化して、TDMATガスやHOガスとして処理室201内に供給することとなる。HOガスを用いる場合は、HOを貯蔵するHOタンクにNガスを供給して水蒸気(HOガス)を発生させる。したがって、Nガスの流量を制御することにより、処理室へ供給するHOガスの流量を制御することとなる。
主に、ガス供給管310,320,330、MFC312,322,332、バルブ314,324,334により処理ガス供給系が構成される。ノズル410,420,430を処理ガス供給系に含めて考えてもよい。処理ガス供給系を、単に、ガス供給系と称することもできる。
主に、ガス供給管310、MFC312、バルブ314により原料ガス供給系が構成される。ノズル410を原料ガス供給系に含めて考えてもよい。ガス供給管310からTi含有ガスを流す場合、原料ガス供給系をTi含有ガス供給系と称することもできる。ガス供給管310からTDMATガスを流す場合、Ti含有ガス供給系をTDMATガス供給系と称することもできる。TDMATガス供給系をTDMAT供給系と称することもできる。
主に、ガス供給管320、MFC322、バルブ324により反応ガス供給系が構成される。ノズル420を反応ガス供給系に含めて考えてもよい。反応ガス供給系をO含有ガス供給系と称することもできる。ガス供給管320からHOガスを流す場合、O含有ガス供給系をHOガス供給系と称することもできる。
主に、ガス供給管330、MFC332、バルブ334によりパージガス供給系が構成される。ノズル430をパージガス供給系に含めて考えてもよい。ガス供給管330から不活性ガスを流す場合、パージガス供給系を第1の不活性ガス供給系と称することもできる。ガス供給管330からNガスを流す場合、パージガス供給系をNガス供給系と称することもできる。
主に、ガス供給管510,520,530、MFC512,522,523、バルブ514,524,534により第2の不活性ガス供給系が構成される。
反応管203には、処理室201内の雰囲気を排気する排気管231が設けられている。排気管231には、上流側から順に、処理室201内の圧力を検出する圧力検出器(圧力検出部)としての圧力センサ245,APC(AutoPressure Controller)バルブ243,真空排気装置としての真空ポンプ246が接続されている。APCバルブ243は、真空ポンプ246を作動させた状態で弁を開閉することで、処理室201内の真空排気および真空排気停止を行なうことができ、更に、真空ポンプ246を作動させた状態で弁開度を調節することで、処理室201内の圧力を調整することができるように構成されているバルブである。主に、排気管231,APCバルブ243,圧力センサ245により、排気系が構成される。真空ポンプ246を排気系に含めて考えてもよい。
マニホールド209の下方には、マニホールド209の下端開口を気密に閉塞可能な炉口蓋体としてのシールキャップ219が設けられている。シールキャップ219は、マニホールド209の下端に垂直方向下側から当接されるように構成されている。シールキャップ219は、例えばSUS等の金属により構成され、円盤状に形成されている。シールキャップ219の上面には、マニホールド209の下端と当接するシール部材としてのOリング220bが設けられている。シールキャップ219の処理室201と反対側には、後述するボート217を回転させる回転機構267が設置されている。回転機構267の回転軸255は、シールキャップ219を貫通してボート217に接続されている。回転機構267は、ボート217を回転させることでウエハ200を回転させるように構成されている。シールキャップ219は、反応管203の外部に垂直に設置された昇降機構としてのボートエレベータ115によって垂直方向に昇降されるように構成されている。ボートエレベータ115は、シールキャップ219を昇降させることで、ボート217を処理室201内外に搬入および搬出することが可能なように構成されている。ボートエレベータ115は、ボート217すなわちウエハ200を、処理室201内外に搬送する搬送装置(搬送機構)として構成されている。
基板支持具としてのボート217は、複数枚、例えば25〜200枚のウエハ200を、水平姿勢で、かつ、互いに中心を揃えた状態で垂直方向に整列させて多段に支持するように、すなわち、間隔を空けて配列させるように構成されている。ボート217の天頂部には、天板215が設けられている。ボート217および天板215は、例えば石英やSiC等の耐熱性材料により構成され。ボート217の下部である断熱領域には、例えば石英やSiC等の耐熱性材料により構成され断熱板218が水平姿勢で多段に支持されている。この構成により、ヒータ207からの熱がシールキャップ219側に伝わりにくくなっている。ただし、本実施形態は上述の形態に限定されない。例えば、ボート217の下部に断熱板218を設けずに、石英やSiC等の耐熱性材料により構成される筒状の部材として構成された断熱筒を設けてもよい。
反応管203内には温度検出器としての温度センサ263が設置されており、温度センサ263により検出された温度情報に基づきヒータ207への通電量を調整することで、処理室201内の温度が所望の温度分布となるように構成されている。温度センサ263は、ノズル410,420および430と同様にL字型に構成されており、反応管203の内壁に沿って設けられている。
図3に示すように、制御部(制御手段)であるコントローラ121は、CPU(Central Processing Unit)121a,RAM(RandomAccess Memory)121b,記憶装置121c,I/Oポート121dを備えたコンピュータとして構成されている。RAM121b,記憶装置121c,I/Oポート121dは、内部バスを介して、CPU121aとデータ交換可能なように構成されている。コントローラ121には、例えばタッチパネル等として構成された入出力装置122が接続されている。
記憶装置121cは、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。記憶装置121c内には、基板処理装置の動作を制御する制御プログラムや、後述する基板処理の手順や条件などが記載されたプロセスレシピや、後述するクリーニング処理の手順や条件等が記載されたクリーニングレシピや、後述するパージ処理の手順や条件等が記載されたパージレシピ等が、読み出し可能に格納されている。プロセスレシピは、後述する基板処理工程における各手順をコントローラ121に実行させ、所定の結果を得ることができるように組み合わされたものであり、プログラムとして機能する。また、クリーニングレシピは、後述するクリーニング処理における各手順を、コントローラ121に実行させ、所定の結果を得ることが出来るように組み合わされたものであり、プログラムとして機能する。また、パージレシピは、後述するパージ処理における各手順を、コントローラ121に実行させ、所定の結果を得ることが出来るように組み合わされたものであり、プログラムとして機能する。以下、このプロセスレシピやクリーニングレシピやパージレシピや制御プログラム等を総称して、単に、プログラムともいう。本明細書においてプログラムという言葉を用いた場合は、プロセスレシピ単体のみを含む場合、クリーニングレシピ単体のみを含む場合、パージレシピ単体のみを含む場合、制御プログラム単体のみを含む場合、または、プロセスレシピ、クリーニングレシピ、パージレシピおよび制御プログラムのうち任意の組み合わせを含む場合がある。RAM121bは、CPU121aによって読み出されたプログラムやデータ等が一時的に保持されるメモリ領域(ワークエリア)として構成されている。
I/Oポート121dは、上述のMFC312,322,332,512,522,532、バルブ314,324,334,514,524,534、APCバルブ243、圧力センサ245、真空ポンプ246、ヒータ207、温度センサ263、回転機構267、ボートエレベータ115等に接続されている。
CPU121aは、記憶装置121cから制御プログラムを読み出して実行すると共に、入出力装置122からの操作コマンドの入力等に応じて記憶装置121cからプロセスレシピやクリーニングレシピやパージレシピ等を読み出すように構成されている。以下、便宜上、これらのレシピを総称して単に「レシピ」とも称することとする。CPU121aは、読み出したレシピの内容に沿うように、MFC312,322,332,512,522,532による各種ガスの流量調整動作、バルブ314,324,334,514,524,534の開閉動作、APCバルブ243の開閉動作およびAPCバルブ243による圧力センサ245に基づく圧力調整動作、温度センサ263に基づくヒータ207の温度調整動作、真空ポンプ246の起動および停止、回転機構267によるボート217の回転および回転速度調節動作、ボートエレベータ115によるボート217の昇降動作等を制御するように構成されている。
コントローラ121は、外部記憶装置(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスク、CDやDVD等の光ディスク、MO等の光磁気ディスク、USBメモリやメモリカード等の半導体メモリ)123に格納された上述のプログラムを、コンピュータにインストールすることにより構成することができる。記憶装置121cや外部記憶装置123は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体として構成されている。以下、これらを総称して、単に、記録媒体ともいう。本明細書において記録媒体という言葉を用いた場合は、記憶装置121c単体のみを含む場合、外部記憶装置123単体のみを含む場合、または、その両方を含む場合がある。なお、コンピュータへのプログラムの提供は、外部記憶装置123を用いず、インターネットや専用回線等の通信手段を用いて行ってもよい。
(2)成膜処理
上述の基板処理装置を用い、半導体装置(デバイス)の製造工程の一工程として、基板上に膜を形成するシーケンス例について、図5を用いて説明する。以下の説明において、基板処理装置を構成する各部の動作はコントローラ121により制御される。
図5に示す成膜シーケンスでは、処理室201内に収容された基板としてのウエハ200に対して、原料ガスとしてのTDMATガスと、O含有ガスとしてのHOガスと、を供給して、ウエハ200上に酸化膜としてチタン酸化膜(TiO膜、以下、TiO膜ともいう)を形成する。
本明細書において「ウエハ」という言葉を用いた場合は、ウエハそのものを意味する場合や、ウエハとその表面に形成された所定の層や膜との積層体を意味する場合がある。本明細書において「ウエハの表面」という言葉を用いた場合は、ウエハそのものの表面を意味する場合や、ウエハ上に形成された所定の層等の表面を意味する場合がある。本明細書において「ウエハ上に所定の層を形成する」と記載した場合は、ウエハそのものの表面上に所定の層を直接形成することを意味する場合や、ウエハ上に形成されている層等の上に所定の層を形成することを意味する場合がある。本明細書において「基板」という言葉を用いた場合も、「ウエハ」という言葉を用いた場合と同義である。
(ウエハチャージおよびボートロード)
複数枚のウエハ200がボート217に装填(ウエハチャージ)される。その後、図1に示すように、複数枚のウエハ200を支持したボート217は、ボートエレベータ115によって持ち上げられて処理室201内に搬入(ボートロード)される。この状態で、シールキャップ219は、Oリング220を介してマニホールド209の下端を閉塞した状態となる。
(圧力調整および温度調整)
処理室201内、すなわち、ウエハ200が存在する空間が所望の圧力(真空度)となるように真空ポンプ246によって真空排気される。この際、処理室201内の圧力は、圧力センサ245で測定され、この測定された圧力情報に基づき、APCバルブ243がフィードバック制御される(圧力調整)。真空ポンプ246は、少なくともウエハ200に対する処理が完了するまでの間は常時作動させた状態を維持する。また、処理室201内が所望の温度となるようにヒータ207によって加熱される。この際、処理室201内が所望の温度分布となるように、温度センサ263が検出した温度情報に基づきヒータ207への通電量がフィードバック制御される(温度調整)。ヒータ207による処理室201内の加熱は、少なくともウエハ200に対する処理が完了するまでの間は継続して行われる。続いて、回転機構267によりボート217およびウエハ200の回転を開始する。回転機構267によるボート217およびウエハ200の回転は、少なくとも、ウエハ200に対する処理が完了するまでの間は継続して行われる。
(TiO膜形成ステップ)
その後、以下のステップを順次実施する。
(原料ガス供給ステップ)
バルブ314を開き、ガス供給管310内に原料ガスであるTDMATガスを流す。ガス供給管310内を流れるTDMATガスは、MFC312により流量調整され、ノズル410のガス供給孔410aから処理室201内に供給され、排気管231から排気される。このとき、ウエハ200に対してTDMATガスが供給されることとなる。このとき同時にバルブ514を開き、ガス供給管510内にNガス等の不活性ガスを流す。ガス供給管510内を流れるNガスは、MFC512により流量調整され、TDMATガスと一緒に処理室201内に供給され、排気管231から排気される。このとき、バルブ334を開き、ガス供給管330内にNガス等の不活性ガスを流す。ガス供給管530内を流れるNガスは、MFC532により流量調整され、処理室201の上部および下部へ供給され、排気管231から排気される。このとき、ノズル420内へのTDMATガスの侵入を防止するために、バルブ524を開き、ガス供給管520内にNガス(逆流防止Nガス)を流す。Nガスは、ガス供給管520、ノズル420を介して処理室201内に供給され、排気管231から排気される。
本ステップにおける処理条件としては、
処理室201内の圧力:1〜1000Pa、好ましくは1〜100Pa
TDMATガス供給流量:0.001〜2.0slm、好ましくは0.01〜0.5slm
ノズル430から供給するNガスの供給流量:0.1〜5.0slm、好ましくは0.4〜1.5slm
TDMATガスとノズル430から供給するNガスの供給流量比:1.0:0.2〜1.0:3.0
逆流防止Nガス供給流量:0.001〜2.0slm、好ましくは0.01〜0.5slm
各ガス供給時間:1〜60秒、好ましくは1〜30秒
処理温度:25〜150℃、好ましくは50〜100℃
が例示される。本明細書では、「1〜1000Pa」のような数値範囲の表記は、下限値および上限値がその範囲に含まれることを意味する。よって、例えば、「1〜1000Pa」とは、1Pa以上1000Pa以下を意味する。その他の数値範囲についても同様である。
上述の条件下でウエハ200に対してTDMATガスを供給することにより、ウエハ200の最表面に、Tiを含むTi含有層が形成される。
本ステップにおいて、ノズル430から供給するNガスの供給流量が0.1slmより少ないと、処理室201の上部および下部へ供給されるNガスの量が少なくなり、処理室201の上部および下部へ供給されるTDMATガスの流速が十分速くならず、TDMATガスの量が少なくなる。すると、基板配列領域の上部と下部に配列されるウエハ200(すなわち、天板215や断熱領域に隣接するウエハ200)に形成されるTi含有層の面内均一性低下を招いてしまう可能性がある。また、処理室201の上部および下部であって、特にボート217の天板215や断熱板218等の断熱領域へ付着するTi含有層の量が多くなってしまう場合がある。ノズル430から供給するNガスの供給流量が5.0slmより多いと、処理室201の上部および下部へ供給されるNガスの量が多くなり、基板配列領域の上部と下部に配列されるウエハ200(すなわち天板215や断熱領域に隣接するウエハ200)へのTi含有層の形成が抑制され、処理室201の上部では面内膜厚均一性低下が促進されるとともに、処理室201の上部、中央部、下部における面間膜厚均一性が低下してしまう可能性がある。処理室201の中央部に対する上部と下部のTDMATガスの流速を制御するために、ノズル430から供給するNガスの供給流量は逆流防止Nガスの供給流量より多くすることが望ましい。
本ステップにおいて、TDMATガスとノズル430から供給するNガスの供給流量比が、1.0:0.2より低い場合、ボート217下部に位置するウエハ200の面内膜厚均一性が悪化する可能性がある。1.0:3.0より高い場合、ボート217上部に位置するウエハ200の面内膜厚均一性が悪化する可能性がある。
本ステップにおいて、処理温度が25℃より低い場合、反応性が低くなり膜形成が困難となる可能性がある。130℃より高い温度の場合、TDMATガスの熱分解が促進されてしまうことにより、成膜レートが高くなりすぎて膜厚の制御性が悪化して均一性が悪化したり、不純物が多量に取り込まれて抵抗率が高くなってしまったりする場合がある。
(残留ガス除去ステップ)
Ti含有層が形成された後、バルブ314を閉じ、TDMATガスの供給を停止する。このとき、排気管231のAPCバルブ243は開いたままとして、真空ポンプ246により処理室201内を真空排気し、処理室201内に残留する未反応又はTi含有層形成に寄与した後のTDMATガスを処理室201内から排除する。このとき、バルブ334は開いたままとして、MFC332を制御して、処理室201内へ供給するNガスの供給流量を原料ガス供給ステップにおける供給流量より多くなるよう調整する。バルブ514,524,534は開いたままとして、処理室201内へ供給するNガスの供給流量を原料ガス供給ステップにおける供給流量より多くなるよう調整する。Nガスはパージガスとして作用し、処理室201内に残留する未反応又はTi含有層形成に寄与した後のTDMATガスを処理室201内から排除する効果を高めることができる。
本ステップにおける処理条件としては、
ノズル334から供給するNガスの供給流量:0.5〜7.0slm、好ましくは3.0〜5.0slm
ノズル314,234から供給するNガスの供給流量:1.0〜9.0slm、好ましくは4.0〜6.0slmが例示される。
ノズル334から供給するNガスの供給流量が0.5slmより少ないと、処理室201の上部と下部におけるパージが十分に行われず、残留するTDMATガスや反応副生成物が十分にパージされずに処理室201内に残り、パーティクル(異物)となる可能性がある。ノズル334から供給するNガスの供給流量が5.0slmより多いと、処理室201内の圧力が高くなり過ぎ、後述する反応ガス供給ステップを行う前に圧力を下げるための時間を要するためスループットが低下する可能性がある。
ノズル314,234から供給するNガスの供給流量が1.0slmより少ないと、処理室201の中央部でパージが十分に行われず、残留するTDMATガスや反応副生成物が十分にパージされずに処理室201内に残り、パーティクル(異物)となる可能性がある。ノズル314,234から供給するNガスの供給流量が9.0slmより多いと、処理室201内の圧力が高くなり過ぎ、後述する反応ガス供給ステップを行う前に圧力を下げるための時間を要するためスループットが低下する可能性がある。
なお、ガス供給孔410a,420aの数より、ガス供給孔430a,b,cの合計数が顕著に多い場合、ノズル314,324から供給するNガスの供給流量は、ノズル334から供給するNガスの供給流量より多くてもよい。一孔当たりのNガスの供給流量は、ノズル334から供給するNガスの供給流量の方が多くなるからである。
(O含有ガス供給ステップ)
処理室201内の残留ガスを除去した後、バルブ324を開き、ガス供給管320内にO含有ガスであるHOガスを流す。ガス供給管320内を流れるHOガスは、MFC322により流量調整され、ノズル420のガス供給孔420aから処理室201内に供給される。処理室201内に供給されたHOガスは、排気管231から排気される。このときウエハ200に対して、HOガスが供給されることとなる。このとき、バルブ334を開き、ガス供給管330内にNガス等の不活性ガスを流す。ガス供給管530内を流れるNガスは、MFC532により流量調整され、処理室201の上部および下部へ供給され、排気管231から排気される。このとき、ノズル410内へのHOガスの侵入を防止するために、バルブ514を開き、ガス供給管510内にNガス(逆流防止Nガス)を流す。Nガスは、ガス供給管510、ノズル410を介して処理室201内に供給され、排気管231から排気される。
本ステップにおける処理条件としては、
処理室201内の圧力:1〜1000Pa、好ましくは10〜300Pa
MFC322で制御するHOタンクへ供給するNガス供給流量:1.0〜8.0slm、好ましくは1.0〜2.0slm
ノズル430から供給するNガスの供給流量:0.1〜5.0slm、好ましくは0.4〜1.5slm
Oガスとノズル430から供給するNガスの供給流量比:1.0:0.2〜1.0:3.0
逆流防止Nガス供給流量:0.2〜40.0slm、好ましくは4.0〜8.0slm
各ガス供給時間:1〜60秒、好ましくは1〜30秒
が例示される。処理温度等の他の処理条件は、原料ガス供給ステップにおける処理条件と同様とする。
このとき処理室201内に流しているガスは、HOガスとNガスのみである。HOガスは、原料ガス供給ステップでウエハ200上に形成されたTi含有層の少なくとも一部と置換反応する。置換反応の際には、Ti含有層に含まれるTiとHOガスに含まれるOとが結合して、ウエハ200上にTiとOとを含むTiO層が形成される。
本ステップにおいて、ノズル430から供給するNガスの供給流量が0.1slmより少ないと、処理室201の上部および下部へ供給されるNガスの量が少なくなり、処理室201の上部および下部へ供給されるHOガスの流速が十分速くならず、TDMATガスの量が少なくなる。すると、基板配列領域の上部と下部に配列されるウエハ200(すなわち、天板215や断熱領域に隣接するウエハ200)に形成されるTiO層の面内均一性低下を招いてしまう可能性がある。また、処理室201の上部および下部であって、特にボート217の天板215や断熱板218等の断熱領域へ付着するTiO層の量が多くなってしまう場合がある。ノズル430から供給するNガスの供給流量が5.0slmより多いと、処理室201の上部および下部へ供給されるNガスの量が多くなり、基板配列領域の上部と下部に配列されるウエハ200(すなわち天板215や断熱領域に隣接するウエハ200)へのTiO層の形成が抑制され、処理室201の上部では面内膜厚均一性低下が促進されるとともに、処理室201の上部、中央部、下部における面間膜厚均一性が低下してしまう可能性がある。処理室201の中央部に対する上部と下部のHOガスの流速を制御するために、ノズル430から供給するNガスの供給流量は逆流防止Nガスの供給流量より多くすることが望ましい。
本ステップにおいて、HOガスとノズル430から供給するNガスの供給流量比が、1.0:0.2より低い場合、ボート217上部に位置するウエハ200の面内膜厚均一性が悪化する可能性がある。1.0:3.0より高い場合、ボート217下部に位置するウエハ200の面内膜厚均一性が悪化する可能性がある。
(残留ガス除去ステップ)
TiO層を形成した後、バルブ324を閉じて、HOガスの供給を停止する。そして、原料ガス供給ステップの後の残留ガス除去ステップと同様の処理手順により、処理室201内に残留するガス等を処理室201内から排除する。バルブ334は開いたままとして、MFC332を制御して、処理室201内へ供給するNガスの供給流量を反応ガス供給ステップにおける供給流量より多くなるよう調整する点も同様である。その他のプロセス条件等も原料ガス供給ステップの後の残留ガス除去ステップと同様とする。
(所定回数実施)
上記した原料ガス供給ステップ、残留ガス除去ステップ、O含有ガス供給ステップ、残留ガス供給ステップを順に時分割して行うサイクルを所定回数(n回、nは1以上の整数)行うことにより、ウエハ200上に、所定の厚さのTiO膜を形成する。nの値は、最終的に形成されるTiO膜において必要とされる膜厚に応じて適宜選択される。すなわち、上述の各処理を行う回数は、目標とする膜厚に応じて決定される。上述のサイクルは、複数回繰り返すのが好ましい。なお、TiO膜の厚さは、例えば10〜150nmであって、好ましくは50〜120nmであり、より好ましくは70〜90nmとする。TiO膜の厚さ(膜厚)が150nmより厚いとラフネスが大きくなってしまう可能性があり、10nmより薄いと下地膜との応力差で膜剥がれが発生してしまう可能性がある。
(パージおよび大気圧復帰)
バルブ334,514,524,534を開き、ガス供給管330,510,520,530のそれぞれからNガスを処理室201内へ供給し、排気管231から排気する。Nガスはパージガスとして作用し、これにより処理室201内が不活性ガスでパージされ、処理室201内に残留するガスや副生成物が処理室201内から除去される(パージ)。その後、処理室201内の雰囲気が不活性ガスに置換され(不活性ガス置換)、処理室201内の圧力が常圧に復帰される(大気圧復帰)。
(ボートアンロードおよびウエハディスチャージ)
その後、ボートエレベータ115によりシールキャップ219が下降されて、マニホールド209の下端が開口される。そして、処理済ウエハ200がボート217に支持された状態でマニホールド209の下端から反応管203の外部に搬出(ボートアンロード)される。その後、処理済のウエハ200は、ボート217より取り出される(ウエハディスチャージ)。
図6に、本実施形態の実験結果として、1サイクルにおけるTDMATガスの供給流量(Flow Rate)と、基板上に形成されたTiO膜の面内膜厚均一性(Thickness Uniformity)との関係を示す。◆が処理室201の上部(TOP)、×が処理室201の中央部(Cnter)、●が処理室201の下部(Bottom)における値である。図6より、TDMATガスの供給流量が、特に、0.4〜1.5slm付近で、処理室201内の各位置における面内膜厚均一性が良いことがわかる。
(3)本実施形態による効果
本実施形態によれば、以下に示す一つ又は複数の効果が得られる。
(a)処理室の上部と下部の少なくともいずれかにのみガス供給孔を有する不活性ガス専用ノズルを設けることにより、処理室の中央部への影響を抑制しつつ、原料ガスの供給時に原料ガスの流速を制御して、処理室の上部と下部への原料ガスの供給量を調整し、面内膜厚均一性を向上させることが可能となる。(b)処理室の上部と下部の少なくともいずれかにのみガス供給孔を有する不活性ガス専用ノズルを設けることにより、処理室の中央部への影響を抑制しつつ、反応ガスの供給時に反応ガスの流速を制御して、処理室の上部と下部への反応ガスの供給量を調整し、面内膜厚均一性を向上させることが可能となる。(c)処理室の上部と下部の少なくともいずれかにのみガス供給孔を有する不活性ガス専用ノズルを設けることにより、残留ガスの除去時に、処理室201の上部と下部でパージ効率を向上させることが可能となる。(d)処理室の上部と下部の少なくともいずれかにのみガス供給孔を有する不活性ガス専用ノズルを設けることにより、残留ガスの除去時における異物発生率を低減することが可能となる。
<本開示の他の実施形態>
以上、本開示の実施形態を具体的に説明した。しかしながら、本開示は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
なお、上述の実施形態では、不活性ガスとしてNガスを例示したが、不活性ガスとしては、Nガスの他、例えば、Arガス、Heガス、Neガス、Xeガス等の希ガスを用いることができる。
また例えば、上述の実施形態では、基板上に形成する膜としてTi元素を用いたTiO膜を例示したが、低温処理を行う膜であれば、TiO膜の他、例えば、Ti以外の元素として、タンタル(Ta)、タングステン(W)、コバルト(Co)、イットリウム(Y)、ルテニウム(Ru)、アルミニウム(Al)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、モリブデン(Mo)、シリコン(Si)等の元素を含む酸化膜、窒化膜、炭化膜や、それらの複合膜を形成する場合にも好適に適用可能である。
上述の元素を含む膜を形成する場合、原料ガスとしては、低温で用いられる原料ガスであれば、例えば、TDMATの他に、四塩化チタン(TiCl)、五塩化タンタル(TaCl)、ペンタエトキシタンタル(Ta(OC)、六フッ化タングステン(WF)、ビス(ターシャリブチルイミノ)ビス(ターシャリブチルアミノ)タングステン((CNH)W(CN)、)、二塩化コバルト(CoCl)、ビス(エチルシクロペンタジエニル)コバルト(C1418Co)、三塩化イットリウム(YCl)、トリス(ブチルシクロペンタジエニル)イットリウム(Y(CCH(CHCH)、三塩化ルテニウム(RuCl)、ビス(エチルシクロペンタジエニル)ルテニウム(C1418Ru)、三塩化アルミニウム(AlCl)、トリメチルアルミニウム((CHAl)、四塩化ハフニウム(HfCl)、テトラキスエチルメチルアミノハフニウム(Hf[N(CH)CHCH)、四塩化ジルコニウム(ZrCl)、テトラキスエチルメチルアミノジルコニウム(Zr[N(CH)CHCH)、モノシラン(SiH)、ジクロロシラン(SiHCl)、トリスジメチルアミノシラン(SiH[N(CH等のハロゲン化物、有機化合物を含む原料ガスを用いることも可能である。
反応ガスとしては、例えば、HOガスの他に、オゾン(O)、プラズマ励起した酸素(O)、水蒸気(HO)、過酸化水素(H)、亜酸化窒素(NO)、プラズマ励起したO+Hの混合ガス、アンモニア(NH)、プロピレン(C)等を用いることも可能である。
上述の実施形態では、反応管が1重管構造を有する例について説明した。しかしながら、反応管は、内部反応管(インナーチューブ)と、その外側に設けられた外部反応管(アウターチューブ)とで構成される2重管構造を有していてもよい。
これらの各種薄膜の成膜処理に用いられるプロセスレシピ(成膜処理の処理手順や処理条件等が記載されたプログラム)や、これらの各種薄膜を含む堆積物の除去に用いられるクリーニングレシピ(クリーニング処理の処理手順や処理条件等が記載されたプログラム)や、残留ハロゲン元素の除去に用いられるパージレシピ(パージ処理の処理手順や処理条件等が記載されたプログラム)は、成膜処理やクリーニング処理やパージ処理の内容(形成、或いは、除去する薄膜の膜種、組成比、膜質、膜厚等)に応じて、それぞれ個別に用意する(複数用意する)ことが好ましい。そして、各種処理を開始する際、処理内容に応じて、複数のレシピの中から、適正なレシピを適宜選択することが好ましい。具体的には、処理内容に応じて個別に用意された複数のレシピを、電気通信回線や当該レシピを記録した記録媒体(外部記憶装置123)を介して、基板処理装置が備える記憶装置121c内に予め格納(インストール)しておくことが好ましい。そして、成膜処理やクリーニング処理やパージ処理を開始する際、基板処理装置が備えるCPU121aが、記憶装置121c内に格納された複数のレシピの中から、処理内容に応じて、適正なレシピを適宜選択することが好ましい。このように構成することで、1台の基板処理装置で様々な膜種、組成比、膜質、膜厚の薄膜を汎用的に、かつ、再現性よく形成したり除去したりできるようになる。また、オペレータの操作負担(処理手順や処理条件等の入力負担等)を低減でき、操作ミスを回避しつつ、各種処理を迅速に開始できるようになる。
上述のプロセスレシピやクリーニングレシピやパージレシピは、新たに作成する場合に限らず、例えば、基板処理装置に既にインストールされていた既存のレシピを変更することで用意してもよい。レシピを変更する場合は、変更後のレシピを、電気通信回線や当該レシピを記録した記録媒体を介して、基板処理装置にインストールしてもよい。また、既存の基板処理装置が備える入出力装置122を操作し、基板処理装置に既にインストールされていた既存のレシピを直接変更するようにしてもよい。
また、上述の実施形態や変形例等は、適宜組み合わせて用いることができる。また、このときの処理条件は、例えば上述の実施形態と同様な処理条件とすることができる。
この出願は、2018年3月30日に出願された日本出願特願2018−067695を基礎として優先権の利益を主張するものであり、その開示の全てを引用によってここに取り込む。
以上述べたように、本開示によれば、処理室の上部と下部とで、配置された基板に形成された膜の面内均一性を向上させるとともに、異物発生率を低減させ、生産性を向上させる技術を提供することが可能となる。
10 基板処理装置121 コントローラ200 ウエハ201 処理室202 処理炉

Claims (10)

  1. 間隔を空けて配列された複数の基板を収容して処理する処理室と、
    前記基板の配列方向に沿って延在するように配設され、前記複数の基板が配列される基板配列領域に対応するように開口する複数の原料ガス供給孔を有し、前記処理室に原料ガスを供給する原料ガスノズルと、
    前記基板の配列方向に沿って延在するように配設され、前記複数の基板が配列される基板配列領域に対応するように開口する複数の反応ガス供給孔を有し、前記処理室に反応ガスを供給する反応ガスノズルと、
    前記基板の配列方向に沿って延在するように配設され、1つ以上の不活性ガス供給孔を上部および下部の少なくともいずれかにのみ有し、前記不活性ガス供給孔は前記複数の基板のうち上部および下部の少なくともいずれかに配列される1枚以上の基板に対応する位置に開口し、前記処理室に不活性ガスを供給する不活性ガスノズルと、
    を有する基板処理装置。
  2. 前記不活性ガス供給孔は、前記不活性ガスノズルの上部および下部のみに開口する請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記複数の基板を、間隔を空けて配列するよう支持する基板支持部材を有し、
    前記基板支持部材は天板を備え、
    前記不活性ガスノズルの上部に開口する不活性ガス供給孔は、前記天板に対応する位置には開口せず、前記天板に対応する位置より低い位置および前記天板に対応する位置より高い位置にそれぞれ1つ以上開口する請求項1に記載の基板処理装置。
  4. 前記天板に対応する位置より高い位置に開口する不活性ガス供給孔は、前記天板に対応する位置より低い位置に開口する不活性ガス供給孔より、開口面積が広い請求項3に記載の基板処理装置。
  5. 前記不活性ガスノズルの下部に開口する不活性ガス供給孔は、前記基板配列領域より下の断熱板領域に対応するように開口する請求項2に記載の基板処理装置。
  6. 前記不活性ガスノズルの下部には、前記断熱板領域に配列される断熱板の数と同数の前記不活性ガス供給孔が開口する請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 前記原料ガスを前記原料ガスノズルに供給する原料ガス供給系と、
    前記反応ガスを前記反応ガスノズルに供給する反応ガス供給系と、
    前記不活性ガスを前記不活性ガスノズルに供給する不活性ガス供給系と、
    前記処理室に前記原料ガスを供給する処理と、前記処理室に前記不活性ガスを供給して前記原料ガスを除去する処理と、前記処理室に前記反応ガスを供給する処理と、前記処理室に前記不活性ガスを供給して前記反応ガスを除去する処理と、を順に複数回行い、前記複数の基板上に膜を形成することが可能なように、前記原料ガス供給系、前記反応ガス供給系および前記不活性ガス供給系を制御するよう構成される制御部と、を有する請求項1に記載の基板処理装置。
  8. 前記制御部は、前記原料ガスを供給する処理では前記原料ガスに加えて前記不活性ガスを供給し、前記反応ガスを供給する処理では前記反応ガスに加えて前記不活性ガスを供給し、前記原料ガスを除去する処理および前記反応ガスを除去する処理では、前記原料ガスを供給する処理および前記反応ガスを供給する処理より、前記不活性ガスの供給流量を多くすることが可能なように、前記原料ガス供給系、前記反応ガス供給系および前記不活性ガス供給系を制御するよう構成される請求項7に記載の基板処理装置。
  9. 間隔を空けて配列された複数の基板を処理室に収容する工程と、
    前記処理室に、原料ガス、反応ガス、不活性ガスを供給して、前記複数の基板を処理する工程であって、前記複数の基板が配列された基板配列領域に対応するように、原料ガスノズルおよび反応ガスノズルにそれぞれ開口する複数の原料ガス供給孔および複数の反応ガス供給孔から、前記原料ガスおよび前記反応ガスをそれぞれ供給し、
    1つ以上の不活性ガス供給孔を上部および下部の少なくともいずれかにのみ有し、前記不活性ガス供給孔は前記複数の基板のうち上部および下部の少なくともいずれかに配列される1枚以上の基板に対応する不活性ガスノズルの前記不活性ガス供給孔から、前記不活性ガスを供給する工程と、を有する半導体装置の製造方法。
  10. 間隔を空けて配列された複数の基板を基板処理装置の処理室に収容する手順と、
    前記処理室に、原料ガス、反応ガス、不活性ガスを供給して、前記複数の基板を処理する手順であって、前記複数の基板が配列された基板配列領域に対応するように、原料ガスノズルおよび反応ガスノズルにそれぞれ開口する複数の原料ガス供給孔および複数の反応ガス供給孔から、前記原料ガスおよび前記反応ガスをそれぞれ供給し、
    1つ以上の不活性ガス供給孔を上部および下部の少なくともいずれかにのみ有し、前記不活性ガス供給孔は前記複数の基板のうち上部および下部の少なくともいずれかに配列される1枚以上の基板に対応する不活性ガスノズルの前記不活性ガス供給孔から、前記不活性ガスを供給する手順と、
    をコンピュータによって前記基板処理装置に実行させるプログラム。
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