JPWO2019167739A1 - 不要電波評価システム - Google Patents

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Abstract

不要電波データを格納する不要電波データベースを記憶する第1の記憶装置を備えた不要電波評価システムであって、不要電波を発生する装置の近傍の複数の領域において、当該不要電波を所定の記録条件で測定して、測定結果である不要電波のデジタルデータと前記記録条件とを含む不要電波データを記録して前記不要電波データベースに格納する不要電波記録装置と、前記不要電波データベースに格納された不要電波データに対応する不要電波を再生する不要電波再生装置とを備える。ここで、前記不要電波データベースに格納された不要電波データから、不要電波特徴データのうちの少なくとも1つの特徴項目について不要電波特徴データとして特徴抽出し、前記不要電波特徴データを不要電波特徴データベースに格納する第1の制御手段とを備える。

Description

本発明は、例えば電磁ノイズなどの不要電波を評価する不要電波評価システムに関する。
近年、集積回路の高速化、大規模化、高機能化により、デジタル回路、スイッチング電源回路などの周期動作による電源ノイズが広帯域化して電磁ノイズとなり、無線通信機器の小型化における妨害要因として不要電波干渉が問題となっている。IoT時代には一つの筐体内に通信用チップと制御を行うFPGAのようなデジタル回路が組み込まれ、デジタル回路のクロック周波数の高調波が通信品質に影響を及ぼすおそれがある。
デジタル回路がクロック信号に同期して同期動作をすることにより、その電源供給経路にはインパルス列のスイッチングノイズが発生し、その高次高調波成分は移動通信が使用する周波数領域に及ぶ。そこで、インバータ機器又は制御に用いられるデジタル機器が発生するノイズが移動体通信モジュールに及ぼす影響について評価が行われてきた(例えば、非特許文献1参照)。電子機器が高性能になるにつれてICチップの高速化及び大規模化、高機能化が必須であり、これが原因で高周波ノイズが発生し、身の回りの電子機器の密度が高まることで不要電波問題はますます深刻になってきた。
また、デジタル回路におけるクロック信号の高次高調波に相当する不要波について、移動体通信の周波数領域で評価されている(例えば、非特許文献2〜4参照)。
さらに、例えば特許文献1には、ある装置から放射された電磁波が他の装置に影響し、他の装置の動作が不安定化するという課題を解決するために、電磁波を放射する機器の詳細なデータベースを備えることにより、電気電子装置から放射される電磁波の空間分布の計算を可能にし、その電磁波の電気電子装置に対する影響を評価することを可能ならしめるシステムを提供することが開示されている。
特開2012−103045号公報
宮澤安範ほか,「インバータ機器から発射される携帯電話帯域の不要電波の測定」,2016年電子情報通信学会ソサイティ大会,通信講演論文集1,B−4−49,2016年9月6日発行 小西秀人ほか,「ディジタル回路における不要電波:高次高調波の評価」,2017年電子情報通信学会総合大会,通信講演論文集1,B−4−11,p.289,2017年3月7日発行 椙本祥史ほか,「ディジタル回路の高次高調波ノイズによる移動通信への影響の評価」,2017年電子情報通信学会ソサイティ大会,通信講演論文集1,B−4−4,p.207,2017年8月29日発行 椙本祥史ほか,「ディジタル回路における不要電波:移動通信に影響する高次高調波の評価」,電子情報通信学会技術研究報告,EMCJ2017−43,MW2017−95,EST2017−58,pp.95−98,2017年10月10日発行
しかしながら、従来、不要電波による無線通信性能の干渉の評価には、不要電波の発生源(電磁ノイズ源装置)と無線通信デバイスを共通空間に配置した実験環境による同時評価が必要であった。特に、電波暗室等を利用する実験環境の構築コストが高く、このため実験条件等の周到な事前準備が求められる。不要電波対策手段を考案して開発しても、その効果の実証に時間がかかってしまうことが課題であった。具体的には、以下のような課題が存在する。
(A)不要電波対策手段(不要電波低減材料、不要電波低減構造など)の考案及び実証のサイクルが長い。
(B)不要電波対策手段の開発に必要となる、「不要電波発生」、「不要電波伝搬」、「不要電波干渉」を分離した実験に膨大な時間が必要である。
本発明の目的は以上の改題を解決し、従来技術に比較して不要電波の評価時間を短縮しかつ簡単化することができる不要電波評価システムを提供することにある。
第1の発明に係る不要電波評価システムは、不要電波データを格納する不要電波データベースを記憶する第1の記憶装置を備えた不要電波評価システムであって、
不要電波を発生する装置の近傍の複数の領域において、当該不要電波を所定の記録条件で測定して、測定結果である不要電波のデジタルデータと前記記録条件とを含む不要電波データを記録して前記不要電波データベースに格納する不要電波記録装置と、
前記不要電波データベースに格納された不要電波データに対応する不要電波を再生する不要電波再生装置とを備えたことを特徴とする。
前記不要電波評価システムにおいて、
所定の不要電波特徴データを含む不要電波特徴データベースを格納する第2の記憶装置と、
前記不要電波データベースに格納された不要電波データから、不要電波特徴データのうちの少なくとも1つの特徴項目について不要電波特徴データとして特徴抽出し、前記不要電波特徴データを上記不要電波特徴データベースに格納する第1の制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、前記不要電波評価システムにおいて、前記不要電波データベースに格納された不要電波データから、不要電波特徴データのうちの少なくとも1つの特徴項目である所定の不要電波特徴検索条件を用いて検索することで、検索結果を出力する第2の制御手段を備えたことを特徴とする。
さらに、前記不要電波評価システムにおいて、前記不要電波特徴データベースに格納された不要電波特徴データから、不要電波特徴データのうちの少なくとも1つの特徴項目である所定の不要電波特徴検索条件を用いて検索することで、検索結果を出力する第2の制御手段を備えたことを特徴とする。
またさらに、前記不要電波評価システムにおいて、前記不要電波再生装置により不要電波を所定の曝露無線通信機器に対して再生したときに、上記曝露無線通信機器の評価値を含む曝露試験データを生成する第3の制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、前記不要電波評価システムにおいて、前記第3の制御手段は、前記曝露無線通信機器をシミュレーションすることで、前記曝露試験データを生成することを特徴とする。
さらに、前記不要電波評価システムにおいて、前記曝露試験データを含む曝露試験データベースを格納する第3の記憶装置をさらに備え、
前記第3の制御手段は、前記曝露試験データを前記曝露試験データベースに格納することを特徴とする。
またさらに、前記不要電波評価システムにおいて、前記第3の制御手段は、前記曝露試験データベース内の曝露試験データに基づいて、所定の曝露無線通信機器の不要電波記録データについて、曝露試験の影響が所定の閾条件に至らないか否かに応じて分類して出力することを特徴とする。
また、前記不要電波評価システムにおいて、前記第3の制御手段は、前記曝露試験データベース内の曝露試験データから、所定の曝露試験検索条件を用いて、該当する不要電波データを検索することを特徴とする。
さらに、前記不要電波評価システムにおいて、前記第3の制御手段は、前記曝露試験データベース内の曝露試験データに基づいて、曝露試験の影響が所定の閾条件に至らない無線通信機器と、当該閾条件に超える無線通信機器とに分類して出力することを特徴とする。
またさらに、前記不要電波評価システムにおいて、前記第3の制御手段は、前記不要電波特徴データベース内の不要電波特徴データから、所定の不要電波特徴検索条件を用いて、前記曝露試験データベース内の曝露試験データにおける無線通信機器に対応する不要電波特徴データを検索することを特徴とする。
第2の発明に係る不要電波評価システムは、不要電波データを格納する不要電波データベースを記憶する第1の記憶装置を備えた不要電波評価システムであって、
前記不要電波データベースに格納された不要電波データに対応する不要電波を再生する不要電波再生装置を備えたことを特徴とする。
前記不要電波評価システムにおいて、前記不要電波再生装置により不要電波を所定の曝露無線通信機器に対して再生したときに、上記曝露無線通信機器の評価値を含む曝露試験データを生成する第3の制御手段をさらに備え、前記第3の制御手段は、前記曝露無線通信機器をシミュレーションすることで、前記曝露試験データを生成することを特徴とする。
従って、本発明に係る不要電波評価システムによれば、従来技術に比較して不要電波の評価時間を短縮しかつ簡単化することができる。
本発明の実施形態に係る不要電波評価システム300の構成例を示すブロック図である。 図1の不要電波データベース30aに格納されるラベル付けされた不要電波記録データの一例を示す表である。 本発明の実施形態に係る不要電波データ特徴抽出システム301の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る不要電波データ検索システム302の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る不要電波曝露試験システム303の構成例を示すブロック図である。 図5の不要電波曝露試験データベース70aに格納されるラベル付けされた曝露試験データの一例を示す表である。 本発明の実施形態に係る不要電波曝露試験データ登録システム304の構成例を示すブロック図である。 図7の不要電波曝露試験データ登録システム304により実行される分類処理を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る不要電波曝露試験データ検索システム305の構成例を示すブロック図である。 図9の不要電波曝露試験データ検索システム305により実行される分類処理を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る不要電波曝露試験データ検索システム306の構成例を示すブロック図である。 電波暗室80において図1の不要電波記録装置10を用いて不要電波データを記録する具体例を示す斜視図である。 図12の不要電波記録装置10により取得された、ラベル付けされた不要電波の一例を示す表である。 実験室のテーブル上において図1の不要電波記録装置10を用いて不要電波データを記録する具体例を示す斜視図である。 図14の不要電波記録装置10により取得された、ラベル付けされた不要電波の一例を示す表である。 実験室のテーブル上において図1の不要電波再生装置20を用いて不要電波データを再生する具体例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る不要電波再生エミュレータ装置20Eの構成例を示すブロック図である。 実施形態に係る不要電波評価システム300を用いた不要電波の計測と、不要電波による無線通信干渉の評価を示す斜視図である。 実施形態に係る不要電波評価システム300を用いた無線通信機器の開発と不要電波の設計支援を示す斜視図である。 実施例1に係る不要電波の記録及び再生によるHILSシミュレーション結果であって、LTE受信感度の評価例を示すグラフである。 実施例1に係る不要電波の記録及び再生による機能シミュレーション結果であって、LTE受信感度の評価例を示すグラフである。 実施例2に係るノイズ抑制シートによる対策前後の不要電波強度の距離依存性を示すグラフである。 実施例2に係る不要電波が無線通信品質に与える影響を示すグラフである。
以下、本発明に係る実施形態について説明する。なお、図面において、同一又は同様のものについて同一の符号を付してその詳細説明を省略する。
図1は本発明の実施形態に係る不要電波評価システム300の構成例を示すブロック図である。図1において、不要電波評価システム300は、不要電波記録装置10と、不要電波データベース30aを格納したクラウドサーバ装置200のデータベース記憶装置30と、不要電波再生装置20とを備えて構成される。クラウドサーバ装置200は通信回線201を介して不要電波記録装置10に接続されるとともに、通信回線202を介して不要電波再生装置20に接続されている。なお、データベース記憶装置30は不要電波記録装置10又は不要電波再生装置20に直接に接続してもよい。
図1において、不要電波記録装置10は、アンテナ11と、フィルタ12と、低ノイズアンプ13と、デジタルスペクトルアナライザ14とを備えて構成される。アンテナ11は例えば電磁ノイズなどの不要電波を受信して不要電波の帯域を通過させるバンドフィルタ又はローパスフィルタなどのフィルタ12と、低ノイズアンプ13とを介してデジタルスペクトルアナライザ14に出力する。
デジタルスペクトルアナライザ14は、周波数変換部15と、A/D変換器16と、デジタル出力データ形式変換器17と、通信回路201とを備えて構成される。ここで、周波数変換部15は、混合器91と、局部発振器92と、バンドフィルタ又はローパスフィルタなどのフィルタ93とを備えて構成される。周波数変換部15は入力される例えば電磁ノイズなどの不要電波を所定の周波数帯域の不要電波に低域周波数変換してA/D変換器16に出力する。A/D変換器16は、所定のサンプリング周波数を用いて、入力されるアナログノイズである不要電波を、デジタル値で表されかつサンプル番号が付与されたデジタルノイズデータのロウデータR11に変換してデジタル出力データ形式変換器17に出力する。デジタル出力データ形式変換器17は入力されるデジタルノイズデータのロウデータR11を、所定の記録条件R12(中心周波数、サンプリング周波数、低ノイズアンプ13のアンプ利得など;図1参照)を付加して所定のデータ形式を有するデジタルノイズデータに変換して通信回路201に出力する。通信回路201は入力されるデジタルノイズデータを所定のデジタル通信信号に変調して、通信回線211を介して、クラウドサーバ装置200のデータベース記憶装置30内の不要電波データベース30aに送信して格納する。
以上のように構成された不要電波記録装置10は、例えば電磁ノイズなどの不要電波を所定のデータ形式を有するデジタルノイズデータに変換して記録して、データベース記憶装置30内の不要電波データベース30aに格納することができる。
不要電波再生装置20は、通信回路202と、デジタル任意波形信号発生器21と、バンドフィルタ又はハイパスフィルタなどのフィルタ22と、高周波アンプ23と、アンテナ24とを備えて構成される。ここで、デジタル任意波形信号発生器21は、デジタル入力データ形式変換器25と、D/A変換器26と、周波数変換部27とを備えて構成される。通信回路202は、クラウドサーバ装置200のデータベース記憶装置30内の不要電波データベース30aから所定のデジタルノイズデータを受信してデジタル任意波形信号発生器21に出力する。デジタル任意波形信号発生器21は入力されるデジタルノイズデータを付帯する記録条件に基づいて所定の周波数帯域を有するデジタルノイズを発生してD/A変換器26に出力する。D/A変換器26は入力されるデジタルノイズをアナログの不要電波に変換して周波数変換部27に出力する。
周波数変換部27は、混合器94と、局部発振器95と、バンドフィルタ又はハイパスフィルタなどのフィルタ96とを備えて構成される。周波数変換部27は、入力されるアナログの不要電波を所定の帯域の不要電波に高域周波数変換して、所定の周波数帯域を通過させるバンドフィルタ又はハイパスフィルタなどのフィルタ22を介して高周波アンプ23に出力する。高周波アンプ23は、入力される不要電波を高周波増幅してアンテナ24から放射する。
以上のように構成された不要電波再生装置20は、不要電波データベース30aの所定のデータ形式を有するデジタルノイズデータに基づいて、それに対応する電磁ノイズなどの不要電波を発生して放射することができる。
図1の不要電波評価システム300においては、例えば不要電波を発生する装置の全面近傍において、例えば網目状の評価区分領域における不要電波を着目する周波数帯域で測定して記録する。不要電波を発生する装置に規定される各種の動作モード及び動作条件において、当該電磁ノイズなどの不要電波を記録する。ここで、例えば電波暗室内に不要電波送信機及び不要電波記録装置10を配置し、測定データはネットワークを経由して電波暗室外のクラウドサーバ装置200に構築された不要電波データベース30aに格納する。一方、被評価無線通信機器が、不要電波を発生する装置の近傍に置かれたことを想定して不要電波データベース30aから探索した不要電波を不要電波再生装置20により再生し、被評価無線通信機器の性能を評価することができる。被評価無線通信機器(不要電波受信機)は機能モデルにより表現され、不要電波による干渉を含めたシステムシミュレーションにより被評価無線通信機器(不要電波受信機)の性能を評価してもよい。
図2は図1の不要電波データベース30aに格納されるラベル付けされた不要電波記録データの一例を示す表である。図2において、不要電波記録データは、記録IDと、属性、装置名称、装置型式、周波数帯、動作モード、動作条件、位置座標、周波数、帯域幅、記録条件、データ時間長、ファイルの格納場所(記録データ)、等の項目を有する。図2に示すように、不要電波記録データ(デジタルデータ)について、記録時の各種付帯情報をラベルとして付与し、不要電波データベース30aに格納して保管する。
図3は本発明の実施形態に係る不要電波データ特徴抽出システム301の構成例を示すブロック図である。図3において、不要電波データ特徴抽出システム301は、
(1)不要電波特徴項目S1,S2を入力する入力装置41と、
(2)入力された不要電波特徴項目S1,S2に基づいて、データベース記憶装置30内の不要電波データベース30a内の不要電波記録データR1(不要電波データラベルL1でラベル付けされた)から、所定の不要電波特徴データF1,F2を抽出する不要電波データ解析計算機40と、
(3)データベース記憶装置30内の不要電波データベース30aと、
(4)データベース記憶装置50内の不要電波特徴データベース50aと
を備えて構成される。
ここで、入力装置41はキーボード、又はマウスなどの入力デバイスに加えて、CD又はDVDなどの記録媒体からデータを読み出すドライブ装置であってもよい。また、データベース記憶装置30,50は図1に示すようにクラウドサーバ装置200に格納してもよい。
不要電波特徴項目S1,S2は、例えば、
(1)帯域内積分電力、
(2)高調波積分電力、
(3)非高調波成分、
(4)ダイナミックレンジなどの
不要電波特徴データF1と、例えば
(5)ピーク波形形状、
(6)ピーク発生間隔、
(7)うねり形状、
(8)パターン波形長、
(9)パターン発生間隔などの
不要電波特徴データF2とを含む。
なお、不要電波特徴データは、前記不要電波特徴データF1,F2の各項目のうちの少なくとも1つを含むように構成してもよい。
不要電波データ解析計算機40は、入力された前記不要電波特徴項目S1,S2に基づいて、不要電波データベース30a内の不要電波記録データR1(不要電波データラベルL1でラベル付けされた)により発生されるノイズ波形から、所定の不要電波特徴データF1,F2を抽出して、データベース記憶装置50内の不要電波特徴データベース50aに格納して保管する。ここで、不要電波データラベルL1は、図2に示すように、装置名称、装置型式、動作モード、動作条件、位置座標などを含む。
以上説明したように、不要電波データ特徴抽出システム301によれば、不要電波データベース30a内の不要電波記録データR1と不要電波データラベルL1から構成されるノイズデータのノイズ波形から、不要電波特徴項目F1,F2(不要電波を特徴づける物理特性量群及びその抽出方法を定める)に従って、全ての記録された不要電波記録データR1,…から一括して不要電波特徴データF1,F2を抽出して、新たに不要電波特徴データベース50aの特徴データを作成することができる。本実施形態では、複数の不要電波特徴項目S1,S2を追加して定義でき、不要電波特徴データベース50aを拡張して構成できる。
図4は本発明の実施形態に係る不要電波データ検索システム302の構成例を示すブロック図である。図4において、不要電波データ検索システム302は、
(1)デジタルノイズデータのロウデータR21と、記録条件R22とからなる不要電波記録データR2と、不要電波特徴検索条件SS1とを入力する入力装置41と、
(2)入力された不要電波記録データR2と不要電波特徴検索条件SS1とに基づいて、不要電波特徴検索条件SS1を検索キーとして用いて、データベース記憶装置30内の不要電波データベース30a内の不要電波記録データR1(不要電波データラベルL1でラベル付けされた)から、所定の不要電波特徴データF1を検索する不要電波データ解析計算機40Aと、
(3)データベース記憶装置30内の不要電波データベース30aと、
(4)データベース記憶装置50内の不要電波特徴データベース50aと
を備えて構成される。
なお、不要電波特徴検索条件SS1は、たとえばダイナミックレンジのような特徴変数であり、その値を不要電波記録データR2に対して抽出することで、検索条件にしてもよい。
ここで、入力装置41はキーボード、又はマウスなどの入力デバイスに加えて、CD又はDVDなどの記録媒体からデータを読み出すドライブ装置であってもよい。また、データベース記憶装置30,50は図1に示すようにクラウドサーバ装置200に格納してもよい。
不要電波データ解析計算機40Aは、入力された不要電波記録データR2と不要電波特徴検索条件SS1とに基づいて、不要電波特徴検索条件SS1を検索キーとして用いて、データベース記憶装置30内の不要電波データベース30a内の不要電波記録データR1(不要電波データラベルL1でラベル付けされた)から、所定の不要電波特徴データF1を検索して、検索結果の不要電波特徴データF1を、データベース記憶装置50内の不要電波特徴データベース50aに格納して保管する。なお、不要電波特徴検索条件SS1は、たとえばダイナミックレンジのような特徴変数であり、その値を不要電波記録データR2に対して抽出することで、検索条件にしてもよい。
不要電波データ解析計算機40Aは、入力された不要電波記録データR2と不要電波特徴検索条件SS1とに基づいて、不要電波特徴検索条件SS1を検索キーとして用いて、不要電波特徴データベース50a内の不要電波特徴データF1から、直接に該当する不要電波特徴データF1を検索して、それに対応する不要電波データの不要電波データラベルL1を検索して出力してもよい。
ここで、不要電波特徴検索条件SS1は、例えば、不要電波特徴データF1の各項目を含む。
以上説明したように、不要電波データ検索システム302によれば、不要電波データR1について、不要電波特徴検索条件SS1に基づき、特徴が類似した不要電波データを不要電波データベース30aから検索し、検索結果として、検索結果の不要電波特徴データF1を検索することができる。これに基づいて、これに対応する該当装置名称、装置型式、動作条件などの不要電波データラベルL1に加えて、不要電波対策方法(例えば、不要電波データベース30aに予め格納しておく)などの情報を取得する。これにより、不要電波データの不要電波特徴データF1をタグとした逆引き検索機能として機能させることができる。
以上の実施形態において、不要電波データベース30aに格納された不要電波データから、不要電波特徴データのうちの少なくとも1つの特徴項目である所定の不要電波特徴検索条件を用いて検索することで、検索結果を出力する。また、不要電波特徴データベース50aに格納された不要電波特徴データ(なお、当該不要電波特徴データは不要電波データに紐付けされて(対応づけられて)いるので、不要電波データベース30aの不要電波データであってもよい。)から、不要電波特徴データ(直前の尚書きと同様である)のうちの少なくとも1つの特徴項目である所定の不要電波特徴検索条件を用いて検索することで、検索結果を出力する。
図5は本発明の実施形態に係る不要電波曝露試験システム303の構成例を示すブロック図である。図5において、不要電波曝露試験システム303は例えば電波暗室80又は電波暗箱等に設けられ、不要電波再生装置20と、不要電波曝露試験装置60と、不要電波曝露試験データベース70aを格納するデータベース記憶装置70とを備えて構成される。なお、データベース記憶装置70は例えば図1のクラウドサーバ装置200に設けてもよい。
図5において、不要電波曝露試験装置60は、曝露無線通信機器61と、無線信号発生装置62と、無線信号受信装置63と、無線性能評価装置64とを備えて構成される。不要電波再生装置20は、図1に示すように、不要電波データベース30a内の不要電波記録データR1に基づいて、対応する例えば電磁ノイズである不要電波を、曝露無線通信機器61に対して放射することで曝露する。不要電波曝露試験装置60内の無線性能評価装置64は、無線信号発生装置62及び無線信号受信装置63の動作を制御することで、無線信号発生装置62に所定の無線信号を発生して曝露無線通信機器61に出力するとともに、曝露無線通信機器61により受信処理された後の受信無線信号を無線信号受信装置63に引き渡し、これを無線性能評価装置64で解析して所定の評価条件に基づいて評価することで、例えば電磁ノイズなどの不要電波を曝露したときの曝露無線通信機器61の状態を試験してその試験結果である曝露試験データT1を、データベース記憶装置70内の不要電波曝露試験データベース70aに格納して保管する。ここで、無線性能評価装置64の試験結果である曝露試験データT1は、図5に示すように、不要電波データIDを付して、評価項目毎に評価値を有する。
以上説明したように、不要電波曝露試験システム303によれば、不要電波データについて無線通信機器への干渉性を評価するため、実際の曝露無線通信機器61に対して不要電波データを不要電波再生装置20により再生して曝露し、通信性能(例えばスループット、エラーレート、受信感度等)を評価項目として記録する。
図6は図5の不要電波曝露試験データベース70aに格納されるラベル付けされた曝露試験データT1の一例を示す表である。図6において、曝露試験データT1は、記録IDと、属性、装置名称、装置型式、周波数帯、動作モード、動作条件、位置座標、周波数、帯域幅、試験条件、ファイルの格納場所(試験データ)の項目を有する。図6に示すように、不要電波データによる曝露無線通信機器61への曝露試験データ(デジタルデータ)について、試験時の各種情報をラベルL2として付与し、不要電波曝露試験データベース70aに格納して保管する。
図7は本発明の実施形態に係る不要電波曝露試験データ登録システム304の構成例を示すブロック図である。図7において、不要電波曝露試験データ登録システム304は、不要電波データ解析計算機40Bと、例えば電波暗室80内の不要電波再生装置20及び不要電波曝露試験装置60と、不要電波データベース30aを有するデータベース記憶装置30と、不要電波曝露試験データベース70aを有するデータベース記憶装置70とを備えて構成される。
図7において、不要電波データ解析計算機40Bは、不要電波データに対して、曝露無線通信機器61への不要電波の再生及び曝露による評価結果を、曝露試験データラベルL2でラベル付けされた曝露試験データT1として紐付けすることで、不要電波曝露試験データベース70aに登録して格納する。登録後は、不要電波曝露試験データベース70aを用いて、ある無線通信機器(曝露無線通信機器61)に対して、網羅的な記録条件の不要電波データを再生して曝露して試験することにより、イミュニティ評価が可能となる。これにより、図8以降で後述するように、ある記録条件の不要電波データべースのデータ群に対して、イミュニティ耐性の高い無線通信機器群の逆引き抽出が可能となる。
なお、曝露試験データラベルT1は、図7に示すように、装置名称、装置型式、動作モード、動作条件、位置座標などを含む。
図8は図7の不要電波曝露試験データ登録システム304により実行される分類処理を示すブロック図である。図8において、不要電波曝露試験データベース70a内の曝露試験データから、曝露試験データラベルL2を用いて、以下の不要電波データに分類することができる。
(データA1)曝露無線通信機器61に対する曝露試験の影響が所定の閾条件に至らない(当該閾条件で影響を受けない)不要電波データ;
(データA2)曝露無線通信機器61に対する曝露試験の影響が前記閾条件を超える(すなわち、前記閾条件以上で影響を受ける)不要電波データ。
ここで、各データA1,A2は、不要電波データラベルL1でラベル付けされた不要電波記録データR1と、曝露試験閾条件P1又はP2とを含む。従って、図7の不要電波曝露試験データ登録システム304によれば、ある無線通信機器(不要電波データラベルL1に記載)に対する不要電波データの曝露試験において、ある評価項目に対する影響が曝露試験閾条件P1又はP2(閾値)を満たすか否かを指標に不要電波データを分類することができる。
図9は本発明の実施形態に係る不要電波曝露試験データ検索システム305の構成例を示すブロック図である。図9において、不要電波曝露試験データ検索システム305は不要電波データ解析計算機40Cと、入力装置41とを備えて構成される。
不要電波データ解析計算機40Cは、ある無線通信機器(曝露無線通信機器61)について、ある性能項目に対して閾条件を曝露無線通信機器用試験カードC1(不要電波データC11と、記録条件C12とを備える)として入力装置41から入力して設定し、曝露試験検索条件TS1に合致する不要電波データを、不要電波曝露試験データベース70aから検索し、検索結果を得ることで、ある無線通信機器が干渉耐性(イミュニティ)を備える不要電波群を抽出して評価できる。
図10は図9の不要電波曝露試験データ検索システム305により実行される分類処理を示すブロック図である。図10において、不要電波曝露試験データベース70aから検索することで、以下の2つの無線通信機器に分類することができる。
(データB1)曝露無線通信機器61に対する曝露試験の影響が所定の閾条件に至らない(当該閾条件で影響を受けない)無線通信機器データ;
(データB2)曝露無線通信機器61に対する曝露試験の影響が前記閾条件を超える(すなわち、前記閾条件以上で影響を受ける)無線通信機器データ。
ここで、各データB1、B2は、曝露試験閾条件P1又はP2と、曝露試験データラベルL2とを含む。従って、図9の不要電波曝露試験データ検索システム305によれば、ある不要電波(不要電波データラベルL1に記載)に対する無線通信機器の曝露試験において、ある評価項目に対する影響が閾値を超えるか否かを指標に無線通信機器を分類できる。
図11は本発明の実施形態に係る不要電波曝露試験データ検索システム306の構成例を示すブロック図である。図11において、不要電波曝露試験データ検索システム306は、
(1)不要電波データであるデジタルノイズデータのロウデータR11と、記録条件R12とからなる不要電波記録データR2と、不要電波特徴検索条件SS2とを入力する入力装置41と、
(2)入力された不要電波記録データR2と、不要電波特徴検索条件SS2とに基づいて、不要電波特徴検索条件SS2を検索キーとして用いて、データベース記憶装置50内の不要電波特徴データベース50a内の不要電波データ(不要電波検索条件に合致する不要電波データ群)を検索した後、データベース記憶装置70内の不要電波曝露試験データベース70aから、当該不要電波データに対応する、曝露試験の評価項目及び閾値検索条件に合致する無線通信機器群を検索する不要電波データ解析計算機40Dと、
(3)データベース記憶装置70内の不要電波曝露試験データベース70aと、
(4)データベース記憶装置50内の不要電波特徴データベース50aと
を備えて構成される。
なお、不要電波特徴検索条件SS2は、たとえばダイナミックレンジのような特徴変数であり、その値を不要電波記録データR2に対して抽出することで、検索条件にしてもよい。
図11において、不要電波データ解析計算機40Dは、入力装置41により入力された不要電波記録データR2と、不要電波特徴検索条件SS2とに基づいて、不要電波特徴検索条件SS2を検索キーとして用いて、データベース記憶装置50内の不要電波特徴データベース50a内の不要電波データ(不要電波検索条件に合致する不要電波データ群)を検索した後、データベース記憶装置70内の不要電波曝露試験データベース70aから、当該不要電波データに対応する、曝露試験の評価項目及び閾値検索条件に合致する無線通信機器群を検索し、検索結果をディスプレイなどの出力部に出力する。なお、不要電波特徴検索条件SS2は、たとえばダイナミックレンジのような特徴変数であり、その値を不要電波記録データR2に対して抽出することで、検索条件にしてもよい。
以上説明したように、図11の不要電波曝露試験データ検索システム306によれば、ある不要電波データについて、不要電波特徴条件SS2に基づき、特徴が類似した不要電波データを不要電波特徴データベース50aから検索する。前記にて検索された不要電波データに対して、ある性能評価項目における影響が閾値を超える(あるいは超えない)無線通信機器を不要電波曝露試験データベース70aから検索する。これにより、もとの不要電波データの無線通信機器への干渉性を評価でき、電波干渉を受けるか否かの無線通信機器を検索することができる。
図12は電波暗室80において図1の不要電波記録装置10を用いて不要電波データを記録する具体例を示す斜視図である。図12において、実験室である電波暗室80において、不要電波源である不要電波送信機19が載置され、その近傍に不要電波記録装置10が配置される。なお、図12の具体例では、不要電波送信機19は例えば、0.5m×0.5m×2.0mの大型キャビネットに収容されている。
不要電波記録装置10は三次元走査装置18に取り付けられ、不要電波送信機19の表面の近傍において、例えば矩形形状の網目状評価区分領域の各領域(三次元の座標位置で記録)で不要電波を受信できるように、三次元走査装置18により三次元で走査される。このとき、不要電波記録装置10は不要電波を着目する周波数帯域で測定して記録する。ここで、不要電波送信機19に規定される各種の動作モード及び動作条件において、上述の記録項目で記録して、測定された不要電波データを、ネットワークを経由して電波暗室80外のクラウドサーバ装置200に構築された不要電波データベース30aに格納する。
図13は図12の不要電波記録装置10により取得された、ラベル付けされた不要電波の一例を示す表である。図13に示すように、不要電波記録データ(デジタルデータ)について、記録時の各種情報をラベルL1として付与し、不要電波データベース30aに格納して保管する。
図14は実験室のテーブル上において図1の不要電波記録装置10を用いて不要電波データを記録する具体例を示す斜視図である。図14において、実験室のテーブル上において、不要電波送信機19が載置されている。ここで、図14の具体例では、例えば5cm×10cm×1cmのサイズを有する無線センサモジュールの一例を示す。
不要電波記録装置10は三次元走査装置18に取り付けられ、不要電波送信機19の表面の近傍において、例えば矩形形状の網目状評価区分領域の各領域(三次元の座標位置で記録)で不要電波を受信できるように、三次元走査装置18により三次元で走査される。このとき、不要電波記録装置10は不要電波を着目する周波数帯域で測定して記録する。ここで、不要電波送信機19に規定される各種の動作モード及び動作条件において、上述の記録項目で記録して、測定された不要電波データを、ネットワークを経由して電波暗室80外のクラウドサーバ装置200に構築された不要電波データベース30aに格納する。
図15は図14の不要電波記録装置10により取得された、ラベル付けされた不要電波の一例を示す表である。図15に示すように、不要電波記録データ(デジタルデータ)について、記録時の各種情報をラベルL1として付与し、不要電波データベース30aに格納して保管する。
図16は実験室のテーブル上において図1の不要電波再生装置20を用いて不要電波データを再生する具体例を示す斜視図である。図16において、実験室のテーブル上において、非評価無線通信機器である不要電波受信機29が載置されている。ここで、図16の具体例では、例えば5cm×10cm×1cmのサイズを有する移動体通信モジュールの一例を示す。
不要電波再生装置20は三次元走査装置28に取り付けられ、不要電波受信機29の表面の近傍において、不要電波受信機29が、例えば矩形形状の網目状評価区分領域の各領域(三次元の座標位置で記録)で不要電波を受信できるように、三次元走査装置28により三次元で走査される。このとき、不要電波再生装置20は不要電波を着目する周波数帯域で再生して、図8の不要電波曝露試験システム303により受信し、評価して、曝露試験データT1を得て不要電波曝露試験データベース70aに格納する。すなわち、被評価無線通信機器である不要電波受信機29が、不要電波を発生する装置の近傍に置かれた事を想定して、不要電波再生装置20が不要電波データベース30aから探索した不要電波データに基づいて不要電波を再生し、無線機の性能を評価する。なお、被評価無線通信機器である不要電波受信機29と不要電波再生装置20は電波暗室80又は電波暗箱の内部に配置されることが好ましい。
図17は本発明の実施形態に係る不要電波再生エミュレータ装置20Eの構成例を示すブロック図である。図17において、不要電波再生エミュレータ装置20Eは、不要電波発生回路モジュール101と、コンバイナ102と、無線受信回路モジュール103と、ベースバンド信号処理回路モジュール104と、無線通信機器性能評価用のシステムシミュレータ100と、通信用無線信号発生回路モジュール105とを備えて構成される。
図17において、不要電波発生回路モジュール101はデータベース記憶装置30内の不要電波データベース30aの所定の不要電波データを受信し、当該不要電波特徴データに基づいて例えば電磁ノイズなどの不要電波を発生してコンバイナ102に出力する。通信用無線信号発生回路モジュール105はシステムシミュレータ100からの制御により所定の通信用無線信号を発生してコンバイナ102に出力する。コンバイナ102は入力される信号及びノイズを合成して無線受信回路モジュール103に出力する。無線受信回路モジュール103は入力される信号及びノイズを受信した後、低雑音増幅及び低域周波数変換などの処理を行って処理後の信号及びノイズをベースバンド信号処理回路モジュール104に出力する。ベースバンド信号処理回路モジュール104は入力される処理後の信号及びノイズに対して復調などのベースバンド処理を行ってシステムシミュレータ100に出力する。システムシミュレータ100は入力される信号及びノイズに基づいて、ノイズが信号に与える干渉性の影響などについて評価し、評価結果をディスプレイなどの出力部に表示して出力する。
以上説明したように、不要電波再生エミュレータ装置20Eによれば、被評価無線通信機器が、不要電波を発生する装置の近傍に置かれたことを想定して不要電波データベース30aの不要電波データに基づいて不要電波を再生し、無線通信機器の性能(不要電波に対する干渉性などの性能)を評価することができる。
図18は実施形態に係る不要電波評価システム300を用いた不要電波の計測と、不要電波による無線通信干渉の評価を示す斜視図である。図18において、例えば10m級の電波暗室80において、電気自動車19A又はワイヤレス給電装置19Bなどの不要電波送信機からの電磁ノイズなどの不要電波を不要電波記録装置10により記録して不要電波データを作成して不要電波データベース30aに格納する。一方、電波暗室80から遠隔の研究室80Aにおいて、不要電波データベース30a内の不要電波データに基づいて不要電波再生装置20により電磁ノイズなどの不要電波を発生して非評価無線通信機器である無線通信デバイス103Aに放射して、無線通信シミュレータ100Aによりシミュレーションして干渉性等の評価を行うことができる。
すなわち、本実施形態によれば、「不要電波の計測」と「不要電波による無線通信干渉の評価」を空間及び時間において分離する手法を実現することができる。ここで、あらかじめ記録した不要電波データを、無線通信環境で再生し、干渉を評価する。ノイズ源装置に適した実験サイト(遠隔地の電波暗室等)、無線通信デバイスのバリエーション(ノイズ対策有無、マルチバンド、実機とシミュレーションモデル)、等の多様な形態に対応できる。
図19は実施形態に係る不要電波評価システム300を用いた無線通信機器の開発と不要電波の設計支援を示す斜視図である。図19において、例えば無線通信機器の開発において、不要電波記録装置10により記録して不要電波データを作成して不要電波データベース30aに格納する。一方、不要電波設計の支援において、不要電波再生装置20により電磁ノイズなどの不要電波を発生して非評価無線通信機器である無線通信デバイスに放射して、所定の設計変更などの対策のために、干渉性等の評価を行うことができる。
すなわち、新たな無線通信機器開発において、不要電波データベース30aから、過去の無線通信機器開発における不要電波(電気自動車ノイズ)の発生及び不要電波対策とその効果について類似事例、参考事例、パラメータ事例を探索し、ノイズ設計(ノイズ低減化やノイズ耐性等のノイズ性能を獲得する機器設計)を支援することができる。
従って、不要電波(ノイズ)対策部材の開発において、不要電波データベース30aから、過去の無線通信機器開発におけるノイズ対策事例を探索して材料特性、構造設計等の意思決定を支援することができる。
以上の実施形態において、不要電波データ解析計算機40,40A,40B,40C,40Dはデジタル計算機等の制御手段により構成される。
本発明者らは、不要電波の記録及び再生の実施例1について試作して実験結果を以下の通り得た(例えば、非特許文献2〜4参照)。
例えば80kHz矩形波の25000次以上の高調波が2.12GHz受信帯に存在することを確認した。また、受信性能に及ぼす影響を以下の手法で評価した。
(手法1)Hardware−in−the−loop(HILS)シミュレーション;
(手法2)RF回路動作記述モデルによる通信システムシミュレーション。
図20Aは、実施例1に係る不要電波の記録及び再生によるHILSシミュレーション結果であって、LTE受信感度の評価例を示すグラフである。また、図20Bは、実施例1に係る不要電波の記録及び再生による機能シミュレーション結果であって、LTE受信感度の評価例を示すグラフである。図20AはLTEバンドにおける最小受信電力を示しており、基準信号レベルは−104dBmであり、ノイズレベルは−90dBmであった。図20BはLTEバンド1における最小受信電力を示しており、基準信号レベルは−104.1dBmであり、ノイズレベルは−89.9dBmであった。これにより、本発明者らは、不要電波の記録及び再生によるLTE受信感度(Band1)の評価について「HILSによる実機を含むエミュレーション」と「機能モデルによるフルシミュレーション」の一致を確認した。
実施例2では、インバータ電源装置の近傍における不要電波と移動通信への干渉評価について以下に説明する。
近年、無線通信の通信量は急増すると予測されており、無線通信に用いられる周波数はますます拡大される。一方で高速パワーデバイスやそれを用いたインバータ機器や無線電力給電(以下、WPTという)などの新たな電波利用機器の普及が見込まれており、これらの機器の近傍における不要電波が移動通信等の無線信号に及ぼすノイズ干渉が顕在化する恐れがある。
本実施例2では、WPT用インバータ電源装置から放射される不要電波のLTE移動通信への干渉を評価するとともに、磁性扁平粉がポリマー中に分散された複合構造のノイズ抑制シート(以下、NSSという;例えば、図19に図示した「電磁遮蔽シート」等をいう)によるノイズ低減効果を評価する。
(不要電波の発生と低減の評価)
GaN素子を用いたスイッチング周波数87.5kHzの7kW級WPT用電源装置(以下、DUTという)の不要電波を測定した。DUTの近傍磁界を測定したところ、不要電波は制御用CPU基板が搭載されている箇所で最も強いレベルで観測された。この位置でホーンアンテナを用いて0.5〜6GHzの広帯域で不要電波を観測し、とくに不要電波が強いレベルで観測された周波数帯でダイポールアンテナを用いてDUTとの水平距離を0.1〜4mで変化させ不要電波を測定した。続いて、放射ノイズを吸収するNSSをアルミ製パンチングメタル(厚さ:0.8mm,孔径5mm,ピッチ8mm)に貼り付け、パンチングメタルと同一位置・寸法に開孔して制御用CPU基板を覆った。ノイズ対策前後のDUTからの距離依存性を図21に示す。
図21は実施例2に係るノイズ抑制シートによる対策前後の不要電波強度の距離依存性を示すグラフである。図21から明らかなように、今回用いたノイズ対策により、放射される不要電波を最大約25dB抑制できていることが確認できた。不要電波の強度は測定系の増幅利得やケーブルロスを校正した。
(不要電波による移動通信干渉の評価)
無線通信システムシミュレータを用いた所定の無線通信性能解析環境によって不要電波が無線通信に与える影響の評価を行った。ノイズ対策前にノイズ強度が最も高かった840MHz帯のDUT−ダイポールアンテナ間距離0.1mで観測されたノイズが無線通信に与える影響の評価結果を図22に示す。
図22は実施例2に係る不要電波が無線通信品質に与える影響を示すグラフである。図22から明らかなように、NSSにより無線通信に与える影響が低減され3GPPで規定された最小受信感度−100dBm/5MHzを満たすことが確認できた。
以上説明したように、実施例2によれば、GaN素子を用いた7kW級WPTインバータ電源装置の近傍で観測される不要電波が無線通信に与える干渉を評価した。また、NSSによるノイズ対策効果について移動通信性能を指標として評価し、不要電波の低減が受信機の最小受信感度の改善につながることを明らかにした。このように、ノイズ対策の前後における不要電波の計測データを記録して収集することにより、その計測データを無線通信システムシミュレーションに読み込むことで、ノイズ対策の効果を、移動通信性能を指標として評価することができる。
以上詳述したように、あらゆるIoT機器が無線化され、通信のみならず電力も無線送信・受信される。IoT機器の開発において、ノイズ耐性の確認やノイズ対策の施工は不可欠であり、このための開発環境として産業利用される。ノイズデータベースとして、極めて多数の機器のノイズ情報をビッグデータとして収集することにより、普遍的なノイズ対策の導出、あるいは機器ごとの最適なノイズ対策の自動抽出、等が可能となる。
10 不要電波記録装置、
11 アンテナ、
12 フィルタ、
13 低ノイズアンプ、
14 デジタルスペクトルアナライザ、
15 周波数変換部、
16 A/D変換器、
17 デジタル出力データ形式変換器、
18 三次元走査装置、
19 不要電波送信機、
19A 電気自動車、
19B ワイヤレス給電装置、
20 不要電波再生装置、
21 デジタル任意波形信号発生器、
22 フィルタ、
23 高周波アンプ、
24 アンテナ、
25 デジタル入力データ形式変換器、
26 D/A変換器、
27 周波数変換部、
28 三次元走査装置、
29 不要電波受信機、
30 データベース記憶装置、
30a 不要電波データベース、
40,40A,40B,40C,40D 不要電波データ解析計算機、
41 入力装置、
50 データベース記憶装置、
50a 不要電波特徴データベース、
60 不要電波曝露試験装置、
61 曝露無線通信機器、
62 無線信号発生装置、
63 無線信号受信装置、
64 無線性能評価装置、
70 データベース記憶装置、
70a 不要電波曝露試験データベース、
80 電波暗室、
91 混合器、
92 局部発振器、
93 フィルタ、
94 混合器、
95 局部発振器、
96 フィルタ、
100 システムシミュレータ、
100A 無線通信シミュレータ、
101 不要電波発生回路モジュール、
102 コンバイナ、
103 無線受信回路モジュール、
103A 無線通信デバイス、
104 ベースバンド信号処理回路モジュール、
105 通信用無線信号発生回路モジュール、
200 クラウドサーバ装置、
201,202,203 通信回路、
211,212 通信回線、
300 不要電波評価システム、
301 不要電波データ特徴抽出システム、
302 不要電波データ検索システム、
303 不要電波曝露試験システム、
304 不要電波曝露試験データ登録システム、
305 不要電波曝露試験データ検索システム、
306 不要電波曝露試験データ検索システム、
C1 曝露無線通信機器用試験カード、
F1,F2 不要電波特徴データ、
L1 不要電波データラベル、
L2 曝露試験データラベル、
P1,P2 曝露試験閾条件、
R1,R2 不要電波記録データ、
R11,R21 ロウデータ、
R12,R22 記録条件、
S1,S2 不要電波特徴抽出条件、
SS1,SS2 不要電波特徴検索条件、
T1 曝露試験データ、
TS1 曝露試験検索条件。
図1は本発明の実施形態に係る不要電波評価システム300の構成例を示すブロック図である。図1において、不要電波評価システム300は、不要電波記録装置10と、不要電波データベース30aを格納したクラウドサーバ装置200のデータベース記憶装置30と、不要電波再生装置20とを備えて構成される。クラウドサーバ装置200は通信回線211を介して不要電波記録装置10に接続されるとともに、通信回線212を介して不要電波再生装置20に接続されている。なお、データベース記憶装置30は不要電波記録装置10又は不要電波再生装置20に直接に接続してもよい。

Claims (13)

  1. 不要電波データを格納する不要電波データベースを記憶する第1の記憶装置を備えた不要電波評価システムであって、
    不要電波を発生する装置の近傍の複数の領域において、当該不要電波を所定の記録条件で測定して、測定結果である不要電波のデジタルデータと前記記録条件とを含む不要電波データを記録して前記不要電波データベースに格納する不要電波記録装置と、
    前記不要電波データベースに格納された不要電波データに対応する不要電波を再生する不要電波再生装置とを備えたことを特徴とする不要電波評価システム。
  2. 所定の不要電波特徴データを含む不要電波特徴データベースを格納する第2の記憶装置と、
    前記不要電波データベースに格納された不要電波データから、不要電波特徴データのうちの少なくとも1つの特徴項目について不要電波特徴データとして特徴抽出し、前記不要電波特徴データを上記不要電波特徴データベースに格納する第1の制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の不要電波評価システム。
  3. 前記不要電波データベースに格納された不要電波データから、不要電波特徴データのうちの少なくとも1つの特徴項目である所定の不要電波特徴検索条件を用いて検索することで、検索結果を出力する第2の制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の不要電波評価システム。
  4. 前記不要電波特徴データベースに格納された不要電波特徴データから、不要電波特徴データのうちの少なくとも1つの特徴項目である所定の不要電波特徴検索条件を用いて検索することで、検索結果を出力する第2の制御手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の不要電波評価システム。
  5. 前記不要電波再生装置により不要電波を所定の曝露無線通信機器に対して再生したときに、上記曝露無線通信機器の評価値を含む曝露試験データを生成する第3の制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の不要電波評価システム。
  6. 前記第3の制御手段は、前記曝露無線通信機器をシミュレーションすることで、前記曝露試験データを生成することを特徴とする請求項5記載の不要電波評価システム。
  7. 前記曝露試験データを含む曝露試験データベースを格納する第3の記憶装置をさらに備え、
    前記第3の制御手段は、前記曝露試験データを前記曝露試験データベースに格納することを特徴とする請求項5又は6記載の不要電波評価システム。
  8. 前記第3の制御手段は、前記曝露試験データベース内の曝露試験データに基づいて、所定の曝露無線通信機器の不要電波記録データについて、曝露試験の影響が所定の閾条件に至らないか否かに応じて分類して出力することを特徴とする請求項7記載の不要電波評価システム。
  9. 前記第3の制御手段は、前記曝露試験データベース内の曝露試験データから、所定の曝露試験検索条件を用いて、該当する不要電波データを検索することを特徴とする請求項7記載の不要電波評価システム。
  10. 前記第3の制御手段は、前記曝露試験データベース内の曝露試験データに基づいて、曝露試験の影響が所定の閾条件に至らない無線通信機器と、当該閾条件に超える無線通信機器とに分類して出力することを特徴とする請求項7記載の不要電波評価システム。
  11. 請求項2記載の不要電波評価システムであり、かつ請求項7記載の不要電波評価システムであって、
    前記第3の制御手段は、前記不要電波特徴データベース内の不要電波特徴データから、所定の不要電波特徴検索条件を用いて、前記曝露試験データベース内の曝露試験データにおける無線通信機器に対応する不要電波特徴データを検索することを特徴とする不要電波評価システム。
  12. 不要電波データを格納する不要電波データベースを記憶する第1の記憶装置を備えた不要電波評価システムであって、
    前記不要電波データベースに格納された不要電波データに対応する不要電波を再生する不要電波再生装置を備えたことを特徴とする不要電波評価システム。
  13. 前記不要電波再生装置により不要電波を所定の曝露無線通信機器に対して再生したときに、上記曝露無線通信機器の評価値を含む曝露試験データを生成する第3の制御手段をさらに備え、前記第3の制御手段は、前記曝露無線通信機器をシミュレーションすることで、前記曝露試験データを生成することを特徴とする請求項12記載の不要電波評価システム。
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