JPWO2019186939A1 - タッチパネル装置 - Google Patents

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Abstract

タッチパネル装置(100)は、抵抗膜を有し抵抗膜に電流が流れている状態で抵抗膜内における押下位置(P)に生じている電圧を出力するタッチパネル(2)と、抵抗膜へ電流を供給する電流供給部(11)と、電流供給部(11)から抵抗膜へ供給される電流の電流値を、第1電流値と第1電流値よりも小さい第2電流値とのいずれかに切り替える電流切替部(12)と、を備える。電流切替部(12)は、抵抗(R21、R23)と、電極(223)に接続された抵抗(R22)と、電極(213)に接続された抵抗(R24)と、抵抗(R21)に並列に接続されたスイッチング素子(SW21)と、抵抗(R22)に並列に接続されたスイッチング素子(SW22)と、抵抗(R23)に並列に接続されたスイッチング素子(SW23)と、抵抗(R24)に並列に接続されたスイッチング素子(SW24)と、スイッチ制御部(132)と、を有する。

Description

本発明は、タッチパネル装置に関する。
4線式抵抗膜方式のタッチパネルを備え、タッチパネルの無操作状態が予め設定された時間以上継続すると、アナログ・ディジタル変換器のリファレンス電圧の電圧値を低下させることによりリファレンス電圧の印加に伴う消費電力を削減するタッチパネル装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2010−176469号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたタッチパネル装置では、アナログ・ディジタル変換器に印加するリファレンス電圧の低下分に相当する消費電力しか削減できず、消費電力の低減効果が不十分である。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、消費電力を削減できるタッチパネル装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るタッチパネル装置は、
抵抗膜を有し前記抵抗膜に電流が流れている状態で前記抵抗膜内における押下位置に生じている電圧を出力するタッチパネルと、
前記抵抗膜へ電流を供給する電流供給部と、
前記電流供給部から前記抵抗膜へ供給される電流の電流値を、第1電流値と前記第1電流値よりも小さい第2電流値とのいずれかに切り替える電流切替部と、を備える。
本発明によれば、電流切替部が、電流供給部からタッチパネルが有する抵抗膜へ供給される電流の電流値を、第1電流値と第1電流値よりも小さい第2電流値とのいずれかに切り替える。これにより、抵抗膜で消費される消費電力を削減することができるので、その分、タッチパネル装置で消費される消費電力を低減できる。
本発明の実施の形態1に係るタッチパネル装置のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態1に係るタッチパネルの一部を示す斜視図 実施の形態1に係るタッチパネル装置の機能構成を示すブロック図 実施の形態1に係るタッチパネル駆動処理の流れの一例を示すフローチャート 実施の形態1に係るタッチパネル装置の押下位置のX軸方向の座標値の検出方法を説明するための図 実施の形態1に係るタッチパネル装置の押下位置のY軸方向の座標値の検出方法を説明するための図 実施の形態1に係るスイッチング素子がオフ状態の場合の等価回路を示す回路図 実施の形態1に係るスイッチング素子がオン状態の場合の等価回路を示す回路図 図6Aおよび図6Bに示す位置S1、S2、P、T1、T2に生じている電圧を示す図 実施の形態1に係るスイッチング素子の動作の一例を示すタイムチャート 実施の形態1に係るスイッチング素子の動作の一例を示すタイムチャート 実施の形態1に係る動作モード指令処理の流れの一例を示すフローチャート 実施の形態1に係るユーザによりタッチパネルがタッチされていないと判定される座標の位置を示す図 本発明の実施の形態2に係るタッチパネル装置の機能構成を示すブロック図 実施の形態2に係る動作モード指令処理の流れの一例を示すフローチャート 実施の形態2に係る表示部に表示される初期画面画像の一例を示す図 実施の形態2に係る表示部に表示されるメニュー画面画像の一例を示す図 実施の形態2に係る表示部に表示される確認画面画像の一例を示す図 実施の形態2に係る動作モード指令処理の流れの一例を示すフローチャート 変形例に係るユーザによりタッチパネルがタッチされていないと判定される座標の位置を示す図 変形例に係るユーザによりタッチパネルがタッチされていないと判定される座標の位置を示す図 変形例に係るユーザによりタッチパネルがタッチされていないと判定される座標の位置を示す図 変形例に係るユーザによりタッチパネルがタッチされていないと判定される座標の位置を示す図 変形例に係るユーザによりタッチパネルがタッチされていないと判定される座標の位置を示す図
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係るタッチパネル装置について、添付図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係るタッチパネル装置は、抵抗膜を有し抵抗膜に電流が流れている状態で抵抗膜内における押下位置に生じている電圧を出力するタッチパネルと、抵抗膜へ電流を供給する電流供給部と、電流供給部から抵抗膜へ供給される電流の電流値を、第1電流値と第1電流値よりも小さい第2電流値とのいずれかに切り替える電流切替部と、を備える。そして、電流切替部が、適宜、電流供給部からタッチパネルの抵抗膜へ供給する電流の電流値を、第2電流値に切り替えることにより、抵抗膜での消費電力を削減するというものである。
図1に示すように、本実施の形態に係るタッチパネル装置100は、タッチパネル2と、タッチパネル駆動回路1と、CPU(Central Processing Unit)3と、主記憶部4と、補助記憶部5と、を備える。タッチパネル装置100は、例えば照明装置、換気装置、その他建物内に設置される機器を制御する遠隔制御装置として使用されるものである。主記憶部4は、揮発性メモリであり、CPU3の作業領域として用いられる。補助記憶部5は、磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、タッチパネル装置100の各種機能を実現するためのプログラムを記憶する。
タッチパネル2は、図2に示すように、固定電極板21と、固定電極板21に対向して配置された可動電極板22と、を有する。なお、図2において固定電極板21の厚さ方向に直交する一方向をX軸方向とし、固定電極板21の厚さ方向およびX軸方向に直交する一方向をY軸方向とし、X軸方向およびY軸方向に直交する方向をZ軸方向としている。固定電極板21と可動電極板22との間には、例えば格子状に配置された複数のドット状のスペーサ(図示せず)が設けられている。
固定電極板21は、透明な第1基板(図示せず)と、第1基板の+Z方向側の面に積層された透明な抵抗膜211と、一対の電極212、213と、を有する。一対の電極212、213は、抵抗膜211における抵抗膜211の厚さ方向に直交するY軸方向に互いに離間して配置されている。可動電極板22は、可撓性を有する透明な第2基板(図示せず)と、第2基板の−Z方向側の面に積層された透明な抵抗膜221と、一対の電極222、223と、を有する。一対の電極222、223は、抵抗膜221における抵抗膜221の厚さ方向に直交するX軸方向に互いに離間して配置されている。第1基板の材料は、透明なガラス、樹脂等である。第2基板の材料は、例えば透明なポリエチレンテレフタレートである。抵抗膜211、221の材料は、例えばITO(酸化インジウムスズ)である。電極212、213、222、223の材料は、例えば銀を含む導電性材料である。ユーザは、可動電極板22を+Z方向側から押下して固定電極板21の抵抗膜211と可動電極板22の抵抗膜221とを互いに接触させるようにして、タッチパネル2を操作することができる。一対の電極212、213の一方から他方へ流れる電流は、抵抗膜211の面内において均一であり、一対の電極222、223の一方から他方へ流れる電流は、抵抗膜221の面内において均一である。
タッチパネル駆動回路1は、通常モードと通常モード動作時に比べてタッチパネル2の抵抗膜211、221へ流す電流を制限する限流モードとの2つの動作モードで動作する。タッチパネル駆動回路1は、図3に示すように、タッチパネル2の抵抗膜211、221へ電流を供給する電流供給部11と、8つのスイッチング素子SW11、SW12、SW13、SW14、SW21、SW22、SW23、SW24と、を備える。また、タッチパネル駆動回路1は、更に、4つの抵抗R21、R22、R23、R24とマイコン13とメモリ14とを備える。ここで、スイッチング素子SW11、SW12、SW13、SW14、SW21、SW22、SW23、SW24は、例えばFET(Field-Effect Transistor)、バイポーラトランジスタ、半導体リレー等である。また、これらのスイッチング素子SW11、SW12、SW13、SW14、SW21、SW22、SW23、SW24は、汎用ロジックICを用いて実現されていてもよい。また、メモリ14は、例えば半導体メモリである。電流供給部11は、定電圧回路を有し、電流切替部12へ一定の電圧を出力することにより、電流切替部12を介して抵抗膜211、221へ電流を供給する。なお、マイコン13の機能は、CPU3が兼ね備えていてもよい。また、メモリ14は、補助記憶部5により実現されてもよい。
抵抗R21は、タッチパネル2においてX軸方向に並ぶ一対の電極222、223のうち電流供給部11にスイッチング素子SW11を介して電気的に接続される電極222に接続された第1抵抗である。抵抗R21は、電極222とスイッチング素子SW11との間に介挿されている。第1抵抗R23は、タッチパネル2においてY軸方向に並ぶ一対の電極212、213のうち電流供給部11にスイッチング素子SW13を介して電気的に接続される電極212に接続された第1抵抗である。抵抗R23は、電極212とスイッチング素子SW13との間に介挿されている。抵抗R22は、一端が2つの電極222、223のうちの電極223に電気的に接続され、他端がスイッチング素子SW12を介して接地された第2抵抗である。抵抗R24は、一端が2つの電極212、213のうちの電極213に電気的に接続され、他端がスイッチング素子SW14を介して接地された第2抵抗である。ここで、抵抗R21の抵抗値と抵抗R22の抵抗値とは、互いに等しく、抵抗R23の抵抗値と抵抗R24の抵抗値とは、互いに等しい。
スイッチング素子SW21は、抵抗R21に並列に接続された第1スイッチング素子であり、スイッチング素子SW23は、抵抗R23に並列に接続された第1スイッチング素子である。スイッチング素子SW22は、抵抗R22に並列に接続された第2スイッチング素子であり、スイッチング素子SW24は、抵抗R24に並列に接続された第2スイッチング素子である。
マイコン13は、アナログ・ディジタル変換器(以下、「ADC」と称する。)131X、131Yと、スイッチ制御部132と、座標算出部133と、を有する。ADC131Yは、抵抗R22およびスイッチング素子SW22とスイッチング素子SW12との間に接続されている。ADC131Xは、抵抗R24およびスイッチング素子SW24とスイッチング素子SW14との間に接続されている。ADC131X、ADC131Yの入力抵抗は、抵抗膜211、221の抵抗値および抵抗R21、R22、R23、R24の抵抗値に比べて十分高い。
ADC131X、131Yは、電流供給部11がタッチパネル2の抵抗膜211、221へ電流を供給している状態で、ユーザがタッチパネル2を押下したときの抵抗膜211、221内における押下位置に生じる電圧を反映した値を出力する電圧値出力部である。例えばユーザがタッチパネル2を押下し、図2に示すように抵抗膜211、221内における押下位置Pにおいて抵抗膜211、221同士が接触しているとする。ここで、電流供給部11が、可動電極板22の電極222、223間のみに電圧を印加している場合、図3に示すように、ADC131Xには、抵抗膜221の押下位置Pに生じる電圧が抵抗膜211および電極213を介して入力される。そして、ADC131Xは、入力された抵抗膜221の押下位置Pに生じる電圧を反映した値を出力する。このとき、ADC131Yは、接地電位を反映した値を出力する。
一方、電流供給部11が、図2に示す固定電極板21の電極212、213間のみに電圧を印加している場合、図3に示すように、ADC131Yには、抵抗膜211の押下位置Pに生じる電圧が抵抗膜221および電極223を介して入力される。そして、ADC131Yは、入力された抵抗膜211の押下位置Pに生じる電圧を反映した値を出力する。このとき、ADC131Xは、接地電位を反映した値を出力する。
座標算出部133は、ADC131X、131Yの出力値に基づいて、タッチパネル2における押下位置Pの抵抗膜211、221上の座標値を算出し、算出した座標値を示す座標情報を生成する。
スイッチ制御部132は、スイッチング素子SW11、SW12、SW13、SW14、SW21、SW22、SW23、SW24それぞれのオンオフを制御することにより、抵抗膜211、221へ供給される電流の電流値を、第1電流値と第1電流値よりも小さい第2電流値とのいずれかに切り替える。また、スイッチ制御部132は、マイコン13の内部クロックに同期してカウントアップされるカウンタ(図示せず)と、カウンタのカウント値に対する予め設定された基準値を保持するレジスタ(図示せず)と、を有する。そして、スイッチ制御部132は、スイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24の全てをオン状態とオフ状態との間で切り替えた後、カウンタのカウント値が基準値に達すると切替完了通知信号を座標算出部133へ出力する。このようにして、スイッチ制御部132は、スイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24の全てをオン状態とオフ状態との間で切り替えた後、基準値に対応する基準時間経過後に切替完了通知信号を座標算出部133へ出力する。このスイッチ制御部132と、4つのスイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24と、4つの抵抗R21、R22、R23、R24とは、電流切替部12に含まれる。電流切替部12は、電流供給部11から抵抗膜211、221へ供給される電流の電流値を、第1電流値と第1電流値よりも小さい第2電流値とのいずれかに切り替える。
メモリ14は、ADC131X、131Yの出力値とX軸方向およびY軸方向の座標との相関関係を示す関係式を表す第1相関情報および第2相関情報を記憶する相関情報記憶部141を有する。この関係式は、例えば押下位置Pに生じる電圧の電圧値を引数としてX軸方向またはY軸方向の座標値を求める一次関数で表される。ここで、第1相関情報は、タッチパネル駆動回路1が限流モードで動作する場合のADC131X、131Yの出力値と座標値との相関関係を示す。第2相関情報は、タッチパネル駆動回路1が通常モードで動作する場合のADC131X、131Yの出力値と座標値との相関関係を示す。
表示部6は、例えば液晶表示装置であり、文字、図形等で表される各種情報を表示する。表示部6は、タッチパネル2の抵抗膜211の厚さ方向においてタッチパネル2と重ねて配置されている。表示部6は、その表示領域(図示せず)がタッチパネル2の厚さ方向から見てタッチパネル2におけるユーザによる押下操作が有効な範囲の内側に位置するように配置されている。
CPU3は、補助記憶部5が記憶するプログラムを主記憶部4に読み出して実行することにより、判定部31、指令部32、処理部33、表示制御部34および計時部35として機能する。補助記憶部5は、画像情報記憶部51と処理情報記憶部52と動作モード記憶部53と閾値情報記憶部54とを有する。画像情報記憶部51は、表示部6に表示させる操作画面に対応する各種画像を示す画像情報を記憶する。画像情報は、対応する画像に操作釦を示す操作釦画像が含まれる場合、その操作釦画像に対応する操作内容を示す操作情報を操作釦画像に対応づけて記憶している。
処理情報記憶部52は、タッチパネル2への各種操作内容を示す各種操作情報に対応する処理内容を示す処理情報を記憶する。動作モード記憶部53は、タッチパネル駆動回路1が通常モードで動作しているか限流モードで動作しているかを示す動作モード情報を記憶する。即ち、動作モード情報は、タッチパネル駆動回路1のスイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24がオン状態である第1状態かスイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24がオフ状態である第2状態かを示す状態情報である。そして、動作モード記憶部53は、状態情報である動作モード情報を記憶する状態情報記憶部である。
閾値情報記憶部54は、座標閾値情報と経過時間閾値情報とを記憶する。座標閾値情報は、タッチパネル2のX軸方向の座標値およびY軸方向の座標値それぞれに対する座標閾値を示す。経過時間閾値情報は、タッチパネル駆動回路1の座標算出部133が算出する座標値が最初に座標閾値以下になった時点からの経過時間に対する経過時間閾値を示す。ここで、X軸方向の座標値およびY軸方向の座標値それぞれに対する座標閾値は、ユーザがタッチパネル2を押下していない状態で座標算出部133が算出した座標値に基づいて設定される。また、経過時間閾値は、ユーザがタッチパネル2の操作を終了したと判断できる無操作状態の継続時間に基づいて設定される。
判定部31は、座標算出部133により算出される座標値に基づいて、ユーザがタッチパネル2を押下したか否かを判定する。ここで、判定部31は、座標算出部133により算出される座標値に基づいて、ユーザによりタッチパネル2における予め設定された第1領域が押下されたか否かを判定する。また、判定部31は、表示制御部34から表示部6が表示する操作画面に対応する画像情報を識別する画像識別情報を取得し、画像情報記憶部51から取得した画像識別情報に対応する画像情報を取得する。そして、判定部31は、画像情報に含まれる操作釦を示す画像の位置と座標算出部133が算出した座標とを比較して、ユーザにより操作釦を選択する操作が行われたか否かを判定する。判定部31は、操作釦を選択する操作が行われたと判定すると、操作釦に対応する操作情報を処理部33へ通知する。
指令部32は、判定部31によりタッチパネル2が押下されていないと判定されると、スイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24をオフにするよう指令するオフ指令情報をタッチパネル駆動回路1のスイッチ制御部132へ出力する。また、指令部32は、判定部31によりユーザがタッチパネル2における予め設定された第1領域を押下したと判定されると、スイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24をオンにするよう指令するオン指令情報をタッチパネル駆動回路1のスイッチ制御部132へ出力する。ここで、オフ指令情報およびオン指令情報は、例えば特定の通信プロトコルに適合するものである。
処理部33は、判定部31から操作情報が通知されると、処理情報記憶部52から通知された操作情報に対応する処理情報を取得し、取得した処理情報に基づいて処理を実行する。処理部33は、処理を実行した結果、表示部6に表示させる操作画面の更新が必要となった場合、更新後の操作画面を示す画像情報の画像識別情報を含む画像更新要求情報を表示制御部34へ通知する。
表示制御部34は、処理部33から画像更新要求情報が通知されると、通知された画像更新要求情報に含まれる画像識別情報に対応する画像情報を画像情報記憶部51から取得し、取得した画像情報に対応する操作画面を表示部6に表示させる。計時部35は、例えばソフトウェアタイマであり、時刻を示す時刻情報を判定部31へ通知する。
主記憶部4は、前述の判定部31が初めてX軸方向、Y軸方向の座標値がそれぞれ座標閾値以下であると判定した時点の時刻情報を記憶する時刻記憶領域を有する。
次に、本実施の形態に係るタッチパネル駆動回路1が実行するタッチパネル駆動処理について図4から図7を参照しながら説明する。このタッチパネル駆動処理は、例えばタッチパネル装置100へ電源が投入されたことを契機として開始される。ここでは、タッチパネル駆動回路1が当初通常モードで動作しているものとして説明する。即ち、スイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24が当初全てオン状態であるものとして説明する。
まず、図4に示すように、スイッチ制御部132は、スイッチング素子SW11、SW12をオンする(ステップS101)。このとき、図5Aに示すように、電流供給部11が、可動電極板22の電極222、223間のみに一定の電圧Vcを印加した状態となる。ここで、ユーザが押下位置Pを押下したとすると、押下位置Pにおいて抵抗膜211、221同士が互いに接触した状態となる。この場合、ADC131Xは、入力された抵抗膜221の押下位置Pに生じる電圧を反映した出力値を出力する。このとき、電流供給部11と接地電位との間に形成される回路は、図6Aに示す等価回路で表される。そして、抵抗膜221の押下位置Pに生じる電圧は、下記式(1)で表される。
Vx[P:ON]={(Rx2+Rt)/(Rs+Rx1+Rx2+Rt)}×Vc
・・・式(1)
ここで、Vx[P:ON]は、抵抗膜221の押下位置Pに生じる電圧を表し、Vcは電流供給部11から出力される電圧を表す。また、Rx1は、抵抗膜221における押下位置Pと電極222との間のX軸方向の等価抵抗を表し、Rx2は、抵抗膜221における押下位置Pと電極223との間のX軸方向の等価抵抗を表す。更に、Rsは、電極222とスイッチング素子SW21との間の抵抗成分を表し、Rtは、電極223とスイッチング素子SW22との間の抵抗成分を表す。これらの抵抗成分Rs、Rtは、例えば配線抵抗である。電圧Vx[P:ON]は、図6Cに示すように、押下位置Pに応じてダイナミックレンジΔVONの範囲の電圧となる。
図4に戻って、次に、ADC131Xは、抵抗膜211および電極213を介して入力される抵抗膜221の押下位置Pに生じる電圧V[P:ON]を反映した値を、座標算出部133へ出力する(ステップS102)。このとき、ADC131Yは、接地電位を反映した値を出力する。そして、座標算出部133は、ADC131Xから出力される値のみを取得する。続いて、スイッチ制御部132は、スイッチング素子SW11、SW12をオフする(ステップS103)。
その後、スイッチ制御部132は、スイッチング素子SW13、SW14をオンする(ステップS104)。このとき、図5Bに示すように、電流供給部11が、固定電極板21の電極212、213間のみに一定の電圧Vcを印加した状態となる。ここで、ユーザが押下位置Pを押下し、押下位置Pにおいて抵抗膜211、221同士が互いに接触した状態となると、ADC131Yは、入力された抵抗膜211の押下位置Pに生じる電圧を反映した出力値を出力する。このとき、抵抗膜211の押下位置Pに生じる電圧は、下記式(2)で表される。
Vy[P:ON]={(Ry2+Rt)/(Rs+Ry1+Ry2+Rt)}×Vc
・・・式(2)
ここで、Vy[P:ON]は、抵抗膜221の押下位置Pに生じる電圧を表し、Vcは電流供給部11から出力される電圧を表す。また、Ry1は、抵抗膜211における押下位置Pと電極212との間のY軸方向の等価抵抗を表し、Ry2は、抵抗膜211における押下位置Pと電極213との間のY軸方向の等価抵抗を表す。更に、Rsは、電極212とスイッチング素子SW23との間の抵抗成分を表し、Rtは、電極213とスイッチング素子SW24との間の抵抗成分を表す。電圧Vy[P:ON]は、図6Cに示すように、押下位置Pに応じてダイナミックレンジΔVONの範囲の電圧となる。
図4に戻って、次に、ADC131Yは、抵抗膜221および電極223を介して入力される抵抗膜211の押下位置Pに生じる電圧Vy[P:ON]を反映した値を、座標算出部133へ出力する(ステップS105)。このとき、ADC131Xは、接地電位を反映した値を出力する。そして、座標算出部133は、ADC131Yから出力される値のみを取得する。続いて、スイッチ制御部132は、スイッチング素子SW13、SW14をオフする(ステップS106)。
その後、座標算出部133は、ADC131X、ADC131Yそれぞれから取得した値に基づいて、押下位置PのX軸方向の座標値とY軸方向の座標値とを算出し、算出した座標値を示す座標情報を生成してCPU3へ出力する(ステップS107)。ここで、座標算出部133は、相関情報記憶部141から通常モードに対応する相関情報を取得し、取得した相関情報が示す関係式を用いて座標値を算出する。この関係式は、前述のように、例えば押下位置Pに生じる電圧Vx[P:ON](Vy[P:ON])の電圧値を引数としてX軸方向(Y軸方向)の座標値を求める一次関数で表される。
次に、スイッチ制御部132は、CPU3からタッチパネル駆動回路1を限流モードで動作するよう指令する限流モード指令情報が入力されたか否かを判定する(ステップS108)。スイッチ制御部132により限流モード指令情報が入力されていないと判定されると(ステップS108:No)、後述するステップS111の処理が実行される。一方、スイッチ制御部132は、限流モード指令情報が入力されたと判定すると(ステップS108:Yes)、スイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24を全てオフにする(ステップS109)。続いて、座標算出部133は、使用する相関情報を限流モードに対応する相関情報に変更する(ステップS110)。ここで、スイッチ制御部132は、図7Aに示すように、時刻T11にスイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24を全てオフにした後、基準時間ΔT1だけ経過した時刻T12に切替完了通知信号を座標算出部133へ出力する。一方、座標算出部133は、スイッチ制御部132から切替完了通知信号が入力されると、使用する相関情報を限流モードに対応する相関情報に変更する。
その後、スイッチ制御部132は、CPU3からタッチパネル駆動回路1を通常モードで動作するよう指令する通常モード指令情報が入力されたか否かを判定する(ステップS111)。スイッチ制御部132は、通常モード指令情報が入力されていないと判定すると(ステップS111:No)、再びスイッチング素子SW11、SW12をオンする(ステップS101)。このとき、前述のように、電流供給部11が、可動電極板22の電極222、223間のみに一定の電圧Vcを印加した状態となる。ここで、ユーザが押下位置Pを押下し、押下位置Pにおいて抵抗膜211、221同士が互いに接触した状態となると、ADC131Xは、入力された抵抗膜221の押下位置Pに生じる電圧を反映した値を出力する。このとき、電流供給部11と接地電位との間に形成される回路は、図6Bに示す等価回路で表される。そして、抵抗膜221の押下位置Pに生じる電圧は、下記式(3)で表される。
Vx[P:OFF]={(Rx2+Rt+R22)/(R21+Rs+Rx1+Rx2+Rt+R22)}×Vc
・・・式(3)
ここで、Vx[P:OFF]は、抵抗膜221の押下位置Pに生じる電圧を表し、Vc、Rx1、Rx2、RsおよびRtは、前述の式(1)の場合と同様である。また、R21、R22は、抵抗R21、R22それぞれの抵抗値を示す。この場合、電圧Vx[P:ON]は、図6Cに示すように、押下位置Pに応じてダイナミックレンジΔVOFFの範囲の電圧となる。そして、ΔVOFFの範囲は、ΔVONの範囲に比べて狭い範囲となる。従って、タッチパネル駆動回路1の限流モード動作時におけるX軸方向およびY軸方向の分解能に相当する長さは、タッチパネル駆動回路1の通常モード動作時におけるX軸方向およびY軸方向の分解能に相当する長さよりも長くなる。
図4に戻って、次に、ADC131Xは、抵抗膜211および電極213を介して入力される抵抗膜221の押下位置Pに生じる電圧V[P:OFF]を反映した値を、座標算出部133へ出力し(ステップS102)、座標算出部133は、ADC131Xから出力される値のみを取得する。続いて、スイッチ制御部132は、スイッチング素子SW11、SW12をオフする(ステップS103)。
その後、スイッチ制御部132は、スイッチング素子SW13、SW14をオンする(ステップS104)。このとき、前述のように、電流供給部11が、固定電極板21の電極212、213間のみに一定の電圧Vcを印加した状態となる。ここで、ユーザが位置Pを押下し、位置Pにおいて抵抗膜211、221同士が互いに接触した状態となると、ADC131Yは、入力された抵抗膜211の押下位置Pに生じる電圧を反映した値を出力する。このとき、抵抗膜211の押下位置Pに生じる電圧は、下記式(4)で表される。
Vy[P:OFF]={(Ry2+Rt+R24)/(R23+Rs+Ry1+Ry2+Rt+R24)}×Vc
・・・式(4)
ここで、Vy[P:OFF]は、抵抗膜211の押下位置Pに生じる電圧を表し、Vc、Ry1、Ry2、RsおよびRtは、前述の式(2)の場合と同様である。また、R23、R24は、抵抗R23、R24それぞれの抵抗値を示す。電圧Vy[P:OFF]は、図6Cに示すように、押下位置Pに応じて、ダイナミックレンジΔVONの範囲に比べて狭いダイナミックレンジΔVOFFの範囲の電圧となる。従って、タッチパネル駆動回路1の限流モード動作時におけるY軸方向の分解能に相当する長さは、タッチパネル駆動回路1の通常モード動作時におけるY軸方向の分解能に相当する長さよりも長くなる。
図4に戻って、次に、ADC131Yは、抵抗膜221および電極223を介して入力される抵抗膜211の押下位置Pに生じる電圧Vy[P:OFF]を反映した値を、座標算出部133へ出力する(ステップS105)。そして、座標算出部133は、ADC131Yから出力される値のみを取得する。続いて、スイッチ制御部132は、スイッチング素子SW13、SW14をオフする(ステップS106)。その後、再びステップS107の処理が実行される。
また、前述のステップS111において、スイッチ制御部132が、通常モード指令情報が入力されたと判定すると(ステップS111:Yes)、再びスイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24を全てオンにする(ステップS112)。その後、座標算出部133は、使用する相関情報を通常モードに対応する相関情報に変更する(ステップS113)。ここで、スイッチ制御部132は、図7Bに示すように、時刻T21にスイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24を全てオンにした後、基準時間ΔT1だけ経過した時刻T22に切替完了通知信号を座標算出部133へ出力する。一方、座標算出部133は、スイッチ制御部132から切替完了通知信号が入力されると、使用する相関情報を通常モードに対応する相関情報に変更する。次に、再びステップS101の処理が実行される。
ところで、タッチパネル駆動回路1が通常モードで動作する場合、スイッチング素子SW11、SW12のみをオンしたときに、抵抗膜221に流れる電流の電流値である第1電流値は、ADC131Xの入力抵抗が十分に高いことから、下記式(5)の関係式で表される。
Ix[ON]=Vc/(Rs+Rx1+Rx2+Rt) ・・・式(5)
ここで、Ix[ON]は、抵抗膜221に流れる電流の第1電流値を示す。なお、Vc、Rs、Rt、Rx1、Rx2は、式(1)の場合と同様である。また、スイッチング素子SW13、SW14のみをオンしたときに、抵抗膜211に流れる電流の電流値である第1電流値は、ADC131Yの入力抵抗が十分に高いことから、下記式(6)の関係式で表される。
Iy[ON]=Vc/(Rs+Ry1+Ry2+Rt) ・・・式(6)
ここで、Iy[ON]は、抵抗膜211に流れる電流の第1電流値を示す。なお、Vc、Rs、Rt、Ry1、Ry2は、式(2)の場合と同様である。
一方、タッチパネル駆動回路1が限流モードで動作する場合、スイッチング素子SW11、SW12のみをオンしたときに、抵抗膜221に流れる電流の電流値である第2電流値は、ADC131Xの入力抵抗が十分に高いことから、下記式(7)の関係式で表される。
Ix[OFF]=Vc/(R21+Rs+Rx1+Rx2+Rt+R22) ・・・式(7)
ここで、Ix[OFF]は、抵抗膜221に流れる電流の第2電流値を示す。なお、Vc、Rs、Rt、Rx1、Rx2、R21、R22は、式(3)の場合と同様である。また、スイッチング素子SW13、SW14のみをオンしたときに、抵抗膜221に流れる電流の電流値である第2電流値は、ADC131Yの入力抵抗が十分に高いことから、下記式(8)の関係式で表される。
Iy[OFF]=Vc/(R23+Rs+Ry1+Ry2+Rt+R24) ・・・式(8)
ここで、Iy[OFF]は、抵抗膜211に流れる電流の第2電流値を示す。なお、Vc、Rs、Rt、Ry1、Ry2、R23、R24は、式(4)の場合と同様である。
そして、式(5)から(8)より、下記式(9)および式(10)の関係式が成立する。
Ix[OFF]/Ix[ON]=(Rs+Rx1+Rx2+Rt)/(R21+Rs+Rx1+Rx2+Rt+R22) ・・・式(9)
Iy[OFF]/Iy[ON]=(Rs+Ry1+Ry2+Rt)/(R21+Rs+Ry1+Ry2+Rt+R22) ・・・式(10)
式(9)および式(10)から、Ix[OFF]/Ix[ON]およびIy[OFF]/Iy[ON]は、いずれも1未満となる、即ち、電流切替部12は、電流供給部11から抵抗膜211、221へ供給される電流の電流値を、第1電流値Ix[ON](Iy[ON])から第1電流値Ix[ON](Iy[ON])よりも小さい第2電流値Ix[OFF](Iy[OFF])に切り替える。これにより、タッチパネル駆動回路1の動作モードが、通常モードから限流モードに切り替わる。
次に、本実施の形態に係るタッチパネル装置100が実行する動作モード指令処理について図8を参照しながら説明する。この動作モード指令処理は、例えばタッチパネル装置100へ電源が投入されたことを契機として開始される。また、動作モード記憶部53は、当初、タッチパネル駆動回路1が通常モードであることを示す動作モード情報を記憶しているものとする。
まず、判定部31は、タッチパネル駆動回路1の座標算出部133から出力される座標情報を取得する(ステップS201)。次に、判定部31は、閾値情報記憶部54から座標閾値情報を取得し、座標情報が示すX軸方向の座標値Xdetが座標閾値Xth以下であり且つY軸方向の座標値Ydetが座標閾値Yth以下であるか否かを判定する(ステップS202)。ユーザがタッチパネル2にタッチしていない場合、座標情報が示すX軸方向の座標値Xdetが座標閾値Xth以下であり且つY軸方向の座標値Ydetが座標閾値Yth以下となる。言い換えると、座標情報が、図9に示すクロスハッチで示した領域ARd1内の座標を示す場合、ユーザによりタッチパネル2がタッチされていないと判定される。図8に戻って、判定部31が、X軸方向の座標値Xdetが座標閾値Xth以下であり且つY軸方向の座標値Ydetが座標閾値Yth以下であると判定したとする(ステップS202:Yes)。この場合、判定部31は、計時部35から入力される時刻情報に基づいて、最初にX軸方向の座標値Xdetが座標閾値Xth以下であり且つY軸方向の座標値Ydetが座標閾値Yth以下であると判定されたときからの経過時間を算出する(ステップS203)。なお、判定部31が、初めてX軸方向の座標値Xdetが座標閾値Xth以下であり且つY軸方向の座標値Ydetが座標閾値Yth以下であると判定したとする。この場合、判定部31は、その時点の時刻情報を計時部35から取得し、前述の主記憶部4の時刻記憶領域に記憶させる。
次に、判定部31は、閾値情報記憶部54から経過時間閾値情報を取得し、算出した経過時間が取得した経過時間閾値情報が示す経過時間閾値以上であるか否かを判定する(ステップS204)。判定部31は、経過時間が取得した経過時間閾値情報が示す経過時間閾値未満であると判定すると(ステップS204:No)、再びステップS201の処理を実行する。一方、判定部31が、経過時間が取得した経過時間閾値情報が示す経過時間閾値以上であると判定したとする(ステップS204:Yes)。この場合、指令部32は、動作モード記憶部53が記憶する動作モード情報を参照して、タッチパネル駆動回路1の動作モードが限流モードであるか否かを判定する(ステップS205)。指令部32によりタッチパネル駆動回路1の動作モードが限流モードであると判定されると(ステップS205:Yes)、再びステップS201の処理が実行される。
一方、指令部32が、タッチパネル駆動回路1の動作モードが通常モードであると判定したとする(ステップS205:No)。この場合、指令部32は、タッチパネル駆動回路1を限流モードにするために、スイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24をオフするよう指令するオフ指令情報をタッチパネル駆動回路1のスイッチ制御部132へ出力する(ステップS206)。続いて、ステップS201の処理が再び実行される。
また、ステップS202において、判定部31が、X軸方向の座標値Xdetが座標閾値Xthよりも大きい、または、Y軸方向の座標値Ydetが座標閾値Ythよりも大きいと判定したとする(ステップS202:No)。この場合、指令部32は、動作モード記憶部53が記憶する動作モード情報を参照して、タッチパネル駆動回路1の動作モードが限流モードであるか否かを判定する(ステップS207)。指令部32によりタッチパネル駆動回路1の動作モードが通常モードであると判定されると(ステップS207:No)、再びステップS201の処理が実行される。
一方、指令部32が、タッチパネル駆動回路1の動作モードが限流モードであると判定したとする(ステップS207:Yes)。この場合、指令部32は、タッチパネル駆動回路1を通常モードにするために、スイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24をオンするよう指令するオン指令情報をタッチパネル駆動回路1のスイッチ制御部132へ出力する(ステップS208)。続いて、ステップS201の処理が再び実行される。
以上説明したように、本実施の形態に係るタッチパネル装置100では、電流切替部12が、電流供給部11からタッチパネル2が有する抵抗膜211、221へ供給される電流の電流値を、第1電流値と第1電流値よりも小さい第2電流値とのいずれかに切り替える。これにより、抵抗膜211、221で消費される消費電力を削減することができるので、その分、タッチパネル装置100で消費される消費電力を低減できる。
また、本実施の形態に係るタッチパネル駆動回路1は、限流モードで動作する場合、図6Cに示すように、抵抗膜211、221内における任意の押下位置Pに生じる電位が接地電位よりも高くなる。これにより、ADC131X、131Yへ入力される電圧に含まれるノイズ成分が除去され易くなるので、ノイズ成分に起因した押下位置Pの誤認識の発生が抑制される。
更に、本実施の形態に係るタッチパネル駆動回路1では、抵抗R21の抵抗値と抵抗R22の抵抗値とが等しく、抵抗R23の抵抗値と抵抗R24の抵抗値とが互いに等しい。これにより、タッチパネル駆動回路1が通常モードで動作する場合に抵抗膜211、221の中央部に生じる電圧と、限流モードで動作する場合に抵抗膜211、221の中央部に生じる電圧とが等しくなる。従って、例えば抵抗膜211、221の抵抗値の経時変化に伴い相関情報記憶部141が記憶する相関情報を更新する必要が生じた場合、抵抗膜211、221の中央部に生じる電圧を基準にして新たな相関情報を生成することができる。それ故、新たな相関情報の生成が簡単になるという利点がある。
また、本実施の形態に係るタッチパネル装置100では、判定部31によりタッチパネル2が予め設定された経過時間閾値以上の間押下されていないと判定されると、指令部32が、オフ指令情報をスイッチ制御部132へ出力する。これにより、タッチパネル駆動回路1が通常モードで動作している状態で、ユーザにタッチパネル2が操作されず長時間放置されることが防止されるので、タッチパネル装置100の消費電力が低減される。
更に、本実施の形態に係るタッチパネル装置100では、判定部31が、座標算出部133により算出される座標値に基づいて、ユーザによりタッチパネル2における予め設定された領域、即ち、X軸方向の座標値が座標閾値Xth以上であり且つY軸方向の座標値が座標閾値Yth以上の領域が押下されたか否かを判定する。そして、判定部31によりユーザがタッチパネル2における前述の領域を押下したと判定されると、オン指令情報をスイッチ制御部132へ出力する。これにより、座標閾値Xth、Ythを適宜変更してタッチパネル駆動回路1を限流モードで動作させる頻度を変更することにより、消費電力の低減効果を選択することが可能となる。
また、本実施の形態に係るタッチパネル駆動回路1は、限流モードで動作する場合のADC131X、131Yの出力値と座標値との相関関係を示す第1相関情報と、通常モードで動作する場合のADC131X、131Yの出力値と座標値との相関関係を示す第2相関情報と、を記憶する相関情報記憶部141を有する。これにより、座標算出部133は、タッチパネル駆動回路1が限流モードで動作する場合と通常モードで動作する場合とのそれぞれにおいて、座標値を精度よく算出することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態に係るタッチパネル装置は、表示部に表示される操作画面画像の種類に応じて、タッチパネル駆動回路を通常モードまたは限流モードのいずれかで動作させる。具体的には、本実施の形態に係るタッチパネル装置は、表示部に表示される操作画面画像に含まれる操作釦画像の寸法および間隔がタッチパネル駆動回路の限流モード動作時におけるタッチパネルの分解能に相当する長さ以下の場合、タッチパネル駆動回路を通常モードで動作させる。一方、タッチパネル装置は、表示部に表示される操作画面画像に含まれる操作釦画像の寸法および間隔が、タッチパネル駆動回路の限流モード動作時におけるタッチパネルの分解能に相当する長さ以上の場合、タッチパネル駆動回路を限流モードで動作させる。即ち、タッチパネル装置は、操作画面画像の仕様がタッチパネル駆動回路の限流モード動作時におけるタッチパネルの分解能に適合する場合、タッチパネル駆動回路を限流モードで動作させる。
図10に示すように、本実施の形態に係るタッチパネル装置200では、CPU3が、補助記憶部5が記憶するプログラムを主記憶部4に読み出して実行することにより、判定部31、指令部232、処理部233および表示制御部34として機能する。補助記憶部5は、画像情報記憶部51と処理情報記憶部52とを有する。なお、図10において実施の形態1と同様の構成については図3と同一の符号を付している。また、タッチパネル装置200のハードウェア構成は、実施の形態1に係るタッチパネル装置100と同様である。
処理部233は、処理情報記憶部52から、通知された操作情報に対応する処理情報を取得し、取得した処理情報に基づいて処理を実行する。また、処理部233は、処理を実行した結果、確認画面画像を表示部6に表示させるイベントが発生したか否かを判定する。そして、処理部233は、確認画面画像を表示部6に表示させるイベントが発生したと判定すると、確認画面表示イベント発生通知を指令部232へ通知する。
指令部232は、表示部6に表示される操作画面画像を示す画像情報に応じて、スイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24をオフにするよう指令するオフ指令情報またはこれらをオンにするよう指令するオン指令情報をスイッチ制御部132へ出力する。指令部232は、表示部6に表示される操作画面画像に含まれる操作釦画像の寸法および間隔が、タッチパネル駆動回路1の限流モード動作時におけるタッチパネル2の分解能に相当する長さ以下の場合、オン指令情報をスイッチ制御部132へ出力する。一方、指令部232は、表示部6に表示される操作画面画像に含まれる操作釦画像の寸法および間隔が、タッチパネル駆動回路1の限流モード動作時におけるタッチパネル2の分解能に相当する長さよりも長い場合、オフ指令情報をスイッチ制御部132へ出力する。即ち、指令部232は、操作画面画像の仕様がタッチパネル駆動回路1の限流モード動作時におけるタッチパネル2の分解能に適合する場合、オフ指令情報をスイッチ制御部132へ出力する。本実施の形態では、初期画面画像および確認画面画像に含まれる操作釦画像の寸法および間隔が、タッチパネル駆動回路1の限流モード動作時のタッチパネル2の分解能に相当する長さ以上であり、メニュー画面画像に含まれる操作釦画像の寸法および間隔が、タッチパネル駆動回路1の限流モード動作時のタッチパネル2の分解能に相当する長さよりも短いものとする。指令部232は、処理部233から確認画面表示イベント発生通知が通知されると、オフ指令情報をスイッチ制御部132へ出力する。
次に、本実施の形態に係るタッチパネル装置200が実行する動作モード指令処理について図11から図13を参照しながら説明する。この動作モード指令処理は、例えばタッチパネル装置200へ電源が投入されたことを契機として開始される。また、この動作モード指令処理では、表示部6にユーザに予め設定された処理の実行を確認するための確認画面画像を表示した場合にユーザがその処理の実行を了承する旨の操作釦を選択するとその処理が実行された後、表示部6に初期画面画像が表示される。
まず、指令部232は、タッチパネル駆動回路1を限流モードにするために、スイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24をオフするよう指令するオフ指令情報をタッチパネル駆動回路1のスイッチ制御部132へ出力する(ステップS301)。次に、表示制御部34は、画像情報記憶部51から初期画面画像を示す初期画面情報を取得し、取得した初期画面情報に対応する初期画面画像を表示部6に表示させる(ステップS302)。例えば図12Aに示すように、初期画面画像61aは、中央部に縦幅がΔY1であり横幅ΔX1である1つの操作釦画像B1を含む画像である。なお、初期画面画像は、これに限定されるものではなく、他の任意の図形画像または文字情報が配置されたものであってもよい。
図11に戻って、続いて、判定部31は、タッチパネル駆動回路1の座標算出部133から座標情報を取得し(ステップS303)、座標情報が示す座標値に基づいてユーザが操作釦を選択したか否かを判定する(ステップS304)。ここで、判定部31は、座標算出部133から取得した座標情報が示すX軸方向の座標値とY軸方向の座標値とがそれぞれ操作釦画像B1の内側の領域に含まれる位置の座標値であれば操作釦を選択したと判定する。判定部31は、ユーザが操作釦を選択していないと判定される限り(ステップS304:No)、ステップS303の処理を繰り返す。
一方、判定部31が、ユーザが操作釦を選択したと判定したとする(ステップS304:Yes)。この場合、指令部32は、タッチパネル駆動回路1を通常モードにするために、スイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24をオンするよう指令するオン指令情報をスイッチ制御部132へ出力する(ステップS305)。その後、表示制御部34は、画像情報記憶部51からメニュー画面画像を示すメニュー画面情報を取得し、取得したメニュー画面情報に対応するメニュー画面画像を表示部6に表示させる(ステップS306)。例えば図12Bに示すように、メニュー画面画像62aは、縦幅がΔY21、横幅ΔX21の複数の操作釦画像B2が縦方向にΔY22、横方向にΔX22の間隔を開けて格子状に並んだ画像である。ここで、長さΔX21、ΔX22は、タッチパネル駆動回路1の通常モード動作時におけるタッチパネル2のX軸方向の分解能に相当する長さよりも長い。また、長さΔX21、ΔX22は、タッチパネル駆動回路1の限流モード動作時におけるタッチパネル2のX軸方向の分解能に相当する長さ以下である。長さΔY21、Δ22は、タッチパネル駆動回路1の通常モード動作時におけるY軸方向の分解能に相当する長さよりも長い。長さΔY21、Δ22は、タッチパネル駆動回路1の限流モード動作時におけるY軸方向の分解能に相当する長さ以下である。なお、メニュー画面画像は、これに限定されるものではなく、他の任意の図形画像または文字情報が配置されたものであってもよい。
図11に戻って、続いて、判定部31は、タッチパネル駆動回路1の座標算出部133から座標情報を取得し(ステップS307)、座標情報が示す座標値に基づいてユーザが操作釦を選択したか否かを判定する(ステップS308)。ここで、判定部31は、座標算出部133から取得した座標情報が示すX軸方向の座標値とY軸方向の座標値とがそれぞれ複数の操作釦画像B2のいずれかの内側の領域に含まれる位置の座標値であればその操作釦を選択したと判定する。判定部31は、ユーザが操作釦を選択していないと判定される限り(ステップS308:No)、ステップS307の処理を繰り返す。
一方、判定部31が、ユーザが操作釦を選択したと判定したとする(ステップS308:Yes)。この場合、判定部31は、操作釦に対応する操作情報を処理部233へ通知し(ステップS309)、処理部233は、処理情報記憶部52から、通知された操作情報に対応する処理情報を取得し、取得した処理情報に基づいて処理を実行する(ステップS310)。その後、処理部233は、図13に示すように、処理を実行した結果、確認画面画像を表示部6に表示させるイベントが発生したか否かを判定する(ステップS311)。処理部233により確認画面画像を表示部6に表示させるイベントが発生したと判定されると(ステップS311:Yes)、処理部233は、確認画面表示イベント発生通知を指令部232へ通知する。そして、指令部232は、確認画面表示イベント発生通知が通知されると、オフ指令情報をスイッチ制御部132へ出力する(ステップS312)。
次に、表示制御部34は、画像情報記憶部51から確認画面画像を示す確認画面情報を取得し、取得したメニュー画面情報に対応するメニュー画面画像を表示部6に表示させる(ステップS313)。例えば図12Cに示すように、確認画面画像63aは、縦幅がΔY31、横幅ΔX3の2つの操作釦画像B31、B32が縦方向にΔY32の間隔を開けて並んだ画像である。2つの操作釦画像B31、B32は、それぞれ”YES”釦と”NO”釦に対応する。ここで、長さΔX3は、タッチパネル駆動回路1の限流モード動作時におけるタッチパネル2のX軸方向の分解能に相当する長さよりも長い。また、長さΔY31、Δ32は、タッチパネル駆動回路1が限流モード動作時におけるタッチパネル2のY軸方向の分解能に相当する長さよりも長い。なお、確認画面画像は、これに限定されるものではなく、他の任意の図形画像または文字情報が配置されたものであってもよい。
図13に戻って、続いて、判定部31は、タッチパネル駆動回路1の座標算出部133から座標情報を取得し(ステップS314)、座標情報が示す座標値に基づいてユーザが”YES”釦を選択したか否かを判定する(ステップS315)。ここで、判定部31は、座標算出部133から取得した座標情報が示すX軸方向の座標値とY軸方向の座標値とがそれぞれ”YES”釦に対応する操作釦画像B31の内側の領域に含まれる位置の座標値であれば”YES”釦を選択したと判定する。判定部31は、ユーザが”YES”釦を選択したと判定すると(ステップS315:Yes)、”YES”釦に対応する操作情報を処理部233へ通知する(ステップS316)。その後、処理部233は、処理情報記憶部52から、通知された操作情報に対応する処理情報を取得し、取得した処理情報に基づいて処理を実行する(ステップS317)。次に、図11に示すように、表示制御部34が、再び、画像情報記憶部51から初期画面情報を取得して初期画面画像を表示部6に表示させる(ステップS302)。続いて、ステップS303以降の処理が実行される。
図13に戻って、一方、判定部31は、ユーザが”YES”釦を選択していないと判定すると(ステップS315:No)、ユーザが”NO”釦を選択したか否かを判定する(ステップS318)。ここで、判定部31は、座標算出部133から取得した座標情報が示すX軸方向の座標値とY軸方向の座標値とがそれぞれ”NO”釦に対応する操作釦画像B32の内側の領域に含まれる位置の座標値であれば”NO”釦を選択したと判定する。判定部31は、ユーザが”NO”釦を選択していないと判定すると(ステップS318:No)、再びステップS314の処理を実行する。判定部31は、ユーザが”YES”釦および”NO”釦のいずれも選択しない限り、ステップS314、S315およびS318の処理を繰り返し実行する。
一方、判定部31によりユーザが”NO”釦を選択したと判定されると(ステップS318:Yes)、指令部32は、オン指令情報をスイッチ制御部132へ出力する(ステップS319)。その後、図11に示すように、表示制御部34が、再び、画像情報記憶部51からメニュー画面情報を取得してメニュー画面画像を表示部6に表示させる(ステップS306)。続いて、ステップS307以降の処理が実行される。
図13に戻って、また、ステップS311において、処理部233は、確認画面画像を表示部6に表示させるイベントが発生していないと判定されると(ステップS311:No)、表示部6に表示させる操作画面画像の更新を要するイベントが発生したか否かを判定する(ステップS320)。処理部233により操作画面画像の更新を要するイベントが発生していないと判定されると(ステップS320:No)、そのまま図11に示すステップS307以降の処理が実行される。一方、処理部233は、操作画面画像の更新を要するイベントが発生したと判定されると(ステップS320:Yes)、更新後の操作画面を示す画像情報の画像識別情報を含む画像更新要求情報を表示制御部34へ通知する。そして、表示制御部34は、画像情報記憶部51か画像更新要求情報に含まれる画像識別情報に対応する画像情報を取得し、取得した画像情報が示す操作画面画像を表示部6に表示させる(ステップS321)。次に、図11に示すステップS307以降の処理が実行される。
以上説明したように、本実施の形態に係るタッチパネル装置200によれば、表示部6に表示される操作画面画像に応じて随時タッチパネル駆動回路1を限流モードで動作させる。これにより、タッチパネル駆動回路1が限流モードで動作する頻度が上昇するので、その分、タッチパネル駆動回路1での消費電力が低減される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は実施の形態によって限定されるものではない。例えば、タッチパネル装置が、実施の形態1に係る動作モード指令処理と実施の形態2に係る動作モード指令処理とを並行して実行するものであってもよい。
実施の形態1では、ユーザによりタッチパネル2が操作されない状態で経過時間閾値以上の時間が経過すると、指令部32がスイッチ制御部132へオフ指令情報を出力し、タッチパネル駆動回路1が限流モードで動作する例について説明した。但し、指令部32がスイッチ制御部132へオフ指令情報を出力するタイミングはこれに限定されるものではない。例えば、タッチパネル装置100が起動してからの経過時間が予め設定された時間閾値以上となると、指令部32がスイッチ制御部132へオフ指令情報を出力するようにしてもよい。或いは、表示制御部34が、表示部6にタッチパネル駆動回路1の動作モードを設定するための設定画面画像を表示するものであってもよい。この場合、表示部6に設定画面画像が表示されている状態において、判定部31によりタッチパネル駆動回路1を限流モードで動作するための操作釦が選択されたと判定されると、指令部32がスイッチ制御部132へオフ指令情報を出力するようにすればよい。
本構成によれば、実施の形態に係るタッチパネル装置100に比べてタッチパネル駆動回路1が限流モードで動作する頻度が上昇する。従って、その分、タッチパネル駆動回路1での消費電力が低減される。
実施の形態1において、座標閾値Xth、Ythは任意に設定することができる。また、実施の形態1において、判定部31が、座標情報が図14Aのクロスハッチ部分で示されたY軸方向の座標値Ydetが座標閾値Yth以下の領域ARd2内の座標を示す場合、タッチパネル2がタッチされていないと判定してもよい。或いは、判定部31は、座標情報が図14Bのクロスハッチ部分で示されたX軸方向の座標値Xdetが座標閾値Xth以下の領域ARd3内の座標を示す場合、タッチパネル2がタッチされていないと判定してもよい。更に、判定部31は、座標情報が図15Aのクロスハッチ部分で示されたX軸方向の座標値Xdetが座標閾値Xth以下またはY軸方向の座標値Ydetが座標閾値Yth以下の領域ARd4内の座標を示す場合、タッチパネル2がタッチされていないと判定してもよい。
また、判定部31は、X軸方向についての2つの座標閾値Xth1、Xth2と、Y軸方向についての2つの座標閾値Yth1、Yth2と、を用いて、ユーザによりタッチパネル2がタッチされているか否かを判定してもよい。判定部31は、例えば座標情報が図15Bのクロスハッチ部分で示された、X軸方向の座標値Xdetが座標閾値Xth1以下または座標閾値Xth2以上であり、Y軸方向の座標値Ydetが座標閾値Yth1以下または座標閾値Yth2以上である領域ARd5内の座標を示す場合、タッチパネル2がタッチされていないと判定してもよい。ここで、領域ARd5は、図15Bにおける領域(1)、(2)、(3)、(4)、(6)、(7)、(8)、(9)に相当する。或いは、判定部31が、例えば座標情報が図16のクロスハッチ部分で示された、X軸方向の座標値Xdetが座標閾値Xth1以下または座標閾値Xth2以上である領域ARd6内の座標を示す場合、タッチパネル2がタッチされていないと判定してもよい。ここで、領域ARd6は、図15Bにおける領域(1)、(3)、(4)、(6)、(7)、(9)に相当する。なお、判定部31によりタッチパネル2がタッチされていないと判定される場合の座標情報が示す座標は、図15Bおよび図16に示した領域ARd5、ARd6内の座標である場合に限定されない。例えば、座標情報が示す座標が、図15Bおよび図16に示す領域(1)、(2)、(3)、(4)、(6)、(7)、(8)、(9)の中から任意に選択した1から7つの領域内のいずれかに位置する場合、判定部31が、タッチパネル2がタッチされていないと判定するようにしてもよい。
実施の形態2では、表示部6に表示される初期画面画像および確認画面画像に含まれる操作釦画像の寸法および間隔が、タッチパネル駆動回路1の限流モード動作時のタッチパネル2の分解能に相当する長さ以上である例について説明した。但し、操作画面画像に含まれる操作釦画像の寸法および間隔が、タッチパネル駆動回路1の限流モード動作時のタッチパネル2の分解能に相当する長さ以上の操作画面画像は、初期画面画像および確認画面画像に限定されるものではない。タッチパネル装置200が、他のタッチパネル駆動回路1の限流モード動作時のタッチパネル2の分解能に相当する長さ以上である各種操作画面画像が表示部6に表示される場合にタッチパネル駆動回路1を限流モードで動作させてもよい。この場合、例えば画像情報記憶部51が、各種操作画面画像を、限流モードで動作させるか否かを示す限流モードフラグ情報と対応づけて記憶するようにすればよい。そして、指令部232が、表示部6に表示される操作画面画像に対応する限流モードフラグ情報の内容に応じてオフ指令情報をスイッチ制御部132へ出力するようにすればよい。
各実施の形態では、本実施の形態に係るタッチパネル駆動回路1では、抵抗R21の抵抗値と抵抗R22の抵抗値とが等しく、抵抗R23の抵抗値と抵抗R24の抵抗値とが互いに等しい例について説明した。但し、これに限らず、抵抗R21の抵抗値と抵抗R22の抵抗値とが互いに異なっていてもよいし、或いは、抵抗R23の抵抗値と抵抗R24の抵抗値とが互いに異なっていてもよい。この場合、抵抗R21、R22、R23、R24として使用する抵抗の仕様の自由度が増えるので、タッチパネル駆動回路1が製造し易くなるという利点がある。
各実施の形態に係るタッチパネル駆動回路1において、抵抗R21、R22のいずれか一方が無いものであってもよいし、或いは、抵抗R23、R24のいずれか一方が無いものであってもよい。この場合、タッチパネル駆動回路1の部品点数を削減することができる。
各実施の形態に係る相関情報記憶部141が記憶する相関情報が、ADC131X、131Yの出力電圧の電圧値とX軸方向およびY軸方向の座標との相関関係を示す関係式を表す例について説明した。但し、相関情報は関係式を示すものに限定されるものではなく、ADC131X、131Yの出力電圧の電圧値とX軸方向およびY軸方向の座標との相関関係を示すルックアップテーブルであってもよい。
各実施の形態では、タッチパネル駆動回路1が限流モードで動作する場合、スイッチング素子SW21、SW22、SW23、SW24を全てオフにする例について説明した。但し、これに限らず、例えばタッチパネル駆動回路1が限流モードで動作する場合、スイッチング素子SW21、SW22のうちのいずれか1つとスイッチング素子SW23、SW24のうちのいずれか1つのみがオフであってもよい。
各実施の形態において、座標算出部133が、タッチパネル2上における予め設定された2箇所の位置それぞれに生じる電圧の電圧値と押下位置Pに生じる電圧の電圧値とに基づいて、押下位置PのX軸方向およびY軸方向の座標値を算出するものであってもよい。或いは、座標算出部133は、タッチパネル2上における予め設定された3箇所以上の位置それぞれに生じる電圧の電圧値と押下位置Pに生じる電圧の電圧値とに基づいて、押下位置PのX軸方向およびY軸方向の座標値を算出するものであってもよい。
各実施の形態において、タッチパネル装置100が、光源、スピーカまたは振動源を備えるものであってもよい。そして、タッチパネル駆動回路1の動作モードが通常モードから限流モードへ変更される際、光源が点灯、点滅したりするようにしてもよい。或いは、タッチパネル駆動回路1が通常モードで動作している間、光源が点灯し、限流モードで動作している間、光源が消灯しているものであってもよい。また、タッチパネル駆動回路1の動作モードが通常モードから限流モードへ変更される際、スピーカから動作モードが変更される旨が音声で通知されてもよいし、或いは、振動源が動作してタッチパネル装置100全体が振動するようにしてもよい。
また、本発明に係るタッチパネル装置100の各種機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。この場合、ソフトウェアやファームウェアは、プログラムとして記述され、補助記憶部5に記憶される。また、本発明に係るタッチパネル装置100の各種機能は、専用のシステムによらず、コンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、ネットワークに接続されているコンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、コンピュータシステムが読み取り可能な非一時的な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read−Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto−Optical Disc)等)に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行するタッチパネル装置100を構成してもよい。
また、コンピュータにプログラムを提供する方法は任意である。例えば、プログラムは、通信回線のサーバにアップロードされ、通信回線を介してコンピュータに配信されてもよい。そして、コンピュータは、このプログラムを起動して、OS(Operating System)の制御の下、他のアプリケーションと同様に実行する。これにより、コンピュータは、上述の処理を実行するタッチパネル装置100として機能する。
以上、本発明の各実施の形態および変形例(なお書きに記載したものを含む。以下、同様。)について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明は、実施の形態及び変形例が適宜組み合わされたもの、それに適宜変更が加えられたものを含む。
本発明は、照明装置、換気装置、その他建物内に設置される機器を制御する遠隔制御装置として使用されるタッチパネル装置に好適である。
1 タッチパネル駆動回路、2 タッチパネル、3 CPU、4 主記憶部、5 補助記憶部、6 表示部、11 電流供給部、12 切替部、13 マイコン、14 メモリ、21,22 電極板、31 判定部、32,232 指令部、33,233 処理部、34 表示制御部、35 計時部、51 画像情報記憶部、52 処理情報記憶部、53 動作モード記憶部、54 閾値情報記憶部、61a 初期画面画像、62a メニュー画面画像、63a 確認画面画像、100,200 タッチパネル装置、131X,131Y アナログ・ディジタル変換器、132 スイッチ制御部、133 座標算出部、141 相関情報記憶部、211,221 抵抗膜、212,213,222,223 電極、B1,B2,B31,B32 操作釦画像、L1,L2 直線、P 押下位置、S1,S2,T1,T2 位置、R21,R22,R23,R24,Rx1,Rx2,Ry1,Ry2 抵抗、SW11,SW12,SW13,SW14,SW21,SW22,SW23,SW24 スイッチング素子
上記目的を達成するために、本発明に係るタッチパネル装置は、
抵抗膜を有し前記抵抗膜に電流が流れている状態で前記抵抗膜内における押下位置に生じている電圧を出力するタッチパネルと、
前記抵抗膜へ電流を供給する電流供給部と、
前記電流供給部から前記抵抗膜へ供給される電流の電流値を、第1電流値と前記第1電流値よりも小さい第2電流値とのいずれかに切り替える電流切替部と、を備え、
前記タッチパネルは、
前記抵抗膜において互いに離間して配置された一対の電極を更に有し、
前記電流切替部は、
前記一対の電極の少なくとも一方に接続される抵抗と、
前記抵抗に並列に接続されたスイッチング素子と、
前記スイッチング素子のオンオフを制御することにより、前記電流供給部から前記抵抗膜へ供給される電流の電流値を、前記第1電流値と前記第2電流値とのいずれかに切り替えるスイッチ制御部と、を有する
上記目的を達成するために、本発明に係るタッチパネル装置は、
抵抗膜を有し前記抵抗膜に電流が流れている状態で前記抵抗膜内における押下位置に生じている電圧を出力するタッチパネルと、
前記抵抗膜へ電流を供給する電流供給部と、
前記電流供給部から前記抵抗膜へ供給される電流の電流値を、第1電流値と前記第1電流値よりも小さい第2電流値とのいずれかに切り替える電流切替部と、
前記電流供給部が前記抵抗膜へ電流を供給している状態で、ユーザが前記タッチパネルを押下したときの前記抵抗膜内における押下位置に生じる電圧を反映した値を出力する電圧値出力部と、
前記ユーザが前記タッチパネルを押下したか否かを判定する判定部と、
指令部と、
前記抵抗膜の厚さ方向において前記タッチパネルと重ねて配置された表示部と、
前記表示部に操作画面画像を表示する表示制御部と、を備え、
前記タッチパネルは、
前記抵抗膜において互いに離間して配置された一対の電極を更に有し、
前記電流切替部は、
前記一対の電極の少なくとも一方に接続される抵抗と、
前記抵抗に並列に接続されたスイッチング素子と、
前記スイッチング素子のオンオフを制御することにより、前記電流供給部から前記抵抗膜へ供給される電流の電流値を、前記第1電流値と前記第2電流値とのいずれかに切り替えるスイッチ制御部と、を有し、
前記指令部は、前記判定部により前記タッチパネルが押下されていないと判定されると、前記スイッチング素子をオフ状態にするよう指令するオフ指令情報を前記スイッチ制御部へ出力し、前記表示部に表示される前記操作画面画像に適合する分解能が予め設定された基準分解能以下の場合、前記スイッチング素子をオン状態にするよう指令するオン指令情報を前記スイッチ制御部へ出力し、前記表示部に表示される前記操作画面画像に適合する分解能が前記基準分解能よりも大きい場合、前記スイッチング素子をオフ状態にするよう指令するオフ指令情報を前記スイッチ制御部へ出力する

Claims (9)

  1. 抵抗膜を有し前記抵抗膜に電流が流れている状態で前記抵抗膜内における押下位置に生じている電圧を出力するタッチパネルと、
    前記抵抗膜へ電流を供給する電流供給部と、
    前記電流供給部から前記抵抗膜へ供給される電流の電流値を、第1電流値と前記第1電流値よりも小さい第2電流値とのいずれかに切り替える電流切替部と、を備える、
    タッチパネル装置。
  2. 前記タッチパネルは、
    前記抵抗膜において互いに離間して配置された一対の電極を更に有し、
    前記電流切替部は、
    前記一対の電極のうち前記電流供給部に電気的に接続される一方と前記電流供給部との間に介挿された第1抵抗と、
    前記一対の電極のうちの他方に電気的に接続された第2抵抗と、
    前記第1抵抗に並列に接続された第1スイッチング素子と、
    前記第2抵抗に並列に接続された第2スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とのオンオフを制御することにより、前記抵抗膜へ供給される電流の電流値を、前記第1電流値と前記第2電流値とのいずれかに切り替えるスイッチ制御部と、を有し、
    前記第1抵抗の抵抗値と前記第2抵抗の抵抗値とは、互いに等しい、
    請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. 前記電流供給部が前記抵抗膜へ電流を供給している状態で、ユーザが前記タッチパネルを押下したときの前記抵抗膜内における押下位置に生じる電圧を反映した値を出力する電圧値出力部と、
    ユーザが前記タッチパネルを押下したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記タッチパネルが押下されていないと判定されると、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とをオフ状態にするよう指令するオフ指令情報を前記スイッチ制御部へ出力する指令部と、を更に備える、
    請求項2に記載のタッチパネル装置。
  4. 前記電圧を反映した値に基づいて、前記押下位置の前記抵抗膜上の座標値を算出する座標算出部を更に備え、
    前記判定部は、前記座標算出部により算出される前記座標値に基づいて、ユーザが前記タッチパネルを押下したか否かを判定する、
    請求項3に記載のタッチパネル装置。
  5. 前記判定部は、更に、前記座標算出部により算出される前記座標値に基づいて、ユーザにより前記タッチパネルにおける予め設定された領域が押下されたか否かを判定し、
    前記指令部は、前記判定部によりユーザが前記タッチパネルにおける予め設定された領域を押下したと判定されると、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とをオン状態にするよう指令するオン指令情報を前記スイッチ制御部へ出力する、
    請求項4に記載のタッチパネル装置。
  6. 前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とがオフ状態の場合の前記電圧を反映した値と前記座標値との相関関係を示す第1相関情報と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とがオン状態の場合の前記電圧を反映した値と前記座標値との相関関係を示す第2相関情報と、を記憶する相関情報記憶部を更に備え、
    前記座標算出部は、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とがオフ状態の場合、前記第1相関情報に基づいて前記座標値を算出し、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とがオン状態の場合、前記第2相関情報に基づいて前記座標値を算出する、
    請求項4または5に記載のタッチパネル装置。
  7. 前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との両方がオン状態である第1状態か前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とがオフ状態である第2状態かを示す状態情報を記憶する状態情報記憶部を更に備える、
    請求項3から6のいずれか1項に記載のタッチパネル装置。
  8. 前記抵抗膜の厚さ方向において前記タッチパネルと重ねて配置された表示部と、
    前記表示部に操作画面画像を表示する表示制御部と、を更に備え、
    前記指令部は、前記表示部に表示される操作画面画像を示す画像情報に応じて、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とをオフ状態にするよう指令するオフ指令情報または前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とをオン状態にするよう指令するオン指令情報を前記スイッチ制御部へ出力する、
    請求項3から7のいずれか1項に記載のタッチパネル装置。
  9. 前記指令部は、前記表示部に表示される操作画面画像の仕様が前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とがオフ状態の場合の前記タッチパネルの分解能に適合する場合、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とをオフ状態にするよう指令するオフ指令情報を前記スイッチ制御部へ出力する、
    請求項8に記載のタッチパネル装置。
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