JPWO2019130559A1 - 電解コンデンサ - Google Patents

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Abstract

電解コンデンサ1は、円柱状のケース10と、ケース10内に収容され、陽極箔61と陰極箔62とがロール状に巻かれたコンデンサ素子60と、ケース10の端部に取り付けられた陽極端子20及び陰極端子30と、一方の端部が陽極箔61に接続され、他方の端部が陽極端子20に接続された第1陽極リードタブ41及び第2陽極リードタブ42と、一方の端部が陰極箔62に接続され、他方の端部が陰極端子30に接続された第1陰極リードタブ51及び第2陰極リードタブ52と、を備える。ケース10の長さは、80mm以上120mm以下である。ケース10の長さとケース10の直径とのアスペクト比は、2.6以上6.0以下である。

Description

本発明は、電解コンデンサに関する。
例えば特許文献1に記載されているように、円柱状の電解コンデンサがある。このような円柱状の電解コンデンサは、円柱状の軸方向が基板の素子配置面と平行となるように配置(以下「横向きに配置」という)されることがある。
特許第6098705号公報
ここで、電解コンデンサの静電容量を大きくするためには、内部のコンデンサ素子を大きくする必要があり、コンデンサ素子を収容するケースの大きさが大きくなる。ケースが大きくなるに従い、ケースの形状によっては、電解コンデンサを横向きに配置した場合に素子配置面からの電解コンデンサの突出高さが高くなる傾向がある。また、このような電解コンデンサの分野においては、ESR(等価直列抵抗)を低減することが求められている。
そこで、本発明の一側面は、静電容量を確保しつつ基板の素子配置面からの突出高さを抑制した配置が可能であり、ESRの低減が可能な電解コンデンサを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電解コンデンサは、内部に収容空間を有する円柱状のケースと、収容空間内に収容され、陽極箔と陰極箔とが陽極箔及び陰極箔間にセパレータを挟んでロール状に巻かれたコンデンサ素子と、ケースにおける円柱状の軸方向の一方の端部に取り付けられた陽極端子及び陰極端子と、一方の端部が陽極箔に接続され、他方の端部が陽極端子に接続された複数の陽極リードタブと、一方の端部が陰極箔に接続され、他方の端部が陰極端子に接続された複数の陰極リードタブと、を備え、ケースにおける円柱状の軸方向の長さが、80mm以上120mm以下であり、ケースにおける円柱状の軸方向の長さとケースの外周面の直径とのアスペクト比が、2.6以上6.0以下である。
この電解コンデンサは、ケースにおける円柱状の軸方向の長さが、80mm以上120mm以下であり、ケースにおける円柱状の軸方向の長さとケースの外周面の直径とのアスペクト比が、2.6以上6.0以下となっている。このように、電解コンデンサは、ケースの長さを長くすることにより、ケースの直径が大きくなることを抑制しつつ、コンデンサ素子を収容する収容空間を大きく確保できる。すなわち、この電解コンデンサは、静電容量を確保しつつ、横向きに配置した場合に基板の素子配置面からの突出高さを抑制することができる。また、陽極箔に複数の陽極リードタブが接続され、さらに陰極箔に複数の陰極リードタブが接続されていることにより、電解コンデンサは、複数のリードタブによって電荷の受け渡しを機能的に行うことができる。これにより、電解コンデンサは、ESRを低減することができる。以上のように、電解コンデンサは、静電容量を確保しつつ基板の素子配置面からの突出高さを抑制した配置が可能であり、ESRの低減が可能となる。
電解コンデンサにおいて、陽極リードタブは2本備えられ、2本の陽極リードタブのうち一方の陽極リードタブは、陽極箔の巻き始め側の端部と陽極箔における巻き取り方向の中央位置と間の第1部位に接続され、2本の陽極リードタブのうち他方の陽極リードタブは、陽極箔の巻き終わり側の端部と陽極箔における巻き取り方向の中央位置と間の第2部位に接続されてもよい。この場合、電解コンデンサは、2本の陽極リードタブによって陽極箔の第1部位及び第2部位からの電荷の受け渡しを機能的に行うことができる。
電解コンデンサにおいて、一方の陽極リードタブは、第1部位における陽極箔の巻き取り方向の中央位置に接続され、他方の陽極リードタブは、第2部位における陽極箔の巻き取り方向の中央位置に接続されてもよい。この場合、電解コンデンサは、一方の陽極リードタブによって第1部位から機能的な電荷の受け渡しが可能となり、他方の陽極リードタブによって第2部位から機能的な電荷の受け渡しが可能となる。
電解コンデンサにおいて、一方の陽極リードタブは、第1部位における陽極箔の巻き取り方向の中央位置に接続され、他方の陽極リードタブは、第2部位のうち、コンデンサ素子の径方向において一方の陽極リードタブと少なくとも一部が重なる位置に接続されてもよい。この場合、2本の陽極リードタブがコンデンサ素子の径方向において少なくとも一部が互いに重なっているため、電解コンデンサでは、2本の陽極リードタブ同士が容易に接続され得る。
電解コンデンサにおいて、陽極リードタブは、リボン状に形成されるとともに、陽極箔の巻き取り方向に直交する方向に沿って延在するように配置され、陽極リードタブの一方の端部は、陽極箔の一方の面に当接させられることによって陽極箔に接続され、陽極リードタブの他方の端部は、陽極箔から突出し、陽極リードタブと陽極箔との当接領域における陽極箔の巻き取り方向に直交する方向の長さは、陽極箔における巻き取り方向に直交する方向の幅の1/2以上であってもよい。この場合、電解コンデンサは、陽極リードタブによって陽極箔の各部位から機能的な電荷の受け渡しが可能となる。
電解コンデンサにおいて、陽極端子は、陽極リードタブに接続される側に対して反対側の端部がケースの径方向外側を向くように屈曲し、陰極端子は、陰極リードタブに接続される側に対して反対側の端部がケースの径方向外側を向くように屈曲している。これにより、電解コンデンサは、横向きに配置された場合に、陽極端子及び陰極端子によって基板に容易に取り付けられ得る。
本発明の一側面によれば、静電容量を確保しつつ基板の素子配置面からの突出高さを抑制した配置が可能であり、ESRの低減が可能となる。
実施形態に係る電解コンデンサを示す斜視図である。 図1の電解コンデンサが基板に取り付けられた状態を示す側面図である。 コンデンサ素子の積層構造を示す図である。 ケースの構成を示す断面図である。 陽極箔及び陰極箔を広げた状態を示す図である。 陽極リードタブと陽極端子、及び陰極リードタブと陰極端子との接続状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1及び図2に示されるように、電解コンデンサ1は、円柱状のケース10、陽極端子20、及び陰極端子30を備えている。電解コンデンサ1は、ケース10における円柱状の軸S方向が基板2の素子配置面2aと平行となるように配置(横向きに配置)される。陽極端子20及び陰極端子30は、基板2に設けられたパターン配線等に接続される。電解コンデンサ1は、陽極端子20及び陰極端子30によって基板2に取り付けられる基板自立型の電解コンデンサである。
電解コンデンサ1において、ケース10の内部には、図3に示される第1陽極リードタブ(一方の陽極リードタブ)41、第2陽極リードタブ(他方の陽極リードタブ)42、第1陰極リードタブ51、第2陰極リードタブ52、及びコンデンサ素子60が収容されている。
ケース10は、図1及び図4に示されるように、円柱状を呈し、内部に収容空間Rを有している。なお、図4では、ケース10の内部に収容されたコンデンサ素子60等が省略されている。ケース10は、本体部11、キャップ12、及びカバー13を備えている。本体部11は、円筒状に形成された円筒部11a、及び円筒部11aの一方の開口部を覆う板部11bを有している。円筒部11aと板部11bとは一体的に形成されている。
キャップ12は、円筒部11aの他方の開口部を覆っている。具体的には、図4に示されるように、円筒部11aにおける他方の開口部の近傍には、他の部位よりも径が小さい縮径部11cが設けられている。キャップ12は、円形の板部材によって構成されている。キャップ12は、円筒部11aの他方の開口部内に嵌め込まれている。円筒部11aの端部には、円筒部11aの端部を内側に折り曲げることによって形成された押え部11dが設けられている。キャップ12は、縮径部11cと押え部11dとによって挟まれることによって、円筒部11aに固定されている。
カバー13は、円筒部11aの外周面を覆っている。また、カバー13は、円筒部11aからキャップ12側に回り込み、キャップ12の周縁部を覆っている。同様に、カバー13は、円筒部11aから板部11b側に回り込み、板部11bの周縁部を覆っている。
本実施形態では、図2に示されるように、ケース10における円柱状の軸S方向の長さL(外形の長さ)は、80mm以上120mm以下である。また、ケース10における円柱状の軸S方向の長さLとケース10の外周面の直径Dとのアスペクト比は、2.6以上6.0以下である。なお、ここでのアスペクト比とは、長さLが、直径Dの何倍であるかを示している。これにより、本体部11及びキャップ12によって、軸S方向に沿って延在する円柱状の収容空間Rがケース10の内部に形成される。
なお、本体部11の厚さ(肉厚)及び材料としては、必要とされる強度及び機能等に応じて、適宜の厚さ及び材料が選択される。同様に、キャップ12の厚さ(肉厚)及び材料としては、必要とされる強度及び機能等に応じて、適宜の厚さ及び材料が選択される。本体部11及びキャップ12の厚さを薄くすることで、収容空間Rを大きくすることができる。
陽極端子20及び陰極端子30は、図1及び図4に示されるように、ケース10における円柱状の軸S方向の一方の端部に取り付けられている。本実施形態において、陽極端子20及び陰極端子30は、ケース10のキャップ12に取り付けられている。詳細には、陰極端子30は、陰極側貫通部31、及び陰極側端子部32を有している。陰極側貫通部31は、キャップ12を貫通し、ケース10の収容空間Rとケース10の外部とにわたって設けられている。陰極側端子部32は、陰極側貫通部31によってキャップ12に固定されている。陰極側端子部32は、陰極側貫通部31によって固定される側(第1陰極リードタブ51及び第2陰極リードタブ52に接続される側)に対して反対側の端部がケース10の径方向外側を向くように屈曲している。
同様に、陽極端子20は、陽極側貫通部21、及び陽極側端子部22を有している。陽極側貫通部21は、キャップ12を貫通し、ケース10の収容空間Rとケース10の外部とにわたって設けられている。陽極側端子部22は、陽極側貫通部21によってキャップ12に固定されている。陽極側端子部22は、陽極側貫通部21によって固定される側(第1陽極リードタブ41及び第2陽極リードタブ42に接続される側)に対して反対側の端部がケース10の径方向外側を向くように屈曲している。
コンデンサ素子60は、電気を蓄える機能を有する。コンデンサ素子60は、図3に示されるように、陽極箔61と陰極箔62とが陽極箔61及び陰極箔62間にセパレータ63及び64を挟んでロール状に巻かれることによって形成されている。コンデンサ素子60は、ケース10の収容空間R内に収容される。
詳細には、陽極箔61、セパレータ63、陰極箔62、及びセパレータ64は、この並び順で重ねられ、ロール状に巻き取られる。陽極箔61等は、回転するシャフトに巻き付けられることによって、ロール状に形成される。陽極箔61及び陰極箔62の大きさは、必要とされる電解コンデンサ1の静電容量に応じて設定される。
陽極箔61及び陰極箔62として、一例として、アルミニウム箔が用いられる。セパレータ63及び64として、一例として、電解紙が用いられる。コンデンサ素子60には、電解液が浸み込んでいる。
第1陽極リードタブ41及び第2陽極リードタブ42は、図5に示されるように、リボン状に形成されるとともに、陽極箔61の巻き取り方向に直交する方向に沿って延在するように配置される。第1陽極リードタブ41及び第2陽極リードタブ42は、例えば、アルミニウムの板材によって構成されている。
ここで、図5に示されるように、陽極箔61の巻き取り方向の長さをAとし、陽極箔61の幅(巻き取り方向に直交する方向の長さ)をWとする。陽極箔61において、巻き取り方向の中央の位置を中央位置C1とする。陽極箔61における巻き始め側の端部61aと中央位置C1との間の部位を第1部位61cとし、陽極箔61における巻き終わり側の端部61bと中央位置C1との間の部位を第2部位61dとする。
第1陽極リードタブ41及び第2陽極リードタブ42は、それぞれ、一方の端部が陽極箔61に接続され、他方の端部が陽極端子20に接続される。詳細には、第1陽極リードタブ41の一方の端部は、第1部位61cに当接させられることによって陽極箔61に接続されている。第1陽極リードタブ41の他方の端部は、陽極箔61から突出している。同様に、第2陽極リードタブ42の一方の端部は、第2部位61dに当接させられることによって陽極箔61に接続されている。第2陽極リードタブ42の他方の端部は、陽極箔61から突出している。
第1陽極リードタブ41及び第2陽極リードタブ42と、陽極箔61とは、例えば、圧接等の周知の方法によって互いに接続されている。
第1陽極リードタブ41は、第1部位61cにおける陽極箔61の巻き取り方向の中央位置に接続されている。第2陽極リードタブ42は、第2部位61dにおける陽極箔61の巻き取り方向の中央位置に接続されている。すなわち、陽極箔61の巻き取り方向において、巻き始め側の端部61aと第1陽極リードタブ41との間隔がA/4となり、巻き終わり側の端部61bと第2陽極リードタブ42との間隔がA/4となる。
また、図5に示されるように、第1陽極リードタブ41と陽極箔61とが当接する領域を当接領域E41とする。なお、図5では、当接領域E41にハッチングが付されている。図5では、後述する当接領域E42、E51及びE52も同様に、ハッチングが付されている。当接領域E41において、陽極箔61の巻き取り方向に直交する方向の長さW41は、陽極箔61の幅Wの1/2以上となっている。同様に、第2陽極リードタブ42と陽極箔61とが当接する領域を当接領域E42とする。当接領域E42において、陽極箔61の巻き取り方向に直交する方向の長さW42は、陽極箔61の幅Wの1/2以上となっている。
第1陰極リードタブ51及び第2陰極リードタブ52は、図5に示されるように、リボン状に形成されるとともに、陰極箔62の巻き取り方向に直交する方向に沿って延在するように配置される。第1陰極リードタブ51及び第2陰極リードタブ52は、例えば、アルミニウムの板材によって構成されている。
ここで、図5に示されるように、陰極箔62の巻き取り方向の長さをA+Bとし、陰極箔62の幅(巻き取り方向に直交する方向の長さ)をWとする。すなわち、陰極箔62は、陽極箔61よりも長さBだけ長い。陰極箔62において、巻き取り方向の中央の位置を中央位置C2とする。陰極箔62における巻き始め側の端部62aと中央位置C2との間の部位を第1部位62cとし、陰極箔62における巻き終わり側の端部62bと中央位置C2との間の部位を第2部位62dとする。
第1陰極リードタブ51及び第2陰極リードタブ52は、それぞれ、一方の端部が陰極箔62に接続され、他方の端部が陰極端子30に接続される。詳細には、第1陰極リードタブ51の一方の端部は、第1部位62cに当接させられることによって陰極箔62に接続されている。第1陰極リードタブ51の他方の端部は、陰極箔62から突出している。同様に、第2陰極リードタブ52の一方の端部は、第2部位62dに当接させられることによって陰極箔62に接続されている。第2陰極リードタブ52の他方の端部は、陰極箔62から突出している。
第1陰極リードタブ51及び第2陰極リードタブ52と、陰極箔62とは、例えば、圧接等の周知の方法によって互いに接続されている。
第1陰極リードタブ51は、陰極箔62の巻き取り方向において、巻き始め側の端部62aと第1陰極リードタブ51との間隔がA/4となるように配置されている。第2陰極リードタブ52は、陰極箔62の巻き取り方向において、第1陰極リードタブ51と第2陰極リードタブ52との間隔がA/2となるように配置されている。
また、図5に示されるように、第1陰極リードタブ51と陰極箔62とが当接する領域を当接領域E51とする。当接領域E51において、陰極箔62の巻き取り方向に直交する方向の長さW51は、陰極箔62の幅Wの1/2以上となっている。同様に、第2陰極リードタブ52と陰極箔62とが当接する領域を当接領域E52とする。当接領域E52において、陰極箔62の巻き取り方向に直交する方向の長さW52は、陰極箔62の幅Wの1/2以上となっている。
陽極箔61及び陰極箔62等を巻き取る際に、陰極箔62が長さBだけ先に巻き取られた後、陽極箔61の巻き取りが開始される。このため、陰極箔62は、陽極箔61よりも長さBだけ長くなっている。この長さBは、陽極箔61及び陰極箔62等が巻き取られたときに、図3に示されるように、第1陽極リードタブ41の位置と第1陰極リードタブ51の位置とがコンデンサ素子60の径方向において互いに重なることがないように設定されている。
陽極箔61が巻き取られたときに、第1陽極リードタブ41と第2陽極リードタブ42とは、コンデンサ素子60の径方向において互いに少なくとも一部が重なっている。同様に、陰極箔62が巻き取られたときに、第1陰極リードタブ51と第2陰極リードタブ52とが、コンデンサ素子60の径方向において互いに少なくとも一部が重なっている。
なお、陽極箔61が巻き取られたときに、第1陽極リードタブ41と第2陽極リードタブ42とが、コンデンサ素子60の径方向において互いに重ならない場合がある。この場合、コンデンサ素子60の径方向において第1陽極リードタブ41と第2陽極リードタブ42とが互いに少なくとも一部が重なるように、第2部位61dに対する第2陽極リードタブ42の接続位置が設定されている。同様に、コンデンサ素子60の径方向において第1陰極リードタブ51と第2陰極リードタブ52とが互いに少なくとも一部が重なるように、第2部位62dに対する第2陰極リードタブ52の接続位置が設定されている。
なお、第1陽極リードタブ41、第2陽極リードタブ42、第1陰極リードタブ51、及び第2陰極リードタブ52は、陽極箔61等がロール状に巻き取られたときに、ロール状の周方向に沿って湾曲する(図3参照)。
図3に示されるように、第1陽極リードタブ41におけるコンデンサ素子60から突出した部位と、第2陽極リードタブ42におけるコンデンサ素子60から突出した部位とは、コンデンサ素子60の径方向において互いに当接されている。そして、図6に示されるように、第1陽極リードタブ41及び第2陽極リードタブ42におけるコンデンサ素子60から突出した先端部は、陽極端子20の陽極側貫通部21に接続されている。なお、第1陽極リードタブ41等と陽極側貫通部21とは、互いに直接接続されていてもよく、リード線等を介して接続されていてもよい。
同様に、図3に示されるように、第1陰極リードタブ51におけるコンデンサ素子60から突出した部位と、第2陰極リードタブ52におけるコンデンサ素子60から突出した部位とは、コンデンサ素子60の径方向において互いに当接されている。そして、図6に示されるように、第1陰極リードタブ51及び第2陰極リードタブ52におけるコンデンサ素子60から突出した先端部は、陰極端子30の陰極側貫通部31に接続されている。第1陰極リードタブ51等と陰極側貫通部31とは、互いに直接接続されていてもよく、リード線等を介して接続されていてもよい。
以上のように、本実施形態の電解コンデンサ1は、ケース10の長さLが、80mm以上120mm以下であり、ケース10の長さLとケース10の直径Dとのアスペクト比が、2.6以上6.0以下となっている。このように、電解コンデンサ1は、ケース10の長さLを長くすることにより、ケース10の直径Dが大きくなることを抑制しつつ、コンデンサ素子60を収容する収容空間Rを大きく確保できる。すなわち、この電解コンデンサ1は、静電容量を確保しつつ、横向きに配置した場合に基板2の素子配置面2aからの突出高さを抑制することができる。また、陽極箔61に第1陽極リードタブ41及び第2陽極リードタブ42が接続され、さらに陰極箔62に第1陰極リードタブ51及び第2陰極リードタブ52が接続されている。これにより、電解コンデンサ1は、陽極箔61及び陰極箔62にそれぞれ1本ずつリードタブが接続されている場合に比べて、複数のリードタブによって電荷の受け渡しを機能的に行うことが可能となり、ESRを低減することができる。以上のように、電解コンデンサ1は、静電容量を確保しつつ基板2の素子配置面2aからの突出高さを抑制した配置が可能であり、ESRの低減が可能となる。
第1陽極リードタブ41は、陽極箔61の第1部位61cに接続され、第2陽極リードタブ42は、陽極箔61の第2部位61dに接続されている。この場合、電解コンデンサ1は、第1陽極リードタブ41及び第2陽極リードタブ42によって陽極箔61の第1部位61c及び第2部位61dからの電荷の受け渡しを機能的に行うことができる。
第1陰極リードタブ51は、陰極箔62の第1部位62cに接続され、第2陰極リードタブ52は、陰極箔62の第2部位62dに接続されている。この場合、電解コンデンサ1は、第1陰極リードタブ51及び第2陰極リードタブ52によって陰極箔62の第1部位62c及び第2部位62dからの電荷の受け渡しを機能的に行うことができる。
第1陽極リードタブ41は、第1部位61cにおける陽極箔61の巻き取り方向の中央位置に接続されている。第2陽極リードタブ42は、第2部位61dにおける陽極箔61の巻き取り方向の中央位置に接続されている。この場合、電解コンデンサ1は、第1陽極リードタブ41によって第1部位61cから機能的な電荷の受け渡しが可能となり、第1陽極リードタブ41によって第2部位61dから機能的な電荷の受け渡しが可能となる。
陽極箔61が巻き取られたときに、第1陽極リードタブ41と第2陽極リードタブ42とが、コンデンサ素子60の径方向において互いに少なくとも一部が重なっている。同様に、第1陰極リードタブ51と第2陰極リードタブ52とが、コンデンサ素子60の径方向において互いに少なくとも一部が重なっている。この場合、電解コンデンサ1では、第1陽極リードタブ41と第2陽極リードタブ42とを容易に接続できる。同要に、電解コンデンサ1では、第1陰極リードタブ51と第2陰極リードタブ52とを容易に接続できる。
第1陽極リードタブ41と陽極箔61との当接領域E41において、巻き取り方向に直交する方向の長さW41は、陽極箔61の幅Wの1/2以上となっている。第2陽極リードタブ42側についても同様に、当接領域E42の長さW42は、陽極箔61の幅Wの1/2以上となっている。ここで、本実施形態の電解コンデンサ1では、ケース10の長さLが長くなっている。すなわち、陽極箔61等の幅Wも長くなる。従って、第1陽極リードタブ41及び第2陽極リードタブ42と陽極箔61とを上記のように接続することで、電解コンデンサ1は、第1陽極リードタブ41及び第2陽極リードタブ42によって陽極箔61の各部位から機能的な電荷の受け渡しとが可能となる。
第1陰極リードタブ51と陰極箔62との当接領域E51において、巻き取り方向に直交する方向の長さW51は、陰極箔62の幅Wの1/2以上となっている。第2陰極リードタブ52側についても同様に、当接領域E52の長さW52は、陰極箔62の幅Wの1/2以上となっている。これにより、電解コンデンサ1は、第1陰極リードタブ51及び第2陰極リードタブ52によって陰極箔62の各部位から機能的な電荷の受け渡しが可能となる。
陽極端子20及び陰極端子30の先端部は、ケース10の径方向外側を向くように屈曲している。これにより、電解コンデンサ1は、横向きに配置された場合に、陽極端子20及び陰極端子30によって基板2に容易に取り付けられ得る。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1陽極リードタブ41は、陽極箔61の第1部位61cに接続されていなくてもよく、第1部位61cの中央位置に接続されていなくてもよい。第2陽極リードタブ42は、陽極箔61の第2部位61dに接続されていなくてもよく、第2部位61dの中央位置に接続されていなくてもよい。第1陰極リードタブ51は、陰極箔62の第1部位62cに接続されていなくてもよく、巻き始め側の端部62aからA/4の位置に接続されていなくてもよい。第2陰極リードタブ52は、陰極箔62の第2部位62dに接続されていなくてもよく、第1陰極リードタブ51からA/2の位置に接続されていなくてもよい。
第1陽極リードタブ41及び第2陽極リードタブ42は、それぞれリボン状に形成されていなくてもよい。第1陰極リードタブ51及び第2陰極リードタブ52は、それぞれリボン状に形成されていなくてもよい。当接領域E41の長さW41が陽極箔61の幅Wの1/2以上となるように第1陽極リードタブ41を陽極箔61に接続したが、この構成でなくてもよい。同様に、当接領域E42の長さW42が、陽極箔61の幅Wの1/2以上でなくてもよい。当接領域E51の長さW51が、陰極箔62の幅Wの1/2以上でなくてもよい。当接領域E52の長さW52が、陰極箔62の幅Wの1/2以上でなくてもよい。
陽極端子20及び陰極端子30の先端部は、ケース10の径方向外側を向いていなくてもよい。電解コンデンサ1は、3本以上の陽極リードタブを備えていてもよく、3本以上の陰極リードタブを備えていてもよい。陽極箔61及び陰極箔62を巻き取る際に、陰極箔62を先に巻き取ったが、この構成に限定されない。
電解コンデンサは、静電容量を確保しつつ基板の素子配置面からの突出高さを抑制した配置が可能であり、ESRの低減が可能となる。
1…電解コンデンサ、20…陽極端子、30…陰極端子、41…第1陽極リードタブ(陽極リードタブ)、42…第2陽極リードタブ(陽極リードタブ)、51…第1陰極リードタブ(陰極リードタブ)、52…第2陰極リードタブ(陰極リードタブ)、60…コンデンサ素子、61…陽極箔、62…陰極箔、63,64…セパレータ、E41,E42,E51,E52…当接領域、R…収容空間。

Claims (6)

  1. 内部に収容空間を有する円柱状のケースと、
    前記収容空間内に収容され、陽極箔と陰極箔とが前記陽極箔及び前記陰極箔間にセパレータを挟んでロール状に巻かれたコンデンサ素子と、
    前記ケースにおける円柱状の軸方向の一方の端部に取り付けられた陽極端子及び陰極端子と、
    一方の端部が前記陽極箔に接続され、他方の端部が前記陽極端子に接続された複数の陽極リードタブと、
    一方の端部が前記陰極箔に接続され、他方の端部が前記陰極端子に接続された複数の陰極リードタブと、
    を備え、
    前記ケースにおける円柱状の軸方向の長さが、80mm以上120mm以下であり、
    前記ケースにおける円柱状の軸方向の長さと前記ケースの外周面の直径とのアスペクト比が、2.6以上6.0以下である、電解コンデンサ。
  2. 前記陽極リードタブは2本備えられ、
    2本の前記陽極リードタブのうち一方の前記陽極リードタブは、前記陽極箔の巻き始め側の端部と前記陽極箔における巻き取り方向の中央位置と間の第1部位に接続され、
    2本の前記陽極リードタブのうち他方の前記陽極リードタブは、前記陽極箔の巻き終わり側の端部と前記陽極箔における巻き取り方向の前記中央位置と間の第2部位に接続される、請求項1に記載の電解コンデンサ。
  3. 前記一方の陽極リードタブは、前記第1部位における前記陽極箔の巻き取り方向の中央位置に接続され、
    前記他方の陽極リードタブは、前記第2部位における前記陽極箔の巻き取り方向の中央位置に接続される、請求項2に記載の電解コンデンサ。
  4. 前記一方の陽極リードタブは、前記第1部位における前記陽極箔の巻き取り方向の中央位置に接続され、
    前記他方の陽極リードタブは、前記第2部位のうち、前記コンデンサ素子の径方向において前記一方の陽極リードタブと少なくとも一部が重なる位置に接続される、請求項2に記載の電解コンデンサ。
  5. 前記陽極リードタブは、リボン状に形成されるとともに、前記陽極箔の巻き取り方向に直交する方向に沿って延在するように配置され、
    前記陽極リードタブの前記一方の端部は、前記陽極箔の一方の面に当接させられることによって前記陽極箔に接続され、
    前記陽極リードタブの前記他方の端部は、前記陽極箔から突出し、
    前記陽極リードタブと前記陽極箔との当接領域における前記陽極箔の巻き取り方向に直交する方向の長さは、前記陽極箔における巻き取り方向に直交する方向の幅の1/2以上である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電解コンデンサ。
  6. 前記陽極端子は、前記陽極リードタブに接続される側に対して反対側の端部が前記ケースの径方向外側を向くように屈曲し、
    前記陰極端子は、前記陰極リードタブに接続される側に対して反対側の端部が前記ケースの径方向外側を向くように屈曲している、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電解コンデンサ。
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