JPWO2019064531A1 - 基地局、端末、処理方法および無線通信システム - Google Patents

基地局、端末、処理方法および無線通信システム Download PDF

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Abstract

基地局(20)は、第1の処理部(21)と、無線信号を処理する第2の処理部(22)とを備える。第1の処理部(21)は、制御信号を処理する第3の処理部(23)と、ユーザデータを処理する第4の処理部(24)とを有する。第3の処理部(23)は、端末(30)の通信を管理する第1の上位装置(14)から通知された第1の端末識別子と、ユーザデータに関する処理を行う第2の上位装置(18)を識別する上位識別子とに対応する第4の処理部(24)においてユニークとなる第2の端末識別子を第2の処理部(22)に通知する。第2の処理部(22)は、通知された第2の端末識別子を用いて端末(30)と第4の処理部(24)との間の通信を識別し、端末(30)と第4の処理部(24)との間のユーザデータの通信を中継する。

Description

本発明は、基地局、端末、処理方法および無線通信システムに関する。
第5世代のモバイルネットワークにおいて、メッセージ・トラフィックの増大に対応するために基地局における処理の集中と分散が検討されている。例えば、基地局における処理の分散として、CU(Central Unit)/DU(Distributed Unit)分離が検討されている(例えば、下記非特許文献1参照)。CU/DU分離では、メッセージの処理をプロトコルの階層でノード毎に分離し、上位プロトコルがCUで処理され、下位プロトコルがDUで処理される。基地局内では、CUとDUとを1対NあるいはN対1の組合せとすることも可能である。
また、制御信号であるC−PlaneとデータトラフィックであるU−Planeとを分離するC/U分離も検討されている。C/U分離が適用されたネットワークでは、一部の基地局は、コアとの間でC−Planeの信号の送受信を実施せずに、U−Planeの信号の送受信のみ行うこともできる。コアとの間でU−Planeの信号のみの送受信を行う基地局は、コアとの間でC−Planeの信号の送受信を行っている基地局と連携することにより、制御信号が制御される。
基地局にCU/DU分離およびC/U分離の両方が組み込まれる場合、CUでC−Planeの信号とU−Planeの信号とを分割して処理することが考えられる(例えば、下記非特許文献2参照)。下記非特許文献2では、基地局が、CUをC−Planeの信号を処理するCU−Cと、U−Planeの信号を処理するCU−Uとに分離されている。CU−Cの対向ノードはAMF(Access and Mobility Management Function)であり、CU−Uの対向ノードはUPF(User Plane Function)である。
3GPP TR38.801 V14.0.0 RP−171215
ところで、端末のベアラが確立される場合、AMFは、U−Planeの信号を処理するUPFに対して端末を識別する端末識別子を指定する。UPFには、複数の端末のベアラが確立される場合があるが、UPFにおいて端末識別子はユニークであるため、UPFは、それぞれの端末のベアラを区別して処理することができる。
しかし、1つの基地局が複数のUPFとの間でベアラを確立する場合、AMFが各UPFに対して端末識別子を指定した結果、UPF間で端末識別子が重複する可能性がある。そこで、CU−Cは、UPFと端末識別子との組み合わせに対してユニークな端末識別子を再割り当てすることが考えられる。再割り当てされた端末識別子は、CU−Uに通知され、CU−Uは、CU−Cから通知された端末識別子を用いて、UPFとの間でU−Planeの信号を送受信する。
しかし、複数の基地局内のCU−Cが1つの基地局内のCU−Uを共有する場合、それぞれのCU−Cにおいて端末識別子が再割り当てされると、再割り当てされた端末識別子がCU−C間で重複する可能性がある。再割り当てされた端末識別子が重複していると、CU−Uは、UPFとの間で送受信するU−Planeの信号を区別して処理することが困難となる。
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、基地局において端末識別子の一意性を保つことができる基地局、端末、処理方法および無線通信システムを提供することを目的とする。
本願が開示する基地局は、1つの態様において、第1の処理部と、無線信号を処理する第2の処理部とを備える。第1の処理部は、制御信号を処理する第3の処理部と、ユーザデータを処理する第4の処理部とを有する。第3の処理部は、端末の通信を管理する第1の上位装置から通知された第1の端末識別子と、ユーザデータに関する処理を行う第2の上位装置を識別する上位識別子とに対応する第4の処理部においてユニークとなる第2の端末識別子を第2の処理部に通知する。第2の処理部は、通知された第2の端末識別子を用いて端末と第4の処理部との間の通信を識別し、端末と第4の処理部との間のユーザデータの通信を中継する。
本願が開示する基地局、端末、処理方法および無線通信システムの1つの態様によれば、基地局において端末識別子の一意性を保つことができるという効果を奏する。
図1は、無線通信システムの一例を示す図である。 図2は、実施例1におけるgNBの詳細の一例を示すブロック図である。 図3は、実施例1における識別子テーブルの一例を示す図である。 図4は、端末識別子要求メッセージの一例を示す図である。 図5は、端末識別子割当メッセージの一例を示す図である。 図6は、識別子テーブルの一例を示す図である。 図7は、実施例1における無線通信システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図8は、端末識別子の更新処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図9は、実施例2におけるgNBの詳細の一例を示すブロック図である。 図10は、実施例2における無線通信システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図11は、実施例3における識別子テーブルの一例を示す図である。 図12は、実施例3における無線通信システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図13は、実施例4におけるgNBの詳細の一例を示すブロック図である。 図14は、実施例4における無線通信システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図15は、UPFリストメッセージの一例を示す図である。 図16は、CU−Uテーブルの一例を示す図である。 図17は、実施例5における無線通信システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図18は、gNBのハードウェアの一例を示す図である。
以下、本願が開示する基地局、端末、処理方法および無線通信システムの実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施例により開示の技術が限定されるものではない。また、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[無線通信システム10]
図1は、無線通信システム10の一例を示す図である。無線通信システム10は、コアネットワーク11と、複数のgNB(next generation Node B)20−1および20−2と、複数のUE30−1および30−2とを備える。なお、以下では、複数のgNB20−1および20−2のそれぞれを区別することなく総称する場合にgNB20と記載し、複数のUE30−1および30−2のそれぞれを区別することなく総称する場合にUE30と記載する。それぞれのgNB20は、コアネットワーク11に接続されており、UE30の無線接続を制御し、UE30とコアネットワーク11との間の通信を中継する。それぞれのgNB20は、基地局の一例である。
コアネットワーク11は、AUSF(AUthentication Server Function)12、UDM(Unified Data Management)13、およびAMF14を有する。また、コアネットワーク11は、SMF(Session Management Function)15、PCF(Policy Control Function)16、AF(Application Function)17、およびUPF18を有する。AMF14およびUPF18は、それぞれのgNB20に接続されており、UPF18は、データネットワーク19に接続されている。AMF14は第1の上位装置の一例であり、UPF18は第2の上位装置の一例である。
gNB20は、CU21およびDU22を有する。CU21は、CU−C23およびCU−U24を有する。CU21内のCU−C23とCU−U24とは、I/F(インターフェイス)25を介して接続されている。CU−C23とDU22とは、I/F26を介して接続されている。CU−U24とDU22とは、I/F27を介して接続されている。CU21は第1の処理部の一例であり、DU22は第2の処理部の一例である。また、CU−C23は第3の処理部の一例であり、CU−U24は第4の処理部の一例である。
DU22は、無線アクセスにおける下位プロトコルの処理を行い、UE30との間で無線通信を行う。そして、DU22は、UE30から受信したC−Planeの信号をI/F26を介してCU−C23へ送信し、UE30から受信したU−Planeの信号をI/F27を介してCU−U24へ送信する。また、DU22は、I/F26を介してCU−C23から受信したC−Planeの信号をUE30へ無線送信し、I/F27を介してCU−U24から受信したU−Planeの信号をUE30へ無線送信する。それぞれのUE30は、CU21との間でC−PlaneおよびU−Planeの信号を無線通信により送受信する通信部31を有する。C−Planeの信号は制御信号の一例であり、U−Planeの信号はユーザデータの一例である。
CU−C23は、AMF14との間で、無線アクセスの上位プロトコルにおけるC−Planeに関する処理を行い、AMF14から第1の端末識別子およびUPF18のアドレス情報等の情報を取得する。UPF18のアドレス情報等は、上位識別子の一例である。そして、CU−C23は、AMF14から取得された第1の端末識別子を、当該第1の端末識別子で識別されるU−Planeの信号を処理するCU−U24においてユニークな第2の端末識別子に置換する。第2の端末識別子は、CU21とDU22との間でUE30の通信を識別するために用いられる識別子であり、CU21とDU22との間で重複しない識別子である。そして、CU−C23は、第1の端末識別子、第2の端末識別子、およびUPF18のアドレス情報等の情報をI/F25を介してCU−U24に通知する。また、CU−C23は、第2の端末識別子およびCU−U24のアドレス情報をDU22に通知する。CU−C23は、第2の端末識別子を用いて、UE30およびCU−U24との間で送受信するU−Planeの信号を識別する。
CU−U24は、CU−C23から通知された第2の端末識別子により、DU22から受信したU−Planeの信号を識別する。そして、CU−U24は、第2の端末識別子を、CU−C23から通知された第1の端末識別子に置換する。そして、CU−U24は、置換された第1の端末識別子に対応するU−Planeの信号を、CU−C23から通知されたアドレス情報に対応するUPF18へ送信する。
また、本実施例において、gNB20の中には、例えば図1に示すように、I/F28を介して、他のgNB20−2内のCU−C23に接続されるCU−U24を有するgNB20−1が存在する。即ち、それぞれのgNB20内のCU−U24は、複数のCU−C23に接続される場合がある。同様に、本実施例において、gNB20の中には、例えば図1に示すように、I/F28を介して、他のgNB20−1内のCU−U24に接続されるCU−C23を有するgNB20−2が存在する。即ち、それぞれのgNB20内のCU−C23は、複数のCU−U24に接続される場合がある。
[gNB20の詳細]
図2は、実施例1におけるgNB20の詳細の一例を示すブロック図である。CU−U24は、割当部240、データベース241、およびデータ制御部242を有する。図2の例では、割当部240は、I/F28を介して他のgNB20内のCU−C23に接続されている。
データベース241は、例えば図3に示すように、CU−U24においてユニークな第2の端末識別子を格納する識別子テーブル2410を保持する。図3は、識別子テーブル2410の一例を示す図である。識別子テーブル2410には、例えば図3に示すように、いずれのCU−C23にも割り当てられていない第2の端末識別子を含む未使用リストと、いずれかのCU−C23に割り当てられた第2の端末識別子を含む使用中リストとが含まれる。本実施例において、第2の端末識別子は整数の数値である。未使用リストおよび使用中リストでは、第2の端末識別子の値の開始値と、当該開始値からの第2の端末識別子の値の範囲とを用いて複数の第2の端末識別子の値が管理されている。
割当部240は、gNB20内のCU−C23との間でI/F25を確立する処理を実行する。そして、割当部240は、gNB20内のCU−C23から、I/F25を介して、例えば図4に示す端末識別子要求メッセージ40を受信する。図4は、端末識別子要求メッセージ40の一例を示す図である。端末識別子要求メッセージ40には、端末識別子要求メッセージ40であることを示すメッセージ識別子と、CU−C23によって要求される第2の端末識別子の個数とが含まれている。
割当部240は、CU−C23から端末識別子要求メッセージ40を受信した場合、データベース241内の識別子テーブル2410の未使用リストを参照する。そして、割当部240は、CU−C23から受信した端末識別子要求メッセージ40に含まれる個数に対応する第2の端末識別子の値の開始値および範囲を選択する。そして、割当部240は、選択された第2の端末識別子の値の開始値および範囲を含む端末識別子割当メッセージ41を、I/F25を介してCU−C23へ送信する。
図5は、端末識別子割当メッセージ41の一例を示す図である。端末識別子割当メッセージ41には、端末識別子割当メッセージ41であることを示すメッセージ識別子と、要求元のCU−C23に割り当てられる第2の端末識別子の値の開始値および範囲とが含まれている。そして、割当部240は、端末識別子割当メッセージ41によってCU−C23に割り当てられた第2の端末識別子に対応する開始値および範囲を、識別子テーブル2410の未使用リストから使用中リストへ移動させる。
なお、割当部240は、他のgNB20内のCU−C23との間でもI/F28を確立する処理を実行する。そして、割当部240は、他のgNB20内のCU−C23から、I/F28を介して端末識別子要求メッセージ40を受信し、端末識別子要求メッセージ40に含まれる個数に対応する第2の端末識別子の値の開始値および範囲を選択する。そして、割当部240は、選択された第2の端末識別子の値の開始値および範囲を含む端末識別子割当メッセージ41を、I/F28を介して他のgNB20内のCU−C23へ送信する。そして、割当部240は、端末識別子割当メッセージ41によってCU−C23に割り当てられた第2の端末識別子に対応する開始値および範囲を、識別子テーブル2410の未使用リストから使用中リストへ移動させる。
データ制御部242は、CU−C23から、I/F25を介して、第1の端末識別子、第2の端末識別子、およびUPF18のアドレス情報等を含むルーティング情報を受信する。そして、データ制御部242は、I/F27を介してDU22から第2の端末識別子を含むU−Planeの信号を受信した場合、ルーティング情報に基づいて、第2の端末識別子を当該第2の端末識別子に対応する第1の端末識別子に置換する。そして、データ制御部242は、ルーティング情報に基づいて、第1の端末識別子を含むU−Planeの信号を、UPF18へ送信する。なお、データ制御部242は、他のgNB20内のCU−C23からも、I/F28を介してルーティング情報を受信してもよい。
CU−C23は、取得部230、データベース231、および信号制御部232を有する。なお、取得部230は、図示しないI/F28を介して、他のgNB20が有するCU−U24に接続されてもよい。
データベース231は、例えば図6に示すような識別子テーブル2310を保持する。図6は、識別子テーブル2310の一例を示す図である。識別子テーブル2310には、例えば図6に示すように、CU−U24から割り当てられた第2の端末識別子と、それぞれの第2の端末識別子が使用中か否かを示す使用中フラグとが含まれる。なお、取得部230が他のgNB20のCU−U24によって処理されるU−Planeの信号に対応するC−Planeの信号も処理する場合、データベース231には、CU−U24毎に、例えば図6に示された識別子テーブル2310が保持される。
取得部230は、gNB20内のCU−U24との間でI/F25を確立する処理を実行する。そして、取得部230は、例えば図4に示された端末識別子要求メッセージ40をCU−U24へ送信する。そして、取得部230は、I/F25を介して割当部240から、例えば図5に示された端末識別子割当メッセージ41を受信する。そして、取得部230は、端末識別子割当メッセージ41に含まれる開始値および範囲で特定される第2の端末識別子の値をデータベース231内の識別子テーブル2310に格納する。そして、取得部230は、識別子テーブル2310内の全ての使用中フラグの値を、未使用を示す値である0に初期化する。
なお、CU−C23が他のgNB20のCU−U24との間でI/F28を確立した場合も、取得部230は、端末識別子要求メッセージ40を他のgNB20のCU−U24へ送信する。そして、I/F28を介して割当部240から端末識別子割当メッセージ41を受信した場合、取得部230は、端末識別子割当メッセージ41に含まれる開始値および範囲で特定される第2の端末識別子の値を識別子テーブル2310に格納する。そして、取得部230は、識別子テーブル2310内の全ての使用中フラグの値を、未使用を示す値である0に初期化する。
信号制御部232は、C−Planeの信号に関する処理を行う。例えば、信号制御部232は、DU22から初期端末メッセージを受信し、受信した初期端末メッセージをAMF14へ転送する。そして、信号制御部232は、AMF14から、第1の端末識別子およびUPF18のアドレス情報を含む初期コンテキスト確立要求を受信する。そして、信号制御部232は、データベース231内の識別子テーブル2310を参照して、未使用を示す0となっている使用中フラグが対応付けられている第2の端末識別子を1つ選択する。そして、信号制御部232は、選択された第2の端末識別子に対応付けられた使用中フラグの値を、使用中を示す1に書き換える。
そして、信号制御部232は、AMF14から受信された初期コンテキスト確立要求に含まれる第1の端末識別子を、選択された第2の端末識別子に置換する。また、信号制御部232は、AMF14から受信された初期コンテキスト確立要求に含まれるUPF18のアドレス情報を、CU−U24のアドレス情報に置換する。そして、信号制御部232は、端末識別子およびアドレス情報が置換された初期コンテキスト確立要求をDU22へ送信する。
また、信号制御部232は、DU22から初期コンテキスト確立応答を受信し、初期コンテキスト確立応答に含まれるDU22のアドレス情報を、CU−U24のアドレス情報に置換する。そして、信号制御部232は、アドレス情報が置換された初期コンテキスト確立応答をAMF14へ送信する。そして、信号制御部232は、ルーティング情報をCU−U24へ送信する。
なお、信号制御部232は、他のgNB20によって処理されるU−Planeの信号に対応するC−Planeの信号を処理する場合も同様の処理を行う。具体的には、信号制御部232は、初期コンテキスト確立要求に含まれる第1の端末識別子を第2の端末識別子に置換し、UPF18のアドレス情報を他のgNB20内のCU−U24のアドレス情報に置換する。そして、DU22から初期コンテキスト確立応答を受信し、初期コンテキスト確立応答に含まれるDU22のアドレス情報を、他のgNB20内のCU−U24のアドレス情報に置換する。そして、信号制御部232は、ルーティング情報を、他のgNB20内のCU−U24へ送信する。
[無線通信システム10の処理の流れ]
図7は、実施例1における無線通信システム10の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
まず、CU−C23は、gNB20内のCU−U24との間で、I/F25を確立する処理を行う(S100)。なお、CU−C23は、他のgNB20内のCU−U24との間でも、I/F28を確立する処理を実行してもよい。そして、CU−C23の取得部230は、I/F25を介してCU−U24へ、例えば図4に示された端末識別子要求メッセージ40を送信する(S101)。
端末識別子要求メッセージ40を受信したCU−U24の割当部240は、データベース241内の識別子テーブル2410の未使用リストを参照する。そして、割当部240は、CU−C23から受信した端末識別子要求メッセージ40に含まれる個数に対応する第2の端末識別子の値の開始値および範囲を選択する(S102)。そして、割当部240は、選択された第2の端末識別子に対応する開始値および範囲を、識別子テーブル2410の未使用リストから使用中リストへ移動させる。
そして、割当部240は、選択された第2の端末識別子の値の開始値および範囲を含む端末識別子割当メッセージ41(図5参照)を、I/F25を介してCU−C23へ送信する(S103)。端末識別子割当メッセージ41を受信したCU−C23の取得部230は、端末識別子割当メッセージ41に含まれる開始値および範囲で特定される第2の端末識別子の値をデータベース231内の識別子テーブル2310に格納する。
次に、DU22は、UE30からのアクセスに応じて、CU−C23へ初期端末メッセージを送信する(S104)。CU−C23の信号制御部232は、DU22から受信した初期端末メッセージをAMF14へ転送する(S105)。これにより、AMF14とSMF15との間、および、SMF15とUPF18との間に、UE30に対応するベアラが確立される(S106)。
次に、AMF14は、初期コンテキスト確立要求をCU−C23へ送信する(S107)。初期コンテキスト確立要求には、第1の端末識別子と、C−Planeの信号を処理するUPF18のアドレス情報とが含まれている。
次に、CU−C23の信号制御部232は、データベース231内の識別子テーブル2310を参照して、未使用の第2の端末識別子を1つ選択する。そして、信号制御部232は、初期コンテキスト確立要求に含まれる第1の端末識別子を、選択された第2の端末識別子に置換し、初期コンテキスト確立要求に含まれるUPF18のアドレス情報を、CU−U24のアドレス情報に置換する(S108)。そして、信号制御部232は、端末識別子およびアドレス情報が置換された初期コンテキスト確立要求をDU22へ送信する(S109)。
次に、DU22は、初期コンテキスト確立応答をCU−C23へ送信する(S110)。初期コンテキスト確立応答には、第3の端末識別子とDU22のアドレス情報が含まれている。CU−C23の信号制御部232は、初期コンテキスト確立応答に含まれているDU22のアドレス情報を、CU−U24のアドレス情報に置換する(S111)。そして、信号制御部232は、アドレス情報が置換された初期コンテキスト確立応答をAMF14へ送信する(S112)。
次に、信号制御部232は、I/F25を介してルーティング情報をCU−U24へ送信する(S113)。ルーティング情報には、第2の端末識別子に対応付けられた第1の端末識別子およびUPF18のアドレス情報と、第3の端末識別子に対応付けられたDU22のアドレス情報とが含まれる。CU−U24のデータ制御部242は、CU−C23から受信したルーティング情報に基づいて、DU22から受信したU−Planeの信号をUPF18へ転送し、UPF18から受信したU−Planeの信号をDU22へ転送する。これにより、DU22とCU−U24との間、および、CU−U24とUPF18との間で、U−Planeの信号が開始される(S114、S115)。
[実施例1の効果]
以上、実施例1について説明した。本実施例の無線通信システム10は、gNB20、UE30、AMF14、およびUPF18を備える。gNB20は、CU21と、無線信号を処理するDU22とを備える。CU21は、制御信号を処理するCU−C23と、ユーザデータを処理するCU−U24とを有する。CU−C23は、UE30の通信を管理するAMF14から通知された第1の端末識別子と、ユーザデータに関する処理を行うUPF18のアドレス情報とに対応するCU−U24においてユニークとなる第2の端末識別子をDU22に通知する。DU22は、通知された第2の端末識別子を用いて、UE30との間の通信とCU−U24との間の通信とを対応付けて、UE30とCU−U24との間のユーザデータの通信を中継する。CU−U24は、CU−U24内でユニークな第2の端末識別子をそれぞれのCU−C23に割り当てることができるため、異なるU−Planeの信号における端末識別子の重複を回避することができる。
また、本実施例において、CU−U24は、gNB20または他のgNB20内のCU−C23によって制御された制御信号に対応するユーザデータの処理を実行する。CU−C23は、CU−U24から複数の第2の端末識別子の割り当てを受け、CU−U24から割り当てられた複数の第2の端末識別子の中から選択された第2の端末識別子を、DU22に通知する。CU−U24は、複数の第2の端末識別子を管理しており、複数の第2の端末識別子の中で、いずれのCU−C23にも割り当てられていない第2の端末識別子を、それぞれの第3の処理部に割り当てる。これにより、異なるU−Planeの信号における端末識別子の重複を回避することができる。
また、本実施例において、それぞれのCU−C23は、UE30との間で通信が開始される前に、CU−U24から予め複数の第2の端末識別子の割り当てを受ける。これにより、CU−C23は、UE30による通信を迅速に開始することができる。
なお、gNB20に接続するUE30の数の増減により、それぞれのCU−C23において、ステップS103で割り当てられた第2の端末識別子が足りなくなる場合がある。そのような場合、CU−C23の取得部230は、第2の端末識別子のさらなる割り当てを要求する。図8は、端末識別子の更新処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
例えば図8に示すように、CU−C23の取得部230は、I/F25を介してCU−U24へ更新要求メッセージを送信する(S120)。更新要求メッセージは、例えば図4に示された端末識別子要求メッセージ40と同様のフォーマットのメッセージであってもよい。
更新要求メッセージを受信したCU−U24の割当部240は、データベース241内の識別子テーブル2410の未使用リスト内で、更新要求メッセージに含まれる個数に対応する第2の端末識別子の値の開始値および範囲を選択する(S121)。
そして、割当部240は、選択された第2の端末識別子の値の開始値および範囲を含む更新応答メッセージを、I/F25を介してCU−C23へ送信する(S122)。更新応答メッセージは、例えば図5に示された端末識別子割当メッセージ41と同様のフォーマットのメッセージであってもよい。更新応答メッセージを受信したCU−C23の取得部230は、更新応答メッセージに含まれる開始値および範囲で特定される第2の端末識別子の値をデータベース231内の識別子テーブル2310に格納する。
なお、gNB20の増設等により、1つのCU−U24に接続するCU−C23の数が多くなると、CU−U24内で第2の端末識別子が不足する場合がある。そのような場合には、CU−U24の割当部240が、それぞれのCU−C23に更新要求メッセージを送信してもよい。更新要求メッセージを受信したCU−C23の取得部230は、データベース231内の識別子テーブル2310を参照して、未使用の第2の端末識別子をいくつか選択する。そして、取得部230は、選択された第2の端末識別子の値に対応する開始値および範囲を含む更新応答メッセージをCU−U24へ送信する。そして、取得部230は、更新応答メッセージで指定された第2の端末識別子を識別子テーブル2310内から削除する。割当部240は、更新応答メッセージで指定された第2の端末識別子を、識別子テーブル2410の使用中リストから未使用リストへ移動させる。
また、CU−C23の取得部230は、識別子テーブル2310内で未使用の第2の端末識別子が多すぎる場合には、自発的に第2の端末識別子をCU−U24に返却するようにしてもよい。
実施例1では、UE30とgNB20との無線通信が開始される前に、それぞれのCU−C23は、U−Planeの通信を制御するCU−U24から複数の第2の端末識別子の割り当てを予め受ける。これに対し、本実施例では、UE30とgNB20との無線通信が開始される際に、それぞれのCU−C23は、その都度、U−Planeの通信を制御するCU−U24から第2の端末識別子の割り当てを受ける。
[gNB20の詳細]
図9は、実施例2におけるgNB20の詳細の一例を示すブロック図である。本実施例におけるCU−C23は、取得部230および信号制御部232を有する。なお、図9に示されたgNB20の各ブロックにおいて、図2に示されたブロックと同じ符号が付されたブロックは、図2において説明されたブロックと同様の機能を有するため、重複する説明を省略する。
取得部230は、信号制御部232からの指示に応じて、CU−U24に第2の端末識別子を要求する端末識別子要求メッセージ40(図4参照)を、I/F25を介して送信する。そして、取得部230は、CU−U24から端末識別子割当メッセージ41(図5参照)を受信した場合、端末識別子割当メッセージ41に含まれる開始値および範囲に対応する第2の端末識別子を信号制御部232に通知する。なお、本実施例では、1つの端末識別子割当メッセージ41によってCU−U24から割り当てられる第2の端末識別子は1つであるため、端末識別子割当メッセージ41に含まれる範囲の値は1である。また、端末識別子割当メッセージ41には、1つの第2の端末識別子の値が格納されていてもよい。
信号制御部232は、AMF14から初期コンテキスト確立要求を受信した場合に、取得部230に第2の端末識別子の取得を指示する。そして、取得部230から第2の端末識別子が通知された場合、信号制御部232は、初期コンテキスト確立要求に含まれる第1の端末識別子を、取得部230から通知された第2の端末識別子に置換する。また、信号制御部232は、初期コンテキスト確立要求に含まれるUPF18のアドレス情報を、CU−U24のアドレス情報に置換する。そして、信号制御部232は、端末識別子およびアドレス情報が置換された初期コンテキスト確立要求をDU22へ送信する。
[無線通信システム10の処理の流れ]
図10は、実施例2における無線通信システム10の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、図10において、図7と同じ符号が付された処理は、以下に説明する点を除き、図7で説明された実施例1における処理と同様であるため説明を省略する。
CU−C23の信号制御部232は、ステップS107においてAMF14から送信された初期コンテキスト確立要求を受信した場合、取得部230に第2の端末識別子の取得を指示する。取得部230は、I/F25を介してCU−U24へ端末識別子要求メッセージ40を送信する(S200)。
端末識別子要求メッセージ40を受信したCU−U24の割当部240は、データベース241内の識別子テーブル2410の未使用リストを参照して、未使用の第2の端末識別子を1つ選択する(S201)。そして、割当部240は、選択された第2の端末識別子の値の開始値および範囲を含む端末識別子割当メッセージ41を、I/F25を介してCU−C23へ送信する(S202)。そして、割当部240は、端末識別子割当メッセージ41によってCU−C23に割り当てられた第2の端末識別子を、識別子テーブル2410の未使用リストから使用中リストへ移動させる。
端末識別子割当メッセージ41を受信したCU−C23の取得部230は、端末識別子割当メッセージ41に含まれる開始値および範囲で特定される第2の端末識別子の値を信号制御部232に通知する。信号制御部232は、初期コンテキスト確立要求に含まれる第1の端末識別子を、取得部230から通知された第2の端末識別子に置換し、初期コンテキスト確立要求に含まれるUPF18のアドレス情報を、CU−U24のアドレス情報に置換する(S108)。そして、信号制御部232は、端末識別子およびアドレス情報が置換された初期コンテキスト確立要求をDU22へ送信する。以下、ステップS109以降の処理が実行される。
[実施例2の効果]
以上、実施例2について説明した。本実施例のCU−U24は、gNB20または他のgNB20内のCU−C23によって制御された制御信号に対応するユーザデータの処理を実行する。また、CU−C23は、AMF14から第1の端末識別子とUPF18のアドレス情報とが通知された場合に、CU−U24に第2の端末識別子を要求し、CU−U24から割り当てられた第2の端末識別子をDU22に通知する。CU−U24は、複数の第2の端末識別子を管理しており、複数の第2の端末識別子の中で、いずれのCU−C23にも割り当てられていない第2の端末識別子を、それぞれのCU−C23に割り当てる。これにより、第2の端末識別子が各CU−C23に無駄に割り当てられることを抑制することができる。
実施例2では、DU22からの応答の有無にかかわらず、第2の端末識別子が割り当てられる。ここで、無線環境によっては、U−Planeの通信が確立される前にUE30との通信が切断される場合がある。その場合には、第2の端末識別子が無駄に割り当てられることになる。これを回避するため、本実施例では、CU−U24は、CU−C23からの要求に応じて第2の端末識別子を仮に割り当て、DU22からの応答があった場合に、第2の端末識別子の割り当てを確定させる。一方、DU22からの応答がなかった場合に、第2の端末識別子の割り当てを取り消す。これにより、第2の端末識別子の無駄な割り当てをさらに抑制することができる。
本実施例におけるgNB20は、例えば図9に示されたgNB20と同様である。以下では、実施例2と異なる部分について説明する。
データベース241には、例えば図11に示すような識別子テーブル2410が保持されている。図11は、実施例3における識別子テーブル2410の一例を示す図である。本実施例の識別子テーブル2410には、例えば図11に示されるように、未使用リストと使用中リストと仮割当リストとが含まれる。未使用リストには、いずれのCU−C23にも割り当てられていない第2の端末識別子が格納される。使用中リストには、いずれかのCU−C23に割り当てられている第2の端末識別子が格納される。仮割当リストには、割り当てが確定していない第2の端末識別子が格納される。
割当部240は、CU−C23から端末識別子要求メッセージ40を受信した場合に、データベース241内の識別子テーブル2410の未使用リストを参照して、未使用の第2の端末識別子を1つ選択する。そして、割当部240は、選択された第2の端末識別子を未使用リストから仮割当リストへ移動させる。そして、割当部240は、選択された第2の端末識別子を含む端末識別子割当メッセージ41を、I/F25を介してCU−C23へ送信する。
そして、割当部240は、第2の端末識別子を含む割当確認メッセージをCU−C23から受信した場合に、データベース241内の識別子テーブル2410を参照して、割当確認メッセージに含まれる第2の端末識別子を、仮割当リスト内で特定する。そして、割当部240は、特定された第2の端末識別子を、仮割当リストから使用中リストへ移動させる。割当確認メッセージは、割当応答の一例である。
なお、端末識別子要求メッセージ40を送信してから所定時間以内に、端末識別子要求メッセージ40に含まれていた第2の端末識別子と同一の端末識別子を含む割当確認メッセージを受信しなかった場合、割当部240は、例えば以下の処理を行う。割当部240は、端末識別子要求メッセージ40に含まれていた第2の端末識別子を仮割当リスト内で特定し、特定された第2の端末識別子を、仮割当リストから未使用リストへ移動させる。これにより、第2の端末識別子の割り当てが解除される。
信号制御部232は、AMF14から初期コンテキスト確立要求を受信した場合に、取得部230に第2の端末識別子の取得を指示する。そして、取得部230から第2の端末識別子が通知された場合、信号制御部232は、初期コンテキスト確立要求に含まれる第1の端末識別子を、取得部230から通知された第2の端末識別子に置換する。また、信号制御部232は、初期コンテキスト確立要求に含まれるUPF18のアドレス情報を、CU−U24のアドレス情報に置換する。そして、信号制御部232は、端末識別子およびアドレス情報が置換された初期コンテキスト確立要求をDU22へ送信する。
また、信号制御部232は、DU22から初期コンテキスト確立応答を受信した場合、CU−U24から割り当てられた第2の端末識別子を含む割当確認メッセージをCU−U24へ送信する。
[無線通信システム10の処理の流れ]
図12は、実施例3における無線通信システム10の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、図12において、図7または図10と同じ符号が付された処理は、以下に説明する点を除き、図7または図10で説明された処理と同様であるため説明を省略する。
CU−U24の割当部240は、ステップS200においてCU−C23から端末識別子要求メッセージ40を受信した場合、データベース241内の識別子テーブル2410の未使用リストを参照して、未使用の第2の端末識別子を1つ選択する(S201)。そして、割当部240は、選択された第2の端末識別子を未使用リストから仮割当リストへ移動させる。そして、割当部240は、選択された第2の端末識別子を含む端末識別子割当メッセージ41を、I/F25を介してCU−C23へ送信する(S202)。
また、CU−C23の信号制御部232は、ステップS110においてDU22から送信された初期コンテキスト確立応答を受信した場合、CU−U24から割り当てられた第2の端末識別子を含む割当確認メッセージをCU−U24へ送信する(S203)。
次に、CU−U24の割当部240は、データベース241内の識別子テーブル2410を参照して、割当確認メッセージに含まれる第2の端末識別子を、仮割当リスト内で特定する。そして、割当部240は、特定された第2の端末識別子を、仮割当リストから使用中リストへ移動させる。そして、割当部240は、I/F25を介してCU−C23へ、割当確認応答メッセージを送信する(S204)。以下、ステップS111以降の処理が実行される。
なお、CU−C23の信号制御部232は、ステップS112において初期コンテキスト確立応答を送信した後に、ステップS203における割当確認メッセージを送信してもよい。また、信号制御部232は、ステップS203の割当確認メッセージを、ステップS113において送信されるルーティング情報に含めてもよい。これにより、CU−C23とCU−U24との間のシグナリングを削減することができる。
[実施例3の効果]
以上、実施例3について説明した。本実施例において、それぞれのCU−C23は、AMF14から第1の端末識別子とUPF18のアドレス情報とが通知された場合に、CU−U24に前記第2の端末識別子を要求する。そして、それぞれのCU−C23は、CU−U24から割り当てられた第2の端末識別子をDU22に通知し、UE30との間の通信路が確立された場合、CU−U24に割当応答を送信する。CU−U24は、CU−C23から第2の端末識別子を要求された場合に、いずれのCU−C23にも割り当てられていない第2の端末識別子をCU−C23に割り当てる。そして、CU−C23から割当応答を受信しなかった場合、CU−U24は、CU−C23への第2の端末識別子の割り当てを解除する。これにより、第2の端末識別子の無駄な割り当てをさらに抑制することができる。
上記した各実施例では、それぞれのCU−C23は、AMF14から指定された第1の端末識別子を、CU−U24から割り当てられた第2の端末識別子に置換した。これに対し、本実施例では、AMF14によって指定された第1の端末識別子と、AMF14によって指定されたUPF18のアドレス情報との組み合わせに対応する第2の端末識別子を生成する。本実施例において生成される第2の端末識別子は、AMF14によって指定された第1の端末識別子と、AMF14によって指定されたUPF18のアドレス情報との組み合わせを一意に識別可能な識別子である。第1の端末識別子とUPF18のアドレス情報との組み合わせは、CU−U24にとってもユニークである。
なお、本実施例において生成される第2の端末識別子は、AMF14によって指定された第1の端末識別子と、AMF14によって指定されたUPF18のアドレス情報とを結合することにより生成されてもよい。また、本実施例において生成される第2の端末識別子は、第1の端末識別子とUPF18のアドレス情報との組み合わせを一意に識別可能な識別子であれば、第1の端末識別子およびUPF18のアドレス情報とは無関係の数値等であってもよい。
[gNB20の詳細]
図13は、実施例4におけるgNB20の詳細の一例を示すブロック図である。なお、図13に示されたgNB20の各ブロックにおいて、図2に示されたブロックと同じ符号が付されたブロックは、以下に説明する点を除き、図2において説明されたブロックと同様の機能を有するため、重複する説明を省略する。
信号制御部232は、AMF14から、初期コンテキスト確立要求を受信した場合、初期コンテキスト確立要求に含まれる第1の端末識別子とUPF18のアドレス情報との組み合わせを一意に識別可能な識別子を第2の端末識別子として生成する。本実施例において、信号制御部232は、初期コンテキスト確立要求に含まれる第1の端末識別子とUPF18のアドレス情報とを結合することにより、第2の端末識別子を生成する。
そして、信号制御部232は、AMF14から受信された初期コンテキスト確立要求に含まれる第1の端末識別子を、生成された第2の端末識別子に置換する。また、信号制御部232は、AMF14から受信された初期コンテキスト確立要求に含まれるUPF18のアドレス情報を、CU−U24のアドレス情報に置換する。そして、信号制御部232は、端末識別子およびアドレス情報が置換された初期コンテキスト確立要求をDU22へ送信する。
また、信号制御部232は、DU22から初期コンテキスト確立応答を受信し、初期コンテキスト確立応答に含まれるDU22のアドレス情報を、CU−U24のアドレス情報に置換する。そして、信号制御部232は、アドレス情報が置換された初期コンテキスト確立応答をAMF14へ送信する。そして、信号制御部232は、ルーティング情報をCU−U24へ送信する。
[無線通信システム10の処理の流れ]
図14は、実施例4における無線通信システム10の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、図14において、図7と同じ符号が付された処理は、以下に説明する点を除き、図7で説明された処理と同様であるため説明を省略する。
CU−C23の信号制御部232は、ステップS107においてAMF14から初期コンテキスト確立要求を受信した場合、初期コンテキスト確立要求から第1の端末識別子とUPF18のアドレス情報とを取得する。そして、信号制御部232は、取得された第1の端末識別子とUPF18のアドレス情報とを結合することにより、第2の端末識別子を生成する(S300)。
そして、信号制御部232は、初期コンテキスト確立要求に含まれる第1の端末識別子を、生成された第2の端末識別子に置換し、初期コンテキスト確立要求に含まれるUPF18のアドレス情報を、CU−U24のアドレス情報に置換する(S108)。そして、信号制御部232は、端末識別子およびアドレス情報が置換された初期コンテキスト確立要求をDU22へ送信する。以下、ステップS109以降の処理が実行される。
[実施例4の効果]
以上、実施例4について説明した。本実施例において、CU−U24は、gNB20または他のgNB20内のCU−C23によって制御された制御信号に対応するユーザデータの処理を実行する。また、それぞれのCU−C23は、AMF14から通知された第1の端末識別子とUPF18のアドレス情報とを用いて、CU−U24においてユニークとなる第2の端末識別子を生成する。これにより、簡易な構成で、gNB20における端末識別子の一意性を保つことができる。
また、CU−C23は、AMF14から通知された第1の端末識別子とUPF18のアドレス情報と結合することにより、第2の端末識別子を生成してもよい。これにより、より簡易な構成で、gNB20における端末識別子の一意性を保つことができる。
上記した各実施例では、CU−C23は、AMF14から指定されたUPF18とのU−Planeの通信をCU−U24に指示する。しかし、コアネットワーク11内には多数のUPF18が存在するため、CU−U24との接続が行われないUPF18がAMF14によって指定される場合があり得る。AMF14によって指定されたUPF18が、当該UPF18と接続されていないCU−U24に割り当てられた場合、CU21は、UE30からのU−Planeの通信を中継することが困難となる。
そこで、本実施例のCU−C23は、接続可能なUPF18の情報を、複数のCU−U24のそれぞれから予め取得し、AMF14によって指定されたUPF18との接続が可能なCU−U24に、U−Planeの通信を割り当てる。これにより、CU−C23からU−Planeの通信を割り当てられたCU−U24は、AMF14から指定されたUPF18との間でU−Planeの通信を中継することが可能となる。
[gNB20の詳細]
本実施例におけるgNB20は、以下に説明する点を除き、図2を用いて説明した実施例1のgNB20と同様であるため、実施例1のgNB20と異なる部分を中心に説明する。なお、本実施例において、CU−C23は、I/F25またはI/F28を介して、複数のCU−U24に接続されている。
それぞれのCU−U24内のデータベース241には、CU−U24が接続可能なUPF18を識別するための情報が格納されたUPFリストがさらに保持されている。UPF18を特定するための情報としては、例えば、UPF18のアドレス情報、および、UPF18のネットワークスライスやDC(Dedicated Core)等のサービス関連情報等がある。UPF18を識別するための情報は、上位識別子の一例である。
割当部240は、I/F25またはI/F28を介して、CU−C23から、UPFリスト要求メッセージを受信した場合、データベース241内のUPFリストを含むUPFリストメッセージ42を作成する。そして、割当部240は、作成されたUPFリストメッセージ42を、I/F25またはI/F28を介してCU−C23へ送信する。
図15は、UPFリストメッセージ42の一例を示す図である。UPFリストメッセージ42には、UPFリストメッセージ42であることを示すメッセージ識別子と、ネットワークスライス識別子毎のUPF18のアドレス情報とが含まれている。UPF18のアドレス情報は、例えばIPアドレス情報またはFQDN(Fully Qualified Domain Name)等である。
CU−C23のデータベース231には、例えば図16に示すようなCU−Uテーブル2311がさらに保持される。図16は、CU−Uテーブル2311の一例を示す図である。CU−Uテーブル2311には、例えば図16に示されるように、CU−U24に対応付けて、ネットワークスライス識別子毎に、当該CU−U24が接続可能なUPF18のアドレス情報が保持される。
取得部230は、I/F25またはI/F28を介して、UPFリスト要求メッセージを、それぞれのCU−U24へ送信する。そして、I/F25またはI/F28を介して割当部240から、UPFリストメッセージ42(図15参照)を受信した場合、取得部230は、UPFリストメッセージ42に含まれるUPFリストをデータベース231内のCU−Uテーブル2311に格納する。
信号制御部232は、AMF14から、第1の端末識別子およびUPF18のアドレス情報等を含む初期コンテキスト確立要求を受信した場合、データベース231内のCU−Uテーブル2311を参照する。そして、信号制御部232は、初期コンテキスト確立要求に含まれているUPF18のアドレス情報が対応付けられているCU−U24の中から、CU−U24を1つ選択する。そして、信号制御部232は、初期コンテキスト確立要求に含まれる第1の端末識別子を、第2の端末識別子に置換し、初期コンテキスト確立要求に含まれるUPF18のアドレス情報を、選択されたCU−U24のアドレス情報に置換する。そして、信号制御部232は、端末識別子およびアドレス情報が置換された初期コンテキスト確立要求をDU22へ送信する。
また、信号制御部232は、DU22から初期コンテキスト確立応答を受信した場合、初期コンテキスト確立応答に含まれるDU22のアドレス情報を、選択されたCU−U24のアドレス情報に置換する。そして、信号制御部232は、アドレス情報が置換された初期コンテキスト確立応答をAMF14へ送信する。そして、信号制御部232は、ルーティング情報を、選択されたCU−U24へ送信する。
[無線通信システム10の処理の流れ]
図17は、実施例5における無線通信システム10の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、図17において、図7と同じ符号が付された処理は、以下に説明する点を除き、図7で説明された実施例1における処理と同様であるため説明を省略する。
ステップS103の後、取得部230は、I/F25またはI/F28を介して、複数のCU−U24のそれぞれへ、UPFリスト要求メッセージを送信する(S400)。
割当部240は、I/F25またはI/F28を介してCU−C23から、UPFリスト要求メッセージを受信した場合、データベース241内のUPFリストを含むUPFリストメッセージ42を作成する。そして、割当部240は、作成されたUPFリストメッセージ42を、I/F25またはI/F28を介してCU−C23へ送信する(S401)。取得部230は、I/F25またはI/F28を介して受信したUPFリストメッセージ42に含まれるUPFリストを、データベース231内のCU−Uテーブル2311に格納する。
また、CU−C23の信号制御部232は、ステップS107においてAMF14から送信された初期コンテキスト確立要求を受信した場合、データベース231内のCU−Uテーブル2311を参照する。そして、信号制御部232は、初期コンテキスト確立要求に含まれているUPF18のアドレス情報が対応付けられているCU−U24の中から、CU−U24を1つ選択する(S402)。そして、信号制御部232は、初期コンテキスト確立要求に含まれる第1の端末識別子を、第2の端末識別子に置換し、初期コンテキスト確立要求に含まれるUPF18のアドレス情報を、選択されたCU−U24のアドレス情報に置換する(S108)。そして、信号制御部232は、端末識別子およびアドレス情報が置換された初期コンテキスト確立要求をDU22へ送信する(S109)。そして、ステップS110以降の処理が実行される。
[実施例5の効果]
以上、実施例5について説明した。本実施例において、CU−C23は、gNB20内または他のgNB20内のCU−U24によって制御されたU−Planeの信号に対応する制御信号の処理を実行する。また、CU−C23は、CU−U24が接続可能なUPF18に関する情報を各CU−U24から取得し、取得された情報に基づいて、複数のCU−U24の中から、UE30との間のU−Planeの信号の処理を実行させるCU−U24を選択する。そして、CU−C23は、選択されたCU−U24においてユニークとなる第2の端末識別子をDU22に通知する。これにより、CU−U24は、AMF14から指定されたUPF18との間でU−Planeの通信を中継することが可能となる。
[ハードウェア]
上記した実施例1から5におけるgNB20は、例えば図18に示すようなハードウェアにより実現される。図18は、gNB20のハードウェアの一例を示す図である。gNB20は、CU21およびDU22を有する。CU21は、CU−C23およびCU−U24を有する。
CU−C23は、メモリ200、プロセッサ201、およびI/F回路202を有する。I/F回路202は、コアネットワーク11、他のgNB20、DU22、およびCU−U24との間で信号の送受信を行う。メモリ200には、例えばCU−C23の機能を実現するための各種プログラムやデータ等が格納される。メモリ200には、例えば、データベース231内のデータが格納される。プロセッサ201は、メモリ200からプログラムを読出し、読み出したプログラムを実行することにより、例えばCU−C23の各機能を実現する。具体的には、プロセッサ201は、メモリ200から読み出したプログラムを実行することにより、取得部230および信号制御部232の各機能を実現する。
CU−U24は、メモリ203、プロセッサ204、およびI/F回路205を有する。メモリ203は、コアネットワーク11、他のgNB20、DU22、およびCU−C23との間で信号の送受信を行う。メモリ203には、例えばCU−U24の機能を実現するための各種プログラムやデータ等が格納される。メモリ203には、例えば、データベース241内のデータが格納される。プロセッサ204は、メモリ203からプログラムを読出し、読み出したプログラムを実行することにより、例えばCU−U24の各機能を実現する。具体的には、プロセッサ204は、メモリ203から読み出したプログラムを実行することにより、割当部240およびデータ制御部242の各機能を実現する。
DU22は、メモリ206、プロセッサ207、I/F回路208、および無線回路209を有する。I/F回路208は、CU−C23およびCU−U24との間で信号の送受信を行う。無線回路209は、UE30の間で無線信号の送受信を行う。メモリ206には、例えばDU22の機能を実現するための各種プログラムやデータ等が格納される。プロセッサ207は、メモリ206からプログラムを読出し、読み出したプログラムを実行することにより、例えばDU22の各機能を実現する。
なお、メモリ200内のプログラムやデータ等は、必ずしも全てが最初からメモリ200内に記憶されていなくてもよい。例えば、DU22に挿入されるメモリカードなどの可搬型記録媒体にプログラムやデータ等が記憶され、DU22がこのような可搬型記録媒体からプログラムやデータ等を適宜取得して実行するようにしてもよい。また、プログラムやデータ等を記憶させた他のコンピュータまたはサーバ装置などから、無線通信回線、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介して、DU22がプログラムを適宜取得して実行するようにしてもよい。メモリ203およびメモリ206についても同様である。
[その他]
なお、開示の技術は、上記した実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記した実施例では、DU22、CU−C23、およびCU−U24のそれぞれが、メモリおよびプロセッサ等を有する1つの装置として説明されたが、開示の技術はこれに限られない。例えば、gNB20が1つの装置として実現され、DU22、CU−C23、およびCU−U24のそれぞれが、gNB20の処理部として機能してもよい。また、DU22、CU−C23、およびCU−U24の一部または全部が、メモリおよびプロセッサ等を有する複数の装置によって実現されてもよい。
また、上記した実施例において、CU−C23およびCU−U24が有するそれぞれの処理ブロックは、実施例におけるCU−C23およびCU−U24の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて機能別に区分したものである。そのため、処理ブロックの区分方法やその名称によって、開示の技術が制限されることはない。また、上記した実施例におけるCU−C23およびCU−U24がそれぞれ有する各処理ブロックは、処理内容に応じてさらに多くの処理ブロックに細分化することもできるし、複数の処理ブロックを1つの処理ブロックに統合することもできる。また、それぞれの処理ブロックによって実行される処理は、ソフトウェアによる処理として実現されてもよく、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の専用のハードウェアにより実現されてもよい。
10 無線通信システム
11 コアネットワーク
12 AUSF
13 UDM
14 AMF
15 SMF
16 PCF
17 AF
18 UPF
19 データネットワーク
20 gNB
21 CU
22 DU
23 CU−C
230 取得部
231 データベース
2310 識別子テーブル
2311 CU−Uテーブル
232 信号制御部
24 CU−U
240 割当部
241 データベース
2410 識別子テーブル
242 データ制御部
30 UE
31 通信部
40 端末識別子要求メッセージ
41 端末識別子割当メッセージ
42 UPFリストメッセージ

Claims (11)

  1. 第1の処理部と、
    無線信号を処理する第2の処理部と
    を備え、
    前記第1の処理部は、
    制御信号を処理する第3の処理部と、
    ユーザデータを処理する第4の処理部と
    を有し、
    前記第3の処理部は、
    端末の通信を管理する第1の上位装置から通知された第1の端末識別子と、ユーザデータに関する処理を行う第2の上位装置を識別する上位識別子とに対応する前記第4の処理部においてユニークとなる第2の端末識別子を前記第2の処理部に通知し、
    前記第2の処理部は、
    通知された前記第2の端末識別子を用いて前記端末と前記第4の処理部との間の通信を識別し、前記端末と前記第4の処理部との間のユーザデータの通信を中継することを特徴とする基地局。
  2. 前記第4の処理部は、
    前記基地局内または他の前記基地局内の前記第3の処理部によって制御された制御信号に対応するユーザデータの処理を実行し、
    前記第3の処理部は、
    前記第4の処理部から複数の前記第2の端末識別子の割り当てを受け、前記第4の処理部から割り当てられた複数の前記第2の端末識別子の中から選択された前記第2の端末識別子を、前記第2の処理部に通知し、
    前記第4の処理部は、
    複数の前記第2の端末識別子を管理しており、複数の前記第2の端末識別子の中で、いずれの前記第3の処理部にも割り当てられていない前記第2の端末識別子を、それぞれの前記第3の処理部に割り当てることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. それぞれの前記第3の処理部は、
    前記端末との通信が開始される前に、前記第4の処理部から予め複数の前記第2の端末識別子の割り当てを受けることを特徴とする請求項2に記載の基地局。
  4. 前記第4の処理部は、
    前記基地局内または他の前記基地局内の前記第3の処理部によって制御された制御信号に対応するユーザデータの処理を実行し、
    それぞれの前記第3の処理部は、
    前記第1の上位装置から前記第1の端末識別子と前記上位識別子とが通知された場合に、前記第4の処理部に前記第2の端末識別子を要求し、前記第4の処理部から割り当てられた前記第2の端末識別子を前記第2の処理部に通知し、
    前記第4の処理部は、
    複数の前記第2の端末識別子を管理しており、複数の前記第2の端末識別子の中で、いずれの前記第3の処理部にも割り当てられていない前記第2の端末識別子を、それぞれの前記第3の処理部に割り当てることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  5. それぞれの前記第3の処理部は、
    前記第1の上位装置から前記第1の端末識別子と前記上位識別子とが通知された場合に、前記第4の処理部に前記第2の端末識別子を要求し、前記第4の処理部から割り当てられた前記第2の端末識別子を前記第2の処理部に通知し、前記端末との間の通信路が確立された場合、前記第4の処理部に割当応答を送信し、
    前記第4の処理部は、
    前記第3の処理部から前記第2の端末識別子を要求された場合に、いずれの前記第3の処理部にも割り当てられていない前記第2の端末識別子を前記第3の処理部に割り当て、前記第3の処理部から前記割当応答を受信しなかった場合、前記第3の処理部への前記第2の端末識別子の割り当てを解除することを特徴とする請求項4に記載の基地局。
  6. 前記第4の処理部は、
    前記基地局内または他の前記基地局内の前記第3の処理部によって制御された制御信号に対応するユーザデータの処理を実行し、
    それぞれの前記第3の処理部は、
    前記第1の上位装置から通知された前記第1の端末識別子と前記上位識別子とを用いて、前記第4の処理部においてユニークとなる第2の端末識別子を生成することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  7. 前記上位識別子は、前記第2の上位装置のアドレス情報であり、
    それぞれの前記第3の処理部は、
    前記第1の上位装置から通知された前記第1の端末識別子と前記第2の上位装置のアドレス情報と結合することにより、前記第2の端末識別子を生成することを特徴とする請求項6に記載の基地局。
  8. 前記第3の処理部は、
    前記基地局内または他の前記基地局内の前記第4の処理部によって制御されたユーザデータに対応する制御信号の処理を実行し、
    それぞれの前記第4の処理部が接続可能な前記第2の上位装置に関する情報をそれぞれの前記第4の処理部から取得し、取得された情報に基づいて、複数の前記第4の処理部の中から、前記端末との間のユーザデータの処理を実行させる前記第4の処理部を選択し、選択された前記第4の処理部においてユニークとなる第2の端末識別子を前記第2の処理部に通知することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  9. 第1の処理部と、無線信号を処理する第2の処理部とを備える基地局と通信する端末において、
    前記第1の処理部のうち制御信号を処理する第3の処理部が第1の上位装置から通知された第1の端末識別子と、ユーザデータに関する処理を行う第2の上位装置を識別する上位識別子とに対応するユニークな第2端末識別子とに対応付け、前記第2端末識別子に応じて、前記第1の処理部のうちユーザデータを処理する第4の処理部との間の通信を中継する前記第2の処理部との間で通信を行う通信部を有することを特徴とする端末。
  10. 第1の処理部と、無線信号を処理する第2の処理部とを備え、前記第1の処理部は、制御信号を処理する第3の処理部と、ユーザデータを処理する第4の処理部とを有する基地局において、
    前記第3の処理部が、
    端末の通信を管理する第1の上位装置から通知された第1の端末識別子と、ユーザデータに関する処理を行う第2の上位装置を識別する上位識別子とに対応する前記第4の処理部においてユニークとなる第2の端末識別子を前記第2の処理部に通知する処理を実行し、
    前記第2の処理部が、
    通知された前記第2の端末識別子を用いて前記端末と前記第4の処理部との間の通信を識別し、前記端末と前記第4の処理部との間のユーザデータの通信を中継する処理を実行することを特徴とする処理方法。
  11. 基地局と、端末と、端末の通信を管理する第1の上位装置と、ユーザデータに関する処理を行う第2の上位装置とを備える無線通信システムにおいて、
    前記基地局は、
    第1の処理部と、
    無線信号を処理する第2の処理部と
    を備え、
    前記第1の処理部は、
    制御信号を処理する第3の処理部と、
    ユーザデータを処理する第4の処理部と
    を有し、
    前記第3の処理部は、
    前記第1の上位装置から通知された第1の端末識別子と、前記第2の上位装置を識別する上位識別子とに対応する前記第4の処理部においてユニークとなる第2の端末識別子を前記第2の処理部に通知し、
    前記第2の処理部は、
    通知された前記第2の端末識別子を用いて前記端末と前記第4の処理部との間の通信を識別し、前記端末と前記第4の処理部との間のユーザデータの通信を中継することを特徴とする無線通信システム。
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