JPWO2018186466A1 - 簡易トルクレンチ - Google Patents

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Abstract

少ない構成部品点数でかつ簡単な構造で、所定のトルクで締付部材を締め付けることのできるトルクレンチを、安価でしかも小型化および軽量化を図って提供する。簡易トルクレンチ1は、ソケット2、レバー3、サポートスプリング4、アジャストホルダ5およびキャップ6から構成され、所定のトルクでナットなどを締め付けるために用いられる。ソケット2およびレバー3は、ラチェット部2bおよび柱状体3aの周囲がサポートスプリング4に囲まれることで、ラチェット部2bの外形の接線方向に揺動片3bが当接した状態で、相互が一体に保持される。また、アジャストホルダ5は、柱状体3aの幅方向両側部を挟むサポートスプリング4の挟持部4cを任意の位置で抑え込む。

Description

本発明は、所定のトルクで締付部材を締め付けるトルクレンチに関するものである。
従来この種のトルクレンチとしては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
このトルクレンチは、締付部材と係合するヘッド部と、円筒状のレバーとから構成される。ヘッド部は略直方体状のケース部に各部品が収納されて構成される。ケース部は、トルク値調整スプリングやばね力伝達ロッドを収納するレバーと連通している。ケース部内には、ラジアルベアリングを構成する複数個の鋼球とカム軸が配置されている。カム軸の軸孔の内周面にはラチェット歯が形成され、伝達軸に配置されたラチェット爪がこのラチェット歯に係合している。このため、カム軸が時計回りに回転すると、伝達軸が一体的に回転する。伝達軸の先端部にはソケット等が取り外し可能に装着される。
このトルクレンチによれば、トルクリミッターの構成として、カム軸のカム部に当接するローラ部材をローラ支持レバー体の軸受凹部に回転自在に配置し、トルク値調整スプリングの力に抗して作用する力を、トルク伝達カム面からローラ部材に対して作用する法線方向の力に対して小さくすることが可能になる。これにより、トルク値調整スプリングや、ローラ支持レバー体とトルク値調整スプリングとを連結するばね力伝達ロッドなどの部材を小型化および軽量化することができる。
国際公開第2010/119599号
しかしながら、特許文献1に開示された上記従来のトルクレンチは、構成部品点数が多くて複雑であり、高価である。また、トルク値調整スプリングやばね力伝達ロッドなどの部材を小型化および軽量化することができるといっても、多くの構成部品で複雑にトルクレンチが構成されるので、その小型化および軽量化には限度がある。
本発明は、構成部品点数が少なくて簡単な構造をし、安価で、さらなる小型化および軽量化を図れるトルクレンチを提供することを目的とする。
このために本発明は、
所定のトルクで締付部材を締め付けるトルクレンチにおいて、
締付部材に嵌合して締付部材に回転トルクを伝達するホルダ部、および、ホルダ部と同軸に設けられ、外周囲に複数の歯が同方向に傾けて形成されて、外形の輪郭が多角形を呈するラチェット部が一体に形成されたソケットと、
ラチェット部の外形より小さな幅を有する柱状体からなり、柱状体の一端部に柱状体の長手方向に揺動する揺動片が設けられ、揺動片の揺動端に前記歯に係合する爪が設けられたレバーと、
柱状体の他端部の位置を規制してラチェット部の外形の接線方向に揺動片を当接させた状態に保持する保持部、揺動片が当接したラチェット部の外周囲に巻き付く包接部、および、柱状体の一端部側から他端部側に沿って柱状体の幅方向両側部を柱状体の長手方向に挟む挟持部を有する板状部材からなる弾性部材と、
挟持部に沿って移動自在に設けられ、挟持部が柱状体の幅方向両側部から離反するのを挟持部の任意の位置で抑え込む保持力調節部材と
を備えることを特徴とする。
本構成によれば、ソケットおよびレバーは、ラチェット部および柱状体の周囲が弾性部材に囲まれることで、ラチェット部の外形の接線方向に揺動片が当接した状態で、相互が一体に保持される。また、保持力調節部材は、柱状体の幅方向両側部を挟む弾性部材の挟持部を任意の位置で抑え込む。この状態で、ソケットのホルダ部を締付部材に嵌合させ、ソケットのラチェット部に形成された歯とレバーの揺動片に形成された爪とが係合しない向きに、ソケットの軸を中心にレバーを回動させると、弾性部材の包接部がラチェット部の多角形をした外周囲に巻き付き、レバーの回動力が弾性部材の包接部を介してラチェット部に伝達される。このため、ラチェット部がホルダ部と共に回転し、レバーの回動する向きが締付部材を締め付ける方向に一致すれば、ホルダ部に保持される締付部材を回転させて締め付けることができる。
レバーの回動操作に応じてこの締め付けが続けられることで、締め付け部材に対する締め付けトルクは増加する。弾性部材の包接部がラチェット部の外周囲に巻き付く力は、保持力調節部材の挟持部に対する相対位置、すなわち、弾性部材の包接部側の遊動可能な長さに応じた巻き付き力となる。締め付けトルクがこの巻き付き力を超える値に達すると、弾性部材の包接部はラチェット部の外周囲を滑り出し、包接部からラチェット部へレバーの回動力が伝達されなくなる。すなわち、締付部材に対する締め付けトルクにリミットがかかり、トルクレンチは所定のトルクで締付部材を締め付けることになる。この際、揺動片は柱状体の長手方向に揺動するため、弾性部材の包接部がラチェット部の外周囲を滑り、揺動片の揺動端に形成された爪がラチェット部の外周囲に形成された歯の背側の傾斜を乗り越えるときには、揺動片がラチェット部の外周囲から離れる方向に揺動する。したがって、ラチェット部に対する包接部の滑りを爪が阻害することはない。
一方、ソケットのラチェット部に形成された歯とレバーの揺動片に形成された爪とが係合する向きに、ソケットの軸を中心にレバーを反対に回動させると、歯と爪とが係合するため、弾性部材の包接部がラチェット部の外周囲に巻き付く巻き付き力にかかわらず、レバーの回動力は揺動片を介してラチェット部に確実に伝達される。このため、レバーの回動するこの反対の向きが締付部材を緩める方向に一致すれば、レバーの回動操作によって締付部材の締め付けを緩めることが可能となる。
この結果、ソケットとレバーと弾性部材と保持力調節部材との少ない構成部品点数で、かつ、簡単な構造で、所定のトルクで締付部材を締め付けることのできるトルクレンチを構成でき、安価で、しかも、小型化および軽量化の図られたトルクレンチを簡易に提供することが可能となる。
また、本発明は、レバーが、柱状体の一端部側の揺動片形成領域に隣接する領域が揺動片の根元を支える領域を残して切り欠かれ、かつ、この切り欠き部に隣接する領域が所定深さにくりぬかれて空洞が形成されることで、揺動片が揺動自在に柱状体に一体に形成されることを特徴とする。
本構成によれば、揺動片が揺動自在に柱状体に一体に形成されるレバーを簡単な構造で実現することができる。このため、トルクレンチの低廉化および小型・軽量化をさらに図ることができる。
また、本発明は、
ラチェット部に固定される固定部、および、ラチェット部の外形より大きな外形を有するフランジ部からなるキャップを備え、
ラチェット部が弾性部材を形成する板状部材の幅よりも長くホルダ部の端面から突出して形成され、
ホルダ部の端面がラチェット部の外形よりも大きな外形を有する
ことを特徴とする。
本構成によれば、弾性部材の包接部がキャップのフランジ部とホルダ部の端面との間に挟まれて保持され、ソケットの軸方向における弾性部材の移動が規制される。したがって、ソケットおよびレバーを一体化して保持する弾性部材が、一体化したソケットおよびレバーから分離しなくなる。このため、レバーの操作時に、一体化したソケットおよびレバーから弾性部材が外れて各部品がばらばらにならなくなり、トルクレンチの取り扱いが容易になって操作性が向上する。
また、本発明は、
ラチェット部が軸心周りに開口部が形成され、開口部の内周に第1突部または第1溝が形成され、
キャップの固定部が、開口部に嵌合する突出体から構成され、突出体の外周に第1突部に嵌合する第2溝または第1溝に嵌合する第2突部が形成されることを特徴とする。
本構成によれば、ラチェット部の開口部にキャップの突出体を嵌めることで、第1突部または第1溝が第2溝または第2突部と嵌合し、キャップを簡単にラチェット部に固定させることができる。
また、本発明は、保持力調節部材と柱状体との各当接面に所定ピッチで相互に噛み合う段差が柱状体の長手方向に形成されていることを特徴とする。
本構成によれば、保持力調節部材の挟持部に対する相対位置は、保持力調節部材と柱状体との各当接面に形成された段差が噛み合うことで保持される。したがって、弾性部材の挟持部に対する保持力調節部材の相対位置の調節は容易に行える。このため、締付部材に対する締め付けトルクの調整操作が容易になり、トルクレンチの操作性が向上する。
本発明によれば、少ない構成部品点数で、かつ、簡単な構造で、所定のトルクで締付部材を締め付けることのできるトルクレンチを構成でき、安価で、しかも、小型化および軽量化の図られたトルクレンチを簡易に提供することが可能となる。
(a)、(b)および(c)は、本発明の一実施形態による簡易トルクレンチの正面図、背面図および側面図である。 (a)は図1(b)に示す簡易トルクレンチのIIa-IIa線破断矢視断面図、(b)は図1(c)に示す簡易トルクレンチのIIb-IIb線破断矢視断面図である。 (a)は、一実施形態による簡易トルクレンチを構成するソケットをナットホルダ部側から見た斜視図、(b)はラチェット部側から見た斜視図である。 (a)、(b)および(c)は、一実施形態による簡易トルクレンチを構成するソケットの平面図、一部破断正面図および背面図である。 (a)は、一実施形態による簡易トルクレンチを構成するレバーの斜視図、(b)、(c)、(d)および(e)は平面図、正面図、側面図および背面図である。 (a)および(b)は、一実施形態による簡易トルクレンチを構成するサポートスプリングの正面図および側面図である。 (a)および(b)は、一実施形態による簡易トルクレンチを構成するアジャストホルダの正面図および側面図である。 (a)および(b)は、一実施形態による簡易トルクレンチを構成するキャップの正面図および一部破断側面図である。
次に、本発明による簡易トルクレンチを実施するための形態について説明する。
図1(a)、(b)および(c)は、本発明の一実施形態による簡易トルクレンチ1の正面図、背面図および側面図である。図2(a)は図1(b)のIIa-IIa線破断矢視断面図、図2(b)は図1(c)のIIb-IIb線破断矢視断面図である。
簡易トルクレンチ1は、ソケット2、レバー3、サポートスプリング4、アジャストホルダ5およびキャップ6から構成され、所定のトルクで締付部材を構成する図示しないナットなどを締め付けるために用いられる。
ソケット2は、図3(a)にナットホルダ部2a側からの斜視図、図3(b)にラチェット部2b側からの斜視図が示される。また、図4(a)、(b)および(c)にソケット2の平面図、一部破断正面図および背面図が示される。図4(b)は中心線cから左半分に正面図が示され、中心線cから右半分に図4(a)のA−B−C線破断矢視断面図が示される。
ソケット2は、ナットホルダ部2aとラチェット部2bとが一体に樹脂成型等されて形成される。ナットホルダ部2aは、円柱の中心に六角柱状の穴2a1が開口して形成されている。この穴2a1にはナットなどが嵌合して、ナットホルダ部2aからナットなどに回転トルクが伝達される。ラチェット部2bはナットホルダ部2aと同軸に設けられ、外周囲にくさび形をした複数の歯2b1が同方向に傾けて形成されており、図4(c)に点線で示すように、外形の輪郭が6角形を呈している。ラチェット部2bは、軸心周りに円筒状の開口部2b2が形成されており、この開口部2b2の内周には、図3(b)および図4(b)に示すように、溝2b3が円環状に形成されている。また、図4(c)に示すように、ナットホルダ部2aの端面2a2は、ラチェット部2bの外形L1よりも大きな外径φ1(φ1>L1)を有する。
レバー3は、図5(a)に斜視図、図5(b)、(c)、(d)および(e)に平面図、正面図、側面図および背面図が示される。レバー3は、ラチェット部2bの外形L1より小さな幅W1(図2(b)参照)を有する矩形状の柱状体3aからなり、樹脂成形等によって形成される。作業者によって掴まれる部分の柱状体3aは所定長だけ幅W1が狭くなっている。
柱状体3aの一端部には、柱状体3aの長手方向に揺動する揺動片3bが設けられ、揺動片3bの揺動端には、ラチェット部2bの歯2b1に係合する爪3cが設けられている。本実施形態では、レバー3は、柱状体3aの一端部側の揺動片3bの形成領域に隣接する領域が、揺動片3bの根元を支える領域3dを残して切り欠かれ、かつ、この切り欠き部3eに隣接する領域が所定深さにくりぬかれて空洞3fが形成されることで、揺動片3bが柱状体3aの長手方向に揺動自在に柱状体3aに一体に形成される。空洞3fの底には底面が形成されるため、揺動片3bの根元を支える領域3dおよびこれに対向する側壁3gは揺動せず、外力が加えられても、その形状を維持する。
サポートスプリング4は図6(a)および(b)に正面図および側面図が示される。サポートスプリング4は板状部材からなる弾性部材を構成し、幅W2を有するステンレス製等の板バネが曲げ加工されて、保持部4a、包接部4bおよび挟持部4cを有する形状に形成されている。ラチェット部2bがホルダ部2の端面2cから突出する長さL2(図4(b)参照)は、サポートスプリング4の幅W2よりも長く(L2>W2)形成される。
保持部4aは、板バネの両端部が間隔をあけて短く直角に曲げられた一対の曲げ部分により構成される。この保持部4aは、図1および図2に示すようにレバー3の柱状体3aの他端部に掛け止められることで、レバー3の柱状体3aの他端部の位置を規制して、図2(b)に示すように、ラチェット部2bの外形の接線方向に揺動片3bを当接させた状態に保持する。包接部4bは、ラチェット部2bの外周囲を囲む形状に曲げられた板バネの曲げ部分により構成される。この包接部4bは、図2(b)に示すように、揺動片3bが当接したラチェット部2bの外形にその大部分が巻き着くと共に、その両末端部が柱状体3aの一端部側の幅方向両側部を揺動片3bの形成方向に挟み込む。挟持部4cは、保持部4aと包接部4bとの間における板バネの平行な一対の直線状部分から構成され、ナットなどの締め付け作業時にレバー3と共に作業者によって握られる。この挟持部4cは、柱状体3aの一端部側から他端部側に沿って柱状体3aの幅方向両側部を長手方向に挟む。
アジャストホルダ5は、図7(a)および(b)に正面図および側面図が示され、樹脂成形等によって中空の角筒状に形成されて、保持力調節部材を構成する。このアジャストホルダ5は、図1および図2に示すようにサポートスプリング4の挟持部4cを囲んで取り付けられ、挟持部4cに沿って移動自在に設けられる。アジャストホルダ5は、サポートスプリング4の挟持部4cがレバー3の柱状体3aの幅方向両側部から離反するのを挟持部4cの任意の位置で抑え込む。この抑え込みにより、サポートスプリング4のラチェット部2bに対する弾性力が規制される。
キャップ6は、図8(a)および(b)に正面図および一部破断側面図が示され、樹脂成形等によって形成される。図8(b)は中心線cから下半分に側面図が示され、中心線cから上半分に図8(a)のD−E−F線破断矢視断面図が示される。
キャップ6は円筒部6aとフランジ部6bとからなる。円筒部6aはソケット2のラチェット部2bに固定される固定部を構成する。フランジ部6bは、ナットホルダ部2aの端面2a2の外径φ1(φ1>L1)と同様に、ラチェット部2bの外形L1よりも大きな外径φ2(φ2>L1)を有する。円筒部6aは、ラチェット部2bの開口部2b2に嵌合する突出体を構成しており、その外周に突条6a1が円環状に形成されている。この突条6a1は、開口部2b2に円環状に形成されている溝2b3に嵌合する突部を構成する。
上記の各部品から構成される簡易トルクレンチ1の組み立てに際しては、まず、ソケット2のラチェット部2bの外周囲にサポートスプリング4の包接部4bを巻き付ける。次に、包接部4bに覆われずに露出するラチェット部2bの外周囲の接線方向にレバー3の一端部の揺動片3bを当接させ、レバー3の他端部の両角にサポートスプリング4の保持部4aを掛けて、柱状体3aの両側部をサポートスプリング4の挟持部4cに挟持させる。次に、柱状体3aを挟んだ状態のサポートスプリング4にアジャストホルダ5の開口部を挿入し、アジャストホルダ5をサポートスプリング4に通す。次に、ソケット2のラチェット部2bの開口部2b2にキャップ6の円筒部6aを嵌め、円筒部6aを開口部2b2に押し込んで、開口部2b2の内周に形成されている溝2b3に円筒部6aの外周に形成されている突条6a1を嵌合させて、キャップ6をソケット2に固定して、簡易トルクレンチ1の組み立てを完成させる。
このような本実施形態による簡易トルクレンチ1によれば、ソケット2およびレバー3は、ラチェット部2bおよび柱状体3aの周囲がサポートスプリング4に囲まれることで、ラチェット部2bの外形の接線方向に揺動片3bが当接した状態で、相互が一体に保持される。また、アジャストホルダ5は、柱状体3aの幅方向両側部を挟むサポートスプリング4の挟持部4cを任意の位置で抑え込む。この状態で、ソケット2のホルダ部2aをナットなどに嵌合させ、ソケット2のラチェット部2bに形成された歯2b1とレバー3の揺動片3bに形成された爪3cとが係合しない時計回り(CW)の向き(図1(a)参照)に、ソケット2の軸を中心にレバー3を回動させると、サポートスプリング4の包接部4bがラチェット部2bの6角形をした外周囲に巻き付き、領域3dおよび側壁3gが包接部4bに挟み込まれて固定され、レバー3の回動力がサポートスプリング4の包接部4bを介してラチェット部2bに伝達される。このため、ラチェット部2bがホルダ部2aと共に回転し、レバー3の回動するCWの向きがナットなどを締め付ける方向に一致すれば、ホルダ部2aに保持されるナットなどを回転させて締め付けることができる。
レバー3の回動操作に応じてこの締め付けが続けられることで、ナットなどの締め付けトルクは増加する。サポートスプリング4の包接部4bがラチェット部2bの外周囲に巻き付く力は、アジャストホルダ5の挟持部4cに対する相対位置、すなわち、サポートスプリング4の包接部4b側の遊動可能な長さに応じた巻き付き力となる。締め付けトルクがこの巻き付き力を超える値に達すると、サポートスプリング4の包接部4bはラチェット部2bの外周囲を滑り出し、包接部4bからラチェット部2bへレバー3の回動力が伝達されなくなる。すなわち、ナットなどの締付部材に対する締め付けトルクにリミットがかかり、簡易トルクレンチ1は所定のトルクでナットなどを締め付けることになる。この際、揺動片3bは柱状体3aの長手方向に揺動するため、包接部4bがラチェット部2bの外周囲を滑り、揺動片3bの揺動端に形成された爪3cがラチェット部2bの外周囲に形成された歯2b1の背側の傾斜を乗り越えるときには、揺動片3bがラチェット部2bの外周囲から離れる方向に揺動する。したがって、ラチェット部2bに対する包接部4bの滑りを爪3cが阻害することはない。
ナットなどを締め付けるトルクのリミット値は、アジャストホルダ5がサポートスプリング4のソケット2側に近づくと、包接部4bのラチェット部2bに対する巻き付き力が強まるので、大きくなる。また、アジャストホルダ5がサポートスプリング4のソケット2から離れる側に移動すると、包接部4bのラチェット部2bに対する巻き付き力が弱まるので、小さくなる。
一方、ソケット2のラチェット部2bに形成された歯2b1とレバー3の揺動片3bに形成された爪3cとが係合する反時計回り(CCW)の向き(図1(a)参照)に、ソケット2の軸を中心にレバー3を反対に回動させると、歯2b1と爪3cとが係合するため、サポートスプリング4の包接部4bがラチェット部2bの外周囲に巻き付く巻き付き力にかかわらず、レバー3の回動力が揺動片3bを介してラチェット部2bに確実に伝達される。このため、レバー3の回動するこの反対のCCWの向きがナットなどを緩める方向に一致すれば、レバー3の回動操作によってナットなどの締め付けを緩めることが可能となる。
この結果、ソケット2とレバー3とサポートスプリング4とアジャストホルダ5との少ない構成部品点数で、かつ、簡単な構造で、所定のトルクでナットなどを締め付けることのできる簡易トルクレンチ1を構成でき、安価で、しかも、小型化および軽量化の図られたトルクレンチ1を簡易に提供することが可能となる。
また、本実施形態による簡易トルクレンチ1によれば、揺動片3bが揺動自在に柱状体3aに一体に形成されるレバー3を図5に示す簡単な構造で実現することができる。このため、簡易トルクレンチ1の低廉化および小型・軽量化をさらに図ることができる。
また、本実施形態による簡易トルクレンチ1によれば、ナットホルダ部2aの端面2a2の外径φ1およびキャップ6のフランジ部6bの外径φ2は、共にラチェット部2bの外形L1よりも大きい(φ1>L1、φ2>L1)。また、ラチェット部2bの突出長さL2は、サポートスプリング4の幅W2よりも長く(L2>W2)形成される。このため、サポートスプリング4の包接部4bがキャップ6のフランジ部6bとホルダ部2aの端面2a2との間に挟まれて保持され、ソケット2の軸方向におけるサポートスプリング4の移動が規制される。したがって、ソケット2およびレバー3を一体化して保持するサポートスプリング4が、一体化したソケット2およびレバー3から分離しなくなる。このため、レバー3の操作時に、一体化したソケット2およびレバー3からサポートスプリング4が外れて各部品がばらばらにならなくなり、簡易トルクレンチ1の取り扱いが容易になって操作性が向上する。
また、本実施形態による簡易トルクレンチ1によれば、ラチェット部2bの開口部2b2にキャップ6の円筒部6aを嵌めることで、溝2b3が突条6a1と嵌合し、キャップ6を簡単にラチェット部2bに固定させることができる。
なお、上記の実施形態では、ラチェット部2bの開口部2b2に溝2b3を第1溝として、キャップ6の円筒部6aに溝2b3に嵌合する突条6a1を第1溝に嵌合する第2突部として形成した場合について、説明した。しかし、キャップ6の円筒部6aに第2溝、ラチェット部2bの開口部2b2にこの第2溝に嵌合する第1突部を形成するように構成してもよい。この場合においても、第2溝と第1突部とが嵌合することで、キャップ6の円筒部6aをラチェット部2bの開口部2b2に簡単に固定させることができ、上記の実施形態と同様な作用効果が奏される。また、キャップ6のラチェット部2bへの固定は、このようなスナップフィットによる結合に限られず、キャップ6の円筒部6aをラチェット部2bの開口部2b2に圧入させることで、または、円筒部6aを開口部2b2に溶着させて接合させることなどで、行ってもよい。このような構成によっても、上記の実施形態と同様な作用効果が奏される。
また、アジャストホルダ5と柱状体3aとの各当接面に所定ピッチで相互に噛み合う段差を柱状体3aの長手方向に形成するように構成してもよい。本構成によれば、アジャストホルダ5の挟持部4cに対する相対位置は、アジャストホルダ5と柱状体3aとの各当接面に形成された段差が噛み合うことで保持される。したがって、サポートスプリング4の挟持部4cに対するアジャストホルダ5の相対位置の調節は容易に行える。このため、ナットなどに対する締め付けトルクの調整操作が容易になり、簡易トルクレンチ1の操作性が向上する。
また、上記の実施形態では、挟持部4cに対するアジャストホルダ5の相対位置を調節することで、締め付け部材に対する締め付けトルクを調整した場合について、説明した。しかし、締め付けトルクの調整はこれに限られることはなく、例えば、サポートスプリング4を形成する板バネの厚みや材質、ラチェット部2bを囲む包接部4bの形状などを選択することでも、締め付けトルクの調整を行える。例えば、包接部4bの両末端部が、図2(b)や図6(a)に示すように、柱状体4aの両側部に向かって絞られるように曲げられず、柱状体4aの両側部に緩やかに接する形状に形成される場合には、締め付けトルクを弱く調製することができる。また、ラチェット部2bの輪郭の形状を選択することでも、締め付けトルクの調整を行える。例えば、上記の実施形態では、ラチェット部2bの輪郭の形状が6角形をしていたが、この輪郭の形状を8角形にする場合には締め付けトルクを弱く、4角形にする場合には締め付けトルクを強く、調製することができる。
また、サポートスプリング4の挟持部4cの長さおよび柱状体3aの長さを変えることで、簡易トルクレンチ1の締め付け力を調製することができる。また、ソケット2のナットホルダ部2aの穴2a1の形状を選択することで、様々なナット・ボルトサイズに対応することができる。
また、上記の実施形態では、ソケット2、レバー3、アジャストホルダ5およびキャップ6を樹脂で形成した場合について説明したが、金属で形成するようにしてもよい。また、サポートスプリング4を金属で形成した場合について説明したが、樹脂で形成するようにしてもよい。このような各構成によっても、上記の実施形態と同様な作用効果が奏される。
本実施形態による簡易トルクレンチ1は、樹脂製トイレユニットの陶器製便器への取り付けに用いられるボルトおよびナットの締め付けに好適である。
樹脂製トイレユニットをボルトおよびナットを用いて陶器製便器へ固定する際、スパナやレンチ等の一般的な金属製工具を使用すると、樹脂製トイレユニットや陶器製便器を損傷させてしまうことがある。また、非金属製工具を使用して、工具の弾性限度を超えた締結力でボルトおよびナットを締め付けると、工具の破壊に至ってしまう。このため、従来、特許文献1に開示されたようなトルクリミッターを備えたトルクレンチを用いることがあったが、前述したように、多くの構成部品で複雑にトルクレンチが構成されるので、その小型化および軽量化には限度があった。したがって、特許文献1に開示されたようなトルクレンチを用いてトイレユニットを便器に取り付ける作業においては、スペースの狭いトイレ室内での工具の取り回し性は良くない。また、工具の取り扱いに慣れていない者がこのトルクレンチを用いてトイレユニットの取り付け作業を行うと、樹脂製トイレユニットや陶器製便器を損傷させてしまう。
しかし、本実施形態によれば、所定のトルクでナットやボルトを締め付けることのできる簡易トルクレンチ1を、上述したように小型化および軽量化を図って提供することができるので、スペースの狭いトイレ室内での工具の取り回し性は良い。このため、誰が取り付け作業を行っても、樹脂製トイレユニットや陶器製便器、さらには簡易トルクレンチ1自体を損傷させてしまうことはない。
さらに本実施形態によれば、所定のトルクでナットやボルトを締め付けることのできる簡易トルクレンチ1を、上述したように少ない構成部品点数で、かつ、簡単な構造で構成でき、安価に提供することができる。このため、トイレユニットの付属品として簡易トルクレンチ1をトイレユニットの梱包箱に同梱できるサイズにすることができる。しかも、簡易トルクレンチ1をトイレユニットの専用の取り付け工具として、トイレユニットとセットで販売できる価格に簡易トルクレンチ1の価格を削減することができる。
また、本実施形態による簡易トルクレンチ1は、このようなトイレユニットの便器への取り付けに用いられるボルトおよびナットの締め付けに限らず、あらゆる締結部材を所定トルクで簡易的に締め付けるのに好適である。
1…簡易トルクレンチ、2…ソケット、2a…ナットホルダ部、2a1…穴、2a2…端面、2b…ラチェット部、2b1…歯、2b2 …開口部、2b3…溝、3…レバー、3a…柱状体、3b…揺動片、3c…爪、3d…揺動片3bを支える領域、3e…切り欠き部、3f…空洞、3g…側壁、4…サポートスプリング(弾性部材)、4a…保持部、4b…包接部、4c…挟持部、5…アジャストホルダ(保持力調節部材)、6…キャップ、6a…円筒部、6a1…突条、6b…フランジ部

Claims (5)

  1. 所定のトルクで締付部材を締め付けるトルクレンチにおいて、
    締付部材に嵌合して締付部材に回転トルクを伝達するホルダ部、および、前記ホルダ部と同軸に設けられ、外周囲に複数の歯が同方向に傾けて形成されて、外形の輪郭が多角形を呈するラチェット部が一体に形成されたソケットと、
    前記ラチェット部の外形より小さな幅を有する柱状体からなり、前記柱状体の一端部に前記柱状体の長手方向に揺動する揺動片が設けられ、前記揺動片の揺動端に前記歯に係合する爪が設けられたレバーと、
    前記柱状体の他端部の位置を規制して前記ラチェット部の外形の接線方向に前記揺動片を当接させた状態に保持する保持部、前記揺動片が当接した前記ラチェット部の外周囲に巻き付く包接部、および、前記柱状体の一端部側から他端部側に沿って前記柱状体の幅方向両側部を前記柱状体の長手方向に挟む挟持部を有する板状部材からなる弾性部材と、
    前記挟持部に沿って移動自在に設けられ、前記挟持部が前記柱状体の幅方向両側部から離反するのを前記挟持部の任意の位置で抑え込む保持力調節部材と
    を備えることを特徴とする簡易トルクレンチ。
  2. 前記レバーは、前記柱状体の一端部側の前記揺動片形成領域に隣接する領域が前記揺動片の根元を支える領域を残して切り欠かれ、かつ、この切り欠き部に隣接する領域が所定深さにくりぬかれて空洞が形成されることで、前記揺動片が揺動自在に前記柱状体に一体に形成されることを特徴とする請求項1に記載の簡易トルクレンチ。
  3. 前記ラチェット部に固定される固定部、および、前記ラチェット部の外形より大きな外形を有するフランジ部からなるキャップを備え、
    前記ラチェット部は前記弾性部材を形成する前記板状部材の幅よりも長く前記ホルダ部の端面から突出して形成され、
    前記ホルダ部は前記端面が前記ラチェット部の外形よりも大きな外形を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の簡易トルクレンチ。
  4. 前記ラチェット部は軸心周りに開口部が形成され、前記開口部の内周に第1突部または第1溝が形成され、
    前記キャップの前記固定部は、前記開口部に嵌合する突出体から構成され、前記突出体の外周に前記第1突部に嵌合する第2溝または前記第1溝に嵌合する第2突部が形成されることを特徴とする請求項3に記載の簡易トルクレンチ。
  5. 前記保持力調節部材と前記柱状体との各当接面に所定ピッチで相互に噛み合う段差が前記柱状体の長手方向に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の簡易トルクレンチ。
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