JPWO2019180895A1 - 非接触送電装置および非接触送受電システム - Google Patents

非接触送電装置および非接触送受電システム Download PDF

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Abstract

安全性への配慮を確保しつつ、使い勝手のよい非接触送受電技術を提供する。生成した送電電力を無線給電で非接触受電装置200に供給する非接触送電装置100は、送電電力の生成を行う送電電力生成部120と、送電電力の生成を制御する制御部117と、を備え、制御部117は、非接触送電装置100および非接触受電装置200の少なくとも一方が配置された周囲環境または少なくとも一方の装置状態に応じて送電電力生成部120による送電電力の生成を制御する。

Description

本発明は、非接触で送受電を行う非接触送受電技術に関する。
非接触給電は、金属製の接点がないため、水分やごみ、埃等による接触不良や漏電を防ぐことができる。また、防水性能を確保し易いため、水回りで用いる電気機器に採用されている。
例えば、特許文献1には、「複数の非接触給電部のうち1つのみを駆動する検出可能期間を、駆動する非接触給電部を順次切り換えて一定時間毎に発生させ、検出可能期間において駆動中の非接触給電部から受電側をみたインピーダンスを測定し、当該測定したインピーダンスに基づいて当該非接触給電部に非接触受電部が対向して配置されているか否かを判断することによって、各非接触給電部に非接触受電部が対向して配置されたか否かを検出する駆動対象検出手段と、非接触受電部が対向して配置された非接触給電部のみを駆動する駆動手段とを構成する駆動制御部を備える(要約抜粋)」非接触給電機能付き浴槽が開示されている。
また、特許文献2には、「非接触給電システム用表示システムは、非接触給電対象である電気かみそりから転送される画像情報を可視可能に表示する表示ユニットを備える。電気かみそりは、受電ユニットと、認証情報保持部と、撮像ユニットと、第1の無線通信ユニットとを備える。送電装置は、第2の無線通信ユニットと、認証回路と、表示ユニットとを備え、受信される認証情報が認証回路によって認証された電気かみそりであることを条件に送電を行い、当該電気かみそりの撮像装置からリアルタイムに送られる画像情報を表示ユニットにリアルタイムに可視可能に表示する(要約抜粋)」非接触給電システム用表示システムが開示されている。
特開2009−159684号公報 特開2014−50127号公報
特許文献1によれば、複数の非接触給電部のうち給電先の電気機器が設置されている非接触給電部を検出して不要な電力消費を抑制し、省エネルギー化を図ることができる。また、特許文献2によれば、非接触給電対象である電気機器の利便性が向上する。しかしながら、いずれの文献にも、安全性の配慮はない。
例えば、無線給電エリアに金属片等の金属性異物があると、無線給電電力の影響を受けて金属性異物が発熱する可能性がある。また、上述のように、非接触給電は、水回りの電気機器への適用が進んでいる。水回りで電気機器を使用する場合、例えば、防水絶縁性能の劣化が進みやすい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、安全性への配慮を確保しつつ、使い勝手のよい非接触送受電技術を提供することを目的とする。
本発明は、生成した送電電力を無線給電で非接触受電装置に供給する非接触送電装置であって、前記送電電力の生成を行う送電電力生成部と、前記送電電力生成部による前記送電電力の生成を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、当該非接触送電装置および前記非接触受電装置の少なくとも一方が配置された周囲環境または少なくとも一方の装置状態に応じて前記送電電力生成部による送電電力の生成を制御することを特徴とする。
また、本発明は、上述の非接触送電装置と、前記非接触受電装置と、を備える非接触送受電システムであって、前記非接触受電装置は、前記非接触送電装置から供給された送電電力で充電するバッテリと、前記バッテリの残量を検出し、予め定めた閾値以下となった場合、前記非接触送電装置に残量低下信号を送信するバッテリ残量検出部と、を備え、前記非接触送電装置の前記制御部は、前記残量低下信号を受信すると、前記送電電力生成部に前記送電電力を生成させることを特徴とする。
本発明の技術を用いることにより、安全性への配慮を確保しつつ、使い勝手のよい非接触送受電技術を提供できる。また、上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
第一の実施形態の非接触送受電システムの使用例を説明するための説明図である。 第一の実施形態の非接触送受電システムの構成図である。 第一の実施形態の非接触送電装置の制御部の機能ブロック図である。 第一の実施形態の送電電力生成処理のフローチャートである。 第一の実施形態の変形例1の送電電力生成処理のフローチャートである。 第一の実施形態の変形例2の送電電力生成処理のフローチャートである。 第一の実施形態の変形例3の送電電力生成処理のフローチャートである。 第一の実施形態の変形例4の送電電力生成処理のフローチャートである。 第一の実施形態の変形例5の送電電力生成処理のフローチャートである。 第二の実施形態の非接触送電装置の制御部の機能ブロック図である。 第二の実施形態の送電電力生成処理のフローチャートである。 第三の実施形態の非接触送電装置の制御部の機能ブロック図である。 第三の実施形態の送電電力生成処理のフローチャートである。 第四の実施形態の非接触送電装置の制御部の機能ブロック図である。 第四の実施形態の非接触送電装置の制御部による処理のフローチャートである。 第四の実施形態の送電電力生成処理のフローチャートである。 第五の実施形態の送電電力生成処理のフローチャートである。 第六の実施形態の送電電力生成処理のフローチャートである。 第六の実施形態の変形例の制御部の機能ブロック図である。 本発明の変形例の非接触送受電システムの使用例を説明するための説明図である。 本発明の変形例の非接触送受電システムの使用例を説明するための説明図である。 本発明の変形例の非接触送受電システムの使用例を説明するための説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。以下、本明細書において、同一機能を有するものは、特に断らない限り、同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。
<<第一の実施形態>>
まず、本発明の第一の実施形態の非接触送受電システム101の使用例を説明する。図1は、本実施形態の非接触送電装置100が、非接触受電装置200として、浴室330の浴槽350内に配置されたバブル生成器220に給電する場合の使用例である。
[非接触送電システム]
本実施形態の非接触送受電システム101は、非接触送電装置100と、非接触受電装置200であるバブル生成器220と、浴室330内の状態を検出する各種の検知部と、を備える。本実施形態では、検知部として、照明点灯検知部301と、人感センサ部302と、ユーザ認証センサ部303と、水センサ部304と、ドア開閉ロック検知部305と、を備える。これらの各検知部は、浴室330内に設置される。
非接触送電装置100は、商用電源370から供給された交流電源を用いて送電電力を生成し、無線給電(非接触給電)で非接触受電装置200(バブル生成器220)に供給する。本実施形態では、非接触送電装置100は、例えば、浴室330内に配置される。そして、浴室330に設置された各種の検知部からの検知検出信号に応じて送電電力の生成を制御する。
バブル生成器220は、非接触送電装置100とは非接触状態で、浴槽350内に浸水設置される。非接触送電装置100から無線給電により受けた電力により、機能動作を行う。なお、無線給電により受けた電力を、一旦、内部のバッテリに充電し、バッテリ電源を用いて機能動作を行ってもよい。
本実施形態のバブル生成器220は、例えば、浴槽350内の水にバブル(気泡)を発生させるという機能動作を行う。バブル生成器220が発生したバブルは、人体の毛穴の洗浄や保温保湿を高める。
照明点灯検知部301は、浴室330が備える浴室用照明360の点灯を検知する。浴室用照明360の点灯を検知すると、照明点灯検知信号を生成し、非接触送電装置100へ送信する。本実施形態では、照明点灯検知部301として、例えば、照度センサ等を用いる。本実施形態では、所定の時間間隔で、照度センサ周囲の照度を検出し、照度センサ近傍の照度が所定値以上である場合、照明点灯検知信号を出力する。
なお、浴室用照明360は、例えば、浴室壁面331の、天井部等に備えられる。また、浴室330の外部の、浴室ドア332の近傍に配置される照明スイッチ(SW)361により点灯、消灯が行われる。従って、照明SW361と連動可能な場合は、照明SW361のON/OFF操作信号により、点灯、消灯を判別し、照明点灯検知信号を出力するよう構成してもよい。
人感センサ部302は、浴室330内の人390の在不在を検知する。所定の時間間隔で、浴室330内の人390の有無を判別し、人390がいることを検知すると、人感検知信号を生成し、非接触送電装置100へ送信する。人感センサ部302は、例えば、赤外線、超音波、可視光等を用いて人390の有無を検知する。
ユーザ認証センサ部303は、個人認証を行い、結果を個人認証信号として非接触送電装置100へ送信する。個人認証信号には、認証の成否を示す情報が含まれる。個人認証は、例えば、指紋、目の網膜、顔貌などを用いて行う。
水センサ部304は、バブル生成器220が水に浸っているか否かを検出する。バブル生成器220が水に浸っていることを検出すると、水浸検知信号を生成し、非接触送電装置100へ送信する。また、浴槽350内の水の温度を検出し、水温検出信号として非接触送電装置100へ送信してもよい。
ドア開閉ロック検知部305は、ドアノブ333を介して浴室ドア332の開閉、施錠(ロック)を検知する。浴室ドア332の開閉を検知すると、ドア開閉検知信号を、浴室ドア332がロックされたこと、すなわち、施錠操作を検知すると施錠検知信号を、浴室ドア332のロックが解錠されたこと、すなわち、解錠操作を検知すると解錠検知信号を、それぞれ、非接触送電装置100へ送信する。
なお、浴室330には、さらに、浴槽350内の水を加熱するため、浴槽用水温加熱装置340を備えていてもよい。浴槽用水温加熱装置340は、電源スイッチ342と、加熱部341とを備える。浴槽用水温加熱装置340は、非接触送電装置100同様、商用電源370から交流電力の供給を受け、加熱部341で、浴槽350内の水を所望の温度に加熱する。
なお、上記検知部は、必ずしも全て備えなくてよい。各制御処理に応じて必要な検知部を備えていればよい。
[非接触送電装置]
上述のように、本実施形態の非接触送電装置100は、商用電源370から交流電力の供給を受け、各検知部からの検知検出信号に応じて、バブル生成器220へ供給する送電電力を生成する。これを実現する本実施形態の非接触送受電システム101の構成を、図2に示す。
本図に示すように、本実施形態の非接触送電装置100は、整流部111と、送電電力生成部120と、送電コイル116と、制御部117と、メモリ部118と、表示操作入力部121と、音声入出力処理部124と、近距離無線通信部123と、バス129とを備える。
送電電力生成部120は、DC−DCコンバータ部112と、送電電力生成増幅部115と、を備える。また、送電電力生成増幅部115は、共振周波数発生部113と、増幅部114とを備える。近距離無線通信部123は、通信部122と送受信アンテナ125とを備える。各構成部は整流部111、送電コイル116を除きそれぞれバス129を介して相互に接続される。
なお、照明点灯検知部301、人感センサ部302、ユーザ認証センサ部303、水センサ部304、ドア開閉ロック検知部305等の状態検出部もバス129に接続される。
商用電源370からの交流電力は、整流部111で整流され、DC−DCコンバータ部112に供給され、DC−DCコンバータ部112で直流電源電圧に変換される。DC−DCコンバータ部112は、制御部117からの指示出力に応じて、DC−DCコンバータ部112からの直流電源電圧を切り替えて出力するように制御し、送電電力生成増幅部115内の増幅部114の電源として供給する。
送電電力生成増幅部115内の共振周波数発生部113は、磁界共鳴結合型無線給電の共振周波数を有するクロック信号を生成し、増幅部114に出力する。増幅部114は、共振周波数発生部113からのクロック信号をDC−DCコンバータ部112からの直流電源電圧に応じて増幅し、送電電力として送電コイル116に供給する。
制御部117は、CPU117cとRAM117rとを備える。CPU117cが、メモリ部118に記憶されているプログラムを、RAM117rにロードして実行することによって、非接触送電装置100内の各部を制御する。制御においては、予めメモリ部118に記憶されたデータ、バス129を介して各検知部や他の構成部から得た信号を用いる。
例えば、制御部117は、照明点灯検知部301、人感センサ部302、ユーザ認証センサ部303、水センサ部304、ドア開閉ロック検知部305、表示操作入力部121、音声入出力処理部124、近距離無線通信部123からの入出力信号に応じて、メモリ部118に記憶保存されている情報を用いながら、非接触送電装置100での送電動作を制御する。制御部117による制御の詳細は、後述する。
メモリ部118は、フラッシュメモリなどであり、制御部117が使用するプログラムや、表示操作入力部121で設定入力される各種情報等を記憶する。記憶される各種情報は、例えば、設置されたバブル生成器220が非接触送電装置100からの無線給電対象の装置であることを示す受電装置認識情報(識別情報)やユーザの個人認証で生成された個人認証情報などである。これらは、後述する他の実施形態で用いられる。
表示操作入力部121は、液晶パネルなどで構成され、非接触送電装置100の動作状態を表示する。表示される動作状態には、例えば、電源ON/OFFや送電電力のパワーモードなどが含まれる。また、液晶パネルの表示面を介して、ユーザによる入力を受け付ける。受け付ける入力には、例えば、非接触送電装置の電源投入などの操作入力や、受電装置認識情報や個人認証情報等の事前登録入力などがある。
近距離無線通信部123は、制御部117によって制御されて、近距離無線通信が可能な範囲にあるバブル生成器220と情報の送受信を行う。なお、近距離無線通信は、例えば、電子タグを用いて行われる。しかしながら、これに限定されず、近距離の無線通信の各種の方式、手法を用いることができる。例えば、Bluetooth(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)、Zigbee(登録商標)、HomeRF(Home Radio Frequency、登録商標)、または、無線LAN(IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g)等を用いてもよい。
音声入出力処理部124は、非接触送電装置100に入力される、または、非接触送電装置100から出力される音声の処理を行う。例えば、外部の音声を入力するマイク、外部に対して音声を出力するスピーカを備える。本実施形態では、制御部117からの指示に従って、各種アラームを音声で出力する。
[非接触受電装置(バブル生成器)]
次に、非接触受電装置200であるバブル生成器220の構成を説明する。図2に示すように、本実施形態のバブル生成器220は、受電コイル216と、整流部211と、直流電圧電流供給部212と、バッテリ残量検出部213と、バッテリ214と、機能部215と、制御部217と、メモリ部218と、表示操作入力部221と、近距離無線通信部223と、音声入出力処理部224と、を備える。近距離無線通信部223は、通信部222と送受信アンテナ225とを備える。各部は、受電コイル216と、整流部211と、バッテリ214とを除き、それぞれ、バス229を介して相互に接続される。
バブル生成器220では、送電コイル116からの送電電力を受電コイル216で受電し、整流部211で整流して直流とし、直流電圧電流供給部212で電圧を安定化するとともに受電電力に応じた出力電流をバッテリ214に供給し、バッテリ214を充電する。
機能部215は、バッテリ214から供給された電源を用いて、水中でバブルを発生する。
制御部217は、CPU217cとRAM217rとを備える。CPU217cが、メモリ部218に記憶した動作プログラムを、RAM217rにロードして実行することによって、各部を制御し、各種の処理を行う。
メモリ部218は、フラッシュメモリなどであり、制御部217が使用する各種プログラムや、表示操作入力部221で設定入力される受電装置認識情報などの情報を記憶保存する。
表示操作入力部221は、液晶パネルなどで構成され、バブル生成器220の動作状態を表示する。表示される動作状態には、電源ON/OFFなどが含まれる。また、液晶パネルの表示面を介して、ユーザによる入力を受け付ける。受け付ける入力には、例えば、バブル生成器220の電源投入などの操作入力や、受電装置認識情報等の事前登録入力などがある。
近距離無線通信部223は、近距離無線通信部123と同様の構成を有する。制御部217によって制御されて、近距離無線通信が可能な範囲にある非接触送電装置100と受電装置認識情報などの情報の送受信を行う。
バッテリ残量検出部213は、バッテリ214の残量を検出してバッテリ残量検出信号を生成する。制御部217は、近距離無線通信部223を経由してバッテリ残量検出信号を非接触送電装置100に送信する。非接触送電装置100では、近距離無線通信部223を介してバッテリ残量検出信号を受信し、受信されたバッテリ残量検出信号に応じて送電電力を制御する。
バッテリ残量検出信号は、例えば、検出される毎に、非接触送電装置100に送信されてもよいし、予め定めた残量となった場合、非接触送電装置100に送信されてもよい。例えば、バッテリ214がフル充電された場合、予め定めた閾値となった場合等である。
[機能ブロック]
非接触送電装置100の制御部117の機能を説明する。本実施形態では、非接触送電装置100の周囲に人390が存在する可能性が高い場合、送電電力の生成を開始させる。すなわち、このような周囲環境に、非接触送電装置100が配置されていると判断される場合、送電電力の生成を開始させる。
具体的には、本実施形態の制御部117は、人390が浴室330内にいることを検出すると、送電電力生成部120に送電電力の生成開始を指示する。また、近距離無線通信部123を介してフル充電信号を受信すると、送電電力生成部120に送電電力の生成停止を指示する。
これを実現するため、本実施形態の制御部117は、図3に示すように、本実施形態の制御部117は、信号受信部410と、人検出部420と、送電電力生成指示部431と、送電電力生成停止指示部432と、を備える。
信号受信部410は、各検知部から信号を受信し、制御部117の各機能に出力する。本実施形態では、人感センサ部302からの人感検知信号を、人検出部420に出力する。また、本実施形態では、近距離無線通信部123を介して、バブル生成器220からバッテリ残量検出信号を受信すると、送電電力生成停止指示部432に出力する。
人検出部420は、各検知部からの信号を受信し、浴室330内の人390の有無(在、不在)を検出(判別)する。本実施形態では、人感センサ部302からの人感検知信号を受信すると、浴室330内に人390がいると判別する。人390がいると判別した場合、送電電力生成指示部431に送電電力の生成を開始させる。
送電電力生成指示部431は、人検出部から在検出信号を受信すると、送電電力生成部120に送電電力生成の指示を行う。本実施形態では、DC−DCコンバータ部112に、予め定めた直流電源電圧で出力するよう指示を出す。また、増幅部114に、予め定めた増幅率で共振周波数発生部113から出力されるクロック信号を増幅し、送電コイル116に提供する。
送電電力生成停止指示部432は、送電電力生成部120に対し、送電電力生成の停止の指示を行う。本実施形態では、信号受信部410を介して、バッテリ214がフル充電されたことを意味するバッテリ残量検出信号を受信した場合、停止の指示を行う。
[送電電力生成処理]
以下、本実施形態の制御部117による送電電力生成処理の流れを説明する。図4は、本実施形態の送電電力生成処理の処理フローである。送電電力生成処理は、非接触送電装置100が起動されたことを契機に開始する。
また、バッテリ残量検出信号は、バッテリ残量を検出する毎に送信されるのではなく、バッテリ214がフル充電された場合、非接触送電装置100に送信されるものとする。このため、ここでは、送電電力の供給を受けた際の、バブル生成器220側の処理も併せて説明する。
人検出部420は、浴室330内で、人390が検出されたか否かを判別する(ステップS1101)。本実施形態では、信号受信部410を介して人感検知信号を受信したか否かを判別する。受信していない場合は、そのまま待機し、人感検知信号のモニタを継続する。
一方、人390が検出された場合(ステップS1101;Yes)、すなわち、在検出信号を受信した場合、人検出部420は、送電電力生成指示部431に、在検出信号を送信し、送信電力生成開始の指示を行う。
在検出信号を受け、送電電力生成指示部431は、送電電力生成部120に送電電力生成を開始させる(ステップS1102)。生成された送電電電力は、送電コイル116を介してバブル生成器220に送信される。すなわち、送電コイル116は、送電電力の送信を開始する(ステップS1103)。
バブル生成器220側では、受電コイル216が、送電電力の受電を開始する(ステップS1201)。そして、制御部217は、受電した電力で、バッテリ214の充電を開始する(ステップS1202)。
充電中、バッテリ残量検出部213は、バッテリ214の充電状況をモニタする。そして、バッテリ214がフル充電された場合(ステップS1203)、バッテリ残量検出信号として、バッテリがフル充電されたことを示す、充電完了信号を送信する(ステップS1204)。
信号受信部410は、近距離無線通信部123を介して、充電完了信号を受信すると(ステップS1104)、送電電力生成停止指示部432に送信する。それを受け、送電電力生成停止指示部432は、送電電力生成部120に対し、送電電力生成停止の指示を行い(ステップS1105)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、浴室330内に人390がいる可能性が高いと判断された場合のみ、非接触送電装置100を稼働させ、非接触受電装置200であるバブル生成器220に電力を送電する。すなわち、非接触送電装置100の近傍に人390がいる可能性が高い場合のみ、送電を行う。
従って、本実施形態によれば、人390が、非接触送電装置100が電力を生成して送電する前に、周囲の環境を確認することができる。このように、監視者が近傍にいる可能性が高い場合のみ非接触送電装置100が稼働することになり、異物や想定外の対象が充電されることを防ぐことができる。すなわち、異物や想定外のものが充電され、発熱したり発火したりすることを防ぐことができる。なお、想定外の異物には、例えば、ICカード等がある。
また、人390は、浴室330内で使用する非接触受電装置200側の状態も確認することができる。従って、例えば、非接触受電装置200を、浴室330のような水回り環境で使用する際、その防水絶縁性能が劣化しているか否かも、給電前に確認できる。従って、本実施形態によれば、安全性の高い非接触送受電システム101を提供できる。
また、本実施形態によれば、バブル生成器220の機能部215の動作に関わらず、無線給電によるバッテリ214への受電を行うことができる。充電動作が開始された後、バブル生成器220の機能部215の動作が停止されても、充電動作が完了するまで充電動作が継続される。従って、常にバッテリ214がフル充電状態から機能部215の動作を開始することが可能となり、利便性の更なる向上を図ることができる。
また、浴室330内で充電しながら、バブル生成器220の機能部215の動作を使用し続けることが可能である。バブル生成器220において、バッテリ214の残量不足が生じることはなく、バブル生成器220の機能動作を、浴室330内に居る間は絶え間なく長時間にわたって使用することができる。従って、本実施形態によれば、安全性を確保しつつ、使い勝手のよい非接触送受電システム101を実現できる。
なお、制御部117は、送電開始から、時刻を計測し、所定期間経過しても充電完了信号を受信しない場合も、送電電力生成を停止させてもよい。これにより、非接触受電装置200側のバッテリ残量検出機能に不具合があった場合でも、過剰な充電を防ぐことができ、より安全性の高い非接触送受電システム101を提供できる。
また、制御部117は、バブル生成器220から充電完了信号を受信し、送電電力の生成を停止させる場合、充電が完了したことを通知するよう構成してもよい。通知は、例えば、非接触送電装置100および非接触受電装置200の少なくとも一方の、表示操作入力部121、221への表示、および/または、音声入出力処理部124、224からの音声出力等により行う。
<変形例1>
また、上記実施形態では、開始時に人390の有無を検出し、その後は、人390が不在になったとしても、バッテリ214がフル充電されるまで、送電を続ける。しかしながら、これに限定されない。例えば、送電開始後、常に非接触送電装置100の近傍の人390の有無を監視し、人390がいない可能性が高い場合、送電を停止するよう構成してもよい。
この変形例の各部の機能、処理の流れを、以下に説明する。
この変形例では、人検出部420は、さらに、所定期間、人感検知信号を受信しないと、浴室330内に人390はいないと判別する。そして、送電電力生成停止指示部432に対し、不在検出信号を出力する。
これに伴い、送電電力生成停止指示部432は、人検出部420から不在検出信号を受信した場合も、停止の指示を行う。
本変形例の制御部117による送電電力生成処理の流れを、図5を用いて説明する。なお、本処理フローにおいて、図4で説明した上記実施形態と同じ処理には同じ符号を付し、再度の説明は省略する。本変形例においても、送電電力生成処理は、非接触送電装置100が起動されたことを契機に開始する。また、バッテリ残量検出信号は、バッテリ214がフル充電された場合、非接触送電装置100に送信されるものとする。
送電を開始するまでの処理の流れ(ステップS1101〜S1103)および、バブル生成器220側での処理(ステップS1201〜1204)は、上記実施形態と同様である。
送電開始後、人検出部420は、人感センサ部302からの人感検知信号の受信を監視する(ステップS1111)。そして、人感検知信号を受信していない場合、受信しない状態で、所定の期間が経過したか否かを判別する(ステップS1112)。所定の時間を経過していない場合は、人感検知信号の監視を継続する。一方、所定の時間を経過した場合、送電電力生成停止指示部432に不在信号を出力し、ステップS1105へ移行する。
このように、本変形例によれば、送電開始後、非接触送電装置100の近傍における人390の有無を常に監視し、人390がいない可能性が高まった場合、送電を停止する。これにより、ユーザの目の届く状態で安全性を監視しつつバブル生成器220への無線給電を行うことができる。そして、非接触送電装置100による送電を監視する人390がいない場合送電を停止するため、より、安全性の高い非接触送受電システムを実現できる。
<変形例2>
なお、上記実施形態では、浴室330内の人390の有無を、人感センサ部302により検出している。しかしながら、人390の有無の検出は、これに限定されない。浴室330内の人390の有無を、例えば、浴室用照明360の点灯により判別してもよい。すなわち、浴室用照明360が点灯された場合、浴室330内に人390がいると判断する。
この場合、信号受信部410は、照明点灯検知部301から照明点灯検知信号を受信すると、人検出部420に出力する。また、人検出部420は、信号受信部410を介して照明点灯検知信号を受信すると、浴室330内に人390がいると判別する。そして、送電電力生成指示部431に、送電電力の生成を開始させる。
本変形例の送電電力生成処理の流れを、図6に示す。本図においても、上記実施形態と同じ処理については、同じ符号を付し、再度の説明は、省略する。また、送電電力生成処理は、非接触送電装置100が起動されたことを契機に開始する。そして、バッテリ残量検出信号は、バッテリ214がフル充電された場合、非接触送電装置100に送信されるものとする。
本変形例では、上記実施形態の送電電力生成処理の、ステップS1101の代わりに、ステップS1121を備える。ステップS1121においては、人検出部420が、浴室330内で人390が検出されたか否かを、信号受信部410を介して照明点灯検知信号を受信したか否かにより検出する。その他の処理は、上記実施形態と同じである。
本変形例によれば、浴室用照明360が点灯された場合、浴室330内に人390がいると判断し、非接触送電装置100を稼働させる。上記実施形態同様、非接触送電装置100の近傍に人390がいる可能性が高い状態で非接触送電装置100を稼働させるため、安全性の高い非接触送受電システム101を提供できる。浴室330内の環境によっては、人感センサ部302より照度センサを用いる照明点灯検知部301の方が、感度よく検出できる場合がある。このような場合、本変形例は、有効である。
なお、本変形例においても、上記変形例1と同様に、送電開始後も、照明点灯検知信号の監視を継続し、所定期間、照明点灯検知信号を受信しない場合、浴室330内に人390がいないと判断し、送電を停止させるよう制御してもよい。
<変形例3>
また、浴室330内の人390の有無を、例えば、浴室用照明360の点灯と、浴室ドア332の開閉操作の有無とにより判別してもよい。すなわち、浴室用照明360が点灯され、かつ、浴室ドア332に対する開閉操作が有る場合、浴室330内に人390がいると判断する。
この場合、信号受信部410は、照明点灯検知部301から照明点灯検知信号を受信すると、人検出部420に出力する。また、ドア開閉ロック検知部305からドア開閉検知信号を受信すると、人検出部420に出力する。
人検出部420は、信号受信部410を介して照明点灯検知信号およびドア開閉検知信号を受信すると、浴室330内に人390がいると判別する。そして、送電電力生成指示部431に、送電電力の生成を開始させる。
本変形例の送電電力生成処理の流れを、図7に示す。本図においても、上記実施形態と同じ処理については、同じ符号を付し、再度の説明は、省略する。また、送電電力生成処理は、非接触送電装置100が起動されたことを契機に開始する。そして、バッテリ残量検出信号は、バッテリ214がフル充電された場合、非接触送電装置100に送信されるものとする。
本変形例では、上記実施形態の送電電力生成処理の、ステップS1101の代わりに、ステップS1131およびステップS1132を備える。
まず、人検出部420は、信号受信部410を介して照明点灯検知信号を受信したか否かを判別する(ステップS1131)。受信していない場合は、人検出部420は、照明点灯検知信号の監視を継続する。
一方、ステップS1131において、照明点灯検知信号を受信した場合、人検出部420は、信号受信部410を介して、ドア開閉検知信号を受信したか否かを判別する(ステップS1132)。受信していない場合は、ステップS1131に戻り、検知信号の監視を継続する。
一方、ステップS1132において、ドア開閉検知信号を受信した場合、人検出部420は、浴室330内に人390がいると判別し、ステップS1102へ移行する。以後の処理は、上記実施形態と同じである。
なお、照明点灯検知信号を受信したか否かの判別と、ドア開閉検知信号を受信したか否かの判別とは、いずれを先に行ってもよい。
本変形例によれば、浴室用照明360が点灯され、かつ、浴室ドア332の開閉操作がなされた場合、浴室330内に人390がいると判断し、非接触送電装置100を稼働させる。上記実施形態同様、非接触送電装置100の近傍に人390がいる可能性が高い状態で非接触送電装置100を稼働させるため、安全性の高い非接触送受電システム101を提供できる。
本実施形態では、浴室ドア332の開閉操作も判断に加えているため、より精度よく浴室330内の人390の有無を判別できる。
なお、本変形例においても、上記変形例1と同様に、送電開始後も、照明点灯検知信号の監視を継続し、所定期間、照明点灯検知信号を受信しない場合、浴室330内に人390がいないと判断し、送電を停止させるよう制御してもよい。
また、本変形例においては、送電開始後、ドア開閉検知信号の監視を行い、再度、ドア開閉検知信号を受信した場合、人390が浴室330から出たと判断し、送電を停止させるよう制御してもよい。
<変形例4>
なお、変形例3に、さらに、人感センサ部302による検出も加えてもよい。すなわち、人検出部420は、信号受信部410を介して、照明点灯検知信号、ドア開閉検知信号および人感検知信号を受信すると、浴室330内に人390がいると判別する。そして、送電電力生成指示部431に、送電電力の生成を開始させる。
本変形例の送電電力生成処理の流れを、図8に示す。本図においても、上記実施形態と同じ処理については、同じ符号を付し、再度の説明は、省略する。また、送電電力生成処理は、非接触送電装置100が起動されたことを契機に開始する。そして、バッテリ残量検出信号は、バッテリ214がフル充電された場合、非接触送電装置100に送信されるものとする。
本変形例では、上記実施形態の送電電力生成処理の、ステップS1101の代わりに、ステップS1141、ステップS1142およびステップS1143を備える。
まず、人検出部420は、信号受信部410を介して照明点灯検知信号を受信したか否かを判別する(ステップS1141)。受信していない場合は、人検出部420は、照明点灯検知信号の監視を継続する。
一方、ステップS1141において、照明点灯検知信号を受信した場合、人検出部420は、信号受信部410を介して、ドア開閉検知信号を受信したか否かを判別する(ステップS1142)。受信していない場合は、ステップS1141に戻り、検知信号の監視を継続する。
一方、ステップS1142において、ドア開閉検知信号を受信した場合、人検出部420は、信号受信部410を介して、人感検知信号を受信したか否かを判別する(ステップS1143)。受信していない場合は、ステップS1141に戻り、検知信号の監視を継続する。
一方、ステップS1143において、人感検知信号を受信した場合、人検出部420は、浴室330内に人390がいると判別し、ステップS1102へ移行する。以後の処理は、上記実施形態と同じである。
なお、照明点灯検知信号を受信したか否かの判別と、ドア開閉検知信号を受信したか否かの判別と、人感検知信号を受信した否かの判別との処理順は問わない。
本変形例によれば、浴室用照明360が点灯され、浴室ドア332の開閉操作がなされ、かつ、人感検知信号を受信した場合、浴室330内に人390がいると判断し、非接触送電装置100を稼働させる。すなわち、3種の異なるセンサによる出力を用いて、浴室330内の人390の有無を判断している。従って、浴室330の環境によらず、高い確度で人390の有無を検出できる。
その結果、上記実施形態同様、非接触送電装置100の近傍に人がいる可能性が高い状態で非接触送電装置100を稼働させるため、安全性の高い非接触送受電システム101を提供できる。
なお、本変形例においては、ドア開閉検知信号受信の有無を判別に用いなくてもよい。すなわち、照明点灯検知信号と人感検知信号とを受信した場合、浴室330内に人390がいると判別するよう構成してもよい。
なお、本変形例においても、上記各変形例と同様に、送電開始後も、照明点灯検知信号および人感検知信号の少なくとも1つの監視を継続し、所定期間、監視対象の検知信号を受信しない場合、浴室330内に人390がいないと判断し、送電を停止させるよう制御してもよい。
また、本変形例においても、送電開始後、ドア開閉検知信号の監視を行い、再度、ドア開閉検知信号を受信した場合、人390が浴室330から出たと判断し、送電を停止させるよう制御してもよい。
<変形例5>
また、浴室330内の人390の有無を、ドア開閉ロック検知部305が出力する施錠検知信号および解錠検知信号により判別してもよい。
通常、浴室330で施錠がなされるのは、人390が中に入った場合である。また、浴室330が施錠後、解錠されるのは、浴室330内にいた人390が浴室330から出た場合である。従って、本変形例では、これを利用し、浴室330内の人390の有無を判別する。
この場合、信号受信部410は、ドア開閉ロック検知部305から施錠検知信号を受信すると人検出部420に出力する。また、解錠検知信号を受信すると、送電電力生成停止指示部432に出力する。
人検出部420は、信号受信部410を介して施錠検知信号を受信すると、浴室330内に人390がいると判別する。そして、送電電力生成指示部431に、送電電力の生成開始を指示させる。
また、送電電力生成停止指示部432は、送電電力生成中に、信号受信部410を介して解錠検知信号を受信すると、送電電力生成部120に送電電力の生成を停止させる。
本変形例の送電電力生成処理の流れを、図9に示す。本図においても、上記実施形態と同じ処理については、同じ符号を付し、再度の説明は、省略する。また、送電電力生成処理は、非接触送電装置100が起動されたことを契機に開始する。そして、バッテリ残量検出信号は、バッテリ214がフル充電された場合、非接触送電装置100に送信されるものとする。
本変形例では、上記実施形態の送電電力生成の、ステップS1101の代わりに、ステップS1151を備える。
すなわち、人検出部420は、信号受信部410を介して、施錠検知信号を受信したか否かを判別する(ステップS1151)。受信していない場合は、人検出部420は、施錠検知信号の監視を継続する。
一方、ステップS1151において、施錠検知信号を受信した場合、人検出部420は、浴室330内に人390がいると判別し、ステップS1102へ移行する。
また、本変形例では、送電開始後、送電電力生成停止指示部432が、解錠検知信号の監視を行う(ステップS1152)。そして、解錠検知信号を受信した場合、ステップS1105へ移行し、送電電力生成部120に、送電電力の生成を停止させる。
なお、本変形例においても、一旦、送電電力の生成を開始した場合、人390が浴室330内からいなくなっても、充電が完了するまで送電を継続するよう構成してもよい。この場合は、ステップS1152の処理は行わなくてもよい。
<<第二の実施形態>>
次に、本発明の第二の実施形態を説明する。本実施形態では、浴室330内の人390の有無によらず、非接触送電装置100は、バブル生成器220への充電を行う。ただし、浴室330内の人390の有無により、充電時のパワーを変化させる。すなわち、浴室330内に人390がいると判断された場合は、人390がいないと判断された場合に比べ、ローパワーで送電を行う。
このように、本実施形態では、非接触送電装置100が、近傍に人390がいる環境に配置された場合と、人390がいない環境に配置された場合により、生成する送電電力のパワーを変化させる。これにより、本実施形態では、安全性を向上させる。
本実施形態の非接触送受電システム101の構成は、基本的に第一の実施形態と同様である。以下、第一の実施形態と異なる構成に主眼をおいて説明する。なお、本実施形態においても、非接触受電装置200として、浴室330の浴槽350内に配置されたバブル生成器220を用いる場合を例にあげて説明する。
また、本実施形態では、送電電力生成部120は、二段階のパワーで送電電力を生成可能なものとする。パワーの高い方の送電電力を、ハイパワー送電電力、パワーの低い方の送電電力を、ローパワー送電電力と呼ぶ。
各パワーの送電電力は、制御部117からの指示により、DC−DCコンバータ部112から増幅部114に出力する直流電圧を変化させることで得る。
すなわち、本実施形態では、制御部117からハイパワー送電電力の生成の指示を受けると、送電電力生成部120は、ローパワー送電電力の生成の指示を受けた場合に比べ、より高い直流電圧を、DC−DCコンバータ部112から増幅部114に出力させる。各パワーに対応する出力直流電圧は、予め定め、メモリ部118等に記憶しておく。
[機能ブロック]
図10は、本実施形態の非接触送電装置100の、制御部117の機能ブロック図である。本図に示すように、本実施形態の制御部117は、第一の実施形態の構成に加え、パワー決定部440を備える。
本実施形態の送電電力生成指示部431は、パワー決定部440が決定した電力で、送電電力を生成するよう送電電力生成部120に指示を出す。なお、非接触送電装置100が起動された時点では、予め定めたパワーで送電電力生成部120に送電電力の生成を開始させる。以下、本実施形態では、初期時のパワーをハイパワーとする場合を例にあげて説明する。
パワー決定部440は、送電電力の生成が開始された後、人検出部420による検出結果に応じてパワーを決定し、送電電力生成指示部431に出力する。
本実施形態では、人検出部420により、浴室330内に人390有り、と検出された場合、ローパワーと決定する。一方、人390が検出されない場合は、ハイパワーと決定する。
なお、人検出部420による人390の検出は、第一の実施形態およびその変形例で説明した、いずれの手法を用いてもよい。
[送電電力生成処理]
以下、本実施形態の制御部117による送電電力生成処理の流れを説明する。図11は、本実施形態の送電電力生成処理の処理フローである。送電電力生成処理は、非接触送電装置100が起動されたことを契機に開始する。また、バッテリ残量検出信号は、バッテリ残量を検出する毎に送信されるのではなく、バッテリ214がフル充電された場合、非接触送電装置100に送信されるものとする。
送電電力生成指示部431は、非接触送電装置100が起動されたことを検知すると、まず、送電電力生成部120にハイパワー送電電力を生成させる(ステップS2101)。
送電電力の生成開始後、人検出部420は、浴室330内で、人390が検出されたか否かを判別する(ステップS2102)。そして、判別結果を、パワー決定部440に出力する。
人390が検出されない場合、パワー決定部440は、生成する送電電力をハイパワー送電電力と決定し、送電電力生成指示部431に指示を行う。これを受け、送電電力生成指示部431は、送電電力生成部120にハイパワー送電電力を生成させる(ステップS2103)。
一方、人390が検出された場合、パワー決定部440は、生成する送電電力をローパワー送電電力と決定し、送電電力生成指示部431に指示を行う。これを受け、送電電力生成指示部431は、送電電力生成部120にローパワー送電電力を生成させる(ステップS2104)。
送電電力生成停止指示部432は、非接触送電装置100を停止させる指示、あるいは、送電電力の生成を停止させる指示を受け取ったか否かを判別する(ステップS2105)。これらの指示を受け取っている場合、送電電力生成部120に送電電力の生成を停止させ(ステップS2108)、処理を終了する。
なお、非接触送電装置100を停止させる指示および送電電力の生成を停止させる指示は、例えば、表示操作入力部121で受け付ける。送電電力生成停止指示部432は、これらの指示を、信号受信部410を介して受信する。
ステップS2105において、停止の指示を受け取っていない場合、送電電力生成停止指示部432は、バブル生成器220から充電完了信号を受信したか否かを判別する(ステップS2106)。充電完了信号を受信している場合は、ステップS2108へ移行する。
一方、充電完了信号を受信していない場合は、パワー決定部440は、ステップS2102へ戻り、処理を継続する。
以上説明したように、本実施形態によれば、非接触送電装置100において、通常は、ハイパワーで送電電力を生成し、非接触受電装置200に供給する。この場合、非接触受電装置200では、バッテリ214は、高速に充電される。
一方、非接触送電装置100の近傍に人390がいる場合は、ローパワーで送電電力を生成し、供給する。これにより、ハイパワー電力に対する人体への曝露を低減させ、浴室330内での非接触送受電システム101利用に際して人体の安全性を向上させることができる。
このように、本実施形態によれば、効率と安全性とが両立した非接触送受電システム101を実現できる。
なお、ハイパワーで送電電力を生成している間、制御部117は、ハイパワーで送電電力を生成し、送信していることを示す出力を行うよう構成してもよい。出力は、例えば、非接触送電装置100および非接触受電装置200の少なくとも一方の、表示操作入力部121、221への表示、および/または、音声入出力処理部124、224からの音声出力等により行う。
なお、ローパワーで送電電力を生成している間も、同様に、ローパワーで送電電力を生成し、送信していることを示す出力を行うよう構成してもよい。
なお、上記実施形態において、起動時、ローパワーで送電電力を生成させ、その後、人390が検出されない場合、ハイパワーで送電電力を生成させるよう制御してもよい。
<<第三の実施形態>>
次に、本発明の第三の実施形態を説明する。本実施形態においても、第二の実施形態同様、浴室330内の人の有無にかかわらず、送電を行う。本実施形態では、非接触受電装置200であるバブル生成器220の周囲環境に応じて送電電力のパワーを変化させる。本実施形態では、人の在、不在は問わない。
バブル生成器220は、無線給電に伴って、内部で発熱し、動作効率が低下したり、受電電力が制限されたりすることがある。本実施形態では、これに鑑み、バブル生成器220の、配置された環境の、バブル生成器220に対する冷却能力(冷却環境)に応じて、非接触送電装置100が生成する送電電力のパワーを変化させる。
具体的には、バブル生成器220が、浴槽350内の水に浸っていない場合、最も低いパワー(第一パワー)の送電電力を生成し、バブル生成器220に供給する。また、バブル生成器220が浴槽350の水に浸っている場合は、水温に応じて生成、供給する電力のパワーを変化させる。例えば、水温が、予め定めた水温閾値未満の場合、最も高いパワー(第三パワー)の送電電力を生成し、供給する。一方、水温が水温閾値以上の場合は、第一パワーと第三パワーとの間のパワー(第二パワー)の送電電力を生成し、バブル生成器220に供給する。
なお、以下、本実施形態では、上述のように、第一パワーが第二パワーより低いものとして説明するが、両者の高低は、これに限定されない。気温と水温とによって、第二パワーを第一パワーより低く設定してもよい。
以下、本実施形態について、第一の実施形態と異なる構成に主眼をおいて説明する。
[機能ブロック]
本実施形態の制御部117の機能ブロック図を図12に示す。本図に示すように、本実施形態の制御部117は、信号受信部410と、送電電力生成指示部431と、送電電力生成停止指示部432と、パワー決定部440と、を備える。
送電電力生成指示部431は、本実施形態の非接触送電装置100が起動されると、パワー決定部440が決定した電力で、送電電力を生成するよう送電電力生成部120に指示を出す。
パワー決定部440は、非接触受電装置200であるバブル生成器220の配置状態に応じて、パワーを決定し、送電電力生成指示部431に出力する。
本実施形態では、バブル生成器220が、水に浸されていない場合、送電電力のパワーを、最も低い、第一パワーに決定する。一方、バブル生成器220が水に浸されている場合、その水温が水温閾値未満である場合、最も高い、第三パワーに決定する。なお、水に浸されている場合であっても、水温が水温閾値以上である場合は、第一パワーと、第三パワーとの間の電力の、第二パワーに決定する。
パワー決定部440は、バブル生成器220が、水に浸されているか否かは、水センサ部304からの水浸検知信号を受信したか否かにより判断する。水浸検知信号は、信号受信部410を介して受信する。
なお、水センサが水位を検出し、水位を水位信号として出力する場合、パワー決定部440は、バブル生成器220の配置位置と、水位とを比較し、バブル生成器220が水に浸されているか否かを判別する。バブル生成器220の配置位置は、例えば、バブル生成器220のサイズデータ等により取得する。バブル生成器220のサイズデータは、予めメモリ部118等に保持しておく。
また、水温は、水センサ部304からの水温検出信号を用いて判断する。水温検出信号も、信号受信部410を介して受信する。
[送電電力生成処理]
以下、本実施形態の制御部117による送電電力生成処理の流れを説明する。図13は、本実施形態の送電電力生成処理の処理フローである。本実施形態の送電電力生成処理は、非接触送電装置100が起動されたことを契機に開始する。また、バッテリ残量検出信号は、バッテリ214がフル充電された場合、非接触送電装置100に送信されるものとする。
パワー決定部440は、水浸信号を受信したか否かを判別する(ステップS3101)。水浸信号を受信している場合、送電電力のパワーを第一のパワーと決定し、送電電力生成指示部431に通知する。
送電電力生成指示部431は、通知を受け、送電電力生成部120に、第一のパワーで送電電力を生成させる(ステップS3103)。
一方、水浸信号を受信していない場合は、パワー決定部440は、水温が水温閾値TH1以上であるかを判別する(ステップS3102)。水温閾値TH1以上の場合、送電電力のパワーを第二のパワーと決定し、送電電力生成指示部431に通知する。
送電電力生成指示部431は、通知を受け、送電電力生成部120に、第二のパワーで送電電力を生成させる(ステップS3103)。
一方、水温閾値TH1未満の場合、送電電力のパワーを第三のパワーと決定し、送電電力生成指示部431に通知する。
送電電力生成指示部431は、通知を受け、送電電力生成部120に、第三のパワーで送電電力を生成させる(ステップS3103)。
送電電力のパワーを決定後の処理は、第二の実施形態のステップS2105以降と同様である。すなわち、本実施形態の制御部117は、以上の処理を、停止の指示をうけるまで、あるいは、充電が完了するまで、継続する。
以上説明したように、本実施形態によれば、浴槽350内の水温が低く、冷却性が高い環境にバブル生成器220が配置されている場合は、ハイパワー電力をバブル生成器220に送電してバブル生成器220のバッテリ214を充電させる。一方、水温が所定以上の高さである場合は、ハイパワー電力より低いパワーでバブル生成器220に送電する。さらに、バブル生成器220が水に浸っていない場合は、さらに、水に浸っている場合とは異なるパワーでバブル生成器220に送電する。
これにより、本実施形態によれば、バブル生成器220が浸されている浴槽350内の水温に応じて放熱性を高め、バブル生成器220内の発熱を抑えつつ、冷却効率よくバブル生成器220のバッテリ214をより高速に充電できる。
なお、上記実施形態では、水温閾値を1つのみ設定しているが、水温閾値は1つに限定されない。複数設定し、それぞれに応じて、水温が低いほど、低いパワーで送電するよう設定することにより、より細かく、段階的に送電電力を制御でき、冷却性能に応じた充電動作を一層最適化できる。
なお、本実施形態は、第一の実施形態およびその変形例と組み合わせてもよい。
<<第四の実施形態>>
次に、本発明の第四の実施形態を説明する。本実施形態では、事前に送電対象として登録された非接触受電装置200に対してのみ送電する。すなわち、本実施形態では、非接触送電装置100の周囲に、予め登録された非接触受電装置200がある場合、非接触送電装置100は、送電電力を生成する。
以下、本実施形態について、第一の実施形態と異なる構成に主眼をおいて説明する。
[機能ブロック]
本実施形態では、事前に送電電力の供給対象(給電対象)の非接触受電装置200を登録する。これを実現する本実施形態の制御部117の機能ブロックを、図14に示す。
本図に示すように、本実施形態の制御部117は、事前情報登録部451と、照合部452と、送電電力生成指示部431と、送電電力生成停止指示部432と、を備える。
事前情報登録部451は、給電を許可する非接触受電装置200を予め登録する。本実施形態では、例えば、許可する非接触受電装置200の識別情報(受電装置認識情報)を、取得し、メモリ部118に、登録情報459として記憶する。
受電装置認識情報は、例えば、表示操作入力部121を介して、ユーザからの入力を受け付け、取得する。なお、近距離無線通信部123を介して、取得してもよい。
照合部452は、送電電力の生成に先立ち、認証を行う。本実施形態では、非接触受電装置200に対し、認識情報要求を生成して送信する。そして、返信された受電装置認識情報と、登録情報459として登録される受電装置認識情報とを照合し、認証を行う。両者が合致した場合、認証成功とし、不一致の場合、認証失敗とする。そして、認証結果を、送電電力生成指示部431に送信する。
認証情報要求、認証情報の送受信は、近距離無線通信部123および近距離無線通信部223を介して行う。
なお、登録情報459として取得する受電装置認識情報は、非接触受電装置200側でも保持しておく。そして、非接触送電装置100から、認識情報要求を受信した場合、要求元の非接触送電装置100に返信する。
本実施形態の制御部117による全体処理の流れを図15に示す。
本図に示すように、本実施形態では、まず、事前情報登録部451が事前登録処理を行う(ステップS4301)。そして、事前登録処理後、制御部117は、送電電力生成および送電処理を行う(ステップS4302)。この事前登録処理と、送電電力生成、送電処理とは、独立して行われる。
[送電電力生成処理]
以下、事前登録処理を終えた本実施形態の制御部117による送電電力生成処理の流れを、図16に沿って説明する。
まず、照合部452は、認証情報要求を生成し、バブル生成器220に送信する(ステップS4101)。
認証情報要求を受信した(ステップS4201)バブル生成器220は、自身が保持する受電装置認識情報を、認証情報として要求元の非接触送電装置100に返信する(ステップS4202)。
照合部452は、信号受信部410を介して、認証情報要求に応じた認証情報として受電装置認識情報の返信を受け付けると(ステップS4102)、認証を行う(ステップS4103)。ここで、認証に失敗した場合は、そのまま処理を終了する。
なお、このとき、エラーメッセージを生成し、表示操作入力部121に表示させたり、音声入出力処理部124から出力させたりしてもよい。
一方、認証に成功した場合、照合部452は、送電電力生成指示部431に認証成功を通知する。そして、通知を受け、送電電力生成指示部431は、送電電力生成部120に送電電力生成を開始させる(ステップS1102)。以降の処理は、第一の実施形態と同様である。
以上説明したように、本実施形態によれば、事前登録された非接触受電装置200に対してのみ、送電電力を供給する。従って、非接触送電装置100から、対象外の非接触受電装置に送電することを防止できる。すなわち、予め登録された、非接触送電装置100に適合した非接触受電装置200にのみ非接触送電を行うことができる。このため、利用に際して使い勝手よく安全性の向上を図ることができる。
なお、非接触送受電装置間の認証照合が正常に動作しているときに、非接触受電装置200に対して予め把握しているより大きな電力が送電されている場合には、無線給電エリア内に金属性異物が存在して金属性異物にも無線給電している可能性がある。従って、非接触送電装置100側で供給電力を監視し、このような場合、無線給電による金属性異物が異常に発熱する危険性を防止すべく、無線給電を止めるよう構成してもよい。
なお、本実施形態は、上記第一の実施形態、その変形例、第二の実施形態、および、第三の実施形態と組み合わせてもよい。
<<第五の実施形態>>
本発明の第五の実施形態を説明する。本実施形態では、送信対象の非接触受電装置200ではなく、非接触送電装置100の近傍にいる人390(ユーザ)を認証する。本実施形態の非接触送電装置100は、近傍にいる人390が、事前登録された人である場合、送電電力の生成を行う。すなわち、本実施形態では、非接触送電装置100の周囲に、予め登録されたユーザがいる場合、非接触送電装置100は、送電電力を生成する。
以下、本実施形態について、第四の実施形態と異なる構成に主眼をおいて説明する。本実施形態の非接触送電装置100の構成、制御部117の機能ブロックは、基本的に第四の実施形態と同様である。ただし、本実施形態では、認証対象が人であるため、その点の処理が異なる。
本実施形態の事前情報登録部451は、予め、ユーザの個人認証情報を事前登録する。本実施形態では、例えば、表示操作入力部121を介して、ユーザに個人認証情報の入力を促し、ユーザからの入力を受け付ける。受け付けた個人認証情報は、登録情報459として、メモリ部118に登録する。
照合部452は、送電電力の生成に先立ち、ユーザ認証を行う。本実施形態では、ユーザに、認証情報の入力を促す。ここでは、事前登録処理時と同様、例えば、表示操作入力部121を介して、ユーザに個人認証情報の入力を促す。例えば、認証情報入力画面を生成し、表示操作入力部121の液晶パネル等に表示する。
例えば、そして、認証情報の入力を受け付けると、登録情報459と照合し、認証を行う。両者が合致した場合、認証成功とし、不一致の場合、認証失敗とする。そして、認証結果を、送電電力生成指示部431に送信する。
[送電電力生成処理]
以下、事前登録処理を終えた、本実施形態の制御部117による送電電力生成処理の流れを、図17に沿って説明する。
まず、照合部452は、認証情報入力要求を行う(ステップS5101)。ここでは、例えば、認証情報入力画面を生成し、ユーザからの認証情報の入力を待つ。
照合部452は、信号受信部410を介して、認証情報の入力を受け付けると(ステップS5102)、認証を行う(ステップS5103)。ここで、認証に失敗した場合は、そのまま処理を終了する。
なお、このとき、エラーメッセージを生成し、表示操作入力部121に表示させたり、音声入出力処理部124から出力させたりしてもよい。
一方、認証に成功した場合、照合部452は、送電電力生成指示部431に認証成功を通知する。そして、通知を受け、送電電力生成指示部431は、送電電力生成部120に送電電力生成を開始させる(ステップS1102)。以降の処理は、第一の実施形態と同様である。
以上説明したように、本実施形態によれば、予め登録されたユーザが近傍にいる場合、送電電力の生成、送電を行う。すなわち、ユーザが、非接触送電装置100の使用上、問題のないユーザであるか否かを確認の上、非接触送電装置100を使用する。
例えば、ペースメーカ装着者等が近傍にいる場合に非接触送電装置100が使用されることを防ぐことができる。また、非接触送電装置100の使用環境の安全性を確認しにくい幼児等による使用も防ぐことができる。一方、これらのユーザが、浴槽350内のバブル生成器220の機能を使用することは妨げない。従って、安全性が高く、かつ、利便性は犠牲にしない、非接触送受電システム101を提供できる。
なお、本実施形態において、ユーザ認証の結果を、ユーザに通知するよう構成してもよい。通知手法は、上記各実施形態の通知手法と同様である。
本実施形態も、上記各実施形態およびその変形例と組み合わせることができる。
<<第六の実施形態>>
本発明の第六の実施形態を説明する。本実施形態では、非接触受電装置200のバッテリ残量が低下した場合、通常人がいない時間帯に、自動的に充電を行う。ここでは、事前情報として、充電可能時間を登録する。すなわち、本実施形態では、非接触受電装置200側の装置状態に応じて、非接触送電装置100の周囲に人390がいない可能性が高い状況で、非接触送電装置100は、送電電力を生成する。
本実施形態の非接触送受電システム101は、基本的に第四の実施形態と同様の構成を有する。ただし、本実施形態では、上述のように事前に登録する情報が異なる。
以下、本実施形態について、第四の実施形態と異なる構成に主眼をおいて説明する。
本実施形態の事前情報登録部451は、予め、ユーザから、充電可能時間の登録を受け付ける。充電可能時間は、非接触送電装置100の、稼働可能な時間である。この間、非接触送電装置100を稼働させ、送電電力を生成させる。
本実施形態の照合部452は、非接触受電装置200(バブル生成器220)側から、後述する残量低下信号を受信すると、現在時刻と充電可能時間とを照合し、現在が充電可能時間であるか否かを判別する。そして、判別結果を、送電電力生成指示部431に送信する。
なお、本実施形態では、非接触受電装置200(バブル生成器220)側では、予めバッテリ残量閾値の登録を受け付け、メモリ部218に登録しておく。
バッテリ残量閾値は、例えば、表示操作入力部221に設定画面を表示し、当該設定画面を介して入力を受け付ける。
バッテリ残量閾値は、当該閾値以下となった場合、バッテリ214の充電、すなわち、非接触送電装置100の送電電力の生成を開始する値である。
また、上記各実施形態では、バブル生成器220側のバッテリ残量検出部213は、バッテリ214がフル充電された場合、充電完了信号を出力する場合を例にあげて説明した。しかし、本実施形態では、バッテリ残量検出部213は、所定の時間間隔でバッテリ残量を検出し、検出毎に、上記バッテリ残量閾値と比較する。そして、検出されたバッテリ残量が、バッテリ残量閾値以下となった場合、残量低下信号を非接触送電装置100に送信する。
[送電電力生成処理]
以下、事前登録処理を終えた、本実施形態の制御部117による送電電力生成処理の流れを、図18に沿って説明する。
本実施形態では、バブル生成器220側で、所定の時間間隔で、バッテリ残量検出部213がバッテリ残量を検出し、予め登録されたバッテリ残量閾値と比較する(ステップS6201)。そして、検出したバッテリ残量がバッテリ残量閾値以下となった場合、残量低下信号を生成し、近距離無線通信部223を介して、非接触送電装置100に送信する(ステップS6202)。
信号受信部410を介して残量低下信号を受信すると、照合部452は、現在時刻と、充電可能時間とを照合し、現在が、自動で充電が可能な時間であるか否かを判別する(ステップS6102)。充電可能な時間でなければ、そのまま処理を終了する。
なお、このとき、エラーメッセージを生成し、表示操作入力部121に表示させたり、音声入出力処理部124から出力させたりしてもよい。また、充電可能な時間まで待つよう構成しもよい。
一方、充電可能な時間と判別した場合、照合部452は、送電電力生成指示部431に送電電力生成指示を通知する。そして、通知を受け、送電電力生成指示部431は、送電電力生成部120に送電電力生成を開始させる(ステップS1102)。以降の処理は、第一の実施形態と同様である。
以上説明したように、本実施形態によれば、非接触受電装置200において、バッテリ214の充電が必要な状態となったとき、予め、充電が可能と登録されている時間であれば、自動で非接触送電装置100が送電電力を生成し、非接触受電装置200に給電する。従って、非接触受電装置200では、自動的に充電が行われる。特に、充電可能時間として、予め、人390が非接触送電装置100の近傍にいない可能性の高い時間を登録しておけば、安全性が高く、使い勝手のよい、非接触送受電システム101を提供できる。
なお、上記実施形態では、バッテリ残量閾値を、非接触受電装置200側に登録し、非接触受電装置200側で、バッテリ残量と閾値とを比較するよう構成しているが、これに限定されない。
例えば、バッテリ残量閾値を、非接触送電装置100側のメモリ部118に登録しておく。そして、非接触受電装置200側では、バッテリ残量検出部213がバッテリ残量を検出する毎に、バッテリ残量を、近距離無線通信部223を介して、非接触送電装置100に送信する。そして、制御部117において、バッテリ残量がバッテリ残量閾値以下となったか否かを判別するよう構成してもよい。
<変形例>
なお、上記実施形態では、充電可能時間を、ユーザが設定している。しかしながら、この手法に限定されない。例えば、充電可能時間が、人390が、非接触送電装置100の近傍に存在しない可能性の高い時間とした場合、このような時間帯を制御部117で学習し、自動的に設定するよう構成してもよい。
この場合の制御部の機能ブロックを図19に示す。本変形例では、人検出部420と学習部460と、を備える。
人検出部420は、上記各実施形態の人検出部420と同様である。すなわち、各検知部からの信号を受信し、浴室330内の人390の有無を検出する。本実施形態では、このとき、人390を検出しなかった期間(不在期間)の時刻情報も併せて取得し、学習部460に送信する。
学習部460は、所定の期間毎の不在期間の時刻情報を蓄積し、統計的処理を行い、充電可能期間を算出する。本実施形態では、例えば、1日(24時間)毎に、1時間単位で、各時間帯が不在であるか否かの情報を蓄積する。そして、蓄積情報の中で、所定の割合以上、不在と判断される時間帯を、充電可能期間と算出(決定)する。
このような学習機能を備えることにより、より利便性の高い非接触送受電システム101を実現できる。
<変形例>
なお、上記の各実施形態および変形例では、非接触送電装置100が、照明点灯検知部301、人感センサ部302、ユーザ認証センサ部303および、ドア開閉ロック検知部305を備える場合を例にあげて説明した。しかしながら、これらの検知部は、非接触受電装置200が備え、検知検出信号を、近距離無線通信で、非接触送電装置100に送信するよう構成してもよい。
また、照明点灯検知部301、人感センサ部302、ユーザ認証センサ部303、および、ドア開閉ロック検知部305は、非接触送電装置100とは別装置として浴室330内の最適な位置に設置してもよい。この場合、各検知部は、近距離無線通信部を備え、各検知部による検知検出信号を、近距離無線通信で非接触送電装置100に送信する。
また、図20に示すように、水センサ部304を、バブル生成器220側に設けてもよい。図20は、水センサ部304をバブル生成器220側に設けた場合の例を模式的に示す図である。なお、図20において、図1に示され、同一の符号を付された構成分は、図1で既に説明した機能と同じ機能を有する。従って、それらの詳細説明は省略する。
本図に示す例では、非接触受電装置200であるバブル生成器220では、水センサ部304で検知し、生成した水浸検知信号および水温検出信号を、近距離無線通信で非接触送電装置100に送信する。これにより、図1で説明した、上記各実施形態と同様の作用、効果を得ることができる。
更に、水センサ部304がバブル生成器220側に設けられていることにより、バブル生成器220が浴槽350内で水に浸されていることや水温を精度よく確実に検知検出することが可能となる。
本変形例において、水センサ部304を複数設けてもよい。これにより、バブル生成器220の状態や水温の検知検出精度を一層向上させることができる。
また、上記各実施形態および変形例では、非接触受電装置200として浴槽内でバブルを発生するバブル生成器220を例にあげて説明したが、非接触受電装置200は、これに限定されない。例えば、浴室内で使用され、無線給電により装置内のバッテリ214に充電される非接触受電装置200であれば、その種類は問わない。例えば、マッサージ機器、スマートフォンなどの携帯情報端末、電気シェーバ、脱毛器、うぶ毛そり器、電気歯ブラシなどの理美容機器であってもよい。なお、水中で使用するか否かにより適用可能な実施形態、変形例は一部異なるが、機能部215の動作が異なるだけで同様の作用、効果が得られることは言うまでもない。
図21は、非接触受電装置200として、スマートフォンなどの携帯情報端末230を使用する場合の例を模式的に示す図である。図21において、図1、図20、図2に既に示され、同一の符号を付された構成は、これらの各図で既に説明した機能と同一の機能を有する。従って、それらの詳細説明は省略する。
図21においては、例えば、非接触送電装置100が、浴室330外に設置される場合を例示する。この場合、携帯情報端末230は、浴槽350の一端などに置かれる。そして、携帯情報端末230は、浴室壁面331を介して浴室330外に設置された非接触送電装置100から無線給電され、バッテリ214に充電される。この場合、携帯情報端末230が非接触送電装置100の無線給電エリア内にあればよい。
本図の例によれば、携帯情報端末230は、無線給電によりバッテリ214の充電を行いつつ、浴室330内で、配置の制約無しに、自在に使用できる。例えば、手に持って操作しながら、バッテリ214の充電を行うことができる。従って、バッテリ残量を気にすることなく使用することができ、携帯情報端末の使い勝手を大幅に向上させることができる。
また、図22は、非接触受電装置200として、電気シェーバ240を使用する場合の例を模式的に示す図である。本図において、図1、図20、図2に示され、同一の符号を付された構成は、これらの各図で既に説明した機能と同一の機能を有する。従って、それらの詳細説明は省略する。
本図に示すように、電気シェーバ240は、使用前には置き台241に置かれ、置き台241を介して非接触送電装置100から無線給電され、バッテリ214に充電される。なお、非接触送電装置100は、例えば、浴室330内の、鏡382や蛇口383の横に設置されてもよい。
この場合、電気シェーバ240が非接触送電装置100の無線給電エリア内にあれば、無線給電によるバッテリ充電を行いつつ、バッテリ残量を気にすることなく、電気シェーバ240の機能を使用できる。従って、電気シェーバ240の使い勝手を向上できる。
なお、非接触受電装置200が、携帯情報端末230や電気シェーバ240の場合、非接触送電装置100の送電電力生成処理において、置き忘れ防止処理を含んでもよい。
例えば、充電完了後、ユーザが浴室330から出ていき、浴室330内に不在となった場合、非接触受電装置200の置忘れがあるか否かを検知する。不在となったか否かは、上述した、人検出部420により検出する。
また、非接触受電装置200が、浴室330内に存在するか否かは、例えば、非接触送電装置100から、非接触受電装置200に対し、近距離無線通信機能を用いて、存在確認信号を送信することにより行う。非接触受電装置200は、他装置から存在確認信号を受信した場合、送信元の装置に対し、返信を行うよう構成する。
非接触送電装置100の制御部117は、送信した存在確認信号に対し、返信を受信した場合、当該装置が存在すると判断する。
非接触送電装置100の制御部117は、充電が完了し、人390が不在と判断され、かつ、非接触受電装置200が近傍に存在する場合、置き忘れと判断する。そして、制御部117は、警告を出力する。
ここで、出力する警告は、例えば、非接触送電装置100の表示操作入力部121に警告表示を行う、音声入出力処理部124から音声通知を出力する、非接触受電装置200の表示操作入力部221に警告表示を行う、音声入出力処理部224から音声通知を出力するなどである。
非接触受電装置200が、携帯情報端末230である場合、当該端末に、メール等で通知してもよい。この場合、非接触送電装置100は、給電対象の装置のメールアドレス等を、予め登録情報459として記憶しておく。
また、上記各実施形態および各変形例では、無線給電(非接触送電)の方式として、電磁誘導を用いる場合を例にあげて説明したが、無線給電は、この方式に限定されない。例えば、磁界共鳴やマイクロ波給電などによる方式であってもよい。
なお、本発明は上記した実施形態および変形例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態および変形例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態または変形例の構成の一部を他の実施形態や変形例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態または変形例の構成に他の実施形態または変形例の構成を加えることも可能である。さらに、各実施形態または変形例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ部118、218や、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100:非接触送電装置、101:非接触送受電システム、111:整流部、112:DC−DCコンバータ部、113:共振周波数発生部、114:増幅部、115:送電電力生成増幅部、116:送電コイル、117:制御部、117c:CPU、117r:RAM、118:メモリ部、120:送電電力生成部、121:表示操作入力部、122:通信部、123:近距離無線通信部、124:音声入出力処理部、125:送受信アンテナ、129:バス、
200:非接触受電装置、211:整流部、212:直流電圧電流供給部、213:バッテリ残量検出部、214:バッテリ、215:機能部、216:受電コイル、217:制御部、217c:CPU、217r:RAM、218:メモリ部、220:バブル生成器、221:表示操作入力部、222:通信部、223:近距離無線通信部、224:音声入出力処理部、225:送受信アンテナ、229:バス、230:携帯情報端末、240:電気シェーバ、241:置き台、
301:照明点灯検知部、302:人感センサ部、303:ユーザ認証センサ部、304:水センサ部、305:ドア開閉ロック検知部、330:浴室、331:浴室壁面、332:浴室ドア、333:ドアノブ、340:浴槽用水温加熱装置、341:加熱部、342:電源スイッチ、350:浴槽、360:浴室用照明、361:照明SW、370:商用電源、382:鏡、383:蛇口、390:人、
410:信号受信部、420:人検出部、431:送電電力生成指示部、432:送電電力生成停止指示部、440:パワー決定部、451:事前情報登録部、452:照合部、459:登録情報、460:学習部

Claims (17)

  1. 生成した送電電力を無線給電で非接触受電装置に供給する非接触送電装置であって、
    前記送電電力の生成を行う送電電力生成部と、
    前記送電電力生成部による前記送電電力の生成を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、当該非接触送電装置および前記非接触受電装置の少なくとも一方が配置された周囲環境または少なくとも一方の装置状態に応じて前記送電電力生成部による前記送電電力の生成を制御すること
    を特徴とする非接触送電装置。
  2. 請求項1記載の非接触送電装置であって、
    前記制御部は、当該非接触送電装置の周囲の予め定めた範囲内で人の存在を検出したと判断した場合、前記送電電力生成部に前記送電電力を生成させること
    を特徴とする非接触送電装置。
  3. 請求項2記載の非接触送電装置であって、
    前記制御部は、前記範囲内で人を検出した場合に人感検知信号を出力する人感センサから当該人感検知信号を受信した場合、前記人を検出したと判断すること
    を特徴とする非接触送電装置。
  4. 請求項3記載の非接触送電装置であって、
    前記制御部は、前記送電電力の生成を開始させた後、所定期間、前記範囲内で人を検出しない場合、前記送電電力生成部に前記送電電力の生成を停止させること
    を特徴とする非接触送電装置。
  5. 請求項2記載の非接触送電装置であって、
    前記制御部は、前記範囲内で照明が点灯された場合に照明点灯検知信号を出力する照明点灯検知部から当該照明点灯検知信号を受信した場合、前記人を検出したと判断すること
    を特徴とする非接触送電装置。
  6. 請求項2記載の非接触送電装置であって、
    前記制御部は、前記範囲内で照明が点灯された場合に照明点灯検知信号を出力する照明点灯検知部から当該照明点灯検知信号を受信し、かつ、当該範囲内に入るためのドアの開閉操作がなされた場合にドア開閉検知信号を出力するドア開閉ロック検知部から、当該ドア開閉検知信号を受信した場合、前記人を検出したと判断すること
    を特徴とする非接触送電装置。
  7. 請求項2記載の非接触送電装置であって、
    前記制御部は、前記範囲内で照明が点灯された場合に照明点灯検知信号を出力する照明点灯検知部から当該照明点灯検知信号を受信し、かつ、前記範囲内で人を検出した場合に人感検知信号を出力する人感センサから当該人感検知信号を受信した場合、前記人を検出したと判断すること
    を特徴とする非接触送電装置。
  8. 請求項2記載の非接触送電装置であって、
    前記制御部は、当該範囲内に入るためのドアの施錠操作がなされた場合に施錠検知信号を出力するドア開閉ロック検知部から、当該施錠検知信号を受信した場合、前記人を検出したと判断すること
    を特徴とする非接触送電装置。
  9. 請求項8記載の非接触送電装置であって、
    前記制御部は、前記送電電力の生成を開始させた後、前記ドア開閉ロック検知部から前記ドアの解錠操作がなされた場合に出力される解錠検知信号を受信した場合、前記送電電力生成部に前記送電電力の生成を停止させること
    を特徴とする非接触送電装置。
  10. 請求項2記載の非接触送電装置であって、
    前記制御部は、前記範囲内で人を検出しない場合、前記送電電力生成部に、前記人を検出したと判断した場合に生成させる送電電力より、さらに高い電力の送電電力を生成させること
    を特徴とする非接触送電装置。
  11. 請求項1記載の非接触送電装置であって、
    前記制御部は、前記非接触受電装置の冷却環境に応じて、前記送電電力生成部が生成する前記送電電力のパワーを変化させること
    を特徴とする非接触送電装置。
  12. 請求項1記載の非接触送電装置であって、
    供給対象の前記非接触受電装置の識別情報を予め記憶するメモリ部をさらに備え、
    前記制御部は、当該非接触送電装置の周囲に、前記メモリ部に前記識別情報が記憶された前記非接触受電装置が有る場合、前記送電電力生成部に前記送電電力を生成させること
    を特徴とする非接触送電装置。
  13. 請求項1記載の非接触送電装置であって、
    ユーザの認証情報を予め記憶するメモリ部をさらに備え、
    前記制御部は、前記認証情報が前記メモリ部に記憶されているユーザが、当該非接触送電装置の周囲にいる場合、前記送電電力生成部に前記送電電力を生成させること
    を特徴とする非接触送電装置。
  14. 請求項1記載の非接触送電装置であって、
    前記制御部は、前記非接触受電装置から、当該非接触受電装置のバッテリの残量が予め定めた閾値以下となったことを示す残量低下信号を受信した場合、前記送電電力生成部に前記送電電力を生成させること
    を特徴とする非接触送電装置。
  15. 請求項14記載の非接触送電装置であって、
    充電可能期間を予め記憶するメモリ部をさらに備え、
    前記制御部は、前記残量低下信号を受信した場合であっても、前記充電可能期間でない場合は、前記送電電力生成部に前記送電電力を生成させないこと
    を特徴とする非接触送電装置。
  16. 請求項15記載の非接触送電装置であって、
    前記制御部は、当該非接触送電装置の周囲で人が検出された期間を蓄積し、当該蓄積した結果から前記充電可能期間を決定する学習部を備えること
    を特徴とする非接触送電装置。
  17. 請求項1記載の非接触送電装置と、
    前記非接触受電装置と、を備える非接触送受電システムであって、
    前記非接触受電装置は、
    前記非接触送電装置から供給された前記送電電力で充電するバッテリと、
    前記バッテリの残量を検出し、予め定めた閾値以下となった場合、前記非接触送電装置に残量低下信号を送信するバッテリ残量検出部と、を備え、
    前記非接触送電装置の前記制御部は、前記残量低下信号を受信すると、前記送電電力生成部に前記送電電力を生成させること
    を特徴とする非接触送受電システム。
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