JPWO2019163388A1 - 電解水生成装置及び電解水生成方法 - Google Patents

電解水生成装置及び電解水生成方法 Download PDF

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Abstract

電解水生成装置(100)は、少なくとも電解質を含む溶液を収容する溶液槽(110)と、溶液槽(110)に備わる第1電極(112)と、溶液槽(110)に備わり、第1電極(112)と対となる第2電極(113)と、溶液槽(110)に備わり、第1電極(112)と第2電極(113)との間に位置する少なくとも1つの両イオン透過膜(114)と、第2電極(113)を基準とした場合における第1電極(112)に正又は負の電圧を印加する通電方向である第1通電方向に第1時間通電させ、且つ、第1通電方向とは反対方向の第2通電方向に、第1時間とは異なる第2時間通電させるように、通電方向を繰り返し切り替える制御部(140)と、を備える。

Description

本発明は、電解水生成装置及び電解水生成方法に関する。
従来、除菌、脱臭等に用いられる電解水を生成する電解水生成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、電解水は、pHが所定の範囲内にある場合に、除菌、脱臭等の効果があがることが知られている。
特許文献1には、2枚のイオン透過性膜で内部を中央隔室及び両側方隔室の3つの隔室に区画された電解槽と、電解槽の一方の側方隔室に配設された一対の電極と、電解槽の他方の側方隔室に配設された電極と、中央隔室に接続されて同室へ塩水を供給する塩水供給管路と、各側方隔室に接続されてこれら各側方隔室へ水を供給する水供給管路を備える電解水生成装置が開示されている。
特開平9−085247号公報
電解水は、pHが所定の範囲内にある場合に、除菌、脱臭等の効果があがる場合があることから、簡便に、当該電解水のpHを所定の範囲内に制御できることが望まれている。しかしながら、従来の電解水生成装置では、pHを所定の範囲内に精度良く制御することは困難である。
本発明は、簡便な構成で、生成する電解水のpHを精度良く制御可能な電解水生成装置等を提供する。
本発明の一態様に係る電解水生成装置は、少なくとも電解質を含む溶液を収容する溶液槽と、前記溶液槽に備わる第1電極と、前記溶液槽に備わり、前記第1電極と対となる第2電極と、前記溶液槽に備わり、前記第1電極と前記第2電極との間に位置する少なくとも1つの両イオン透過膜と、前記第2電極を基準とした場合における前記第1電極に正又は負の電圧を印加する通電方向である第1通電方向に第1時間通電させ、且つ、前記第1通電方向とは反対方向の第2通電方向に、前記第1時間とは異なる第2時間通電させるように、通電方向を繰り返し切り替える制御部と、を備える。
また、本発明の一態様に係る電解水生成方法は、第1電極及び第2電極を備える溶液槽において、前記第1電極と前記第2電極との間に両イオン透過膜を配置する配置ステップと、前記第2電極を基準とした場合における前記第1電極に正又は負の電圧を印加する通電方向である第1通電方向に第1時間通電させる第1通電ステップ、及び、前記第1通電方向とは反対方向の第2通電方向に、前記第1時間とは異なる第2時間通電させる第2通電ステップを、繰り返し切り替える制御ステップと、を含む。
本発明の一態様に係る電解水生成装置等によれば、簡便な構成で、生成する電解水のpHを精度良く制御可能な電解水生成装置を提供できる。
図1は、実施の形態1に係る電解水生成装置の構成を示す図である。 図2は、電解水のpHに対する有効塩素比率を示すグラフである。 図3は、実施の形態1に係る電解水生成装置が電解水を発生する手順を示すフローチャートである。 図4は、実施の形態1に係る電解水生成装置が実行する水溶液の電気分解を説明するための図である。 図5Aは、第2時間に対する第1時間を示す時間比と、主陽極電極側の電解水のpHとの関係の一例を示すグラフである。 図5Bは、第2時間に対する第1時間を示す時間比と、主陽極電極側の電解水のpHとの関係の別の一例を示すグラフである。 図6は、通電時間に対する電解水のpHの関係を示すグラフである。 図7は、実施の形態2に係る電解水生成装置の構成を示す図である。 図8は、実施の形態3に係る電解水生成装置の構成を示す図である。 図9は、実施の形態3に係る電解水生成装置が備える溶液槽の第2室の内部構成の詳細を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、サイズ、形状等が必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
また、本明細書において、殺菌とは、例えば、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌等の菌類、Escherichia coli.(大腸菌)、Pseudomonas sp.(緑膿菌)、Klebsiella sp.(肺炎桿菌)等の細菌、Cladosporium. sp.(黒カビ)、Aspergillus(黒コウジカビ)等のカビ類を含む真菌類、及び/又は、ノロウィルス等のウィルスを分解して菌等の全体数を減らすことを意味し、除菌又は滅菌する意味も含む。なお、上記の殺菌の対象とする菌類、細菌類、真菌、ウィルス等は一例であり、限定されるものではない。
(実施の形態1)
[電解水生成装置の構成]
まず、図1及び図2を参照して、実施の形態1に係る電解水生成装置の構成に関して説明する。図1は、実施の形態1に係る電解水生成装置100の構成を示す図である。
電解水生成装置100は、塩素を含む水溶液を電気分解して、殺菌効果を有する電解水を生成装置である。殺菌効果とは、菌類、細菌類、真菌類、ウィルス等を殺菌する効果であり、特に、短時間で多くの菌を殺菌する効果を意味する。電解水生成装置100は、溶液槽110と、第1電極(主陽極電極)112と、第2電極(主陰極電極)113と、両イオン透過膜114と、制御部140と、取出部131a、131bと、を備える。
溶液槽110は、少なくとも電解質を含む溶液を収容する容器である。具体的には、溶液槽110は、収容している溶液を電気分解するための電解槽である。より具体的には、電解質は、塩素イオン(Cl)を含み、溶液は、塩素イオンを含む水溶液である。
溶液は、例えば、塩化ナトリウム(NaCl)、塩化水素(HCl)等の塩素イオンを含む材料が添加された水(HO)である。具体的には、111は、2つの両イオン透過膜114によって、第1室111aと、第2室111bと、第3室111cとに内部が仕切られている。第1電極112及び第2電極113によって、溶液槽110内の溶液を電気分解する前には、例えば、第1室111a及び第2室111bには、水が収容されており、第3室111cには、塩化ナトリウムを含む水が収容されている。溶液槽110に備えられている第1電極112と第2電極113とに通電される(つまり、第1電極112及び第2電極113に電圧が印加される)ことで、溶液槽110内の溶液は電気分解されて、次亜塩素酸(HClO)を含む電解水(具体的には、酸性電解水)が生成される。
溶液槽110の材料は、塩素イオンを含む水溶液及び当該水溶液を電気分解することで生成される次亜塩素酸を含む電解水による腐食等が発生しにくい材料であればよく、特に限定されない。
第1電極112及び第2電極113は、111内の溶液を電気分解するための対をなす電極対である。第1電極112は、第1室111aに備えられており、第2電極113は、第2室111bに備えられている。電解水は、例えば、第1電極112及び第2電極113に電圧が印可されて、溶液槽110内の溶液が電気分解されることで、生成される。より具体的には、第1電極112を陽極とし、第2電極113を陰極とするように、後述する制御部140に制御される電圧印加部によって電位が印可されて、第1電極112及び第2電極113の間に電圧が印加されることで、つまり、第1電極112及び第2電極113の間に位置する溶液に電圧が印加されることで、第1室111aには次亜塩素酸を含む酸性電解水が生成され、第2室111bにはアルカリ性電解水が生成される。
第1電極112及び第2電極113の材料は、特に限定されるものではないが、例えば、プラチナを主成分とする金属電極である。
なお、本明細書において、第1室111aに主に生成される酸性電解水と、第2室111bに主に生成されるアルカリ性電解水をあわせて電解水と呼称する場合がある。
また、本明細書において、「酸性」とは、pHが7より低い場合を意味し、「アルカリ性」とは、pHが7より高い場合を意味する。
両イオン透過膜114は、溶液槽110内に備わり、溶液槽110内の溶液中及び電解水中に含まれるナトリウムイオン等の陽イオン、及び、塩素イオン等の陰イオンの移動を制限する部材である。両イオン透過膜114は、例えば、多孔質膜又は両イオン交換膜である。多孔質膜の材料は、例えば、セラミック材料、樹脂材料が採用されるが、特に限定されない。両イオン透過膜114は、溶液槽110内で、第1電極112と第2電極113との間に位置する。本実施の形態では、両イオン透過膜は、溶液槽110内に2つ備えられている。具体的には、溶液槽110は、第1電極112を備える第1室111aと、第2電極113を備える第2室111bと、第1室111a及び第2室111bの間で2つの両イオン透過膜114で仕切られた第3室111cと、を有し、第3室111cには、少なくとも電解質を含む溶液が収容されている。
制御部140は、溶液槽110内の電解水のpHを制御するための制御装置である。具体的には、制御部140は、電解水のpHが所定値となるように、第1電極112及び第2電極113に印加する電圧の方向を制御する。言い換えると、制御部140は、電解水のpHが所定値となるように、第1電極112と第2電極113との間の通電方向を制御する。より具体的には、制御部140は、第2電極113を基準とした場合における第1電極112に正又は負の電圧を印加することで、第1電極112及び第2電極113に通電する通電方向である第1通電方向に第1時間通電させ、且つ、第1通電方向とは反対方向の第2通電方向に、第1時間とは異なる第2時間通電させるように、通電方向を繰り返し切り替える。
ここで、第1通電方向とは、例えば、第1電極112を陽極とし、第2電極113を陰極とする通電方向であり、第2通電方向とは、例えば、第1電極112を陰極とし、第2電極113を陽極とする通電方向である。
また、第1電極112は、あくまで第2電極113に対して相対的に正又は負の極性となるように制御部140に制御されるのであって、第2電極113は、常にグランドとならなくてもよい。
例えば、両イオン透過膜114を第1電極112と第2電極113との間に配置して、塩素イオンを含む水溶液を電気分解し続けた場合に、第1電極112を陽極、且つ、第2電極113を陰極としたとき、第1電極112が配置される第1室111aに生成される酸性電解水のpHは4.0よりも低いpHまで下がり続ける。
図2は、溶液のpHに対する次亜塩素酸比率を示すグラフである。なお、次亜塩素酸比率とは、溶液(水溶液)中に含まれる塩素系物質のうち、殺菌に有効な塩素系物質の比率である。より具体的には、図2は、溶液のpHに対する、溶液中に含まれる塩素イオンのうち、次亜塩素酸となる比率を示すグラフである。
図2に示すように、塩素イオンを含む溶液のpHが、例えば、4.0以上6.5以下であれば、塩素イオンを含む水を電気分解した場合に生成される塩素系物質のうち、次亜塩素酸の割合が高い(例えば、90%以上となる)ことがわかる。pHが高くなると、次亜塩素酸の割合が下がり、次亜塩素酸イオン(ClO)が生成されることが知られている。また、pHが低くなると、次亜塩素酸の比率が下がり、塩素ガス(Cl)が生成されることが知られている。そのため、殺菌効果の高い次亜塩素酸を効果的に生成するためには、酸性電解水のpHが所定値として、4.0以上6.5以下となるように操作をする必要がある。
制御部140は、電解水のpHを所定値となるように制御するために、第1電極112と第2電極113とに印加する電圧の向き(つまり、通電方向)を好適に変更する。具体的には、制御部140は、酸性電解水のpHを所定値に制御する操作として、第1電極112及び第2電極113に印加する電圧の向きを、印加していた電圧の向きとは反対になるように、電圧の向きを反転させる制御をする。つまり、制御部140は、第1電極112及び第2電極113の極性を反転させる制御をする。より具体的には、制御部140は、コンバータ等を含む電源回路で実現され、第1電極112及び第2電極113と電気的に接続される電圧印加部を制御する。例えば、電圧印加部は、商用電源等の外部電源から受けた電力に基づいて所定の電圧を生成して、生成した電圧を第1電極112と第2電極113とに印加する。
例えば、第1電極112を陽極とし、第2電極113を陰極とするように、制御部140が通電方向を制御している場合に、制御部140が第1電極112及び第2電極113に印加する電圧の向きを反転させる制御をしたとき、第1電極112が陰極となり、第2電極113が陽極となる。
このように、制御部140が第1電極112と第2電極113とに印加する電圧の向きを、溶液を電気分解する際に印加する向きと反転させることにより、両イオン透過膜114によって分離された次亜塩素酸を含む酸性電解水には、アルカリ性電解水が含むアルカリイオン(例えば、塩化ナトリウムを含む水溶液を電気分解した場合には、ナトリウムイオン)が流入されることになる。そのため、酸性電解水のpHは、上げられる。つまり、制御部140は、第1電極112と第2電極113とに印加する電圧の向きを好適に制御することにより、簡便に、酸性電解水のpHを所定値に制御することができる。
また、制御部140は、例えば、第1通電方向を、第2電極113を基準とした場合における第1電極112に正の電圧を印加する通電方向とし、第1時間を第2時間より長くした場合に、第1室111aにおける、次亜塩素酸を含む電解水のpHの最低値が、4.0以上となるように、第1電極112及び第2電極113に通電させる通電方向を繰り返し切り替える制御をする。
また、制御部140は、例えば、第2通電方向に通電する時間である第2時間に対する、第1通電方向に通電する時間である第1時間が、1.05以上1.5以下となるように、第1電極112及び第2電極113に通電させる通電方向を繰り返し切り替える制御をする。
また、制御部140は、第1時間及び第2時間のうちの時間の短い方から、通電を開始させる。具体的には、制御部140は、第2時間に対する第1時間を1.05以上1.5以下とする場合、第2通電方向から第1電極112及び第2電極113への通電を開始させる。言い換えると、制御部140は、次亜塩素酸を含む酸性電解水を主に生成する側の電極(以下、主陽極電極と呼称する)を、まず、陰極とするように通電方向を制御する。
なお、以下の説明においては、第1電極112を主陽極電極、第2電極113を主陽極電極とは反対の極性となる主陰極電極とする場合について説明する。
また、制御部140は、予め定められた時間が経過した場合に、第1電極112と第2電極113とに印加する電圧の向きを反転する等の制御プログラムに基づいた動作を実行してもよい。
制御部140は、制御プログラムに基づいた動作を実行する場合、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置と、制御プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)とを備えてもよい。また、制御部140は、予め定められた動作を実行する場合、制御プログラムがハードウェア的に実現される専用の電子回路等を備えてもよい。また、制御部140は、時間を計測するために、RTC(Real Time Clock)等の計時部を備えてもよい。また、制御部140は、予め定められた時間に基づいて、第1電極112及び第2電極113への通電を停止してもよい。
取出部131aは、溶液槽110の第1室111aに収容されている酸性電解水を、溶液槽110から取り出すためのポンプである。
取出部131bは、溶液槽110の第2室111bに収容されているアルカリ性電解水を、溶液槽110から取り出すためのポンプである。
なお、取出部131a及び取出部131bは、それぞれ独立して駆動できるように構成されていてもよいし、制御部140が、取出部131a及び取出部131bの駆動の制御をしてもよい。その場合、制御部140は、例えば、制御部140が備えるメモリに、取出部131a及び取出部131bを駆動するための制御プログラムを備える。
[電解水生成方法の手順]
続いて、図3〜図6を参照して、実施の形態1に係る電解水生成装置100が生成する電解水の生成方法の詳細について説明する。
図3は、実施の形態1に係る電解水生成装置100が電解水を生成する手順を示すフローチャートである。
まず、第1電極112及び第2電極113を備える溶液槽110において、第1電極112と第2電極113との間に両イオン透過膜114を配置し、例えば、電解質として塩素イオンを含む溶液を溶液槽110の第3室111cに収容し、水を溶液槽110の第1室111b及び第2室111bに収容する。
電解水生成装置100は、第2通電方向に通電を開始し、電解水の生成を開始する(ステップS101)。具体的には、ステップS101において、制御部140は、第1電極112を陰極とし、第2電極113を陽極とするように、第1電極112と第2電極113との間の通電方向を制御する。また、ステップS101において、制御部140は、第1電極112及び第2電極113に電圧を印加させることで、塩素を含む水溶液を電気分解し、アルカリ性電解水もまた生成させる。
次に、制御部140は、第2時間が経過したか否かを判定する(ステップS102)。制御部140は、第2時間が経過していないと判定した場合(ステップS102でNo)、第2通電方向へ通電させ続ける。
一方、制御部140は、第2時間が経過したと判定した場合(ステップS102でYes)、第2通電方向への通電を反転させて、第1通電方向への通電を開始させる(ステップS103)。ステップS103において、具体的には、制御部140は、第1電極112を陽極とし、第2電極113を陰極とするように、通電方向を反転させる。
次に、制御部140は、第1時間が経過したか否かを判定する(ステップS104)。制御部140は、第1時間が経過していないと判定した場合(ステップS104でNo)、第1通電方向へ通電させ続ける。
一方、制御部140は、第1時間が経過したと判定した場合(ステップS104でYes)、第1通電方向への通電を反転させて、第2通電方向への通電を開始させる(ステップS101)。つまり、制御部140は、第1時間が経過したと判定した場合、制御をステップS101へ戻す。
図4は、実施の形態1に係る電解水生成装置100が実行する溶液の電気分解を説明するための図である。なお、図4には、第1電極112を陽極とし、第2電極113を陰極とした場合について例示している。
下記の反応式(1)に示すように、第1電極112及び第2電極113に電圧が印可されると、水溶液中のClが反応し、陽極側にて塩素ガス(Cl)が発生する。
2Cl→Cl+2e (1)
次に、下記の反応式(2)に示すように、塩素ガス(Cl)と水(HO)とが反応することで、次亜塩素酸(HClO)が生成される。
Cl+HO→HClO+H+Cl (2)
また、陽極側では、下記の反応式(3)に示すように、水の電気分解が発生する。
2HO→O+4H+4e (3)
以上の反応式(3)から、陽極側では、溶液が電気分解されて電解水が生成されると、当該電解水は酸性になることが分かる。
一方、陰極側では、下記の反応式(4)に示すように、水の電気分解が発生する。
2HO+2e→H+2OH (4)
また、電解質として塩素イオン(Cl)を用いるために、塩化ナトリウム(NaCl)が用いられることがある。この場合、塩化ナトリウム(NaCl)に含まれるナトリウムイオン(Na)は、陰極側へ移動する。
以上のことから、陰極側では、溶液が電気分解されて電解水が生成されると、当該電解水はアルカリ性になることが分かる。電解水生成装置100は、第1電極112と第2電極113との間の通電方向を時間に応じて反転させる、つまり、第1電極112及び第2電極113の極性を時間に応じて反転させるため、電解水のpHが大きくなりすぎる、及び電解水のpHが小さくなりすぎることを抑制することができる。
なお、電解水生成装置100は、酸性電解水のpHを測定するために、イオン濃度センサ等のpH測定器をさらに備えてもよい。また、制御部140は、当該pH測定器で測定された酸性電解水のpHに基づいて、第1電極112及び第2電極113への通電の開始又は終了を制御してもよい。
図5Aは、第2時間に対する第1時間を示す時間比と、主陽極電極112(第1電極112)側の電解水(つまり、第1室111aに生成される酸性電解水)のpHとの関係の一例を示すグラフである。なお、図5Aに示すグラフは、電気分解開始前に、第1室111a及び第2室111bには水を収容し、第3室111cには1重量%の塩化ナトリウムを添加した水を収容した場合の実験結果である。また、図5Aに示すグラフは、印加電流は0.1A、第2通電方向に通電し、その後で、第1通電方向に通電方向を反転させ、さらに通電方向を反転させて第2通電方向に戻す1サイクルを6分とし、24分通電させた(つまり、4サイクル通電させた)場合の実験結果である。なお、横軸は、第2時間に対する第1時間の時間比を示す。また、図5Aのグラフの右側縦軸は、酸性電解水の有効塩素濃度を示すが、図5Aでは、次亜塩素酸以外に、塩素ガス及び次亜塩素酸イオン等も含めた塩素系物質の濃度を示している。
図5Aに示すように、どのような時間比で通電方向を反転させた場合においても、主陽極電極112側の有効塩素濃度が140ppm以上であり、高い有効塩素濃度となっていることが分かる。これは、通電方向を繰り返し反転させた場合においても、殺菌効果のある塩素系物質が生成されることを示している。また、24分後においても、第2時間に対する第1時間を示す時間比が1.05以上1.3以下であれば、pHは凡そ3以上となっており、また、有効塩素濃度も高い状態となっていることが分かる。
図5Bは、第2時間に対する第1時間を示す時間比と、主陽極電極112側の電解水(つまり、第1室111aに生成される酸性電解水)のpHとの関係の別の一例を示すグラフである。なお、図5Bに示すグラフは、電気分解開始前に、第1室111a及び第2室111bには水を収容し、第3室111cには1重量%の塩化ナトリウムを添加した水を収容した場合の実験結果である。また、図5Bに示すグラフは、印加電流は0.2A、第2通電方向に通電し、その後で、第1通電方向に通電方向を反転させ、さらに通電方向を反転させて第2通電方向に戻す1サイクルを6分とし、12分通電させた(つまり、2サイクル通電させた)場合の実験結果である。なお、横軸は、第2時間に対する第1時間の時間比を示す。また、図5Bのグラフの右側縦軸は、酸性電解水の有効塩素濃度を示すが、図5Bでは、次亜塩素酸以外に、塩素ガス及び次亜塩素酸イオン等も含めた塩素系物質の濃度を示している。
図5Bに示すように、どのような時間比で通電方向を反転させた場合においても、主陽極電極112側の有効塩素濃度が100ppm以上であり、高い有効塩素濃度となっていることが分かる。また、12分後においても、第2時間に対する第1時間を示す時間比が1.1以上1.5以下であれば、pHは凡そ3以上となっており、また、有効塩素濃度も高い状態となっていることが分かる。
図5A及び図5Bに示す結果から、電解水生成装置100によれば、第2時間に対する第1時間を示す時間比が1.05以上1.5以下とすることで、pHを、次亜塩素酸が生成されやすい状態にできるために、次亜塩素酸イオンをより多く発生させることができることを示している。また、第2時間に対する第1時間を示す時間比を1.1以上1.3以下とすることで、pHを、次亜塩素酸が生成されやすい状態にするための、通電電流、総通電時間等の条件を緩和することができる。
図6は、第1電極112及び第2電極113への総通電時間に対する主陽極電極(第1電極112)側の電解水のpHの関係を示すグラフである。なお、図6に示すグラフは、電気分解開始前に、第1室111a及び第2室111bには水を収容し、第3室111cには1重量%の塩化ナトリウムを添加した水を収容した場合の実験結果である。また、図6に示すグラフは、印加電流は0.1A、第2通電時間に対する第1通電時間の時間比を1.12とした場合の実験結果である。具体的には、第1時間を3分10秒とし、第2時間を2分50秒としている。なお、横軸は、第1電極112及び第2電極113への総通電時間(単位:分)を示す。また、図6のグラフの右側縦軸は、主陰極電極(第2電極113)を基準とした場合における、主陽極電極(第1電極112)の電位である。主陰極電極113(第2電極113)を基準とした場合における、主陽極電極112(第1電極112)の電位差(具体的には、主陽極電極112と主陰極電極113との電位差)を示す。
図6に示すように、制御部140は、主陰極電極113に対して主陽極電極112に負の電位を印加するようにして、通電を開始させる。そのため、通電を開始した直後は、主陽極電極112側の電解水のpHは上昇し、当該電解水はアルカリ性となる。
第2時間経過後、制御部140は、主陽極電極112及び主陰極電極113への通電方向を反転(つまり、印加電圧を反転)させると、電圧の変化に伴い、主陽極電極112側のpHもまた、低下する。
さらに、第1時間経過後、制御部140は、主陽極電極112及び主陰極電極113への通電方向を反転させると、電圧の変化に伴い、主陽極電極112側のpHもまた、上昇する。
このような通電方向を反転させる制御を繰り返すことで、主陽極電極112側のpHは、ジグザグ状に変化しながら、図6に太線で示すように、主陽極電極112側の電解水のpHの最小値が徐々に低下する。また、第2時間よりも第1時間を長くする、つまり、次亜塩素酸を含む酸性電解水を生成する主陽極電極112を陽極とする時間を長くすることで、主陽極電極112側の電解水のpHを徐々に下げる。また、時間経過に伴い、主陽極電極112側のpHの最小値は、低下しにくくなり、通電開始から24分後においても、pHが5以上6以下の間の状態となっている。つまり、第2時間に対する第1時間を好適に制御することで、主陽極電極112側の電解水のpHの最低値を好適に維持し続けることができる。
[効果等]
以上、実施の形態1に係る電解水生成装置100は、少なくとも電解質を含む溶液を収容する溶液槽110と、溶液槽110に備わる第1電極112と、溶液槽110に備わり、第1電極112と対となる第2電極113と、溶液槽110に備わり、第1電極112と第2電極113との間に位置する少なくとも1つの両イオン透過膜114と、第2電極113を基準とした場合における第1電極112に正又は負の電圧を印加する通電方向である第1通電方向に第1時間通電させ、且つ、第1通電方向とは反対方向の第2通電方向に、第1時間とは異なる第2時間通電させるように、通電方向を繰り返し切り替える制御部140と、を備える。
このような構成によれば、制御部140は、簡便な構成で、生成する電解水のpHを精度良く制御可能となる。例えば、電解質が塩素イオンを含んでいる場合には、電解水のpHを、殺菌効果が高い次亜塩素酸を効果的に生成するために好適な所定値(例えば、pH4.0〜6.5程度)にすることができる。
例えば、溶液槽110は、第1電極112を備える第1室111aと、第2電極113を備える第2室111bと、第1室111a及び第2室111bの間で2つの両イオン透過膜114で仕切られた第3室111cと、を有する。この場合、第3室111cには、少なくとも電解質を含む溶液が収容されている。
溶液槽110を3室構造とすることで、第1電極112側に生成される電解水と、第2電極113側に生成される電解水とを分離して混ざりにくくすることができる。そのため、例えば、第3室111cに塩化ナトリウムが添加された場合に、ナトリウムイオンが主陽極電極(本実施の形態では、第1電極112)側へ移動しにくくなり、主陽極電極側の電解水を取出部131aから取り出した際に、ナトリウムイオンが同時に取り出されることを抑制できる。また、このような構成によれば、主陽極電極側に生成される電解水の殺菌効果の低下を抑制することができる。
また、例えば、電解質には、塩素イオンが含まれており、第1電極112と第2電極113とは、電圧が印加されることで次亜塩素酸を含む電解水を生成する。
図5A及び図5Bに示すように、通電方向を時間に応じて変化させた場合においても、有効塩素濃度の低下していないことから、電解水生成装置100によれば、殺菌効果の高い次亜塩素酸を生成することができることが分かる。つまり、このような構成によれば、電解水生成装置100は、pHを好適に制御することができるため、殺菌効果の高い電解水を生成することができる。
また、例えば、第1通電方向は、第2電極113を基準とした場合における第1電極112に正の電圧を印加する通電方向であり、第1時間は、第2時間より長く、制御部140は、第1室111aにおける、次亜塩素酸を含む電解水のpHの最低値が、4.0以上となるように、第1電極112及び第2電極113に通電させる通電方向を繰り返し切り替える。
このような構成によれば、人にとって有害となる塩素ガスの発生を抑制しつつ、殺菌効果の高い次亜塩素酸を含む電解水を生成することができる。
また、例えば、制御部140は、第1時間に対する第2時間が、1.05以上1.5以下となるように、第1電極112及び第2電極113に通電させる通電方向を繰り返し切り替える。
このような構成によれば、制御部140は、主陽極電極112側の電解水のpHを、次亜塩素酸を生成するために好適にpHに調整できる。そのため、このような構成によれば、主陽極電極側に生成される電解水の殺菌効果の低下を抑制することができる。
また、例えば、制御部140は、第2通電方向から、通電を開始してもよい。
このような構成によれば、主陽極電極側の電解水のpHが急速に下がることを抑制することができる。pHが下がりすぎると、塩素ガスが発生される危険性が高まる。しかしながら、このような構成によれば、主陽極電極側の電解水のpHが急速に下がることが抑制されるため、塩素ガスの発生を抑制しつつ、殺菌効果の高い次亜塩素酸を生成することができる。
(実施の形態2)
続いて、図7を参照して、実施の形態2に係る電解水生成装置について説明する。
実施の形態2に係る電解水生成装置は、実施の形態1に係る電解水生成装置100の構成に、さらに、第1室111a内及び第2室111b内の溶液を循環させる機構を備える。
なお、実施の形態2に係る電解水生成装置の説明においては、実施の形態1に係る電解水生成装置100と実質的に同一の構成に関しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
[電解水生成装置の構成]
図7は、実施の形態2に係る電解水生成装置101の構成を示す図である。
図7に示すように、電解水生成装置101は、実施の形態1に係る電解水生成装置100と同様に、溶液槽110と、第1電極112と、第2電極113と、両イオン透過膜114と、制御部140と、取出部131aと、取出部131bと、を備える。また、電解水生成装置101は、さらに、第1循環室150aと、第2循環室150bと、供給部130aと、供給部130bと、を備える。
第1循環室150aは、溶液槽110の第1室111aと、第1循環室150aに収容されている溶液が移動可能となるように繋がっている容器である。第1循環室150aに収容されている溶液は、第1室111aに生成される電解水の性能を変化させない溶液であればよく、例えば、水である。
第2循環室150bは、溶液槽110の第2室111bと、第2循環室150bに収容されている溶液が移動可能となるように繋がっている容器である。第2循環室150bに収容されている溶液は、第2室111bに生成される電解水の性能を変化させない溶液であればよく、例えば、水である。
供給部130aは、第1循環室150aに収容されている溶液を、第1循環室150aから取り出して、溶液槽110の第1室111aへ供給するためのポンプである。
供給部130bは、第2循環室150bに収容されている溶液を、第2循環室150bから取り出して、溶液槽110の第2室111bへ供給するためのポンプである。
取出部131aは、溶液槽110の第1室111aに収容されている電解水を、溶液槽110の第1室111aから取り出して、第1循環室150aへ供給するためのポンプである。
取出部131bは、溶液槽110の第2室111bに収容されている電解水を、溶液槽110の第2室111bから取り出して、第2循環室150bへ供給するためのポンプである。
電解水生成装置101は、供給部130a及び取出部131aを駆動することで、第1室111aに収容されている電解水を、第1循環室150aに収容されている溶液と混合し、循環させる。
また、電解水生成装置101は、供給部130b及び取出部131bを駆動することで、第2室111bに収容されている電解水を、第2循環室150bに収容されている溶液と混合し、循環させる。
なお、取出部131a、取出部131b、供給部130a、及び、供給部130bは、それぞれ独立して駆動できるように構成されていてもよいし、制御部140が、取出部131a、取出部131b、供給部130a、及び、供給部130bの駆動の制御をしてもよい。その場合、制御部140は、例えば、制御部140が備えるメモリに、取出部131a、取出部131b、供給部130a、及び、供給部130bを駆動するための制御プログラムを備える。
また、例えば、取出部131a及び供給部130aは、それぞれ独立したポンプで構成されてもよいし、双方向に送液可能な1つのポンプ等の装置により構成されてもよい。つまり、電解水生成装置101は、第1循環室150aと第1室111aとにそれぞれ収容されている液体を循環させる第1循環部132aと、第2循環室150bと第2室111bとにそれぞれ収容されている液体を循環させる第2循環部132bと、を備える。本実施の形態では、第1循環部132aは、取出部131a及び供給部130aを備え、第2循環部132bは、取出部131b及び供給部130bを備える。
[効果等]
以上、実施の形態2に係る電解水生成装置101は、実施の形態1に係る電解水生成装置100の構成に、さらに、第1室111aと繋がり、且つ、少なくとも水を収容する第1循環室150aと、第2室111bと繋がり、且つ、少なくとも水を収容する第2循環室150bと、第1循環室150aと第1室111aとにそれぞれ収容されている液体を循環させる第1循環部132aと、第2循環室150bと第2室111bとにそれぞれ収容されている液体を循環させる第2循環部132bと、を備える。
このような構成によれば、例えば、溶液槽110の第1室111a内で生成された電解水は、第1循環室150aに移動されるために、第1室111a及び第1循環室150aに収容されている液体としては、第1循環室150aがない場合と比較して、両イオン透過膜114との接触面積を小さくすることができる。また、例えば、溶液槽110の第1室111a内で生成された電解水は、第1循環室150aに移動されるために、第1室111a及び第1循環室150aに収容されている液体としては、第1循環室150aがない場合と比較して、両イオン透過膜114との接触面積を小さくすることができる。そのため、実施の形態2に係る電解水生成装置101によれば、実施の形態1に係る電解水生成装置100により得られる効果に加え、さらに、例えば、第3室111cに塩化ナトリウムが添加された場合に、ナトリウムイオンが主陽極電極(本実施の形態では、第1電極112)側へ移動しにくくなり、主陽極電極側の電解水を取出部131aから取り出した際に、ナトリウムイオンが同時に取り出されることを抑制できる。また、このような構成によれば、主陽極電極側に生成される電解水の殺菌効果の低下を抑制することができる。さらに、このような構成によれば、溶液槽110の容量を単に大きくする場合と比較して、溶液槽110内の溶液を簡便に攪拌することができるため、溶液槽110内の溶液中の次亜塩素酸、塩素イオン等の濃度むらを抑制し、且つ、より多くの電解水を生成することができる。
(実施の形態3)
続いて、図8及び図9を参照して、実施の形態3に係る電解水生成装置について説明する。
実施の形態2に係る電解水生成装置101は、第1室111a内の溶液を第1循環室150aに循環させ、第2室111b内の溶液を第2循環室150bに循環させる。実施の形態3に係る電解水生成装置の溶液槽内は、水を溶液槽内に流入するための供給口から、溶液槽内で生成された電解水を取り出す取出口までを1つの流路で形成されている。
なお、実施の形態3に係る電解水生成装置の説明においては、実施の形態1に係る電解水生成装置100及び実施の形態2に係る電解水生成装置101と実質的に同一の構成に関しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
[電解水生成装置の構成]
図8は、実施の形態3に係る電解水生成装置102の構成を示す図である。図9は、実施の形態3に係る電解水生成装置102が備える溶液槽110aの第2室211bの内部構成の詳細を示す図である。なお、図9においては、溶液槽110aの第2室211bの内部構成の詳細を説明するために、第1電極112、第2電極113、供給部130c、130d、取出部131a、131b等の構成要素の図示を省略して記載している。また、図8及び図9に示す白抜きの矢印は、溶液槽110aに流入される水等の溶液、及び、溶液槽110aから取り出される電解水等の液体の流れる方向を示す。
図8に示すように、電解水生成装置102は、溶液槽110aと、第1電極112と、第2電極113と、両イオン透過膜114と、制御部140と、取出部131a、131bと、を備える。また、電解水生成装置102は、さらに、容器160と、供給部130c、130dとを備える。
溶液槽110aは、少なくとも電解質を含む溶液を収容する容器である。具体的には、溶液槽110aは、収容している溶液を電気分解するための電解槽である。より具体的には、電解質は、塩素イオンを含み、溶液は、塩素イオンを含む水溶液である。
溶液は、例えば、塩化ナトリウム、塩化水素等の塩素イオンを含む材料が添加された水である。具体的には、溶液槽110aは、2つの両イオン透過膜114によって、第1室211aと、第2室211bと、第3室111cとに内部が仕切られている。第1電極112及び第2電極113によって、溶液槽110a内の溶液を電気分解する前には、例えば、第1室211a及び第2室211bには、水が収容されており、第3室111cには、塩化ナトリウムを含む水が収容されている。溶液槽110aに備えられている第1電極112と第2電極113とに通電されることで、溶液槽110a内の溶液は電気分解されて、次亜塩素酸を含む電解水(具体的には、酸性電解水)が生成される。
溶液槽110aの材料は、塩素を含む水溶液及び当該水溶液を電気分解することで生成される次亜塩素酸を含む電解水による腐食等が発生しにくい材料であればよく、特に限定されない。
第1電極112及び第2電極113は、溶液槽110a内の溶液を電気分解するための対をなす電極対である。第1電極112は、第1室211aに備えられており、第2電極113は、第2室211bに備えられている。溶液槽110aは、第1電極112を備える第1室211aと、第2電極113を備える第2室211bと、第1室111a及び第2室111bの間で2つの両イオン透過膜114で仕切られた第3室111cと、を有する。
容器160は、溶液槽110a内に収容されて電気分解される前の溶液(例えば、水)を収容する容器である。容器160は、第1室211a及び第2室211bと、容器160内に収容されている溶液を送液可能に繋がれている。なお、図8には、容器160を2つ図示しているが、第1室211a及び第2室211bへ、容器160内に収容されている溶液を送液できればよく、1つでもよい。
供給部130c、130dは、容器160に収容されている溶液を、第1室211a及び第2室211bへ供給するためのポンプである。
なお、供給部130c、供給部130d、取出部131a及び取出部131bは、それぞれ独立して駆動できるように構成されていてもよいし、制御部140が、供給部130c、供給部130d、取出部131a、及び、取出部131bの駆動の制御をしてもよい。その場合、制御部140は、例えば、制御部140が備えるメモリに、供給部130c、供給部130d、取出部131a及び取出部131bを駆動するための制御プログラムを備える。
また、図9に示すように、溶液槽110aの第2室211bには、容器160内の溶液を第2室211b内に供給するための貫通孔である供給口220bが形成されている。供給口220bは、流路300の一端と接続されている。また、溶液槽110aの第2室211bには、第2室211b内の電解水を第2室211bから取り出すための貫通孔である取出口230bが形成されている。取出口230bは、供給口220bと接続されている流路300の一端とは反対側の他端と接続されている。このように、第2室211bの内部には、内部に供給される水等の溶液を一方向に送液するための流路構造が形成されている。流路300は、例えば、第2室211bの内部に溶液の流れを規制する壁部220等を設けることにより形成される。壁部220は、例えば、溶液槽110aと同質の材料で形成される。
また、図8に示すように、溶液槽110aの第1室211aには、容器160内の溶液を第1室211a内に供給するための貫通孔である供給口220aが形成されている。供給口220aは、第1室211a内に形成された図示しない流路の一端と接続されている。また、溶液槽110aの第1室211aには、第1室211a内の電解水を第1室211aから取り出すための貫通孔である取出口230aが形成されている。取出口230aは、供給口220aと接続されている図示しない流路の一端とは反対側の他端と接続されている。つまり、第1室211aにもまた、図9に示す第2室211bと同様に、流路構造が形成されている。
このように、第1室211a及び第2室211bは、それぞれ、少なくとも水が供給される供給口220a又は供給口220bと、生成された電解水を取り出す取出口230a又は220bと、を有する。また、第1室211aは、供給口220aから取出口230aまで続く流路を備える。また、第2室211b一方は、供給口220bから取出口230bまで続く流路300を備える。
なお、少なくとも水を供給する供給口から電解水を取り出す取出口まで続く流路は、第1室211a及び第2室211bの少なくとも一方に備えられていてもよい。
[効果等]
以上、実施の形態3に係る電解水生成装置102の第1室211a及び第2室211bは、それぞれ、少なくとも水が供給される供給口220a,220bと、第1電極112及び第2電極113に電圧が印加されることで生成された電解水を取り出す取出口230a、230bと、を有する。第1室211a及び第2室211bの少なくとも一方は、供給口から取出口まで続く流路を備える。実施の形態3においては、第1室211a及び第2室211bの両方が、供給口から取出口まで続く流路を備えている。図9には、第2室211bが備える供給口220bから取出口230bまで続く流路300を一例として図示している。
このような構成によれば、溶液槽110aの第1室211a内及び第2室211b内のうち少なくとも一方が、内部に収容している溶液を一方向にのみ流す流路300が形成されているために、両イオン透過膜114との接触時間を、流路300の形状を好適に設定することにより、簡便に制御することができる。そのため、実施の形態3に係る電解水生成装置102によれば、実施の形態1に係る電解水生成装置100により得られる効果に加え、さらに、例えば、第3室111cに塩化ナトリウムが添加された場合に、ナトリウムイオンが主陽極電極(本実施の形態では、第1電極112)側へ移動しにくくなり、主陽極電極側の電解水を取出口230aから取り出した際に、ナトリウムイオンが同時に取り出されることを抑制できる。また、このような構成によれば、主陽極電極側に生成される電解水の殺菌効果の低下を抑制することができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態1、実施の形態2及び実施の形態3に係る電解水生成装置について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、溶液槽110、110aは、2つの両イオン透過膜114によって分離される第1室111a、211aと、第2室111b、211bと、第3室111cとの3室を備えた。こうすることで、例えば、塩化ナトリウムを含む溶液を電気分解することで第1室111a、211aに生成される次亜塩素酸を含む酸性電解水に、ナトリウムイオンが不純物として含まれることを抑制することができるため、酸性電解水の殺菌効果の低下を抑制することができる。しかしながら、溶液槽110、110aの構成は、これに限定されない。溶液槽110、110aは、例えば、第1電極112と第2電極113との間に配置される1つの両イオン透過膜114によって仕切られる第1室と第2室との2室を備える構造でもよい。こうすることで、溶液槽の構成は、3室の構造よりも簡便となる。
また、本発明は、上記各実施の形態に係る電解水生成装置が実行する方法として実現されてもよい。つまり、本発明は、第1電極112及び第2電極113を備える溶液槽110において、第1電極112と第2電極113との間に両イオン透過膜114を配置する配置ステップと、第2電極113を基準とした場合における第1電極112に正又は負の電圧を印加する通電方向である第1通電方向に第1時間通電させる第1通電ステップ、及び、第1通電方向とは反対方向の第2通電方向に、第1時間とは異なる第2時間通電させる第2通電ステップを、繰り返し切り替える制御ステップと、を含む電解水生成方法でもよい。
このような方法によれば、簡便に、生成する電解水のpHを制御可能となる。例えば、電解質が塩素イオンを含んでいる場合には、電解水のpHを、殺菌効果が高い次亜塩素酸を効果的に生成するために好適な所定値(例えば、pH4.0〜6.5程度)にすることができる。
例えば、制御ステップでは、第2時間に対する第1時間が、1.05以上1.5以下となるように、第1電極112及び第2電極113に通電させる通電方向を繰り返し切り替える。
このような方法によれば、主陽極電極側の電解水のpHを、次亜塩素酸を生成するために好適にpHに調整できる。そのため、このような方法によれば、主陽極電極側に生成される電解水の殺菌効果の低下を抑制することができる。
また、例えば、制御ステップでは、第2通電ステップから開始させる。
このような方法によれば、主陽極電極側の電解水のpHが急速に下がることを抑制することができる。pHが下がりすぎると、塩素ガスが発生される危険性が高まる。しかしながら、このような方法によれば、主陽極電極側の電解水のpHが急速に下がることが抑制されるため、塩素ガスの発生を抑制しつつ、殺菌効果の高い次亜塩素酸を生成することができる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の主旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
100、101、102 電解水生成装置
110、110a 溶液槽
111a、211a 第1室
111b、211b 第2室
111c 第3室
112 第1電極(主陽極電極)
113 第2電極(主陰極電極)
114 両イオン透過膜
132a 第1循環部
132b 第2循環部
140 制御部
150a 第1循環室
150b 第2循環室
220a、220b 供給口
230a、230b 取出口
300 流路

Claims (11)

  1. 少なくとも電解質を含む溶液を収容する溶液槽と、
    前記溶液槽に備わる第1電極と、
    前記溶液槽に備わり、前記第1電極と対となる第2電極と、
    前記溶液槽に備わり、前記第1電極と前記第2電極との間に位置する少なくとも1つの両イオン透過膜と、
    前記第2電極を基準とした場合における前記第1電極に正又は負の電圧を印加する通電方向である第1通電方向に第1時間通電させ、且つ、前記第1通電方向とは反対方向の第2通電方向に、前記第1時間とは異なる第2時間通電させるように、通電方向を繰り返し切り替える制御部と、を備える
    電解水生成装置。
  2. 前記溶液槽は、
    前記第1電極を備える第1室と、
    前記第2電極を備える第2室と、
    前記第1室及び前記第2室の間で2つの両イオン透過膜で仕切られた第3室と、を有し、
    前記第3室には、前記少なくとも電解質を含む溶液が収容されている
    請求項1に記載の電解水生成装置。
  3. さらに、
    前記第1室と繋がり、且つ、少なくとも水を収容する第1循環室と、
    前記第2室と繋がり、且つ、少なくとも水を収容する第2循環室と、
    前記第1循環室と前記第1室とにそれぞれ収容されている液体を循環させる第1循環部と、
    前記第2循環室と前記第2室とにそれぞれ収容されている液体を循環させる第2循環部と、を備える
    請求項2に記載の電解水生成装置。
  4. 前記第1室及び前記第2室は、それぞれ、
    少なくとも水が供給される供給口と、
    前記第1電極及び前記第2電極に電圧が印加されることで生成された電解水を取り出す取出口と、を有し、
    前記第1室及び前記第2室の少なくとも一方は、前記供給口から前記取出口まで続く流路を備える
    請求項2に記載の電解水生成装置。
  5. 前記電解質には、塩素イオンが含まれており、
    前記第1電極と前記第2電極とは、電圧が印加されることで次亜塩素酸を含む電解水を生成する
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の電解水生成装置。
  6. 前記第1通電方向は、前記第2電極を基準とした場合における前記第1電極に正の電圧を印加する通電方向であり、
    前記第1時間は、前記第2時間より長く、
    前記制御部は、前記第1室における、前記次亜塩素酸を含む電解水のpHの最低値が、4.0以上となるように、前記第1電極及び前記第2電極に通電させる通電方向を繰り返し切り替える
    請求項5に記載の電解水生成装置。
  7. 前記制御部は、前記第2時間に対する前記第1時間が、1.05以上1.5以下となるように、前記第1電極及び前記第2電極に通電させる通電方向を繰り返し切り替える
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の電解水生成装置。
  8. 前記制御部は、前記第2通電方向から通電を開始させる
    請求項7に記載の電解水生成装置。
  9. 第1電極及び第2電極を備える溶液槽において、前記第1電極と前記第2電極との間に両イオン透過膜を配置する配置ステップと、
    前記第2電極を基準とした場合における前記第1電極に正又は負の電圧を印加する通電方向である第1通電方向に第1時間通電させる第1通電ステップ、及び、前記第1通電方向とは反対方向の第2通電方向に、前記第1時間とは異なる第2時間通電させる第2通電ステップを、繰り返し切り替える制御ステップと、を含む
    電解水生成方法。
  10. 前記制御ステップでは、前記第2時間に対する前記第1時間が、1.05以上1.5以下となるように、前記第1電極及び前記第2電極に通電させる通電方向を繰り返し切り替える
    請求項9に記載の電解水生成方法。
  11. 前記制御ステップでは、前記第2通電ステップから開始させる
    請求項10に記載の電解水生成方法。
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