JPWO2019008660A1 - 空気調和システム - Google Patents

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Abstract

圧縮機および室外熱交換器を備える室内機と、膨張弁および室内熱交換器を備える室外機とが接続配管で接続された空気調和システムであって、冷房運転の際の室外熱交換器から流出する冷媒の出口冷媒温度を検出する出口温度センサと、冷房運転の際の前記膨張弁へ流入する冷媒の入口冷媒温度を検出する入口温度センサと、出口冷媒温度と入口冷媒温度との温度差に基づき冷房運転時の目標凝縮温度を設定し、設定された目標凝縮温度に基づき、圧縮機の圧縮機周波数を制御する制御装置とを備える。

Description

本発明は、空気調和を行う空気調和システムに関するものである。
空気調和システムは、一般に、圧縮機および凝縮器としての室外熱交換器を備える室外機と、膨張弁および蒸発器としての室内熱交換器を備える室内機とで構成されている。室外機および室内機は、接続配管で接続される。
従来の空気調和システムは、凝縮圧力が異常に高くなるのを防止するために、凝縮温度が上限温度より高い場合に凝縮温度を下げ、凝縮温度が下限温度より低い場合に凝縮温度を上げるように制御している(例えば、特許文献1参照)。
ところで、一般的な空気調和システムでは、凝縮温度を低下させることによって圧縮機の圧縮比が低下する。圧縮比が低下すると、圧縮機の入力電力が低減するので、消費電力の低減が見込まれる。よって、消費電力の観点からは、凝縮温度は低いことが望ましい。
一方、空気調和システムでは、接続配管における圧力損失により、膨張弁に流入する冷媒の圧力は、室外熱交換器から流出する冷媒の圧力より低い。そのため、凝縮温度を過度に下げると、膨張弁に流入する冷媒が気液二相状態となる可能性がある。膨張弁に気液二相冷媒が流入すると、膨張弁では、冷媒が通過する際の冷媒流動音が発生し、室内機における騒音の原因となる。
また、空気調和システムにおいては、膨張弁の開度により冷媒流量の制御を行っているが、このときの開度は、膨張弁に液冷媒が流れる場合を想定して設計されている。そのため、膨張弁に気液二相冷媒が流入すると、設計通りに冷媒流量を制御できない。
そこで、最近の空気調和システムでは、接続配管の配管長が長くなった場合でも膨張弁に気液二相冷媒が流入しないように、目標凝縮温度に下限値を設定しているものがある。
特許第5195543号公報
しかしながら、接続配管の配管長は設置場所等により異なるので、目標凝縮温度を一意に決定することができない。そのため、凝縮温度を低下させて消費電力の低減を行うことが困難である。
本発明は、上記従来の技術における課題に鑑みてなされたものであって、騒音の発生を防止しつつ、消費電力を低減することができる空気調和システムを提供することを目的とする。
本発明の空気調和システムは、圧縮機および室外熱交換器を備える室内機と、膨張弁および室内熱交換器を備える室外機とが接続配管で接続された空気調和システムであって、冷房運転の際の前記室外熱交換器から流出する冷媒の出口冷媒温度を検出する出口温度センサと、前記冷房運転の際の前記膨張弁へ流入する冷媒の入口冷媒温度を検出する入口温度センサと、前記出口温度センサで検出された出口冷媒温度と前記入口温度センサで検出された入口冷媒温度との温度差に基づき冷房運転時の目標凝縮温度を設定し、設定された前記目標凝縮温度に基づき、前記圧縮機の圧縮機周波数を制御する制御装置とを備えるものである。
以上のように、本発明によれば、冷房運転時に膨張弁に流入する冷媒の相状態に応じて目標凝縮温度を変更することにより、騒音の発生を防止しつつ、消費電力を低減することができる。
実施の形態1に係る空気調和システムの構成の一例を示す概略図である。 図1の制御装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。 冷房運転時の目標凝縮温度の決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る空気調和システムの変形例の構成の一例を示す概略図である。 実施の形態2に係る空気調和システムの構成の一例を示す概略図である。 図5の制御装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。 冷房運転時の目標凝縮温度の決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る空気調和システムの構成の一例を示す概略図である。 図8の制御装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。 冷房運転時の目標凝縮温度の決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る空気調和システムについて説明する。図1は、本実施の形態1に係る空気調和システム100の構成の一例を示す概略図である。図1に示すように、空気調和システム100は、室外機1と、室内機2Aおよび2Bと、制御装置3とで構成されている。室外機1と室内機2Aおよび2Bとは、接続配管4Aおよび4Bで接続されている。
なお、図1に示す例では、室外機1に対して2台の室内機2Aおよび2Bが接続されているが、これに限られず、1台または3台以上の室内機が接続されてもよい。また、複数の室外機1が接続されてもよい。
[空気調和システム100の構成]
(室外機1)
室外機1は、圧縮機11、冷媒流路切替装置12、室外熱交換器13、室外機ファン14およびアキュムレータ15を備えている。
圧縮機11は、低温低圧の冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮し、高温高圧の冷媒を吐出する。圧縮機11は、例えば、圧縮機周波数を変化させることにより、単位時間あたりの送出量である容量が制御されるインバータ圧縮機等からなる。圧縮機11の圧縮機周波数は、制御装置3によって制御される。
冷媒流路切替装置12は、例えば四方弁であり、冷媒の流れる方向を切り替えることにより、冷房運転および暖房運転の切り替えを行う。冷媒流路切替装置12は、冷房運転時に、図1の実線で示す状態に切り替わる。また、冷媒流路切替装置12は、暖房運転時に、図1の点線で示す状態に切り替わる。冷媒流路切替装置12における流路の切替は、制御装置3によって制御される。
室外熱交換器13は、室外空気と冷媒との間で熱交換を行う。室外熱交換器13は、冷房運転の際に、冷媒の熱を室外空気に放熱して冷媒を凝縮させる凝縮器として機能する。また、室外熱交換器13は、暖房運転の際に、冷媒を蒸発させ、その際の気化熱により室外空気を冷却する蒸発器として機能する。
室外機ファン14は、室外熱交換器13に対して室外空気を供給する。室外機ファン14の回転数は、制御装置3によって制御される。回転数が制御されることにより、室外熱交換器13に対する送風量が調整される。
アキュムレータ15は、圧縮機11の吸入側である低圧側に設けられている。アキュムレータ15は、冷房運転と暖房運転との運転状態の違いによって生じる余剰冷媒または過渡的な運転の変化に対する余剰冷媒等を貯留する。
(室内機2Aおよび2B)
室内機2Aは、室内熱交換器21A、膨張弁22Aおよび室内機ファン23Aを備えている。室内機2Bは、室内熱交換器21B、膨張弁22Bおよび室内機ファン23Bを備えている。なお、本実施の形態1において、室内機2Aおよび2Bは、同様の構成を有している。そのため、以下では、室内機2Aの構成についてのみ説明し、室内機2Bの構成についての説明を省略する。
室内熱交換器21Aは、空気と冷媒との間で熱交換を行う。これにより、室内空間に供給される暖房用空気または冷房用空気が生成される。室内熱交換器21Aは、冷房運転の際に冷媒が冷熱を搬送している場合に蒸発器として機能し、空調対象空間の空気を冷却して冷房を行う。また、室内熱交換器21Aは、暖房運転の際に冷媒が温熱を搬送している場合に凝縮器として機能し、空調対象空間の空気を加熱して暖房を行う。
膨張弁22Aは、冷媒を膨張させる。膨張弁22Aは、例えば、電子式膨張弁等の開度の制御が可能な弁で構成される。膨張弁22Aの開度は、室内熱交換器21Aの冷媒出口温度が最適となるように、制御装置3によって制御される。
室内機ファン23Aは、室内熱交換器21Aに対して空気を供給する。室内機ファン23Aの回転数は、制御装置3によって制御される。回転数が制御されることにより、室内熱交換器21Aに対する送風量が調整される。
本実施の形態1に係る空気調和システム100において、圧縮機11、冷媒流路切替装置12、室外熱交換器13、膨張弁22Aおよび22B、室内熱交換器21Aおよび21Bが冷媒配管によって環状に接続されることにより、冷凍サイクルが形成される。冷房運転時の室外熱交換器13の冷媒出口側であって接続配管4Aの冷媒入口側には、出口温度センサ51が設けられている。また、冷房運転時の膨張弁22Aおよび22Bの冷媒入口側であって接続配管4Aの冷媒出口側には、入口温度センサ52が設けられている。
出口温度センサ51は、冷房運転時の室外熱交換器13の冷媒出口側の出口冷媒温度T1を検出する。入口温度センサ52は、冷房運転時の膨張弁22Aおよび22Bの冷媒入口側の入口冷媒温度T2を検出する。
(制御装置3)
制御装置3は、空気調和システム100の各部に設けられた各種センサ等による検出結果に基づき、圧縮機11の圧縮機周波数、膨張弁22Aおよび22Bの開度、室外機ファン14、ならびに室内機ファン23Aおよび23Bの回転数等を制御する。特に、制御装置3は、冷房運転時に凝縮温度が目標凝縮温度になるように、圧縮機11等を制御する。そして、制御装置3は、出口温度センサ51で検出された出口冷媒温度T1および入口温度センサ52で検出された入口冷媒温度T2に基づき、室外熱交換器13の目標凝縮温度を設定する。
制御装置3は、マイクロコンピュータなどの演算装置上でソフトウェアを実行することにより各種機能が実現され、もしくは各種機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア等で構成されている。なお、この例において、制御装置3は、室外機1および室内機2A、2Bの外部に設けられているが、これに限られず、室外機1および室内機2A、2Bのいずれかに設けられてもよい。
図2は、図1の制御装置3の構成の一例を示す機能ブロック図である。図2に示すように、制御装置3は、最低凝縮温度算出部31、凝縮温度比較部32、温度差算出部33、相状態判定部34、凝縮温度変更部35および記憶部36を有している。
最低凝縮温度算出部31は、室外熱交換器13の必要放熱量を満たす最低凝縮温度目標値CT_minを算出する。最低凝縮温度目標値CT_minは、室外機ファン14の風量を最大とした場合に必要放熱量を満たすのに必要な凝縮温度である。
凝縮温度比較部32は、最低凝縮温度算出部31で算出された最低凝縮温度目標値CT_minと目標凝縮温度CTとを比較する。温度差算出部33は、出口温度センサ51で検出された出口冷媒温度T1と、入口温度センサ52で検出された入口冷媒温度T2との温度差ΔTを算出する。
相状態判定部34は、温度差算出部33で算出された温度差ΔTと、記憶部36に記憶されている閾値δとを比較する。温度差ΔTは、接続配管4Aを通過したときの冷媒の温度変化を示す。相状態判定部34は、比較結果に基づき、膨張弁22Aおよび22Bに流入する冷媒の相状態を判定する。
凝縮温度変更部35は、凝縮温度比較部32による比較結果および相状態判定部34による比較結果に基づき、目標凝縮温度CTを変更する。具体的には、凝縮温度変更部35は、凝縮温度比較部32の比較結果で目標凝縮温度CTを下げ、相状態判定部34の判定結果で目標凝縮温度CTを上げる。凝縮温度変更部35は、目標凝縮温度CTを変更する場合に、記憶部36に記憶された変化量ΔCTだけ目標凝縮温度CTを増加または減少させるような目標凝縮温度CTの変更を行う。
記憶部36は、制御装置3の各部で処理を行う際に用いられるパラメータ等を記憶する。例えば、記憶部36には、凝縮温度変更部35で用いられる目標凝縮温度CTの変化量ΔCTが記憶されている。また、記憶部36には、相状態判定部34で用いられる閾値δが記憶されている。
[目標凝縮温度の決定]
目標凝縮温度の決定処理について説明する。本実施の形態1では、膨張弁22Aおよび22Bに流入する冷媒が気液二相状態とならない程度に、室外熱交換器13に対する目標凝縮温度を決定する処理を行う。なお、以下の説明では、空気調和システム100が冷房運転を行う場合を対象とする。
まず、制御装置3の最低凝縮温度算出部31は、空気調和システム100における最低凝縮温度目標値CT_minを算出する。最低凝縮温度目標値CT_minの算出は、式(1)に基づき算出される。式(1)において、「Q」は必要な放熱量を示す。「OA」は外気温を示す。「AK」は、室外熱交換器13の伝熱面積A[m]と熱通過率K[W/m・K]との積によって得られるAK値を示す。「AK」は室外機ファン14の最大風量時におけるAK値を示す。
Figure 2019008660
次に、凝縮温度比較部32は、現在の目標凝縮温度CTと算出された最低凝縮温度目標値CT_minとを比較する。そして、凝縮温度変更部35は、凝縮温度比較部32で目標凝縮温度CTが最低凝縮温度目標値CT_minより大きいと判断したとき、目標凝縮温度CTが最低凝縮温度目標値CT_minを下回らないように、目標凝縮温度CTを変化量ΔCTずつ徐々に下げる。なお、変化量ΔCTは、1回の処理の際の目標凝縮温度CTの変化量であり、予め設定されているものとする。
凝縮温度変更部35で目標凝縮温度CTが変更されたとき、温度差算出部33は、出口温度センサ51で検出された出口冷媒温度T1と、入口温度センサ52で検出された入口冷媒温度T2との温度差ΔT(=T1−T2)を算出する。そして、相状態判定部34は、膨張弁22Aおよび22Bに流入する冷媒の相状態を、温度差算出部33で算出された温度差ΔTに基づき判定する。
ここで、気液二相状態の冷媒は、液相状態の場合と比較して圧力変化による温度変化が大きい。そのため、温度差ΔTが大きい場合、冷媒は気液二相状態であり、温度差ΔTが小さい場合、冷媒は液相状態であると考えることができる。したがって、温度差ΔTが予め設定された閾値δよりも大きい場合、相状態判定部34は、冷媒の相状態が気液二相状態であると判定する。また、温度差ΔTが閾値δ以下の場合、相状態判定部34は、冷媒の相状態が液相状態であると判定する。なお、閾値δは、実験等で分析した液相状態および気液二相状態のそれぞれでの圧力変化に対する温度変化の結果に基づき、予め決定される。
相状態判定部34による判定の結果、温度差ΔTが閾値δ以下であって冷媒が液相状態の場合、目標凝縮温度CTは、変化量ΔCTだけ下げた状態が維持される。そして、再び凝縮温度比較部32による比較および凝縮温度変更部35による変更が行われる。一方、温度差ΔTが閾値δより大きくなり、冷媒の相状態が液相状態から気液二相状態に変化した場合、凝縮温度変更部35は、目標凝縮温度CTに変化量ΔCTを加算し、凝縮温度変更部35による減算前の目標凝縮温度CTに戻す。そして、制御装置3は、室外熱交換器13の凝縮温度が決定された目標凝縮温度となるように、圧縮機11の圧縮機周波数を制御する。
図3は、冷房運転時の目標凝縮温度の決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS1において、最低凝縮温度算出部31は、最低凝縮温度目標値CT_minを式(1)に基づき算出する。
ステップS2において、凝縮温度比較部32は、現在の目標凝縮温度CTと、ステップS1で算出された最低凝縮温度目標値CT_minとを比較する。比較の結果、目標凝縮温度CTが最低凝縮温度目標値CT_min以下であると判断された場合(ステップS2;No)には、現在の目標凝縮温度CTが維持される。
一方、目標凝縮温度CTが最低凝縮温度目標値CT_minより大きいと判断された場合(ステップS2;Yes)、凝縮温度変更部35は、ステップS3において、記憶部36から変化量ΔCTを読み出す。そして、凝縮温度変更部35は、目標凝縮温度CTから読み出した変化量ΔCTを減算し、減算した値を目標凝縮温度CTとする。
次に、ステップS4において、温度差算出部33は、出口温度センサ51で検出された出口冷媒温度T1と、入口温度センサ52で検出された入口冷媒温度T2との温度差ΔTを算出する。ステップS5において、相状態判定部34は、記憶部36から温度差ΔTに対する閾値δを読み出す。相状態判定部34は、ステップS4で算出された冷媒の温度差ΔTと読み出した閾値δとを比較し、膨張弁22Aおよび22Bに流入する冷媒の相状態を判定する。
比較の結果、温度差ΔTが閾値δ以下の場合(ステップS5;No)、相状態判定部34は、膨張弁22Aおよび22Bに流入する冷媒が液状態であると判定し、処理がステップS2に戻る。そして、温度差ΔTが閾値δよりも大きくなるまで、目標凝縮温度CTは変化量ΔCTずつ小さくなっていく(ステップS2からステップS5)。
温度差ΔTが閾値δよりも大きい場合(ステップS5;Yes)、相状態判定部34は、膨張弁22Aおよび22Bに流入する冷媒が気液二相状態であると判定する。ステップS6において、凝縮温度変更部35は、記憶部36から変化量ΔCTを読み出す。そして、凝縮温度変更部35は、目標凝縮温度CTから読み出した変化量ΔCTを加算し、加算した値を目標凝縮温度CTとする。なお、ステップS1で再び最低凝縮温度目標値CT_minが算出され、ステップS2で目標凝縮温度CTと最低凝縮温度目標値CT_minとが比較されたとき、目標凝縮温度CTは最低凝縮温度目標値CT_minよりも大きくなる。
なお、ステップS1からステップS6までの処理は、予め設定された条件に応じて繰り返し行われる。このときの設定条件は、例えば、一定時間が経過した場合、または圧縮機11の圧縮機周波数が変化したときの変化値が設定値を超えた場合など、負荷の変動が生じた場合である。
このように、本実施の形態1では、温度差ΔTに基づき判定された膨張弁22Aおよび22Bに流入する冷媒の相状態に応じて、目標凝縮温度CTが決定される。これにより、接続配管4Aおよび4Bの配管長によって異なる圧力損失の大きさを確認することなく、目標凝縮温度を低下させることができる。また、膨張弁22Aおよび22Bに対して気液二相冷媒が流入しないように目標凝縮温度が設定されるため、騒音の発生が抑制されるとともに、消費電力を低減することができる。
[空気調和システム100の変形例]
図4は、本実施の形態1に係る空気調和システム100の変形例の構成の一例を示す概略図である。変形例による空気調和システム100において、室外機1は、図1に示す構成に加えて、過冷却熱交換器16および第2の膨張弁17をさらに備えている。
過冷却熱交換器16は、室外熱交換器13を通過した冷媒の過冷却度を上昇させるために設けられている。過冷却熱交換器16は、主回路部分を流れる冷媒と、主回路から分岐し、アキュムレータ15に接続されたインジェクション回路を流れる冷媒との間で熱交換を行う。第2の膨張弁17は、主回路から分岐したインジェクション回路を流れる冷媒を減圧させる。
また、出口温度センサ51は、冷媒が接続配管4Aを通過したときの、接続配管4Aによる圧力損失に基づく温度変化を検出するため、冷房運転時における過冷却熱交換器16の冷媒出口側であって接続配管4Aの冷媒入口側に設けられる。出口温度センサ51は、冷房運転時の室外熱交換器13の冷媒出口側の出口冷媒温度T1を検出する。
空気調和システム100は、過冷却熱交換器16をさらに備えている場合であっても、出口温度センサ51を過冷却熱交換器16の冷媒出口側に設けることにより、図1に示す空気調和システム100と同様に、目標凝縮温度の決定処理を行うことができる。
以上のように、本実施の形態1に係る空気調和システム100は、出口温度センサ51で検出された出口冷媒温度T1と入口温度センサ52で検出された入口冷媒温度T2との温度差ΔTを算出する。算出された温度差ΔTに基づき冷房運転時の目標凝縮温度CTが設定される。そして、設定された目標凝縮温度CTに基づき、圧縮機11の圧縮機周波数が制御される。これにより、気液二相状態の冷媒が膨張弁22Aおよび22Bに流入しないように目標凝縮温度CTが設定される。そのため、膨張弁22Aおよび22Bに対する気液二相冷媒の流入による騒音の発生が抑制されるとともに、消費電力を低減することができる。
また、空気調和システム100では、温度差算出部33により、出口温度センサ51で検出された出口冷媒温度T1と入口温度センサ52で検出された入口冷媒温度T2との温度差ΔTが算出される。そして、相状態判定部34により、温度差ΔTが設定閾値δより大きい場合に、冷媒の相状態が気液二相状態であると判定され、温度差ΔTが設定閾値δ以下の場合に、冷媒の相状態が液相状態であると判定される。これにより、接続配管4Aによる圧力損失の大きさを認識することなく、膨張弁22Aおよび22Bに流入する冷媒の相状態を判定することができる。
また、凝縮温度変更部35により、冷媒が気液二相状態であると判定された場合に、目標凝縮温度CTが現在の値よりも高くされ、目標凝縮温度CTが最低凝縮温度目標値CT_minよりも高い場合に、目標凝縮温度CTが現在の値よりも低くされる。これにより、膨張弁22Aおよび22Bに流入する冷媒の相状態に応じて目標凝縮温度CTが変更されるため、消費電力を低減させることができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る空気調和システムについて説明する。本実施の形態2は、複数の室内機2Aおよび2Bそれぞれの膨張弁22Aおよび22Bの冷媒入口側に入口温度センサ52を設ける点で、実施の形態1と相違する。
[空気調和システム200の構成]
図5は、本実施の形態2に係る空気調和システム200の構成の一例を示す概略図である。なお、以下の説明において、実施の形態1に係る空気調和システム100と共通する部分については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図5に示すように、空気調和システム200は、室外機1と、室内機202Aおよび202Bと、制御装置203とで構成されている。
(室内機202Aおよび202B)
室内機202Aは、室内熱交換器21A、膨張弁22A、室内機ファン23Aおよび入口温度センサ52Aを備えている。入口温度センサ52Aは、冷房運転時の膨張弁22Aの冷媒入口側の入口冷媒温度T2Aを検出する。室内機202Bは、室内熱交換器21B、膨張弁22B、室内機ファン23Bおよび入口温度センサ52Bを備えている。入口温度センサ52Bは、冷房運転時の膨張弁22Bの冷媒入口側の入口冷媒温度T2Bを検出する。
(制御装置203)
図6は、図5の制御装置203の構成の一例を示す機能ブロック図である。図6に示すように、制御装置203は、最低凝縮温度算出部31、凝縮温度比較部32、温度差算出部233、相状態判定部234、凝縮温度変更部35および記憶部36を有している。
温度差算出部233は、出口温度センサ51で検出された出口冷媒温度T1と、入口温度センサ52Aで検出された入口冷媒温度T2Aとの温度差ΔTを算出する。また、温度差算出部233は、出口温度センサ51で検出された出口冷媒温度T1と、入口温度センサ52Bで検出された入口冷媒温度T2Bとの温度差ΔTを算出する。
相状態判定部234は、温度差算出部233で算出された温度差ΔTと閾値δとを比較するとともに、温度差算出部233で算出された温度差ΔTと閾値δとを比較する。相状態判定部234は、比較結果に基づき、膨張弁22Aおよび22Bのそれぞれに流入する冷媒の相状態を判定する。
[目標凝縮温度の決定]
目標凝縮温度の決定処理について説明する。図7は、冷房運転時の目標凝縮温度の決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS1からステップS3までの処理については、図3に示す実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
ステップS14において、温度差算出部233は、出口温度センサ51で検出された出口冷媒温度T1と、入口温度センサ52Aで検出された入口冷媒温度T2Aとの温度差ΔTを算出する。また、温度差算出部233は、出口温度センサ51で検出された出口冷媒温度T1と、入口温度センサ52Bで検出された入口冷媒温度T2Bとの温度差ΔTを算出する。
ステップS15において、相状態判定部234は、記憶部36から閾値δを読み出す。相状態判定部234は、ステップS14で算出された冷媒の温度差ΔTおよびΔTと読み出した閾値δとをそれぞれ比較し、膨張弁22Aおよび22Bに流入する冷媒の相状態を判定する。
比較の結果、温度差ΔTおよびΔTの両方が閾値δ以下の場合(ステップS15;No)、相状態判定部34は、膨張弁22Aおよび22Bのそれぞれに流入する冷媒が液状態であると判定し、処理がステップS2に戻る。そして、温度差ΔTおよびΔTの少なくとも一方が閾値δよりも大きくなるまで、目標凝縮温度CTは変化量ΔCTずつ小さくなっていく(ステップS2からステップS15)。
温度差ΔTおよびΔTの少なくとも一方が閾値δよりも大きい場合(ステップS15;Yes)、相状態判定部234は、膨張弁22Aおよび22Bのそれぞれに流入する冷媒の少なくとも一方が気液二相状態であると判定する。そして、ステップS6において、凝縮温度変更部35は、目標凝縮温度CTから変化量ΔCTを加算し、加算した値を目標凝縮温度CTとする。
以上のように、本実施の形態2に係る空気調和システム200では、温度差算出部233により、出口温度センサ51で検出された出口冷媒温度T1と入口温度センサ52Aで検出された出口冷媒温度T1Aとの温度差ΔTが算出される。また、温度差算出部233により、出口温度センサ51で検出された出口冷媒温度T1と入口温度センサ52Bで検出された出口冷媒温度T1Bとの温度差ΔTが算出される。そして、相状態判定部234により、温度差ΔTおよびΔTに基づき、複数の膨張弁22Aおよび22Bのそれぞれに流入する冷媒の相状態が判定される。これにより、接続配管4Aによる圧力損失の大きさを認識することなく、膨張弁22Aおよび22Bのそれぞれに流入する冷媒の相状態を判定することができる。
また、空気調和システム200では、凝縮温度変更部35により、複数の膨張弁22Aおよび22Bのそれぞれに流入する冷媒のうち少なくとも1つの冷媒の相状態が気液二相状態であると判定された場合に、目標凝縮温度CTが現在の値よりも高くされる。また、目標凝縮温度CTが最低凝縮温度目標値CT_minよりも高い場合に、目標凝縮温度CTが現在の値よりも低くされる。これにより、膨張弁22Aおよび22Bに流入する冷媒の相状態に応じて目標凝縮温度CTが変更されるため、消費電力を低減させることができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3に係る空気調和システムについて説明する。本実施の形態3では、圧縮機11の圧縮機周波数と、室外熱交換器13の凝縮温度と、膨張弁22Aおよび22Bに流入する冷媒の相状態とを関連付けて学習し、学習結果に基づき目標凝縮温度を決定する。
[空気調和システム300の構成]
図8は、本実施の形態3に係る空気調和システム300の構成の一例を示す概略図である。なお、以下の説明において、空気調和システム100および200と共通する部分については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図8に示すように、空気調和システム300は、室外機1と、室内機2Aおよび2Bと、制御装置303とで構成されている。
(制御装置303)
制御装置303は、出口温度センサ51で検出された出口冷媒温度T1および入口温度センサ52で検出された入口冷媒温度T2に基づき、冷房運転時において膨張弁22Aおよび22Bに流入する冷媒の相状態を判定する。制御装置303は、判定した相状態と圧縮機11の圧縮機周波数とに基づき、室外熱交換器13の目標凝縮温度を制御する。
図9は、図8の制御装置303の構成の一例を示す機能ブロック図である。図9に示すように、制御装置303は、圧縮機周波数取得部331、温度差算出部33、相状態判定部334、凝縮温度変更部335および記憶部336を有している。
圧縮機周波数取得部331は、圧縮機11の圧縮機周波数を取得する。圧縮機周波数取得部331は、取得した圧縮機周波数を凝縮温度変更部335および記憶部336に供給する。
相状態判定部334は、温度差算出部33で算出された温度差ΔTと閾値δとを比較する。相状態判定部334は、比較結果に基づき、膨張弁22Aおよび22Bに流入する冷媒の相状態を判定する。相状態判定部334は、判定した相状態を示す相状態情報を記憶部336に供給する。
記憶部336は、制御装置303の各部で処理を行う際に用いられる閾値δ等のパラメータ等を記憶する。また、記憶部336には、圧縮機周波数取得部331から供給された圧縮機周波数と、相状態判定部334から供給された相状態情報と、凝縮温度とを学習によって関連付けたテーブルが記憶される。
凝縮温度変更部335は、圧縮機周波数取得部331から供給された圧縮機周波数に基づき、記憶部336に記憶されたテーブルを参照する。そして、凝縮温度変更部335は、取得した圧縮機周波数に関連付けられた凝縮温度のうち、冷媒の相状態が液相状態となるような凝縮温度を探索し、得られた凝縮温度を目標凝縮温度CTとするように、目標凝縮温度CTを変更する。
[目標凝縮温度の決定]
目標凝縮温度の決定処理について説明する。図10は、冷房運転時の目標凝縮温度の決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS21において、圧縮機周波数取得部331は、圧縮機11の圧縮機周波数を取得する。取得した圧縮機周波数は、凝縮温度変更部335および記憶部336に供給される。ステップS22において、温度差算出部33は、出口温度センサ51で検出された出口冷媒温度T1と、入口温度センサ52で検出された入口冷媒温度T2との温度差ΔTを算出する。
ステップS23において、相状態判定部334は、記憶部36から閾値δを読み出す。相状態判定部334は、ステップS22で算出された冷媒の温度差ΔTと読み出した閾値δとを比較し、膨張弁22Aおよび22Bに流入する冷媒の相状態を判定する。判定により得られた相状態情報は、凝縮温度変更部335および記憶部336に供給される。
ステップS24において、記憶部336では、供給された圧縮機周波数、凝縮温度および相状態情報が互いに関連付けられ、テーブルとして記憶される。テーブルには、圧縮機周波数、凝縮温度および相状態情報が学習によって逐一記憶される。
ステップS25において、凝縮温度変更部335は、記憶部336に記憶されたテーブルを参照する。そして、凝縮温度変更部335は、供給された圧縮機周波数に関連付けられた凝縮温度のうち、冷媒の相状態が液相状態となるような凝縮温度を探索する。ステップS26において、凝縮温度変更部335は、探索によって得られた凝縮温度を目標凝縮温度CTとするように、目標凝縮温度CTを決定する。
なお、本実施の形態3による目標凝縮温度の決定処理は、上述した実施の形態2に係る空気調和システム200と組み合わせることもできる。
以上のように、本実施の形態3に係る空気調和システム300は、取得した圧縮機周波数に対応する凝縮温度のうち、冷媒の相状態が液相状態となる凝縮温度を目標凝縮温度CTとする。これにより、圧縮機周波数を取得した段階で、膨張弁22Aおよび22Bに流入する冷媒の相状態が液相状態となる目標凝縮温度CTが設定される。そのため、膨張弁22Aおよび22Bに気液二相状態の冷媒が流れることなく、凝縮温度を変更することができる。
1 室外機、2A、2B、202A、202B 室内機、3、203、303 制御装置、4A、4B 接続配管、11 圧縮機、12 冷媒流路切替装置、13 室外熱交換器、14 室外機ファン、15 アキュムレータ、16 過冷却熱交換器、17 第2の膨張弁、21A、21B 室内熱交換器、22A、22B 膨張弁、23A、23B 室内機ファン、31 最低凝縮温度算出部、32 凝縮温度比較部、33、233 温度差算出部、34、234、334 相状態判定部、35、335 凝縮温度変更部、36、336 記憶部、51 出口温度センサ、52、52A、52B 入口温度センサ、100、200、300 空気調和システム、331 圧縮機周波数取得部。

Claims (6)

  1. 圧縮機および室外熱交換器を備える室内機と、膨張弁および室内熱交換器を備える室外機とが接続配管で接続された空気調和システムであって、
    冷房運転の際の前記室外熱交換器から流出する冷媒の出口冷媒温度を検出する出口温度センサと、
    前記冷房運転の際の前記膨張弁へ流入する冷媒の入口冷媒温度を検出する入口温度センサと、
    前記出口温度センサで検出された出口冷媒温度と前記入口温度センサで検出された入口冷媒温度との温度差に基づき冷房運転時の目標凝縮温度を設定し、設定された前記目標凝縮温度に基づき、前記圧縮機の圧縮機周波数を制御する制御装置と
    を備える
    空気調和システム。
  2. 前記制御装置は、
    前記出口温度センサで検出された冷媒温度と前記入口温度センサで検出された冷媒温度との温度差を算出する温度差算出部と、
    算出された前記温度差に基づき、前記膨張弁に流入する冷媒の相状態を判定する相状態判定部と
    を有し、
    前記相状態判定部は、
    前記温度差が設定閾値より大きい場合に、冷媒の相状態が気液二相状態であると判定し、
    前記温度差が前記設定閾値以下の場合に、冷媒の相状態が液相状態であると判定する
    請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記目標凝縮温度と最低凝縮温度目標値とを比較する凝縮温度比較部と、
    冷媒の相状態および前記目標凝縮温度に基づき、前記目標凝縮温度を変更する凝縮温度変更部と
    をさらに有し、
    前記凝縮温度変更部は、
    冷媒の相状態が気液二相状態であると判定された場合に、前記目標凝縮温度を現在の値よりも高くし、
    前記目標凝縮温度が前記最低凝縮温度目標値よりも高い場合に、前記目標凝縮温度を現在の値よりも低くする
    請求項2に記載の空気調和システム。
  4. 前記制御装置は、
    前記相状態、前記圧縮機の圧縮機周波数および凝縮温度を互いに関連付けて記憶する記憶部を有し、
    取得した前記圧縮機周波数に対応する凝縮温度のうち、冷媒の相状態が液相状態となる凝縮温度を前記目標凝縮温度とする
    請求項2に記載の空気調和システム。
  5. 前記室外機を複数備え、
    前記入口温度センサは、複数の前記室外機のそれぞれに設けられた前記膨張弁の冷媒入口側に設けられており、
    前記温度差算出部は、
    前記出口温度センサで検出された冷媒温度と、それぞれの前記入口温度センサで検出された冷媒温度との温度差を算出し、
    前記相状態判定部は、
    算出された複数の前記温度差に基づき、複数の前記膨張弁のそれぞれに流入する冷媒の相状態を判定する
    請求項2に記載の空気調和システム。
  6. 前記制御装置は、
    前記目標凝縮温度と最低凝縮温度目標値とを比較する凝縮温度比較部と、
    冷媒の相状態および前記目標凝縮温度に基づき、前記目標凝縮温度を変更する凝縮温度変更部と
    をさらに有し、
    前記凝縮温度変更部は、
    複数の前記膨張弁のそれぞれに流入する冷媒のうち少なくとも1つの冷媒の相状態が気液二相状態であると判定された場合に、前記目標凝縮温度を現在の値よりも高くし、
    前記目標凝縮温度が前記最低凝縮温度目標値よりも高い場合に、前記目標凝縮温度を現在の値よりも低くする
    請求項5に記載の空気調和システム。
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