JPWO2019106847A1 - カメラ撮影画像を用いる位置情報システム、及びそれに用いるカメラ付き情報機器 - Google Patents

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Abstract

従来、カメラ撮影画像を用いて位置検出を行うには、位置情報システムの構築として大掛かりなものとなっていた。それを解決するために、本発明は、カメラ付き情報機器のカメラによる撮影画像を用いる位置情報システムであって、屋内施設内の物体をマークオブジェクトとして、該マークオブジェクトの画像データと設置データからなるデータセットのマークオブジェクトDBを作成し、保持する施設マップサービス装置を有し、カメラ付き情報機器は、ユーザが撮影するカメラ画像から物体抽出を行い、抽出した物体をマークオブジェクトDBの画像データと照合してマークオブジェクトを特定する。さらに、特定した複数個のマークオブジェクトの位置データからカメラ付き情報機器の位置を検知し、検知した位置情報を表示する。

Description

本発明は、カメラ撮影画像を用いる位置情報システム、及びそれに用いるカメラ付き情報機器に関する。特に、空港、駅、スタジアム、ショッピングモールなど複数のサービス施設、店舗、レストラン、イベント会場などを備える複合施設において用いるのに好適な位置情報システムに関する。
CPU(Central Processing Unit)とメモリ等で構成する情報機器に、無線ネットワーク、カメラ、ディスプレイ、位置センサ等を一体化した情報機器が広く利用されている。具体的には、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)であり、地図データを無線ネットワークでダウンロードし、ディスプレイに表示した地図上に位置センサで得る現在位置を重畳表示させることができる。
位置センサとしては、GPS(Global Positioning System)センサが用いられる。GPSセンサは、GPS衛星から送信される電波を受信して、受信端末の位置を求める。一方、GPS衛星からの電波は、屋内施設内で受信が不安定になる場合があり、補助的にモバイル基地局やIEEE802.11規格の無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントからの推定距離を用いる場合もある。しかし、モバイル基地局や無線LANのアクセスポイントを利用する場合でも、所詮位置計測を主目的とはしない電波での計測であり、周囲環境の影響により、その精度はせいぜい10m〜200m程度であるとされている。
このため屋内施設である複合施設において、個別のサービス施設や店舗等を検索するために現在位置を把握するといった用途には不向きで、各複合施設が提供する印刷物であるガイドマップに頼らざるを得ない。
一方、カメラの撮影画像を用いて現在位置を検知する方法が、特許文献1で開示されている。特許文献1で開示されている第一の方法では、住所が記載されている街区情報をカメラで撮影し、現在位置を把握する。この方法を屋内施設に適用するには、街区情報に相当する標識を新たに設置することが必要であり、高い精度を得るには、標識を多数設置する必要があるという課題がある。
特許文献1で開示する第二の方法は、各地点からの風景画像をデータベースとして保持し、カメラの撮影画像とデータベースの風景画像とを照合し、現在位置を把握する。この方法によれば、風景画像のデータベースを作成し、保持する必要があるが、高い精度を得るためには、膨大なデータベースとなってしまうという課題がある。
特開2004−226170号公報
前記特許文献1では、街区情報に相当する標識を新たに設置する、もしくは膨大な風景画像のデータベースを作成し、保持する必要があり、位置情報システムの構築は、大掛かりなものとなる。
本発明は、上記の点を鑑みてなされたものであり、その目的は、屋内施設において、新たな標識を設置することなく、さらに莫大な風景データベースを必要としない、カメラ撮影画像を用いる位置情報システム、及びカメラ付き情報機器を提供することにある。
本発明は、上記背景技術及び課題に鑑み、その一例を挙げるならば、カメラ付き情報機器のカメラによる撮影画像を用いる位置情報システムであって、屋内施設内の物体をマークオブジェクトとして、マークオブジェクトの画像データと設置データからなるデータセットのデータベースを保持し、データベースの一部、もしくは全部をカメラ付き情報機器に送信する手段とを備えた施設マップサービス装置を有し、カメラ付き情報機器は、カメラで撮影するカメラ画像から有意の大きさを持つ物体を抽出して、データベースの画像データと比較してカメラ画像に写っているマークオブジェクトを特定する手段と、カメラ画像に写っている複数のマークオブジェクトを組み合わせて用いカメラ付き情報機器の現在位置とカメラの方向を検知する手段とを備える。
本発明によれば、新たに標識等を屋内施設内に設置する必要がなく、また膨大なデータベースを必要としないカメラ撮影画像を用いる位置情報システム、及び該システムに用いるカメラ付き情報機器を提供することができる。
実施例1におけるカメラ撮影画像を用いる位置情報システムの概要を示す図である。 実施例1における施設マップサービス装置のブロック図である。 実施例1におけるカメラ付き情報機器のブロック図である。 実施例1におけるマークオブジェクトデータベースである。 実施例1におけるカメラ撮影画像である。 実施例1における2つのマークオブジェクトから位置及び方向を検出する方法の説明図である。 実施例1における3つのマークオブジェクトから位置及び方向を検出する方法の説明図である。 実施例1における2つのマークオブジェクトから位置及び方向を検出する他の方法の説明図である。 実施例1におけるカメラ撮影画像を用いる位置情報システムのカメラ付き情報機器の処理フロー図である。 実施例2におけるカメラ付き情報機器のカメラの変形例である。 実施例3における施設マップサービス装置のブロック図である。 実施例3におけるカメラ付き情報機器のブロック図である。 実施例4における複合施設の印刷ガイドマップである。 実施例4おけるガイドマップデータベースである。 実施例4におけるカメラ撮影画像を用いる位置情報システムの処理フロー図である。 実施例4におけるカメラ付き情報機器に現在位置を表示する例である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
図1は、本実施例におけるカメラ撮影画像を用いる位置情報システムの概要を示す図である。図1において、1は施設マップサービス装置、2はネットワーク、3は屋内施設である複合施設、4はアクセスポイント、311、312、313は、それぞれ複合施設3の1階〜3階のフロア、321〜330は、屋内施設内の目印となる特徴的な物体であるマークオブジェクトである。具体的には、サービス施設の案内標識、店舗等の店名、ロゴが表示されている看板あるいはパネル、ウインドウに飾った商品等である。さらに、5はカメラ付き情報機器、6はユーザである。
マークオブジェクト321〜330において、321、326は店舗のロゴのパネルであり、322、327は店舗のショーウィンドウに展示されている商品、323、325、329は施設サービスのピクトグラムのパネル、328、330は店舗の看板等であり、324は施設設備である(図1では、防犯カメラを例としてあげている)。これらの物体の実体の大きさと配置されている位置データを組み合わせたデータセットでマークオブジェクトデータベースを構成する(以降データベースをDB(Data Base)と称する)。なお、図1では、図示の混雑を避けるため、図中の全てのマークオブジェクトを採番しているものではなく、さらには、図示したマークオブジェクトは、実際の複合施設3に存在するものの一例に過ぎない。
図1において、3階フロア311にいるユーザ6は、カメラ付き情報機器5を保持し、カメラ付き情報機器5に内蔵するカメラで、複合施設3内を撮影し、カメラ撮影画像を用いてマークオブジェクトDBと照合し現在位置を検知する。
また、カメラ付き情報機器5に内蔵する無線ネットワーク機能で、施設マップサービス装置1のサービスの提供を受け、例えば、複合施設のガイドマップをダウンロードして、カメラ付き情報機器5に内蔵するディスプレイに表示する。該ディスプレイには、検知した現在位置情報に対応したポインタ等を重畳表示させ、ユーザ6は複合施設3内のどこにいるのかを知ることができる。
図2は、本実施例における施設マップサービス装置1のブロック図である。図2において、施設マップサービス装置1は、施設マップサービスサーバ10と外部ストレージ11で構成され、施設マップサービスサーバ10は、ネットワークIF(Interface)101、CPU102、RAM103、内部ストレージ104、外部ストレージIF106から成る。さらに、内部ストレージ104は、施設マップサービスプログラム105を保持し、該施設マップサービスプログラム105は、RAM103に展開され、CPU102で実行される。
また、外部ストレージ11には、施設マップDB12とマークオブジェクトDB13を保持する。該施設マップDB12とマークオブジェクトDB13の一部は、必要に応じて施設マップサービスプログラム105から読み出され、ネットワークIF101を介して、前記カメラ付情報機器5へダウンロードされる。
図3は、本実施例におけるカメラ付き情報機器5のブロック図である。図3において、カメラ付き情報機器5は、カメラ501、GPSセンサ502、ジャイロセンサ503、加速度センサ504、方位センサ505、ビデオプロセッサ506、グラフィックプロセッサ507、タッチパネル付ディスプレイ508、マイク・スピーカ509、モバイル通信IF510、無線LANIF511、CPU512、RAM513、FROM(Flash ROM)514、EXTIF(外部IF)521、外部端子522より構成される。モバイル通信IF510は、4Gに代表されるモバイル通信用のインタフェースであり、無線LANIF511は、前記IEEE802.11規格の無線LAN用インタフェースである。この2つのインタフェースは、用途や通信環境に適した1つが選択され、外部のアクセスポイント4、ネットワーク2を介して、施設マップサービス装置1から、施設マップDB12とマークオブジェクトDB13のダウンロード等のサービスの提供を受ける。
さらに、FROM514は、プログラムとして、施設マップサービスアプリ515、その下位階層にカメラ連携プロセス516、マークオブジェクト抽出プロセス517、位置・方向検出プロセス518、マップ情報連携プロセス519、及びダウンロードDB520を含む。これらのプログラムは、RAM513に展開され、CPU512で実行される。
施設マップサービスアプリ515では、はじめに対象とする複合施設に関する施設マップDB12とマークオブジェクトDB13をダウンロードし、ダウンロードDB520に格納する。カメラ連携プロセス516は、カメラ501で撮影を行い、カメラ撮影画像を取り込む。マークオブジェクト抽出プロセス517は、該カメラ撮影画像からマークオブジェクトである可能性のある物体(有意の大きさを持つ塊)を抽出し、ダウンロードDB520に格納しているマークオブジェクトDBの画像データと照合し、カメラ撮影画像に映っているマークオブジェクトを特定する。
該特定したマークオブジェクトを複数個用い、位置・方向検出プロセス518では、カメラ付き情報機器5の現在位置、及びカメラを向けている方向を検出する。検出する方法については、図5〜図7にて後述する。
マップ情報連携プロセス519は、ダウンロードDB520に格納している施設マップDBを読み出し、地図データをタッチパネル付ディスプレイ508のディスプレイ部に表示させる。さらに、検出した現在位置、及びカメラの方向をポインタ等のグラフィックデータとして、地図データに重畳する。
図4は、本実施例におけるマークオブジェクトDB13である。なお、データベースとしては図示した形式にとらわれるものでなく、同等の機能を有するものであればいかなる形式のものであっても良い。
図4において、マークオブジェクトDB13は、施設名131と施設内の基準点132のデータを参照データとして含み、133に示す項目に対応して、マークオブジェクトのデータが記載されている。
図4では、No.0001からNo.0012のマークオブジェクトを例として記載しているが、これに限るものでない。No.0001は、図1のマークオブジェクト329であり、マークオブジェクト329の、画像データ、実体サイズ、N(北)−S(南)軸での位置、E(東)−W(西)軸での位置、H(高さ)の位置データ、がひとつのマークオブジェクトを構成する。画像データは、例えばビットマップデータや、JPEGデータである。実体が商品のような立体的なものである場合には、複数の方向から写した画像データを記載しても良い。実体サイズはマークオブジェクトの実体の大きさを示すデータであり、m(メートル)をユニットとして、H(縦)×W(横)で記している。N−S軸での位置、E−W軸での位置、Hの位置データは、前記基準点132からの相対位置を、m(メートル)をユニットとして記している。
マークオブジェクト325、324、321は、施設名131の複合施設3に複数個存在するマークオブジェクトである。画像データやサイズデータは共通であっても、取り付け位置が異なるため、存在する数の分、位置データがある。
図5は、本実施例におけるカメラ撮影画像である。カメラ撮影画像は、前記タッチパネル付ディスプレイ508に表示する。図5において、背景は本実施例に係るものではないため省略している。カメラ撮影画像内には、マークオブジェクト324、323、322、321が撮影されている。
マークオブジェクトの画像データは、複合施設3内の複数個所で使われている場合があり、ひとつのマークオブジェクトを照合するだけでは、カメラ付き情報機器5の現在位置を特定できない。このため本実施例では、複数個のマークオブジェクトの組み合わせで現在位置の特定を行う。図5に示した例では、マークオブジェクト324、323、322、321が撮影されており、図1に示した複合施設3において、3階フロア311で、エレベータの右側に位置し、左方向を撮影した画像であることがわかる。カメラで撮影した画像は、複数枚撮影して、変化があったものはマークオブジェクトから除く処理や、所定の高さより低い位置に撮影されたマークオブジェクトを除く処理などを加えることで、抽出の精度を向上させることが可能となる。また、現在位置を複数回検出した結果から、正しく位置検出したマークオブジェクトを記憶しておき、優先的にそのマークオブジェクトを使用するようにすると、検出精度を向上させることが出来る。
なお、カメラ付き情報機器5の方向については、後述する図6や図7の方法で求める前に、カメラ撮影時のカメラ付き情報機器5の方位センサ505を用い、図5のカメラ撮影画像の現在位置の特定をするのに方位情報を用いてもよい。
図6は、本実施例におけるマークオブジェクトから現在位置、及びカメラの方向を検出する方法の説明図である。図6では、2つのマークオブジェクト、MO1、MO2を用いる。マークオブジェクトMO1の中心は、例えばカメラ撮影画像の中心を原点とする座標位置(X1、Y1)にあり、撮影された大きさは面積でS1(=H1×W1)である。マークオブジェクトMO2についても同様、図中に中心座標位置、大きさを記している。
マークオブジェクトMO1(331)の実体の大きさは、マークオブジェクトDBの実体サイズの項目から導出される。これをSO1とすると、面積SO1の物体が、既知であるカメラ倍率から面積S1で撮影される条件として、カメラ付き情報機器5とマークオブジェクトMO1の距離r1が算出できる。カメラ付き情報機器5とマークオブジェクトMO1の距離r1である地点は1点ではなく、集合として曲面Q1となる。
同様に、カメラ付き情報機器5とマークオブジェクトMO2の距離がr2である曲面Q2が求められる。曲面Q1とQ2が交差する線がカメラ付き情報機器5の位置の候補である。該線上の地点で、カメラ撮影画像内で、マークオブジェクトMO1とMO2の距離がL12となる地点Aを探索することにより、カメラ付き情報機器5の位置Aを決定することができる。
また、カメラ付き情報機器5のカメラの向きに関しては、現在位置Aからカメラ撮影画像の原点を向いたベクトルvとして決定する。
図7は、本実施例における3つのマークオブジェクトから現在位置、及びカメラの方向を検出する方法の説明図である。図7では、図6に対して、マークオブジェクトMO3が追加されている。マークオブジェクトMO3に対しても、前述のマークオブジェクトMO1、MO2と同様に、実体の面積とカメラで撮影した画像の面積S3との対比により距離r3を求め、さらに距離r3から曲面Q3を求める。曲面Q1、Q2と曲面Q3の交差する点をカメラ付き情報機器5の位置Aとして求めることができる。
また、カメラ付き情報機器5のカメラの向きに関しては、図6と同様、現在位置Aからカメラ撮影画像の原点を向いたベクトルvとして決定する。
図6および図7の方法によれば、設置位置が既知のマークオブジェクトからカメラ付き情報機器5の距離、方向を知ることができるため、カメラ付き情報機器5の位置を精度よく検知できる。
図8は、図6および図7に記した方法とは異なる処理でカメラ付き情報機器5の位置を検知する一例である。図8において、カメラ撮影画像からマークオブジェクトMO4とマークオブジェクトMO5が抽出されたとする。そして、カメラ付き情報機器5に搭載されたカメラ501は、どのようなレンズが装着されているか、どのようなフォーカス設定で撮影したかは、カメラ付き情報機器が把握することが出来る。すなわち、画角がわかるため撮影された画像内の対象物の角度がわかる。そのため、カメラ501によって撮影された画像において、画像のどの位置に映った対象物がカメラ付き情報機器に対してどの方向にあるかは、カメラ付き情報機器5が検知することが可能である。
図8では、カメラ撮影画像からマークオブジェクトMO4とマークオブジェクトMO5の角度がθ12であると検知できる。また、カメラ付き情報機器5の方位センサにより、カメラが撮影した画像の方向を知ることができる。そのため、2つのマークオブジェクトの角度とその方位から、カメラ付き情報機器5の位置を求めることが出来る。ここで、方位センサの方位ではなく、3つ以上のマークオブジェクトを用いて位置を求めても構わないし、方位センサの方位と複数のマークオブジェクトの角度の組合せにより、位置を求めても構わない。なお、カメラ501の設定と、撮影された画像の対象物の位置の関係は、カメラ付き情報機器5のメモリ(図示しない)に記憶しておいても構わない。
図9は、本実施例におけるカメラ撮影画像を用いる位置情報システムのカメラ付き情報機器5の処理フロー図である。図9において、カメラ付き情報機器5は、複合施設3の外にあるときには、施設マップサービスアプリ515は停止しており、GPSセンサ502よって、現在位置が把握されている。この状態で、GPSセンサ502が複合施設3に来たことを検知すると(S10)、施設マップサービスアプリ515を起動する(S11)。なお、施設マップサービスアプリ515は、手動で行っても良い。
起動されると、施設マップサービスアプリ515は、施設マップサービス装置1の施設マップDB12、マークオブジェクトDB13(図中ではマークオブジェクトをMOと記載している)から、複合施設3に対応するデータをダウンロードする(S12)。
次に、カメラ501で複合施設3内の周辺の撮影を行い(S13)、カメラ撮影画像の中から、有意の大きさの物体を検知し(S14)、検知した物体をダウンロードDB520にダウンロードしたマークオブジェクトDBの画像データと照合し、所定の誤差範囲で一致した物体をマークオブジェクトとして認識する(S15)。
認識されたマークオブジェクトは、図5〜図8で説明した方法によって、カメラ付き情報機器5とマークオブジェクトの距離により現在位置、及びカメラの方向を求める(S16)。
S16で求められた現在位置が複合施設内であるかを確認する(S17)。確認は、GPSによる測位結果を併用しても良い。現在位置が複合施設外であれば、施設マップサービスアプリ515を終了する(S18)。
現在位置が複合施設内であれば、ダウンロードDB520にダウンロードした施設マップDBから施設ガイドマップの地図データをカメラ付き情報機器のディスプレイ508に表示する(S19)。さらに、S16で求めた現在位置とカメラの方向を表すポインタ等のグラフィックデータを、施設ガイドマップに重畳表示する(S20)。
カメラ付き情報機器5の移動軌跡を表示する場合(S21のYes)には、前回検知した位置情報から、前記加速度センサ504、方位センサ505等で移動軌跡を保持しておき、現在位置までの移動軌跡も重畳表示する(S22)。
S21のNoもしくはS22からは、再び位置検知を行う前の待機状態として、S13の前に戻る。
以上、本実施例によれば、カメラ付き情報機器5で撮影するカメラ画像を用いて、既知の位置データを持つマークオブジェクトからの距離、方向を検知することにより、精度の良い位置検知が可能となる。また、マークオブジェクトとしては、既設の標識、看板等の応用が可能であり、位置検知のための専用物を設置する必要がないという利点がある。
本実施例は、カメラ付き情報機器のカメラの形態について説明する。
図10は、本実施例におけるカメラ付き情報機器のカメラの変形例である。図10(a)は、カメラ付き情報機器5の外部端子522に外部カメラ51を接続して、カメラ撮影を行う。外部カメラ51は広角撮影が可能なカメラで、マークオブジェクトを捉えるのに好適である。360°周囲を撮影可能なカメラも外部カメラ51として使用可能である。
図10(b)は、OUTカメラ501bとINカメラ501aの2つのカメラを備えるカメラ付き情報機器5を用いる。OUTカメラ501bとINカメラ501aは、180°異なる方向を向いて備えられており、両方のカメラからの撮影画像を用いることにより、マークオブジェクトの広い範囲での捕捉を可能とする。
図10(c)は、2つのカメラで同じ被写体を撮影し、2つのカメラの視差によって被写体とカメラとの距離測定が可能なステレオカメラ501cを備えるカメラ付き情報機器5を用いる。マークオブジェクトの距離を精度高く測定可能となる。
以上、本実施例によれば、マークオブジェクトの捕捉が容易になり、また、マークオブジェクトからの距離の測定精度が向上するなどの効果がある。
本実施例は、位置情報の検出に係るプロセスを、カメラ付き情報機器5ではなく、施設マップサービス装置1で実行する例について説明する。
図11は、本実施例における施設マップサービス装置のブロック図である。図11において、図2と同じ機能については同一の符号を付し、その説明は省略する。図11において図2と異なる点は、施設マップサービスプログラム105の下位層に、カメラ画像受信プロセス107、マークオブジェクト抽出プロセス108、位置・方向検出プロセス109、位置情報送信プロセス110、マップ情報送信プロセス111を有する点である。
図11において、カメラ画像受信プロセス107では、後述する図12のカメラ付き情報機器5が撮影するカメラ画像を受信する。受信したカメラ画像から、マークオブジェクト抽出プロセス108は、有意の物体を抽出し、マークオブジェクトDB11と照合して、マークオブジェクトを抽出する。位置・方向検出プロセス109は、抽出したマークオブジェクトを用い、前記図5〜図8で説明した検知方法で、カメラ付き情報機器5の位置、及びカメラの向きを検出する。検出したカメラ付き情報機器5の位置、及びカメラの向きは、位置情報送信プロセス110で、カメラ付き情報機器5に送信する。さらに、検出したカメラ付き情報機器5の位置の周辺のマップデータを、施設マップDB12からマップ情報送信プロセス111で、カメラ付き情報機器5に送信する。
図12は、本実施例におけるカメラ付き情報機器のブロック図である。図12において、図3と同じ機能については同一の符号を付し、その説明は省略する。図12において図3と異なる点は、施設マップサービスアプリ515の下位層に、カメラ画像送信プロセス523、位置情報受信プロセス524、マップ情報連携プロセス525、マップ情報ダウンロードDB526を有する点である。
ユーザ6は、現在位置を検出しようとすると、カメラ501で周辺を撮影し、カメラ画像をカメラ画像送信プロセス523で、施設マップサービス装置1に送信する。また、位置情報受信プロセス524では、前記施設マップサービス装置1で検出した位置情報を受信する。さらに、マップ情報ダウンロードDB526は、検出したカメラ付き情報機器5の位置の周辺のマップデータとして、施設マップDB12の一部をダウンロードして保持し、該マップデータと現在位置情報をマップ情報連携プロセス525で重畳表示処理して、タッチパネル付ディスプレイ508に表示させる。
以上説明したように、本実施例においても、実施例1と同様の効果がある。さらに、施設マップサービス装置1で、位置検出に係る処理プロセスを担っているので、カメラ付き情報機器5の処理負荷を軽減させ、消費電力を抑えたいという要求に対して好適なカメラ付き情報機器を提供できる。
本実施例では、施設マップの地図データとして、施設ガイドマップ等の印刷物をカメラ付き情報機器5で撮影して得る画像を用いる点について説明する。
図13は、本実施例における複合施設のガイドマップ(以下印刷ガイドマップと記す)である。印刷ガイドマップ7は、例えば複合施設3のインフォメーションコーナで配布されているものである。図13において、70aは、印刷ガイドマップ7のフロア図の左上のかど、70bは、印刷ガイドマップ7のフロア図の右下のかどを示すフロア参照点であり、71は二次元型バーコードのQRコード(登録商標)である。QRコード71には、施設マップサービス装置1の接続情報である、施設マップサービス装置1のURIへのアクセス方法が記してある。
一般に、ユーザ6は、印刷ガイドマップ7を見て、印刷ガイドマップ7に書かれている店舗名と視認する周辺の店舗の看板等とを対比させて、自分の現在位置を類推しながら、目的地への移動を行う。これに対して、本実施例では、印刷ガイドマップをカメラで撮影するとともに、QRコード71が示す施設マップサービス装置1にアクセスする。施設マップサービス装置1には、前述のマークオブジェクトDB13のほか、下記するガイドマップDB14を保持している。
図14は、本実施例におけるガイドマップDB14である。本実施例においては、前述の図2の施設マップサービス装置1で、施設マップDB12とガイドマップDB14を置換して用いられる。なお、データベースとしては図示した形式にとらわれるものでなく、同等の機能を有するものであればいかなる形式のものであっても良い。
図14において、ガイドマップDB14は、施設名141、基準点142を参照データとして含み、143の項目の内、印刷ガイドマップ7の左上のかど70a、及び、印刷ガイドマップ7の右下のかど70b、のフロア参照点の実際の位置データが、基準点からの差として記載されている。施設名141、基準点142はマークオブジェクトDB13の施設名131、基準点132と同じであり、同じ複合施設3のDBであることを示している。
図15に、本実施例におけるカメラ付き情報機器5の処理フローを示す。図15において、図9と同じ機能については同一の符号を付し、その説明は省略する。また、本実施例に用いられるカメラ付き情報機器5は、基本的に図3に示したカメラ付き情報機器5と同一であるが、マップ情報連携プロセス519、ダウンロードDB520の処理内容が若干異なる。
図15の処理フローにて、S11で施設マップサービスアプリ515を起動し、ガイドマップ(印刷物)7をカメラ50で撮影し(S31)、撮影画像に含まれるQRコード71に記載の施設マップサービスアプリ1にアクセスし(S32)、関連するマークオブジェクトDB13をダウンロードし、ダウンロードDB520に保存する(S33)。以降、S13からS16は、図9と同じなので、その説明は省略する。なお、ガイドマップ(印刷物)7をカメラ50で撮影したときにマークオブジェクトの配置情報を抽出し、マークオブジェクトDB13をダウンロードする代わりとしてもよい。
S34において、S16で求められた現在位置がマップ内であるかを確認する。確認は、GPSによる測位結果を併用しても良い。現在位置がマップ外であれば、施設マップサービスアプリ515は終了する(S18)。
現在位置がマップ内であれば、カメラ付き情報機器5で撮影し、ディスプレイ508に表示しているガイドマップ(印刷物)7のフロア参照点70a、70bを読み取り、表示の参照位置を決める(S35)。以降、S20からS22は、図9と同じなので、その説明は省略する。
図16は、本実施例におけるカメラ付き情報機器に現在位置を表示する例である。図16において、5はカメラ付き情報機器、508はタッチパネル付ディスプレイ、7aはカメラで撮影されている印刷ガイドマップ、70c、70dは、同様カメラで撮影されている印刷ガイドマップの参照点である。また71aはカメラで撮影されているQRコードである。
図16は、S20で、現在位置とカメラの方向を表すポインタ等のグラフィックデータをディスプレイ508の画面上の印刷ガイドマップ7aに重畳表示した例を示しており、ここで、印刷ガイドマップ7aは、カメラで撮影を継続していて、ディスプレイに表示している画像である。図16においては、現在位置、及びカメラの方向を示すポインタ72が、AR(Argument Reality)のように、重畳表示される。
なお、本実施例では、印刷ガイドマップ7のフロア図の左上のかど70a、印刷ガイドマップ7のフロア図の右下のかど70bは、二次元型バーコードのQRコード71により、マークオブジェクトDB13をダウンロードして用いる例により示したが、マークオブジェクトの配置関係を取り込む方法はこれに限定されず、例えば、印刷ガイドマップをスキャンして、看板の文字やマークを抽出し、それらの相対的な配置関係を求めることによっても、同様の処理が可能となる。
以上、本実施例よれば、カメラ付き情報機器5で撮影するカメラ画像を用いて、既知の位置データを持つマークオブジェクトからの距離、方向を検知することにより、精度の良い位置検知が可能となる。また、マークオブジェクトとしては、既設の標識、看板等の応用が可能であり、位置検知のための専用物を設置する必要がない。さらに、施設マップDBを必要とせず、ガイドマップ(印刷物)をカメラで撮影した画像を地図データと同等に扱うことができ、システムの構築がさらに簡易化される。もちろん、ガイドマップは印刷物に限定されることはなく、施設に設置されたフロアマップをカメラで撮影したものでも同様の操作が可能である。
以上、実施例について説明したが、本発明はこれらに限るものでなく、例えば、ある実施例の構成の一部を他の実施例に置き換えることが可能である。また、ある実施例の構成に、他の実施例の構成を加えることも可能である。これらは全て本発明の範疇に属するものである。さらに、文中や図中に現れる数値やメッセージ等もあくまで一例であり、異なるものを用いても本発明の効果を損なうものではない。
また、発明の機能等は、それらの一部または全部を、ハードウェアで実装してもよいし、ソフトウェアで実装してもよい。また、ハードウェアとソフトウェアを併用しても良い。
1:施設マップサービス装置、2:ネットワーク、3:複合施設、4:アクセスポイント、5、カメラ付き情報機器、6:ユーザ、7:印刷ガイドマップ、321〜330:マークオブジェクト、10:施設マップサービスサーバ、12:施設マップDB、13:マークオブジェクトDB、70a、70b:フロア参照点、71:QRコード、14;ガイドマップDB、72:ポインタ、105:施設マップサービスプログラム、107:カメラ画像受信プロセス、108:マークオブジェクト抽出プロセス、109:位置・方向検出プロセス、110:位置情報送信プロセス、111:マップ情報送信プロセス、501:カメラ、502:GPSセンサ、505:方位センサ508:タッチパネル付ディスプレイ、510:モバイル通信IF、511:無線LANIF、512:CPU、513:RAM、515:FROM、516:カメラ連携プロセス、517:マークオブジェクト抽出プロセス、518:位置・方向検出プロセス、519:マップ情報連携プロセス、520:ダウンロードDB、521:EXTIF、522:外部端子、523:カメラ画像送信プロセス、524:位置情報受信プロセス、525:マップ情報連携プロセス、526:マップ情報ダウンロードDB
また、外部ストレージ11には、施設マップDB12とマークオブジェクトDB13を保持する。該施設マップDB12とマークオブジェクトDB13の一部は、必要に応じて施設マップサービスプログラム105から読み出され、ネットワークIF101を介して、前記カメラ付情報機器5へダウンロードされる。
現在位置が複合施設内であれば、ダウンロードDB520にダウンロードした施設マップDBから施設ガイドマップの地図データをカメラ付き情報機器のタッチパネル付ディスプレイ508に表示する(S19)。さらに、S16で求めた現在位置とカメラの方向を表すポインタ等のグラフィックデータを、施設ガイドマップに重畳表示する(S20)。
図11において、カメラ画像受信プロセス107では、後述する図12のカメラ付き情報機器5が撮影するカメラ画像を受信する。受信したカメラ画像から、マークオブジェクト抽出プロセス108は、有意の物体を抽出し、マークオブジェクトDB13と照合して、マークオブジェクトを抽出する。位置・方向検出プロセス109は、抽出したマークオブジェクトを用い、前記図5〜図8で説明した検知方法で、カメラ付き情報機器5の位置、及びカメラの向きを検出する。検出したカメラ付き情報機器5の位置、及びカメラの向きは、位置情報送信プロセス110で、カメラ付き情報機器5に送信する。さらに、検出したカメラ付き情報機器5の位置の周辺のマップデータを、施設マップDB12からマップ情報送信プロセス111で、カメラ付き情報機器5に送信する。
図15の処理フローにて、S11で施設マップサービスアプリ515を起動し、印刷ガイドマップ7をカメラ50で撮影し(S31)、撮影画像に含まれるQRコード71に記載の施設マップサービス装置1にアクセスし(S32)、関連するマークオブジェクトDB13をダウンロードし、ダウンロードDB520に保存する(S33)。以降、S13からS16は、図9と同じなので、その説明は省略する。なお、印刷ガイドマップ7をカメラ50で撮影したときにマークオブジェクトの配置情報を抽出し、マークオブジェクトDB13をダウンロードする代わりとしてもよい。
現在位置がマップ内であれば、カメラ付き情報機器5で撮影し、ディスプレイ508に表示している印刷ガイドマップ7のフロア参照点70a、70bを読み取り、表示の参照位置を決める(S35)。以降、S20からS22は、図9と同じなので、その説明は省略する。
以上、本実施例よれば、カメラ付き情報機器5で撮影するカメラ画像を用いて、既知の位置データを持つマークオブジェクトからの距離、方向を検知することにより、精度の良い位置検知が可能となる。また、マークオブジェクトとしては、既設の標識、看板等の応用が可能であり、位置検知のための専用物を設置する必要がない。さらに、施設マップDBを必要とせず、印刷ガイドマップをカメラで撮影した画像を地図データと同等に扱うことができ、システムの構築がさらに簡易化される。もちろん、ガイドマップは印刷物に限定されることはなく、施設に設置されたフロアマップをカメラで撮影したものでも同様の操作が可能である。
1:施設マップサービス装置、2:ネットワーク、3:複合施設、4:アクセスポイント、5、カメラ付き情報機器、6:ユーザ、7:印刷ガイドマップ、321〜330:マークオブジェクト、10:施設マップサービスサーバ、12:施設マップDB、13:マークオブジェクトDB、70a、70b:フロア参照点、71:QRコード、14;ガイドマップDB、72:ポインタ、105:施設マップサービスプログラム、107:カメラ画像受信プロセス、108:マークオブジェクト抽出プロセス、109:位置・方向検出プロセス、110:位置情報送信プロセス、111:マップ情報送信プロセス、501:カメラ、502:GPSセンサ、505:方位センサ508:タッチパネル付ディスプレイ、510:モバイル通信IF、511:無線LANIF、512:CPU、513:RAM、514:FROM、516:カメラ連携プロセス、517:マークオブジェクト抽出プロセス、518:位置・方向検出プロセス、519:マップ情報連携プロセス、520:ダウンロードDB、521:EXTIF、522:外部端子、523:カメラ画像送信プロセス、524:位置情報受信プロセス、525:マップ情報連携プロセス、526:マップ情報ダウンロードDB

Claims (12)

  1. カメラ付き情報機器のカメラによる撮影画像を用いる位置情報システムであって、
    屋内施設内の物体をマークオブジェクトとして、該マークオブジェクトの画像データと設置データからなるデータセットのデータベースを保持し、該データベースの一部、もしくは全部を前記カメラ付き情報機器に送信する手段とを備えた施設マップサービス装置を有し、
    前記カメラ付き情報機器は、前記カメラで撮影するカメラ画像から有意の大きさを持つ物体を抽出して、前記データベースの画像データと比較して、前記カメラ画像に写っているマークオブジェクトを特定する手段と、前記カメラ画像に写っている複数のマークオブジェクトを組み合わせて用い前記カメラ付き情報機器の現在位置と前記カメラの方向を検知する手段とを備えることを特徴とする位置情報システム。
  2. 請求項1に記載の位置情報システムであって、
    前記屋内施設は、サービス施設、店舗などを有する複合施設であって、
    前記マークオブジェクトは、前記複合施設において、サービス施設の案内標識、施設設備、店舗の名前やロゴを表したパネル、展示されている商品であることを特徴とする位置情報システム。
  3. 請求項1または2に記載の位置情報システムであって、
    前記施設マップサービス装置は、前記屋内施設内の地図データのデータベースを保持し、該データベースの一部、もしくは全部を前記カメラ付き情報機器に送信する手段を備え、
    前記カメラ付き情報機器は、前記屋内施設内の地図データと、前記検知したカメラ付き情報機器の現在位置と前記カメラの方向を表すグラフィックスデータを重畳表示する手段とを備えることを特徴とする位置情報システム。
  4. 請求項3に記載の位置情報システムであって、
    前記施設マップサービス装置は、前記地図データ内の位置の参照点のデータベースを保持する手段と、該データベースの一部、もしくは全部をカメラ付き情報機器に送信する手段とを備え、
    前記カメラ付き情報機器は、前記屋内施設内の地図を撮影して、前記検知したカメラ付き情報機器の現在位置と前記カメラの方向を表すグラフィックスデータを、撮影している地図に重畳表示する手段とを備えることを特徴とする位置情報システム。
  5. 請求項1または2に記載の位置情報システムであって、
    前記カメラ付き情報機器の現在位置と前記カメラの方向を検知する手段は、前記カメラ画像に写っているマークオブジェクトの実体と前記カメラ付き情報機器との距離を求める手段を含むことを特徴とする位置情報システム。
  6. 請求項5に記載の位置情報システムであって、
    前記カメラ画像に写っているマークオブジェクトの実体と前記カメラ付き情報機器との距離を求める手段は、前記カメラ画像内のマークオブジェクトの大きさと、該マークオブジェクトの実体の大きさとの比率を用いて計算するものであること特徴とする位置情報システム。
  7. カメラ付き情報機器であって、
    CPUと、プログラムを実行するメモリと、ネットワーク接続手段と、カメラと、ディスプレイと、さらにプログラムを格納するメモリを備え、
    該プログラムを格納するメモリは、ネットワーク接続手段を介し、屋内施設内の物体をマークオブジェクトとして該マークオブジェクトの画像データと設置データからなるデータセットのデータベースをダウンロードするプロセスと、前記カメラを撮影制御するプロセスと、前記カメラで撮影する画像から有意の大きさを持つ物体を抽出して、前記マークオブジェクトの画像データと比較して、カメラ画像に写っているマークオブジェクトを特定するプロセスと、該カメラ画像内の複数のマークオブジェクトを組み合わせて用いカメラ付き情報機器の現在位置と前記カメラの方向を検知するプロセスと、地図データと検知したカメラ付き情報機器の現在位置と前記カメラの方向を表すグラフィックスデータを重畳表示するプロセスと、を有するプログラムを格納することを特徴とするカメラ付き情報機器。
  8. カメラ付き情報機器であって、
    CPUと、プログラムを実行するメモリ、ネットワーク接続手段と、カメラと、ディスプレイと、さらにプログラムを格納するメモリを備え、
    該プログラムを格納するメモリは、ネットワーク手段制御を介してカメラ撮影する画像を送信するプロセスと、カメラ付き情報機器の位置情報を受信するプロセスと、前記位置情報の周辺の地図データを受信するプロセスと、該地図データと前記受信したカメラ付き情報機器の現在位置を重畳表示するプロセスと、を有するプログラムを格納することを特徴とするカメラ付き情報機器。
  9. 請求項7に記載のカメラ付き情報機器であって、
    前記地図データは、前記カメラで撮影する地図データであって、
    該地図データは、位置の参照点マークとネットワーク手段で接続する施設マップサービスの接続情報を含むマークとを含むことを特徴とするカメラ付き情報機器。
  10. 請求項7または8に記載のカメラ付き情報機器であって、
    外部接続端子を備え、該外部接続端子に広角カメラを接続して用いることを特徴とするカメラ付き情報機器。
  11. 請求項7に記載のカメラ付き情報機器であって、
    複数個のカメラを備え、該複数個のカメラの撮影画像から前記マークオブジェクトを特定することを特徴とするカメラ付き情報機器。
  12. 請求項7または8に記載のカメラ付き情報機器であって、
    カメラ撮影している被写体とカメラとの距離測定可能なカメラを備え、該カメラで測定する距離を用いて、カメラ付き情報機器の現在位置とカメラの方向を検知することを特徴とするカメラ付き情報機器。
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