JP3112542U - 両頭式ラチェット工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ねじ締め用の工具を左右いずれの方向からも挿入保持でき、切り替え機構を必要とせずにいずれの方向においてもラチェット動作のできる簡便構造の両頭式ラチェット工具を提供する。
【解決手段】両頭式ラチェット工具1のギヤホルダ2はその内部の中央にマグネット7を嵌着するものからなり、ギヤホルダ2を先端に固持したギヤホルダ保持板3,3内のラチェット機構部4はビッド13の左右の入れ替えによっていずれの回転方向に対しても動作できる。これにより、ねじ締めやねじ外しがラチェット動作を伴ってできる。
【選択図】図3
【解決手段】両頭式ラチェット工具1のギヤホルダ2はその内部の中央にマグネット7を嵌着するものからなり、ギヤホルダ2を先端に固持したギヤホルダ保持板3,3内のラチェット機構部4はビッド13の左右の入れ替えによっていずれの回転方向に対しても動作できる。これにより、ねじ締めやねじ外しがラチェット動作を伴ってできる。
【選択図】図3
Description
本考案は、ビッドのようなねじ締め用の工具を保持すると共にラチェット機構部を有するラチェット工具に係り、特に、前記ねじ締め用工具が左右のいずれの側からも挿入できて左廻り及び右廻りの双方にラチェット動作の可能な両頭式ラチェット工具に関する。
ねじ締め用の工具として、例えば、ビッドがある。このビッドは、例えば、図6に示すようにラチェット工具1aの先端に挿着されて使用される。このラチェット工具1aは、並設される2枚のギヤホルダ保持板3a,3aと、この先端に固持されるギヤホルダ2aと、ギヤホルダ保持板3a,3aの内部に収納されるラチェット機構部4a等とからなる。このギヤホルダ2aは図示のように筒体からなり、その一端部にマグネット7aを固着するものからなり、前記筒体の内部に形成される孔(角孔)にビッド13を挿入し、ビッド13の挿入端をマグネット7aに磁着させてビッド13を保持するものからなる。
また、ねじ締め用のラチェット工具としては、例えば、「特許文献1」の如きものがある。
特開平11−333740号(図1)
また、ねじ締め用のラチェット工具としては、例えば、「特許文献1」の如きものがある。
図6に示したラチェット工具1aや「特許文献1」に示す「ラチェットドライバ」の場合は、ビッド13は一方向のみからしか挿着されず、ラチェット機構部4aによるラチェット動作も一方向に限定される問題点がある。一方、ねじはねじ締めされると共に取り外しすることが必要であり、ねじ締め時に右回転し左回転方向にラチェット動作があるラチェット工具ではそのままの状態でねじの取り外しをラチェット動作を伴って行うことができない。そのため、ラチェット機構部に左右の切替え機構を設ける必要があり、その分、構造が複雑となり高価なものとなる。
本考案は、以上の事情に鑑みて考案されたものであり、簡単の構造で左右いずれの方向にもラチェット動作の可能な両頭式ラチェット工具を提供することを目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために、請求項1の考案は、ねじ締め用工具の基端側の軸部が挿着される挿入孔を有し外周にラチェット用の刻み爪を形成してなるギヤホルダと、該ギヤホルダを先端部に固持し並設される一対の板材からなるギヤホルダ保持板と、該ギヤホルダ保持板の内部に収納され前記ギヤホルダをラチェット動作させるためのラチェット機構部とを有するラチェット工具であって、該工具は、前記ギヤホルダが、前記軸部の嵌り込む貫通孔を形成し外周に前記刻み爪を形成するホルダ部と、前記貫通孔のほぼ中央に固着されるマグネットとを有するものからなることを特徴とする。
また、請求項2の考案は、前記ホルダ部が、分割式のものからなり、互いに自由回転を拘束されるものからなることを特徴とする。
本考案の請求項1の両頭式ラチェット工具によれば、本考案のラチェット工具のギヤホルダには左右のいずれの方向からもねじ締め用の工具(例えば、ビッド)が挿入されて保持されるため、ラチェット機構部が切替え機構のない簡単な構造のものであっても左右いずれの方向にラチェット動作を伴った回転ができ、ねじ締め及びねじ外し動作が極めて効率的に行われ、かつ安価に実施することができる。
また、本考案の請求項2の両頭式ラチェット工具によれば、ホルダ部が分割式のものからなり、マグネットの交換が極めて容易にでき、本体を長時間使用することができ、省資源化が図れる。
以下、本考案の両頭式ラチェット工具の実施の形態を図面を参照して詳述する。
まず、図4及び図5により本考案の両頭式ラチェット工具の全体構成を説明する。両頭式ラチェット工具1は、大別してギヤホルダ2と、ギヤホルダ保持板3と、ラチェット機構部4等とからなる。ギヤホルダ2については後に詳しく説明するが、筒体からなり、中央フランジ部の外周にラチェット用の刻み爪9を形成するものからなる。
まず、図4及び図5により本考案の両頭式ラチェット工具の全体構成を説明する。両頭式ラチェット工具1は、大別してギヤホルダ2と、ギヤホルダ保持板3と、ラチェット機構部4等とからなる。ギヤホルダ2については後に詳しく説明するが、筒体からなり、中央フランジ部の外周にラチェット用の刻み爪9を形成するものからなる。
ギヤホルダ保持板3は並設される2枚の板材からなり、その先端にはギヤホルダ2が固持される。なお、ギヤホルダ保持板3は刻み爪9を双方の板材で挾み込んだ状態で並設される。
ラチェット機構部4は、ギヤホルダ2の刻み爪9に先端側を係着し後端側にクロー受けを形成しギヤホルダ保持板3にその中間部を枢支されるクロー10と、先端部をクロー10の前記クロー受けに当接しギヤホルダ保持板3に固持されるプレート11と、クロー10の前記クロー受けとプレート11との間に架設されるスプリング12等とからなる。
以上の構造により、ギヤホルダ保持板3を把持してギヤホルダ2を廻すことにより、ラチェット動作を伴ったねじ締めが可能になる。
次に、本考案の主要構成部材であるギヤホルダ2の詳細構造を図1,図2により説明する。なお、本実施例では分割式のものについて説明するが勿論、これに限定するものではない。
ギヤホルダ2は同一形状のホルダ5,5を組み合わせた筒状のものからなる。このホルダ5は大径のフランジ部5aとフランジ部5aに一体的に連結してフランジ部5aから伸延する円筒部5bとからなり、その内部にはねじ締めされる工具の軸部の形状に対応する貫通孔6が形成される。また、貫通孔6のフランジ部5a側の開口部にはマグネット7の嵌着されるリング溝8が凹設される。
図1及び図2に示すように、ギヤホルダ2は前記の構造のホルダ5をそのフランジ部5aを互いに当接させた状態で組み付けたものからなり、フランジ部5a,5aの外周にはラチェツト用の刻み爪9が形成される。なお、フランジ部5a,5aの当接側にはホルダ5,5の自由回転を拘束する拘束手段が設けられている。本実施例では、前記の拘束手段としてフランジ部5a,5aの当接面に形成される凹凸溝14,14からなるが、これに限定するものではなく例えば、両フランジ部に係合するピンやボールやその他のものでもよく、両者を接着固定するものでもよい。なお、ギヤホルダ保持板3,3とギヤホルダ2との連結は、ギヤホルダ2の円筒部5bにギヤホルダ保持板3の先端に形成されている孔(図略)を嵌め込み、ギヤホルダ保持板3,3でギヤホルダ2のフランジ部5a,5aを挟持した状態で行われる。また、マグネット7はリング溝8,8内に嵌り込み、ホルダ5,5の合体により中央部に固定される。
次に、本考案の両頭式ラチェット工具1の作用を説明する。図3に示すように、本考案の両頭式ラチェット工具1はギヤホルダ2の中央にマグネット7を嵌着するものからなるため、図示のようにビッド13はギヤホルダ2の左右いずれの方向からも挿着されて固持される。よって、ねじ締め又はねじ外しの場合にはビッド13のみを左右入れ替えるだけでラチェット動作を伴ったねじ締めねじ外しが行われる。よって、一本の両頭式ラチェット工具1でねじ締め及びねじ外し動作を簡単に行うことができ、従来技術のように左右の切り替え機構が全く不要となり、全体として安価に実施することができる。また、長時間使用によってマグネット7の磁力が低下した場合にはギヤホルダ2を分割してマグネット7を新しく入れ替えることにより続行使用ができる。
以上の説明ではねじ締め用の工具としてビッド13について説明したが、勿論、これに限定するものではない。
本考案、ねじ締め用の工具について説明したが、左右の回転動作をラチェット動作を伴って行う道具のすべてに適用され、その利用範囲は広い。
1 両頭式ラチェット工具
2 ギヤホルダ
3 ギヤホルダ保持板
4 ラチェット機構部
5 ホルダ
5a フランジ部
5b 円筒部
6 貫通孔
7 マグネット
8 リング溝
9 刻み爪
10 クロー
11 プレート
12 スプリング
13 ビッド
14 凹凸溝
2 ギヤホルダ
3 ギヤホルダ保持板
4 ラチェット機構部
5 ホルダ
5a フランジ部
5b 円筒部
6 貫通孔
7 マグネット
8 リング溝
9 刻み爪
10 クロー
11 プレート
12 スプリング
13 ビッド
14 凹凸溝
Claims (2)
- ねじ締め用工具の基端側の軸部が挿着される挿入孔を有し外周にラチェット用の刻み爪を形成してなるギヤホルダと、該ギヤホルダを先端部に固持し並設される一対の板材からなるギヤホルダ保持板と、該ギヤホルダ保持板の内部に収納され前記ギヤホルダをラチェット動作させるためのラチェット機構部とを有するラチェット工具であって、該工具は、前記ギヤホルダが、前記軸部の嵌り込む貫通孔を形成し外周に前記刻み爪を形成するホルダ部と、前記貫通孔のほぼ中央に固着されるマグネットとを有するものからなることを特徴とする両頭式ラチェット工具。
- 前記ホルダ部が、分割式のものからなり、互いに自由回転を拘束されるものからなることを特徴とする請求項1に記載の両頭式ラチェット工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005003392U JP3112542U (ja) | 2005-05-19 | 2005-05-19 | 両頭式ラチェット工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005003392U JP3112542U (ja) | 2005-05-19 | 2005-05-19 | 両頭式ラチェット工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3112542U true JP3112542U (ja) | 2005-08-18 |
Family
ID=43274953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005003392U Expired - Fee Related JP3112542U (ja) | 2005-05-19 | 2005-05-19 | 両頭式ラチェット工具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3112542U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180002155U (ko) * | 2017-01-04 | 2018-07-12 | 신준기 | 스마트래칫핸들을 포함한 스마트양구드라이버 |
-
2005
- 2005-05-19 JP JP2005003392U patent/JP3112542U/ja not_active Expired - Fee Related
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