JPWO2018230561A1 - 緊急情報処理装置、システム、方法およびプログラム - Google Patents

緊急情報処理装置、システム、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

通信端末から他の通信端末へ緊急情報を報知する際のトラフィックの増大を軽減することを可能にするため、通信端末から緊急情報を受信し、前記緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定し、前記報知先へ前記緊急情報を送信する。

Description

本発明は、通信端末が送信した緊急情報を他の通信端末へ報知する、緊急情報処理装置、システム、方法および記録媒体に関する。
病気や事故などの緊急事態が発生した場合に通信端末から周囲の通信端末へ緊急情報を報知する方法として、たとえば、特許文献1や特許文献2に記載の方法がある。
特許文献1に記載の方法では、ある通信端末から緊急情報が送信された場合、その通信端末が接続する無線基地局が無線基地局のカバレッジ内に存在する通信端末に対してブロードキャストで緊急情報を報知する。また、特許文献2に記載の方法では、緊急情報の報知先を、さらに、カバレッジが隣接する無線基地局のカバレッジ内の通信端末へ拡大している。
しかし、特許文献1および特許文献2に記載の方法では、報知単位が無線基地局のカバレッジとなっている。そのため、報知範囲を自由に設定することができない。また、報知元の通信端末と同一の通信事業者に加入している通信端末へ緊急情報を報知することができるが、他の通信事業者に加入している通信端末へ緊急情報を報知することができない。
また、特許文献3には、災害情報配信サーバ等の配信元から通信端末に向けて緊急情報を報知し、緊急情報を受信した通信端末から情報収集サーバへ通信端末の情報を送信する方法が記載されている。この方法では、配信元から緊急情報を受信した配信装置が配信エリアを特定して無線基地局へ緊急情報を送信し、無線基地局が配信エリアに緊急情報を送信する。この方法でも、報知範囲は無線基地局のセル単位であるため自由に設定することができない。また、配信装置が緊急情報を報知する報知先は、配信装置と同一の通信事業者の通信端末である。
これに対し、特許文献4に記載の方法では、発信側の通信端末が自身の位置情報を含む緊急情報を送信し、緊急情報を受信した通信端末が自身の位置情報と発信側の通信端末の位置情報を比較して、所定距離内の場合に緊急事態発生を通知する表示を行っている。そのため、この方法では、報知範囲を無線基地局のカバレッジ単位ではなく通信端末間の距離で指定することができる。また、この方法では、緊急通報処理装置が各通信事業者の網接続装置と接続することにより、緊急通報を各通信事業者の通信端末へ送信することができる。
特開2008−077562号公報 特開2010−193234号公報 特開2016−127522号公報 特開2007−074449号公報
"3GPP TS 23.041 V14.0.0"、2016年9月、p.17−25
しかし、特許文献4に記載の方法では、すべての緊急情報が各通信事業者に報知される。そのため、緊急情報の報知によって、緊急情報の送信元の通信事業者だけでなく、送信元の通信事業者とは異なる通信事業者のトラフィックも増大させてしまう。
本発明の目的は、通信端末から他の通信端末へ緊急情報を報知する際のトラフィックの増大を軽減することを可能にする、緊急情報処理装置、システム、方法および記録媒体を提供することにある。
上述の問題を解決するために、本発明の緊急情報処理装置は、通信端末から緊急情報を受信する緊急情報受信手段と、前記緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する報知先決定手段と、前記報知先へ前記緊急情報を送信する緊急情報送信手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の緊急情報処理方法は、通信端末から緊急情報を受信し、前記緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定し、前記報知先へ前記緊急情報を送信することを特徴とする。
また、本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶された緊急情報処理プログラムは、コンピュータに、通信端末から緊急情報を受信する緊急情報受信機能と、前記緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する報知先決定機能と、前記報知先へ前記緊急情報を送信する緊急情報送信機能を実現させることを特徴とする。
本発明の緊急情報処理装置、システム、方法および記録媒体により、通信端末から他の通信端末へ緊急情報を報知する際のトラフィックの増大を軽減することが可能になる。
本発明の第一の実施形態の緊急情報処理装置の構成例を示す図である。 本発明の第一の実施形態の緊急情報処理装置の動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の緊急情報処理システムの構成例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の通信端末の構成例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の通信端末の構成例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の信頼度を説明するための図である。 本発明の第二の実施形態の緊急情報処理システムの動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の緊急情報処理システムの動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の緊急情報処理システムの動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の緊急情報処理システムの動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の緊急情報処理システムの動作例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の緊急情報処理システムの動作例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の緊急情報処理システムの動作例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の緊急情報処理システムの動作例を示す図である。 本発明の各実施形態のハードウェア構成例を示す図である。
[第一の実施形態]
本発明の第一の実施の形態について説明する。
図1に本実施形態の緊急情報処理装置10の構成例を示す。本実施形態の緊急情報処理装置10は、緊急情報受信部11、報知先決定部12および緊急情報送信部13により構成される。
緊急情報受信部11は、通信端末から緊急情報を受信する部分である。報知先決定部12は、緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する部分である。緊急情報送信部13は、報知先へ緊急情報を送信する部分である。
このように緊急情報処理装置10を構成することによって、緊急情報処理装置10は、緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する。これにより、信頼度が低い緊急情報の報知先を絞ることで、トラフィックの増大を軽減することが可能になる。そのため、通信端末から他の通信端末へ緊急情報を報知する際のトラフィックの増大を軽減することが可能になる。
次に、図2に本実施形態の緊急情報処理装置10の動作の例を示す。
まず、緊急情報受信部11は、通信端末から緊急情報を受信する(ステップS101)。次に、報知先決定部12は、緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する(ステップS102)。そして、緊急情報送信部13は、報知先へ緊急情報を送信する(ステップS103)。
このように動作することによって、緊急情報処理装置10は、緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する。これにより、信頼度が低い緊急情報の報知先を絞ることで、トラフィックの増大を軽減することが可能になる。そのため、通信端末から他の通信端末へ緊急情報を報知する際のトラフィックの増大を軽減することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第一の実施形態では、緊急情報処理装置10は、緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する。これにより、信頼度が低い緊急情報の報知先を絞ることで、トラフィックの増大を軽減することが可能になる。そのため、通信端末から他の通信端末へ緊急情報を報知する際のトラフィックの増大を軽減することが可能になる。
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施の形態について説明する。本実施形態では、移動体通信システムの標準規格である3GPP(Third Generation Partnership Project)における、緊急地震速報(ETWS:Earthquake and Tsunami Warning System)の技術(非特許文献1)を利用する場合の例について説明する。
まず、図3に本実施形態の緊急情報処理システムの構成例を示す。本実施形態の緊急情報処理システムは、緊急情報処理装置10、無線基地局20、通信端末30、通信端末40、CBC(Cell Broadcast Center)50、CBE(Cell Broadcast Entity)60および関係機関70により構成される。なお、システム内の各装置の数はいずれも一台以上で任意である。
緊急情報処理装置10(10A、10B)は、緊急情報の報知に関する処理を行う装置である。本実施形態では、MME(Mobile Management Entity)が緊急情報処理機能を備えるものとするが、CBC50が緊急情報処理機能を備える緊急情報処理装置10であっても良い。また、緊急情報処理装置10は、MMEやCBCとは独立の装置であっても良い。なお、本実施形態では、各通信事業者が一台ずつMME(緊急情報処理装置10)を備えるものとする。
無線基地局20(20Aa、20Ab、20Ba、20Bb)は、移動体通信における無線基地局であり、たとえばeNodeB(evolved NodeB)である。無線基地局20は、通信端末30および通信端末40をコアネットワークへ接続する。
通信端末30および通信端末40(40Aa2、40Ab1、40Ab2、40Ba1、40Bb1)は、利用者が保持する通信端末である。通信端末30および通信端末40は無線基地局20経由で緊急情報処理装置10と緊急情報を送受信する。なお、本実施形態では、通信端末30が緊急情報を発信し、通信端末40が緊急情報を受信するものとする。
CBC50(50A、50B)は、ETWSにおける情報配信サーバである。CBE60は、ETWSにおける情報配信元である。また、関係機関70は、警察、消防、病院等の関係機関の、通信端末40以外の緊急情報の報知先である。たとえば、関係機関70は、緊急事態への対処方針を決定するために、通信端末30で収集された生体情報等(たとえば、心拍数・血圧・温度・振動等)を取得する装置である。
なお、本実施形態では、異なる通信事業者の緊急情報処理装置10(たとえば緊急情報処理装置10Aと緊急情報処理装置10B)は、CBE60を介して緊急情報を送受信するものとする。あるいは、緊急情報サービスの取りまとめを行う調停機関の装置(各通信事業者のCBCに接続)など、CBE60以外の装置を介して情報を送受信しても良い。
また、図3では、本実施形態をE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)で実施する場合の構成例を示しているが、本実施形態をGSM(Global System for Mobile communications:登録商標)やUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)で実施することも可能である。すなわち、本実施形態をGSMで実施する場合、図3のMMEはBSC(Base Station Controller)、eNodeBはBTS(Base Transceiver Station)、UE(User Equipment)はMS(Mobile Station)である。また、本実施形態をUMTSで実施する場合、図3のMMEはRNC(Radio Network Controller)、eNodeBはNodeBである。
次に、図4に通信端末30の構成例を示す。通信端末30は、緊急情報を発信する装置である。通信端末30は、位置情報取得部31および緊急情報送信部32により構成される。
位置情報取得部31は、自装置の位置情報を取得する部分である。緊急情報送信部32は、緊急事態が発生したときに、緊急情報を無線基地局20Aa経由で緊急情報処理装置10Aへ送信する部分である。本実施形態では、緊急情報送信部32は、自装置の位置情報を含む緊急情報を送信する。また、緊急情報送信部32は、利用者が希望する報知範囲や緊急情報の送信時刻や緊急事態の発生時刻を緊急情報に含めて送信しても良い。
また、通信端末30は、加速度/圧力/音/温度/湿度/バイタル情報(心拍数)等の各種センサーにより緊急事態を検知する緊急事態検知機能を備え、緊急情報送信部32は、緊急事態検知機能が緊急事態を検知したときに緊急情報を送信しても良い。あるいは、緊急情報送信部32は、利用者の操作や他のウェアラブルデバイス等との連携により緊急情報を送信しても良い。
次に、図5に通信端末40の構成例を示す。通信端末40は緊急情報を受信する装置である。通信端末40は、緊急情報受信部41、位置情報取得部42および報知部43により構成される。なお、通信端末30は通信端末40の機能を、通信端末40は通信端末30の機能を備えていても良い。
緊急情報受信部41は、無線基地局20経由で緊急情報処理装置10から緊急情報を受信する部分である。
位置情報取得部42は、自装置の位置情報を取得する部分である。
報知部43は、ブザー鳴動やメッセージの表示等で利用者へ緊急情報を受信したことを報知する部分である。報知部43は、受信した緊急情報に含まれる、緊急情報の送信元の通信端末30の位置情報と自装置の位置情報を比較し、通信端末30と自装置の距離が所定の報知範囲内にあるとき、緊急情報を受信したことを報知する。
報知部43は、報知部43が緊急事態を報知する通信端末30の範囲を、利用者の設定等によりあらかじめ保持し、通信端末30が範囲内にあるときに緊急事態であることを報知しても良い。あるいは、緊急情報が報知範囲を含む場合には、その報知範囲内に自装置が含まれるときに緊急事態であることを報知しても良い。あるいは、緊急情報に含まれる報知範囲と、自装置が保持する報知範囲を比較し、いずれかの報知範囲にもう一方の通信端末が含まれるときに緊急事態であることを報知しても良い。さらに、報知部43は通信事業者により定められた報知範囲の上限値をあらかじめ保持し、緊急情報に含まれる報知範囲や自装置が保持する報知範囲に基づいて決定した報知範囲が上限値より大きいとき、上限値を報知範囲としても良い。また、上限値は、緊急情報処理装置10から受信しても良い。
次に、図1を用いて緊急情報処理装置10(10A、10B)について説明する。
緊急情報受信部11は、通信端末30から緊急情報を受信する部分である。緊急情報送信部13は、報知先へ緊急情報を送信する部分である。
報知先決定部12は、緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する部分である。信頼度は、緊急情報が誤報でなく信頼できるものなのかを示す指標である。報知先決定部12は、緊急情報の受信回数に基づいて信頼度を推定し、緊急情報の信頼度が大きくなるほど報知先を多くする。
より具体的には、たとえば、報知先決定部12は、信頼度が第一のしきい値より大きいとき、報知先を自装置の管理下の第一の通信装置に決定する。第一の通信装置は、たとえば、各々の緊急情報処理装置10と同一の通信事業者の無線基地局20である。
本実施形態では、第一の通信装置は、自通信事業者の無線基地局20であるとする。本実施形態の報知先決定部12は、通信端末30の位置から報知範囲内にある通信端末40へ緊急情報を報知できるよう、通信端末30の位置から所定の報知範囲をカバレッジに含む無線基地局20を第一の通信装置として決定する。
たとえば、緊急情報処理装置10Aの報知先決定部12は、通信端末40Aa2、通信端末40Ab1が報知範囲内の場合、無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abを報知先(第一の通信装置)とする。そして、緊急情報送信部13は、無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abへ緊急情報を送信する。緊急情報を受信した無線基地局20Aaは、通信端末30および通信端末40Aa2へ、無線基地局20Abは、通信端末40Ab1および通信端末40Ab2へ緊急情報を送信する。
なお、報知先決定部12は、報知範囲を通信端末30から受信しても良い。また、報知先決定部12は通信端末30から受信した報知範囲が所定の上限値より広い場合には、上限値を報知範囲としても良い。
また、報知先決定部12は、信頼度が第二のしきい値より大きいとき、報知先にさらに第一の通信装置とは異なる第二の通信装置を追加する。第二の通信装置は、たとえば、他の通信事業者の管理下の緊急情報処理装置10や、関係機関70である。たとえば緊急情報処理装置10Aの場合、緊急情報処理装置10Bや関係機関70を報知先に追加する。
なお、信頼度に対するしきい値の数は、二つに限られない。たとえば、第一のしきい値より大きく第二のしきい値より小さい第三のしきい値や、第二のしきい値より大きい第四のしきい値を設けても良い。そして、信頼度が第一のしきい値より大きい場合には通信端末30が接続する無線基地局20(無線基地局20Aa)を報知先とし、信頼度が第三のしきい値より大きい場合に同一通信事業者の無線基地局20(無線基地局20Ab)を追加しても良い。また、信頼度が第二のしきい値より大きいときに関係機関70を報知先に追加し、信頼度が第四のしきい値より大きいときに他の通信事業者の緊急情報処理装置10(緊急情報処理装置10B)を報知先に追加しても良い。
また、本実施形態の報知先決定部12は、緊急情報を受信したとき、信頼度を算出する。たとえば、報知先決定部12は、緊急情報の受信時刻、送信時刻、緊急事態の発生時刻、通信端末30の位置等に基づいて、最新の緊急情報に類似している過去の緊急情報を判断し、類似している過去の緊急情報の受信回数を信頼度とする。
たとえば、報知先決定部12は、緊急情報を受信したとき、過去の所定時間内に受信した緊急情報と最新の緊急情報との組み合わせの各々について、通信端末30の位置を比較する。そして、最新の緊急情報の通信端末30の位置と過去の緊急情報の通信端末30の位置との間の距離が所定の値以下の組み合わせの数を信頼度とする。このようにすると、通信端末30の周囲でより多くの緊急情報が発生しているときに、信頼度が高くなることになる。
また、報知先決定部12は以下の方法で信頼度を算出しても良い。この方法では、類似の緊急情報のグループに対してイベントID(identification)を付与し、緊急情報を受信したとき、イベントIDに対する受信回数をカウントする。
たとえば、緊急情報処理装置10は、緊急情報の受信時刻が所定時間内、かつ、通信端末30が所定の範囲内のときに緊急情報が類似していると判断し、また、信頼度が2以上のときに他通信事業者への報知を行うとする。そして、緊急情報処理装置10が図6のように3つの通信端末30(30A、30B、30C)(いずれも互いに所定の範囲内に存在)から緊急情報を受信したとする。
このとき、まず、報知先決定部12は、通信端末30Aから緊急情報を受信したとき、類似の緊急情報を所定時間内に受信していないため、新規のイベントID(イベントID−aとする)を払い出し、イベントID−aの信頼度を1とする。また、報知先決定部12は、通信端末30Aの緊急情報の報知先を自通信事業者の無線基地局20とし、緊急情報送信部13は通信端末30Aの緊急情報を自通信事業者の無線基地局20へ送信する。
次に、報知先決定部12は、通信端末30Bから緊急情報を受信したとき、通信端末30Aの緊急情報と類似しているため、イベントID−aの信頼度を2へカウントアップする。また、報知先決定部12は、通信端末30Bの緊急情報の報知先を自通信事業者の無線基地局20および他通信事業者に決定し、緊急情報送信部13は通信端末30Bの緊急情報を自通信事業者の無線基地局20および他通信事業者に送信する。
また、このとき、報知先決定部12は、イベントID−aの信頼度が2となったため、イベントID−aに紐づく通信端末30Aの緊急情報についても、報知先に他通信事業者を追加し、緊急情報送信部13は、通信端末30Aの緊急情報を他通信事業者に送信する。
次に、報知先決定部12は、通信端末30Cから緊急情報を受信したとき、通信端末30Bの緊急情報と類似しているが、通信端末30Aの緊急情報とは類似していないため、新規のイベントID(イベントID−bとする)を払い出し、信頼度を2とする。また、報知先決定部12は、通信端末30Cの緊急情報の報知先を自通信事業者の無線基地局20および他通信事業者に決定し、緊急情報送信部13は通信端末30Cの緊急情報を自通信事業者の無線基地局20および他通信事業者に送信する。
この方法では、所定時間内に受信した緊急情報についても、信頼度が上がれば他の通信事業者にも緊急情報を報知することが可能になる。
また、報知先決定部12は、同一の緊急情報の受信回数に基づいて信頼度を算出しても良い。このとき、通信端末30は所定時間あるいは利用者によって停止操作が行われるまで、同じ緊急情報を繰り返し送信する。この場合、たとえば、緊急事態が解消して緊急情報の送信が停止されるまでの時間が長いほど、信頼度が高くなる。
また、緊急情報受信部11は、緊急情報を受信したときに通信端末30の利用者認証を利用可否フラグに基づいて行っても良い。利用可否フラグは、緊急情報の報知サービスを利用可能な利用者かどうか、過去の利用実績、たとえば、過去に不正な報知(いたずらなど)を行った利用者かどうか、等の情報に基づいて、あらかじめ通信事業者によって設定されているものとする。
このように緊急情報処理装置10を構成することによって、緊急情報処理装置10は、緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する。これにより、信頼度が低い緊急情報の報知先を絞ることで、トラフィックの増大を軽減することが可能になる。そのため、通信端末から他の通信端末へ緊急情報を報知する際のトラフィックの増大を軽減することが可能になる。
次に、図7から図11を用いて、本実施形態の緊急情報処理システムの動作例について説明する。本実施形態の緊急情報報知システムの動作例は、緊急情報がMMEまで通知される場合とCBCまで通知される場合の二つのパターンがある。図7から図9は緊急情報がMMEまで通知される場合の動作例、図10から図11は緊急情報がCBCまで通知される場合の動作例である。
緊急情報がMMEまで通知される場合、CBCまで通知される場合に比べて、通信端末40が報知を行うまでの時間を短くすることができる。また、緊急情報がCBCまで通知される場合、ETWSの標準に準拠したシーケンスとなるため、ETWS技術の拡張によって容易に本実施形態を実施することが可能である。また、本実施形態では、MMEが緊急情報処理装置10であることを前提に説明を行っているが、CBCを緊急情報処理装置10とすることも可能である。
なお、ここでは、緊急情報処理装置10Aは、信頼度が1以上のときに同一の通信事業者内に緊急情報を送信し、信頼度が10以上のときに関係機関70および他の通信事業者へ向けて緊急情報を送信するものとする。
まず、図7から図9を用いて、緊急情報がMMEまで通知される場合の動作例について説明する。
通信端末30は、緊急事態を検知すると(図7のステップS201)、緊急情報を無線基地局20Aa経由で緊急情報処理装置10Aへ送信する(ステップS202、ステップS203)。このとき、通信端末30は、自装置の位置情報、緊急事態が発生した時刻の時刻情報、報知範囲および緊急事態の内容に関する情報を含む緊急情報を送信する。なお、報知範囲はあらかじめ通信端末30の利用者により通信端末30に設定されているものとする。また、報知範囲は、本実施形態では、通信端末30からの距離、すなわち、通信端末30を中心とした円の半径であるとするが、報知範囲の形状は円ではなく、任意の形状であっても良い。
緊急情報を受信した緊急情報処理装置10Aは、通信端末30が緊急情報サービスを利用可能かどうか確認する。そして、通信端末30が緊急情報サービスを利用可能な場合、緊急情報処理装置10Aは信頼度を判定する。ここでは、緊急情報処理装置10Aが判定した信頼度は1であったとする(ステップS204)。
そして、緊急情報処理装置10Aは、信頼度が1のため、報知先を同一通信事業者の無線基地局20に決定する。このとき、緊急情報処理装置10Aは、まず、緊急情報に含まれる報知範囲が緊急情報処理装置10Aにあらかじめ設定されている報知範囲の上限値より大きいとき、報知範囲を上限値とする。そして、緊急情報処理装置10Aは、報知範囲、緊急情報に含まれる位置情報、各々の無線基地局20のカバレッジに基づいて、緊急情報を報知する無線基地局20を決定する。
ここでは、通信端末40Aa2および通信端末40Ab1が報知範囲に入っているものとする。そのため、緊急情報処理装置10Aは、無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abへ緊急情報を送信する(ステップS205)。このとき、緊急情報処理装置10Aは、たとえば、Write Replace Warning Requestメッセージおよび通信端末30の位置情報、緊急事態が発生した時刻の時刻情報、報知範囲および緊急事態の内容に関する情報を送信する。また、緊急情報処理装置10Aから無線基地局20へ、通信事業者が定める報知範囲の上限値を送信しても良い。
なお、非特許文献1では、CBCがETWSメッセージを生成しているが、本実施形態では、緊急情報の送信元は通信端末30である。そのため、通信端末30がWrite Replace Warning Requestメッセージを生成しても良い。
緊急情報を受信した無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abは、管理下の通信端末40に対してブロードキャストで緊急情報を送信する(ステップS206、ステップS208)。このとき、無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abは、たとえば、Cell Broadcast deliveryメッセージおよび通信端末30の位置情報、緊急事態が発生した時刻の時刻情報、報知範囲、緊急事態の内容に関する情報を送信する。(無線基地局20Aaは通信端末30に対しても緊急情報を送信するが、通信端末30は当該緊急情報の送信元のため、受信した緊急情報を無視する。)
また、無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abは、緊急情報の送信後、緊急情報処理装置10Aに対して応答する(ステップS210)。無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abは、たとえば、Write Replace Warning Responseメッセージを送信する。
緊急情報を受信した通信端末40Aa2、通信端末40Ab1、通信端末40Ab2は、利用者へ報知するか否かを判定する(ステップS207、ステップS209)。このとき、各通信端末40は、通信端末30の位置、緊急情報に含まれる報知範囲、自装置の位置および自装置に設定されている報知範囲に基づいて、利用者へ報知するか否かを判定する。通信端末40Aa2および通信端末40Ab1は、報知範囲内のため、利用者に対してブザー鳴動などで報知を行う。通信端末40Ab2は報知範囲外のため、報知を行わない。
なお、このとき、通信端末40は、報知範囲があらかじめ通信事業者により設定された上限値より広い場合には、上限値を報知範囲としても良い。また、上限値は無線基地局20経由で緊急情報処理装置10Aから受信しても良い。
図8および図9は、緊急情報処理装置10Aが算出した信頼度が10であった場合の緊急情報処理システムの動作例である。ステップS201からステップS203は図7と同様である。
信頼度が10の場合は(ステップS211)、緊急情報処理装置10Aは、報知先に関係機関70およびCBE60を追加する。そして、緊急情報処理装置10Aは、無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abへ緊急情報を送信する(ステップS212)。その後、緊急情報処理システムは、図7のステップS206からステップS210と同様の動作を行う。
また、緊急情報処理装置10Aは、CBC50A経由で関係機関70およびCBE60へ緊急情報を送信する(ステップS213からステップS216)。
緊急情報を受信したCBE60は、CBC50B経由で緊急情報処理装置10Bへ緊急情報を送信する(図9のステップS217、ステップS218)。CBC50Bの配下に緊急情報処理装置10が複数ある場合には、ステップS218の後、CBC50Bは通信端末30の位置情報、報知範囲および配下の無線基地局20のカバレッジに基づいて、緊急情報の送信先の緊急情報処理装置10を決定する。
緊急情報を受信した緊急情報処理装置10Bは、緊急情報に含まれる信頼度により、緊急情報を報知するか否かを判定する(ステップS219)。そして、緊急情報処理装置10Bは、報知すると判定した場合、通信端末30の位置、報知範囲、あらかじめ緊急情報処理装置10Bに設定されている報知範囲の上限値、および、配下の無線基地局20のカバレッジに基づいて、報知先の無線基地局20を決定する。ここでは、緊急情報処理装置10Bは無線基地局20Baを報知先として決定したとする。そして、緊急情報処理装置10Bは無線基地局20Baへ緊急情報を送信する(ステップS220)。
緊急情報を受信した無線基地局20Baは、管理下の通信端末40Ba1へ緊急情報を送信する(ステップS221)。そして、応答を緊急情報処理装置10Bへ送信する(ステップS223)。
緊急情報を受信した通信端末40Ba1は、緊急情報に含まれる位置情報、報知範囲、自装置の位置情報および自装置の報知範囲に基づいて報知するか否かを判定し、報知すると判定した場合には報知を行う(ステップS222)。
次に、図10および図11を用いて、緊急情報がCBCまで送信される場合の動作例について説明する。図10は、図7に対する差分、図11は、図8に対する差分である。
図7のステップS204の後、緊急情報処理装置10AはCBC50Aへ緊急情報を送信する(図10のステップS301)。
緊急情報を受信したCBC50Aは、緊急情報に含まれる位置情報、報知範囲、および、配下の無線基地局20のカバレッジに基づき、同一の通信事業者の緊急情報処理装置10の中から、緊急情報の送信先の緊急情報処理装置10を決定する。そして、決定した緊急情報処理装置10(ここでは緊急情報処理装置10A)へ緊急情報(たとえばWrite Replace Warning Request)を送信する(ステップS302)。また、緊急情報処理装置10AはCBC50Aへ応答(たとえばWrite Replace Warning Response)する。そして、緊急情報処理装置10Aは、図7のステップS205と同様に、無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abへ緊急情報を送信する。
また、緊急情報処理装置10Aは、無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abから緊急情報送信に対する応答を受信したとき(図7のステップS210)、CBC50Aへ応答(たとえばWrite Replace Warning Indication)する(図10のステップS303)。
また、図8のステップS211の後、緊急情報処理装置10AはCBC50Aへ緊急情報を送信する(図11のステップS304)。緊急情報を受信したCBC50Aは、緊急情報に含まれる位置情報、報知範囲および配下の無線基地局20のカバレッジに基づき、同一の通信事業者の緊急情報処理装置10の中から、緊急情報の送信先の緊急情報処理装置10を決定する。そして、決定した緊急情報処理装置10(ここでは緊急情報処理装置10A)へ緊急情報を送信する(ステップS305)。
このように動作することによって、緊急情報処理装置10は、緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する。これにより、信頼度が低い緊急情報の報知先を絞ることで、トラフィックの増大を軽減することが可能になる。そのため、通信端末から他の通信端末へ緊急情報を報知する際のトラフィックの増大を軽減することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第二の実施形態では、緊急情報処理装置10は、緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する。これにより、信頼度が低い緊急情報の報知先を絞ることで、トラフィックの増大を軽減することが可能になる。そのため、通信端末から他の通信端末へ緊急情報を報知する際のトラフィックの増大を軽減することが可能になる。
なお、本実施形態で説明した緊急情報報知機能は、緊急情報の報知以外に、広告配信等に利用することも可能である。
[第三の実施形態]
次に、本発明の第三の実施の形態について説明する。本実施形態では、緊急情報をキャンセルする場合について説明する。緊急情報のキャンセルは、たとえば、誤操作等により通信端末30から誤って緊急情報が発信された場合や、緊急状態が解消して救助が必要なくなった場合などに、利用者による通信端末30の操作等によって行われる。
まず、図1を用いて本実施形態の緊急情報処理装置10の構成例について説明する。本実施形態の緊急情報処理装置10の構成例は、第二の実施形態と同様である。緊急情報の報知に関しては、第二の実施形態と同様のため説明を省略する。
本実施形態の緊急情報受信部11は、さらに、緊急情報に対するキャンセル通知を通信端末30から受信する。
また、本実施形態の報知先決定部12は、さらに、キャンセル通知の送信元の通信端末30の緊急情報の報知先をキャンセル通知の送信先として決定する。具体的には、たとえば、報知先決定部12は、過去の緊急情報の送信元の通信端末30の情報と信頼度の対応関係を記憶しておき、キャンセル通知の送信元の通信端末30に対応する信頼度に対応する報知先をキャンセル通知の送信先として決定する。
そして、本実施形態の緊急情報送信部13は、さらに、キャンセル通知を報知先決定部12が決定した送信先へ送信する。
このように緊急情報処理装置10を構成することによって、緊急情報処理装置10は、緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する。これにより、信頼度が低い緊急情報の報知先を絞ることで、トラフィックの増大を軽減することが可能になる。そのため、通信端末から他の通信端末へ緊急情報を報知する際のトラフィックの増大を軽減することが可能になる。
また、本実施形態の緊急情報処理装置10は、キャンセル通知を通信端末30から受信して緊急情報の報知先へ送信する。そのため、緊急情報の報知のキャンセルが可能になる。
次に、図12から図14に本実施形態の緊急情報処理システムの動作例を示す。本実施形態の緊急情報報知システムの動作例は、緊急情報がMMEまで通知される場合とCBCまで通知される場合の二つのパターンがある。図12から図13は緊急情報がMMEまで通知される場合の動作例、図14は緊急情報がCBCまで通知される場合の動作例である。
なお、緊急情報の報知に関しては、第二の実施形態と同様のため説明を省略し、ここでは、キャンセル動作の例について説明する。
まず、緊急情報がMMEまで通知される場合の動作例について説明する。
通信端末30は、キャンセルが実施されると(図12のステップS401)、キャンセル通知を無線基地局20Aa経由で緊急情報処理装置10Aへ送信する(ステップS402、ステップS403)。
キャンセル通知を受信した緊急情報処理装置10Aは、キャンセル通知の送信元の通信端末30が送信した緊急情報の報知先へ、キャンセル通知を送信する(ステップS404)。ここでは、緊急情報処理装置10Aは、無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abへキャンセル通知を送信する。また、このとき、緊急情報処理装置10Aは、たとえば、Kill Requestメッセージおよびキャンセルする緊急情報を特定する情報を送信する。キャンセルする緊急情報を特定する情報は、緊急情報に対して一意に付与されたIDや、通信端末30に対して一意に付与されたIDなどが考えられ、緊急情報の送信時に通信端末40、他通信事業者および関係機関70へ送信されているものとする。
キャンセル通知を受信した無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abは、管理下の通信端末40に対してブロードキャストでキャンセル通知を送信する(ステップS405、ステップS407)。このとき、無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abは、たとえば、Stop Cell Broadcast deliveryメッセージおよびキャンセルする緊急情報を特定する情報を送信する。
また、無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abは、キャンセル通知の送信後、緊急情報処理装置10Aに対して応答する(ステップS409)。無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abは、たとえば、Kill Responseメッセージを送信する。
キャンセル通知を受信した通信端末40Aa2、通信端末40Ab1、通信端末40Ab2は、キャンセル対象の緊急情報を利用者に対して報知済みの場合、キャンセルされたことを報知する(ステップS406、ステップS408)。(無線基地局20Aaは通信端末30に対してもキャンセル通知を送信するが、通信端末30はキャンセル通知の送信元のため、受信したキャンセル通知を無視する。)キャンセル対象の緊急情報を報知していない場合は、通信端末40は、キャンセル対象の緊急情報およびキャンセルの報知を行わない。
緊急情報を他の通信事業者や関係機関70へ送信している場合、緊急情報処理装置10Aは、CBC50A経由で関係機関70およびCBE60へキャンセル通知を送信する(図13のステップS410からステップS413)。
キャンセル通知を受信したCBE60は、CBC50B経由で緊急情報処理装置10Bへ緊急情報を送信する(ステップS414、ステップS415)。緊急情報処理装置10Bは、キャンセル対象の緊急情報の送信先の無線基地局20、ここでは、無線基地局20Baへキャンセル通知を送信する(ステップS416)。
キャンセル通知を受信した無線基地局20Baは、管理下の通信端末40Ba1へキャンセル通知を送信する(ステップS417)。そして、応答を緊急情報処理装置10Bへ送信する(ステップS419)。
キャンセル通知を受信した通信端末40Ba1は、キャンセル対象の緊急情報を報知済みの場合、緊急情報のキャンセルを利用者へ報知する(ステップS418)。
次に、図14を用いて、緊急情報がCBCまで送信される場合の動作例について説明する。図14は、図12に対する差分である。
図12のステップS403の後、緊急情報処理装置10AはCBC50Aへキャンセル通知を送信する(図14のステップS501)。
キャンセル通知を受信したCBC50Aは、キャンセル対象の緊急情報の送信先の緊急情報処理装置10(ここでは緊急情報処理装置10A)へキャンセル通知(たとえばStop Warning Request)を送信する(ステップS502)。また、緊急情報処理装置10AはCBC50Aへ応答(たとえばStop Warning Confirm)する。そして、緊急情報処理装置10Aは、図12のステップS404と同様に、無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abへキャンセル通知を送信する。
また、緊急情報処理装置10Aは、無線基地局20Aaおよび無線基地局20Abから緊急情報送信に対する応答を受信したとき(図12のステップS409)、CBC50Aへ応答(たとえばStop Warning Indication)する(図14のステップS503)。
なお、キャンセル動作を、通信端末30の利用者の誤操作等による緊急情報の誤報を低減するために利用することもできる。
たとえば、緊急情報処理装置10は、通信端末30から緊急情報を受信したとき、通信端末30へ正しい緊急情報かどうかを問い合わせる。そして、利用者の操作等により通信端末30がキャンセル通知を送信したとき、緊急情報処理装置10はキャンセル動作を行う。
このように動作することによって、緊急情報処理装置10は、緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する。これにより、信頼度が低い緊急情報の報知先を絞ることで、トラフィックの増大を軽減することが可能になる。そのため、通信端末から他の通信端末へ緊急情報を報知する際のトラフィックの増大を軽減することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第三の実施形態では、緊急情報処理装置10は、緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する。これにより、信頼度が低い緊急情報の報知先を絞ることで、トラフィックの増大を軽減することが可能になる。そのため、通信端末から他の通信端末へ緊急情報を報知する際のトラフィックの増大を軽減することが可能になる。
また、本実施形態の緊急情報処理装置10は、キャンセル通知を通信端末30から受信して緊急情報の報知先へ送信する。そのため、緊急情報の報知のキャンセルが可能になる。
[ハードウェア構成例]
上述した本発明の各実施形態における緊急情報処理装置(10)を、一つの情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。なお、緊急情報処理装置は、物理的または機能的に少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現してもよい。また、緊急情報処理装置は、専用の装置として実現してもよい。また、緊急情報処理装置の一部の機能のみを情報処理装置を用いて実現しても良い。
図15は、本発明の各実施形態の緊急情報処理装置を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成例を概略的に示す図である。情報処理装置90は、通信インタフェース91、入出力インタフェース92、演算装置93、記憶装置94、不揮発性記憶装置95およびドライブ装置96を備える。
通信インタフェース91は、各実施形態の緊急情報処理装置が、有線あるいは/および無線で外部装置と通信するための通信手段である。なお、緊急情報処理装置を、少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現する場合、それらの装置の間を通信インタフェース91経由で相互に通信可能なように接続しても良い。
入出力インタフェース92は、入力デバイスの一例であるキーボードや、出力デバイスとしてのディスプレイ等のマンマシンインタフェースである。
演算装置93は、汎用のCPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ等の演算処理装置である。演算装置93は、たとえば、不揮発性記憶装置95に記憶された各種プログラムを記憶装置94に読み出し、読み出したプログラムに従って処理を実行することが可能である。
記憶装置94は、演算装置93から参照可能な、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置であり、プログラムや各種データ等を記憶する。記憶装置94は、揮発性のメモリ装置であっても良い。
不揮発性記憶装置95は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、等の、不揮発性の記憶装置であり、各種プログラムやデータ等を記憶することが可能である。
ドライブ装置96は、たとえば、後述する記録媒体97に対するデータの読み込みや書き込みを処理する装置である。
記録媒体97は、たとえば、光ディスク、光磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等、データを記録可能な任意の記録媒体である。
本発明の各実施形態は、たとえば、図15に例示した情報処理装置90により緊急情報処理装置を構成し、この緊急情報処理装置に対して、上記各実施形態において説明した機能を実現可能なプログラムを供給することにより実現してもよい。
この場合、緊急情報処理装置に対して供給したプログラムを、演算装置93が実行することによって、実施形態を実現することが可能である。また、緊急情報処理装置のすべてではなく、一部の機能を情報処理装置90で構成することも可能である。
さらに、上記プログラムを記録媒体97に記録しておき、緊急情報処理装置の出荷段階、あるいは運用段階等において、適宜上記プログラムが不揮発性記憶装置95に格納されるよう構成してもよい。なお、この場合、上記プログラムの供給方法は、出荷前の製造段階、あるいは運用段階等において、適当な治具を利用して緊急情報処理装置内にインストールする方法を採用してもよい。また、上記プログラムの供給方法は、インターネット等の通信回線を介して外部からダウンロードする方法等の一般的な手順を採用してもよい。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
通信端末から緊急情報を受信する緊急情報受信手段と、
前記緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する報知先決定手段と、
前記報知先へ前記緊急情報を送信する緊急情報送信手段
を備えることを特徴とする緊急情報処理装置。
(付記2)
前記報知先決定手段は、前記信頼度が大きくなるほど前記報知先を多くする
ことを特徴とする付記1に記載の緊急情報処理装置。
(付記3)
前記報知先決定手段は、前記信頼度が第一のしきい値より大きいとき、前記報知先を自装置の管理下の第一の通信装置に決定し、前記受信回数が第二のしきい値より大きいとき、前記報知先にさらに前記第一の通信装置とは異なる第二の通信装置を追加する
ことを特徴とする付記2に記載の緊急情報処理装置。
(付記4)
前記第一の通信装置は、前記通信端末の位置から所定の報知範囲をカバレッジに含む無線基地局である
ことを特徴とする付記3に記載の緊急情報処理装置。
(付記5)
前記報知先決定手段は、前記緊急情報の受信時刻、前記緊急情報の送信時刻、前記緊急情報の前記通信端末における発生時刻、前記通信端末の位置のいずれか一つ以上に基づいて最新の前記緊急情報に類似している過去の前記緊急情報を判断し、類似している過去の前記緊急情報の前記受信回数を前記信頼度とする
ことを特徴とする付記1から付記4のいずれかに記載の緊急情報処理装置。
(付記6)
前記緊急情報受信手段は、さらに、前記緊急情報に対するキャンセル通知を受信し、
前記緊急情報送信手段は、さらに、前記緊急情報の前記報知先へ前記キャンセル通知を送信する
ことを特徴とする付記1から付記5のいずれかに記載の緊急情報処理装置。
(付記7)
付記1から付記6のいずれかに記載の緊急情報処理装置と、
前記通信端末と、
前記報知先と
を備えることを特徴とする緊急情報処理システム。
(付記8)
通信端末から緊急情報を受信し、
前記緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定し、
前記報知先へ前記緊急情報を送信する
ことを特徴とする緊急情報処理方法。
(付記9)
前記信頼度が大きくなるほど前記報知先を多くする
ことを特徴とする付記8に記載の緊急情報処理方法。
(付記10)
前記信頼度が第一のしきい値より大きいとき、前記報知先を自装置の管理下の第一の通信装置に決定し、前記受信回数が第二のしきい値より大きいとき、前記報知先にさらに前記第一の通信装置とは異なる第二の通信装置を追加する
ことを特徴とする付記9に記載の緊急情報処理方法。
(付記11)
前記第一の通信装置は、前記通信端末の位置から所定の報知範囲をカバレッジに含む無線基地局である
ことを特徴とする付記10に記載の緊急情報処理方法。
(付記12)
前記緊急情報の受信時刻、前記緊急情報の送信時刻、前記緊急情報の前記通信端末における発生時刻、前記通信端末の位置のいずれか一つ以上に基づいて最新の前記緊急情報に類似している過去の前記緊急情報を判断し、類似している過去の前記緊急情報の前記受信回数を前記信頼度とする
ことを特徴とする付記8から付記11のいずれかに記載の緊急情報処理方法。
(付記13)
さらに、前記緊急情報に対するキャンセル通知を受信し、
前記緊急情報の前記報知先へ前記キャンセル通知を送信する
ことを特徴とする付記8から付記12のいずれかに記載の緊急情報処理方法。
(付記14)
コンピュータに、
通信端末から緊急情報を受信する緊急情報受信機能と、
前記緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する報知先決定機能と、
前記報知先へ前記緊急情報を送信する緊急情報送信機能
を実現させることを特徴とする緊急情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記15)
前記報知先決定機能は、前記信頼度が大きくなるほど前記報知先を多くする
ことを特徴とする付記14に記載の緊急情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記16)
前記報知先決定機能は、前記信頼度が第一のしきい値より大きいとき、前記報知先を自装置の管理下の第一の通信装置に決定し、前記受信回数が第二のしきい値より大きいとき、前記報知先にさらに前記第一の通信装置とは異なる第二の通信装置を追加する
ことを特徴とする付記15に記載の緊急情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記17)
前記第一の通信装置は、前記通信端末の位置から所定の報知範囲をカバレッジに含む無線基地局である
ことを特徴とする付記16に記載の緊急情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記18)
前記報知先決定機能は、前記緊急情報の受信時刻、前記緊急情報の送信時刻、前記緊急情報の前記通信端末における発生時刻、前記通信端末の位置のいずれか一つ以上に基づいて最新の前記緊急情報に類似している過去の前記緊急情報を判断し、類似している過去の前記緊急情報の前記受信回数を前記信頼度とする
ことを特徴とする付記14から付記17のいずれかに記載の緊急情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記19)
前記緊急情報受信機能は、さらに、前記緊急情報に対するキャンセル通知を受信し、
前記緊急情報送信機能は、さらに、前記緊急情報の前記報知先へ前記キャンセル通知を送信する
ことを特徴とする付記14から付記18のいずれかに記載の緊急情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2017年6月15日に出願された日本出願特願2017−117701を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 緊急情報処理装置
11 緊急情報受信部
12 報知先決定部
13 緊急情報送信部
20 無線基地局
30 通信端末
31 位置情報取得部
32 緊急情報送信部
40 通信端末
41 緊急情報受信部
42 位置情報取得部
43 報知部
50 CBC
60 CBE
70 関係機関
90 情報処理装置
91 通信インタフェース
92 入出力インタフェース
93 演算装置
94 記憶装置
95 不揮発性記憶装置
96 ドライブ装置
97 記録媒体
次に、図7から図11を用いて、本実施形態の緊急情報処理システムの動作例について説明する。本実施形態の緊急情報処理システムの動作例は、緊急情報がMMEまで通知される場合とCBCまで通知される場合の二つのパターンがある。図7から図9は緊急情報がMMEまで通知される場合の動作例、図10から図11は緊急情報がCBCまで通知される場合の動作例である。
次に、図12から図14に本実施形態の緊急情報処理システムの動作例を示す。本実施形態の緊急情報処理システムの動作例は、緊急情報がMMEまで通知される場合とCBCまで通知される場合の二つのパターンがある。図12から図13は緊急情報がMMEまで通知される場合の動作例、図14は緊急情報がCBCまで通知される場合の動作例である。

Claims (19)

  1. 通信端末から緊急情報を受信する緊急情報受信手段と、
    前記緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する報知先決定手段と、
    前記報知先へ前記緊急情報を送信する緊急情報送信手段
    を備えることを特徴とする緊急情報処理装置。
  2. 前記報知先決定手段は、前記信頼度が大きくなるほど前記報知先を多くする
    ことを特徴とする請求項1に記載の緊急情報処理装置。
  3. 前記報知先決定手段は、前記信頼度が第一のしきい値より大きいとき、前記報知先を自装置の管理下の第一の通信装置に決定し、前記受信回数が第二のしきい値より大きいとき、前記報知先にさらに前記第一の通信装置とは異なる第二の通信装置を追加する
    ことを特徴とする請求項2に記載の緊急情報処理装置。
  4. 前記第一の通信装置は、前記通信端末の位置から所定の報知範囲をカバレッジに含む無線基地局である
    ことを特徴とする請求項3に記載の緊急情報処理装置。
  5. 前記報知先決定手段は、前記緊急情報の受信時刻、前記緊急情報の送信時刻、前記緊急情報の前記通信端末における発生時刻、前記通信端末の位置のいずれか一つ以上に基づいて最新の前記緊急情報に類似している過去の前記緊急情報を判断し、類似している過去の前記緊急情報の前記受信回数を前記信頼度とする
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の緊急情報処理装置。
  6. 前記緊急情報受信手段は、さらに、前記緊急情報に対するキャンセル通知を受信し、
    前記緊急情報送信手段は、さらに、前記緊急情報の前記報知先へ前記キャンセル通知を送信する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の緊急情報処理装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の緊急情報処理装置と、
    前記通信端末と、
    前記報知先と
    を備えることを特徴とする緊急情報処理システム。
  8. 通信端末から緊急情報を受信し、
    前記緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定し、
    前記報知先へ前記緊急情報を送信する
    ことを特徴とする緊急情報処理方法。
  9. 前記信頼度が大きくなるほど前記報知先を多くする
    ことを特徴とする請求項8に記載の緊急情報処理方法。
  10. 前記信頼度が第一のしきい値より大きいとき、前記報知先を自装置の管理下の第一の通信装置に決定し、前記受信回数が第二のしきい値より大きいとき、前記報知先にさらに前記第一の通信装置とは異なる第二の通信装置を追加する
    ことを特徴とする請求項9に記載の緊急情報処理方法。
  11. 前記第一の通信装置は、前記通信端末の位置から所定の報知範囲をカバレッジに含む無線基地局である
    ことを特徴とする請求項10に記載の緊急情報処理方法。
  12. 前記緊急情報の受信時刻、前記緊急情報の送信時刻、前記緊急情報の前記通信端末における発生時刻、前記通信端末の位置のいずれか一つ以上に基づいて最新の前記緊急情報に類似している過去の前記緊急情報を判断し、類似している過去の前記緊急情報の前記受信回数を前記信頼度とする
    ことを特徴とする請求項8から請求項11のいずれかに記載の緊急情報処理方法。
  13. さらに、前記緊急情報に対するキャンセル通知を受信し、
    前記緊急情報の前記報知先へ前記キャンセル通知を送信する
    ことを特徴とする請求項8から請求項12のいずれかに記載の緊急情報処理方法。
  14. コンピュータに、
    通信端末から緊急情報を受信する緊急情報受信機能と、
    前記緊急情報の受信回数に基づく信頼度に応じて報知先を決定する報知先決定機能と、
    前記報知先へ前記緊急情報を送信する緊急情報送信機能
    を実現させることを特徴とする緊急情報処理プログラム。
  15. 前記報知先決定機能は、前記信頼度が大きくなるほど前記報知先を多くする
    ことを特徴とする請求項14に記載の緊急情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 前記報知先決定機能は、前記信頼度が第一のしきい値より大きいとき、前記報知先を自装置の管理下の第一の通信装置に決定し、前記受信回数が第二のしきい値より大きいとき、前記報知先にさらに前記第一の通信装置とは異なる第二の通信装置を追加する
    ことを特徴とする請求項15に記載の緊急情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  17. 前記第一の通信装置は、前記通信端末の位置から所定の報知範囲をカバレッジに含む無線基地局である
    ことを特徴とする請求項16に記載の緊急情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 前記報知先決定機能は、前記緊急情報の受信時刻、前記緊急情報の送信時刻、前記緊急情報の前記通信端末における発生時刻、前記通信端末の位置のいずれか一つ以上に基づいて最新の前記緊急情報に類似している過去の前記緊急情報を判断し、類似している過去の前記緊急情報の前記受信回数を前記信頼度とする
    ことを特徴とする請求項14から請求項17のいずれかに記載の緊急情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  19. 前記緊急情報受信機能は、さらに、前記緊急情報に対するキャンセル通知を受信し、
    前記緊急情報送信機能は、さらに、前記緊急情報の前記報知先へ前記キャンセル通知を送信する
    ことを特徴とする請求項14から請求項18のいずれかに記載の緊急情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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