JPWO2018181834A1 - 管理サーバ、管理システム、管理サーバの制御方法及びプログラム - Google Patents

管理サーバ、管理システム、管理サーバの制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

個人を特定する情報を、他者に開示することを回避しつつ、ネットワークを介して、複数の人が円滑にコミュニケーションをとる。管理サーバは、2以上の記憶領域を含む、記憶部と、メッセージを受信する、メッセージ受信部と、メッセージを変換し、送信メッセージを生成する、メッセージ変換部と、送信メッセージを、指定された宛先に送信する、メッセージ送信部と、を備え、記憶部は、記憶領域に、ユーザの実IDと、該ユーザの仮IDとを対応付けた、仮IDリンクを格納し、メッセージ変換部は、メッセージが、一の実IDに対応する、第1の記憶領域に格納される第1の仮IDを含む場合、第2の記憶領域に格納される仮IDリンクに基づいて、第1の仮IDを、一の実IDに対応する第2の仮IDに変換し、送信メッセージを生成する。

Description

(関連出願についての記載)
本発明は、日本国特許出願:特願2017−069247号(2017年3月30日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、管理サーバ、管理システム、管理サーバの制御方法及びプログラムに関する。
近年、ネットワークを介して、コミュニケーションをとるための様々なサービス、アプリケーションプログラムが提供されている。
そのようなサービス、アプリケーションプログラムは、2以上のユーザを登録し、各ユーザに対して、一意なID(Identifier)を設定する。そして、ユーザは、設定されたIDを利用して、メッセージ(文章等)を送受信することで、ユーザ間でのコミュニケーションを行う。
または、上記のサービス、アプリケーションプログラムは、各ユーザに対する一意なIDとともに、仮のIDを設定する。そして、ユーザは、設定された仮のIDを利用して、メッセージ(文章等)を送受信することで、ユーザ間でのコミュニケーションを行う。
特許文献1においては、仮のIDが匿名性を有するように、仮のIDを設定する技術が記載されている。具体的には、特許文献1に記載された技術においては、複数の仮のIDをグループ化し、複数のグループのいずれかが匿名性を満たしていないと判定された場合、複数の仮のIDのうちの一部の仮のIDを変更する。
特許文献2においては、メールサーバが、メールアドレス(即ち、一意なID)を管理する技術が記載されている。そして、特許文献2に記載された技術においては、メールサーバは、宛先名称(仮のID)が指定された電子メールを受信すると、宛先名称に対応するメールアドレスを特定し、受信した電子メールにメールアドレスを付加し、送信メールを配信する。
特開2016−115330号公報 特開2007−183717号公報
なお、上記先行技術文献の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明の観点からなされたものである。
例えば、団体ツアー等、一時的に人が集まる状況において、参加者同士の合意に基づき、参加者同士で連絡をとる必要がある場合がある。しかし、各ユーザに対して、一意なIDを設定して、コミュニケーションをとる場合、ユーザ間で永続的に、コミュニケーションをとることが可能になる。
そのため、各ユーザに対して設定された一意なIDを、他者に通知した場合、連絡をとる必要性が解消した後には、連絡を取りたくない相手であっても、該IDに対応するユーザは、そのような相手からの連絡を受け付けることが可能になる。
また、各ユーザに対して設定された仮のID(呼び名)を利用して、コミュニケーションをとる場合であっても、各ユーザに対して設定された一意なIDと、仮のID(呼び名)との対応関係が、他者に流出する場合がある。その場合、連絡をとる必要性が解消した後には、連絡を取りたくない相手であっても、流出した一意なIDに対応するユーザは、そのような相手からの連絡を受け付けることが可能になる。
特許文献1に記載された技術においては、一つの仮のIDに対して、複数のユーザが対象となるように、仮のIDを決定する。そのため、特許文献1に記載された技術では、仮のIDを用いて、ユーザが、一対一でコミュニケーションをとることができない。
特許文献2に記載された技術においては、送信メールは、送信元メールアドレスを含んで構成される。従って、特許文献2に記載された技術においては、電子メールの送信先のユーザに対して、送信元のメールアドレスを開示することになる。
そこで、本発明は、個人を特定する情報を、他者に開示することを回避しつつ、ネットワークを介して、複数の人が円滑にコミュニケーションをとることに貢献する管理サーバ、管理システム、管理サーバの制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
第1の視点によれば、管理サーバが提供される。該管理サーバは、2以上の記憶領域を含む、記憶部を備える。
さらに、該管理サーバは、メッセージを受信する、メッセージ受信部を備える。
さらに、該管理サーバは、前記メッセージを変換し、送信メッセージを生成する、メッセージ変換部を備える。
さらに、該管理サーバは、前記送信メッセージを、指定された宛先に送信する、メッセージ送信部を備える。
前記記憶部は、前記記憶領域に、ユーザの実IDと、該ユーザの仮IDとを対応付けた、仮IDリンクを格納する。
前記メッセージ変換部は、前記メッセージが、一の実IDに対応する、第1の記憶領域に格納される第1の仮IDを含む場合、第2の記憶領域に格納される前記仮IDリンクに基づいて、前記第1の仮IDを、前記一の実IDに対応する第2の仮IDに変換し、前記送信メッセージを生成する。
第2の視点によれば、管理システムが提供される。該管理システムは、2以上の端末と、前記端末とネットワークを介して接続する管理サーバと、を含んで構成される。
前記管理サーバは、2以上の記憶領域を含む、記憶部を備える。
さらに、前記管理サーバは、前記端末からメッセージを受信する、メッセージ受信部を備える。
さらに、前記管理サーバは、前記メッセージを変換し、送信メッセージを生成する、メッセージ変換部を備える。
さらに、前記管理サーバは、送信メッセージを、指定された宛先の前記端末に送信する、メッセージ送信部を備える。
前記記憶部は、前記記憶領域に、ユーザの実IDと、該ユーザの仮IDとを対応付けた、仮IDリンクを格納する。
前記メッセージ変換部は、前記メッセージが、一の実IDに対応する、第1の記憶領域に格納される第1の仮IDを含む場合、第2の前記記憶領域に格納される前記仮IDリンクに基づいて、前記第1の仮IDを、前記一の実IDに対応する第2の仮IDに変換し、前記送信メッセージを生成する。
第3の視点によれば、管理サーバの制御方法が提供される。該管理サーバは、2以上の記憶領域を含む、記憶部を備える。
該制御方法は、前記記憶領域に、ユーザの実IDと、該ユーザの仮IDとを対応付けた、仮IDリンクを格納する工程を含む。
さらに、該制御方法は、メッセージを受信する工程を含む。
さらに、該制御方法は、前記メッセージが、一の実IDに対応する、第1の記憶領域に格納される第1の仮IDを含む場合、第2の前記記憶領域に格納される前記仮IDリンクに基づいて、前記第1の仮IDを、前記一の実IDに対応する第2の仮IDに変換し、送信メッセージを生成する工程を含む。
さらに、該制御方法は、前記送信メッセージを、指定された宛先に送信する工程を含む。
なお、本方法は、メッセージを中継する管理サーバという、特定の機械に結び付けられている。
第4の視点によれば、プログラムが提供される。該プログラムは、2以上の記憶領域を含む、記憶部を備える、管理サーバを制御するコンピュータに実行させるプログラムである。
該プログラムは、前記記憶領域に、ユーザの実IDと、該ユーザの仮IDとを対応付けた、仮IDリンクを格納する処理を、前記コンピュータに実行させる。
さらに、該プログラムは、メッセージを受信する処理を、前記コンピュータに実行させる。
さらに、該プログラムは、前記メッセージが、一の実IDに対応する、第1の記憶領域に格納される第1の仮IDを含む場合、第2の記憶領域に格納される前記仮IDリンクに基づいて、前記第1の仮IDを、前記一の実IDに対応する第2の仮IDに変換し、送信メッセージを生成する処理を、前記コンピュータに実行させる。
さらに、前記送信メッセージを、指定された宛先に送信する処理を、前記コンピュータに実行させる。
なお、本プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non-transient)なものとすることができる。本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
各視点によれば、個人を特定する情報を、他者に開示することを回避しつつ、ネットワークを介して、複数の人が円滑にコミュニケーションをとることに貢献する管理サーバ、管理システム、管理サーバの制御方法及びプログラムが提供される。
一実施形態の概要を説明するための図である。 第1の実施形態に係る管理システムの全体構成の一例を示す図である。 呼び名リンクの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る管理システムの処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る管理サーバ100の処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る管理システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 呼び名データと、呼び名との対応関係の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る管理サーバ200の内部構成の一例を示すブロック図である。 グループにユーザをアサインする処理の一例を示す図である。
初めに、図1を用いて一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。また、各ブロック図のブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。
上述の通り、個人を特定する情報を、他者に開示することを回避しつつ、ネットワークを介して、複数の人が円滑にコミュニケーションをとることに貢献する管理サーバが望まれる。
そこで、一例として、図1に示す管理サーバ1000を提供する。管理サーバ1000は、記憶部1001と、メッセージ受信部1002と、メッセージ変換部1003と、メッセージ送信部1004とを備える。
記憶部1001は、2以上の記憶領域(第1の記憶領域1005、第2の記憶領域1006)を含む。なお、図1においては、説明の便宜上、二つの記憶領域を示すが、これは、記憶領域の数を2つに限定する趣旨ではない。
記憶部1001は、記憶領域(第1の記憶領域1005、及び第2の記憶領域1006)に、ユーザの実IDと、該ユーザの仮IDとを対応付けた、仮IDリンクを格納する。
ここで、ユーザの実IDとは、ユーザを一意に特定する情報である。一方、仮IDは、各ユーザを特定する情報であって、実IDとは異なる情報である。例えば、異なる記憶領域に格納される仮IDリンクは、同一のユーザの実IDに、異なる仮IDを対応付けても良い。
メッセージ受信部1002は、メッセージを受信する。具体的には、メッセージ受信部1002は、一のユーザから、他のユーザに対する文字列を含むデータを、メッセージとして受信する。さらに、メッセージ受信部1002が受信するメッセージは、ユーザを示す仮IDを含んで構成されるものとする。
メッセージ変換部1003は、メッセージ受信部1002が受信したメッセージを変換し、送信メッセージを生成する。
ここで、受信したメッセージが、第1の記憶領域1005に格納される、一の実IDに対応する第1の仮IDを含むとする。その場合、メッセージ変換部1003は、第2の記憶領域1006に格納される仮IDリンクに基づいて、該第1の仮IDを、該一の実IDに対応する第2の仮IDに変換し、送信メッセージを生成する。
メッセージ送信部1004は、送信メッセージを、指定された宛先に送信する。
例えば、第1の記憶領域1005は、メッセージの送信元のユーザが決定した仮IDを格納するものとする。つまり、第1の記憶領域1005は、メッセージの送信元のユーザが決定した仮IDと、該仮IDに対応するユーザの実IDとを対応付けた、仮IDリンクを格納するものとする。一方、第2の記憶領域1006は、メッセージの送信先のユーザが決定した仮IDを格納するものとする。つまり、第2の記憶領域1006は、メッセージの送信先のユーザが決定した仮IDと、該仮IDに対応するユーザの実IDとを対応付けた、仮IDリンクを格納するものとする。
その場合、上記の第1の仮IDは、メッセージの送信元のユーザが決定した、仮IDに相当する。一方、上記の第2の仮IDは、メッセージの送信先のユーザが決定した、仮IDに相当する。
そのため、管理サーバ1000は、受信したメッセージに含まれる、メッセージの送信元のユーザが決定した仮IDを、メッセージの送信先のユーザが決定した仮IDに変換する。そして、管理サーバ1000は、受信したメッセージ内の仮IDを、メッセージの送信先のユーザが決定した仮IDに変換して、該送信先にメッセージを送信する。
よって、管理サーバ1000は、一のユーザの実IDを、他者に開示せずに、メッセージを送信することに貢献する。さらに、管理サーバ1000は、メッセージの送信元のユーザが決定した仮IDを、メッセージ送信先のユーザに開示せずに、メッセージを送信することに貢献する。
従って、管理サーバ1000は、個人を特定する情報を、他者に開示することを回避しつつ、ネットワークを介して、複数の人が円滑にコミュニケーションをとることに貢献する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。なお、以下の説明では、上記の記憶領域を、名前空間とも呼ぶ。また、以下の説明では、上記の仮IDを、「呼び名」と呼ぶ。また、以下の説明では、上記の仮IDリンクを、「呼び名リンク」と呼ぶ。
また、以下の説明では、呼び名を示す変数(データ)を、「X→Y」と表記する。「→」の左側の文字は、呼び名を使用する主体になるユーザ名を示すものとする。一方、「→」の右側の文字は、呼び名を使用される対象になるユーザ名を示すものとする。例えば、「X→Y」は、「ユーザXがユーザYを特定するために使用する呼び名」を示す変数(データ)を示すものとする。
また、以下の説明では、呼び名を示す変数(データ)は、実際に使用される呼び名を示す文字列を表すものとする。また、以下の説明において、呼び名を示す変数(データ)が表す、実際に使用される呼び名を、「X→Y=Z」と表記する。これは、「ユーザXがユーザYを特定するために使用する呼び名」は、「Z」であることを示す。また、以下の説明では、呼び名を示す変数(データ)を、呼び名データと呼ぶ。
図2は、本実施形態に係る管理システムの全体構成の一例を示す図である。図2に示す管理システムは、管理サーバ100と、2以上の端末(202a〜202c)とを含んで構成される。なお、以下の説明では、端末(202a〜202c)は、夫々、区別する必要がない場合には、端末202と表記する。また、図2は、3つの端末(202a〜202c)を示すが、これは、端末202の数を3つに限定する趣旨ではない。本実施形態に係る管理システムは、2又は4以上の端末202を含んで構成されても良い。
管理サーバ100は、ユーザの実IDと、仮IDとを管理する情報処理装置(コンピュータ)である。管理サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、通信手段等を含んで構成される。
端末202は、ユーザが使用する情報処理装置(コンピュータ)である。端末202は、CPU、メモリ、通信手段等を含んで構成される。端末202は、通信手段を利用して、ネットワークを介して、管理サーバ100に接続する。
図2の場合、ユーザA201、ユーザB211、ユーザC221は、夫々、端末202a、202b、202cを使用する。端末(202a〜202c)は、夫々、端末アプリ(203a〜203c)を搭載(インストール)しているものとする。また、端末アプリ(203a〜203c)は、同一のアプリケーションソフトウェアであるものとする。なお、以下の説明では、端末アプリ(203a〜203c)は、夫々、区別する必要がない場合には、端末203と表記する。
ここで、端末アプリ203とは、端末202にインストールされたアプリケーションソフトウェアである。各端末202の端末アプリ203は、管理サーバ100を介して、他のユーザが使用する端末202の端末アプリ203との間で、メッセージの授受を行う。
以下、管理サーバ100について詳細に説明する。
管理サーバ100は、メッセージ受信部110と、メッセージ送信部120と、メッセージ変換部130と、呼び名リンク管理部(仮IDリンク管理部)140を含んで構成される。
さらに、管理サーバ100は、呼び名リンクDB(Database)150にアクセス可能である。例えば、管理サーバ100が備える記憶装置(図示せず)が、呼び名リンクDB150を格納しても良い。或いは、管理サーバ100とは異なる装置が、呼び名リンクDB150を格納しても良い。管理サーバ100とは異なる装置が呼び名リンクDB150を格納する場合、管理サーバ100は、適宜、呼び名リンクDB150を格納する装置にアクセスすることで、呼び名リンクDB150にアクセスしても良い。
呼び名リンクDB150は、呼び名データと、実IDとを対応付けた情報(呼び名リンク)を格納する。上記の通り、呼び名データとは、呼び名を示す変数(データ)である。
例えば、呼び名リンクDB150は、呼び名データと、実IDとを対応付けた情報(呼び名リンク)を、テーブル形式で格納しても良い。なお、以下の説明では、説明の便宜上、呼び名リンクDB150は、呼び名データと、実IDとを対応付けた情報(呼び名リンク)を、テーブル形式で格納するものとして説明する。そして、以下の説明では、呼び名データと、実IDとを対応付けたテーブルを、呼び名テーブルと呼ぶ。ただし、これは、呼び名リンクDB150は、呼び名データと、実IDとを対応付けた情報(呼び名リンク)を、テーブル形式で格納することに限定する趣旨ではない。
メッセージ受信部110は、端末アプリ203からメッセージを受信する。
メッセージ送信部120は、端末アプリ203にメッセージを送信する。
メッセージ変換部130は、メッセージ受信部110が受信したメッセージ(宛先及び本文)に含まれる呼び名を、メッセージの宛先に合わせた呼び名に変換する。
具体的には、メッセージ変換部130は、呼び名リンクDB150を参照し、メッセージの宛先に対応する名前空間を特定する。そして、メッセージ変換部130は、呼び名リンクDB150を参照し、特定した名前空間に対応する、呼び名テーブルを取得する。そして、メッセージ変換部130は、取得した呼び名テーブルを参照し、ユーザの実IDに対応する呼び名を特定する。
そして、メッセージ変換部130は、メッセージ(宛先及び本文)に含まれる呼び名を、取得した呼び名に変換する。
例えば、端末アプリ203は、メッセージ内において、呼び名に、特殊文字(例えば、「@」等)を付加して、メッセージを作成するとする。その場合、メッセージ変換部130は、呼び名に付加された特殊文字に基づいて、メッセージから呼び名を抽出しても良い。そして、メッセージ変換部130は、メッセージから抽出した呼び名を、取得した呼び名に変換しても良い。
呼び名リンク管理部140は、呼び名リンクDB150が管理する呼び名リンクを管理する。具体的には、呼び名リンク管理部140は、呼び名と、実IDとの紐付けを管理する。
より具体的には、呼び名リンク管理部140は、呼び名リンクDB150内に、各ユーザに対応する名前空間(記憶領域)を定義(生成)する。ここで、呼び名リンクDB150は、名前空間を識別する情報と、ユーザの実IDとを対応付けて記憶しても良い。
そして、管理サーバ100は、呼び名リンクDB150内に生成した各名前空間内に、各ユーザに対応する呼び名と、該各ユーザの実IDとを対応付けた情報(呼び名リンク)を格納する。
呼び名リンク管理部140は、2以上のユーザのうち、いずれか一のユーザの実IDと、当該一のユーザ、当該一のユーザとは異なるユーザの少なくともいずれかの呼び名と、該呼び名に対応するユーザの実IDと、を対応付けた情報を、呼び名リンクとして生成する。
そして、呼び名リンク管理部140は、該一のユーザの実IDに対応する記憶領域(名前空間)に、生成した呼び名リンクを格納する。なお、呼び名リンク管理部140は、異なるユーザの実IDに対応する、2以上の呼び名リンクを生成する。そして、呼び名リンク管理部140は、生成した2以上の呼び名リンクを、夫々、異なる記憶領域(名前空間)に格納する。
呼び名リンク管理部140は、各ユーザの呼び名を開示する範囲を、該呼び名の呼び名リンクを格納する、名前空間に対応するユーザに限定しても良い。
また、呼び名を変更する場合には、該一のユーザに対応する端末202は、少なくとも一のユーザの現在の呼び名と、新たな呼び名とを、管理サーバ100に送信してもよい。
そして、呼び名リンク管理部140は、該一のユーザの実IDに対応する、名前空間に格納される、仮IDリンクに基づいて、現在の呼び名に対応する、ユーザの実IDを特定する。そして、呼び名リンク管理部140は、該呼び名リンクにおける、特定した該実IDに対応する、受信した現在の呼び名を、受信した新たな呼び名に変更する。
以下、図2、図3を参照しながら、呼び名リンクについて、詳細に説明する。例えば、管理サーバ100は、端末アプリ(203a〜203c)のユーザとして、図2に示す、ユーザA201、ユーザB211、ユーザC221を登録しているとする。
その場合、呼び名リンク管理部140は、図3に示すユーザA201の名前空間10と、ユーザB211の名前空間20と、ユーザC221の名前空間30とを、呼び名リンクDB150内に定義(生成)する。
呼び名リンク管理部140は、ユーザA201の名前空間10に、ユーザA201の端末202aに対応する、呼び名リンクを格納する。同様に、呼び名リンク管理部140は、ユーザB211の名前空間20に、ユーザB211の端末202bに対応する、呼び名リンクを格納する。また、呼び名リンク管理部140は、ユーザC221の名前空間30に、ユーザC221の端末203cに対応する、呼び名リンクを格納する。
例えば、ユーザA201の名前空間10内において、ユーザA201自身に対応する呼び名データ11は、「name(A→A)」である。また、ユーザA201の名前空間10内において、ユーザB211に対応する呼び名データは、「name(A→B)」である。また、ユーザA201の名前空間10内において、ユーザC221に対応する呼び名データは、「name(A→C)」である。従って、呼び名リンクDB150は、ユーザA201の名前空間10内に、図3に示す呼び名テーブル12を格納する。
同様に、ユーザB211の名前空間20において、ユーザB自身に対応する呼び名データ21は、「name(B→B)」である。そして、呼び名リンクDB150は、ユーザB211の名前空間20内に、図3に示す呼び名テーブル22を格納する。同様に、ユーザC221の名前空間30において、ユーザC自身に対応する呼び名データ31は、「name(C→C)」である。そして、呼び名リンクDB150は、ユーザC221の名前空間30内に、図3に示す呼び名テーブル32を格納する。
例えば、「name(A→B)=taro」、「name(B→B)=t_suzuki」、「name(C→B)=suzuki」であるとする。その場合、メッセージ変換部130は、ユーザA201の端末202aに送信するメッセージ内において、ユーザB211の呼び名を、「taro」に変換する。また、メッセージ変換部130は、ユーザB211の端末202bに送信するメッセージ内において、ユーザB211の呼び名を、「t_suzuki」に変換する。また、メッセージ変換部130は、ユーザC221の端末202cに送信するメッセージ内において、ユーザB211の呼び名を、「suzuki」に変換する。そして、メッセージ送信部120は、端末アプリ203に、呼び名を変換したメッセージを、該メッセージの宛先の端末202に送信する。
つまり、管理サーバ100は、同一のユーザに対するメッセージであっても、メッセージの宛先に応じて、異なる呼び名に変換して、メッセージを送信する。
次に、本実施形態に係る管理システムの動作について詳細に説明する。
まず、図4を参照しながら、呼び名リンクを登録する処理について説明する。
ステップS1において、端末202は、1又は2以上のユーザに対応する、呼び名データを生成する。例えば、端末202のユーザが、該ユーザ自身の呼び名、及び/又は該ユーザ以外のユーザの呼び名を、端末202に入力してもよい。その場合、入力された各ユーザの呼び名に基づいて、呼び名データを生成してもよい。
例えば、端末202が、1又は2以上のユーザに関する情報を管理するアプリケーションプログラム(以下、電話帳アプリケーションと呼ぶ)を含んで構成されるとする。その場合、端末202は、電話帳アプリケーションに登録されたユーザ名を、ユーザの呼び名として決定しても良い。そして、端末202は、決定したユーザの呼び名(即ち、電話帳アプリケーションに登録されたユーザ名)に基づいて、呼び名データを生成しても良い。
ステップS2において、端末202は、生成した呼び名リンクを、管理サーバ100に送信する。
ステップS3において、管理サーバ100の呼び名リンク管理部140は、呼び名データを受信する。
ステップS4において、呼び名リンク管理部140は、ユーザの実IDと、受信した呼び名データとを対応付けた情報を、呼び名リンクとして生成する。
ステップS5において、呼び名リンク管理部140は、生成した呼び名リンクを、呼び名リンクDBに登録する。
次に、図5を参照しながら、メッセージ内の呼び名を変換する処理について説明する。
ステップS11において、メッセージ受信部110は、端末202からメッセージを受信する。
ステップS12において、メッセージ変換部130は、呼び名リンクDB150を参照し、受信メッセージ内で指定された送信先に対応する、名前空間を特定する。
ステップS13において、メッセージ変換部130は、特定した名前空間に格納された、呼び名テーブルに基づいて、受信メッセージ内の呼び名を変換する。
ステップS14において、メッセージ送信部120は、受信メッセージにおいて指定された送信先に、呼び名を変換したメッセージを送信する。
次に、図6を参照しながら、本実施形態の管理システムの動作について、更に詳細に説明する。図6は、本実施形態の管理システムの一例を示すシーケンス図である。具体的には、図6に示すシーケンス図は、ユーザA201がユーザB211の呼び名を決定し、管理サーバ100が呼び名を登録する場合を例示する。なお、上記の通り、端末202aは、ユーザA201が使用する端末であるものとする。また、端末202bは、ユーザB211が使用する端末であるものとする。
ステップS101において、ユーザA201が使用する端末202aは、呼び名データ「name(A→B)」を生成する。
ステップS102において、端末202aは、端末202aと端末202b間において、P2P(Peer to Peer)リンクを形成する。例えば、端末202aは、NFC(Near Field Communication)を用いて、端末202aと端末202b間において、P2Pリンクを形成してもよい。
ステップS103において、端末202aは、トークンを生成する。そして、ステップS104において、端末202aは、トークンと、呼び名登録要求とを、端末202bに送信する。ここで、呼び名登録要求とは、端末202bに、呼び名登録許可を要求する信号である。
ステップS105において、端末202bは、確認画面を表示し、ユーザB211の操作を受け付ける。そして、端末202bは、呼び名登録を許可する場合、呼び名データ「name(B→A)」を生成する。そして、ステップS106において、端末202bは、呼び名登録を許可することを、端末202aに通知する。
具体的には、端末202bは、端末201aから、トークンと、呼び名登録要求とを受信すると、確認画面を表示し、端末202bのユーザ(ユーザB211)の操作を受け付ける。端末202aが呼び名を登録することを許可するか否かを、端末202bのユーザ(ユーザB211)は判断する。
端末202bのユーザ(ユーザB211)は、呼び名登録を許可する場合には、呼び名登録を許可することを、端末202bに入力する。さらに、端末202bのユーザ(ユーザB211)は、ユーザA201の呼び名を決定し、端末202bに入力する。
そして、端末202bは、呼び名登録を許可する操作、及びユーザA201の呼び名を入力する操作を受け付けた場合、ユーザA201の呼び名を追加し、呼び名データ「name(B→A)」を生成する。
例えば、SNS(Social Networking Service)アプリケーションは、一のユーザが、他のユーザを、「友達」として登録する処理を実行する。そして、SNSアプリケーションは、一のユーザが、他のユーザを、「友達」として登録した場合に、該一のユーザと、該他のユーザ間において、メッセージの送受信を許可する。例えば、端末202aと端末202b間において、該SNSアプリケーションを用いてメッセージを送受信するとする。その場合、SNS(Social Networking Service)アプリケーションが、ユーザを「友達」として登録する処理を実行した場合に、端末202a及び端末202bは、上記のステップS104の処理、及びステップS105の処理を実行しても良い。
ステップS107において、端末202aは、トークンと、ユーザA201の実IDと、呼び名データ「name(A→B)」とを、管理サーバ100に送信する。
ステップS108において、端末202bは、トークンと、ユーザB211の実IDと、呼び名データ「name(B→A)」とを、管理サーバ100に送信する。
ステップS109において、管理サーバ100は、呼び名を登録する。具体的には、管理サーバ100は、トークンをキーとして、実IDと、呼び名データとを対応付けた情報を、呼び名リンクとして生成する。
次に、図7を参照しながら、メッセージ内の呼び名を変換する処理について説明する。なお、以下の説明においては、端末アプリ203が、メッセージ内において、呼び名に、接頭語として、特殊文字「@」を付加し、メッセージを作成する場合を例示して説明する。
図7は、ユーザA201、ユーザB211、ユーザC221に対応する呼び名データと、呼び名との対応関係を示す図である。具体的には、図7は、ユーザA201の名前空間(図3に示す名前空間10)に格納される、呼び名データと、呼び名とを示す。さらに、図7は、ユーザB211の名前空間(図3に示す名前空間20)に格納される、呼び名データと、呼び名とを示す。さらに、図7は、ユーザC221の名前空間(図3に示す名前空間30)に格納される、呼び名データと、呼び名とを示す。
例えば、端末202aの端末アプリが、ユーザB211、及びユーザC221宛てのメッセージを作成するとする。その場合、図7を参照すると、ユーザA201の名前空間において、ユーザA201の呼び名、ユーザB211の呼び名、ユーザC221の呼び名は、夫々、「hanako」、「taro」、「jiro」である。
そのため、端末202aの端末アプリは、送信元の呼び名を「@hanako」として、メッセージを作成する。さらに、端末202aの端末アプリは、送信先の呼び名を「@taro」、「@jiro」として、該メッセージを作成する。そして、端末202aの端末アプリは、作成したメッセージを、管理サーバ100に送信する。
メッセージ受信部110は、端末202aからメッセージを受信する。メッセージ変換部130は、呼び名リンクDB150を参照し、メッセージの送信元に対応する名前空間を特定する。この場合、メッセージ変換部130は、メッセージの送信元に対応する名前空間として、ユーザA201の名前空間を特定する。さらに、メッセージ変換部130は、メッセージの送信先に対応する名前空間として、ユーザB211の名前空間と、及びユーザC221の名前空間とを特定する。
そして、メッセージ変換部130は、ユーザA201の名前空間に格納された呼び名テーブルを参照し、呼び名「taro」、呼び名「jiro」に対応する実IDを取得する。
メッセージ変換部130は、ユーザB211宛てのメッセージにおいて、ユーザB211の名前空間を参照し、送信元(ユーザA201)の呼び名を、「@hana」に変換する。また、メッセージ変換部130は、ユーザB211宛てのメッセージにおいて、ユーザB211の名前空間を参照し、ユーザB211の呼び名を、「@t_suzuki」に変換する。また、メッセージ変換部130は、ユーザB211宛てのメッセージにおいて、ユーザB211の名前空間を参照し、ユーザC221の呼び名を、「@foo」に変換する。
メッセージ変換部130は、ユーザC221宛てのメッセージにおいて、ユーザC221の名前空間を参照し、送信元(ユーザA201)の呼び名を、「@foo」に変換する。また、メッセージ変換部130は、ユーザC221宛てのメッセージにおいて、ユーザC221の名前空間を参照し、ユーザB211の呼び名を、「@suzuki」に変換する。また、メッセージ変換部130は、ユーザC221宛てのメッセージにおいて、ユーザC221の名前空間を参照し、ユーザC221の呼び名を、「@jiro」に変換する。
そして、メッセージ送信部120は、ユーザB211の名前空間に基づいて呼び名を変換したメッセージを、端末202bに送信する。また、メッセージ送信部120は、ユーザC221の名前空間に基づいて呼び名を変換したメッセージを、端末202cに送信する。
以上のように、本実施形態に係る管理サーバ100は、各ユーザに対応する名前空間を定義(生成)し、該名前空間に各ユーザの実IDと、呼び名(呼び名データ)とを対応付けた呼び名リンクを格納する。そして、本実施形態に係る管理サーバ100は、ユーザ間で送受信されるメッセージ(文章等)を中継する際に、呼び名リンクに基づいて、メッセージ内のユーザの呼び名を、メッセージの送信先に対応する呼び名に変換する。そして、本実施形態に係る管理サーバ100は、呼び名を変換したメッセージを、メッセージの送信先に送信する。従って、本実施形態に係る管理システムは、各ユーザが任意に決定した呼び名を使用して、複数の人が円滑にコミュニケーションをとることに貢献する。よって、本実施形態に係る管理システムは、個人を特定する情報を、他者に開示することを回避しつつ、ネットワークを介して、複数の人が円滑にコミュニケーションをとることに貢献する。
また、本実施形態に係る管理システムにおいては、実IDとは異なる呼び名を使用するので、呼び名が他者に流出した場合であっても、該呼び名に対応するユーザを特定できない。従って、本実施形態に係る管理システムは、複数のユーザ間でのネットワークを介したコミュニケーションにおいて、個人を特定する情報が流出、拡散することを防止することに貢献する。
[変形例1]
本実施形態に係る管理システムの変形例1として、管理サーバ100は、呼び名リンクに有効期限を設定してもよい。
その場合、呼び名リンクの有効期限が経過すると、管理サーバ100は、呼び名データを保持しつつ、名前空間から、該呼び名リンクを削除する。つまり、呼び名リンクの有効期限が経過した場合、管理サーバ100は、呼び名データと実IDとの対応関係を無効にする。その結果、呼び名リンクの有効期限が経過した場合、端末202は、送受信済みのメッセージ、及び該メッセージ内の呼び名を維持するが、新たに、該呼び名を用いて、メッセージを送受信できなくなる。
従って、管理サーバ100が呼び名リンクに有効期限を設定することで、本実施形態に係る管理システムは、該呼び名リンクに対応する呼び名を、ユーザに使用させる期間を限定できる。
[変形例2]
本実施形態に係る管理システムの変形例2として、管理サーバ100は、各ユーザに対して、同一の名前空間内において一意である、デフォルトの呼び名を決定してもよい。具体的には、呼び名リンク管理部140は、少なくともいずれか一のユーザの呼び名(デフォルトの呼び名)を決定し、決定した呼び名リンクに、決定した呼び名を設定しても良い。また、呼び名リンク管理部140は、予め決定したデフォルトの呼び名を使用して、呼び名データ及び呼び名リンクを生成しても良い。
その場合、端末202は、夫々、デフォルトの呼び名を使用して、メッセージを送受信する。そして、端末202のユーザが、デフォルトの呼び名とは異なる呼び名を入力した場合には、端末202は、入力された呼び名を、管理サーバ100に送信する。そして、管理サーバ100は、デフォルトの呼び名を、受信した呼び名に更新する。
従って、管理システムは、デフォルトの呼び名を設定することで、各ユーザに対する呼び名を決定することに対する、ユーザの労力を軽減することに貢献する。
[変形例3]
本実施形態に掛かる管理システムの変形例3として、管理サーバ100は、端末202に対するユーザの操作に基づいて、指定されたユーザ間において、呼び名を開示することを許可してもよい。
その場合、端末202は、他のユーザに対して、呼び名を開示することを許可する操作を受け付けた場合、呼び名を開示することを許可する通知を、管理サーバ100に送信する。そして、管理サーバ100は、呼び名を開示することを許可する通知を受信した場合、該通知の送信元のユーザの名前空間を特定する。そして、管理サーバ100は、特定した名前空間に格納される呼び名リンクから、開示対象の呼び名、及び開示対象のユーザの実IDを特定する。そして、管理サーバ100は、特定した実IDのユーザが使用する端末202に、開示対象の呼び名を通知する。
従って、管理サーバ100は、ユーザが、他の特定のユーザ(例えば、特に親しくなったユーザ)に対して、自身が設定した呼び名を開示することを可能にする。
例えば、ユーザが、端末アプリ203とは異なる、SNSアプリケーションにおいて使用するユーザアカウントを、呼び名として設定したとする。そして、端末202は、他の特定のユーザに対して、該ユーザアカウントを、呼び名として開示することを許可する操作を受け付けたとする。その場合、管理サーバ100は、該特定のユーザが使用する端末202に、開示対象の呼び名(ユーザアカウント)を通知する。その結果、該特定のユーザは、呼び名の通知元であるユーザを特定でき、呼び名の通知元であるユーザと、より一層円滑にコミュニケーションをとることができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について詳細に説明する。
本実施形態は、所定の条件を満たすユーザをグルーピングし、グループに属するユーザ間に対応する呼び名リンクを設定する形態である。なお、本実施形態における説明では、上記の実施形態と重複する部分の説明は省略する。さらに、本実施形態における説明では、上記の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、本実施形態における説明では、上記の実施形態と同一の作用効果についても、その説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る管理サーバ200の内部構成の一例を示すブロック図である。図8に示す管理サーバ200と、図2に示す管理サーバ100との相違点は、図8に示す管理サーバ200は、グループ作成部160を含んで構成される点である。
グループ作成部160は、予め登録された複数のユーザのうち、所定の条件を満たす1又は2以上のユーザをグルーピングし、グループを作成する。さらに、グループ作成部160は、グループを作成した場合、グループに属するユーザ間の呼び名リンクを生成する。
ここで、グループ作成部160は、グループを作成した場合、グループに属する各ユーザに対して、呼び名を設定するように要求してもよい。そして、ユーザが設定した呼び名に基づいて、グループに属するユーザ間の呼び名リンクを生成してもよい。
または、グループ作成部160は、各ユーザに対して、同一の名前空間内において一意である、デフォルトの呼び名を設定してもよい。その場合、グループ作成部160は、デフォルトの呼び名に基づいて、グループに属するユーザ間の呼び名リンクを生成してもよい。
グループ作成部160は、グループを識別する情報と、グループに属するユーザ間の呼び名リンクとを対応付けて、呼び名リンクDB150に登録する。
また、グループ作成部160は、作成したグループに、有効期限を設定しても良い。その場合、グループ作成部160は、グループの有効期限を、該グループに属するユーザ間の呼び名リンクの有効期限として設定する。そのため、グループ作成部160は、グループの有効期限を経過した場合には、グループに属するユーザ間の呼び名リンクを無効にする。
次に、図9を参照しながら、グループを作成する処理について詳細に説明する。なお、以下の説明では、メッセージを送受信するサービス(アプリケーション)を、ユーザに提供する者を、サービス提供者と呼ぶ。また、以下の説明では、グループにユーザを割り当てることを、「ユーザをグループにアサインする」と表現する。また、以下の説明では、グループに割り当てる対象のユーザを、「アサイン対象のユーザ」と表現する。
例えば、サービス提供者が、グループにアサインするユーザを指定してもよい。その場合、グループ作成部160は、アサイン対象のユーザの実IDを取得する。そして、グループ作成部160は、取得した実IDのユーザをグルーピングする。
また、グループ作成部160は、サービス提供者が指定した条件を満たすユーザを、グループにアサインしてもよい。具体的には、管理サーバ200は、登録されたユーザに関する情報として、ユーザの年齢、性別、居住地、趣味嗜好、行動履歴、行動予定等を記憶しているとする。その場合、サービス提供者は、ユーザの年齢、性別、居住地、趣味嗜好、行動履歴、行動予定の少なくともいずれかの情報を、アサイン対象のユーザの条件として指定する。
例えば、管理サーバ200は、登録されたユーザに関する情報として、居住地と、年齢と、性別と、自家用車所有の有無とを記憶しているとする。そして、サービス提供者が、アサイン対象のユーザの条件として、「東京都港区在住、30代男性、自家用車を所有」と指定したとする。その場合、グループ作成部160は、サービス提供者が指定した、アサイン対象のユーザの条件を取得する。そして、グループ作成部160は、予め登録された複数のユーザから、「東京都港区在住、30代男性、自家用車を所有」との条件を満たすユーザを選択する。そして、グループ作成部160は、選択したユーザをグルーピングする。
また、グループ作成部160は、一のユーザが指定した条件を満たすユーザを、グループにアサインしてもよい。具体的には、管理サーバ200は、登録されたユーザに関する情報として、ユーザの年齢、性別、居住地、趣味嗜好、行動履歴、行動予定等を記憶しているとする。その場合、一のユーザは、ユーザの年齢、性別、居住地、趣味嗜好、行動履歴、行動予定の少なくともいずれかの情報を、アサイン対象のユーザの条件として指定する。
例えば、一のユーザが、アサイン対象のユーザの条件として、「30代〜40代の年齢かつ、京都を目的地として来週出発予定」と指定したとする。その場合、 グループ作成部160は、一のユーザが指定した、アサイン対象のユーザの条件を取得する。そして、グループ作成部160は、予め登録された複数のユーザから、「30代〜40代の年齢かつ、京都を目的地として来週出発予定」との条件を満たすユーザを選択する。そして、グループ作成部160は、選択したユーザをグルーピングする。
また、グループ作成部160は、特定のエリア内に存在するユーザを、グループにアサインしてもよい。具体的には、管理サーバ200は、登録されたユーザに関する情報として、ユーザの位置情報を取得するとする。その場合、グループ作成部160は、ユーザの位置情報に基づいて、特定のエリア内に存在するユーザを、アサイン対象のユーザとして選択する。そして、グループ作成部160は、選択したユーザをグルーピングする。
そして、図9に示すように、グループ作成部160が、ユーザ301〜305を、グループX311、グループY312、グループZ313にアサインしたとする。具体的には、グループ作成部160は、ユーザD301と、ユーザE302とを、グループX311にアサインしたとする。また、グループ作成部160は、ユーザD301と、ユーザE302と、ユーザG304と、ユーザH305とを、グループY312にアサインする。また、グループ作成部160は、ユーザE302と、ユーザF303と、ユーザH305とを、グループZ313にアサインする。
そして、グループ作成部160は、ユーザD301、ユーザE302、ユーザF303、ユーザG304、ユーザH305が使用する端末202に対して、グループにアサインされたことを通知する。
ユーザは、グループに属することを許可する場合には、端末202に対して、グループに属することを許可する操作を行う。そして、端末202は、管理サーバ200に、該ユーザがグループに属することを許可することを通知する。そして、グループ作成部160は、該ユーザがグループに属することを許可したとの通知を受信した場合、該グループに該ユーザを含むことを確定する。グループ作成部160は、該グループに該ユーザを含むことを確定した場合、該ユーザが、該グループ内の他のユーザとのメッセージ送受信を許可したと判断する。
一方、ユーザは、グループに属することを許可しない場合には、端末202に対して、グループに属することを許可しない操作を行う。そして、端末202は、管理サーバ200に、該ユーザがグループに属することを許可しないことを通知する。そして、グループ作成部160は、該ユーザがグループに属することを許可しないとの通知を受信した場合、該グループから、該ユーザを除外する。
例えば、グループ作成部160は、ユーザE302が使用する端末202eに対して、グループX311、グループY312、グループZ313にアサインされたことを通知する。そして、ユーザE302は、グループX311、グループY312に属することを許可するとする。そして、ユーザE302は、グループZ313に属することを許可しないとする。その場合、グループ作成部160は、ユーザEがグループX311、グループY312に属することを許可するとの通知を受信した場合、グループX311、グループY312に該ユーザを含むことを確定する。一方、グループ作成部160は、ユーザEがグループZ313に属することを許可しないとの通知を受信した場合、グループZ313から、ユーザE302を除外する。
以上のように、本実施形態に係る管理サーバ200は、所定の条件を満たすユーザをグルーピングし、グループに属するユーザ間に対応する呼び名リンクを設定する。さらに、本実施形態に係る管理サーバ200は、作成したグループに有効期限を設定してもよい。従って、本実施形態に係る管理サーバ200は、個人を特定する情報を、他者に開示することをより一層回避しつつ、ネットワークを介して、複数の人が円滑にコミュニケーションをとることに貢献する。
上述の実施形態の一部又は全部は、以下の形態のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(形態1)上記第1の視点に係る管理サーバの通りである。
(形態2)2以上のユーザのうち、いずれか一のユーザの実IDと、前記一のユーザ、前記一のユーザとは異なる第2のユーザの少なくともいずれかの仮IDと、該仮IDに対応するユーザの実IDと、を対応付けた情報を、前記仮IDリンクとして生成し、前記一のユーザの実IDに対応する前記記憶領域に、生成した前記仮IDリンクを格納する、仮IDリンク管理部をさらに備え、前記仮IDリンク管理部は、異なるユーザの実IDに対応する、2以上の前記仮IDリンクを生成し、生成した2以上の前記仮IDリンクを、夫々、異なる前記記憶領域に格納する、形態1に記載の管理サーバ。
(形態3)前記仮IDリンク管理部は、前記仮IDリンクに、該仮IDリンクの有効期限を設定し、該仮IDリンクの有効期限が経過した場合、前記記憶領域から、該仮IDリンクを削除する、形態2に記載の管理サーバ。
(形態4)前記仮IDリンク管理部は、少なくとも一のユーザの仮IDを生成し、前記仮IDリンクに、生成した該仮IDを設定する、形態2又は3に記載の管理サーバ。
(形態5)2以上のユーザを含むグループを作成する、グループ作成部をさらに備え、
前記グループに属するユーザの実IDと、該ユーザの仮IDとを対応付けた、前記仮IDリンクを生成する、形態1乃至4のいずれか一に記載の管理サーバ。
(形態6)上記第2の視点に係る管理システムの通りである。
(形態7)2以上のユーザのうち、いずれか一のユーザに対応する前記端末は、前記一のユーザ、前記一のユーザとは異なるユーザの少なくともいずれかに対応する、現在の仮IDと、新たな仮IDとを、前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、前記一のユーザの実IDに対応する、前記記憶領域に格納される、前記仮IDリンクに基づいて、前記現在の仮IDに対応する、ユーザの実IDを特定し、該仮IDリンクにおける、特定した該実IDに対応する、前記受信した現在の仮IDを、受信した前記新たな仮IDに変更する、仮IDリンク管理部を備える、形態6に記載の管理システム。
(形態8)前記端末は、ユーザの操作に基づいて、指定されたユーザ間において、前記仮IDを開示することを許可する通知を、前記管理サーバに送信し、前記仮IDリンク管理部は、該端末のユーザの実IDに対応する、前記記憶領域を特定し、特定した前記記憶領域に格納される前記仮IDリンクに基づいて、開示対象の仮ID及び、該仮IDに対応する実IDを特定し、特定した実IDのユーザに対応する前記端末に、前記開示対象の仮IDを通知する、形態7に記載の管理システム。
(形態9)上記第3の視点に係る管理サーバの制御方法の通りである。
(形態10)上記第4の視点に係るプログラムの通りである。
なお、上記の特許文献の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
10、20、30 名前空間
11、21、31 呼び名データ
12、22、32 呼び名テーブル
100 管理サーバ
110 メッセージ受信部
120 メッセージ送信部
130 メッセージ変換部
140 呼び名リンク管理部
150 呼び名リンクDB
200 管理サーバ
160 グループ作成部
201 ユーザA
202a〜202c、202e 端末
203a〜203c 端末アプリ
211 ユーザB
221 ユーザC
301 ユーザD
302 ユーザE
303 ユーザF
304 ユーザG
305 ユーザH
311 グループX
312 グループY
313 グループZ

Claims (10)

  1. 2以上の記憶領域を含む、記憶部と、
    メッセージを受信する、メッセージ受信部と、
    前記メッセージを変換し、送信メッセージを生成する、メッセージ変換部と、
    前記送信メッセージを、指定された宛先に送信する、メッセージ送信部と、
    を備え、
    前記記憶部は、前記記憶領域に、ユーザの実IDと、該ユーザの仮IDとを対応付けた、仮IDリンクを格納し、
    前記メッセージ変換部は、前記メッセージが、一の実IDに対応する、第1の記憶領域に格納される第1の仮IDを含む場合、第2の記憶領域に格納される前記仮IDリンクに基づいて、前記第1の仮IDを、前記一の実IDに対応する第2の仮IDに変換し、前記送信メッセージを生成する、管理サーバ。
  2. 2以上のユーザのうち、いずれか一のユーザの実IDと、前記一のユーザ、前記一のユーザとは異なるユーザの少なくともいずれかの仮IDと、該仮IDに対応するユーザの実IDと、を対応付けた情報を、前記仮IDリンクとして生成し、前記一のユーザの実IDに対応する前記記憶領域に、生成した前記仮IDリンクを格納する、仮IDリンク管理部をさらに備え、
    前記仮IDリンク管理部は、異なるユーザの実IDに対応する、2以上の前記仮IDリンクを生成し、生成した2以上の前記仮IDリンクを、夫々、異なる前記記憶領域に格納する、請求項1に記載の管理サーバ。
  3. 前記仮IDリンク管理部は、前記仮IDリンクに、該仮IDリンクの有効期限を設定し、該仮IDリンクの有効期限が経過した場合、前記記憶領域から、該仮IDリンクを削除する、請求項2に記載の管理サーバ。
  4. 前記仮IDリンク管理部は、少なくとも一のユーザの仮IDを生成し、前記仮IDリンクに、生成した該仮IDを設定する、請求項2又は3に記載の管理サーバ。
  5. 2以上のユーザを含むグループを作成する、グループ作成部をさらに備え、
    前記グループに属するユーザの実IDと、該ユーザの仮IDとを対応付けた、前記仮IDリンクを生成する、請求項1乃至4のいずれか一に記載の管理サーバ。
  6. 2以上の端末と、
    前記端末とネットワークを介して接続する管理サーバと、
    を含んで構成される、管理システムであって、
    前記管理サーバは、
    2以上の記憶領域を含む、記憶部と、
    前記端末からメッセージを受信する、メッセージ受信部と、
    前記メッセージを変換し、送信メッセージを生成する、メッセージ変換部と、
    前記送信メッセージを、指定された宛先の前記端末に送信する、メッセージ送信部と、
    を備え、
    前記記憶部は、前記記憶領域に、ユーザの実IDと、該ユーザの仮IDとを対応付けた、2以上の仮IDリンクを格納し、
    前記メッセージ変換部は、第1の記憶領域に格納される、一の実IDに対応する第1の仮IDを、前記メッセージが含む場合、該第1の仮IDを、第2の記憶領域に格納される前記仮IDリンクに基づいて、該実IDに対応する第2の仮IDに変換し、前記送信メッセージを生成する、管理システム。
  7. 2以上のユーザのうち、いずれか一のユーザに対応する前記端末は、前記一のユーザ、前記一のユーザとは異なるユーザの少なくともいずれかに対応する、現在の仮IDと、新たな仮IDとを、前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバは、
    前記一のユーザの実IDに対応する、前記記憶領域に格納される、前記仮IDリンクに基づいて、前記現在の仮IDに対応する、ユーザの実IDを特定し、該仮IDリンクにおける、特定した該実IDに対応する、前記受信した現在の仮IDを、受信した前記新たな仮IDに変更する、仮IDリンク管理部を備える、請求項6に記載の管理システム。
  8. 前記端末は、ユーザの操作に基づいて、指定されたユーザ間において、前記仮IDを開示することを許可する通知を、前記管理サーバに送信し、
    前記仮IDリンク管理部は、該端末のユーザの実IDに対応する、前記記憶領域を特定し、特定した前記記憶領域に格納される前記仮IDリンクに基づいて、開示対象の仮ID及び、該仮IDに対応する実IDを特定し、特定した実IDのユーザに対応する前記端末に、前記開示対象の仮IDを通知する、請求項7に記載の管理システム。
  9. 2以上の記憶領域を含む、記憶部を備える、管理サーバの制御方法であって、
    前記記憶領域に、ユーザの実IDと、該ユーザの仮IDとを対応付けた、仮IDリンクを格納する工程と、
    メッセージを受信する工程と、
    前記メッセージが、一の実IDに対応する、第1の記憶領域に格納される第1の仮IDを含む場合、第2の記憶領域に格納される前記仮IDリンクに基づいて、前記第1の仮IDを、前記一の実IDに対応する第2の仮IDに変換し、送信メッセージを生成する工程と、
    前記送信メッセージを、指定された宛先に送信する工程と
    を含む、管理サーバの制御方法。
  10. 2以上の記憶領域を含む、記憶部を備える、管理サーバを制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記記憶領域に、ユーザの実IDと、該ユーザの仮IDとを対応付けた、仮IDリンクを格納する処理と、
    メッセージを受信する処理と、
    前記メッセージが、一の実IDに対応する、第1の記憶領域に格納される第1の仮IDを含む場合、第2の記憶領域に格納される前記仮IDリンクに基づいて、前記第1の仮IDを、前記一の実IDに対応する第2の仮IDに変換し、送信メッセージを生成する処理と、
    前記送信メッセージを、指定された宛先に送信する処理と、
    を前記コンピュータに実行させるプログラム。
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