JPWO2019093233A1 - タッチセンサ - Google Patents

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桂舟 村岡
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健二 柴田
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Abstract

タッチセンサは、1またはそれ以上の基板のいずれかに配置される送信電極と、受信電極と、グランド電極と、前記1またはそれ以上の基板の第1の方向に配置されるフローティング電極と、を備える。第1の方向に見て、前記フローティング電極は、前記グランド電極と、前記送信電極と、前記受信電極と重なるように配置されている。第1の方向または第1の方向と反対の方向からの押圧により、前記フローティング電極と前記グランド電極との距離が小さくなる。

Description

本開示はタッチセンサに関する。
従来から、タッチ操作および押圧操作が可能なタッチセンサに関して、例えば特許文献1に示されるものが知られている。
特許文献1には、基板と、基板上に形成されかつ互いに間隔をあけて配置された第1電極および第2電極と、基板の上方に配置されたディスプレイモジュールと、ディスプレイモジュール上に配置されたパネルと、ディスプレイモジュールとパネルとの間に形成されたスペーサ層と、を備えたタッチセンサが開示されている。ディスプレイモジュールは、パネルに対する押圧力を受けて厚みが小さくなるように撓み変形可能となっている。また、ディスプレイモジュールは、第1電極および第2電極にそれぞれ対向するように配置された基準電位層を有している。この基準電位層は予めグランド電位に設定されている。
特開2017−76421号公報
本開示の一態様のタッチセンサは、1またはそれ以上の基板と、前記1またはそれ以上の基板のいずれかに配置され、電界を放射できる送信電極と、前記1またはそれ以上の基板のいずれかに配置され、前記送信電極と間隔をあけて配置され、前記送信電極からの電界を受信できる受信電極と、前記1またはそれ以上の基板のいずれかに配置されるグランド電極と、前記1またはそれ以上の基板の第1の方向に配置されるフローティング電極と、を備える。前記第1の方向に見て、前記フローティング電極は、前記グランド電極の少なくとも一部と、前記送信電極の少なくとも一部と、前記受信電極の少なくとも一部と重なるように配置され、前記フローティング電極、前記送信電極、前記受信電極、および前記グランド電極は、互いに電気的に独立しており、前記第1の方向または前記第1の方向と反対の方向からの押圧により、前記フローティング電極と前記グランド電極との距離が小さくなる。
この構成によるとタッチセンサ内での電気的な接続状態を簡素化することができる。
図1は、実施の形態1に係るタッチセンサの全体斜視図である。 図2は、実施の形態1に係るタッチセンサの構成を示す分解斜視図である。 図3は、図1のIII−III線の断面図である。 図4は、図3に示すタッチセンサに押圧力が作用したときの状態を示す図である。 図5は、送信電極、受信電極、およびグランド電極とフローティング電極との重なり状態を平面的に示す模式図である。 図6Aは、送信電極、受信電極、およびグランド電極とフローティング電極との重なり状態を平面的に示す模式図である。 図6Bは、送信電極、受信電極、およびグランド電極とフローティング電極との重なり状態を平面的に示す模式図である。 図7は、実施の形態2に係るタッチセンサの構成を示す断面図である。 図8Aは、実施の形態3に係るタッチセンサの構成を示す分解斜視図である。 図8Bは、実施の形態4に係るタッチセンサの構成を示す分解斜視図である。 図9は、実施の形態5に係るタッチセンサの構成を示す分解斜視図である。 図10Aは、実施の形態5に係るタッチセンサの構成を示す断面図である。 図10Bは、図10Aに示すタッチセンサが押圧された状態を示す断面図である。 図11は、実施の形態5に係る基材とバネの位置関係を示す上面図である。 図12Aは、実施の形態5に係るバネの斜視図である。 図12Bは、実施の形態5に係るバネの上面図である。 図12Cは、実施の形態5に係るバネの側面図である。
上述した従来のタッチセンサでは、押圧力を受けたときにディスプレイモジュールおよびスペーサ層により、基準電位層と第1電極との間隔および基準電位層と第2電極との間隔が小さくなる。このとき、基準電位層に静電容量が吸収される結果、第1電極と第2電極との間の相互静電容量が減少する。この相互静電容量の減少量を、受信側となる電極が取得して押圧操作による圧力の大きさを算出している。
しかしながら、従来のタッチセンサでは、予め基準電位層をグランド電位に設定しておかなければならない。すなわち、基準電位層を、タッチセンサ内においてグランド電位に設定するための電気的な接続状態を予め形成しなければならない。このため、タッチセンサ内での電気的な接続状態が複雑になってしまう恐れがある。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態の説明は、例示に過ぎず、本開示、本開示の適用物、および本開示の用途を制限することを意図するものではない。
また、本開示では、「上」、「下」、「上方」、「下方」等の方向を示す用語を用いて説明するが、これらは相対的な位置関係を示しているだけであり、それにより本開示が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るタッチセンサ1の全体を示している。タッチセンサ1は、タッチ操作および押圧操作が可能なセンサ型入力装置である。タッチセンサ1は、例えば液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ等の表示装置が組み込まれた種々の機器(例えばカーナビゲーション等の車載装置、パーソナルコンピュータのディスプレイ機器、携帯電話、携帯情報端末、携帯型ゲーム機、コピー機、券売機、現金自動預け払い機など)に対する入力装置として用いられる。
以下の説明において、X方向を図1に示すタッチセンサ1の左から右に向かう方向、Y方向を図1に示すタッチセンサ1の手前側から奥側に向かう方向、Z方向を図1に示すタッチセンサ1の上から下に向かう方向として定めるものとする。なお、このような位置関係は、タッチセンサ1またはタッチセンサ1が組み込まれた機器における実際の方向とは無関係である。
図1に示すように、タッチセンサ1は、光透過性を有するカバー部材2を備えている。カバー部材2は、ガラスまたは樹脂を含む。カバー部材2は、例えば長方形の板状に形成され、後述する第3基板13の上面に積層配置されている(図2,図3参照)。カバー部材2の下面外周には、印刷等により黒色等の暗色で略額縁状の窓枠部3が形成されている。窓枠部3で囲まれた内部の矩形領域には、透光可能な操作面4が形成されている。操作面4は、主にタッチセンサ1のタッチ操作に伴い使用者の手指などが接触する側の面として構成されている。
タッチセンサ1は、フレキシブル配線板5を有する。フレキシブル配線板5は、柔軟性を有しかつ変形状態でもその電気的特性が変化しないように構成されている。フレキシブル配線板5は、例えばポリイミド(PI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の可撓性を有する絶縁フィルムを含む。
図2および図3に示すように、タッチセンサ1は、第1基板11、第2基板12、および第3基板13を有する。
第1基板11は、例えばポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルホン、PMMA(アクリル)、COP(シクロオレフィンポリマー)等のような光透過性を有する樹脂材や、ガラスを含む。第1基板11は、長方形に形成され、例えば約1〜3mmの厚みを有している。また、第1基板11は、第1面R1と、第1面R1の反対側に位置する第2面R2とを有している。
第2基板12は、上面が第1基板11の第2面R2と対向するように第1基板11の下方に配置されている。また、第3基板13は、下面が第1面R1と対向するように第1基板11に積層配置されている。第2基板12および第3基板13の各々は、第1基板11と同様の樹脂材やガラスを含み、第1基板11と同様の形状および厚みを有している。さらに、第3基板13の下側には、液晶ディスプレイ(LCD)19が配置されている。
第1基板11の第1面R1には、タッチ操作を可能とするためのセンサ部(図示せず)が設けられている。また、センサ部には、フレキシブル配線板5を介して外部回路(図示せず)と電気的に接続するための基板配線(図示せず)が設けられている。
図2および図3に示すように、第1基板11には、送信電極21および受信電極22が設けられている。送信電極21および受信電極22は、第1面R1上の隅角部付近に配設されている。なお、図2から図5では、送信電極21および受信電極22を強調して示すために、送信電極21および受信電極22に対してドットによるハッチングを付している。
送信電極21は、図示しない駆動回路に接続され、この駆動回路により周囲に電界を放射するように構成されている。送信電極21は、第1基板11の第1面R1上に積層配置され、後述するグランド電極23の位置よりも第1基板11における第1面R1の周縁部に近い位置に配置されている。送信電極21の材料としては、例えば酸化インジウム錫や酸化錫など金属酸化物を含む透明電極、銅や銀や金などの金属電極、金属を細線化や黒化することにより見えにくくした金属電極などが用いられる。また、送信電極21は、略T字状に形成されているが、この形状に限られず、種々の形状にすることが可能である。例えば、送信電極21は、櫛形であってもよい。
受信電極22は、送信電極21から放射された電界を受信するように構成されている。受信電極22は、送信電極21と同様の材料からなり、略C字状に形成されている。また、受信電極22は、第1基板11の第1面R1上に積層配置され、送信電極21と間隔をあけて対向するように配置されている。具体的に、受信電極22は、C字状の開口部分が送信電極21の凸状部分と向き合った状態となるように配置されている。なお、受信電極22の形状としては、略C字状に限られず、種々の形状にすることが可能である。例えば受信電極22は、櫛形であってもよい。送信電極21および受信電極22のそれぞれが櫛形の場合、互いに凸部と凹部が向き合った状態に配置することができる。
なお、本実施の形態では、送信電極21および受信電極22が同じ基板(ここでは第1基板11)に配置されているが、必ずしも同じ基板に配置する必要はなく、異なる基板に配置されてもよい。また、基板の上面(ここでは第1基板11の第1面R1)に配置されているが、基板の下面(例えば第2面R2)に配置してもよい。
第1基板11の第1面R1上には、グランド電位に設定されたグランド電極23が積層配置されている。グランド電極23は、例えば送信電極21と同様の材料からなり、長辺がY方向に沿って延びる略長方形状に形成されている。また、グランド電極23は、送信電極21および受信電極22と間隔をあけて配置されている。図2では、グランド電極23が受信電極22と間隔をあけて隣り合っている。なお、図面において、送信電極21、受信電極22、グランド電極23を強調して示すために、送信電極21、受信電極22、グランド電極23に対してドットによるハッチングを付している。
送信電極21、受信電極22、およびグランド電極23のそれぞれには、外部回路(図示せず)と電気的に接続するための対応する引き回し配線24a、24b、および24cが設けられる。引き回し配線24a〜24cは、第1基板11の第1面R1上に形成されている。引き回し配線24aの一端は送信電極21に電気的に接続され、引き回し配線24aの他端はフレキシブル配線板5に電気的に接続されている。引き回し配線24bの一端は受信電極22に電気的に接続され、引き回し配線24bの他端はフレキシブル配線板5に電気的に接続されている。引き回し配線24cの一端はグランド電極23に電気的に接続され、引き回し配線24cの他端はフレキシブル配線板5に電気的に接続されている。
図2および図3に示すように、送信電極21、受信電極22、およびグランド電極23の下方には、フローティング電極25が配設されている。フローティング電極25は、送信電極21、受信電極22、およびグランド電極23の各々と電気的に独立しており、外部回路(図示せず)にも電気的に接続されていない。フローティング電極25の材料としては、例えば銅箔テープ、金属製の薄板材などが好ましい。
[フローティング電極25の詳細]
ここでフローティング電極25の詳細について、図2、図3および図5を参照しながら説明する。
図5は、上方から見た送信電極21、受信電極22、およびグランド電極23とフローティング電極25との重なり状態を平面的に示す模式図である。
図2および図3に示すように、フローティング電極25は、第2基板12の上面に積層配置され、長辺がY方向に沿って延びる略長方形状に形成されている。
図5に示すように、上方に見て、グランド電極23の全部は、フローティング電極25と重なっている。フローティング電極25の周縁部を図5に破線で示す。また、上方から見て(Z方向に見て)、送信電極21の全部および受信電極の全部は、フローティング電極25と重なっている。上方から見て(Z方向に見て)、フローティング電極25は、送信電極21および受信電極22ならびにグランド電極23の全てと重なるような大きさに形成されている。つまり、フローティング電極25は、Z方向に見て第1基板11と弾性部材15とを介して送信電極21および受信電極22とグランド電極23の全部と向き合っている。
フローティング電極25は、X方向の長さ(幅寸法)がグランド電極23におけるX方向の長さ(幅寸法)よりも大きくなるように形成されているのが好ましい。さらに、フローティング電極25は、X方向の両側部がグランド電極23におけるX方向の両側部よりも外側に位置するように形成されているのがより好ましい。
[遮蔽電極26の詳細]
次に、遮蔽電極26について、図2、図3を参照しながら説明する。
図2および図3に示すように、第3基板13の上面には、グランド電位に設定された遮蔽電極26が形成されている。遮蔽電極26は、送信電極21と同様の材料からなり、長辺がY方向に沿って延びる略長方形状に形成されている。遮蔽電極26は、Z方向に見て第3基板13を介して送信電極21および受信電極22と重なる位置に配置されている。また、遮蔽電極26には、外部回路(図示せず)と電気的に接続するための引き回し配線24dが設けられている。タッチセンサ1に接触した使用者の手指が送信電極21と受信電極22との間に生じる静電容量に影響しないようにするために、遮蔽電極26は形成されている。
[弾性部材15の詳細]
次に、弾性部材15について、図2〜図4を参照しながら説明する。
図4に示すように、弾性部材15は、タッチセンサ1が押圧操作されたときの第1基板11に向かう押圧力F(Z方向の力)を受けて厚みが小さくなることにより送信電極21、受信電極22、およびグランド電極23の各々がフローティング電極25に接近する。
図2に示すように、弾性部材15は、長方形の平板状に形成されている。弾性部材15は、その厚みが第1基板11の厚み(すなわち、第1面R1と第2面R2との距離)よりも大きくなるように形成されているのが好ましい。また、上方から見て、フローティング電極25は弾性部材15の外縁よりも内側に配置されるように形成されている。
弾性部材15は、第2基板12の上面に配置されている。すなわち、弾性部材15は、第1基板11の第2面R2と第2基板12の上面との間に配置されている。つまり、弾性部材15はグランド電極23とフローティング電極25との間に配置されている。この配置により、グランド電極23は、弾性部材15を介してフローティング電極25と向かい合うように配置されている。ここで、弾性部材15の材料としては、例えば弾性率が比較的高い光学透明両面シート(OCA)、ゴム製の薄板材などが好ましい。
[タッチセンサ1の押圧操作]
次に、タッチセンサ1が押圧操作されたときの各構成の動作を説明する。
図4に示すように、使用者がタッチセンサ1を上側から押圧操作すると(すなわち、使用者の手指がカバー部材2の上面を押圧すると)、Z方向(第1の方向)に向かう押圧力F(第1の方向の力)により弾性部材15は厚みが小さくなるように弾性変形する。なお、本開示では押圧力Fは第1の方向の力として説明するが、第1の方向と逆の方向(図4では下側から上側に向かう方向)であっても同様の変化をする。
具体的に、弾性部材15は、厚みが寸法d1(図3参照)から寸法d2(図4参照)となるように弾性変形する。すなわち、弾性部材15は、押圧力Fを受けるとZ方向に向かって圧縮された状態となる。
押圧力Fにより弾性部材15が圧縮された状態になると、送信電極21、受信電極22、およびグランド電極23の各々とフローティング電極25とが互いに接近するようになる。グランド電極23がフローティング電極25に接近していくと、グランド電極23とフローティング電極25との電位差が小さくなる。すなわち、フローティング電極25の電位がグランド電位に近づくようになる。
一方、送信電極21および受信電極22がフローティング電極25に接近していくと、グランド電位に近づくフローティング電極25の電位との関係により送信電極21から放射される電界が変化する。すなわち、弾性部材15における圧縮変形の前後において、送信電極21と受信電極22との間における静電容量が変化する。この静電容量の変化を受信電極22が受信して、タッチセンサ1と電気的に接続された制御回路(図示せず)が操作面4に対する押圧操作の状態を判定する。
[実施の形態の作用効果]
以上のように、タッチセンサ1では、フローティング電極25が送信電極21、受信電極22、およびグランド電極23の各々と電気的に独立していることから、タッチセンサ1内でフローティング電極25をグランド電位に設定するための電気的な接続状態を形成しなくてもよい。これにより、タッチセンサ1内での電気的な接続状態を簡素化することができる。
そして、タッチセンサ1は、押圧操作の押圧力Fによりグランド電極23とフローティング電極25との間隔が小さくなるように構成されている。このため、押圧力Fによりグランド電極23がフローティング電極25に接近するにつれてフローティング電極25がグランド電位に近づくようになる。一方、送信電極21および受信電極22がフローティング電極25に接近するにつれて送信電極21と受信電極22との間における静電容量が変化するようになる。その結果、図示しない制御部をタッチセンサ1に組み合わせた構成において、該制御部により押圧操作に伴う感圧検知を行うことが可能となる。さらに、例えば押圧力Fが比較的弱い場合であっても、フローティング電極25の電位がグランド電位に近づくにつれて送信電極21と受信電極22との間における静電容量の変化が生じやすくなり、押圧力Fの圧力値を上記制御部により正確に検知することも可能となる。
また、弾性部材15は、グランド電極23とフローティング電極25との間に配置され、グランド電極23が弾性部材15を介してフローティング電極25と向かい合っている。このため、弾性部材15が押圧力Fを受けてZ方向(第1の方向)に向かって圧縮されると、グランド電極23がフローティング電極25に向かって接近していくようになる。弾性部材15の作用により、フローティング電極25を適切にグランド電位に近づけることができる。
また、弾性部材15は、第1基板11の第2面R2と、第2面R2と対向する第2基板12の上面との間に配置されている。このため、弾性部材15が押圧力Fにより圧縮されると、第1基板11と第2基板12との間隔が小さくなる。弾性部材15を設けることにより、グランド電極23を、フローティング電極25に向かって容易に接近させることができる。
Z方向における弾性部材15の厚みは第1基板11の厚みより大きくなるように形成されている。このため、弾性部材15が押圧力Fを受けて圧縮されたときに、その圧縮による変位量を、第1基板11の第1面R1と第2面R2との間の距離(第1基板11の厚み)よりも大きくすることが可能となる。その結果、グランド電極23がフローティング電極25に向かって移動する距離を相対的に長くすることができ、フローティング電極25の電位がグランド電位に近づくにつれて変化する送信電極21と受信電極22との間における静電容量を大きく変化させることができる。
フローティング電極25は、X方向(第2の方向)の幅がグランド電極23におけるX方向の幅よりも大きくなるように形成されている。これにより、グランド電極23におけるX方向の幅全体がフローティング電極25と向き合うようになる。その結果、フローティング電極25を効率的にグランド電位に近づけることができる。
また、グランド電極23の全部が第1基板11を介してフローティング電極25と向かい合っている。これにより、押圧力Fがタッチセンサ1に作用したときに、グランド電極23の全部がフローティング電極25に接近するため、フローティング電極25を効率的にグランド電位に近づけることができる。
また、前記第1の方向に見て、フローティング電極25は、弾性部材15の外縁の内側に配置されるように形成されている。このため、送信電極21、受信電極22、およびグランド電極23を、押圧力Fがタッチセンサ1に作用したときにフローティング電極25に対して平面的な偏りが生じないように接近させることができる。
[フローティング電極25の変形例]
次にフローティング電極25の変形例について、図6Aおよび図6Bを参照しながら説明する。
図5では、上方から見て、送信電極21の全部、受信電極22の全部、およびグランド電極23の全部が、フローティング電極25と重なっているが、必ずしもこの構成である必要はない。
図6Aに示すように、グランド電極23は一部だけがフローティング電極25と重なっている構成であってもよい。図6Aでは、グランド電極23の一部(図6Aの例では約半分)がZ方向において第1基板11を介してフローティング電極25と向かい合っている。
図6Aに示す変形例であっても、押圧操作の押圧力Fによりグランド電極23がフローティング電極25に接近していくにつれてフローティング電極25の電位はグランド電位に近づく。
図6Bに示すように、送信電極21および受信電極22についても一部だけがフローティング電極25と重なっている構成であってもよい。図6Bでは、送信電極21の一部、受信電極22の一部、グランド電極23の一部がZ方向において第1基板11を介してフローティング電極25と向かい合っている。
図6Bについても図6Aと同様に、押圧操作の押圧力Fによりグランド電極23がフローティング電極25に接近していくにつれてフローティング電極25の電位がグランド電位に近づく。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係るタッチセンサ1について図7を参照しながら説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
実施の形態1では、第1基板11の上方に第3基板13および遮蔽電極26が配置されているが、図7に示すように実施の形態2では、第3基板13および遮蔽電極26は配置されていない。つまり、第3基板13および遮蔽電極26は必ずしも構成される必要はない。
さらに、図7に示すタッチセンサ1では、第1基板11にフローティング電極25が配置され、第2基板12に送信電極21、受信電極22、グランド電極23が配置されている。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係るタッチセンサ1について図8Aを参照しながら説明する。図8Aに示すように、実施の形態3では、カバー部材2の窓枠部3の上面に押圧操作用の操作部27が設けられている。操作部27は、例えば略長方形状に形成され、カバー部材2の上面において送信電極21および受信電極22の上方に対応する位置に配置されている。タッチセンサ1に操作部27を設けることにより、押圧操作可能な操作位置を明確に特定することができる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4に係るタッチセンサ1について図8Bを参照しながら説明する。実施の形態1では、第1基板11に送信電極21、受信電極22、およびグランド電極23が配置されているが、送信電極21、受信電極22、およびグランド電極23は必ずしも同じ基板(ここでは第1基板11)に配置される必要はない。例えば、図8Bに示すように、第3基板13に送信電極21および受信電極22が配置され、第1基板11にグランド電極23が配置されてもよい。
図2を参照しながら説明した実施の形態1では、第1基板11に送信電極21、受信電極22、およびグランド電極23が配置され、第2基板12にフローティング電極25が配置されているが、図7に示すように、第2基板12に送信電極21、受信電極22、およびグランド電極23が配置され、第1基板11にフローティング電極25が配置されてもよい。
さらには、送信電極21、受信電極22、およびグランド電極23のそれぞれは、異なる基板に配置されてもよい。
また、上述した実施の形態では、送信電極21、受信電極22、およびグランド電極23は基板の上面に配置されているが、下面に配置されてもよい。
つまり、送信電極21、受信電極22、グランド電極23、フローティング電極25のそれぞれが配置される層は特に限定されない。
また、第2基板12を構成せず、フローティング電極25は液晶ディスプレイ19に配置されてもよい。
なお、上述した実施の形態は一例に過ぎず、送信電極21、受信電極22、およびグランド電極23は必ずしも同じ基板(ここでは第1基板11)に配置される必要はない。
また、送信電極21、受信電極22、グランド電極23、フローティング電極25など、それぞれの電極は、基板の必ずしも基板の上面に配置される必要はなく、下面に配置されてもよい。
いずれの実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5に係るタッチセンサ1について図9〜図10Bを参照しながら説明する。なお、上述した実施の形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
上述した実施の形態1〜4では第2基板12の下方に液晶ディスプレイ19が配置されていたが、本実施の形態では、液晶ディスプレイ19の代わりに基材30が配置されている例を用いて説明する。本実施の形態ではさらに、基材30の下方に振動部50が配置されている。本実施の形態では、第2基板12は形成されておらず、フローティング電極25は基材30の上に配置されている。また、本実施の形態では弾性部材15が形成されておらず、代わりにカバー部材2と基材30との間に配置されるバネ40(弾性体)を有する。カバー部材2の下方には第3基板13および第1基板11が配置されており、上方が第3基材13、下方が第1基材11の位置関係になるように、カバー部材2、第3基板13、および第1基板11が透明粘着層を介して一体化されている。液晶ディスプレイ19(図9〜図10Bには図示せず)は第1基板11の下面に装着されており、カバー部材2と一体化されている。第3基板13、第1基板11、液晶ディスプレイ19と一体化されるカバー部材2は、基材30にバネ40を介して配置されている。なお、図10Aおよび図10Bにおいては、バネ40が配置される箇所を矢印で示している。つまり、バネ40はカバー部材2の下面と基材30とを繋ぐように配置されている。
図10Aは、実施の形態5に係るタッチセンサ1の構成を示す断面図で、上方から押圧される前の状態を示している。図10Bは、図10Aに示すタッチセンサ1が上方から押圧された状態を示している。
図10Aに示すようにカバー部材2は、基材30の上面に配置される4つのバネ40で支えられており、上方から所定距離の押し下げが可能である。換言すれば、第1基板11とフローティング電極25、基材30との間には所定距離よりも大きい空間(空気層100)が存在する。
カバー部材2が上方から押圧されることによって空気層100は圧縮される。つまりカバー部材2と基材30との間の空気層の厚さは、長さL1から長さL2に圧縮される。
バネ40の詳細については図9〜図12Cを参照しながら後述するが、バネ40の一端(上端部40a)はカバー部材2の下面に接しており、バネ40の他端(下端部40c)は基材30の上面に接している。そして、バネ40は基材30の四隅に配置されている。
なお、バネ40は、平面視で送信電極21、受信電極22、グランド電極23、フローティング電極25のいずれとも重ならないことが望ましい。この構成であれば、バネ40に対する不要な容量結合を抑制し、電波への影響も低減できる。
[バネ40の構成の詳細]
次に、バネ40の詳細については図9〜図12Cを参照しながら説明する。図11は、基材30とバネ40の位置関係を示す上面図である。図12Aはバネ40の斜視図、図12Bはバネ40の上面図、図12Cはバネ40の側面図である。
図11および図12Cに示すようにバネ40は、平面視ではX方向に長い略長方形の形状である。バネ40は、長手方向(X方向)に沿って並んでいる、上端部40a、中間部40b、下端部40cを有する。図12Aに示すようにバネ40は、上端部40aと中間部40bとの境で折れ曲がっており、中間部40bと下端部40cとの境で折れ曲がっている。そして中間部40bは、上端部40aから下端部40cに向かって水平面(X方向とY方向に沿う面)に対して傾斜している。
図9および図11に示すように4つのバネ40は、カバー部材2と基材30との間の四隅に配置されている。図10では図面を分かり易くするためにバネ40は図示していないが、カバー部材2と基材30との間にはバネ40が配置されている。バネ40が配置される箇所を図10に矢印で示している。
基材30の四隅に配置される4つのバネ40は、X方向に延伸するように配置されている。4つのバネ40は全て同じ向きに配置されており、上端部40aがX方向(図11では右側)に位置するように配置されている。下端部40cがX方向と反対方向(図11では左側)に位置するように配置されている。バネ40の下端部40cは、基材30に固定され、バネ40の上端部40aは、カバー部材2の下面に固定されている。固定方法は、特に限定されない。また、必ずしも接続されている必要はなく、例えば、下端部40cだけが基材30に固定され、上端部40aはカバー部材2に固定されずカバー部材2に接しているだけでも良い。逆に、上端部40aだけがカバー部材2に固定され、下端部40cは基材30に固定されず基材に30に接しているだけでも良い。
図9および図10に示すように、基材30の下方には、振動部50が配置されている。振動部50は、Y方向に沿って揺れるような振動を基材30に与える。振動部50の振動を発生させる機構の説明は省略するが、振動部50としてはモーターなどが挙げられる。
なお、図9および図10では、説明を容易にするため振動部50を板状で示しているが、基材30との位置関係を示しているだけであり、振動部50の形状は、板状とは限らない。
また、基材30と振動部50は一体に形成されてもよい。この場合、振動部50の上面を基材30とし、振動部50の上面にフローティング電極25が形成される。基材30を導電金属製にする、または基材30のフローティング電極25の配置範囲を部分的に導電金属製にすると、フローティング電極25を構成する必要はない。または振動部50の導電金属製のケース部位をフローティング電極25の代わりに用いてもよい。
次に、以上のように構成された本実施の形態によるタッチセンサ1の動作について説明する。
カバー部材2が押し下げられると、4つのバネ40が撓んでカバー部材2は基材30に近づく。つまり、図10Aに示す矢印の距離が短くなるようにカバー部材2が基材30側に移動する。本実施の形態のバネ40が図12Aに示すように板バネの形状であれば、カバー部材2が押し下げられると、水平面に対して中間部40bの傾斜角度が緩やかになり、カバー部材2は僅かにX方向に移動し、かつ、基材30に近づく。このとき上述した空間の距離(空気層100の厚さ)は狭まる。なお、いくらカバー部材2が押圧されたとしても、カバー部材2と基材30との間にはいくらかの残存空間が存在する。
カバー部材2が基材30に近づくのに応じて、フローティング電極25と送信電極21、受信電極22、グランド電極23との間の距離は小さくなる。本実施の形態のタッチセンサ1においても、上述した実施の形態1と同様に押し下げ状態の検出ができる。
カバー部材2の押し下げ力(Z方向の押圧力)を止めると、4つのバネ40は、元の形状に復帰して操作前の状態に戻る。例えば、カバー部材2は筐体(図示せず)などで位置規制することで、カバー部材2が操作前の位置に戻り易くなる。
本実施の形態では、振動部50が動作すると、基材30はY方向に沿って振動する。上方から見て、4つのバネ40は、基材30での振動方向(Y方向)に対して直交関係の方向(X方向)に延伸するように配置されている。バネ40は、基材30とカバー部材2との間に固定されている。
この構成では、4つのバネ40によって吸収される基材30の振動は少ない。つまり、振動方向とバネ40の延伸方向を直交させることにより、基材30における振動は、残存空間があったとしても効率よくカバー部材2に伝達される。
なお、4つのバネ40の延伸方向と基材30での振動方向(つまり、基材30に伝わる振動部50の振動方向)は直交関係であることが望ましいが、交差関係でもよい。すなわち、4つのバネ40がたわみ難い方向に、基材30の振動方向を設定することが望ましい。
例えば、フローティング電極25に対しての送信電極21、受信電極22、グランド電極23の距離が近づいたことを検出部(図示せず)が検出するのに応じて、振動部50が動作するように構成してもよい。
例えば、カバー部材2を操作する(押圧する)使用者が、クリック感を得るように振動部50を動作させても良い。ここでいうクリック感とは、スイッチを押した時に得られるようなクリック感のことを言う。使用者が、カバー部材2を通じて短い時間間隔で、複数回のクリック感を得られるように振動部50を動作させても良い。使用者が、カバー部材2を通じて所定時間の間、振動が得られるように振動部50を動作させても良い。さらには、使用者の押し込み量によって、振動の大きさが可変するように振動部50を動作させてもよい。
なお、4つのバネ40は、基材30の振動方向に対して、その振動を吸収し難い形状や配置が望ましく、上述した形状や配置以外であってもよい。個数についても4つに限定されない。
なお、実施の形態5では、フローティング電極25および送信電極21、受信電極22、グランド電極23を有する構成において、人がカバー部材2を押圧する押し込み検出機構を用いて説明したが、本実施の形態は一例であり、押し込み検出機構は他の構成であってもよい。また、押し込み検出機構を設けていない構成にしてもよい。カバー部材2から振動を得られる構成品を要望されることも多い。このような要望に対して、必要に応じて押し込み検出機構を有する形態とする、もしくは押し込み検出機構を有しない形態とするかは適宜決定する。
また、実施の形態5では弾性体として板バネであるバネ40を用いて説明したが、この構成に限定されない。他の弾性体であってもよい。
なお、上述した実施の形態1〜6では、平面視で(Z方向に見て)フローティング電極25は、送信電極21、受信電極22、グランド電極と重なり合っているがこの構成に限定されない。
平面視で、フローティング電極25は、少なくとも受信電極22およびグランド電極23と重なり合っていればよい。しかしながら、フローティング電極25が送信電極21と重なり合うことにより、送信電極21と受信電極22との間における静電容量を大きく変化させることができ、押圧操作の検出精度をより向上させることができる。
また、グランド電極23を送信電極21の上方に配置し、グランド電極23と送信電極21とが互いに平面視で重なり合うように配置してもよい。この場合、受信電極22をグランド電極23の上方に配置し、グランド電極23と受信電極22とが平面視で重なり合うように配置してもよい。
また、上記実施の形態では、フローティング電極25を第2基板12の上面に積層配置した形態を示したが、この形態に限られず、フローティング電極25を第2基板12の下面に積層配置してもよい。
また、実施の形態1〜4では、弾性部材15を有する形態を示したが、この形態に限らない。弾性部材15を構成せず、第1基板11の下面(第2面R2)からZ方向に間隔をあけてフローティング電極25を配置した形態(図示せず)としてもよい。すなわち、グランド電極23とフローティング電極25との間に、空気層および第1基板11が配置されてもよい。この場合、第1基板11は、支持体(図示せず)などにより第2基板12に向かって撓むように変形可能に支持されているのが好ましい。第1基板11は、押圧力F(Z方向への力)を受けてZ方向に撓むように変形し、空気層に向かって第2基板12に接近するようになる。これにより、グランド電極23とフローティング電極25との間隔が小さくなる。このように、弾性部材15を省略した形態であっても、上記実施の形態と同様の作用効果を奏しうる。
また、上記実施の形態では、第1基板11と弾性部材15は別部材として形成されているが、この形態に限らない。第1基板11が弾性体で形成されていてもよい。第1基板11が弾性体である場合、タッチセンサ1は、弾性部材15を備える必要はない。
また、送信電極21と受信電極22との平面視における位置関係を互いに入れ替え、送信電極21を受信電極22よりグランド電極23に近い位置に配置してもよい。
また、上記実施の形態では、平面視において、弾性部材15が第1基板11と同じ大きさであるが、この形態に限られない。すなわち、平面視において、弾性部材15は、第1基板11よりも小さくてもよい。平面視で、フローティング電極25の全てが弾性部材15と重なり合っていればよい。
また、上記実施の形態では、タッチセンサ1の上側(カバー部材2の上面側)から押圧操作可能な形態のみを示したが、この形態に限らない。すなわち、タッチセンサ1の下側から押圧操作可能な形態であってもよい。
なお、本開示は上述の実施の形態のみに限定されず、発明の範囲内で種々の変更が可能である。
(まとめ)
本開示のタッチセンサ1は、1またはそれ以上の基板(第1基板11、第2基板12、第3基板13など)と、第1基板11、第2基板12、第3基板13のいずれかに配置され、電界を放射できる送信電極21と、第1基板11、第2基板12、第3基板13のいずれかに配置され、送信電極21と間隔をあけて配置され、送信電極21からの電界を受信できる受信電極22と、第1基板11、第2基板12、第3基板13のいずれかに配置されるグランド電極23と、第1基板11、第2基板12、第3基板13のZ方向に配置されるフローティング電極25と、を備える。Z方向に見て、フローティング電極25は、グランド電極23の少なくとも一部と、送信電極21の少なくとも一部と、受信電極22の少なくとも一部と重なるように配置される。フローティング電極25、送信電極21、受信電極22、およびグランド電極23は、互いに電気的に独立している。Z方向またはZ方向と反対の方向からの押圧により、フローティング電極25とグランド電極23との距離が小さくなる。
また、本開示のタッチセンサ1は、グランド電極23とフローティング電極25との間に配置される弾性部材15を更に備えてもよい。弾性部材15は、Z方向またはZ方向と反対の方向からの押圧により圧縮され、弾性部材15が圧縮されることにより、フローティング電極25とグランド電極23との距離が小さくなるとより好ましい。
また、本開示のタッチセンサ1は、弾性部材15のZ方向の厚みは、第1基板11、第2基板12、第3基板13のうち、グランド電極23が配置されている第1基板11の厚みより大きいとより好ましい。
また、本開示のタッチセンサ1は、Z方向に見て、グランド電極23の全部が、フローティング電極25と重なっているとより好ましい。
また、本開示のタッチセンサ1は、Z方向に見て、送信電極21の全部および受信電極22の全部が、フローティング電極25と重なっているとより好ましい。
また、本開示のタッチセンサ1は、Z方向に見て、フローティング電極25が弾性部材15の外縁より内側に配置されるとより好ましい。
本開示のタッチセンサ1は、カバー部材2と、フローティング電極25が配置される基材30と、カバー部材2と基材30との間に位置する弾性体(例えばバネ40)と、を更に備えてもよい。バネ40の上端部40aがカバー部材2に接し、バネ40の下端部40cが基材30に接している。カバー部材と基材30との間に1またはそれ以上の基板(第1基板11、第2基板12、第3基板13など)が配置される。
本開示のタッチセンサ1は、バネ40が板バネであるとより好ましい。
本開示のタッチセンサ1は、Z方向に見て、バネ40は、送信電極21、受信電極22、グランド電極23、フローティング電極24のいずれとも重ならない位置に配置されているとより好ましい。
また、本開示のタッチセンサ1は、基材30を振動させる振動部50を更に備えてもよい。Z方向に見て、バネ40が延伸する方向をX方向とし、振動部50は、Z方向に直交し、かつ、X方向と交差する方向(例えばY方向)に沿って前記基材を振動させる。
なお、『バネ40が延伸する方向』とは、Z方向に見て、上端部40aと下端部40cとを結ぶ方向のことである。
本開示のタッチセンサ1は、X方向とY方向が直交しているとより好ましい。
本開示のタッチセンサ1は、基材30と振動部50が一体に形成されていてもよい。
本開示は、押圧操作可能なセンサ型入力装置として産業上の利用が可能である。
1 タッチセンサ
2 カバー部材
3 窓枠部
4 操作面
11 第1基板
12 第2基板
13 第3基板
15 弾性部材
19 液晶ディスプレイ(LCD)
21 送信電極
22 受信電極
23 グランド電極
24a,24b,24c,24d 引き回し配線
25 フローティング電極
26 遮蔽電極
30 基材
40 バネ(弾性体)
40a 上端部
40b 中間部
40c 下端部
50 振動部
100 空気層
L1,L2 長さ
R1 第1面
R2 第2面
F 押圧力

Claims (12)

1またはそれ以上の基板と、
前記1またはそれ以上の基板のいずれかに配置され、電界を放射できる送信電極と、
前記1またはそれ以上の基板のいずれかに配置され、前記送信電極と間隔をあけて配置され、前記送信電極からの電界を受信できる受信電極と、
前記1またはそれ以上の基板のいずれかに配置されるグランド電極と、
前記1またはそれ以上の基板の第1の方向に配置されるフローティング電極と、
を備え、
前記第1の方向に見て、前記フローティング電極は、前記グランド電極の少なくとも一部と、前記送信電極の少なくとも一部と、前記受信電極の少なくとも一部と重なるように配置され、
前記フローティング電極、前記送信電極、前記受信電極、および前記グランド電極は、互いに電気的に独立しており、
前記第1の方向または前記第1の方向と反対の方向からの押圧により、前記フローティング電極と前記グランド電極との距離が小さくなる、
タッチセンサ。
前記グランド電極と前記フローティング電極との間に配置される弾性部材を更に備え、
前記弾性部材は、前記第1の方向または前記第1の方向と反対の方向からの押圧により圧縮され、
前記弾性部材が圧縮されることにより、前記フローティング電極と前記グランド電極との距離が小さくなる、
請求項1記載のタッチセンサ。
前記弾性部材の前記第1の方向の厚みは、前記1またはそれ以上の基板のうち、前記グランド電極が配置されている第1の基板の厚みより大きい、
請求項2記載のタッチセンサ。
前記第1の方向に見て、前記グランド電極の全部が、前記フローティング電極と重なっている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のタッチセンサ。
前記第1の方向に見て、前記送信電極の全部および前記受信電極の全部が、前記フローティング電極と重なっている、
請求項1〜4のいずれか1項に記載のタッチセンサ。
前記第1の方向に見て、前記フローティング電極は前記弾性部材の外縁より内側に配置される、
請求項2〜5のいずれか1項に記載のタッチセンサ。
カバー部材と、
前記フローティング電極が配置される基材と、
前記カバー部材と前記基材との間に位置する弾性体と、
を更に備え、
前記弾性体の一端が前記カバー部材に接し、前記弾性体の他端が前記基材に接しており、
前記カバー部材と前記基材との間に1またはそれ以上の基板が配置される、
請求項1記載のタッチセンサ。
前記弾性体が板バネによって構成される、
請求項7記載のタッチセンサ。
前記第1の方向に見て、前記板バネは、前記送信電極、受信電極、グランド電極、前記フローティング電極のいずれとも重ならない位置に配置されている、
請求項8記載のタッチセンサ。
前記基材を振動させる振動部を更に備え、
前記第1の方向に見て、前記板バネが延伸する方向を第2の方向とし、
前記振動部は、前記第1の方向に直交し、かつ、前記第2の方向と交差する第3の方向に沿って前記基材を振動させる、
請求項8記載のタッチセンサ。
前記第2の方向と前記第3の方向が直交している、
請求項10記載のタッチセンサ。
前記基材と前記振動部が一体に形成されている、
請求項10に記載のタッチセンサ。
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