JPWO2018235404A1 - クリップ処置具 - Google Patents

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Abstract

クリップ処置具(10)は、互いに対向し、かつ開閉する2つの腕部(20A、20B)および2つの腕部の基端部を接続する折り返し部(22)を有するクリップ本体(16)と、先端側から基端側へのクリップ本体(16)の移動に従って、2つの腕部(20A、20B)を閉じるように作用する締め付けリング(18)と、外側面に形成され、軸方向に延在する少なくとも1つの開口部(50)を有し、先端部に締め付けリング(18)が着脱可能に装着され、先端側から基端側へのクリップ本体(16)の移動に従って、内部にクリップ本体(16)を収容する筒状の押え管(42)と、折り返し部(22)を着脱可能に接続する先端部および操作ワイヤの先端部を固定する基端部を有し、クリップ本体と操作ワイヤとを連結する連結部材(44)とを備えており、一旦、クリップが適用された後は、その状態を確実に保持することができ、かつ、生体内に留置されたクリップを任意のタイミングで取り外すことができる。

Description

本発明は、生体内の傷口の閉塞および止血等に用いられる内視鏡用のクリップ処置具に関する。
内視鏡用のクリップ処置具は、生体内に挿入された内視鏡の先端からクリップの腕部を突出させて、傷口および出血箇所等の処置部をクリップの腕部の先端部で結紮することにより、傷口の閉塞および止血等を行うために用いられる。
このようなクリップ処置具として、クリップの腕部を自在に開閉することができるクリップ処置具が公知である(特許文献1〜5参照)。これらの公知の技術を利用することにより、例えば、患者の体内においてクリップの腕部を自在に開閉して処置部を掴み直すことができるため、処置部の正確な位置においてクリップを適用して止血等の処置を行うことが可能となる。
特許第5750619号公報 特許第4921173号公報 米国特許第9339270号明細書 米国特許出願公開第2016/0367258号明細書 特開2008−289524号公報
しかし、一旦、クリップによって処置部が結紮されると、クリップは患者の体内に留置される。そのため、操作ミス等により、クリップによる結紮位置が結紮すべき位置からずれて留置された場合、および、止血等クリップの目的が十分達成された後に留置されたクリップが不要となった場合等にも、クリップが生体内に残され、患者の生体組織が変化してクリップが自然に外れるのを待たなければならない、つまり、任意のタイミングでクリップを取り外すことができないという課題があった。
本発明の目的は、一旦、クリップが適用された後は、その状態を確実に保持することができ、かつ、生体内に留置されたクリップを任意のタイミングで取り外すことができるクリップ処置具を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、互いに対向し、かつ開閉する2つの腕部および2つの腕部の基端部を接続する折り返し部を有するクリップ本体と、
クリップ本体の2つの腕部に装着され、先端側から基端側へのクリップ本体の移動に従って、2つの腕部を閉じるように作用する締め付けリングと、
外側面に形成され、軸方向に延在する少なくとも1つの開口部を有し、先端部に締め付けリングが着脱可能に装着され、先端側から基端側へのクリップ本体の移動に従って、内部にクリップ本体を収容する筒状の押え管と、
折り返し部を着脱可能に接続する先端部および操作ワイヤの先端部を固定する基端部を有し、クリップ本体と操作ワイヤとを連結する連結部材とを備え、
連結部材は、押え管の内部に収容されるクリップ処置具を提供する。
ここで、連結部材は、開口部から少なくとも一部が露出される露出部を有し、露出部は、基端側から先端側への連結部材の移動に従って、開口部内を軸方向に沿って基端側から先端側に移動し、先端側から基端側への連結部材の移動に従って、開口部内を軸方向に沿って先端側から基端側に移動することが好ましい。
また、開口部は、先端側から順に、第1開口領域と、第2開口領域と、第3開口領域とを有し、
第1開口領域内における基端側から先端側への露出部の移動に従って、2つの腕部は開き、第1開口領域内における先端側から基端側への露出部の移動に従って、2つの腕部は閉じることが好ましい。
また、第1開口領域内における先端側から基端側への露出部の移動に従って、2つの腕部が締め付けリングの先端側の端部によって互いに近接する方向に押圧されて弾性変形し、2つの腕部が開状態から次第に閉じて閉状態になり、第1開口領域内における基端側から先端側への露出部の移動に従って、2つの腕部が弾性力によって閉状態から次第に開いて開状態になることが好ましい。
また、露出部が第1開口領域と第2開口領域との境界まで移動すると、締め付けリングと2つの腕部とが係止されて、2つの腕部が閉状態になり、クリップ本体は、2つの腕部が閉状態において締め付けリングにロックされることが好ましい。
また、連結部材は、挟持部を有し、挟持部は、第1挟持部材および第2挟持部材を有し、第1挟持部材は、第1挟持部材の先端側の第2挟持部材に対向する内側面上に係止部を有し、
第1挟持部材および第2挟持部材によって折り返し部が挟持され、かつ、折り返し部と係止部とが係止されて、連結部材とクリップ本体とが係止され、
クリップ本体が締め付けリングにロックされた状態において、第2開口領域内における先端側から基端側への露出部の移動に従って、係止部が折り返し部の基端側の端部に乗り上げて先端側から基端側に移動し、第1挟持部材の先端部が開口部から押え管の外側に向かって移動し、露出部が第2開口領域から第3開口領域内に移動して、係止部が折り返し部の基端側の端部を乗り越え、折り返し部と係止部との係止が解除されて、クリップ本体と連結部材とが分離されることが好ましい。
また、クリップ本体と連結部材とが分離された状態において、基端側から先端側への操作ワイヤの移動に従って、連結部材が基端側から先端側に移動し、連結部材によってクリップ本体の基端部が先端側に押し出されて、クリップ本体がロックされた締め付けリングと、押え管とが分離されることが好ましい。
また、2つの腕部の各々は、幅方向の両端部において、延在方向の長さが締め付けリングの軸方向の大きさよりも長い凹部を有し、
クリップ本体が先端側から基端側に移動し、凹部の基端側の端部が締め付けリングの基端側の端部を越える位置まで移動すると、2つの腕部が弾性力によって互いに離間する方向に移動し、締め付けリングが凹部に係止されて、クリップ本体が締め付けリングにロックされ、
締め付けリングと押え管とが分離された状態において、締め付けリングが、2つの腕部が対向する方向の外周面の両側から押し潰され、凹部の基端側の端部が締め付けリングの内周面と当接する位置まで移動して、クリップ本体と締め付けリングとのロックが解除され、
クリップ本体と締め付けリングとのロックが解除された状態において、クリップ本体に対する先端側から基端側への締め付けリングの移動に従って、2つの腕部が閉状態から開いて開状態になることが好ましい。
また、2つの腕部の各々は、幅方向の両端部において、延在方向の長さが締め付けリングの軸方向の大きさよりも長い凹部を有し、
クリップ本体が先端側から基端側に移動し、凹部の基端側の端部が締め付けリングの基端側の端部を越える位置まで移動すると、2つの腕部が弾性力によって互いに離間する方向に移動し、締め付けリングが凹部に係止されて、クリップ本体が締め付けリングにロックされ、
締め付けリングと押え管とが分離された状態において、2つの腕部が対向する方向の外側面の両側から押圧され、凹部の基端側の端部が締め付けリングの内周面と当接する位置まで移動して、クリップ本体と締め付けリングとのロックが解除され、
クリップ本体と締め付けリングとのロックが解除された状態において、締め付けリングに対する基端側から先端側へのクリップ本体の移動に従って、2つの腕部が閉状態から開いて開状態になることが好ましい。
本発明においては、クリップ本体と締め付けリングとからなるクリップユニットによって処置部が結紮されるまでの間は、処置部を2つの腕部で掴み直すことができ、クリップユニットによって処置部が結紮された後は、クリップ本体と締め付けリングとがロックされているため、クリップユニットによって処置部が結紮された状態を確実に保持することができる。また、クリップユニットが処置部に留置された後は、クリップ本体と締め付けリングとのロックを任意のタイミングで解除してクリップユニットを処置部から取り外すことができる。
クリップ本体の2つの腕部が開状態である本発明のクリップ処置具の外観を表す一実施形態の部分側面図である。 図1AのA−Aの一点鎖線における断面図である。 図1Aに示すクリップ処置具を別の方向から見た場合の外観を表す一実施形態の部分側面図である。 図2AのB−Bの一点鎖線における断面図である。 クリップ本体の外観を表す一実施形態の斜視図である。 図1Aの押え管の開口部の外観を表す拡大図である。 クリップ本体が締め付けリングにロックされた状態の本発明のクリップ処置具の外観を表す一実施形態の部分側面図である。 図5AのA−Aの一点鎖線における断面図である。 図5Aに示すクリップ処置具を別の方向から見た場合の外観を表す一実施形態の部分側面図である。 図6AのB−Bの一点鎖線における断面図である。 クリップ本体から連結部材が分離された状態の本発明のクリップ処置具の外観を表す一実施形態の部分側面図である。 図7AのA−Aの一点鎖線における断面図である。 図7Aに示すクリップ処置具を別の方向から見た場合の外観を表す一実施形態の部分側面図である。 図8AのB−Bの一点鎖線における断面図である。 クリップユニットと押え管とが分離された状態の本発明のクリップ処置具の外観を表す一実施形態の部分側面図である。 図9AのA−Aの一点鎖線における断面図である。 図9Aに示すクリップ処置具を別の方向から見た場合の外観を表す一実施形態の部分側面図である。 図10AのB−Bの一点鎖線における断面図である。 図7BのC−Cの一点鎖線における断面図である。 把持鉗子の先端部分の構成を表す一実施形態の側面図である。 図11に示すクリップ本体が締め付けリングにロックされた状態から、クリップ本体と締め付けリングとのロックが解除された状態を表す第1実施形態の断面図である。 スネア部材の先端部分の構成を表す一実施形態の側面図である。 図11に示すクリップ本体が締め付けリングにロックされた状態から、クリップ本体と締め付けリングとのロックが解除された状態を表す第2実施形態の断面図である。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明のクリップ処置具を詳細に説明する。
図1Aは、クリップ本体の2つの腕部が開状態である本発明のクリップ処置具の外観を表す一実施形態の部分側面図であり、図1Bは、図1AのA−Aの一点鎖線における断面図である。図2Aは、図1Aに示すクリップ処置具を別の方向から見た場合の外観を表す一実施形態の部分側面図であり、図2Bは、図2AのB−Bの一点鎖線における断面図である。
本実施形態において、第1方向を、クリップ本体の2つの腕部が対向する方向(図1Bの紙面に垂直な方向)とし、第2方向を、第1方向および押え管の軸方向の両方に直交する方向(図1Aの紙面に垂直な方向)とする。また、クリップ処置具において、処置部の側を先端側、操作者の側を基端側とする。
なお、全ての図面において、理解を容易にするために、本実施形態における各構成要素の厚さおよび長さ等の寸法は、必要に応じて実寸から適宜変更されている。
図1A、図1B、図2Aおよび図2Bに示すクリップ処置具10は、クリップユニット12と、処置具本体14とを備えている。クリップ処置具10は、操作者による操作により、例えば、内視鏡の操作部に設けられた処置具挿入口から挿入され、患者の体内に挿入された内視鏡の挿入部の先端面に設けられた処置具導出口から突出されて処置部をクリップユニット12によって結紮する。
クリップユニット12は、クリップ本体16と、締め付けリング18とを備えている。
図3は、クリップ本体の外観を表す一実施形態の斜視図である。
クリップ本体16は、図3に示すように、互いに対向し、かつ開閉する第1腕部20Aおよび第2腕部20Bからなる2つの腕部と、2つの腕部20A、20Bの基端部を接続する折り返し部22とを有する。
2つの腕部20A、20Bと折り返し部22とは、第1腕部20Aと折り返し部22との間および第2腕部20Bと折り返し部22との間でそれぞれ折り曲げられて一体に形成されている。また、折り返し部22を第2方向から見た場合の形状は略C字状となっている。2つの腕部20A、20Bは、互いに対向し、かつ、外力が加えられていない状態において、基端側から先端側に向かうに従って互いに離間するように延在している。
第1腕部20Aは、基端側から順に、第1凸部24Aと、第1凹部26Aと、第1爪部
28Aとを有する。
第1凸部24Aは、第1腕部20Aの基端部と第1凹部26Aとの間に形成されている。第1凸部24Aは、第1腕部20Aの幅方向(第2方向)の両端部において、基端側から先端側に向かうに従って幅方向の大きさ(サイズ)が大きくなるように形成された傾斜部と、傾斜部の先端側に設けられ、幅方向の大きさが一定の平坦部とを有する。
第1凹部26Aは、第1凸部24Aと第1爪部28Aとの間に形成されている。第1凹部26Aは、第1腕部20Aの幅方向の両端部において、幅方向の大きさが第1凸部24Aの平坦部および第1爪部28Aの幅方向の大きさよりも小さくなるように形成されている。また、第1凹部26Aは、第1腕部20Aの延在方向の長さが締め付けリング18の軸方向の大きさよりもわずかに長くなるように形成されている。
第1爪部28Aは、第1腕部20Aの先端部に形成されている。第1爪部28Aは、第1腕部20Aの先端部が第2腕部20Bの方向に一定の角度で折り曲げられることによって形成されている。
第2腕部20Bは、第1腕部20Aと同様の構成であり、第1腕部20Aの第1凸部24A、第1凹部26Aおよび第1爪部28Aのそれぞれに対応する位置に形成された第2凸部24B、第2凹部26Bおよび第2爪部28Bを有する。
第1凸部24Aおよび第2凸部24Bは、締め付けリング18を第1凹部26Aおよび第2凹部26Bまで誘導する部分である。第1凹部26Aおよび第2凹部26Bは、締め付けリング18と嵌合される部分である。第1爪部28Aおよび第2爪部28Bは、処置部を挟んで結紮する部分である。
続いて、締め付けリング18は、図1Bおよび図2Bに示すように、締め付けリング本体30と、締め付けリング18を押え管42に装着するための装着部32とを有する。締め付けリング本体30および装着部32は一体に形成されている。
締め付けリング本体30は、締め付けリング18が押え管42に装着された場合に、押え管42の先端部から先端側に突出する部分である。締め付けリング本体30の外径は、押え管42の先端部の外径と略同じになるように形成されている。また、締め付けリング本体30の先端部の内周面には、先端側から基端側に向かうに従って内径が次第に小さくなるように形成された傾斜部が全周にわたって形成されている。
装着部32は、締め付けリング本体30の基端部から基端側に延在するように設けられ、押え管42の先端部から内部に挿入される部分である。装着部32の外径は、押え管42の先端部の内径よりもわずかに小さくなるように形成されている。
締め付けリング18は、図1Bおよび図2Bに示すように、クリップ本体16が締め付けリング18にロックされる前の状態において、つまり、2つの腕部20A、20Bが開状態の場合に、クリップ本体16の2つの腕部20A、20Bに装着されている。より詳しくは、第1腕部20Aの第1凸部24Aおよび第2腕部20Bの第2凸部24Bの基端部よりも基端側に装着されている。
締め付けリング18は、締め付けリング18に対する基端側から先端側へのクリップ本体16の移動に従って、2つの腕部20A、20Bを開き、締め付けリング18に対する先端側から基端側へのクリップ本体16の移動に従って、2つの腕部20A、20Bを閉じるように作用する。
クリップユニット12を構成するクリップ本体16および締め付けリング18は、例えば、ステンレス鋼、チタン、コバルトクロム合金等の材料から形成される。従って、クリップユニット12を患者の体内に留置した後も、その患者はMRI(核磁気共鳴画像法)を受診することが可能である。
次に、処置具本体14は、挿入部34と、図示していない操作部とを備えている。
挿入部34は、コイルシース36と、チューブシース38と、操作ワイヤ40と、押え管42と、連結部材44とを備えている。
コイルシース36およびチューブシース38は、可撓性を有する管であり、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂、または、HDPE(高密度ポリエチレン)等の樹脂材料によって形成される。コイルシース36は、チューブシース38の内部に挿通されている。図1Bおよび図2Bに示すように、コイルシース36の先端部の外周面上には、凹部46が全周にわたって形成されている。
続いて、操作ワイヤ40は、例えば、金属製の単線または縒り線によって形成される。操作ワイヤ40は、コイルシース36の軸方向に沿って移動可能なように、コイルシース36の内部に挿通されている。
操作ワイヤ40は、操作者によるクリップ処置具10の操作部の操作により、コイルシース36内を先端側または基端側に移動する。つまり、操作ワイヤ40を基端側から先端側に押し出す、または、操作ワイヤ40を先端側から基端側に引くことができる。
続いて、押え管42は、筒状であり、例えば、ステンレス鋼、チタン、コバルトクロム合金等の材料から形成される。
押え管42の基端部および先端部の内径および外径は、軸方向の中央部の内径および外径よりも大きくなるように形成されている。図1Bおよび図2Bに示すように、押え管42の基端側の内周面上には、コイルシース36の凹部46に対応する凸部48が全周にわたって形成されている。また、押え管42の基端部の内径は、コイルシース36の先端部の外径よりもわずかに大きくなるように形成されている。押え管42の基端部はコイルシース36の先端部に圧入され、押え管42の凸部48とコイルシース36の凹部46とが嵌合されて、押え管42の基端部がコイルシース36の先端部に装着されている。また、押え管42の先端部には、締め付けリング18の装着部32が、押え管42の先端部から内部に挿入されて、締め付けリング18が着脱可能に装着されている。
押え管42は、押え管42に対する先端側から基端側へのクリップ本体16の移動に従って、その内部にクリップ本体16を収容するように作用する。
図4は、図1Aの押え管の開口部の外観を表す拡大図である。
図4に示すように、押え管42の外側面には、その軸方向に延在する少なくとも1つの開口部50が形成されている。開口部50は、押え管42の軸方向の中央部において、基端側から先端側に向かって直線状に延在している。開口部50は、先端側から順に、第1開口領域50Aと、第2開口領域50Bと、第3開口領域50Cとを有する。
第1開口領域50Aは、開口部50の延在方向の中央部および中央部よりも先端側の開口領域を含む。第1開口領域50Aの中央部における幅方向の大きさは、中央部よりも先端側における幅方向の大きさよりも大きくなるように形成されている。
第2開口領域50Bは、第1開口領域50Aの基端側、つまり、第1開口領域50Aと第3開口領域との間に形成された開口領域である。第3開口領域50Cは、第2開口領域50Bよりも基端側に形成された開口領域である。第2開口領域50Bおよび第3開口領域50Cの幅方向の大きさは、第1開口領域50Aの中央部よりも先端側における幅方向の大きさとほぼ同じになるように形成されている。
また、図4に示すように、押え管42の外側面には、軸方向の中央部において、第1開口領域の先端部からさらに先端側に向かって軸方向から一定の角度で傾斜されて延在する開口部52が形成されている。
続いて、連結部材44は、図1Bに示すように、連結部材本体54と、挟持部56とを有し、例えば、生体適合性のある各種の樹脂によって形成される。連結部材44は、押え管42の内部に収容されている。連結部材本体54の基端部、つまり、連結部材44の基端部には、操作ワイヤ40の先端部が固定されている。
挟持部56は、クリップ本体16の折り返し部22を着脱可能に接続する先端部となる部分であり、連結部材本体54の先端側に設けられ、連結部材本体54と挟持部56とは一体に形成されている。挟持部56は、第1挟持部材56Aおよび第2挟持部材56Bを有し、第1挟持部材56Aおよび第2挟持部材56Bは、互いに対向するように、連結部材本体54の先端部から先端側に向かって並列に延在している。また、第1挟持部材56Aと第2挟持部材56Bとは、第2方向に一定の間隔を空けて配置されている。第1挟持部材56Aと第2挟持部材56Bと間隔は、クリップ本体16の折り返し部22の幅方向の大きさと同じかわずかに長くなるになるように形成されている。
また、第1挟持部材56Aの延在方向の長さは、押え管42の開口部50の中央部の軸方向の長さよりもわずかに短くなるように形成されている。第1挟持部材56Aの幅方向(第1方向)の大きさは、押え管42の開口部50の中央部(第1開口領域50A)における幅方向(第1方向)の大きさよりもわずかに小さくなるように形成されている。また、第1挟持部材56Aの外側面は、押え管42の開口部50の方向に向けられている。
第1挟持部材56Aは、図1Bおよび図2Bに示すように、先端側の第2挟持部材56Bに対向する内側面上に、クリップ本体16の折り返し部22を係止する係止部58を有する。係止部58は、第1挟持部材56Aから第2挟持部材56Bの方向に向かって突出し、基端側から先端側へ向かうに従って第2方向における高さが高くなるように形成された傾斜部と、傾斜部の先端側に設けられた高さが一定の平坦部とを有する。係止部58を第2方向から見た場合の形状は、クリップ本体16の折り返し部22を第2方向から見た場合の形状と同様の略C字状であり、その外径は、折り返し部22を第2方向から見た場合に折り返し部22によって形成される空間の形状の内径よりもわずかに小さくなるように形成されている。
第1挟持部材56Aおよび第2挟持部材56Bによってクリップ本体16の折り返し部22が第2方向の両側から挟持され、かつ、第1挟持部材56Aから第2挟持部材56Bの方向に突出する係止部58が、折り返し部22を第2方向から見た場合に折り返し部22によって形成される空間に挿入されて、折り返し部22と係止部58とが係止され、連結部材44とクリップ本体16とが着脱自在に係止されている。
このように、連結部材44の先端部が折り返し部22と着脱可能に係止され、連結部材44の基端部に操作ワイヤ40の先端部が固定されていることにより、連結部材44によってクリップ本体16と操作ワイヤ40とが連結されている。
連結部材44は、基端側から先端側への操作ワイヤ40の移動に従って、押え管42内を基端側から先端側に移動され、先端側から基端側への操作ワイヤ40の移動に従って、押え管42内を先端側から基端側に移動される。
また、連結部材44は、第1挟持部材56Aと連結部材本体54との間の外側面上に、押え管42の開口部50からその少なくとも一部が露出される露出部60を有する。連結部材44の露出部60の幅方向(第1方向)の大きさは、押え管42の開口部50の中央部よりも先端側(第1開口領域)、第2開口領域50B、第3開口領域50Cおよび開口部52における幅方向の大きさよりもわずかに小さくなるように形成されている。
連結部材44を押え管42の先端部から内部に入れる場合、押え管42の外側面の開口部52は、連結部材44を押え管42内に入れる場合のガイド溝となる。露出部60は、開口部52の延在方向に沿って先端側から基端側に移動され、第1開口領域50Aの先端部まで誘導される。
本実施形態の露出部60は、ピン状の突起であり、連結部材44が押え管42内を軸方向に往復動する際に、押え管42の開口部50(第1開口領域50A、第2開口領域50Bおよび第3開口領域50C)内を同様に往復動する。つまり、露出部60は、基端側から先端側への連結部材44の移動に従って、押え管42の開口部50内を押え管42の軸方向に沿って基端側から先端側に移動し、先端側から基端側への連結部材44の移動に従って、押え管42の開口部50内を押え管42の軸方向に沿って先端側から基端側に移動する。露出部60は、連結部材44が往復動する際に、連結部材44の回転等を防止するガイド部材と呼ぶこともでき、開口部50の第1開口領域50Aの中央部よりも先端側の開口領域、第2開口領域50Bおよび第3開口領域50C)は、そのガイド溝となる。
続いて、処置具本体14の操作部は、図示していない操作部本体およびスライダ等を有する。
操作部本体の先端部は、コイルシース36の基端部に取付けられている。
スライダは、コイルシース36に対して操作ワイヤ40を先端側または基端側に移動させる部分であり、操作部本体に対して先端側または基端側にスライド可能に設けられ、スライダの先端部には、操作ワイヤ40の基端部が固定されている。
操作者によるクリップ処置具10の操作部の操作により、スライダが操作部本体に対して先端側から基端側へ移動されると、操作ワイヤ40が先端側から基端側に移動され、スライダが操作部本体に対して基端側から先端側へ移動されると、操作ワイヤ40が基端側から先端側に移動される。
次に、クリップ処置具10の動作を説明する。
まず、クリップユニット12によって処置部を結紮する場合の動作を説明する。以下の説明では、図示していない内視鏡の挿入部が既に患者の体内に挿入されていることを前提とする。
まず、操作者による操作により、図示していない内視鏡の処置具挿入口からクリップ処置具10の挿入部34が挿入され、クリップ処置具10の挿入部34の先端部、より正確には、クリップユニット12の先端部が内視鏡の処置具導出口から突出される。
続いて、操作者によるクリップ処置具10の操作部の操作により、操作ワイヤ40が基端側から先端側に移動される。
基端側から先端側への操作ワイヤ40の移動に従って、連結部材44およびクリップ本体16が基端側から先端側に移動し、図1A、図1B、図2Aおよび図2Bに示すように、クリップ本体16の2つの腕部20A、20Bが開状態となる。
続いて、操作者による操作により、クリップ処置具10の挿入部34が基端側から先端側に移動され、開状態の2つの腕部20A、20Bの先端部が処置部に押し当てられる。
続いて、開状態の2つの腕部20A、20Bの先端部が処置部に押し当てられた状態において、操作者によるクリップ処置具10の操作部の操作により、操作ワイヤ40が先端側から基端側に移動される。
先端側から基端側への操作ワイヤ40の移動に従って、連結部材44が先端側から基端側に移動し、連結部材44の露出部60が、押え管42の開口部50に沿って先端側から基端側に移動する。また、先端側から基端側への連結部材44の移動に従って、クリップ本体16が先端側から基端側に移動し、2つの腕部20A、20Bが締め付けリング18の先端側の端部によって互いに近接する方向に押圧されて弾性変形して、2つの腕部20A、20Bは開状態から次第に閉じる。
クリップ本体16が締め付けリング18にロックされる前の状態においては、基端側から先端側への連結部材44の移動、つまり、押え管42の第1開口領域50A内における基端側から先端側への露出部60の移動に従って、2つの腕部20A、20Bは開き、先端側から基端側への連結部材44の移動、つまり、押え管42の第1開口領域50A内における先端側から基端側への露出部60の移動に従って、2つの腕部20A、20Bは閉じることが可能である。
先端側から基端側への連結部材44の移動、つまり、押え管42の第1開口領域50A内における先端側から基端側への露出部60の移動に従って、クリップ本体16が先端側から基端側に移動し、2つの腕部20A、20Bが締め付けリング18の先端側の端部によって互いに近接する方向に押圧されて弾性変形して、2つの腕部20A、20Bは開状態(全開状態)から次第に閉じて最終的に閉状態(全閉状態)になる。
一方、基端側から先端側への連結部材44の移動、つまり、第1開口領域50A内における基端側から先端側への露出部60の移動に従って、クリップ本体16が基端側から先端側に移動し、かつ、2つの腕部20A、20Bは弾性力によって閉状態から次第に開いて最終的に開状態になる。
クリップ本体16が先端側または基端側に移動する場合、2つの腕部20A、20Bの幅方向の両端部と締め付けリング本体30の先端部の内周面とが点接触し、2つの腕部20A、20Bは、締め付けリング本体30の先端部の内周面に沿って摺動する。
2つの腕部20A、20Bの第1凸部24Aおよび第2凸部24Bの傾斜部および締め付けリング本体30の先端部の内周面の傾斜部は、2つの腕部20A、20Bが締め付けリング本体30の先端部の内周面に沿って摺動する場合に、2つの腕部20A、20Bと締め付けリング本体30との間の摩擦抵抗を軽減し、クリップ本体16が締め付けリング18に対して先端側または基端側に移動しやすくなるように作用する。
このように、クリップ本体16が締め付けリング18にロックされる前の状態においては、2つの腕部20A、20Bを開閉し、処置部を2つの腕部20A、20Bの第1爪部28Aおよび第2爪部28Bによって掴み直すことができるため、目的とする処置部を正確に掴むことができる。
続いて、2つの腕部20A、20Bの第1爪部28Aおよび第2爪部28Bによって処置部が掴まれた状態において、操作ワイヤ40が先端側から基端側にさらに移動される。
これに従って、連結部材44およびクリップ本体16が先端側から基端側にさらに移動し、図5A、図5B、図6Aおよび図6Bに示すように、露出部60が第1開口領域50Aと第2開口領域50Bとの境界まで移動すると、締め付けリング18と2つの腕部20A、20Bとが係止されて、2つの腕部20A、20Bは閉状態になる。
より詳しくは、連結部材44およびクリップ本体16が先端側から基端側にさらに移動し、2つの腕部20A、20Bの凹部、つまり、第1凹部26Aおよび第2凹部26Bの基端側の端部が締め付けリング18の基端側の端部を越える位置まで移動すると、図11に示すように、2つの腕部20A、20Bが弾性力によって互いに離間する方向(第1方向)に移動し、図5Bに示すように、締め付けリング18が2つの腕部20A、20Bの凹部26A、26Bに嵌合されて係止されて、2つの腕部20A、20Bは閉状態になる。
これにより、クリップ本体16は、図5A、図5B、図6Aおよび図6Bに示すように、2つの腕部20A、20Bが閉状態において締め付けリング18にロックされ、2つの腕部20A、20Bの第1爪部28Aおよび第2爪部28Bによって処置部が結紮される。
続いて、クリップ本体16が締め付けリング18にロックされた状態、つまり、2つの腕部20A、20Bの第1爪部28Aおよび第2爪部28Bによって処置部が結紮された状態において、操作ワイヤ40が先端側から基端側にさらに移動される。
これに従って、連結部材44およびクリップ本体16が先端側から基端側にさらに移動し、連結部材44の露出部60が第2開口領域50B内を先端側から基端側に移動する。
第2開口領域50B内における先端側から基端側への露出部60の移動に従って、連結部材44の係止部58の傾斜部がクリップ本体16の折り返し部22の基端側の端部に乗り上げて先端側から基端側に移動し、第1挟持部材56Aの先端部が押え管42の開口部50の中央部(第1開口領域)から押え管42の外側に向かって移動する。つまり、第1挟持部材56Aの先端部が開口部50の中央部から押え管42の外側に向かって押し出される。
露出部60は、第2開口領域50B内を移動するとき、ガイド溝となる第2開口領域50Bによって回転が規制されるため、連結部材44の回転が規制される。これにより、第1挟持部材56Aの位置と、押え管42の開口部50の位置とが一致するように位置決めされ、第1挟持部材56Aの先端部は、押え管42の開口部50の中央部(第1開口領域)から押え管42の外側に向かって移動することができる。
連結部材44およびクリップ本体16が先端側から基端側にさらに移動し、図7A、図7B、図8Aおよび図8Bに示すように、露出部60が第2開口領域50Bから第3開口領域50C内に移動して、係止部58が折り返し部22の基端側の端部を乗り越え、折り返し部22と係止部58との係止が解除されて、クリップ本体16と連結部材44とが分離される。
折り返し部22と係止部58とが係止された状態において、連結部材44が先端側から基端側に移動される場合、係止部58の傾斜部の傾斜面と折り返し部22の基端部の第1挟持部材56A側の端部とが線接触し、係止部58の傾斜部は、折り返し部22の基端部の第1挟持部材56A側の端部に沿って摺動する。
係止部58の傾斜部は、係止部58が折り返し部22の基端部の第1挟持部材56A側の端部に沿って摺動する場合に、係止部58の傾斜部と折り返し部22との間の摩擦抵抗を軽減し、係止部58が折り返し部22に対して先端側から基端側に移動しやすくなるように作用する。
続いて、クリップ本体16と連結部材44とが分離された状態において、操作ワイヤ40が基端側から先端側に移動される。
基端側から先端側への操作ワイヤ40の移動に従って、連結部材44が基端側から先端側に移動し、連結部材44の先端部がクリップ本体16の折り返し部22の基端部に当接する。基端側から先端側への連結部材44のさらなる移動に従って、連結部材44によってクリップ本体16の基端部が先端側に押し出されて、図9A、図9B、図10Aおよび図10Bに示すように、クリップ本体16がロックされた締め付けリング18と、押え管42とが分離される。これにより、クリップユニット12によって処置部が結紮された状態において、クリップユニット12が処置部に留置される。
その後、操作者による操作により、クリップ処置具10の挿入部34が内視鏡の内部に挿入されたままの状態において患者の体内から内視鏡の挿入部が引き抜かれて取り出される。なお、複数の処置部を結紮する場合には前述の動作が繰り返し行われる。
次に、処置部からクリップユニット12を取り外す場合の動作を説明する。
まず、把持鉗子等の把持部材を用いてクリップユニット12を取り外す場合の動作を説明する。
図12は、把持鉗子の先端部分の構成を表す一実施形態の側面図である。図12に示す把持鉗子70は、把持部72と、挿入部74と、図示していない操作部とを備えている。把持部72は、挿入部74の先端部に取り付けられ、操作部は、挿入部74の基端部に取り付けられている。
把持部72は、一対の爪部材76A、76Bを有する。爪部材76A、76Bは、操作者による操作部の操作により開閉する。爪部材76A、76Bは、基端側から先端側に向けて延び、その把持面が閉状態の場合に、互いに対向するように配置されている。
挿入部74は、シース78と、操作ワイヤ80とを備えている。
操作ワイヤ80は、シース78内に進退可能に挿通されている。把持部72は、シース78の先端部に取り付けられ、把持部72の爪部材76A、76Bの基端部には、操作ワイヤ80の先端部が固定されている。
操作者による操作部の操作により、操作ワイヤ80が先端側から基端側に移動すると、一対の爪部材76A、76Bが閉状態(把持状態)になる。一方、操作ワイヤ80が基端側から先端側に移動すると、一対の爪部材76A、76Bが開状態(非把持状態)になる。
クリップユニット12を取り外す場合、まず、操作者による操作により、図示していない内視鏡の処置具挿入口から把持鉗子70の挿入部74が挿入され、把持鉗子70の挿入部74の先端部、より正確には、把持鉗子70の先端部の把持部72が内視鏡の処置具導出口から突出される。
続いて、締め付けリング18と押え管42とが分離された状態、つまり、クリップユニット12が処置部に結紮されて留置された状態において、操作者による把持鉗子70の操作部の操作により、把持鉗子70の把持部72の爪部材76A、76Bが開状態とされる。続いて、開状態の把持部72の爪部材76A、76Bが次第に閉じられ、締め付けリング18が、把持部の爪部材76A、76Bによって、2つの腕部20A、20Bが対向する方向(第1方向)の外周面の両側から挟まれて押圧されて、第1方向の外周面の両側から押し潰される。
締め付けリング18が第1方向の外周面の両側から押し潰されて、締め付けリング18の内周面によって2つの腕部20A、20Bが互いに近接し、図13にクリップユニット12の断面図を示すように、2つの腕部20A、20Bの凹部、つまり、第1凹部26Aおよび第2凹部26Bの基端側の端部が締め付けリング18の内周面と当接する位置まで移動して、クリップ本体16と締め付けリング18とのロックが解除される。
続いて、クリップ本体16と締め付けリング18とのロックが解除された状態において、締め付けリング18がクリップ本体16に対して先端側から基端側に移動される。例えば、把持鉗子70の把持部72の爪部材76A、76Bによって締め付けリング18が挟持された状態において、操作者の操作による先端側から基端側への把持鉗子70の移動に従って、締め付けリング18がクリップ本体16に対して先端側から基端側に移動される。
クリップ本体16に対する先端側から基端側への締め付けリング18の移動に従って、2つの腕部20A、20Bが弾性力によって閉状態から次第に開いて最終的に開状態になる。これにより、クリップユニット12が処置部から取り外される。
その後、操作者による操作により、把持鉗子70の挿入部74が内視鏡の内部に挿入されたままの状態で患者の体内から内視鏡の挿入部が引き抜かれて取り出される。例えば、把持鉗子70の把持部72の爪部材76A、76Bによって締め付けリング18が挟持された状態において、患者の体内から内視鏡の挿入部が引き抜かれて、処置部から取り外されたクリップユニット12も同時に患者の体外に取り出される。なお、複数のクリップユニット12を処置部から取り外す場合には前述の動作が繰り返し行われる。
次に、スネア部材を用いてクリップユニット12を取り外す場合の動作を説明する。
図14は、スネア部材の先端部分の構成を表す一実施形態の側面図である。図14に示すスネア部材82は、ループ部84と、挿入部86と、図示していない操作部とを備えている。ループ部84は、後述する挿入部86の内部に挿通される操作ワイヤ90の先端部に取り付けられ、操作部は、挿入部86の基端部に取り付けられている。
ループ部84は、ワイヤを折り曲げることにより形成されている。ワイヤの折り曲げ部が先端側に向けられている。ループ部84は、操作者による操作部の操作により、そのループの径が拡縮する。
挿入部86は、シース88と、操作ワイヤ90とを備えている。
操作ワイヤ90は、シース内に進退可能に挿通されている。ループ部84は、シース88の先端部に取り付けられ、ループ部84のワイヤの両端部は、操作ワイヤ90の先端部に固定されている。
操作者による操作部の操作により、操作ワイヤ90が先端側から基端側に移動すると、ループ部84がシース88内に収容されてループ部84のループの径が縮む。一方、操作ワイヤ90が基端側から先端側に移動すると、ループ部84がシース88の先端部から突出されてループ部84のループの径が拡がる。
クリップユニット12を取り外す場合、まず、操作者による操作により、図示していない内視鏡の処置具挿入口からスネア部材82の挿入部86が挿入され、スネア部材82の挿入部86の先端部、より正確には、スネア部材82の先端部のループ部84が内視鏡の処置具導出口から突出される。
続いて、締め付けリング18と押え管42とが分離された状態、つまり、クリップユニット12が処置部に結紮されて留置された状態において、操作者によるスネア部材82の操作部の操作により、スネア部材82のループ部84のループの径が拡大される。続いて、ループ部84の拡大されたループの径が次第に縮小され、2つの腕部20A、20Bがループ部84によって締め付けられて、2つの腕部20A、20Bが対向する方向(第1方向)の外側面の両側から押圧されて、互いに近接する方向に移動される。
2つの腕部20A、20Bが締め付けられて第1方向の外側面の両側から押圧されて、2つの腕部20A、20Bが互いに近接し、図15にクリップユニット12の断面図を示すように、2つの腕部20A、20Bの凹部、つまり、第1凹部26Aおよび第2凹部26Bの基端側の端部が締め付けリング18の内周面と当接する位置まで移動して、クリップ本体16と締め付けリング18とのロックが解除される。
続いて、クリップ本体16と締め付けリング18とのロックが解除された状態において、クリップ本体16が締め付けリング18に対して基端側から先端側に移動される。例えば、スネア部材82のループ部84によって2つの腕部20A、20Bが締め付けられた状態において、操作者の操作による基端側から先端側へのスネア部材82の移動に従って、クリップ本体16が締め付けリング18に対して基端側から先端側に移動される。
締め付けリング18に対する基端側から先端側へのクリップ本体16の移動に従って、2つの腕部20A、20Bが弾性力によって閉状態から次第に開いて最終的に開状態になる。これにより、クリップユニット12が処置部から取り外される。
その後、操作者による操作により、スネア部材82の挿入部86が内視鏡の内部に挿入されたままの状態において患者の体内から内視鏡の挿入部が引き抜かれて取り出される。例えば、スネア部材82のループ部84によって2つの腕部20A、20Bが締め付けられた状態において、患者の体内から内視鏡の挿入部が引き抜かれて、処置部から取り外されたクリップユニット12も同時に患者の体外に取り出される。なお、複数のクリップユニット12を処置部から取り外す場合には前述の動作が繰り返し行われる。
クリップ処置具10においては、クリップユニット12によって処置部が結紮されるまでの間は、処置部を2つの腕部20A、20Bで掴み直すことができ、クリップユニット12によって処置部が結紮された後は、クリップ本体16と締め付けリング18とがロックされているため、クリップユニット12によって処置部が結紮された状態を確実に保持することができる。また、クリップユニット12が処置部に留置された後は、クリップ本体16と締め付けリング18とのロックを任意のタイミングで解除してクリップユニット12を処置部から取り外すことができる。
なお、クリップ本体16の折り返し部22および連結部材44の係止部58を第2方向から見た場合の形状は略C字状に限らず、折り返し部22と係止部58とを係止することができれば、その形状は何ら限定されない。
クリップ本体16と締め付けリング18とを係止する手段は、2つの腕部20A、20Bの第1凹部26Aおよび第2凹部26Bと締め付けリング18との嵌合に限らず、両者を係止することができれば、その係止手段は何ら限定されない。
押え管42の開口部50は、連結部材44の露出部60の少なくとも一部が露出され、さらに、第1挟持部材56Aの先端側が開口部50から押え管42の外側に向かって移動可能であれば、その形状および大きさ等は何ら限定されない。
クリップ本体16と連結部材44とを係止する手段は、係止部58に限らず、両者を係止することができれば、その係止手段は何ら限定されない。
連結部材44の第1挟持部材56Aの先端側にのみ係止部58が設けられているが、第2挟持部材56Bの先端側にも係止部を設けてもよい。この場合、第2挟持部材56Bの先端側が押え管42の外側に向かって押し出されることができるように、押え管42の外側面において、第2挟持部材56Bの外側面に対向する位置にも、開口部50の中央部と同様の開口領域を含む開口部が設けられる。
連結部材44の露出部60は、押え管42の開口部50からその少なくとも一部が露出されれば、その形状および大きさ等は何ら限定されない。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
10 クリップ処置具
12 クリップユニット
14 処置具本体
16 クリップ本体
18 締め付けリング
20A 第1腕部
20B 第2腕部
22 折り返し部
24A 第1凸部
26A 第1凹部
28A 第1爪部
24B 第2凸部
26B 第2凹部
28B 第2爪部
30 締め付けリング本体
32 装着部
34、74、86 挿入部
36 コイルシース
38 チューブシース
40、80、90 操作ワイヤ
42 押え管
44 連結部材
46 凹部
48 凸部
50、52 開口部
50A 第1開口領域
50B 第2開口領域
50C 第3開口領域
54 連結部材本体
56 挟持部
56A 第1挟持部材
56B 第2挟持部材
58 係止部
60 露出部
70 把持鉗子
72 把持部
76A、76B 爪部材
78、88 シース
82 スネア部材
84 ループ部

Claims (9)

  1. 互いに対向し、かつ開閉する2つの腕部および前記2つの腕部の基端部を接続する折り返し部を有するクリップ本体と、
    前記クリップ本体の前記2つの腕部に装着され、先端側から基端側への前記クリップ本体の移動に従って、前記2つの腕部を閉じるように作用する締め付けリングと、
    外側面に形成され、軸方向に延在する少なくとも1つの開口部を有し、先端部に前記締め付けリングが着脱可能に装着され、先端側から基端側への前記クリップ本体の移動に従って、内部に前記クリップ本体を収容する筒状の押え管と、
    前記折り返し部を着脱可能に接続する先端部および操作ワイヤの先端部を固定する基端部を有し、前記クリップ本体と前記操作ワイヤとを連結する連結部材とを備え、
    前記連結部材は、前記押え管の内部に収容されるクリップ処置具。
  2. 前記連結部材は、前記開口部から少なくとも一部が露出される露出部を有し、前記露出部は、基端側から先端側への前記連結部材の移動に従って、前記開口部内を前記軸方向に沿って基端側から先端側に移動し、先端側から基端側への前記連結部材の移動に従って、前記開口部内を前記軸方向に沿って先端側から基端側に移動する請求項1に記載のクリップ処置具。
  3. 前記開口部は、先端側から順に、第1開口領域と、第2開口領域と、第3開口領域とを有し、
    前記第1開口領域内における基端側から先端側への前記露出部の移動に従って、前記2つの腕部は開き、前記第1開口領域内における先端側から基端側への前記露出部の移動に従って、前記2つの腕部は閉じる請求項2に記載のクリップ処置具。
  4. 前記第1開口領域内における先端側から基端側への前記露出部の移動に従って、前記2つの腕部が前記締め付けリングの先端側の端部によって互いに近接する方向に押圧されて弾性変形し、前記2つの腕部が開状態から次第に閉じて閉状態になり、前記第1開口領域内における基端側から先端側への前記露出部の移動に従って、前記2つの腕部が弾性力によって前記閉状態から次第に開いて前記開状態になる請求項3に記載のクリップ処置具。
  5. 前記露出部が前記第1開口領域と前記第2開口領域との境界まで移動すると、前記締め付けリングと前記2つの腕部とが係止されて、前記2つの腕部が前記閉状態になり、前記クリップ本体は、前記2つの腕部が前記閉状態において前記締め付けリングにロックされる請求項4に記載のクリップ処置具。
  6. 前記連結部材は、挟持部を有し、前記挟持部は、第1挟持部材および第2挟持部材を有し、前記第1挟持部材は、前記第1挟持部材の先端側の前記第2挟持部材に対向する内側面上に係止部を有し、
    前記第1挟持部材および前記第2挟持部材によって前記折り返し部が挟持され、かつ、前記折り返し部と前記係止部とが係止されて、前記連結部材と前記クリップ本体とが係止され、
    前記クリップ本体が前記締め付けリングにロックされた状態において、前記第2開口領域内における先端側から基端側への前記露出部の移動に従って、前記係止部が前記折り返し部の基端側の端部に乗り上げて先端側から基端側に移動し、前記第1挟持部材の先端部が前記開口部から前記押え管の外側に向かって移動し、前記露出部が前記第2開口領域から前記第3開口領域内に移動して、前記係止部が前記折り返し部の基端側の端部を乗り越え、前記折り返し部と前記係止部との係止が解除されて、前記クリップ本体と前記連結部材とが分離される請求項5に記載のクリップ処置具。
  7. 前記クリップ本体と前記連結部材とが分離された状態において、基端側から先端側への前記操作ワイヤの移動に従って、前記連結部材が基端側から先端側に移動し、前記連結部材によって前記クリップ本体の基端部が先端側に押し出されて、前記クリップ本体がロックされた前記締め付けリングと、前記押え管とが分離される請求項6に記載のクリップ処置具。
  8. 前記2つの腕部の各々は、幅方向の両端部において、延在方向の長さが前記締め付けリングの軸方向の大きさよりも長い凹部を有し、
    前記クリップ本体が先端側から基端側に移動し、前記凹部の基端側の端部が前記締め付けリングの基端側の端部を越える位置まで移動すると、前記2つの腕部が弾性力によって互いに離間する方向に移動し、前記締め付けリングが前記凹部に係止されて、前記クリップ本体が前記締め付けリングにロックされ、
    前記締め付けリングと前記押え管とが分離された状態において、前記締め付けリングが、前記2つの腕部が対向する方向の外周面の両側から押し潰され、前記凹部の基端側の端部が前記締め付けリングの内周面と当接する位置まで移動して、前記クリップ本体と前記締め付けリングとのロックが解除され、
    前記クリップ本体と前記締め付けリングとのロックが解除された状態において、前記クリップ本体に対する先端側から基端側への前記締め付けリングの移動に従って、前記2つの腕部が前記閉状態から開いて前記開状態になる請求項7に記載のクリップ処置具。
  9. 前記2つの腕部の各々は、幅方向の両端部において、延在方向の長さが前記締め付けリングの軸方向の大きさよりも長い凹部を有し、
    前記クリップ本体が先端側から基端側に移動し、前記凹部の基端側の端部が前記締め付けリングの基端側の端部を越える位置まで移動すると、前記2つの腕部が弾性力によって互いに離間する方向に移動し、前記締め付けリングが前記凹部に係止されて、前記クリップ本体が前記締め付けリングにロックされ、
    前記締め付けリングと前記押え管とが分離された状態において、前記2つの腕部が対向する方向の外側面の両側から押圧され、前記凹部の基端側の端部が前記締め付けリングの内周面と当接する位置まで移動して、前記クリップ本体と前記締め付けリングとのロックが解除され、
    前記クリップ本体と前記締め付けリングとのロックが解除された状態において、前記締め付けリングに対する基端側から先端側への前記クリップ本体の移動に従って、前記2つの腕部が前記閉状態から開いて前記開状態になる請求項7に記載のクリップ処置具。
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