JPWO2019003626A1 - 透明スクリーン用樹脂組成物、透明スクリーン用フィルム、及び透明スクリーン用フィルムの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
すなわち、所定の範囲の粒径を有する無機粒子を熱可塑性樹脂中に所定量、含有させることにより、上述の優れた特徴を実現可能な透明スクリーン用樹脂組成物、及び透明スクリーン用フィルムを実現した。
(1)該無機粒子(B)のZ平均粒子径が400〜7000nmであり、
(2)前記熱可塑性樹脂(A)100質量部に対し、前記無機粒子(B)を0.001〜3質量部含有する、
透明スクリーン用樹脂組成物。
(ii)前記熱可塑性樹脂(A)100質量部に対し、前記無機粒子(B)を0.001〜0.015質量部含有する、上記(i)に記載の透明スクリーン用樹脂組成物。
(iii)前記無機粒子(B)の多分散指数が0.8以下である、上記(i)又は(ii)に記載の透明スクリーン用樹脂組成物。
(iv)前記無機粒子(B)が、Bi、Nd、Si、Al、Zrからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物、複合酸化物、及び、該酸化物及び該複合酸化物の少なくともいずれかの混合物のうち、いずれか一種以上を含む、上記(i)〜(iii)のいずれか一項に記載の透明スクリーン用樹脂組成物。
(v)前記無機粒子(B)が、少なくともBiの酸化物、複合酸化物、及び、該酸化物及び該複合酸化物の少なくともいずれかの混合物のうち、いずれか一種以上を含む、上記(iv)に記載の透明スクリーン用樹脂組成物。
(vi)前記無機粒子(B)のZ平均粒子径が600〜3000nmである、上記(i)〜(v)のいずれかに記載の透明スクリーン用樹脂組成物。
(vii)上記(i)〜(vi)のいずれか一項に記載の透明スクリーン用樹脂組成物を含む、透明スクリーン用フィルム。
(viii)熱可塑性樹脂(A)、及び、無機粒子(B)を含有する、透明スクリーン用フィルムであって、
(1)該無機粒子(B)のZ平均粒子径が400〜7000nmであり、
(2)前記熱可塑性樹脂(A)100質量部に対し、前記無機粒子(B)を0.001〜3質量部含有する、
透明スクリーン用フィルム。
(ix)前記透明スクリーン用フィルムを溶媒に溶解させた状態の無機粒子(B)のZ平均粒子径が400〜7000nmである、上記(vii)又は(viii)に記載の透明スクリーン用フィルム。
(x)前記無機粒子(B)のZ平均粒子径が500〜3700nmである、上記(ix)に記載の透明スクリーン用フィルム。
(xi)前記無機粒子(B)が、少なくともBiの酸化物、複合酸化物、及び、該酸化物及び該複合酸化物の少なくともいずれかの混合物のうち、いずれか一種以上を含む、上記(vii)〜(x)のいずれか一項に記載の透明スクリーン用フィルム。
(xii)前記透明スクリーン用フィルムに含まれる無機粒子(B)の粒子の個数を基準として30%以上の個数の粒子の粒子径が、300〜2000nmの範囲内にある、上記(vii)〜(xi)のいずれか一項に記載の透明スクリーン用フィルム。
(xiii)前記透明スクリーン用フィルムに含まれる無機粒子(B)の平均粒子径の値が300〜3000nmである、上記(vii)〜(xii)のいずれか一項に記載の透明スクリーン用フィルム。
(xiv)厚みが10〜3000μmである、上記(vii)〜(xiii)に記載の透明スクリーン用フィルム。
(xv)JIS−K−7361及びJIS−K−7136に準拠する方法で測定した全光線透過率が70%以上である、上記(vii)〜(xiv)のいずれかに記載の透明スクリーン用フィルム。
(xvi)JIS−K−7361及びJIS−K−7136に準拠する方法で測定したヘイズが70%以下である、上記(vii)〜(xv)のいずれか一項に記載の透明スクリーン用フィルム。
(xvii)次式で定義される拡散度Bの値が2〜70の範囲である、上記(vii)〜(xvi)のいずれか一項に記載の透明スクリーン用フィルム。
前記出射強度受光Iθは、前記フィルムを置かない状態で、受光角度3°における光線の出射強度が85%となるように感度調節を行った後に、下記条件の透過測定にて、前記フィルムに光照射を行って測定する値である。)
・フィルタ :なし
・光束絞り :6.0
・受光絞り :4.0
・入射角度 :0°
・試料あおり角度:0°
・受光開始角度:−90°
・受光終了角度:90°
(xviii)前記フィルムに光照射する照射光の波長が400nm、500nm、600nm、及び700nmであるときの拡散度をそれぞれB(400)、B(500)、B(600)、B(700)としたとき、B(400)、B(500)、B(600)、B(700)の相対標準偏差が0〜20%の範囲である、上記(vii)〜(xvii)のいずれか一項に記載の透明スクリーン用フィルム。
(xix)JIS Z8722の幾何条件(f)に従って測定した前記透明スクリーン用フィルムのYI値が5以下である、上記(vii)〜(xviii)のいずれか一項に記載の透明スクリーン用フィルム。
(xx)上記(i)〜(vi)のいずれか一項に記載の透明スクリーン用樹脂組成物を用いる、透明スクリーンの製造方法。
本発明の透明スクリーン用樹脂組成物は、詳細を後述する熱可塑性樹脂(A)と、特定の種類の無機粒子(B)とを有する。透明スクリーン用樹脂組成物において、無機粒子(B)は、熱可塑性樹脂(A)100質量部に対して、0.001〜3.0質量部(約0.001〜約3.0質量%)含まれる。
透明スクリーン用樹脂組成物の主な構成材料として、熱可塑性樹脂(A)が用いられる。透明スクリーン用フィルムの強度、及び耐久性を向上させるためには、硬質の熱可塑性樹脂(A)の使用が好ましい。さらに、透明スクリーン用フィルムの透明性を向上させるために、透明性の高い熱可塑性樹脂(A)の使用が好ましい。
具体的には、熱可塑性樹脂(A)は、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル及びメタクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、セルロース系樹脂、ビニル系樹脂、及びポリスチレン系樹脂からなる群から選択される少なくとも1種を含むことが好ましい。
特に、熱可塑性樹脂(A)は、上述の選択肢の中で、ポリカーボネート樹脂、及びポリエステル樹脂から選択される少なくとも1種を含んでいることが好ましい。
また、上述のポリエステル樹脂としては、例えば、PETG(シクロヘキサンジメタノールによりグリコール変性されたポリエチレンテレフタレート)等が使用される。
透明スクリーン用樹脂組成物は、微粒化された無機粒子(B)を含有する。無機粒子(B)として、例えば金属酸化物を含むものなどが用いられる。より具体的には、無機粒子(B)は、例えば、Bi、Nd、Si、Al、Zrからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物、複合酸化物、及び、該酸化物及び該複合酸化物の少なくともいずれか一方の混合物のうち、いずれか一種以上を含むことが好ましい。無機粒子(B)は、より好ましくは、酸化ビスマス、酸化ジルコニウム、シリカ、及びアルミナから選択される少なくとも1種を含有する。無機粒子(B)としては、酸化ビスマスを含むもの、すなわち、ビスマスの酸化物、複合酸化物、及び、該酸化物及び該複合酸化物の少なくともいずれかの混合物を含有するものが、特に好ましい。
本発明でいうZ平均粒子径とは、粒子分散物等の動的光散乱法の測定データを、キュムラント解析法を用いて解析して得られるデータである。
キュムラント解析においては、粒子径の平均値と多分散指数(PDi)が得られ、本発明においては、この平均粒子径をZ平均粒子径と定義する。
具体的には以下の通りである。まず、測定で得られたG1相関関数の対数に、多項式をフィットさせる作業を、キュムラント解析といい、下式
LN(G1)=a+bt+ct2+dt3+et4+・・・・・・・・・
の定数bが、二次キュムラントまたは、Z平均拡散係数とよばれる。
この定数bの値を、分散媒の粘度と幾つかの装置定数を用いて粒子径に換算した値がZ平均粒子径である。このZ平均粒子径の値は、動的光散乱法で得られる最も重要で安定した値であり、分散安定性の指標として品質管理目的に適した値である。また、2乗項の係数であるcについては、2c/b2の値が多分散指数(PDi)と呼ばれる。
本発明における分散性の指標であるZ平均粒子径は、具体的には下記の方法を用いて測定することができる。
すなわち、無機粒子を純水に投入し、超音波を使用して粒子を分散した後の溶液を、マルバーン社製のゼータサイザーナノZS測定装置などの動的光散乱を用いた粒子径測定機で測定して、Z平均粒子径の値を求めることができる。
透明スクリーン用樹脂組成物における熱可塑性樹脂(A)及び無機粒子(B)以外の成分として、熱可塑性樹脂(A)とは異なる樹脂を含んでいても良い。
また、透明スクリーン用樹脂組成物は、熱可塑性樹脂(A)及び無機粒子(B)以外の添加剤として、以下のものを含んでいても良い。すなわち、透明スクリーン用フィルムにおいて、熱安定剤、酸化防止剤、難燃剤、難燃助剤、紫外線吸収剤、離型剤、及び着色剤から成る群から選択された少なくとも1種類の添加剤などである。所望の諸物性を著しく損なわない限り、帯電防止剤、蛍光増白剤、防曇剤、流動性改良剤、可塑剤、分散剤、抗菌剤等を添加してもよい。
透明スクリーン用樹脂組成物において、熱可塑性樹脂(A)及び無機粒子(B)は、60質量%以上含まれていることが好ましく、より好ましくは80質量%以上、特に好ましくは90質量%以上、含まれている。
透明スクリーン用樹脂組成物は、上述の熱可塑性樹脂(A)及び無機粒子(B)等の材料物質をブレンドすることにより製造される。例えば、タンブラーを用いて熱可塑性樹脂(A)等の各成分を混合し、さらに押出機により溶融混練してペレット状の透明スクリーン用樹脂組成物を製造することができる。ただし、透明スクリーン用樹脂組成物の形態はペレット状には限定されず、フレーク状、粉末状、又はバルク状等であっても良い。
本発明の透明スクリーン用フィルムは、上述の透明スクリーン用樹脂組成物を含む。
透明スクリーン用フィルムの厚さは、10μm〜3000μmであることが好ましく、より好ましくは、30μm〜2000μmであり、特に好ましくは50μm〜1000μm(1.0mm)である。
そして、透明スクリーン用フィルムに含まれる無機粒子(B)は、400nm〜7000nmのZ平均粒子径を有する。無機粒子(B)のZ平均粒子径は、好ましくは、400nm〜5000nm、より好ましくは430nm〜3800nm、さらに好ましくは500nm〜3400nm、特に好ましくは、600nm〜3000nmである。
透明スクリーン用フィルムの無機粒子(B)の粒径については、透明スクリーン用フィルムを溶媒に溶解させた状態で確認することができる。すなわち、透明スクリーン用フィルムの無機粒子(B)は、透明スクリーン用フィルムを溶媒に溶かした状態で測定されるZ平均粒子径の値が、400nm〜7000nmであることが好ましく、より好ましくは500nm〜3700nmである。
このように、無機粒子(B)のZ平均粒子径の値を確認するために透明スクリーン用フィルムを溶解させる溶媒としては、透明スクリーン用フィルムが溶解可能であれば特に限定はないものの、上記フィルムを形成する樹脂の溶解度が高い溶媒が好ましく、ジクロロメタン、トルエン、キシレン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、酢酸エチル、シクロヘキサノン、アセトン、メチルエチルケトン、メタノール、シクロヘキサン等が具体例として挙げられる、これらの中でも、ジクロロメタン(CH2Cl2)が好ましい。
すなわち、詳細を後述する方法により、透明スクリーン用フィルム中に含まれる無機粒子(B)の粒子径をフィルム画像から測定し、得られた粒子径データから個数平均粒子径の値を算出する。
また、透明スクリーン用フィルム中の無機粒子(B)の粒子径分布に関しては、300〜2000nmの範囲内の個数平均粒子径を有する無機粒子(B)が、無機粒子(B)の全体数を基準としたときの30%以上を占めることが好ましく、より好ましくは35%以上、さらに好ましくは40%以上を占める。
上記式(I)において、Iθ°は、透明スクリーン用フィルムに垂直な方向に対し、角度θ°をなす方向へ出射する光線の出射強度を示す。
なお、式(I)における出射強度受光Iθ°の具体的な測定方法については、詳細を後述する。
例えば、図1を参照すると、相対標準偏差の値が小さい実施例3の透明スクリーン用フィルムにおいては、波長が400nmである青色の入射光、波長が500nmである緑色の入射光、波長が600nmである赤色の入射光、及び波長が700nmである赤紫色の入射光のいずれについても、受光角度と透過光強度との関係が概ね一定であることが分かる。従って、実施例3の透明スクリーン用フィルムにおいては、入射光によって生じる散乱光の散乱角に対する強度の挙動も、入射光の波長によっては変化せず、概ね一致するといえる。
これに対し、相対標準偏差の値が大きく、色再現性の観点からは好ましくない比較例10の透明スクリーン用フィルムにおいては、入射光の波長が異なると、受光角度と透過光強度との関係が大きく異なり得ることが分かる。従って、比較例10の透明スクリーン用フィルムにおいては、入射光によって生じる散乱光の散乱角に対する強度の挙動もまた、入射光の波長に応じて大きく異なるといえる。
なお、B(400)、B(500)、B(600)、及びB(700)の測定方法については後述する。
このように、YI値(ΔYI値)の小さい透明スクリーン用フィルムは、材料の樹脂の分解等に起因し得る色の変化、特に、黄色への変色が抑制されている。このため、YI値(ΔYI値)の小さい透明スクリーン用フィルムにおいては、色再現性をさらに向上させることができる。
なお、表1及び表2においては、JISZ8722の幾何条件(f)に準拠した測定により得られたデータから、ASTME313-05に準拠して計算(JIS K7373に準拠した計算方法と同じ)した値をΔYI値として示した。
本発明の透明スクリーンは、上述の透明スクリーン用フィルムを備えている。透明スクリーンにおいては、透明性及び可視光の透過率が高いことが好ましく、本願明細書中に記載の「透明」とは、画像がスクリーン上に投射可能である程度の透過視認性を実現できる透明性を有することを意味する。従って、本発明の透明スクリーンは、半透明であるものも包含する。
透明スクリーンの厚さは、例えば、0.45mm〜2mmであり、より好ましくは、0.48mm〜1.5mmであり、特に好ましくは、0.5mm(500μm)〜1.0mmである。
映像の投射において、上述の本発明の透明スクリーンを用いることができる。映像投射においては、本発明の透明スクリーンの背面から投射してもよく、前面から投射してもよい。すなわち、本発明の透明スクリーンは、透過光を観察する透過型スクリーンでもよく、反射光を観察する反射型スクリーンでもよい。
本発明の透明スクリーン用フィルムは、上述の透明スクリーン用樹脂組成物を用いる製造方法によって製造される。例えば、以下の通りである。まず、熱可塑性樹脂(A)に無機粒子(B)を所定量、添加して溶融混練する。そして、例えば、ストランドカットにより無機粒子(B)を含む熱可塑性樹脂(A)のペレットを得る。こうして得られた透明スクリーン用樹脂組成物のペレットを、例えばフィルム押出機により押出成形することにより、透明スクリーン用フィルムを製造することができる。
[原料]
・熱可塑性樹脂(A)
(A1)ビスフェノールAを出発原料とする芳香族ポリカーボネート樹脂(三菱エンジニアリングプラスチックス化学株式会社製ユーピロンS−3000F、粘度平均分子量:22,000)
(A2)変性ポリエチレンテレフタレート樹脂(SK Chemicals製SKYGREEN S2008、粘度平均分子量:31,000)
・無機粒子(B)
(B1)ビスマス系金属酸化物(酸化ネオジムを含むビスマス酸化物、東罐マテリアルテクノロジー株式会社製42−920A)
(B2)ビスマス系金属酸化物(酸化ネオジムを含むビスマス酸化物、東罐マテリアルテクノロジー株式会社製42−920A)を粉砕及び分級加工した粒子
加工は、日清エンジニアリング株式会社製の気流式粉砕機(機種:スーパージェットミルSJ−500)、及び、日清エンジニアリング株式会社製の空気分級機(機種:エアロファインクラシアAC−20)を用いて行い、気流式粉砕機で粒子を粉砕した後、空気式分級機で粗大粒子を取り除くことで加工粒子を得た。なお、得られた粒子を純水分散させ、レーザー回折散乱法を用いた粒度分布測定装置(マイクロトラック・ベル株式会社製MT3300EXII)を用いて粒度分布を測定し、体積換算平均粒径D50を求めたところ、加工前の(B1)の粒子のD50の値は0.94μmであり、加工後の(B2)の粒子のD50の値は0.27μmであった。
(B3)シリカ粒子(二酸化ケイ素、株式会社アドマテックス社製アドマナノYA050C−SP3)
(B4)シリカ粒子(二酸化ケイ素、株式会社アドマテックス社製アドマナノYA100C−SP3)
(B5)シリカ粒子(二酸化ケイ素、株式会社アドマテックス社製アドマファインSO−C1)
(B6)シリカ粒子(二酸化ケイ素、株式会社アドマテックス社製アドマファインSC−2500SQ)
(B7)シリカ粒子(二酸化ケイ素、株式会社アドマテックス社製アドマファインSC−4500SQ)
(B8)シリカ粒子(二酸化ケイ素、株式会社アドマテックス社製アドマファインSC−5500SQ)
(B9)シリカ粒子(二酸化ケイ素、株式会社アドマテックス社製アドマファインSO−C6)
(B10)アルミナ粒子(酸化アルミニウム、和光純薬工業株式会社製α−アルミナ 品番017−13005)
(B11)ジルコニア粒子(酸化ジルコニウム、堺化学工業株式会社製ジルコニア メタノール分散液SZR−M)
(B12)ジルコニア粒子(酸化ジルコニウム、株式会社アイテック製Zirconeo)
(B13)ジルコニア粒子(酸化ジルコニウム、第一稀元素化学工業株式会社製UEP)
(B14)ジルコニア粒子(酸化ジルコニウム、第一稀元素化学工業株式会社製UEP−100)
(B15)ジルコニア粒子(酸化ジルコニウム、第一稀元素化学工業株式会社製SPZ)
・酸化防止剤(C)
ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト(リン系酸化防、止剤ADEKA株式会社製アデカスタブPEP−36)
・離型剤(D)
グリセリンモノステアレート(理研ビタミン株式会社製リケマールS−100A)
無機粒子(B)のZ平均粒子径、及び多分散指数(Pdi)は、動的光散乱法を利用したマルバーン社製のゼータサイザーナノZS測定装置を用いた測定結果から、キュムラント解析により求めた。なお、測定は室温で行い、無機粒子(B)を純水に0.1重量%の濃度で分散させた分散液を測定した。なお、無機粒子(B)の分散には超音波を使用した。
多分散性指数(PDi)とは、粒子の粒径分布を定義する指数であり、粒径分布が狭いほど、PDiはゼロに近づき、逆に、粒径分布が広い、つまり多分散性が大きいほど、PDiは大きくなる。
上述の熱可塑性樹脂(A1)及び(A2)に対して、無機粒子(B)及び酸化防止剤(C)、離型剤(D)をそれぞれ表1に記載の添加量となるように添加した。その後、タンブラーにて20分間、樹脂等を混合した後、スクリュー径26mmのベント付二軸押出機(東芝機械(株)社製「TEM26SS」)により、シリンダー温度280℃で溶融混練し、ストランドカットによりペレットを得た。
得られたペレットを、スクリュー径30mmのTダイリップの付いたベント付き二軸フィルム押出機(株式会社日本製鋼所製TEX−30α)にて溶融させ、押し出すことにより、シート及びフィルムを成形した。
こうして成形した実施例2に記載の樹脂フィルムに金属製バーコーターを用いて熱硬化型塗料を塗布した後、オーブンにて加熱、乾燥を行うことによって厚さ1μmのプライマー層を形成した。しかる後、リバースグラビアロールを使用し、シリコーン系粘着塗料を塗布した後、オーブンにて加熱、乾燥を行うことによって厚さ50μmの粘着層を形成した。
[粘着層の製造例2]
また、25μm厚みの離型処理を施したPETフィルムの離型処理面にアクリル系粘着剤をグラビアロールもしくはバーコーターを使用して塗布した後、オーブンにて加熱、乾燥を行うことによって厚さ17μmの粘着膜を形成した。実施例2に記載の樹脂フィルムに前記フィルムの粘着層面を貼り合せ加圧することで実施例2に記載の樹脂フィルムへ粘着層を転写させることで粘着層を形成した。
まず、フィルムを溶媒に溶解させ、Z平均粒子径、及び多分散指数(Pdi)を測定する方法については以下の通りである。ガラス製のバイアルに、樹脂フィルムに含まれていた熱可塑性樹脂(PC樹脂)の濃度が1%となるようにCH2Cl2溶媒を加え、アズワン株式会社製のミックスローター(型式:VMR−5R)により、2時間以上シーソー撹拌及び回転撹拌することで調整した。こうして得られた樹脂含有溶媒を、動的光散乱法を利用したマルバーン社製のゼータサイザーナノZS測定装置により測定し、キュムラント解析により溶媒中の無機粒子(B)のZ平均粒子、及び多分散指数(Pdi)を求めた。なお、測定は室温で行った。多分散性指数(PDi)とは、粒子の粒径分布を定義する指数であり、粒径分布が狭いほど、PDiはゼロに近づき、逆に、粒径分布が広い、つまり多分散性が大きいほど、PDiは大きくなる。
上述の方法で成形した樹脂フィルムに対し、イオンミリングで断面加工を3時間程度行い、得られた断面を電界放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM)で断面観察した。このイオンミリング断面加工に用いた装置は、日立ハイテクノロジーズ製IM−4000であり、FE−SEMによる断面観察に用いた装置は、日立ハイテクノロジーズ製SU−8220である。なお、断面観察の像観察モードは、LA−BSE像を使用し、倍率を2000倍としたときに観察しうる粒子の粒子径を測定した。各フィルムについて、少なくとも10個以上の粒子を観察した。
(長辺方向の粒子径(a)+短辺方向の粒子径(b))/2=dの式に基づいて計算した。長辺方向の粒子径(a)と、短辺方向の粒子径(b)の概略は図3に示す通りであり、粒子径(a)は、粒子の断面の中心点を通る径のうち最も長い粒子径であり、粒子径(b)は、粒子の断面の中心点を通る径のうち最も短い粒子径である。
さらに、多数の粒子の平均粒子径の値を個数平均粒子径Davとして、以下の式
Σ(nd)/Σ(n)=Davにより計算した。この式において、dは、個々の粒子の粒子径、すなわち各粒子径を表し、nは、個数基準の割合(パーセント)を表す。また、粒子径dの値が300〜2000nmの範囲内にある粒子数の観察可能な粒子の総数に対する割合を求めた。ここで、観察可能な粒子の総数とは、所定の範囲の画像を上述のように2000倍に拡大した断面において観察可能な粒子の数(全粒子数)である。
さらに、エネルギー分散型X線(EDX)分析することにより、観察された粒子が、粒子径の算出の対象である無機粒子であることを確認した。EDXに用いた装置は、堀場製作所製X−MaxN分である。
上記の実施例及び比較例で製造したフィルムの光学特性を下記の通り評価した。
まず、フィルムの全光線透過率(%)、平行線透過率(%)、及びヘイズ(%)を、ヘイズメータ(株式会社村上色彩技術研究所製、商品名:HM−150型)を用いて、JIS−K−7361及びJIS−K−7136に準拠して測定した。
次に、フィルムの光拡散性と色再現性、写像性を下記の基準に基づいて評価した。
〈拡散度の測定方法〉
株式会社村上色彩研究所製のハロゲンランプを光源とする変角光度計(型式GP−200)を用いて、透過測定にて下記の測定条件にて透明スクリーン用フィルムに光照射を行い、光線の出射強度受光Iθ°を測定した。得られた出射強度受光Iθ°のデータを用いて、下記式(I)により拡散度Bを算出した。
なお、上記測定にあたり、最初に透明スクリーン用フィルムを置かない状態で、受光角度3°における光線の出射強度が85%となるように感度調節を行った。
・フィルタ :なし
・光束絞り :6.0
・受光絞り :4.0
・入射角度 :0°
・試料あおり角度:0°
・受光開始角度:−90°
・受光終了角度:90°
光源と透明スクリーン用フィルムの間に400nm、500nm、600nm又は700nmのバンドパスフィルタを挿入し、拡散度を測定した。測定方法は、上述のフィルムの光拡散性評価と同様に行った。拡散度をそれぞれB(400)、B(500)、B(600)、B(700)とし、B(400)、B(500)、B(600)、及びB(700)の平均値及び標準偏差、相対標準偏差を算出した。
スガ試験機株式会社製の写像性測定機(型式ICM−1T)を用いて、JIS K7374に準拠して、光学くし幅0.125mmで測定した時の像鮮明度(%)の値を写像性とした。
次に、フィルムの透明性、プロジェクター画像視認性、及びプロジェクターの色味を下記の基準に基づいて目視で評価した。
特に良好:フィルムはとても透明であった。
良好:フィルムは透明であった。
不良:フィルムは白濁していて、透明性に劣るものであった。
透明スクリ−ンとして、上記の実施例及び比較例で製造したシート及びフィルムを、モバイルプロジェクター(カシオ計算機株式会社製、商品名:XJ−A142)の映像投射レンズから2m離れた位置に設置した。次に、45°下方からスクリーンに映像を投射し、スクリーンの位置に焦点が合うようにプロジェクターの焦点つまみを調整した。プロジェクター画像視認性について、正面1mから観察したときの画像視認性、及び斜め45°前方1mから観察したときの画像視認性、及び画像の色味を、下記の基準に基づいて目視で評価した。なお、画像視認性の評価は暗室にて行い、モバイルプロジェクターの反対面、すなわちスクリーン透過光を観察することで、評価した。評価結果を以下の表1及び表2に示す。
特に良好:スクリーンの映像がとても鮮明であった。
良好:スクリーンの映像が鮮明であった。
やや不良:スクリーンの映像がやや不鮮明であった。
不良:スクリーンの映像が不鮮明であった。
[画像の色味の評価基準]
特に良好:スクリーン映像の色再現性がとても高かった。
良好:スクリーン映像の色再現性が高かった。
やや不良:スクリーン映像の青みがあり、色再現性がやや低かった。
不良:スクリーン映像の青みが強く、色再現性が低かった。
Claims (20)
- 熱可塑性樹脂(A)、及び、無機粒子(B)を含有する、透明スクリーン用樹脂組成物であって、
(1)該無機粒子(B)のZ平均粒子径が400〜7000nmであり、
(2)前記熱可塑性樹脂(A)100質量部に対し、前記無機粒子(B)を0.001〜3質量部含有する、
透明スクリーン用樹脂組成物。 - 前記熱可塑性樹脂(A)100質量部に対し、前記無機粒子(B)を0.001〜0.015質量部含有する、請求項1に記載の透明スクリーン用樹脂組成物。
- 前記無機粒子(B)の多分散指数が0.8以下である、請求項1又は2に記載の透明スクリーン用樹脂組成物。
- 前記無機粒子(B)が、Bi、Nd、Si、Al、Zrからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物、複合酸化物、及び、該酸化物及び該複合酸化物の少なくともいずれかの混合物のうち、いずれか一種以上を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の透明スクリーン用樹脂組成物。
- 前記無機粒子(B)が、少なくともBiの酸化物、複合酸化物、及び、該酸化物及び該複合酸化物の少なくともいずれかの混合物のうち、いずれか一種以上を含む、請求項4に記載の透明スクリーン用樹脂組成物。
- 前記無機粒子(B)のZ平均粒子径が600〜3000nmである、請求項1〜5のいずれかに記載の透明スクリーン用樹脂組成物。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の透明スクリーン用樹脂組成物を含む、透明スクリーン用フィルム。
- 熱可塑性樹脂(A)、及び、無機粒子(B)を含有する、透明スクリーン用フィルムであって、
(1)該無機粒子(B)のZ平均粒子径が400〜7000nmであり、
(2)前記熱可塑性樹脂(A)100質量部に対し、前記無機粒子(B)を0.001〜3質量部含有する、
透明スクリーン用フィルム。 - 前記透明スクリーン用フィルムを溶媒に溶解させた状態の無機粒子(B)のZ平均粒子径が400〜7000nmである、請求項7又は8に記載の透明スクリーン用フィルム。
- 前記無機粒子(B)のZ平均粒子径が500〜3700nmである、請求項9に記載の透明スクリーン用フィルム。
- 前記無機粒子(B)が、少なくともBiの酸化物、複合酸化物、及び、該酸化物及び該複合酸化物の少なくともいずれかの混合物のうち、いずれか一種以上を含む、請求項7〜10のいずれか一項に記載の透明スクリーン用フィルム。
- 前記透明スクリーン用フィルムに含まれる無機粒子(B)の粒子の個数を基準として30%以上の個数の粒子の粒子径が、300〜2000nmの範囲内にある、請求項7〜11のいずれか一項に記載の透明スクリーン用フィルム。
- 前記透明スクリーン用フィルムに含まれる無機粒子(B)の平均粒子径の値が300〜3000nmである、請求項7〜12のいずれか一項に記載の透明スクリーン用フィルム。
- 厚みが10〜3000μmである、請求項7〜13のいずれか一項に記載の透明スクリーン用フィルム。
- JIS−K−7361及びJIS−K−7136に準拠する方法で測定した全光線透過率が70%以上である、請求項7〜14のいずれか一項に記載の透明スクリーン用フィルム。
- JIS−K−7361及びJIS−K−7136に準拠する方法で測定したヘイズが70%以下である、請求項7〜15のいずれか一項に記載の透明スクリーン用フィルム。
- 次式で定義される拡散度Bの値が2〜70の範囲である、請求項7〜16のいずれか一項に記載の透明スクリーン用フィルム。
前記出射強度受光Iθは、前記フィルムを置かない状態で、受光角度3°における光線の出射強度が85%となるように感度調節を行った後に、下記条件の透過測定にて、前記フィルムに光照射を行って測定する値である。)
・フィルタ :なし
・光束絞り :6.0
・受光絞り :4.0
・入射角度 :0°
・試料あおり角度:0°
・受光開始角度:−90°
・受光終了角度:90° - 前記フィルムに光照射する照射光の波長が400nm、500nm、600nm、及び700nmであるときの拡散度をそれぞれB(400)、B(500)、B(600)、B(700)としたとき、B(400)、B(500)、B(600)、B(700)の相対標準偏差が0〜20%の範囲である、請求項7〜17のいずれか一項に記載の透明スクリーン用フィルム。
- JIS Z8722の幾何条件(f)に従って測定した前記透明スクリーン用フィルムのYI値が5以下である、請求項7〜18のいずれか一項に記載の透明スクリーン用フィルム。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の透明スクリーン用樹脂組成物を用いる、透明スクリーンの製造方法。
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