JP2019076800A - 機能水生成装置 - Google Patents

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勉 櫟原
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Abstract

【課題】簡便な構成で生成する機能水の殺菌効果の低下を抑制することが可能な機能水生成装置を提供する。【解決手段】機能水生成装置100は、水溶液を電気分解することで機能水を生成するための電解槽124、及び、水溶液中の陰イオンを濃縮するための濃縮槽150を有する容器120と、濃縮槽150に配置され、陰イオンを保持する陰イオン保持部151と、電解槽124に配置され、水溶液を電気分解する第1陽極131及び第1陰極132と、陰イオンを通過させ、容器120を電解槽124及び濃縮槽150に分離する陰イオン分離部152と、容器120に陰イオンを含む水を供給する供給部110とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、機能水生成装置に関する。
従来、除菌、脱臭等に用いられる機能水を生成する装置として、特許文献1に開示されるような電解装置である機能水生成装置が知られている。特許文献1の電解装置は、電解質液を流す中間室と陽極室とに区画する第1隔膜と、中間室と陰極室とに区画する第2隔膜と、陽極室に設けられた陽極と、陰極室に設けられた陰極とを備える。
国際公開第2016/047160号
殺菌等に用いられる機能水には、短時間で多くの菌を殺菌する等の殺菌効果が高いことが望まれている。
ここで、機能水を生成するために電気分解される水溶液には、例えば、塩化ナトリウム(NaCl)を含む水が採用される。NaClを含む水を電気分解し、水中に次亜塩素酸(HClO)等の殺菌効果が高い成分を生成することで、殺菌効果を有する機能水は生成される。
また、NaClを含む水を電気分解して機能水を生成し続けた場合、生成した機能水を使用することで、機能水の生成するための水溶液における塩素濃度が低下する。そのため、機能水の生成するための水溶液には、機能水生成装置のユーザが塩素を添加して、殺菌効果の低下を抑制する必要がある。
本発明は、簡便な構成で生成する機能水の殺菌効果の低下を抑制することが可能な機能水生成装置を提供する。
本発明の一態様に係る機能水生成装置は、水溶液を電気分解することで機能水を生成するための電解槽、及び、前記水溶液中の陰イオンを濃縮するための濃縮槽を有する容器と、前記濃縮槽に配置され、前記陰イオンを保持する陰イオン保持部と、前記電解槽に配置され、前記水溶液を電気分解する第1陽極及び第1陰極と、前記陰イオンを通過させ、前記容器を前記電解槽及び前記濃縮槽に分離する陰イオン分離部と、前記容器に前記陰イオンを含む水を供給する供給部とを備える。
また、本発明の一態様に係る機能水生成装置は、水溶液を電気分解することで機能水を生成するための電解槽、及び、前記水溶液中の陽イオンを保持するための保持槽を有する容器と、前記保持槽に配置され、前記陽イオンを保持する陽イオン保持部と、前記電解槽に配置され、前記水溶液を電気分解する第1陽極及び第1陰極と、前記陽イオンを通過させ、前記容器を前記電解槽及び前記保持槽に分離する陽イオン分離部と、前記容器に前記陰イオンを含む水を供給する供給部とを備える。
本発明の一態様に係る機能水生成装置によれば、簡便な構成で生成する機能水の殺菌効果の低下を抑制することが可能となる。
図1は、実施の形態1に係る機能水生成装置の構成を示す図である。 図2Aは、実施の形態1に係る機能水生成装置の電気分解を説明するための図である。 図2Bは、実施の形態1に係る機能水生成装置の放出部の動作を説明するための図である。 図2Cは、実施の形態1に係る機能水生成装置の供給部の動作を説明するための図である。 図2Dは、実施の形態1に係る機能水生成装置の第2陽極の動作を説明するための図である。 図2Eは、実施の形態1に係る機能水生成装置の排出部の動作を説明するための図である。 図3は、実施の形態1に係る機能水生成装置の動作手順の一例を示すフローチャートである。 図4は、実施の形態2に係る機能水生成装置の構成を示す図である。 図5Aは、実施の形態2に係る機能水生成装置の電気分解を説明するための図である。 図5Bは、実施の形態2に係る機能水生成装置の放出部の動作を説明するための図である。 図5Cは、実施の形態2に係る機能水生成装置の供給部の動作を説明するための図である。 図5Dは、実施の形態2に係る機能水生成装置の第2陰極の動作を説明するための図である。 図5Eは、実施の形態2に係る機能水生成装置の循環部の動作を説明するための図である。 図6は、実施の形態2に係る機能水生成装置の動作手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態3に係る機能水生成装置の構成を示す図である。 図8は、実施の形態3に係る機能水生成装置の動作手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る機能水生成装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、サイズ、形状等が必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
また、本明細書において、殺菌とは、例えば、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌等の菌類、Escherichia coli.(大腸菌)、Pseudomonas sp.(緑膿菌)、Klebsiella sp.(肺炎桿菌)等の細菌、Cladosporium. sp.(黒カビ)、Aspergillus(黒コウジカビ)等のカビ類を含む真菌類、及び/又は、ノロウィルス等のウィルスを分解して菌等の全体数を減らすことを意味し、除菌又は滅菌する意味も含む。なお、上記の殺菌の対象とする菌類、細菌類、真菌、ウィルス等は一例であり、限定されるものではない。
(実施の形態1)
[機能水生成装置の構成]
まず、図1を参照して、実施の形態1に係る機能水生成装置の構成に関して説明する。図1は、実施の形態1に係る機能水生成装置の構成を示す図である。
機能水生成装置100は、塩素を含む水溶液を電気分解して、殺菌効果を有する機能ミストを発生させる装置である。殺菌効果とは、菌類、細菌類、真菌類、ウィルス等を殺菌する効果であり、例えば、短時間で多くの菌を殺菌する効果を意味する。機能水生成装置100は、電解槽124及び濃縮槽150を有する容器120と、対となる第1陽極131及び第1陰極132と、陰イオン保持部(第2陽極)151と、陰イオン分離部152と、供給部110とを備える。
容器120は、第1陽極131及び第1陰極132が電気分解する塩素を含む水溶液を蓄える容器である。水溶液は、例えば、塩化ナトリウム(NaCl)、塩化水素(HCl)等の塩素を含む物質が添加された水(HO)である。より具体的には、水溶液は、陽イオンとしてアルカリ金属イオンを含み、且つ、陰イオンとして塩素イオン(Cl)及び酸化物イオンの少なくとも一方を含む。
なお、以下では、第2室122にNaClを含む水溶液が収容されているものとして説明する。
容器120の電解槽124は、第1分離部133及び第2分離部134によって、第1室121と、第2室122と、第3室123とに内部が仕切られている。第1室121と、第2室122と、第3室123とは、この順に並んで配置されている。第1陽極131は、第1室121に配置され、第1陰極132は、第3室123に配置されている。第1陽極131及び第1陰極132によって、容器120内の水溶液を電気分解する前には、例えば、第2室122には、NaClを含むHOが予め収容されている。
容器120の材料は、塩素を含む水溶液及び当該水溶液を電気分解することで生成されるHClOを含む殺菌効果を有する機能水による腐食等が発生しにくい材料であればよく、特に限定されない。
また、容器120は、水溶液中の陰イオンを濃縮するための濃縮槽150を有する。濃縮槽150には、水溶液中の陰イオンを引き付けて保持する陰イオン保持部151が配置されている。陰イオン保持部151は、例えば、陰イオンとして塩素イオン及び酸化物イオンの少なくとも一方を引き付けて保持する。
陰イオン保持部151は、陰イオンを引きつけて一時的に保持し、且つ、保持している陰イオンを解放できればよく、材料は特に限定されないが、例えば、極性を陽極に制御可能な電極である第2陽極151である。例えば、第2陽極151と第1陰極132との間に、第1陽極131と第1陰極132との間に印加される電圧よりも大きい電圧が印加されることで、第2陽極151は、水溶液中の陰イオンを引き付ける。第2陽極151の材料は、特に限定されるものではないが、例えば、プラチナを主成分とする金属電極である。
なお、以下では、陰イオン保持部151は、第2陽極151であるものとして説明する。
電解槽124では、第1陽極131及び第1陰極132によって塩素を含む水溶液を電気分解することで、次亜塩素酸(HClO)を含む機能水を生成する。
第1陽極131及び第1陰極132は、容器120内の水溶液を電気分解するための電極対である。機能水は、第1陽極131及び第1陰極132の間に電圧が印加されることで生成される。より具体的には、第1陽極131及び第1陰極132に電圧が印加されることで、第1室121にはHClOを含む機能水が生成される。
第1陽極131及び第1陰極132の材料は、特に限定されるものではないが、例えば、プラチナを主成分とする金属電極である。
第1分離部133及び第2分離部134は、水溶液及び機能水中に含まれるイオンの移動を制限する部材である。第1分離部133及び第2分離部134は、例えば、多孔質膜又はイオン交換膜である。多孔質膜の材料としては、例えば、セラミック材料、樹脂材料が採用されるが、特に限定されない。また、イオン交換膜が採用される場合、例えば、第1分離部133には、陰イオン交換膜が採用され、第2分離部134には、陽イオン交換膜が採用される。
陰イオン分離部152は、陰イオンを通過させ、容器120を電解槽124及び濃縮槽150に分離する。具体的には、陰イオン分離部152は、容器120の第1室121と濃縮槽150との間に配置される。陰イオン分離部152は、例えば、多孔質膜又はイオン交換膜である。陰イオン分離部152の材料としては、第1分離部133及び第2分離部134と同様の材料が採用されればよいが、例えば、陰イオン交換膜が採用される。
供給部110は、電解槽124(具体的には、第1室121及び第3室123)に陰イオンを含む水を供給する。具体的には、供給部110は、例えば、ポンプと、電解槽124と接続された配管とで構成され、水道水を任意のタイミングで電解槽124に供給する。水道水には、水道水を殺菌するために、微量の塩素が含まれている。第2陽極151は、水道水中の塩素を引き付ける。第2陽極151によって、水道水中の塩素を引き付けて保持し、水溶液中の塩素濃度を向上させる(つまり、塩素を濃縮する)ことにより、塩素濃度の低下による機能水の殺菌効果の低下を抑制する。
なお、図1においては、供給部110が有する配管は、第1室121と第3室123とに接続されているが、第1室121のみと接続されていてもよいし、第3室123のみと接続されていてもよいし、例えば、第2室122及び/又は濃縮槽150に接続されていてもよく、容器120と接続されていればよい。つまり、供給部110は、水道水を容器120へ供給できるように構成されていればよい。
また、機能水生成装置100は、さらに、制御部170と、排出部113と、放出部114とを備えてもよい。
制御部170は、第1陽極131と、第1陰極132と、第2陽極151とを駆動するタイミングを制御する制御装置である。具体的には、制御部170は、第1陽極131及び第1陰極132と、第2陽極151とを異なるタイミングで駆動(より具体的には、電圧を印加)させる制御をする。
制御部170は、例えば、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置と、制御プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)とを備える。また、制御部170は、制御プログラムがハードウェア的に実現される専用の電子回路等を備えてもよい。
制御部170が実行する第1陽極131と、第1陰極132と、第2陽極151との制御の詳細については、後述する。
排出部113は、容器120内の水溶液を容器120の外部へ排出する。具体的には、排出部113は、容器120の第3室123に収容されている水(HO)を容器120の外部へ排出する。排出部113は、例えば、ポンプと、第3室123と接続されている配管とを備える。
放出部114は、濃縮槽150に収容されている水溶液を容器120の外部へ放出する。具体的には、放出部114は、濃縮槽150に収容されている機能水を容器120の外部へ放出する。放出部114から放出された機能水を用いて、所望の菌等に対して殺菌を行う。排出部113は、例えば、ポンプ144と、濃縮槽150と接続されている配管とを備える。
なお、図1においては、放出部114が有する配管は、濃縮槽150と接続されているが、第1室121と接続されていてもよい。
また、放出部114は、濃縮槽150に収容されている水溶液である機能水をミスト化することで機能ミストMを発生させるミスト発生部140を備えてもよい。
ミスト発生部140は、第1陽極131及び第1陰極132によって生成された機能水をミスト化する装置である。ミスト発生部140は、具体的には、濃縮槽150に収容されているHClOを含む機能水を静電霧化によりミスト化させて、機能ミストMを発生させる静電霧化装置である。濃縮槽150に収容されている機能水は、ポンプ144によって、ミスト発生部140へ送液される。ミスト発生部140は、放電電極141と、対向電極143とを備える。
放電電極141は、機能水が通過する流路142が内部に形成された電極である。放電電極141に形成されている流路142は、ポンプ144を介して濃縮槽150と接続されている。機能水は、ポンプ144によって、流路142の一端から流入され、流路142の他端から排出される。
放電電極141における、流路142の他端側は、例えば、図示しない球状の球状部が形成されている。放電電極141に形成されている球状部と対向電極143との間に電圧が印加されることで、流路142に位置する機能水は放電電極141の外部に引き出される。
対向電極143は、放電電極141と対をなす電極である。対向電極143の形状は、特に限定されるものではないが、例えば、円環状となっている。
流路142の他端側から排出される機能水は、放電電極141と対向電極143との間に印加された電圧によって、いわゆるテーラーコーン状に対向電極143側に広がりつつ、レイリー分裂を繰り返して粒径がナノメートルオーダからマイクロメートルオーダサイズ程度の微粒子であり、HClOを含む機能ミストMとなる。
[機能水生成装置の動作手順]
続いて、図2A〜図2E及び図3を参照して、実施の形態1に係る機能水生成装置100の動作手順の一例について説明する。図2Aは、実施の形態1に係る機能水生成装置の電気分解を説明するための図である。図2Bは、実施の形態1に係る機能水生成装置の放出部の動作を説明するための図である。図2Cは、実施の形態1に係る機能水生成装置の供給部の動作を説明するための図である。図2Dは、実施の形態1に係る機能水生成装置の第2陽極の動作を説明するための図である。図2Eは、実施の形態1に係る機能水生成装置の排出部の動作を説明するための図である。図3は、実施の形態1に係る機能水生成装置の動作手順の一例を示すフローチャートである。
なお、機能水生成装置100の容器120には、水(HO)が予め収容されており、第2室122には、NaClが予め添加されている。
図2A及び図3に示すように、制御部170は、第1陽極131及び第1陰極132を駆動して、電解槽124に収容されているNaClを含む水溶液を電気分解することで、機能水を生成する(ステップS101)。図2Aに示すように、第1陽極131及び第1陰極132の間に電圧が印加されると、Clは、第1陽極131に引き付けられ、下記の反応式(1)に示すようにClが反応し、第1陽極131にてClが発生する。
2Cl→Cl+2e (1)
次に、下記の反応式(2)に示すように、ClとHOとが反応することで、HClOが生成される。
Cl+HO→HClO+H+Cl (2)
次に、図2B及び図3に示すように、放出部114は、ポンプ144によって、電気分解によって生成されたHClOを含む機能水を第1室121から放出し、ミスト発生部140(図1参照)で機能水をミスト化することで、機能ミストMを発生させる(ステップS102)。
次に、図2C及び図3に示すように、供給部110は、容器120に塩素を含む水(具体的には、水道水)を供給する(ステップS103)。
次に、図2D及び図3に示すように、制御部170は、第2陽極151を駆動して、水溶液中の陰イオン(Cl)を引き付けて保持させる(ステップS104)。
次に、図2E及び図3に示すように、排出部113は、第3室123に収容されている水溶液(より具体的には、水)を容器120の外部に排出する(ステップS105)。
機能水生成装置100は、図3に示すループAであるステップS103〜S105を繰り返すことにより、供給部110から供給される水道水に含まれる微量のClを、濃縮槽150に濃縮させる。なお、機能水生成装置100がループAを繰り返す回数は任意に設定されてもよいし、例えば、機能水生成装置100が濃縮槽150のClの濃度を測定する検出器を備え、Clの濃度が所定値以上の場合に、ループAを終了させてもよい。この場合、例えば、制御部170は、さらに、供給部110、排出部113、放出部114及び検出器を制御してループAを実行させる制御をし、且つ、ループAを終了させるか否かを判定してもよい。
次に、図3に示すように、制御部170は、第2陽極151を制御して、第2陽極151で保持していた陰イオン(具体的には、Cl)を解放させる制御をする(ステップS106)。具体的には、制御部170は、第2陽極151が陽極の極性を有さないように、第2陽極151での電圧の印加を止める制御をする。こうすることで、第2陽極151によって濃縮槽150に保持されていたClは、容器120内の水溶液中で拡散し、一部が第1室121及び第2室122へ移動する。
次に、再びステップS101へ戻り、制御部170は、第1陽極131及び第1陰極132を駆動して、電解槽124に収容されている水溶液を電気分解することで、機能水を生成する。
以上のように、機能水生成装置100は、容器120が有する電解槽124内の水溶液を電気分解することで機能水を生成するステップと、生成した機能水を容器120の外部へ放出するステップと、容器120に陰イオンを含む水(具体的には、水道水)を供給するステップと、容器120が有する濃縮槽150に、容器120内の水溶液中に含まれる陰イオンを引き付けて保持するステップと、電解槽124内の水を容器120の外部へ排出するステップとを含む機能水生成方法を実行する。
なお、容器120は、水溶液で完全に満たす必要はないが、ステップS106の後に、又はループAが終了後で且つステップS106の前に、供給部110は、容器120に水道水を供給してもよい。
また、ステップS105で排出部113が排出する水溶液の量は、予め任意に設定されればよい。
[効果等]
以上、実施の形態1に係る機能水生成装置100は、容器120と、陰イオン保持部(第2陽極)151と、第1陽極131及び第1陰極132と、陰イオン分離部152と、供給部110とを備える。容器120は、水溶液を電気分解することで機能水を生成するための電解槽124、及び、陰イオンを濃縮するための濃縮槽150を有する。陰イオン保持部151は、濃縮槽150に配置される。第1陽極131及び第1陰極132は、電解槽124に配置され、水溶液を電気分解する。陰イオン分離部152は、陰イオンを通過させ、容器120を電解槽124及び濃縮槽150に分離する。供給部110は、容器120に陰イオンを含む水(具体的には、水道水)を供給する。
このような構成によれば、機能水生成装置100は、供給部110から供給される水道水に含まれる微量のClを、濃縮槽150に濃縮させて蓄えることができる。これにより、容器120内に収容されている水溶液のClの濃度の低下が抑制される。そのため、機能水生成装置100によれば、簡便な構成で生成する機能水の殺菌効果の低下を抑制することが可能となる。
また、電解槽124は、第1室121と、第2室122と、第3室123とを有する3室構造でもよい。第1室121と、第2室122と、第3室123とは、この順に配置されている。機能水生成装置100は、さらに、陰イオンを通過させ、電解槽124を第1室121及び第2室122に分離する第1分離部133と、陽イオンを通過させ、電解槽124を第2室122及び第3室123に分離する第2分離部134とを備えてもよい。第1陽極131は、第1室121に配置され、第1陰極132は、第3室123に配置されてもよい。また、陰イオン分離部152は、第1室121と濃縮槽150との間に配置されてもよい。
電解槽124で第1陽極131及び第1陰極132によって水溶液を電気分解した場合には、HClOを含む機能水の他に、アルカリ性の水溶液が生成される。生成されたアルカリ性の水溶液が機能水に混ざると機能水のpHが上昇し、HClOは、例えば次亜塩素酸イオン(ClO)に変化する。そのため、機能水の殺菌効果が低下する。しかしながら、電解槽124を3室構造とすることで、生成される機能水と、アルカリ性の水溶液とを分離することができる。そのため、このような構成によれば、機能水の殺菌効果の低下を抑制することができる。
また、陰イオン保持部151は、電極である第2陽極でもよい。
こうすることで、簡便な構成で、容器120内の水溶液に含まれる陰イオンを引き付けて保持することができる。
また、機能水生成装置100は、さらに、第1陽極131及び第1陰極132と、第2陽極151とを異なるタイミングで駆動する制御部170を備えてもよい。
制御部170によって第1陽極131、第1陰極132及び第2陽極151が駆動するタイミングが好適に制御されることにより、簡便に、水溶液の電気分解と、Clの濃縮とが制御され得る。
また、機能水生成装置100は、さらに、濃縮槽150に収容されている水溶液を容器120の外部へ放出する放出部114を備えてもよい。
このような構成を備えることで、簡便に容器120内の機能水を容器120の外部に取り出すことができる。そのため、機能水生成装置100の利便性は、向上される。
また、放出部114は、濃縮槽150に収容されている水溶液(具体的には、機能水)をミスト化するミスト発生部を備えてもよい。
このような構成によれば、機能水生成装置100は、機能水をミスト化するミスト発生部140を備えることで、空間に存在する菌等を簡便に殺菌することができる。そのため、機能水生成装置100の利便性は、より向上される。
また、機能水生成装置100は、さらに、第3室123に収容されている水溶液(具体的には、水)を容器120の外部へ排出する排出部113を備えてもよい。
このような構成を備えることで、水道水に含まれるClを濃縮する際に不要な水を、簡便に容器120の外部に排出することができる。また、第3室123は、Clが濃縮される濃縮槽150とは第1室121及び第2室122よりも離れている。そのために、排出部113を第3室123と接続させて設けることにより、Clを不要に排出することを抑制できる。
なお、陰イオンとしては、Cl及び酸化物イオンの少なくとも一方が含まれていればよい。つまり、濃縮槽150に濃縮する陰イオンの対象は、水道水中に含まれる陰イオンである。これにより、機能水生成装置100は、水道水が供給可能な場所であれば機能水の殺菌効果が抑制された装置として利用することができるため、利便性が向上される。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2に係る機能水生成装置について説明する。
実施の形態1においては、陰イオン保持部151によって、水道水に含まれるClを濃縮槽150に一時的に保持することにより、水溶液にClの濃度の低下を抑制することで、機能水の殺菌効果の低下を抑制する。
実施の形態2においては、水溶液中に含まれる陽イオンを保持する保持槽を設けることにより、水溶液の電気分解を効果的に実行することで、機能水の殺菌効果の低下を抑制する。
なお、実施の形態2に係る機能水生成装置の説明においては、実施の形態1に係る機能水生成装置100と実質的に同一の構成に関しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
[機能水生成装置の構成]
図4は、実施の形態2に係る機能水生成装置の構成を示す図である。
実施の形態2に係る機能水生成装置101は、電解槽124及び保持槽160を有する容器120aと、対となる第1陽極131及び第1陰極132と、陽イオン保持部(第2陰極)161と、陽イオン分離部162と、供給部110とを備える。
容器120aは、第1陽極131及び第1陰極132が電気分解する塩素を含む水溶液を蓄える容器である。容器120aの材料は、容器120と同様に、塩素を含む水溶液及び当該水溶液を電気分解することで生成されるHClOを含む殺菌効果を有する機能水による腐食等が発生しにくい材料であればよく、特に限定されない。
また、容器120aは、水溶液中の陽イオンを保持するための保持槽160を有する。保持槽160には、水溶液中の陽イオンを引き付けて保持する陽イオン保持部161が配置されている。陽イオンは、例えば、アルカリ金属イオンであり、より具体的には、第2室122に予め添加されるNaClのナトリウムイオン(Na)である。
陽イオン保持部161は、陽イオンを引きつけて一時的に保持し、且つ、保持している陽イオンを解放できればよく、材料は特に限定されないが、例えば、極性を陰極に制御可能な電極である第2陰極161である。第2陰極161の材料は、特に限定されるものではないが、例えば、プラチナを主成分とする金属電極である。例えば、第2陰極161と第1陽極131との間に、第1陽極131と第1陰極132との間に印加される電圧よりも大きい電圧が印加されることで、第2陰極161は、水溶液中の陽イオンを引き付ける。
なお、以下では、陽イオン保持部161は、第2陰極161であるものとして説明する。
電解槽124では、第1陽極131及び第1陰極132によって塩素を含む水溶液を電気分解することで、HClOを含む機能水を生成する。
第1陽極131及び第1陰極132は、容器120a内の水溶液を電気分解するための電極対である。
第1分離部133及び第2分離部134は、水溶液及び機能水中に含まれるイオンの移動を制限する部材である。
陽イオン分離部162は、陽イオンを通過させ、容器120aを電解槽124及び保持槽160に分離する。具体的には、陽イオン分離部162は、容器120aの第3室123と保持槽160との間に配置される。陽イオン分離部162は、例えば、多孔質膜又はイオン交換膜である。陽イオン分離部162の材料としては、第1分離部133及び第2分離部134と同様の材料が採用されればよいが、例えば、陽イオン交換膜が採用される。
供給部110は、電解槽124(具体的には、第1室121及び第3室123)に陰イオンを含む水(具体的には、水道水)を供給する。
なお、図4においては、供給部110が有する配管は、第1室121と第3室123とに接続されているが、第1室121のみと接続されていてもよいし、第3室123のみと接続されていてもよいし、例えば、第2室122及び/又は保持槽160に接続されていてもよく、容器120aと接続されていればよい。
また、機能水生成装置101は、さらに、保持槽160に収容されている水溶液を、第2室122へ放出する循環部115と、保持槽160に収容されている水溶液に含まれる陽イオンの濃度を検知する検知部180とを備えてもよい。
循環部115は、保持槽160に収容されている陽イオンを含む水溶液を第2室122へ循環させる。循環部115は、例えば、ポンプと、保持槽160の水溶液を第2室122へ放出するための配管とを備える。言い換えると、循環部115が備える配管は、保持槽160と第2室122とに直接接続されている。
保持槽160では、陽イオンを保持するために、保持槽160に収容されている水溶液中の陽イオンの濃度が向上する。電解槽124で第1陽極131及び第1陰極132によって水溶液を電気分解する場合に、水溶液中の陽イオン濃度にむらがあると、電気分解が効果的に実行されないために、機能水が効果的に生成されない。言い換えると、水溶液中の陽イオン濃度にむらがあると、HClOが生成されにくくなる。循環部115によって保持槽160の水溶液を第2室122に放出することで、容器120a内の水溶液を攪拌させ、陽イオンの濃度むらを抑制する。
検知部180は、保持槽160の陽イオンの濃度を測定するイオン濃度計である。循環部115は、例えば、検知180と金属配線等で接続されており、検知部180が検知した陽イオンの濃度が所定値以上の場合に、保持槽160に収容されている水溶液を第2室122へ放出する。
なお、循環部115は、検知部180が検知した陽イオンの濃度が所定値以上か否かを判定し、循環部115が有するポンプを制御するために、制御プログラムを実行するCPUと、当該CPUが実行する制御プログラムが記憶されたROM、RAM等の記憶装置を備えてもよい。また、循環部115は、制御プログラムがハードウェア的に実現される専用の電子回路等を備えてもよい。
また、循環部115によって検知部180が検知した陽イオンの濃度が所定値以上の場合に保持槽160に収容されている水溶液が第2室122へ放出されるとしたが、当該所定値は、予め任意に設定されてよく、陽イオンの濃度の具体的な数値は、特に限定されない。
また、機能水生成装置101は、さらに、制御部170aと、排出部113と、放出部114とを備えてもよい。
制御部170aは、第1陽極131と、第1陰極132と、第2陰極161とを駆動するタイミングを制御する制御装置である。具体的には、制御部170aは、第1陽極131及び第1陰極132と、第2陰極161とを異なるタイミングで駆動させる。
制御部170aは、例えば、制御プログラムを記憶するROM、RAM等の記憶装置と、制御プログラムを実行するCPUとを備える。また、制御部170aは、制御プログラムがハードウェア的に実現される専用の電子回路等を備えてもよい。
制御部170aが実行する第1陽極131と、第1陰極132と、第2陰極161との制御の詳細については、後述する。
なお、循環部115ではなく、制御部170aが、検知部180が検知した陽イオンの濃度が所定値以上であるか否かを判定し、当該所定値以上の場合に、保持槽160に収容されている水溶液を第2室122へ放出させるように、循環部115が備えるポンプを制御してもよい。この場合、制御部170aと検知部180とが、金属配線等で接続されていてもよい。
排出部113は、容器120a内の水溶液(具体的には、水)を容器120aの外部へ排出する。
放出部114は、第1室121に収容されている機能水を容器120aの外部へ放出する。排出部113は、例えば、ポンプ144と、第1室121と接続されている配管とを備える。
また、放出部114は、第1室121に収容されている水溶液である機能水をミスト化するミスト発生部140を備えてもよい。
ミスト発生部140は、第1陽極131及び第1陰極132によって生成された機能水をミスト化する装置である。ミスト発生部140は、具体的には、第1室121に収容されているHClOを含む機能水を静電霧化によりミスト化させて、機能ミストMを発生させる静電霧化装置である。第1室121に収容されている機能水は、ポンプ144によって、ミスト発生部140へ送液される。ミスト発生部140は、放電電極141と、対向電極143とを備える。
放電電極141は、機能水が通過する流路142が内部に形成された電極である。放電電極141に形成されている流路142は、ポンプ144を介して第1室121と接続されている。機能水は、ポンプ144によって、流路142の一端から流入され、流路142の他端から排出される。
流路142の他端側から排出される機能水は、放電電極141と対向電極143との間に印加された電圧によって、HClOを含む機能ミストMとして放出される。
[機能水生成装置の動作手順]
続いて、図5A〜図5E及び図6を参照して、実施の形態2に係る機能水生成装置101の動作手順の一例について説明する。図5Aは、実施の形態2に係る機能水生成装置の電気分解を説明するための図である。図5Bは、実施の形態2に係る機能水生成装置の放出部の動作を説明するための図である。図5Cは、実施の形態2に係る機能水生成装置の供給部の動作を説明するための図である。図5Dは、実施の形態2に係る機能水生成装置の第2陰極の動作を説明するための図である。図5Eは、実施の形態2に係る機能水生成装置の循環部の動作を説明するための図である。図6は、実施の形態2に係る機能水生成装置の動作手順の一例を示すフローチャートである。
なお、機能水生成装置101の容器120aには、水(HO)が予め収容されており、第2室122には、NaClが予め添加されている。
図5A及び図6に示すように、制御部170は、第1陽極131及び第1陰極132を駆動して、電解槽124に収容されているNaClを含む水溶液を電気分解することで、機能水を生成する(ステップS101)。図5Aに示すように、第1陽極131及び第1陰極132の間に電圧が印加されると、Clは、第1陽極131に引き付けられ、上記の反応式(1)、及び、反応式(2)に示すようにClが反応して、HClOが生成される。
次に、図5B及び図6に示すように、ミスト発生部140(図4参照)は、生成されたHClOを含む機能水をミスト化して、機能ミストMを発生させる(ステップS102)。
次に、図5C及び図6に示すように、供給部110は、容器120aに塩素を含む水(具体的には、水道水)を供給する(ステップS103)。
次に、図5D及び図3に示すように、制御部170aは、第2陰極161を駆動して、水溶液中の陽イオン(具体的には、Na)を引き付けて保持させる(ステップS201)。
次に、循環部115又は制御部170aは、検知部180が検知した保持槽160の陽イオン(具体的には、Na)の濃度が、所定値以上であるか否かを判定する(ステップS202)。
循環部115又は制御部170aは、検知部180が検知した保持槽160の陽イオンの濃度が、所定値以上であると判定した場合(ステップS202でYes)、図5Eに示すように、循環部115が有するポンプを制御して、保持槽160に収容されている水溶液を第2室122へ放出させる(ステップS203)。
なお、ステップS203において、循環部115が保持槽160に収容されている水溶液を第2室122へ放出する際に、制御部170aは、第2陰極161を制御して、保持していた陽イオンを解放させる制御をしてもよい。具体的には、制御部170aは、第2陰極161が陰極の極性を有さないように、第2陰極161での電圧の印加を止める制御をしてもよい。
循環部115又は制御部170aが、検知部180が検知した保持槽160の陽イオンの濃度が、所定値以上でないと判定した場合(ステップS202でNo)、又は、ステップS203の次に、排出部113は、第3室123に収容されている水溶液を容器120aの外部に排出する(ステップS105)。ステップS105において、第2陰極161が陽イオンを保持しているために、容器120aから陽イオンが流出されることが抑制される。
機能水生成装置100は、図6に示すループBであるステップS103〜S105を繰り返すことにより、容器120a内の水溶液の陽イオンの濃度むらを抑制する。
なお、機能水生成装置101がループBを繰り返す回数は任意に設定されてもよいし、必ずしもループBを繰り返さなくてもよい。また、制御部170aは、さらに、供給部110、排出部113、放出部114及び循環部115を制御してループBを実行させる制御をし、且つ、ループBを終了させるか否かを判定してもよい。
次に、図6に示すように、制御部170aは、第2陰極161を制御して、第2陰極161で保持していた陽イオンを解放させる制御をする(ステップS204)。具体的には、制御部170aは、第2陰極161が陰極の極性を有さないように、第2陰極161での電圧の印加を止める制御をする。こうすることで、第2陰極161によって保持槽160に保持されていた陽イオンは、容器120a内の水溶液中で拡散し、一部が第2室122及び第3室123へ移動する。
次に、再びステップS101へ戻り、制御部170aは、第1陽極131及び第1陰極132を駆動して、電解槽124に収容されている水溶液を電気分解することで、機能水を生成する。
以上のように、機能水生成装置101は、容器120aが有する電解槽124内の水溶液を電気分解することで機能水を生成するステップと、生成した機能水を容器120aの外部へ放出するステップと、容器120aに陰イオンを含む水(具体的には、水道水)を供給するステップと、容器120aが有する保持槽160に、容器120a内の水溶液中に含まれる陽イオンを引き付けて保持するステップと、保持槽160内に収容されている水溶液の陽イオン濃度が所定値以上の場合に、保持槽160内に収容されている水溶液を電解槽124へ放出するステップとを含む機能水生成方法を実行する。
なお、容器120aは、水溶液で完全に満たす必要はないが、ステップS204の後に、又はループBが終了後で且つステップS204の前に、供給部110は、容器120aに水道水を供給してもよい。
[効果等]
以上、実施の形態2に係る機能水生成装置101は、容器120aと、陽イオン保持部(第2陰極)161と、第1陽極131及び第1陰極132と、陽イオン分離部162と、水道水を容器120aに供給する供給部110とを備える。容器120aは、水溶液を電気分解することで機能水を生成するための電解槽124、及び、陽イオンを保持するための保持槽160を有する。陽イオン保持部161は、保持槽160に配置される。陽イオン分離部162は、陽イオンを通過させ、容器120aを電解槽124及び保持槽160に分離する。
このような構成によれば、容器120a内で陽イオンを引き付けて一時的に保持させることが可能となるため、例えば、陽イオンを容器120a内に維持しつつ水のみを排出して、新たに水道水を容器120a内に供給しやすくなる。また、保持槽160に保持されている陽イオンを第2室122に戻すことにより、供給部110から供給される水道水に含まれる微量のClを、排出部113から排出させずに第2室122に保持しやすくさせる効果も期待される。つまり、容器120aへの水道水の供給と、容器120aからの水の排出と、陽イオン保持部161とを好適に制御することで、容器120a内に、水道水中に含まれるClを増やすことができる。そのため、機能水生成装置101によれば、簡便な構成で生成する機能水の殺菌効果の低下を抑制することが可能となる。
また、陽イオン保持部161は、陽イオンを保持する電極である第2陰極でもよい。
こうすることで、簡便な構成で、容器120a内の水溶液に含まれる陽イオンを引き付けて保持することができる。
また、電解槽124は、第1室121と、第2室122と、第3室123とを有する3室構造でもよい。また、陽イオン分離部162は、第3室123と保持槽160との間に配置されてもよい。
電解槽124を3室構造とすることで、生成される機能水と、アルカリ性の水溶液とを分離して混ざりにくくすることができる。そのため、このような構成によれば、機能水の殺菌効果の低下を抑制することができる。
また、機能水生成装置101は、さらに、保持槽160に収容されている水溶液を、第2室122へ放出する循環部115を備えてもよい。
このような構成によれば、簡便に、保持槽160に収容されている水溶液に含まれている陽イオンを、第2室122へ放出することができる。つまり、このような構成によれば、簡便に、保持槽160に収容されている水溶液に含まれている陽イオンを、容器120aで攪拌することができる。そのため、容器120a内の水溶液中の陽イオンの濃度むらが抑制させる。これにより、水溶液中の陽イオンの濃度むらによって、第1陽極131及び第1陰極132が水溶液を電気分解することで生成されるHClOが生成されにくくなることを抑制することができる。つまり、このような構成によれば、簡便に、水溶液中の陽イオンの濃度むらによる機能水の殺菌効果の低下を抑制することができる。
また、機能水生成装置101は、さらに、保持槽160に収容されている水溶液に含まれる陽イオンの濃度を検知する検知部180を備えてもよい。
こうすることで、検知部180によれば、容器120a内に含まれる陽イオンの濃度むらを検知することができる。
また、循環部115は、検知部180が検知した陽イオンの濃度が所定値以上の場合に、保持槽160に収容されている水溶液を第2室122へ放出してもよい。
このような構成によれば、検知部180の検知結果に基づいて、効果的なタイミングで保持槽160に収容されている水溶液を第2室122に放出させることができる。
また、陽イオンとしては、アルカリ金属イオンが含まれていればよい。
例えば、家庭で機能水生成装置101が使用される場合には、まず、電解槽124(具体的には、第2室122)に、安全で且つ入手しやすいNaCl添加させることが想定される。そのため、機能水生成装置101は、陽イオンとしてアルカリ金属イオン(具体的には、Na)を対象として、アルカリ金属イオンを引き付けて保持できる陽イオン保持部161の構成にすればよい。こうすることで、機能水生成装置101は、簡便な構成で、且つ、利用されやすくなる。
(実施の形態3)
続いて、実施の形態3に係る機能水生成装置について説明する。
実施の形態1に係る機能水生成装置100は、電解槽124と、陰イオンを保持する濃縮槽150とを備える。実施の形態2に係る機能水生成装置101は、電解槽124と、陽イオンを保持する保持槽160とを備える。実施の形態3に係る機能水生成装置は、電解槽124と、陰イオンを保持する濃縮槽150と、陽イオンを保持する保持槽160とを備える。
なお、実施の形態3に係る機能水生成装置の説明においては、実施の形態1に係る機能水生成装置100又は実施の形態2に係る機能水生成装置101と実質的に同一の構成に関しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
[機能水生成装置の構成]
図7は、実施の形態3に係る機能水生成装置の構成を示す図である。
実施の形態3に係る機能水生成装置102は、電解槽124、濃縮槽150及び保持槽160を有する容器120bと、対となる第1陽極131及び第1陰極132と、陰イオン保持部(第2陽極)151と、陰イオン分離部152と、陽イオン保持部(第2陰極)161と、陽イオン分離部162と、供給部110とを備える。なお、容器120bの材料は、容器120と同様に、塩素を含む水溶液及び当該水溶液を電気分解することで生成されるHClOを含む殺菌効果を有する機能水による腐食等が発生しにくい材料であればよく、特に限定されない。
濃縮槽150には、水溶液中の陰イオンを引き付けて保持する陰イオン保持部(第2陽極)151が配置され、保持槽160には、水溶液中の陽イオンを引き付けて保持する陽イオン保持部(第2陰極)161が配置されている。
電解槽124には、電解槽124を第1室121、第2室122及び第3室123にこの順に仕切る第1分離部133及び第2分離部134を備える。
第1分離部133及び第2分離部134は、水溶液及び機能水中に含まれるイオンの移動を制限するイオン交換膜又は多孔質膜である。
陰イオン分離部152は、陰イオンを通過させ、容器120bを電解槽124及び濃縮槽150に分離する多孔質膜又はイオン交換膜である。具体的には、陰イオン分離部152は、容器120bの第3室123と濃縮槽150との間に配置される。
陽イオン分離部162は、陽イオンを通過させ、容器120bを電解槽124及び保持槽160に分離する多孔質膜又はイオン交換膜である。具体的には、陽イオン分離部162は、容器120bの第3室123と保持槽160との間に配置される。
供給部110は、電解槽124(具体的には、第1室121及び第3室123)に陰イオンを含む水(具体的には、水道水)を供給する。
なお、図7においては、供給部110が有する配管は、第1室121と第3室123とに接続されているが、第1室121のみと接続されていてもよいし、第3室123のみと接続されていてもよいし、例えば、第2室122、濃縮槽150、及び/又は、保持槽160に接続されていてもよく、容器120bと接続されていればよい。
また、機能水生成装置102は、さらに、保持槽160に収容されている水溶液を、第2室122へ放出する循環部115と、保持槽160に収容されている水溶液に含まれる陽イオンの濃度を検知する検知部180とを備える。
循環部115は、保持槽160に収容されている陽イオンを含む水溶液を第2室122へ放出する。
検知部180は、保持槽160の陽イオンの濃度を測定するイオン濃度計である。循環部115は、例えば、検知部180が検知した陽イオンの濃度が所定値以上の場合に、保持槽160に収容されている水溶液を第2室122へ放出する。
また、機能水生成装置102は、さらに、制御部170bと、排出部113と、放出部114とを備える。
制御部170bは、第1陽極131と、第1陰極132と、第2陽極151と、第2陰極161とを駆動するタイミングを制御する制御装置である。具体的には、制御部170bは、第1陽極131及び第1陰極132と、第2陽極151及び第2陰極161とを異なるタイミングで駆動させる。
制御部170bは、例えば、制御プログラムを記憶するROM、RAM等の記憶装置と、制御プログラムを実行するCPUとを備える。また、制御部170bは、制御プログラムがハードウェア的に実現される専用の電子回路等を備えてもよい。
制御部170bが実行する第1陽極131と、第1陰極132と、第2陽極151と、第2陰極161との制御の詳細については、後述する。
なお、制御部170bが、検知部180が検知した陽イオンの濃度が所定値以上の場合に、保持槽160に収容されている水溶液を第2室122へ放出させるように、循環部115が備えるポンプを制御してもよい。この場合、制御部170bと検知部180とが、金属配線等で接続されていてもよい。
排出部113は、容器120bの第3室123内の水溶液を容器120bの外部へ排出する。
放出部114は、濃縮槽150に収容されている機能水を容器120bの外部へ放出する。
また、放出部114は、濃縮槽150に収容されている水溶液である機能水をミスト化するミスト発生部140を備えてもよい。
ミスト発生部140は、第1陽極131及び第1陰極132によって生成された機能水をミスト化する装置である。濃縮槽150に収容されている機能水は、ポンプ144によって、ミスト発生部140へ送液される。ミスト発生部140は、放電電極141と、対向電極143とを備える。
放電電極141は、機能水が通過する流路142が内部に形成された電極である。放電電極141に形成されている流路142は、ポンプ144を介して濃縮槽150と接続されている。機能水は、ポンプ144によって、流路142の一端から流入され、流路142の他端から排出される。
流路142の他端側から排出される機能水は、放電電極141と対向電極143との間に印加された電圧によって、HClOを含む機能ミストMとして放出される。
[機能水生成装置の動作手順]
続いて、図8を参照して、実施の形態3に係る機能水生成装置102の動作手順の一例について説明する。
図8は、実施の形態3に係る機能水生成装置の動作手順の一例を示すフローチャートである。なお、機能水生成装置102の容器120bには、水(HO)が予め収容されており、第2室122には、NaClが予め添加されている。
まず、制御部170bは、第1陽極131及び第1陰極132を駆動して、電解槽124に収容されているNaClを含む水溶液を電気分解することで、HClOを含む機能水を生成する(ステップS101)。
次に、ミスト発生部140(図7参照)は、生成機した機能水をミスト化して、機能ミストMを発生させる(ステップS102)。
次に、供給部110は、容器120bに塩素を含む水(具体的には、水道水)を供給する(ステップS103)。
次に、制御部170bは、第2陽極151を駆動して、水溶液中の陰イオン(具体的には、Cl)を引き付けて保持させ、且つ、第2陰極161を駆動して、水溶液中の陽イオン(具体的には、Na)を引き付けて保持させる(ステップS301)。
次に、循環部115又は制御部170bは、検知部180が検知した保持槽160の陽イオンの濃度が、所定値以上であるか否かを判定する(ステップS202)。
循環部115又は制御部170bは、検知部180が検知した保持槽160の陽イオンの濃度が、所定値以上であると判定した場合(ステップS202でYes)、循環部115が有するポンプを制御して、保持槽160に収容されている水溶液を第2室122へ放出させる(ステップS203)。
なお、ステップS203において、循環部115が保持槽160に収容されている水溶液を第2室122へ放出する際に、制御部170bは、第2陰極161を制御して、保持していた陽イオンを解放させる制御をしてもよい。具体的には、制御部170bは、第2陰極161が陰極の極性を有さないように、第2陰極161への電圧の印加を止める制御をしてもよい。
循環部115又は制御部170bが、検知部180が検知した保持槽160の陽イオンの濃度が、所定値以上でないと判定した場合(ステップS202でNo)、又は、ステップS203の次に、排出部113は、第3室123に収容されている水溶液(具体的には、水)を容器120bの外部に排出する(ステップS105)。ステップS105において、第2陰極161が陽イオンを保持しているために、容器120bから陽イオンが流出されることが抑制される。
機能水生成装置102は、図8に示すループCであるステップS103〜S105を繰り返すことにより、供給部110から供給される水道水に含まれる微量のClを濃縮槽150に濃縮させ、且つ、容器120b内の水溶液の陽イオンの濃度むらを抑制する。
なお、機能水生成装置102がループCを繰り返す回数は任意に設定されてもよいし、例えば、機能水生成装置102が濃縮槽150のClの濃度を測定する検出器を備え、Clの濃度が所定値以上の場合に、ループCを終了させてもよい。この場合、例えば、制御部170bは、さらに、供給部110、排出部113、放出部114及び検出器を制御してループCを実行させる制御をし、且つ、ループCを終了させるか否かを判定してもよい。
次に、制御部170bは、第2陽極151を制御して、第2陽極151で保持していた陰イオンを解放させる制御と、第2陰極161を制御して、第2陰極161で保持していた陽イオンを解放させる制御をする(ステップS302)。具体的には、制御部170bは、第2陽極151が陽極の極性を有さないように、第2陽極151での電圧の印加を止める制御をし、且つ、第2陰極161が陰極の極性を有さないように、第2陰極161での電圧の印加を止める制御をする。こうすることで、第2陽極151によって濃縮槽150に保持されていたClは、容器120b内の水溶液中で拡散し、一部が第1室121及び第2室122へ移動し、且つ、第2陰極161によって保持槽160に保持されていた陽イオンは、容器120b内の水溶液中で拡散し、一部が第2室122及び第3室123へ移動する。
次に、再びステップS101へ戻り、制御部170bは、第1陽極131及び第1陰極132を駆動して、電解槽124に収容されている水溶液を電気分解することで、機能水を生成する。
なお、容器120bは、水溶液で完全に満たす必要はないが、ステップS302の後に、又はループCが終了後で且つステップS302の前に、供給部110は、容器120bに水道水を供給してもよい。
[効果等]
以上、実施の形態3に係る機能水生成装置102は、電解槽124、濃縮槽150及び保持槽160を有する容器120bと、対となる第1陽極131及び第1陰極132と、陰イオン保持部(第2陽極)151と、陰イオン分離部152と、陽イオン保持部(第2陰極)161と、陽イオン分離部162と、供給部110とを備える。
このような構成によれば、実施の形態1に係る機能水生成装置100の効果と、実施の形態2に係る機能水生成装置101の効果との双方の効果が実現される。そのため、このような構成によれば、簡便な構成で生成する機能水の殺菌効果の低下をより抑制することが可能となる。
また、電解槽124は、第1室121と、第2室122と、第3室123とを有する3室構造でもよい。また、陰イオン分離部152は、第1室121と濃縮槽150との間に配置され、陽イオン分離部162は、第3室123と保持槽160との間に配置されてもよい。
電解槽124を3室構造とすることで、生成される機能水と、アルカリ性の水溶液とを分離して混ざりにくくすることができる。そのため、このような構成によれば、機能水の殺菌効果の低下を抑制することができる。
また、機能水生成装置102は、実施の形態2に係る機能水生成装置101において説明した構成をさらに備えてもよい。具体的には、機能水生成装置102は、さらに、保持槽160に収容されている水溶液を、第2室122へ放出する循環部115を備えてもよい。
また、機能水生成装置102は、さらに、保持槽160に収容されている水溶液に含まれる陽イオンの濃度を検知する検知部180を備えてもよい。
また、循環部115は、検知部180が検知した陽イオンの濃度が所定値以上の場合に、保持槽160に収容されている水溶液を第2室122へ放出してもよい。
検知部180によれば、容器120b内に含まれる陽イオンの濃度むらを検知することができる。また、検知部180の検知結果に基づいて、効果的なタイミングで保持槽160に収容されている水溶液を第2室122に放出させることができる。そのため、機能水生成装置102によれば、簡便に、水溶液中の陽イオンの濃度むらによる機能水の殺菌効果の低下を抑制することができる。
また、機能水生成装置102は、さらに、第1陽極131及び第1陰極132と、第2陽極151及び第2陰極161とを異なるタイミングで駆動させる制御部170bを備えてもよい。
制御部170bによって第1陽極131、第1陰極132、第2陽極151及び第2陰極161が駆動するタイミングが好適に制御されることにより、簡便に、水溶液の電気分解と、Clの濃縮と、Naの保持とが制御され得る。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態1、実施の形態2及び実施の形態3に係る機能水生成装置について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、容器120、120a、120bは、第1分離部133及び第2分離部134によって分離される第1室121と、第2室122と、第3室123との3室を備えた。これにより、例えば、NaClを含む水溶液を電気分解することで第2室122に生成されるHClOを含む機能水に、Naが不純物として含まれることを抑制することができるため、機能水の殺菌効果の低下を抑制することができる。しかしながら、容器120、120a、120bの構成は、これに限定されない。容器120、120a、120bは、例えば、第1陽極131と第1陰極132との間に配置される1つの分離部によって仕切られる第1室と第2室との2室を備える構造でもよい。当該分離部の材料には、例えば、多孔質膜又は両イオン交換膜が採用される。こうすることで、容器120、120a、120bの構成は、3室の構造よりも簡便となる。
また、上記実施の形態では、ミスト発生部140は、1つの流路142が形成された放電電極141と対向電極143とを備えたが、ミスト発生部140の構成は、これに限定されない。例えば、放電電極141には、複数の流路が形成されていてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の主旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
100、101、102 機能水生成装置
110 供給部
113 排出部
114 放出部
115 循環部
120、120a、120b 容器
121 第1室
122 第2室
123 第3室
124 電解槽
131 第1陽極
132 第1陰極
133 第1分離部
134 第2分離部
140 ミスト発生部
150 濃縮槽
151 陰イオン保持部(第2陽極)
152 陰イオン分離部
160 保持槽
161 陽イオン保持部(第2陰極)
162 陽イオン分離部
170、170a、170b 制御部
180 検知部

Claims (20)

  1. 水溶液を電気分解することで機能水を生成するための電解槽、及び、前記水溶液中の陰イオンを濃縮するための濃縮槽を有する容器と、
    前記濃縮槽に配置され、前記陰イオンを保持する陰イオン保持部と、
    前記電解槽に配置され、前記水溶液を電気分解する第1陽極及び第1陰極と、
    前記陰イオンを通過させ、前記容器を前記電解槽及び前記濃縮槽に分離する陰イオン分離部と、
    前記容器に前記陰イオンを含む水を供給する供給部とを備える
    機能水生成装置。
  2. 前記容器は、さらに、前記水溶液中の陽イオンを保持するための保持槽を有し、
    前記機能水生成装置は、さらに、
    前記陽イオンを通過させ、前記保持槽及び前記電解槽の間に配置される陽イオン分離部と、
    前記保持槽に配置され、前記陽イオンを保持する陽イオン保持部とを備える
    請求項1に記載の機能水生成装置。
  3. 前記電解槽は、第1室と、第2室と、第3室とを有し、
    前記第1室と、前記第2室と、第3室とは、この順に配置されており、
    前記機能水生成装置は、さらに、
    前記陰イオンを通過させ、前記電解槽を前記第1室及び前記第2室に分離する第1分離部と、
    前記陽イオンを通過させ、前記電解槽を前記第2室及び前記第3室に分離する第2分離部とを備え、
    前記第1陽極は、前記第1室に配置され、
    前記第1陰極は、前記第3室に配置され、
    前記陰イオン分離部は、前記第1室と前記濃縮槽との間に配置され、
    前記陽イオン分離部は、前記第3室と前記保持槽との間に配置される
    請求項2に記載の機能水生成装置。
  4. さらに、前記保持槽に収容されている水溶液を、前記第2室へ放出する循環部を備える
    請求項3に記載の機能水生成装置。
  5. さらに、前記保持槽に収容されている水溶液の前記陽イオンの濃度を検知する検知部を備える
    請求項4に記載の機能水生成装置。
  6. 前記循環部は、前記検知部が検知した前記陽イオンの濃度が所定値以上の場合に、前記保持槽に収容されている水溶液を前記第2室へ放出する
    請求項5に記載の機能水生成装置。
  7. 前記陰イオン保持部は、前記陰イオンを保持する第2陽極である
    請求項3〜6のいずれか1項に記載の機能水生成装置。
  8. 前記陽イオン保持部は、前記陽イオンを保持する第2陰極である
    請求項7に記載の機能水生成装置。
  9. さらに、前記第1陽極及び前記第1陰極と、前記第2陽極及び前記第2陰極とを異なるタイミングで駆動させる制御部を備える
    請求項8に記載の機能水生成装置。
  10. さらに、前記濃縮槽に収容されている水溶液を前記容器の外部へ放出する放出部を備える
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の機能水生成装置。
  11. 前記放出部は、前記濃縮槽に収容されている水溶液をミスト化するミスト発生部を備える
    請求項10に記載の機能水生成装置。
  12. 水溶液を電気分解することで機能水を生成するための電解槽、及び、前記水溶液中の陽イオンを保持するための保持槽を有する容器と、
    前記保持槽に配置され、前記陽イオンを保持する陽イオン保持部と、
    前記電解槽に配置され、前記水溶液を電気分解する第1陽極及び第1陰極と、
    前記陽イオンを通過させ、前記容器を前記電解槽及び前記保持槽に分離する陽イオン分離部と、
    前記容器に陰イオンを含む水を供給する供給部とを備える
    機能水生成装置。
  13. 前記陽イオン保持部は、前記陽イオンを保持する第2陰極である
    請求項12に記載の機能水生成装置。
  14. 前記電解槽は、第1室と、第2室と、第3室とを有し、
    前記第1室と、前記第2室と、第3室とは、この順に配置されており、
    前記機能水生成装置は、さらに、
    前記水溶液中の陰イオンを通過させ、前記電解槽を前記第1室及び前記第2室に分離する第1分離部と、
    前記陽イオンを通過させ、前記電解槽を前記第2室及び前記第3室に分離する第2分離部とを備え、
    前記第1陽極は、前記第1室に配置され、
    前記第1陰極は、前記第3室に配置され、
    前記陽イオン分離部は、前記第3室と前記保持槽との間に配置される
    請求項12又は13に記載の機能水生成装置。
  15. さらに、前記保持槽に収容されている水溶液を、前記第2室へ放出する循環部を備える
    請求項14に記載の機能水生成装置。
  16. さらに、前記保持槽に収容されている水溶液に含まれる前記陽イオンの濃度を検知する検知部を備える
    請求項15に記載の機能水生成装置。
  17. 前記循環部は、前記検知部が検知した前記陽イオンの濃度が所定値以上の場合に、前記保持槽に収容されている水溶液を前記第2室へ放出する
    請求項16に記載の機能水生成装置。
  18. さらに、前記第3室に収容されている水溶液を前記容器の外部へ排出する排出部を備える
    請求項3〜9、14〜17のいずれか1項に記載の機能水生成装置。
  19. 前記陰イオンは、塩素イオン及び酸化物イオンの少なくとも一方を含む
    請求項1〜18のいずれか1項に記載の機能水生成装置。
  20. 前記陽イオンは、アルカリ金属イオンを含む
    請求項2〜9、12〜18のいずれか1項に記載の機能水生成装置。
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