JPWO2018235162A1 - 電気機器接続装置及び開閉装置 - Google Patents

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Abstract

電気機器の接続部からの脱気を簡単かつ効果的に行うことができる電気機器接続装置及び開閉装置を得ることを目的とする。電気機器接続装置(100)は、軸方向に延びる中空部(13)と、軸直交方向に延びる貫通孔(14)を有し、複数の開閉装置(91)を互いに電気的に接続するブスバー(10)と、ブスバーに接続される計器用変圧器(92)とブスバーとを電気的に絶縁する絶縁栓(20)と、軸方向に延びる中空円筒状をなし、ブスバーが挿入されるブスバー支持部(31、41)と、軸直交方向に延び、絶縁栓が挿入固定される電気機器接続部(32、42)とを有する端末部材(30、40)と、一端が開閉装置に固定され、貫通孔を通って軸直交方向に延び、他端で絶縁栓を固定するスタッドボルト(50)とを備え、スタッドボルトとブスバーとの間に端末部材の内部空間(X)と中空部を連通する空隙(81)が形成されている。

Description

この発明は、電力の授受及び分配や遮断を行う開閉装置等に用いられる電気機器を接続する電気機器接続装置及び開閉装置に関するものである。
従来、母線導体を含む開閉装置において、2つの電気機器を電気的に接続するために、接触端子を囲んで開端から閉端に向かって直径が次第に小さくなる内周壁面を持つ絶縁筒体を一方の電気機器に設け、絶縁筒体の内周壁面に対応して先端に向かって直径が次第に小さくなる外周壁面を持ち、先端に接触端子を支持する絶縁柱体を他方の電気機器に設けたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されている技術では、電気機器の接続部において絶縁部材が密着して内部に閉鎖空間が形成されるため、接続時において接続部に空気が残留していると逃げ場を持たない空気によって空気溜まりが生じ絶縁性能が低下する。そこで、吸引装置を着脱可能な脱気工具を2つの電気機器を接続する際に一方の電気機器の接続部に装着し、この脱気工具を用いて2つの電気機器の接続部に混入した気体を外部に排出するものがある(例えば、特許文献2参照)。
国際公開第2004−049530号公報 国際公開第2017―022618号公報
しかしながら、特許文献2に開示されている技術は、エチレンプロピレンゴムなどの硬い部材で接続部を構成した場合、脱気工具を挿入・引き抜きするためのスペースを確保することが難しく、脱気作業自体が困難となる問題があった。また、シリコーンゴムなどの柔らかい部材で接続部を構成した場合、接続部が変形して閉鎖空間を形成しやすいために空気溜まりが生じやすく、脱気が不完全となり絶縁性能の低下を招く虞があった。
この発明は、上述のような問題を解決するためになされたもので、電気機器の接続部からの脱気を簡単かつ効果的に行うことができる電気機器接続装置及び開閉装置を得るものである。
この発明は、軸方向に延びる中空部と、軸方向と直交する軸直交方向に延びる貫通孔を有し、複数の開閉装置を互いに電気的に接続する母線導体と、母線導体に接続される電気機器に一端が接続されるとともに、電気機器と母線導体とを電気的に絶縁する絶縁筒体と、軸方向に延びる中空円筒状をなし、母線導体が挿入される母線導体支持部と、軸直交方向に延び、絶縁筒体が挿入固定される電気機器接続部とを有する端末部材と、一端が開閉装置に固定され、貫通孔を通って軸直交方向に延び、他端で絶縁筒体を固定する固定部材とを備え、固定部材と母線導体との間に端末部材の内部空間と中空部を連通する空隙が形成されているものである。
この発明によれば、電気機器の接続部からの脱気を簡単かつ効果的に行うことができる。
この発明の実施の形態1における電気機器接続装置を示す断面図である。 図1のA部を示す拡大断面図である。 この発明の実施の形態1に係る円弧導体を示す斜視図である。 図1のA部における分解断面図である。 端末部材に絶縁栓を挿入固定する様子を示す図である。 ブスバーの中空部を通じて脱気される空気の流れを示す図である。 この発明の実施の形態2に係る円弧導体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4における電気機器接続装置を示す断面図である。
実施の形態1.
以下に、本発明の実施の形態1を図1から図6に基づいて説明する。図1は、この発明の実施の形態1における電気機器接続装置を示す断面図であり、図2は図1のA部を示す拡大断面図である。電気機器接続装置100は、断路器等(図示なし)をそれぞれ収納する複数の開閉装置91の配列方向に沿って延び、複数の開閉装置91を互いに電気的に接続するブスバー10、すなわち母線導体と、開閉装置91とは反対側でブスバー10に接続される計器用変圧器92、すなわち電気機器とブスバー10との間を電気的に絶縁する絶縁栓20すなわち絶縁筒体とを備え、開閉装置91に対応する位置には、シリコーンゴムやエチレンプロピレンゴムなど、可撓性を有する絶縁物から構成され、ブスバー10を支持するブスバー支持部31、41、すなわち母線導体支持部と、絶縁栓20が挿入固定された電気機器接続部32、42と、開閉装置91に固定されたブッシング61が挿入固定された開閉装置接続部33、43とを有する端末部材30、40が設けられている。なお、実施の形態1では電気機器として計器用変圧器92を用いているが、これに限られるものでなく、例えば避雷器でもよい。
端末部材30は、端に位置する開閉装置91に対応し、ブスバー支持部31の一端に電気機器接続部32及び開閉装置接続部33が設けられたT字型をなしている。端末部材40は、中間部に位置する開閉装置91に対応し、ブスバー支持部31の中央部に電気機器接続部32及び開閉装置接続部33が設けられた十字型をなしている。
ブスバー10は、軸方向に延びる中空部13が内部に形成された円筒状の導体部12の周囲をエポキシ樹脂などの絶縁部11で覆ったものであり、それぞれの開閉装置91と対応する位置、より具体的には端末部材30、40のブスバー支持部31、41と開閉装置接続部33、43が交差する位置において、開閉装置91と電気的に接続されるために少なくとも5mm絶縁部11が除去されて導体部12が露出しているとともに、固定用のスタッドボルト50、すなわち固定部材が貫通する貫通孔14が軸方向と直交する軸直交方向に延びて形成されている。また、導体部12が露出している箇所は、図3に示す円弧導体631、632が上下から取り付けられている。円弧導体631、632は、図3に示すように厚みをもったアーチ形状の導体であり、その外周面には台座631b、632bが突設されているとともに、ブスバー10の貫通孔14と断面の形状及び大きさが同じ貫通孔631a、632aが設けられている。円弧導体631、632は、貫通孔631a、632aの位置をブスバー10の貫通孔14の位置に合わせ、半円筒周面をなした内周面631c、632cを導体部12の外周面に当接させることで導体部12に取り付けられる。なお、ブスバー10の先端(端に位置する開閉装置91に対応)においては、ブスバー10の先端から貫通孔14の直径以上間隔をあけて円筒状の端部導体64を配置し、端部導体64を円弧導体631、632で挟み込んでいる。
ブスバー10の貫通孔14及び円弧導体631、632の貫通孔631a、632aは、その径がスタッドボルト50の径よりも大きい。このため、スタッドボルト50が貫通した状態で、スタッドボルト50とブスバー10及び円弧導体631、632との間には空隙81が形成されている。この空隙81は、端末部材30、40の内部空間X、より具体的には絶縁栓20、端末部材30又は端末部材40、ブッシング61に囲まれた空間とブスバー10の中空部13とを連通する。このため、内部空間Xと中空部13との間では空気が自由に流通するようになっている。
ブッシング61は、エポキシ樹脂などの硬い絶縁物で構成され、開閉装置91に向かって断面積が大きくなる台形錐形状をなしている。ブッシング61の開閉装置91側の端部は開閉装置91内に組み込まれており、外周面に設けられた突出部が開閉装置91の筐体に係合している。ブッシング61の外周面を覆う開閉装置接続部33、43は、開閉装置91側に近いほど中空部分の断面積が大きくなるように内周面がテーパ状に形成されている。
また、ブッシング61は、その軸方向がブスバー10の軸直交方向と平行な円筒もしくは略直方体状をなした接続導体62を覆っている。接続導体62は、一端が開閉装置91に接続され、他端にはスタッドボルト50が螺合される穴部62aが形成されている。スタッドボルト50は、一端が穴部62aに螺合され、端末部材30、40内を軸直交方向に延び、円弧導体632の貫通孔632a、ブスバー10の貫通孔14、円弧導体631の貫通孔631aを通って他端が絶縁栓20に設けられたボルト接続部21に螺合されている。
ブッシング61及び接続導体62は、ブスバー10側の端部で円弧導体632と接続されることでブスバー10と電気的に接続されている。すなわち、ブスバー10は、円弧導体632及び接続導体62を介して開閉装置91と電気的に接続されている。
接続導体62、円弧導体631、632及び端部導体64の材質は特に限られるものではなく、銅又はアルミ等の通電性のよい金属であればよい。
絶縁栓20は、エポキシ樹脂などの硬い絶縁物で構成され、ブスバー10に遠いほど断面の径が大きくなる台形円筒状をなしている。絶縁栓20の外周面を覆う電気機器接続部32、42は、計器用変圧器92側に近いほど中空部分の断面積が大きくなるように内周面がテーパ状に形成されている。絶縁栓20の外周面と電気機器接続部32、42の内周面との境界部分である絶縁界面部82において、絶縁栓20の外周面と電気機器接続部32、42の内周面とは、互いに所定の面圧を加えながら密着している。また、絶縁栓20は、ブスバー10側の端部に設けられたボルト接続部21に螺合されたスタッドボルト50により固定されている。
次に、ブスバー10の接続時おける脱気について説明する。図4は、図1のA部における分解断面図であり、図5は、第1の端末部材に絶縁栓を挿入固定する様子を示す図である。なお、ここでは端末部材30におけるブスバー10の接続について説明するが、端末部材40におけるブスバー10の接続についても同様である。まず、穴部62aにスタッドボルト50を螺合した状態の接続導体62及びブッシング61を開閉装置接続部33の下方から挿入する。この状態のスタッドボルト50を貫通孔632aに貫通させることで円弧導体632を固定し、内周面632cに端部導体64を嵌め込んだ後、貫通孔631aにスタッドボルト50を貫通させることで円弧導体631を固定する。これにより、円弧導体631の内周面631cと円弧導体632の内周面632cにとの間にブスバー10の導体部12が嵌合する円筒状の空間が形成されるため、ブスバー支持部31内にブスバー10を挿入し、導体部12の先端部を円弧導体631と円弧導体632との間に形成された円筒状の空間に嵌合する。このとき、スタッドボルト50との間に空隙81が形成されるように、導体部12の先端面と端部導体64との間は、スタッドボルト50の直径以上の距離を空ける。
上記のようにしてブスバー10を接続した後、電気機器接続部32内に絶縁栓20を挿入して固定する。絶縁栓20の挿入固定は、まずボルト接続部21にスタッドボルト50の先端をねじ込み、図5に示すようにトルクレンチ99などの締付工具によってボルト接続部21をスタッドボルト50に締め付けることにより、電気機器接続部32を拡径しながら所定の位置まで絶縁栓20を押し込む。これにより、絶縁界面部82において所定の面圧が加わり、絶縁栓20が電気機器接続部32内に固定される。
絶縁栓20を挿入固定する際、内部空間Xに残存する空気は絶縁栓20が押し込まれることで圧縮されて気圧が上昇するが、絶縁界面部82における面圧が上昇して空気が混入しにくくなる一方で、空隙81から中空部13へは空気が自由に流れる状態であるため、絶縁栓20の挿入が進むとともに内部空間X内の空気は下方に押され、図6に示す空気の流れFのように内部空間Xからブスバー10の中空部13へ押し出される。
実施の形態1によれば、電気機器の接続部からの脱気を簡単かつ効果的に行うことができる。より具体的には、複数の開閉装置を互いに電気的に接続するブスバーの内部に軸方向に延びる中空部を設け、ブスバーに接続される計器用変圧器とブスバーとを電気的に絶縁する絶縁栓を固定するスタッドボルトが貫通する貫通孔の径をスタッドボルトの径よりも大きくすることで端末部材の内部空間とブスバーの中空部とを連通する空隙を形成した。これにより、絶縁栓を挿入固定する際に内部空間に残存する空気がブスバーの中空部に押し出されるので、絶縁栓の挿入固定作業を行うことで残存する空気の脱気も行われるので、別途脱気作業を行わずとも、脱気を行うことができ、接続部からの脱気が簡単になっている。また、挿入固定に伴う絶縁界面部における面圧の上昇のために空気がより確実にブスバーの中空部に流れるため、効果的に脱気を行うことができ、絶縁界面部への空気の混入による絶縁不良をより確実に防ぐことができる。
実施の形態2.
以下に、本発明の実施の形態2を図7に基づいて説明する。なお、図1から図6と同一または相当部分については同一符号を付し、その説明を省略する。実施の形態2は、スタッドボルトが貫通する貫通孔の径が異なる。図7は、実施の形態2に係る円弧導体を示す斜視図である。円弧導体731、732は、台座731b、732bの大きさを実施の形態1の台座631b、632bと同じにしたまま貫通孔731a、732aの径をスタッドボルト50の径の2倍以上とし、貫通孔731a、732aの体積が占める割合を大きくした。内周面731c、732cについては実施の形態1における内周面631c、632cと同様である。図示省略しているが、ブスバー10の貫通孔14と円弧導体731、732の貫通孔731a、732aとは断面の形状及び大きさが同じである点は実施の形態1と同様であるため、ブスバー10の貫通孔14の径もスタッドボルト50の径の2倍以上となっている。
その他については実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、ブスバー及び円弧導体に設けられる貫通孔の径をスタッドボルトの径の2倍以上としたので、ブスバー及び円弧導体とスタッドボルトのとの間に形成される空隙が大きくなり、通気性が向上することで端末部材の内部空間に残存する空気をより確実にブスバーの中空部へ流すことができる。
また、絶縁不良が発生するリスクをさらに小さくすることができる。より具体的には、円弧導体の台座の大きさを実施の形態1と同様としたまま、貫通孔が占める割合を大きくしたため、内部空間の体積が増加しており、内部空間内の空気が圧縮されにくくなっている。このため、内部空間に残存する空気の圧力が上昇して絶縁界面部へ空気が混入し、絶縁不良が発生するリスクをさらに小さくすることができる。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態1又は2において、例えばフッ素ゴムやエチレンプロピレンゴム等、シリコーンゴムよりも硬度が大きいゴムで端末部材30、40を構成したものである。この場合、端末部材30、40が変形しにくくなるので、絶縁栓20を電気機器接続部32、42に挿入する際に拡径に必要な力がより大きくなり、絶縁栓20の挿入固定後の絶縁界面部82において面圧がより強くなる。その他については実施の形態1と同様であるのでその説明を省略する。
実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、絶縁不良が発生するリスクをさらに小さくすることができる。より具体的には、端末部材をフッ素ゴムやエチレンプロピレンゴム等の硬度の大きいゴムで構成したので、絶縁界面部における面圧がより強くなり、内部空間に残存する空気が混入しにくくなった。このため、例えば温度上昇などにより内部空間に残存する空気の圧力が上昇しても空気の混入を防ぎ、絶縁不良が発生するリスクをさらに小さくすることができる。
実施の形態4.
以下に、本発明の実施の形態4を図8に基づいて説明する。なお、図1から図6と同一または相当部分については同一符号を付し、その説明を省略する。図8は、実施の形態4における電気機器接続装置を示す断面図である。電気機器接続装置400は、端末部材30、40がエポキシ樹脂等の硬い絶縁物で構成され、端末部材30、40のブスバー支持部31、41の内周面とブスバー10の絶縁部11の外周面との間、電気機器接続部32、42の内周面と絶縁栓20の外周面との間(絶縁界面部82)、開閉装置接続部33、43の内周面とブッシング61の外周面との間に、シリコーンゴムなど柔らかく可撓性がある絶縁物で構成された絶縁シート83、すなわち層状の絶縁体がそれぞれ介挿されている。
その他については実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態4によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、絶縁不良が発生するリスクをさらに小さくすることができる。より具体的には、端末部材をエポキシ樹脂等の硬い絶縁物で構成し、絶縁栓との間に、柔らかく可撓性がある絶縁物で構成された絶縁シートを介挿したので、絶縁界面部における端末部材と絶縁栓の密着性を維持しつつ、絶縁界面部における面圧がより強くなった。このため、内部空間に残存する空気が絶縁界面部に混入することをより確実に防ぐことができ、空気の混入による絶縁不良が発生するリスクをさらに小さくすることができる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
10 ブスバー、11 絶縁部、12 導体部、13 中空部、14 貫通孔、20 絶縁栓、30、40 端末部材、31、41 ブスバー支持部、32、42 電気機器接続部、33、43 開閉装置接続部、50 スタッドボルト、61 ブッシング、62 接続導体、631、632、731、732 円弧導体、631a、632a、731a、732a 貫通孔、81 空隙、82 絶縁界面部、83 絶縁シート、 91 開閉装置、92 計器用変圧器、100、400 電気機器接続装置、X 内部空間
この発明は、軸方向に延びる中空部と、軸方向と直交する軸直交方向に延びる貫通孔を有し、複数の開閉装置を互いに電気的に接続する母線導体と、母線導体に接続される電気機器に一端が接続されるとともに、電気機器と母線導体とを電気的に絶縁する絶縁と、軸方向に延びる中空円筒状をなし、母線導体が挿入される母線導体支持部と、軸直交方向に延び、絶縁が挿入固定される電気機器接続部とを有する端末部材と、一端が開閉装置に固定され、貫通孔を通って軸直交方向に延び、他端で絶縁を固定する固定部材とを備え、固定部材と母線導体との間に端末部材の内部空間と中空部を連通する空隙が形成されているものである。
端末部材30は、端に位置する開閉装置91に対応し、ブスバー支持部31の一端に電気機器接続部32及び開閉装置接続部33が設けられたT字型をなしている。端末部材40は、中間部に位置する開閉装置91に対応し、ブスバー支持部41の中央部に電気機器接続部42及び開閉装置接続部43が設けられた十字型をなしている。
次に、ブスバー10の接続時おける脱気について説明する。図4は、図1のA部における分解断面図であり、図5は、第1の端末部材に絶縁栓を挿入固定する様子を示す図である。なお、ここでは端末部材30におけるブスバー10の接続について説明するが、端末部材40におけるブスバー10の接続についても同様である。まず、穴部62aにスタッドボルト50を螺合した状態の接続導体62及びブッシング61を開閉装置接続部33の下方から挿入する。この状態のスタッドボルト50を貫通孔632aに貫通させることで円弧導体632を固定し、内周面632cに端部導体64を嵌め込んだ後、貫通孔631aにスタッドボルト50を貫通させることで円弧導体631を固定する。これにより、円弧導体631の内周面631cと円弧導体632の内周面632cとの間にブスバー10の導体部12が嵌合する円筒状の空間が形成されるため、ブスバー支持部31内にブスバー10を挿入し、導体部12の先端部を円弧導体631と円弧導体632との間に形成された円筒状の空間に嵌合する。このとき、スタッドボルト50との間に空隙81が形成されるように、導体部12の先端面と端部導体64との間は、スタッドボルト50の直径以上の距離を空ける。

Claims (6)

  1. 軸方向に延びる中空部と、前記軸方向と直交する軸直交方向に延びる貫通孔を有し、複数の開閉装置を互いに電気的に接続する母線導体と、
    前記母線導体に接続される電気機器に一端が接続されるとともに、前記電気機器と前記母線導体とを電気的に絶縁する絶縁筒体と、
    前記軸方向に延びる中空円筒状をなし、前記母線導体が挿入される母線導体支持部と、前記軸直交方向に延び、前記絶縁筒体が挿入固定される電気機器接続部とを有する端末部材と、
    一端が開閉装置に固定され、前記貫通孔を通って前記軸直交方向に延び、他端で前記絶縁筒体を固定する固定部材とを備え、
    前記固定部材と前記母線導体との間に前記端末部材の内部空間と前記中空部を連通する空隙が形成されていることを特徴とする電気機器接続装置。
  2. 前記貫通孔は、その径が前記固定部材の径の2倍以上であることを特徴とする請求項1に記載の電気機器接続装置。
  3. 前記端末部材は、シリコーンゴムで構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気機器接続装置。
  4. 前記端末部材は、フッ素ゴムまたはエチレンプロピレンゴムで構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気機器接続装置。
  5. 前記端末部材は、エポキシ樹脂で構成され、前記端末部材と前記絶縁筒体の間には可撓性を有する層状の絶縁体が介挿されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気機器接続装置。
  6. 配列方向に沿って配列され、前記配列方向に沿って延設された母線導体によって互いに電気的に接続される複数の開閉装置であって、
    それぞれの開閉装置は、請求項1から5のいずれか1項に記載の電気機器接続装置に接続されていることを特徴とする開閉装置。
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