JP6268484B2 - 生体ガス検知装置、方法、及びプログラム - Google Patents

生体ガス検知装置、方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、生体ガス検知装置、方法、及びプログラムに関する。
従来から、生体が発する生体ガスをガスセンサにより検知して、その濃度を算出することにより生体の健康状態に関する情報を取得する技術がある。しかしながら、生体ガスには、本来検知すべき所望ガス以外の多種類の干渉ガスが含まれている。
生体ガスの検知には例えば半導体センサが用いられるが、半導体センサは所望ガスに反応するだけでなく干渉ガスにも反応してしまうため、所望ガスのみを精度良く測定するのは困難であった。
生体ガス中の所望ガスの濃度を精度良く測定する技術として、例えば特許文献1に記載されたように、分離カラム及び半導体式ガスセンサを併用する技術が開示されている。特許文献1記載の技術は、試料ガスをキャリアガスと共に充填材が充填されている分離カラムに導入し、試料ガス中に含まれる成分と充填材との相互作用による保持時間の差により分離した成分を分離カラムから導出してガス検出器で検出することにより、ガスクロマトグラムを得るものである。
また、特許文献2には、所望ガスに対して高い感度を有する半導体式ガスセンサと干渉ガスに対して感度を有する半導体式ガスセンサとを用いて、所望ガスの濃度を算出する技術が開示されている。
特開2007−57392号公報 国際公開第2012/165182号パンフレット
しかしながら、特許文献1記載の技術は、装置が大型で且つ高価であり、簡易な測定には適していない、という問題があった。
また、特許文献2記載の技術は、感度特性の異なる半導体式ガスセンサを併用しても、干渉ガスに相当する影響分のみを精度良く差引くことは困難であり、半導体式ガスセンサの感度自体が低下する場合があり得る、という問題があった。
本発明は、干渉ガスの影響下においても所望ガスを精度良く検知することができる生体ガス検知装置、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明の生体ガス検知装置は、生体ガスに含まれる所望ガス及び干渉ガスに感度を有する半導体式ガスセンサと、前記生体ガスに含まれる干渉ガスに感度を有する電気化学式ガスセンサと、前記半導体式ガスセンサの出力値及び前記電気化学式ガスセンサの出力値に基づいて、前記所望ガスの濃度を取得する所望ガス濃度取得手段と、前記所望ガスの濃度に応じた情報を出力する出力手段と、を備える。
なお、請求項2に記載したように、呼気の圧力を検知する圧力センサを更に備え、前記所望ガス濃度取得手段は、前記圧力センサの出力値に基づいて求めた終末呼気取得タイミングにおける前記半導体式ガスセンサの出力値に対応する、前記干渉ガスの影響下における前記所望ガスの濃度を取得するようにしてもよい。
また、請求項3に記載したように、呼気の圧力を検知する圧力センサを更に備え、前記圧力センサの出力値に基づいて求めた前記終末呼気取得タイミングにおける前記電気化学式ガスセンサの出力値に対応する前記干渉ガスの暫定濃度を取得する干渉ガス暫定濃度取得手段を備えた構成としてもよい。
また、請求項4に記載したように、前記出力手段は、前記干渉ガスの暫定濃度を取得した際に、前記干渉ガスの暫定濃度を表示手段に出力するようにしてもよい。
また、請求項5に記載したように、前記所望ガス濃度取得手段は、前記半導体式ガスセンサの出力値及び前記電気化学式ガスセンサの出力値に対応する、前記干渉ガスの影響が排除された前記所望ガスの暫定濃度を取得するようにしてもよい。
また、請求項6に記載したように、前記出力手段は、前記所望ガスの暫定濃度を取得した際に、前記所望ガスの暫定濃度を表示手段に出力する。
また、請求項7に記載したように、前記電気化学式ガスセンサの出力値がピーク値に到達してから定常値に戻るまでの、前記電気化学式ガスセンサの出力値の積分値に対応する前記干渉ガスの最終濃度を取得する干渉ガス最終濃度取得手段を備えた構成としてもよい。
また、請求項8に記載したように、前記電気化学式ガスセンサの出力値の変化に基づいて前記定常値を推定する推定手段を更に備え、前記干渉ガス最終濃度取得手段は、前記推定手段により推定された前記定常値に基づいて前記干渉ガスの最終濃度を取得するようにしてもよい。
また、請求項9に記載したように、前記所望ガス濃度取得手段は、前記干渉ガスの影響下における前記所望ガスの濃度及び前記干渉ガスの最終濃度に基づいて、前記所望ガスの最終濃度を取得するようにしてもよい。
また、請求項10に記載したように、前記所望ガスの濃度及び前記干渉ガスの濃度に基づいて、体調の危険度に関する体調危険度情報を取得する体調危険度情報取得手段を更に備え、前記出力手段は、前記体調危険度情報を出力するようにしてもよい。
また、請求項11に記載したように、前記体調危険度情報は、体調の危険度レベルと、前記所望ガスの濃度及び前記干渉ガスの濃度に対応したアドバイス情報と、の少なくとも一方を含むようにしてもよい。
また、請求項12に記載したように、前記生体ガスが吹き込まれる吹き込み口を覆うと共に、前記半導体式ガスセンサ及び前記電気化学式ガスセンサの少なくとも一方を被毒させる被毒物質を吸着する吸着剤を備えたキャップを備えた構成としてもよい。
また、請求項13に記載したように、前記キャップの開閉を検出する検出手段を更に備え、前記キャップが閉められた状態における前記半導体式ガスセンサの出力値が予め定めた閾値以上になった場合に、前記吸着剤を交換するよう報知する報知手段を備えた構成としてもよい。
また、請求項14に記載したように、前記キャップの開閉が電源スイッチのオンオフと兼用された構成としてもよい。
また、請求項15に記載したように、前記キャップが開いた状態で予め定めた時間経過した場合に警告する警告手段を備えた構成としてもよい。
また、請求項16に記載したように、前記所望ガスはアセトン又はアセトアルデヒドであり、前記干渉ガスはエタノールであるものとしてもよい。
請求項17記載の生体ガス検知方法は、生体ガスに含まれる所望ガス及び干渉ガスに感度を有する半導体式ガスセンサの出力値及び前記生体ガスに含まれる干渉ガスに感度を有する電気化学式ガスセンサの出力値に基づいて、前記所望ガスの濃度を取得し、前記所望ガスの濃度に応じた情報を出力する。
請求項18記載の生体ガス検知プログラムは、コンピュータに、生体ガスに含まれる所望ガス及び干渉ガスに感度を有する半導体式ガスセンサの出力値及び前記生体ガスに含まれる干渉ガスに感度を有する電気化学式ガスセンサの出力値に基づいて、前記所望ガスの濃度を取得し、前記所望ガスの濃度に応じた情報を出力することを含む処理を実行させる。
本発明によれば、干渉ガスの影響下においても所望ガスを精度良く検知することができる、という効果を有する。
生体ガス検知装置のブロック図である。 半導体式ガスセンサに対する干渉ガスの影響度を示す図である。 生体ガス検知装置の外観図である。 生体ガス検知プログラムによる処理のフローチャートである。 圧力センサの出力値の波形の一例を示す図である。 半導体式ガスセンサの出力値とエタノールの影響下におけるアセトンの濃度との対応関係を示すテーブルデータの一例を示す図である。 燃料電池式ガスセンサの出力値とエタノールの暫定濃度との対応関係を示すテーブルデータの一例を示す図である。 半導体式ガスセンサの出力値、燃料電池式ガスセンサの出力値、及びエタノールの影響が排除されたアセトンの濃度の対応関係を示すテーブルデータの一例を示す図である。 エタノールの影響下におけるアセトンの濃度、エタノールの暫定濃度、及びエタノールの影響が排除されたアセトンの濃度の対応関係を示すテーブルデータの一例を示す図である。 燃料電池式ガスセンサの出力値の波形の一例を示す図である。 燃料電池式ガスセンサの出力値の積分値とエタノールの最終濃度との対応関係を示すテーブルデータの一例を示す図である。 アセトンの濃度、エタノールの最終濃度、及び体調危険度情報の対応関係を示すテーブルデータの一例を示す図である。 半導体式ガスセンサを単独で用いて測定したアセトンの濃度と、ガスクロマトグラフィを用いて測定したアセトンの濃度と、の相関について説明するための図である。 半導体式ガスセンサ及び燃料電池式ガスセンサを用いて測定したアセトンの濃度と、ガスクロマトグラフィを用いて測定したアセトンの濃度と、の相関について説明するための図である。 半導体式ガスセンサの出力値、燃料電池式ガスセンサの出力値の積分値、及びエタノールの影響が排除されたアセトンの濃度の対応関係を示すテーブルデータの一例を示す図である。 エタノールの影響下におけるアセトンの濃度、エタノールの最終濃度、及びエタノールの影響が排除されたアセトンの最終濃度の対応関係を示すテーブルデータの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る生体ガス検知装置10の構成図である。図1に示すように、生体ガス検知装置10は、コントローラ12、センサ部13、表示部20、操作部22、計時部24、及び通信部26を備えている。センサ部13は、半導体式ガスセンサ14、燃料電池式ガスセンサ(電気化学式ガスセンサ)16、及び圧力センサ18を備える。半導体式ガスセンサ14は、S等の金属酸化物半導体とヒータ及び電極を備えている。金属酸化物半導体は、干渉ガスあるいは妨害ガスが吸着すると、抵抗値が変化する。半導体式ガスセンサ14はガスに対する定量性及び選択性が不足するが、微量のアセトン等に高感度である。燃料電池式ガスセンサ16は、硫酸、プロトン導電体膜等の電解質と、作用極及び対極を備え、図示しないソレノイド、あるいはポンプ等により一定容積の雰囲気をセンサ16内に導入する。導入された雰囲気中のエタノールは電気化学反応により分解され、この際の反応電流を出力とする。反応電流の積分値はエタノールの量に比例するので、エタノールを定量できる。
コントローラ12は、CPU(Central Processing Unit)12A、ROM(Read Only Memory)12B、RAM(Random Access Memory)12C、不揮発性メモリ12D、及び入出力インターフェース(I/O)12Eがバス12Fを介して各々接続された構成となっている。この場合、後述する生体ガス検知処理をコントローラ12のCPU12Aに実行させる生体ガス検知プログラムを、例えば不揮発性メモリ12Dに書き込んでおき、これをCPU12Aが読み込んで実行する。なお、生体ガス検知プログラムは、CD−ROM、メモリーカード等の記録媒体により提供するようにしてもよく、図示しないサーバからダウンロードするようにしてもよい。
I/O12Eには、半導体式ガスセンサ14、燃料電池式ガスセンサ16、圧力センサ18、表示部20、操作部22、計時部24、及び通信部26が接続されている。
半導体式ガスセンサ14は、ユーザーにより吹きかけられた呼気中の生体ガスに含まれる所望ガス及び干渉ガスに感度を有するガスセンサである。半導体式ガスセンサ14は、所望ガス及び干渉ガスを含む生体ガスを検知し、検知した生体ガスの濃度を電圧値で出力する。呼気中の生体ガスには、例えばケトン体、エタノール、アセトアルデヒド、水素、水蒸気、メタン、口臭等の様々な種類のガスが含まれる。ここで、ケトン体とは、アセト酢酸、3−ヒドロキシ酪酸(β−ヒドロキシ酪酸)、アセトンの総称であり、これらのうちの少なくとも一つを表す。
なお、本実施形態では、所望ガスがアセトンであり、干渉ガスがエタノールである場合について説明する。アセトンは、脂質代謝の副産物であり、アセトンの濃度は脂肪の燃焼量に相当する。体内に糖質エネルギーが余っている場合には脂肪が燃焼されないためアセトンの濃度は低くなり、体内に糖質エネルギーが足りなくなった場合には脂肪が燃焼されるためアセトンの濃度は高くなる。従って、アセトンの濃度により脂肪の燃焼量を知ることができる。
燃料電池式ガスセンサ16は、干渉ガスに対して選択的に感度を有するガスセンサであり、ソレノイドバルブを開けて生体ガスを取り込み、取り込んだ生体ガスに含まれる干渉ガスを検知する。燃料電池式ガスセンサ16は、検知した干渉ガスの濃度を電圧値で出力する。燃料電池式ガスセンサ16は、電気化学式ガスセンサの一種である。電気化学式ガスセンサには、燃料電池式ガスセンサの他にも例えば定電位電解式センサ、三極式電気化学センサ等がある。本実施形態では、燃料電池式ガスセンサを用いた場合について説明するが、他の電気化学式ガスセンサを用いても良い。
なお、本実施形態において干渉ガスの対象としてエタノールを選択したのは以下の理由による。すなわち、様々な種類の干渉ガスが呼気や環境中に存在する環境下において干渉ガスの濃度を測定した結果に基づいて、主な種類の干渉ガスの濃度を説明変数とし、半導体式センサに対する影響度を目的変数として重回帰分析を行った結果、影響度が最も高かったのがエタノールであったためである。図2には重回帰分析の結果を示した。
圧力センサ18は、ユーザーから吹きかけられた呼気の圧力を検知する。圧力センサ18は、検知した圧力の大きさを電圧値で出力する。
表示部20は、例えば液晶パネル等で構成される。表示部20には、例えば各種設定画面、検知結果等の各種画面が表示される。
操作部22は、ユーザー情報の入力操作等の他、各種操作を行うための操作部である。
図3には、生体ガス検知装置10の外観図を示した。図3に示すように、生体ガス検知装置10の本体10Aには、ユーザーが呼気を吹き込む吹き込み口30が設けられており、キャップ10Bを閉めることによって吹き込み口30を覆うことが可能な構成となっている。ユーザーは、キャップ10Bを開けて吹き込み口30に呼気を吹き込むことにより生体ガスに含まれる所望ガス及び干渉ガスの検知を行う。なお、図3の例では、キャップ10Bは、一方を支点として他方が開閉する構成となっているが、これに限らず、キャップ10B全体が上下にスライドする構成でもよい。
キャップ10Bの内部には、生体ガスを吸着する吸着剤32が設けられている。吸着剤32は、半導体式ガスセンサ14及び燃料電池式ガスセンサ16の少なくとも一方を被毒させる被毒物質を吸着するものであり、例えば活性炭、ゼオライト、モレキュラーシーブ、及びシリカゲル等が用いられる。このように、キャップ10Bの内部に吸着剤32が設けられているため、生体ガスの検知を行った後にキャップ10Bを閉めて半導体式ガスセンサ14及び燃料電池式ガスセンサ16が外気と遮断された場合に、本体10Aとキャップ10Bとの閉鎖空間内の空気を浄化することができる。これにより、半導体式ガスセンサ14及び燃料電池式ガスセンサ16が被毒するのを防ぐことができる。なお、吸着剤32は、キャップ10Bを閉めた際にガスの流路内に入り込むように半導体式ガスセンサ14及び燃料電池式ガスセンサ16に面した位置に設けてもよい。また、吸着剤32を生体ガス検知装置10の収納カバーや充電台に設けてもよい。
また、図3に示すように、操作部22は、複数の操作ボタン22A〜22Cを含んで構成されている。操作ボタン22A〜22Cの各々には、電源のオンオフ機能、ユーザー情報等の各種情報の入力機能、画面のスクロール機能等の各種機能が割り当てられている。
また、図3に示すように、生体ガス検知装置10の本体10Aには導電性部材34Aが、キャップ10Bの内部には導電性部材34Bが設けられており、キャップ10Bを閉めた際に導電性部材34A、34Bが接触して導通するようになっている。導電性部材34A、34Bは、キャップの開閉を検出する検出手段の一部として機能する。
なお、表示部20及び操作部22をタッチパネルとし、画面に直接タッチすることで操作が可能な構成としてもよい。
計時部24は、現在時刻を取得する機能及び時間を計時する計時機能を有する。
通信部26は、外部装置と無線通信又は有線通信により情報の送受信を行う機能を有する。これにより、生体ガス検知装置10は、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレット端末、及びパーソナルコンピュータ等の外部装置と通信することが可能である。
次に、本実施形態の作用として、コントローラ12のCPU12Aにおいて実行される生体ガス検知プログラムによる処理について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図4に示す処理は、ユーザーが生体ガス検知装置10の操作部22を操作して、生体ガス検知プログラムの実行を指示した場合に実行される。
ステップS100では、キャップ10Bを開けて呼気を吹きかけるようユーザーに促すメッセージを表示部20に表示させる。これにより、ユーザーはキャップ10Bを開けて吹き込み口30に呼気を吹きかける。
ステップS100では、圧力センサ18の出力値、すなわち圧力の大きさを取り込み、取り込んだ圧力センサ18の出力値が、図5に示す予め定めた閾値TH以上であるか否かを判定することにより呼気が吹きかけられたか否かを判定する。そして、呼気が吹きかけられたと判定された場合はステップS102へ移行し、呼気が吹きかけられていないと判定された場合は、呼気が吹きかけられるまで待機する。
ステップS102では、終末呼気が得られる終末呼気取得タイミングを決定する。このように終末呼気取得タイミングを決定するのは、所望ガスとしてのアセトン及び干渉ガスとしてのエタノールは終末呼気に多く含まれ、終末呼気を取得したタイミングでアセトン及びエタノールを検知することにより、精度良くアセトン及びエタノールの濃度を取得することができるからである。
ここで、ユーザーが容量A(ml)の呼気を吹きかけることにより終末呼気が得られるものとする。なお、「容量A(ml)」とは、例えば一回換気量に相当する。圧力センサ18の出力値B(V)及び呼気の流量C(ml/s)には強い相関があるため、圧力センサの出力値B(V)を流量C(ml/s)へ変換する変換式又は圧力センサの出力値B(V)と流量C(ml/s)との対応関係を表すテーブルデータにより圧力センサ18の出力値B(V)に対応する流量C(ml/s)を得ることができる。従って、ステップS100で吹きかけを検知してから容量A(ml)の呼気が吐き出されるのに必要な時間D(s)、すなわち終末呼気が得られる終末呼気取得タイミングD(s)は次式により得られる。
D(s)=A(ml)/C(ml/s) ・・・(1)
従って、ステップS102では、圧力センサ18の出力値B(V)に対応する流量C(ml/s)を前記変換式又は前記テーブルデータを用いて取得し、取得した流量Cを上記(1)式に代入することにより終末呼気取得タイミングD(s)を取得する。
図5には、圧力センサ18の出力値の波形の一例を示した。図5に示すように、呼気の吹きかけが開始された時点ts(圧力センサ18の出力値が閾値TH以上になった時点)から終末呼気が得られる時点teまでの時間における圧力センサ18の出力値の積算値(図5の斜線で示した領域)が、終末呼気が得られる容量A(ml)に相当し、tsからteまでの時間が終末呼気取得タイミングD(s)となる。
なお、終末呼気が得られるタイミングは、ユーザーの年齢、性別、体格等の肺の容量と関係するパラメータによって変化することが考えられる。そこで、上記(1)式により得られた終末呼気取得タイミングを、ユーザーの年齢、性別、及び体格の少なくとも1つのパラメータを用いて補正するようにしてもよい。また、ユーザーの年齢、性別、及び体格の少なくとも1つのパラメータから、終末呼気取得タイミングを推定して定めても良い。
また、圧力センサ18の出力値に代えて半導体式ガスセンサ14の出力値を用いて上記と同様の処理を行うことにより、終末呼気取得タイミングを取得するようにしてもよい。また、終末呼気取得タイミングを予め定めておいてもよい。この場合、ステップS102の処理は不要となる。なお、これらの場合においても、ユーザーの年齢、性別、及び体格の少なくとも1つのパラメータを用いて終末呼気取得タイミングを補正するようにしてもよい。
ステップS104では、ステップS102で決定した終末呼気取得タイミングが到来したか否かを判定し、終末呼気取得タイミングが到来した場合はステップS106へ移行し、終末呼気取得タイミングが到来していない場合は終末呼気取得タイミングが到来するまで待機する。なお、本実施形態では、上記(1)式により算出した終末呼気取得タイミングが到来したか否かを判定する場合について説明したが、呼気の吹きかけを検知してから圧力センサ18の出力値を積算し、その積算値が、終末呼気が得られる容量A(ml)に相当する予め定めた閾値以上になった場合に終末呼気取得タイミングが到来したと判定するようにしてもよい。
ステップS106では、半導体式ガスセンサ14の出力値を取り込んで例えばRAM12Cに記憶させる。また、燃料電池式ガスセンサ16のソレノイドバルブを開けて呼気を取り込ませ、燃料電池式ガスセンサ16の出力値を所定時間毎に取り込み、例えばRAM12Cに記憶させる。そして、RAM12Cに記憶された燃料電池式ガスセンサ16の出力値からピーク値が検出された場合に、そのピーク値をRAM12Cに記憶させる。なお、この後も、燃料電池式ガスセンサ16の出力値は所定時間毎に取り込まれてRAM12Cに記憶される。
ステップS108では、ステップS106で取得した半導体式ガスセンサ14の出力値に対応する、エタノールの影響下におけるアセトンの濃度を取得する。具体的には、図6に示すように、半導体式ガスセンサ14の出力値とエタノールの影響下におけるアセトンの濃度との対応関係を表すテーブルデータT1を不揮発性メモリ12Dに予め記憶しておき、このテーブルデータT1を用いて、半導体式ガスセンサ14の出力値に対応する、エタノールの影響下におけるアセトンの濃度を取得する。これにより、終末呼気取得タイミングにおける半導体式ガスセンサ14の出力値に対応する、エタノールの影響下におけるアセトンの濃度を取得することができる。なお、図6では、半導体式ガスセンサ14の出力値の単位を電圧値(V)としているが、抵抗値(kΩ)、電流値(A)でもよい。これは他の図面についても同様である。
なお、半導体式ガスセンサ14の出力値Caとエタノールの影響下におけるアセトンの濃度Conc1との対応関係を表す次式に示すような演算式を不揮発性メモリ12Dに予め記憶しておき、この演算式を用いて、半導体式ガスセンサ14の出力値Caに対応するアセトンの濃度Conc1を算出するようにしてもよい。
Conc1=k1×Ca+k2 ・・・(2)
ここで、k1、k2は予め定めた係数であり、半導体式ガスセンサ14の出力値とアセトンの濃度との対応関係を予め実測した結果に基づいて統計的手法を行った結果、得られた係数である。なお、上記(2)式は、半導体式ガスセンサ14の出力値Caを変数として、半導体式ガスセンサ14の出力値Caと係数k1との積を含む1次式であるが、2次式以上の多項式であっても良い。また、逆数の計算、指数計算、及び対数計算の少なくとも1つの計算を含む式であってもよい。また、エタノールの影響下におけるアセトンの濃度は、ユーザーの年齢、性別、体格等のパラメータによって変化することが考えられる。そこで、上記(2)式により得られたアセトンの濃度Conc1を、ユーザーの年齢、性別、及び体格の少なくとも1つのパラメータを用いて補正するようにしてもよい。
ステップS110では、ステップS106で取得した燃料電池式ガスセンサ16の出力値(ピーク値)に対応するエタノールの暫定濃度を取得する。具体的には、図7に示すように、燃料電池式ガスセンサ16の出力値とエタノールの暫定濃度との対応関係を表すテーブルデータT2を不揮発性メモリ12Dに予め記憶しておき、このテーブルデータT2を用いて、燃料電池式ガスセンサ16の出力値に対応するエタノールの暫定濃度を取得する。これにより、終末呼気取得タイミングにおける燃料電池式ガスセンサの出力値に対応するエタノールの暫定濃度を取得することができる。なお、図7では、燃料電池式ガスセンサ16の出力値の単位を電圧値(V)としているが、電流値(A)でもよい。これは他の図面についても同様である。
なお、燃料電池式ガスセンサ16の出力値Cbとエタノールの暫定濃度Conc2との対応関係を表す次式に示すような演算式を不揮発性メモリ12Dに予め記憶しておき、この演算式を用いて、燃料電池式ガスセンサ16の出力値cBに対応するエタノールの暫定濃度Conc2を算出するようにしてもよい。
Conc2=k3×Cb+k4 ・・・(3)
ここで、k3、k4は予め定めた係数であり、燃料電池式ガスセンサ16の出力値とエタノールの暫定濃度との対応関係を予め実測した結果に基づいて統計的手法を行った結果、得られた係数である。なお、上記(3)式は、燃料電池式ガスセンサ16の出力値Cbを変数として、燃料電池式ガスセンサ16の出力値Cbと係数k3との積を含む1次式であるが、2次式以上の多項式であっても良い。また、逆数の計算、指数計算、及び対数計算の少なくとも1つの計算を含む式であってもよい。また、エタノールの暫定濃度は、ユーザーの年齢、性別、体格等のパラメータによって変化することが考えられる。そこで、上記(3)式により得られたエタノールの暫定濃度Conc2を、ユーザーの年齢、性別、及び体格の少なくとも1つのパラメータを用いて補正するようにしてもよい。
ステップS112では、ステップS106で取得した半導体式ガスセンサ14の出力値及び燃料電池式ガスセンサ16の出力値に対応する、エタノールの影響が排除されたアセトンの暫定濃度を取得する。具体的には、図8に示すように、半導体式ガスセンサ14の出力値、燃料電池式ガスセンサ16の出力値、及びエタノールの影響が排除されたアセトンの暫定濃度の対応関係を表すテーブルデータT3を不揮発性メモリ12Dに予め記憶しておき、このテーブルデータT3を用いて、半導体式ガスセンサ14の出力値、燃料電池式ガスセンサ16の出力値に対応する、エタノールの影響が排除されたアセトンの暫定濃度を取得する。これにより、終末呼気取得タイミングにおける半導体式ガスセンサ14の出力値及び燃料電池式ガスセンサの出力値に対応する、エタノールの影響が排除されたアセトンの暫定濃度を取得することができる。
なお、半導体式ガスセンサ14の出力値Ca、燃料電池式ガスセンサの出力値Cb、及びエタノールの影響が排除されたアセトンの暫定濃度Conc3との対応関係を表す次式に示すような演算式を不揮発性メモリ12Dに予め記憶しておき、この演算式を用いて、半導体式ガスセンサ14の出力値Ca及び燃料電池式ガスセンサの出力値Cbに対応する、エタノールの影響が排除されたアセトンの暫定濃度Conc3を算出するようにしてもよい。
Conc3=k5×Ca+k6×Cb+k7 ・・・(4)
ここで、k5〜k6は予め定めた係数であり、半導体式ガスセンサ14の出力値、燃料電池式ガスセンサの出力値、及びエタノールの影響が排除されたアセトンの暫定濃度の対応関係を予め実測した結果に基づいて統計的手法を行った結果、得られた係数である。なお、上記(4)式は、半導体式ガスセンサ14の出力値Ca及び燃料電池式ガスセンサの出力値Cbを変数として、半導体式ガスセンサ14の出力値Caと係数k5との積、燃料電池式ガスセンサの出力値Cbと係数k6との積を含む多項式であるが、1次式でもよく、2次式以上の多項式であっても良い。また、逆数の計算、指数計算、及び対数計算の少なくとも1つの計算を含む式であってもよい。また、エタノールの影響が排除されたアセトンの暫定濃度は、ユーザーの年齢、性別、体格等のパラメータによって変化することが考えられる。そこで、上記(4)式により得られたアセトンの濃度Conc3を、ユーザーの年齢、性別、及び体格の少なくとも1つのパラメータを用いて補正するようにしてもよい。
なお、図9に示すように、エタノールの影響下におけるアセトンの濃度、エタノールの暫定濃度、及びエタノールの影響が排除されたアセトンの暫定濃度の対応関係を表すテーブルデータT4を不揮発性メモリ12Dに予め記憶しておき、このテーブルデータT4を用いて、ステップS108で取得したエタノールの影響下におけるアセトンの濃度及びステップS110で取得したエタノールの暫定濃度に対応する、エタノールの影響が排除されたアセトンの暫定濃度を取得するようにしてもよい。この場合も、上記(4)式と同様の式であって、エタノールの影響下におけるアセトンの濃度及びエタノールの暫定濃度を変数としてエタノールの影響が排除されたアセトンの暫定濃度を算出する式を不揮発性メモリ12Dに予め記憶しておき、この演算式を用いることにより、エタノールの影響が排除されたアセトンの暫定濃度を算出するようにしてもよい。
ステップS114では、ステップS112で取得したエタノールの影響が排除されたアセトンの暫定濃度及びステップS110で取得したエタノールの暫定濃度を表示部20に表示させる。
このように、エタノールの暫定濃度を取得した時点で表示部20に表示するので、ユーザーを長時間待たせるのを防ぐことができる。なお、アセトンの暫定濃度及びエタノールの暫定濃度は、後述するアセトンの最終濃度及びエタノールの最終濃度よりも精度が劣るものの、利用できる程度の精度を有する。特に、アセトンの暫定濃度及びエタノールの暫定濃度については、エタノールが低濃度で存在する環境下の場合、それぞれ最終濃度に近い値となる。
ステップS116では、エタノールの最終濃度を取得し、表示部20に表示させる。例えば図10に示すように、燃料電池式ガスセンサ16の出力値の変化に基づいて定常値Stを推定し、ピーク値Pkに到達してから定常値Stに戻るまでの燃料電池式ガスセンサ16の出力値の積分値を推定する。この積分値はエタノールの最終濃度を表す。なお、定常値Stとは、燃料電池式ガスセンサ16の出力値の変動が安定した状態であって、エタノールが検出されていない状態の値である。
具体的には、ピーク値Pk(=y1)、ピーク値Pkが取得された時点t1、現時点t2において取得された出力値y2、現時点t2を、時間tから燃料電池式ガスセンサ16の出力値yを算出する下記(5)式に代入することにより得られた下記(6)、(7)式を連立方程式として解くことにより、係数a、bを求める。
y=a×t+b ・・・(5)
y1=a×t1+b ・・・(6)
y2=a×t2+b ・・・(7)
ここで、係数aは、(t1、y1)、(t2、y2)を結ぶ線の傾きを表し、ピーク値Pkと定常値Stとの差は、次式で表される。
Pk−St=a×d ・・・(8)
従って、定常値Stは次式で表される。
St=Pk−(a×d) ・・・(9)
ここで、dは、(t1、y1)、(t2、y2)を結ぶ線の傾き(係数a)及びピーク値Pkから定常値Stを求めるための予め定めた係数であり、係数a、ピーク値Pk、及び定常値Stの関係を予め実測した結果に基づいて統計的手法を行った結果、得られた係数である。
従って、ピーク値Pk、係数aを(9)式に代入することにより定常値Stを求めることができる。なお、ピーク値Pkが取得された時間t1以前の燃料電池式ガスセンサ16の出力値が安定している期間、すなわち燃料電池式ガスセンサ16の出力値の変動が予め定めた範囲内に収まっている期間における燃料電池式ガスセンサ16の出力値の平均値を定常値Stとしてもよい。
そして、求めた定常値Stを(5)式のyに代入することにより、定常値Stが得られる時間t3を求める。
なお、本実施形態では(5)式は1次式としているが、2次式でもよいし、3次式以上の多項式でもよい。
次に、図10に示すように、ピーク値Pkが取得された時間t1から定常値Stが得られる時間t3までの燃料電池式ガスセンサ16の出力値を上記(5)式により各々算出して積分値を得る(図10の斜線で示す領域の積分値)。また、図11に示すように、燃料電池式ガスセンサ16の出力値の積分値及びエタノールの最終濃度の対応関係を表すテーブルデータT5を不揮発性メモリ12Dに予め記憶しておき、このテーブルデータT5を用いて、燃料電池式ガスセンサ16の出力値の積分値に対応するエタノールの最終濃度を取得する。
なお、燃料電池式ガスセンサ16の出力値の積算値Hとエタノールの最終濃度Conc4との対応関係を表す次式に示すような演算式を不揮発性メモリ12Dに予め記憶しておき、この演算式を用いて、燃料電池式ガスセンサ16の出力値の積算値Hに対応するエタノールの最終濃度Conc4を算出するようにしてもよい。
Conc4=k8×H+k9 ・・・(10)
ここで、k8、k9は予め定めた係数であり、燃料電池式ガスセンサ16の出力値の積算値とエタノールの最終濃度との対応関係を予め実測した結果に基づいて統計的手法を行った結果、得られた係数である。なお、上記(10)式は、燃料電池式ガスセンサ16の出力値の積算値Hを変数として、燃料電池式ガスセンサ16の出力値の積算値Hと係数k8との積を含む1次式であるが、2次式以上の多項式であっても良い。また、逆数の計算、指数計算、及び対数計算の少なくとも1つの計算を含む式であってもよい。また、エタノールの最終濃度は、ユーザーの年齢、性別、体格等のパラメータによって変化することが考えられる。そこで、上記(10)式により得られたエタノールの最終濃度Conc4を、ユーザーの年齢、性別、及び体格の少なくとも1つのパラメータを用いて補正するようにしてもよい。
このように、ピーク値Pkが取得されてから定常値Stに戻るまで待機せずに、定常値Stに戻る時間を推定してエタノールの最終濃度を算出するので、エタノールの最終濃度が表示されるまでの時間を短縮することができる。
なお、燃料電池式ガスセンサ16の出力値が定常値に戻るのを待ってから、ピーク値Pkが取得された時間t1から定常値が得られる時間t3までに実際に取得された燃料電池式ガスセンサ16の出力値を積分した積分値を用いて、テーブルデータT5からエタノールの最終濃度を取得してもよい。
ステップS117では、アセトンの最終濃度を取得し、表示部20に表示させる。具体的には、図16に示すように、エタノールの影響下におけるアセトンの濃度、エタノールの最終濃度、及びエタノールの影響が排除されたアセトンの最終濃度の対応関係を表すテーブルデータT8を不揮発性メモリ12Dに予め記憶しておき、このテーブルデータT8を用いて、ステップS108で取得したエタノールの影響下におけるアセトンの濃度及びステップS116で取得したエタノールの最終濃度に対応する、エタノールの影響が排除されたアセトンの最終濃度を取得する。
なお、エタノールの影響下におけるアセトンの濃度Conc1、エタノールの最終濃度Conc4、及びエタノールの影響が排除されたアセトンの最終濃度Conc5との対応関係を表す次式に示すような演算式を不揮発性メモリ12Dに予め記憶しておき、この演算式を用いて、ステップS108で取得したエタノールの影響下におけるアセトンの濃度Conc1及びステップS116で取得したエタノールの最終濃度Conc4に対応する、エタノールの影響が排除されたアセトンの最終濃度Conc5を算出するようにしてもよい。
Conc5=k10×Conc1+k11×Conc4+k12 ・・・(11)
ここで、k10〜k12は予め定めた係数であり、エタノールの影響下におけるアセトンの濃度、エタノールの最終濃度、及びエタノールの影響が排除されたアセトンの最終濃度の対応関係を予め実測した結果に基づいて統計的手法を行った結果、得られた係数である。なお、上記(11)式は、エタノールの影響下におけるアセトンの濃度Conc1及びエタノールの最終濃度Conc4を変数として、エタノールの影響下におけるアセトンの濃度Conc1と係数k10との積、及び、エタノールの最終濃度Conc4と係数k11との積を含む多項式であるが、1次式でもよく、2次式以上の多項式であっても良い。また、逆数の計算、指数計算、及び対数計算の少なくとも1つの計算を含む式であってもよい。また、アセトンの最終濃度は、ユーザーの年齢、性別、体格等のパラメータによって変化することが考えられる。そこで、上記(11)式により得られたアセトンの最終濃度Conc5を、ユーザーの年齢、性別、及び体格の少なくとも1つのパラメータを用いて補正するようにしてもよい。
ステップS118では、ステップS117で取得したアセトンの最終濃度及びステップS116で取得したエタノールの最終濃度に基づいて、体調危険度情報を取得する。そして、取得した体調危険度情報を表示部20に出力して表示させる。
具体的には、図12に示すように、アセトンの最終濃度、エタノールの最終濃度、及び体調危険度情報40の対応関係を表すテーブルデータT6を不揮発性メモリ12Dに予め記憶しておき、このテーブルデータT6を用いて、アセトンの最終濃度及びエタノールの最終濃度に対応する体調危険度情報40を取得する。
図12の例では、アセトンの最終濃度を「低め」、「普通」、「高め」、「超高い」、「高すぎる!」の5段階に分け、エタノールの最終濃度を「出て無い」、「やや出てる」、「飲酒レベルで出てる」、「かなり出てる」、「出過ぎ」の5段階に分けた場合を示したが、分け方はこれに限られるものではない。
また、体調危険度情報40は、体調の危険度レベル40A及びアドバイス情報40Bの少なくとも一方を含み、図12の例では両者を含む場合を示した。また、図12の例では、体調の危険度を「体調危険レベル低」、「体調危険レベル1」〜「体調危険レベル5」の6段階に分けた場合を示したが、分け方はこれに限られるものではない。また、アドバイス情報40Bは、アセトン及びエタノールの最終濃度に対応したアドバイス情報であり、体調の状態を表す情報及び注意すべき情報を含む。ちなみに、破線の枠42内が体調の目標とすべきゾーンである。なお、アドバイス情報40Bに、どのような行動をすれば回復するかを具体的に示す情報を含むようにしてもよい。
これにより、アセトンの最終濃度及びエタノールの最終濃度から体調危険度情報を取得して表示するため、ユーザーは、脂肪の燃焼状況及び飲酒状況の両方から体調危険度を容易に把握することができ、回復を促すことが可能となる。
なお、体調危険度情報を取得する際に、アセトンの最終濃度に代えてアセトンの暫定濃度を用いても良いし、エタノールの最終濃度に代えてエタノールの暫定濃度を用いても良い。
ステップS120では、キャップ10Bを閉め忘れているか否かを判定する。具体的には、本体10Aに設けられた導電性部材34Aとキャップ10Bに設けられた導電性部材34Bとが導通しているか否かを判定し、非導通の状態が予め定めた時間以上継続している場合はキャップ10Bを閉め忘れていると判定する。
そして、キャップ10Bを閉め忘れていると判定された場合には、ステップS122でキャップ10Bを閉め忘れいていることを警告するメッセージを表示部20に表示させる。
このように、本実施形態によれば、アセトン及びエタノールに感度を有する半導体式ガスセンサ14を用いると共に、選択的にエタノールに感度を有する燃料電池式ガスセンサ16を用いることにより、エタノールの影響を排除したアセトンの濃度を取得している。このため、エタノールの影響下においてもアセトンの濃度を精度良く検知することができる。
図13には、低〜高濃度範囲(0.5〜100ppm)でレベル1〜レベル6の濃度のエタノールが存在する環境下において、従来のように半導体式ガスセンサを単独で用いた生体ガス検知装置に呼気を吹きかけて測定したアセトンの濃度(センサ換算濃度)と、ガスクロマトグラフィにより測定したアセトンの濃度(ガスアセトン濃度)と、の対応関係を表すグラフを示した。
また、図14には、低〜高濃度範囲(0.5〜100ppm)でレベル1〜レベル6の濃度のエタノールが存在する環境下において、半導体式ガスセンサ14及び燃料電池式ガスセンサ16を備えた本実施形態に係る生体ガス検知装置10に呼気を吹きかけて測定したアセトンの最終濃度(センサ換算濃度)と、ガスクロマトグラフィにより測定したアセトンの濃度(ガスクロアセトン濃度)と、の対応関係を表すグラフを示した。
図13に示すように、従来のように半導体式ガスセンサを単独で用いた生体ガス検知装置により測定したアセトンの濃度とガスクロマトグラフィにより測定したアセトンの濃度との相関係数rは0.28であったのに対し、図14に示すように、本実施形態に係る生体ガス検知装置10により測定したアセトンの濃度とガスクロマトグラフィにより測定したアセトンの濃度との相関係数rは0.87であった。ガスクロマトグラフィは精度良くアセトンの濃度を測定することができるため、相関係数が高いほどアセトンの濃度を精度良く測定できるといえるが、半導体式ガスセンサ14及び燃料電池式ガスセンサ16を備えた本実施形態に係る生体ガス検知装置10の方が、半導体式ガスセンサを単独で備えた生体ガス検知装置よりも高い相関が得られ、精度良くアセトンの濃度を測定できることがわかった。
なお、エタノールの影響が排除されたアセトンの最終濃度を取得する場合、例えば図15に示すように、半導体式ガスセンサ14の出力値、燃料電池式ガスセンサ16の出力値の積分値、及びエタノールの影響が排除されたアセトンの最終濃度の対応関係を表すテーブルデータT7を不揮発性メモリ12Dに予め記憶しておき、このテーブルデータT7を用いて、ステップS106で取得した半導体式ガスセンサ14の出力値及びステップS116で取得した燃料電池式ガスセンサ16の出力値の積分値に対応する、エタノールの影響が排除されたアセトンの最終濃度を取得するようにしてもよい。この場合も、上記(7)式と同様の式であって、半導体式ガスセンサ14の出力値及び燃料電池式ガスセンサ16の出力値の積分値を変数としてエタノールの影響が排除されたアセトンの最終濃度を算出する式を用いることにより、エタノールの影響が排除されたアセトンの最終濃度を算出するようにしてもよい。
また、図15のテーブルデータT7は、半導体式ガスセンサ14の出力値に代えてエタノールの影響下におけるアセトンの濃度を用いても良いし、燃料電池式ガスセンサ16の出力値の積分値に代えてエタノールの最終濃度を用いても良く、組み合わせは任意に設定できる。
また、図8のテーブルデータT3は、燃料電池式ガスセンサ16の出力値に代えてエタノールの暫定濃度を用いても良い。
また、図9のテーブルデータT4は、エタノールの暫定濃度に代えて燃料電池式ガスセンサの出力値を用いても良い。
また、キャップ10B内の吸着剤32が多量のガスを吸着して吸着性能が低下すると、キャップ10Bを閉めた際に吸着剤32がガスを吸着せず、感度が高くなると考えられる。そこで、導電性部材34A、34Bが導通してキャップ10Bが導通したことを検出した場合に、半導体式ガスセンサ14にガスを検知させ、検知したガスの濃度が予め定めた閾値以上であった場合には、吸着剤32の交換時期が到来したと判定して、吸着剤32を交換するよう促す報知メッセージを表示部20に表示する又は吸着剤32を交換するよう促す報知音を出力するようにしてもよい。
また、キャップ10B全体を吸着剤32で構成し、交換時期が到来した場合にキャップ10B毎ごと交換できるようにしてもよい。すなわちキャップ10Bを使い捨てできるようにしてもよい。
また、キャップ10Bが生体ガス検知装置10の電源スイッチに連動して自動で開閉するようにしてもよい。すなわち、生体ガス検知装置10の電源スイッチをオンにするとキャップ10Bが開き、電源スイッチをオフにするとキャップ10Bが閉まるようにしてもよい。これにより、使用後の閉め忘れを防止することができ、半導体式ガスセンサ14及び燃料電池式ガスセンサ16の品質が劣化するのを防ぐことができる。
また、キャップ10Bを電源スイッチと兼用するようにしてもよい。すなわち、キャップ10Bを開けると生体ガス検知装置10の電源がオンし、キャップ10Bを閉めると生体ガス検知装置10の電源がオフするようにしてもよい。この場合、キャップ10Bが閉いた状態で予め定めた時間経過した場合に、警告メッセージを表示部20表示する又は警告音を出力するようにしても良い。
また、キャップ10Bを閉めた際に、燃料電池式ガスセンサ16のソレノイドバルブを動作させてキャップ10Bと本体10Aとの閉鎖空間内の清浄ガスを引き込むことにより、燃料電池式ガスセンサ16内のガス流路をクリーニングするようにしてもよい。
なお、本実施形態では、所望ガスがアセトンの場合について説明したが、例えば健常者であれば生体ガスに含まれるアセトアルデヒドの濃度は低いが、肝臓が悪い場合はアセトアルデヒドの濃度が高くなる。そこで、所望ガスとしてアセトアルデヒドの濃度を求めるようにしてもよい。これにより、肝臓の状態を把握することが可能となる。
また、本実施形態では、テーブルデータT1〜T7が予め不揮発性メモリ12Dに記憶された場合について説明したが、Wi−Fi(登録商標)通信等によりサーバへアクセスしてサーバからダウンロードするようにしてもよい。また、生体ガス検知装置10にメモリーカードの読み取り機能を設け、各テーブルデータが記憶されたメモリーカードから読み込むようにしてもよい。
10 生体ガス検知装置
10A 本体
10B キャップ
12 コントローラ
14 半導体式ガスセンサ
16 燃料電池式ガスセンサ
18 圧力センサ
20 表示部
22 操作部
24 計時部
26 通信部
32 吸着剤
34A、34B 導電性部材

Claims (18)

  1. 生体ガスに含まれる所望ガス及び干渉ガスに感度を有する半導体式ガスセンサと、
    前記生体ガスに含まれる干渉ガスに感度を有する電気化学式ガスセンサと、
    前記半導体式ガスセンサの出力値及び前記電気化学式ガスセンサの出力値に基づいて、前記所望ガスの濃度を取得する所望ガス濃度取得手段と、
    前記所望ガスの濃度に応じた情報を出力する出力手段と、
    を備えた生体ガス検知装置。
  2. 呼気の圧力を検知する圧力センサを更に備え、
    前記所望ガス濃度取得手段は、前記圧力センサの出力値に基づいて求めた終末呼気取得タイミングにおける前記半導体式ガスセンサの出力値に対応する、前記干渉ガスの影響下における前記所望ガスの濃度を取得する
    請求項1記載の生体ガス検知装置。
  3. 呼気の圧力を検知する圧力センサを更に備え、
    前記圧力センサの出力値に基づいて求めた終末呼気取得タイミングにおける前記電気化学式ガスセンサの出力値に対応する前記干渉ガスの暫定濃度を取得する干渉ガス暫定濃度取得手段
    を備えた請求項1又は請求項2記載の生体ガス検知装置。
  4. 前記出力手段は、前記干渉ガスの暫定濃度を取得した際に、前記干渉ガスの暫定濃度を表示手段に出力する
    請求項3記載の生体ガス検知装置。
  5. 前記所望ガス濃度取得手段は、前記半導体式ガスセンサの出力値及び前記電気化学式ガスセンサの出力値に対応する、前記干渉ガスの影響が排除された前記所望ガスの暫定濃度を取得する
    請求項1〜4の何れか1項に記載の生体ガス検知装置。
  6. 前記出力手段は、前記所望ガスの暫定濃度を取得した際に、前記所望ガスの暫定濃度を表示手段に出力する
    請求項5記載の生体ガス検知装置。
  7. 前記電気化学式ガスセンサの出力値がピーク値に到達してから定常値に戻るまでの、前記電気化学式ガスセンサの出力値の積分値に対応する前記干渉ガスの最終濃度を取得する干渉ガス最終濃度取得手段
    を備えた請求項1〜6の何れか1項に記載の生体ガス検知装置。
  8. 前記電気化学式ガスセンサの出力値の変化に基づいて前記定常値を推定する推定手段を更に備え、
    前記干渉ガス最終濃度取得手段は、前記推定手段により推定された前記定常値に基づいて前記干渉ガスの最終濃度を取得する
    請求項7記載の生体ガス検知装置。
  9. 前記所望ガス濃度取得手段は、前記干渉ガスの影響下における前記所望ガスの濃度及び前記干渉ガスの最終濃度に基づいて、前記所望ガスの最終濃度を取得する
    請求項7又は請求項8記載の生体ガス検知装置。
  10. 前記所望ガスの濃度及び前記干渉ガスの濃度に基づいて、体調の危険度に関する体調危険度情報を取得する体調危険度情報取得手段を更に備え、
    前記出力手段は、前記体調危険度情報を出力する
    請求項1〜9の何れか1項に記載の生体ガス検知装置。
  11. 前記体調危険度情報は、体調の危険度レベルと、前記所望ガスの濃度及び前記干渉ガスの濃度に対応したアドバイス情報と、の少なくとも一方を含む
    請求項10記載の生体ガス検知装置。
  12. 前記生体ガスが吹き込まれる吹き込み口を覆うと共に、前記半導体式ガスセンサ及び前記電気化学式ガスセンサの少なくとも一方を被毒させる被毒物質を吸着する吸着剤を備えたキャップ
    を備えた請求項1〜11の何れか1項に記載の生体ガス検知装置。
  13. 前記キャップの開閉を検出する検出手段を更に備え、
    前記キャップが閉められた状態における前記半導体式ガスセンサの出力値が予め定めた閾値以上になった場合に、前記吸着剤を交換するよう報知する報知手段
    を備えた請求項12記載の生体ガス検知装置。
  14. 前記キャップの開閉が電源スイッチのオンオフと兼用された
    請求項12又は請求項13記載の生体ガス検知装置。
  15. 前記キャップが開いた状態で予め定めた時間経過した場合に警告する警告手段
    を備えた請求項12〜14の何れか1項に記載の生体ガス検知装置。
  16. 前記所望ガスはアセトン又はアセトアルデヒドであり、前記干渉ガスはエタノールである
    請求項1〜15の何れか1項に記載の生体ガス検知装置。
  17. 生体ガスに含まれる所望ガス及び干渉ガスに感度を有する半導体式ガスセンサの出力値及び前記生体ガスに含まれる干渉ガスに感度を有する電気化学式ガスセンサの出力値に基づいて、前記所望ガスの濃度を取得し、
    前記所望ガスの濃度に応じた情報を出力する
    生体ガス検知方法。
  18. コンピュータに、
    生体ガスに含まれる所望ガス及び干渉ガスに感度を有する半導体式ガスセンサの出力値及び前記生体ガスに含まれる干渉ガスに感度を有する電気化学式ガスセンサの出力値に基づいて、前記所望ガスの濃度を取得し、
    前記所望ガスの濃度に応じた情報を出力する
    ことを含む処理を実行させるための生体ガス検知プログラム。
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