JPWO2019004040A1 - 光送信機、光受信機及び光伝送システム - Google Patents

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Abstract

本発明に関わる光伝送システムは、光送信機(20a〜20n)が、所定の波長分割多重グリッドの中心位置を挟んだ周波数のピーク成分が所定周波数差離れた2つの光搬送波を各々、0,1のビット列のデータで変調し、2つのオンオフ変調信号を直交偏波多重して光信号で出力する。光受信機(60a〜60n)が、波長分割多重グリッド上に交点を持ち、フルスケールレンジが周波数グリッド間隔と等倍又は2倍の周期を持つ光の透過特性を有し、出力が非対称のフィルタにより、直交偏波多重の光信号成分の合成比が異なる2信号を透過して分岐し、分岐された2信号を検波後にデジタル信号に変換し、2つのデジタル信号から送信側のオンオフ変調信号を復元する。

Description

本発明は、マルチキャリア光信号を送信する光送信機、マルチキャリア光信号を受信する光受信機及び光伝送システムに関する。
データセンタの急速なトラフィック増大を背景として、100GbEの標準化及び光モジュールの開発が進展している。100GbEの光モジュールの主流は、異なる4波長の光信号×25Gbit/sのIM−DD(Intensity Modulation-Direct Detection)送受信機で構成されている。データセンタ内の光トランシーバ等の光インタフェースとして、CFP(Centum gigabit Form factor Pluggable)4やQSFP(Quad Small Form-factor Pluggable)28といった、より小型省電力のモジュールの開発が進んでいる。
一方、直接データセンタ間を接続するために、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)グリッドの任意の光信号を出力する光モジュールの開発が進んでいる。例えば、10G用の規格であるXFP(10 Gigabit Small Form Factor Pluggable)やSFP+(Small Form-Factor Pluggable Plus)等の光トランシーバである小型モジュールの市販が始まっており、これらの光モジュールを用いることでコストが低いWDMシステムの構築が可能となる。
"A. Hyvarinen, "Independent component analysis: algorithms and applications," Neural Network, vol.13, no.4-5, pp. 411-430 June (2000). W. Freude et al., "Quality Metrics for Optical Signals:Eye Diagram, Q-factor, OSNR, EVM and BER," Proc. ICTON 2012, Mo.B1.5, (2012). A. Vigano et al., "Performance Analysis in a PAM-4 Fiber Transmission IM-DD with Pre-compensation Filter," WSEAS Trans. Communications, vol.15, pp.317-322, (2016). E. Oja et al., "The FastICA Algorithm Revisited: Convergence Analysis," IEEE Trans. Neural Networks, vol.17, no.6, pp.1370-1381, November (2006).
上述した異なる波長の光信号を用いる100GbE及び40GbEの光モジュールをWDMシステムに適用する場合、光モジュール内部の光分波器に大型の波長可変機能を備える必要があり、小型化の障害となっていた。
波長分割多重に依らず、大容量波長可変光インタフェースを実現するには、多値変復調方式であるPAM(Pulse-Amplitude Modulation:パルス振幅変調)4やPAM8等を用いる方法がある。しかし、PAM等による多値変復調方式では、例えばX軸にシンボル(点)が配列されるので、多値変調を行うとシンボル間の距離が縮む。このように、変調信号のシンボル間距離が短くなると受信感度が低下し、光ファイバ伝送路等の伝送距離が大幅に短くなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、光通信を行う光モジュールを小型化して長距離伝送を実現することができる光送信機、光受信機及び光伝送システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、請求項1に係る発明は、直交偏波多重された光信号を光ファイバ伝送路を介して光受信機へ送信する光送信機であって、所定の周波数グリッドを中心とし、中心位置を挟んだ周波数のピーク成分が所定の周波数差離れた2つの光搬送波を出射する光源と、前記2つの光搬送波を各々、0,1のビット列のデータで変調した2つのオンオフ変調信号を出力する光変調器と、前記2つのオンオフ変調信号を直交偏波多重して前記光信号として出力する偏光器とを備えることを特徴とする光送信機である。
この構成によれば、光受信機で直交偏波多重された光信号を受信した際に、2つの光搬送波の周波数の中心位置である周波数グリッドを挟んだ各光搬送波のピーク成分が、所定の周波数差離れる。この周波数差を利用すれば、2つの異なる受信信号を得ることが可能となり、この受信信号に信号処理を施すことで、各光搬送波を各々データで変調した各オンオフ変調信号を復元できるので、各光搬送波を変調する各データを得ることができる。オンオフ変調信号は、4値パルス振幅変調信号等の多値パルス振幅変調信号よりも光ファイバ伝送路の許容損失値が大きいので、その分、光ファイバ伝送路を長くしても伝送可能となる。また、オンオフ変調信号は、光搬送波を0,1のビット列のデータで変調する小型且つ単純な構成の光変調器で生成可能なので、この光変調器を搭載する光送信機の小型化を図ることができる。従って、光送信機を搭載して光通信を行う光モジュールを小型化して長距離伝送を実現することができる。
請求項2に係る発明は、前記光変調器が、前記2つの光搬送波を各々、4値のレベルのパルス信号で変調した2つの4値パルス振幅変調信号を出力し、前記偏光器は、前記2つの4値パルス振幅変調信号を直交偏波多重して前記光信号として出力することを特徴とする請求項1に記載の光送信機である。
この構成によれば、各光搬送波を4値のレベルのパルス信号で変調した各4値パルス振幅変調信号を復元できる。4値パルス振幅変調信号は、これよりも変調するレベルの数が多い例えば16値パルス振幅変調信号等よりも光ファイバ伝送路の許容損失値が大きいので、その分、光ファイバ伝送路を長くしても伝送可能となる。従って、長距離伝送を実現することができる。
請求項3に係る発明は、所定の周波数グリッドを中心とし、中心位置を挟んだ周波数のピーク成分が所定の周波数差離れた2つの光搬送波を各々、0,1のビット列のデータで変調し、変調された2つのオンオフ変調信号を直交偏波多重した光信号を、光ファイバ伝送路を介して受信する光受信機であって、周波数グリッド上に交点を持つと共に、フルスケールレンジが周波数グリッド間隔と等倍又は2倍の周期を持つ光の透過特性を有し、出力が非対称であるフィルタにより、前記直交偏波多重の光信号成分の合成比が異なる2つの信号を透過して分岐するインタリーバと、前記分岐された2つの信号を検波して電気信号に変換する検波器と、前記検波器で変換された2つの電気信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器で変換された2つのデジタル信号から送信側のオンオフ変調信号を復元するデジタル信号処理器とを備えることを特徴とする光受信機である。
この構成によれば、送信側の2つの光搬送波がデータで変調されたオンオフ変調信号を復元し、この復元されたオンオフ変調信号から送信側のデータを得ることができる。復元されるオンオフ変調信号は、4値パルス振幅変調信号等の多値パルス振幅変調信号よりも光ファイバ伝送路の許容損失値が大きい(非特許文献2)ので、その分、光ファイバ伝送路を長くしても伝送可能となる。また、オンオフ変調信号は、光搬送波を0,1のビット列のデータで変調したものなので、容易に復元することができる。このため、その復元を行うデジタル信号処理器の演算回路構成を小型且つ単純な構成とできるので、このデジタル信号処理器を搭載する光受信機の小型化を図ることができる。従って、光受信機を搭載して光通信を行う光モジュールを小型化して長距離伝送を実現することができる。
請求項4に係る発明は、所定の周波数グリッドを中心とし、中心位置を挟んだ周波数のピーク成分が所定の周波数差離れた2つの光搬送波を各々、2値(Mは2以上の正の整数)のレベルのパルス信号で変調し、変調された2つの2値パルス振幅変調信号を直交偏波多重した光信号を、光ファイバ伝送路を介して受信する光受信機であって、周波数グリッド上に交点を持つと共に、フルスケールレンジが周波数グリッド間隔と等倍又は2倍の周期を持つ光の透過特性を有し、出力が非対称であるフィルタにより、前記直交偏波多重の光信号成分の合成比が異なる2つの信号を透過して分岐するインタリーバと、前記分岐された2つの信号を検波して電気信号に変換する検波器と、前記検波器で変換された2つの電気信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器で変換された2つのデジタル信号から送信側の4値パルス振幅変調信号を復元するデジタル信号処理器とを備えることを特徴とする光受信機である。
この構成によれば、送信側の2つの光搬送波が4値のレベルのパルス信号で変調された4値パルス振幅変調信号を復元することができる。4値パルス振幅変調信号は、これよりも変調するレベルの数が多い例えば8値パルス振幅変調信号等よりも光ファイバ伝送路の許容損失値が大きいので、その分、光ファイバ伝送路を長くしても伝送可能となる。従って、長距離伝送を実現することができる。
請求項5に係る発明は、直交偏波多重された光信号を出力する光送信機と、複数の光送信機から出力された光信号を波長多重して波長多重信号を出力する光合波器と、当該光合波器から出力される波長多重信号を光ファイバ伝送路を介して各波長の光信号に分波する光分波器と、当該光分波器で分波された光信号を受信する光受信機とを有する光伝送システムであって、前記光送信機は、所定の波長分割多重グリッドを中心とし、中心位置を挟んだ周波数のピーク成分が所定の周波数差離れた2つの光搬送波を各々、0,1のビット列のデータで変調し、変調された2つのオンオフ変調信号を直交偏波多重して光信号として出力する処理を行い、前記光受信機は、前記波長分割多重グリッド上に交点を持つと共に、フルスケールレンジが波長分割多重グリッド間隔と等倍又は2倍の周期を持つ光の透過特性を有し、出力が非対称であるフィルタによって前記直交偏波多重の光信号成分の合成比が異なる2つの信号を透過して分岐し、当該分岐された2つの信号を検波後にデジタル信号に変換し、変換された2つのデジタル信号から送信側のオンオフ変調信号を復元する処理を行うことを特徴とする光伝送システムである。
この構成によれば、光送信機から送信され、光ファイバ伝送路を伝送してきた波長多重信号中の直交偏波多重された光信号を光受信機で受信した際に、2つの光搬送波の周波数の中心位置である波長分割多重グリッドを挟んだ各光搬送波のピーク成分が、所定の周波数差離れる。このため、各光搬送波を各々0,1のビット列のデータで変調した各オンオフ変調信号を復元できる。このオンオフ変調信号は、4値パルス振幅変調信号等の多値パルス振幅変調信号よりも光ファイバ伝送路の許容損失値が大きいので、その分、光ファイバ伝送路を長くしても伝送可能となる。
また、オンオフ変調信号は、光搬送波を0,1のビット列のデータで変調する小型且つ単純な構成の光変調器で生成可能なので、この光変調器を搭載する光送信機の小型化を図ることができる。更に、オンオフ変調信号は、受信側で容易に復元でき、復元を行うデジタル信号処理器の演算回路構成を小型且つ単純な構成とできる。このため、デジタル信号処理器を搭載する光受信機の小型化を図ることができる。
従って、光送信機を搭載して光通信を行う光モジュールと、光受信機を搭載して光通信を行う光モジュールとを小型化して、長距離伝送を実現することができる。
請求項6に係る発明は、前記光送信機は、所定の波長分割多重グリッドを中心とし、中心位置を挟んだ周波数のピーク成分が所定の周波数差離れた2つの光搬送波の、一方を0,1のビット列の第1データで変調する第1光変調器と、他方を前記第1データと異なる0,1のビット列の第2データで変調する第2光変調器とを備え、前記光受信機は、前記フィルタにより分岐された2つの信号の、一方を検波する第1光検出器と、他方を検波する第2光検出器とを備えることを特徴とする請求項5に記載の光伝送システムである。
この構成によれば、光送信機で光変調器を2つ使用して2つの光搬送波を、0,1のビット列の第1及び第2データで変調し、光受信機で光検出器を2つ使って検波している。光検出器の0,1のレベルを検波する動作速度は速いので、光受信機の受信感度が良くなる。受信感度が良くなると、光ファイバ伝送路の距離が短くなることを回避しながら伝送容量を増加させることができる。
請求項7に係る発明は、前記光送信機は、所定の波長分割多重グリッドを中心とし、この中心位置を挟んだ周波数のピーク成分が所定の周波数差離れた2つの光搬送波を、各々2値(Mは2以上の正の整数)のレベルのパルス信号で変調し、この変調により得られる2つの2値パルス振幅変調信号を直交偏波多重して光信号として出力する処理を行い、前記光受信機は、前記波長分割多重グリッド上に交点を持つと共に、フルスケールレンジが波長分割多重グリッド間隔と等倍又は2倍の周期を持つ光の透過特性を有し、出力が非対称であるフィルタにより、前記直交偏波多重の光信号成分の合成比が異なる2つの信号を透過して分岐し、当該分岐された2つの信号を検波後にデジタル信号に変換し、当該変換された2つのデジタル信号から送信側の2値パルス振幅変調信号を復元する処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の光伝送システムである。
この構成によれば、光送信機から送信され、光ファイバ伝送路を伝送してきた波長多重信号中の直交偏波多重された光信号を光受信機で受信した際に、2つの光搬送波の周波数の中心位置である波長分割多重グリッドを挟んだ各光搬送波のピーク成分が、所定の周波数差離れる。このため、各光搬送波を4値のレベルのパルス信号で変調した各4値パルス振幅変調信号を復元できる。4値パルス振幅変調信号は、これよりも変調するレベルの数が多い例えば8値パルス振幅変調信号等よりも光ファイバ伝送路の許容損失値が大きいので、その分、光ファイバ伝送路を長くしても伝送可能となる。従って、長距離伝送を実現することができる。
本発明によれば、光通信を行う光モジュールを小型化して長距離伝送を実現する光送信機、光受信機及び光伝送システムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る光送信機及び光受信機を用いた光伝送システムの構成を示すブロック図である。 横軸に光信号の周波数を示し、左縦軸に光信号の強度、右縦軸に光信号の透過率を示し、キャリア周波数のピーク成分や受信信号の透過状態を示す図である。 横軸に光信号の周波数を示し、左縦軸に光信号の強度、右縦軸に光信号の透過率を示し、Ch1側のキャリア周波数のピーク成分がCh2側よりも高い場合の透過信号を表す図である。 横軸に光信号の周波数を示し、左縦軸に光信号の強度、右縦軸に光信号の透過率を示し、Ch2側のキャリア周波数のピーク成分がCh1側よりも高い場合の透過信号を表す図である。 本実施形態の具体例に係る光送信機及び光受信機を用いた光伝送システムの構成を示すブロック図である。 横軸にVOAの損失値[dB]、左縦軸にその損失値に対するDP−OOK信号のEVM(EVMofDP−OOK[%])を示し、右縦軸に左縦軸のDP−OOK信号と同等のビットレートの多値変復調信号であるPAM4信号のEVM(EVMofPAM4[%])を示す図である。 25Gbit/sのDP−OOK信号の正規化周波数間隔(横軸)に対するBitError Rate(縦軸)を示す図である。 図7Aに示すDP−OOK信号を、光受信機におけるADCによりデジタル信号に変換した一方のチャンネルhの受信データの波形図である。 図7Aに示すDP−OOK信号の、光受信機におけるDSP内のICA出力のサンプリング波形図である。 50Gbit/sのDP−PAM信号の正規化周波数間隔(横軸)に対するBitError Rate(縦軸)を示す図である。 図8Aに示すDP−PAM信号を、光受信機におけるADCによりデジタル信号に変換した一方のチャンネルの受信データの波形図である。 図8Aに示すDP−PAM信号の、光受信機におけるDSP内のICA出力のサンプリング波形図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<実施形態の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る光送信機及び光受信機を用いた光伝送システムの構成を示すブロック図である。
図1に示す光伝送システム10は、送信側の光モジュール11と、光合波器30と、光ファイバ伝送路40と、光分波器50と、受信側の光モジュール12とを備えて構成されている。但し、各光モジュール11,12は、機器を自在に着脱可能なプラガブル型であって、送信側の光モジュール11は、各々が着脱自在な複数の光送信機20a,20b,…,20nを備える。受信側の光モジュール12は、各々が着脱自在な複数の光受信機60a,60b,…,60nを備える。
WDM(波長分割多重)では、例えば、50GHzの間隔の周波数グリッドで、各々波長が異なる80波〜96波を有する。各々の光送信機20a〜20n及び光受信機60a〜60nは、その波長数の80〜96に対応した数、配備される。なお、WDMの周波数グリッドを、WDMグリッドとも称す。
各光送信機20a〜20nは、光送信機20aに代表して示すように、TLS(Tunable laser sources:波長可変レーザ光源)21a,21bと、OM(optical modulator:光変調器)22a,22bと、PBS(Polarization Beam Spliter:偏光器)23とを備えて構成されている。これら構成要素を光送信機20aを代表して説明する。なお、OM22aは請求項記載の第1光変調器を構成し、OM22bは請求項記載の第2光変調器を構成する。
2つのTLS21a,21bは、波長可変レーザ光源であり、異なる周波数の2チャンネルのキャリア(光搬送波)c1,c2を出射するものである。2チャンネルの一方をCh1(第1チャンネル)と称し、他方をCh2(第2チャンネル)と称す。更に説明すると、各TLS21a,21bは、キャリア周波数のピーク成分が予め定められた周波数差Δf(図2参照)離れるCh1とCh2のキャリアc1,c2を、OM22a,22bへ出射する。
一方のOM22aは、TLS21aから出射されたCh1のキャリアc1を、データD1(第1データ)で光変調することによりCh1のOOK(On Off Keying:オンオフ変調)信号s1を出力する。他方のOM22bは、TLS21bから出射されたCh2のキャリアc2を、データD2(第2データ)で光変調することによりCh2のOOK信号s2を出力する。データD1,D2は、0,1のビット列である。Ch1とCh2のOOK信号s1,s2は、図2に示すように、Ch1とCh2の周波数の中心位置f0のWDMグリッドを挟んだキャリア周波数のピーク成分P1,P2の周波数差がΔfのキャリアc1,c2を含む信号となる。
図2は、横軸に光信号の周波数を示し、左縦軸に光信号の強度、右縦軸に光信号の透過率を示す。横軸上には、Ch1とCh2の周波数の中心位置f0の両側に、Δfg間隔のWDMグリッドの周期(例えば、50GHz)を示している。つまり、f0の左側にf0−Δfg、f0−2Δfgを順に示し、右側にf0+Δfg、f0+2Δfgを順に示している。
図2の上方に示す横方向の実線曲線i1(x1)は、後述する光受信機60a〜60nのIL61を透過した透過信号i1(図1)又はこの信号i1をデジタル化した受信信号x1(図1)を示す。横方向の破線曲線i2(x2)は、IL61を透過した透過信号i2(図1)又はこの信号i2をデジタル化した受信信号x2(図1)を示す。透過信号i1,i2を囲む破線枠から右方向に突出る矢印Y1は、各曲線i1(x1),i2(x2)の透過率が、右縦軸の透過率で表されることを示す。
図2の下方に示す山形の実線曲線P1aは、送信側においてCh1のキャリアc1にデータD1で変調を掛けた際に拡がった周波数スペクトルを表す。山形の波線曲線P2aは、送信側においてCh2のキャリアc2にデータD2で変調を掛けた際に拡がった周波数スペクトルを表す。キャリア周波数のピーク成分P1,P2及び周波数スペクトルP1a,P2aを囲む破線枠から左方向に突出る矢印Y2は、キャリアc1,c2の周波数のピーク成分P1,P2と、山形の周波数スペクトルP1a,P2aとの強度が、左縦軸の強度で表されることを示す。
図1に示すPBS23は、Ch1とCh2のOOK信号s1,s2を、直交偏波で多重することにより、DP(Dual Polarization:二重偏波)−OOK信号Paを生成する。このDP−OOK信号Paは、光合波器30へ出力される。これと同様に、他の光送信機20b〜20nからもDP−OOK信号Pb〜Pnが光合波器30へ出力される。全てのDP−OOK信号Pa〜Pnにおいて、直交偏波多重されたOOK信号s1,s2は全ての波長が異なっている。
光合波器30は、各光送信機20a〜20nから出力されるDP−OOK信号Pa〜Pnを波長多重して波長多重信号m1を生成し、光ファイバ伝送路40へ伝送する。この伝送時に、各DP−OOK信号Pa〜Pnは、各々において直交偏波多重されたOOK信号s1,s2の全ての波長が異なるので干渉しない。
光ファイバ伝送路40の途中には、図示せぬEDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier:エルビウム添加光ファイバ増幅器)が接続されている。EDFAは、光ファイバ伝送路40の伝送損失を補償するための光アンプである。
光分波器50は、光ファイバ伝送路40を伝送されて来た波長多重信号m1を、光送信機20a〜20n毎のDP−OOK信号Pa〜Pnに分波する。この分波されたDP−OOK信号Pa〜Pnは、各々の光送信機20a〜20nに対応する光受信機60a〜60nに入力される。
各光受信機60a〜60nは、光受信機60aに代表して示すように、IL(Interleaver:インタリーバ)61と、PD(Photo Detector:光検出器、又はフォトダイオード)62a,62bと、ADC(Digital Analog Converter:A/D変換器)63a,63bと、DSP(Digital Signal Processor:デジタル信号処理器)64とを備えて構成されている。これら構成要素を光受信機60aのものを代表して説明する。なお、PD62a,62bは、請求項記載の検波器を構成する。また、PD62aは請求項記載の第1光検出器を構成し、PD62bは請求項記載の第2光検出器を構成する。
IL61は、予め定められた光の透過特性(透過率)を有する1入力2出力の非対称なフィルタであり、1つの光信号が入力されると、一方の出力側から第1波長の信号を多く出力し、他方の出力側から第1波長に対称な第2波長の信号を多く出力するものである。このIL61は、透過特性がWDMグリッドでクロスし、入力レンジの幅であるFSR(Full-Scale Range)がWDMグリッドと等倍又は2倍の周期を持っている。言い換えれば、IL61は、FSRが周波数グリッド間隔と等倍又は2倍の周期を持つ光の透過特性を有し、出力が非対称であるフィルタである。
このIL61は、光分波器50からのDP−OOK信号Pa、つまり、Ch1とCh2のOOK信号s1,s2が直交偏波多重されたDP−OOK信号Paを透過する際に、一方のPD62aに繋がる出力側の信号としてCh1のOOK信号s1を透過し易く、他方のPD62bに繋がる出力側の信号としてCh2のOOK信号s2を透過し易くなっている。
図1に示すPD62a,62bは、入力光に応じて、蓄電容量が変化する半導体素子であり、光信号を電気信号に変換するものである。PD62aは、光信号である透過信号i1を電気信号e1に変換し、ADC63aへ出力する。PD62bは、光信号である透過信号i2を電気信号e2に変換し、ADC63bへ出力する。
ADC63aは、アナログ信号である電気信号e1をデジタルの受信信号x1に変換し、DSP64へ出力する。ADC63bは、アナログ信号である電気信号e2をデジタルの受信信号x2に変換し、DSP64へ出力する。
光信号sの伝搬方向をzとすると、z軸と直交するx軸方向とy軸方向への直交成分s1x,s1yに分解することが可能であり、以下の式で表される。
Figure 2019004040
…(1)
ここで、|A1x|,|A1y|はそれぞれの振幅、ωは光信号キャリアの角周波数、kは波数、δは位相差である。z=0における式(1)は、s(z,t)=s(t)とすると以下の式で表される。
Figure 2019004040
…(2)
式(2)からωtを除去すると、次の式(3)が得られる。
Figure 2019004040
…(3)
これは楕円を表す式であり、s(t)の電界は時間と共に楕円の軌道を描いて回転する。このとき、角周波数がω’=ω+Δωで、s(t)に直交する偏光状態の光信号s(t)は次の式(4)で表される。但し、|A2x(t)|,|A2y(t)|は、|A1x(t)|/|A1y(t)|=|A2y(t)|/|A2x(t)|を満たす。
Figure 2019004040
…(4)
上記s(t),s(t)をフォトディテクタ(PD)で直接検波して得られる信号をそれぞれI(t),I(t)とする。PDの帯域はωに比べて十分に狭いことを考慮すると、I(t),I(t)は以下の式で表される。
Figure 2019004040
…(5)
ここで、s(t),s(t)がある光フィルタを通過する場合を考える。光フィルタのs(t),s(t)に対する電界透過率を√h,√h(0<h<1,i=1,2)とすると、光フィルタ通過後のs(t),s(t)を同時にPDで直接検波して得られる信号e(t)は次の式で表される。
Figure 2019004040
…(6)
式(6)より、e(t)におけるs(t),s(t)の差周波Δωの成分は、s(t),s(t)が直交する場合は打ち消され、e(t)はそれぞれを直接検波した強度信号I(t),I(t)の線形結合で表されることが分かる。
IL61のPD62aに繋がる出力側のs(t),s(t)に対する電界透過率を√h11,√h12、PD62aの出力をe(t)、他方のPD62bに繋がる出力側のs(t),s(t)に対する電界透過率を√h21,√h22、PD62bの出力をe(t)とすると、e(t),e(t)は次の式で表される。
Figure 2019004040
…(7)
つまり、IL61を透過した透過信号i1,i2としての直交偏波多重されたCh1とCh2のOOK信号s1,s2を、各PD62a,62bでそれぞれ直接検波し、ADC63a,63bでデジタル信号に変換する処理を行う。この処理によって、各Ch1,Ch2の強度信号であるOOK信号s1,s2を、異なる合成比で足し合わせた2つの受信信号のサンプリングデータx1,x2が得られる。
DSP64は、2つのサンプリングデータx1,x2から、送信側のCh1とCh2のキャリアc1,c2がデータD1,D2で変調されたOOK信号s1,s2の直接検波信号I1,I2を復元し、この直接検波信号I1,I2からデータD1,D2を求める演算処理を行う。この演算処理は次のように行われる。即ち、各Ch1とCh2のOOK信号s1,s2は独立なため、異なる2つの信号を分離する処理を行うアルゴリズムを用いて直接検波信号I1,I2を復元し、復元された直接検波信号I1,I2からデータD1,D2を求める。上記アルゴリズムは、例えば非特許文献1に記載された独立成分分析法等に記載されている。
ここでは、DSP64は、アルゴリズムにおいて下式(8)を用いることで、直接検波信号I1,I2を復元する。但し、Hは、式(7)で示したOOK信号s1,s2の直接検波信号I1,I2を異なる合成比とするための重み係数である。また、nはサンプリング回数を表す正整数であり、t0はn=1における時刻、ΔTはサンプリング間隔である。
Figure 2019004040
…(8)
ここで、上式(8)を用いてOOK信号s1,s2の直接検波信号I1,I2を復元する処理について更に説明する。DSP64に入力されるサンプリングデータx1,x2は、上述したように、e1,e2と等価なため、以下e1,e2を用いて説明する。IL61を透過することにより、受信信号e1ではCh1のOOK信号s1の成分が大きく(Ch1>Ch2)なり、受信信号e2ではCh2のOOK信号s2の成分が大きく(Ch1<Ch2)なる。Ch1とCh2の信号成分は、各キャリアc1,c2が直交しているので、そのまま受信すると、それぞれの強度が合成された状態となっている。このため、どちらのキャリアc1,c2の信号成分が「1」か「0」か判別がつかない。
しかし、前述したように、受信信号e1,e2はOOK信号s1,s2の直接検波信号I1,I2に行列Hをかけた形で表される。このことから、上式(8)のように異なる2つの条件式が得られる。この式(8)を解けば元の送信信号であるOOK信号s1,s2の直接検波信号I1,I2が得られる(復元される)ことになる。
IL61のインタリーバは周期性があるので、WDMグリッド間隔の例えばf0−Δfgとf0+Δfgにおいて、インタリーバ特性が同じ特性となっている。このため、送信信号波長が他の周波数グリッドに移った場合でも同じように受信できる。つまり、送信側から各OOK信号s1,s2が、どのような周波数グリッドで送られてきても、受信側では受信信号e1,e2を同じように受信して、OOK信号s1,s2の直接検波信号I1,I2を復元できる。
なお、DSP64で復元したOOK信号s1,s2の直接検波信号I1,I2も、2値OOK信号であり、同等のビットレートのPAM4(4値パルス振幅変調)に比べて高い受信感度を持つ。また、任意のWDMグリッドのDP−OOK信号に対しても上式(1)と同様に次数2の行列式が成り立つので、任意のWDMグリッドのDP−OOK信号を送受信する光モジュールに対しても、本実施形態の技術を適用することが可能となる。
<実施形態の具体例>
本実施形態の具体例による光伝送システム10Aの構成を図5に示し、その光信号送受信のシミュレーション動作について説明する。但し、図5において、図1と同一要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図5の光伝送システム10Aが、光伝送システム10(図1)と異なる点は、光送信機20a及び光受信機60aが各々1台のケースであり、光ファイバ伝送路40の途中に、VOA(Variable Optical Attenuator)41と、EDFA42が接続されていることにある。なお、光伝送システム10Aでは、受信側に光合波器30を備えない。
VOA41は、光ファイバ伝送路40の伝送損失(損失値)を模擬する可変光減衰器である。
EDFA42は、前述した通り、伝送損失を補償するための光アンプである。伝送損失が大きいと、EDFA42のゲインを大きくする必要がある。しかし、ゲインを大きくすると雑音も大きくなり、この雑音の影響で光信号を受信できなくなる。このため、一般的に、光ファイバ伝送路40の距離が制限されている。
この光伝送システム10Aは、一対の光送信機20a及び光受信機60aによる光信号の送受信動作であり、上述した光伝送システム10(図1)と同じである。光伝送システム10Aでは、送信信号として、周波数間隔6.25GHzの2×25.8Gbit/sのDP−OOK信号Paを用い、伝送路損失を模擬したVOA41の損失値に対する受信特性をEVM(Error Vector Magnitude:エラーベクトル振幅)(非特許文献2,3)を用いて評価している。EVMは、デジタル変調信号の品質の指標であり、受信信号の誤り量を示すものである。また、DSP64が用いるアルゴリズムとしては、非特許文献4等に記載の周知のfastICA( Independent Component Analysis:独立成分分析)アルゴリズムを用いた。
図6の横軸にVOA41の損失値[dB]を示し、左縦軸にその損失値に対するDP−OOK信号PaのEVM(EVMofDP−OOK[%])を示す。DP−OOK信号Paを囲む枠から左方向に突出る矢印Y11は、DP−OOK信号PaのEVMが左縦軸のパーセンテージで表されることを示す。
また、比較対象として、右縦軸に、左縦軸のDP−OOK信号と同等のビットレートの多値変復調信号であるPAM4信号71のEVM(EVMofPAM4[%])を併せて示す。PAM4信号71を囲む枠から右方向に突出る矢印Y12は、PAM4信号71のEVMが右縦軸のパーセンテージで表されることを示す。
つまり、DP−OOK[%]とPAM4のEVM[%]は、それぞれのビットエラーレートが等しくなるよう縦軸が調整してある。
DP−OOK信号PaとPAM4信号71とを、図6に横方向の波線73で示すBER(ビットエラーレート)=10−12に相当するEVM[%]で比較すると、PAM4信号71における許容損失値が13.5dBに対して、本実施形態のDP−OOK信号Paを用いることで27dBまで拡大している。これは、DP−OOK信号Paでは、VOA41の損失値をPAM4信号71よりも13dB位増やしても受信可能であることを示す。
つまり、光ファイバ伝送路40の損失係数が0.45dB/kmの場合、PAM4信号71の伝送距離は、13.5dB÷0.45dB/km=30kmである。DP−OOK信号Paの伝送距離は、27dB÷0.45dB/km=60kmである。このことから本実施形態の具体例では、60km−30km=30kmの光ファイバ伝送路40の延長化が可能となる。
本具体例では、1対の光送信機20aと光受信機60aによる測定例となっているが、複数の光送信機20a〜20n及び光受信機60a〜60n(図1参照)で構成される場合も同様の結果が期待できる。
<実験結果>
次に、図5に示した光伝送システム10Aの構成により光信号送受信の実験を行った際の結果について説明する。但し、図5の光送信機20aとVOA41間に次の光ファイバが入った構成で実験した。光ファイバの長さは、DP−OOKの場合が50km、DP−PAM4の場合が25kmであり、何れもEDFA42への入力レベルが一定になるようにVOA41で調整した。
但し、送信信号として、周波数間隔Δf、中心波長1552.52nmの12.5Gbaudの偏波多重強度信号を用い、光損失が0.28dB/kmのITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)国際標準規格G.652の光ファイバ伝送後の符号誤り率(Bit Error Rate:BER)を測定し、伝送特性を評価した。
なお、ブラインド等化アルゴリズムは、上記同様、fastICA(独立成分分析)アルゴリズムを用いた。ブラインド等化アルゴリズムは、光受信機60aの受信データx1,x2から送信信号s1,s2を導出するために用いる。
図7Aに、光送信機20a(図5)から送信された25Gbit/sのDP−OOK信号Pa1を50km(図7Aには25GDP−OOK@50kmと記載)伝送後、可変光アッテネータ(図5のVOA41)を用いて光受信機60aへの光入力レベルを−19dBmに設定した場合の、正規化周波数間隔(横軸)に対するBit Error Rate(縦軸)を示す。
但し、正規化周波数間隔(Normalized subcarrier spacing)は、Δf/baud rate(ボーレート)である。横軸の周波数間隔Δf/baud rateは、目盛「1.0」が周波数間隔12.5GHzの12.5Gbaud信号である。つまり、送信信号として、12.5Gbaudを2つ多重(2bit)した25Gbit/sのDP−OOK信号Pa1を用いて、周波数間隔を変化させたものである。
上述したように、本実験結果(図7A)では横軸のパラメータのふり方がシミュレーションの場合(図6)とは異なっている。つまり、ある損失値(例えば、図6の19dB)で波長間隔を変えたらどうなるかの実験を行った。
FEC(Forward Error Correction:誤り訂正)リミットを横破線で示すBER=3.8×10−3とすると、正規化周波数間隔が0.4以上でFECリミット以下のBERを達成した。正規化周波数間隔0.4のDP−OOK信号Pa1に対して、fastICAが無い場合のチャンネル1の受信波形を図7Bに示し、fast ICAが有る場合のチャンネル1の受信波形を図7Cに示す。
図7Bに示す波形は、光受信機60aで受信され、例えば、一方のIL61を透過したCh1の透過信号i1をPD62aで電気信号e1に変換後、ADC63aによりデジタル信号に変換したCh1の受信データx1の波形である。これは、上述の式(8)のx1に相当する波形であり、光送信機20aにおけるCh1及びCh2のOOK信号s1,s2が所定の割合で混ざったものである。
受信データx1をDSP64で信号処理して、OOK信号s1,s2を推定した波形が、図7Cに示す波形となる。即ち、図7Bに示す波形は2つのOOK信号s1,s2が混合しており双方の波形を判別できないが、図7Cのように、2つのOOK信号s1,s2を分離すると判別可能となる。このように、fast ICAを用いることで偏波信号が分離できていることが分かる。
即ち、DSP64内のICA出力のサンプリング波形(図7Cに示す波形)を、DSP64で1,0判定を行うとデータD1,D2となる。このデータD1,D2の1,0を、送信側の元のデータD1,D2と比較してBERを導出している。
次に、図8Aに、光送信機20a(図5)から送信された50Gbit/sのDP−PAM4信号Pb1を25km(図8Aには50GDP−PAM4@25kmと記載)伝送後、可変光アッテネータ(VOA41)を用いて光受信機60aへの光入力レベルを−19dBmに設定した場合の、正規化周波数間隔(横軸)に対するBit Error Rate(縦軸)を示す。なお、横軸及び縦軸の目盛及びFECリミットの条件は、図7Aと同様である。
DP−PAM4信号Pb1によれば、図8Aの横軸の正規化周波数間隔が0.6以上でFECリミット以下のBERを達成した。このことから、本発明の光伝送システム10がPAM4信号Pb1に対しても有効であることが分かる。なお、図8Aには、比較のために、単一偏波の25Gbit/sのSP−PAM4信号Pc1を25km(図には25GSP−PAM4@25kmと記載)伝送後、このBERを□Pc1で追記して示した。
また、正規化周波数間隔0.6のDP−PAM4信号Pb1に対して、fastICAが無い場合のチャンネル1(Ch1)の受信波形を図8Bに示し、fast ICAが有る場合のチャンネル1の受信波形を図8Cに示す。
但し、図8Cに示す波形は、DSP64内において多値信号用の判定を行うディジタルフィルタとしての図示せぬDFE(Decision Feedback Equalization:判定帰還型等化器)の出力波形である。図8Bの波形は、図7Bの25km地点の波形と同じである。
図8Aに示す同一ビットレートの単一偏波PAM4信号Pb1に対して、図7Aに示す正規化周波数間隔0.6以上のDP−OOK信号Pa1では、伝送距離が25kmから50kmに長延化したにも関わらず、より良い伝送特性が得られていることが分かる。
また、図8Aにおいて、25Gbit/sのSP−PAM4信号Pc1と、50Gbit/sのDP−PAM4信号Pb1とを比較すると、同一の光入力レベルでも伝送特性の劣化が僅かに留まっていることが分かる。
同一ボーレートの50Gbit/sのSP−PAM16信号(図示せず)が、SP−PAM4信号Pc1に対して、理論的に約12dB以上の光入力レベルが必要であることを考慮すると、本発明によるDP−PAM4信号Pb1のSP−PAM16信号に対する伝送特性の優位性が分かる。言い換えれば、SP−PAM16信号よりもDP−PAM4信号Pb1の方は劣化が少ない。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の光ファイバ伝送路40を介して接続される光送信機20a〜20n及び光受信機60a〜60nを有する光伝送システム10を、次のような特徴構成とした。光伝送システム10は、直交偏波多重された光信号としてのDP−OOK信号Pa〜Pnを出力する光送信機20a〜20nと、複数の光送信機20a〜20nから出力されたDP−OOK信号Pa〜Pnを波長多重して波長多重信号m1を光ファイバ伝送路40へ出力する光合波器30とを有する。更に、波長多重信号m1を光ファイバ伝送路40を介して各波長の光信号であるDP−OOK信号Pa〜Pnに分波する光分波器50と、光分波器50で分波されたDP−OOK信号Pa〜pnを受信する光受信機60aとを有する。
(1)光伝送システム10の光送信機(例えば20a)は、光源としてのTLS21a,21bと、光変調器としてのOM22a,22bと、偏光器としてのPBS23とを備えて構成されている。
TLS21a,21bは、所定の周波数グリッドを中心とし、この中心位置を挟んだ周波数のピーク成分P1,P2(図2)が所定の周波数差離れたCh1とCh2のキャリアc1,c2を出射する。OM22a,22bは、Ch1とCh2のキャリアc1,c2を各々、0,1のビット列のデータD1,D2で変調したCh1とCh2のOOK信号s1,s2を出力する。PBS23は、Ch1とCh2のOOK信号s1,s2を直交偏波多重してDP−OOK信号Paを出力するようにした。
光受信機(例えば60a)は、インタリーバであるIL61と、PD62a,62bと、ADC63a,63bと、DSP64とを備えて構成されている。
IL61は、周波数グリッド上に交点を持つと共に、フルスケールレンジが周波数グリッド間隔と等倍又は2倍の周期を持つ光の透過特性を有し、出力が非対称であるフィルタにより、直交偏波多重のDP−OOK信号Paの成分の合成比が異なるCh1とCh2の信号を透過して分岐する。PD62a,62bは、その分岐されたCh1とCh2の透過信号i1,i2信号を検波して、Ch1とCh2の電気信号e1,e2に変換する。ADC63a,63bは、Ch1とCh2の電気信号e1,e2をデジタル信号であるCh1とCh2の受信データx1,x2に変換する。DSP64は、Ch1とCh2の受信データx1,x2から送信側のOOK信号s1,s2の直接検波信号I1,I2を復元する。この直接検波信号I1,I2からデータD1,D2を求める。
この構成によれば、光送信機(例えば20a)から送信され、光ファイバ伝送路40を伝送してきた波長多重信号中の直交偏波多重されたDP−OOK信号Pa〜Pnを光受信機(例えば60a)で受信した際に、Ch1とCh2のキャリアc1,c2の周波数の中心位置である波長分割多重グリッドを挟んだ各キャリアc1,c2のピーク成分P1,P2が、所定の周波数差離れる。このため、各キャリアc1,c2を各々0,1のビット列のデータD1,D2で変調した各OOK信号s1,s2の直接検波信号I1,I2を復元できる。この直接検波信号I1,I2は、PAM4信号等の多値パルス振幅変調信号よりも光ファイバ伝送路40の許容損失値が大きいので、その分、光ファイバ伝送路40を長くしても伝送可能となる。
また、OOK信号s1,s2は、キャリアc1,c2を0,1のビット列のデータD1,D2で変調する小型且つ単純な構成のOM22a,22bで生成可能なので、このOM22a,22bを搭載する光送信機20aの小型化を図ることができる。更に、OOK信号s1,s2は、受信側で容易に復元でき、復元を行うDSP64の演算回路構成を小型且つ単純な構成とできる。このため、DSP64を搭載する光受信機60aの小型化を図ることができる。従って、光送信機20aを搭載して光通信を行う光モジュールと、光受信機60aを搭載して光通信を行う光モジュールとを小型化して、長距離伝送を実現することができる。
また、光送信機20aでOM22a,22bを2つ使用してCh1とCh2のキャリアc1,c2を、データD1,D2で変調し、光受信機60aでPD62a,62bを2つ使って検波している。PD62a,62bの0,1のレベルを検波する動作速度は速いので、光受信機60aの受信感度が良くなる。受信感度が良くなると、光ファイバ伝送路40の距離が短くなることを回避しながら伝送容量を増加させることができる。
<実施形態の変形例>
図1に示す実施形態の光伝送システム10では、光受信機60a〜60nにおいて、各OM22a,22bが、Ch1とCh2のキャリアc1,c2の各々をデータD1,D2で変調して、Ch1とCh2のOOK信号s1,s2を出力していた。
変形例では、Ch1とCh2のOOK信号s1,s2に代え、Ch1とCh2のPAM4信号(4値パルス振幅変調信号)を出力するようにした。
ここで、PAM4は、4値パルス振幅変調であり、「0」と「1」から成るビット列を、4つの電圧レベル、即ち、「00」を「L1電圧」、「01」を「L2電圧」、「10」を[L3電圧」、「11」を「L4電圧」とした4値のレベル(電圧レベル)のパルス信号で、光搬送波を変調する方式である。
そこで、各OM22a,22bにおいて、Ch1とCh2のキャリアc1,c2の各々を、4値のレベルのパルス信号で変調して、Ch1とCh2のPAM4信号を出力するようにしてもよい。この場合、PBS23は、Ch1とCh2のPAM4信号を直交偏波多重して光合波器30へ出力する。
また、光受信機60a〜60nにおいて、IL61は、直交偏波多重されたCh1とCh2のPAM4信号を分岐して透過し、この透過信号i1,i2をPD62a,62bへ出力する。PD62a,62bは、透過信号i1,i2としての直交偏波多重されたCh1とCh2のPAM4信号をそれぞれ直接検波し、電気信号e1,e2に変換する。ADC63a,63bは、アナログ信号である電気信号e1,e2をデジタルの受信データx1,x2に変換し、DSP64へ出力する。
つまり、IL61を透過した透過信号i1,i2としての直交偏波多重されたCh1とCh2のPAM4信号を、各PD62a,62bでそれぞれ直接検波し、ADC63a,63bでデジタル信号に変換する処理を行う。この処理によって、各Ch1,Ch2の強度信号であるPAM4信号を、異なる合成比で足し合わせた2つの受信データx1,x2が得られる。
DSP64は、2つの受信信号x1,x2から、送信側のCh1とCh2のキャリアc1,c2が4値のレベルのパルス信号で変調されたPAM4信号を復元し、このPAM4信号から4値のレベルのパルス信号を求める演算処理を行う。
この変形例のように、偏波多重PAM2信号(2値パルス振幅変調信号)(Mは2以上の正の整数)は、これと同じ伝送容量の22M値パルス振幅変調信号等よりも光ファイバ伝送路40の許容損失値が大きいので、その分、光ファイバ伝送路40を長くしても伝送可能となる。従って、長距離伝送を実現することができる。
その他、具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
10,10A 光伝送システム
11 送信側の光モジュール
12 受信側の光モジュール
20a〜20n 光送信機
21 TLS
21a,21b TLS(光源)
22a,22b OM(光変調器)
23 PBS(偏光器)
30 光合波器
40 光ファイバ伝送路
50 光分波器
60a〜60n 光受信機
61 IL(インタリーバ)
62a,62b PD(光検出器)
63a,63b ADC(A/D変換器)
64 DSP(デジタル信号処理器)

Claims (7)

  1. 直交偏波多重された光信号を光ファイバ伝送路を介して光受信機へ送信する光送信機であって、
    所定の周波数グリッドを中心とし、中心位置を挟んだ周波数のピーク成分が所定の周波数差離れた2つの光搬送波を出射する光源と、
    前記2つの光搬送波を各々、0,1のビット列のデータで変調した2つのオンオフ変調信号を出力する光変調器と、
    前記2つのオンオフ変調信号を直交偏波多重して前記光信号として出力する偏光器と
    を備えることを特徴とする光送信機。
  2. 前記光変調器は、前記2つの光搬送波を各々、4値のレベルのパルス信号で変調した2つの4値パルス振幅変調信号を出力し、
    前記偏光器は、前記2つの4値パルス振幅変調信号を直交偏波多重して前記光信号として出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光送信機。
  3. 所定の周波数グリッドを中心とし、中心位置を挟んだ周波数のピーク成分が所定の周波数差離れた2つの光搬送波を各々、0,1のビット列のデータで変調し、変調された2つのオンオフ変調信号を直交偏波多重した光信号を、光ファイバ伝送路を介して受信する光受信機であって、
    周波数グリッド上に交点を持つと共に、フルスケールレンジが周波数グリッド間隔と等倍又は2倍の周期を持つ光の透過特性を有し、出力が非対称であるフィルタにより、前記直交偏波多重の光信号成分の合成比が異なる2つの信号を透過して分岐するインタリーバと、
    前記分岐された2つの信号を検波して電気信号に変換する検波器と、
    前記検波器で変換された2つの電気信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記A/D変換器で変換された2つのデジタル信号から送信側のオンオフ変調信号を復元するデジタル信号処理器と
    を備えることを特徴とする光受信機。
  4. 所定の周波数グリッドを中心とし、中心位置を挟んだ周波数のピーク成分が所定の周波数差離れた2つの光搬送波を各々、2値(Mは2以上の正の整数)のレベルのパルス信号で変調し、変調された2つの2値パルス振幅変調信号を直交偏波多重した光信号を、光ファイバ伝送路を介して受信する光受信機であって、
    周波数グリッド上に交点を持つと共に、フルスケールレンジが周波数グリッド間隔と等倍又は2倍の周期を持つ光の透過特性を有し、出力が非対称であるフィルタにより、前記直交偏波多重の光信号成分の合成比が異なる2つの信号を透過して分岐するインタリーバと、
    前記分岐された2つの信号を検波して電気信号に変換する検波器と、
    前記検波器で変換された2つの電気信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記A/D変換器で変換された2つのデジタル信号から送信側の4値パルス振幅変調信号を復元するデジタル信号処理器と
    を備えることを特徴とする光受信機。
  5. 直交偏波多重された光信号を出力する光送信機と、複数の光送信機から出力された光信号を波長多重して波長多重信号を出力する光合波器と、当該光合波器から出力される波長多重信号を光ファイバ伝送路を介して各波長の光信号に分波する光分波器と、当該光分波器で分波された光信号を受信する光受信機とを有する光伝送システムであって、
    前記光送信機は、所定の波長分割多重グリッドを中心とし、中心位置を挟んだ周波数のピーク成分が所定の周波数差離れた2つの光搬送波を各々、0,1のビット列のデータで変調し、変調された2つのオンオフ変調信号を直交偏波多重して光信号として出力する処理を行い、
    前記光受信機は、前記波長分割多重グリッド上に交点を持つと共に、フルスケールレンジが波長分割多重グリッド間隔と等倍又は2倍の周期を持つ光の透過特性を有し、出力が非対称であるフィルタによって前記直交偏波多重の光信号成分の合成比が異なる2つの信号を透過して分岐し、当該分岐された2つの信号を検波後にデジタル信号に変換し、変換された2つのデジタル信号から送信側のオンオフ変調信号を復元する処理を行う
    ことを特徴とする光伝送システム。
  6. 前記光送信機は、所定の波長分割多重グリッドを中心とし、中心位置を挟んだ周波数のピーク成分が所定の周波数差離れた2つの光搬送波の、一方を0,1のビット列の第1データで変調する第1光変調器と、他方を前記第1データと異なる0,1のビット列の第2データで変調する第2光変調器とを備え、
    前記光受信機は、前記フィルタにより分岐された2つの信号の、一方を検波する第1光検出器と、他方を検波する第2光検出器とを備える
    ことを特徴とする請求項5に記載の光伝送システム。
  7. 前記光送信機は、所定の波長分割多重グリッドを中心とし、この中心位置を挟んだ周波数のピーク成分が所定の周波数差離れた2つの光搬送波を、各々2値(Mは2以上の正の整数)のレベルのパルス信号で変調し、この変調により得られる2つの2値パルス振幅変調信号を直交偏波多重して光信号として出力する処理を行い、
    前記光受信機は、前記波長分割多重グリッド上に交点を持つと共に、フルスケールレンジが波長分割多重グリッド間隔と等倍又は2倍の周期を持つ光の透過特性を有し、出力が非対称であるフィルタにより、前記直交偏波多重の光信号成分の合成比が異なる2つの信号を透過して分岐し、当該分岐された2つの信号を検波後にデジタル信号に変換し、当該変換された2つのデジタル信号から送信側の2値パルス振幅変調信号を復元する処理を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の光伝送システム。
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