JPWO2018221398A1 - バルブ装置および流体制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化されるとともに、曲げモーメントに対する耐力が改善したバルブ装置を提供する。【解決手段】ブロック状のバルブボディ(30)と、流路を開閉する弁体を駆動する駆動機構を内蔵するとともにバルブボディ(30)に接続されて当該バルブボディ(30)の上面(30t)から上方に向けて延在する筒状のケーシング(11)と、筒状のケーシング(11)とバルブボディ(30)とに当接し、ケーシング(10)に外力として曲げモーメントが作用した際のケーシング(10)の根元部分に位置するケーシング部材(12)とバルブボディ(30)との間に生じる応力集中を抑制するための保護部材(50)とを有する。

Description

本発明は、バルブ装置およびこのバルブ装置を含む流体機器が集積化された流体制御装置に関する。
例えば、半導体製造装置等のチャンバへ各種のプロセスガスを供給するために使用される流体制御装置としては、下記の引用文献1等に開示されたものが知られている。
特開2015−175502号公報
上記のような流体制御装置の分野においては、プロセスガスの供給制御により高い応答性が求められており、このためには流体制御装置をできるだけ小型化、集積化して、流体の供給先であるチャンバのより近くに設置する必要がある。
また、半導体ウエハの大口径化等の処理対象物の大型化が進んでおり、これに合わせて流体制御装置からチャンバ内へ供給する流体の供給流量も増加あるいは維持させる必要がある。
このため、上記のような流体制御装置に用いるバルブ装置では、ブロック状のバルブボディの寸法や、バルブボディ上に設置される弁体を駆動する駆動機構を内蔵するケーシングの外径がますます縮小されている。一方で、流量を確保するためには、バルブを開閉する際のダイヤフラム等の弁体のリフト量を確保する必要等の理由から、バルブ装置は全体的に細長くなる。
バルブ装置が小型化されて相対的に細長くなると、オペレータの接触などによりバルブ装置に曲げモーメントが作用した際に、バルブボディとケーシングとの接続部に集中する応力が過大となりやすいという問題がある。
本発明の一の目的は、小型化されるとともに、曲げモーメントに対する耐力が改善したバルブ装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記のバルブ装置を含む小型化、集積化された流体制御装置を提供することにある。
本発明のバルブ装置は、対向する底面及び上面を画定するとともに流体流路を画定するブロック状のバルブボディと、
前記流路を開閉する弁体を駆動する駆動機構を内蔵するとともに、前記バルブボディに接続されて当該バルブボディの上面から上方に向けて延在する筒状のケーシングと、
前記ケーシングと前記バルブボディとのに当接し、前記ケーシングに外力として曲げモーメントが作用した際の前記ケーシングの根元部分と前記バルブボディとの間に生じる応力集中を抑制するための保護部材と、を有することを特徴とする。
好適には、前記保護部材は、前記ケーシングの根元部分の外周に固定される環状部材を有し、
前記環状部材は、前記ケーシングの根元部分の外周に固定されつつ前記バルブボディの上面に当接する当接端面を有する、構成を採用できる。
さらに好適には、前記ケーシングの外周にはねじ部が形成され、
前記ケーシングは、前記バルブボディに形成されたねじ穴に螺合することにより、前記バルブボディに接続され、
前記環状部材は、前記ケーシングのねじ部へ螺合する、構成を採用できる。
代替的には、前記保護部材は、前記接続部に隣接する前記ケーシングの根元部分の外周に嵌合する嵌合部と、前記バルブボディの上面に固定可能な固定部とを有する、構成を採用できる。
本発明の流体制御装置は、上流側から下流側に向かって複数の流体機器が配列された流体制御装置であって、
前記複数の流体機器は、上記構成のバルブ装置を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ケーシングとバルブボディとの間に保護部材を設けることで、小型化されて相対的に細長く構成されるバルブ装置の曲げモーメントに対する耐力を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るバルブ装置の正面図。 図1Aのバルブ装置の上面図。 図1Aのバルブ装置の底面図。 図1Aの流体制御装置の一部を抽出した組立体の外観斜視図。 図1Aのバルブ装置から保護部材を取り外した状態の図。 本発明の一実施形態に係る保護部材の上面図。 図3Aの3C−3C線の断面図 保護部材の作用を説明するための要部拡大図。 保護部材の取付け工程について示す図。 保護部材の取付け工程について示す図。 治具の斜視図。 図7Aの治具の平面図。 図7Aの治具の正面図。 本発明の他の実施形態に係るバルブ装置の断面を含む正面図。 本発明の他の実施形態に係る保護部材の上面図。 図9Aの6B−6B線の断面図。 本発明が適用される流体制御装置の一例を示す斜視図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
先ず、図10を参照して、本発明が適用される流体制御装置の一例を説明する。
図10に示す流体制御装置は、金属製のベースプレートBS上には、幅方向W1,W2に沿って配列され長手方向G1,G2に延びる5本のレール部材500が設けられている。なお、W1は正面側、W2は背面側,G1は上流側、G2は下流側の方向を示している。各レール部材500には、複数の流路ブロック200を介して各種流体機器110A〜110Eが設置され、複数の流路ブロック200によって、上流側から下流側に向かって流体が流通する図示しない流路がそれぞれ形成されている。
ここで、「流体機器」とは、流体の流れを制御する流体制御装置に使用される機器であって、流体流路を画定するボディを備え、このボディの表面で開口する少なくとも2つの流路口を有する機器である。具体的には、開閉弁(2方弁)110A、レギュレータ110B、プレッシャーゲージ110C、開閉弁(3方弁)110D、マスフローコントローラ110E等が含まれるが、これらに限定されるわけではない。なお、導入管310は、上記した図示しない流路の上流側の流路口に接続されている。
流体機器を小型化、集積化していくと、図10から分かるように、全体的に細長く形成される。
本発明は、上記した開閉弁110A、110D、レギュレータ110B等の種々のバルブ装置に適用可能であるが、本実施形態では、開閉弁に適用する場合を例に挙げて説明する。
図1A〜図1Dは本発明の一実施形態に係るバルブ装置を示す図、図2は図1Aのバルブ装置から保護部材を取り外した状態の図、図3A,3Bは保護部材の構造を示す図、図4は保護部材の作用を説明するための図である。
バルブ装置1は、ケーシング10と、バルブボディ30と、保護部材50とを有する。なお、図中の矢印A1,A2は上下方向であってA1が上方向、A2が下方向を示すものとする。矢印B1,B2は、バルブ装置1のバルブボディ30の長手方向であって、B1が一端側、B2が他端側を示すものとする。C1,C2は、バルブボディ30の長手方向B1,B2に直交する幅方向を示し、C1が前面側、C2が背面側を示すものとする。
バルブボディ30は、ブロック状に形成され、その底面30bで開口するガス等の流路31,32を画定している。流路31,32の底面30bにおける開口の周囲には、図示しないシール部材を保持する凹状の保持部31a,32aが形成されている。流路31,32は、バルブボディ30の上側部に形成された弁室で互いに連通している。
図1A,1Bに示すように、バルブボディ30は、上面視において、長方形状を有し、バルブボディ30の上面は、ケーシング10が設けられる最も高い位置ある上面30t、上面30tよりも下方向A2に位置する上面30t1、上面30t1よりもさらに下方向A2に位置する上面30t2から構成され、段差を有する構造となっている。貫通孔30hは、長手方向B1,B2の一端側および他端側の両方において、上面30t2から底面30bに向けて形成されている。貫通孔30hは、図10に示したような流路ブロック200上にバルブボディ30を固定するための締結ボルトが挿入される。
図1Cから分かるように、ケーシング10および保護部材50の外輪郭は、上面視において、前記バルブボディの上面の内に収まっている。
バルブシート41は、図1Dに示すように、バルブボディ30の弁室内の流路31の周囲に設けられている。バルブシート41は、PFA、PTFE等の樹脂で弾性変形可能に形成されている。
ダイヤフラム40は、弁体として機能し、バルブシート41よりも大きな直径を有し、ステンレス、NiCo系合金などの金属やフッ素系樹脂で球殻状に弾性変形可能に形成されている。ダイヤフラム40は、押えアダプタ42を介して後述するケーシング部材12の下端面によりバルブボディ30に向けて押し付けられることによりバルブシート41に対して当接離隔可能にバルブボディ30に支持されている。
図1Dにおいて、ダイヤフラム40はダイヤフラム押え16により押圧されて弾性変形し、バルブシート41に押し付けられている状態にある。ダイヤフラム押え16による押圧を開放すると、球殻状に復元する。ダイヤフラム40がバルブシート41に押し付けられている状態では、流路31が閉鎖され、ダイヤフラム押え16が上方向A1に移動されると、ダイヤフラム40がバルブシート41から離れ、流路31は開放され、流路32と連通する。
ケーシング10は、円筒状のケーシング部材11とケーシング部材11の下端側に接続されたケーシング部材12で構成され、内部に図示しないアクチュエータや手動により弁体を駆動する機構などの駆動機構を内蔵している。アクチュエータは、例えば、圧縮エアで駆動されるピストン等であるが、これに限定されるわけではなく、圧電アクチュエータ、ソレノイドアクチュエータ等種々のアクチュエータを採用できる。
駆動機構を内蔵しているケーシング部材12は、駆動機構の一部を構成しても良く、駆動機構とは別体であっても良い。
ケーシング部材12内には、ケーシング10に内蔵された駆動機構により上下方向A1,A2に駆動される可動部13とこれに軸部14を介して連結された押圧部材15が設けられ、軸部14とケーシング部材12との間にはOリングORが設けられ、弁室側と駆動機構側との間をシールしている。押圧部材15が下方向A2に駆動されると、ダイヤフラム押え16を介してダイヤフラム40が押圧される。
図1Dに示すように、ケーシング部材12の外周には、ねじ部12aが形成されている。バルブボディ30には、上面30tから底面30bに向けてねじ穴30aが形成されており、ケーシング部材12のねじ部12aがねじ穴30aに螺合することにより、ケーシング部材12の先端部分は、バルブボディ30に接続されており、先端部で押さえアダプタ42を押圧している。図2に示すように、ねじ部12aの上面30tよりも上方の部分は、ケーシング10の根元部分としてバルブボディ30から外部に露出している。本実施形態では、ケーシング部材12のねじ部12aのバルブボディ30から外部に露出した部分に後述する保護部材50が設けられる。
ここで、図2に示すように、ケーシング部材12の外周に保護部材50が設けられていない状態では、ケーシング10の曲げモーメントM1が作用すると、ケーシング部材12の根元部分とバルブボディ30のねじ穴30aの開口端との間に応力が集中する。特に、ケーシング10の外径およびバルブボディ30の寸法を縮小したにもかかわらず、ケーシング10の全長が相対的に長いと、上記した応力集中が耐力を超えてしまう可能性がある。
このため、本実施形態では、ケーシング部材12の根元部分の外周に保護部材50を固定する。
図3Aおよび3Bに示すように、保護部材50は、金属製の円環状部材からなるとともに、上下対称な形状を有する。保護部材50の内周には、ケーシング部材12のねじ部12aに螺合するねじ部50aが形成されている。また、保護部材50の両端面は、平面からなる当接端面50tとなっており、後述するように、当接端面50tの一方がバルブボディ30の上面30tに当接可能となっている。当接端面50tは平面で構成されるため、当接端面50tは全面的にバルブボディ30の上面30tに当接可能である。保護部材50の側面には複数の凹部51(図5及び6参照)が開けられており、後述するように治具70を取り付けることにより、スパナを用いて回すことができる。この凹部51は、保護部材50を貫通していても良く、治具70に設けられた突起72が当接しない程度の深さに底を有していても良い。
図3Aおよび3Bに示される保護部材50には、端面円周角部に面取りが施されているが、当接端面50tの面積を大きくし、上面30tと当接する面積を大きくするために、面取りの大きさは小さい方が好ましい。
図4に示すように、保護部材50は、ケーシング部材12の外周のねじ部12aに螺合しつつバルブボディ30の上面30tに当接することにより、ケーシング部材12とバルブボディ30との間に固定される。なお、バルブボディ30は貫通孔30hを通じて流路ブロック200上に固定されているものとする。
この状態で、上記したように、ケーシング10に対して曲げモーメントM1が作用すると、ケーシング部材12の根元部分とバルブボディ30のネジ穴30aの開口端30EGには応力が集中するが、同時に、バルブボディ30の上面30tに当接している保護部材50の当接端面50tには、バルブボディ30の上面30tから反力R1を受ける。この反力R1のおかげで、ケーシング部材12の根元部分とバルブボディ30のネジ穴30aの開口端30EGとの間に生じる応力集中は緩和されて過大になることが抑制される。この結果、ケーシング部材12の根元部分とバルブボディ30のネジ穴30aの開口端30EGとの間の応力が耐力を超えにくくなる。すなわち、バルブ装置1の曲げモーメントM1に対する耐性が向上する。
図5及び図6は、保護部材50の取付け工程の一例について示す図である。まず図5に示されるように、まずステップS11において、ケーシング10、バルブボディ30、及び保護部材50を用意し、ステップS12において保護部材50を、ケーシング部材12のねじ部12aに螺合させる。ステップS13において、ねじ部12aをバルブボディ30のねじ穴30aに螺合させ、ケーシング10とバルブボディ30をしっかりと固定する。次に図6のステップS14において、ねじ部12aに螺合した保護部材50を回し、保護部材50をバルブボディ30の上面30tに接触するまで下げた後、治具70を用意する。
図7A〜7Cには、それぞれ治具70の斜視図、平面図及び正面図が示されている。これらの図に示されるように、治具70は全体としてナットを半分に切断したような形状であり、内周面にねじ溝はなく、内周面には所定の間隔で配置された一対の突起72を有している。突起72は、治具本体71に開けられた穴にピンを嵌めることにより形成されるものであってもよい。この際、突起72の外径寸法を凹部51の内径寸法よりも十分に小さくして、治具70が保護部材50に容易に嵌合するように構成する。
図7A〜7Cのように、突起72を2つ設ける場合は、治具70の使用状態において、それぞれの突起72の軸の延長線が保護部材50の円環状部材の中心で、90度の角度で、交差する位置に設けられることが望ましい。
図6に戻り、ステップS15において、保護部材50の凹部51に治具70の突起72が嵌るように、治具70を取り付ける。ステップS16及びS17において、スパナ76で治具70と共に保護部材50を回転させ、保護部材50をバルブボディ30の上面30tに対して強く接触させて固定する。
また、治具70とスパナ76の使用に替えて突起72と同径の軸状部材を直接凹部51に嵌合して保護部材50を回転させることもできる。
本実施形態では、保護部材50を円環状としたが、環状であれば外形は円形に限定されない。ただし、保護部材50の外輪郭がバルブボディ30の上面30tの内に収まっている必要がある。
また、保護部材50を螺合により固定する構成を採用したが、加締めや溶接等の他の代替手段を採用することもできる。
第2実施形態
図8に本発明の第2実施形態に係るバルブ装置1Aを示す。なお、上記した実施形態と同様の構成部分については同一の符号を使用している。
本実施形態においては、保護部材150の構造が上記の保護部材50と異なる。
図9Aおよび図9Bに示すように、保護部材150は上面視で長方形状の外形を有し、長手方向B1,B2のほぼ中央に貫通孔からなる、ケーシング部材12の根元部分の外周に嵌合する嵌合部150aを有する。また、保護部材150は、バルブボディの上面30t、30t1,30t2に当該保護部材150を固定するための固定部150bを長手方向の一端側および他端側に備え、この2つの固定部には、貫通孔150hが形成されている。貫通孔150hは、図8に示したように、バルブボディ30の貫通孔30hに位置合わせされ、図示しない共通の締結ボルトが貫通孔30h,150hに挿通可能となっている。さらに、保護部材150は、バルブボディ30の上面30t,30t1,30t2で形成される上面の外形状と略一致するように形成されている。加えて、保護部材150の下面150c側の形状は、バルブボディ30の上面の段差形状に適合するように形成されている。
図8に示す状態で、上記実施形態で説明したような曲げモーメントがケーシング10に作用すると、保護部材150の嵌合部150aの内周面からケーシング部材12に曲げモーメントに抗する反力が作用する。この結果、ケーシング部材12の根元部分とバルブボディ30との間に集中する応力の大きさが緩和される。すなわち、バルブ装置1Aの曲げモーメントに対する耐性が向上する。
本実施形態では、保護部材150をバルブボディ30の貫通孔30hを利用して固定する構造としたが、保護部材150をバルブボディ30に直接固定することも可能である。
上記実施形態では、流体制御装置として複数の流路ブロック200にバルブ装置を搭載したものを例示したが、分割タイプの流路ブロック200以外にも、一体型の流路ブロックや流路プレートに対しても本発明のバルブ装置は適用可能である。
上記実施形態では、本発明のバルブ装置としてアクチュエータをなにより自動開閉するものを例示したが、これに限定されるわけではなく、本発明は手動弁にも適用可能である。
1 バルブ装置
10 ケーシング
11、12 ケーシング部材(ケーシング)
30 バルブボディ
50 保護部材
50t 当接端面
51 凹部
150 保護部材
150a 嵌合部
150b 固定部
150h 貫通孔
110A 開閉弁(2方弁)(バルブ装置)
110B レギュレータ(バルブ装置)
110C プレッシャーゲージ(流体機器)
110D 開閉弁(3方弁)(バルブ装置)
110E マスフローコントローラ(流体機器)

Claims (9)

  1. 対向する底面及び上面を画定するとともに流体流路を画定するブロック状のバルブボディと、
    前記流路を開閉する弁体を駆動する駆動機構を内蔵し、前記バルブボディに接続されて当該バルブボディの上面から上方に向けて延在する筒状のケーシングと、
    前記ケーシングと前記バルブボディとに当接し、前記ケーシングに外力として曲げモーメントが作用した際の前記ケーシングの根元部分と前記バルブボディとの間に生じる応力集中を抑制するための保護部材と、を有することを特徴とするバルブ装置。
  2. 前記保護部材は、前記ケーシングの根元部分の外周に固定される環状部材を有し、
    前記環状部材は、前記ケーシングの根元部分の外周に固定されつつ前記バルブボディの上面に当接する当接端面を有する、ことを特徴とする請求項2に記載のバルブ装置。
  3. 前記ケーシングおよび保護部材の外輪郭は、上面視において、前記バルブボディの上面の内に収まっている、ことを特徴とする請求項2に記載のバルブ装置。
  4. 前記ケーシングの外周にはねじ部が形成され、
    前記ケーシングは、前記バルブボディに形成されたねじ穴に螺合することにより、前記バルブボディに接続され、
    前記環状部材は、前記ケーシングのねじ部へ螺合する、ことを特徴とする請求項3に記載のバルブ装置。
  5. 前記保護部材は、前記ケーシングの根元部分の外周に嵌合する嵌合部と、前記バルブボディの上面に固定可能な固定部とを有する、ことを特徴とする請求項1に記載のバルブ装置。
  6. 前記ケーシングおよび保護部材の外輪郭は、上面視において、前記バルブボディの上面の内に収まっている、ことを特徴とする請求項5に記載のバルブ装置。
  7. 前記バルブボディは、長手方向の一端側および他端側に当該バルブボディを他の部材に締結するための締結ボルト用の貫通孔を有し、
    前記保護部材の固定部は、前記嵌合部が前記ケーシングの根元部分の外周に嵌合した状態で前記貫通孔と位置合わせされる貫通孔を有する、ことを特徴とする請求項5に記載のバルブ装置。
  8. 前記保護部材は、前記環状部材の側面に凹部を有する、ことを特徴とする請求項2に記載のバルブ装置。
  9. 上流側から下流側に向かって複数の流体機器が配列された流体制御装置であって、
    前記複数の流体機器は、請求項1ないし7のいずれかに記載のバルブ装置を含むことを特徴とする流体制御装置。


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