JPWO2019138585A1 - シールチェーン - Google Patents
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Abstract
シールチェーンは、大きな引張り荷重が作用すると、ブシュが曲がり、ブシュ突出部の突出量が小さくなるように変形する。ブシュ26の内プレート25から突出したブシュ突出部26aに、ポンチ等により塑性変形して外径方向に広がり部Lを形成する。これにより、ブシュ26に対する内プレート25の抜け抵抗力が増大する。ブシュは、中炭素鋼又は合金鋼からなり、断面全体で400〜700[HV]のフラットな硬さからなり、上記ブシュ突出部26aにおける広がり部Lの塑性変形時、ブシュ端面にクラックが生じることを防止する。
Description
本発明は、オートバイ等の運輸機械及び一般産業機械等の動力伝達又は搬送に用いられるローラチェーンに係り、詳しくはピンとブシュとの間にグリース等の潤滑油をシールリングで保持したシールチェーンに関する。なお、本発明にあって、ローラチェーンとは、ブシュにローラを被嵌した狭義のローラチェーンに限定するものではなく、ローラを省いたいわゆるブシュチェーンも含むように定義する。
一般に、シールチェーン1は、図6に示すように、1対の外プレート2,2の両端部をピン3で連結した外リンク4と、1対の内プレート5,5の両端部をブシュ6で連結すると共に該ブシュ6にローラ7を被嵌した内リンク9とを、上記ブシュ6にピン3を嵌挿して交互にかつ無端状に連結したローラチェーンにあって、上記ブシュ6の両端部を上記内プレート5の外側面から所定量突出し、該ブシュ突出部6aを囲むようにかつ上記外プレート2の内側面と内プレート5の外側面との間にシールリング10を挟持して構成される(例えば特許文献1参照)。
上記シールチェーン1は、スプロケットに巻掛けて用いられ、駆動スプロケットから従動スプロケットに動力を伝達する。該動力伝達に際し、上記シールチェーン1は、屈曲してピンとブシュとの間で相対回転を生じる。上記シールチェーン1は、ピン3とブシュ6との間の軸受部11にグリース等の潤滑油が封入され、かつシールリング10により潤滑油が飛散しないように保持されているので、ピン3とブシュ6との間での摩耗が少なく、長時間に亘って摩耗伸びを抑制し得る。また、内プレート5から突出したブシュ突出部6aの端面が外プレート2の内側面に当接してシールリング10が過度に圧潰されることを防止して、上記シールチェーン1の機能を長期に亘って維持する。
上記シールチェーン1、特にオートバイのドライブチェーンとして用いる場合、急発進や急制動、またジャンプした時の着地の際、非常に大きな張力荷重が作用する。このような状態にあっては、上記軸受部11は、ピン3とブシュ6とを相対回転するための所定隙間が存在するため、スプロケット歯12からの押圧力がローラ7を介してブシュ6に作用すると共に、内プレート5に大きな張力Fが作用して、ブシュ6は、鎖線で強調して示すように、湾曲状に変形する。該変形は、ブシュ突出部6aの突出長さhが小さくなる状態となり、該状態は、上記大きな引張り荷重Fが除去された後もそのまま維持され、これが何回も繰返されると、上記ブシュ突出長さhが更に小さくなる。この現象は、内プレート5がブシュ6に対して長さ方向外側に抜出すことになる。
この状態になると、シールリング10が、内プレート5と外プレート2との間に過度に圧潰されて、チェーン1の屈曲に伴い破損することがあり、これにより軸受部11に保持された潤滑油が飛散して、上述したシールチェーンの長寿命性能が損なわれる虞がある。
内プレート5のブシュ孔の内径とブシュ6の外径との差である締め代を大きくして、内プレート5とブシュ6の圧入嵌合力、即ち抜け抵抗力を大きくすることも考えられる。一般に、シールチェーン(ローラチェーン)1のブシュ6は、0.20[wt%]程度の炭素Cを有する炭素鋼又は合金鋼からなり、ピン3の屈曲摺動やローラ7との摺動による摩耗を低減するため、その表面を浸炭焼入れして、通常750〜900HVの硬さ(ビッカース硬さ)を有している。該シールチェーン1は、締め代の最適範囲があり、過大締め代では、内プレート穴とブシュの塑性変形が進んでかえって圧入嵌合力が低下することになる。
そこで、本発明は、ブシュの突出部を外径方向に塑性変形することにより、上述した課題を解決したシールチェーンを提供することを目的とするものである。
本発明は、1対の外プレート(22)の両端部をピン(23)で連結した内リンク(29)と、1対の内プレート(25)の両端部をブシュ(26)で連結した外リンク(24)とを、交互にかつ無端状に連結し、
前記ブシュ(26)の両端部を前記内プレート(25)の外側面(25a)から突出し、該ブシュ突出部(26a)を囲うようにかつ前記外プレートの内側面(22a)と前記内プレートの外側面(25a)との間に挟持されてシールリング(30)を配置し、
前記ブシュ突出部(26a)は、外径方向に塑性変形した広がり部(L)を有する、
ことを特性とするシールチェーンにある。
前記ブシュ(26)の両端部を前記内プレート(25)の外側面(25a)から突出し、該ブシュ突出部(26a)を囲うようにかつ前記外プレートの内側面(22a)と前記内プレートの外側面(25a)との間に挟持されてシールリング(30)を配置し、
前記ブシュ突出部(26a)は、外径方向に塑性変形した広がり部(L)を有する、
ことを特性とするシールチェーンにある。
前記ブシュは、炭素を0.30〜0.50[wt%]含有する中炭素鋼又はクロム、モリブテン、バナジウム等の希少金属を含む合金鋼からなり、かつ表面を含む断面全体が、ビッカース硬度400〜700[HV]からなるフラットな硬さを有する。
前記内プレート外側面(25a)から突出する前記ブシュ突出部(26a)の突出量(h)は、前記ブシュ外径寸法(D)の5〜20[%]の範囲である。
前記ブシュ突出部(26a)に形成された広がり部(L)の外径寸法(D’)は、ブシュ外径(D)よりも、ブシュ外径寸法の0.5〜2.0[%]大きい。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
ブシュ突出部を囲むようにかつ外プレート内側面と内プレート外側面との間にシールリングを配置したシールチェーンにあって、ブシュ突出部に、外径方向に塑性変形した広がり部を形成したので、チェーンに大きな引張り荷重が作用してブシュが曲げ変形しても、上記広がり部により、ブシュに対して内プレートが軸方向に移動しようとする力に対する抜け抵抗力が大きく、内プレートの移動によりブシュ突出部の突出量が小さくなることを防止し、シールリングに過度の圧潰力が作用することを阻止して、シールチェーンの長寿命性能を維持することができる。
ブシュは、中炭素鋼又は合金鋼からなり、断面全体が400〜700[HV]のフラットな硬さからなるので、上記ブシュ突出部に、ポンチ等により押圧力を作用して、広がり部を形成するようにカシメても、ブシュ端面にクラックが生じることを低減して、クラックによるシールリングの傷付きを防止して、シールチェーンの長寿命性能を維持することができる。
ブシュ突出部の突出量を、ブシュ外径寸法の5〜20[%]の範囲としたので、突出量が5[%]より小さい過小な場合、ブシュ孔に阻害されて充分な広がり部を形成することができず、内プレートの充分な抜け抵抗力が得られないと共に、ポンチ等のカシメによる力がブシュ孔に直接作用して、該ブシュ孔を塑性変形して内プレートの疲れ強度を低下する虞がある。上記突出量が20[%]より大きい過大な場合、ブシュ突出部に広がり部が形成されないブシュから延びる近似の直線部分が残り、該部分では内プレートの抜け抵抗力が弱い。
ブシュ突出部の広がり部の外径が、ブシュ外径よりも、ブシュ外径の0.5[%]分より小さい場合、内プレートに対する充分な抜け抵抗力が得られず、また2.0[%]分より大きいと、広がり部の塑性変形によりブシュ端面にクラックを発生する虞がある。
以下、図面に沿って本発明の実施の形態について説明する。シールチェーン21は、図1に示すように、1対の外プレート22の両端部をピン23で連結した外リンク24と、1対の内プレート25の両端部をブシュ26で連結しかつ該ブシュにローラ27を被嵌した内リンク29と、を有し、上記ブシュ26にピン23を挿通してカシメることにより上記外リンク24と内リンク29とを交互にかつ無端状に連結して構成される。上記ブシュ26は、内プレート25の外側面25aより所定長さ(突出量)h突出して、内プレート25のブシュ孔25bに嵌合して固定される。該内プレート25より突出したブシュ突出部26aを囲むように断面X字状Oリングからなるシールリング30が配置され、該シールリング30は、外プレート22の内側面22aと内プレート25の外側面25aとの間に所定量圧縮されて軸受部11の潤滑油をシールする。シールリング30の断面形状は、本実施の形態にあっては、4個のリップ部を有する断面X字状であるが、これに限らず、断面円形等の他の形状でもよい。
上記ブシュ突出部26aは、内プレート25のブシュ孔25bに嵌合した状態で、外径方向に拡がるように塑性変形されて広がり部Lとなっている。具体的には、図2に示すように、ブシュ26にローラ27を被嵌した状態で、該ブシュ26の両端部を、内プレート25の外側面25aから所定長さ(突出量)h突出した状態で内プレート25のブシュ孔25bに嵌合する。即ち、内リンク29の組立てが完了した状態で、ブシュ26の両端から、ブシュ孔26cに、テーパ状の先細形状を有する円錐ポンチ31,31を差込み、所定押圧力で押込む。該カシメ作業により、上記ブシュ突出部26aは、外周面をブシュ孔26cで抑えられた状態で、外径方向に押し拡げられるように塑性変形して、ブシュ外径Dに比して所定量径大(D’)となった上記広がり部Lが形成される。
この状態で、ブシュ孔26cの内周面及び/又はピン23の外周面にグリース等の潤滑油を塗付け、上記広がり部Lを有するブシュ突出部26aの外周面にシールリング30を装着する。そして、ブシュ孔26cにピン23を挿通して、外プレート22のピン孔22cを貫通したピンの両端部をカシメることによりピン23を外プレート22に固定する。このようにして、内リンク29と外リンク24とが交互にかつ無端状に連結して、シールチェーン21が組立てられる。
上記ブシュ26は、炭素Cを0.30〜0.50[wt%]含有する中炭素鋼又はクロムCr、モリブデンMo、バナジウムV等の希少金属を含む合金鋼で形成され、その表面硬さが400〜700HV(ビッカース硬さ)に熱処理される(焼入れ、焼戻し)。本ブシュ26は、従来のブシュのように浸炭焼入れされずに、ブシュの全肉厚に亘って略々均一な硬さになっており、表面硬さは従来のブシュに比して低いが、十分な靭性を備えている。図3は、浸炭焼入れした従来のブシュと上述した本発明に係るブシュの断面硬さを比較した図である。従来のブシュは、浸炭焼入れしているため、ブシュ表面(内周面及び外周面)の硬度が800HVと高く、表面から断面内部に向って硬さが低くなり、略々一定となる。発明に係るブシュは、浸炭焼入れ等の表面処理が施されていないので、表面から断面全域に亘って、600HV程度の略々一定(フラット)の硬さからなる。
従って、本ブシュ26は、両端の突出部26aが外径方向に広がる広がり部Lとなるように塑性変形するが、上述したフラットな断面硬さによる靭性を有するので、上記塑性変形によってもブシュ端面にクラックを発生することはない。なお、浸炭焼入れした従来のブシュに上記広がり部となる塑性変形を施すと、ブシュ端面にクラックを生じ、シールチェーンを傷付けて、切断に至る虞がある。
前記シールチェーン21は、例えばオートバイに用いて、急発進や急制動又はジャンプ時の着地により、該シールチェーン21に過度な引張り荷重が作用する場合がある。例え上記過度な引張り荷重によりブシュ26が湾曲状に曲がっても、ブシュ突出部26aが外径方向に広がっており、内プレート25のブシュ孔25bが該広がり方向に移動することが阻止される。即ち、ブシュ突出部26aが広がり部Lを有し、ブシュ嵌合力(抜け抵抗力)が増大しているので、ブシュ突出部26aの長さ(突出量)hが減少する方向にブシュに対して内プレート25が相対移動することが防止される。これにより、ブシュ突出部26aの長さ(突出量)hが維持されて、シールリング30が過度の圧潰されることを防いで、シールリングによる軸受部11の潤滑油の保持を長期に亘って維持し、シールチェーン21の耐摩耗性能によるチェーン伸びを低減して長寿命性能が維持される。
上記シールチェーン21は、軸受部11に潤滑油が封入されているので、チェーンの屈曲を滑らかに保持してその状態を長期に亘って維持する。本ブシュ26は、従来のブシュに比して表面硬度が低いが、軸受部11は、シールリング30によりシールされて充分な量の潤滑油が常に保持されているので、上記表面硬度による影響は殆どなく、ブシュの摩耗伸び性能は、長期に亘って維持される。
前記ブシュの突出部26aの長さ(突出量)hは、ブシュ26の外径寸法(広がり部でない部分のブシュ外径)Dの5〜20[%]の範囲にあることが好ましい。図4(A)は、ブシュ突出部26aの長さh1が5%より小さい場合を示す。この状態では、上述したポンチでカシメようとしても、ブシュ突出部26aに充分な長さがないので、有効な広がり部Lを形成することができず、内プレート25のブシュ26に対する抜け方向の抵抗力を充分に得られない。また、該ブシュ突出部26aの過小状態では、上述したポンチ31による広がり部形成に際して、内プレート25のブシュ孔25bに大きな力が作用して、該ブシュ孔25bが拡大(ΔD/2)するように塑性変形して、内プレートの疲れ強度が低下する問題を生じる。
図4(B)は、ブシュ突出部26aの突出長さh2が上記ブシュ外径Dの20%より大きい場合を示す。該突出部h2が過大な場合、塑性変形した拡大した外径D’からなる広がり部Lは、突出部26aの長さh2の先端側一部mとなって、残りの部分nは、塑性変形されないブシュ26の直線部が近似的にそのまま延びている。この状態では、シールチェーン21に大きな引張り荷重が繰返し作用すると、従来のシールチェーン1と同様に、内プレート25がブシュ突出部26aの上記近似直線部分nを軸方向外側(抜け)方向に相対移動する虞がある。
上記ブシュ突出部26aの広がり部Lの外径寸法D’は、ブシュ外径Dよりも、ブシュ外径Dの0.5〜2.0[%]分だけ大きいことが好ましい。0.5%より小さいと、内プレートに対する抜け抵抗力が充分でなく、2.0%より大きいと、上述した靭性の大きい材料でも、ブシュ端面にクラックを発生する虞がある。
図5は、多数の内リンクのブシュ嵌合力(抜け抵抗力)の度数の分布を示す図で、(A)は、従来のもの、(B)は、本発明に係るものを示す。従来の内リンク(A)に対して、本発明の内リンク(B)は、明らかにブシュ嵌合力が向上しており、大荷重負荷時に必要な抜け抵抗力が確保される。
本シールチェーンは、オートバイのドライブチェーン等の動力伝達用又は搬送用に利用される。
21 シールチェーン
22 外プレート
22a 内側面
23 ピン
24 外リンク
25 内プレート
25a 外側面
26 ブシュ
26a ブシュ突出部
29 内リンク
30 シールリング
L 広がり部
h 突出量
D ブシュ外径寸法
22 外プレート
22a 内側面
23 ピン
24 外リンク
25 内プレート
25a 外側面
26 ブシュ
26a ブシュ突出部
29 内リンク
30 シールリング
L 広がり部
h 突出量
D ブシュ外径寸法
本発明は、1対の外プレート(22)の両端部をピン(23)で連結した外リンク(24)と、1対の内プレート(25)の両端部をブシュ(26)で連結した内リンク(29)と、を備え、
前記ブシュ(26)の両端部を前記内プレート(25)の外側面(25a)から突出し、該ブシュ突出部(26a)を囲うようにかつ前記外プレートの内側面(22a)と前記内プレートの外側面(25a)との間に挟持されてシールリング(30)を配置し、
前記ブシュは、全長に亘って同じ肉厚からなり、前記内プレートのブシュ孔に嵌合した状態で、前記ブシュ突出部(26a)は、外径方向に塑性変形した広がり部(L)を有する、
ことを特性とするシールチェーンにある。
前記ブシュ(26)の両端部を前記内プレート(25)の外側面(25a)から突出し、該ブシュ突出部(26a)を囲うようにかつ前記外プレートの内側面(22a)と前記内プレートの外側面(25a)との間に挟持されてシールリング(30)を配置し、
前記ブシュは、全長に亘って同じ肉厚からなり、前記内プレートのブシュ孔に嵌合した状態で、前記ブシュ突出部(26a)は、外径方向に塑性変形した広がり部(L)を有する、
ことを特性とするシールチェーンにある。
前記内プレートの外側面(25a)から突出する前記ブシュ突出部(26a)の突出量(h)は、前記ブシュ外径寸法(D)の5〜20[%]の範囲である。
Claims (4)
- 1対の外プレートの両端部をピンで連結した内リンクと、1対の内プレートの両端部をブシュで連結した外リンクとを、交互にかつ無端状に連結し、
前記ブシュの両端部を前記内プレートの外側面から突出し、該ブシュ突出部を囲うようにかつ前記外プレートの内側面と前記内プレートの外側面との間に挟持されてシールリングを配置し、
前記ブシュ突出部は、外径方向に塑性変形した広がり部を有する、
ことを特徴とするシールチェーン。 - 前記ブシュは、炭素を0.30〜0.50[wt%]含有する中炭素鋼又はクロム、モリブテン、バナジウム等の希少金属を含む合金鋼からなり、かつ表面を含む断面全体が、ビッカース硬度400〜700[HV]からなるフラットな硬さを有する、
請求項1記載のシールチェーン。 - 前記内プレート外側面から突出する前記ブシュ突出部の突出量は、前記ブシュ外径寸法の5〜20[%]の範囲である、
請求項1又は2記載のシールチェーン。 - 前記ブシュ突出部に形成された広がり部の外径寸法は、ブシュ外径よりも、ブシュ外径寸法の0.5〜2.0[%]大きい、
請求項1ないし3のいずれか1項記載のシールチェーン。
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