JPWO2019171430A1 - 通信装置、遮蔽予測方法、制御回路およびプログラム記憶媒体 - Google Patents

通信装置、遮蔽予測方法、制御回路およびプログラム記憶媒体 Download PDF

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Abstract

受信信号の有無を判定する信号判定部(220)と、信号判定部の判定結果を用いて、受信信号の送信元の装置から送信された信号が遮蔽される遮蔽周期を推定する周期推定部(230)と、を備え、周期推定部(230)は、判定結果の微分値を算出する微分処理部(231)と、微分値を用いて遮蔽周期の仮周期を算出し、内部状態に基づいて、微分値および仮周期の使用を制御し、使用する仮周期を出力するマスク処理部(232)と、仮周期を用いて遮蔽周期を算出する周期算出部(233)と、仮周期を用いて信号有区間を算出する信号有区間算出部(236)と、仮周期および信号有区間を用いて周期タイミングを推定する周期タイミング推定部(235)と、遮蔽周期を用いて内部状態を判定する状態判定部(234)と、を備える。

Description

本発明は、通信路が周期的に遮蔽されることが予想される環境下で通信を行う通信装置および遮蔽予測方法に関する。
通信装置は、信号が周期的に遮蔽される環境下では、信号が遮蔽されない場合と比較して通信効率が低下する。このような環境下で通信を行う一例として、ヘリコプター衛星通信システムが挙げられる。ヘリコプター衛星通信システムは、ヘリコプターと地上局とが通信衛星を介して通信を行うシステムである。ヘリコプターから通信衛星に送信される信号は、ヘリコプターの回転翼によって周期的に遮断される。また、通信衛星からヘリコプターに送信される信号も、ヘリコプターの回転翼によって周期的に遮断される。そのため、ヘリコプターに搭載される通信装置による通信は通常の通信に比べて効率が低くなる。
特許文献1には、飛翔体に搭載された飛翔局が、通信衛星を介して固定局から受信する信号の受信レベルを検出する受信機を備え、受信機の受信レベルから伝搬路上での電波の遮蔽タイミングを検出する技術が開示されている。飛翔局は、通信衛星を介して固定局へ信号を送信する場合、受信レベルに基づいて電波の遮蔽がないときに信号を送信し、電波の遮蔽があるときに信号の送信を停止する。また、飛翔局は、検出した受信レベルから受信タイミングを検出し、受信タイミングと遮蔽タイミングとの位相差を検出する。飛翔局は、通信衛星を介して固定局へ位相差を通知し、固定局は、位相差に基づいて遮蔽がないときのみ信号を送信する。飛翔局は、回転翼による電波の遮蔽が発生しないタイミングで通信ができ、効率的な通信が可能である。
特許第2503883号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、飛翔局は、受信する信号の受信レベルに基づいて、遮蔽タイミング、受信タイミング、および位相差を検出している。そのため、検出精度が受信レベルの瞬時的な変動の影響を受けやすく、高精度かつ安定した検出ができない、という問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、通信路が遮蔽される周期の推定精度を向上可能な通信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の通信装置は、受信信号の有無を判定する信号判定部と、信号判定部の判定結果を用いて、受信信号の送信元の装置から送信された信号が遮蔽される遮蔽周期を推定する周期推定部と、を備える。周期推定部は、判定結果の微分値を算出する微分処理部と、微分値を用いて遮蔽周期の仮周期を算出し、周期推定部の動作状態を示す内部状態に基づいて、微分値および仮周期の使用を制御し、使用する仮周期を出力するマスク処理部と、を備える。また、周期推定部は、マスク処理部から出力された仮周期を用いて、遮蔽周期を算出する周期算出部と、マスク処理部から出力された仮周期を用いて、受信信号が存在する区間を示す信号有区間を算出する信号有区間算出部と、を備える。また、周期推定部は、マスク処理部から出力された仮周期、および信号有区間を用いて、判定結果において受信信号が存在しない区間から信号有区間へ変化するタイミングを示す周期タイミングを推定する周期タイミング推定部と、遮蔽周期を用いて、内部状態を判定する状態判定部と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる通信装置は、通信路が遮蔽される周期の推定精度を向上できる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる通信システムの構成例を示す図 実施の形態1にかかる通信装置が備える受信装置の構成例を示すブロック図 実施の形態1にかかる受信装置の動作を示すフローチャート 実施の形態1にかかる周期推定部における遮蔽周期を推定する動作を示すフローチャート 実施の形態1にかかる受信装置の信号判定部による判定結果および微分処理部で算出される微分値の例を示す図 実施の形態1にかかる受信装置の信号判定部による判定結果および周期算出部で算出される遮蔽周期の例を示す図 実施の形態1にかかる周期算出部においてマスク処理部から立ち下がり周期または立ち上がり周期が入力される時刻の例を示す図 実施の形態1にかかる送信装置の構成例を示すブロック図 実施の形態1にかかる送信装置の動作を示すフローチャート 実施の形態1にかかる受信装置が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図 実施の形態1にかかる受信装置が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図 実施の形態2にかかる通信装置が備える受信装置の構成例を示すブロック図 実施の形態2にかかる周期推定部における遮蔽周期を推定する動作を示すフローチャート 実施の形態2にかかる平滑化部における平滑化の処理の例を示す図 実施の形態3にかかる通信装置が備える受信装置の構成例を示すブロック図 実施の形態3にかかる周期推定部における遮蔽周期を推定する動作を示すフローチャート 実施の形態4にかかる通信装置が備える受信装置の構成例を示すブロック図 実施の形態4にかかる周期推定部における遮蔽周期を推定する動作を示すフローチャート 実施の形態4にかかる非周期判定部における遮蔽の非周期性を判定する動作を示すフローチャート 実施の形態4にかかる送信装置の送信制御部における送信制御の動作を示すフローチャート 実施の形態5にかかる通信装置が備える受信装置の構成例を示すブロック図 実施の形態5にかかる受信装置の動作を示すフローチャート 実施の形態5にかかる受信装置において、周期信号生成部が、内部状態が周期特定状態の場合に生成する周期信号の例を示す図 実施の形態6にかかる送信装置の送信制御部における送信制御の動作を示すフローチャート 実施の形態6にかかる送信制御部におけるバースト信号長の決定方法を示す図 実施の形態7にかかる送信装置において送信制御部の送信制御によるシンボル配置の例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる通信装置および遮蔽予測方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる通信システム110の構成例を示す図である。通信システム110は、ヘリコプター103と、通信衛星104と、地上局105と、を備える。通信システム110は、ヘリコプター103と地上局105とが、通信衛星104を介して通信を行うヘリコプター衛星通信システムである。ヘリコプター103は、受信装置200および送信装置300から構成される通信装置100を備える。また、ヘリコプター103には、機体101の上部に、浮力および推進力を与えるための回転翼102が設置されている。通信システム110では、回転翼102の回転によって、ヘリコプター103の通信装置100と通信衛星104との間の通信路が周期的に遮蔽される。通信路が周期的に遮蔽される通信には、ドローン、または風車などで通信を行う場合も想定されるが、これらに限定されない。本実施の形態において、通信装置100は、回転翼102の回転によって通信路が遮蔽される周期を推定し、通信路が遮蔽される周期を考慮した通信を行う。
まず、通信装置100が備える受信装置200の構成および動作について説明する。図2は、実施の形態1にかかる通信装置100が備える受信装置200の構成例を示すブロック図である。また、図3は、実施の形態1にかかる受信装置200の動作を示すフローチャートである。受信装置200は、アンテナ210と、信号判定部220と、周期推定部230と、を備える。アンテナ210は、通信衛星104から送信され、回転翼102によって周期的に遮蔽される信号を受信する(ステップS1)。
信号判定部220は、アンテナ210での受信状態に基づいて受信信号の有無を判定する(ステップS2)。具体的には、信号判定部220は、アンテナ210で受信された信号である受信信号の信号レベルと、信号の有無を判定するために予め規定された判定閾値とを比較して、比較結果に基づいて信号有または信号無を判定する。信号有は受信信号が有る状態とし、信号無は受信信号が無い状態とする。受信信号の有無を判定する方法は限定されないが、一例を説明する。信号判定部220は、アンテナ210から入力される受信信号を、例えば、デジタル信号処理によって直交する2つの信号からなる受信IQ信号に変換し、ある一定期間(以降、この一定期間を1ブロックとする)、複数の受信IQ信号に対して1ブロックの信号電力を算出する。信号判定部220は、算出した信号電力に対して、IIR(Infinite Impulse Response:無限インパルス応答)平均、または単純平均などによる平均化の処理を行い、信号電力平均値を算出する。信号判定部220は、算出した信号電力平均値と判定閾値とを比較する。信号判定部220は、信号電力平均値が判定閾値以上の場合は受信信号が存在する、すなわち信号有と判定し、1ブロックに対する受信信号の有無に対して信号有を示す判定結果“1”を出力する。信号判定部220は、信号電力平均値が判定閾値未満の場合は受信信号が存在しない、すなわち信号無と判定し、1ブロックに対する受信信号の有無に対して信号無を示す判定結果“0”を出力する。
周期推定部230は、信号判定部220の判定結果を用いて、送信元の装置、図1の例では通信衛星104から通信装置100に送信される信号が遮蔽される遮蔽周期を推定する(ステップS3)。具体的には、周期推定部230は、遮蔽周期を推定する一連の動作として、信号が遮蔽される周期を示す遮蔽周期、信号判定部220の判定結果において“0”から“1”へ変化するタイミングを示す周期タイミング、1遮蔽周期の間で受信信号が存在する区間を示す信号有区間、および、周期推定部230の動作状態を示す内部状態を生成する。このうち、遮蔽周期、周期タイミング、および信号有区間の単位はブロックであり、整数の値をとる。周期推定部230は、図2に示すように、微分処理部231と、マスク処理部232と、周期算出部233と、状態判定部234と、周期タイミング推定部235と、信号有区間算出部236と、を備える。微分処理部231は、信号判定部220の判定結果に対して微分値を算出する。マスク処理部232は、微分処理部231で算出された微分値から仮周期を算出し、内部状態に基づいて、詳細には内部状態に対して設定された条件に基づいて、微分値および仮周期をマスクする。周期算出部233は、マスク処理部232から出力された仮周期から遮蔽周期を算出する。状態判定部234は、周期算出部233で算出された遮蔽周期を用いて、周期推定部230の内部状態を判定する。周期タイミング推定部235は、マスク処理部232から出力された仮周期と、信号有区間算出部236で算出された信号有区間とを用いて、周期タイミングを推定する。信号有区間算出部236は、マスク処理部232で算出された仮周期から信号有区間を算出する。
周期推定部230の詳細な動作について説明する。図4は、実施の形態1にかかる周期推定部230における遮蔽周期を推定する動作を示すフローチャートである。
微分処理部231は、信号判定部220から出力される判定結果に対して微分値を算出する、すなわち判定結果の立ち上がりおよび立ち下がりを検出する(ステップS11)。具体的には、微分処理部231は、1ブロック前の判定結果が“0”(信号無)、現ブロックの判定結果が“1”(信号有)の場合、立ち上がりを検出して微分値“1”を出力する。微分処理部231は、1ブロック前の判定結果が“1”(信号有)、現ブロックの判定結果が“0”(信号無)の場合、立ち下がりを検出して微分値“−1”を出力する。微分処理部231は、上記以外の場合は、微分値“0”を出力する。
マスク処理部232は、微分処理部231で算出された微分値に対して仮周期を算出する(ステップS12)。マスク処理部232は、微分値が“1”または“−1”のときに仮周期を算出し、微分値が“0”のときは算出しない。マスク処理部232は、微分処理部231から微分値“1”または“−1”が入力された場合、同じ微分値が入力された前回の時刻と現時刻との差分から仮周期を算出する。図5は、実施の形態1にかかる受信装置200の信号判定部220による判定結果および微分処理部231で算出される微分値の例を示す図である。図5(a)は信号判定部220による判定結果であり、横軸は時刻を示し、縦軸は判定結果の値を示す。図5(b)は微分処理部231で算出された微分値であり、横軸は時刻を示し、縦軸は微分値を示す。図5に示すように、信号判定部220の判定結果が立ち下がりのタイミングで微分処理部231は微分値“−1”を算出し、信号判定部220の判定結果が立ち上がりのタイミングで微分処理部231は微分値“1”を算出している。マスク処理部232は、例えば、図5において時刻t3の微分値が“−1”であり、同じ微分値“−1”が入力された前回の時刻はt1となるため、時刻t3において仮周期「t3−t1」を算出する。同様に、マスク処理部232は、図5において時刻t4の微分値が“1”であり、同じ微分値“1”が入力された前回の時刻はt2となるため、時刻t4において仮周期「t4−t2」を算出する。ここで、微分値が“−1”のときに算出された仮周期を立ち下がり周期とし、微分値が“1”のときに算出された仮周期を立ち上がり周期とする。
マスク処理部232は、内部状態に基づいて、微分値および算出した仮周期の使用を制御する。具体的には、マスク処理部232は、内部状態に応じた条件を満たしたときに微分値および仮周期をマスクするマスク処理を行う(ステップS13)。ここで、内部状態とは、状態判定部234で判定された周期推定部230の動作状態を示すものであり、周期探索状態および周期特定状態の2つの状態がある。周期探索状態は、周期推定部230において遮蔽周期が未特定の状態である。周期特定状態は、周期推定部230において遮蔽周期が特定されている状態である。状態判定部234における内部状態の判定方法については後述する。
マスク処理部232は、内部状態が周期探索状態の場合、仮周期と、予め規定されたパラメータである最大周期とを比較する。マスク処理部232は、仮周期が最大周期以下の場合は何もせず、仮周期が最大周期を超える場合、仮周期が最大周期以下になるように仮周期をD0(D0は2以上の整数)で除算する。このとき、マスク処理部232は、除算した結果が最大周期以下となる最小のD0の値を選択する。最大周期を超える仮周期は、微分値がマスクされたことによって仮周期が本来の2倍以上になっている可能性がある。そのため、マスク処理部232は、最大周期を超える仮周期を整数で除算することで、正しい仮周期を算出する。つぎに、マスク処理部232は、仮周期と、予め規定されたパラメータである最小周期とを比較する。マスク処理部232は、仮周期が最小周期未満の場合、マスク処理部232に入力された微分値および算出した仮周期をマスクする。すなわち、マスク処理部232は、内部状態が周期探索状態の場合、仮周期が規定された最小周期および規定された最大周期の範囲内に無いときは、マスク処理部232に入力された微分値および算出した仮周期を使用しない。マスク処理部232は、仮周期が最小周期以上の場合、算出した仮周期を出力する。
マスク処理部232は、内部状態が周期特定状態の場合、仮周期と周期算出部233で算出された特定周期とを比較する。特定周期とは、周期特定状態のときに周期算出部233で算出された遮蔽周期である。周期算出部233で算出された遮蔽周期すなわち特定周期は、周期算出部233において前回の動作で算出されたものである。マスク処理部232は、仮周期が「特定周期+WMS」(WMSはマスク処理の許容値)以下の場合は何もせず、仮周期が「特定周期+WMS」を超える場合、「特定周期+WMS×D1」(D1は2以上の整数)以下になるように、仮周期を「特定周期×D1」で減算する。このとき、マスク処理部232は、減算した結果が「特定周期+WMS×D1」以下となる最小のD1の値を選択する。マスク処理部232は、周期探索状態のときと同様、「特定周期+WMS」を超える仮周期が入力された場合、微分値がマスクされたことによって仮周期が本来の2倍以上になっている可能性があるため、「特定周期+WMS」を超える仮周期を「特定周期×D1」で減算することで、正しい仮周期を算出する。つぎに、マスク処理部232は、仮周期が以下の式(1)から求められる上限Mmaxおよび下限Mminの範囲内にあるか否かを判定する。マスク処理部232は、仮周期が上限Mmaxおよび下限Mminの範囲外の場合、マスク処理部232に入力された微分値、および算出した仮周期をマスクする。すなわち、マスク処理部232は、内部状態が周期特定状態の場合、仮周期が特定周期を含む規定された範囲内に無いときは、マスク処理部232に入力された微分値および算出した仮周期を使用しない。
max=min(Cmax,C1+WMS×D1
min=max(Cmin,C1−WMS×D1) …(1)
式(1)において、Cmaxは最大周期を示し、Cminは最小周期を示し、C1は特定周期を示す。また、式(1)において、max(a,b)はa≧bのときにaを出力し、a<bのときにbを出力する関数であり、min(a,b)はa≦bのときaを出力し、a>bのときにbを出力する関数である。
マスク処理部232は、上記のように、周期推定部230の内部状態に応じた条件を満たした場合、微分値および仮周期をマスクする。マスク処理の有無に応じた具体的な動作は以下のとおりである。マスク処理部232は、微分値をマスクしない場合、仮周期を算出するために微分値が“−1”または“1”のときの時刻を記憶する。マスク処理部232は、微分値をマスクする場合、微分値が“−1”または“1”のときの時刻を記憶しない。また、マスク処理部232は、仮周期をマスクしない場合、算出した仮周期を有効値とするため、仮周期とともに、イネーブル信号を生成して出力する。マスク処理部232は、仮周期をマスクする場合、仮周期およびイネーブル信号ともに出力しない。なお、マスク処理部232は、仮周期を出力する場合、立ち上がり周期の仮周期、または立ち下がり周期の仮周期であることが分かるようにして出力する。
周期算出部233は、イネーブル信号とともに仮周期を取得した場合、マスク処理部232から出力された仮周期を用いて、遮蔽周期を算出する(ステップS14)。図6は、実施の形態1にかかる受信装置200の信号判定部220による判定結果および周期算出部233で算出される遮蔽周期の例を示す図である。図6において、横軸は時刻を示し、縦軸は判定結果の値を示す。遮蔽周期は、信号判定部220の判定結果が理想であれば、図6に示すように、判定結果の立ち上がりから次の判定結果の立ち上がりまでの区間、または判定結果の立ち下がりから次の判定結果の立ち下がりまでの区間である。周期算出部233は、マスク処理部232から、仮周期が立ち下がり周期、立ち上がり周期の順で入力された場合、または仮周期が立ち上がり周期、立ち下がり周期の順で入力された場合、以下の式(2)から遮蔽周期を算出する。
C=(Cr+Cf)/2 …(2)
式(2)において、Cは遮蔽周期を示し、Crは立ち上がり周期を示し、Cfは立ち下がり周期を示す。前述のように遮蔽周期は整数の値をとるので、式(2)の計算結果が小数になる場合、周期算出部233は、四捨五入してCを整数の値にする。図7は、実施の形態1にかかる周期算出部233においてマスク処理部232から立ち下がり周期または立ち上がり周期が入力される時刻の例を示す図である。図7において、横軸は時刻を示し、縦軸はマスク処理部232によってマスク処理された後の微分値を示す。周期算出部233は、例えば、図7に示す時刻t5に立ち下がり周期が入力され、時刻t6に立ち上がり周期が入力された場合、時刻t6において、時刻t5の立ち下がり周期および時刻t6の立ち上がり周期を用いて、式(2)から遮蔽周期を算出し、出力する。周期算出部233は、図7に示すように、時刻t8と時刻t9との間で立ち下がり、すなわち微分値“−1”がマスクされている場合、2回連続して立ち上がり周期が入力されていることから、時刻t9では遮蔽周期を算出しない。なお、周期算出部233は、時刻t10で立ち下がり周期が入力されるため、時刻t10において、時刻t9の立ち上がり周期および時刻t10の立ち下がり周期を用いて、式(2)から遮蔽周期を算出し、出力する。
状態判定部234は、周期算出部233で算出された遮蔽周期を用いて、周期推定部230の内部状態を判定する(ステップS15)。前述のように、内部状態は、周期探索状態および周期特定状態の2つの状態が定義されている。ここで、周期推定部230において、初期状態は周期探索状態とする。状態判定部234は、周期探索状態の場合、周期探索状態から周期特定状態への遷移条件を満たすか否かを判定し、周期特定状態の場合、周期特定状態から周期探索状態への遷移条件を満たすか否かを判定する。周期探索状態から周期特定状態へ遷移条件は、例えば、状態判定部234において、現時刻に入力される遮蔽周期、すなわち周期算出部233で算出された最新の遮蔽周期を基準周期としたときに、過去NBK回分の遮蔽周期が「基準周期−WBK」から「基準周期+WBK」の範囲内にある場合とする。ここで、NBKは後方保護段数であり、1以上の整数を設定する。また、WBKは後方保護に対する許容値であり、0以上の整数を設定する。基準周期の単位は、ブロックであり、整数の値をとる。また、周期特定状態から周期探索状態への遷移条件は、例えば、状態判定部234において、周期特定状態のときに算出された遮蔽周期である特定周期の更新時刻を監視し、前回の更新時刻から「特定周期×NFR」の期間が経過しても特定周期が更新されない場合とする。ここで、NFRは前方保護段数であり、1以上の整数を設定する。
信号有区間算出部236は、マスク処理部232から出力された仮周期を用いて、信号有区間を算出する(ステップS16)。信号有区間は、信号判定部220の判定結果が理想的であれば、図6に示すように、判定結果の立ち上がりから立ち下がりまでの区間である。信号有区間算出部236は、仮周期が立ち上がり周期、立ち下がり周期の順で入力されたときに、以下の式(3)から信号有区間を算出する。
A=tf−tr …(3)
式(3)において、Aは信号有区間を示し、tfは立ち下がり周期が入力された時刻を示し、trは立ち上がり周期が入力された時刻を示す。
周期タイミング推定部235は、マスク処理部232から出力された仮周期と、信号有区間算出部236で算出された信号有区間とを用いて、周期タイミングを推定する(ステップS17)。周期タイミングは、例えば、信号判定部220の判定結果が理想的であれば、図6に示すように、判定結果の立ち上がりのタイミングとなる。すなわち、周期タイミングは、信号判定部220の判定結果において、受信信号が存在しない区間から受信信号が存在する区間へ変化するタイミングである。そのため、周期タイミング推定部235は、マスク処理部232から入力された仮周期が立ち上がり周期の場合、立ち上がり周期が入力された時刻を周期タイミングとする。また、周期タイミング推定部235は、マスク処理部232から入力された仮周期が立ち下がり周期の場合、立ち下がり周期が入力された時刻から信号有区間分だけ過去に戻した時刻を周期タイミングとして推定する。
受信装置200において、周期推定部230は、内部状態、遮蔽周期、周期タイミング、および信号有区間を送信装置300に出力する。送信装置300は、受信装置200から取得した内部状態、遮蔽周期、周期タイミング、および信号有区間を用いて、送信信号の送信制御を行う。送信装置300の構成および動作について説明する。図8は、実施の形態1にかかる送信装置300の構成例を示すブロック図である。また、図9は、実施の形態1にかかる送信装置300の動作を示すフローチャートである。送信装置300は、送信制御部310と、送信信号生成部320と、アンテナ330と、を備える。
送信制御部310は、受信装置200から入力された、内部状態、遮蔽周期、周期タイミング、および信号有区間を用いて、送信信号を生成して送信を開始する送信開始タイミング、および生成する送信信号の長さを決定する(ステップS21)。送信制御部310は、例えば、内部状態が周期特定状態のときの周期タイミングに基づいて、送信開始タイミングを決定する。送信制御部310は、内部状態が周期特定状態のときの遮蔽周期に基づいて、次以降の周期タイミングを予測し、予測した次の周期タイミングまでに周期タイミングの更新が無い場合、予測した周期タイミングを送信開始タイミングとして決定する。また、送信制御部310は、内部状態が周期特定状態のときの信号有区間に基づいて、送信信号の長さを決定する。送信制御部310は、決定した送信開始タイミングおよび送信信号の長さを含む制御信号を生成し、生成した制御信号を送信信号生成部320に出力する。
送信信号生成部320は、取得した制御信号に含まれる送信開始タイミングおよび送信信号の長さに基づいて送信信号を生成する(ステップS22)。そして、送信信号生成部320は、アンテナ330を介して送信信号を送信する(ステップS23)。
つづいて、通信装置100が備える受信装置200のハードウェア構成について説明する。受信装置200において、アンテナ210はアンテナ装置である。信号判定部220および周期推定部230は処理回路により実現される。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
図10は、実施の形態1にかかる受信装置200が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図である。処理回路がプロセッサ91およびメモリ92で構成される場合、受信装置200の処理回路の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路では、メモリ92に記憶されたプログラムをプロセッサ91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、処理回路は、信号判定部220および周期推定部230の処理が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を備える。また、これらのプログラムは、信号判定部220および周期推定部230の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
ここで、プロセッサ91は、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。また、メモリ92には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図11は、実施の形態1にかかる受信装置200が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図である。処理回路が専用のハードウェアで構成される場合、図11に示す処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。信号判定部220および周期推定部230の各機能を機能別に処理回路93で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路93で実現してもよい。
なお、信号判定部220および周期推定部230の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
つぎに、通信装置100が備える送信装置300のハードウェア構成について説明する。送信装置300において、アンテナ330はアンテナ装置である。送信制御部310および送信信号生成部320は処理回路により実現される。処理回路は、受信装置200が備える処理回路と同様、図10または図11に示される構成となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、通信装置100において、受信装置200は、受信信号の信号レベルから信号判定を行い、判定結果から、動作状態を示す内部状態、通信装置100に送信される信号が遮蔽される遮蔽周期、判定結果において受信信号が存在しない区間から受信信号が存在する区間へ変化するタイミングを示す周期タイミング、および受信信号が存在する区間を示す信号有区間を求める。送信装置300は、内部状態、遮蔽周期、周期タイミング、および信号有区間を用いて、送信信号を生成するタイミング、および送信信号の長さを決定し、送信を行うこととした。これにより、通信装置100は、通信路が周期的に遮蔽されることが予想される環境下において、保護段数を有する内部状態および想定外の遮蔽検出をマスクすることで、通信路が遮蔽される遮蔽周期の推定精度を向上することができる。また、通信装置100は、遮蔽周期の周期性を利用することで、信号遮蔽を検知できなくても次の送信開始タイミングを予測できるため、より効率的な通信が可能となる。
実施の形態2.
実施の形態2では、周期推定部230に平均化部および平滑化部を追加し、実施の形態1のときよりも、遮蔽周期、周期タイミング、および信号有区間を高精度で推定する。実施の形態1と異なる部分について説明する。
図12は、実施の形態2にかかる通信装置100が備える受信装置200aの構成例を示すブロック図である。図12に示す実施の形態2の受信装置200aは、図2に示す実施の形態1の受信装置200に対して、周期推定部230を周期推定部230aに置き換えたものである。周期推定部230aは、周期推定部230に、平均化部401および平滑化部402を追加したものである。図12の例では、平均化部401、平滑化部402の順に処理を行う構成になっているが、平滑化部402、平均化部401の順に処理を行ってもよい。本実施の形態では、図12に示すように、平均化部401、平滑化部402の順に処理を行う場合について説明する。受信装置200aの動作は、図3のフローチャートに示す実施の形態1の受信装置200の動作と同様であるが、ステップS3における遮蔽周期を推定する動作の内容が異なる。図13は、実施の形態2にかかる周期推定部230aにおける遮蔽周期を推定する動作を示すフローチャートである。
平均化部401は、信号判定部220から出力される判定結果に対して、内部状態に応じて平均化の処理を行う(ステップS31)。具体的には、平均化部401は、内部状態が周期探索状態の場合は平均化の処理を行わず、内部状態が周期特定状態の場合に平均化の処理を行う。平均化部401は、内部状態が周期特定状態の場合、特定周期を用いて、例えば、単純平均による平均化の場合は以下の式(4)により平均化の処理を行う。
Figure 2019171430
式(4)において、d(t)は時刻tにおいて信号判定部220から平均化部401に入力される判定結果を示し、Naveは単純平均の平均化数を示し、C1は特定周期を示し、s1(t)は時刻tの累積値を示す。周期算出部233で算出された遮蔽周期すなわち特定周期は、周期算出部233において前回の動作で算出されたものである。平均化部401は、式(4)で求めた累積値s1(t)に基づいて、「s1(t)≧Nave/2」の場合は“1”を出力し、「s1(t)<Nave/2」の場合は“0”を出力する。なお、平均化部401は、IIR平均による平均化の場合は以下の式(5)により平均化の処理を行う。
2(t)=d(t)×(1−α)+s2(t−C1)×α …(5)
式(5)において、αは忘却係数を示し、αは0から1の間とする。平均化部401は、式(5)で求めたIIR平均値s2(t)に基づいて、「s2(t)≧0.5」の場合は“1”を出力し、「s2(t)<0.5」の場合は“0”を出力する。このように、平均化部401は、特定周期を用いて、周期的に入力される判定結果を平均化することで、判定結果の精度を向上することができる。なお、平均化部401は、周期推定部230aにおいて平滑化部402、平均化部401の順に処理が行われる場合、平滑化部402から入力される値に対して平均化の処理を行う。
平滑化部402は、平均化部401から入力される値に対して平滑化の処理を行う(ステップS32)。具体的には、平滑化部402は、平滑化ループを規定された平滑化数であるL回(Lは1以上の整数)実施して平滑化の処理を行う。平滑化部402は、例えば、平滑化ループn回目(nは1以上L以下の整数)の処理において、時刻t−n、時刻t、時刻t+1のときに平均化部401から入力された値がそれぞれ“1”、“0”、“1”の場合、時刻tのときに入力された値を“0”から“1”に訂正する。同様に、平滑化部402は、時刻t−n、時刻t、時刻t+1のときに平均化部401から入力された値がそれぞれ“0”、“1”、“0”の場合、時刻tのときに入力された値を“1”から“0”に訂正する。なお、時刻tは、信号判定部220から判定結果が出力される時刻を離散化した値で表したものであり、tの範囲はt−nが正の値になるような範囲とする。
図14は、実施の形態2にかかる平滑化部402における平滑化の処理の例を示す図である。図14において、図14(a)のグラフは信号判定部220における判定結果の理想値を示し、図14(b)のグラフは判定結果に誤りが混在した状態で平均化部401から平滑化部402に入力された値を示す。図14(a)から図14(e)において、横軸は時刻を示す。また、図14(c)は図14(b)のグラフをブロック毎の値で表したものである。平滑化部402は、あらかじめ決められた平滑化ループ回数Lに従って平滑化の処理を行う。図14では、一例として、L=2のときの平滑化の処理について説明する。平滑化部402は、平滑化ループ1回目の処理において、時刻t−1、時刻t、時刻t+1のときに入力された値を確認する。平滑化部402は、図14の例では、時刻t12−1、時刻t12、時刻t12+1のときに入力された値が“1”、“0”、“1”であるため、時刻t12のときに入力された値を“0”から“1”に訂正する。このときの状態を図14(d)に示す。平滑化部402は、平滑化ループ2回目の処理において、時刻t−2、時刻t、時刻t+1のときに入力された値を確認する。平滑化部402は、図14の例では、時刻t13−2、時刻t13、時刻t13+1のときに入力された値が“1”、“0”、“1”であるため、時刻t13のときに入力された値を“0”から“1”に訂正する。このときの状態を図14(e)に示す。このように、平滑化部402は、平滑化ループ2回目の処理によって、2ブロック連続して誤った値が入力された場合にも、誤った値を訂正することができる。なお、平滑化部402は、周期推定部230aにおいて平滑化部402、平均化部401の順に処理が行われる場合、信号判定部220から出力される判定結果に対して平滑化の処理を行う。
周期推定部230aにおける微分処理部231以降の動作は、図4のフローチャートに示す実施の形態1のときの動作と同様である。また、実施の形態2において、受信装置200aのハードウェア構成は、実施の形態1の受信装置200と同様である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、周期推定部230aでは、平均化部401が信号判定部220の判定結果に対して平均化の処理を行い、さらに平滑化部402が平滑化の処理を行うこととした。これにより、周期推定部230aは、信号判定部220の判定結果の精度を向上することができるため、使用する判定結果の精度の向上に伴い、遮蔽周期、周期タイミング、および信号有区間の推定精度を向上することができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、周期推定部230aに周期平均化部、周期タイミング平均化部、および信号有区間平均化部を追加し、実施の形態2のときよりも、遮蔽周期、周期タイミング、および信号有区間をさらに高精度で推定する。実施の形態2と異なる部分について説明する。
図15は、実施の形態3にかかる通信装置100が備える受信装置200bの構成例を示すブロック図である。図15に示す実施の形態3の受信装置200bは、図12に示す実施の形態2の受信装置200aに対して、周期推定部230aを周期推定部230bに置き換えたものである。周期推定部230bは、周期推定部230aに、周期平均化部501、周期タイミング平均化部502、および信号有区間平均化部503を追加したものである。受信装置200bの動作は、図3のフローチャートに示す実施の形態1の受信装置200の動作と同様であるが、ステップS3における遮蔽周期を推定する動作の内容が異なる。図16は、実施の形態3にかかる周期推定部230bにおける遮蔽周期を推定する動作を示すフローチャートである。図16に示すフローチャートにおいて、ステップS31からステップS17の各動作は、図13のフローチャートに示す実施の形態2のときの動作と同様であるが、周期平均化部501、周期タイミング平均化部502、および信号有区間平均化部503の動作が追加されている。
ステップS15の動作の後、周期平均化部501は、周期算出部233で算出された遮蔽周期に対して、内部状態に応じて平均化の処理を行う(ステップS41)。具体的には、周期平均化部501は、内部状態が周期探索状態の場合は平均化の処理を行わず、内部状態が周期特定状態の場合に平均化の処理を行う。すなわち、周期平均化部501は、特定周期を平均化した平均遮蔽周期を算出する。周期平均化部501は、単純平均、IIR平均などによる平均化の処理を行うことができ、平均化の手法については特に限定されない。周期平均化部501は、例えば、単純平均で平均化する場合、周期算出部233で更新された過去Ncycle回の遮蔽周期を累積し、累積値をNcycleで除算することで、平均遮蔽周期Caveを算出する。ここで、Ncycleは遮蔽周期の平均化数を示す。周期平均化部501は、平均遮蔽周期を送信装置300に出力する。なお、マスク処理部232および平均化部401は、遮蔽周期すなわち特定周期として、周期平均化部501において前回の動作で算出された平均遮蔽周期を用いる。
ステップS16の動作の後、信号有区間平均化部503は、信号有区間算出部236で算出された信号有区間に対して、内部状態に応じて平均化の処理を行う(ステップS42)。具体的には、信号有区間平均化部503は、周期平均化部501および周期タイミング平均化部502と同様、内部状態が周期探索状態の場合は平均化の処理を行わず、内部状態が周期特定状態の場合に平均化の処理を行う。信号有区間平均化部503は、周期平均化部501および周期タイミング平均化部502と同様、単純平均、IIR平均などによる平均化の処理を行うことができ、平均化の手法については限定されない。一例として、単純平均を用いた場合の動作について説明する。信号有区間平均化部503は、単純平均で平均化する場合、信号有区間算出部236で更新された過去Navail回の信号有区間を累積し、累積値をNavailで除算することで、平均信号有区間Aaveを算出する。ここで、Navailは信号有区間の平均化数を示す。信号有区間平均化部503は、平均信号有区間を送信装置300に出力する。
ステップS17の動作の後、周期タイミング平均化部502は、周期タイミング推定部235で算出された周期タイミングに対して、内部状態に応じて平均化の処理を行う(ステップS43)。具体的には、周期タイミング平均化部502は、周期平均化部501と同様、内部状態が周期探索状態の場合は平均化の処理を行わず、内部状態が周期特定状態の場合に平均化の処理を行う。周期タイミング平均化部502は、単純平均、IIR平均などによる平均化の処理を行うことができ、平均化の手法については特に限定されない。一例として、単純平均を用いた場合の動作について説明する。
周期タイミング平均化部502は、マスク処理部232から仮周期が入力された場合に平均化の処理を行う。仮周期が周期タイミング平均化部502に入力される場合には、周期タイミング推定部235においても、仮周期が入力され、周期タイミングが算出されている。そのため、周期タイミング平均化部502にマスク処理部232から仮周期が入力される場合には、周期タイミング平均化部502に周期タイミング推定部235から周期タイミングが入力される。周期タイミング平均化部502は、入力される周期タイミングをメモリに保存する。また、周期タイミング平均化部502は、入力される仮周期から立ち下がり時刻を算出する。周期タイミング平均化部502は、具体的には、仮周期が立ち上がり周期の場合、立ち上がり周期が入力された時刻に信号有区間平均化部503で算出された平均信号有区間を加えることで立ち下がり時刻を算出し、仮周期が立ち下がり周期の場合、立ち下がり周期が入力された時刻を立ち下がり時刻とする。周期タイミング平均化部502は、メモリに保存した周期タイミング、および算出した立ち下がり時刻を用いて、以下の式(6)から周期タイミング調整値tadjを算出する。
Figure 2019171430
式(6)において、Aaveは信号有区間平均化部503で算出された平均信号有区間を示し、tfは算出した立ち下がり時刻を示し、tr(x)は過去x回目に入力された周期タイミングを示し、Caveは周期平均化部501で算出された平均遮蔽周期を示し、Ntimは周期タイミングの平均化数を示し、mod(a,b)はaをbで除算したときの余りを示す。周期タイミング平均化部502は、式(6)を用いて算出された周期タイミング調整値tadjに基づいて、平均周期タイミングTaveを算出する。周期タイミング平均化部502は、入力される仮周期が立ち下がり周期の場合、以下の式(7)から平均周期タイミングTaveを算出する。
ave=t+Cave−Aave+tadj …(7)
式(7)において、tは現時刻であり、ここでは、立ち下がり周期が入力された時刻を示す。また、周期タイミング平均化部502に入力される仮周期が立ち上がり周期の場合は、以下の式(8)から平均周期タイミングTaveを算出する。
ave=t+tadj …(8)
式(8)において、tは現時刻であり、立ち上がり周期が入力された時刻を示す。周期タイミング平均化部502は、平均周期タイミングを送信装置300に出力する。
実施の形態3では、実施の形態2の周期推定部230aに周期平均化部501、信号有区間平均化部503を追加している。これにより、平均化部401およびマスク処理部232は、使用する特定周期を周期平均化部501で算出された平均遮蔽周期に変更する。また、周期タイミング推定部235は、周期特定状態の場合、使用する信号有区間を信号有区間平均化部503で算出された平均信号有区間に変更する。
平均化部401は、式(1)における特定周期C1に平均遮蔽周期Caveを使用して平均化の処理を行う。また、マスク処理部232は、周期特定状態の場合、特定周期として平均遮蔽周期Caveを使用してマスク処理を行う。また、周期タイミング推定部235は、内部状態が周期探索状態の場合、入力される立ち下がり周期に対してこれまでどおり信号有区間だけ過去に戻した時刻を周期タイミングとし、内部状態が周期特定状態の場合、入力される立ち下がり周期に対して平均信号有区間だけ過去に戻した時刻を周期タイミングとする。
なお、周期推定部230bにおいて、ステップS15の動作の後にステップS41の動作を行い、ステップS16の動作の後にステップS42の動作を行い、ステップS17の動作の後にステップS43の動作を行っていたが、動作の順番については限定されない。例えば、周期推定部230bでは、ステップS41、ステップS42、およびステップS43の動作をステップS17の後に行うことも可能である。
実施の形態3において、受信装置200bのハードウェア構成は、実施の形態1の受信装置200と同様である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、周期推定部230bでは、さらに、周期平均化部501、周期タイミング平均化部502、および信号有区間平均化部503を追加し、遮蔽周期、周期タイミング、および信号有区間を平均化することとした。これにより、周期推定部230bは、遮蔽周期、周期タイミング、および信号有区間の推定精度を向上することができる。
実施の形態4.
実施の形態4では、受信装置において遮蔽の非周期性を判定し、送信装置において遮蔽の非周期性に応じた送信制御を行うことにより、信号が遮蔽されていない状況を検知して効率的な通信を行うとともに、完全に信号が遮蔽された状況を検知して無駄な送信を防ぐ。実施の形態1から実施の形態3のいずれにも適用可能であるが、一例として、実施の形態1に適用した場合について、実施の形態1と異なる部分を説明する。
図17は、実施の形態4にかかる通信装置100が備える受信装置200cの構成例を示すブロック図である。図17に示す実施の形態4の受信装置200cは、図2に示す実施の形態1の受信装置200に対して、周期推定部230を周期推定部230cに置き換えたものである。周期推定部230cは、周期推定部230に、非周期判定部601を追加したものである。受信装置200cの動作は、図3のフローチャートに示す実施の形態1の受信装置200の動作と同様であるが、ステップS3における遮蔽周期を推定する動作の内容が異なる。図18は、実施の形態4にかかる周期推定部230cにおける遮蔽周期を推定する動作を示すフローチャートである。図18に示すフローチャートにおいて、ステップS11からステップS17までの動作は、図4のフローチャートに示す実施の形態1のときの動作と同様である。
非周期判定部601は、信号判定部220から入力される判定結果に対して、遮蔽の非周期性を判定、すなわち常時信号有または常時信号無を判定する(ステップS51)。常時信号有は信号が継続して受信されている状態を示し、常時信号無は信号が継続して受信されていない状態を示す。具体的には、非周期判定部601は、信号判定部220から入力される判定結果に基づいて、信号が継続して受信されているか否かを示す常時信号有フラグ、および信号が継続して受信されていないか否かを示す常時信号無フラグを生成する。非周期判定部601の動作について詳細に説明する。図19は、実施の形態4にかかる非周期判定部601における遮蔽の非周期性を判定する動作を示すフローチャートである。
非周期判定部601は、信号判定部220から入力される判定結果をカウントする(ステップS61)。非周期判定部601は、入力される判定結果の入力回数をカウントし、入力カウント値をMinとする。また、非周期判定部601は、入力される判定結果“1”の入力回数をカウントし、判定結果“1”カウント値をM1とする。また、非周期判定部601は、入力される判定結果“0”の入力回数をカウントし、判定結果“0”カウント値をM0とする。
非周期判定部601は、入力カウント値Minが判定区間Eと一致するか否かを判定する(ステップS62)。具体的には、非周期判定部601は、入力数が判定区間Eに達したかどうかを判定する。ここで、判定区間Eは、判定結果“1”および“0”の数をカウントする判定結果の入力数を示す。非周期判定部601は、入力カウント値Min<判定区間Eの場合(ステップS62:No)、常時信号有フラグFavailおよび常時信号無フラグFmaskを判定結果の入力時点から変更せず、そのまま前回と同じ値の入力時の常時信号有フラグFavail_oldおよび入力時の常時信号無フラグFmask_oldを出力する(ステップS63)。非周期判定部601は、入力カウント値Min=判定区間Eの場合(ステップS62:Yes)、判定区間に達した数をカウントし、判定区間カウント値MLをカウントアップする(ステップS64)。
非周期判定部601は、判定結果“1”カウント値M1および判定結果“0”カウント値M0に対して閾値判定を行う(ステップS65)。非周期判定部601は、判定結果“1”カウント値M1≦閾値H1の場合、遮蔽カウント値Kmaskをカウントアップし、判定結果“0”カウント値M0≦閾値H0の場合、非遮蔽カウント値Kavailをカウントアップする。ここで、閾値H1は判定結果“1”カウント値M1に対する閾値とし、閾値H0は判定結果“0”カウント値M0に対する閾値とする。
非周期判定部601は、判定区間カウント値MLが非周期判定の保護段数NSと一致するか否か判定する(ステップS66)。具体的には、非周期判定部601は、入力数でカウントされる判定区間カウント値MLが非周期判定の保護段数NSに達したか否かを判定する。ここで、非周期判定の保護段数NSは、非周期判定に必要な判定区間の数を示す。非周期判定部601は、判定区間カウント値ML<非周期判定の保護段数NSの場合(ステップS66:No)、常時信号有フラグFavailおよび常時信号無フラグFmaskを判定結果の入力時点から変更せず、そのまま前回と同じ値の入力時の常時信号有フラグFavail_oldおよび入力時の常時信号無フラグFmask_oldを出力する(ステップS63)。非周期判定部601は、判定区間カウント値ML=非周期判定の保護段数NSの場合(ステップS66:Yes)、非遮蔽カウント値Kavailが非周期判定の保護段数NSと一致するか否か判定する(ステップS67)。
非周期判定部601は、非遮蔽カウント値Kavail=非周期判定の保護段数NSの場合(ステップS67:Yes)、判定後の常時信号有フラグFavail=1、判定後の常時信号無フラグFmask=0を出力する(ステップS68)。なお、以降において、判定後の常時信号有フラグFavailを単に常時信号有フラグFavailと称し、判定後の常時信号無フラグFmaskを単に常時信号無フラグFmaskと称することがある。常時信号有フラグFavail=1は、信号が継続して受信されていることを示す常時信号有フラグである。また、常時信号無フラグFmask=0は、信号が継続して受信されていない状態ではないことを示す常時信号無フラグである。信号が継続して受信されていない状態ではないとは、信号が継続して受信されている状態、または信号が遮蔽されて周期的に受信されている状態のいずれかの状態である。非周期判定部601は、非遮蔽カウント値Kavail<非周期判定の保護段数NSの場合(ステップS67:No)、遮蔽カウント値Kmaskが非周期判定の保護段数NSと一致するか否か判定する(ステップS69)。非周期判定部601は、遮蔽カウント値Kmask=非周期判定の保護段数NSの場合(ステップS69:Yes)、常時信号有フラグFavail=0、常時信号無フラグFmask=1を出力する(ステップS70)。常時信号有フラグFavail=0は、信号が継続して受信されている状態ではないことを示す常時信号有フラグである。また、常時信号無フラグFmask=1は、信号が継続して受信されていないことを示す常時信号無フラグである。信号が継続して受信されている状態ではないとは、信号が継続して受信されていない状態、または信号が遮蔽されて周期的に受信されている状態のいずれかの状態である。非周期判定部601は、遮蔽カウント値Kmask<非周期判定の保護段数NSの場合(ステップS69:No)、常時信号有フラグFavail=0、常時信号無フラグFmask=0を出力する(ステップS71)。非周期判定部601は、図19に示すフローチャートの動作によって、常時信号有フラグFavailおよび常時信号無フラグFmaskを生成し、出力することができる。
なお、周期推定部230cにおいて、非周期判定部601の動作を、微分処理部231から信号有区間算出部236の動作の後に行う場合について説明したが、非周期判定部601の動作の順番は限定されない。周期推定部230cでは、非周期判定部601の動作を、微分処理部231から信号有区間算出部236の動作より先に行ってもよいし、非周期判定部601の動作、および微分処理部231から信号有区間算出部236の動作を並行して行ってもよい。
実施の形態4において、受信装置200cのハードウェア構成は、実施の形態1の受信装置200と同様である。
つぎに、常時信号有フラグFavailおよび常時信号無フラグFmaskを取得した送信装置300の動作について説明する。実施の形態4の送信装置300の構成は、図8に示す実施の形態1の送信装置300の構成と同様である。ただし、送信装置300において、送信制御部310には、受信装置200cから、さらに、常時信号有フラグFavailおよび常時信号無フラグFmaskが入力される。
図20は、実施の形態4にかかる送信装置300の送信制御部310における送信制御の動作を示すフローチャートである。送信制御部310は、常時信号有フラグFavail=1を取得した場合(ステップS81:Yes)、信号遮蔽がない状況と判断し、通信装置100から連続して信号を送信することを決定する(ステップS82)。送信制御部310は、連続送信を行うことを示す制御信号を生成し、送信信号生成部320に出力する。送信制御部310は、常時信号有フラグFavail=0を取得し(ステップS81:No)、かつ常時信号無フラグFmask=1を取得した場合(ステップS83:Yes)、完全に信号が遮蔽された状況と判断し、通信装置100からの信号の送信を停止することを決定する(ステップS84)。送信制御部310は、送信停止を示す制御信号を生成し、送信信号生成部320に出力する。送信制御部310は、常時信号有フラグFavail=0を取得し(ステップS81:No)、かつ常時信号無フラグFmask=0を取得した場合(ステップS83:No)、周期的に信号が遮蔽された状況と判断し、バースト送信を行うことを決定する(ステップS85)。この場合、送信制御部310は、実施の形態1で説明した図9のフローチャートに示すステップS21の動作を行って、送信開始タイミング、および送信信号の長さを決定する。具体的には、送信制御部310は、信号有区間の長さより短いバースト信号長の送信信号であるバースト信号を送信する制御を行う。送信制御部310は、決定した送信開始タイミングおよび送信信号の長さを含む制御信号を生成し、送信信号生成部320に出力する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、周期推定部230cにおいて、非周期判定部601は、信号遮蔽の周期性を判定して常時信号有フラグおよび常時信号無フラグを生成し、送信制御部310は、常時信号有フラグおよび常時信号無フラグを用いて送信制御を行うこととした。具体的には、送信制御部310は、信号遮蔽がない状況では連続送信を行い、完全に信号が遮蔽された状況では送信を停止し、周期的に信号が遮蔽された状況では遮蔽周期、周期タイミング、および信号有区間を用いて、バースト送信を行うための送信開始タイミング、および送信信号の長さを決定して、バースト送信を行う。これにより、送信制御部310は、信号遮蔽の非周期性を利用しない場合と比較して、効率的な信号の送信が可能となる。
実施の形態5.
実施の形態5では、受信装置において、受信信号に重み付けを行い、復調性能を向上させる。実施の形態1から実施の形態4のいずれにも適用可能であるが、一例として、実施の形態1に適用した場合について、実施の形態1と異なる部分を説明する。
図21は、実施の形態5にかかる通信装置100が備える受信装置200dの構成例を示すブロック図である。図21に示す実施の形態5の受信装置200dは、図2に示す実施の形態1の受信装置200に対して、周期信号生成部701、および無信号重み付け部702を追加したものである。図22は、実施の形態5にかかる受信装置200dの動作を示すフローチャートである。図22に示すフローチャートにおいて、ステップS1からステップS3までの動作は、図3のフローチャートに示す実施の形態1のときの動作と同様である。
周期信号生成部701は、周期推定部230から取得した、内部状態、遮蔽周期、周期タイミング、および信号有区間を用いて、受信装置200dにおいて通信衛星104からの信号が遮蔽の周期を示す周期信号を生成する(ステップS91)。具体的には、周期信号生成部701は、内部状態が周期探索状態の場合、遮蔽周期、周期タイミング、信号有区間を使用せずに、“1”固定の信号を周期信号として生成する。周期信号生成部701は、内部状態が周期特定状態の場合、遮蔽周期、周期タイミング、および信号有区間を使用して周期信号を生成する。図23は、実施の形態5にかかる受信装置200dにおいて、周期信号生成部701が、内部状態が周期特定状態の場合に生成する周期信号の例を示す図である。図23において、横軸は時刻を示し、縦軸は周期信号の値を示す。周期信号生成部701は、周期推定部230の周期算出部233から、遮蔽周期として立ち下がり周期に基づく遮蔽周期および立ち上がり周期に基づく遮蔽周期が入力されていることから、遮蔽周期、周期タイミング、および信号有区間を使用して図23に示すような周期信号を生成することができる。図23に示す周期信号の理想の波形は、実際には、図6に示す信号判定部220における判定結果の理想の波形と同様となる。
無信号重み付け部702は、周期信号生成部701で生成された周期信号を用いて、受信信号に対する重み付けを行う(ステップS92)。具体的には、無信号重み付け部702は、重み付けの対象を周期信号が“0”(無信号)の期間の受信信号とし、重み付けの対象となる受信信号に対して、重み付け係数Wを乗算することで重み付けを行う。ここで、重み付け係数Wはパラメータであり、受信信号がデータの場合とパイロットの場合で重み付け係数の値を変えてもよい。例えば、重み付けの対象となる受信信号がパイロットの場合、重み付け係数WをW=0とすれば、受信信号が存在しない区間を示す信号無区間に受信したパイロットにおいて雑音部分を“0”にマスクできる。これにより、受信装置200dでは、復調時にパイロットを用いて推定する伝送路推定、周波数偏差などの推定精度を向上することが可能となる。
実施の形態5において、受信装置200dのハードウェア構成は、実施の形態1の受信装置200と同様である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、受信装置200dでは、周期信号生成部701が、信号が遮蔽される周期を示す周期信号を生成し、無信号重み付け部702が、周期信号において信号無と判定された期間に受信された信号に対して重み付けをすることとした。これにより、受信装置200dは、信号無区間に受信した信号および信号有区間に受信した信号に対して優劣を付けることができ、実施の形態1から4の場合と比較して、復調性能を向上することができる。
実施の形態6.
実施の形態6では、実施の形態4で説明した送信装置300において、送信制御部310は、信号有区間から求めたバースト信号長が送信フレームフォーマットから決定される最小バースト信号長未満の場合、時間ダイバーシチ送信を行う。実施の形態4と異なる部分について説明する。
実施の形態6の送信装置300の構成は、実施の形態4の送信装置300の構成、すなわち図8に示す実施の形態1の送信装置300の構成と同様である。ただし、送信装置300において、送信制御部310には、実施の形態4の場合と同様、受信装置200cから、さらに、常時信号有フラグFavailおよび常時信号無フラグFmaskが入力される。
図24は、実施の形態6にかかる送信装置300の送信制御部310における送信制御の動作を示すフローチャートである。図24に示すフローチャートにおいて、ステップS81からステップS84までの動作は、図20のフローチャートに示す実施の形態4のときの動作と同様である。送信制御部310は、常時信号有フラグFavail=0を取得し(ステップS81:No)、かつ常時信号無フラグFmask=0を取得した場合(ステップS83:No)、周期的に信号が遮蔽された状況と判断し、まず、送信開始タイミングを決定する(ステップS101)。送信制御部310における送信開始タイミングの決定方法は、前述のように、実施の形態1で説明した図9のフローチャートに示すステップS21、または実施の形態4で説明した図20のフローチャートに示すステップS85での決定方法と同様である。
送信制御部310は、送信信号の長さ、すなわちバースト信号長を決定する(ステップS102)。送信制御部310は、例えば、図25に示す手法によって、バースト信号長を決定する。図25は、実施の形態6にかかる送信制御部310におけるバースト信号長の決定方法を示す図である。図25(a)は判定結果を示す図であり、横軸は時刻を示し、縦軸は判定結果の値を示す。図25(b)はバースト信号を示す図であり、横軸は時刻を示し、縦軸はバースト信号の送信レベルを示す。送信制御部310は、取得した遮蔽周期、周期タイミング、および信号有区間から、図25(a)に示す関係が得られる。送信制御部310は、図25(a)に示す信号有区間Aを用いてバースト信号長を決定する。送信制御部310は、例えば、図25の下段に示す(b)に示すように、信号有区間Aに対して、信号有区間Aの前側に時間T1の送信マージンを設け、信号有区間Aの後側に時間T2の送信マージンを設け、バースト信号長Bc=A−T1−T2として計算し、バースト信号長を決定する。信号有区間Aの前側に設けた時間T1の送信マージンを第1の時間マージンとし、信号有区間Aの後側に設けた時間T2の送信マージンを第2の時間マージンとする。なお、送信制御部310は、図25(b)に示すバースト信号の送信レベルについて、規定された送信レベルで出力するように制御してもよいし、バースト信号長に応じて送信レベルを変更して出力するように制御してもよい。
送信制御部310は、決定したバースト信号長Bcと最小バースト信号長Bminとを比較する(ステップS103)。ここで、最小バースト信号長Bminは、送信可能な最小のバースト信号長を示す。送信制御部310は、バースト信号長Bc≧最小バースト信号長Bminの場合(ステップS103:Yes)、バースト信号長Bcの送信信号すなわちバースト信号を用いてバースト送信を行うことを決定する(ステップS104)。送信制御部310は、決定した送信開始タイミングおよびバースト信号長Bcを含み、バースト送信を行うことを示す制御信号を生成し、送信信号生成部320に出力する。送信制御部310は、バースト信号長Bc<最小バースト信号長Bminの場合(ステップS103:No)、バースト信号を時間ダイバーシチ送信により連続して送信することを決定する(ステップS105)。送信制御部310は、決定した送信開始タイミングおよびバースト信号長Bcを含み、時間ダイバーシチ送信を行うことを示す制御信号を生成し、送信信号生成部320に出力する。時間ダイバーシチ送信は、例えば、送信装置300が、信号有区間A以下の送信信号単位の信号を繰り返し送信することで実現可能である。これにより、受信側の装置、図1の例では通信衛星104は、信号が遮蔽された場合でも、ダイバーシチ合成することによって受信できる可能性がある。
以上説明したように、本実施の形態によれば、送信制御部310は、求めたバースト信号長が最小バースト信号長未満の場合、時間ダイバーシチ送信によって連続送信する制御を行うこととした。これにより、通信装置100は、遮蔽を避けてバースト送信できない状況において、効率的な送信ができる。
実施の形態7.
実施の形態7では、送信制御部310は、決定した送信信号の長さ、すなわちバースト信号のバースト信号長に対して、バースト信号の中心に所要受信電力すなわち所要SNR(Signal to Noise Ratio)の高いシンボルを配置し、バースト信号の前半部分および後半部分に所要SNRの低いシンボルを配置して、信号を送信する制御を行う。実施の形態1から実施の形態6のいずれにも適用可能であるが、一例として、実施の形態1に適用した場合について、実施の形態1と異なる部分を説明する。
実施の形態7の送信装置300の構成は、図8に示す実施の形態1の送信装置300の構成と同様である。送信装置300において、送信制御部310は、例えば、図26に示すように、所要SNRが異なるシンボルとしてQ1、Q2、Q3があり、所要SNRの関係がQ1<Q2<Q3である場合、バースト信号の中心にQ3を配置し、Q3の前後にQ2を配置し、バースト信号の先頭および最後方にQ1を配置することを決定する。すなわち、送信制御部310は、バースト信号の中心に所要SNRの高いシンボルを配置し、バースト信号の前半および後半に所要SNRの低いシンボルを配置する。送信制御部310は、決定したシンボル配置を示す制御信号を生成し、送信信号生成部320に出力する。
図26は、実施の形態7にかかる送信装置300において送信制御部310の送信制御によるシンボル配置の例を示す図である。図26において、横軸は時刻を示し、縦軸はバースト信号の送信レベルを示す。送信装置300は、バースト信号内でのシンボルの配置を、Q1、Q2、Q3、Q2、Q1の順番に決定する。これにより、受信側の装置、図1の例では通信衛星104は、遮蔽の影響を受ける確率がQ1>Q2>Q3となることから、平均SNRはQ1<Q2<Q3の関係になる。送信制御部310は、例えば、周期推定部230で推定された遮蔽周期、周期タイミング、および信号有区間に誤差があった場合でも、遮蔽される可能性の高いバースト信号の前半および後半に所要SNRの低いシンボルを配置し、遮蔽される可能性の低いバースト信号の中心に所要SNRの高いシンボルを配置することで、遮蔽による影響を低減でき、効率的な通信が可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、送信制御部310は、バースト信号の中心に所要SNRの高いシンボルを配置し、バースト信号の前半および後半に所要SNRの低いシンボルを配置することとした。これにより、通信装置100は、所要SNRに応じたシンボル配置となることから、効率的な送信ができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
100 通信装置、101 機体、102 回転翼、103 ヘリコプター、104 通信衛星、105 地上局、110 通信システム、200,200a,200b,200c,200d 受信装置、210,330 アンテナ、220 信号判定部、230,230a,230b,230c 周期推定部、231 微分処理部、232 マスク処理部、233 周期算出部、234 状態判定部、235 周期タイミング推定部、236 信号有区間算出部、300 送信装置、310 送信制御部、320 送信信号生成部、401 平均化部、402 平滑化部、501 周期平均化部、502 周期タイミング平均化部、503 信号有区間平均化部、601 非周期判定部、701 周期信号生成部、702 無信号重み付け部。

Claims (18)

  1. 受信信号の有無を判定する信号判定部と、
    前記信号判定部の判定結果を用いて、前記受信信号の送信元の装置から送信された信号が遮蔽される遮蔽周期を推定する周期推定部と、
    を備え、
    前記周期推定部は、
    前記判定結果の微分値を算出する微分処理部と、
    前記微分値を用いて前記遮蔽周期の仮周期を算出し、前記周期推定部の動作状態を示す内部状態に基づいて、前記微分値および前記仮周期の使用を制御し、使用する仮周期を出力するマスク処理部と、
    前記マスク処理部から出力された前記仮周期を用いて、前記遮蔽周期を算出する周期算出部と、
    前記マスク処理部から出力された前記仮周期を用いて、前記受信信号が存在する区間を示す信号有区間を算出する信号有区間算出部と、
    前記マスク処理部から出力された前記仮周期、および前記信号有区間を用いて、前記判定結果において前記受信信号が存在しない区間から前記信号有区間へ変化するタイミングを示す周期タイミングを推定する周期タイミング推定部と、
    前記遮蔽周期を用いて、前記内部状態を判定する状態判定部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記内部状態は、前記周期推定部において前記遮蔽周期が未特定の状態である周期探索状態、および、前記周期推定部において前記遮蔽周期が特定されている状態である周期特定状態の2つの状態を有し、
    前記周期推定部において、
    初期状態を前記周期探索状態とし、
    前記周期探索状態から前記周期特定状態への遷移条件を、前記周期算出部で算出された最新の遮蔽周期を基準周期としたときに、過去の規定された回数分の遮蔽周期が前記基準周期を含む規定された範囲内にある場合とし、
    前記周期特定状態から前記周期探索状態への遷移条件を、前記周期特定状態のときに算出された遮蔽周期である特定周期が更新された時刻から、前記特定周期を規定された係数倍した期間が経過しても前記特定周期が更新されない場合とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記マスク処理部は、前記内部状態が前記周期探索状態の場合、前記仮周期が規定された最小周期および規定された最大周期の範囲内に無いときは前記仮周期を使用せず、前記内部状態が前記周期特定状態の場合、前記仮周期が前記特定周期を含む規定された範囲内に無いときは前記仮周期を使用しない、
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記周期推定部は、
    前記内部状態が前記周期特定状態の場合において、前記特定周期を用いて前記判定結果または入力値を平均化する平均化部、
    を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の通信装置。
  5. 前記周期推定部は、
    規定された平滑化数に基づいて、前記判定結果または入力値を平滑化する平滑化部、
    を備えることを特徴とする請求項2から4のいずれか1つに記載の通信装置。
  6. 前記平滑化部は、時刻tのときの前記判定結果または前記入力値に対して平滑化ループをL回実施し、n回目の平滑化ループの処理において、前記信号判定部から前記判定結果が出力される時刻を離散化した値で表したものを時刻tとする場合に、時刻t−n、時刻t、および時刻t+1のときの前記判定結果または前記入力値がそれぞれ信号有、信号無、および信号有の場合は時刻tの信号無を信号有に訂正し、時刻t−n、時刻t、および時刻t+1のときの前記判定結果または前記入力値がそれぞれ信号無、信号有、および信号無の場合は時刻tの信号有を信号無に訂正し、
    前記Lは1以上の整数とし、前記nは1以上L以下の整数とする、
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記周期推定部は、
    前記内部状態が前記周期特定状態の場合において、前記遮蔽周期を平均化する周期平均化部、
    を備えることを特徴とする請求項2から6のいずれか1つに記載の通信装置。
  8. 前記周期推定部は、
    前記内部状態が前記周期特定状態の場合において、前記周期タイミングを平均化する周期タイミング平均化部、
    を備えることを特徴とする請求項2から7のいずれか1つに記載の通信装置。
  9. 前記周期推定部は、
    前記内部状態が前記周期特定状態の場合において、前記信号有区間を平均化する信号有区間平均化部、
    を備えることを特徴とする請求項2から8のいずれか1つに記載の通信装置。
  10. 前記周期推定部は、
    前記判定結果に基づいて、前記信号が継続して受信されているか否かを示す常時信号有フラグ、および前記信号が継続して受信されていないか否かを示す常時信号無フラグを生成する非周期判定部、
    を備えることを特徴とする請求項1から9のいずれか1つに記載の通信装置。
  11. 前記遮蔽周期、前記信号有区間、前記周期タイミング、および前記内部状態を用いて、前記信号が遮蔽される周期を示す周期信号を生成する周期信号生成部と、
    前記周期信号において信号無と判定された期間に受信された前記信号に対して重み付けをする無信号重み付け部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の通信装置。
  12. 前記内部状態が前記周期特定状態の場合において、前記信号有区間の長さより短いバースト信号長のバースト信号を送信する制御を行う送信制御部、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  13. 前記非周期判定部から前記信号が継続して受信されていることを示す常時信号有フラグを取得した場合、前記通信装置から連続して信号を送信する制御を行う送信制御部、
    を備えることを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  14. 前記非周期判定部から前記信号が継続して受信されていないことを示す常時信号無フラグを取得した場合、前記通信装置からの信号の送信を停止する制御を行う送信制御部、
    を備えることを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  15. 前記送信制御部は、前記信号有区間の前側に第1の時間マージンを設けるとともに、前記信号有区間の後側に第2の時間マージンを設け、前記信号有区間から前記第1の時間マージンおよび前記第2の時間マージンを除いた時間帯の長さを前記バースト信号長とする、
    ことを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  16. 前記送信制御部は、求めた前記バースト信号長が送信可能な最小バースト長より短い場合、前記バースト信号を時間ダイバーシチ送信により連続して送信する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項15に記載の通信装置。
  17. 前記送信制御部は、前記バースト信号の中心に所要受信電力の高いシンボルを配置し、前記バースト信号の前半および後半に所要受信電力の低いシンボルを配置する、
    ことを特徴とする請求項15または16に記載の通信装置。
  18. 信号判定部が、受信信号の有無を判定する信号判定ステップと、
    周期推定部が、前記信号判定部の判定結果を用いて、前記受信信号の送信元の装置から送信された信号が遮蔽される遮蔽周期を推定する周期推定ステップと、
    を含み、
    前記周期推定ステップは、
    微分処理部が、前記判定結果の微分値を算出する第1のステップと、
    マスク処理部が、前記微分値を用いて前記遮蔽周期の仮周期を算出し、前記周期推定部の動作状態を示す内部状態に基づいて、前記微分値および前記仮周期の使用を制御し、使用する仮周期を出力する第2のステップと、
    周期算出部が、前記マスク処理部から出力された前記仮周期を用いて、前記遮蔽周期を算出する第3のステップと、
    信号有区間算出部が、前記マスク処理部から出力された前記仮周期を用いて、前記受信信号が存在する区間を示す信号有区間を算出する第4のステップと、
    周期タイミング推定部が、前記マスク処理部から出力された前記仮周期、および前記信号有区間を用いて、前記判定結果において前記受信信号が存在しない区間から前記信号有区間へ変化するタイミングを示す周期タイミングを推定する第5のステップと、
    状態判定部が、前記遮蔽周期を用いて、前記内部状態を判定する第6のステップと、
    を含むことを特徴とする遮蔽予測方法。
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