JPWO2019172361A1 - 環状エステルの製造方法 - Google Patents
環状エステルの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2019172361A1 JPWO2019172361A1 JP2020505101A JP2020505101A JPWO2019172361A1 JP WO2019172361 A1 JPWO2019172361 A1 JP WO2019172361A1 JP 2020505101 A JP2020505101 A JP 2020505101A JP 2020505101 A JP2020505101 A JP 2020505101A JP WO2019172361 A1 JPWO2019172361 A1 JP WO2019172361A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mixture
- cyclic ester
- sulfonic acid
- heat stabilizer
- polyalkylene glycol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D319/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
- C07D319/10—1,4-Dioxanes; Hydrogenated 1,4-dioxanes
- C07D319/12—1,4-Dioxanes; Hydrogenated 1,4-dioxanes not condensed with other rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07B—GENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
- C07B61/00—Other general methods
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2335/00—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a carboxyl radical, and containing at least one other carboxyl radical in the molecule, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Derivatives of such polymers
- C08J2335/02—Characterised by the use of homopolymers or copolymers of esters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2467/00—Characterised by the use of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Derivatives of such polymers
- C08J2467/04—Polyesters derived from hydroxy carboxylic acids, e.g. lactones
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
Abstract
Description
下記式(1)
で表され、かつ、230〜450℃の沸点及び150〜450の分子量を有するポリアルキレングリコールジエーテルと、
熱安定剤と、
を含有する混合物(I)を調製する工程(I)と、
常圧下又は減圧下に、混合物(I)を脂肪族ポリエステルの解重合反応が開始する温度に加熱して溶液状態の混合物(II)を得る工程(II)と、
混合物(II)の加熱を継続して、解重合反応によって生成した環状エステルをポリアルキレングリコールジエーテルとともに留出させて、留出物(III)を得る工程(III)と、
留出物(III)から環状エステルを回収する工程(IV)と
を含み、
混合物(I)及び混合物(II)の少なくともいずれかに、脂肪族ポリエステルのポリアルキレングリコールジエーテルに対する溶解特性を高める可溶化剤として、下記式(2)
工程(I)では、脂肪族ポリエステルと、下記式(1)
本実施形態で使用する脂肪族ポリエステルは、解重合によって環状エステルを生成することが可能な繰り返し単位を含有する(共)重合体である。このような脂肪族ポリエステルは、グリコリド、ラクチド、ラクトン類等の環状エステルをモノマーとして開環(共)重合することによって得ることができる。また、このような脂肪族ポリエステルは、グリコール酸及び乳酸等のα−ヒドロキシカルボン酸、そのアルキルエステル又は塩の重縮合によって得ることもできる。
続いて、本実施形態で使用するポリアルキレングリコールジエーテルについて説明する。
ポリアルキレングリコールジエーテルは、例えば、アルキレンオキサイドをアルコールに付加させて得たアルキレングリコールモノエーテル又は重付加させて得たポリアルキレングリコールモノエーテルの末端ヒドロキシ基をエーテル化することによって製造することができる。その際、エーテル化は公知の方法によって行えばよく、その方法は特に限定されない。エーテル化の一般的な方法としては、例えば、ポリアルキレングリコールモノエーテルを、金属ナトリウム、水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム等の存在下、ハロゲン化アルキルと反応させる方法;その際にヨウ化ナトリウムを共存させる方法;ハロゲン化アルキル(即ち、アルキル化剤)の代わりに、塩基性化合物の存在下、スルホン酸クロリド(例えば、トシルクロリド、メチルクロリド等)を用いてアルコールをスルホン酸エステル化したものをアルキル化剤として用いる方法;等が挙げられる。
本実施形態において、熱安定剤としてスルホン酸化合物が用いられる。熱安定剤としてのスルホン酸化合物の具体例としては、例えばp−トルエンスルホン酸(PTS)、p−トルエンスルホン酸メチル(MTS)、メタンスルホン酸(MSA)、p−トルエンスルホン酸ブチル、p−トルエンスルホン酸ヘキシル、ナフタレンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、4−エチルベンゼンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸等からなる群より選ばれる1種又は2種以上を適宜選択し、混合して使用することができる。熱安定剤としてのスルホン酸化合物は、有機スルホン酸化合物が好ましい。また、熱安定剤としてのスルホン酸化合物は、上記ポリアルキレングリコールジエーテルへの溶解度が高いものが好ましい。具体的には上記ポリアルキレングリコールジエーテルへの溶解度が0.04mol/L以上であり、0.09mol/L以上が好ましく、0.12mol/L以上がより好ましく、0.25mol/L以上がさらに好ましく、0.35mol/L以上が特に好ましい。スルホン酸化合物の溶解度が上記範囲であることにより、環状エステルの生成速度をより高めることができる。その作用機構は定かではないが、溶解度の高いスルホン酸化合物を熱安定剤として用いることで、脂肪族ポリエステルに含まれ、解重合反応を触媒する化合物の、上記ポリアルキレングリコールジエーテルへの均一な分散が促進されるためであると考えられる。
本実施形態では、任意で、解重合反応を触媒する化合物(解重合触媒)を用いることができる。解重合触媒は混合物(I)に含まれてさえすれば、その添加方法は限定されない。たとえば、α−ヒドロキシカルボン酸を縮合して脂肪族ポリエステルを得る際に、α−ヒドロキシカルボン酸水溶液に解重合触媒を含ませることができる。解重合触媒としては、Na、Li、K、Be、Mg、Ca、Sr、Al、Ga、In、Sc、La、Cr、Co、Fe、Ti、Sn、Ni、Zn、Zr、Pb、Sb、Bi、Ru、Os、Rh、Ir等の金属、金属塩あるいは金属錯体を用いることができ、特に、Fe、Ti、Sn、Zrが好ましい。
次に、工程(II)について説明する。工程(II)では、常圧下または減圧下に、混合物(I)を脂肪族ポリエステルの解重合反応が開始する温度に加熱する。より具体的には、例えば、脂肪族ポリエステルを融液状態で、あるいは固体状態で、さらに必要であれば適当な粒度に粉砕してから反応容器に投入し、ポリアルキレングリコール及び熱安定剤と混合する。
続いて、工程(III)について説明する。工程(III)では、溶液状態の混合物(II)の加熱を継続して、解重合反応によって生成した環状エステルをポリアルキレングリコールジエーテルとともに留出させて、留出物(III)を得る。
最後に、工程(IV)について説明する。工程(IV)では、留出物(III)から環状エステルを回収する。留出物(III)中に含まれる環状エステルは、留出物(III)を冷却し、必要に応じて環状エステルの非溶媒を添加することにより、容易に分離回収することができる。
本発明の一態様に係る環状エステルの製造方法は、脂肪族ポリエステルと、下記式(1)
で表され、かつ、230〜450℃の沸点及び150〜450の分子量を有するポリアルキレングリコールジエーテルと、熱安定剤と、を含有する混合物(I)を調製する工程(I)と、常圧下又は減圧下に、混合物(I)を脂肪族ポリエステルの解重合反応が開始する温度に加熱して溶液状態の混合物(II)を得る工程(II)と、混合物(II)の加熱を継続して、解重合反応によって生成した環状エステルをポリアルキレングリコールジエーテルとともに留出させて、留出物(III)を得る工程(III)と、留出物(III)から環状エステルを回収する工程(IV)とを含み、混合物(I)及び混合物(II)の少なくともいずれかに、脂肪族ポリエステルのポリアルキレングリコールジエーテルに対する溶解特性を高める可溶化剤として、下記式(2)
で表されるポリアルキレングリコールモノエーテルを添加することを含み、上述した熱安定剤はスルホン酸化合物であり、留出物(III)にも熱安定剤としてのスルホン酸化合物が含まれる、環状エステルの製造方法である。
〔グリコール酸オリゴマーの調製〕
容積20Lのオートクレーブに、工業用グレードのグリコール酸70%水溶液(Chemours社製)20kgを仕込んだ。次に、常圧で撹拌しながら加熱して室温から210℃まで昇温加熱し、生成水を留出させながら重縮合反応を行った。そして、オートクレーブ内を常圧から3kPaまで4時間かけて徐々に減圧した後、210℃で3時間加熱して、未反応原料等の低沸物を留出し、グリコール酸オリゴマー(GAO)を得た。
解重合反応により生成した粗グリコリド中の副生成物MGL及びAAA、並びにスルホン酸化合物PTS、MTS、及びMSAは、液体クロマトグラフィー(LC)により測定した。具体的には、グリコリドの試料500mgに10wt%水酸化ナトリウム水溶液5mlを加え、90℃のオイルバスで4時間撹拌しながら加熱した。
測定装置:SHIMADZU製 LabSolutions
SHIMADZU製 DEGASS UNIT DGO-20A3R
SHIMADZU製 LIQUID CHROMATOGRAPH LC-20A
SHIMADZU製 COLOMN OVEN CTO-20AD
SHIMADZU製 AUTO SAMPLER SIL-20A
検出器 :SHIMADZU製UV/VIS DETECTOR SPD-20A(λ=210)
溶離液 :0.1Mリン酸ニ水素アンモニウム+リン酸〔pH2.5〕
カラム :RESTEK製 Ultra AQ C18 150×4.6 mm ×1本 Particle size=5μm
カラム温度:40℃
流速 :0.5ml/min
注入量 :5μl
〔実施例1〕
容積0.5Lの容器に、GAO126gと、テトラエチレングリコールジブチルエーテル130gと、オクチルトリエチレングリコール(OTeG)100gと、p−トルエンスルホン酸(PTS)163mg(反応液の総量に対して0.05質量%の量)を添加した後、235℃まで加熱して反応系を均一な溶液にした。
PTSに代えてp−トルエンスルホン酸メチル(MTS)を用いた以外は実施例1と同様の操作を行った。そして実施例1と同様にして粗グリコリド中の副生成物の生成速度、生成速度比、粗グリコリドの留出総量を調べた。また、粗グリコリド中にスルホン酸系化合物であるMTSが存在するか調べた。これらの結果を表1及び図1に示す。
PTSに代えてメタンスルホン酸(MSA)を用いた以外は実施例1と同様の操作を行った。そして粗グリコリド中の副生成物の生成速度、生成速度比、粗グリコリドの留出総量を調べた。また、粗グリコリド中にスルホン酸系化合物であるMSAが存在するか調べた。これらの結果を表1及び図1に示す。
生成するGAOに対して0.05wt%となるPTSを、GAOを調製する際にグリコール酸へ添加し、その後の工程でPTSを添加しなかったこと以外は実施例1と同様の操作を行った。そして粗グリコリドの留出速度と、粗グリコリド中の副生成物であるMGL及びAAAそれぞれの濃度を調べた。また、粗グリコリド中にスルホン酸系化合物であるPTSが存在するか調べた。それらの結果を表1及び図2に示す。
生成するGAOに対して0.075wt%となるPTSを、GAOを調製する際にグリコール酸へ添加し、その後の工程でPTSを添加しなかったこと以外は実施例1と同様の操作を行った。そして粗グリコリドの留出速度と、粗グリコリド中の副生成物であるMGL及びAAAそれぞれの濃度を調べた。また、粗グリコリド中にスルホン酸系化合物であるPTSが存在するか調べた。それらの結果を表1及び図2に示す。
生成するGAOに対して0.1wt%となるPTSを、GAOを調製する際にグリコール酸へ添加し、その後の工程でPTSを添加しなかったこと以外は実施例1と同様の操作を行った。そして粗グリコリドの留出速度と、粗グリコリド中の副生成物であるMGL及びAAAそれぞれの濃度を調べた。また、粗グリコリド中にスルホン酸系化合物であるPTSが存在するか調べた。それらの結果を表1及び図2〜図3に示す。
生成するGAOに対して0.2wt%となるPTSを、GAOを調製する際にグリコール酸へ添加し、その後の工程でPTSを添加しなかったこと以外は実施例1と同様にしてグリコリドを製造した。そして粗グリコリドの留出速度と、粗グリコリド中の副生成物であるMGL及びAAAそれぞれの濃度を調べた。また、粗グリコリド中にスルホン酸系化合物であるPTSが存在するか調べた。それらの結果を表1および図2に示す。
容積20Lのオートクレーブに、高純度のグリコール酸70%水溶液(Chemours社製)20kgとドデシルベンゼンスルホン酸136g(生成するグリコール酸オリゴマーの総量に対して0.14質量%の量)と解重合反応触媒として鉄4g(生成するグリコール酸オリゴマーの総量に対して0.004質量%の量)を仕込んだ。次に、常圧で撹拌しながら加熱して室温から210℃まで昇温加熱し、生成水を留出させながら重縮合反応を行った。そして、オートクレーブ内を常圧から3kPaまで4時間かけて徐々に減圧した後、210℃で3時間加熱して、未反応原料等の低沸物を留出し、グリコール酸オリゴマーを得た。
ドデシルベンゼンスルホン酸に代えて4−エチルベンゼンスルホン酸を用いた以外は、実施例8と同様の操作を行った。そして粗グリコリド中の副生成物の生成速度、生成速度比、粗グリコリドの留出総量を調べた。また、粗グリコリド中にスルホン酸系化合物である4−エチルベンゼンスルホン酸が存在するか調べた。これらの結果を表2に示す。
ドデシルベンゼンスルホン酸に代えてp−トルエンスルホン酸を用いた以外は、実施例8と同様の操作を行った。そして粗グリコリド中の副生成物の生成速度、生成速度比、粗グリコリドの留出総量を調べた。また、粗グリコリド中にスルホン酸系化合物であるp−トルエンスルホン酸が存在するか調べた。これらの結果を表2に示す。
ドデシルベンゼンスルホン酸に代えて2−ナフタレンスルホン酸を用いた以外は、実施例8と同様の操作を行った。そして粗グリコリド中の副生成物の生成速度、生成速度比、粗グリコリドの留出総量を調べた。また、粗グリコリド中にスルホン酸系化合物である2−ナフタレンスルホン酸が存在するか調べた。これらの結果を表2に示す。
ドデシルベンゼンスルホン酸に代えて4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸を用いた以外は、実施例8と同様の操作を行った。そして粗グリコリド中の副生成物の生成速度、生成速度比、粗グリコリドの留出総量を調べた。また、粗グリコリド中にスルホン酸系化合物である4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸が存在するか調べた。これらの結果を表2に示す。
PTSを添加しなかったこと以外は実施例1と同様の操作を行った。そして実施例1と同様にして粗グリコリド中の副生成物の生成速度、生成速度比、粗グリコリドの留出総量を調べた。また、粗グリコリド中にスルホン酸系化合物であるPTS、MTS、MSAが存在するか調べた。これらの結果を表1及び図1に示す。
ドデシルベンゼンスルホン酸を添加しなかったこと以外は、実施例8と同様の操作を行った。そして実施例8と同様にして粗グリコリド中の副生成物の生成速度、生成速度比、粗グリコリドの留出総量を調べた。また、粗グリコリド中にスルホン酸系化合物が存在するか調べた。これらの結果を表2に示す。
ドデシルベンゼンスルホン酸に代えて、無機酸である硫酸を用いた以外は、実施例8と同様の操作を行った。そして実施例8と同様にして粗グリコリド中の副生成物の生成速度、生成速度比、粗グリコリドの留出総量を調べた。また、粗グリコリド中に硫酸が存在するか調べた。これらの結果を表2に示す。
Claims (4)
- 脂肪族ポリエステルと、
下記式(1)
で表され、かつ、230〜450℃の沸点及び150〜450の分子量を有するポリアルキレングリコールジエーテルと、
熱安定剤と、
を含有する混合物(I)を調製する工程(I)と、
常圧下又は減圧下に、前記混合物(I)を前記脂肪族ポリエステルの解重合反応が開始する温度に加熱して、溶液状態の混合物(II)を得る工程(II)と、
前記混合物(II)の加熱を継続して、解重合反応によって生成した環状エステルを前記ポリアルキレングリコールジエーテルとともに留出させて、留出物(III)を得る工程(III)と、
前記留出物(III)から環状エステルを回収する工程(IV)と
を含み、
前記混合物(I)及び前記混合物(II)の少なくともいずれかに、前記脂肪族ポリエステルの前記ポリアルキレングリコールジエーテルに対する溶解特性を高める可溶化剤として、下記式(2)
で表されるポリアルキレングリコールモノエーテルを添加することを含み、
前記熱安定剤はスルホン酸化合物であり、前記留出物(III)にも当該熱安定剤が含まれている、
環状エステルの製造方法。 - 前記熱安定剤は、前記工程(I)において、前記脂肪族ポリエステルに対して0.005〜5.0質量%の割合で添加されるスルホン酸化合物である、請求項1に記載の環状エステルの製造方法。
- 前記熱安定剤は、α−ヒドロキシカルボン酸を常圧下又は減圧下で100〜250℃の温度で加熱して縮合反応を行って前記脂肪族ポリエステルを調製した際に使用するスルホン酸化合物である、請求項1に記載の環状エステルの製造方法。
- 前記混合物(I)は、さらに解重合触媒を含むものであり、
前記熱安定剤の前記ポリアルキレングリコールジエーテルへの溶解度が0.25mol/L以上である、請求項1に記載の環状エステルの製造方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018041327 | 2018-03-07 | ||
JP2018041327 | 2018-03-07 | ||
PCT/JP2019/009026 WO2019172361A1 (ja) | 2018-03-07 | 2019-03-07 | 環状エステルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2019172361A1 true JPWO2019172361A1 (ja) | 2020-07-30 |
JP6751221B2 JP6751221B2 (ja) | 2020-09-02 |
Family
ID=67846570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020505101A Active JP6751221B2 (ja) | 2018-03-07 | 2019-03-07 | 環状エステルの製造方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11078179B2 (ja) |
EP (1) | EP3763708A4 (ja) |
JP (1) | JP6751221B2 (ja) |
CN (1) | CN111699179B (ja) |
WO (1) | WO2019172361A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113735817B (zh) * | 2021-11-02 | 2022-01-11 | 苏州大学 | 一种脂肪族环状低聚酯的制备方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002014303A1 (fr) * | 2000-08-11 | 2002-02-21 | Kureha Kagaku Kogyo K.K. | Procede de preparation d'esters cycliques et procede de purification desdits esters |
JP2003292486A (ja) * | 2002-02-04 | 2003-10-15 | Kao Corp | 5−アルキル−γ−ブチロラクトンの製造方法 |
WO2011089802A1 (ja) * | 2010-01-19 | 2011-07-28 | 株式会社クレハ | グリコリドの製造方法 |
JP2012140383A (ja) * | 2011-01-05 | 2012-07-26 | Kyoto Institute Of Technology | ラクチドの製造方法 |
WO2014157140A1 (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-02 | 株式会社クレハ | グリコリドの製造方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4171083B2 (ja) | 1996-02-09 | 2008-10-22 | 株式会社クレハ | α−ヒドロキシカルボン酸2量体環状エステルの製造方法 |
US5830991A (en) * | 1996-02-09 | 1998-11-03 | Kureha Kagaku Kagyo Kk | Preparation process and purification process of dimeric cyclic ester of hydroxycarboxylic acid |
GB2331986B (en) | 1997-12-03 | 2002-06-26 | Kobe Steel Europ Ltd | Stabiliser for cyclic lactone production |
US7375096B1 (en) | 1998-12-04 | 2008-05-20 | California Institute Of Technology | Method of preparing a supramolecular complex containing a therapeutic agent and a multi-dimensional polymer network |
JP5280007B2 (ja) * | 2006-08-02 | 2013-09-04 | 株式会社クレハ | ヒドロキシカルボン酸の精製方法、環状エステルの製造方法およびポリヒドロキシカルボン酸の製造方法 |
EP2377858B1 (en) | 2008-12-26 | 2014-04-30 | Kureha Corporation | Method for producing glycolide |
-
2019
- 2019-03-07 EP EP19764301.8A patent/EP3763708A4/en not_active Withdrawn
- 2019-03-07 US US16/975,214 patent/US11078179B2/en active Active
- 2019-03-07 WO PCT/JP2019/009026 patent/WO2019172361A1/ja unknown
- 2019-03-07 JP JP2020505101A patent/JP6751221B2/ja active Active
- 2019-03-07 CN CN201980012566.7A patent/CN111699179B/zh active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002014303A1 (fr) * | 2000-08-11 | 2002-02-21 | Kureha Kagaku Kogyo K.K. | Procede de preparation d'esters cycliques et procede de purification desdits esters |
JP2003292486A (ja) * | 2002-02-04 | 2003-10-15 | Kao Corp | 5−アルキル−γ−ブチロラクトンの製造方法 |
WO2011089802A1 (ja) * | 2010-01-19 | 2011-07-28 | 株式会社クレハ | グリコリドの製造方法 |
US20120289713A1 (en) * | 2010-01-19 | 2012-11-15 | Kureha Corporation | Method for producing glycolide |
JP2012140383A (ja) * | 2011-01-05 | 2012-07-26 | Kyoto Institute Of Technology | ラクチドの製造方法 |
WO2014157140A1 (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-02 | 株式会社クレハ | グリコリドの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20200392102A1 (en) | 2020-12-17 |
EP3763708A4 (en) | 2021-05-05 |
US11078179B2 (en) | 2021-08-03 |
WO2019172361A1 (ja) | 2019-09-12 |
EP3763708A1 (en) | 2021-01-13 |
CN111699179B (zh) | 2021-09-17 |
JP6751221B2 (ja) | 2020-09-02 |
CN111699179A (zh) | 2020-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5813516B2 (ja) | グリコリドの製造方法 | |
JP5296842B2 (ja) | 環状エステルの製造方法及び精製方法 | |
JP4317690B2 (ja) | グリコリドの製造方法 | |
JP6751221B2 (ja) | 環状エステルの製造方法 | |
JP6912655B2 (ja) | グリコリドの製造方法 | |
JP6250636B2 (ja) | グリコリドの製造方法 | |
JP7064913B2 (ja) | グリコリドの製造方法 | |
JP2019156724A (ja) | メチルグリコリドの製造方法 | |
WO2013039038A1 (ja) | グリコリドの製造方法 | |
JP4913940B2 (ja) | グリコリドの製造方法 | |
JP2019156725A (ja) | アセトキシ酢酸の製造方法 | |
JP2014185116A (ja) | グリコリドの製造方法 | |
JP7039345B2 (ja) | グリコリドの製造方法 | |
JPH1135662A (ja) | 乳酸および乳酸オリゴマーとそれを用いたポリ乳酸の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200428 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20200428 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20200610 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200616 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200706 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200728 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200813 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6751221 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |