JPWO2019163966A1 - ニオイ検出装置、ニオイ検出方法、及びプログラム - Google Patents

ニオイ検出装置、ニオイ検出方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

ニオイ検出装置100は、感応膜を備えた第1のニオイセンサ10と、同一の感応膜を備えた第2のニオイセンサ20と、制御装置30と、を備えている。制御装置30は、第1のニオイセンサ10から出力されてきた第1のセンサデータ、及び第2のニオイセンサから出力されてきた第2のセンサデータを取得する、センサデータ取得部31と、第1のセンサデータと第2のセンサデータとの差分を計算する、算出処理部32と、いずれか一方のニオイセンサの感応膜が定常状態にあるときに、差分に基づいて、他方のニオイセンサの感応膜が定常状態にあるかどうかを判定する、判定部33と、を備えている。

Description

本発明は、雰囲気中の物質からニオイを検出するための、ニオイ検出装置、ニオイ検出方法、及びこれらを実現するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
従来から、特定のニオイを検出するためにニオイセンサが用いられている(例えば、特許文献1及び2参照。)。ニオイセンサは、感応膜によって、特定のニオイの元となる分子(以下「ニオイ分子」と表記する)を検出することによって、特定のニオイを検出する。また、感応膜の例としては、金属酸化物膜、有機半導体薄膜等が挙げられる。このような感応膜では、特定のニオイ分子が付着すると導電性が変化することから、特定の化学物質の検知が可能となる。
また、従来からのニオイセンサでは、検出できるニオイ分子が固定されるため、検出されるニオイも固定されるが、近年においては、一つのセンサで種々のニオイを検出できる汎用型のニオイセンサが開発されている。例えば、非特許文献1は、汎用型のニオイセンサとして、膜型表面応力センサ(MSS: Membrane-type Surface stress Sensor)を開示している。
MSSは、通常、2つ以上のセンサ素子で構成されている。各センサ素子は、感応膜が設けられた円形部分と、円形部分を囲むフレームと、円形部分をフレームに連結するための複数のブリッジとを備えている。そして、各ブリッジにはピエゾ抵抗素子が埋め込まれている。このような構成において、ニオイ分子が感応膜に吸着すると、感応膜に応力が生じて円形部分が変形するため、各ブリッジに応力がかかる。この結果、ブリッジに埋め込まれたピエゾ抵抗素子の電気抵抗が大きく変化することから、抵抗値の値からニオイの検出が可能となる。
また、MSSにおいては、センサ素子毎に、感応膜の材質が異なっているが、各センサ素子に吸着するニオイ分子の種類は1種類に固定されているわけではない。各センサ素子の感応膜の材質は、各センサ素子の出力データを合成して得られるMSS全体の出力データのパターンが、ニオイ、即ち、ニオイの元になる各ニオイ分子の集合に応じて異なるように設定されている。このため、MSSでは、予め機械学習によって、検出対象となるニオイ毎に、出力パターンを学習して解析器を作成することにより、多種類のニオイの検出が可能となる。
なお、MSS以外も含む特性の異なる複数のニオイセンサを用い、各ニオイセンサからのデータを組合せて機械学習による解析を行い、対象毎に、ニオイの解析器を生成する手法もある。
特許第6121014号公報 特許第5582803号公報
「嗅覚センサーの業界標準を目指す「MSSアライアンス」発足〜MSS技術実用化に向けた基礎的要素技術確立を目指して〜」,[online],2015年9月29日,日本電気株式会社,[平成27年9月1日検索],インターネット<URL:http://jpn. nec.com/press/201509/20150929_01.html>
ところで、このような感応膜を備えたニオイセンサでは、検出精度を保つために、検出を行う前に、感応膜を定常状態とするため、感応膜に付着しているニオイ分子を脱離(パージ)する処理が行われることがある。このニオイ分子の脱離処理(パージ処理)は、特に、複数種類のニオイを検出する汎用型のニオイセンサにおいて、特に重要である。
しかしながら、従来からのニオイセンサでは、脱離処理が十分に行われて、感応膜が定常状態にあることを知る術はなく、ユーザは、経験、実験値を基に、一定時間をもって脱離処理を完了としていた。このため、脱離処理が不十分であるために、検出精度が低下する場合がある。また、無駄に長時間の脱離処理を行ってしまい、作業効率が低下してしまう場合もある。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、ニオイセンサにおける脱離処理において、感応膜が定常状態にあるかどうかを判定し得る、ニオイ検出装置、ニオイ検出方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるニオイ検出装置は、
感応膜を備えた第1のニオイセンサと、
前記感応膜と同一の感応膜を備えた第2のニオイセンサと、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記第1のニオイセンサから出力されてきた第1のセンサデータ、及び前記第2のニオイセンサから出力されてきた第2のセンサデータを取得する、センサデータ取得部と、
前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの差分を計算する、算出処理部と、
いずれか一方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるときに、前記差分に基づいて、他方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるかどうかを判定する、判定部と、を備えている、
ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるニオイ検出方法は、
感応膜を備えた第1のニオイセンサと、
前記感応膜と同一の感応膜を備えた第2のニオイセンサと、を用いて、ニオイを検出するための方法であって、
(a)前記第1のニオイセンサから出力されてきた第1のセンサデータ、及び前記第2のニオイセンサから出力されてきた第2のセンサデータを取得する、ステップと、
(b)前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの差分を計算する、ステップと、
(c)いずれか一方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるときに、前記差分に基づいて、他方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるかどうかを判定する、ステップと、を有する、
ことを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
感応膜を備えた第1のニオイセンサと、前記感応膜と同一の感応膜を備えた第2のニオイセンサと、コンピュータと、を備えたニオイ検出装置において、
前記コンピュータに、
(a)前記第1のニオイセンサから出力されてきた第1のセンサデータ、及び前記第2のニオイセンサから出力されてきた第2のセンサデータを取得する、ステップと、
(b)前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの差分を計算する、ステップと、
(c)いずれか一方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるときに、前記差分に基づいて、他方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるかどうかを判定する、ステップと、
を実行させる命令を含む、プログラムを記録していることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、ニオイセンサにおける脱離処理において、感応膜が定常状態にあるかどかを判定することができる。
図1は、本発明の実施の形態1におけるニオイ検出装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1におけるニオイ検出装置の外観を示す外観図である。 図3は、本発明の実施の形態1におけるニオイ検出装置の具体的構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の実施の形態1においてニオイセンサが出力するセンサデータの一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態1においてニオイセンサが定常状態にあるときに出力するセンサデータの一例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態1においてニオイ検出装置の画面に表示される情報の一例を示している。 図7は、本発明の実施の形態1におけるニオイ検出装置の動作を示すフロー図である。 図8は、本発明の実施の形態1におけるニオイ検出装置の変形例1の概略構成を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態1におけるニオイ検出装置の変形例2の概略構成を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態2におけるニオイ検出装置の具体的構成を示すブロック図である。 図11は、本発明の実施の形態2におけるニオイ検出装置の動作を示すフロー図である。 図12は、本発明の実施の形態1及び2におけるニオイ検出装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における、ニオイ検出装置、ニオイ検出方法、及びプログラムについて、図1〜図8を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、図1を用いて、本実施の形態1におけるニオイ検出装置の概略構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1におけるニオイ検出装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す、本実施の形態1におけるニオイ検出装置100は、ニオイセンサを用いてニオイを検出する装置である。図1に示すように、本実施の形態1におけるニオイ検出装置100は、第1のニオイセンサ10と、第2のニオイセンサ20と、制御装置30とを備えている。
第1のニオイセンサ10は、感応膜を備えたニオイセンサである。また、第2のニオイセンサ20は、第1のニオイセンサ10の感応膜と同一の感応膜を備えたニオイセンサである。
また、本実施の形態において「ニオイ」には、人が嗅覚で感じるニオイだけでなく、人が嗅覚で感じることができないニオイも含まれる。また、ニオイ検出の対象としては、ニオイ分子を含むガスに加え、ニオイを発する固体及び液体、更には、疾病罹患も含まれる。更に、ニオイ分子を含むガスには、生物の呼気、排泄物から発生する気体分子、室内外の大気、等が挙げられる。また、ニオイを発する固体としては、食料品、劣化した構造物、食料品等が挙げられる。ニオイを発する液体としては、生物の体液、汗、飲料水、酒等が挙げられる。また、「ニオイ」の検出対象としては、ニオイの元となる物質、更には、ニオイの元となる、同じくニオイの元になる果物の熟度、同じくニオイの元となる構造物の劣化度等が含まれる。
また、図1に示すように、制御装置30は、センサデータ取得部31と、算出処理部32と、判定部33とを備えている。センサデータ取得部31は、第1のニオイセンサから出力されてきた第1のセンサデータ、及び第2のニオイセンサから出力されてきた第2のセンサデータを取得する。
算出処理部32は、第1のセンサデータと第2のセンサデータとの差分を計算する。判定部33は、いずれか一方のニオイセンサの感応膜が定常状態にあるときに、差分に基づいて、他方のニオイセンサの感応膜が定常状態にあるかどうかを判定する。
このように本実施の形態では、2つのニオイセンサが備えられるので、一方のニオイセンサによってニオイ検出を行い、他方のニオイセンサを定常状態に置いておくことができる。そのため、本実施の形態によれば、定常状態にあるニオイセンサからのセンサデータを用いることで、ニオイ検出を行ったニオイセンサの感応膜が脱離処理によって定常状態になったかどうかを判定できる。
ここで、図2〜図5を用いて、本実施の形態1におけるニオイ検出装置100の構成をより具体的に説明する。図2は、本発明の実施の形態1におけるニオイ検出装置の外観を示す外観図である。図3は、本発明の実施の形態1におけるニオイ検出装置の具体的構成を示すブロック図である。図4は、本発明の実施の形態1においてニオイセンサが出力するセンサデータの一例を示す図である。図5は、本発明の実施の形態1においてニオイセンサが定常状態にあるときに出力するセンサデータの一例を示す図である。図6は、本発明の実施の形態1においてニオイ検出装置の画面に表示される情報の一例を示している。
まず、図2に示すように、本実施の形態1では、ニオイ検出装置100は、携帯可能な構成となっている。図1に示した、第1のニオイセンサ10と、第2のニオイセンサ20とは、ニオイ検出装置100を構成する筐体101の異なる箇所に取り付けられている。制御装置30は、筐体101に収納されている。図2において、40は後述する表示装置である。
また、図3に示すように、本実施の形態1では、ニオイ検出装置100は、第1のニオイセンサ10、第2のニオイセンサ20、及び制御装置30に加えて、表示装置40を備えている。更に、制御装置30は、センサデータ取得部31、算出処理部32、及び判定部33に加えて、ニオイ検出部34を備えている。
ニオイ検出部34は、第1のニオイセンサ及び第2のニオイセンサのうち、一方のニオイセンサからのセンサデータに基づいて、ニオイを検出する。具体的には、ニオイ検出部34は、ニオイ分子を発する、液体、気体、又は固体に、接触又は近接しているニオイセンサのセンサデータを用いて、ニオイを検出する。また、ニオイ検出部34は、検出結果を、表示装置40の画面に表示する。
ここで、第1のニオイセンサ10及び第2のニオイセンサ20として、感応膜を備えたニオイセンサが用いられる場合におけるニオイ検出部34の処理について説明する。まず、感応膜を備えたニオイセンサは、ニオイ分子を含むサンプルガスと接触すると、センサデータとして、図4に示すセンサデータを出力する。また、感応膜を備えたニオイセンサは、定常状態にあるときは、例えば、図5に示すセンサデータを出力する。
図4及び図5には感応膜を備えたニオイセンサを構成するセンサ素子の一つによって出力されたセンサデータの一例が示されている。また、第1のニオイセンサ10及び第2のニオイセンサ20は、設定されたサンプリングレートでセンサデータを出力する。なお、図4及び図5に示されている、i0、i1、i2、・・・は、出添字であり、これについては後述する。また、添字において「i」は特定のセンサ素子から出力されていることを示している。異なるセンサ素子から出力された場合は、「i」以外のアルファベットが割り当てられる。
第1のニオイセンサ10及び第2のニオイセンサ20として、このような感応膜を備えたニオイセンサが用いられている場合、ニオイ検出部34は、まず、予め用意されている解析器のなから、検出対象となるニオイに対応する解析器を選択する。
解析器は、予め機械学習によって作成された解析モデルである。解析モデルの作成は、例えば、学習データとして、テスト用のニオイに反応した時にニオイセンサが出力したセンサデータを用い、教師データとしてテスト用のニオイを特定するデータを用いて、サポートベクトルマシンによって、センサデータの特徴を機械学習することによって行われる。
また、本実施の形態では、機械学習は、例えば、センサデータのスパース性を利用して行われている。つまり、解析対象となるニオイとセンサ素子との化学的な挙動、ニオイセンサの物理的な特性は、センサデータ中の特定の部分に集約されて現れている。図4の例では、このような挙動及び特性は、センサデータの立ち上がり部分、波形の上部の平坦な部分等に現れている。従って、センサデータの特定の部分のみを用いた機械学習であっても、適切な解析モデルを構築できる。更に、機械学習に用いるデータのデータ点数によって、解析精度を決定することもできる。
このため、本実施の形態では、学習データとなるセンサデータの有効な部分のみを抽出して機械学習が行われても良い。例えば特徴量選択(feature selection)という技術を用いることにより、学習データとなるセンサデータから、学習および解析にとって有効な部分を特定し抽出することができる。また、このときに抽出される部分は、図4に示す添字によって特定される。
ニオイ検出部34は、解析器を選択すると、選択した解析器に、センサデータを適用して、ニオイを検出する。具体的には、ニオイ検出部34は、解析器の出力結果から、ニオイ分子の濃度を特定し、特定した濃度に応じて段階的なニオイのレベルを推定する。そして、ニオイ検出部34は、推定したニオイのレベルを、表示装置40の画面に表示する。
センサデータ取得部31は、第1のニオイセンサ10が出力するセンサデータと、第2のニオイセンサ20が出力するセンサデータとを、これらが出力される度に取得し、取得したセンサデータを算出処理部32に渡す。算出処理部32は、第1のセンサデータ及び第2のセンサデータを受け取ると、同時期に出力された両者の出力値の差分を算出し、算出した差分を判定部33に渡す。
また、本実施の形態1では、第1のニオイセンサ10が、ニオイの検出に用いられ、第2のニオイセンサ20が定常状態の特定に用いられる。従って、本実施の形態1では、判定部33は、第1のセンサデータと第2のセンサデータとの差分に基づき、第1のニオイセンサ10の感応膜が定常状態にあるかどうかを判定する。具体的には、判定部33は、例えば、差分が閾値以下であり、且つ、その状態が設定時間継続していることを条件に、定常状態にあると判定する。
また、判定部33による判定処理が開始されると、制御装置30は、図6に示すように、表示装置40の画面上に、メッセージを提示する。これにより、ユーザは、第1のニオイセンサ10の感応膜が定常状態にあるかどうかを知ることができる。
[装置動作]
次に、本実施の形態1におけるニオイ検出装置100の動作について図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態1におけるニオイ検出装置の動作を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図1を参酌する。また、本実施の形態1では、ニオイ検出装置100を動作させることによって、ニオイ検出方法が実施される。よって、本実施の形態1におけるニオイ検出方法の説明は、以下のニオイ検出装置100の動作説明に代える。
最初に、図7に示すように、制御装置30において、まず、センサデータ取得部31が、ニオイ検出を行うために、第1のニオイセンサ10が出力したセンサデータを、設定サンプリング数の分だけ取得する(ステップA1)。次に、ニオイ検出部34が、解析器に、ステップA1で取得されたセンサデータを適用してニオイを検出する(ステップA2)。
次に、ステップA2が終了すると、センサデータ取得部31は、第1のニオイセンサにおける定常状態の判定のため、第1のニオイセンサ10から第1のセンサデータを取得し、第2のニオイセンサ20から第2のセンサデータを取得する(ステップA3)。
次に、算出処理部32は、ステップA3で取得された第1のセンサデータと、同じくステップA3で取得された第2のセンサデータとの差分を計算する(ステップA4)。また、ステップA4では、算出処理部32は、計算した差分を判定部33に渡す。
次に、判定部33は、第1のセンサデータと第2のセンサデータとの差分に基づき、第1のニオイセンサ10の感応膜が定常状態にあるかどうかを判定する(ステップA5)。
ステップA5の判定の結果、定常状態にある場合は、判定部33は、表示装置40の画面上に、定常状態にあることを示すメッセージを提示する(ステップA6:図6下段参照)。一方、ステップA4の判定の結果、定常状態にない場合は、判定部33は、表示装置40の画面上に、未だ定常状態でないことを示すメッセージを提示する(ステップA7:図6中段参照)。
このように、本実施の形態1によれば、ニオイ検出を行ったニオイセンサの感応膜が脱離処理によって定常状態になったかどうかを判定できる。本実施の形態1によれば、感応膜を備えたニオイセンサを用いて、精度の高いニオイ検出を行うことができる。
[プログラム]
本実施の形態1におけるプログラムは、コンピュータに、図7に示すステップA1〜A7を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態1におけるニオイ検出装置100とニオイ検出方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、制御装置30における、センサデータ取得部31、算出処理部32、判定部33、及びニオイ検出部34として機能し、処理を行なう。また、コンピュータとしては、ニオイ検出装置100の制御装置30を構成するコンピュータが挙げられる。
[変形例1]
続いて、図8を用いて、本実施の形態1におけるニオイ検出装置100の変形例1について説明する。図8は、本発明の実施の形態1におけるニオイ検出装置の変形例1の概略構成を示す図である。
図8に示すように、本変形例では、ニオイ検出装置100は、2つのチャンバ50及び60を備えている。そして、チャンバ50の内部には、第1のニオイセンサ10が配置され、チャンバ60の内部には第2のニオイセンサ20が配置されている。第1のニオイセンサ10と第2のニオイセンサ20とは隔離されている。
そして、図8の例では、チャンバ50には、果物51が入っているのに対し、チャンバ60には、何も入っておらず、大気のみが存在する状態である。このため、図8に示す本変形例1によっても、第2のニオイセンサ20からのセンサデータを用いることで、第1のニオイセンサ10の感応膜が定常状態にあるかどうかを判定することができる。
[変形例2]
続いて、図9を用いて、本実施の形態1におけるニオイ検出装置100の変形例2について説明する。図9は、本発明の実施の形態1におけるニオイ検出装置の変形例2の概略構成を示す図である。
図9に示すように、本変形例2では、ニオイ検出装置100は、馬小屋等の家畜を飼育している建物52に取り付けられている。そして、第1のニオイセンサ10は、建物52の内部に配置され、第2のニオイセンサ20は建物52の外部が配置されている。本変形例2でも、第1のニオイセンサ10と第2のニオイセンサ20とは隔離されている。
そして、図9の例では、建物52の内部では馬53が飼育されている。このため、第1のニオイセンサ10によって馬53のニオイが検出される。また、第2のニオイセンサ20は、大気にさらされており、定常状態にある。従って、図9に示す本変形例2によっても、第2のニオイセンサ20からのセンサデータを用いることで、第1のニオイセンサ10の感応膜が定常状態にあるかどうかを判定することができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2における、ニオイ検出装置、ニオイ検出方法、及びプログラムについて、図9〜図11を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、図10を用いて、本実施の形態2におけるニオイ検出装置の構成について説明する。図10は、本発明の実施の形態2におけるニオイ検出装置の具体的構成を示すブロック図である。
図10に示すように、本実施の形態2におけるニオイ検出装置200も、図3に示した実施の形態1におけるニオイ検出装置100と同様に、第1のニオイセンサ10と、第2のニオイセンサ20と、制御装置30とを備えているが、以下の点で異なっている。以下に実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図10に示すように、本実施の形態2において、ニオイ検出装置200は、図3に示した構成に加えて、第1のチャンバ70と、第2のチャンバ80と、サンプルガス供給部90と、パージガス供給部91とを備えている。また、第1のチャンバ70には、第1のニオイセンサ10が配置され、第2のチャンバ80には、第2のニオイセンサ20が配置されている。
サンプルガス供給部90は、第1のチャンバ70に、ニオイ分子を含むサンプルガスを供給する。具体的には、サンプルガス供給部90は、サンプルガスを供給するためのポンプと、サンプルガスの供給の開始又は停止を行うためのバルブとを有している。また、サンプルガス供給部90のポンプ及びバルブは、制御装置30によって制御される。
パージガス供給部91は、第1のチャンバ70及び第2のチャンバ80に、感応膜からニオイ分子を脱離するためのパージガス(例えば、窒素ガス等の不活性ガス)を供給する。具体的には、パージガス供給部91は、パージガスを供給するためのポンプと、パージガスの供給の開始又は停止を行うためのバルブとを有している。また、パージガス供給部91のポンプ及びバルブは、制御装置30によって制御される。
また、第1のチャンバ70には、パージガスを導入するための導入口71と、サンプルガスを導入するための導入口72と、パージガス及びサンプルガスを排出するための排出口73とが設けられている。加えて、第2のチャンバ80には、パージガスを導入するための導入口81と、パージガスを排出するための排出口82とが設けられている。
また、本実施の形態2では、制御装置30は、第1のニオイセンサ10によって、ニオイの検出を行う場合は、サンプルガス供給部90によって、第1のチャンバ70にサンプルガスを供給させる。これにより、第1のチャンバ70において、サンプルガスが、導入口72から導入され、排出口73から排出される。また、制御装置30は、サンプルガスの供給を継続しながら、ニオイ検出部34にニオイの検出を行わせる。
一方、制御装置30は、ニオイの検出が終わり、サンプルガス供給部90によるサンプルガスの供給が終了すると、パージガス供給部91に、第1のチャンバ70及び第2のチャンバ80へのパージガスの供給を行わせる。これにより、第1のチャンバ70において、パージガスは、導入口71から導入され、排出口73から排出される。また、第2のチャンバ80において、パージガスは、導入口81から導入され、排出口82から排出される。
そして、制御装置30は、パージガスの供給を継続しながら、センサデータ取得部31によるセンサデータの取得と、算出処理部32による差分の計算と、判定部33による判定とを実行する。
[装置動作]
次に、本実施の形態2におけるニオイ検出装置200の動作について図11を用いて説明する。図11は、本発明の実施の形態2におけるニオイ検出装置の動作を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図9を参酌する。また、本実施の形態2では、ニオイ検出装置200を動作させることによって、ニオイ検出方法が実施される。よって、本実施の形態2におけるニオイ検出方法の説明は、以下のニオイ検出装置200の動作説明に代える。
最初に、図11に示すように、制御装置30は、第1のニオイセンサ10によって、ニオイの検出を行うため、サンプルガス供給部90を稼働して、第1のチャンバ70にサンプルガスを供給する(ステップB1)。また、制御装置30は、パージガス供給部91も稼働して、第2のチャンバ80にパージガスを供給する。
次に、制御装置30において、センサデータ取得部31が、ニオイ検出を行うために、第1のニオイセンサ10が出力したセンサデータを、設定サンプリング数の分だけ取得する(ステップB2)。次に、ニオイ検出部34が、解析器に、ステップB1で取得されたセンサデータを適用してニオイを検出する(ステップB3)。
次に、ステップB3が終了すると、制御装置30は、サンプルガス供給部90の稼働を停止して、第1のチャンバ70へのサンプルガスの供給を停止する。そして、制御装置30は、パージガス供給部91によって、第1のチャンバ70にもパージガスを供給する(ステップB4)。
次に、センサデータ取得部31は、第1のニオイセンサにおける定常状態の判定のため、第1のニオイセンサ10から第1のセンサデータを取得し、第2のニオイセンサ20から第2のセンサデータを取得する(ステップB5)。
次に、算出処理部32は、ステップB5で取得された第1のセンサデータと、同じくステップB5で取得された第2のセンサデータとの差分を計算する(ステップB6)。また、ステップB6では、算出処理部32は、計算した差分を判定部33に渡す。
次に、判定部33は、第1のセンサデータと第2のセンサデータとの差分に基づき、第1のニオイセンサ10の感応膜が定常状態にあるかどうかを判定する(ステップB7)。
ステップB7の判定の結果、定常状態にある場合は、判定部33は、表示装置40の画面上に、定常状態にあることを示すメッセージを提示する(ステップB8:図6下段参照)。一方、ステップA4の判定の結果、定常状態にない場合は、判定部33は、表示装置40の画面上に、未だ定常状態でないことを示すメッセージを提示する(ステップB9:図6中段参照)。
このように、本実施の形態2においても、ニオイ検出を行ったニオイセンサの感応膜が脱離処理によって定常状態になったかどうかを判定できる。本実施の形態2による場合も、感応膜を備えたニオイセンサを用いて、精度の高いニオイ検出を行うことができる。また、本実施の形態2では、ニオイ検出を行ったニオイセンサに対してパージガスが供給されるため、実施の形態1に比べて、ニオイ分子を短時間で確実に脱離することができる。[プログラム]
[プログラム]
本実施の形態2におけるプログラムは、コンピュータに、図11に示すステップB1〜B8を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態2におけるニオイ検出装置200とニオイ検出方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、制御装置30における、センサデータ取得部31、算出処理部32、判定部33、及びニオイ検出部34として機能し、処理を行なう。また、コンピュータとしては、ニオイ検出装置200の制御装置30を構成するコンピュータが挙げられる。
(物理構成)
ここで、実施の形態1及び2におけるプログラムを実行することによって、ニオイ検出装置の制御装置を実現するコンピュータについて図12を用いて説明する。図12は、本発明の実施の形態1及び2におけるニオイ検出装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図12に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。また、コンピュータ110は、CPU111に加えて、又はCPU111に代えて、GPU(Graphics Processing Unit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)を備えていても良い。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態1及び2におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供されても良いし、通信インターフェイス117を介して接続されたイネットワークから送られてきたものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記録媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記録媒体が挙げられる。
なお、本実施の形態におけるニオイ検出装置は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。更に、ニオイ検出装置は、一部がプログラムで実現され、残りの部分がハードウェアで実現されていてもよい。
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記12)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
感応膜を備えた第1のニオイセンサと、
前記感応膜と同一の感応膜を備えた第2のニオイセンサと、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記第1のニオイセンサから出力されてきた第1のセンサデータ、及び前記第2のニオイセンサから出力されてきた第2のセンサデータを取得する、センサデータ取得部と、
前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの差分を計算する、算出処理部と、
いずれか一方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるときに、前記差分に基づいて、他方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるかどうかを判定する、判定部と、を備えている、
ことを特徴とするニオイ検出装置。
(付記2)
前記制御装置は、
前記第1のニオイセンサ及び前記第2のニオイセンサのうち、一方のニオイセンサからのセンサデータに基づいて、ニオイを検出する、ニオイ検出部を更に備えている、
付記1に記載のニオイ検出装置。
(付記3)
前記第1のニオイセンサ及び前記第2のニオイセンサが、複数種類のニオイに反応してセンサデータを出力する、ニオイセンサである、
付記2に記載のニオイ検出装置。
(付記4)
前記第1のニオイセンサが配置される第1のチャンバと、
前記第2のニオイセンサが配置される第2のチャンバと、
前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバに、ニオイ分子を含むサンプルガスを供給する、サンプルガス供給部と、
前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバに、前記感応膜から前記ニオイ分子を脱離するためのパージガスを供給する、パージガス供給部と、
を更に備え、
前記制御装置は、
前記サンプルガス供給部による前記サンプルガスの供給の終了後に、
前記パージガス供給部に、前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバへの前記パージガスの供給を行わせながら、前記センサデータ取得部による前記第1のセンサデータ及び前記第2のセンサデータの取得と、前記算出処理部による前記差分の計算と、前記判定部による判定とを行う、
付記2または3に記載のニオイ検出装置。
(付記5)
感応膜を備えた第1のニオイセンサと、
前記感応膜と同一の感応膜を備えた第2のニオイセンサと、を用いて、ニオイを検出するための方法であって、
(a)前記第1のニオイセンサから出力されてきた第1のセンサデータ、及び前記第2のニオイセンサから出力されてきた第2のセンサデータを取得する、ステップと、
(b)前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの差分を計算する、ステップと、
(c)いずれか一方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるときに、前記差分に基づいて、他方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるかどうかを判定する、ステップと、を有する、
ことを特徴とするニオイ検出方法。
(付記6)
(d)前記第1のニオイセンサ及び前記第2のニオイセンサのうち、一方のニオイセンサからのセンサデータに基づいて、ニオイを検出する、ステップを更に有する、
付記5に記載のニオイ検出方法。
(付記7)
前記第1のニオイセンサ及び前記第2のニオイセンサが、複数種類のニオイに反応してセンサデータを出力する、ニオイセンサである、
付記6に記載のニオイ検出方法。
(付記8)
前記第1のニオイセンサが配置される第1のチャンバと、
前記第2のニオイセンサが配置される第2のチャンバと、
前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバに、ニオイ分子を含むサンプルガスを供給する、サンプルガス供給部と、
前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバに、前記感応膜から前記ニオイ分子を脱離するためのパージガスを供給する、パージガス供給部と、
を更に用い、
前記(d)のステップにおいて、前記サンプルガス供給部によって前記サンプルガスを供給し、
前記サンプルガスの供給の終了後に、
前記パージガス供給部に、前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバへの前記パージガスの供給を行わせながら、前記(a)のステップによる前記第1のセンサデータ及び前記第2のセンサデータの取得と、前記(b)のステップによる前記差分の計算と、前記(c)のステップによる判定とを行う、
付記6または7に記載のニオイ検出方法。
(付記9)
感応膜を備えた第1のニオイセンサと、前記感応膜と同一の感応膜を備えた第2のニオイセンサと、コンピュータと、を備えたニオイ検出装置において、
前記コンピュータに、
(a)前記第1のニオイセンサから出力されてきた第1のセンサデータ、及び前記第2のニオイセンサから出力されてきた第2のセンサデータを取得する、ステップと、
(b)前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの差分を計算する、ステップと、
(c)いずれか一方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるときに、前記差分に基づいて、他方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるかどうかを判定する、ステップと、
を実行させる命令を含む、プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記10)
前記プログラムが、前記コンピュータに、
(d)前記第1のニオイセンサ及び前記第2のニオイセンサのうち、一方のニオイセンサからのセンサデータに基づいて、ニオイを検出する、ステップを実行させる、命令を更に含む、
付記9に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記11)
前記第1のニオイセンサ及び前記第2のニオイセンサが、複数種類のニオイに反応してセンサデータを出力する、ニオイセンサである、
付記10に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記12)
前記ニオイ検出装置が、前記第1のニオイセンサが配置される第1のチャンバと、前記第2のニオイセンサが配置される第2のチャンバと、前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバに、ニオイ分子を含むサンプルガスを供給する、サンプルガス供給部と、前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバに、前記感応膜から前記ニオイ分子を脱離するためのパージガスを供給する、パージガス供給部と、を更に備え、
前記プログラムが、前記コンピュータに、
前記(d)のステップにおいて、前記サンプルガス供給部によって前記サンプルガスを供給させ、
前記サンプルガスの供給の終了後に、
前記パージガス供給部による、前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバへの前記パージガスの供給を行わせながら、
前記(a)のステップによる前記第1のセンサデータ及び前記第2のセンサデータの取得と、前記(b)のステップによる前記差分の計算と、前記(c)のステップによる判定とを行わせる、
付記10または11に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2018年2月26日に出願された日本出願特願2018−032076を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
以上のように本発明によれば、ニオイセンサにおける脱離処理において、感応膜が定常状態にあるかどかを判定することができる。本発明は、ニオイセンサが利用される種々の分野において有用である。
10 第1のニオイセンサ
20 第2のニオイセンサ
30 制御装置
31 センサデータ取得部
32 算出処理部
33 判定部
34 ニオイ検出部
40 表示装置
50、60 チャンバ
51 果物
52 建物
53 馬
70 第1のチャンバ
71、72 導入口
73 排出口
80 第2のチャンバ
81 導入口
82 排出口
90 サンプルガス供給部
91 パージガス供給部
100 ニオイ検出装置(実施の形態1)
101 筐体
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス
200 ニオイ検出装置(実施の形態2)
本発明は、雰囲気中の物質からニオイを検出するための、ニオイ検出装置、ニオイ検出方法、及びこれらを実現するためのプログラムに関する。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、ニオイセンサにおける脱離処理において、感応膜が定常状態にあるかどうかを判定し得る、ニオイ検出装置、ニオイ検出方法、及びプログラムを提供することにある。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、
感応膜を備えた第1のニオイセンサと、前記感応膜と同一の感応膜を備えた第2のニオイセンサと、コンピュータと、を備えたニオイ検出装置において、
前記コンピュータに、
(a)前記第1のニオイセンサから出力されてきた第1のセンサデータ、及び前記第2のニオイセンサから出力されてきた第2のセンサデータを取得する、ステップと、
(b)前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの差分を計算する、ステップと、
(c)いずれか一方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるときに、前記差分に基づいて、他方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるかどうかを判定する、ステップと、
を実行させる、ことを特徴とする。
以上のように本発明によれば、ニオイセンサにおける脱離処理において、感応膜が定常状態にあるかどかを判定することができる。
また、本実施の形態において「ニオイ」には、人が嗅覚で感じるニオイだけでなく、人が嗅覚で感じることができないニオイも含まれる。また、ニオイ検出の対象としては、ニオイ分子を含むガスに加え、ニオイを発する固体及び液体、更には、疾病罹患も含まれる。更に、ニオイ分子を含むガスには、生物の呼気、排泄物から発生する気体分子、室内外の大気、等が挙げられる。また、ニオイを発する固体としては、食料品、劣化した構造物、食料品等が挙げられる。ニオイを発する液体としては、生物の体液、汗、飲料水、酒等が挙げられる。また、「ニオイ」の検出対象としては、ニオイの元となる物質、更には、同じくニオイの元になる果物の熟度、同じくニオイの元となる構造物の劣化度等が含まれる。
第1のニオイセンサ10及び第2のニオイセンサ20として、このような感応膜を備えたニオイセンサが用いられている場合、ニオイ検出部34は、まず、予め用意されている解析器のなから、検出対象となるニオイに対応する解析器を選択する。
ステップA5の判定の結果、定常状態にある場合は、判定部33は、表示装置40の画面上に、定常状態にあることを示すメッセージを提示する(ステップA6:図6下段参照)。一方、ステップAの判定の結果、定常状態にない場合は、判定部33は、表示装置40の画面上に、未だ定常状態でないことを示すメッセージを提示する(ステップA7:図6中段参照)。
図9に示すように、本変形例2では、ニオイ検出装置100は、馬小屋等の家畜を飼育している建物52に取り付けられている。そして、第1のニオイセンサ10は、建物52の内部に配置され、第2のニオイセンサ20は建物52の外部配置されている。本変形例2でも、第1のニオイセンサ10と第2のニオイセンサ20とは隔離されている。
次に、制御装置30において、センサデータ取得部31が、ニオイ検出を行うために、第1のニオイセンサ10が出力したセンサデータを、設定サンプリング数の分だけ取得する(ステップB2)。次に、ニオイ検出部34が、解析器に、ステップBで取得されたセンサデータを適用してニオイを検出する(ステップB3)。
ステップB7の判定の結果、定常状態にある場合は、判定部33は、表示装置40の画面上に、定常状態にあることを示すメッセージを提示する(ステップB8:図6下段参照)。一方、ステップB7の判定の結果、定常状態にない場合は、判定部33は、表示装置40の画面上に、未だ定常状態でないことを示すメッセージを提示する(ステップB9:図6中段参照)。
このように、本実施の形態2においても、ニオイ検出を行ったニオイセンサの感応膜が脱離処理によって定常状態になったかどうかを判定できる。本実施の形態2による場合も、感応膜を備えたニオイセンサを用いて、精度の高いニオイ検出を行うことができる。また、本実施の形態2では、ニオイ検出を行ったニオイセンサに対してパージガスが供給されるため、実施の形態1に比べて、ニオイ分子を短時間で確実に脱離することができる
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態1及び2におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供されても良いし、通信インターフェイス117を介して接続されたネットワークから送られてきたものであっても良い。
(付記9)
感応膜を備えた第1のニオイセンサと、前記感応膜と同一の感応膜を備えた第2のニオイセンサと、コンピュータと、を備えたニオイ検出装置において、
前記コンピュータに、
(a)前記第1のニオイセンサから出力されてきた第1のセンサデータ、及び前記第2のニオイセンサから出力されてきた第2のセンサデータを取得する、ステップと、
(b)前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの差分を計算する、ステップと、
(c)いずれか一方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるときに、前記差分に基づいて、他方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるかどうかを判定する、ステップと、
を実行させる、プログラム。
(付記10)
記コンピュータに、
(d)前記第1のニオイセンサ及び前記第2のニオイセンサのうち、一方のニオイセンサからのセンサデータに基づいて、ニオイを検出する、ステップを実行させる、命令を更に含む、
付記9に記載のプログラム
(付記11)
前記第1のニオイセンサ及び前記第2のニオイセンサが、複数種類のニオイに反応してセンサデータを出力する、ニオイセンサである、
付記10に記載のプログラム
(付記12)
前記ニオイ検出装置が、前記第1のニオイセンサが配置される第1のチャンバと、前記第2のニオイセンサが配置される第2のチャンバと、前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバに、ニオイ分子を含むサンプルガスを供給する、サンプルガス供給部と、前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバに、前記感応膜から前記ニオイ分子を脱離するためのパージガスを供給する、パージガス供給部と、を更に備え、
記コンピュータに、
前記(d)のステップにおいて、前記サンプルガス供給部によって前記サンプルガスを供給させ、
前記サンプルガスの供給の終了後に、
前記パージガス供給部による、前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバへの前記パージガスの供給を行わせながら、
前記(a)のステップによる前記第1のセンサデータ及び前記第2のセンサデータの取得と、前記(b)のステップによる前記差分の計算と、前記(c)のステップによる判定とを行わせる、
付記10または11に記載のプログラム

Claims (12)

  1. 感応膜を備えた第1のニオイセンサと、
    前記感応膜と同一の感応膜を備えた第2のニオイセンサと、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1のニオイセンサから出力されてきた第1のセンサデータ、及び前記第2のニオイセンサから出力されてきた第2のセンサデータを取得する、センサデータ取得部と、
    前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの差分を計算する、算出処理部と、
    いずれか一方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるときに、前記差分に基づいて、他方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるかどうかを判定する、判定部と、を備えている、
    ことを特徴とするニオイ検出装置。
  2. 前記制御装置は、
    前記第1のニオイセンサ及び前記第2のニオイセンサのうち、一方のニオイセンサからのセンサデータに基づいて、ニオイを検出する、ニオイ検出部を更に備えている、
    請求項1に記載のニオイ検出装置。
  3. 前記第1のニオイセンサ及び前記第2のニオイセンサが、複数種類のニオイに反応してセンサデータを出力する、ニオイセンサである、
    請求項2に記載のニオイ検出装置。
  4. 前記第1のニオイセンサが配置される第1のチャンバと、
    前記第2のニオイセンサが配置される第2のチャンバと、
    前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバに、ニオイ分子を含むサンプルガスを供給する、サンプルガス供給部と、
    前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバに、前記感応膜から前記ニオイ分子を脱離するためのパージガスを供給する、パージガス供給部と、
    を更に備え、
    前記制御装置は、
    前記サンプルガス供給部による前記サンプルガスの供給の終了後に、
    前記パージガス供給部に、前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバへの前記パージガスの供給を行わせながら、前記センサデータ取得部による前記第1のセンサデータ及び前記第2のセンサデータの取得と、前記算出処理部による前記差分の計算と、前記判定部による判定とを行う、
    請求項2または3に記載のニオイ検出装置。
  5. 感応膜を備えた第1のニオイセンサと、
    前記感応膜と同一の感応膜を備えた第2のニオイセンサと、を用いて、ニオイを検出するための方法であって、
    (a)前記第1のニオイセンサから出力されてきた第1のセンサデータ、及び前記第2のニオイセンサから出力されてきた第2のセンサデータを取得する、ステップと、
    (b)前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの差分を計算する、ステップと、
    (c)いずれか一方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるときに、前記差分に基づいて、他方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるかどうかを判定する、ステップと、を有する、
    ことを特徴とするニオイ検出方法。
  6. (d)前記第1のニオイセンサ及び前記第2のニオイセンサのうち、一方のニオイセンサからのセンサデータに基づいて、ニオイを検出する、ステップを更に有する、
    請求項5に記載のニオイ検出方法。
  7. 前記第1のニオイセンサ及び前記第2のニオイセンサが、複数種類のニオイに反応してセンサデータを出力する、ニオイセンサである、
    請求項6に記載のニオイ検出方法。
  8. 前記第1のニオイセンサが配置される第1のチャンバと、
    前記第2のニオイセンサが配置される第2のチャンバと、
    前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバに、ニオイ分子を含むサンプルガスを供給する、サンプルガス供給部と、
    前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバに、前記感応膜から前記ニオイ分子を脱離するためのパージガスを供給する、パージガス供給部と、
    を更に用い、
    前記(d)のステップにおいて、前記サンプルガス供給部によって前記サンプルガスを供給し、
    前記サンプルガスの供給の終了後に、
    前記パージガス供給部に、前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバへの前記パージガスの供給を行わせながら、前記(a)のステップによる前記第1のセンサデータ及び前記第2のセンサデータの取得と、前記(b)のステップによる前記差分の計算と、前記(c)のステップによる判定とを行う、
    請求項6または7に記載のニオイ検出方法。
  9. 感応膜を備えた第1のニオイセンサと、前記感応膜と同一の感応膜を備えた第2のニオイセンサと、コンピュータと、を備えたニオイ検出装置において、
    前記コンピュータに、
    (a)前記第1のニオイセンサから出力されてきた第1のセンサデータ、及び前記第2のニオイセンサから出力されてきた第2のセンサデータを取得する、ステップと、
    (b)前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの差分を計算する、ステップと、
    (c)いずれか一方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるときに、前記差分に基づいて、他方のニオイセンサの前記感応膜が定常状態にあるかどうかを判定する、ステップと、
    を実行させる命令を含む、プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 前記プログラムが、前記コンピュータに、
    (d)前記第1のニオイセンサ及び前記第2のニオイセンサのうち、一方のニオイセンサからのセンサデータに基づいて、ニオイを検出する、ステップを実行させる、命令を更に含む、
    請求項9に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 前記第1のニオイセンサ及び前記第2のニオイセンサが、複数種類のニオイに反応してセンサデータを出力する、ニオイセンサである、
    請求項10に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 前記ニオイ検出装置が、前記第1のニオイセンサが配置される第1のチャンバと、前記第2のニオイセンサが配置される第2のチャンバと、前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバに、ニオイ分子を含むサンプルガスを供給する、サンプルガス供給部と、前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバに、前記感応膜から前記ニオイ分子を脱離するためのパージガスを供給する、パージガス供給部と、を更に備え、
    前記プログラムが、前記コンピュータに、
    前記(d)のステップにおいて、前記サンプルガス供給部によって前記サンプルガスを供給させ、
    前記サンプルガスの供給の終了後に、
    前記パージガス供給部による、前記第1のチャンバ及び前記第2のチャンバへの前記パージガスの供給を行わせながら、
    前記(a)のステップによる前記第1のセンサデータ及び前記第2のセンサデータの取得と、前記(b)のステップによる前記差分の計算と、前記(c)のステップによる判定とを行わせる、
    請求項10または11に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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