JP2011064499A - 回転情報検出装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
小型及び軽量で、かつ使用環境によらず、高い検出精度が維持できる回転情報検出装置及び方法を提供する。
【解決手段】
回転体の周回面で反射した光を受光素子で受光して受光レベルに応じた光検出信号を生成する回転センサと、回転センサによって生成された光検出信号に応じて回転体の回転数及び回転体の回転速度のうちの少なくとも1を回転情報として演算する演算手段とを備え、演算手段は、回転体の周回面の特定部分についての反射光を受光素子が受光したとき得られるべき光検出信号に基づいた特定のパターン信号を生成するパターン信号生成手段と、回転センサによって生成された光検出信号と特定のパターン信号との波形パターンの一致を検出したとき一致信号を生成する比較手段と、一致信号の生成周期に基づいて回転情報を算出する算出手段と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車輪等の回転体の回転数や回転速度等の回転情報を検出する回転情報検出装置及び方法に関する。
近時、自転車においてはその速度や走行距離を計測する機能が備えられたものが出てきており、その性能も向上を続けている。自転車の速度や走行距離を測定する方法としては、通常、自転車のタイヤのスポーク等の回転する回転体に磁気的又は光学的に検出することが可能な被検出部材が取り付けられ、自転車の前輪フォーク等の固定されている箇所であって、タイヤの回転時に被検出部材の移動軌道近傍に電池で動作するセンサが取り付けられる(特許文献1及び2参照)。
このようにしてセンサにより被検出部材の通過を検出し、そのときセンサから出力されるパルスに応じてそのパルスの周期を測定することにより回転体の回転数が算出される。更に、その回転数に基づいて自転車の速度や走行距離が測定されている。
特開平63−118608号公報 特開平5−296798号公報
センサ方式としては、被検出部材にマグネットを用いた磁気センサ方式が主流であるが、測定精度が悪く、かつ構造的に大きくなり更に重量もある。競技用自転車に用いる場合に、重量が重いと走行性能に影響する。
先行文献1及び2に記載されているように光学的検出の光学センサ方式の場合には、被検出部材として光反射部を用いてセンサが光反射部からの反射光を検出する構成が採用されている。しかしながら、光学センサ方式の場合には、検出を行う素子自体の種類や構造、天候等の走行時の環境変化、LED等の光源の発光効率低下や被検出部材の反射率低下等の経年劣化があり、用途や使用環境に対しての対策について何ら考慮されていない。
そこで、本発明が解決しようとする課題には、上記の欠点が一例として挙げられ、小型及び軽量で、かつ使用環境によらず、高い検出精度が維持できる回転情報検出装置及び方法を提供することが本発明の目的である。
請求項1に係る本発明の回転情報検出装置は、回転体の周回面で反射した光を受光素子で受光して受光レベルに応じた光検出信号を生成する回転センサと、前記回転センサによって生成された光検出信号に応じて前記回転体の回転数及び前記回転体の回転速度のうちの少なくとも1を回転情報として演算する演算手段とを備えた回転情報検出装置であって、前記演算手段は、前記回転体の周回面の特定部分についての反射光を前記受光素子が受光したとき得られるべき前記光検出信号に基づいた特定のパターン信号を生成するパターン信号生成手段と、前記回転センサによって生成された光検出信号と前記特定のパターン信号との波形パターンの一致を検出したとき一致信号を生成する比較手段と、前記一致信号の生成周期に基づいて前記回転情報を算出する算出手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項8に係る本発明の回転情報検出方法は、回転体の周回面で反射した光を受光素子で受光する回転センサによって受光レベルに応じた生成された光検出信号に応じて前記回転体の回転数及び前記回転体の回転速度のうちの少なくとも1を回転情報として検出する回転情報検出方法であって、前記回転体の周回面の特定部分についての反射光を前記受光素子が受光したとき得られるべき前記光検出信号に基づいた特定のパターン信号を生成するパターン信号生成ステップと、前記回転センサによって生成された光検出信号と前記特定のパターン信号との波形パターンの一致を検出したとき一致信号を生成する比較ステップと、前記一致信号の生成周期に基づいて前記回転情報を算出する算出ステップと、を備えたことを特徴としている。
請求項9に係る本発明の回転情報検出装置は、回転体の周回面で反射した光を受光素子で受光して受光レベルに応じた光検出信号を生成する回転センサと、前記回転センサによって生成された光検出信号に応じて前記回転体の回転数及び前記回転体の回転速度のうちの少なくとも1を回転情報として演算する演算手段とを備えた回転情報検出装置であって、前記演算手段は、前記回転体が1回転する間に前記受光素子が前記回転体の周回面からの反射光を受光して得られるべき前記光検出信号に基づいた一周分パターン信号を生成するパターン信号生成手段と、前記回転センサによって生成された光検出信号を所定のサンプリング周期でサンプリングして過去複数のサンプリング回数分の検出波形信号として保存する保存手段と、所定のマッチング周期で、前記保存手段に保存された検出波形信号が前記一周分パターン信号のうちの波形パターンについて一致する位置を検出してその位置を示す位置情報を生成する比較手段と、前記位置情報に基づいて前記回転情報を算出する算出手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項15に係る本発明の回転情報検出方法は、回転体の周回面で反射した光を受光素子で受光する回転センサによって受光レベルに応じた生成された光検出信号に応じて前記回転体の回転数及び前記回転体の回転速度のうちの少なくとも1を回転情報として検出する回転情報検出方法であって、前記回転体が1回転する間に前記受光素子が前記回転体の周回面からの反射光を受光して得られるべき前記光検出信号に基づいた一周分パターン信号を生成するパターン信号生成ステップと、前記回転センサによって生成された光検出信号を所定のサンプリング周期でサンプリングして過去複数のサンプリング回数分の検出波形信号として保存する保存ステップと、所定のマッチング周期で、前記保存手段に保存された検出波形信号が前記一周分パターン信号のうちの波形パターンについて一致する位置を検出してその位置を示す位置情報を生成する比較ステップと、前記位置情報に基づいて前記回転情報を算出する算出ステップと、を備えたことを特徴としている。
している。
請求項16に係る本発明の回転情報検出装置は、回転体の周回面で反射した光を第1受光素子で受光して受光レベルに応じた第1光検出信号を生成する第1回転センサと、前記第1受光素子の設置とは異なる位置で前記回転体の前記周回面で反射した光を第2受光素子で受光して受光レベルに応じた第2光検出信号を生成する第2回転センサと、前記第1及び第2回転センサによって生成された第1及び第2光検出信号に応じて前記回転体の回転数及び前記回転体の回転速度のうちの少なくとも1を回転情報として演算する演算手段とを備えた回転情報検出装置であって、前記演算手段は、前記第1回転センサによって生成された第1光検出信号を所定のサンプリング周期でサンプリングして過去複数のサンプリング回数分の第1検出波形信号として保存する第1保存手段と、前記第2回転センサによって生成された第2光検出信号を前記所定のサンプリング周期でサンプリングして過去複数のサンプリング回数分の第2検出波形信号として保存する第2保存手段と、前記第1検出波形信号を時間的にシフトさせてシフト後の前記第1検出波形信号と第2検出波形信号との波形パターンの時間的一致を検出する比較手段と、前記比較手段によって波形一致の検出がされたときの前記第1検出波形信号のシフト時間に基づいて前記回転情報を算出する算出手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項20に係る本発明の回転情報検出方法は、回転体の周回面で反射した光を第1受光素子で受光する第1回転センサと前記第1受光素子の設置とは異なる位置で前記回転体の前記周回面で反射した光を第2受光素子で受光する第2回転センサとによって受光レベルに応じた各々生成された第1及び第2光検出信号に応じて前記回転体の回転数及び前記回転体の回転速度のうちの少なくとも1を回転情報として検出する回転情報検出方法であって、前記第1回転センサによって生成された第1光検出信号を所定のサンプリング周期でサンプリングして過去複数のサンプリング回数分の第1検出波形信号として保存する第1保存ステップと、前記第2回転センサによって生成された第2光検出信号を前記所定のサンプリング周期でサンプリングして過去複数のサンプリング回数分の第2検出波形信号として保存する第2保存ステップと、前記第1検出波形信号を時間的にシフトさせてシフト後の前記第1検出波形信号と第2検出波形信号との波形パターンの時間的一致を検出する比較ステップと、前記比較ステップによって波形一致の検出がされたときの前記第1検出波形信号のシフト時間に基づいて前記回転情報を算出する算出ステップと、を備えたことを特徴としている。
請求項1及び8に係る発明の実施例を示すブロック図である。 図1の回転情報検出装置の光学系部分を示す図である。 図1の回転情報検出装置の比較器の動作を示すフローチャートである。 パターン信号と検出波形信号とのパターンマッチング動作を示す図である。 請求項9及び15に係る発明の実施例を示すブロック図である。 図5の回転情報検出装置の光学系部分を示す図である。 図5の回転情報検出装置内の回転数及び速度算出部の構成を示すブロック図である。 図5の回転情報検出装置内のパターンマッチング算出部の動作を示すフローチャートである。 検出波形信号の時間軸調整を示す波形図である。 一周分パターン信号を示す波形図である。 請求項16及び20に係る発明の実施例を示すブロック図である。 図11の回転情報検出装置の光学系部分を示す図である。 図11の回転情報検出装置内の回転数及び速度算出部の構成を示すブロック図である。 図11の回転情報検出装置内のパターンマッチング算出部の動作を示すフローチャートである。 第1及び第2検出波形信号を示す波形図である。 応用例として回転情報検出装置を示すブロック図である。 図16の回転情報検出装置内のパターンマッチング算出部の動作を示すフローチャートである。 図16の回転情報検出装置において得られた今回及び前回の映像データが示す映像例を示す図である。
請求項1及び8に係る発明によれば、回転体の周回面の特定部分についての反射光を回転センサの受光素子が受光したとき得られるべき光検出信号に基づいた特定のパターン信号を生成し、回転センサによって生成された光検出信号と特定のパターン信号との波形パターンの一致を検出したとき一致信号である一致フラグを生成するので、一致フラグの生成周期に基づいて回転数及び回転速度のうちの少なくとも1からなる回転情報を高精度で算出することができる。
請求項9及び15に係る発明によれば、受光素子を含む回転センサによって生成された光検出信号を所定のサンプリング周期でサンプリングして過去複数のサンプリング回数分の検出波形信号として保存し、所定のマッチング周期で、その保存した検出波形信号が予め用意された一周分パターン信号のうちの波形パターンについて一致する位置を検出してその位置を示す位置情報を生成するので、その位置情報に基づいて回転数及び回転速度のうちの少なくとも1からなる回転情報を高精度で算出することができる。
請求項16及び20に係る発明によれば、回転体の周回面で反射した光を受光する第1受光素子から得られた第1光検出信号を所定のサンプリング周期でサンプリングして過去複数のサンプリング回数分の第1検出波形信号として保存する一方、第1受光素子の設置とは異なる位置で回転体の周回面で反射した光を受光する第2受光素子から得られた第2光検出信号を所定のサンプリング周期でサンプリングして過去複数のサンプリング回数分の第2検出波形信号として保存し、第1検出波形信号を時間的にシフトさせてシフト後の第1検出波形信号と第2検出波形信号との波形パターンの時間的一致を検出するので、その時間的一致時の第1検出波形信号のシフト時間に基づいて回転数及び回転速度のうちの少なくとも1からなる回転情報を高精度で算出することができる。
また、これらの発明によれば、回転情報検出装置の構成が簡単であるので、小型かつ軽量が可能であり、更に、検出波形信号の波形パターンを他の信号の波形パターンと比較する方式であるので、反射率の低下等の使用環境によらず高い検出精度を確保することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は請求項1及び8に係る発明の実施例として自転車に搭載される回転情報検出装置の構成を示している。この回転情報検出装置は、光源10、受光素子11、バッファメモリ12、パターンメモリ13、比較器14、周期カウンタ15、割算器16及び乗算器17を備えている。
図2に示すように、回転体である自転車のタイヤ21の側面の一部には反射シール22が貼り付けられている。反射シール22はタイヤ21に印されたメーカのロゴやスペック表示或いはマークとは区別できる特徴的な反射率のパターンからなる。
光源10及び受光素子11は回転センサであり、自転車のフレーム(例えば、フォーク)に固定されている。光源10は光を発し、タイヤ21の周回面である側面で、タイヤ21の回転時に反射シール22が周回する軌道上の所定角度位置を照射する。受光素子11は光源10によるタイヤ21の側面の照射部分からの反射光の強度を光学的に検出してその検出強度に応じたレベルの信号を出力する受光素子である。
バッファメモリ12、パターンメモリ13、比較器14、周期カウンタ15、割算器16及び乗算器17が演算手段に相当する。
バッファメモリ12は受光素子11の出力信号のn(nは2以上の整数である)回分のサンプリング値を保持する。
パターンメモリ13はパターン信号生成手段であり、そこには反射シール22による反射率のパターンを示す特定のパターン信号がデータとして予め記憶されている。
比較手段である比較器14はバッファメモリ12に保持された受光素子11の出力信号とパターンメモリ13に記憶されたパターン信号とを比較することによりパターンマッチングを判別する。比較器14はバッファメモリ12に保持された信号とパターン信号との一致を検出すると一致フラグを出力する。
周期カウンタ15、割算器16及び乗算器17が回転情報を算出する算出手段である。
周期カウンタ15は比較器14の出力に接続され、比較器14から一致フラグが出力されてから、次に一致フラグが出力されるまでの時間を計測し、それを周期Tとして出力する。割算器16は周期カウンタ15から出力される周期Tに応じて回転数Nを算出する。すなわち、1/Tを回転数Nとして算出することが行われる。乗算器17は回転数Nにタイヤ21の輪径(直径)を乗算して速度Vを算出する。
かかる構成の回転情報検出装置においては、受光素子11の出力信号は所定のサンプリング周期で読み取られる。サンプリング値はバッファメモリ12に過去n回分だけ保存される。よって、過去n回分のサンプリング値からなる検出波形信号がバッファメモリ12から比較器14には供給される。
比較器14は、図3に示すようにパターンマッチングを行う。すなわち、所定のサンプリング周期で先ず、変数Mを1とし(ステップS1)、パターンメモリ13に記憶されたパターン信号の時間軸をM倍にし(ステップS2)、M倍後のパターン信号とバッファメモリ12からの検出波形信号とを比較する。比較ではn個の同一時間ポイント各々の信号レベルに基づいて類似度の計算が行われる(ステップS3)。その類似度の計算の結果、類似度が所定値以上となったならば(ステップS4のYES)、同一パターンとして判別したならば、一致フラグが生成される(ステップS5)。一方、類似度が所定値に満たない場合には(ステップS4のNO)、変数Mが上限値Aであるか否かを判別する(ステップS6)。M<Aならば、変数MをM+kとする(ステップS7)。kは例えば、0.1である。そして、ステップS2に進んでパターンメモリ13に記憶されたパターン信号を時間軸M倍にし、上記のステップS3の類似度の計算を行う。M≧Aならば、各時間軸について類似度の計算の結果、今回のサンプリングポイントではパターンの一致はなかったとしてパターンマッチングを終了する。
比較器14から一致フラグが出力される毎に前回の一致フラグの発生時点から今回の一致フラグの発生時点までの時間が周期カウンタ15によって計測され、その計測時間が周期Tとされる。
例えば、パターンメモリ13に記憶されたパターン信号が図4(a)に示すような波形を有し、バッファメモリ12に保存された検出波形信号が図4(b)に示すような波形を有しているとすると、比較器14は上記のパターンマッチングにより検出波形信号のうちの信号部分SP1〜SP3がパターン信号と類似していると判断することになる。よって、信号部分SP1〜SP3の間隔が周期Tとして周期カウンタ15によって計測される。
周期Tは割算器16によって回転数Nとされ、更に、乗算器17によって回転数Nにタイヤ21の輪径が乗算されて速度Vが算出される。
このように図1に示した実施例によれば、回転体であるタイヤの周回面の特定部分についての反射光を受光素子が受光したとき得られるべき光検出信号に基づいた特定のパターン信号を生成し、回転センサによって生成された光検出信号と特定のパターン信号との波形パターンの一致を検出したとき一致信号である一致フラグを生成するので、一致フラグの生成周期に基づいて回転数N及び回転速度V等の回転情報を高精度で算出することができる。また、回転情報検出装置の構成としては小型かつ軽量が可能であり、更に、波形パターンを比較する方式であるので、反射率の低下等の使用環境によらず高い検出精度を確保することができる。
なお、自転車のブレーキが操作されない限りにおいては、周期Tが急変することがないので、周期Tが少なくとも1回得られたならば、比較器14は所定のサンプリング周期で常にパターンマッチングを行うのではなく、パターン信号と検出波形信号との波形の一致が予測できる範囲でのみパターンマッチングを行うようにしても良い。
上記の実施例においては、反射シールをタイヤに貼り付けているが、反射シールを用いないでタイヤ上のメーカのロゴ等の印字部分を特徴的なパターンとして用いても良い。
また、上記の第1の実施例においては、パターン信号の時間軸をM倍にしているが、パターン信号の時間軸を1/M倍にしても良い。
更に、回転情報として回転数及び回転速度の他に自転車の走行距離を算出しても良い。
また、上記の実施例におけるパターンメモリ13に記憶された特定のパターン信号を適宜更新するようにしても良い。例えば、図1に破線Uで示したようにバッファメモリ12の保存サンプリング値をパターンメモリ13に供給することに特定のパターン信号の更新が可能である。このように特定のパターン信号を更新することにより、天候等の走行時の環境変化、光源10の発光効率の低下や反射シール22の反射率の低下等の経年変化が起きても精度の高いパターンマッチングが可能となり、回転情報を正確に検出することができる。
図5は請求項9及び15に係る発明の実施例として自転車に搭載される回転情報検出装置の構成を示している。この回転情報検出装置は、光源30、受光素子31、バッファメモリ32、一周分検出部33、一周分パターンメモリ34、パターンマッチング算出部35、保存部36、回転数及び速度算出部37を備えている。
光源30及び受光素子31は回転センサであり、自転車のフレーム(例えば、フォーク)に固定されている。光源20は光を発し、図6に示すように、自転車のタイヤ41の周回面である側面でタイヤ回転中心について所定角度位置を照射する。受光素子31は光源30によるタイヤ41の側面の照射部分からの反射光の強度を光学的に検出してその検出強度に応じたレベルの信号を出力する受光素子である。受光素子31の出力信号は所定のサンプリング周期で読み取られ、読み取られた信号値は保存手段であるバッファメモリ32に保持される。バッファメモリ32には信号値が過去n回分だけ保存され、これが所定長分の検出波形信号とされる。
一周分検出部33及び一周分パターンメモリ34は一周分のパターン信号を生成するパターン信号生成手段である。
一周分検出部33はタイヤ41が所定の回転数で1回転する間の受光素子31の出力信号を検出する。一周分パターンメモリ34は一周分検出部33によって検出された一周分の信号値を一周分パターン信号として記憶する。一周分パターン信号は回転角度に対応して記憶される。なお、一周分パターン信号が実測しなくても常に一定したものであるならば、一周分検出部33を設けることはなく、一周分パターンメモリ34には予め定められた一周分パターン信号が記憶される。なお、タイヤ41には図6に示したようにメーカのロゴや仕様表示等の印字部分42が含まれており、それらが光学的に読み取られて一周分パターン信号として記憶される。
パターンマッチング算出部35は比較手段であり、バッファメモリ32に保持されたサンプリング値列と一周分パターンメモリ34に記憶された一周分パターン信号値とに応じて所定のマッチング周期で類似度の算出を行い、その類似度の算出値からその保持されたサンプリング値列に対応した位置情報を生成する。位置情報は一周分パターンメモリ34に記憶された一周分パターン信号と回転角度との対応関係に基づいて得られる角度位置である。所定のマッチング周期は所定のサンプリング周期より大である。
保存部36並びに回転数及び速度算出部37は回転情報を算出する算出手段である。
保存部36はパターンマッチング算出部35から出力される位置情報を保存する。位置情報としては少なくとも前回角度位置と今回角度位置とに応じて移動量距離が保存される。
回転数及び速度算出部37は保存部36に保持された前回角度位置と今回角度位置との差である移動量と所定のマッチング周期とに応じて速度V=移動量/所定のマッチング周期を算出し、更に速度Vとタイヤ41の輪径とに応じて回転数N=速度V/輪径を算出する。回転数及び速度算出部37は図7に示すように減算器45と割算器46,47とによって構成しても良い。
かかる構成の図5の回転情報検出装置においては、受光素子31の出力信号は所定のサンプリング周期で読み取られる。サンプリング値はバッファメモリ32に過去n回分だけ保存される。よって、過去n回分のサンプリング値からなる検出波形信号がバッファメモリ32からパターンマッチング算出部35に供給される。
パターンマッチング算出部35は、図8に示すように、所定のマッチング周期で先ず、変数Mを1とし(ステップS11)、バッファメモリ32に記憶された検出波形信号を時間軸1/M倍にして読み出し(ステップS12)、位置CPを初期角度位置とし(ステップS13)、一周分パターンメモリ34から位置CPに対応する一周分パターン信号の一部分を読み出す(ステップS14)。すなわち、ステップS12においては、検出波形信号が図9(a)に示すような波形である場合には時間軸1倍ならば、そのまま読み出され、時間軸1/2倍ならば、図9(b)に示すように時間的に半分の長さの信号とされる。ステップS13では一周分パターン信号の位置CPに等しい角度位置からの複数ポイント分(例えば、n個)の信号値を読み出すことが行われる。一周分パターン信号が例えば、図10に示す如き波形を有しているならば、その一周分パターン信号は初期角度位置から最終角度位置まで所定角度θ毎に信号値を備えた信号である。
そして、1/M倍後の検出波形信号と読み出した一周分パターン信号の一部分とのパターンマッチング計算を行う(ステップS15)。ステップS15では複数の同一時間ポイント各々の信号レベルに基づいて類似度の計算が行われる。類似度の計算結果後、その類似度を位置CP及び時間軸1/Mと対応させて記憶し(ステップS16)、位置CPが最終角度位置である否かが判別する(ステップS17)。最終角度位置でないならば、位置CPを所定角度θだけ増加させ(ステップS18)、ステップS14に戻って上記のパターンマッチング計算を行う。
ステップS17で最終角度位置であると判別した場合には、変数Mが上限値Bであるか否かを判別する(ステップS19)。M<Bならば、変数MをM+kとする(ステップS20)。kは例えば、1である。そして、ステップS12に進んでバッファメモリ32に記憶された検出波形信号を時間軸1/M倍にする。その後は上記したようにステップS13以降の実行によりパターンマッチング計算を行う。
ステップS19においてM≧Aと判別したならば、記憶した類似度のうちの最大値となった類似度を検索し、その最大値の類似度に対応した位置CPを出力する(ステップS21)。位置CPは保持部36に今回角度位置として保持される。
例えば、図9(b)の如き時間軸調整後の検出波形信号は、図10の位置P1を位置CPとした場合の一周分パターン信号の一部分と一致する。この場合に算出される類似度は最大値となる。
回転数及び速度算出部37では、先ず、保存部36に保持された前回角度位置と今回角度位置とに応じて移動量が算出され、そして、その移動量と所定のマッチング周期とに応じて速度V=移動量/所定のマッチング周期が算出される。更に、速度Vとタイヤ41の輪径とに応じて回転数N=速度V/輪径が算出される。
このように図5に示した実施例によれば、受光素子を含む回転センサによって生成された光検出信号を所定のサンプリング周期でサンプリングして過去n回数分の検出波形信号として保存し、所定のマッチング周期で、その保存した検出波形信号が予め用意された一周分パターン信号のうちの波形パターンについて一致する位置CPを検出してその位置CPを示す位置情報を生成するので、その位置情報に基づいて回転数N及び回転速度V等の回転情報を高精度で算出することができる。また、回転情報検出装置の構成としては小型かつ軽量が可能であり、更に、実際に検出した検出波形信号と予め用意された一周分パターン信号との波形パターンを比較する方式であるので、反射率の低下等の使用環境によらず高い検出精度を確保することができる。
なお、この図5のパターンマッチング算出部35の動作においては、最大値の類似度に対応した位置CPを求めた後は、自転車の速度がブレーキ操作で急変しない限りにおいては次の最大値の類似度に対応した位置CPを予測できるので、パターンマッチング計算を行う角度位置範囲を限定してパターンマッチング計算の回数を減少させるようにしても良い。また、予測できる位置CPから遠い角度ほどkを大きくしても良い。また、算出された類似度が所定値以上であるならば、その類似度が最大値であるとして良い。
また、図5の実施例における一周分パターンメモリ34に記憶された一周分パターン信号を適宜更新するようにしても良い。例えば、タイヤ41を一回転させてそのときの受光素子31の出力信号に応じて一周分検出部33によって検出された一周分の信号値を一周分パターン信号として一周分パターンメモリ34に記憶させることにより行うことができる。このように一周分パターン信号を更新することにより、天候等の走行時の環境変化、光源30の発光効率の低下やタイヤ41の反射率の変化等の経年変化が起きても精度の高いパターンマッチングが可能となり、回転情報を正確に検出することができる。
図11は請求項16及び20に係る発明の実施例として自転車に搭載される回転情報検出装置の構成を示している。この回転情報検出装置は、光源50、受光素子51,52、バッファメモリ53,54、パターンマッチング算出部55、回転数及び速度算出部56を備えている。受光素子51が第1回転センサの第1受光素子であり、受光素子52が第2回転センサの第2受光素子である。
図12に示すように、受光素子51,52はタイヤ61の回転中心から所定の半径位置にあるタイヤ61の周回面である側面近傍に若干離れて配置される。光源50は光を発し、その所定の半径位置にあるタイヤ61の側面を照射する。その照射光によるタイヤ61からの反射光が受光素子51,52に各々到達するようになっている。受光素子51,52各々はその反射光の強度を光学的に検出してその検出強度に応じたレベルの信号を出力する。受光素子51のタイヤ側面の検出位置を所定角度位置θ1とすると、受光素子52のタイヤ側面の検出位置はθ1+Δθとなる。Δθは上記の所定の距離Lに対応する。なお、タイヤ61には図12に示したようにメーカのロゴや仕様表示等の印字部分62が含まれており、それらが光学的に読み取られる。
第1保持手段であるバッファメモリ53は受光素子51の出力信号のn回分のサンプリング値を保持し、第2保持手段であるバッファメモリ54は受光素子52の出力信号のn回分のサンプリング値を保持する。
パターンマッチング算出部55は比較手段をなし、バッファメモリ53に保存されたn回分のサンプリング値からなる第1検出波形信号と、バッファメモリ54に保存されたn回分のサンプリング値からなる第2検出波形信号とに応じて波形の時間差Δtを算出する。受光素子51及び52はタイヤ61の同一側面から反射光を検出するので、第1検出波形信号及び第2検出波形信号の波形はほぼ同一波形となるが、受光素子51及び52の検出位置が上記のように異なることからその波形には時間的にずれが生じる。
回転数及び速度算出部56は回転情報を算出する算出手段であり、所定の距離Lを時間差Δtで割り算して速度V=L/Δtを算出し、更に速度Vとタイヤ61の輪径とに応じて回転数N=速度V/輪径を算出する。回転数及び速度算出部56は図13に示すように割算器55,56によって構成しても良い。
かかる構成の図11の回転情報検出装置においては、受光素子51,52の出力信号は所定のサンプリング周期で読み取られる。第1受光素子51の出力信号に対するサンプリング値はバッファメモリ53に過去n回分だけ保存される。同様に、第2受光素子52の出力信号に対するサンプリング値はバッファメモリ54に過去n回分だけ保存される。よって、バッファメモリ53からは過去n回分のサンプリング値からなる第1検出波形信号がパターンマッチング算出部55に供給され、バッファメモリ54からは過去n回分のサンプリング値からなる第2検出波形信号がパターンマッチング算出部55に供給される。
パターンマッチング算出部55は、図14に示すように、所定のマッチング周期で先ず、時間差Δtを初期値t0に設定し(ステップS31)、第1検出波形信号をバッファメモリ53から読み出し(ステップS32)、その読み出し時点から時間差Δtだけ時間が経過した否かを判別する(ステップS33)。時間差Δtの時間経過を判別した場合には、第2検出波形信号をバッファメモリ54から読み出し(ステップS34)、ステップS32で読み出した第1検出波形信号とステップS34で読み出した第2検出波形信号とのパターンマッチング計算を行う(ステップS35)。ステップS35では複数の同一時間ポイント各々の信号レベルに基づいて類似度の計算が行われる。類似度の計算結果後、その類似度を時間差Δtと対応させて記憶し(ステップS36)、時間差Δtが上限値Cである否かが判別する(ステップS37)。時間差Δtが上限値Cに達していないならば、時間差Δtを所定時間だけ増加させ(ステップS38)、ステップS33に戻って時間差Δtだけ時間が経過した否かを判別し、ステップS34〜S37を再実行する。
ステップS37で時間差Δtが上限値であると判別した場合には、記憶した類似度のうちの最大値となった類似度を検索し、その最大値の類似度に対応した時間差Δtを出力する(ステップS39)。
例えば、第1検出波形信号が図15(a)に示すような波形であり、第2検出波形信号が図15(b)に示すような波形である場合には、第1検出波形信号を時間差Δtだけシフトさせることにより、ステップS35で計算される類似度が最大値となる。
回転数及び速度算出部56では、時間差Δtが供給されると、所定の距離Lをその時間差Δtで割ることにより速度V=L/Δtが算出され、更に、速度Vとタイヤ61の輪径とに応じて回転数N=速度V/輪径が算出される。
このように図11の回転情報検出装置においては、回転体であるタイヤの周回面で反射した光を受光する第1受光素子から得られた第1光検出信号を所定のサンプリング周期でサンプリングして過去n回数分の第1検出波形信号として保存する一方、第1受光素子の設置とは異なる位置でタイヤの周回面で反射した光を受光する第2受光素子から得られた第2光検出信号を所定のサンプリング周期でサンプリングして過去n回数分の第2検出波形信号として保存し、第1検出波形信号を時間差Δtだけ時間的にシフトさせてシフト後の第1検出波形信号と第2検出波形信号との波形パターンの時間的一致を検出するので、その時間的一致時の時間差Δtに基づいて回転数N及び回転速度V等の回転情報を高精度で算出することができる。また、回転情報検出装置の構成としては小型かつ軽量が可能であり、更に、実際に検出した2つの検出波形信号の波形パターンを比較する方式であるので、反射率の低下等の使用環境によらず高い検出精度を確保することができる。
なお、この図11のパターンマッチング算出部55の動作においては、最大値の類似度に対応した時間差Δtを求めた後は、自転車の速度がブレーキ操作で急変しない限りにおいては次の最大値の類似度に対応した時間差Δtを予測できるので、パターンマッチング計算を行う角度位置範囲を限定してパターンマッチング計算の回数を減少させるようにしても良い。
図16は本発明の応用例として自転車に搭載される回転情報検出装置の構成を示している。この回転情報検出装置は、イメージセンサ71、映像保存部72、パターンマッチング算出部73、回転数及び速度算出部74を備えている。
イメージセンサ71は自転車の例えば、ハンドルに固定され、自転車から地面を所定の撮影周期で撮影して1フレーム分の映像データを出力する。映像保存部72はイメージセンサ71から出力される画像データを保存する。映像保存部72には少なくとも今回、イメージセンサ71から出力された画像データと所定の撮影周期前にイメージセンサ71から出力された画像データとが保存される。
パターンマッチング算出部73はイメージセンサ71から出力されている映像データと、映像保存部72に保存されている映像データとに応じて映像中の標示物の移動量を算出する。
回転数及び速度算出部74は、移動量と所定の撮影周期とに応じて速度V=移動量/所定の撮影周期を算出し、更に速度Vと自転車のタイヤの輪径とに応じて回転数N=速度V/輪径を算出する。
かかる構成の図16の回転情報検出装置においては、イメージセンサ71からは所定の撮影周期で映像データが映像保存部72及びパターンマッチング算出部73に対して出力される。出力映像データは映像保存部72に保持される。
パターンマッチング算出部73は、図17に示すように、イメージセンサ71から供給された映像データを今回の映像データとして読み込み(ステップS41)、更に、映像保存部72に保存された映像データを読み込む(ステップS42)。保存された映像データは今回の映像データに対して所定の撮影周期前にイメージセンサ71から出力された前回の映像データである。
前回の映像データが示す画像について垂直移動量VMを初期値M0とし(ステップS43)、水平移動量HMを初期値として左最大移動量MLを設定する(ステップS44)。垂直移動量VMは映像の上方から下方への画素単位の移動量であり、M0≦VM≦MUである。M0は例えば、0である。水平移動量HMは映像の左右方向への画素単位の移動量であり、ML≦HM≦MRである。例えば、−左最大移動量ML=右最大移動量MRである。
前回の映像データを垂直移動量VM及び水平移動量HMで定まるベクトル方向に映像を移動させて映像データを再構成し(ステップS45)、今回の映像データと再構成した前回の映像データとの類似度を算出する(ステップS46)。類似度の計算結果後、その類似度を垂直移動量VM及び水平移動量HMと対応させて記憶し(ステップS47)、水平移動量HMが右最大移動量MR以上である否かが判別する(ステップS48)。水平移動量HMが右最大移動量MRに達していないならば、水平移動量HMを1画素分の移動量だけ増加させ(ステップS49)、ステップS45に戻って上記のように前回の映像データの再構成を行って、ステップS46〜S48を再実行して類似度を算出する。
ステップS48において水平移動量HMが右最大移動量MRであるならば、垂直移動量VMが下最大移動量MU以上である否かが判別する(ステップS50)。垂直移動量VMが下最大移動量MUに達していないならば、垂直移動量VMを1画素分の移動量だけ増加させ(ステップS51)、ステップS44に戻って上記の動作を繰り返して類似度を算出する。ステップS50において垂直移動量VMが下最大移動量MUであるならば、記憶した類似度のうちの最大値となった類似度を検索し、その最大値の類似度に対応した垂直移動量VM及び水平移動量HMを得る(ステップS52)。垂直移動量VM及び水平移動量HM位置に応じてベクトル量を移動量として回転数及び速度算出部74に出力する(ステップS53)。
車両が前方に移動した場合には、例えば、前回及び今回の映像データが図18に示すような映像を示すならば、垂直移動量VMだけが検出されるので、それがそのまま移動量として出力される。
回転数及び速度算出部74では、先ず、その出力された移動量と所定の撮影周期とに応じて速度V=移動量/所定の撮影周期が算出される。更に、速度Vとタイヤの輪径とに応じて回転数N=速度V/輪径が算出される。
このように図16の回転情報検出装置においては、イメージセンサで地面を撮影し、その撮影映像を示す映像データ(今回の映像データ)と所定の撮影周期前の映像データ(前回の映像データ)とを得て、前回の映像データが示す画像を垂直移動量VM及び水平移動量HMで定まるベクトル方向にを移動させて映像データを再構成し、今回の映像データと再構成した前回の映像データとの類似度に応じて映像中の地面上の物体やラインの一致を検出することにより、その一致物の移動量を求めることが行われる。よって、その移動量に基づいて回転数N及び回転速度V等の回転情報を高精度で算出することができる。
なお、図1、図5、図11及び図16の装置中の受光素子又はイメージセンサを含む光学系以外の演算手段の部分をコンピュータによって構成しても良い。
10,30,50 光源
11,31,51,52 受光素子
14 比較器
15 周期カウンタ
21,41 タイヤ
22 反射シール
35,55,73 パターンマッチング算出部
37,56,74 回転数及び速度算出部
71 イメージセンサ

Claims (20)

  1. 回転体の周回面で反射した光を受光素子で受光して受光レベルに応じた光検出信号を生成する回転センサと、
    前記回転センサによって生成された光検出信号に応じて前記回転体の回転数及び前記回転体の回転速度のうちの少なくとも1を回転情報として演算する演算手段とを備えた回転情報検出装置であって、
    前記演算手段は、前記回転体の周回面の特定部分についての反射光を前記受光素子が受光したとき得られるべき前記光検出信号に基づいた特定のパターン信号を生成するパターン信号生成手段と、
    前記回転センサによって生成された光検出信号と前記特定のパターン信号との波形パターンの一致を検出したとき一致信号を生成する比較手段と、
    前記一致信号の生成周期に基づいて前記回転情報を算出する算出手段と、を備えたことを特徴とする回転情報検出装置。
  2. 前記比較手段は、前記特定のパターン信号の時間軸を調整し、調整後の前記特定のパターン信号と前記回転センサによって生成された光検出信号との一致を検出することを特徴とする請求項1記載の回転情報検出装置。
  3. 前記回転体の側面の特定部分には反射シールが貼り付けられ、前記反射シールからの反射光を前記受光素子が受光したとき得られるべき前記光検出信号は前記特定のパターン信号と一致することを特徴とする請求項1記載の回転情報検出装置。
  4. 前記算出手段は、前記一致信号の生成周期を計測する周期カウンタと、前記生成周期の逆数に応じて前記回転数を算出する割算器と、前記回転数と前記回転体の直径とを乗算して前記回転体の回転速度を算出する乗算器とを備えることを特徴とする請求項1記載の回転情報検出装置。
  5. 前記回転体は車両の車輪であることを特徴とする請求項1記載の回転情報検出装置。
  6. 前記回転センサは前記回転体の側面を照射する光源を備えることを特徴とする請求項1記載の回転情報検出装置。
  7. 前記パターン信号生成手段は前記光検出信号に基づいて前記特定のパターン信号を更新して生成することを特徴とする請求項1記載の回転情報検出装置。
  8. 回転体の周回面で反射した光を受光素子で受光する回転センサによって受光レベルに応じた生成された光検出信号に応じて前記回転体の回転数及び前記回転体の回転速度のうちの少なくとも1を回転情報として検出する回転情報検出方法であって、
    前記回転体の周回面の特定部分についての反射光を前記受光素子が受光したとき得られるべき前記光検出信号に基づいた特定のパターン信号を生成するパターン信号生成ステップと、
    前記回転センサによって生成された光検出信号と前記特定のパターン信号との波形パターンの一致を検出したとき一致信号を生成する比較ステップと、
    前記一致信号の生成周期に基づいて前記回転情報を算出する算出ステップと、を備えたことを特徴とする回転情報検出方法。
  9. 回転体の周回面で反射した光を受光素子で受光して受光レベルに応じた光検出信号を生成する回転センサと、
    前記回転センサによって生成された光検出信号に応じて前記回転体の回転数及び前記回転体の回転速度のうちの少なくとも1を回転情報として演算する演算手段とを備えた回転情報検出装置であって、
    前記演算手段は、前記回転体が1回転する間に前記受光素子が前記回転体の周回面からの反射光を受光して得られるべき前記光検出信号に基づいた一周分パターン信号を生成するパターン信号生成手段と、
    前記回転センサによって生成された光検出信号を所定のサンプリング周期でサンプリングして過去複数のサンプリング回数分の検出波形信号として保存する保存手段と、
    所定のマッチング周期で、前記保存手段に保存された検出波形信号が前記一周分パターン信号のうちの波形パターンについて一致する位置を検出してその位置を示す位置情報を生成する比較手段と、
    前記位置情報に基づいて前記回転情報を算出する算出手段と、を備えたことを特徴とする回転情報検出装置。
  10. 前記比較手段は、前記検出波形信号の時間軸を調整し、調整後の前記検出波形信号と前記前記一周分パターン信号との一致位置を検出することを特徴とする請求項9記載の回転情報検出装置。
  11. 前記算出手段は、前記位置情報に応じて前記所定のマッチング周期における前記回転体の移動量を算出する手段と、前記移動量を前記所定のマッチング周期で割り算して前記回転体の回転速度を算出する割算器と、前記回転速度を前記回転体の直径で割り算して前記回転数を算出する乗算器とを備えることを特徴とする請求項9記載の回転情報検出装置。
  12. 前記回転体は車両の車輪であることを特徴とする請求項9記載の回転情報検出装置。
  13. 前記回転センサは前記回転体の側面を照射する光源を備えることを特徴とする請求項9記載の回転情報検出装置。
  14. 前記パターン信号生成手段は前記光検出信号に基づいて前記一周分パターン信号を更新して生成することを特徴とする請求項9記載の回転情報検出装置。
  15. 回転体の周回面で反射した光を受光素子で受光する回転センサによって受光レベルに応じた生成された光検出信号に応じて前記回転体の回転数及び前記回転体の回転速度のうちの少なくとも1を回転情報として検出する回転情報検出方法であって、
    前記回転体が1回転する間に前記受光素子が前記回転体の周回面からの反射光を受光して得られるべき前記光検出信号に基づいた一周分パターン信号を生成するパターン信号生成ステップと、
    前記回転センサによって生成された光検出信号を所定のサンプリング周期でサンプリングして過去複数のサンプリング回数分の検出波形信号として保存する保存ステップと、
    所定のマッチング周期で、前記保存手段に保存された検出波形信号が前記一周分パターン信号のうちの波形パターンについて一致する位置を検出してその位置を示す位置情報を生成する比較ステップと、
    前記位置情報に基づいて前記回転情報を算出する算出ステップと、を備えたことを特徴とする回転情報検出方法。
  16. 回転体の周回面で反射した光を第1受光素子で受光して受光レベルに応じた第1光検出信号を生成する第1回転センサと、
    前記第1受光素子の設置とは異なる位置で前記回転体の前記周回面で反射した光を第2受光素子で受光して受光レベルに応じた第2光検出信号を生成する第2回転センサと、
    前記第1及び第2回転センサによって生成された第1及び第2光検出信号に応じて前記回転体の回転数及び前記回転体の回転速度のうちの少なくとも1を回転情報として演算する演算手段とを備えた回転情報検出装置であって、
    前記演算手段は、前記第1回転センサによって生成された第1光検出信号を所定のサンプリング周期でサンプリングして過去複数のサンプリング回数分の第1検出波形信号として保存する第1保存手段と、
    前記第2回転センサによって生成された第2光検出信号を前記所定のサンプリング周期でサンプリングして過去複数のサンプリング回数分の第2検出波形信号として保存する第2保存手段と、
    前記第1検出波形信号を時間的にシフトさせてシフト後の前記第1検出波形信号と第2検出波形信号との波形パターンの時間的一致を検出する比較手段と、
    前記比較手段によって波形一致の検出がされたときの前記第1検出波形信号のシフト時間に基づいて前記回転情報を算出する算出手段と、を備えたことを特徴とする回転情報検出装置。
  17. 前記算出手段は、前記第1回転センサについての前記回転体の周回面での光反射位置から前記第2回転センサについての前記回転体の周回面での光反射位置までの距離を前記シフト時間で割り算して前記回転体の回転速度を算出する割算器と、前記回転速度を前記回転体の直径で割り算して前記回転数を算出する乗算器とを備えることを特徴とする請求項16記載の回転情報検出装置。
  18. 前記回転体は車両の車輪であることを特徴とする請求項16記載の回転情報検出装置。
  19. 前記第1及び第2回転センサは前記回転体の側面を照射する共通の光源を備えることを特徴とする請求項16記載の回転情報検出装置。
  20. 回転体の周回面で反射した光を第1受光素子で受光する第1回転センサと前記第1受光素子の設置とは異なる位置で前記回転体の前記周回面で反射した光を第2受光素子で受光する第2回転センサとによって受光レベルに応じた各々生成された第1及び第2光検出信号に応じて前記回転体の回転数及び前記回転体の回転速度のうちの少なくとも1を回転情報として検出する回転情報検出方法であって、
    前記第1回転センサによって生成された第1光検出信号を所定のサンプリング周期でサンプリングして過去複数のサンプリング回数分の第1検出波形信号として保存する第1保存ステップと、
    前記第2回転センサによって生成された第2光検出信号を前記所定のサンプリング周期でサンプリングして過去複数のサンプリング回数分の第2検出波形信号として保存する第2保存ステップと、
    前記第1検出波形信号を時間的にシフトさせてシフト後の前記第1検出波形信号と第2検出波形信号との波形パターンの時間的一致を検出する比較ステップと、
    前記比較ステップによって波形一致の検出がされたときの前記第1検出波形信号のシフト時間に基づいて前記回転情報を算出する算出ステップと、を備えたことを特徴とする回転情報検出方法。
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