JPWO2019176084A1 - 物体検出装置、物体検出システム、物体検出方法及びプログラム - Google Patents

物体検出装置、物体検出システム、物体検出方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019176084A1
JPWO2019176084A1 JP2020506075A JP2020506075A JPWO2019176084A1 JP WO2019176084 A1 JPWO2019176084 A1 JP WO2019176084A1 JP 2020506075 A JP2020506075 A JP 2020506075A JP 2020506075 A JP2020506075 A JP 2020506075A JP WO2019176084 A1 JPWO2019176084 A1 JP WO2019176084A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
irradiation
irradiation region
feature
extracted
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020506075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6897862B2 (ja
Inventor
聡 辻
聡 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2019176084A1 publication Critical patent/JPWO2019176084A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6897862B2 publication Critical patent/JP6897862B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/20Analysis of motion
    • G06T7/246Analysis of motion using feature-based methods, e.g. the tracking of corners or segments
    • G06T7/248Analysis of motion using feature-based methods, e.g. the tracking of corners or segments involving reference images or patches
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/20Analysis of motion
    • G06T7/246Analysis of motion using feature-based methods, e.g. the tracking of corners or segments
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • G01P3/64Devices characterised by the determination of the time taken to traverse a fixed distance
    • G01P3/68Devices characterised by the determination of the time taken to traverse a fixed distance using optical means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10028Range image; Depth image; 3D point clouds

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

物体の移動に関する移動パラメータを精度よく算出することが可能な物体検出装置を提供する。物体検出装置(1)は、特徴抽出部(2)と算出部(4)とを有する。特徴抽出部(2)は、照射光を照射して物体の表面の一部の特徴を検出するように構成された第1センサ及び第2センサの照射光のそれぞれの照射領域を物体が通過したときに、複数の照射領域それぞれにおける物体の特徴を抽出する。算出部(4)は、複数の照射領域それぞれにおいて抽出された特徴の差分が予め定められた第1の閾値を下回る場合に、複数の照射領域の間における物体の移動パラメータを算出する。

Description

本発明は、物体検出装置、物体検出システム、物体検出方法及びプログラムに関し、特に、センサを用いて物体を検出する物体検出装置、物体検出システム、物体検出方法及びプログラムに関する。
センサを用いて物体を検出する技術がある。このような技術に関連し、特許文献1は、複数のレーザセンサにより通行人の位置座標を検知し、サーバがその検知データを座標変換して統合し、リアルタイムかつ広範囲での通行人の軌跡の抽出を行う、通行人軌跡抽出装置を開示する。特許文献1にかかる通行人軌跡抽出装置は、通行人の位置や物体を検知する複数のレーザセンサに対応して設けられた複数のクライアントを制御する。通行人軌跡抽出装置は、同期手段と、統合手段と、軌跡抽出手段とを有する。同期手段は、複数のレーザセンサの検知時間を同期する。統合手段は、複数のレーザセンサによって検知したデータから、複数のクライアントが抽出した通行人の位置座標を1つの座標系に統合する。軌跡抽出手段は、統合手段によって得られた通行人の位置座標から該通行人の移動軌跡を抽出する。
また、特許文献2は、対象物の画像を計測する画像計測装置を開示する。特許文献2にかかる画像計測装置は、それぞれが少なくとも異なる視点に設けられた第1および第2の撮像手段、三次元位置検出手段、運動モデルデータ記憶手段、及び、動作認識手段を有する。三次元位置検出手段は、第1および第2の撮像手段の出力画像から対象物内の特徴点の三次元位置を検出する。運動モデルデータ記憶手段は、対象物の運動モデルの各動作および姿勢に関するデータを記憶する。動作認識手段は、検出された対象物内の特徴点の三次元位置またはその時間的変化と、運動モデルデータ記憶手段に記憶されている対象物の動作および姿勢に関連するデータとを時系列的に比較し、当該対象物の動作および姿勢を認識する。
特開2004−191095号公報 特開平06−213632号公報
上記の特許文献では、複数のセンサ(撮像手段)を用いて物体の動作(移動軌跡)を検出している。ここで、複数のセンサを用いて物体の動作を検出する場合、複数のセンサそれぞれで検出される物体が同じである必要がある。つまり、複数のセンサそれぞれで検出される物体が異なる可能性がある場合、物体の取り違えにより、物体の動作を誤って検出するおそれがある。ここで、上記の特許文献では、複数のセンサそれぞれで検出される物体が同じであるか否かといったことを検出することは、開示されていない。したがって、上記の特許文献では、複数の物体が存在し得る環境下では、物体の動作を誤って検出するおそれがある。
本開示の目的は、このような課題を解決するためになされたものであり、物体の移動に関する移動パラメータを精度よく算出することが可能な物体検出装置、物体検出システム、物体検出方法及びプログラムを提供することにある。
本開示にかかる物体検出装置は、照射光を照射して物体の表面の一部の特徴を検出するように構成された少なくとも1つのセンサの前記照射光の複数の照射領域それぞれを物体が通過したときに、前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の特徴を抽出する特徴抽出手段と、前記複数の照射領域それぞれにおいて前記抽出された特徴の差分が予め定められた第1の閾値を下回る場合に、前記複数の照射領域の間における前記物体の移動に関する移動パラメータを算出する算出手段とを有する。
また、本開示にかかる物体検出システムは、照射光を照射して物体の表面の一部の特徴を検出するように構成された少なくとも1つのセンサと、物体検出装置とを有し、前記物体検出装置は、照射光を照射して物体の表面の一部の特徴を検出するように構成された少なくとも1つのセンサの前記照射光の複数の照射領域それぞれを物体が通過したときに、前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の特徴を抽出する特徴抽出手段と、前記複数の照射領域それぞれにおいて前記抽出された特徴の差分が予め定められた第1の閾値を下回る場合に、前記複数の照射領域の間における前記物体の移動に関する移動パラメータを算出する算出手段とを有する。
また、本開示にかかる物体検出方法は、照射光を照射して物体の表面の一部の特徴を検出するように構成された少なくとも1つのセンサの前記照射光の複数の照射領域それぞれを物体が通過したときに、前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の特徴を抽出し、前記複数の照射領域それぞれにおいて前記抽出された特徴の差分が予め定められた第1の閾値を下回る場合に、前記複数の照射領域の間における前記物体の移動に関する移動パラメータを算出する。
また、本開示にかかるプログラムは、照射光を照射して物体の表面の一部の特徴を検出するように構成された少なくとも1つのセンサの前記照射光の複数の照射領域それぞれを物体が通過したときに、前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の特徴を抽出するステップと、前記複数の照射領域それぞれにおいて前記抽出された特徴の差分が予め定められた第1の閾値を下回る場合に、前記複数の照射領域の間における前記物体の移動に関する移動パラメータを算出するステップとをコンピュータに実行させる。
本開示によれば、物体の移動に関する移動パラメータを精度よく算出することが可能な物体検出装置、物体検出システム、物体検出方法及びプログラムを提供できる。
本開示の実施の形態にかかる物体検出装置の概要を示す図である。 実施の形態1にかかる物体検出システムの構成を示す図である。 実施の形態1にかかる物体検出システムを示す機能ブロック図である。 実施の形態1にかかる物体検出装置によって行われる、物体検出方法を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる移動方向及び移動速度の算出方法を説明するための図である。 第1の例において同じ物体の同じ位置が第1照射領域及び第2照射領域を通過したか否かを判定する方法を示すフローチャートである。 第1の例を説明するための図である。 第2の例において同じ物体の同じ位置が第1照射領域及び第2照射領域を通過したか否かを判定する方法を示すフローチャートである。 第2の例を説明するための図である。 第3の例において同じ物体の同じ位置が第1照射領域及び第2照射領域を通過したか否かを判定する方法を示すフローチャートである。 第3の例を説明するための図である。 第4の例において同じ物体の同じ位置が第1照射領域及び第2照射領域を通過したか否かを判定する方法を示すフローチャートである。 第4の例を説明するための図である。 物体の回転を考慮した、データ群の座標変換について説明するための図である。
(本開示にかかる実施の形態の概要)
本開示の実施形態の説明に先立って、本開示にかかる実施の形態の概要について説明する。図1は、本開示の実施の形態にかかる物体検出装置1の概要を示す図である。
物体検出装置1は、特徴抽出手段として機能する特徴抽出部2と、算出手段として機能する算出部4とを有する。特徴抽出部2は、照射光を照射して物体の表面の一部の特徴を検出するように構成された第1センサ及び第2センサの照射光のそれぞれの照射領域を物体が通過したときに、複数の照射領域それぞれにおける物体の特徴を抽出する。算出部4は、複数の照射領域それぞれにおいて抽出された特徴の差分が予め定められた第1の閾値を下回る場合に、複数の照射領域の間における物体の移動パラメータを算出する。
ここで、照射光は、例えばレーザ光であるが、これに限られない。また、移動パラメータは、物体の移動に関するパラメータである。移動パラメータは、例えば、物体の移動方向及び移動速度であるが、これらに限定されない。また、図1には、2つのセンサ(第1センサ及び第2センサ)が記載されているが、センサの数は1つであっても3つ以上であってもよい。センサの数が1つである場合、1つのセンサが、複数の照射領域を有し得る。例えば、1つのセンサは、時刻t1で第1の照射領域を形成し、時刻t2で第2の照射領域を形成してもよい。
本実施の形態にかかる物体検出装置1は、物体の特徴を用いて移動パラメータを算出しているので、複数の照射領域を同じ物体の同じ位置が通過したときに、移動パラメータを算出することができる。つまり、本実施の形態にかかる物体検出装置1は、移動パラメータを算出する際に、物体の特徴を用いることで、物体を識別することができる。したがって、本実施の形態にかかる物体検出装置1は、物体を取り違えることなく、移動パラメータを精度よく算出することが可能となる。
なお、物体検出装置1によって実行される物体検出方法を用いても、物体を取り違えることなく、移動パラメータを精度よく算出することが可能となる。また、物体検出方法を実行可能なプログラムを用いても、物体を取り違えることなく、移動パラメータを精度よく算出することが可能となる。さらに、物体検出装置1と少なくとも1つのセンサとを有する物体検出システムを用いても、物体を取り違えることなく、移動パラメータを精度よく算出することが可能となる。
(実施の形態1)
次に、実施の形態1について説明する。
図2は、実施の形態1にかかる物体検出システム10の構成を示す図である。実施の形態1にかかる物体検出システム10は、第1センサ20と、第2センサ40と、物体検出装置100とを有する。第1センサ20及び第2センサ40は、それぞれ、図1に示した第1センサ及び第2センサに対応する。第1センサ20及び第2センサ40は、物体までの距離を計測可能な三次元スキャナ、測域センサ、深度センサ、距離センサ、三次元カメラ(ステレオカメラ)等の三次元センサである。第1センサ20及び第2センサ40は、例えばライダ(LIDAR;Light Detection and Ranging)等である。また、第1センサ20及び第2センサ40は、物体検出システム10が存在する三次元空間における三次元座標を認識可能である。なお、三次元空間は、直交座標系で表現されてもよいし、極座標系で表現されてもよい。以下の説明では、三次元空間が(X,Y,Z)の直交座標系で表現された例を示している。
また、本実施の形態においては、第1センサ20及び第2センサ40は物体90の下方から上方向にレーザ光を照射するとしたが、このような構成に限られない。第1センサ20及び第2センサ40がレーザ光を照射する方向は上方向に限らず、任意である。さらに、本実施の形態においては、第1センサ20及び第2センサ40の数はそれぞれ1つであるとしたが、このような構成に限られない。第1センサ20及び第2センサ40は、それぞれ複数であってもよい。第1センサ20が複数である場合、物体90の上方及び下方からレーザ光を照射することによって、物体90の下側の形状だけでなく物体90の上側の形状も検出してもよい。このことは、第2センサ40についても同様である。
第1センサ20は、照射光を照射して物体90の表面の一部の特徴を検出するように構成されている。具体的には、第1センサ20は、第1センサ20から、物体90における各点までの距離を計測する。そして、第1センサ20は、計測された距離を示す距離データを生成する。第1センサ20は、距離データとして、距離画像(ポイントクラウド)を示す距離画像データを生成する。つまり、距離データは、第1センサ20に対する距離を示す物体90の表面の点群を三次元で示す。
第1センサ20は、レーザ光等の照射光を一定の範囲の第1照射領域22(第1の照射領域)に走査して、その照射光が物体90に反射した反射光を受光する。そして、第1センサ20は、送信時間と受信時間との差分から物体90までの距離を算出する。そして、第1センサ20は、第1センサ20の三次元位置座標と、レーザ光の照射方向と、物体90までの距離とから、物体90のレーザ光の反射位置における三次元座標(X,Y,Z)を算出する。
ここで、第1センサ20の第1照射領域22は、平面形状(又は角錐形状)で構成され得る。なお、以下の説明では、第1照射領域22は、X軸に垂直な平面上に構成されているとする。言い換えると、第1照射領域22に垂直な軸をX軸とする。そして、鉛直方向をZ軸とし、X軸及びZ軸に垂直な軸をY軸とする。このようにして、第1センサ20は、第1照射領域22を通過して第2センサ40の側に侵入した物体90を検知可能なレーザの壁(レーザウォール)を形成している。
第1センサ20は、物体90が第1照射領域22を通過したときに、第1照射領域22でレーザ光が物体90の表面に照射された位置の三次元座標(X,Y,Z)を検出する。したがって、第1センサ20によって物体90に照射された位置に対応する座標データ群(点群)は、矢印C1で示すように、X軸に垂直な面上の曲線を形成し得る。
第2センサ40は、第1センサ20と同様の方法によって、第2センサ40の第2照射領域42(第2の照射領域)を通過した物体90の形状を検出可能である。つまり、第2センサ40は、レーザ光等の照射光を一定の照射範囲の第2照射領域42に走査して、その照射光が物体90に反射した反射光を受光する。そして、第2センサ40は、送信時間と受信時間との差分から物体90までの距離を算出する。これにより、第2センサ40は、物体90のレーザ光の反射位置における三次元座標(X,Y,Z)を算出する。ここで、第2センサ40の第2照射領域42は、平面形状(又は角錐形状)で構成され得る。なお、以下の説明では、第2照射領域42は、X軸に垂直な平面上に構成されているとするが、このような構成に限られない。つまり、第2照射領域42は、第1照射領域22と平行でなくてもよい。
物体検出装置100は、例えばコンピュータである。物体検出装置100は、第1センサ20及び第2センサ40と、有線又は無線を介して通信可能に接続されている。後述するように、物体検出装置100は、第1センサ20の第1照射領域22を物体90が通過したときに、第1照射領域22における物体90の特徴を示す特徴データを抽出する。また、物体検出装置100は、第2センサ40の第2照射領域42を物体90が通過したときに、第2照射領域42における物体90の特徴を示す特徴データを抽出する。そして、物体検出装置100は、第1照射領域22で抽出された特徴データと第2照射領域42で抽出された特徴データの差分が予め定められた閾値を下回ったときに、物体90の移動パラメータ(移動方向及び移動速度)を算出する。なお、以下の説明では、物体90は、先に第1照射領域22を通過し、その後、第2照射領域42を通過する場合について説明する。しかしながら、物体90は、先に第2照射領域42を通過し、その後、第1照射領域22を通過してもよい。
物体検出装置100は、主要なハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)102と、ROM(Read Only Memory)104と、RAM(Random Access Memory)106と、インタフェース部108(IF;Interface)とを有する。CPU102、ROM104、RAM106及びインタフェース部108は、データバスなどを介して相互に接続されている。
CPU102は、制御処理及び演算処理等を行う演算装置としての機能を有する。ROM104は、CPU102によって実行される制御プログラム及び演算プログラム等を記憶するための機能を有する。RAM106は、処理データ等を一時的に記憶するための機能を有する。インタフェース部108は、有線又は無線を介して外部と信号の入出力を行う。また、インタフェース部108は、ユーザによるデータの入力の操作を受け付け、ユーザに対して情報を表示する。
図3は、実施の形態1にかかる物体検出システム10を示す機能ブロック図である。物体検出装置100は、第1特徴抽出部110、特徴記憶部112、第2特徴抽出部120、特徴比較部122、方向算出部130、及び、速度算出部132(以下、「各構成要素」と称する)を有する。第1特徴抽出部110及び第2特徴抽出部120は、特徴抽出手段として機能する。また、特徴記憶部112、特徴比較部122、方向算出部130、及び、速度算出部132は、それぞれ、特徴記憶手段、特徴比較手段、方向算出手段、及び、速度算出手段として機能する。
各構成要素は、例えば、CPU102がROM104に記憶されたプログラムを実行することによって実現可能である。また、必要なプログラムを任意の不揮発性記録媒体に記録しておき、必要に応じてインストールするようにしてもよい。なお、各構成要素は、上記のようにソフトウェアによって実現されることに限定されず、何らかの回路素子等のハードウェアによって実現されてもよい。また、上記構成要素の1つ以上は、物理的に別個のハードウェアによってそれぞれ実現されてもよい。なお、各構成要素の具体的な機能については後述する。
図4は、実施の形態1にかかる物体検出装置100によって行われる、物体検出方法を示すフローチャートである。第1特徴抽出部110は、第1センサ20の第1照射領域22を通過した物体90の特徴を示す特徴データを抽出する(ステップS12)。ここで、「特徴データ」は、第1照射領域22において第1センサ20によって検出された、物体90の表面形状に関するデータに対応する。さらに、「特徴データ」とは、第1センサ20によって検出された、物体90の三次元形状を示す位置情報に関する。「特徴データ」の具体例については後述する。ここで、第1特徴抽出部110は、第1センサ20によって取得された点群それぞれの位置座標から、特徴データを生成してもよい。
さらに、第1特徴抽出部110は、抽出された特徴データを、特徴データが抽出された時刻及び物体90が第1照射領域22を通過した位置と対応付けて、特徴記憶部112に格納する(ステップS14)。つまり、ある特徴データに「時刻t1」が対応付けられている場合、その特徴データは、時刻t1に第1照射領域22にあった、物体90の位置の形状に関する。また、「物体90が第1照射領域22を通過した位置」は、第1照射領域22における物体90の形状を特徴付ける位置である。例えば、物体検出装置100(第1特徴抽出部110等)は、物体90が第1照射領域22を通過したときの第1照射領域22における座標データ群から、物体90の第1照射領域22における位置を検出してもよい。例えば、物体検出装置100(第1特徴抽出部110等)は、物体90の第1照射領域22における座標データ群の重心を算出してもよい。
次に、物体90が第1照射領域22から第2照射領域42に移動すると、第2特徴抽出部120は、第2センサ40の第2照射領域42を通過した物体90の特徴を示す特徴データを抽出する(ステップS16)。ここでいう「特徴データ」は、第2照射領域42において第2センサ40によって検出された、物体90の表面形状に関するデータに対応する。その他の特徴データの説明についてはS12の場合と同様であるので、省略する。
特徴比較部122は、第2特徴抽出部120によって抽出された特徴データと、第1特徴抽出部110によって抽出され特徴記憶部112に格納されている特徴データとの差分を算出する(ステップS18)。特徴の差分の算出方法の具体的な例については後述する。なお、特徴比較部122は、第1センサ20及び第2センサ40それぞれによって取得された点群のそれぞれの位置座標から、特徴データを生成してもよい。また、第1特徴抽出部110及び第2特徴抽出部120が、特徴データを生成してもよい。
そして、特徴比較部122は、特徴記憶部112に格納されている1つ以上の特徴データのうち、第2特徴抽出部120によって抽出された特徴データとの差分が予め定められた閾値ThAを下回るような特徴データがあるか否かを判定する(ステップS20)。つまり、特徴比較部122は、第1照射領域22において第1特徴抽出部110によって抽出された特徴と第2照射領域42において第2特徴抽出部120によって抽出された特徴との差分が閾値ThAを下回るか否かを判定する。ここで、ThAは、物体90の特徴が略同じと判定され得る程度に、適宜、設定され得る。第2特徴抽出部120によって抽出された特徴データとの差分が閾値ThAを下回るような特徴データが特徴記憶部112に格納されていない、つまり、特徴データの差分が閾値ThA以上であると判定された場合(S20のNO)、処理はS12に戻る。
一方、特徴データの差分が閾値ThAを下回ると判定された場合(S20のYES)、特徴比較部122は、同じ物体90の同じ位置が第1照射領域22及び第2照射領域42を通過したと判定する。この場合、方向算出部130は、物体90が第1照射領域22を通過した位置と物体90が第2照射領域42を通過した位置とに基づいて、第1照射領域22と第2照射領域42との間における物体90の移動方向を算出する(ステップS22)。また、速度算出部132は、物体90が第1照射領域22を通過した時刻及び位置と物体90が第2照射領域42を通過した時刻及び位置とに基づいて、第1照射領域22と第2照射領域42との間における物体90の移動速度を算出する(ステップS24)。
つまり、第2特徴抽出部120によって抽出された特徴データとの差分が閾値ThAを下回るような特徴データが特徴記憶部112に格納されている場合、特徴比較部122は、第1照射領域22を通過した物体90が第2照射領域42を通過したと判定する。言い換えると、特徴比較部122は、第1照射領域22を通過した物体90のある位置が第2照射領域42を通過したと判定する。この場合、方向算出部130は、その物体90の移動方向を算出し、速度算出部132は、その物体90の移動速度を算出する。
図5は、実施の形態1にかかる移動方向及び移動速度の算出方法を説明するための図である。第1センサ20は、X=Xs1の位置で、レーザ光を鉛直上方(Z軸正方向)に走査する。したがって、X=Xs1の位置に第1照射領域22が形成される。同様に、第2センサ40は、X=Xs2の位置で、レーザ光を鉛直上方(Z軸正方向)に走査する。したがって、X=Xs2の位置に第2照射領域42が形成される。なお、説明の明確のため、図5では、Xs1とXs2との間の距離が物体90の大きさよりも大きくなるように示されているが、実際には、Xs1とXs2との間の距離は、物体90の大きさよりもかなり小さくてもよい。したがって、第1照射領域22と第2照射領域42との間における物体90の姿勢の変化(回転)を、微小なものとして無視することができる。
そして、時刻t1において物体90が第1照射領域22を通過して、物体90の第1照射領域22における特徴f1(第1の特徴)が抽出される。そして、物体90が第2照射領域42の方に移動して、時刻t2において物体90が第2照射領域42を通過する。このとき、物体90の第2照射領域42における特徴f2(第2の特徴)が抽出される。
この場合において、特徴比較部122は、特徴f1と特徴f2との差分が閾値ThAを下回る(つまり特徴f1と特徴f2とが略同じである)と判定する。このとき、方向算出部130は、特徴f1を示す座標データ群(点群)の重心G1の座標(Xg1,Yg1,Zg1)を算出する。同様に、方向算出部130は、特徴f2を示す座標データ群(点群)の重心G2の座標(Xg2,Yg2,Zg2)を算出する。そして、方向算出部130は、重心G1の座標(Xg1,Yg1,Zg1)と重心G2の座標(Xg2,Yg2,Zg2)との差から、物体90の移動方向(矢印A1で示す)を算出する。
また、速度算出部132は、重心G1と重心G2との距離Dを算出する。そして、速度算出部132は、距離Dを時刻差(t2−t1)で除算することにより、物体90の速度vを算出する。つまり、速度算出部132は、v=D/(t2−t1)を計算する。
このように、実施の形態1にかかる物体検出装置100は、特徴データの差分が閾値ThAを下回った、つまり第1照射領域22における特徴データと第2照射領域42における特徴データとが略同一であるときに、物体90の移動パラメータを算出する。ここで、特徴の差分が閾値ThAを下回る(つまり特徴f1と特徴f2とが略同じ)ということは、第2照射領域42を通過した物体90は、第1照射領域22を通過した物体90と同じということである。したがって、このときに物体90の移動パラメータ(移動方向及び移動速度)を算出することで、物体を取り違えることなく、移動パラメータを精度よく算出することが可能となる。つまり、実施の形態1にかかる物体検出装置100は、物体の特徴を用いて移動パラメータを算出しているので、物体90の移動パラメータを精度よく算出することが可能となる。
また、物体90が飛行体である場合、物体90の移動方向及び移動速度は一定とは限らないので、1つのレーダ等を用いて物体90の移動方向及び移動速度を検出することは容易ではない。これに対し、実施の形態1にかかる物体検出装置100は、三次元センサである第1センサ20及び第2センサ40による2つの照射領域(第1照射領域22及び第2照射領域42)で抽出された座標データを用いて、移動方向及び移動速度を算出している。ここで、物体90の特徴を用いることで、物体90における移動パラメータを算出するための基準位置(例えば物体90の先頭)が、時刻t1で第1照射領域22を通過し、時刻t2で第2照射領域42を通過したことを、容易に判定することができる。つまり、同じ物体90の同じ位置が第1照射領域22及び第2照射領域42を通過したか否かを容易に判定することができる。さらに、第1照射領域22及び第2照射領域42それぞれにおいて物体90が通過した三次元位置は、抽出された座標データから容易に算出され得る。したがって、実施の形態1にかかる物体検出装置100は、物体90の移動方向及び移動速度を容易に算出することが可能となる。
(特徴データ及び差分の例)
次に、物体90の特徴データ及びその差分の具体例について説明する。以下の説明では、第1の例〜第4の例について説明する。なお、これらの説明において、物体90は、飛行体であるとする。
図6は、第1の例において同じ物体90の同じ位置が第1照射領域22及び第2照射領域42を通過したか否かを判定する方法を示すフローチャートである。図7は、第1の例を説明するための図である。第1の例では、特徴データは、第1照射領域22及び第2照射領域42における物体90の各位置を示すデータの数に対応する。
第1特徴抽出部110は、時刻t1で第1照射領域22におけるデータ群(X11,Y11,Z11),(X12,Y12,Z12),・・・,(X1k,Y1k,Z1k),・・・,(X1m,Y1m,Z1m)を抽出する(ステップS100)。次に、第2特徴抽出部120は、時刻t2(t2>t1)で第2照射領域42におけるデータ群(X21,Y21,Z21),(X22,Y22,Z22),・・・,(X2k,Y2k,Z2k),・・・,(X2n,Y2n,Z2n)を抽出する(ステップS102)。ここで、各座標の1つ目の添え字は、データが抽出された照射領域に対応する。また、各座標の2つ目の添え字kは、各データが取得されたときのレーザ光の走査順に対応する。言い換えると、各座標の2つ目の添え字kは、データの取得順(データ番号)に対応する。そして、mは、時刻t1で取得された第1照射領域22におけるデータの個数を示す。また、nは、時刻t2で取得された第2照射領域42におけるデータの個数を示す。つまり、第1照射領域22における特徴f1は個数mに対応し、第2照射領域42における特徴f2は個数nに対応する。
図7の矢印Fg1に示すように、時刻t1において、第1センサ20は、X=Xs1の位置で、レーザ光をY軸の正方向に走査するとする。この場合、(X11,Y11,Z11)は、物体90と第1照射領域22とが交わった位置においてY座標の値が最も小さい位置P1に対応する。また、(X1m,Y1m,Z1m)は、物体90と第1照射領域22とが交わった位置においてY座標の値が最も大きい位置Pmに対応する。
図7の矢印Fg2に示すように、物体90が矢印Aで示すように移動したとき、時刻t2において、第2センサ40は、X=Xs2の位置で、レーザ光をY軸の正方向に走査する。この場合、(X21,Y21,Z21)は、物体90と第2照射領域42とが交わった位置においてY座標の値が最も小さい位置P2に対応する。また、(X2n,Y2n,Z2n)は、物体90と第2照射領域42とが交わった位置においてY座標の値が最も大きい位置Pnに対応する。
特徴比較部122は、第1照射領域22で取得されたデータの個数と第2照射領域42で取得されたデータの個数との差分が予め定められた閾値Th1を下回るか否かを判定する(ステップS104)。つまり、特徴比較部122は、|m−n|<Th1であるか否かを判定する。Th1は、図4に示したThAに対応する。|m−n|≧Th1である、つまり第1照射領域22のデータ数と第2照射領域42のデータ数との差分が閾値Th1以上であると判定された場合(S104のNO)、特徴比較部122は、特徴f1と特徴f2とが同一でないと判定する。したがって、特徴比較部122は、同じ物体90の同じ位置が各照射領域を通過していないと判定する(ステップS106)。一方、|m−n|<Th1である、つまり第1照射領域22のデータ数と第2照射領域42のデータ数との差分が閾値Th1を下回ると判定された場合(S104のYES)、特徴比較部122は、特徴f1と特徴f2とが同一であると判定する。したがって、特徴比較部122は、同じ物体90の同じ位置が各照射領域を通過したと判定する(ステップS108)。したがって、このとき、方向算出部130及び速度算出部132は、物体90の移動パラメータを算出する。
物体90の表面形状は一様でない。したがって、物体90ごとに、あるいは、同じ物体90の異なる位置において、形状の特徴は異なり得る。したがって、各照射領域を通過した物体90(又は同じ物体90上の位置)が異なれば、物体90が第1照射領域22を通過したときに得られたデータ数mと、物体90が第2照射領域42を通過したときに得られたデータ数nは、異なり得る。逆に、同じ物体90の同じ位置が各照射領域を通過した場合、データ数mとデータ数nとは、略同じであり得る。したがって、第1照射領域22で得られたデータ数mと、第2照射領域42で得られたデータ数nとの差分を用いて、同じ物体90の同じ位置が第1照射領域22及び第2照射領域42を通過したか否かを判定することができる。
また、第1の例では、第1照射領域22で取得されたデータの個数と第2照射領域42で取得されたデータの個数との差分を、物体90の特徴の差分としている。ここで、データの個数は容易かつ即座に判明する。したがって、第1の例にかかる方法では、物体90の特徴の差分を、容易かつ即座に算出することが可能である。
図8は、第2の例において同じ物体90の同じ位置が第1照射領域22及び第2照射領域42を通過したか否かを判定する方法を示すフローチャートである。図9は、第2の例を説明するための図である。第2の例では、特徴データは、第1照射領域22及び第2照射領域42における物体90の各位置を示す座標データに対応する。第1特徴抽出部110は、S100の処理と同じようにして、時刻t1で第1照射領域22におけるデータ群#1(X11,Y11,Z11),(X12,Y12,Z12),・・・,(X1k,Y1k,Z1k),・・・,(X1m,Y1m,Z1m)を抽出する(ステップS110)。次に、第2特徴抽出部120は、S102の処理と同じようにして、時刻t2で第2照射領域42におけるデータ群#2(X21,Y21,Z21),(X22,Y22,Z22),・・・,(X2k,Y2k,Z2k),・・・,(X2n,Y2n,Z2n)を抽出する(ステップS112)。
特徴比較部122は、S104の処理と同じようにして、第1照射領域22で取得されたデータの個数と第2照射領域42で取得されたデータの個数との差分が予め定められた閾値Th21を下回るか否かを判定する(ステップS114)。Th21は、図6に示したTh1に対応する。第1照射領域22のデータ数と第2照射領域42のデータ数との差分が閾値Th21以上であると判定された場合(S114のNO)、特徴比較部122は、同じ物体90の同じ位置が各照射領域を通過していないと判定する(ステップS116)。
一方、第1照射領域22のデータ数と第2照射領域42のデータ数との差分が閾値Th21を下回ると判定された場合(S114のYES)、特徴比較部122は、データ群#1とデータ群#2との相関係数cを算出する(ステップS120)。例えば、特徴比較部122は、データ群#1において、互いに隣り合う座標データ間の変化量を算出する。同様に、特徴比較部122は、データ群#2において、互いに隣り合う座標データ間の変化量を算出する。
ここで、「変化量」は、例えば、座標データ間の傾き又は距離等である。例えば、デー群#1について、特徴比較部122は、(X11,Y11,Z11)と(X12,Y12,Z12)との間の傾きを算出する。また、特徴比較部122は、(X1k,Y1k,Z1k)と(X1(k+1),Y1(k+1),Z1(k+1))との間の傾きを算出する。そして、特徴比較部122は、(X1(m−1),Y1(m−1),Z1(m−1))と(X1m,Y1m,Z1m)との間の傾きを算出する。同様に、データ群#2について、特徴比較部122は、隣り合う座標データ間の傾きを算出する。図9は、データ群#1及びデータ群#2それぞれについてデータ番号(座標データの2番目の添え字kの値)と傾きとの関係を示すグラフである。特徴比較部122は、これらの2つのグラフの相関係数cを算出する。
特徴比較部122は、データ群#1とデータ群#2との差分を示す値Δ2=1−cが予め定められた閾値Th22を下回るか否かを判定する(ステップS122)。つまり、特徴比較部122は、1−c<Th22であるか否かを判定する。ここで、Th22(0<Th22<1)は、図4に示したThAに対応する。1−c≧Th22である、つまり1−cが閾値Th22以上であると判定された場合(S122のNO)、特徴比較部122は、特徴f1と特徴f2とが同一でないと判定する。したがって、特徴比較部122は、同じ物体90の同じ位置が各照射領域を通過していないと判定する(S116)。一方、1−c<Th22である、つまり1−cが閾値Th22を下回ると判定された場合(S122のYES)、特徴比較部122は、特徴f1と特徴f2とが同一であると判定する。したがって、特徴比較部122は、同じ物体90の同じ位置が各照射領域を通過したと判定する(ステップS124)。したがって、このとき、方向算出部130及び速度算出部132は、物体90の移動パラメータを算出する。
物体90の表面形状は一様でない。したがって、物体90ごとに、あるいは、同じ物体90の異なる位置において、形状の特徴は異なり得る。したがって、各照射領域を通過した物体90(又は同じ物体90上の位置)が異なれば、物体90が第1照射領域22を通過したときに得られたデータ群#1と、物体90が第2照射領域42を通過したときに得られたデータ群#2との相関は低い。逆に、同じ物体90の同じ位置が各照射領域を通過した場合、データ群#1とデータ群#2との相関は高くなり得る。したがって、第1照射領域22で得られたデータ群#1と、第2照射領域42で得られたデータ群#2との差分を示すΔ2=1−c用いて、同じ物体90の同じ位置が第1照射領域22及び第2照射領域42を通過したか否かを判定することができる。
また、第2の例では、第1照射領域22で取得されたデータ群#1と第2照射領域42で取得されたデータ群#2との差分(1−c)を、物体90の特徴の差分としている。ここで、第1照射領域22及び第2照射領域42のそれぞれにおいてデータ群#1及びデータ群#2を抽出してこれらの相関係数を算出することは、比較的容易である。したがって、第2の例にかかる方法では、物体90の特徴の差分を、容易に算出することが可能である。
なお、上記の例では、特徴比較部122は、データ群#1及びデータ群#2それぞれにおいて、互いに隣り合う座標データ間の変化量(傾き等)を算出し、その変化量のグラフの相関係数を算出したが、このような構成に限られない。データ群#1とデータ群#2との相関係数を算出する方法は、任意である。例えば、特徴比較部122は、データ群#1で形成される曲線とデータ群#2で形成される曲線との相関係数を算出してもよい。また特徴比較部122は、例えばデータ群#1の重心とデータ群#2の重心とが一致するように、データ群#1をX=Xs2の面に射影(座標変換)したデータ群#1’とデータ群#2とについて2つ目の添え字kが同じ座標要素の差分を算出してもよい。そして、特徴比較部122は、各要素(座標データ)の差分の二乗値の総和を特徴データの差分として、この差分が予め定められた閾値ThAを下回るか否かを判定してもよい。なお、この場合、特徴比較部122は、データ群#1の1番目のデータとデータ群#2の1番目のデータとが一致するように座標変換してもよい。
図10は、第3の例において同じ物体90の同じ位置が第1照射領域22及び第2照射領域42を通過したか否かを判定する方法を示すフローチャートである。図11は、第3の例を説明するための図である。第3の例では、特徴データは、第1照射領域22及び第2照射領域42における物体90の大きさに対応する。第1特徴抽出部110は、S100の処理と同じようにして、時刻t1で第1照射領域22におけるデータ群(X11,Y11,Z11),(X12,Y12,Z12),・・・,(X1k,Y1k,Z1k),・・・,(X1m,Y1m,Z1m)を抽出する(ステップS130)。
特徴比較部122は、抽出されたデータのうち、Y座標が最大となる点の座標Pmax(Xmax,Ymax,Zmax)及びY座標が最小となる点の座標Pmin(Xmin,Ymin,Zmin)を算出する(ステップS132)。図11の矢印Fg1に示すように、時刻t1において、第1センサ20は、X=Xs1の位置で、レーザ光をY軸の正方向に走査する。この場合、(X11,Y11,Z11)は、物体90と第1照射領域22とが交わった位置においてY座標の値が最も小さい位置Pmim1に対応する。また、(X1m,Y1m,Z1m)は、物体90と第1照射領域22とが交わった位置においてY座標の値が最も大きい位置Pmax1に対応する。
特徴比較部122は、PmaxとPminとの距離D1を算出する(ステップS134)。具体的には、特徴比較部122は、D1=√{(Xmax−Xmin)+(Ymax−Ymin)+(Zmax−Zmin)}を計算することにより、距離D1を算出する。この距離D1が、第1照射領域22における物体90の大きさに対応する。
次に、第2照射領域42について、S130〜S134と同様の処理が行われ、距離D2が算出される(ステップS136)。具体的には、第2特徴抽出部120は、時刻t2で第2照射領域42におけるデータ群(X21,Y21,Z21),(X22,Y22,Z22),・・・,(X2k,Y2k,Z2k),・・・,(X2n,Y2n,Z2n)を抽出する。特徴比較部122は、抽出されたデータのうち、Y座標が最大となる点の座標Pmax(Xmax,Ymax,Zmax)及びY座標が最小となる点の座標Pmin(Xmin,Ymin,Zmin)を算出する。
図11の矢印Fg2に示すように、物体90が矢印Aで示すように移動したとき、時刻t2において、第2センサ40は、X=Xs2の位置で、レーザ光をY軸の正方向に走査する。この場合、(X21,Y21,Z21)は、物体90と第2照射領域42とが交わった位置においてY座標の値が最も小さい位置Pmim2に対応する。また、(X2n,Y2n,Z2n)は、物体90と第2照射領域42とが交わった位置においてY座標の値が最も大きい位置Pmax2に対応する。さらに、特徴比較部122は、第1照射領域22の場合と同様にして、PmaxとPminとの距離D2を算出する。
次に、特徴比較部122は、第1照射領域22における距離D1と第2照射領域42における距離D2との差分が予め定められた閾値Th3を下回るか否かを判定する(ステップS137)。つまり、特徴比較部122は、|D1−D2|<Th3であるか否かを判定する。Th3は、図4に示したThAに対応する。|D1−D2|≧Th3であると判定された場合(S137のNO)、特徴比較部122は、特徴f1と特徴f2とが同一でないと判定する。したがって、特徴比較部122は、同じ物体90の同じ位置が各照射領域を通過していないと判定する(ステップS138)。一方、|D1−D2|<Th3であると判定された場合(S137のYES)、特徴比較部122は、特徴f1と特徴f2とが同一であると判定する。したがって、特徴比較部122は、同じ物体90の同じ位置が各照射領域を通過したと判定する(ステップS139)。したがって、このとき、方向算出部130及び速度算出部132は、物体90の移動パラメータを算出する。
物体90は、表面形状が一様でなく、幅が一様でない。したがって、物体90ごとに、あるいは、同じ物体90の異なる位置において、物体90の大きさ(幅)は異なり得る。したがって、各照射領域を通過した物体90(又は同じ物体90上の位置)が異なれば、第1照射領域22における物体90の大きさ(距離D1)と第2照射領域42における物体90の大きさ(距離D2)とが互いに異なり得る。逆に、同じ物体90の同じ位置が各照射領域を通過した場合、距離D1と距離D2は、略同じであり得る。したがって、第1照射領域22における大きさと、第2照射領域42における大きさとの差分を用いて、同じ物体90の同じ位置が第1照射領域22及び第2照射領域42を通過したか否かを判定することができる。なお、距離の差分を算出する際に、距離を正規化してもよい。
第3の例では、第1照射領域22における物体90の大きさと第2照射領域42における物体90の大きさとの差分を、物体90の特徴の差分としている。ここで、第1照射領域22及び第2照射領域42のそれぞれにおいて座標データを取得して物体90の大きさを算出し、第1照射領域22及び第2照射領域42のそれぞれにおける物体90の大きさの差分を算出することは、比較的容易である。したがって、第3の例にかかる方法では、物体90の特徴の差分を、容易に算出することが可能である。
図12は、第4の例において同じ物体90の同じ位置が第1照射領域22及び第2照射領域42を通過したか否かを判定する方法を示すフローチャートである。図13は、第4の例を説明するための図である。第4の例では、特徴データは、第1照射領域22及び第2照射領域42における物体90の法線ベクトルに対応する。なお、第4の例では、第1照射領域22及び第2照射領域42は、平面ではなく、X軸方向に幅を持っている。
第1特徴抽出部110は、図13の矢印Fg1に示すように、第1照射領域22における、3つの測定点A(Xa,Ya,Za)、B(Xb,Yb,Zb)、C(Xc,Yc,Zc)におけるデータを抽出する(ステップS140)。ここで、測定点A、B,Cは、それぞれのレーザ光の照射方向の間隔(角度差)が一定である点であるとしてもよい。また、Aは、第1照射領域22における物体90の中央近傍の点であってもよい。
次に、特徴比較部122は、ベクトルABとベクトルACとの外積[AB,AC](外積ベクトル)を算出する(ステップS142)。ここで、外積[AB,AC]は、時刻t1の第1照射領域22における物体90の法線ベクトルVn1に対応する。外積[AB,AC]のX,Y,Z成分を(a,b,c)とすると、以下に示すように、外積[AB,AC]は、幾何学的に算出される。
a=(Yb−Ya)*(Zc−Za)−(Yc−Ya)*(Zb−Za)
b=(Zb−Za)*(Xc−Xa)−(Zc−Za)*(Xb−Xa)
c=(Xb−Xa)*(Yc−Ya)−(Xc−Xa)*(Yb−Ya)
次に、特徴比較部122は、第2照射領域42について、S140〜S142の処理を行い、外積[A’B’,A’C’](外積ベクトル)を算出する(ステップS144)。つまり、第2特徴抽出部120は、図13の矢印Fg2に示すように、第2照射領域42における、3つの測定点A’(Xa’,Ya’,Za’)、B’(Xb’,Yb’,Zb’)、C’(Xc’,Yc’,Zc’)におけるデータを抽出する。そして、特徴比較部122は、ベクトルA’B’とベクトルA’C’との外積[A’B’,A’C’]を算出する。外積[A’B’,A’C’]は、時刻t2の第2照射領域42における物体90の法線ベクトルVn2に対応する。なお、測定点A’、B’,C’は、それぞれのレーザ光の照射方向の間隔(角度差)が一定である点であるとしてもよい。したがって、測定点A’、B’,C’それぞれについて、X座標は一定であり得る。また、A’は、第2照射領域42における物体90の中央近傍の点であってもよい。また、測定点A’、B’,C’の照射方向の間隔は、第1照射領域22における測定点A,B,Cの照射方向の間隔と同じであってもよい。
特徴比較部122は、法線ベクトルVn1(つまり外積ベクトル[AB,AC])と法線ベクトルVn2(つまり外積ベクトル[A’B’,A’C’])とがなす角θを算出して、1−cosθ<Th41であるか否かを判定する(ステップS146)。なお、Th41は、予め定められた閾値であり、図4に示したThAに対応する。また、cosθは、法線ベクトルVn1と法線ベクトルVn2との内積によって算出され得る。1−cosθ≧Th41である場合(S146のNO)、法線ベクトルVn1と法線ベクトルVn2との向きの差分が大きいので、特徴比較部122は、特徴f1と特徴f2とが同一でないと判定する。したがって、特徴比較部122は、同じ物体90の同じ位置が各照射領域を通過していないと判定する(ステップS148)。
一方、1−cosθ<Th41である場合(S146のYES)、法線ベクトルVn1と法線ベクトルVn2との向きの差分は小さい。この場合、特徴比較部122は、法線ベクトルVn1の大きさ|Vn1|と法線ベクトルVn2の大きさ|Vn2|の差分が予め定められた閾値Th42を下回るか否かを判定する(ステップS147)。つまり、特徴比較部122は、||Vn1|−|Vn2||<Th42であるか否かを判定する。Th42は、図4に示したThAに対応する。
||Vn1|−|Vn2||≧Th42であると判定された場合(S147のNO)、特徴比較部122は、特徴f1と特徴f2とが同一でないと判定する。したがって、特徴比較部122は、同じ物体90の同じ位置が各照射領域を通過していないと判定する(ステップS148)。つまり、第1照射領域22における法線ベクトルの大きさ|Vn1|と第2照射領域42における法線ベクトルの大きさ|Vn2|との差分が閾値Th42以上である場合、特徴比較部122は、同じ物体90の同じ位置が各照射領域を通過していないと判定する。一方、||Vn1|−|Vn2||<Th42であると判定された場合(S147のYES)、特徴比較部122は、特徴f1と特徴f2とが同一であると判定する。したがって、特徴比較部122は、同じ物体90の同じ位置が各照射領域を通過したと判定する(ステップS149)。つまり、第1照射領域22における法線ベクトルの大きさ|Vn1|と第2照射領域42における法線ベクトルの大きさ|Vn2|との差分が閾値Th42を下回る場合、特徴比較部122は、同じ物体90の同じ位置が各照射領域を通過したと判定する。したがって、このとき、方向算出部130及び速度算出部132は、物体90の移動パラメータを算出する。
物体90では、表面形状が一様でなく、表面形状が流線型等である場合、表面の向きも一様でない。したがって、物体90ごとに、あるいは、同じ物体90の異なる位置において、法線ベクトルは異なり得る。したがって、各照射領域を通過した物体90(又は同じ物体90上の位置)が異なれば、第1照射領域22における物体90の法線ベクトルVn1と第2照射領域42における物体90の法線ベクトルVn2とが互いに異なり得る。逆に、同じ物体90の同じ位置が各照射領域を通過した場合、法線ベクトルVn1と法線ベクトルVn2は、略同じであり得る。したがって、第1照射領域22及び第2照射領域42それぞれにおける法線ベクトルの差分(法線ベクトルの向き及び大きさそれぞれの差分)を用いて、同じ物体90の同じ位置が第1照射領域22及び第2照射領域42を通過したか否かを判定することができる。なお、法線ベクトルの大きさの差分を算出する際(S147)に、法線ベクトルの大きさを正規化してもよい。
第4の例では、第1照射領域22における物体90の法線ベクトルと第2照射領域42における物体90の法線ベクトルとの差分を、物体90の特徴の差分としている。ここで、法線ベクトルは、平面が定まれば一意に定まるので、物体90の表面形状をより適切に表現するものであるといえる。したがって、第4の例にかかる方法では、物体90の特徴の差分を、より適切に算出することが可能である。
(変形例)
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、図4等に示したフローチャートの各処理の順序は、適宜、変更可能である。また、図4等に示したフローチャートの処理の1つ以上は、なくてもよい。例えば、図4のS22及びS24の一方は、なくてもよい。また、上述した実施の形態においては、物体90が第1照射領域22を通過した後に第2照射領域42を通過するように構成されているが、このような構成に限られない。物体90は、第2照射領域42を通過した後で第1照射領域22を通過してもよい。この場合、特徴記憶部112は、第2特徴抽出部120によって抽出された特徴データを格納してもよい。そして、特徴比較部122は、第1特徴抽出部110によって抽出された特徴データと、特徴記憶部112に記憶された特徴データとを比較してもよい。
また、上述した実施の形態1にかかる物体検出装置100は、第1特徴抽出部110及び第2特徴抽出部120を有するとしたが、このような構成に限られない。第1特徴抽出部110及び第2特徴抽出部120は、1つの構成要素によって実現可能である。つまり、1つの特徴抽出部が、第1照射領域22における物体90の特徴と、第2照射領域42における物体90の特徴とを抽出してもよい。
また、上述した実施の形態においては、第1センサ20及び第2センサ40が三次元センサであるとしたが、このような構成に限られない。第1センサ20及び第2センサ40は、二次元センサであってもよい。しかしながら、第1センサ20及び第2センサ40を二次元センサとした場合、物体90の形状を検出するためには複雑な画像認識等の画像処理を行う必要がある。さらに、三次元センサを用いた方が、二次元センサを用いる場合よりも、物体90の三次元形状を正確に検出することが可能である。したがって、三次元センサを用いることによって物体90の形状を簡単に且つ正確に検出可能である。さらに、三次元センサを用いた方が、二次元センサを用いる場合よりも、物体90が照射領域を通過した位置を正確に検出することができる。したがって、三次元センサを用いることによって物体90の移動パラメータを正確に算出することが可能となる。
また、上述した実施の形態においては、物体検出システム10は、2つのセンサを有するとしたが、このような構成に限られない。センサの数は3つでもよい。そして、3つのセンサによって形成される3つの照射領域を物体90が通過した位置及び時刻を用いて、物体90の加速度を算出してもよい。例えば、第1照射領域22と第2照射領域42との間に第3の照射領域を設け、第1照射領域22と第3の照射領域との間における速度と、第3の照射領域と第2照射領域42との間における速度との差分から、加速度が算出され得る。したがって、物体検出装置100は、移動パラメータとして、物体90の加速度を算出してもよい。
また、上述した実施の形態においては、第1センサ20が第1照射領域22を形成し、第2センサ40が第2照射領域42を形成するとしたが、このような構成に限られない。1つのセンサが第1照射領域22及び第2照射領域42の両方を形成してもよい。この場合、センサからのレーザ光をポリゴンミラー等の走査ミラーを動作させることによって、第1照射領域22及び第2照射領域42が形成されてもよい。さらに、1つのセンサが3つ以上の照射領域を形成してもよい。
また、上述した実施の形態1においては、第1照射領域22と第2照射領域42との間における物体90の回転を考慮していない。しかしながら、特徴比較部122は、第1照射領域22と第2照射領域42との間で物体90が回転する場合を考慮して、第1照射領域22及び第2照射領域42それぞれで抽出された座標データ群を比較してもよい。
図14は、物体90の回転を考慮した、データ群の座標変換について説明するための図である。図14は、物体90がロール軸(X軸に平行な軸)周りに時計回り(矢印A2で示す方向)に回転した場合を示す。この場合、特徴比較部122は、データ群#1又はデータ群#2を回転させた場合に、データ群#1で形成される曲線の形状と、データ群#2で形成される曲線の形状との類似度(相関係数c’)が予め定められた閾値以上となるか否かを判定してもよい。形状の類似度(相関係数c’)については、例えば上述した第2の例で示した方法によって算出してもよい。データ群の回転について、特徴比較部122は、データ群#1の最初の座標データ(X11,Y11,Z11)と最後の座標データ(X1m,Y1m,Z1m)とを結ぶ直線の傾きa1を算出する。同様に、特徴比較部122は、データ群#2の最初の座標データ(X21,Y21,Z21)と最後の座標データ(X2n,Y2n,Z2n)とを結ぶ直線の傾きa2を算出する。そして、特徴比較部122は、これらの傾きa1と傾きa2との差から、データ群#1又はデータ群#2を回転させるときの回転量を決定してもよい。
なお、物体90が回転すると、第1照射領域22では検出された位置が第2照射領域42では検出されないことがあり、第1照射領域22では検出されなかった位置が第2照射領域42では検出されることがある。例えば、図14において、データ群#1の左側(Y軸の負方向側)に対応する位置(例えば物体90の底面の左側)が、第2照射領域42ではレーザ光により照射されないためにデータ群#2に現れないことがある。逆に、データ群#2の右側(Y軸の正方向側)に対応する位置(例えば物体90の右側の側面)が、第1照射領域22ではレーザ光によって照射されないためデータ群#1に現れないことがある。したがって、特徴比較部122は、データ群#1で形成される曲線の形状の少なくとも一部と、データ群#2で形成される曲線の形状の少なくとも一部との相関係数c’が予め定められた閾値以上となるか否かを判定してもよい。つまり、特徴比較部122は、データ群の全てを比較する必要はない。このことは、物体90の回転を考慮しない場合も同様である。
また、上述した実施の形態においては、特徴の差分が予め定められた閾値を下回る場合に同じ物体の同じ位置であるという判定を行う(図4のS20)ように構成されている。一方、ある物体が第1照射領域22及び第2照射領域42を通過したにも関わらず、何らかの原因により、特徴記憶部112に格納された特徴データ全てと第2照射領域42において抽出された特徴データとを比較しても特徴の差分が閾値を下回ることがない場合を考慮してもよい。この場合、特徴記憶部112に格納された特徴データのうち、第2照射領域42において抽出された特徴データとの差分が最小となる特徴データが抽出された通過位置及び時刻から、物体90の移動パラメータを算出してもよい。
また、特徴記憶部112に格納された特徴データのうち第2照射領域42において抽出された特徴データとの差分が閾値を下回るものが複数存在する場合を考慮してもよい。この場合、それらの複数の特徴データのうち、第2照射領域42において抽出された特徴データとの差分が最小となる特徴データが抽出された通過位置及び時刻から、物体90の移動パラメータを算出してもよい。
さらに、同じような形状の物体が集団で侵入した場合を考慮してもよい。この場合も、特徴記憶部112に格納された特徴データのうち第2照射領域42において抽出された特徴データとの差分が閾値を下回るものが複数存在する可能性がある。この場合、それぞれの照射領域においてそれぞれの特徴データが抽出された位置間の距離が最小である特徴データが抽出された通過位置及び時刻から、物体90の移動パラメータを算出してもよい。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
照射光を照射して物体の表面の一部の特徴を検出するように構成された少なくとも1つのセンサの前記照射光の複数の照射領域それぞれを物体が通過したときに、前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の特徴を抽出する特徴抽出手段と、
前記複数の照射領域それぞれにおいて前記抽出された特徴の差分が予め定められた第1の閾値を下回る場合に、前記複数の照射領域の間における前記物体の移動に関する移動パラメータを算出する算出手段と
を有する物体検出装置。
(付記2)
前記複数の照射領域それぞれにおいて前記抽出された特徴を比較し、前記抽出された特徴の差分が予め定められた第1の閾値を下回る場合に、同じ物体の同じ位置が各照射領域を通過したと判定する特徴比較手段
をさらに有する付記1に記載の物体検出装置。
(付記3)
前記算出手段は、前記複数の照射領域のうちの第1の照射領域において抽出された第1の特徴と前記複数の照射領域のうちの第2の照射領域において抽出された第2の特徴との差分が前記第1の閾値を下回る場合に、前記第1の特徴が抽出されたときに前記物体が前記第1の照射領域を通過した位置と前記第2の特徴が抽出されたときに前記物体が前記第2の照射領域を通過した位置とに基づいて、前記第1の照射領域と前記第2の照射領域との間における前記物体の移動方向を算出する
付記1又は2に記載の物体検出装置。
(付記4)
前記算出手段は、前記複数の照射領域のうちの第1の照射領域において抽出された第1の特徴と前記複数の照射領域のうちの第2の照射領域において抽出された第2の特徴との差分が前記第1の閾値を下回る場合に、前記第1の特徴が抽出されたときに前記物体が前記第1の照射領域を通過した時刻及び位置と、前記第2の特徴が抽出されたときに前記物体が前記第2の照射領域を通過した時刻及び位置とに基づいて、前記第1の照射領域と前記第2の照射領域との間における前記物体の移動速度を算出する
付記1〜3のいずれか一項に記載の物体検出装置。
(付記5)
前記センサは三次元センサであり、
前記抽出された特徴は、前記物体の形状に関する
付記1〜4のいずれか一項に記載の物体検出装置。
(付記6)
前記抽出された特徴は、前記センサの前記照射領域における前記物体の各位置を示すデータの数に対応し、
前記算出手段は、前記複数の照射領域それぞれにおける前記データの数の差分が前記第1の閾値を下回るときに、前記移動パラメータを算出する
付記5に記載の物体検出装置。
(付記7)
前記抽出された特徴は、前記センサの前記照射領域における前記物体の各位置を示す座標データに対応し、
前記算出手段は、前記複数の照射領域それぞれにおける前記座標データの差分が前記第1の閾値を下回るときに、前記移動パラメータを算出する
付記5に記載の物体検出装置。
(付記8)
前記抽出された特徴は、前記センサの前記照射領域における前記物体の大きさに対応し、
前記算出手段は、前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の大きさの差分が前記第1の閾値を下回るときに、前記移動パラメータを算出する
付記5に記載の物体検出装置。
(付記9)
前記抽出された特徴は、前記センサの前記照射領域における前記物体の法線ベクトルに対応し、
前記算出手段は、前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の法線ベクトルの差分が前記第1の閾値を下回るときに、前記移動パラメータを算出する
付記5に記載の物体検出装置。
(付記10)
照射光を照射して物体の表面の一部の特徴を検出するように構成された少なくとも1つのセンサと、
付記1〜9のいずれか一項に記載の物体検出装置と
を有する物体検出システム。
(付記11)
照射光を照射して物体の表面の一部の特徴を検出するように構成された少なくとも1つのセンサの前記照射光の複数の照射領域それぞれを物体が通過したときに、前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の特徴を抽出し、
前記複数の照射領域それぞれにおいて前記抽出された特徴の差分が予め定められた第1の閾値を下回る場合に、前記複数の照射領域の間における前記物体の移動に関する移動パラメータを算出する
物体検出方法。
(付記12)
前記複数の照射領域それぞれにおいて前記抽出された特徴を比較し、前記抽出された特徴の差分が予め定められた第1の閾値を下回る場合に、同じ物体の同じ位置が各照射領域を通過したと判定する
付記11に記載の物体検出方法。
(付記13)
前記複数の照射領域のうちの第1の照射領域において抽出された第1の特徴と前記複数の照射領域のうちの第2の照射領域において抽出された第2の特徴との差分が前記第1の閾値を下回る場合に、前記第1の特徴が抽出されたときに前記物体が前記第1の照射領域を通過した位置と前記第2の特徴が抽出されたときに前記物体が前記第2の照射領域を通過した位置とに基づいて、前記第1の照射領域と前記第2の照射領域との間における前記物体の移動方向を算出する
付記11又は12に記載の物体検出方法。
(付記14)
前記複数の照射領域のうちの第1の照射領域において抽出された第1の特徴と前記複数の照射領域のうちの第2の照射領域において抽出された第2の特徴との差分が前記第1の閾値を下回る場合に、前記第1の特徴が抽出されたときに前記物体が前記第1の照射領域を通過した時刻及び位置と、前記第2の特徴が抽出されたときに前記物体が前記第2の照射領域を通過した時刻及び位置とに基づいて、前記第1の照射領域と前記第2の照射領域との間における前記物体の移動速度を算出する
付記11〜13のいずれか一項に記載の物体検出方法。
(付記15)
前記センサは三次元センサであり、
前記抽出された特徴は、前記物体の形状に関する
付記11〜14のいずれか一項に記載の物体検出方法。
(付記16)
前記抽出された特徴は、前記センサの前記照射領域における前記物体の各位置を示すデータの数に対応し、
前記複数の照射領域それぞれにおける前記データの数の差分が前記第1の閾値を下回るときに、前記移動パラメータを算出する
付記15に記載の物体検出方法。
(付記17)
前記抽出された特徴は、前記センサの前記照射領域における前記物体の各位置を示す座標データに対応し、
前記複数の照射領域それぞれにおける前記座標データの差分が前記第1の閾値を下回るときに、前記移動パラメータを算出する
付記15に記載の物体検出方法。
(付記18)
前記抽出された特徴は、前記センサの前記照射領域における前記物体の大きさに対応し、
前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の大きさの差分が前記第1の閾値を下回るときに、前記移動パラメータを算出する
付記15に記載の物体検出方法。
(付記19)
前記抽出された特徴は、前記センサの前記照射領域における前記物体の法線ベクトルに対応し、
前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の法線ベクトルの差分が前記第1の閾値を下回るときに、前記移動パラメータを算出する
付記15に記載の物体検出方法。
(付記20)
照射光を照射して物体の表面の一部の特徴を検出するように構成された少なくとも1つのセンサの前記照射光の複数の照射領域それぞれを物体が通過したときに、前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の特徴を抽出するステップと、
前記複数の照射領域それぞれにおいて前記抽出された特徴の差分が予め定められた第1の閾値を下回る場合に、前記複数の照射領域の間における前記物体の移動に関する移動パラメータを算出するステップと
をコンピュータに実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
1 物体検出装置
2 特徴抽出部
4 算出部
10 物体検出システム
20 第1センサ
22 第1照射領域
40 第2センサ
42 第2照射領域
90 物体
100 物体検出装置
110 第1特徴抽出部
112 特徴記憶部
120 第2特徴抽出部
122 特徴比較部
130 方向算出部
132 速度算出部

Claims (20)

  1. 照射光を照射して物体の表面の一部の特徴を検出するように構成された少なくとも1つのセンサの前記照射光の複数の照射領域それぞれを物体が通過したときに、前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の特徴を抽出する特徴抽出手段と、
    前記複数の照射領域それぞれにおいて前記抽出された特徴の差分が予め定められた第1の閾値を下回る場合に、前記複数の照射領域の間における前記物体の移動に関する移動パラメータを算出する算出手段と
    を有する物体検出装置。
  2. 前記複数の照射領域それぞれにおいて前記抽出された特徴を比較し、前記抽出された特徴の差分が予め定められた第1の閾値を下回る場合に、同じ物体の同じ位置が各照射領域を通過したと判定する特徴比較手段
    をさらに有する請求項1に記載の物体検出装置。
  3. 前記算出手段は、前記複数の照射領域のうちの第1の照射領域において抽出された第1の特徴と前記複数の照射領域のうちの第2の照射領域において抽出された第2の特徴との差分が前記第1の閾値を下回る場合に、前記第1の特徴が抽出されたときに前記物体が前記第1の照射領域を通過した位置と前記第2の特徴が抽出されたときに前記物体が前記第2の照射領域を通過した位置とに基づいて、前記第1の照射領域と前記第2の照射領域との間における前記物体の移動方向を算出する
    請求項1又は2に記載の物体検出装置。
  4. 前記算出手段は、前記複数の照射領域のうちの第1の照射領域において抽出された第1の特徴と前記複数の照射領域のうちの第2の照射領域において抽出された第2の特徴との差分が前記第1の閾値を下回る場合に、前記第1の特徴が抽出されたときに前記物体が前記第1の照射領域を通過した時刻及び位置と、前記第2の特徴が抽出されたときに前記物体が前記第2の照射領域を通過した時刻及び位置とに基づいて、前記第1の照射領域と前記第2の照射領域との間における前記物体の移動速度を算出する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の物体検出装置。
  5. 前記センサは三次元センサであり、
    前記抽出された特徴は、前記物体の形状に関する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の物体検出装置。
  6. 前記抽出された特徴は、前記センサの前記照射領域における前記物体の各位置を示すデータの数に対応し、
    前記算出手段は、前記複数の照射領域それぞれにおける前記データの数の差分が前記第1の閾値を下回るときに、前記移動パラメータを算出する
    請求項5に記載の物体検出装置。
  7. 前記抽出された特徴は、前記センサの前記照射領域における前記物体の各位置を示す座標データに対応し、
    前記算出手段は、前記複数の照射領域それぞれにおける前記座標データの差分が前記第1の閾値を下回るときに、前記移動パラメータを算出する
    請求項5に記載の物体検出装置。
  8. 前記抽出された特徴は、前記センサの前記照射領域における前記物体の大きさに対応し、
    前記算出手段は、前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の大きさの差分が前記第1の閾値を下回るときに、前記移動パラメータを算出する
    請求項5に記載の物体検出装置。
  9. 前記抽出された特徴は、前記センサの前記照射領域における前記物体の法線ベクトルに対応し、
    前記算出手段は、前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の法線ベクトルの差分が前記第1の閾値を下回るときに、前記移動パラメータを算出する
    請求項5に記載の物体検出装置。
  10. 照射光を照射して物体の表面の一部の特徴を検出するように構成された少なくとも1つのセンサと、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の物体検出装置と
    を有する物体検出システム。
  11. 照射光を照射して物体の表面の一部の特徴を検出するように構成された少なくとも1つのセンサの前記照射光の複数の照射領域それぞれを物体が通過したときに、前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の特徴を抽出し、
    前記複数の照射領域それぞれにおいて前記抽出された特徴の差分が予め定められた第1の閾値を下回る場合に、前記複数の照射領域の間における前記物体の移動に関する移動パラメータを算出する
    物体検出方法。
  12. 前記複数の照射領域それぞれにおいて前記抽出された特徴を比較し、前記抽出された特徴の差分が予め定められた第1の閾値を下回る場合に、同じ物体の同じ位置が各照射領域を通過したと判定する
    請求項11に記載の物体検出方法。
  13. 前記複数の照射領域のうちの第1の照射領域において抽出された第1の特徴と前記複数の照射領域のうちの第2の照射領域において抽出された第2の特徴との差分が前記第1の閾値を下回る場合に、前記第1の特徴が抽出されたときに前記物体が前記第1の照射領域を通過した位置と前記第2の特徴が抽出されたときに前記物体が前記第2の照射領域を通過した位置とに基づいて、前記第1の照射領域と前記第2の照射領域との間における前記物体の移動方向を算出する
    請求項11又は12に記載の物体検出方法。
  14. 前記複数の照射領域のうちの第1の照射領域において抽出された第1の特徴と前記複数の照射領域のうちの第2の照射領域において抽出された第2の特徴との差分が前記第1の閾値を下回る場合に、前記第1の特徴が抽出されたときに前記物体が前記第1の照射領域を通過した時刻及び位置と、前記第2の特徴が抽出されたときに前記物体が前記第2の照射領域を通過した時刻及び位置とに基づいて、前記第1の照射領域と前記第2の照射領域との間における前記物体の移動速度を算出する
    請求項11〜13のいずれか一項に記載の物体検出方法。
  15. 前記センサは三次元センサであり、
    前記抽出された特徴は、前記物体の形状に関する
    請求項11〜14のいずれか一項に記載の物体検出方法。
  16. 前記抽出された特徴は、前記センサの前記照射領域における前記物体の各位置を示すデータの数に対応し、
    前記複数の照射領域それぞれにおける前記データの数の差分が前記第1の閾値を下回るときに、前記移動パラメータを算出する
    請求項15に記載の物体検出方法。
  17. 前記抽出された特徴は、前記センサの前記照射領域における前記物体の各位置を示す座標データに対応し、
    前記複数の照射領域それぞれにおける前記座標データの差分が前記第1の閾値を下回るときに、前記移動パラメータを算出する
    請求項15に記載の物体検出方法。
  18. 前記抽出された特徴は、前記センサの前記照射領域における前記物体の大きさに対応し、
    前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の大きさの差分が前記第1の閾値を下回るときに、前記移動パラメータを算出する
    請求項15に記載の物体検出方法。
  19. 前記抽出された特徴は、前記センサの前記照射領域における前記物体の法線ベクトルに対応し、
    前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の法線ベクトルの差分が前記第1の閾値を下回るときに、前記移動パラメータを算出する
    請求項15に記載の物体検出方法。
  20. 照射光を照射して物体の表面の一部の特徴を検出するように構成された少なくとも1つのセンサの前記照射光の複数の照射領域それぞれを物体が通過したときに、前記複数の照射領域それぞれにおける前記物体の特徴を抽出するステップと、
    前記複数の照射領域それぞれにおいて前記抽出された特徴の差分が予め定められた第1の閾値を下回る場合に、前記複数の照射領域の間における前記物体の移動に関する移動パラメータを算出するステップと
    をコンピュータに実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
JP2020506075A 2018-03-16 2018-03-16 物体検出装置、物体検出システム、物体検出方法及びプログラム Active JP6897862B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/010422 WO2019176084A1 (ja) 2018-03-16 2018-03-16 物体検出装置、物体検出システム、物体検出方法及びプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019176084A1 true JPWO2019176084A1 (ja) 2021-02-04
JP6897862B2 JP6897862B2 (ja) 2021-07-07

Family

ID=67907567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020506075A Active JP6897862B2 (ja) 2018-03-16 2018-03-16 物体検出装置、物体検出システム、物体検出方法及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11335011B2 (ja)
JP (1) JP6897862B2 (ja)
WO (1) WO2019176084A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BR112020024608A2 (pt) * 2018-06-01 2021-05-11 Paccar Inc seleção de sensores ambientais para manejamento de veículos autônomos

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4696567A (en) * 1983-12-10 1987-09-29 Eltro Gmbh Radiation detection method
JPH05312818A (ja) * 1992-05-13 1993-11-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 画像処理による速度計測装置および画像処理による速度計測方法
US20040221790A1 (en) * 2003-05-02 2004-11-11 Sinclair Kenneth H. Method and apparatus for optical odometry
JP2011039792A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Hitachi Kokusai Electric Inc 人数カウンタ
JP2011064499A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Pioneer Electronic Corp 回転情報検出装置及び方法
JP2011186526A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Mitsubishi Electric Corp 車両判定システム及び通行物体管理システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0792369B2 (ja) 1993-01-14 1995-10-09 株式会社エイ・ティ・アール通信システム研究所 画像計測装置
JP4012952B2 (ja) 2002-12-09 2007-11-28 財団法人生産技術研究奨励会 通行人軌跡抽出装置およびシステム
US9129181B1 (en) * 2011-03-03 2015-09-08 Vaidhi Nathan Object detection, location, and/or tracking with camera and lighting system
JP6752024B2 (ja) * 2016-02-12 2020-09-09 日立オートモティブシステムズ株式会社 画像処理装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4696567A (en) * 1983-12-10 1987-09-29 Eltro Gmbh Radiation detection method
JPH05312818A (ja) * 1992-05-13 1993-11-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 画像処理による速度計測装置および画像処理による速度計測方法
US20040221790A1 (en) * 2003-05-02 2004-11-11 Sinclair Kenneth H. Method and apparatus for optical odometry
JP2011039792A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Hitachi Kokusai Electric Inc 人数カウンタ
JP2011064499A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Pioneer Electronic Corp 回転情報検出装置及び方法
JP2011186526A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Mitsubishi Electric Corp 車両判定システム及び通行物体管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6897862B2 (ja) 2021-07-07
US11335011B2 (en) 2022-05-17
US20200410694A1 (en) 2020-12-31
WO2019176084A1 (ja) 2019-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Tombari et al. Classification and evaluation of cost aggregation methods for stereo correspondence
EP2249311B1 (en) Systems and methods for extracting planar features, matching the planar features, and estimating motion from the planar features
JP5514918B2 (ja) 頭部認識方法
CN115330958B (zh) 基于激光雷达的实时三维重建方法及装置
US20180293739A1 (en) Systems, methods and, media for determining object motion in three dimensions using speckle images
JP2014127208A (ja) 物体検出方法及び物体検出装置
KR20130044099A (ko) 영상 처리 방법 및 장치
JP2008537190A (ja) 赤外線パターンを照射することによる対象物の三次元像の生成
JP4836086B2 (ja) 3次元形状検出装置
JP6172432B2 (ja) 被写体識別装置、被写体識別方法および被写体識別プログラム
JP6320016B2 (ja) 対象物検出装置、対象物検出方法およびプログラム
JP6897862B2 (ja) 物体検出装置、物体検出システム、物体検出方法及びプログラム
JP2004178229A (ja) 人の存在位置検出装置とその検出方法及び同検出装置を用いた自律移動装置
JP2015179077A (ja) 視差演算システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
CN112837239B (zh) 毫米波雷达的残影消除方法、装置及计算机可读介质
US20220343628A1 (en) Processing apparatus, processing method, and computer readable medium
Krotkov et al. Adaptive control of cooperating sensors: Focus and stereo ranging with an agile camera system
US11371835B2 (en) Object detection device, object detection system, object detection method, and non-transitory computer-readable medium storing program
JP6815793B2 (ja) 矩形領域検出方法、矩形領域検出装置及びプログラム
CN112881994A (zh) 一种自适应激光雷达线束扫描控制方法
KR101840328B1 (ko) 3d 레이저 스캐너
CN112232109B (zh) 一种活体人脸检测方法及系统
US20240112322A1 (en) Semiconductor Observation System and Overlay Measurement Method
Lisitsyn et al. Detection of Cylindrical and Spherical Surfaces and Determining Their Parameters in Segmentation of Range Images
Grant et al. Gaussian Model for Laser Image on Curved Surface

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200824

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6897862

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150