JPWO2019123829A1 - スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

可動接点部材と、可動接点部材と協働する固定接点部と、外部回路に半田付けされる接続端子部と、を有する固定接点部材と、固定接点部材に接合し、第1方向における第1側に開口して可動接点部材が収容される凹形状の収容部を形成し、収容部において固定接点部が露出するとともに、第1方向に交差する第2方向の側面から接続端子部が露出する樹脂部とを含み、樹脂部は、第1方向における第1側とは逆の第2側に、第1表面と、固定接点部材まで至る穴と、第1表面に隣接し穴まわりに形成され第1表面よりも第1側に凹みかつ第1方向に交差する第3方向の外側で開口する溝部と、を有し、溝部の底面は、第3方向の外側かうほど第1表面との第1方向の距離が大きくなる向きで第1表面に対して傾斜する傾斜面を含む、スイッチ装置が開示される。

Description

本開示は、スイッチ装置に関する。
半田付けされる外部接続端子と、電気的な接続状態の切り替えが行われる接点部と、を有する固定接点部材を備え、半田に含まれるフラックスの残留分が外部接続端子から接点部に侵入することを回避する構造を有するスイッチ装置が知られている。
特開2015-008084号公報
ところで、上記の従来技術のようなスイッチ装置では、固定接点が位置しかつ可動接点が収納される収容部は、略密閉された空間となるが、固定接点部材と樹脂部との間に僅かな隙間がある。例えば、隙間は、インサート成形時に固定接点部材を押さえるピンの跡(穴)に生じやすい。このため、リフロー半田を行う際に収容部内の空気が膨張し、その際、固定接点部材と樹脂部の隙間から、一部の空気が外部に抜ける。その後、収容部内の空気は、冷えることで収縮し、その際、同隙間から外部の空気が僅かに収容部に侵入しようとする。このような膨張及び収縮がポンプのような効果を発揮し、固定接点部材と樹脂部の隙間から収容部内へとフラックスを吸上げ、いわゆるフラックス上がりの主要な原因の1つとなっている。フラックス上がりは、接点不良等の不都合を招きうる。
そこで、1つの側面では、本発明は、リフロー半田に伴う収容部内の空気の膨張及び収縮に起因したフラックス上がりを低減することを目的とする。
1つの側面では、可動接点部材と、
前記可動接点部材と協働する固定接点部と、外部回路に半田付けされる接続端子部と、を有する固定接点部材と、
前記固定接点部材に接合し、第1方向における第1側に開口して前記可動接点部材が収容される凹形状の収容部を形成し、前記収容部において前記固定接点部が露出するとともに、前記第1方向に交差する第2方向の側面から前記接続端子部が露出する樹脂部とを含み、
前記樹脂部は、前記第1方向における前記第1側とは逆の第2側に、第1表面と、前記固定接点部材まで至る穴と、前記第1表面に隣接し前記穴まわりに形成され前記第1表面よりも前記第1側に凹みかつ前記第1方向に交差する第3方向の外側で開口する溝部と、を有し、
前記溝部の底面は、開口側に向かうほど前記第1表面との前記第1方向の距離が大きくなる向きで前記第1表面に対して傾斜する傾斜面を含む、スイッチ装置が提供される。
1つの側面では、本発明によれば、リフロー半田に伴う収容部内の空気の膨張及び収縮に起因したフラックス上がりを低減することが可能となる。
一実施例によるスイッチ装置を示す分解斜視図である。 樹脂部と固定接点部材との一体成形品を示す斜視図である。 スイッチ装置の搭載状態の一例を示す断面図である。 固定接点部材20を上側から視た斜視図である。 樹脂部と固定接点部材との一体成形品を下側から視た斜視図である。 樹脂部と固定接点部材との一体成形品を下側から視た平面図である。 スイッチ装置1の反りの説明図である。 反りが無い状態の比較例によるスイッチ装置1Aの一部の断面図である。 反りがある状態の比較例によるスイッチ装置1Aの一部の断面図である。 反りがある状態の本実施例によるスイッチ装置1の断面図である。 他の実施例によるスイッチ装置1Bを下側から示す斜視図である。 第1変形例によるスイッチ装置1Cを下側から示す平面図である。 第2変形例によるスイッチ装置1Dを下側から示す平面図である。 第3変形例によるスイッチ装置1Eを下側から示す平面図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、一実施例によるスイッチ装置1を示す分解斜視図であり、直交する3軸X、Y、Zが定義されている。Z方向(第1方向の一例)は、スイッチ装置1の厚み方向に対応し、以下では、説明上、Z方向の正側を"上側"とする。また、以下では、特に言及しない限り、用語「内側」及び「外側」は、Z方向に視たときのスイッチ装置1の中心Cを基準として用いられる。例えば、内側とは、スイッチ装置1の中心Cに近い側を表す。また、以下では、特に言及しない限り、外部とは、スイッチ装置1の外部を指す。また、側面とは、Z方向に垂直な方向を法線とする側の表面を指す。
図2は、樹脂部30と固定接点部材20との一体成形品を示す斜視図である。図3は、スイッチ装置1の搭載状態の一例を示す断面図である。図3は、スイッチ装置1の中心Cを通るXZ平面に沿った部分的な断面図である。図4は、固定接点部材20を上側から視た斜視図である。図5Aは、樹脂部30と固定接点部材20との一体成形品を下側から視た斜視図であり、図5Bは、樹脂部30と固定接点部材20との一体成形品を下側から視た平面図である。
スイッチ装置1は、図3に示すように、電子機器(図示せず)の基板50上に実装され、基板50上の電気回路(図示せず)に電気的に接続される。電子機器は、任意であるが、例えばスマートフォンのような携帯端末や、車載電子機器等でありうる。
スイッチ装置1は、可動接点部材10と、固定接点部材20と、樹脂部30と、封止部材40とを含む。
可動接点部材10は、導電性のある材料(例えば金属材料)から形成される。可動接点部材10は、弾性を有し、弾性変形することで、可動となる。具体的には、可動接点部材10は、薄板によりドーム状に形成され、反転動作可能とされる。可動接点部材10は、反転動作する際に"操作感(クリック感)"をユーザに与えることができる。尚、図1に示す例では、可動接点部材10は、一例として、3枚の同様のドーム状の形態の薄板を重ね合わせることで形成されている。本実施例では、一例として、可動接点部材10は、スイッチ装置1の中心C付近にドーム状の頂部を有する。
固定接点部材20は、可動接点部材10と協働する固定接点部を有する。固定接点部材20は、基板50上の電気回路の電極(図示せず)に半田付けされる接続端子24を有する。本実施例では、一例として固定接点部材20は、2つの部材からなり、固定接点部は、中央接点部2110及び外周接点部2120とを含み、接続端子24は、第1接続端子2401と第2接続端子2402とを含む。
具体的には、固定接点部材20は、図2及び図4に示すように、中央接点形成部材211と、外周接点形成部材212とを含む。中央接点形成部材211及び外周接点形成部材212は、導電性のある材料(例えば金属材料)から形成される。尚、以下で説明する形態の中央接点形成部材211及び外周接点形成部材212は、それぞれ、板金により形成できる。
中央接点形成部材211は、図2及び図4に示すように、中央接点部2110と、第1接続端子2401とを形成する。中央接点部2110は、可動接点部材10が接離可能な固定接点(以下、区別のため「中央接点」とも称する)を形成する部位である。中央接点部2110は、樹脂部30から上側の表面が露出し、可動接点部材10とZ方向で対向する。本実施例では、スイッチ装置1は、一例として、ノーマルオープン型であり、常態では、可動接点部材10が後述する外周接点部2120と接触しているが、可動接点部材10が中央接点部2110から離れ、中央接点部2110と外周接点部2120とは電気的に接続されていない。すなわちスイッチ装置1がオフとなる。ユーザが可動接点部材10を下方向に押すと、可動接点部材10が中央接点部2110に接触し、可動接点部材10を介して中央接点部2110と外周接点部2120とが電気的に接続されスイッチ装置1がオン(導通)する。
中央接点部2110は、スイッチ装置1の中心C付近に形成される。但し、変形例では、中央接点部2110は、中心Cからオフセットして形成されてもよい。本実施例では、一例として、中央接点部2110は、円形の外形を有し、半円状の2つの凸部2112を有し、2つの凸部2112が形成する円形の外周側には、外周部2111が延在する。凸部2112は、外周部2111の表面よりも上側に凸状であり、可動接点部材10との実質的な接点(中央接点)として機能できる。
第1接続端子2401は、基板50上の外部回路に半田付けされる接続端子部を形成する。本実施例では、一例として、第1接続端子2401は、中央接点部2110よりもY方向の正側で、X方向の両側に形成される。
外周接点形成部材212は、中央接点形成部材211とは直接的には接触せず、可動接点部材10を介してのみ電気的に接続する。具体的には、可動接点部材10が中央接点部2110に接する状態では、外周接点形成部材212は中央接点形成部材211に可動接点部材10を介して電気的に接続する。また、可動接点部材10が中央接点部2110から離れる状態では、外周接点形成部材212は中央接点形成部材211から電気的に切り離される。スイッチ装置1では、かかる2つの状態がオン/オフ信号として、接続端子24を介して電気的に取り出すことができる。
外周接点形成部材212は、図2及び図4に示すように、外周接点部2120と、第2接続端子2402とを形成する。本実施例では、一例として、外周接点部2120は、中央接点部2110のX方向の両側に設けられる。
外周接点部2120は、図2に示すように、樹脂部30から上側の表面が露出する。外周接点部2120の上側の表面上には、可動接点部材10が載置される。外周接点部2120は、可動接点部材10の外周の下縁部とZ方向で当接する。従って、外周接点部2120は、可動接点部材10が常時接触する固定接点(以下、区別のため「外周接点」とも称する)を形成する部位である。本実施例では、一例として、外周接点部2120は、4隅のそれぞれに凸部2122を有し、凸部2122は、ベース部2121の表面よりも上側に凸状であり、可動接点部材10との実質的な接点(外周接点)として機能できる。
第2接続端子2402は、基板50上の外部回路に半田付けされる接続端子部を形成する。本実施例では、一例として、第2接続端子2402は、中央接点部2110よりもY方向の負側で、X方向の両側に形成される。
樹脂部30は、スイッチ装置1のケース(ハウジング)を形成する。樹脂部30は、固定接点部材20をインサート部品として金型に樹脂を注入することで、固定接点部材20と一体成形品として形成される。即ち、樹脂部30と固定接点部材20とは、互いに接合する一体成形品である。樹脂部30は、中央接点形成部材211と外周接点形成部材212の間の電気的な絶縁を保ちつつ、中央接点形成部材211と外周接点形成部材212とを一体化する。尚、樹脂部30は、中央接点形成部材211と外周接点形成部材212の間の電気的な絶縁を確保するが、上述のように、可動接点部材10が下方に押されたときの中央接点形成部材211と外周接点形成部材212の間の導通は可能である。
樹脂部30は、図2に示すように、X方向(第2方向の一例)の両側の側面から第1接続端子2401及び第2接続端子2402が露出し、かつ、中央接点部2110及び外周接点部2120が上側の表面から露出する態様で、固定接点部材20と接合する。
樹脂部30は、図2及び図3に示すように、上側(第1側の一例)に開口して可動接点部材10が収容される凹形状の収容部70を形成する。収容部70において、中央接点部2110及び外周接点部2120が上側の表面(収容部70の底面)から露出する。
樹脂部30は、図5A及び図5Bに示すように、下側(基板50と対向する側)に、第1表面31と、第2表面32と、穴80、81、82と、溝部90とを含む。
第1表面31は、図3に示すように、スイッチ装置1の実装状態で、基板50に当接する表面である。第1表面31は、XY平面内に延在する。
第2表面32は、第1表面31と平行である。即ち、第2表面32は、XY平面内に延在する。第2表面32は、図3、図5A及び図5Bに示すように、第1表面31よりも上側にオフセットする。即ち、第2表面32は、第1表面31よりも固定接点部材20とのZ方向の距離が短い。第1表面31と第2表面32との間のZ方向のオフセット量は、任意であり(例えば固定接点部材20の板厚程度であり)、変形例では、0であってもよい。
第2表面32の下側表面は、図5Aに示すように、接続端子24(第1接続端子2401及び第2接続端子2402)の下側表面と面一である。従って、第2表面32の下側表面には、フラックス(後述)が拡がり易い。第1表面31が第2表面32に対してZ方向でオフセットすることで、第2表面32から第1表面31へとフラックス(後述)が至る可能性を低減できる。尚、フラックスは、リフロー半田の際の高温下で半田から生じる液状の物質であり、半田に含まれる物質である。フラックスは、接続端子24で行う半田付けに起因して接続端子24に係る半田から生じる。
穴80、81、82は、インサート成形時に固定接点部材20を押さえるピンの跡として形成される。従って、穴80、81、82は、樹脂部30の収容部70まで延在する。即ち、穴80、81、82は、固定接点部材20まで至る。例えば、穴80は、外周接点形成部材212まで至る。
溝部90は、第1表面31との間で段差を形成することで、穴80を介したフラックス上がり(後述)を抑制する機能を有する。即ち、溝部90の底面が第1表面31に対してZ方向でオフセットすることで、第2表面32から第1表面31を介して溝部90の底面へとフラックス(後述)が至る可能性を低減できる。以下、溝部90の機能を、「フラックス上がり抑制機能」とも称する。溝部90は、図5A及び図5Bに示すように、第1表面31に隣接する。溝部90は、穴80まわりに形成される。溝部90は、第1表面31よりも上側に凹む。即ち、溝部90の底面は、第1表面31よりも上側に形成される。溝部90は、図3、図5A及び図5Bに示すように、X方向(第3方向の一例であり、本実施例では、第2方向と同じ)外側で開口する。
溝部90の底面は、溝部90によるフラックス上がり抑制機能を高めるために、傾斜面(テーパ面)92を含む。傾斜面92を有することで、後述するように、スイッチ装置1の全体に反りが生じた場合でも、溝部90によるフラックス上がり抑制機能を確保できる。傾斜面92は、開口側(即ちX方向の外側)に向かうほど第1表面31(基板50)とのZ方向の距離が大きくなる向きで第1表面31に対して傾斜する。即ち、傾斜面92は、X方向内側の端部(図3の位置P1参照)での基板50との隙間が、X方向外側の端部(図3の位置P2参照)での基板50との隙間よりも小さい。
本実施例では、一例として、溝部90は、傾斜面92に加えて、非傾斜面91を備える。非傾斜面91は、傾斜面92のX方向内側端部に連続する。非傾斜面91は、第1表面31に平行である。即ち、非傾斜面91は、XY平面内に延在する。非傾斜面91は、Z方向で第1表面31と第2表面32の間の位置する。非傾斜面91を備えることで、溝部全体が一定厚み(例えば傾斜面92のX方向外側端部での板厚)の薄肉で形成される場合に比べて、溝部90に起因した樹脂部30の剛性低下(強度不足)を低減できる。
本実施例では、一例として、非傾斜面91と傾斜面92との間の境界線は、X方向で、穴80のX方向外側の端部位置に設定される。境界線は、Y方向に直線状に延在する。但し、後述のように、変形例では、境界線はX方向で、穴80のX方向外側の端部位置以外の位置に設定されてもよいし、Y方向に非直線状に延在してもよい。
封止部材40は、フィルム状の部材であり、図3に示すように、樹脂部30の上側で収容部70を塞ぐ。例えば、封止部材40は、樹脂部30にレーザ溶着されるが、他の方法で接合されてもよい。封止部材40は、収容部70の上側を密閉する。これにより、スイッチ装置1の薄型を保ちつつ、中央接点部2110と可動接点部材10の接触位置、及び、外周接点部2120と可動接点部材10の接触位置に異物が入らなくなり、電気的接続がより安定化する。尚、封止部材40は、図1に示すように、プロジェクション42が設けられる部位を中心としてその周囲が若干上方に突状に膨らむ形態であってよい。
次に、図6乃至図9を参照して、本実施例による効果について説明する。尚、図6乃至図9は、効果の説明図であるため、前出の図とは異なり、より簡易的な模式図の形態である。
図6は、スイッチ装置1の反りの説明図であり、反り状態のスイッチ装置1を模式的に示す側面図である。図7及び図8は、比較例によるスイッチ装置1Aの一部の断面図であり、図7は、反りが無い状態を示し、図8は、反りが生じた状態を示す。図9は、本実施例によるスイッチ装置1の断面図であり、反りが生じた状態を示す。
図6に示すように、スイッチ装置1は、インサート成形時に固定接点部材20を押さえるピン(図示せず)の影響で、反りが生じやすい。反りのモードは、多様でありうるが、一般的に、スイッチ装置1は、中心Cが上側になる態様で反る傾向がある。このため、スイッチ装置1は、反りに起因して、図6に示すように、樹脂部30の側部が基板50と近づきやすくなる。
ところで、電子機器の製造工程において、スイッチ装置1を基板50上に実装する際に、リフロー半田が行われる。リフロー半田では、封止部材40によって封止された収容部70内の空気が収容部70の容積以上に膨張する。その際、収容部70内に納まりきれなくなった空気の一部が固定接点部材20と樹脂部30の間に存在する僅かな隙間から外部に抜ける。その後、収容部70内の空気は、冷えることで収縮し、その際、外部の空気が収容部70に侵入しようとする。このような膨張及び収縮がポンプのような効果(ポンプ作用)を発揮する。また、固定接点部材20と樹脂部30の間の隙間は、実際に半田付けが行われる接続端子24が露出する根元部に繋がっており、リフロー半田が行われた直後においては、接続端子24には流動性がある状態でフラックスが残存している。従って、収容部70の気密性が高い場合は、固定接点部材20と樹脂部30の隙間から収容部70内へとフラックスを吸上げ、いわゆるフラックス上がりの主要な原因の1つとなりうる。
特に、穴80からは固定接点部材20が露出するため、穴80を介したフラックスを吸上げが問題となり得る。
ここで、比較例によるスイッチ装置1Aは、本実施例によるスイッチ装置1に対して、樹脂部30が樹脂部30Aで置換されている点が異なり、樹脂部30Aは、樹脂部30に対して、溝部90が溝部90Aで置換され、溝部90Aは、溝部90に対して、傾斜面92を有していない点が異なる。
反りが無い場合、比較例においても、図7に示すように、スイッチ装置1Aの側部において樹脂部30A(溝部90Aの底面)と基板50との隙間Δ1が十分あり、溝部90Aの底面へと、基板50と樹脂部30Aの間のフラックス900が至り難い。
他方、反りが生じた場合、比較例においては、図8に示すように、スイッチ装置1Aの側部において樹脂部30A(溝部90Aの底面)と基板50との隙間Δ1が小さくなり(図8では略0)、溝部90Aの底面へと、基板50上のフラックス900が至り易くなる。また、矢印R1で模式的に示すように、外部の空気が収容部70に侵入する際は、空気がスイッチ装置1の側部の外側ではなく、スイッチ装置1の中心側から侵入し易くなる。このため、かかる空気の侵入に伴う上述のポンプ作用によって、溝部90Aの底面へと、基板50と樹脂部30Aの間のフラックス900が至り易くなる。この結果、外周接点形成部材212の上側表面にフラックス901が至る可能性が高くなる。
これに対して、本実施例によれば、図9に示すように、溝部90が傾斜面92を有することで、反りが生じた場合でも、スイッチ装置1の側部において樹脂部30(溝部90Aの底面)と基板50との隙間Δ1が確保し易くなる。この結果、比較例で生じる不都合を低減できる。即ち、溝部90Aの底面へと、基板50上のフラックス900が至り難くなる。また、矢印R2で模式的に示すように、外部の空気が収容部70に侵入する際は、空気がスイッチ装置1の側部の外側から侵入し易くなる。このため、かかる空気の侵入に伴う上述のポンプ作用によっても、溝部90の底面へと、基板50と樹脂部30の間のフラックス900が至り難くなる。この結果、本実施例によれば、スイッチ装置1に反りが生じた場合でも、フラックス上がりが生じる可能性を低減できる。
尚、本実施例では、穴81(図5A参照)に対しては溝部が形成されないが、穴81に対しても溝部90と同様の溝部が形成されてもよい。この場合、穴81に係る溝部は、Y方向外側で開口し、穴81に係る溝部の傾斜面は、開口側(即ちY方向外側)に向かうほど第1表面31(基板50)とのZ方向の距離が大きくなる向きで第1表面31に対して傾斜する。
例えば、図10に示すスイッチ装置1Bでは、樹脂部30Bは、下側(基板50と対向する側)に、第1表面31Bと、第1表面31Bよりも上側にオフセットして接続端子24Bの下側表面と面一の第2表面32Bと、穴80Bまわりに溝部90Bとを含む。この場合、溝部90Bは、Y方向(第3方向の一例であり、この場合、第2方向に垂直な方向)外側で開口し、穴80Bに係る溝部90Bの傾斜面92Bは、開口側(即ちY方向外側)に向かうほど第1表面31B(基板50)とのZ方向の距離が大きくなる向きで第1表面31Bに対して傾斜する。
次に、図11以降を参照して、上述した実施例によるスイッチ装置1に係る溝部90に対する変形例について説明する。尚、以下で説明する変形例では、溝部90以外の構成については、上述した実施例と同様であってよく、図11以降においては、上述した実施例と同一の構成要素については同一の参照符号が付されている。
図11は、第1変形例によるスイッチ装置1Cを下側から示す平面図である。スイッチ装置1Cの樹脂部30Cの溝部90Cは、傾斜面92Cが溝部90CのY方向の全体にわたって形成されるのではなく、溝部90CのY方向の一部に対してのみ形成される。このようにして、傾斜面92CのY方向の形成範囲は、溝部90Cの一部であってもよい。尚、第1変形例では、非傾斜面91Cは、傾斜面92CをY方向両側から挟む態様で溝部90CのX方向外側端部まで延在する。第1変形例の場合も、傾斜面92Cの範囲が少なくなる点で不利となるが、上述した実施例と実質的に同様の効果を得ることができる。
尚、第1変形例では、傾斜面92Cは溝部90CにおけるY方向の中央部に形成されているが、傾斜面92Cは溝部90CにおけるY方向の一方の端部側に形成されてもよい。
図12は、第2変形例によるスイッチ装置1Dを下側から示す平面図である。スイッチ装置1Dの樹脂部30Dの溝部90Dは、傾斜面92Dと非傾斜面91Dとの間の境界線が穴80のX方向外側端部よりも外側に設定される。第2変形例の場合も、傾斜面92Dの範囲が少なくなる点(反りが生じた場合に穴80がスイッチ装置1Dの側部の外側と連通しなくなる可能性が若干高くなる点)で不利となるが、上述した実施例と実質的に同様の効果を得ることができる。
図13は、第3変形例によるスイッチ装置1Eを下側から示す平面図である。スイッチ装置1Eの樹脂部30Eの溝部90Eは、傾斜面92Eと非傾斜面91Eとの間の境界線が穴80のX方向内側端部に設定される。第3変形例の場合も、上述した実施例と実質的に同様の効果を得ることができる。
尚、第3変形例では、傾斜面92Eと非傾斜面91Eとの間の境界線は穴80のX方向内側端部に設定されるが、傾斜面92Eと非傾斜面91Eとの間の境界線は穴80のX方向内側端部よりもX方向内側に設定されてもよい。また、非傾斜面91Eが形成されない態様であってもよい。即ち、溝部90Eの底面の全体が傾斜面92Eにより形成されてもよい。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例(第1変形例等も同様)では、傾斜面92は平面であるが、曲面を含む態様で形成されてもよい。また、溝部90の底面自体が曲面を含む態様で形成されてもよい。
本出願は2017年12月22日に出願した日本国特許出願第2017−246735号に基づくものであり、その全内容は参照することによりここに組み込まれる。
1、1B〜1E スイッチ装置
10 可動接点部材
20 固定接点部材
24 接続端子
24B 接続端子
30、30A〜30E 樹脂部
31、31B 第1表面
32、32B 第2表面
40 封止部材
42 プロジェクション
50 基板
70 収容部
80、80B 穴
81 穴
82 穴
90、90C〜90E 溝部
91、91C〜91E 非傾斜面
92、92B〜92E 傾斜面
211 中央接点形成部材
212 外周接点形成部材
900 フラックス
901 フラックス
2110 中央接点部
2111 外周部
2112 凸部
2120 外周接点部
2121 ベース部
2122 凸部
2401 第1接続端子
2402 第2接続端子

Claims (4)

  1. 可動接点部材と、
    前記可動接点部材と協働する固定接点部と、外部回路に半田付けされる接続端子部と、を有する固定接点部材と、
    前記固定接点部材に接合し、第1方向における第1側に開口して前記可動接点部材が収容される凹形状の収容部を形成し、前記収容部において前記固定接点部が露出するとともに、前記第1方向に交差する第2方向の側面から前記接続端子部が露出する樹脂部とを含み、
    前記樹脂部は、前記第1方向における前記第1側とは逆の第2側に、第1表面と、前記固定接点部材まで至る穴と、前記第1表面に隣接し前記穴まわりに形成され前記第1表面よりも前記第1側に凹みかつ前記第1方向に交差する第3方向の外側で開口する溝部と、を有し、
    前記溝部の底面は、前記第3方向の外側に向かうほど前記第1表面との前記第1方向の距離が大きくなる向きで前記第1表面に対して傾斜する傾斜面を含む、スイッチ装置。
  2. 前記溝部の底面は、前記第1表面に平行な非傾斜面を更に含み、
    前記傾斜面と前記非傾斜面との間の境界線は、前記第3方向で前記穴の範囲内に位置する、請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 前記樹脂部は、前記第1方向における前記第2側に、前記第1表面に平行でかつ前記第1表面よりも前記固定接点部材との前記第1方向の距離が短い第2表面を更に有し、
    前記溝部の底面は、前記第2表面よりも前記固定接点部材との前記第1方向の距離が長く、
    前記接続端子部における前記第1方向の前記第2側の表面は、前記第2表面と面一である、請求項2に記載のスイッチ装置。
  4. 前記第2方向は、前記第3方向と同じである又は前記第3方向に垂直である、請求項2又は3に記載のスイッチ装置。
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