JPWO2019004228A1 - 遠心圧縮機 - Google Patents

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Abstract

遠心圧縮機は、羽根9aを有するインペラ(コンプレッサインペラ9)と、インペラ9の正面側に形成され、羽根9aよりも径が小さい絞り部101eを有する主流路101と、一端が絞り部101eよりもインペラ側で主流路101に連通し、他端が絞り部101eよりもインペラ9から離隔する側で主流路101に連通する副流路102と、第1の位置と、インペラ9の回転軸方向および回転方向の位置ならびに副流路の開度が第1の位置と異なる第2の位置との間を移動可能に設けられた可動部(可動部材106)と、を備える。

Description

本開示は、主流路と連通する副流路が形成された遠心圧縮機に関する。本出願は2017年6月28日に提出された日本特許出願第2017−126761号に基づく優先権の利益を主張するものであり、その内容は本出願に援用される。
遠心圧縮機には、主流路と連通する副流路が形成される場合がある。主流路には、コンプレッサインペラが配される。主流路のうち、コンプレッサインペラの上流側では、絞り部によって流路幅が縮小される。副流路は、絞り部を跨いで主流路と連通する。副流路は、上流連通部および下流連通部を介して主流路と連通する。また、副流路には開閉弁が配される。流量が小さい領域では、開閉弁が閉弁される。流量が大きくなると、開閉弁が開弁される。開閉弁が開弁されると、主流路は、副流路と連通する。主流路が副流路と連通すると、流路断面積(有効断面積)が拡大される。
特許文献1では、副流路に球状流路が形成されている。球状流路の内周面および外周面は、同心の球面である。開閉弁の弁体は、コンプレッサインペラの回転軸の周方向に複数設けられる。複数の弁体は、それぞれ球状流路の内周面および外周面に沿った円弧形状を有する。複数の弁体は、それぞれ球状流路の球面の中心を通るように設けられた回転軸を介して回転自在に支持される。回転軸は、複数の弁体を支持できるように放射状に複数設けられる。回転軸が回転し、複数の弁体が大凡面一に並ぶことで閉弁する。
特許第5824821号公報
しかしながら、特許文献1では、副流路を開閉する開閉機構が複雑であった。そのため、副流路を開閉する開閉機構は、高コストとなっていた。したがって、副流路を開閉する開閉機構の構造を簡略化する技術の開発が希求される。
本開示の目的は、構造を簡略化することが可能な遠心圧縮機を提供することである。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る遠心圧縮機は、羽根を有するインペラと、インペラの正面側に形成され、羽根よりも径が小さい絞り部を有する主流路と、一端が絞り部よりもインペラ側で主流路に連通し、他端が絞り部よりもインペラから離隔する側で主流路に連通する副流路と、第1の位置と、インペラの回転軸方向および回転方向の位置ならびに副流路の開度が第1の位置と異なる第2の位置との間を移動可能に設けられた可動部と、を備える。
可動部は、副流路内に設けられてもよい。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る他の遠心圧縮機は、羽根を有するインペラと、インペラの正面側に形成され、羽根よりも径が小さい絞り部を有する主流路と、一端が絞り部よりもインペラ側で主流路に連通し、他端が絞り部よりもインペラから離隔する側で主流路に連通する副流路と、第1の位置と、インペラの回転軸方向の位置ならびに副流路の開度が第1の位置と異なる第2の位置との間を移動可能に副流路内に設けられた可動部と、を備える。
本開示によれば、構造を簡略化することが可能となる。
図1は、過給機の概略断面図である。 図2Aは、可動部材が副流路を開く開位置に位置する状態を示している。 図2Bは、可動部材が副流路を閉じる閉位置に位置する状態を示している。 図3Aは、係合部が貫通孔の中央に位置するときの状態を示している。 図3Bは、アクチュエータが反時計回りに回転し、係合部が貫通孔の下端部まで移動したときの状態を示している。 図3Cは、アクチュエータが時計回りに回転し、係合部が貫通孔の上端部まで移動したときの状態を示している。 図4Aは、第1変形例における係合部が貫通孔の中央に位置するときの状態を示している。 図4Bは、第1変形例におけるアクチュエータが反時計回りに回転し、係合部が貫通孔の下端部まで移動したときの状態を示している。 図4Cは、第1変形例におけるアクチュエータが時計回りに回転し、係合部が貫通孔の上端部まで移動したときの状態を示している。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の実施形態について詳細に説明する。実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、過給機Cの概略断面図である。図1に示す矢印L方向を過給機Cの左側として説明する。図1に示す矢印R方向を過給機Cの右側として説明する。過給機Cのうち、後述するコンプレッサインペラ9(インペラ)側は、遠心圧縮機Caとして機能する。以下では、遠心圧縮機Caの一例として、過給機Cについて説明する。ただし、遠心圧縮機Caは、過給機Cに限られない。遠心圧縮機Caは、過給機C以外の装置に組み込まれてもよいし、単体であってもよい。
図1に示すように、過給機Cは、過給機本体1を備える。過給機本体1は、ベアリングハウジング2を備える。ベアリングハウジング2の左側には、締結ボルト3によってタービンハウジング4が連結される。ベアリングハウジング2の右側には、締結ボルト5によってコンプレッサハウジング100が連結される。
ベアリングハウジング2には、軸受孔2aが形成されている。軸受孔2aは、過給機Cの左右方向に貫通する。軸受孔2aには、軸受6が設けられる。図1では、軸受6の一例としてフルフローティング軸受を示す。ただし、軸受6は、セミフローティング軸受や転がり軸受など、他のラジアル軸受であってもよい。軸受6の内部には、シャフト7が設けられている。軸受6は、シャフト7を回転自在に軸支する。シャフト7の左端部にはタービンインペラ8が設けられる。タービンインペラ8は、タービンハウジング4内に回転自在に収容されている。シャフト7の右端部にはコンプレッサインペラ9が設けられる。コンプレッサインペラ9は、コンプレッサハウジング100内に回転自在に収容されている。
コンプレッサハウジング100には、主流路101が形成される。主流路101は、過給機Cの右側に開口する。主流路101は、コンプレッサインペラ9の回転軸が延びる方向(以下、単に回転軸方向と称す)に延在する。主流路101は、不図示のエアクリーナに接続される。コンプレッサインペラ9は、主流路101に配される。
締結ボルト5によってベアリングハウジング2とコンプレッサハウジング100が連結された状態では、ディフューザ流路10が形成される。ディフューザ流路10は、ベアリングハウジング2とコンプレッサハウジング100との間に形成される。ディフューザ流路10は、ベアリングハウジング2とコンプレッサハウジング100の対向面によって形成される。ディフューザ流路10は、空気を昇圧する機能を有する。ディフューザ流路10は、シャフト7の径方向内側から外側に向けて環状に形成されている。ディフューザ流路10は、径方向内側において主流路101に連通している。
コンプレッサハウジング100には、コンプレッサスクロール流路11が設けられている。コンプレッサスクロール流路11は、環状に形成される。コンプレッサスクロール流路11は、例えばディフューザ流路10よりもシャフト7の径方向外側に位置する。コンプレッサスクロール流路11は、不図示のエンジンの吸気口と連通する。コンプレッサスクロール流路11は、ディフューザ流路10にも連通している。コンプレッサインペラ9が回転すると、主流路101からコンプレッサハウジング100内に空気が吸気される。吸気された空気は、コンプレッサインペラ9の翼間を流通する過程において、加圧加速される。加圧加速された空気は、ディフューザ流路10およびコンプレッサスクロール流路11で昇圧される。昇圧された空気は、エンジンの吸気口に導かれる。
タービンハウジング4には、吐出口12が形成されている。吐出口12は、過給機Cの左側に開口する。吐出口12は、不図示の排気ガス浄化装置に接続される。また、タービンハウジング4には、流路13と、タービンスクロール流路14とが設けられている。タービンスクロール流路14は環状に形成される。タービンスクロール流路14は、例えば流路13よりもタービンインペラ8の径方向外側に位置する。タービンスクロール流路14は、不図示のガス流入口と連通する。ガス流入口には、不図示のエンジンの排気マニホールドから排出される排気ガスが導かれる。ガス流入口は、流路13にも連通している。ガス流入口からタービンスクロール流路14に導かれた排気ガスは、流路13およびタービンインペラ8の翼間を介して吐出口12に導かれる。吐出口12に導かれた排気ガスは、その流通過程においてタービンインペラ8を回転させる。
タービンインペラ8の回転力は、シャフト7を介してコンプレッサインペラ9に伝達される。空気は、コンプレッサインペラ9の回転力によって昇圧されて、エンジンの吸気口に導かれる。
図2Aは、図1の破線部分の抽出図である。図2Aは、可動部材106が副流路102を開く開位置に位置する状態を示している。図2Bは、図1の破線部分の抽出図である。図2Bは、可動部材106が副流路102を閉じる閉位置に位置する状態を示している。図2Aに示すように、コンプレッサハウジング100は、円筒部100aを有する。円筒部100aの内部には、絞り部100Aが形成される。絞り部100Aは、コンプレッサインペラ9の回転軸方向の上流側(正面側)に形成される。絞り部100Aは、円筒部100aの内部に不図示のリブを介して形成される。絞り部100Aを形成することにより、低圧力比および低流量時に生じる逆流現象が上流側に波及することを抑制することができる。その結果、遠心圧縮機Caの作動領域を拡大することができる。
本実施形態において、絞り部100Aは、コンプレッサハウジング100と一体に形成される。ただし、絞り部100Aは、コンプレッサハウジング100と別体に形成されてもよい。その場合、絞り部100Aは、コンプレッサハウジング100に取り付けられてもよい。絞り部100Aは、コンプレッサインペラ9の上流側の流路を主流路101と副流路102(バイパス流路)とに分断する。絞り部100Aの内周面には、縮径部100Aaと、上流平行部100Abと、拡径部100Acとが形成される。
また、絞り部100Aの外周面には、平行部100Adと、曲面部100Aeとが形成される。さらに、本実施形態では、絞り部100Aは、平行部100Adと縮径部100Aaとの間に段差部100Afを有する。段差部100Afは、回転軸方向と平行な上面と、回転軸方向と直交する側面を有する。段差部100Afの上面は、縮径部100Aaと連続して形成される。段差部100Afの側面は、段差部100Afの上面および平行部100Adと連続して形成される。円筒部100aの内周面には、平行部100bと、曲面部100cと、下流平行部100dとが形成される。
縮径部100Aaは、コンプレッサインペラ9側に向かって内径が小さくなる。縮径部100Aaは、副流路102の内周側の開口端を形成する。上流平行部100Abは、回転軸方向に平行である。上流平行部100Abは、縮径部100Aaからコンプレッサインペラ9側に連続する。拡径部100Acは、コンプレッサインペラ9側に向かって内径が大きくなる。拡径部100Acは、上流平行部100Abからコンプレッサインペラ9側に連続する。
平行部100Adは、回転軸方向に平行である。曲面部100Aeは、コンプレッサインペラ9側に向かって外径が小さくなる。曲面部100Aeは、平行部100Adからコンプレッサインペラ9側に連続する。
平行部100bは、回転軸方向に平行である。平行部100bは、コンプレッサハウジング100の円筒部100aの端面に開口する。平行部100bは、副流路102の外周側の開口端を形成する。曲面部100cは、コンプレッサインペラ9側に向かって内径が小さくなる。曲面部100cは、平行部100bからコンプレッサインペラ9側に連続する。下流平行部100dは、回転軸方向に平行である。下流平行部100dは、曲面部100cからコンプレッサインペラ9側に連続する。
縮径部100Aaと、上流平行部100Abと、拡径部100Acと、平行部100Adと、曲面部100Aeと、平行部100bと、曲面部100cは、コンプレッサインペラ9の羽根9aより上流側に位置する。下流平行部100dの内側には、コンプレッサインペラ9の羽根9aが配される。
上流平行部100Abの直径は、下流平行部100dの直径より小さい。すなわち、コンプレッサインペラ9の回転中心軸から上流平行部100Abまでの距離は、コンプレッサインペラ9の回転中心軸から下流平行部100dまでの距離より小さい。また、下流平行部100dの内側に配されるコンプレッサインペラ9の羽根9aの前縁端の直径は、下流平行部100dの直径より小さい。また、上流平行部100Abの直径は、コンプレッサインペラ9の羽根9aの前縁端の直径より小さい。なお、上流平行部100Abが形成されず、縮径部100Aaと拡径部100Acが連続してもよい。その場合、縮径部100Aaおよび拡径部100Acが連続する部分の直径が、コンプレッサインペラ9の羽根9aの前縁端の直径よりも小さい方がよい。
主流路101には、縮径部100Aaと、上流平行部100Abと、拡径部100Acとによって、絞り部101e(絞り流路)が形成される。主流路101は、絞り部100Aによって流路断面積が小さくなっている。
副流路102は、コンプレッサハウジング100の円筒部100aと絞り部100Aの間に形成される。副流路102は、主流路101の径方向外側に形成される。副流路102は、コンプレッサインペラ9の回転方向(以下、単に回転方向と称す。シャフト7の周方向、絞り部100Aの周方向)に延在する。副流路102は、平行流路部102aと、インペラ側流路部102bとを有する。平行流路部102aは、平行部100bと平行部100Adとの間に形成される。インペラ側流路部102bは、曲面部100cと曲面部100Aeとの間に形成される。平行部100bの内壁面は、回転軸方向に延在する。
インペラ側流路部102bは、コンプレッサインペラ9に近づくにしたがって、径方向内側に向かう。インペラ側流路部102bは、コンプレッサインペラ9の回転軸(以下、単に回転軸と称す)を含む切断面による断面形状が湾曲している。つまり、曲面部100cおよび曲面部100Aeは、曲面形状により形成される。インペラ側流路部102bは、曲面形状を有する。インペラ側流路部102bの曲率中心は、インペラ側流路部102bよりも径方向内側(図2A中、右下側)に位置する。
ただし、インペラ側流路部102bの曲率中心は、インペラ側流路部102bよりも、径方向外側(図2A中、左上側)に位置してもよい。また、インペラ側流路部102bは、回転軸に平行な断面形状が非球面形状を有していてもよいし、直線であってもよい。ここで、インペラ側流路部102b(曲面部100cおよび曲面部100Ae)が球面形状を有する場合、インペラ側流路部102b内を流れる空気の流れは、主流路101内を流れる空気の流れと干渉してしまうおそれがある。
その場合、インペラ側流路部102bは、主流路101に沿った出口形状、すなわち、コンプレッサインペラ9の回転軸方向に延びる直線に近い形状を有するとよりよい。また、後述する開閉部106bにより副流路102を閉じた状態において、開閉部106bの下面から副流路102の下流側に形成されるキャビティは、小さく形成されることが好ましい。そのため、インペラ側流路部102b(曲面部100cおよび曲面部100Ae)は、球面形状よりも曲率半径が大きい直線形状とするとよりよい。
副流路102は、上流連通部103および下流連通部104を介して主流路101と連通する。上流連通部103および下流連通部104は、主流路101に開口する開口部である。上流連通部103は、縮径部100Aaと平行流路部102aの間に開口する。下流連通部104は、拡径部100Acとインペラ側流路部102bの間に開口する。下流連通部104は、主流路101のうち、コンプレッサインペラ9より上流側で開口する。
下流連通部104は、上流連通部103よりもコンプレッサインペラ9側に位置する。下流連通部104は、絞り部101eよりもコンプレッサインペラ9に近接する側で、主流路101と副流路102とを連通させる。上流連通部103は、絞り部101eよりもコンプレッサインペラ9から離隔する側で、主流路101と副流路102とを連通させる。すなわち、副流路102は、一端が絞り部101eよりもコンプレッサインペラ9側で主流路101に連通する下流連通部104と、他端が絞り部101eよりもコンプレッサインペラ9から離隔する側で主流路101に連通する上流連通部103を有する。
副流路102の内部には、可動部材106がコンプレッサインペラ9の回転軸方向に移動可能に設けられる。可動部材106は、係合部106aと、開閉部106bとを有する。係合部106aは、不図示のアクチュエータのアーム107と係合する。開閉部106bは、副流路102を開閉する。開閉部106bは、環状の板部材で構成され、平行部100Ad上に配置される。係合部106aは、例えば、円柱状の棒部材で構成される。ただし、係合部106aは、楕円柱状や円錐状の棒部材で構成されてもよい。係合部106aは、開閉部106bのコンプレッサインペラ9から離れる側の端部106bに設けられる。ただし、係合部106aは、開閉部106bの端部106bよりもコンプレッサインペラ9側の位置に設けられてもよい。
図2Aに示すように、段差部100Afの側面は、開閉部106bが副流路102を開く開位置に位置するとき、開閉部106bの端部106bと当接する。端部106bは、例えば、開閉部106bのうちコンプレッサインペラ9から最も離れた部位である。開閉部106bが副流路102を開く開位置に位置するとき、開閉部106bの端部106bは、平行部100Adと曲面部100Aeの境界部に位置する。開閉部106bの端部106bは、平行部100Ad上に位置する。端部106bは、例えば、開閉部106bのうちコンプレッサインペラ9に最も近い部位である。ただし、開閉部106bの端部106bは、平行部100Ad上ではなく、インペラ側流路部102b内に位置するものであってもよい。
段差部100Afの上面は、開閉部106bの上面と同じ高さを有し、開閉部106bの上面と同一面を形成する。ここで、同じ(等しい)とは、完全に同じである(等しい)場合と、許容誤差(加工精度や組付誤差等)の範囲内でずれている場合を含む。ただし、段差部100Afの上面は、開閉部106bの上面と異なる高さを有してもよい。例えば、段差部100Afの上面の一端(コンプレッサインペラ9側の端)は、開閉部106bの上面と同じ高さを有し、段差部100Afの上面の他端(一端とは反対側の端)は、開閉部106bの上面の高さより低い高さを有してもよい。すなわち、段差部100Afの上面は、一端から他端にかけて高さが変化するものであってもよい。また、段差部100Afが形成されずに、平行部100Adと縮径部100Aaが連続してもよい。その場合、開閉部106bの端部106bは、段差部100Afの側面に当接しないため、コンプレッサインペラ9から最も離れた端面は、平面形状とは異なる形状を有してもよい。例えば、開閉部106bの端部106bの端面は、曲面形状を有してもよい。
開閉部106bの端部106bの端面は、曲面形状を有する。図2Bに示すように、開閉部106bの端部106bは、開閉部106bが副流路102を閉じる閉位置に位置するとき、曲面部100cと当接する。開閉部106bの端部106bの端面は、曲面部100cのうち開閉部106bと当接する部分の曲面形状と同一形状を有する。したがって、開閉部106bは、図2Bに示す閉位置に位置するとき、副流路102を閉じることができる。ただし、開閉部106bの端部106bの端面は、曲面部100cの当接部分の曲面形状と異なる形状であってもよい。また、開閉部106bの端部106bの端面は、曲面形状ではなく平面形状を有していてもよい。
また、開閉部106bの端部106bは、曲面部100cと当接しなくてもよい。すなわち、開閉部106bの端部106bは、図2Aに示す位置からインペラ側流路部102bに進入し、曲面部100cと当接する前の位置で停止してもよい。可動部材106は、少なくとも副流路102を開く開位置(第1の位置)と副流路102を絞る閉位置(第2の位置)との間で移動可能に構成されていればよい。
コンプレッサハウジング100の円筒部100aには、径方向に貫通する貫通孔100eが形成される。係合部106aは、開閉部106bから径方向外側に延在する。係合部106aは、副流路102内から貫通孔100eを貫通して貫通孔100eの外側(外径側)まで延在する。係合部106aは、貫通孔100eより径方向外側でアーム107と係合する。貫通孔100eは、回転軸方向において、係合部106aの幅よりも大きい幅を有する。具体的に、貫通孔100eの回転軸方向(長手方向)の幅は、可動部材106の開閉部106bが副流路102を開く開位置と、副流路102を閉じる閉位置との間で移動する距離(幅)よりわずかに大きい幅である。
また、貫通孔100eは、周方向(短手方向)において、係合部106aの幅と同程度の幅を有する。貫通孔100eと係合部106aとの間には、可動部材106が回転軸方向に移動するために必要なクリアランス分の隙間を有する。したがって、貫通孔100eの周方向の幅は、係合部106aよりわずかに大きい幅を有する。なお、貫通孔100eの回転軸方向の幅は、貫通孔100eの周方向の幅よりも大きい。
係合部106aには、被覆部材が取り付けられてもよい。被覆部材は、貫通孔100eの径方向外側であって、円筒部100aとアーム107の間に配される。被覆部材は、貫通孔100eを覆う。被覆部材は、係合部106aが貫通孔100e内を移動する間、貫通孔100eを覆うことができる大きさを有する。被覆部材は、例えば、ゴム等の弾性部材で構成される。被覆部材は、円筒部100aの外周面と接触している。被覆部材は、係合部106aが貫通孔100e内を移動すると、係合部106aの移動に伴って円筒部100aの外周面上を摺動する。係合部106aに被覆部材が設けられることにより、副流路102を通過する気体が、貫通孔100eを介して外部に漏れる量を低減することができる。ただし、被覆部材は、貫通孔100eの径方向内側であって、円筒部100aと開閉部106bの間に配されてもよい。被覆部材は、係合部106aの移動に伴って円筒部100aの内周面上を摺動するものであってもよい。
係合部106aは、アーム107により駆動され、貫通孔100e内を移動する。開閉部106bは、係合部106aの移動に伴い、平行部100Ad上を摺動する。これにより、可動部材106は、副流路102を開く開位置と、副流路102を閉じる閉位置との間を移動することができる。換言すれば、可動部材106は、第1の位置と、副流路102の開度が第1の位置と異なる第2の位置との間を移動することができる。副流路102の開閉により、サージングが発生する限界の流量を小流量側へシフトさせ、大流量側ではチョークが発生する限界の流量を従来のチョークが発生する限界の流量と変えないようにすることができる。
例えば、流量が小さい領域では、不図示のアクチュエータ(およびアーム107)は、可動部材106を閉位置に移動させる。可動部材106を閉位置に移動させると、空気の全量が主流路101を流通する。一方、流量が大きい領域では、不図示のアクチュエータ(およびアーム107)は、可動部材106を開位置に移動させる。可動部材106を開位置に移動させると、空気は主流路101と副流路102の双方を流通する。すなわち、可動部材106は、副流路102を開くことで、流路断面積(有効断面積)を拡大させる。流路断面積を拡大させることで、絞り部100Aにより絞られる流路断面積の縮小量を緩和することができる。そのため、可動部材106は、副流路102を開くことで、大流量側の作動領域の縮小を抑えることができる。一方、可動部材106は、副流路102を閉じることで、絞り部100Aによる主流路101の流路断面積の縮小により、小流量側の作動領域を拡大させることができる。また、可動部材106は、副流路102を閉じることで、小流量側の圧縮効率を向上させる。なお、係合部106aは、開閉部106bに一体成型されてもよいし、開閉部106bを平行部100Adに設置した後、開閉部106bに取り付けてもよい。
図3A、図3B、図3Cは、図2Aおよび図2Bに示すコンプレッサハウジング100のIII矢視図である。図3Aは、係合部106aが貫通孔100eの中央に位置するときの状態を示している。図3Aは、可動部材106が図2Aと図2Bの中間に位置する状態を示している。図3Bは、アクチュエータ200が反時計回りに回転し、係合部106aが貫通孔100eの下端部100eまで移動したときの状態を示している。図3Bは、図2Aに示す可動部材106が副流路102を開く開位置(第1の位置)に位置する状態を示している。図3Cは、アクチュエータ200が時計回りに回転し、係合部106aが貫通孔100eの上端部100eまで移動したときの状態を示している。図3Cは、図2Bに示す可動部材106が副流路102を閉じる閉位置(第2の位置)に位置する状態を示している。
図3Aに示すように、コンプレッサハウジング100の外部(外周面)には、可動部材106を駆動する駆動機構が取り付けられる。駆動機構は、アーム107と、アクチュエータ200、取付部材201を有する。アーム107は、可動部材106の係合部106aと係合する係合孔107aを有する。アーム107は、係合孔107aを介して係合部106aと係合する。アクチュエータ200は、モータやソレノイド等から構成される。アーム107は、アクチュエータ200の回転軸に取り付けられる。これにより、アーム107は、アクチュエータ200の回転軸の周方向に回転することができる。アクチュエータ200は、一対の被締結部200aを有する。アクチュエータ200は、一対の締結部材202により取付部材201に取り付けられる。取付部材201は、コンプレッサハウジング100の外周面に取り付けられる。取付部材201は、アクチュエータ200を保持する。
図3Aに示すように、アクチュエータ200は、貫通孔100eの中心に対し、貫通孔100eの長手方向(回転軸方向)と直交する方向に位置する。貫通孔100eは、上端部100eと、下端部100eと、外周端部100eと、内周端部100eとを有する。アーム107は、アクチュエータ200の回転軸から貫通孔100e内に配置された係合部106aに向かって延在する。係合孔107aは、アーム107が延在する方向(長手方向)の幅が、アーム107の長手方向と直交する短手方向の幅よりも大きく形成される。係合孔107aの短手方向の幅は、係合部106aの幅と同程度の幅を有する。
係合孔107aと係合部106aとの間には、可動部材106が回転軸方向に移動するために必要なクリアランス分の隙間を有する。したがって、係合孔107aの短手方向の幅は、係合部106aよりわずかに大きい幅を有する。アクチュエータ200の回転軸が反時計回りに回転すると、アーム107は、反時計回りに回転する。
係合部106aは、アーム107の係合孔107aと係合している。そのため、アーム107の反時計回りの回転に伴い、係合部106aは、反時計回りに回転しようとする。しかし、係合部106aは、貫通孔100eとも係合している。貫通孔100eの短手方向の外周端部100eおよび内周端部100eにより、係合部106aは、貫通孔100eの短手方向への移動が規制される。そのため、係合部106aは、反時計回りに回転せずに、貫通孔100eの長手方向に沿って図3Aの下方向に移動する。このとき、係合部106aは、係合孔107aの長手方向に沿って移動する。
一方、アクチュエータ200の回転軸が時計回りに回転すると、アーム107は、時計回りに回転する。アーム107の時計回りの回転に伴い、係合部106aは、時計回りに回転しようとする。この場合、係合部106aは、外周端部100eおよび内周端部100eにより、貫通孔100eの長手方向に沿って図3Aの上方向に移動する。このとき、係合部106aは、係合孔107aの長手方向に沿って移動する。
このように、コンプレッサハウジング100には、可動部材106を駆動するアクチュエータ200およびアーム107(駆動機構)が設けられる。アクチュエータ200およびアーム107により、可動部材106を開位置および閉位置との間で移動させることができる。アクチュエータ200とアーム107は、コンプレッサインペラ9の周方向の1箇所に設けられる。すなわち、コンプレッサインペラ9の周方向には、一つのアクチュエータ200と一つのアーム107が設けられる。
また、コンプレッサハウジング100の貫通孔100eおよび可動部材106の係合部106aは、コンプレッサインペラ9の周方向の1箇所に設けられる。すなわち、コンプレッサインペラ9の周方向には、一つの貫通孔100eと一つの係合部106aが設けられる。従来技術では、少なくともコンプレッサハウジングの貫通孔および可動部材(弁)の係合部が複数設けられていた。その結果、複数の係合部を駆動する駆動機構が複雑になり、副流路を開閉する開閉機構は、高コストとなっていた。これに対し、本実施形態の開閉機構は、可動部材106をコンプレッサインペラ9の回転軸方向に移動させる構成である。そのため、本実施形態の開閉機構は、一つの駆動機構で一つの係合部106aを駆動することで、可動部材106をコンプレッサインペラ9の回転軸方向に移動させることができる。こうして、本実施形態の遠心圧縮機Caは、副流路102を開閉する開閉機構を簡略化し、開閉機構の製造コストを削減することができる。
図4A、図4B、図4Cは、第1変形例における図2Aおよび図2Bに示すコンプレッサハウジング100のIII矢視図である。図4Aは、第1変形例における係合部106aが貫通孔300eの中央に位置するときの状態を示している。図4Aは、可動部材106が図2Aと図2Bの中間に位置する状態を示している。図4Bは、第1変形例におけるアクチュエータ200が反時計回りに回転し、係合部106aが貫通孔300eの下端部300eまで移動したときの状態を示している。図4Bは、図2Aに示す可動部材106が副流路102を開く開位置(第1の位置)に位置する状態を示している。図4Cは、第1変形例におけるアクチュエータ200が時計回りに回転し、係合部106aが貫通孔300eの上端部300eまで移動したときの状態を示している。図4Cは、図2Bに示す可動部材106が副流路102を閉じる閉位置(第2の位置)に位置する状態を示している。
図4Aに示すように、コンプレッサハウジング100の外部(外周面)には、可動部材106を駆動する駆動機構が取り付けられる。駆動機構は、アーム407と、アクチュエータ200、取付部材201を有する。上記実施形態では、コンプレッサハウジング100にコンプレッサインペラ9の回転軸方向に延在する貫通孔100eが形成される。第1変形例では、貫通孔100eに代えて、アクチュエータ200の回転軸の周方向に延びる貫通孔300eがコンプレッサハウジング100に形成される。
また、第1変形例では、係合孔107aを有するアーム107に代えて、係合孔107aよりも小さい係合孔407aを有するアーム407がアクチュエータ200の回転軸に取り付けられる。係合孔407aは、アーム407の長手方向および短手方向において、係合部106aの幅と同程度の幅を有する。係合孔407aと係合部106aとの間には、可動部材106が回転軸方向に移動するために必要なクリアランス分の隙間を有する。したがって、係合孔407aの、アーム407における長手方向および短手方向の幅は、係合部106aよりわずかに大きい。
図4Aに示すように、アクチュエータ200は、貫通孔300eの中心に対し、貫通孔300eの長手方向(回転軸方向)と直交する方向に位置する。アーム407は、アクチュエータ200の回転軸から貫通孔300e内に配置された係合部106aに向かって延在する。係合孔407aは、アーム407が延在する方向の幅と、アーム407が延在する方向と直交する方向の幅が等しく形成される。ただし、係合孔407aは、アーム407が延在する方向の幅と、アーム407が延在する方向と直交する方向の幅が異なっていてもよい。例えば、係合孔407aは、アーム407が延在する方向の幅が、アーム407が延在する方向と直交する方向の幅よりも大きくてもよい。アクチュエータ200の回転軸が反時計回りに回転すると、アーム407は、反時計回りに回転する。係合部106aは、アーム407の係合孔407aと係合している。そのため、アーム407の反時計回りの回転に伴い、係合部106aは、反時計回りに回転しようとする。
ここで、貫通孔300eは、アクチュエータ200の回転軸の周方向に延びる。貫通孔300eは、上端部300eと、下端部300eと、外周端部300eと、内周端部300eとを有する。外周端部300eおよび内周端部300eは、曲率中心がアクチュエータ200の回転中心軸と等しい位置に設定されている。このように、外周端部300eおよび内周端部300eは、同心円状に形成される。そのため、係合部106aは、外周端部300eおよび内周端部300eに沿って、反時計回りに移動することができる。
係合部106aは、アーム407が反時計回りに回転すると、貫通孔300eの長手方向、すなわち、外周端部300eおよび内周端部300eに沿って図4Aの下方向に移動する。一方、アクチュエータ200の回転軸が時計回りに回転すると、アーム407は、時計回りに回転する。アーム407の時計回りの回転に伴い、係合部106aは、時計回りに回転しようとする。この場合、係合部106aは、外周端部300eおよび内周端部300eにより、貫通孔300eの長手方向に沿って図4Aの上方向に移動する。
このような構成により、第1変形例の開閉機構においても、上記実施形態と同様の効果が得られる。また、第1変形例では、上記実施形態と異なり、可動部材106をコンプレッサインペラ9の周方向に回転させながら、コンプレッサインペラ9の回転軸方向に移動させている。これにより、第1変形例の開閉機構は、可動部材106を、コンプレッサインペラ9の周方向に回転させずに、コンプレッサインペラ9の回転軸方向に移動させる場合よりも、少ない(小さい)スペースで回転軸方向に大きく移動させることができる。また、第1変形例の開閉機構は、少ない(小さい)スペースで可動部材106を移動させることができる。そのため、第1変形例の開閉機構では、駆動機構を構成する部材を小さくすることができ、駆動機構の製造コストを低減することができる。したがって、第1変形例の遠心圧縮機Caでは、実施形態の遠心圧縮機Caよりも省スペースかつ低コストで副流路102を開閉する開閉機構を構成することができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の実施形態について説明したが、本開示はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
上記第1変形例では、駆動機構は、可動部材106をコンプレッサインペラ9の周方向に回転させながら、コンプレッサインペラ9の回転軸方向に移動させることで副流路102を開状態または閉状態にしている。ただし、駆動機構が駆動させる部材は、可動部材106に限定されない。例えば、駆動機構は、可動部材106に代えて、絞り部100Aをコンプレッサインペラ9の周方向に回転させながら、コンプレッサインペラ9の回転軸方向に移動させてもよい。すなわち、駆動機構は、副流路102内に設けられる可動部材106に代えて、副流路102を形成する絞り部100Aを可動部として駆動するようにしてもよい。この場合、係合部106aは、絞り部100Aに接続される。駆動機構は、係合部106aを駆動することで、絞り部100Aをコンプレッサインペラ9の周方向に回転させながら、コンプレッサインペラ9の回転軸方向に移動させることができる。つまり、絞り部100Aは、コンプレッサインペラ9の回転方向および回転軸方向に移動することにより、副流路102を開く開状態または閉じる閉状態にすることができる。駆動機構は、例えば、図4Aに示す構成を採用することができる。図4Aに示す駆動機構の構成を用いることで、省スペースかつ低コストで副流路102を開閉する開閉機構を構成することができる。絞り部100Aを可動部とすることで、副流路を開閉する開閉機構の部品点数をより少なくすることができ、開閉機構をより簡略化することができる。ただし、絞り部100Aを可動部とすると、可動部材106よりも質量が大きいため、駆動機構による駆動が困難になる場合がある。その場合、第1変形例のように副流路を開閉する開閉機構の可動部として可動部材106を採用することで、駆動機構による駆動を容易にすることができる。
本開示は、主流路と連通する副流路が形成された遠心圧縮機に利用することができる。
Ca:遠心圧縮機 9:コンプレッサインペラ(インペラ) 9a:羽根 101:主流路 101e:絞り部(絞り流路) 102:副流路

Claims (3)

  1. 羽根を有するインペラと、
    前記インペラの正面側に形成され、前記羽根よりも径が小さい絞り部を有する主流路と、
    一端が前記絞り部よりも前記インペラ側で前記主流路に連通し、他端が前記絞り部よりも前記インペラから離隔する側で前記主流路に連通する副流路と、
    第1の位置と、前記インペラの回転軸方向および回転方向の位置ならびに前記副流路の開度が前記第1の位置と異なる第2の位置との間を移動可能に設けられた可動部と、
    を備える遠心圧縮機。
  2. 前記可動部は、前記副流路内に設けられる、
    請求項1に記載の遠心圧縮機。
  3. 羽根を有するインペラと、
    前記インペラの正面側に形成され、前記羽根よりも径が小さい絞り部を有する主流路と、
    一端が前記絞り部よりも前記インペラ側で前記主流路に連通し、他端が前記絞り部よりも前記インペラから離隔する側で前記主流路に連通する副流路と、
    第1の位置と、前記インペラの回転軸方向の位置ならびに前記副流路の開度が前記第1の位置と異なる第2の位置との間を移動可能に前記副流路内に設けられた可動部と、
    を備える遠心圧縮機。
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