JPWO2018230051A1 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動に関するメッセージに基づいてユーザに適切な提案を行うことが可能な情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供する。【解決手段】ユーザの現在位置に基づいて、直近の移動にかかる移動時間を算出し、前記算出した移動時間が所定の条件を満たすか否かに応じて、前記移動に基づく提案情報を生成する制御部を備える、情報処理装置。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
従来、人々は日常的にスマートフォンやPC(パーソナルコンピュータ)等の情報処理装置を用いてメッセージのやり取りを行っている。例えば相手と待ち合わせをしている場合に、あとどのくらいの時間で到着するか、移動時間を自身で判断し、移動に関するメッセージを作成、送信することが多々ある。
ここで、移動時間を考慮した情報提示技術として、例えば下記特許文献1では、ユーザの現在位置からの移動時間を考慮して開始時間に間に合うイベントを表示し、広告効果を向上させる情報配信システムが開示されている。
特開2009−071499号公報
ここで、例えばユーザが自ら移動時間を判断して相手に伝えたり、相手とのやり取りで決定した到着予定時間から逆算して出発時間を判断したりすることがあるが、判断が誤っていたり、出発時間が迫っていても気付かない場合等がある。しかしながら、このように日常的にやり取りされる移動に関するメッセージは十分に活用されていなかった。
そこで、本開示では、移動に関するメッセージに基づいてユーザに適切な提案を行うことが可能な情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提案する。
本開示によれば、メッセージから移動に関する情報を抽出し、ユーザの現在位置に基づいて、当該ユーザの直近の移動にかかる移動時間を算出し、前記算出した移動時間が所定の条件を満たすか否かに応じて、前記移動に関する提案情報を生成する制御部を備える、情報処理装置を提案する。
本開示によれば、プロセッサが、メッセージから移動に関する情報を抽出することと、ユーザの現在位置に基づいて、当該ユーザの直近の移動にかかる移動時間を算出することと、前記算出した移動時間が所定の条件を満たすか否かに応じて、前記移動に関する提案情報を生成することと、を含む、情報処理方法を提案する。
本開示によれば、コンピュータを、メッセージから移動に関する情報を抽出し、ユーザの現在位置に基づいて、当該ユーザの直近の移動にかかる移動時間を算出し、前記算出した移動時間が所定の条件を満たすか否かに応じて、前記移動に関する提案情報を生成する制御部として機能させるための、プログラムを提案する。
以上説明したように本開示によれば、移動に関するメッセージに基づいてユーザに適切な提案を行うことが可能となる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態による情報処理システムの概要について説明する図である。 本実施形態によるユーザ端末の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態による処理サーバの構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施例による自動応答の動作処理を示すフローチャートである。 第1の実施例による自動応答メッセージの一例を示す図である。 第1の実施例による自動応答メッセージ候補の一例を示す図である。 第2の実施例による移動予定情報に基づく動作処理を示すフローチャートである。 第2の実施例による警告および延長メッセージの一例を示す図である。 第3の実施例による警告および修正提案の動作処理を示すフローチャートである。 第3の実施例による警告メッセージおよび選択肢の表示画面の一例を示す図である。 第4の実施例によるメッセージに基づく移動予定の登録処理を示すフローチャートである。 第4の実施例によるメッセージのやり取りの一例を示す図である。 第4の実施例による移動予定の通知処理を示すフローチャートである。 第4の実施例による予定変更の提案表示の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の一実施形態による情報処理システムの概要
2.構成
2−1.ユーザ端末1の構成
2−2.処理サーバ2の構成
3.実施例
3−1.第1の実施例
3−2.第2の実施例
3−3.第3の実施例
3−4.第4の実施例
4.まとめ
<<1.本開示の一実施形態による情報処理システムの概要>>
図1は、本開示の一実施形態による情報処理システムの概要について説明する図である。図1に示すように、本実施形態による情報処理システムは、各ユーザのユーザ端末1(1A、1B)と、ユーザ間でやり取りされるメッセージを分析等する処理サーバ2と、ユーザ間でのメッセージのやり取りを制御するメッセージサーバ4とを含む。
本実施形態による情報処理システムは、各ユーザがユーザ端末1を用いてメッセージアプリケーションやE−mailシステム等を用いてメッセージのやり取りを行っている際に、移動に関する情報(移動予定や移動状況など。以下、移動情報とも称す。)を抽出し、抽出した移動情報に基づいてユーザに適切な提案を行うことを可能とする。
より具体的には、本実施形態による情報処理システムは、抽出した移動情報に基づいて目的地や到着予定時間を移動予定情報として登録し、ユーザの位置情報に基づいて目的地までの移動時間を算出し、到着予定時間に間に合うか(到着するか)否かを判断し、間に合わなそうな場合には警告を出したり、相手ユーザに遅れる旨のメッセージを(エージェントまたはbotとして)自動生成し、送信することが可能である。
また、相手から到着予定時間を聞かれた際(例えば、「あとどれくらいで着く?」など)、本情報処理システムでは、ユーザが急いでいて返信ができない状態の場合、目的地(例えば相手がいる場所など)までの移動時間を自動的に算出し、エージェントまたはbotとしてユーザの代わりに自動返信することも可能である。
なお、ユーザや相手の位置情報は、ユーザ端末に設けられたGPS等による位置測位部による測位結果に限定されず、ユーザと相手がやり取りしているメッセージからマイニングして推定することも可能である。
また、本実施形態による情報処理システムは、ユーザのメッセージ(特に送信メッセージ)に移動履歴を対応付けて記憶し、ユーザがいつも送信している移動に関するメッセージ(例えば「これから帰るよ」など)を送信する際、メッセージに基づいて目的地までの移動時間を算出し、警告や提案を行うことが可能である。例えば、メッセージに対応する移動履歴における普段の始点(例えば会社)から目的地(例えば自宅)までの移動時間と、ユーザの現在地から目的地までの移動時間とが異なる場合、到着時間に誤差が生じるため、本情報処理システムは、ユーザに警告を出したり、メッセージの修正を促したり、適切なタイミングで本メッセージを送信するよう制御したりすることが可能となる。
以上、本開示の一実施形態による情報処理システムについて説明した。続いて、本実施形態による情報処理システムに含まれる各装置の具体的な構成について図面を参照して説明する。
<<2.構成>>
<2−1.ユーザ端末1の構成>
図2は、本実施形態によるユーザ端末1の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、ユーザ端末1は、制御部10、通信部11、操作入力部12、音声入力部13、表示部14、音声出力部15、記憶部16、およびセンサ17を有する。
制御部10は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってユーザ端末1内の動作全般を制御する。制御部10は、例えばCPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。また、制御部10は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、及び適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)を含んでいてもよい。
例えば本実施形態による制御部10は、操作入力部12から入力されたテキストメッセージを表示部14に表示したり、入力されたテキストメッセージを処理サーバ2やメッセージサーバ4に送信したりするよう制御する。また、制御部10は、音声入力部13から入力された音声メッセージをテキストに変換し、変換したテキストメッセージを表示部14に表示することも可能である。また、制御部10は、メッセージサーバ4から受信したデータに基づいて、メッセージ画面を表示部14に表示したり、音声メッセージを音声出力部15から出力したりするよう制御する。
また、本実施形態による制御部10は、ユーザ状態を推定する状態推定部101としても機能する。具体的には、状態推定部101は、センサ17により検知したセンサ情報(例えば加速度センサ情報、ジャイロセンサ情報、生体センサ情報、位置情報など)や、音声入力部13により収音した音声情報(発話音声や環境音など)を解析し、ユーザ状態を推定する。例えば状態推定部101は、行動認識処理により、ユーザが歩いている状態か、走っている状態か、乗り物に乗っている状態か等を認識し、さらに、急いでいる状態か否かを推定することが可能である。状態推定部101は、行動認識の他、ユーザのスケジュール情報や、メッセージのやり取り等を参照し、状態を推定することも可能である。状態推定部101による状態推定は、定期的または継続的に行われ得る。また、推定結果は、処理サーバ2に送信される。
(通信部11)
通信部11は、有線または無線により外部装置(例えば周辺機器、ルータ、基地局、サーバ等)と接続し、データの送受信を行う。具体的には、例えば本実施形態による通信部11は、ネットワーク3に接続して処理サーバ2やメッセージサーバ4とデータの送受信を行う。また、通信部11は、有線/無線LAN(Local Area Network)、またはWi−Fi(登録商標)、携帯通信網(LTE(Long Term Evolution)、3G(第3世代の移動体通信方式))等により外部装置と通信接続する。
(操作入力部12)
操作入力部12は、ユーザによる操作指示を受付け、その操作内容を制御部10に出力する。操作入力部12は、タッチセンサ、圧力センサ、若しくは近接センサであってもよい。あるいは、操作入力部12は、ボタン、スイッチ、およびレバーなど、物理的構成であってもよい。
(音声入力部13)
音声入力部13は、マイクロホンと、そのマイクロホンで得られた音声信号を増幅処理するマイクアンプ部と、音声信号にデジタル変換するA/D変換器により実現され、音声信号を制御部10に出力する。
(表示部14)
表示部14は、メッセージ画面や、メニュー画面等を出力する表示装置である。この表示部14は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示装置であってもよい。
(音声出力部15)
音声出力部15は、音声信号を再生するスピーカと、スピーカに対するアンプ回路を有する。
(記憶部16)
記憶部16は、制御部10の処理に用いられるプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、および適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)により実現される。
(センサ17)
センサ17は、様々な情報を検知する各種センサを含む。例えばセンサ17は、現在位置を測位する位置測位部、ユーザの動きを検出するモーションセンサ(加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ等)、ユーザの生体情報を検知する生体センサ(体温センサ、静脈センサ、脈拍センサ、心拍センサ、発汗センサ、脳波センサ等)、カメラ(すなわち撮像センサ)、または周辺環境を検知する環境センサ(温度センサ、湿度センサ、照度センサ等)により実現される。なお位置測位部は、例えばGPS(Global Positioning System)測位部により実現され、GPS衛星からの電波を受信して、ユーザ端末1が存在している位置を検知してもよい(すなわち、屋外測位)。または、位置測位部は、GPSの他、例えばWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、携帯電話・PHS・スマートフォン等との送受信、または近距離通信等により位置を検知してもよい(すなわち、屋内測位)。
以上、本実施形態によるユーザ端末1の構成について具体的に説明した。なおユーザ端末1の構成は、図2に示す例に限定されない。例えば、図2に示すユーザ端末1の構成の少なくとも一部が外部装置(周辺機器、ルータ、サーバなど)に設けられていてもよい。例えば状態推定部101による状態推定処理は、周辺機器やサーバ側で行われてもよい。
また、ユーザ端末1は、図1に示すスマートフォンに限定されず、タブレット端末、携帯電話端末、PC(パーソナルコンピュータ)、ウェアラブルデバイス(スマートアイグラス、スマートバンド、スマートウォッチ、スマートネックバンド等)、音楽プレーヤー、またはゲーム機器等であってもよい。
<2−2.処理サーバ2の構成>
図3は、本実施形態による処理サーバ2の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、処理サーバ2は、制御部20、通信部21、および記憶部22を有する。
(制御部20)
制御部20は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って処理サーバ2内の動作全般を制御する。制御部20は、例えばCPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。また、制御部20は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、及び適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)を含んでいてもよい。
また、本実施形態による制御部20は、メッセージ分析部201、移動情報抽出部202、目的地推定部203、およびメッセージ生成部204としても機能する。
メッセージ分析部201は、記憶部22のメッセージDB(データベース)221に蓄積された、特定ユーザがやり取りしたメッセージを分析する。具体的には、メッセージ分析部201は、テキストメッセージの自然言語処理(形態素解析、構文解析、意味解析、および文脈解析)や、キーワード抽出等を行う。
移動情報抽出部202は、メッセージ分析部201による分析結果に基づいて、移動に関する情報を抽出する。移動に関する情報とは、例えば、「今から向かうよ」、「あと1時間で帰る」、「これから帰る」、「あと2駅で着くよ」、「明日、○時に○○で待ち合わせよう」「○時に予約したから、お店集合でね」など、移動状況(移動手段、現在位置など)や移動予定(目的地、到着予定時刻、出発時刻、日付など)、移動開始のトリガとなるキーワードが挙げられる。移動情報抽出部202は、抽出した移動情報を移動予定DB225に登録する。
また、移動情報抽出部202は、ユーザの使用頻度の高い移動に関するメッセージの表現(例えば、「これから帰る」など)と、当該表現を使用した時のユーザの移動履歴(移動開始位置(始点)、目的地、移動手段など)を対応付けて、メッセージ対応移動履歴DB224に蓄積する。これにより、ユーザの移動に関するメッセージに対応する移動履歴の傾向(どのようなメッセージを送った際にどのような移動を行っているか)を把握することができる。
目的地推定部203は、メッセージ分析部201による分析結果や、移動情報抽出部202により抽出された移動情報に基づいて、ユーザの移動の目的地を推定する。例えば、「今どこですか?あとどれくらいで着きます?」といった、相手ユーザが自分が居る場所への到着時刻を尋ねるメッセージを受信した場合、目的地推定部203は、相手ユーザの現在地をユーザの移動の目的地と推定する。この際、相手の位置情報は相手のユーザ端末1から取得するが、位置情報が取得できなかった場合、目的地推定部203は、相手の属性や、やり取りしたメッセージの履歴、またはユーザのスケジュール情報等に基づいて位置(目的地)を推定することが可能である。例えば相手の属性が「会社」である場合、目的地推定部203は、予め登録された会社の場所を目的地と推定する。また、ユーザのスケジュール情報に「飲み会」とあった場合、目的地推定部203は、登録された飲み会会場を目的地と推定する。
メッセージ生成部204は、ユーザへの警告メッセージやメッセージ修正等の提案、また、(エージェントまたはbotによりユーザに代わって)自動送信するメッセージ、自動送信するメッセージの候補等を生成する。より具体的には、例えばメッセージ生成部204は、移動予定DB225に登録された移動予定情報を参照して、ユーザの現在地から登録された目的地への移動時間を算出し、到着予定時間に(余裕を持って)間に合うか否かを判断する。メッセージ生成部204は、間に合わないと判断した場合には警告メッセージや遅れる旨を伝えるメッセージを自動生成する。遅れる旨を伝えるメッセージには、算出した移動時間に基づいて、あとどのくらいで到着するか、また、いつ到着するかといった情報を含めてもよい。
また、メッセージ生成部204は、相手ユーザがみなしているユーザの現在地から所定の目的地までの移動時間と、実際にユーザが居る場所から所定の目的地までの移動時間とを比較して、警告メッセージの提示やメッセージの修正の提案、また、送信タイミングの制御を提案することが可能である。例えば、会社で残業していることになっているが実際は別の場所で飲み会に参加している場合、「今から出るよ」と普段会社から帰る際に送信する表現のままメッセージを送信すると、相手は会社から自宅への移動時間を考えて到着時間を予想するが、実際は異なる場所から移動しているため到着時間に誤差が生じる。この場合、メッセージ生成部204は、「今から出ても帰宅時間が普段より遅くなります」、「会社から帰るより移動時間がかかります」などの警告メッセージを生成してユーザに提示する。また、メッセージ生成部204は、警告メッセージと共に、「メッセージを修正しますか?」「適切なタイミングで送信しますか?」といった提案メッセージを生成し、提示する。
なお、相手ユーザがみなしているユーザの現在地や所定の目的地は、メッセージのやり取りや、ユーザが送信しようとしたメッセージ、または相手ユーザと共有するスケジュール情報等に基づいて推定され得る。具体的には、例えばメッセージ生成部204は、メッセージ対応移動履歴DB224を参照し、ユーザが送信しようとしたメッセージにユーザが頻繁に使用する移動に関する表現が含まれていた場合、当該表現のメッセージに対応付けられた移動履歴に基づいて始点(例えば「会社」)と目的地(例えば「自宅」)を判断し得る。
生成された警告メッセージや提案メッセージ、自動送信するメッセージ候補は、通信部21からユーザ端末1に送信され、ユーザに提示される。また、自動送信するメッセージは、ユーザ端末1に送信されユーザ端末1(1A)からメッセージサーバ4を介して相手ユーザのユーザ端末1(1B)に送信されてもよいし、処理サーバ2からメッセージサーバ4に送信してメッセージサーバ4からユーザ端末1(1B)に送信されてもよい。
(通信部21)
通信部21は、有線または無線によりネットワーク3と接続し、ネットワーク3を介して各ユーザ端末1や他のサーバ等の外部装置とデータの送受信を行う。通信部21は、例えば有線/無線LAN(Local Area Network)、またはWi−Fi(Wireless Fidelity、登録商標)等によりネットワーク3と通信接続する。
(記憶部22)
記憶部22は、制御部20の処理に用いられるプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM、および適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAMにより実現される。例えば本実施形態による記憶部22は、メッセージDB221、状態情報DB222、位置情報DB223、メッセージ対応移動履歴DB224、および移動予定DB225を格納する。
メッセージDB221には、複数のユーザ間でやり取りされたメッセージおよびユーザ情報が蓄積される。ユーザ間でやり取りされたメッセージは、メッセージサーバ4から取得し得る。
状態情報DB222には、ユーザ毎の状態情報が蓄積される。状態情報は、例えばユーザ端末1の状態推定部101により推定され、ユーザ端末1から処理サーバ2に送信される。
位置情報DB223には、ユーザ毎の位置情報が蓄積される。位置情報は、例えばユーザ端末1で測位され、ユーザ端末1から処理サーバ2に送信される。
メッセージ対応移動履歴DB224には、メッセージ(文字列)と、当該メッセージを送信した際のユーザの移動情報(例えば、当該メッセージを送信した前後における移動に関する情報(始点、目的地、日時、移動手段等))が対応付けて蓄積される。
移動予定DB225には、ユーザ毎に移動予定に関する情報(日時、目的地、移動手段、および到着予定時間など)が記録される。
以上、本実施形態による処理サーバ2の構成について具体的に説明した。なお図3に示す処理サーバ2の構成は一例であって、本実施形態はこれに限定されない。例えば処理サーバ2の少なくとも一部の構成が外部装置にあってもよいし、制御部20の各機能の少なくとも一部がユーザ端末1または通信距離が比較的ユーザ端末1に近い情報処理端末(例えば、いわゆるエッジサーバなど)により実現されてもよい。例えば、メッセージ分析、移動情報の抽出、目的地の推定、またはメッセージの生成の少なくともいずれかが、ユーザ端末1、または処理サーバ2よりも通信距離がユーザ端末1に近い情報処理端末で行われる構成であってもよい。このように、処理サーバ2の各構成を適宜分散することで、リアルタイム性の向上や処理負担の軽減、さらにはセキュリティを担保することが可能となる。また、図3に示す制御部20の各構成および各DBを全てユーザ端末1に設け、本実施形態による情報処理システムをユーザ端末1のアプリケーションにより実行するようにしてもよい。
<<3.実施例>>
続いて、本実施形態による情報処理システムについて複数の実施例を用いて具体的に説明する。
<3−1.第1の実施例>
第1の実施例では、移動に関するメッセージを受信したがユーザが急いでいてメッセージの応答を行う余裕がない場合など、ユーザの状態に応じてユーザの代わりに自動応答を行うことを可能とする。以下、図4〜図6を参照して具体的に説明する。
図4は、第1の実施例による自動応答の動作処理を示すフローチャートである。図4に示すように、まず、処理サーバ2のメッセージ分析部201は、特定ユーザと相手ユーザとの間で送受信されたメッセージの分析を行う(ステップS103)。メッセージサーバ4を利用して特定ユーザと相手ユーザとの間で送受信されたメッセージは、処理サーバ2のメッセージDB221に(リアルタイムで)蓄積され、メッセージ分析部201は、メッセージDB221に蓄積されたメッセージを分析するようにしてもよい。メッセージの分析は、定期的または継続的、若しくはメッセージの送受信が行われた際に行われ得る。
次に、移動情報抽出部202は、分析結果に基づいて、位置や移動に関連する内容が送受信されたメッセージに含まれているか否かを判断する(ステップS106)。位置や移動に関連する内容とは、例えばユーザの現在地、移動場所(目的地)、または相手の位置に関する内容や、ユーザの移動開始が予想される内容(「今から向かうよ」、「これから出るよ」、「○時に○○で待ってる」、「あと1時間で出る」など)、ユーザが移動中であることが予想される内容(相手ユーザからの「今どこですか?」、「あとどのくらい?」といったメッセージなど)が想定される。
次いで、送信または受信メッセージに位置や移動に関連する内容が含まれている場合(ステップS106/Yes)、移動情報抽出部202は、現在またはこれからの移動に関する内容であるか否かを判断する(ステップS109)。
次に、現在またはこれからの移動に関する内容ではない場合(ステップS109/No)、移動情報抽出部202は、目的地に関する内容が含まれているかを判断する(ステップS112)。
次いで、目的地に関する内容が含まれている場合(ステップS112/Yes)、移動情報抽出部202は、抽出した情報(目的地、到着予定時間など)を移動予定として移動予定DB225に登録する(ステップS115)。
一方、現在またはこれからの移動に関する内容である場合(ステップS109/Yes)、制御部20は、ユーザの現在地および目的地を取得または推定する(ステップS118)。具体的には、例えば制御部20は、ユーザ端末1に設けられた位置測位部により測位された位置情報をユーザ端末1から受信してユーザの位置を取得したり、メッセージ内容に基づいて目的地推定部203により目的地を推定する。目的地の推定は、例えばメッセージ内容に基づいて相手ユーザの現在位置を目的地と推定してもよいし、相手ユーザの所属(会社、家族など)に紐付く場所(会社、自宅など)を目的地と推定してもよい。
次に、制御部20は、状態情報DB222からユーザの現在の状態を取得する(ステップS121)。状態情報DB222には、ユーザ端末1から継続的に送信されたユーザの状態(具体的には、忙しい状態であるか否か等)に関する情報が蓄積されている。
次いで、制御部20は、ユーザによるメッセージの返信が難しい状態であって、かつ、自動応答がユーザにより承認されているか否かを判断する(ステップS124)。返信が難しい状態であるか否かは、状態情報DB222に蓄積されたユーザ状態に基づいて判断され得る。例えば制御部20は、ユーザが小走りしている場合や、自動車や自転車の運転中の場合、または電車の乗り換え中の場合、ユーザは忙しいため応答メッセージを生成するのが難しい状態であると判断する。また、ユーザのスケジュール情報が取得できた場合、直近の予定されているミーティングの場所からユーザの位置が離れており、ユーザが走って移動している場合、急いでいるため返信(応答メッセージの生成)が難しい状態であると判断する。かかる判断のアルゴリズムについては特に限定しないが、予めルールを設定していてもよいし、機械学習により判断モデルを構築してもよい。
また、自動応答の承認は、予めユーザにより設定され得る。
続いて、ユーザがメッセージの返信が難しい状態であって、かつ、ユーザにより自動応答が承認されている場合(ステップS124/Yes)、メッセージ生成部204は、応答メッセージを生成し、生成したメッセージを相手ユーザに送信するよう指示する(ステップS127)。より具体的には、例えば相手ユーザから到着時間について聞かれた場合、メッセージ生成部204は、ユーザの現在地および移動手段に基づいて、目的地までの移動時間を算出して応答メッセージを生成する。ユーザの現在地は、位置情報DB223から取得でき、ユーザの移動手段は、状態情報DB222から取得できる。
また、応答メッセージを生成するアルゴリズムは特に限定しないが、例えばメッセージ生成部204は、予め作成した応答メッセージのテンプレートに、算出した移動時間等を組み合わせて生成してもよい(例えば、「あとXX(移動時間)くらいでつくよ」「もうすぐYY(最寄駅)だから、あとXX(移動時間)くらいで着くよ」など)。若しくは、メッセージ生成部204は、ユーザが生成したメッセージの履歴に基づいて機械学習によりユーザらしいメッセージのテンプレートを生成し、メッセージの生成に用いてもよい。
また、制御部20は、生成した応答メッセージをメッセージサーバ4に送信して相手ユーザに送信するよう指示してもよいし、ユーザ端末1に送信してユーザ端末1からメッセージサーバ4を介して相手ユーザに送信するよう指示してもよい。
ここで、図5を参照して自動応答メッセージの具体例について説明する。図5は、第1の実施例による自動応答メッセージの一例を示す図である。
図5のメッセージ画面30に示すように、例えば相手ユーザからの「今どこですか?」といった、現在またはこれからの移動に関する質問メッセージ301に対し、メッセージ生成部204は、ユーザの現在地や状態に応じて、「もうすぐ駅だから、あと15分ぐらいで着くと思う」といった応答メッセージ302を生成し、送信する。ここでは、メッセージ生成部204は、目的地は相手ユーザの位置と推定し、ユーザの現在地から相手ユーザの位置までのルート検索を行って移動時間を算出している。相手ユーザの位置は、相手ユーザのユーザ端末1から取得してもよいし、相手ユーザの属性やユーザのスケジュール情報から推定してもよい。
なお、メッセージ画面において、メッセージ生成部204による自動応答であることをユーザと相手ユーザに対して明示的に表示してもよいし、ユーザのみに明示的に表示してもよい。明示的に表示する場合は、例えば応答メッセージの表示態様を変更したり(文字色、書体、文字背景色の変更等)、エージェントアイコンまたはbotアイコンを表示したりするようにしてもよい。
応答メッセージは上述した例に限定されず、例えばユーザが運転中の場合には、「ただいま運転中。到着までおよそ15分」というように、移動時間に加えてユーザの状態を含む応答メッセージを生成してもよい。
一方、メッセージの返信が難しい状態ではない場合、または自動応答が承認されていない場合(ステップS124/No)、メッセージ生成部204は、応答メッセージの候補を生成し、ユーザ端末1の表示部14に表示するよう指示する(ステップS130)。
そして、メッセージ生成部204は、ユーザに選択された応答メッセージを相手ユーザに送信するよう指示する(ステップS133)。
ここで、図6を参照して自動応答メッセージ候補の具体例について説明する。図6は、第1の実施例による自動応答メッセージの一例を示す図である。
図6上段のメッセージ画面31に示すように、例えば相手ユーザからの「まだ帰らないの?」といった、現在またはこれからの移動に関する質問メッセージ311に対し、メッセージ生成部204は、「あと1時間」、「あと2時間」、「未定」といった応答メッセージ候補312を生成し、提示する。ユーザは、応答メッセージ候補312から適切な応答を選択する。応答メッセージ候補312の内容は、予め設定されたものであってもよいし、ユーザの応答メッセージ履歴に基づいて機械学習により生成してもよい。
次いで、例えばユーザにより「あと2時間」が選択された場合、図6下段のメッセージ画面32に示すように、選択肢に基づいて生成された応答メッセージ321(「あと2時間ぐらいで帰るよ」)が相手ユーザに送信する。
なお、図4に示すステップS127やステップS133において行った自動応答メッセージに目的地に関する内容が含まれている場合も(ステップS112/Yes)、移動情報抽出部202は、メッセージから未来の移動に関する情報(具体的には、目的地および日時)を抽出し、移動予定として移動予定DB225に登録する(ステップS115)。例えば、図6に示すように「あと2時間ぐらいで帰るよ」といったメッセージが送信された場合、移動情報抽出部202は、「2時間後に自宅に向かって移動を開始する」(目的地:自宅、移動開始予定時刻:2時間後(例えば19時現在であれば、21時))といった移動予定情報を抽出し、移動予定として移動予定DB225に登録する。なお、ここでは例えば相手ユーザの属性が「配偶者」であり、「帰るよ」といったメッセージは「自宅に帰る」の意味であるため、目的地は「自宅」と推定される。
以上、ユーザの状況に応じて自動応答を行う動作処理について具体的に説明した。図4に示す例では、一例として、メッセージに目的地に関する内容が含まれている場合に(ステップS112/Yes)、移動予定情報(目的地および日時)を登録する旨を説明したが、本実施例は、これに限定されず、例えば目的地が不明であっても、移動開始予定時刻を移動予定情報として移動予定DB225に登録してもよい。
<3−2.第2の実施例>
続いて、第2の実施例について説明する。本実施例では、移動予定DB225に登録された移動予定情報(上記ステップS115参照)に基づいて、適切な時間にアラートを表示したり、移動予定の変更があった場合にメッセージを自動送信することを可能とする。以下、図7〜図8を参照して具体的に説明する。
図7は、第2の実施例による移動予定情報に基づく動作処理を示すフローチャートである。図7に示すように、まず、処理サーバ2の制御部20は、ユーザの位置情報を取得する(ステップS153)。具体的には、例えば制御部20は、ユーザ端末1のセンサ17の一例である位置測位部により測位された位置情報が継続的に送信され、蓄積されている位置情報DB223から、ユーザの現在位置を取得する。
次に、制御部20は、移動予定DB225に当該ユーザの移動予定が登録されているか否かを判断する(ステップS156)。
続いて、移動予定DB225に当該ユーザの移動予定が登録されている場合(ステップS156/Yes)、制御部20は、当該ユーザが予定に間に合う状況であるか否かを判断する(ステップS159)。具体的には、例えば制御部20は、移動予定情報に含まれる目的地と、ユーザの現在地とに基づいてルート検索を行い、目的地までの移動時間を算出し、移動予定情報に含まれる到着予定時刻に(余裕を持って)間に合う(例えば5分前到着などユーザによって閾値を設定してもよい)ための移動開始時刻を算出する。次いで、制御部20は、算出した移動開始時刻が近付いていた場合(例えば5分以内など。ユーザによって閾値を設定してもよい)、間に合う状況ではないと判断する。なおここでは移動時間を算出して「到着予定時刻」に間に合う状況であるか否かを判断しているが、本実施形態はこれに限定されず、移動予定情報に含まれる「移動開始予定時刻」が近付いた際にユーザが移動を開始したか否かを判断するようにしてもよい。
次いで、間に合う状況ではないと判断した場合(ステップS159/No)、メッセージ生成部204は、警告メッセージと選択肢を生成し、ユーザ端末1で表示するよう指示する(ステップS162)。「選択肢」とは、どの程度到着時間若しくは移動開始時間を延長するのかを指定するものである。メッセージ生成部204は、生成した警告メッセージと選択肢を通信部21からユーザ端末1に送信する。
次に、メッセージ生成部204は、選択された選択肢に基づいて(到着時間若しくは移動開始時間を延長する旨の)応答メッセージを生成し、相手ユーザに送信するよう指示する(ステップS165)。ここで、図8を参照して警告および延長メッセージの具体例について説明する。図8は、第2の実施例による警告および延長メッセージの一例を示す図である。
図8上段のメッセージ画面33に示すように、例えば配偶者とのメールのやり取りにおいて、19時の時点で「あと2時間ぐらいで帰るよ」といったメッセージが送信された場合、移動予定DB225には、「目的地:自宅、移動開始予定時刻:21時」といった移動予定情報が登録される。メッセージ生成部204は、21時まで残り5分となったがユーザが移動を開始していない場合、警告メッセージ331(「あと5分で出ないと間に合いません。延長しますか?」など)を生成し、提示する。警告メッセージ331には、時間延長の選択肢が併せて提示されていてもよい。ユーザは、1時間延長する場合は「1時間+」を1回タップし、2時間延長したい場合は「1時間+」を2回タップするようにしてもよい。また、延長せずにすぐに移動を開始する場合は「No」を選択する。
次いで、メッセージ生成部204は、図8下段のメッセージ画面34に示すように、選択された選択肢に基づいて延長を相手ユーザに伝えるメッセージ341を生成し、相手ユーザに送信する。この際、メッセージ生成部204は、ユーザの現在地および目的地から算出した移動時間を考慮して到着予定時刻を算出し、到着予定時刻を相手ユーザに伝えるメッセージを生成してもよい。例えば移動開始予定時刻を1時間延長し、さらに自宅までの移動時間が1時間かかる場合、21時現在において帰宅は23時と算出できる。この場合、メッセージ生成部204は、例えば「ちょっと延びているから、23時帰宅を目指します」、「1時間出るのが遅くなる。23時に帰宅するよ」といったメッセージを生成し得る。また、かかるメッセージからも移動情報抽出部202により移動予定情報を抽出し、移動予定として新たに移動予定DB225に登録することで、延長した時刻に基づいて再度警告を行うようにすることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、ユーザが送受信したメッセージ(ユーザが生成したメッセージや自動応答メッセージを含む)に基づいて移動予定情報を登録し、移動時間等を考慮して移動開始時刻が近付いた際にユーザに警告することが可能となる。また、本実施例では、移動予定の延長を相手に伝えるメッセージも自動生成して送信することも可能である。
<3−3.第3の実施例>
次に、第3の実施例について説明する。本実施例では、ユーザが生成したメッセージに含まれる移動に関する内容に応じて適宜修正の提案を行うことが可能である。より具体的には、ユーザがある目的地までの移動に関する内容のメッセージを送信しようとした際に、実際にユーザが居る場所と、ユーザが居ると相手ユーザによりみなされている場所とが異なる場合、移動時間(さらには到着時間)に誤差が生じる場合がある。このため、警告や修正提案を行うことで、矛盾したメッセージを送信することを回避することが可能となる。
ユーザが居るとみなされている場所は、例えば相手ユーザに公開されているスケジュール情報(家族共有のスケジュール情報など)、相手ユーザとのメッセージのやり取りの内容、またはユーザの習慣等に基づいて判断される。例えばユーザが、「今日は残業」、「まだ仕事中」といったメッセージを相手ユーザに送っている場合、相手ユーザはユーザが会社に居るとみなしていると判断される。また、ユーザが普段会社から出る際に「そろそろ出ます」というメッセージをよく送っている場合、相手ユーザは、当該メッセージを受信した際には、ユーザが会社から出たところであるとみなすと判断する。
以下、本実施例について図9〜図10を参照して具体的に説明する。
図9は、第3の実施例による警告および修正提案の動作処理を示すフローチャートである。かかるフローチャートでは、ユーザの習慣(よく送るメッセージの表現)に基づいてユーザが居るとみなされる場所を判断する場合について説明する。
図9に示すように、まず、処理サーバ2の制御部20は、メッセージ分析部201によりユーザの送信予定メッセージを分析する(ステップS203)。送信予定メッセージとは、ユーザが相手ユーザに送信しようとしているメッセージである。例えばユーザが生成したメッセージを送信しようと送信ボタンをタップした際、当該メッセージの相手ユーザへの送信が一旦停止され、処理サーバ2において当該送信しようとしたメッセージの分析が行われる。
次に、制御部20は、メッセージ対応移動履歴DB224を参照し、送信予定メッセージに、ユーザがよく使う移動に関する表現(例えば、移動開始や移動中であることを示す文字列)が含まれているか否かを判断する(ステップS206)。上述したように、メッセージ対応移動履歴DB224には、ユーザが送信した移動に関するメッセージと当該メッセージに対応する移動情報(始点、目的地、日時等)が紐付けて蓄積されており、制御部20は、ユーザがよく使う移動に関する表現(よく使う表現であるか否かを判断する閾値は適宜設定可)を判断することが可能である。
次いで、送信予定メッセージに、よく使われる移動に関する表現が含まれていた場合(ステップS206/Yes)、制御部20は、当該表現に対応する移動履歴を参照し、対応する所定の始点から所定の目的地までの移動時間と、ユーザの現在地から所定の目的地までの移動時間とが異なるか否かを判断する(ステップS209)。対応する所定の始点および所定の目的地は、例えば移動履歴から抽出されるものであって、より具体的には、例えば制御部20は、「そろそろ出ます」という表現に対応付けられた移動履歴から、「始点:会社、目的地:自宅」を抽出し得る。この場合、制御部20は、会社から自宅までの移動時間と、ユーザの現在地から自宅までの移動時間とをそれぞれ算出し、両者が異なるか否かを判断する。
次に、両者の移動時間が異なる場合(ステップS209/Yes)、到着時間に誤差が生じる恐れがあるため、メッセージ生成部204は、警告メッセージと選択肢を生成し、ユーザ端末1の表示部14に表示するよう指示する(ステップS212)。選択肢とは、メッセージの送信に関する複数の提案である。ここで、図10に、本実施例による警告メッセージおよび選択肢の表示画面の一例を示す。
図10のメッセージ画面35に示すように、相手ユーザ(配偶者)からの「まだ帰らないの?」といったメッセージに対し、ユーザが「そろそろ出ます」という応答メッセージ351を送信しようとした際、本システムにより警告表示352が表示される。具体的には、「そろそろ出ます」という表現が普段から会社から帰宅する際に用いられていた場合、相手ユーザ(配偶者)は、ユーザが会社に居るものとみなすが、ユーザが実際は飲み会に参加しており会社とは異なる場所に居た場合、自宅までの移動時間が普段と異なる恐れがある。
そこで、メッセージ生成部204は、ユーザが居るとみなされている場所からの移動時間と現在地からの移動時間とを比較し、「今出ても帰宅時間が普段より遅くなります。」といった警告メッセージを生成、提示する。また、警告メッセージと共に、「適切なタイミングで上記メッセージを送信しますか? YES/修正/このまま送信」といった選択肢を提案する。
次いで、適切なタイミングで送信することをユーザが選択した場合(ユーザが上記「YES」を選択した場合)(ステップS215/適切なタイミング)、制御部20は、所定の目的地までの移動時間が、ユーザの現在地からの移動時間と一致した際に(ステップS218/Yes)、上記ユーザが送信しようとしたメッセージを相手ユーザに送信するよう指示する(ステップS221)。すなわち、例えばユーザの現在地から自宅までの移動時間が、ユーザが居るとみなされている場所(ここでは、「会社」)から自宅までの移動時間と一致する適切なタイミングで、「そろそろ出ます」という上記メッセージを相手ユーザに送信し、帰宅時間の矛盾を解消することが可能となる。
一方、ユーザが「このまま送信」を選択した場合(ステップS215/このまま送信)、制御部20は、上記ユーザが送信しようとしたメッセージを相手ユーザに送信するよう指示する(ステップS221)。この場合、上述したように帰宅時間に矛盾が生じるが、ユーザの選択を優先してそのまま送信する。
若しくは、ユーザが「修正」を選択した場合(ステップS215/修正)、制御部20は、ユーザによるメッセージの修正を受け付け(ステップS224)、修正されたメッセージを相手ユーザに送信するよう指示する(ステップS221)。
以上説明したように、本実施例によれば、ユーザが、相手ユーザがみなしている場所と異なる場所において移動に関するメッセージを送信して移動時間に矛盾が生じてしまう恐れがある場合に、警告や修正提案、また、適切なタイミングでの送信制御を行うことが可能となる。
なお、図10に示す例では、警告メッセージと共に選択肢を提示しているが、本実施例はこれに限定されず、例えば警告メッセージを表示してから所定時間ユーザによる指示が何ら無い場合、制御部20は、ユーザにより入力されたメッセージを変更せずにそのまま送信するようにしてもよい。また、警告メッセージを表示してから所定時間内にユーザによる指示があった場合、制御部20は、ユーザの指示に従ってメッセージを適宜置き換えて送信したり、ユーザによる再入力画面に移行するようにしてもよい。メッセージの置き換えは、例えば現在地からと所定の始点からとの移動時間の誤差を考慮し、「そろそろ出ます」を、「あと30分で出ます」、「10分前に出たよ」等、到着時刻の矛盾を解消するメッセージに変更してもよい。
<3−4.第4の実施例>
次いで、第4の実施例について説明する。本実施例では、メッセージのやり取りを行っている複数ユーザの位置情報を取得し、目的地までの各ユーザの移動時間を考慮して待ち合わせ時間に間に合うか否かを判断し、間に合わないユーザが居る場合には適宜警告や提案を行うことが可能となる。以下、図11〜図14を参照して具体的に説明する。
(移動予定の登録処理)
図11は、第4の実施例によるメッセージに基づく移動予定の登録処理を示すフローチャートである。図4に示すように、まず、処理サーバ2の制御部20は、メッセージ分析部201によりユーザの送受信メッセージを分析し(ステップS303)、当該送受信メッセージに移動に関する内容が含まれているか否かを判断する(ステップS306)。移動に関する内容とは、例えば、いつどこに移動するかといった内容であって、目的地、日時、さらには移動手段等が含まれる。ここで、図12に、本実施例によるメッセージのやり取りの一例を示す。
図12のメッセージ画面36に示すように、例えば相手ユーザからの「今日は外食したいな。久々にいつものイタリアンでどう??」というメッセージ361に対し、「賛成!19:00に予約しておくね。」というメッセージ362を返信した場合、メッセージ分析部201によりこれらのメッセージが分析され、移動情報抽出部202により移動に関する内容が抽出される。具体的には、例えば「目的地:いつものイタリアン、日時:今日の19:00」といった移動予定情報が抽出される。なお、「いつものイタリアン」など目的地が不明確な場合、制御部20は、目的地推定部203により、メッセージDB221を参照し、ユーザの送受信メッセージの履歴からデータマイニングにより店舗を特定することが可能である(さらに状態情報DB222や位置情報DB223に蓄積された情報に基づいて行動認識を行い、ユーザの習慣から店舗を特定してもよい)。これにより、当該ユーザと相手ユーザがいつも訪れているイタリアンの場所(位置情報)を取得し得る。また、移動予定情報には、メッセージやネットワーク上から取得した予約店舗の情報(店舗のWebサイトのURL、電話番号、位置情報等)が含まれていてもよい。
次に、制御部20は、上記移動に関する内容に、目的地への到着時間が含まれているか否かを判断する(ステップS309)。
目的地への到着時間が含まれていない場合(ステップS309/No)、制御部20は、到着時間をユーザに問い合わせる(ステップS312)。
そして、目的地への到着時間が含まれている場合(ステップS309/Yes)、またはユーザへの問い合わせにより到着時間を取得すると、制御部20は、目的地、到着時間、店舗情報、参加メンバー(当該移動に関してメッセージのやり取りを行っている相手ユーザ)等を、移動予定情報として移動予定DB225に登録する(ステップS315)。
(移動予定の通知処理)
次に、登録した移動予定情報に基づく通知について図13を参照して説明する。図13は、第4の実施例による移動予定の通知処理を示すフローチャートである。
図13に示すように、まず、処理サーバ2の制御部20は、特定ユーザの位置情報を取得する(ステップS323)。
次に、制御部20は、移動予定DB225を参照し、当該ユーザの移動予定が登録されているか否かを確認する(ステップS326)。
次いで、登録されている場合(ステップS326/Yes)、制御部20は、ユーザの現在地および登録されている移動予定情報を参照し、到着時刻に間に合うか否かを判断する(ステップS329)。より具体的には、制御部20は、移動予定情報に含まれる目的地および到着時刻を参照し、ユーザの現在地から目的地までの移動時間を算出して到着時刻に間に合うか否かを判断する。
次に、現在地から間に合わないと判断した場合(ステップS329/No)、メッセージ生成部204は、警告メッセージを生成してユーザ端末1に表示するよう指示し(ステップS331)、また、予定に遅れる旨のメッセージを生成して相手ユーザに送信するよう指示する(ステップS332)。
一方、現在地から間に合うと判断した場合(ステップS329/Yes)、制御部20は、移動予定情報から他の参加者を特定し、当該他の参加者の位置情報が取得できた場合、当該他の参加者が間に合うか否かを判断する(ステップS335)。
次いで、他の参加者若しくはユーザが間に合わない場合、制御部20は、予約変更を提案するメッセージを生成し、各参加者のユーザ端末1で表示するよう指示する(ステップS338)。ここで、図14に、予定時間変更の提案表示の一例を示す。図14のメッセージ画面37に示すように、例えばユーザが登録された予定の到着時間に間に合わない場合、メッセージ生成部204は、「遅れそう」といったメッセージ371を生成して相手ユーザ(すなわち他の参加者)に送信すると共に、警告メッセージおよび予約時間の変更提案の表示372をユーザ端末1の表示部14に表示する。かかる変更提案は、ユーザのみならず、相手ユーザ(他の参加者)にも提示され得る。
変更提案は、例えば店の予約を行っていた場合は、予約時間の変更が挙げられる。この際、処理サーバ2は、予約サイト等を介して変更可能な時間を確認した上で予約時間の変更をユーザに提案するようにしてもよい。また、ユーザまたは他の参加者が直接店舗に電話して予約変更を行ったり変更が可能であるかを確認する場合も想定されるため、「お店に電話」といった選択肢を提示してもよい。「お店に電話」が選択された場合、ユーザ端末1は、電話機能を起動し、自動的に店への発信を開始する。店の番号は予約情報に含まれ得る。また、変更しない場合も想定されるため、「変更しない」といった選択肢を提示してもよい。
続いて、予約変更時間が選択された場合、選択された予約変更が可能であるか否かを判断する(ステップS341)。例えば処理サーバ2は、予約サイト等を介して店側に選択された予約時間の変更が可能であるか否かを問い合わせる。
次に、予約変更が可能である場合(ステップS341/Yes)、予約を変更した旨のメッセージを生成し、各参加者のユーザ端末1で表示するよう指示する(ステップS344)。
一方、予約変更が出来なかった場合(ステップS341/No)、予約できない旨のメッセージを生成し、各参加者のユーザ端末1で表示するよう指示する(ステップS347)。
以上説明したように、本実施例によれば、複数ユーザの現在位置情報に基づいて、ユーザ間のメッセージに基づいて登録された予定情報を参照し、到着時間に各ユーザが間に合うか否かを判断し、間に合わないユーザがいる場合はメッセージを自動生成して間に合わない旨を周知することが可能となる。また、予約時間の変更など、各ユーザに予定に関する提案を行うことが可能である。
なお上述した例では、店の予約を行っていたため、予約時間の変更を提案したが、例えば単に待ち合わせの場合、「待ち合わせ時間の変更」を提案してもよい。
<<4.まとめ>>
上述したように、本開示の実施形態による情報処理システムでは、移動に関するメッセージに基づいてユーザに適切な提案を行うことが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本技術はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述したユーザ端末1、または処理サーバ2に内蔵されるCPU、ROM、およびRAM等のハードウェアに、ユーザ端末1、または処理サーバ2の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記憶させたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も提供される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
メッセージから移動に関する情報を抽出し;
ユーザの現在位置に基づいて、当該ユーザの直近の移動にかかる移動時間を算出し;
前記算出した移動時間が所定の条件を満たすか否かに応じて、前記移動に関する提案情報を生成する制御部を備える、情報処理装置。
(2)
前記制御部は、
前記ユーザが作成したメッセージに移動に関連するキーワードが含まれる場合、
前記所定の条件として、前記算出した移動時間が、前記ユーザが居るとみなされている場所からの移動時間と一致するか否かを判断し、異なる場合は前記ユーザへの警告メッセージを生成する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記移動に関連するキーワードは、前記ユーザが移動を開始すること、または移動中であることを示す文字列である、前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記制御部は、
前記警告メッセージと共に、前記ユーザが作成したメッセージの修正または適切なタイミングでの送信を提案する、前記(2)または(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記制御部は、
前記適切なタイミングでの送信が前記ユーザに選択された場合、前記ユーザの現在地からの移動時間と、前記ユーザが居るとみなされている場所からの移動時間が一致するタイミングで前記ユーザが作成したメッセージを送信するよう制御する、前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
前記直近の移動にかかる移動時間は、前記ユーザが作成したメッセージと一致する過去の送信メッセージに対応付けられた前記ユーザの移動履歴における目的地までの移動時間である、前記(2)〜(5)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(7)
前記ユーザが居るとみなされている場所は、前記ユーザが作成したメッセージと一致する過去の送信メッセージに対応付けられた前記ユーザの移動履歴における始点である、前記(2)〜(6)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(8)
前記ユーザが居るとみなされている場所は、メッセージのやり取りを行っている相手ユーザと共有するスケジュール情報から判断される、前記(2)〜(6)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(9)
前記制御部は、
複数ユーザ間でやり取りされる前記メッセージから今後の移動に関する情報を抽出して移動予定情報として記憶部に登録し;
前記所定の条件として、前記登録された移動予定情報のうち直近の移動予定情報に含まれる目的地および到着予定時間に基づいて、前記ユーザの現在地からの移動時間を考慮し、到着予定時間までに前記目的地に到着できるか否かを判断し、到着できないと判断した場合、前記ユーザへの警告メッセージを生成する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(10)
前記制御部は、
前記到着予定時間までに前記目的地に到着できないと判断した場合、さらに、前記到着予定時間に遅れることを相手ユーザに伝えるメッセージを生成し、送信するよう制御する、前記(9)に記載の情報処理装置。
(11)
前記制御部は、
前記到着予定時間までに前記目的地に到着できないと判断した場合、さらに、予定時間の変更を相手ユーザおよびユーザに提案する、前記(9)または(10)に記載の情報処理装置。
(12)
前記制御部は、
予定時間の変更として店舗の予約時間の変更を提案し;
前記予約時間の変更が選択された場合、前記移動予定情報に含まれる店舗情報に基づいて、店舗側に予約時間の変更を依頼する、前記(11)に記載の情報処理装置。
(13)
前記制御部は、
前記予約時間の変更が可能であった場合、予約時間変更を伝えるメッセージを生成し、ユーザおよび相手ユーザに提示するよう制御する、前記(12)に記載の情報処理装置。
(14)
前記制御部は、
相手ユーザからの現在またはこれからの移動に関するメッセージに対し、ユーザ状態に応じて、前記算出した移動時間に基づくメッセージを生成し、当該ユーザに代わって相手ユーザに送信するよう制御する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(15)
前記制御部は、
前記相手ユーザの現在地、前記相手ユーザの属性、メッセージ履歴、またはユーザのスケジュール情報に基づいて目的地を推定し、推定した目的地までの移動時間を算出する、前記(14)に記載の情報処理装置。
(16)
前記制御部は、
前記到着予定時間までに前記目的地に到着できないと判断した場合、さらに、返信候補として延長時間の選択肢を提示し、選択された延長時間に基づいて前記到着予定時間に遅れることを相手ユーザに伝えるメッセージを生成し、送信するよう制御する、前記(9)に記載の情報処理装置。
(17)
プロセッサが、
メッセージから移動に関する情報を抽出することと、
ユーザの現在位置に基づいて、当該ユーザの直近の移動にかかる移動時間を算出することと、
前記算出した移動時間が所定の条件を満たすか否かに応じて、前記移動に関する提案情報を生成することと、
を含む、情報処理方法。
(18)
コンピュータを、
メッセージから移動に関する情報を抽出し;
ユーザの現在位置に基づいて、当該ユーザの直近の移動にかかる移動時間を算出し;
前記算出した移動時間が所定の条件を満たすか否かに応じて、前記移動に関する提案情報を生成する制御部として機能させるための、プログラム。
1(1A、1B) ユーザ端末
10 制御部
101 状態推定部
11 通信部
12 操作入力部
13 音声入力部
14 表示部
15 音声出力部
16 記憶部
17 センサ
2 処理サーバ
20 制御部
201 メッセージ分析部
202 移動情報抽出部
203 目的地推定部
204 メッセージ生成部
21 通信部
22 記憶部
221 メッセージDB
222 状態情報DB
223 位置情報DB
224 メッセージ対応移動履歴DB
225 移動予定DB
3 ネットワーク
4 メッセージサーバ

Claims (18)

  1. メッセージから移動に関する情報を抽出し;
    ユーザの現在位置に基づいて、当該ユーザの直近の移動にかかる移動時間を算出し;
    前記算出した移動時間が所定の条件を満たすか否かに応じて、前記移動に関する提案情報を生成する制御部を備える、情報処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記ユーザが作成したメッセージに移動に関連するキーワードが含まれる場合、
    前記所定の条件として、前記算出した移動時間が、前記ユーザが居るとみなされている場所からの移動時間と一致するか否かを判断し、異なる場合は前記ユーザへの警告メッセージを生成する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記移動に関連するキーワードは、前記ユーザが移動を開始すること、または移動中であることを示す文字列である、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記警告メッセージと共に、前記ユーザが作成したメッセージの修正または適切なタイミングでの送信を提案する、請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記適切なタイミングでの送信が前記ユーザに選択された場合、前記ユーザの現在地からの移動時間と、前記ユーザが居るとみなされている場所からの移動時間が一致するタイミングで前記ユーザが作成したメッセージを送信するよう制御する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記直近の移動にかかる移動時間は、前記ユーザが作成したメッセージと一致する過去の送信メッセージに対応付けられた前記ユーザの移動履歴における目的地までの移動時間である、請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記ユーザが居るとみなされている場所は、前記ユーザが作成したメッセージと一致する過去の送信メッセージに対応付けられた前記ユーザの移動履歴における始点である、請求項2に記載の情報処理装置。
  8. 前記ユーザが居るとみなされている場所は、メッセージのやり取りを行っている相手ユーザと共有するスケジュール情報から判断される、請求項2に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御部は、
    複数ユーザ間でやり取りされる前記メッセージから今後の移動に関する情報を抽出して移動予定情報として記憶部に登録し;
    前記所定の条件として、前記登録された移動予定情報のうち直近の移動予定情報に含まれる目的地および到着予定時間に基づいて、前記ユーザの現在地からの移動時間を考慮し、到着予定時間までに前記目的地に到着できるか否かを判断し、到着できないと判断した場合、前記ユーザへの警告メッセージを生成する、請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、
    前記到着予定時間までに前記目的地に到着できないと判断した場合、さらに、前記到着予定時間に遅れることを相手ユーザに伝えるメッセージを生成し、送信するよう制御する、請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記制御部は、
    前記到着予定時間までに前記目的地に到着できないと判断した場合、さらに、予定時間の変更を相手ユーザおよびユーザに提案する、請求項9に記載の情報処理装置。
  12. 前記制御部は、
    予定時間の変更として店舗の予約時間の変更を提案し;
    前記予約時間の変更が選択された場合、前記移動予定情報に含まれる店舗情報に基づいて、店舗側に予約時間の変更を依頼する、請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記制御部は、
    前記予約時間の変更が可能であった場合、予約時間変更を伝えるメッセージを生成し、ユーザおよび相手ユーザに提示するよう制御する、請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記制御部は、
    相手ユーザからの現在またはこれからの移動に関するメッセージに対し、ユーザ状態に応じて、前記算出した移動時間に基づくメッセージを生成し、当該ユーザに代わって相手ユーザに送信するよう制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
  15. 前記制御部は、
    前記相手ユーザの現在地、前記相手ユーザの属性、メッセージ履歴、またはユーザのスケジュール情報に基づいて目的地を推定し、推定した目的地までの移動時間を算出する、請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記制御部は、
    前記到着予定時間までに前記目的地に到着できないと判断した場合、さらに、返信候補として延長時間の選択肢を提示し、選択された延長時間に基づいて前記到着予定時間に遅れることを相手ユーザに伝えるメッセージを生成し、送信するよう制御する、請求項9に記載の情報処理装置。
  17. プロセッサが、
    メッセージから移動に関する情報を抽出することと、
    ユーザの現在位置に基づいて、当該ユーザの直近の移動にかかる移動時間を算出することと、
    前記算出した移動時間が所定の条件を満たすか否かに応じて、前記移動に関する提案情報を生成することと、
    を含む、情報処理方法。
  18. コンピュータを、
    メッセージから移動に関する情報を抽出し;
    ユーザの現在位置に基づいて、当該ユーザの直近の移動にかかる移動時間を算出し;
    前記算出した移動時間が所定の条件を満たすか否かに応じて、前記移動に関する提案情報を生成する制御部として機能させるための、プログラム。
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