JPWO2018180692A1 - ロータ、及びモータ - Google Patents

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宏 北垣
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Abstract

ロータは、中心軸に対して径方向に拡がる磁性鋼板が軸方向に複数積層されるロータコアと、前記ロータコアに設けられる複数のマグネットと、を有する。前記磁性鋼板は、前記中心軸の径方向外側に位置するベース部と、前記ベース部の径方向外側に空隙部を介して離隔し、周方向に所定間隔で配置される複数の片状部と、を有する。複数の前記マグネットは、前記空隙部に位置して周方向に所定間隔で配置され、軸方向に垂直な断面において、前記マグネットの周方向の中央部における径方向の長さを中央部長さとし、前記マグネットの周方向の端部における径方向の長さを端部長さとして、前記中央部長さと前記端部長さとは互いに平行な方向の長さであり、前記中央部長さが前記端部長さよりも長い。

Description

本発明は、ロータ、及びモータに関する。
従来、励磁コイルを有する環状のステータの径方向内側に位置し、ロータコアの内部にマグネットを設けた所謂IPM(Interior Permanent Magnet)構造のロータを配置したモータが広く知られている。マグネットは、複数が周方向に所定の間隔で並べて配置される。
このモータは、周方向に隣り合うマグネット同士の間に位置する金属部材(磁性鋼板)の領域において、マグネットの磁束を有効活用することができないことが懸念された。そこで、ロータとステータとの間において磁束を円滑に流すための構造が提案され、そのモータに係る技術が特許文献1及び2に開示されている。
特許文献1に記載された従来の回転電機の回転子は、回転子鉄心と、回転子鉄心の外周面に周方向に配設された複数の永久磁石と、複数の永久磁石各々の外周面に配設された外周鉄心とを備える。周方向に隣り合う永久磁石と外周鉄心との組の間の開口部には、永久磁石及び外周鉄心を固定するためのくさび状部材が設置される。この構成により、永久磁石の周方向両側の領域で磁束の漏れを抑制することができ、且つ永久磁石及び外周鉄心が抜けないようにすることができる。
特許文献2に記載された従来の同期電動機の回転子は、内側鉄心部と、内側鉄心部の径方向外側に周方向に配置される複数の永久磁石と、複数の永久磁石各々の径方向外側に配置される外周鉄心部と、内側鉄心部と外周鉄心部とを各永久磁石の周方向端部において連結する連結部及び外周薄肉部と、を備える。連結部が設けられていない永久磁石の周方向端部の一端側には非磁性材料の固定部品が挿入される。この構成により、回転子の変形を抑制することができる。
特開2005−333762号公報 特開2012−085434号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の回転電機の回転子、及び特許文献2に記載された従来の同期電動機の回転子は、永久磁石が直方体形状で構成される。これにより、くさび状部材或いは固定部材を用いているものの、ロータの回転時に、永久磁石が周方向に位置ずれを起こし易いという懸念が十分に解消されていないことが課題であった。また、くさび部材を追加で設ける必要があり、部品点数が多くなってしまう。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、マグネットの位置ずれを防止し、且つ十分な磁束を得ることが可能なロータ、及びモータを提供することを目的とする。
本発明の例示的なロータは、中心軸に対して径方向に拡がる磁性鋼板が軸方向に複数積層されるロータコアと、前記ロータコアに取り付けられる複数のマグネットと、を有し、前記磁性鋼板は、前記中心軸の径方向外側に位置するベース部と、前記ベース部の径方向外側に空隙部を介して離隔して配置され、周方向に所定間隔で配置される複数の片状部と、を有し、複数の前記マグネットは、前記空隙部に位置して周方向に所定間隔で配置され、軸方向に垂直な断面において、前記マグネットの周方向の中央部における径方向の長さを中央部長さとし、前記マグネットの周方向の端部における径方向の長さを端部長さとして、前記中央部長さと前記端部長さとは互いに平行な方向の長さであり、前記中央部長さが、前記端部長さよりも長い。
本発明の例示的なモータは、上記構成のロータを有する。
本発明の例示的なロータ、及びモータによれば、マグネットの位置ずれを防止し、且つ十分な磁束を得ることが可能である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るモータの平面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係るモータのロータの斜視図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係るモータのロータコア及びマグネットの斜視図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係るモータのロータコア及びマグネットの平面図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係るマグネット及び磁性鋼板の片状部を示す平面図である。 図6は、本発明の第1実施形態に係るマグネット及び磁性鋼板の片状部の第1変形例の平面図である。 図7は、本発明の第1実施形態に係るマグネット及び磁性鋼板の片状部の第2変形例の平面図である。 図8は、本発明の第1実施形態に係るマグネット及び磁性鋼板の片状部の第3変形例の平面図である。 図9は、本発明の第1実施形態に係るマグネット及び磁性鋼板の片状部の第4変形例の平面図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係るモータのロータコア及びマグネットの斜視図である。 図11は、本発明の第2実施形態に係るモータのロータコア及びマグネットの平面図である。 図12は、本発明の第3実施形態に係るモータのロータコアの斜視図である。 図13は、本発明の第3実施形態に係るモータのロータコアを上方から見た横端面図である。 図14は、本発明の第3実施形態に係るモータのロータコアを下方から見た横端面図である。 図15は、本発明の第3実施形態に係るモータのロータコアの変形例の斜視図である。 図16は、本発明の第4実施形態に係るモータのロータコアの斜視図である。 図17は、本発明の第4実施形態に係るモータのロータコアを上方から見た横端面図である。 図18は、本発明の第4実施形態に係るモータのロータコアの変形例の斜視図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本書では、モータの回転軸が延びる方向を単に「軸方向」と呼び、モータの回転軸を中心として回転軸と直交する方向(軸方向に垂直な方向)を単に「径方向」と呼び、モータの回転軸を中心とする円弧に沿う方向を単に「周方向」と呼ぶ。ロータコアの中心軸は、モータの回転軸に一致する。また、本書では、説明の便宜上、軸方向を上下方向とし、図1の紙面奥行き方向をロータコア、ロータ、モータの上下方向として各部の形状や位置関係を説明する。なお、この上下方向の定義がモータの使用時の向きを限定するものではない。また、本書では、径方向に平行な端面図を「横端面図」と呼ぶ。また、本書で用いる「平行」、「垂直」は、厳密な意味で平行、垂直を表すものではなく、略平行、略垂直を含む。
<1.第1実施形態>



<1−1.モータの全体構成>



本発明の例示的な第1実施形態に係るモータの全体構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るモータの平面図である。図1に示すモータ1は、ステータ2と、ロータ3と、を有する。
ステータ2は、例えば、軸方向に延びる円筒形状である。ステータ2は、ロータ3の径方向外側に所定の隙間を設けて配置される。ステータ2は、ステータコア21と、インシュレータ22と、コイル23と、を有する。
ステータコア21は、軸方向に延びる筒形状である。ステータコア21は、複数枚の磁性鋼板を軸方向に積層して形成される。ステータコア21は、コアバック21aと、ティース(図示略)と、を有する。コアバック21aは、円環形状である。ティースは、コアバック21aの内周面から径方向内側に延びる。複数のティースは、周方向に所定間隔で設けられる。
インシュレータ22は、ティースの外面を囲んで設けられる。インシュレータ22は、ステータコア21とコイル23との間に配置される。インシュレータ22は、例えば、合成樹脂等の絶縁部材で構成される。コイル23は、インシュレータ22の外周に導線が巻き回されて形成される。
ロータ3は、軸方向に延びる円筒形状である。ロータ3は、ステータ2の径方向内側に所定の隙間を設けて配置される。ロータ3は、シャフト31と、ロータコア40と、マグネット32と、空間部33若しくは、樹脂部34と、を有する。空間部33は、柱部33aと、外周部33bと、を有する。
シャフト31は、モータ1の回転軸である。シャフト31は、上下方向に延びる円柱形状である。シャフト31は、ロータ3の上方及び下方に設けられた上軸受及び下軸受(ともに図示略)に挿入されて回転可能に支持される。ロータ3は、上下方向に延びるシャフト31を中心に回転する。
ロータコア40は、軸方向に延びる円筒形状である。ロータコア40の径方向中心部に位置する孔部41dに、シャフト31が挿入される。ロータコア40の中心軸は、モータ1のシャフト31に一致する。ロータコア40は、例えば複数枚の磁性鋼板を軸方向に積層して構成される。ロータコア40については、その詳細を後述する。
マグネット32は、ロータコア40の外縁部の径方向内側に配置される。マグネット32は、複数が周方向に所定の間隔で並べて配置される。マグネット32は、例えば8個設けられる。マグネット32の軸方向長さは、ロータコア40の軸方向長さに概ね一致する。マグネット32は、ロータコア40に取り付けられる。マグネット32については、その詳細を後述する。
柱部33aは、周方向に隣り合うマグネット32同士の間に設けられる。例えば、マグネット32が8個である場合、柱部33aは、8箇所に設けられる。柱部33aは、軸方向に垂直な断面が略台形形状で、軸方向に延びる四角柱形状の空間である。柱部33aは、ロータコア40を軸方向に貫通する。柱部33aを設けることで、ロータ3において、マグネット32の磁束をより有効活用することが可能である。
外周部33bは、柱部33aの径方向外側に設けられる。外周部33bは、8箇所に設けられる。外周部33bは、軸方向に垂直な断面が略半円形状で、軸方向に延びる空間である。
樹脂部34は、空間部33に設けられる。ロータ3の外縁部において、樹脂部34は、ロータコア40の外側面と、ロータコア40の径方向外側に配置される金型(図示略)の内周面と、で囲まれた空間部33に合成樹脂、接着剤等を流し込んで設けられる。これにより、樹脂部34が、マグネット32及び後述する磁性鋼板41の片状部41cを、ベース部41aの径方向外側に固定させる。よって、互いに離隔するベース部41aと片状部41cとを、漏れ磁束が生じる虞がある鉄材を用いることなく強固に固定することができる。そして、樹脂部34がフラックスバリアとしての役割を果たす。
<1−2.ロータコア及びマグネットの詳細な構成>



続いて、ロータコア40及びマグネット32の詳細な構成について説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係るモータ1のロータ3の斜視図である。図3は、本発明の第1実施形態に係るモータ1のロータコア40及びマグネット32の斜視図である。図4は、本発明の第1実施形態に係るモータ1のロータコア40及びマグネット32の平面図である。図5は、本発明の第1実施形態に係るマグネット32及び磁性鋼板41の片状部41cを示す平面図である。
図2、図3及び図4に示すロータコア40は、磁性鋼板41を有する。磁性鋼板41は、ロータコア40の中心軸に対して径方向に拡がる。ロータコア40は、磁性鋼板41が軸方向に複数積層されて構成される。複数の磁性鋼板41は、例えばかしめ、接着などによって互いが固定される。
<1−2−1.磁性鋼板の構成>



図4に示す磁性鋼板41は、ベース部41aと、空隙部41bと、片状部41cと、を有する。
ベース部41aは、中心軸より径方向外側に位置する。ベース部41aは、外形が略八角形状である。ベース部41aは、その径方向中心部に、シャフト31が軸方向に貫通する孔部41dを有する。
空隙部41bは、ベース部41aの外縁部41wの8箇所の辺各々の径方向外側に設けられる。空隙部41bは、ベース部41aと、片状部41cと、の間の隙間として構成される。8箇所の空隙部41b各々に、1個ずつマグネット32が位置する。
片状部41cは、ベース部41aの径方向外側に、空隙部41bを介して離隔して配置される。片状部41cは、複数が周方向に所定間隔で配置される。片状部41cは、ベース部41aの外縁部41wの8箇所の辺各々の径方向外側に、例えば8個設けられる。
図4及び図5に示すように、片状部41cは、外周面41eと、片状部内側面41fと、2つの片状部周端面41gと、を有する。
外周面41eは、ロータコア40の外周部に近接する。外周面41eは、曲面である。本実施形態において、外周面41eは、軸方向に垂直な断面が、例えば中心がシャフト31の軸線よりも径方向外側にずれて、ロータ3の半径よりも小さい半径の円弧である。つまり、外周面41eの軸方向に垂直な断面は、ロータ3の同心円よりも曲率が小さい円弧である。
片状部内側面41fは、マグネット32と対向する。片状部内側面41fは、曲面である。本実施形態において、片状部内側面41fは、軸方向に垂直な断面が、例えば中心がシャフト31の軸線と一致するロータ3の半径よりも小さい半径の円弧である。つまり、片状部内側面41fの軸方向に垂直な断面は、ロータ3の同心円と曲率が等しいで円弧ある。
2つの片状部周端面41gは、周方向に隣り合う2つの他の片状部41cと対向する。2つの片状部周端面41gは、片状部41cの周方向両端に設けられる。2つの片状部周端面41gは、平面且つ互いに平行である。さらに、片状部周端面41gと、片状部41cの周方向の中央部におけるロータ中心を通り軸方向に延びる断面とは、互いに平行である。
ベース部41aは、凹部41hを有する。片状部41cは、周方向に隣り合う他の片状部41cと対向する。凹部41hは、中心軸に対する、周方向に隣り合う片状部41c同士の間の角度領域において設けられる。よって、凹部41hは、周方向に隣り合う各片状部41cの端部と、中心軸と、で囲まれた扇形状の領域に設けられる。つまり、凹部41hは、ロータ3の柱部33aに設けられる。上記角度領域の一例を、図4に二点鎖線で描画した。
凹部41hは、ベース部41aの外縁部41wから径方向内側に向かって凹む。ベース部41aが多角形である場合、凹部41hは、ベース部41aの各頂点から径方向内側に向かって凹む。ベース部41aが凹部41hを有することで、周方向に隣り合う他のマグネット32との間に磁気的な空隙を広く確保することができる。これにより、マグネット32の周方向の端部からの漏れ磁束の発生を効果的に抑制することができる。また、空隙部41bにマグネット32を挿入した後、ベース部41aの径方向外側に合成樹脂、接着剤等を流し込むと、凹部41hに合成樹脂、接着剤等が浸入する。これにより、片状部41c及びマグネット32を強固に固定することができる。
<1−2−2.マグネットの構成>



図4及び図5に示すように、マグネット32は、外側面32aと、内側面32bと、2つの周端面32cと、を有する。
外側面32aは、磁性鋼板41の片状部41cと対向する。外側面32aは、曲面である。外側面32aは、軸方向に垂直な断面が、例えば中心がシャフト31の軸線と一致するロータ3の半径よりも小さい半径の円弧である。
内側面32bは、磁性鋼板41のベース部41aと対向する。内側面32bは、平面である。内側面32bは、軸方向に垂直な断面が、例えばベース部41aの外縁部41wの8箇所の辺に沿う直線である。
2つの周端面32cは、周方向に隣り合う2つの他のマグネット32と対向する。2つの周端面32cは、平面且つ互いに平行である。すなわち、周端面32cは、マグネット32の周方向の中央部におけるロータ中心を通り軸方向に延びる断面と平行である。
軸方向に垂直な断面において、マグネット32の周方向の中央部における径方向の長さを中央部長さL1とし、マグネット32の周方向の端部における径方向の長さを端部長さL2とする。そのとき、中央部長さL1と端部長さL2とは互いに平行な方向の長さである。また、中央部長さL1は、端部長さL2よりも長い。
この構成によれば、軸方向から見たマグネット32の形状が、周方向の中央部において径方向外側に膨らんだ形状であるので、マグネット32の周方向における位置ずれを防止することが可能である。さらに、この構成によれば、ロータ3の直径を拡大することなく、マグネット32の体積を増加させることができる。これにより、磁束量を多くすることが可能である。
さらに、マグネット32が上記の形状であれば、容易な加工によって、磁束量が多いマグネット32を得ることができる。また、マグネット32の2つの周端面32cが互いに平行であるので、それら平面と周方向に隣り合う他のマグネット32との間に磁気的な空隙を確保することができる。これにより、マグネット32の周方向の端部からの漏れ磁束の発生を抑制することができ、ロータ3からステータ2に向かって延びる鎖交磁束を有効活用することが可能である。
また、マグネット32との対向面である片状部内側面41fは、曲面である。そのため、片状部41cとしての鉄材の使用量を削減することができる。これにより、ステータ2の弱め磁束界磁の影響を受けた場合でも、誘起電圧波形が変化することを抑制することができ、ロータ3の回転時に生じるトルク変動であるトルクリップルが大きくなることを抑制することが可能である。特に、弱め磁束制御の進角が高くなると誘起電圧波形に歪が発生し易いが、上記構成によれば、この歪の発生を抑制することができる。
また、片状部41cは、片状部周端面41gが平面であることで、マグネット32の周端面32cと片状部41cの片状部周端面41gとを面一にすることができる(図5参照)。その結果、周方向に隣り合う他の片状部41cとの間に磁気的な空隙を確保することができる。これにより、マグネット32の周方向の端部からの漏れ磁束の発生を抑制することができ、ロータ3からステータ2に向かって延びる鎖交磁束を有効活用することができる。
<1−3−1.マグネット及び磁性鋼板の片状部の変形例>



軸方向に垂直な断面において、中央部長さL1が端部長さL2よりも長ければ、マグネット32及び磁性鋼板41の片状部41cは、他の構成をとり得る。例えば、以下に示す変形例が考えられる。
図6は、本発明の第1実施形態に係るマグネット32及び磁性鋼板41の片状部41cの第1変形例の平面図である。例えば図6に示すように、マグネット32の両端に設けられる2つの周端面32cは、それぞれ、ロータ中心を通り軸方向に延びる平面であっても良い。この場合、片状部41cの両端に設けられる2つの片状部周端面41gも同様に、ロータ中心を通り軸方向に延びる平面であることが好ましい。これにより、マグネット32の周端面32cと片状部41cの片状部周端面41gとを面一にすることができる。


図7は、本発明の第1実施形態に係るマグネット32及び磁性鋼板41の片状部41cの第2変形例の平面図である。例えば図7に示すように、周端面が存在しない構成であっても良い。すなわち、軸方向に垂直な断面において、マグネット32は、ロータ3の半径よりも小さい半径の円弧と、この円弧の径方向内側に位置する弦に相当する直線部と、を有する略半円形状で構成される。図7に示すように、片状部41cの両端に設けられる2つの片状部周端面41gは、互いに平行に延びる平面であっても良いし、それぞれがロータ中心を通り軸方向に延びる平面であっても良い。
図8は、本発明の第1実施形態に係るマグネット32及び磁性鋼板41の片状部41cの第3変形例の平面図である。例えば図8に示すように、外側面32aは、複数の平面が接続された構成であっても良い。外側面32aは、例えば3つの平面で構成され、中央部の平面が内側面32bと平行である。外側面32aの中央部の平面の両端に設けられる他の二平面は、ともに径方向内側に向かって傾斜して周端面32cに繋がる。すなわち、軸方向に垂直な断面において、マグネット32は、六角形である。周端面32cは、マグネット32の周方向の中央部におけるロータ中心を通り軸方向に延びる断面と平行である。
外周面41e及び片状部内側面41fの各々は、マグネット32の外側面32aと同様に、3つの平面で構成される。2つの片状部周端面41gは、片状部41cの周方向の中央部におけるロータ中心を通り軸方向に延びる断面と平行である。周端面32cと、片状部周端面41gとは、面一である。
図9は、本発明の第1実施形態に係るマグネット32及び磁性鋼板41の片状部41cの第4変形例の平面図である。例えば図9に示すように、外側面32aが3つの平面で構成され、2つの周端面が存在しない構成であっても良い。マグネット32は、3平面で構成された外側面32aの周方向の両端部が、単一の平面で構成された内側面32bの周方向の両端部に繋がる。すなわち、マグネット32は、その軸方向に垂直な断面が、四角形である。
外周面41e及び片状部内側面41fの各々は、マグネット32の外側面32aと同様に、3つの平面で構成される。図9に示すように、2つの片状部周端面41gは、互いに平行に延びる平面であっても良いし、それぞれがロータ中心を通り軸方向に延びる平面であっても良い。
<2.第2実施形態>



<2−1.ロータコアの詳細な構成>



次に、本発明の例示的な第2実施形態のモータについて説明する。図10は、本発明の第2実施形態に係るモータのロータコア及びマグネットの斜視図である。図11は、本発明の第2実施形態に係るモータのロータコア及びマグネットの平面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
図10及び図11に示すロータコア40は、磁性鋼板41に加えて、さらに連結磁性鋼板43を有する。連結磁性鋼板43は、磁性鋼板41と同様に、ロータコア40の中心軸に対して径方向に拡がる。
<2−1−1.連結磁性鋼板の構成>



図11に示す連結磁性鋼板43は、ベース部43aと、空隙部43bと、片状部43cと、接続部43jと、連結部43kと、を有する。ベース部43a、空隙部43b及び片状部43cは、磁性鋼板41のベース部41a、空隙部41b及び片状部41cと外形が同じであり、軸方向に重なる。
ベース部43aは、中心軸より径方向外側に位置する。ベース部43aは、径方向中心部に、シャフト31が軸方向に貫通する孔部43dを有する。
ベース部43aは、凸部43hを有する。片状部43cは、周方向に隣り合う他の片状部43cと対向する。凸部43hは、中心軸に対する、周方向に隣り合う片状部43c同士の間の角度領域において設けられる。すなわち、凸部43hは、周方向に隣り合う片状部43c各々の端部と、中心軸と、で囲まれた扇形状の領域に設けられる。言い換えれば、凸部43hは、ロータ3の柱部33aに設けられる。ベース部43aが多角形である場合、凸部43hは、ベース部43aの頂点各々から径方向外側に向かって突出する。上記角度領域の一例を、図11に二点鎖線で描画した。
空隙部43bは、ベース部43aの外縁部43wの8箇所の辺各々の径方向外側に設けられる。空隙部43bは、ベース部43aと、片状部43cと、の間の隙間として構成される。8箇所の空隙部43b各々に、1個ずつマグネット32が位置する。
片状部43cは、ベース部43aの径方向外側に、空隙部43bを介して離隔して配置される。片状部43cは、複数が周方向に所定間隔で配置される。片状部43cは、ベース部43aの外縁部43wの8箇所の辺各々の径方向外側に、例えば8個設けられる。
片状部43cは、外周面43eと、片状部内側面43fと、を有する。片状部43cの周方向の端部は、接続部43jに繋がる。
接続部43jは、周方向に隣り合う片状部43c同士の間の領域のすべてに配置され、合計8箇所に存在する。接続部43jは、周方向に延びる長板形状である。接続部43jは、周方向に隣り合う片状部43c同士が繋がる。片状部43cと、接続部43jとは、環状となるように周方向に交互に配置される。
連結部43kは、径方向に離間するベース部43aと、接続部43jと、の間の領域に配置される。連結部43kは、周方向に所定間隔で配置される。連結部43kは、周方向に隣り合う空隙部43bの間の領域に配置される。つまり、連結部43kは、ロータ3の柱部33aに設けられる。連結部43kは、径方向に延びる長板形状である。連結部43kは、ベース部43aと、接続部43jと、を連結する。より詳しく言えば、連結部43kは、凸部43hの径方向先端部と、接続部43jの径方向内縁部と、を連結する。
<2−1−2.ロータコアの積層構成>



図10及び図11に示すロータコア40は、軸方向の上端及び下端の各々に例えば1枚の連結磁性鋼板43が配置される。このとき、磁性鋼板41の片状部41cと、連結磁性鋼板43の片状部43cと、が軸方向に重なる。外縁部の一部が揃う位置で、磁性鋼板41及び連結磁性鋼板43が積層される。磁性鋼板41及び連結磁性鋼板43は、例えば接着によって互いが固定される。
このようにして、第2実施形態のロータコア40は、接続部43j及び連結部43kを有さない磁性鋼板41と、接続部43j及び連結部43kを有する連結磁性鋼板43と、が積層されて構成される。この構成によれば、できるだけ少量の鉄材を連結部43kとして用いて、互いに離隔する磁性鋼板41のベース部41aと片状部41cとを固定することができる。これにより、柱部33aによる磁気的空隙を広く活用することができ、漏れ磁束の発生を抑制することができる。
なお、連結磁性鋼板43は、ロータコア40の軸方向の上端、或いは下端のいずれか一方のみに配置しても良い。また、連結磁性鋼板43は、ロータコア40の軸方向の中央部に配置しても良い。
<3.第3実施形態>



<3−1.ロータコアの詳細な構成>



次に、本発明の例示的な第3実施形態のモータについて説明する。図12は、本発明の第3実施形態に係るモータのロータコアの斜視図である。図13は、本発明の第3実施形態に係るモータのロータコアを上方から見た横端面図である。図14は、本発明の第3実施形態に係るモータのロータコアを下方から見た横端面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1及び第2の実施形態と同じであるので、それらの実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
図12、図13及び図14に示すロータコア40は、連結磁性鋼板44、45を有する。連結磁性鋼板44、45は、ロータコア40の中心軸に対して径方向に拡がる。
<3−1−1.連結磁性鋼板の構成>



図13に示す連結磁性鋼板44は、ベース部44aと、空隙部44bと、片状部44cと、連結部44kと、を有する。ベース部44a及び空隙部44bについては、第1及び第2の実施形態と同様の構成であるので、ここでは説明を省略する。
片状部44cは、外周面44eと、片状部内側面44fと、2つの片状部周端面44gと、を有する。外周面44e及び片状部内側面44fは、その軸方向に垂直な断面が、例えば中心がシャフト31の軸線と一致する同心円の円弧である。2つの片状部周端面44gは、平面且つ互いに平行である。すなわち、片状部周端面44gは、片状部44cの周方向の中央部におけるロータ中心を通り軸方向に延びる断面と平行である。
連結部44kは、径方向に関して、ベース部44aと、片状部44cと、の間の領域に配置される。連結部44kは、周方向に所定間隔で配置される。連結部44kは、周方向に隣り合う空隙部44bの間の領域に配置される。連結部44kは、片状部44cの周方向の中央部におけるロータ中心を通り軸方向に延びる断面と平行である。連結部44kは、径方向に延びる長板形状である。
連結部44kは、片状部44cの周方向の一方の端部と、ベース部44aと、を連結する。より詳しく言えば、図13において、連結部44kは、時計方向側の空隙部44bの間に配置され、片状部44cの周方向の一方の端部と、ベース部44aと、を連結する。図13に示すように、連結された片状部44c及び連結部44kは、その軸方向に垂直な断面がL字状である。
図14に示す連結磁性鋼板45は、ベース部45aと、空隙部45bと、片状部45cと、連結部45kと、を有する。連結磁性鋼板45は、連結磁性鋼板44の表裏を反対にしただけであって、同じ構造であるので、詳細な説明は省略する。
図14において、連結磁性鋼板45の連結部45kは、反時計方向側の空隙部45bの間に配置され、片状部45cの周方向の一方の端部と、ベース部45aと、を連結する。図14に示すように、連結された片状部45c及び連結部45kは、その軸方向に垂直な断面がL字状である。
<3−1−2.ロータコアの積層構成>



図12、図13及び図14に示すロータコア40は、上側の第1積層体40Xと、下側の第2積層体40Yと、が積層される。第1積層体40Xは、片状部44cの周方向の一端側に連結部44kを有する連結磁性鋼板44が複数積層される。第2積層体40Yは、片状部45cの周方向の他端側に連結部45kを有する連結磁性鋼板45が複数積層される。
なお、ロータコア40は、複数の磁性鋼板のうちの少なくとも1枚が片状部44cの周方向の一端側に連結部44kを有する連結磁性鋼板44であり、複数の磁性鋼板のうちの少なくとも1枚が片状部45cの周方向の他端側に連結部45kを有する連結磁性鋼板45である構成としても良い。
この構成によれば、ロータ3の回転方向を正転、逆転のいずれに設定した場合であっても、マグネット32の周方向の位置を好適に保持することが可能である。さらに、連結部44k、45kとして用いる鉄材が比較的少ないので、漏れ磁束の抑制が期待できる。
また、同じ形状の連結磁性鋼板が複数積層された第1積層体40Xと、第2積層体40Yとを積層することでロータコア40が形成されるので、ロータ3の形成が容易である。
なお、同じ形状の連結磁性鋼板が複数積層された積層体を、3つ以上用いて積層し、ロータコア40を構成しても良い。
<3−2.ロータコアの変形例>



図15は、本発明の第3実施形態に係るモータのロータコアの変形例の斜視図である。図15に示すロータコア40は、片状部44cの周方向の一端側に連結部44kを有する連結磁性鋼板44と、片状部45cの周方向の他端側に連結部45kを有する連結磁性鋼板45と、が交互に積層される。この構成によれば、マグネット32の周方向の両端部各々が、磁性鋼板1枚毎に周方向において連結部44k、45kと対向するので、マグネット32の周方向の位置を好適に保持することが可能である。
<4.第4実施形態>



<4−1.ロータコアの詳細な構成>



本発明の例示的な第4実施形態のモータについて説明する。図16は、本発明の第4実施形態に係るモータのロータコアの斜視図である。図17は、本発明の第4実施形態に係るモータのロータコアを上方から見た横端面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1、第2及び第3の実施形態と同じであるので、それらの実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
図16及び図17に示すロータコア40は、連結磁性鋼板46を有する。連結磁性鋼板46は、ロータコア40の中心軸に対して径方向に拡がる。
<4−1−1.連結磁性鋼板の構成>



図17に示す連結磁性鋼板46は、ベース部46aと、空隙部46bと、片状部46cと、接続部46jと、連結部46kと、を有する。ベース部46a及び空隙部46bについては、第1、第2及び第3の実施形態と同様の構成であるので、ここでは説明を省略する。
片状部46cは、外周面46eと、片状部内側面46fと、単一の片状部周端面46gと、を有する。外周面46e及び片状部内側面46fは、その軸方向に垂直な断面が、例えば中心がシャフト31の軸線と一致する同心円の円弧である。
接続部46jは、周方向に隣り合う2つの片状部46c同士の間の領域に配置され、合計4箇所に存在する。接続部46jは、周方向に延びる長板形状である。接続部46jは、周方向に隣り合う2つの片状部46c同士が繋がる。周方向に隣り合う2つの片状部46c同士は、互いの一方の片状部周端面に相当する箇所で、接続部46jに繋がる。単一の片状部周端面46gは、周方向に隣り合う他の片状部46cと対向する。
連結部46kは、径方向に関して、ベース部46aと、片状部46cと、の間の領域に配置される。連結部46kは、周方向に所定間隔で配置される。連結部46kは、周方向に隣り合う空隙部46bの間の領域に配置される。連結部46kは、径方向に延びる長板形状である。
連結部46kは、隣り合う2つの片状部46cの接続箇所において、接続された2つの片状部46cの周方向の一方の端部と、ベース部46aと、を連結する。図17に示すように、連結された2つの片状部46c及び連結部46kは、その軸方向に垂直な断面がT字状である。
<4−1−2.ロータコアの積層構成>



図16及び図17に示すロータコア40は、上記構成の連結磁性鋼板46が軸方向に複数積層される。
この構成によれば、ロータ3の回転方向を正転、逆転のいずれに設定した場合であっても、マグネット32の周方向の位置を好適に保持することが可能である。さらに、連結部46kとして用いる鉄材が比較的少ないので、漏れ磁束の抑制が期待できる。
また、ロータコア40は、上側の第1積層体40Xと、下側の第2積層体40Yと、が積層される。第1積層体40X及び第2積層体40Yはともに、接続部46j及び連結部46kを重ねて連結磁性鋼板46が複数積層される。第1積層体40Xと、第2積層体40Yとは、互いに片状部46c1個分の角度(45°)で周方向にずれて、積層される。
この構成によれば、同じ形状の連結磁性鋼板46が複数積層された第1積層体40Xと、第2積層体40Yとを積層することでロータコア40が形成されるので、ロータ3の形成が容易である。また、製造工程において磁性鋼板を打ち抜く方向と積層する方向とを同一にすることができるので、組立性の良いロータ3を提供することが可能である。
なお、連結磁性鋼板46が複数積層された積層体を、3つ以上用いて積層し、ロータコア40を構成しても良い。
<4−2.ロータコアの変形例>



図18は、本発明の第4実施形態に係るモータのロータコアの変形例の斜視図である。図18に示すロータコア40は、複数の連結磁性鋼板46が、1枚ずつ片状部46c1個分の角度で周方向にずれて、積層される。この構成によれば、マグネット32の周方向の両端部各々が、磁性鋼板1枚毎に周方向において連結部46kと対向するので、マグネット32の周方向の位置を好適に保持することが可能である。また、製造工程において磁性鋼板を打ち抜く方向と積層する方向とを同一にすることができるので、組立性の良いロータ3を提供することが可能である。
<5.その他>



以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。また、上記実施形態やその変形例は適宜任意に組み合わせることができる。
なお、マグネットの中央部長さが端部長さよりも長い形状であれば、マグネットはいかなる形状であっても良い。例えば、マグネットの外側面と内側面とが共に曲面である形状であっても良い。
本発明は、例えばロータコア、ロータ、モータにおいて利用可能である。また、本発明のモータは、例えば電動パワーステアリング、電動オイルポンプ、ブレーキなどの車載用部品に適用可能である。
1・・モータ、2・・ステータ、3・・ロータ、21・・ステータコア、21a・・コアバック、22・・インシュレータ、23・・コイル、31・・シャフト、32・・マグネット、32a・・外側面、32b・・内側面、32c・・周端面、33・・空間部、33a・・柱部、33b・・外周部、34・・樹脂部、40・・ロータコア、40X・・第1積層体、40Y・・第2積層体、41・・磁性鋼板、41a・・ベース部、41b・・空隙部、41c・・片状部、41d・・孔部、41e・・外周面、41f・・片状部内側面、41g・・片状部周端面、41h・・凹部、41w・・外縁部、43・・連結磁性鋼板、43a・・ベース部、43b・・空隙部、43c・・片状部、43d・・孔部、43e・・外周面、43f・・片状部内側面、43g・・片状部周端面、43h・・凸部、43j・・接続部、43k・・連結部、43w・・外縁部、44・・連結磁性鋼板、44a・・ベース部、44b・・空隙部、44c・・片状部、44d・・孔部、44e・・外周面、44f・・片状部内側面、44g・・片状部周端面、44k・・連結部、44w・・外縁部、45・・連結磁性鋼板、45a・・ベース部、45b・・空隙部、45c・・片状部、45d・・孔部、45e・・外周面、45f・・片状部内側面、45g・・片状部周端面、45k・・連結部、45w・・外縁部、46・・連結磁性鋼板、46a・・ベース部、46b・・空隙部、46c・・片状部、46d・・孔部、46e・・外周面、46f・・片状部内側面、46g・・片状部周端面、46j・・接続部、46k・・連結部、46w・・外縁部

Claims (14)

  1. 中心軸に対して径方向に拡がる磁性鋼板が軸方向に複数積層されるロータコアと、



    前記ロータコアに取り付けられる複数のマグネットと、



    を有し、



    前記磁性鋼板は、



    前記中心軸の径方向外側に位置するベース部と、



    前記ベース部の径方向外側に空隙部を介して離隔して配置され、周方向に所定間隔で配置される複数の片状部と、



    を有し、



    複数の前記マグネットは、前記空隙部に位置して周方向に所定間隔で配置され、軸方向に垂直な断面において、前記マグネットの周方向の中央部における径方向の長さを中央部長さとし、前記マグネットの周方向の端部における径方向の長さを端部長さとして、前記中央部長さと前記端部長さとは互いに平行な方向の長さであり、前記中央部長さが、前記端部長さよりも長いロータ。
  2. 前記マグネットは、



    前記片状部と対向する外側面と、



    前記ベース部と対向する内側面と、



    周方向に隣り合う2つの他の前記マグネットと対向する2つの周端面と、



    を有し、



    前記外側面が曲面であり、前記内側面が平面であり、2つの前記周端面が平面且つ互いに平行である請求項1に記載のロータ。
  3. 前記片状部は、



    外周面と、



    前記マグネットと対向する片状部内側面と、



    を有し、



    前記外周面が曲面であり、前記片状部内側が曲面である請求項1または請求項2に記載のロータ。
  4. 前記片状部は、周方向に隣り合う2つの他の前記片状部と対向する2つの片状部周端面を有し、



    2つの前記片状部周端面は平面且つ互いに平行である請求項1から請求項3に記載のロータ。
  5. 前記中心軸に対する、周方向に隣り合う前記片状部同士の間の角度領域において、前記ベース部は、外縁部から径方向内側に向かって凹む凹部を有する請求項1から請求項4のいずれかに記載のロータ。
  6. 前記マグネット及び前記片状部を前記ベース部の径方向外側に固定させる樹脂部を備える請求項1から請求項5のいずれかに記載のロータ。
  7. 複数の前記磁性鋼板が、



    周方向に隣り合う2つの前記片状部同士の間が繋がる接続部と、



    前記ベース部と、前記接続部と、を連結する連結部と、



    を有する請求項1から請求項6のいずれかに記載のロータ。
  8. 前記接続部及び前記連結部を重ねて前記磁性鋼板が複数積層された2つの積層体が、互いに前記片状部1個分の角度で周方向にずれて、積層される請求項7に記載のロータ。
  9. 複数の前記磁性鋼板が、1枚ずつ前記片状部1個分の角度で周方向にずれて、積層される請求項7に記載のロータ。
  10. 複数の前記磁性鋼板のうちの少なくとも1枚が、



    周方向に隣り合う前記片状部同士の間が繋がる接続部と、



    前記ベース部と、前記接続部と、を連結する連結部と、



    を有し、



    前記ロータコアは、前記接続部及び前記連結部を有さない前記磁性鋼板と、前記接続部及び前記連結部を有する前記磁性鋼板と、が積層されて構成される請求項1から請求項6のいずれかに記載のロータ。
  11. 前記磁性鋼板は、前記片状部の周方向のいずれか一方の端部と、前記ベース部と、を連結する連結部を有し、



    複数の前記磁性鋼板のうちの少なくとも1枚が前記片状部の周方向の一端側に前記連結部を有し、複数の前記磁性鋼板のうちの少なくとも1枚が前記片状部の周方向の他端側に前記連結部を有する請求項1から請求項6のいずれかに記載のロータ。
  12. 前記片状部の周方向の一端側に前記連結部を有する前記磁性鋼板が複数積層された第1積層体と、前記片状部の周方向の他端側に前記連結部を有する前記磁性鋼板が複数積層された第2積層体と、が積層される請求項11に記載のロータ。
  13. 前記片状部の周方向の一端側に前記連結部を有する前記磁性鋼板と、前記片状部の周方向の他端側に前記連結部を有する前記磁性鋼板と、が交互に積層される請求項11に記載のロータ。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかに記載されたロータを備えるモータ。
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