JPWO2018168213A1 - バラン - Google Patents

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Abstract

マルチバンド対応のバランを小型化する。本発明の一実施形態によるバラン(10)は、第1LC共振器(PLC12),第2LC共振器(PLC13),第3LC共振器(PLC22),第4LC共振器(PLC23)を備える。第2LC共振器(PLC13)は、第1LC共振器(PLC12)と磁気結合する。第4LC共振器(PLC23)は、第3LC共振器(PLC22)と磁気結合するとともに、第3端子(P3)と第4端子(P4)との間において第2LC共振器(PLC13)に対して並列に接続されている。第1LC共振器(PLC12)および第2LC共振器(PLC13)の各共振周波数は、第1共振周波数である。第3LC共振器(PLC22)および第4LC共振器(PLC23)の各共振周波数は、第1共振周波数より高い第2共振周波数である。

Description

本発明は、平衡信号と不平衡信号とを相互に変換するバランに関する。
従来から、或る周波数帯(シングルバンド)の平衡信号と不平衡信号とを相互に変換するバランが知られている。平衡信号とは、振幅の最大値が略等しく、位相が互いに180度異なる2つの信号である。不平衡信号とは、接地電位を基準にした振幅を有する信号である。
たとえば、特開2012−205195号公報(特許文献1)には、インダクタおよびキャパシタを用いて信号の位相を反対方向に90度ずつずらすことにより、平衡信号と不平衡信号とを相互に変換するバランが開示されている。
特開2012−205195号公報
特許文献1に開示されているようなシングルバンド対応のバランと、周波数帯毎にシングルバンド対応のバランを切り替えるスイッチとを組み合わせることにより、複数の周波数帯(マルチバンド)に対応するバランを構成することが可能である。
シングルバンド対応のバランは、不平衡信号用の端子に対して平衡信号用の端子を2個含む。n個のシングルバンド対応のバランを用いてn個の周波数帯に対応するマルチバンド対応のバランを構成する場合、2nPDT(2n Pole Double Throw)のスイッチが必要になる。なぜなら、変換の対象とする信号の周波数帯に応じて、マルチバンド対応のバランの平衡信号用の2端子を、シングルバンド対応のn個のバラン(2n個の平衡信号用の端子)の中の当該周波数帯に対応するバランの2端子に接続する必要があるためである。そのため、スイッチを用いる分、マルチバンド対応のバランが大型化する可能性がある。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的はマルチバンド対応のバランを小型化することである。
本発明の一実施形態によるバランは、第1〜第4端子と、第1〜第4LC共振器と、第1および第2インダクタと、第1および第2キャパシタとを備える。第1および第2端子は、不平衡信号用の端子である。第3および第4端子は、平衡信号用の端子である。第1LC共振器は、第1端子と接地点との間に接続されている。第2LC共振器は、第1LC共振器と磁気結合するとともに、第3端子と第4端子との間に接続されている。第3LC共振器は、第2端子と接地点との間に接続されている。第4LC共振器は、第3LC共振器と磁気結合するとともに、第3端子と第4端子との間において第2LC共振器に対して並列に接続されている。第1インダクタは、第3端子と第2LC共振器との間に接続されている。第2インダクタは、第4端子と第2LC共振器との間に接続されている。第1キャパシタは、第3端子と第4LC共振器との間に接続されている。第2キャパシタは、第4端子と第4LC共振器との間に接続されている。第1LC共振器および第2LC共振器の各共振周波数は、第1共振周波数である。第3LC共振器および第4LC共振器の各共振周波数は、第1共振周波数より高い第2共振周波数である。
本発明に係るバランにおいては、互いに磁気結合する第1および第2LC共振器の第1共振周波数は、互いに磁気結合する第3および第4LC共振器の第2共振周波数と異なる。そのため、スイッチを用いることなく、第1共振周波数の信号および第2共振周波数の信号の各々に対して、平衡信号と不平衡信号とを相互に変換することができる。その結果、マルチバンド対応のバランを小型化することができる。
実施の形態1に係るバランの回路図である。 比較例に係るバランの回路図である。 実施の形態1の変形例1に係るバランの回路図である。 実施の形態1の変形例2に係るバランの回路図である。 実施の形態2に係るバランの回路図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は原則として繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係るバラン10の回路図である。バラン10は、周波数f1およびf2(>f1)の各々において、平衡信号と不平衡信号とを相互に変換する。図1に示されるように、バラン10は、端子P1〜P4と、LC並列共振器PLC12,PLC13,PLC22,PLC23と、ローパスフィルタLPF11,LPF21と、インダクタL113,L213と、インダクタL141,L142と、キャパシタC241,C242と、DCフィード端子Pdcとを備える。
端子P1およびP2の各々は、不平衡信号用の端子である。端子P1およびP2は、不図示のアンテナにそれぞれ接続される。端子P1に入力される不平衡信号および端子P1から出力される不平衡信号の周波数はf1である。端子P2に入力される不平衡信号および端子P2から出力される不平衡信号の周波数はf2である。
端子P3およびP4の各々は、平衡信号用の端子である。端子P3およびP4は、不図示のIC(Integrated Circuit)に接続される。端子P3から出力される信号の位相と端子P4から出力される信号の位相との差は180度である。端子P3に入力される信号の位相と端子P4に入力される信号の位相との差は180度である。
LC並列共振器PLC12は、端子P1と接地点との間に接続されている。LC並列共振器PLC12の共振周波数は周波数f1である。LC並列共振器PLC12は、キャパシタC121とインダクタL122とを含む。キャパシタC121とインダクタL122とは、端子P1と接地点との間で並列に接続されている。
LC並列共振器PLC13は、端子P3とP4との間に接続されている。LC並列共振器PLC13の共振周波数は周波数f1である。LC並列共振器PLC13は、キャパシタC131と、インダクタL132〜L134とを含む。キャパシタC131とインダクタL132とは、端子P3とP4との間で並列に接続されている。インダクタL132は、インダクタL122と磁気結合している。インダクタL132は、DCフィード端子Pdcに接続されている。インダクタL132の両端が端子P3およびP4にそれぞれ電気的に接続されているため、DCフィード端子Pdcに印加する電圧を変化させることにより、端子P3およびP4の直流電位を調整することができる。
インダクタL133は、キャパシタC131の一方端とインダクタL132の一方端との間に接続されている。インダクタL134は、キャパシタC131の他方端とインダクタL132の他方端との間に接続されている。インダクタL133のインダクタンスは、インダクタL134のインダクタンスに等しい。インダクタL133およびL134は、LC並列共振器PLC13のインピーダンスを所望の値に調整するために設けられている。インダクタL132〜L134は、1個のインダクタとして形成されてもよい。
LC並列共振器PLC22は、端子P2と接地点との間に接続されている。LC並列共振器PLC22は、キャパシタC221とインダクタL222とを含む。キャパシタC221とインダクタL222とは、端子P1と接地点との間で並列に接続されている。LC並列共振器PLC22の共振周波数は、周波数f2である。
LC並列共振器PLC23は、端子P3とP4との間においてLC並列共振器PLC22に対して並列に接続されている。LC並列共振器PLC23の共振周波数は周波数f2である。LC並列共振器PLC23は、キャパシタC231と、インダクタL232〜L234とを含む。キャパシタC231とインダクタL232とは、端子P3とP4との間で並列に接続されている。インダクタL232は、インダクタL222と磁気結合している。インダクタL232は、接地点に接続されている。インダクタL233は、キャパシタC231の一方端とインダクタL232の一方端との間に接続されている。インダクタL234は、キャパシタC231の他方端とインダクタL232の他方端との間に接続されている。インダクタL233のインダクタンスは、インダクタL234のインダクタンスに等しい。インダクタL233およびL234は、LC並列共振器PLC23のインピーダンスを所望の値に調整するために設けられている。インダクタL232〜L234は、1個のインダクタとして形成されても良い。
インダクタL113は、端子P1とLC並列共振器PLC12との間に接続されている。インダクタL113は、LC並列共振器PLC12に含まれるキャパシタC121とともにローパスフィルタを形成している。当該ローパスフィルタは、周波数f1の信号を通過させるとともに、周波数f1の信号の高調波を低減する。或る周波数の高調波とは、当該周波数の整数倍の周波数の信号である。周波数f1の信号の高調波の発生源としては、たとえば端子P3およびP4が接続される不図示のIC、あるいは端子P1に接続される不図示の外部デバイスを挙げることができる。
ローパスフィルタLPF11は、端子P1とインダクタL113との間に接続されている。ローパスフィルタLPF11は、インダクタL111と、キャパシタC112とを含む。インダクタL111は、端子P1とインダクタL113との間に接続されている。キャパシタC112は、インダクタL111と接地点との間に接続されている。ローパスフィルタLPF11は、周波数f1の信号を通過させるとともに、周波数f1の信号の高調波を低減する。
インダクタL213は、端子P2とLC並列共振器PLC22との間に接続されている。インダクタL213は、LC並列共振器PLC22に含まれるキャパシタC221とともにローパスフィルタを形成している。当該ローパスフィルタは、周波数f2の信号を通過させるとともに、周波数f2の信号の高調波を低減する。周波数f2の信号の高調波の発生源としては、たとえば端子P3およびP4が接続される不図示のIC、あるいは端子P2に接続される不図示の外部デバイスを挙げることができる。
ローパスフィルタLPF21は、端子P2とインダクタL213との間に接続されている。ローパスフィルタLPF21は、インダクタL211と、キャパシタC212とを含む。インダクタL211は、端子P2とインダクタL213との間に接続されている。キャパシタC212は、インダクタL211と接地点との間に接続されている。ローパスフィルタLPF21は、周波数f2の信号を通過させるとともに、周波数f2の信号の高調波を低減する。
インダクタL141は、端子P3とLC並列共振器PLC13との間に接続されている。インダクタL141は、周波数f1の信号を通過させるとともに周波数f1よりも高い周波数の信号(たとえば周波数f2の信号)を低減する。インダクタL141に替えて、ローパスフィルタを用いてもよい。
インダクタL142は、端子P4とLC並列共振器PLC13との間に接続されている。インダクタL142のインダクタンスは、インダクタL141のインダクタンスに等しい。インダクタL142は、周波数f1の信号を通過させるとともに、周波数f1よりも高い周波数の信号(たとえば周波数f2の信号)を低減する。インダクタL142に替えて、ローパスフィルタを用いてもよい。
キャパシタC241は、端子P3とLC並列共振器PLC23との間に接続されている。キャパシタC241は、周波数f2の信号を通過させるとともに、周波数f2より低い周波数の信号(たとえば周波数f1の信号)を低減する。キャパシタC241に替えて、ハイパスフィルタを用いてもよい。
キャパシタC242は、端子P4とLC並列共振器PLC23との間に接続されている。キャパシタC242の容量は、キャパシタC241の容量と等しい。キャパシタC242は、周波数f2の信号を通過させるとともに、周波数f2より低い周波数の信号(たとえば周波数f1の信号)を低減する。キャパシタC242に替えて、ハイパスフィルタを用いてもよい。
図2は、比較例に係るバラン50の回路図である。バラン50は、周波数f1およびf2の各々において、平衡信号と不平衡信号とを相互に変換する。図2に示されるように、バラン50は、端子P51〜P54と、変換器SBL53,SBL54と、スイッチSW55と、インダクタL511,L512,L521,L522と、キャパシタC515〜C517,C525〜C527と、DCフィード回路DCF56とを備える。
端子P51およびP52の各々は、不平衡信号用の端子である。端子P51およびP52は、不図示のアンテナにそれぞれ接続される。端子P51に入力される不平衡信号および端子P51から出力される不平衡信号の周波数はf1である。端子P52に入力される不平衡信号および端子P52から出力される不平衡信号の周波数はf2である。
端子P53およびP54の各々は、平衡信号用の端子である。端子P53およびP54は、不図示のICに接続される。端子P53から出力される信号の位相と端子P54から出力される信号の位相との差は180度である。端子P53に入力される信号の位相と端子P54に入力される信号の位相との差は180度である。
スイッチSW55は、端子P64,P65,P74,P75および端子P81,P91を含む。スイッチSW55は、4PDT(4 Pole Double Throw)のスイッチである。スイッチSW55は、端子P64とP81とが接続されるとともに端子P65とP91とが接続される接続状態(実線)と、端子P74とP81とが接続されるとともに端子P75とP91とが接続される接続状態(点線)とを切り替える。バラン50において周波数f1の信号が変換される場合、スイッチSW55は、端子P64とP81とを接続するとともに端子P65とP91とを接続する。バラン50において周波数f2の信号が変換される場合、スイッチSW55は、端子P74とP81とを接続するとともに端子P75とP91とを接続する。
変換器SBL53は、端子P51とスイッチSW55との間に接続されている。変換器SBL53は、周波数f1の信号に対応するバランである。変換器SBL53は、端子P61〜P63と、インダクタL513,L514と、キャパシタC518,C519とを含む。端子P61は、不平衡信号用の端子である。端子P61に端子P51からの不平衡信号が入力されるとともに、端子P61からの不平衡信号が端子P51から出力される。端子P62,P63は、平衡信号用の端子である。端子P62は、端子P64に接続されている。端子P63は、端子P65に接続されている。インダクタL513は、端子P61とP62との間に接続されている。キャパシタC518は、端子P61とP63との間に接続されている。キャパシタC519は、端子P62と接地点との間に接続されている。インダクタL514は、端子P63と接地点との間に接続されている。変換器SBL53においては、インダクタL513およびキャパシタC518により、信号の位相が反対方向に90度ずつずらされる。
変換器SBL54は、端子P52とスイッチSW55との間に接続されている。変換器SBL54は、周波数f2の信号に対応するバランである。変換器SBL54は、端子P71〜P73と、インダクタL523,L524と、キャパシタC528,C529とを含む。端子P71は、不平衡信号用の端子である。端子P71に端子P52からの不平衡信号が入力されるとともに、端子P71からの不平衡信号が端子P52から出力される。端子P72,P73は、平衡信号用の端子である。端子P72は、端子P74に接続されている。端子P73は、端子P75に接続されている。インダクタL523は、端子P71とP72との間に接続されている。キャパシタC529は、端子P71とP73との間に接続されている。キャパシタC528は、端子P72と接地点との間に接続されている。インダクタL524は、端子P73と接地点との間に接続されている。変換器SBL54においては、インダクタL523およびキャパシタC528により、信号の位相が反対方向に90度ずつずらされる。
インダクタL511およびL512は、端子P51と変換器SBL53との間で直列に接続されている。キャパシタC515は、端子P51と接地点との間に接続されている。キャパシタC516は、インダクタL511と接地点との間に接続されている。キャパシタC517は、インダクタL512と接地点との間に接続されている。
インダクタL521およびL522は、端子P52と変換器SBL54との間で直列に接続されている。キャパシタC525は、端子P52と接地点との間に接続されている。キャパシタC526は、インダクタL521と接地点との間に接続されている。キャパシタC527は、インダクタL522と接地点との間に接続されている。
DCフィード回路DCF56は、端子P53とP81との間に接続されるとともに、端子P54とP91との間に接続されている。DCフィード回路DCF56は、DCフィード端子Pdcから印加される電圧に応じて、端子P53よびP54の直流電位を調整する。
周波数f1に対応するバランである変換器SBL53は、不平衡信号用の端子P61に対して平衡信号用の2つの端子P62およびP63を含む。周波数f2に対応するバランである変換器SBL54も、不平衡信号用の端子P71に対して平衡信号用の2つの端子P72およびP73を含む。バラン50においては、周波数f1およびf2の各々において平衡信号と不平衡信号とを相互に変換するために、変換器SBL53およびSBL54の各々の平衡信号用の2端子と、端子P53およびP54との接続を切り替える4PDTのスイッチSW55が必要になる。バラン50は、4PDTのスイッチSW55が必要なため、大型化する可能性がある。
そこで実施の形態1においては、スイッチの替わりに共振周波数の異なるLC並列共振器を用いる。互いに磁気結合する2つのLC並列共振器の第1共振周波数と、互いに磁気結合する他の2つのLC並列共振器の第2共振周波数とを異ならせることにより、第1および第2共振周波数の各々に対して平衡信号と不平衡信号とを相互に変換することができる。実施の形態1に係るバランによれば、スイッチを用いる必要がないため、マルチバンド対応のバランを小型化することができる。
再び図1を参照して、端子P1に周波数f1の不平衡信号が入力された場合、周波数f1はLC並列共振器PLC12の共振周波数であるため、端子P1からLC並列共振器PLC12を介して接地点を見たときのLC並列共振器PLC12のインピーダンスは非常に大きくなる(無限大に近づく)。端子P1からの周波数f1の不平衡信号は、LC並列共振器PLC12を接地点に向かって通過し難くなる。その結果、LC並列共振器PLC12とPLC13との磁気結合が強まり、端子P1からの周波数f1の不平衡信号のほとんどは、インダクタL122から磁気結合を介してインダクタL132へ伝達される。
周波数f1はLC並列共振器PLC13の共振周波数でもあるため、端子P3からLC並列共振器PLC13を介して端子P4を見たときのLC並列共振器PLC13のインピーダンスは非常に大きくなる(無限大に近づく)。インダクタL132の端子P3側の端部から出力される信号は、端子P4へ向かってLC並列共振器PLC13を通過し難くなる。その結果、インダクタL132の端子P3側の端部から出力される信号のほとんどは、インダクタL133およびL141を通過して端子P3に向かう。
端子P4からLC並列共振器PLC13を介して端子P3を見たときのLC並列共振器PLC13のインピーダンスも非常に大きくなる(無限大に近づく)。インダクタL132の端子P4側の端部から出力される信号は、端子P3へ向かってLC並列共振器PLC13を通過し難くなる。その結果、インダクタL132の端子P4側の端部から出力される信号のほとんどは、インダクタL134およびL142を通過して端子P4に向かう。
インダクタL132の両端部からそれぞれ出力される信号の位相差は、180度である。インダクタL133のインダクタンスは、インダクタL134のインダクタンスに等しい。また、インダクタL141のインダクタンスは、インダクタL142のインダクタンスに等しい。信号がインダクタL133を通過した場合の位相のずれとインダクタL134を通過した場合の位相のずれは等しい。また、信号がインダクタL141を通過した場合の位相のずれとインダクタL142を通過した場合の位相のずれは等しい。そのため、インダクタL132の端子P3側の端部からインダクタL133およびL141を通過して端子P3から出力される信号の位相と、インダクタL132の端子P4側の端部からインダクタL134およびL142を通過して端子P4から出力される信号の位相との差は、180度のまま変わらない。すなわち、端子P3およびP4からは周波数f1の平衡信号が出力される。
端子P2に周波数f1の不平衡信号が入力された場合、周波数f1はLC並列共振器PLC22の共振周波数ではないため、端子P2からLC並列共振器PLC22を介して接地点を見たときのLC並列共振器PLC22のインピーダンスは非常に大きい値とはならない。端子P2からの周波数f1の信号のほとんどは、LC並列共振器PLC22を通過して接地点に向かう。そのため、LC並列共振器PLC22とPLC23との磁気結合が弱くなり、端子P2からの周波数f1の不平衡信号のほとんどは、LC並列共振器PLC22からLC並列共振器PLC23に伝達されない。その結果、端子P2に入力された周波数f1の不平衡信号のほとんどは、端子P3およびP4に伝達されない。
周波数f2の不平衡信号は、端子P2に入力された場合、端子P3およびおP4から平衡信号として出力される。一方、周波数f2の不平衡信号は、端子P1に入力された場合、そのほとんどが端子P3およびP4に伝達されない。
周波数f1の平衡信号が端子P3およびP4に入力された場合、周波数f1はLC並列共振器PLC12およびPLC13の共振周波数であるため、LC並列共振器PLC12とPLC13との磁気結合が強まる。その結果、周波数f1の平衡信号は、LC並列共振器PLC13から磁気結合を介してLC並列共振器PLC12へ伝達され、周波数f1の不平衡信号として端子P1から出力される。
一方、周波数f1はLC並列共振器PLC22およびPLC23の共振周波数ではないため、LC並列共振器PLC22とPLC23との磁気結合が弱まる。その結果、端子P3およびP4から入力された周波数f1の平衡信号のほとんどは、LC並列共振器PLC23からPLC22へ伝達されない。
周波数f2の平衡信号が端子P3およびP4に入力された場合、周波数f2はLC並列共振器PLC22およびPLC23の共振周波数であるため、LC並列共振器PLC22とPLC23との磁気結合が強まる。その結果、周波数f2の平衡信号は、LC並列共振器PLC23から磁気結合を介してLC並列共振器PLC22へ伝達され、周波数f2の不平衡信号として端子P2から出力される。
一方、周波数f2はLC並列共振器PLC12およびPLC13の共振周波数ではないため、LC並列共振器PLC12とPLC13との磁気結合が弱まる。その結果、端子P3およびP4から入力された周波数f2の平衡信号のほとんどは、LC並列共振器PLC13からPLC12へ伝達されない。
以上から、バラン10においては、周波数f1の平衡信号と不平衡信号とを相互変換することができるとともに、周波数f2の平衡信号と不平衡信号とを相互に変換することができる。
[実施の形態1の変形例1]
図3は、実施の形態1の変形例1に係るバラン10Aの回路図である。バラン10Aにおいては、図1のLC並列共振器PLC13のキャパシタC131が、図3のLC並列共振器PLC13AのキャパシタC1311およびC1312に置き換えられている。キャパシタC1311およびC1312は、直列に接続されている。図3のキャパシタC1311とC1312との接続点は、接地されているが、キャパシタC1311とC1312との接続点は、接地されていなくてもよい。また、図1のLC並列共振器PLC23のキャパシタC231が、図3のLC並列共振器PLC23AのキャパシタC2311およびC2312に置き換えられている。キャパシタC2311およびC2312は、直列に接続されている。キャパシタC2311とC2312との接続点は、接地されているが、キャパシタC2311とC2312との接続点は、接地されていなくてもよい。
本発明に係るバランは、複数の誘電体層の積層体として形成することができる。本発明に係るバランを複数の誘電体層で形成する場合、キャパシタを形成するキャパシタ導体パターン同士の重なりを柔軟に設計することができる。図1のバラン10のように1つのキャパシタC131(C231)を形成することができるスペースが残されていない場合でも、図3のバラン10Aのように、断片化したスペースに複数のキャパシタC1311およびC1312(C2311およびC2312)を形成することにより、必要な容量を確保することが出来る。また、1つのキャパシタC131(C231)を形成する場合よりも、複数のキャパシタC1311およびC1312(C2311およびC2312)を形成する場合の方が、キャパシタの特性のバラツキを小さくすることができる。
実施の形態1に係るバランを複数の誘電体層の積層体として形成することにより、実装スペースを有効に活用することができる。その結果、実施の形態1に係るバランをディスクリート回路として実現する場合よりもさらにマルチバンド対応のバランを小型化することができる。
[実施の形態1の変形例2]
実施の形態1においては、バランに含まれるLC共振器としてLC並列共振器を用いる場合について説明した。図4に示される実施の形態1の変形例2に係るバラン10Bのように、LC直列共振器が用いられてもよい。図4に示されるバラン10Bの構成は、図3のLC並列共振器PLC12,PLC22が、LC直列共振器SLC12,SLC22にそれぞれ置き換えられた構成である。それ以外の構成は同様であるため、説明を繰り返さない。
LC直列共振器SLC12は、端子P1と接地点との間に接続されている。LC直列共振器SLC12の共振周波数は周波数f1である。LC直列共振器SLC12においては、キャパシタC121とインダクタL122とが、端子P1と接地点との間で直列に接続されている。
LC直列共振器SLC22は、端子P2と接地点との間に接続されている。LC直列共振器SLC12の共振周波数は周波数f2である。LC直列共振器SLC22においては、キャパシタC221とインダクタL222とが、端子P2と接地点との間で直列に接続されている。
以上、実施の形態1および変形例1,2に係るバランによれば、マルチバンド対応のバランの実現にあたってスイッチを用いる必要がない。その結果、マルチバンド対応のバランを小型化することができる。
[実施の形態2]
実施の形態1においては、2バンド対応のバランについて説明した。実施の形態2においては、3バンド以上に対応するバランについて説明する。
図5は、実施の形態2に係るバラン20の回路図である。バラン20の構成は、図1のバラン10の構成に、端子P5、ローパスフィルタLPF31、LC並列共振器PLC32,PLC33、インダクタL313,L341,L342,およびキャパシタC341,C342がさらに追加された構成である。これら以外の構成は、図1のバラン10と同様であるため、説明を繰り返さない。
バラン20は、周波数f1,f2(f2>f1),f3(f2>f3>f1)の各々において、平衡信号と不平衡信号とを相互に変換する。
端子P5は、不平衡信号用の端子である。端子P5は、不図示のアンテナに接続される。端子P5に入力される不平衡信号および端子P5から出力される不平衡信号の周波数はf3である。
LC並列共振器PLC32は、端子P5と接地点との間に接続されている。LC並列共振器PLC32の共振周波数は周波数f3である。LC並列共振器PLC32は、キャパシタC321とインダクタL322とを含む。キャパシタC321とインダクタL322とは、端子P5と接地点との間で並列に接続されている。
LC並列共振器PLC33は、端子P3とP4との間に接続されている。LC並列共振器PLC33の共振周波数は周波数f3である。LC並列共振器PLC33は、キャパシタC331と、インダクタL332〜L334とを含む。キャパシタC331とインダクタL332とは、端子P3とP4との間で並列に接続されている。インダクタL332は、インダクタL322と磁気結合している。
インダクタL333は、キャパシタC331の一方端とインダクタL332の一方端との間に接続されている。インダクタL334は、キャパシタC331の他方端とインダクタL332の他方端との間に接続されている。インダクタL333のインダクタンスは、インダクタL334のインダクタンスに等しい。インダクタL333およびL334は、LC並列共振器PLC33のインピーダンスを所望の値に調整するために設けられている。インダクタL332〜L334は、1個のインダクタとして形成されてもよい。
インダクタL313は、端子P5とLC並列共振器PLC32との間に接続されている。インダクタL313は、LC並列共振器PLC32に含まれるキャパシタC321とともにローパスフィルタを形成している。当該ローパスフィルタは、周波数f3の信号を通過させるとともに、周波数f3の信号の高調波を低減する。周波数f3の信号の高調波の発生源としては、たとえば端子P3およびP4が接続される不図示のIC、あるいは端子P1に接続される不図示の外部デバイスを挙げることができる。
ローパスフィルタLPF31は、端子P5とインダクタL313との間に接続されている。ローパスフィルタLPF31は、インダクタL311と、キャパシタC312とを含む。インダクタL311は、端子P5とインダクタL313との間に接続されている。キャパシタC312は、インダクタL311と接地点との間に接続されている。ローパスフィルタLPF31は、周波数f3の信号を通過させるとともに、周波数f3の信号の高調波を低減する。
キャパシタC341およびインダクタL341は、端子P3とLC並列共振器PLC33との間において直列に接続されている。直列に接続されたキャパシタC341およびインダクタL341は、周波数f3の信号を通過させるとともに周波数f3よりも高い信号(たとえば周波数f2の信号)、および周波数f3よりも低い周波数の信号(たとえば周波数f1の信号)を低減する。直列に接続されたキャパシタC341およびインダクタL341に替えて、バンドパスフィルタを用いてもよい。
キャパシタC342およびインダクタL342は、端子P4とLC並列共振器PLC33との間において直列に接続されている。直列に接続されたキャパシタC342およびインダクタL342は、周波数f3の信号を通過させるとともに周波数f3よりも高い信号(たとえば周波数f2の信号)、および周波数f3よりも低い周波数の信号(たとえば周波数f1の信号)を低減する。直列に接続されたキャパシタC342およびインダクタL342に替えて、バンドパスフィルタを用いてもよい。
インダクタL342のインダクタンスは、インダクタL341のインダクタンスに等しい。キャパシタC342のキャパシタンスは、キャパシタC341のキャパシタンスに等しい。
実施の形態2に係るバランは上記した3バンド対応の構成に限定されず、たとえば、さらに端子、バンドパスフィルタ、PLC、インダクタ、およびキャパシタを追加して、4バンド以上に対応することが可能な構成としても良い。また、必要に応じてインダクタL332にDCフィード端子を接続しても良い。
以上、実施の形態2に係るバランによれば、マルチバンド対応のバランの実現にあたってスイッチを用いる必要がない。その結果、マルチバンド対応のバランを小型化することができる。
今回開示された各実施の形態は、矛盾しない範囲で適宜組み合わされて実施されることも予定されている。今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,10A,10B,20,50 バラン、C112,C121,C131,C212,C221,C231,C241,C242,C312,C321,C331,C341,C342,C515〜C519,C525〜C529,C1311,C1312,C2311,C2312 キャパシタ、DCF56 フィード回路、L111,L113,L122,L132,L133,L134,L141,L142,L211,L213,L222,L232,L233,L234,L311,L313,L322,L332,L333,L334,L341,L342,L511〜L514,L521〜L524 インダクタ、LPF11,LPF21,LPF31 ローパスフィルタ、P1〜P5,P51〜P54,P61〜P65,P71〜P75,P81,P91 端子、PLC12,PLC13,PLC13A,PLC22,PLC23,PLC23A,PLC32,PLC33 LC並列共振器、SLC12,SLC22 LC直列共振器、Pdc DCフィード端子、SBL53,SBL54 変換器、SW55 スイッチ。

Claims (11)

  1. 不平衡信号用の第1および第2端子と、
    平衡信号用の第3および第4端子と、
    前記第1端子と接地点との間に接続された第1LC共振器と、
    前記第1LC共振器と磁気結合するとともに、前記第3端子と前記第4端子との間に接続された第2LC共振器と、
    前記第2端子と前記接地点との間に接続された第3LC共振器と、
    前記第3LC共振器と磁気結合するとともに、前記第3端子と前記第4端子との間において前記第2LC共振器に対して並列に接続された第4LC共振器と、
    前記第3端子と前記第2LC共振器との間に接続された第1インダクタと、
    前記第4端子と前記第2LC共振器との間に接続された第2インダクタと、
    前記第3端子と前記第4LC共振器との間に接続された第1キャパシタと、
    前記第4端子と前記第4LC共振器との間に接続された第2キャパシタとを備え、
    前記第1LC共振器および前記第2LC共振器の各共振周波数は、第1共振周波数であり、
    前記第3LC共振器および前記第4LC共振器の各共振周波数は、前記第1共振周波数より高い第2共振周波数である、バラン。
  2. 前記第1LC共振器は、並列に接続された第3キャパシタと第3インダクタとを含み、
    前記第2LC共振器は、並列に接続された第4キャパシタと第4インダクタとを含み、
    前記第4インダクタは、前記第3インダクタと磁気結合し、
    前記第3LC共振器は、並列に接続された第5キャパシタと第5インダクタとを含み、
    前記第4LC共振器は、並列に接続された第6キャパシタと第6インダクタとを含み、
    前記第6インダクタは、前記第5インダクタと磁気結合する、請求項1に記載のバラン。
  3. 前記第1LC共振器は、直列に接続された第3キャパシタと第3インダクタとを含み、
    前記第2LC共振器は、並列に接続された第4キャパシタと第4インダクタとを含み、
    前記第4インダクタは、前記第3インダクタと磁気結合し、
    前記第3LC共振器は、直列に接続された第5キャパシタと第5インダクタとを含み、
    前記第4LC共振器は、並列に接続された第6キャパシタと第6インダクタとを含み、
    前記第6インダクタは、前記第5インダクタと磁気結合する、請求項1に記載のバラン。
  4. 前記第4インダクタに接続されたDCフィード端子をさらに備える、請求項2または請求項3に記載のバラン。
  5. 前記第1端子と前記第1LC共振器との間に接続された第7インダクタと、
    前記第2端子と前記第3LC共振器との間に接続された第8インダクタとをさらに備える、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のバラン。
  6. 前記第1端子と前記第7インダクタとの間に接続された第1ローパスフィルタと、
    前記第2端子と前記第8インダクタとの間に接続された第2ローパスフィルタとをさらに備える、請求項5に記載のバラン。
  7. 前記第1ローパスフィルタは、
    前記第1端子と前記第7インダクタとの間に接続された第9インダクタと、
    前記第9インダクタと前記接地点との間に接続された第7キャパシタとを含み、
    前記第2ローパスフィルタは、
    前記第2端子と前記第8インダクタとの間に接続された第10インダクタと、
    前記第10インダクタと前記接地点との間に接続された第8キャパシタとを含む、請求項6に記載のバラン。
  8. 前記第1インダクタのインダクタンスは、前記第2インダクタのインダクタンスに等しく、
    前記第1キャパシタの容量は、前記第2キャパシタの容量に等しい、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のバラン。
  9. 不平衡信号用の第5端子と、
    前記第5端子と前記接地点との間に接続された第5LC共振器と、
    前記第5LC共振器と磁気結合するとともに、前記第3端子と前記第4端子との間に接続された第6LC共振器と、
    前記第3端子と前記第6LC共振器との間において直列に接続される第11インダクタおよび第9キャパシタと、
    前記第4端子と前記第6LC共振器との間において直列に接続される第12インダクタおよび第10キャパシタとをさらに備え、
    前記第5LC共振器および前記第6LC共振器の各共振周波数は、前記第1共振周波数より高く、前記第2共振周波数より低い第3共振周波数である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のバラン。
  10. 前記第11インダクタのインダクタンスは、前記第12インダクタのインダクタンスに等しく、
    前記第9キャパシタの容量は、前記第10キャパシタの容量に等しい、請求項9に記載のバラン。
  11. 前記バランは、複数の誘電体層の積層体として形成される、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載のバラン。
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