以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
本実施の形態の無線通信システムの動作にあたっては、適宜、既存技術が使用される。ただし、当該既存技術は、例えば既存のLTEであるが、既存のLTEに限られない。また、本明細書で使用する用語「LTE」は、特に断らない限り、LTE−Advanced、及び、LTE−Advanced以降の方式(例:NR)を含む広い意味を有するものとする。
また、以下で説明する実施の形態では、既存のLTEで使用されているSS(Synchronization Signal)、PSS(Primary SS)、SSS(Secondary SS)、PBCH(Physical broadcast channel)、PRACH(Physical RACH)等の用語を使用しているが、これは記載の便宜上のためであり、これらと同様の信号、機能等が他の名称で呼ばれてもよい。また、NRにおける上述の用語を、NR−SS、NR−PSS、NR−SSS、NR−PBCH、NR−PRACH等と表記する。
図1は、本発明の実施の形態における無線通信システムの構成例を示す図である。本発明の実施の形態における無線通信システムは、図1に示されるように、基地局装置100及びユーザ装置200を含む。図1には、基地局装置100及びユーザ装置200が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。
基地局装置100は、1つ以上のセルを提供し、ユーザ装置200と無線通信を行う通信装置である。図1に示されるように、基地局装置100は、同期信号及びシステム情報をユーザ装置200に送信する。同期信号は、例えば、NR−PSS及びNR−SSSである。システム情報は、例えば、NR−PBCHにて送信される。また、システム情報は、報知情報ともいう。基地局装置100及びユーザ装置200とはいずれも、ビームフォーミングを行って信号の送受信を行うことが可能である。ユーザ装置200は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置であり、基地局装置100に無線接続し、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。初期アクセスの段階において、図1に示されるように、ユーザ装置200は、ランダムアクセスのプリアンブル信号を基地局装置100に送信する。当該ランダムアクセスは、基地局装置100から受信したNR−PBCHによるシステム情報に加え、NR−PDCCH(Physical downlink control channel)によってスケジューリングされたNR−PDSCH(Physical downlink shared channel)によるシステム情報であるRMSI(Remaining minimum system information)に基づいて行われる。RMSIは、例えば、RACH設定等の初期アクセスに必要な情報を含む。
なお、本実施の形態において、複信(Duplex)方式は、TDD(Time Division Duplex)方式でもよいし、FDD(Frequency Division Duplex)方式でもよいし、又はそれ以外(例えば、Flexible Duplex等)の方式でもよい。
また、以下の説明において、送信ビームを用いて信号を送信することは、プリコーディングベクトルが乗算された(プリコーディングベクトルでプリコードされた)信号を送信することとしてもよい。同様に、受信ビームを用いて信号を受信することは、所定の重みベクトルを受信した信号に乗算することとしてもよい。また、送信ビームを用いて信号を送信することは、特定のアンテナポートで信号を送信することと表現されてもよい。同様に、受信ビームを用いて信号を受信することは、特定のアンテナポートで信号を受信することと表現されてもよい。アンテナポートとは、3GPPの規格で定義されている論理アンテナポート又は物理アンテナポートを指す。なお、送信ビーム及び受信ビームの形成方法は、上記の方法に限られない。例えば、複数アンテナを備える基地局装置100及びユーザ装置200において、それぞれのアンテナの角度を変える方法を用いてもよいし、プリコーディングベクトルを用いる方法とアンテナの角度を変える方法を組み合わせる方法を用いてもよいし、異なるアンテナパネルを切り替えて利用してもよいし、複数のアンテナパネルを合わせて使う方法を組み合わせる方法を用いてもよいし、その他の方法を用いてもよい。また、例えば、高周波数帯において、複数の互いに異なる送信ビームが使用されてもよい。複数の送信ビームが使用されることを、マルチビーム運用といい、ひとつの送信ビームが使用されることを、シングルビーム運用という。
(実施例)
以下、実施例について説明する。
図2は、本発明の実施の形態における初期アクセスのシーケンスの一例を示す図である。初期アクセスが開始されると、ステップS1において、基地局装置100は、NR−PSS、NR−SSS及びNR−PBCH、すなわちSS blockを、ユーザ装置200に送信する。NR−PBCHには、システム情報の一部が含まれる。基地局装置100は、複数のSS blockで構成されるSS burst setをSS burst set periodicityの周期で繰り返してユーザ装置200に送信する。SS burst setに複数のSS blockが含まれる場合、当該複数のSS blockは、マルチビーム運用環境において、それぞれ異なるビームに関連付けられてもよい。
一方、ユーザ装置200は、基地局装置100から送信されるNR−PSSを受信して、初期の時間及び周波数同期及びセルID(identity)の一部の特定に少なくとも使用する。また、ユーザ装置200は、基地局装置100から送信されるNR−SSSを受信して、少なくともセルIDの一部の特定に使用する。また、ユーザ装置200は、基地局装置100から送信されるNR−PBCHを受信して、初期アクセスに必要なシステム情報の一部、例えば、システムフレーム番号(SFN:System Frame Number)及び他のシステム情報のRMSI等を取得するための情報を取得する。
続いて、ステップS2において、RMSIを含む他のシステム情報は、NR−PDCCHによってスケジューリングされたNR−PDSCHを介して受信される。RMSIには、ランダムアクセス手順を実行するためのリソース、すなわち、RACHリソース及びプリアンブルフォーマット等を特定する情報が含まれる。
SS burst setに複数のSS blockが含まれる場合、ユーザ装置200は、あるSS blockを取得すると、当該SS blockに関連付けられるRACHリソースで、プリアンブルを送信しランダムアクセス手順を開始する(S3)。
ステップS3において、基地局装置100とユーザ装置200との間でランダムアクセス手順が成功すると、初期アクセスは完了し、通常の通信が開始される(S4)。
図3は、本発明の実施の形態におけるSS burst setを説明するための図である。図3に示されるように、SS burst setは、1〜L個のSS blockから構成される。SS blockを送信する候補のリソースは、5ms期間内に含まれる。SS blockは、SS burst setのL個の候補位置すべてに配置されるとは限らず、実際に基地局装置100から送信されるSS blockは、運用に応じてL個以下で配置される。SS blockが配置されていない候補位置のリソースは、通常の通信に使用される。すなわち、Lは、SS burst set中の最大SS block数を示す。また、Lは、周波数帯によって異なる値となる。例えば、3GHz以下の周波数帯ではL=4、3GHz〜6GHzの周波数帯ではL=8、6GHz〜52.6GHzの周波数帯ではL=64としてよい。
また、図3に示される例においては、SS burst setが送信される周期を示すSS burst set periodicityは、20msである。SS burst set periodicityの最小値は、5msであってもよい。
図4は、本発明の実施の形態におけるSS blockに関連付けられたRACHリソースを説明するための図である。図4に示されるように、NRにおいて、基地局装置100からビームに関連付けられたSS blockを含むSS burst setが送信される。ユーザ装置200は、検出可能なSS blockを受信して、受信したSS blockに関連付けられたRACHリソースでプリアンブルを送信して初期アクセス手順を開始する。RACHリソースは、ビームに関連付けられていてもよい。
図4に示される例では、SS burst setに含まれる4番目のSS blockをユーザ装置200は受信し、4番目のSS blockに関連付けられているRACHリソース2で、プリアンブルを送信する。また、図4に示される例では、SS burst setに含まれる2番目のSS blockは、RACHリソース1に関連付けられ、SS burst setに含まれる6番目のSS blockは、RACHリソース3に関連付けられている。また、SS blockには、対応するSS block indexが存在し、例えば、SS burst setに含まれる4番目のSS blockのSS block indexは、「4」と定義される。
図5は、本発明の実施の形態におけるSS burst setの構成例(1)を説明するための図である。図5において、無線フレーム上での5ms又は1msの時間単位でSS burst setを構成した例を示している。
図5Aは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が15kHzかつ周波数帯が3GHzまでの場合のSS burst setの構成例である。5msに対応する5スロットのうち、先頭の2スロットが、SS block(以下、「SSB」ともいう。)を含む。スロット#0にSSB#0及びSSB#1が配置され、スロット#1にSSB#2及びSSB#3が配置される。1msの長さを有するスロットは、シンボル#0からシンボル#13の14シンボルで構成される。図5Aに示されるように、15kHz SCS(subcarrier spacing、サブキャリア間隔)である無線フレームの、シンボル#2からシンボル#5にSSB#0が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#1が配置される。15kHz SCSである無線フレームは、SSB及びデータの送受信に使用され、30kHz SCS及び60kHz SCSである無線フレームは、データの送受信に使用される。
図5Bは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が15kHzかつ周波数帯が3GHzから6GHzまでの場合のSS burst setの例である。5msに対応する5スロットのうち、先頭の4スロットが、SS blockを含む。スロット#0にSSB#0及び#1が配置され、スロット#1にSSB#2及び#3が配置され、スロット#2にSSB#4及びSSB#5が配置され、スロット#3にSSB#6及びSSB#7が配置される。スロット内のシンボル上のSS blockの配置は、図5Aと同様でよい。
図6は、本発明の実施の形態におけるSS burst setの構成例(2)を説明するための図である。図6において、無線フレーム上での5ms又は1msの時間単位でSS burst setを構成した例を示している。
図6Aは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が30kHzの場合のSS burst setのスロット内の構成例である。スロット内のシンボル#4からシンボル#7にSSB#0が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#1が配置される。続くスロット内のシンボル#2からシンボル#5にSSB#2が配置され、シンボル#6からシンボル#9にSSB#3が配置される。SSB#0からSSB#3が、連続する2スロットに配置される。30kHz SCSである無線フレームは、SSB及びデータの送受信に使用され、15kHz SCS及び60kHz SCSである無線フレームは、データの送受信に使用される。
図6Bは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が30kHzの場合のSS burst setのスロット内の他の構成例である。スロット内のシンボル#2からシンボル#5にSSB#0が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#1が配置される。続くスロット内のシンボル#2からシンボル#5にSSB#2が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#3が配置される。SSB#0からSSB#3が、連続する2スロットに配置される。30kHz SCSである無線フレームは、SSB及びデータの送受信に使用され、15kHz SCS及び60kHz SCSである無線フレームは、データの送受信に使用される。
図6Cは、SS blockが送信される無線信号の周波数帯が0Hzから3GHzまでの場合のSS burst setの例を5msのスロット単位で示したものである。スロットは、時間順にスロット#0からスロット#9とする。図6Cに示されるように、スロット#0にSSB#0及びSSB#1が配置され、スロット#1にSSB#2及びSSB#3が配置される。
図6Dは、SS blockが送信される無線信号の周波数帯が3GHzから6GHzまでの場合のSS burst setの例を5msのスロット単位で示したものである。スロットは、時間順にスロット#0からスロット#9とする。図6Dに示されるように、スロット#0にSSB#0及びSSB#1が配置され、スロット#1にSSB#2及びSSB#3が配置され、スロット#2にSSB#4及びSSB#5が配置され、スロット#3にSSB#6及びSSB#7が配置される。
図7は、本発明の実施の形態におけるSS burst setの構成例(3)を説明するための図である。図7において、無線フレーム上での5ms又は0.25msの時間単位でSS burst setを構成した例を示している。
図7Aは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が120kHzかつ周波数帯が6GHzから52.6GHzの場合のSS burst setの構成例である。5msのスロット単位で示した図においてスロットは、時間順にスロット#0からスロット#39とする。スロット#20のシンボル#4からシンボル#7にSSB#32が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#33が配置される。スロット#22のシンボル#2からシンボル#5にSSB#34が配置され、シンボル#6からシンボル#9にSSB#35が配置される。同様のスロット内の構成で、スロット#0からスロット#7はSSB#0からSSB#15が配置され、スロット#10からスロット#17にSSB#16からSSB#31が配置され、スロット#20からスロット#27にSSB#32及びSSB#47が配置され、スロット#30からスロット#37にSSB#48からSSB#63が配置される。120kHz SCSである無線フレームは、SSB及びデータの送受信に使用され、60kHz SCSである無線フレームは、データの送受信に使用される。
図7Bは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が240kHzかつ周波数帯が6GHzから52.6GHzの場合のSS burst setの構成例である。5msのスロット単位で示した図においてスロットは、時間順にスロット#0からスロット#79とするが、図7Bにおいては1マスが2スロットに対応するように図示している。スロット#32のシンボル#8からシンボル#11にSSB#56が配置され、シンボル#12からスロット#33のシンボル#1にSSB#57が配置され、シンボル#2からシンボル#5にSSB#58が配置され、シンボル#6からシンボル#9にSSB#59が配置される。スロット#34のシンボル#4からシンボル#7にSSB#60が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#61が配置され、シンボル#12からスロット#35のシンボル#1にSSB#62が配置され、シンボル#2からシンボル#5にSSB#63が配置される。同様のスロット内の構成で、スロット#0からスロット#15はSSB#0からSSB#31が配置され、スロット#20からスロット#35にSSB#32からSSB#63が配置される。240kHz SCSである無線フレームは、SSBの送受信に使用され、60kHz SCS及び120kHz SCSである無線フレームは、データの送受信に使用される。
ユーザ装置200がPRACHを送信するリソースは、各SS blockに対応するRACHリソースのサブセットが設定される。複数のSS blockに対応するRACHリソースが設定された場合、例えば、異なるSS blockに対しては、異なるpreamble indexのサブセットが割り当てられて、同一RACHリソースで送信されるpreambleを区別することができる。したがって、基地局装置100は、PRACHを受信するとき、いずれのSS blockに対応して送信されたものであるか判別可能となるため、基地局装置100側の受信ビーム生成又はランダムアクセス手順におけるMsg.2等の送信ビーム生成に活用することができる。
上記のSS blockとRACHリソースのサブセット又はpreamble indexのサブセットがどのように対応するかを示す情報は、例えば、RACH configurationに含まれる情報として、報知情報すなわちsystem information等によりユーザ装置200に通知されてもよい。
なお、NR PRACH preamble formatのCP(Cyclic Prefix)及びGP(Guard Period)を含む時間長は、系列長が839の場合、1ms、3ms又は3.5msが想定される。また、系列長が139又は127の場合、同様のサブキャリア間隔を持ったデータの1、2、4、6又は12シンボルに対応する時間長となることが想定される。ただし、上記はデータのシンボルごとに対応するデータのCP長も含む時間長となる。時間長がシンボル単位で示される場合、PRACHのサブキャリア間隔に応じて、実際の時間長は変わる。
T_s = 1/30720 msとする。例えば4シンボル繰り返しのPRACH preamble formatをスロットの3シンボル目から配置する場合、例えばデータのCP長が、スロットの3〜6シンボル目に対応するCP長は144T_sであるとするならば、上記PRACHの時間長は(144*4)+(2048*4) = 8768T_sとなる。PRACHのサブキャリア間隔が30kHzの場合、30kHzのデータのシンボル長及びCP長を想定した時間長となるため、(72*4)+(1024*4) = 4384T_sとなる。
ここで、各SS blockに関連付けられるRACHリソースの候補位置について、SS block、RMSI又はデータが送信される無線信号のサブキャリア間隔、実際に送信されるSS blockの位置等により、適切な候補位置は変わる。また、許容される遅延時間、他のチャネルのスケジューリング等により、適切なRACHリソースの時間軸上に配置される位置は異なる。また、必要とされるセルカバレッジ、干渉等の周囲の環境に応じたPRACH preamble formatを選択する必要がある。さらに、PRACH preamble formatの時間長は、様々な長さが必要に応じて選択される。
そこで適切なRACHリソースの候補位置を設定するため、SS blockとRACHリソースとの関連付けは、RMSI、データ、SS block又はPRACHのサブキャリア間隔を予め想定して指定されてもよい。RACH configuration等で指定されてもよい。
各SS blockのサブキャリア間隔に対して、RMSI、データ又はPRACHのサブキャリア間隔は、下記のように複数の異なる組み合わせが存在する。例えば、SS blockのサブキャリア間隔は、周波数帯が6GHz以下の場合は、15kHz又は30kHzであり、周波数帯が6GHz以上の場合は、120kHz又は240kHzである。これに対し、RMSI又はデータのサブキャリア間隔は、周波数帯が6GHz以下の場合は、15kHz、30kHz又は60kHzであり、周波数帯が6GHz以上の場合は、60kHz又は120kHzである。また、PRACHのサブキャリア間隔は、周波数帯が6GHz以下の場合は、1.25kHz、5kHz、15kHz又は30kHzであり、周波数帯が6GHz以上の場合は、60kHz又は120kHzである。
したがって、サブキャリア間隔は複数の組み合わせが存在する状況において、スロットの時間長はサブキャリア間隔によって異なるため、予めサブキャリア間隔を想定しておくことで、RACHリソースの配置に想定したサブキャリア間隔を前提として使用することができる。また、PRACHのサブキャリア間隔を想定する際には、PRACHのサブキャリア間隔が1.25kHz又は5kHzの場合には、15kHzのサブキャリア間隔を想定してもよい。
例えば、PRACHのサブキャリア間隔は、RMSI又はデータのサブキャリア間隔と同一であることを想定してよい。すなわち、受信したRMSI又はデータのサブキャリア間隔を、PRACHのサブキャリア間隔が暗黙的に通知されたとしてユーザ装置200は判断してもよい。ただし、サブキャリア間隔の組み合わせは上記のとおり定められているため、周波数帯が6GHz以下の場合、RMSI又はデータのサブキャリア間隔が60kHzの場合、PRACHは30kHzとする。
また、SS blockとRACHリソースの関連付けをユーザ装置200に通知するために、下記の情報が送信されてもよい。
1)PRACH preamble formatが、全SS block共通の情報として通知されてもよいし、SS block個別の情報として、それぞれ通知されてもよい。
2)1SS blockに関連付けられるRACHリソースの時間方向の配置数が、全SS block共通の情報として通知されてもよいし、SS block個別の情報として、それぞれ通知されてもよい。RACHリソースの時間方向の配置数とは、ひとつのpreamble formatに対応するリソースが時間方向に連続して繰り返し配置される数である。
3)実際に送信された全てのSS blockに対応するRACHリソースを1セットとして、当該セットの時間方向の繰り返し周期及び繰り返し回数が通知されてもよい。例えば、SS burst set periodicityとの比率として通知されてもよく、当該比率が1/2の場合、SS burst setが2回送信されるごとに、RACHリソースの1セットが配置されてもよい。当該比率が4の場合、SS burst setが1回送信されるごとに、RACHリソースの4セットが配置されてもよい。また、RACHリソースのセットの周期が絶対値として通知されてもよいし、SS burst set periodicityごとのRACHリソースのセットの数が通知されてもよい。
4)SS blockに対応するRACHリソースの配置形式にindexを割り当て、当該indexが通知されてもよいし、いずれかの配置形式が予め規定されていて、通知はされなくてもよい。当該配置形式は、本実施例に記載されているいずれの配置形式でもよいし、例えば下記の配置形式が設定されてもよい。
4−1)SS blockが含まれるスロット内にRACHリソースが配置される形式と、SS blockを含まないスロット内にRACHリソースが配置される形式とを異なる配置形式として設定する。
4−2)連続するスロットにRACHリソースを配置する形式と、RACHリソースを配置するスロット間に間隔を与えてもよい形式とを異なる形式として設定する。
5)実際に送信されるいずれかのSS blockに対応するうち、先頭のRACHリソースの開始タイミングのスロットindexが通知されてもよい。例えば、実際に送信される先頭又は末尾のSS blockからのオフセットをindexとしてもよいし、システムフレームindex、スロットindex等で通知されてもよい。また、例えばRACHリソースの周期が10msであった場合、スロットindexのみが通知されてよく、周期は予め規定されて明示的に通知されなくてもよい。また、各SS blockに対応するRACHリソースの開始タイミングのスロットindexは、PRACH preamble formatの時間長、RACHリソースの繰り返し数、RACHリソースの配置パターンから、暗黙的に通知されてもよい。すなわち、当該スロットindexとPRACH preamble formatの時間長、RACHリソースの繰り返し数、RACHリソースの配置パターンとの対応が予め規定されていてもよい。また、各SS blockに対応する先頭のRACHリソース配置は、明示的に通知されてもよい。さらに、SS blockが配置されているスロット内にRACHリソースが配置される場合、RACHリソースの配置パターンとして通知されてもよいし、スロットindexで通知されてもよいし、PRACH preamble formatが1又は2シンボル等の時間長の短い形式が指定されることで暗黙的に通知されてもよい。また、RACHリソースが配置されるスロットの先頭位置、RACHリソースが配置されるスロットと後続のスロットの間隔、PRACH preamble formatに含まれる情報、RACHリソースの繰り返し数、RACHリソースが繰り返されるセットの周期、RACHリソースが繰り返されるセットの間隔、RACHリソースが繰り返されるセットの配置パターン、reserved symbolのうち、一部又は全部が通知されることによって、暗黙的にすべてのSS blockに対応するRACHリソースの配置が通知され、特定されてもよい。
図8は、本発明の実施の形態におけるスロット内のシンボル位置に関するRACHリソース配置の例を示す図である。1msより短い時間長を有するPRACH preamble formatが使用されるとき、すなわちpreambleの系列長が127又は139であるとき、スロットの先頭、スロットの末尾又はスロットの先頭及び末尾のいくつかのシンボルを、RACHリソースとして使用しないreserved symbolとしてユーザ装置200に通知してもよい。reserved symbolとPRACH preamble formatの時間長を合計した時間長、又はPRACH preamble format単体の時間長がスロット長を超える等で適切な配置が出来なくなる場合にはreserved symbolを考慮せずにRACHリソースを配置することとしてもよい。1msより短い時間長を有するPRACH preamble formatが使用されるとき、上記reserved symbolを考慮して、スロットの末尾からRACHリソースを配置してもよいし、スロットの先頭からRACHリソースを配置してもよい。
図8Aは、スロットの先頭3シンボルがreserved symbolとして指定され、PRACH preamble formatの時間長が4シンボルであり、スロットの末尾側にRACHリソースを配置した場合を示している。スロット#0からスロット#2はreserved symbolであり、スロット#6からスロット#9にRACH#1が配置され、スロット#10からスロット#13にRACH#2が配置される。ここで、図示しないが、RACH#1はSSB#1に対応するRACHリソースを示し、RACH#2はSSB#2に対応するRACHリソースを示す。
図8Bは、スロットの先頭2シンボル及び末尾2シンボルがreserved symbolとして指定され、PRACH preamble formatの時間長が4シンボルであり、スロットの先頭側にRACHリソースを配置した場合を示している。スロット#0、スロット#1、スロット#12及びスロット#13はreserved symbolであり、スロット#2からスロット#5にRACH#1が配置され、スロット#60からスロット#9にRACH#2が配置される。
図9は、本発明の実施の形態におけるSS blockのサブキャリア間隔が15kHzの場合のRACHリソース配置の例(1)を示す図である。SS blockが配置されていないスロットにおける連続するRACHリソース配置が、通知されるか又は予め仕様に規定されてもよい。先頭のRACHリソース位置が通知又は規定されることで、当該位置から連続したスロットでRACHリソースが配置される。
図9Aは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が15kHzかつ周波数帯が3GHzまでであって、先頭のSS blockからRACHリソースへのオフセットが2として通知され、PRACH preamble formatの時間長が1ms、RACHリソースの繰り返し回数が1回の場合のRACHリソース配置を示している。スロット#0にSSB#0及びSSB#1が配置され、スロット#1にSSB#2及びSSB#3が配置されている。先頭SS blockであるSSB#0がスロット#0に配置されているため、オフセットの2を加えたスロット#2に、先頭RACHリソースであるRACH#0が配置される。続いて、スロット#3にRACH#1、スロット#4にRACH#2、スロット#5にRACH#3が配置される。SSB#0にはRACH#0、SSB#1にはRACH#1、SSB#2にはRACH#2、SSB#3にはRACH#3が対応する。
図9Bは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が15kHzかつ周波数帯が3GHzから6GHzまでであって、スロットindexが5として通知され、PRACH preamble formatの時間長が2シンボル、RACHリソースの繰り返し回数が2回、スロット内先頭2シンボルがreserved symbolの場合のRACHリソース配置を示している。スロット#0にSSB#0及びSSB#1が配置され、スロット#1にSSB#2及びSSB#3が配置され、スロット#2にSSB#4及びSSB#5が配置され、スロット#3にSSB#6及びSSB#7が配置されている。スロットindexが5であるため、スロット#5に先頭RACHリソースが配置される。スロット内先頭2シンボルはreserved symbolであるため、シンボル#2からシンボル#5にRACH#0が配置される。シンボル#2及びシンボル#3は1回目のRACHリソース、シンボル#4及びシンボル#5は2回目のRACHリソースに対応し、繰り返し回数が2回となる。同様に、シンボル#6からシンボル#9にRACH#1が配置され、シンボル#10からシンボル#13にRACH#2が配置される。スロット#6のシンボル#2からシンボル#5にRACH#3が配置され、シンボル#6からシンボル#9にRACH#4が配置され、シンボル#10からシンボル#13にRACH#5が配置される。スロット#7のシンボル#6からシンボル#9にRACH#6が配置され、シンボル#10からシンボル#13にRACH#7が配置される。図9Aと同様に、SSB#0からSSB#8に、RACH#0からRACH#8が対応する。
図10は、本発明の実施の形態におけるSS blockのサブキャリア間隔が15kHzの場合のRACHリソース配置の例(2)を示す図である。SS blockが配置されていないスロットにおける連続しないRACHリソース配置が、通知されるか又は予め仕様に規定されてもよい。先頭のRACHリソース位置が通知又は規定されることで、当該位置から後続するRACHリソースが配置される。例えば、下記のように後続のRACHリソースが配置される。
1)RACHリソースが1スロット分配置されるごとに、指定された数だけスロットをスキップして、次のRACHリソースを配置してもよい。
2)1つ若しくは1パターン分(図10AではSSB#0及びSSB#1)のSS blockに対応するRACHリソースが配置された後に、指定された数だけスロットをスキップして、次のRACHリソースを配置してもよい。
3)1)及び2)を組み合わせた配置をしてもよい。
4)1)及び2)におけるスロットをスキップする「指定された数」は、個別にユーザ装置200に通知されてもよいし、例えば、実際に送信された末尾のSS blockから先頭のRACHリソース位置とのオフセットと同じ数等が用いられてもよい。また例えば、末尾のSS blockからオフセットとしてRACHリソースの先頭が1スロットスキップしている場合には、同様にRACHリソースの配置を1スロットずつスキップしてもよい。
図10Aは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が15kHzかつ周波数帯が3GHzまでであって、SS blockの末尾からRACHリソースへのオフセットが2として通知され、PRACH preamble formatの時間長が1ms、RACHリソースの繰り返し回数が1回の場合のRACHリソース配置を示している。スロット#0にSSB#0及びSSB#1が配置され、スロット#1にSSB#2及びSSB#3が配置されている。SS blockの末尾であるSSB#3がスロット#1に配置されているため、オフセットの2を加えたスロット#3に、先頭RACHリソースであるRACH#0が配置される。続いて、SS blockの末尾からRACH#0がオフセットとして1スロットスキップしているのと同様に、後続のRACHリソースが1スロットずつスキップされて配置される。したがって、スロット#3にRACH#0、スロット#5にRACH#1、スロット#7にRACH#2が配置される。SSB#0からSSB#3には、RACH#0からRACH#3が対応する。
図10Bは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が15kHzかつ周波数帯が3GHzから6GHzまでであって、先頭SS blockからRACHリソースへのオフセットが1として通知され、PRACH preamble formatの時間長が1ms、RACHリソースの繰り返し回数が1回の場合のRACHリソース配置を示している。ここで、実際に送信されるSS blockが、SSB#0、SSB#1、SSB#4、SSB#5であるため、図に示されるように、スロット#0にSSB#0及びSSB#1が配置され、スロット#2にSSB#4及びSSB#5が配置される。このように、実際に送信されるSS blockの数が候補数の最大値Lより小さい場合、実際には送信されないSS blockの候補位置となるシンボル又はスロット内にRACHリソースを配置することができる。実際には送信されないSS blockが存在するとき、RACHリソースを配置可能な場所には前に詰めてRACHリソースを配置してもよい。一方、常に最大値Lが配置されると想定してRACHリソースを配置してもよい。図10Bに示されるように、スロット#1にSS blockが配置されていないため、RACHリソースを配置することが可能となり、RACH#0が配置される。以降、スロット#3にRACH#1が配置され、スロット#4にRACH#2が配置され、スロット#5にRACH#3が配置される。SSB#0にはRACH#0、SSB#1にはRACH#1、SSB#4にはRACH#2、SSB#5にはRACH#3が対応する。
図10Bでは、サブキャリア間隔15kHzの場合しか示していないが、他のサブキャリア間隔の場合にも同様に実際には送信されないSS blockの候補位置となるシンボル又はスロット内にRACHリソースが配置されてもよい。
図8、図9及び図10において説明したRACHリソースの配置の例について、例えば、想定サブキャリア間隔が15kHzの場合にもスロット長が変わるのみであり、当該RACHリソースの配置の例は同様に適用可能である。また、SS blockのサブキャリア間隔が15kHz以外のときにも当該RACHリソースの配置の例は同様に適用可能である。
図11は、本発明の実施の形態におけるSS blockのサブキャリア間隔が15kHzの場合のRACHリソース配置の例(3)を示す図である。SS blockが配置されるスロット内(SS blockのサブキャリア間隔が想定されるスロット)におけるRACHリソース配置が、通知されるか又は予め仕様に規定されてもよい。
図11Aは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が15kHzかつ周波数帯が3GHzまでであって、PRACH preamble formatの時間長が1シンボル、RACHリソースの繰り返し回数が1回の場合のRACHリソース配置を示している。図11Aに示されるように、SS blockの末尾から1シンボルを空けて、RACHリソースが配置されてもよい。空けられた1シンボルは、データ等の送受信に使用されてよい。PRACH preamble format又は1formatに対応するRACHリソースの繰り返し数に応じて、複数のシンボルが空けられてもよい。シンボルを空けることにより、SS blockが受信された直後に対応するRACHリソースでユーザ装置200が送信したい場合に、処理時間を確保することができる。また、RACHリソースが配置されるシンボルへのSS blockからの相対位置が通知又は規定されてもよい。図11Aにおいては、2が通知又は規定されている。
図11Aにおいて、スロット#0にSSB#0及びSSB#1が配置され、スロット#1にSSB#2及びSSB#3が配置される。スロット#0のシンボル#2からシンボル#5までSSB#0が配置され、シンボル#6を空けてシンボル#7にRACH#0が配置される。シンボル#8からシンボル#11にSSB#1が配置され、シンボル#12を空けてシンボル#13にRACH#1が配置される。ここでは、30kHz又は60kHz SCSの無線フレームにおいては、先頭からのシンボル数を用いて以下説明する。すなわち、30kHz SCSの無線フレームは、シンボル#0からシンボル#26が配置され、60kHz SCSの無線フレームにおいては、シンボル#0からシンボル#52が配置される。30kHz SCSである無線フレームにおいて、図11Aに示されるように、シンボル#12にRACH#0、シンボル#24にRACH#1が配置されてもよい。60kHz SCSである無線フレームにおいて、図11Aに示されるように、シンボル#25にRACH#0、シンボル#47にRACH#1が配置されてもよい。いずれも、SS blockから1シンボル空けてRACHリソースが配置される。スロット#1もスロット内はスロット#0と同様に配置される。
図11Bは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が15kHzかつ周波数帯が3GHzから6GHzまでのRACHリソースの配置を示している。スロット#0にSSB#0及びSSB#1が配置され、スロット#1にSSB#2及びSSB#3が配置され、スロット#2にSSB#4及びSSB#5が配置され、スロット#3にSSB#6及びSSB#7が配置される。スロット内の配置は、図11Aと同様である。
図12は、本発明の実施の形態におけるSS blockのサブキャリア間隔が15kHzの場合のRACHリソース配置の例(3)を示す図である。図11のRACHリソースの配置において、RACHリソースがスロット内で後方又は前方に配置したもの、30kHz又は60kHz SCSのスロット末尾に合わせて配置されたものである。当該RACHリソース配置が、通知されるか又は予め仕様に規定されてもよい。
図12Aにおいて、スロット内のSSB#0及びSSB#1の配置は、図11と同様である。シンボル#7にRACH#0が配置され、シンボル#13にRACH#1が配置される。30kHz SCSである無線フレームにおいて、シンボル#14にRACH#0が配置され、シンボル#26にRACH#1が配置される。60kHz SCSである無線フレームにおいて、シンボル#28にRACH#0が配置され、シンボル#52にRACH#1が配置される。図12Aでは、RACHリソースがスロット内で後方に配置されている。
図12Bにおいて、スロット内のSSB#0及びSSB#1の配置は、図11と同様である。シンボル#6にRACH#0が配置され、シンボル#12にRACH#1が配置される。30kHz SCSである無線フレームにおいて、シンボル#11にRACH#0が配置され、シンボル#23にRACH#1が配置される。60kHz SCSである無線フレームにおいて、シンボル#21にRACH#0が配置され、シンボル#45にRACH#1が配置される。図12Bでは、RACHリソースがスロット内で前方に配置されている。
図12Cにおいて、スロット内のSSB#0及びSSB#1の配置は、図11と同様である。シンボル#6にRACH#0が配置され、シンボル#12にRACH#1が配置される。30kHz SCSである無線フレームにおいて、シンボル#12にRACH#0が配置され、シンボル#23にRACH#1が配置される。60kHz SCSである無線フレームにおいて、シンボル#24にRACH#0が配置され、シンボル#45にRACH#1が配置される。図12Bでは、RACHリソースがスロット内の30kHz又は60kHz SCSのスロット末尾に合わせて配置されている。
図12に示されるようにRACHリソースを配置することで、SS block間のギャップを利用した早いタイミングでRACHリソースを配置することで、許容遅延時間が短い場合に対応することができる。
図13は、本発明の実施の形態におけるSS blockのサブキャリア間隔が15kHzの場合のRACHリソース配置の例(4)を示す図である。SS blockが配置されるスロット内(SS blockのサブキャリア間隔が想定されるスロット)におけるRACHリソース配置が、通知されるか又は予め仕様に規定されてもよい。SS blockが複数回繰り返された後に、RACHリソースが配置されてもよい。例えば、SS blockの構成パターンごとにまとめてRACHリソースが配置されてもよい。図13Aに示されるように、SS blockが2つ配置されるごとに、RACHリソースが配置される。15kHz SCSの場合にも、SS blockが配置されるスロット内にRACHリソースを配置することができる。また、RACHリソースの開始から、PRACH preamble format又は1formatに対応するRACHリソースの繰り返し数に応じて、複数のシンボルにRACHリソースが配置されてもよい。例えば、30kHz又は60kHz SCSの場合、RACH#0の拡大に合わせて、次のRACH#1を時間方向の配置をスライドしてもよい。また例えば、図13AにおいてはSS blockの直後からRACHリソースの配置が開始されているが、1シンボル空けてスロット末尾にあわせてRACHリソースが配置されてもよい。無線フレームが30kHz又は60kHz SCSの場合、1シンボル又は2シンボルずつ後方にスライドさせてRACHリソースが配置されてもよい。
図13Aにおいて、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が15kHzかつ周波数帯が3GHzまでであって、PRACH preamble formatの時間長が1シンボル、RACHリソースの繰り返し回数が1回の場合のRACHリソース配置を示している。スロット#0にSSB#0及びSSB#1が配置され、スロット#1にSSB#2及びSSB#3が配置される。スロット#0のシンボル#2からシンボル#5までSSB#0が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#1が配置され、シンボル#12にRACH#0が配置され、シンボル#13にRACH#1が配置される。また、30kHz SCSである無線フレームにおいて、図13Aに示されるように、シンボル#23にRACH#0、シンボル#24にRACH#1が配置されてもよい。また、60kHz SCSである無線フレームにおいて、図13Aに示されるように、シンボル#45にRACH#0、シンボル#46にRACH#1が配置されてもよい。スロット#1もスロット内はスロット#0と同様に配置される。
図13Bは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が15kHzかつ周波数帯が3GHzまでのRACHリソースの配置を示している。スロット#0にSSB#0及びSSB#1が配置され、スロット#1にSSB#2及びSSB#3が配置され、スロット#2にSSB#4及びSSB#5が配置され、スロット#3にSSB#6及びSSB#7が配置される。スロット内の配置は、図13Aと同様である。
図13Cは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が15kHzかつ周波数帯が3GHzまでであって、PRACH preamble formatの時間長が1シンボル、RACHリソースの繰り返し回数が1回の場合のRACHリソース配置を示している。図13Aと異なり、30kHz SCSである無線フレームにおいて、シンボル#25にRACH#0、シンボル#26にRACH#1が配置されてもよい。また、60kHz SCSである無線フレームにおいて、図13Aに示されるように、シンボル#51にRACH#0、シンボル#52にRACH#1が配置されてもよい。
図14は、本発明の実施の形態におけるSS blockのサブキャリア間隔が30kHzの場合のRACHリソース配置の例(1)を示す図である。図14において、SS blockのサブキャリア間隔が15kHzであった図9又は図10と同様のRACHリソースの配置を、SS blockのサブキャリア間隔が30kHzの無線フレームに適用したものである。当該RACHリソース配置が、通知されるか又は予め仕様に規定されてもよい。
図14Aは、SS blockのスロット内の構成例1として、スロット#0のシンボル#4からシンボル#7にSSB#0が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#1が配置され、スロット#2のシンボル#2からシンボル#5にSSB#2が配置され、シンボル#6からシンボル#9にSSB#3が配置されている。15kHz又は60kHz SCSである無線フレームは、データの送受信に使用されてよい。
図14Bは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が30kHzかつ周波数帯が3GHzまでである場合のRACHリソース配置を示している。図14AのSS blockのスロット内構成例1のように、スロット#0及びスロット#1にSSB#0からSSB#3が配置される。スロット#2から以降のスロットのいずれかにRACHリソースの先頭が配置され、RACH#0からRACH#3までが連続して配置される。先頭のRACHリソース位置が通知又は規定されることで、当該位置から連続したスロットでRACHリソースが配置される。
図14Cは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が30kHzかつ周波数帯が3GHzから6GHzまでである場合のRACHリソース配置を示している。図14AのSS blockのスロット内構成例1のように、スロット#0からスロット#3に、SSB#0からSSB#7が配置される。スロット#4から以降のスロットのいずれかにRACHリソースの先頭が配置され、RACH#0からRACH#7までが連続して配置される。先頭のRACHリソース位置が通知又は規定されることで、当該位置から連続したスロットでRACHリソースが配置される。
図14Dは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が30kHzかつ周波数帯が3GHzまでであって、PRACH preamble formatの時間長が1シンボル、RACHリソースの繰り返し回数が1回の場合のRACHリソース配置を示している。図14AのSS blockのスロット内構成例1のように、スロット#0及びスロット#1にSSB#0からSSB#3が配置される。30kHz SCSである無線フレームにおいて、スロット#0のシンボル#12にRACH#0、シンボル#13にRACH#1が配置され、スロット#1のシンボル#10にRACH#2、シンボル#11にRACH#3が配置される。15kHz SCSである無線フレームにおいて、シンボル#7にRACH#0、シンボル#8にRACH#1、シンボル#12にRACH#2、シンボル#13にRACH#3が配置されてよい。ここでは、60kHz SCSの無線フレームにおいては、先頭からのシンボル数を用いて以下説明する。すなわち、60kHz SCSの無線フレームにおいて、シンボル#0からシンボル#52が配置される。60kHz SCSである無線フレームにおいて、シンボル#23にRACH#0、シンボル#24にRACH#1、シンボル#45にRACH#2、シンボル#46にRACH#3が配置される。
図14Eは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が30kHzかつ周波数帯が3GHzまでである場合のRACHリソース配置を示している。図14AのSS blockのスロット内構成例1のように、スロット#0及びスロット#1にSSB#0からSSB#3が配置される。スロット内のRACHリソースの配置は、図14Dと同様に配置されてよい。
図14Fは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が30kHzかつ周波数帯が3GHzから6GHzまでである場合のRACHリソース配置を示している。図14AのSS blockのスロット内構成例1のように、スロット#0からスロット#3に、SSB#0からSSB#7が配置される。スロット内のRACHリソースの配置は、図14Dと同様に配置されてよい。
図15は、本発明の実施の形態におけるSS blockのサブキャリア間隔が30kHzの場合のRACHリソース配置の例(2)を示す図である。当該RACHリソース配置が、通知されるか又は予め仕様に規定されてもよい。
図15Aは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が30kHzかつ周波数帯が3GHzまでであって、PRACH preamble formatの時間長が1シンボル、RACHリソースの繰り返し回数が1回の場合のRACHリソース配置を示している。図14AのSS blockのスロット内構成例1のように、スロット#0及びスロット#1にSSB#0からSSB#3が配置される。30kHz SCSである無線フレームにおいて、スロット#1のシンボル#10にRACH#0、シンボル#11にRACH#1、シンボル#12にRACH#2、シンボル#13にRACH#3が配置される。15kHz SCSである無線フレームにおいては、スロット内にRACH#0からRACH#4を同様には配置できないため、ここでは配置しないが他の配置方式によって配置されてもよい。ここでは、60kHz SCSの無線フレームにおいては、先頭からのシンボル数を用いて以下説明する。すなわち、60kHz SCSの無線フレームにおいて、シンボル#0からシンボル#52が配置される。60kHz SCSである無線フレームにおいて、シンボル#45にRACH#0、シンボル#46にRACH#1、シンボル#47にRACH#2、シンボル#48にRACH#3が配置される。
図15Bは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が30kHzかつ周波数帯が3GHzまでである場合のRACHリソース配置を示している。図14AのSS blockのスロット内構成例1のように、スロット#0及びスロット#1にSSB#0からSSB#3が配置される。スロット内のRACHリソースの配置は、図15Aと同様に配置されてよい。
図15Cは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が30kHzかつ周波数帯が3GHzから6GHzまでである場合のRACHリソース配置を示している。図14AのSS blockのスロット内構成例1のように、スロット#0からスロット#3に、SSB#0からSSB#7が配置される。スロット内のRACHリソースの配置は、図15Aと同様に配置されてよい。
図15Dは、SS blockのスロット内の構成例2として、スロット#0のシンボル#2からシンボル#5にSSB#0が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#1が配置され、スロット#2のシンボル#2からシンボル#5にSSB#2が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#3が配置されている。15kHz又は60kHz SCSである無線フレームは、データの送受信に使用されてよい。さらに、図15Dは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が30kHzかつ周波数帯が3GHzまでであって、PRACH preamble formatの時間長が1シンボル、RACHリソースの繰り返し回数が1回の場合のRACHリソース配置を示している。30kHz SCSである無線フレームにおいて、スロット#0のシンボル#7にRACH#0、シンボル#13にRACH#1が配置され、スロット#1のシンボル#7にRACH#2、シンボル#13にRACH#3が配置される。
図15Eは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が30kHzかつ周波数帯が3GHzまでである場合のRACHリソース配置を示している。図14AのSS blockのスロット内構成例1のように、スロット#0及びスロット#1にSSB#0からSSB#3が配置される。スロット内のRACHリソースの配置は、図15Dと同様に配置されてよい。
図15Fは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が30kHzかつ周波数帯が3GHzから6GHzまでである場合のRACHリソース配置を示している。図14AのSS blockのスロット内構成例1のように、スロット#0からスロット#3に、SSB#0からSSB#7が配置される。スロット内のRACHリソースの配置は、図15Dと同様に配置されてよい。
図16は、本発明の実施の形態におけるSS blockのサブキャリア間隔が30kHzの場合のRACHリソース配置の例(3)を示す図である。当該RACHリソース配置が、通知されるか又は予め仕様に規定されてもよい。
図16Aは、図15DのようにSS blockのスロット内の構成例2として、スロット#0のシンボル#2からシンボル#5にSSB#0が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#1が配置され、スロット#2のシンボル#2からシンボル#5にSSB#2が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#3が配置されている。15kHz又は60kHz SCSである無線フレームは、データの送受信に使用されてよい。さらに、図16Aは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が30kHzかつ周波数帯が3GHzまでであって、PRACH preamble formatの時間長が1シンボル、RACHリソースの繰り返し回数が1回の場合のRACHリソース配置を示している。30kHz SCSである無線フレームにおいて、スロット#0のシンボル#12にRACH#0、シンボル#13にRACH#1が配置され、スロット#1のシンボル#12にRACH#2、シンボル#13にRACH#3が配置される。15kHz SCSである無線フレームにおいては、スロット内にRACH#0からRACH#4を同様には配置できないため、ここでは配置しないが他の配置方式によって配置されてもよい。
図16Bは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が30kHzかつ周波数帯が3GHzまでである場合のRACHリソース配置を示している。図15DのSS blockのスロット内構成例2のように、スロット#0及びスロット#1にSSB#0からSSB#3が配置される。スロット内のRACHリソースの配置は、図16Aと同様に配置されてよい。
図16Cは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が30kHzかつ周波数帯が3GHzから6GHzまでである場合のRACHリソース配置を示している。図15DのSS blockのスロット内構成例2のように、スロット#0からスロット#3に、SSB#0からSSB#7が配置される。スロット内のRACHリソースの配置は、図16Aと同様に配置されてよい。
図17は、本発明の実施の形態におけるSS blockのサブキャリア間隔が120kHzの場合のRACHリソース配置の例(1)を示す図である。当該RACHリソース配置が、通知されるか又は予め仕様に規定されてもよい。SS blockのサブキャリア間隔が15kHz又は30kHzの場合とは、SS burst set内でスロットのギャップが存在する点が異なっている。当該スロットのギャップに、RACHリソースを配置してもよいし、配置しなくてもよい。当該RACHリソース配置が、通知されるか又は予め仕様に規定されてもよい。
図17Aは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が120kHzかつ周波数帯が6GHzから52.6GHzまでである場合のスロット#20及びスロット#21のスロット内の構成を示している。120kHz SCSである無線フレームにおいて、スロット#0のシンボル#4からシンボル#7にSSB#32が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#33が配置され、スロット#2のシンボル#2からシンボル#5にSSB#34が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#35が配置されている。RACHリソースは、スロット単位で配置されてよいし、上記のようにSS burst set内のスロットのギャップ、すなわち図17AのSS blockが配置されていないスロット#8、スロット#9、スロット#18、スロット#19、スロット#28、スロット#29、スロット#38、スロット#39にRACHリソースが配置されてもよい。
図17Bは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が120kHzかつ周波数帯が6GHzから52.6GHzまでである場合のスロット#20及びスロット#21のスロット内の構成を示している。図17A同様に、120kHz SCSである無線フレームにおいて、スロット#0のシンボル#4からシンボル#7にSSB#32が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#33が配置され、スロット#2のシンボル#2からシンボル#5にSSB#34が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#35が配置されている。RACHリソースは、120kHz SCSにおいて、スロット#0のシンボル#12にRACH#32、シンボル#13にRACH#33が配置され、スロット#1のシンボル#10にRACH#34、シンボル#11にRACH#35が配置される。60kHz SCSである無線フレームにおいて、シンボル#6にRACH#32、シンボル#7にRACH#33、シンボル#12にRACH#34、シンボル#13にRACH#35が配置される。他のSS blockが配置されるスロットも、同様にRACHリソースが配置される。
図18は、本発明の実施の形態におけるSS blockのサブキャリア間隔が120kHzの場合のRACHリソース配置の例(2)を示す図である。当該RACHリソース配置が、通知されるか又は予め仕様に規定されてもよい。
図18Aは、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が120kHzかつ周波数帯が6GHzから52.6GHzまでである場合のスロット#20及びスロット#21のスロット内の構成を示している。図17A同様に、120kHz SCSである無線フレームにおいて、スロット#0のシンボル#4からシンボル#7にSSB#32が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#33が配置され、スロット#2のシンボル#2からシンボル#5にSSB#34が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#35が配置されている。RACHリソースは、120kHz SCSにおいて、スロット#1のシンボル#10にRACH#32、シンボル#11にRACH#33、シンボル#12にRACH#34、シンボル#13にRACH#35が配置される。60kHz SCSである無線フレームにおいて、スロット内にRACH#32からRACH#35を同様には配置できないため、ここでは配置しないが他の配置方式によって配置されてもよい。
ここで、SS blockのサブキャリア間隔が120kHz又は240kHzの場合には、SS burst set内でスロットのギャップを活用して、RACHリソースを配置することが考えられる。図18Bに示されるように、ギャップとなるスロットと、当該スロットの直前のスロットの末尾にシンボルにRACHリソースを配置してもよい。例えば、2シンボルが繰り返されるRACHリソースである場合、ギャップの2スロットと、直前のスロットの末尾4シンボルを利用してもよい。また、ギャップとなるスロットの先頭2シンボルをreserved symbolとしてもよい。
図18Bにおいて、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が120kHzかつ周波数帯が6GHzから52.6GHzまでである場合のスロット#6及びスロット#7のスロット内の構成を示している。120kHz SCSである無線フレームにおいて、スロット#0のシンボル#4からシンボル#7にSSB#12が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#13が配置され、スロット#2のシンボル#2からシンボル#5にSSB#14が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#15が配置されている。RACHリソースは、スロット#7のシンボル#12にRACH#0、シンボル#13にRACH#1が配置される。続くスロット#8のシンボル#0にRACH#2が配置され、シンボル#13までで、RACH#15までが配置される。スロット#17及びスロット#18、スロット#27及びスロット#28、スロット#37及びスロット#38にも、スロット#7及びスロット#8同様にRACHリソースが配置される。図18BのようにRACHリソースを配置することで、無線フレームにおいて、所定数のSS blockに対応するRACHリソースの配置が完了した後に、続くSS blockの配置が開始される。
図19は、本発明の実施の形態におけるSS blockのサブキャリア間隔が240kHzの場合のRACHリソース配置の例を示す図である。当該RACHリソース配置が、通知されるか又は予め仕様に規定されてもよい。なお上述したように、240kHz SCSである無線フレームには、RMSI、データ又はPRACHは配置されず、SS blockのみが配置される。
図19Aにおいて、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が120kHzかつ周波数帯が6GHzから52.6GHzまでである場合のスロット#32からスロット#35のスロット内の構成を示している。240kHz SCSである無線フレームにおいて、スロット#32のシンボル#8からシンボル#11にSSB#56が配置され、シンボル#12からスロット#33のシンボル#1にSSB#57が配置され、シンボル#2からシンボル#5にSSB#58が配置され、シンボル#6からシンボル#9にSSB#59が配置されている。スロット#34のシンボル#4からシンボル#7にSSB#60が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#61が配置され、シンボル#12からスロット#35のシンボル#1にSSB#62が配置され、シンボル#2からシンボル#5にSSB#63が配置される。RACHリソースは、スロット単位で配置されてよいし、上記のようにSS burst set内のスロットのギャップ、すなわち図19AのスロットSS blockが配置されていないスロット#16からスロット#19にRACHリソースが配置されてもよい。
図19Bにおいて、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が120kHzかつ周波数帯が6GHzから52.6GHzまでである場合のスロット#32からスロット#35のスロット内の構成を示している。240kHz SCSである無線フレームにおいて、図19A同様にスロット#32のシンボル#8からシンボル#11にSSB#56が配置され、シンボル#12からスロット#33のシンボル#1にSSB#57が配置され、シンボル#2からシンボル#5にSSB#58が配置され、シンボル#6からシンボル#9にSSB#59が配置されている。スロット#34のシンボル#4からシンボル#7にSSB#60が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#61が配置され、シンボル#12からスロット#35のシンボル#1にSSB#62が配置され、シンボル#2からシンボル#5にSSB#63が配置される。RACHリソースは、120kHz SCSである無線フレームに図19Bに示されるように配置されてもよい。120kHz SCSである無線フレームのスロット#16のシンボル#12にRACH#56、シンボル#13にRACH#57、スロット#17のシンボル#0にRACH#58、シンボル#1にRACH#59、シンボル#10にRACH#60、シンボル#11にRACH#61、シンボル#12にRACH#62、シンボル#13にRACH#63が配置される。ただし、スロットの先頭にRACHリソースが配置されるため、下り制御情報のスケジューリングに支障をきたす可能性があるため、他のRACHリソース配置を採用してもよい。
図19Cにおいて、SS blockが送信される無線信号のサブキャリア間隔が120kHzかつ周波数帯が6GHzから52.6GHzまでである場合のスロット#12からスロット#15のスロット内の構成を示している。240kHz SCSである無線フレームにおいて、スロット#12のシンボル#8からシンボル#11にSSB#24が配置され、シンボル#12からスロット#13のシンボル#1にSSB#25が配置され、シンボル#2からシンボル#5にSSB#26が配置され、シンボル#6からシンボル#9にSSB#27が配置されている。スロット#14のシンボル#4からシンボル#7にSSB#28が配置され、シンボル#8からシンボル#11にSSB#29が配置され、シンボル#12からスロット#15のシンボル#1にSSB#30が配置され、シンボル#2からシンボル#5にSSB#31が配置される。RACHリソースは、120kHz SCSである無線フレームのスロット#7のシンボル#10にRACH#0、シンボル#11にRACH#1、シンボル#12にRACH#2、シンボル#13にRACH#3が配置される。続くスロット#8のシンボル#0にRACH#4が配置され、スロット#9のシンボル#13までで、RACH#31までが配置される。図19CのようにRACHリソースを配置することで、無線フレームにおいて、所定数のSS blockに対応するRACHリソースの配置が完了した後に、続くSS blockの配置が開始される。
上述の実施例において、基地局装置100は、SS blockが送信される位置、又は、SS block、RMSI若しくはデータが送信される無線信号のサブキャリア間隔、又は、プリアンブルの時間長等に応じて、初期アクセスに使用するRACHリソースを、無線フレーム上に配置し、当該RACHリソースを使用してユーザ装置200は、初期アクセスを行う。すなわち、無線通信システムの初期アクセスにおいて、ランダムアクセスに使用するリソースを適切に無線フレーム上に配置することができる。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理及び動作を実行する基地局装置100及びユーザ装置200の機能構成例を説明する。基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、少なくとも実施例を実施する機能を含む。ただし、基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、実施例の中の一部の機能のみを備えることとしてもよい。
図20は、基地局装置100の機能構成の一例を示す図である。図20に示されるように、基地局装置100は、送信部110と、受信部120と、設定情報管理部130と、初期アクセス情報設定部140とを有する。図20に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部110は、ユーザ装置200側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。受信部120は、ユーザ装置200から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、送信部110は、ユーザ装置200へNR−PSS、NR−SSS、NR−PBCH、DL/UL制御信号等を送信する機能を有する。また、送信部110は、ユーザ装置200に送信電力制御に関する情報及びスケジューリングに関する情報を送信し、受信部120は、ユーザ装置200からプリアンブル及び初期アクセスに係るメッセージを受信する。
設定情報管理部130は、予め設定される設定情報、及び、ユーザ装置200に送信する各種の設定情報を格納する。設定情報の内容は、例えば、初期アクセスに使用する情報等である。
初期アクセス情報設定部140は、実施例において説明した、基地局装置100におけるユーザ装置200への同期信号及び初期アクセスに使用する情報を含むシステム情報の送信に係る制御、及びユーザ装置200からの初期アクセスに係る制御を行う。
図21は、ユーザ装置200の機能構成の一例を示す図である。図21に示されるように、ユーザ装置200は、送信部210と、受信部220と、設定情報管理部230と、初期アクセス制御部240とを有する。図21に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部210は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、受信部220は、基地局装置100から送信されるNR−PSS、NR−SSS、NR−PBCH、DL/UL制御信号等を受信する機能を有する。また、送信部210は、基地局装置100にプリアンブル及び初期アクセスに係るメッセージを送信し、受信部120は、基地局装置100から初期アクセスに使用する情報を受信する。
設定情報管理部230は、受信部220により基地局装置100から受信した各種の設定情報を格納する。また、設定情報管理部230は、予め設定される設定情報も格納する。設定情報の内容は、例えば、初期アクセスに使用する情報等である。
初期アクセス制御部240は、実施例において説明した、ユーザ装置200における初期アクセスに係る制御を行う。なお、初期アクセス制御部240におけるプリアンブル信号送信等に関する機能部を送信部210に含め、初期アクセス制御部240におけるシステム情報受信等に関する機能部を受信部220に含めてもよい。
(ハードウェア構成)
上述の本発明の実施の形態の説明に用いた機能構成図(図20及び図21)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に複数要素が結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
また、例えば、本発明の一実施の形態における基地局装置100及びユーザ装置200はいずれも、本発明の実施の形態に係る処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図22は、本発明の実施の形態に係る基地局装置100又はユーザ装置200である無線通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。基地局装置100及びユーザ装置200のハードウェア構成は、図に示した1001〜1006で示される各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局装置100及びユーザ装置200における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、補助記憶装置1003及び/又は通信装置1004から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図20に示した基地局装置100の送信部110、受信部120、設定情報管理部130、初期アクセス情報設定部140は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図21に示したユーザ装置200の送信部210と、受信部220と、設定情報管理部230、初期アクセス制御部240は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本発明の一実施の形態に係る処理を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。補助記憶装置1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び/又は補助記憶装置1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、基地局装置100の送信部110及び受信部120は、通信装置1004で実現されてもよい。また、ユーザ装置200の送信部210及び受信部220は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及び記憶装置1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本発明の実施の形態によれば、ユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、初期アクセスに使用される情報を含む1又は複数のブロック及びプリアンブルを送信する前記ブロックに関連付けられるリソースを特定する情報を無線フレームに配置する設定部と、前記無線フレームを前記ユーザ装置に送信する送信部と、前記リソースで、前記ユーザ装置からプリアンブルを受信する受信部とを有し、前記リソースを特定する情報は、前記無線フレームに配置される前記ブロックの位置に基づいて定められる基地局装置が提供される。
上記の構成により、無線通信システムの初期アクセスにおいて、ランダムアクセスに使用するリソースを適切に無線フレーム上に配置することができる。
前記リソースを特定する情報は、前記ブロック、前記ブロックに含まれない初期アクセスに必要な情報若しくは前記通信のデータが配置される無線フレームのサブキャリア間隔に基づいて定められてもよい。当該構成により、基地局装置は、無線フレームのサブキャリア間隔に応じて、RACHリソースを配置することができる。
前記リソースを特定する情報は、前記リソースが配置されないリザーブされたシンボルの配置を含んでよい。当該構成により、RACHリソースが配置されないシンボルを指定することにより、制御信号の送信機会を制御することができる。
前記リソースを特定する情報は、前記ブロックが含まれるスロット内に前記リソースが配置される形式と、前記ブロックが含まれないスロットに前記リソースが配置される形式とを、それぞれ1又は複数含んでもよい。当該構成により、SS blockが含まれるスロット内にRACHリソースを配置することができる。
前記リソースを特定する情報は、前記リソースが配置されるスロットの先頭位置及び前記ブロックからのオフセットと、前記リソースが連続して配置されるかを示す情報又は前記リソースが連続せずに配置されるかを示す情報とを含んでもよい。当該構成により、RACHリソースが連続して配置される場合と、連続せずに配置される場合とで、効率よくユーザ装置に配置形式を通知することができる。
前記リソースを特定する情報は、前記リソースが配置されるスロットの先頭位置、前記リソースが配置されるスロットと後続のスロットの間隔、プリアンブルフォーマット、前記リソースの繰り返し数、前記リソースが繰り返されるセットの周期、前記リソースが繰り返されるセットの間隔、前記リソースが繰り返されるセットのパターン、前記リソースが配置されないリザーブされたシンボルの配置、のうち一部又は全部の情報を含み、前記一部又は全部の情報によって、前記ブロックに関連付けられるリソースが暗黙的に特定される。当該構成により、前記リソースが配置されるスロットの先頭位置、前記リソースが配置されるスロットと後続のスロットの間隔、プリアンブルフォーマット、前記リソースの繰り返し数、前記リソースが繰り返されるセットの周期、前記リソースが繰り返されるセットの間隔、前記リソースが繰り返されるセットのパターン、リザーブされたシンボルの配置、のうち一部又は全部の情報から、暗黙的にRACHリソースを特定することができ、通知に係るオーバーヘッドが削減できる。更に、許容される遅延等の様々な要求条件に合わせて適切な配置を行うことができる。
前記リソースを特定する情報は、前記無線フレームにおいて、前記ブロックが配置される候補の位置に、前記リソースが配置されていることを示してもよい。当該構成により、SS blockの配置候補位置で、実際にはSS blockが送信されなかった場合に、当該位置にRACHリソースを配置することができる。
前記リソースを特定する情報は、前記無線フレームにおいて、第1のブロックと第2のブロックとの間に前記リソースは配置され、かつ前記第1のブロックが配置される位置から所定の期間を空けて前記リソースが配置されていることを示してもよい。当該構成により、SS block間のギャップにRACHリソースを配置することが可能となり、さらにSS blockから所定の期間を空けて配置することで、プリアンブル送信等に要する処理を実行する時間をユーザ装置は確保することができる。
前記リソースを特定する情報は、前記無線フレームにおいて、配置される所定数のブロックすべてに対応する1又は複数の前記リソースが配置された後に、前記所定数のブロックとは異なるブロックの配置が開始されることを示してもよい。当該構成により、無線フレームにおいて、所定数のSS blockに対応するRACHリソースの配置が完了した後に、続くSS blockの配置が開始することで、SS blockとRACHリソースの関連付けが、所定の時点で完了する無線フレーム構成にすることができる。
基地局装置と通信を行うユーザ装置であって、無線フレームを前記基地局装置から受信する受信部と、前記無線フレームから、初期アクセスに使用される情報を含む1又は複数のブロック及びプリアンブルを送信する前記ブロックに関連付けられるリソースを特定する情報を取得し、前記初期アクセスに使用する情報及び前記リソースを特定する情報に基づいて、使用するリソース及びプリアンブルを特定する制御部と、前記リソースで、前記基地局装置に前記プリアンブルを送信する送信部とを有し、前記リソースを特定する情報は、前記無線フレームに配置される前記ブロックの位置に基づいて定められるユーザ装置が提供される。
上記の構成により、無線通信システムの初期アクセスにおいて、ランダムアクセスに使用するリソースが適切に配置された無線フレーム上で、ユーザ装置は初期アクセスを実行することができる。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局装置100及びユーザ装置200は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局装置100が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従ってユーザ装置200が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局装置100によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局装置100を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置200との通信のために行われる様々な動作は、基地局装置100及び/又は基地局装置100以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS−GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局装置100以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS−GW)であってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。
ユーザ装置200は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局装置100は、当業者によって、NB(NodeB)、eNB(enhanced NodeB)、gNB、ベースステーション(Base Station)、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、及びそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示の全体において、例えば、英語でのa、an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含み得る。
なお、本発明の実施の形態において、SS blockは、ブロックの一例である。RACHリソースは、リソースの一例である。初期アクセス情報設定部140は、設定部の一例である。RMSIは、ブロックに含まれない初期アクセスに必要な情報の一例である。初期アクセス制御部240は、制御部の一例である。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。