JPWO2018168602A1 - 通信制御装置、通信制御方法、通信制御プログラムが記録された記録媒体、及び、移動装置 - Google Patents

通信制御装置、通信制御方法、通信制御プログラムが記録された記録媒体、及び、移動装置 Download PDF

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Abstract

サーバ等の装置に送信する情報を低減することが可能な通信制御装置等を提供する。通信制御装置141は、移動体の位置を表す位置情報に基づき、該移動体の動きの程度を表す特徴量を算出する算出部142と、該特徴量が所定の範囲内であるか否かを判定する範囲判定部143と、該特徴量が該所定の範囲内であることを表す場合には、該位置情報を送信する所定の送信条件が成立したときに該位置情報を送信するよう制御する制御部144とを有する。

Description

本発明は、たとえば、情報処理装置に情報を送信するか否かを制御する通信制御装置等に関する。
特許文献1は、移動体に搭載されている端末の位置を、クラウドコンピューティング(以降、単に「クラウド」と表す)における管理サーバにて管理するシステムを開示している。該システムは、端末の位置を特定し、特定した位置を表す位置情報を、通信ネットワークを介して該管理サーバに送信する。該管理サーバは、該端末によって送信された位置情報に応じたサービスを提供する。
非特許文献1に開示されたシステムは、移動体の動きを表す運動モデル(または、運動方程式)に従い、所定時間を経過した後の移動体の位置を推定するサーバと、推定した該位置及び所定時間後に測定された位置が所定の閾値以上離れていた場合にのみ、当該サーバに計測された位置を表す位置情報を送信する端末とを有する。該端末は、該移動体に搭載されている。該サーバは、当該移動体の位置、速度、及び、加速度等を管理する。
特許文献2は、一定周期ごとに自装置の位置を表す位置情報をサーバに送信する処理を実行する携帯端末を開示している。該携帯端末は、自装置が静止状態であると判定した場合に、該位置情報をサーバに送信する処理を中止する。
国際公開第2013/161439号 特開2011−227763号公報
藤波誠、水越康博、「モバイルネットワークによる協調型ITS実現に向けた位置情報通信方式の評価」電子情報通信学会、CQ研究会 CQ2016−107、 2017年1月
非特許文献1に記載のシステムにおいて、移動体に搭載されている端末は、たとえば、移動体が移動していない場合であっても、位置情報をサーバに送信することがある。たとえば、移動体が移動していない期間は、測定された位置を、当該移動体に搭載されている加速度センサにて測定された加速度に基づき、正しく補正することが難しい。この結果、該加速度に基づき補正された位置に関する誤差が生じやすい。この場合には、予測された位置と、測定された位置との乖離が所定の閾値以上となってしまうことがある。この結果、正しい位置が測定されていれば、サーバに位置情報が送信されない場合であっても、誤差によって、該位置情報が送信されてしまうこともあるので、サーバと、端末とを通信接続している通信ネットワークの負荷が増大してしまう。
また、特許文献2に開示された携帯端末は、自装置が静止状態であるか否かを正しく判定することができない。この理由は、位置情報に基づき、携帯端末が静止状態であるか否かを正確に判定することができないからである。
そこで、本発明の目的の1つは、サーバ等の装置に送信する情報を低減することが可能な通信制御装置等を提供することである。
本発明の1つの態様として、通信制御装置は、
移動体の位置を表す位置情報に基づき、前記移動体の動きの程度を表す特徴量を算出する算出手段と、
前記特徴量が所定の範囲内であるか否かを判定する範囲判定手段と、
前記特徴量が前記所定の範囲内であることを表す場合には、前記位置情報を送信する所定の送信条件が成立したときに前記位置情報を送信するよう制御する制御手段と
を備える。
また、本発明の他の態様として、通信制御方法は、
計算処理装置によって、移動体の位置を表す位置情報に基づき、前記移動体の動きの程度を表す特徴量を算出し、前記特徴量が所定の範囲内であるか否かを判定し、前記特徴量が前記所定の範囲内であることを表す場合には、前記位置情報を送信する所定の送信条件が成立したときに前記位置情報を送信するよう制御する。
また、本発明の他の態様として、通信制御プログラムは、
移動体の位置を表す位置情報に基づき、前記移動体の動きの程度を表す特徴量を算出する算出機能と、
前記特徴量が所定の範囲内であるか否かを判定する範囲判定機能と、
前記特徴量が前記所定の範囲内であることを表す場合には、前記位置情報を送信する所定の送信条件が成立したときに前記位置情報を送信するよう制御する制御機能と
をコンピュータに実現させる。
さらに、同目的は、係るプログラムを記録するコンピュータが読み取り可能な記録媒体によっても実現される。
本発明に係る通信制御装置等によれば、サーバ等の装置に送信する情報を低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムが有する構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置が有する構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置が有する構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る情報処理装置が有する構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る情報処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る通信制御装置が有する構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る通信制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の各実施形態に係る通信制御装置、及び、情報処理装置を実現可能な計算処理装置のハードウェア構成例を概略的に示すブロック図である。
次に、本発明を実施する実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム501が有する構成について詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム501が有する構成を示すブロック図である。
第1の実施形態に係る情報処理システム501は、サーバ(エッジサーバ)502と、情報処理装置101と、通信ネットワーク503とを有する。サーバ502は、通信ネットワーク503を介して、情報処理装置101に通信接続されている。
情報処理装置101は、たとえば、移動体504に設置されており、移動体504の位置情報を、通信ネットワーク503を介してサーバ502、または、他の移動体に設置されている情報処理装置101(不図示)に送信する。情報処理装置101は、所定の送信条件が成立した場合に、当該位置情報をサーバ502に送信する。所定の送信条件は、当該位置情報を送信する送信処理を実行するか否かを表す条件であり、たとえば、一定時間ごとに該送信処理を実行するという条件を表す。所定の送信条件は、たとえば、特定の情報のみをサーバ502に送信するという条件であってもよい。所定の送信条件は、上述した例に限定されない。情報処理装置101は、図2を参照しながら後述するような判定部111が判定した結果に基づき、移動体504に関する位置情報をサーバ502に送信する。
サーバ502は、情報処理装置101が送信した位置情報を受信し、該位置情報等を管理する。
図2を参照しながら、第1の実施形態に係る情報処理装置101が有する構成について詳細に説明する。図2は、第1の実施形態に係る情報処理装置101が有する構成を示すブロック図である。
第1の実施形態に係る情報処理装置101は、表示部201と、制御部202と、通信部203と、領域情報取得部204と、位置情報取得部205と、構造情報記憶部206と、判定部111とを有する。判定部111は、算出部112と、第1範囲算出部113と、第2範囲算出部114と、範囲判定部115とを有する。
位置情報取得部205は、移動体504の位置を表す位置情報を作成する。位置情報取得部205は、たとえば、GPSを用いて実現することができる。GPSは、Global Positioning Systemの略称を表す。
領域情報取得部204は、移動体504が移動している領域に関する領域情報を、通信ネットワーク503を介して取得することができる。該領域情報は、該領域の乾湿、該領域を構成している成分、乾湿に応じた摩擦係数、タイヤの材質に応じた摩擦係数等を表す情報である。領域情報取得部204には、該領域情報が格納されていてもよい。
構造情報記憶部206には、移動体504が有している構造を表す構造情報が格納されている。該構造情報は、移動体が旋回可能な角度、該移動体が有している馬力等を表す情報である。
判定部111は、図3を参照しながら後述するような処理を実行することによって、位置情報を送信する送信処理を実行するか否かに関する判定結果を表す判定情報を作成し、作成した判定情報を制御部202に対して出力する。判定情報は、移動体504が移動しているか否かを表す情報であってもよい。
制御部202は、判定部111が出力した判定情報を入力する。制御部202は、入力した該判定情報が、送信処理を実行することを表す情報である場合に、所定の送信条件を満たしているか否かを判定する。制御部202は、所定の送信条件を満たしていると判定する場合に、該位置情報をサーバ502に送信するよう通信部203を制御する。通信部203は、制御部202が実行した制御に従い、移動体504に関する位置情報をサーバ502に送信する。表示部201は、該判定情報、該位置情報、及び、該位置情報を送信したタイミングに関する情報等を表示する。
判定部111において、算出部112は、以降に示す各実施形態にて説明するような処理に従い、移動体504の動きの程度を表す情報(以降、「特徴量」と表す)を算出する。該特徴量は、移動体504が移動しているか否かを判定する基である情報である。該特徴量は、たとえば、後述するような、移動体504が旋回した場合における旋回半径、移動体504に関するヨー角(yaw angle)が変化する速さを表すヨーレート(yaw rate)(図4を参照しながら後述する)、及び、移動体504の加速度(図6を参照しながら後述する)等である。ヨー角は、移動体504の前後方向と、移動体504が移動している領域に固定された方向とのなす角である。
第1範囲算出部113は、構造情報記憶部206に格納されている構造情報(旋回可能な角度、馬力等)に基づき、特徴量(すなわち、移動体504の動きの程度)の範囲(以降、「第1範囲」と表す)を算出する。該第1範囲は、所定の送信条件が成立した場合に移動体504に関する位置情報を送信するか否かが判定される判定処理を実行するか否かを判定する基準を表す。該第1範囲は、移動体504が移動していると判定される基準を表しているといえる。
第2範囲算出部114は、位置情報、移動体504に関する情報(移動体504の速度、加速度等)、移動体504が移動している領域に関する領域情報(領域の乾湿、領域を構成している成分、乾湿に応じた摩擦係数、タイヤの材質に応じた摩擦係数等)に基づき、特徴量(すなわち、移動体504の動きの程度)の範囲(以降、「第2範囲」と表す)を算出する。該第2範囲は、所定の送信条件が成立した場合に移動体504に関する位置情報を送信するか否かが判定される判定処理を実行するか否かを判定する基準を表す。該第2範囲は、移動体504が移動していると判定される基準を表しているといえる。
範囲判定部115は、算出部112が算出した特徴量が第1範囲内であるか否かを判定し、さらに、該特徴量が第2範囲内であるか否かを判定する。特徴量が第1範囲内であり、さらに、該特徴量が第2範囲内である場合に、範囲判定部115は、移動体504が移動していると判定する。特徴量が第1範囲外であるか、または、該特徴量が第2範囲外である場合に、範囲判定部115は、移動体504が移動していないと判定する。
次に、特徴量が、移動体504が旋回した場合における旋回半径である例を参照しながら、判定部111における処理について具体的に説明する。
算出部112は、移動体504に関する位置情報に基づき、移動体504の速度、及び、移動体504の加速度等を算出し、算出した該速度、及び、該加速度を用いて、回転運動を表す運動方程式から導出された処理に従い旋回半径を特徴量として算出する。この場合に、算出部112は、回転運動を表す運動方程式から導出された処理に従い、移動体504の速度の2乗を、移動体504の加速度にて割り算することによって、移動体504に関する旋回半径を求める。算出部112は、位置情報が表す位置を追跡することによって、移動体504が旋回した場合における旋回半径を、特徴量として算出してもよい。
旋回半径を算出する方法は、上述した例に限定されない。
第1範囲算出部113は、移動体504が有している構造を表す構造情報を構造情報記憶部206から読み取り、読み取った該構造情報に基づき、移動体504が構造的に旋回することが可能である旋回半径の最小値を算出する。第1範囲算出部113は、たとえば、移動体504が旋回することが可能な角度に基づき、旋回半径を算出する。第1範囲算出部113は、移動体504が移動していると判定される基準を表す範囲として、旋回半径が該最小値以上であるという第1範囲を算出する。
第2範囲算出部114は、位置情報、及び、領域情報取得部204によって取得された領域情報を入力し、該位置情報、及び、該領域情報に基づき、移動体504に関する旋回半径の最小値を算出する。第2範囲算出部114は、移動体504が移動する領域(たとえば、自動車が走行する路面)と、移動体504との間に生じる摩擦力に関する摩擦係数に基づき、移動体504が正常に旋回する場合における旋回半径の最小値を算出する。移動体504の正常な旋回は、たとえば、移動体504に外力が加えられることなく達成しうる旋回である。第2範囲算出部114は、たとえば、該位置情報に基づき移動体504の速度を算出し、算出した速度の2乗を、移動体504が移動している領域に関する摩擦係数と地表付近での重力加速度との積にて割り算することによって、旋回半径の最小値を求める。第2範囲算出部114は、移動体504が移動していると判定される基準を表す範囲として、旋回半径が該最小値以上であるという第2範囲を算出する。
範囲判定部115は、算出部112が算出した旋回半径が第1範囲内であるか否かを判定する。さらに、範囲判定部115は、算出部112が算出した旋回半径が第2範囲内であるか否かを判定する。範囲判定部115は、旋回半径が第1範囲内であり、かつ、該旋回半径が第2範囲内である場合に、移動体504が移動していると判定する。範囲判定部115は、該旋回半径が第1範囲外であるか、または、該旋回半径が第2範囲外である場合に、移動体504が移動していないと判定する。算出部112が算出した旋回半径が少なくともいずれかの範囲外である場合は、移動体504が有する構造、または、領域における摩擦等の観点を鑑みて、旋回半径が異常である場合を表す。したがって、この場合には、位置情報取得部205によって取得された位置情報が誤差を含んでいると考えることができる。
次に、図3を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置101における処理について詳細に説明する。図3は、第1の実施形態に係る情報処理装置101における処理の流れを示すフローチャートである。該フローチャートは、特徴量が旋回半径である場合に、情報処理装置101にて実行される処理を表す。
位置情報取得部205は、移動体504の位置を表す位置情報を取得する(ステップS101)。位置情報取得部205は、移動体504に設置されたGPSによって特定された位置を表す位置情報であってもよいし、記憶部(不図示)に格納されている位置情報であってもよい。
算出部112は、図2を参照しながら上述したような処理に従い、移動体504が旋回した場合における旋回半径Xを算出する(ステップS102)。
第1範囲算出部113は、移動体504が有している構造を表す構造情報を構造情報記憶部206から読み取り、読み取った構造情報に基づき旋回半径の最小値αを算出し、該最小値αに基づき移動体504が移動していると判定される第1範囲を算出する(ステップS103)。該第1範囲は、たとえば、「旋回半径X≧最小値α」と表すことができる。
第2範囲算出部114は、図2を参照しながら上述したような処理に従い、位置情報取得部205によって取得された位置情報に基づき、旋回半径の最小値βを算出し、該最小値βに基づき移動体504が移動していると判定される第2範囲を算出する(ステップS104)。該第2範囲は、たとえば、「旋回半径X≧最小値β」と表すことができる。
ステップS102乃至ステップS104に関しては、いずれの処理が先に実行されてもよいし、並列に実行されてもよい。
範囲判定部115は、算出部112が算出した旋回半径Xが第1範囲内であるか否か、及び、旋回半径Xが第2範囲内であるか否かを判定する(ステップS105)。旋回半径Xが第1範囲外であるか、または、旋回半径Xが第2範囲外である場合に(ステップS105にてNO)、範囲判定部115は、移動体504が移動していないと判定する(ステップS108)。この場合に、範囲判定部115は、所定の送信条件に従った送信処理を実行しないことを表す判定情報を作成し、作成した該判定情報を制御部202に対して出力する。
旋回半径Xが第1範囲内であり、かつ、旋回半径Xが第2範囲内である場合に(ステップS105にてYES)、範囲判定部115は、移動体504が移動していると判定する(ステップS106)。この場合に、範囲判定部115は、所定の送信条件に従った送信処理を実行することを表す判定情報を作成し、作成した該判定情報を制御部202に対して出力する。
制御部202は、範囲判定部115が出力した判定情報を入力する。入力した該判定情報が所定の送信条件に従った送信処理を実行することを表している場合に、制御部202は、所定の送信条件に従い、移動体504に関する位置情報をサーバ502に送信するよう制御する。所定の送信条件が成立した場合に、通信部203は、該位置情報をサーバ502に送信する(ステップS107)。
情報処理装置101は、位置情報取得部205によって位置情報が取得されるのに応じて、ステップS102乃至ステップS108に示された処理が実行されてもよい。たとえば、移動体504に関する位置情報が一定の時間間隔にて取得される場合には、図3に示された処理は該一定の時間間隔にて繰り返し実行される。
尚、上述した例においては、第1範囲算出部113と、第2範囲算出部114とが範囲を算出したが、情報処理装置101は、少なくとも、一方の範囲算出部を有していればよい。この場合には、情報処理装置101においては、旋回半径が第1範囲内である場合にステップS106が実行され、旋回半径が第1範囲外である場合にステップS108が実行される。または、情報処理装置101においては、旋回半径が第2範囲内である場合にステップS106が実行され、旋回半径が第2範囲外である場合にステップS108が実行される。
尚、判定部111は、ステップS107において送信した位置情報を記憶部(不図示)に格納してもよい。情報処理装置101は、該記憶部(不図示)を有していてもよい。説明の便宜上、該記憶部(不図示)には、第1タイミングにおける位置情報、または、該位置情報に基づき算出された情報(速度、加速度等)が格納されているとする。この場合に、たとえば、情報処理装置101において、予測部(不図示)は、図3におけるステップS108にて、該記憶部(不図示)から上述した情報を読み取り、第1タイミングとは異なる第2タイミングにおける位置情報を推定する。制御部202は、ステップS108において、予測部(不図示)が予測した位置情報をサーバ502に送信してもよい。予測部(不図示)は、たとえば、第1タイミングにおける移動体504の速度と、該第1タイミングから該第2タイミングまでの時間とに基づき、該第2タイミングにおける該位置情報を推定することができる。また、第1タイミングは、複数のタイミングであってもよい。係る処理によれば、サーバ502に、正しい位置情報を送信することができるという効果を奏する。以降に示す各実施形態においても同様である。
また、ステップS108にて、制御部202は、正しい位置情報を取得できなかったことを表す情報をサーバ502に送信するよう制御してもよい。または、ステップS108にて、制御部202は、所定の送信条件とは異なる所定の第2送信条件が満たされている場合に、正しい位置情報を取得できなかったことを表す情報をサーバ502に送信してもよい。所定の送信条件が「一定時間ごとに該送信処理を実行する」という条件を表す場合に、所定の第2送信条件は、たとえば、「前回位置情報を送信する送信処理(ステップS107)を実行した」という条件である。したがって、この場合に、制御部202は、正しい位置情報を取得できなかったことを表す情報が、複数のタイミングに関して連続的に送信する処理を実行しない。該所定の第2送信条件は、ステップS108が実行される場合のうちの一部の場合を表す条件である。係る処理によれば、サーバ502は、位置情報が正しく取得されたのか否かを表す情報を取得することができるという効果を奏する。以降に示す各実施形態においても同様である。
次に、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置101に関する効果について説明する。
第1の実施形態に係る情報処理装置101によれば、サーバ502等の装置に送信する情報を低減することができる。この理由は、所定の送信条件が成立している場合であっても、移動体504が移動していないときには、移動体504に関する位置情報が送信されないからである。上述したように、たとえば、移動体504に関する旋回半径が第1範囲外であるか、または、該旋回半径が第2範囲外である場合に、情報処理装置101は、移動体504が移動していないと判定する。この場合に、たとえ、所定の送信条件が成立しているときであっても、情報処理装置101は、移動体504に関する位置情報をサーバ502に送信しない。したがって、情報処理装置101によれば、サーバ502等の装置に送信する情報を低減することができる。
<第2の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする本発明の第2の実施形態について説明する。
以降の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図4を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置120が有する構成について詳細に説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置120が有する構成を示すブロック図である。
第2の実施形態に係る情報処理装置120は、表示部201と、制御部202と、通信部203と、領域情報取得部204と、位置情報取得部205と、構造情報記憶部206と、判定部121とを有する。判定部121は、算出部122と、第1範囲算出部123と、第2範囲算出部124と、範囲判定部125とを有する。
第2の実施形態に係る情報処理装置120は、特徴量としてのヨーレートに基づき、所定の送信条件に従い送信処理を実行するか否かを判定する処理を実行する。
算出部122は、移動体504の位置を表す位置情報に基づき、移動体504の速度の大きさと、移動体504の加速度とを算出する。算出部122は、算出した該速度の大きさ、該加速度の大きさに基づき、たとえば、移動体504の加速度の大きさを、移動体504の速度の大きさにて割り算することによって、移動体504に関するヨーレートを算出する。算出部122は、位置情報取得部205によって取得された位置情報に基づき、移動体504が位置している路面の方向と、移動体504の方向とに基づき、移動体504のヨー角を算出し、ヨー角の時間推移に基づきヨーレートを算出してもよい。ヨーレートに関する算出処理は、上述した例に限定されない。
第1範囲算出部123は、移動体504の位置を表す位置情報に基づき、移動体504の速度の大きさを算出する。第1範囲算出部123は、第1の実施形態に係る第1範囲算出部113と同様な処理を実行することによって、旋回半径の最小値を算出する。第1範囲算出部123は、算出した該速度の大きさを、算出した該旋回半径の最小値にて割り算することによって、移動体504が構造的に可能であるヨーレートの最大値を算出する。第1範囲算出部123は、移動体504が移動していると判定される基準を表す範囲として、ヨーレートが該最大値以下であるという第1範囲を算出する。
第2範囲算出部124は、移動体504の位置を表す位置情報に基づき、移動体504の速度の大きさを算出する。第2範囲算出部124は、さらに、領域情報取得部204によって取得された領域情報に基づき、移動体504が移動する領域(たとえば、自動車が走行する路面)と、移動体504との間に生じる摩擦力に関する摩擦係数を求める。第2範囲算出部124は、たとえば、求めた摩擦係数と、地表付近の重力加速度との積を、算出した速度の大きさにて割り算することによって、移動体504に関するヨーレートの最大値を算出する。第2範囲算出部124は、第1の実施形態に係る第2範囲算出部114と同様な処理を実行することによって、旋回半径の最小値を算出し、移動体504の速度の大きさを該最小値にて割り算することによって、移動体504に関するヨーレートの最大値を算出してもよい。第2範囲算出部124は、移動体504が移動していると判定される基準を表す範囲として、ヨーレートが該最大値以下であるという第2範囲を算出する。
範囲判定部125は、算出部122が算出したヨーレートが第1範囲内であるか否かを判定する。さらに、範囲判定部125は、算出部122が算出したヨーレートが第2範囲内であるか否かを判定する。該ヨーレートが第1範囲内であり、該ヨーレートが第2範囲内である場合に、範囲判定部125は、移動体504が移動していると判定する。ヨーレートが第1範囲外であるか、または、該ヨーレートが第2範囲外である場合に、範囲判定部125は、移動体504が移動していないと判定する。ヨーレートが少なくともいずれかの範囲外である場合は、移動体504が有する構造、または、領域における摩擦等の観点を鑑みて、算出部122が算出したヨーレートが異常である場合を表す。したがって、この場合には、位置情報取得部205によって取得された位置情報が誤差を含んでいると考えることができる。
次に、図5を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置120における処理について詳細に説明する。図5は、第2の実施形態に係る情報処理装置120における処理の流れを示すフローチャートである。
位置情報取得部205は、移動体504(図1)の位置を表す位置情報を取得する(ステップS101)。
算出部122は、図4を参照しながら上述したような処理に従い、移動体504に関するヨーレートZを算出する(ステップS112)。
第1範囲算出部123は、移動体504が有している構造を表す構造情報等に基づき、図4を参照しながら上述したような処理を実行することによって、ヨーレートの最大値εを算出し、該最大値εに基づき移動体504が移動していると判定される基準を表す第1範囲を算出する(ステップS113)。該第1範囲は、「ヨーレートZ≦最大値ε」と表すことができる。
第2範囲算出部124は、位置情報取得部205によって取得された位置情報に基づき、図4を参照しながら上述したような処理を実行することによって、ヨーレートの最大値ζを算出し、該最大値ζに基づき移動体504が移動していると判定される基準を表す第2範囲を算出する(ステップS114)。該第2範囲は、「ヨーレートZ≦最大値ζ」と表すことができる。
ステップS112乃至ステップS114に関しては、いずれの処理が先に実行されてもよいし、並列に実行されてもよい。
範囲判定部125は、算出部122が算出したヨーレートZが、第1範囲算出部123が算出した第1範囲内であるか否か、及び、該ヨーレートZが、第2範囲算出部124が算出した第2範囲内であるか否かを判定する(ステップS115)。ヨーレートZが第1範囲外であるか、または、ヨーレートZが第2範囲外である場合に(ステップS115にてNO)、範囲判定部125は、移動体504が移動していないと判定する(ステップS108)。
ヨーレートZが第1範囲内であり、かつ、ヨーレートZが第1範囲内である場合に(ステップS115にてYES)、範囲判定部125は、移動体504が移動していると判定する(ステップS106)。
情報処理装置120は、位置情報取得部205によって位置情報が取得されるのに応じて、図5に示された処理を実行してもよい。
尚、上述した例においては、第1範囲算出部123と、第2範囲算出部124とが範囲を算出したが、情報処理装置120は、少なくとも、一方の範囲算出部を有していればよい。この場合には、情報処理装置120においては、ヨーレートが第1範囲内である場合にステップS106が実行され、ヨーレートが第1範囲外である場合にステップS108が実行される。または、情報処理装置120においては、ヨーレートが第2範囲内である場合にステップS106が実行され、ヨーレートが第2範囲外である場合にステップS108が実行される。
次に、本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置120に関する効果について説明する。
第2の実施形態に係る情報処理装置120によれば、サーバ502等の装置に送信する情報を低減することができる。この理由は、第1の実施形態にて説明した理由と同様である。
また、情報処理装置120においては、ヨーレートに基づく判定処理、及び、旋回半径に基づく判定処理が組み合わされた処理が実行されてもよい。たとえば、情報処理装置120は、ヨーレートに基づき移動体504が移動していると判定した場合に、さらに、旋回半径に基づき移動体504が移動しているか否かを判定してもよい。または、たとえば、情報処理装置120は、旋回半径に基づき移動体504が移動していると判定した場合に、情報処理装置120は、さらに、ヨーレートに基づき移動体504が移動しているか否かを判定してもよい。このような処理を実行することによって、第2の実施形態に係る情報処理装置120によれば、サーバ502等の装置に送信する情報をさらに低減することができる。この理由は、より多様な判定条件に基づき移動体504が移動しているか否かが判定されるからである。
<第3の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする本発明の第3の実施形態について説明する。
以降の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図6を参照しながら、本発明の第3の実施形態に係る情報処理装置130が有する構成について詳細に説明する。図6は、本発明の第3の実施形態に係る情報処理装置130が有する構成を示すブロック図である。
第3の実施形態に係る情報処理装置130は、表示部201と、制御部202と、通信部203と、領域情報取得部204と、位置情報取得部205と、構造情報記憶部206と、判定部131とを有する。判定部131は、算出部132と、第1範囲算出部133と、第2範囲算出部134と、範囲判定部135とを有する。
第3の実施形態に係る情報処理装置130は、特徴量としての加速度に基づき、移動体504が移動しているか否かを判定する。
算出部132は、位置情報取得部205が取得した位置情報に基づき、移動体504が直進した場合における加速度を特徴量として算出する。算出部132は、たとえば、第1タイミングにおける移動体504の速度の大きさと、第2タイミングにおける移動体504の速度の大きさとの差を、該第1タイミングから該第2タイミングまでの時間にて割り算することによって、該加速度を算出する。
第1範囲算出部133は、移動体504が有している構造を表す構造情報(たとえば、移動体504の馬力)を構造情報記憶部206から読み取り、読み取った構造情報に基づき、移動体504が構造的に可能である加速度の最大値を算出する。第1範囲算出部133は、移動体504が移動していると判定される基準を表す範囲として、加速度が該最大値以下であるという第1範囲を算出する。
第2範囲算出部134は、移動体504が直進する場合における加速度の最大値を算出する。第2範囲算出部134は、移動体504が移動する領域(たとえば、自動車が走行する路面)と、移動体504との間に生じる摩擦力に基づき、移動体504が正常に移動する場合の加速度の最大値を算出する。該摩擦力は、路面表面における乾湿、該表面における凍結の有無、路面の舗装の有無等に起因して変化するので、第2範囲算出部134は、たとえば、降水量、気温等の気象情報や、路面を構成している成分を表す情報等に基づき、加速度の最大値を算出する。第2範囲算出部134は、移動体504が移動していると判定される基準を表す範囲として、加速度が該最大値以下であるという第2範囲を算出する。
範囲判定部135は、算出部132が算出した加速度が第1範囲内であるか否かを判定する。さらに、範囲判定部135は、算出部132が算出した加速度が第2範囲内であるか否かを判定する。該加速度が第1範囲内であり、かつ、該加速度が第2範囲内である場合に、範囲判定部135は、移動体504が移動していると判定する。該加速度が第1範囲外であるか、または、該加速度が第2範囲外である場合に、範囲判定部135は、移動体504が移動していないと判定する。該加速度が少なくともいずれかの範囲外である場合は、移動体504が有する構造、または、領域における摩擦等の観点を鑑みて、算出部132が算出した加速度が異常である場合を表す。したがって、この場合には、位置情報取得部205によって取得された位置情報が誤差を含んでいると考えることができる。
次に、図7を参照しながら、本発明の第3の実施形態に係る情報処理装置130における処理について詳細に説明する。図7は、第3の実施形態に係る情報処理装置130における処理の流れを示すフローチャートである。
位置情報取得部205は、移動体504の位置を表す位置情報を取得する(ステップS101)。
算出部132は、図6を参照しながら上述したような処理に従い、移動体504に関する加速度Yを算出する(ステップS122)。
第1範囲算出部133は、移動体504が有している構造を表す構造情報等に基づき、図6を参照しながら上述したような処理を実行することによって、加速度の最大値γを算出し、該最大値γに基づき移動体504が移動していると判定される基準を表す第1範囲を算出する(ステップS123)。該第1範囲は、「加速度Y≦最大値γ」と表すことができる。
第2範囲算出部134は、位置情報取得部205によって取得された位置情報に基づき、加速度の最大値δを算出し、該最大値ζに基づき移動体504が移動していると判定される基準を表す第2範囲を算出する(ステップS124)。該第2範囲は、「加速度Y≦最大値δ」と表すことができる。
ステップS122乃至ステップS124に関しては、いずれの処理が先に実行されてもよいし、並列に実行されてもよい。
範囲判定部135は、算出部132が算出した加速度Yが第1範囲内であるか否か、及び、算出部132が算出した加速度Yが第2範囲内であるか否かを判定する(ステップS125)。該加速度Yが第1範囲外であるか、または、該加速度Yが第2範囲外である場合に(ステップS125にてNO)、範囲判定部135は、移動体504が移動していないと判定する(ステップS108)。
該加速度Yが第1範囲内であるか、かつ、該加速度Yが第2範囲内である場合に(ステップS125にてYES)、範囲判定部135は、移動体504が移動していると判定する(ステップS106)。
情報処理装置130は、位置情報取得部205によって位置情報が取得されるのに応じて、図7に示された処理を実行してもよい。
尚、上述した例においては、第1範囲算出部133と、第2範囲算出部134とが範囲を算出したが、情報処理装置130は、少なくとも、一方の範囲算出部を有していればよい。この場合には、情報処理装置130においては、加速度が第1範囲内である場合にステップS106が実行され、加速度が第1範囲外である場合にステップS108が実行される。または、情報処理装置130においては、加速度が第2範囲内である場合にステップS106が実行され、加速度が第2範囲外である場合にステップS108が実行される。
次に、本発明の第3の実施形態に係る情報処理装置130に関する効果について説明する。
第3の実施形態に係る情報処理装置130によれば、サーバ502等の装置に送信する情報を低減することができる。この理由は、第1の実施形態にて説明した理由と同様である。
尚、情報処理装置130においては、加速度に基づく判定処理、ヨーレートに基づく判定処理、及び、旋回半径に基づく判定処理が組み合わされた処理が実行されてもよい。たとえば、情報処理装置130は、ヨーレートに基づき移動体504が移動していると判定された場合に、さらに、旋回半径に基づき移動体504が移動しているか否かを判定し、旋回半径に基づき移動体504が移動していると判定された場合に、加速度に基づき移動体504が移動しているか否かを判定してもよい。情報処理装置130において、ヨーレート、加速度、及び、旋回半径を処理する順序は、いずれの順序であってもよい。このような処理を実行することによって、第3の実施形態に係る情報処理装置130によれば、サーバ502等の装置に送信する情報をさらに低減することができる。この理由は、より多様な判定条件に基づき移動体504が移動しているか否かが判定されるからである。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図8を参照しながら、本発明の第4の実施形態に係る通信制御装置141が有する構成について詳細に説明する。図8は、本発明の第4の実施形態に係る通信制御装置141が有する構成を示すブロック図である。
第4の実施形態に係る通信制御装置141は、算出部142と、範囲判定部143と、制御部144とを有する。
通信制御装置141は、移動体504(図1)が正常に動作している場合における移動体504の動きの程度の範囲を表す情報と、移動体504の位置を表す位置情報とを入力する。通信制御装置141は、これらの情報に基づき、該位置情報を、サーバ502等の情報処理装置に送信するか否かを制御する。
次に、図9を参照しながら、本発明の第4の実施形態に係る通信制御装置141における処理について詳細に説明する。図9は、第4の実施形態に係る通信制御装置141における処理の流れを示すフローチャートである。
算出部142は、移動体504(図1)の位置を表す位置情報を入力する。算出部142は、入力した位置情報に基づき、移動体504の動きの程度を表す特徴量を算出する(ステップS131)。特徴量は、たとえば、上述したような、旋回半径、ヨーレート、及び、加速度等である。
範囲判定部143は、移動体504が正常に動作している場合における移動体504の動きの程度の範囲を表す情報を入力する。該範囲を表す情報は、たとえば、移動体504の有している構造を表す構造情報、または、移動体504が移動している領域に関する領域情報に基づき算出された所定の範囲を表す情報である。特徴量が旋回半径である場合に、該所定の範囲を表す情報は、たとえば、第1範囲算出部113(図2)、または、第2範囲算出部114(図2)によって作成される。特徴量がヨーレートである場合に、該所定の範囲を表す情報は、たとえば、第1範囲算出部123(図4)、または、第2範囲算出部124(図4)によって作成される。特徴量が加速度である場合に、該所定の範囲を表す情報は、たとえば、第1範囲算出部133(図6)、または、第2範囲算出部134(図6)によって作成される。
範囲判定部143は、該特徴量が該範囲内であるか否かを判定する(ステップS132)。各実施形態にて上述したように、特徴量が該範囲内であることを表す場合は、移動体504が移動していることを表す。特徴量が該範囲外であることを表す場合は、移動体504が移動していないことを表す。
該特徴量が該範囲内であることを表す場合に(ステップS132にてYES)、制御部144は、所定の送信条件が成立したときに、該位置情報を送信するよう制御する(ステップS133)。
算出部142は、第1の実施形態に係る算出部112(図2)、第2の実施形態に係る算出部122(図4)、または、第3の実施形態に係る算出部132(図6)等が有する機能と同様な機能によって実現することができる。
制御部144は、通信部203(図2)が有する機能、及び、第1の実施形態に係る範囲判定部115が有する機能等と同様な機能によって実現することができる。または、制御部144は、通信部203(図4)が有する機能、及び、第2の実施形態に係る範囲判定部125が有する機能等と同様な機能によって実現することができる。または、制御部144は、通信部203(図6)が有する機能、及び、第3の実施形態に係る範囲判定部135が有する機能等と同様な機能によって実現することができる。
したがって、通信制御装置141は、第1の実施形態に係る情報処理装置101が有する機能、第2の実施形態に係る情報処理装置120が有する機能、または、第3の実施形態に係る情報処理装置130が有する機能と同様な機能によって実現することができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る通信制御装置141に関する効果について説明する。
第4の実施形態に係る通信制御装置141によれば、サーバ502等の装置に送信する情報を低減することができる。この理由は、所定の送信条件が成立している場合であっても、移動体504が移動していないときには、通信制御装置141が移動体504に関する位置情報が送信しないよう制御するからである。すなわち、通信制御装置141は、所定の送信条件が成立している場合であっても、移動体504が移動していないと判定される場合には、移動体504に関する位置情報は、サーバ502に送信されない。
(ハードウェア構成例)
上述した本発明の各実施形態に係る通信制御装置、または、情報処理装置を、1つの計算処理装置(コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。但し、通信制御装置、または、情報処理装置は、物理的または機能的に少なくとも2つの計算処理装置を用いて実現されてもよい。また、係る通信制御装置、または、情報処理装置は、専用の装置として実現されてもよい。
図10は、本発明の各実施形態に係る通信制御装置、及び、情報処理装置を実現可能な計算処理装置のハードウェア構成例を概略的に示すブロック図である。計算処理装置20は、中央処理演算装置(Central_Processing_Unit、以降「CPU」と表す)21、メモリ22、ディスク23、不揮発性記録媒体24、及び、通信インターフェース(以降、「通信IF」と表す)27を有する。計算処理装置20は、入力装置25、出力装置26に接続可能であってもよい。計算処理装置20は、通信IF27を介して、他の計算処理装置、及び、通信装置と情報を送受信することができる。
不揮発性記録媒体24は、コンピュータが読み取り可能な、たとえば、コンパクトディスク(Compact_Disc)、デジタルバーサタイルディスク(Digital_Versatile_Disc)である。また、不揮発性記録媒体24は、ユニバーサルシリアルバスメモリ(USBメモリ)、ソリッドステートドライブ(Solid_State_Drive)等であってもよい。不揮発性記録媒体24は、電源を供給しなくても係るプログラムを保持し、持ち運びを可能にする。不揮発性記録媒体24は、上述した媒体に限定されない。また、不揮発性記録媒体24の代わりに、通信IF27、及び、通信ネットワークを介して係るプログラムを持ち運びしてもよい。
すなわち、CPU21は、ディスク23に格納されているソフトウェア・プログラム(コンピュータ・プログラム:以下、単に「プログラム」と称する)を、実行する際にメモリ22にコピーし、演算処理を実行する。CPU21は、プログラム実行に必要なデータをメモリ22から読み取る。表示が必要な場合に、CPU21は、出力装置26に出力結果を表示する。外部からプログラムを入力する場合に、CPU21は、入力装置25からプログラムを読み取る。CPU21は、上述した図2、図4、図6、または、図8に示す各部が表す機能(処理)に対応するところのメモリ22にある通信制御プログラム(図9)、または、情報処理プログラム(図3、図5、または、図7)を解釈し実行する。CPU21は、上述した本発明の各実施形態において説明した処理を順次実行する。
すなわち、このような場合に、本発明の各実施形態は、係る通信制御プログラム、または、係る情報処理プログラムによっても成し得ると捉えることができる。さらに、係る通信制御プログラム、または、係る情報処理プログラムが記録されたコンピュータが読み取り可能な不揮発性の記録媒体によっても、本発明の各実施形態は成し得ると捉えることができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかし、本発明は、上述した実施形態には限定されない。すなわち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
この出願は、2017年3月15日に出願された日本出願特願2017−049418を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
501 情報処理システム
502 サーバ
503 通信ネットワーク
504 移動体
101 情報処理装置
201 表示部
202 制御部
203 通信部
204 領域情報取得部
205 位置情報取得部
206 構造情報記憶部
111 判定部
112 算出部
113 第1範囲算出部
114 第2範囲算出部
115 範囲判定部
120 情報処理装置
121 判定部
122 算出部
123 第1範囲算出部
124 第2範囲算出部
125 範囲判定部
130 情報処理装置
131 判定部
132 算出部
133 第1範囲算出部
134 第2範囲算出部
135 範囲判定部
141 通信制御装置
142 算出部
143 範囲判定部
144 制御部
20 計算処理装置
21 CPU
22 メモリ
23 ディスク
24 不揮発性記録媒体
25 入力装置
26 出力装置
27 通信IF

Claims (10)

  1. 移動体の位置を表す位置情報に基づき、前記移動体の動きの程度を表す特徴量を算出する算出手段と、
    前記特徴量が所定の範囲内であるか否かを判定する範囲判定手段と、
    前記特徴量が前記所定の範囲内であることを表す場合には、前記位置情報を送信する所定の送信条件が成立したときに前記位置情報を送信するよう制御する制御手段と
    を備える通信制御装置。
  2. 前記範囲判定手段は、前記特徴量が、前記移動体が有している構造を表す構造情報に基づき求められた第1範囲内であるか否かを判定し、
    前記制御手段は、前記特徴量が前記第1範囲内であることを表す場合には、前記位置情報を送信する所定の送信条件が成立したときに前記位置情報を送信するよう制御する
    請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記範囲判定手段は、前記特徴量が、前記移動体が移動している領域に関する領域情報に基づき求められた第2範囲内であるか否かを判定し、
    前記制御手段は、前記特徴量が前記第2範囲内であることを表す場合には、前記位置情報を送信する所定の送信条件が成立したときに前記位置情報を送信するよう制御する
    請求項1に記載の通信制御装置。
  4. 前記範囲判定手段は、前記特徴量が、前記移動体が有している構造を表す構造情報に基づき求められた第1範囲内であるか否か、及び、前記特徴量が、前記移動体が移動している領域に関する領域情報に基づき求められた第2範囲内であるか否かを判定し、
    前記制御手段は、該特徴量が前記第1範囲内であり、さらに、該特徴量が前記第2範囲内であることを表す場合には、前記位置情報を送信する所定の送信条件を満たしたときに、前記位置情報を送信する
    請求項1に記載の通信制御装置。
  5. 前記算出手段は、前記位置情報に基づき、前記移動体の速度と、前記移動体の加速度とを算出し、算出した前記速度と、算出した前記加速度とに基づき、前記移動体が旋回する場合における旋回半径を、前記特徴量として算出する
    請求項1に記載の通信制御装置。
  6. 前記算出手段は、前記位置情報に基づき、前記移動体の速度と、前記移動体の加速度とを算出し、算出した前記速度と、算出した前記加速度とに基づき、前記移動体に関するヨーレートを、前記特徴量として算出する
    請求項1に記載の通信制御装置。
  7. 前記算出手段は、前記位置情報に基づき、前記移動体の速度を算出し、算出した前記速度に基づき、前記移動体の加速度を前記特徴量として算出する
    請求項1に記載の通信制御装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の通信制御装置と、
    前記位置情報を作成する位置情報作成手段と、
    前記通信制御装置による制御に従い前記位置情報を送信する通信手段と
    を備える移動装置。
  9. 計算処理装置によって、移動体の位置を表す位置情報に基づき、前記移動体の動きの程度を表す特徴量を算出し、前記特徴量が所定の範囲内であるか否かを判定し、前記特徴量が前記所定の範囲内であることを表す場合には、前記位置情報を送信する所定の送信条件が成立したときに前記位置情報を送信するよう制御する通信制御方法。
  10. 移動体の位置を表す位置情報に基づき、前記移動体の動きの程度を表す特徴量を算出する算出機能と、
    前記特徴量が所定の範囲内であるか否かを判定する範囲判定機能と、
    前記特徴量が前記所定の範囲内であることを表す場合には、前記位置情報を送信する所定の送信条件が成立したときに前記位置情報を送信するよう制御する制御機能と
    をコンピュータに実現させる通信制御プログラムが記録された記録媒体。
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