JPWO2018158941A1 - 情報技術活用評価装置および情報技術活用評価方法 - Google Patents

情報技術活用評価装置および情報技術活用評価方法 Download PDF

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Abstract

情報技術活用評価装置(10)は、単位工程の集合で構成される評価対象の被管理工程について、第1の評価要素の到達レベルを判定する第1の判定部(21)を備える。第1の評価要素は、情報技術の活用による自動化の達成度を表す。情報技術活用評価装置(10)は、被管理工程について、第2の評価要素の到達レベルを判定する第2の判定部(22)を備える。第2の評価要素は、情報技術が活用されている単位工程の集合の規模を表す。

Description

本発明は、評価対象とする被管理工程の管理における情報技術の活用度を評価する情報技術活用評価装置および情報技術活用評価方法に関する。
製品の生産性の改善を図るための活動において、情報技術(Information Technology,IT)の活用による生産管理が実施されることがある。ITの活用により、作業工程の状況についての情報の収集と、収集された情報の分析による診断と、診断結果に従った改善との自動化を推進させることで、生産性を効率的に改善することができる。
特許文献1には、生産管理における要素の1つにITの活用による業務革新の貢献度を含めて、現状からの業務革新による生産性の仮説期待効果を算定する生産性管理装置の技術が開示されている。生産性管理装置は、生産性についての分析、診断および評価のためのテンプレートへ入力された情報を基に、現状における生産性を示す特性値と目標とする生産性を示す特性値とを算出する。生産性管理装置には、一定の項目が提示されたテンプレートがあらかじめ格納されている。生産性管理装置は、インタフェースを介して、テンプレートの各項目への入力を自動的に行う。
特開2009−251993号公報
しかし、上記特許文献1に記載の生産性管理装置は、管理項目ごとの評価を合計して、ビジネス全体でのIT活用の貢献度を算出することから、生産現場のどの領域へ、どの程度の広がりでITが導入されているかの評価が可能とはされていない。したがって、生産現場における特定の生産ライン、あるいはその他の対象へ新たにITを導入して生産性の改善を図る場合に、上記特許文献1に記載の生産性管理装置による評価結果を改善目標の指標に用いることは困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、情報技術の活用度の有用な評価を可能とする情報技術活用評価装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる情報技術活用評価装置は、単位工程の集合で構成される評価対象の被管理工程について、情報技術の活用による自動化の達成度を表す第1の評価要素の到達レベルを判定する第1の判定部を備える。本発明にかかる情報技術活用評価装置は、被管理工程について、情報技術が活用されている単位工程の集合の規模を表す第2の評価要素の到達レベルを判定する第2の判定部を備える。
本発明にかかる情報技術活用評価装置は、情報技術の活用度の有用な評価が可能となるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかるIT活用評価装置の機能構成を示すブロック図 実施の形態1にかかるIT活用評価装置のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態1にかかるIT活用評価装置による評価対象であるサプライチェーンの構成例を示すブロック図 図3に示す第1のショップ、第2のショップおよび第3のショップの構成例を示すブロック図 図1に示すIT活用評価装置による評価における第1の評価要素である自動化レベルと、第2の評価要素である規模レベルとを説明する図 実施の形態1にかかるIT活用評価装置の動作手順を示すフローチャート 図3に示すサプライチェーンの構成についてのデータの入力例を示す図 図1に示すテンプレート作成部で作成されたテンプレートの例を示す図 図1に示す自動化判定部における到達レベルの判定について説明する図 図1に示す規模判定部における到達レベルの判定について説明する図 図1に示す規模判定部における項目ごとの到達レベルの算出の手順を示すフローチャート 図1に示す規模判定部における項目ごとの到達レベルの算出の手順を示すフローチャート 図1に示す自動化判定部での到達レベルと規模判定部での到達レベルとの判定結果の例を示す第1の図 図1に示す自動化判定部での到達レベルと規模判定部での到達レベルとの判定結果の例を示す第2の図 図1に示す自動化判定部と規模判定部とにおける判定結果の表示の一例を示す図 図1に示す自動化判定部での到達レベルと規模判定部での到達レベルとの判定結果の変形例を示す図 本発明の実施の形態2にかかるIT活用評価装置を含むネットワークシステムの例を示す図 図17に示すサーバに格納されているデータベースを示す図 図18に示す基本情報DB内の基本情報の例を示す図 図18に示す実績履歴DB内の実績履歴情報である未加工データの例を示す図 図18に示す実績履歴DB内の実績履歴情報である表示データの例を示す図 図18に示す実績履歴DB内の実績履歴情報である加工データの例を示す図 図18に示す実績履歴DB内の実績履歴情報である指示データの例を示す図 実施の形態2にかかるIT活用評価装置の動作手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態3にかかるIT活用評価装置の動作手順を示すフローチャート
以下に、本発明の実施の形態にかかる情報技術活用評価装置および情報技術活用評価方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1にかかる情報技術(IT)活用評価装置は、評価対象とする被管理工程の管理におけるITの活用度を評価する。評価対象とする被管理工程の1つの例は、製造業における製造工程を含むサプライチェーンである。サプライチェーンでは、製品の効率的な生産を可能とするための工程管理が実施される。実施の形態1にかかるIT活用評価装置は、評価対象とするサプライチェーン全体の工程管理におけるITの活用度を評価するものとする。
図1は、本発明の実施の形態1にかかるIT活用評価装置10の機能構成を示すブロック図である。IT活用評価装置10は、IT活用評価方法を実行するためのプログラムであるIT活用評価プログラムがインストールされたコンピュータである。図1に示す各機能部は、ハードウェアであるコンピュータでのIT活用評価プログラムの実行により実現される。
IT活用評価装置10は、IT活用評価装置10全体を制御する機能部である制御部11を備える。制御部11は、テンプレートを作成する機能部であるテンプレート作成部16と、演算処理を実行する機能部である演算部17とを含む。演算部17は、第1の判定部である自動化判定部21と、第2の判定部である規模判定部22とを含む。
自動化判定部21は、評価対象とする被管理工程の構成要素である単位工程について、単位工程の管理におけるITの活用による自動化の達成度を表す第1の評価要素を定量化し、評価対象における第1の評価要素の到達レベルを判定する機能部である。規模判定部22は、被管理工程に含まれる単位工程の集合について、単位工程の管理にITが活用されている集合の規模を表す第2の評価要素を定量化して、被管理工程における第2の評価要素の到達レベルを判定する機能部である。第2の評価要素の到達レベルは、被管理工程において、第1の評価要素の到達レベルに対応した水準のITが活用されている単位工程の集合の規模を表すものである。
テンプレート作成部16は、単位工程における自動化についての情報を収集するためのテンプレートを作成する。自動化判定部21は、テンプレートに収集された情報を基に、第1の評価要素の到達レベルを判定する。規模判定部22は、テンプレートに収集された情報を基に、第2の評価要素の到達レベルを判定する。テンプレートの詳細と、自動化判定部21および規模判定部22での判定方法の詳細とについては後述する。
IT活用評価装置10は、情報を格納する機能部である記憶部12を備える。記憶部12は、テンプレートを格納する機能部であるテンプレート格納部18を含む。テンプレート格納部18は、テンプレート作成部16で作成されたテンプレートと、テンプレートへ入力された情報とを格納する。
さらに、IT活用評価装置10は、IT活用評価装置10への入力操作を受け付ける機能部である入力部13と、情報を表示する機能部である表示部14と、IT活用評価装置10の外部の装置との間の通信を行う機能部である通信部15とを備える。入力部13は、テンプレートの作成のための情報の入力と、作成されたテンプレートへの入力とを受け付ける。表示部14は、第1の評価要素の到達レベルと第2の評価要素の到達レベルとの判定結果を、画面にて表示することにより提示する提示部である。
図2は、実施の形態1にかかるIT活用評価装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。IT活用評価装置10は、各種処理を実行するCPU(Central Processing Unit)31と、プログラム格納領域およびデータ格納領域を含むRAM(Random Access Memory)32と、不揮発性メモリであるROM(Read Only Memory)33と、外部記憶装置34とを備える。また、IT活用評価装置10は、IT活用評価装置10の外部の装置との接続インタフェースである通信インタフェース(Interface,I/F)35と、IT活用評価装置10への入力操作を受け付ける入力デバイス36と、情報を表示するディスプレイ37とを備える。図2に示すIT活用評価装置10の各部は、バス38を介して相互に接続されている。
CPU31は、ROM33および外部記憶装置34に記憶されているプログラムを実行する。ROM33には、コンピュータの基本となる制御のためのプログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)あるいはUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)が記憶されている。外部記憶装置34は、HDD(Hard Disk Drive)あるいはSSD(Solid State Drive)である。外部記憶装置34は、IT活用評価プログラムと、作成されたテンプレートと、IT活用評価装置10へ入力された情報とを格納する。図1に示す記憶部12の機能は、外部記憶装置34を使用して実現される。なお、IT活用評価プログラムは、ROM33に格納されたものであっても良い。
IT活用評価プログラムは、RAM32にロードされる。CPU31は、RAM32内のプログラム格納領域にてIT活用評価プログラムを展開して各種処理を実行する。RAM32内のデータ格納領域は、各種処理の実行における作業領域とされる。外部記憶装置34は、各種情報を保存する。図1に示す制御部11の機能は、CPU31を使用して実現される。通信部15の機能は、通信I/F35を使用して実現される。
入力デバイス36は、キーボードおよびポインティングデバイスを含む。ディスプレイ37の1つの例は、液晶パネルである。図1に示す入力部13の機能は、入力デバイス36を使用して実現される。表示部14の機能は、ディスプレイ37を使用して実現される。
次に、実施の形態1にかかるIT活用評価装置10による評価対象であるサプライチェーンについて説明する。図3は、実施の形態1にかかるIT活用評価装置10による評価対象であるサプライチェーン40の構成例を示すブロック図である。実施の形態1において、サプライチェーン40は、材料および部品の調達から製品の販売までの、製品の生産における全体的な作業の連鎖とする。図3には、サプライチェーン40における各作業の拠点を示している。
サプライチェーン40には、製品の材料を出荷する材料メーカ42と、製品の部品を出荷する部品メーカ43と、製品を製造する工場41と、製品を流通させる物流部門47と、製品を販売する販売部門48とにおける作業が含まれる。工場41では、材料と部品とを調達する調達部門44での作業と、製造工程を担う第1のショップ45A、第2のショップ45Bおよび第3のショップ45Cでの作業と、製品を保管する製品保管部門46での作業とが行われる。1つの例では、IT活用評価装置10は、工場41に設置されている。ユーザとは、IT活用評価装置10によるIT活用度の評価を実行する者とする。なお、IT活用評価装置10は、工場41以外の場所に設置されたものであっても良い。
調達部門44には、複数の材料メーカ42からの材料と、複数の部品メーカ43からの部品とが納入される。調達部門44は、調達された材料と部品とを工場41にて保管する。保管された材料と部品とは、第1のショップ45A、第2のショップ45Bおよび第3のショップ45Cへ供給される。
第1のショップ45A、第2のショップ45Bおよび第3のショップ45Cである各ショップは、類似する製造特性を有するラインの集合体である。1つの例では、第1のショップ45Aではワークの加工、第2のショップ45Bでは加工されたワークの組み立て、第3のショップ45Cでは組み立てられた製品の検査が行われる。製品保管部門46は、第3のショップ45Cでの作業工程を経た製品を工場41にて保管する。物流部門47は、工場41から販売部門48の拠点へ製品を搬送する。販売部門48は、納入された製品を販売する。なお、工場41におけるショップの数は任意であって、3つに限られないものとする。
図4は、図3に示す第1のショップ45A、第2のショップ45Bおよび第3のショップ45Cの構成例を示すブロック図である。第1のショップ45Aは、m個のラインLA1,LA2・・・LAmを含む。mは任意の整数とする。各ラインLA1・・・LAmは、互いに類似する製造特性を有するラインである。ラインLA1は、2つの単位工程PA1−1,PA1−2の配列である。単位工程は、指示あるいは計画にしたがった設備の稼動による作業を含む。単位工程には、作業者による作業も含まれ得る。単位工程は、サプライチェーン40の構成要素とする。ラインLA1以外のラインLA2・・・LAmも、ラインLA1と同様に、2つの単位工程の配列とされている。
第2のショップ45Bは、n個のラインLB1,LB2・・・LBnを含む。nは任意の整数とする。各ラインLB1・・・LBnは、互いに類似する製造特性を有するラインである。ラインLB1は、3つの単位工程PB1−1,PB1−2,PB1−3の配列である。ラインLB1以外のラインLB2・・・LBnも、ラインLB1と同様に、3つの単位工程の配列とされている。
第3のショップ45Cは、j個のラインLC1,LC2・・・LCjを含む。jは任意の整数とする。各ラインLC1・・・LCjは、互いに類似する製造特性を有するラインである。ラインLC1は、2つの単位工程PC1−1,PC1−2の配列である。ラインLC1以外のラインLC2・・・LCjも、ラインLC1と同様に、2つの単位工程の配列とされている。
第1のショップ45A、第2のショップ45Bおよび第3のショップ45Cと同様に、工場内の拠点である調達部門44および製品保管部門46も、単位工程の配列であるラインを含む。また、工場外の拠点である材料メーカ42、部品メーカ43、物流部門47および販売部門48も、単位工程の配列であるラインを含む。このように、サプライチェーン40には、単位工程と、単位工程の配列により構成される第1の集合であるラインと、ラインの集合体であるショップおよび拠点とが含まれる。実施の形態1では、ショップと拠点とを、同種の集合である第2の集合と扱うものとする。以下の説明にて、「ショップ」の概念には、第1のショップ45A、第2のショップ45Bおよび第3のショップ45Cのみならず、調達部門44、製品保管部門46、材料メーカ42、部品メーカ43、物流部門47および販売部門48の各拠点も含む場合があるものとする。
サプライチェーン40は、ショップの集合体である第3の集合とする。サプライチェーン40における集合の規模は、ライン、ショップ、およびサプライチェーン40の順に、段階的に大きくなるものとする。なお、ショップの各ラインは、同じ数の単位工程を含むもの限られない。ショップのラインには、他のラインとは単位工程の数が異なるラインが含まれていても良い。また、ラインは、複数の単位工程を含むものに限られず、1つの単位工程からなるものであっても良い。ショップは、複数のラインを含むものに限られず、1つのラインからなるものであっても良い。
次に、第1の評価要素である自動化レベルと、第2の評価要素である規模レベルとについて説明する。図5は、図1に示すIT活用評価装置10による評価における第1の評価要素である自動化レベルと、第2の評価要素である規模レベルとを説明する図である。
サプライチェーン40においては、単位工程ごとにおける設備の状態と稼動実績、あるいは作業者の作業実績を把握して、生産計画と生産実績とのかい離の判断と、かい離の是正措置とが行われることがある。また、製品の品質の向上と、生産性の向上と、製品の納期への対応力の強化とのための作業工程の改善が行われることがある。効率良く高い成果を得るためには、ITの活用により、稼動実績および作業実績の把握のための情報収集から作業工程の改善までの工程管理の自動化が推進されることが有効となる。そこで、実施の形態1では、単位工程の管理における自動化の達成度である自動化レベルを、第1の評価要素としている。
サプライチェーン40では、全ての単位工程へのITの導入を一括して行うことが困難である場合が多い。一般に、サプライチェーン40においては、単位工程へのITの導入が部分的に進められていくこととなる。工程管理におけるITの活用は、工場41の製造工程のみならず、材料および部品の調達および保管、製品の保管、搬送および販売へも拡大されることが有効となる。ITが活用される規模の拡大により、販売予測に基づいた生産計画の最適化、材料および部品の納入計画の最適化、棚卸残高の最小化のための在庫計画において、効率良く高い効果を得ることが可能となる。そこで、実施の形態1では、単位工程の管理にITが活用されている集合の規模である規模レベルを、第2の評価要素としている。なお、実施の形態1では、ITの導入は、サプライチェーン40のうち、IT活用評価装置10が設置されている工場41から進められていくものとする。工場41内のショップへのITの導入が進められてから、工場41外のショップへのITの導入が進められる。
IT活用評価装置10では、自動化レベルの定量化の基準である4つの段階のレベルが定義されている。4つのレベルのうち最小のレベルである自動化レベル「1」は、工程管理に使用されるデータの収集および蓄積を自動で行い得るレベルとする。自動化レベル「1」の1段階上のレベルである自動化レベル「2」は、自動化レベル「1」に加えて、収集あるいは蓄積されたデータの表示のために、データの可視化を自動で行い得るレベルとする。自動化レベル「2」の1段階上のレベルである自動化レベル「3」は、自動化レベル「2」に加えて、データの分析と、分析による診断とを自動で行い得るレベルとする。自動化レベル「4」は、自動化レベル「3」の1段階上のレベルであって、4つのレベルのうち最大のレベルである。自動化レベル「4」は、診断結果にしたがった単位工程の制御を自動で行い得るレベルとする。
なお、「自動で行い得る」とは、原則として、目的とする動作に人手の介在が不要であることを指すものとするが、動作の一部が人手による場合を含めても良いものとする。1つの例では、自動化されている部分への入力操作に、作業者による簡単な手作業が含まれても良い。自動化レベルの基準とするレベルは4つである場合に限られないものとする。基準とするレベルの数は任意であるものとする。また、各レベルにおける自動化の定義の内容は、実施の形態1にて示されるものに限られず、適宜変更しても良い。1つの例では、定義の内容は、IT活用評価装置10にあらかじめ設定されたものとする。定義の内容は、IT活用評価装置10での評価を実行するユーザにより設定されたものとしても良い。
また、サプライチェーン40には、管理機能にITを活用し得ないような単位工程が含まれていることがある。管理機能にITを活用し得ないような単位工程の例としては、官能検査が挙げられる。IT活用評価装置10は、ITの導入の対象外である単位工程を除外して、サプライチェーン40の自動化レベルの判定と規模レベルの判定を行う。図5に示す例では、ある管理機能については、ハッチングを付した2つのラインLA1,LC2の各単位工程が、ITの導入の対象外とされている。第1のショップ45A、第2のショップ45Bおよび第3のショップ45Cのうち、2つのラインLA1,LC2以外のラインの単位工程は、当該管理機能においていずれもIT導入の対象とされている。
IT活用評価装置10では、規模レベルの定量化の基準である4つの段階のレベルが定義されている。4つのレベルの定義の内容は、IT導入の対象とされている単位工程へのITの導入の状況を示すものとする。4つのレベルのうち最小のレベルである規模レベル「1」は、ITが導入されている単位工程が工場41内に1つ以上存在しているレベルとする。1つの例では、図5に示すいずれの単位工程にもITが導入されていない状態から、1つの単位工程PB2−2にITが導入されたことで、規模レベル「1」の条件が満たされる。
規模レベル「1」の1段階上のレベルである規模レベル「2」は、全ての単位工程にITが導入されているラインが工場41内に1つ以上存在しているレベルとする。1つの例では、ラインLB2の単位工程PB2−2にITが導入されている状態から、同じラインLB2の2つの単位工程PB2−1,PB2−3にITが導入されたことで、規模レベル「2」の条件が満たされる。
規模レベル「2」の1段階上のレベルである規模レベル「3」は、IT導入の対象外である単位工程を含むラインを除いて、工場41内の全てのラインにITが導入されているレベルとする。規模レベル「4」は、規模レベル「3」の1段階上のレベルであって、4つのレベルのうち最大のレベルである。規模レベル「4」は、IT導入の対象外である単位工程を含むラインを除いて、サプライチェーン40の全てのラインにITが導入されているレベルとする。
規模レベル「1」、「2」、あるいは「3」から、レベルを1段階向上させるとした場合に、ITの導入に多大な工数および労力を要することとなる。また、ITの導入が少しずつ進められている状況において、段階ごとのレベルの定義を満足しないために評価が一向に変わらないとした場合、ITの導入の現状が評価に表れていないこととなり、正当かつ有用な評価が行えていないこととなる。そこで、IT活用評価装置10は、定義による段階的なレベルの中間となる到達レベルを定量化により算出可能とすることで、ITの導入の現状を評価に反映可能としている。
また、工場41内でのITの導入には、ITの導入が完了しているラインを含むショップの中での導入のケースと、ITの導入が完了しているラインを含まないショップへの新規の導入のケースとがある。かかる2つのケースを比較した場合に、新規の導入である後者のケースのほうが、前者のケースよりも達成が困難という事情がある。そこで、IT活用評価装置10は、このような新規の導入が達成された場合に、その他の場合よりも到達レベルが高くなるような定量化を可能とすることで、IT導入の困難の度合いに見合う評価を可能としている。
図6は、実施の形態1にかかるIT活用評価装置10の動作手順を示すフローチャートである。図6に示す手順のうち、ステップS1からS3は、評価のための手順より前に実行されるテンプレートの準備のための手順である。ステップS1では、IT活用評価装置10は、図1に示す入力部13にて、被管理工程であるサプライチェーン40の構成の入力を受け付ける。IT活用評価装置10は、図1に示す表示部14にて入力フォーマットを表示する。ユーザは、表示部14にて表示された入力フォーマットへデータを入力することにより、サプライチェーン40の構成を入力する。
図7は、図3に示すサプライチェーン40の構成についてのデータの入力例を示す図である。図7に示す入力フォーマット50には、ショップ名と、ライン名と、外部フラグとの各入力欄が設けられている。ショップ名は、サプライチェーン40に含まれる各ショップを表す名称である。「ショップA」は、図3に示す第1のショップ45Aのショップ名とする。「ショップB」は、第2のショップ45Bのショップ名とする。「ショップC」は、第3のショップ45Cのショップ名とする。「物流」は、物流部門47のショップ名とする。
ライン名は、ラインごとの名称である。図7に示すライン名「LA1」は、図4に示すラインLA1の名称とする。外部フラグは、各ラインが工場41内のラインか工場41外のラインかを示すフラグである。図7に示す例では、フラグ「0」は、工場41内を表す。フラグ「1」は、工場41外を表す。
ユーザは、「ショップA」のショップ名と、「ショップA」に対応するライン名の欄に、第1のショップ45Aの各ラインのライン名「LA1」、「LA2」・・・とを入力する。また、第1のショップ45Aの各ラインの外部フラグには「0」を入力する。ユーザは、その他のショップについても、第1のショップ45Aと同じ要領でショップ名、ライン名、および外部フラグを入力する。ユーザは、工場41外のショップのラインについては、外部フラグに「1」を入力する。図7に示す入力フォーマット50では、「物流」の各ラインの外部フラグに「1」が入力されている。なお、ラインに含まれる単位工程についての情報は、ステップS1での入力対象に含まれないものとする。
図6に示すステップS1での入力が完了すると、ステップS2において、IT活用評価装置10は、図1に示すテンプレート作成部16にてテンプレートを作成する。テンプレート作成部16は、ステップS1にて入力されたデータを基に、テンプレートを作成する。テンプレートの作成が完了すると、ステップS3において、IT活用評価装置10は、作成されたテンプレートをテンプレート格納部18へ格納する。
図8は、図1に示すテンプレート作成部16で作成されたテンプレート51の例を示す図である。図8には、第1のショップ45AのラインLA1についてのテンプレート51の一部を示している。テンプレート作成部16は、ステップS1にて入力されたデータを基に、サプライチェーン40に含まれる全てのラインについて、ラインごとのテンプレート51を作成する。
テンプレート51には、ショップ名とライン名とが設定された欄と、管理機能が設定された欄と、管理機能ごとの項目が設定された欄と、項目ごとに設定されている自動化レベルが設定された欄と、対象数および該当数の各入力欄とが設けられている。管理機能は、ITが活用される工程管理の機能とする。図8には、テンプレート51のうち、管理機能である「設備稼動管理」および「品質管理」の欄を含む部分が示されている。管理機能には、「設備稼動管理」と「品質管理」と以外に、工程管理に含まれ得るその他の管理機能が含まれても良く、出来高管理が含まれても良い。
項目には、単位工程の管理における自動化の状況を確認するための事項が設問形式で設定されている。テンプレート51に含まれている各項目には、番号が付されている。図8に示すテンプレート51では、「設備稼動管理」に対応する20個の項目が設定されている。このうち、「No.1」の項目「ワークごとの加工開始時刻を電子化しているか」は、設備稼動管理に使用される加工開始時刻のデータの収集および蓄積の自動化についての確認事項である。また、「No.6」の項目「サイクルタイムを可視化しているか」は、設備稼動管理に使用されるサイクルタイムのデータの可視化の自動化についての確認事項である。「設備稼動管理」以外の管理機能についても、自動化に関する項目が設定されている。
テンプレート51には、第1の評価要素である自動化の達成度についての基準となるレベルである自動化レベルが項目ごとに設定されている。図1に示す自動化判定部21は、項目ごとに設定されている自動化レベルを基に、第1の評価要素である自動化の達成度を定量化する。規模判定部22は、項目ごとに設定されている自動化レベルを基に、第2の評価要素である集合の規模を定量化する。
図8に示すテンプレート51において、データの収集および蓄積の自動化についての「No.1」の項目には、自動化レベル「1」が設定されている。データの可視化の自動化についての「No.6」の項目には、自動化レベル「2」が設定されている。その他の項目についても同様に、自動化レベルが設定されている。
テンプレート作成部16は、ラインが属しているショップに関わらず、全てのラインについて共通のテンプレート51を作成する。テンプレート51の素材となる管理機能、項目および自動化レベルのデータは、あらかじめテンプレート格納部18に格納されている。なお、項目ごとの自動化レベルは、ユーザにより設定可能であっても良い。
対象数は、ラインに含まれる単位工程のうち、ITの導入の対象となる単位工程の数を表す。該当数は、既にITが導入されている単位工程の数を表す。テンプレート51には、項目ごとの対象数と該当数との入力欄が設けられている。
ステップS1からS3の手順によるテンプレート51の準備が完了した後に、IT活用評価装置10は、ステップS4以降の手順による評価を実行する。評価を実行する際に、図1に示す制御部11は、テンプレート格納部18からテンプレート51を読み出す。ステップS4では、IT活用評価装置10は、読み出されたテンプレート51を表示部14にて表示する。ステップS5では、IT活用評価装置10は、図1に示す入力部13にて、テンプレート51への対象数と該当数との入力を受け付ける。ユーザは、表示部14にて表示されたテンプレート51の各項目の対象数と該当数とを入力する。
図8に示すテンプレート51において、ユーザは、「No.1」の項目の対象数の欄に、ラインLA1の単位工程のうち、ワークごとの加工開始時刻の電子化の対象とされる単位工程の数を入力する。また、ユーザは、「No.1」の項目の該当数の欄に、ラインLA1の単位工程のうち、ワークごとの加工開始時刻の電子化が既に行われている単位工程の数を入力する。ユーザは、その他の項目についても同様に、対象数と該当数とを入力する。該当数と対象数との比は、項目ごとにおける自動化の達成度を表す。IT活用評価装置10は、ITの導入の対象外である単位工程の数が対象数から除外されることにより、項目ごとにおける自動化について、実情に即した達成度を把握することができる。
1つの例において、「物流」のショップに含まれるラインでは、「No.1」の項目を満たすべきとされる単位工程は含まれないとする。当該ラインについてのテンプレート51では「No.1」の項目における対象数に「0」が入力されることで、「No.1」の項目についての評価の対象から当該ラインが除外される。IT活用評価装置10は、評価の向上を見込んでいない管理機能についてのデータを除外したうえでの定量評価を可能とする。これにより、評価の向上を見込めないにもかかわらず低い評価を受け続けるという事態を回避できる。
ステップS6にて、図1に示す自動化判定部21は、テンプレート51へ入力された対象数および該当数のデータに基づいて、サプライチェーン40全体の自動化レベルを判定する。自動化判定部21は、サプライチェーン40全体での自動化レベルを定量化して、サプライチェーン40における自動化の達成度の到達レベルを判定する。また、図1に示す規模判定部22は、テンプレート51へ入力された対象数および該当数のデータに基づいて、サプライチェーン40全体の規模レベルを判定する。規模判定部22は、サプライチェーン40全体での規模レベルを定量化して、ITが活用されている集合の規模の到達レベルを判定する。ステップS7にて、IT活用評価装置10は、ステップS6における自動化レベルと規模レベルとの判定結果を、表示部14にて表示する。
次に、自動化判定部21における到達レベルの判定について説明する。図9は、図1に示す自動化判定部21における到達レベルの判定について説明する図である。自動化判定部21は、図8に示すテンプレート51に収集された情報を基に、自動化の達成度の到達レベルを判定する。自動化判定部21は、図8に示す設備稼動管理および品質管理の管理機能を含む5つの管理機能について、サプライチェーン40における自動化の達成度の到達レベルを判定するものとする。図9に示す「AA管理」は、5つの管理機能の1つであって、1つの例では設備稼動管理とする。図9には、サプライチェーン40内の各ラインのうち「ショップA」と「ショップB」との各ラインについて、「AA管理」における自動化レベルが「1」の項目と、対象数と、該当数とを集約したものとする。
自動化判定部21は、管理機能別、および項目に設定された自動化レベル別に、自動化の達成度の到達レベルを算出する。自動化判定部21は、次の式(1)により、自動化レベル「1」の項目についての到達レベルYを算出する。なお、式(1)において、NF1は、管理機能別の項目のうち自動化レベルが「1」である項目の数とする。NA1は、当該自動化レベルが「1」である項目のうち、1以上の該当数を含む項目の数とする。
=NA1/NF1 (1)
図9に示すデータでは、「AA管理」の自動化レベル「1」の項目は「No.AA1」から「No.AA5」までの5個であるから、NF1=5である。かかる5個の項目のうち1以上の該当数を含む項目は「No.AA1」から「No.AA4」までの4個であるから、NA1=4である。したがって、式(1)により、Y=4/5=0.8と算出される。
自動化判定部21は、次の式(2)から(4)により、自動化レベル「2」、「3」および「4」の項目についての各到達レベルY,Y,Yを算出する。式(2)において、NF2は、管理機能別の項目のうち自動化レベルが「2」である項目の数とする。NA2は、当該自動化レベルが「2」である項目のうち、1以上の該当数を含む項目の数とする。式(3)において、NF3は、管理機能別の項目のうち自動化レベルが「3」である項目の数とする。NA3は、当該自動化レベルが「3」である項目のうち、1以上の該当数を含む項目の数とする。式(4)において、NF4は、管理機能別の項目のうち自動化レベルが「4」である項目の数とする。NA4は、当該自動化レベルが「4」である項目のうち、1以上の該当数を含む項目の数とする。
=(NA2/NF2)+1 (2)
=(NA3/NF3)+2 (3)
=(NA4/NF4)+3 (4)
自動化判定部21は、「AA管理」以外の4つの管理機能についても、「AA管理」の場合と同様に、項目に設定された自動化レベル別に、自動化の達成度の到達レベルを算出する。
次に、規模判定部22における到達レベルの判定について説明する。図10は、図1に示す規模判定部22における到達レベルの判定について説明する図である。規模判定部22は、図8に示すテンプレート51に収集された情報を基に、ITが活用されている集合の規模の到達レベルを判定する。規模判定部22は、自動化判定部21と同様に、5つの管理機能について、サプライチェーン40のうちITが活用されている集合の規模の到達レベルを判定する。図10に示す「BB管理」は、5つの管理機能の1つとする。図10には、サプライチェーン40内の各ラインのうち「ショップA」、「ショップB」および「物流」の各ラインについて、「BB管理」における自動化レベルが「1」の項目と、対象数と、該当数とを集約したものとする。
規模判定部22は、管理機能別、および項目に設定された自動化レベル別に、ITが活用されている集合の規模の到達レベルを算出する。ここでは、規模判定部22は、「BB管理」における自動化レベルが「1」の項目についての到達レベルを算出する場合を例とする。規模判定部22は、ラインごとのテンプレート51のデータを基に、項目ごとの到達レベルXBB1、XBB2・・・を算出する。規模判定部22は、項目ごとの到達レベルXBB1、XBB2・・・を平均することで、自動化レベル「1」の項目についての到達レベルXを算出する。
図11および図12は、図1に示す規模判定部22における項目ごとの到達レベルの算出の手順を示すフローチャートである。ステップS11では、規模判定部22は、工場41の全ラインのテンプレート51を参照して、工場41の全ラインで該当数が0か否かを判定する。工場41の全ラインで該当数が0である場合(ステップS11:Yes)、規模判定部22は、ステップS13において、到達レベルX=0と算出する。
図10に示すデータにおいて、「No.BB1」の項目では、「ショップA」と「ショップB」のラインを含む工場41内の全ラインで該当数が0であるとする。ステップS11の条件を満足するため、規模判定部22は、ステップS13において、「No.BB1」の項目についての到達レベルX=XBB1を0と算出する。
工場41のラインに、該当数が0以外のラインが含まれる場合(ステップS11:No)、規模判定部22は、ステップS12において、該当数が対象数と同じであるラインが工場41にあるか否かを判定する。該当数が対象数と同じであるラインが工場41にない場合(ステップS12:No)、規模判定部22は、ステップS14において、工場41の1つのラインで該当数が1、かつその他のラインで該当数が0であるか否かを判定する。1つのラインで該当数が1であり、かつその他のラインで該当数が0である場合(ステップS14:Yes)、規模判定部22は、ステップS16において、到達レベルX=1と算出する。
図10に示すデータにおいて、「No.BB2」の項目では、1つのラインLA1で該当数が1であり、かつその他のラインで該当数が0であるとする。ステップS12の条件を満足せず、かつステップS14の条件を満足することから、規模判定部22は、ステップS16において、「No.BB2」の項目についての到達レベルX=XBB2を1と算出する。
1つのラインで該当数が1であり、かつその他のラインで該当数が0であるという条件を満足しない場合(ステップS14:No)、規模判定部22は、ステップS15において、1<X<2を満足するXを算出する。1つの例では、規模判定部22は、ステップS15において、次の式(5)により到達レベルXを算出する。なお、式(5)において、NBAは、工場41内の対象数の合計とする。NBLIは、工場41内のラインの数とする。NBBは、工場41内の該当数の合計とする。式(5)において、Xは、NBA−NBLI+1を底とするNBBの対数である。
X=log[NBA−NBLI+1]NBB (5)
図10に示すデータにおいて、「No.BB3」と「No.BB4」の項目では、ステップS12の条件もステップS14の条件も満足していないとする。規模判定部22は、ステップS15において、「No.BB3」と「No.BB4」の項目について、1<X<2を満足する到達レベルX=XBB3,XBB4を算出する。
該当数が対象数と同じであるラインが工場41にある場合(ステップS12:Yes)、規模判定部22は、ステップS17において、該当数が対象数と同じであるラインが、工場41の各ショップにあるか否かを判定する。該当数が対象数と同じであるラインを含まないショップが工場41にある場合(ステップS17:No)、規模判定部22は、ステップS18にて、工場41の1つのラインを除いて全てのラインで該当数が0であるか否かを判断する。
1つのラインを除いて全てのラインで該当数が0である場合(ステップS18:Yes)、規模判定部22は、ステップS20において、到達レベルX=2と算出する。図10に示すデータにおいて、「No.BB5」の項目では、ステップS17の条件を満足せず、かつステップS18の条件を満足する。規模判定部22は、ステップS20において、「No.BB5」の項目についての到達レベルX=XBB5を2と算出する。1つのラインを除いて全てのラインで該当数が0であるという条件を満足しない場合(ステップS18:No)、規模判定部22は、ステップS19において、2<X<Zを満足するXを算出する。Zは、2<Z<3を満足する任意の値とする。実施の形態1では、Z=2.6とする。
1つの例では、規模判定部22は、ステップS19において、次の式(6)により到達レベルXを算出する。なお、式(6)において、NBLIは、工場41内のラインの数とする。NBSIは、工場41内のショップの数とする。NBBLIは、工場41内のラインのうち該当数が対象数と同じであるラインの数とする。
X=2+(Z−2)log[NBLI−NBSI+1]NBBLI (6)
図10に示すデータにおいて、「No.BB6」と「No.BB7」の項目では、ステップS17の条件もステップS18の条件も満足していないとする。規模判定部22は、「No.BB6」と「No.BB7」の項目について、ステップS19において、2<X<Zを満足する到達レベルX=XBB6,XBB7を算出する。
該当数が対象数と同じであるラインが、工場41の各ショップにある場合(ステップS17:Yes)、規模判定部22は、ステップS21にて、工場41の全ラインで該当数が対象数と同じであるか否かを判定する。該当数が対象数と同じではないラインが工場41に含まれている場合(ステップS21:No)、規模判定部22は、ステップS22へ手順を進める。ステップS22では、規模判定部22は、該当数が対象数と同じである1つのラインが工場41の各ショップにあって、かつ工場41のその他のラインで該当数が0であるか否かを判定する。
ステップS22の条件を満足する場合(ステップS22:Yes)、規模判定部22は、ステップS24において、到達レベルX=Zと算出する。「No.BB8」の項目では、ステップS21の条件を満足せず、かつステップS22の条件を満足する。規模判定部22は、ステップS24において、「No.BB8」の項目についての到達レベルX=XBB8をZと算出する。「No.BB8」と、「No.BB6」および「No.BB7」とを比較すると、「No.BB8」では、「ショップB」での最初のラインLB1にてIT導入の対象とする全ての単位工程でのIT導入が完了している。「ショップB」におけるITの新規な導入が完了しているため、規模判定部22は、「No.BB8」の到達レベルには、その他の場合よりも到達レベルが高くなるような定量化が施されている。
ステップS22の条件を満足しない場合(ステップS22:No)、規模判定部22は、ステップS23において、Z<X<3を満足するXを算出する。1つの例では、規模判定部22は、ステップS22において、次の式(7)により到達レベルXを算出する。なお、式(7)において、NBLIは、工場41内のラインの数とする。NBSIは、工場41内のショップの数とする。NBBLIは、工場41内のラインのうち該当数が対象数と同じであるラインの数とする。
X=Z+(3−Z)log[NBLI−NBSI+1]NBBLI (7)
図10に示すデータにおいて、「No.BB9」の項目では、ステップS21の条件もステップS22の条件も満足していないとする。規模判定部22は、「No.BB9」の項目について、ステップS23において、Z<X<3を満足する到達レベルX=XBB9を算出する。
工場41の全ラインで該当数が対象数と同じである場合(ステップS21:Yes)、規模判定部22は、ステップS25にて、工場41の外部の全ショップで該当数が0であるか否かを判定する。工場41の外部の全ショップで該当数が0である場合(ステップS25:Yes)、規模判定部22は、ステップS27において、到達レベルX=3と算出する。「No.BB10」の項目では、ステップS21の条件も、ステップS25の条件も満足する。規模判定部22は、ステップS27において、「No.BB10」の項目についての到達レベルX=XBB10を3と算出する。
工場41の外部のショップに該当数が0ではないショップが含まれている場合(ステップS25:No)、規模判定部22は、ステップS26において、工場41の外部の全ラインで該当数が対象数と同じであるか否かを判定する。工場41の外部の全ラインで該当数が対象数と同じである場合(ステップS26:Yes)、規模判定部22は、ステップS29において、到達レベルX=4と算出する。
「No.BB12」の項目では、ステップS25の条件を満足せず、かつステップS26の条件を満足する。規模判定部22は、ステップS29において、「No.BB12」の項目についての到達レベルX=XBB12を4と算出する。
工場41の外部のラインに、該当数が対象数と同じではないラインが含まれる場合(ステップS26:No)、規模判定部22は、ステップS28において、3<X<4を満足するXを算出する。1つの例では、規模判定部22は、ステップS28において、次の式(8)により到達レベルXを算出する。なお、式(8)において、NBLOは、工場41外のラインの数とする。NBSOは、工場41外のショップの数とする。NBBLOは、工場41外のラインのうち該当数が対象数と同じであるラインの数とする。
X=3+log[NBLO−NBSO+1]NBBLO (8)
図10に示すデータにおいて、「No.BB11」の項目では、ステップS25の条件もステップS26の条件も満足していないとする。規模判定部22は、「No.BB11」の項目について、ステップS28において、3<X<4を満足する到達レベルX=XBB11を算出する。
規模判定部22は、次の式(9)により項目ごとの到達レベルXBB1・・・XBB12を平均して、自動化レベル「1」の項目についての到達レベルXを算出する。但し、Nは、自動化レベル「1」の項目の数から、工場41内の全ラインにて該当数が0であった項目の数を差し引いた数とする。図10に示すデータでは、「No.BB1」の項目は、工場41内の全ラインで該当数が0である項目に該当する。Nは、「No.BB1」から「No.BB12」までの項目の数である12から1を差し引いた11となる。
=XBB1+XBB2+・・・XBB12/N (9)
規模判定部22は、自動化レベル「1」の項目についての到達レベルXと同様に、自動化レベル「2」、「3」および「4」の項目についての各到達レベルX、X、Xを算出する。さらに、規模判定部22は、「BB管理」以外の4つの管理機能についても、「BB管理」の場合と同様に、項目に設定された自動化レベル別に、ITが活用されている集団の規模の到達レベルを算出する。
図13は、図1に示す自動化判定部21での到達レベルと規模判定部22での到達レベルとの判定結果の例を示す第1の図である。図13に示すY,Y,Y,Yは、項目ごとに設定された自動化レベル「1」、「2」、「3」、「4」についての、自動化判定部21における到達レベルの算出結果を表す。X,X,X,Xは、項目ごとに設定された自動化レベル「1」、「2」、「3」、「4」についての、規模判定部22における到達レベルの算出結果を表す。図13では、5つの管理機能である「AA管理」、「BB管理」、「CC管理」、「DD管理」、「EE管理」についてのX,X,X,XおよびY,Y,Y,Yの算出結果を示している。
図14は、図1に示す自動化判定部21での到達レベルと規模判定部22での到達レベルとの判定結果の例を示す第2の図である。自動化判定部21は、以下の式(10)により、管理機能ごとにおけるY,Y,Y,Yの平均値であるYを算出する。これにより、自動化判定部21は、到達レベルの4点の判定結果を1点に集約させる。
Y=Y+(Y−1)+(Y−2)+(Y−3) (10)
規模判定部22は、以下の式(11)により、管理機能ごとにおけるX,X,X,Xの平均値であるXを算出する。これにより、規模判定部22は、到達レベルの4点の判定結果を1点に集約させる。
X=(X+X+X+X)/4 (11)
図14では、5つの管理機能である「AA管理」、「BB管理」、「CC管理」、「DD管理」、「EE管理」についてのXおよびYの算出結果を示している。
図15は、図1に示す自動化判定部21と規模判定部22とにおける判定結果の表示の一例を示す図である。図15に示す例において、図1に示す表示部14は、自動化判定部21にて判定される自動化レベルを縦軸、規模判定部22にて判定される規模レベルを横軸とするグラフを表示する。かかるグラフにおいて、表示部14は、自動化判定部21と規模判定部22とにおける判定結果を示すポイントを表示する。図15に示す例では、表示部14は、自動化判定部21と規模判定部22とにおける判定結果を、星形のマークにより示している。
また、図15に示す例では、図14における5つの管理機能についてのXおよびYの算出結果を1点に集約させて示している。図15に示すポイントは、5つの管理機能におけるXの平均値とYの平均値とを示している。表示部14は、管理機能ごとの判定結果を示すポイントを表示しても良い。また、表示部14は、グラフと併せて、図14に示す判定結果の数値を表示しても良い。
さらに、IT活用評価装置10による判定結果の提示には、複数の工場41での工程管理ついての判定結果を含めても良い。これにより、ユーザは、複数の工場41での工程管理におけるITの活用度を比較することができる。
実施の形態1によると、IT活用評価装置10は、ITの活用による自動化の達成度の到達レベルと、ITが活用されている集合の規模の到達レベルとを判定する。IT活用評価装置10は、ITの活用による管理の自動化の達成状況と、管理にITが使用されている範囲の拡がりとの評価を行うことができる。これにより、IT活用評価装置10は、ITの活用度の有用かつ定量的な評価が可能となるという効果を奏する。
図16は、図1に示す自動化判定部21での到達レベルと規模判定部22での到達レベルとの判定結果の変形例を示す図である。図16に示す変形例では、自動化判定部21は、管理機能ごとに設定された重み係数による調整を経たY,Y,Y,Yを算出する。図16に示す管理機能ごとのY,Y,Y,Yは、図13に示す管理機能ごとのY,Y,Y,Yに重み係数が乗算されたものである。規模判定部22は、管理機能ごとに設定された重み係数による調整を経たX,X,X,Xを算出する。図16に示す管理機能ごとのX,X,X,Xは、図13に示す管理機能ごとのX,X,X,Xに重み係数が乗算されたものである。1つの例では、重み係数は、管理機能の重要度を表している。
さらに、自動化判定部21は、5つの管理機能である全機能についてのY,Y,Y,Yを算出する。全機能についてのYは、管理機能ごとのYを合計してから、重み係数の合計で除算した結果である。自動化判定部21は、全機能についてのYと同様に、全機能についてのY,Y,Yを算出する。
規模判定部22は、5つの管理機能である全機能についてのX,X,X,Xを算出する。全機能についてのXは、管理機能ごとのXを合計してから、重み係数の合計で除算した結果である。規模判定部22は、全機能についてのXと同様に、全機能についてのX,X,Xを算出する。
本変形例の場合においても、自動化判定部21と規模判定部22とは、図14と同様に、到達レベルの4点の判定結果を1点に集約させても良い。表示部14は、図15と同様のグラフを表示しても良い。本変形例によると、IT活用評価装置10は、重要度が高い管理機能でのITの活用が推進されるほど評価が高くなるように、評価を調整することができる。
なお、IT活用評価装置10による評価対象とされる被管理工程は、製造業におけるサプライチェーン40に限られない。IT活用評価装置10による評価対象は、プラントの運転管理あるいはビル管理の被管理工程であっても良い。
実施の形態2.
図17は、本発明の実施の形態2にかかるIT活用評価装置10を含むネットワークシステムの例を示す図である。実施の形態2にかかるIT活用評価装置10は、データベースに格納されている基本情報と実績履歴情報とを利用して、図8に示すテンプレート51への入力を行うことで、テンプレート51への入力の自動化を可能としている。実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。情報参照部である制御部11は、単位工程について格納された格納情報である基本情報と、単位工程について格納された格納情報である実績履歴情報とを参照して、テンプレート51へ情報を入力する。
ネットワーク61は、工場41内の通信ネットワークである。ネットワーク61は、IT活用評価装置10と、調達部門44と、第1のショップ45Aと、第2のショップ45Bと、第3のショップ45Cと、製品保管部門46とを接続する。ネットワーク61の1つの例は、LAN(Local Area Network)である。さらに、ネットワーク61には、サーバ64,65,66,67が接続されている。
ネットワーク62,63は、工場41外の通信ネットワークである。材料メーカ42と部品メーカ43とは、ネットワーク62を介して、工場41内のネットワーク61に接続されている。物流部門47と販売部門48とは、ネットワーク63を介して、工場41内のネットワーク61に接続されている。ネットワーク62,63は、秘匿情報の扱いが可能とされたプライベートなネットワークである。ネットワーク62,63には、広域ネットワークであるインターネットが用いられても良い。
図18は、図17に示すサーバ65に格納されているデータベースを示す図である。サーバ65には、基本情報データベース(DB)68と、実績履歴DB69とが格納されている。基本情報DB68は、第1のショップ45Aと第2のショップ45Bとにおける各単位工程についての基本情報のデータベースである。実績履歴DB69は、第1のショップ45Aと第2のショップ45Bとにおける各単位工程についての実績履歴情報のデータベースである。
図17に示すサーバ66には、第3のショップ45Cにおける各単位工程についての基本情報と実績履歴情報との各データベースが格納されている。サーバ64には、材料メーカ42と、部品メーカ43と、調達部門44とにおける各単位工程についての基本情報と実績履歴情報との各データベースが格納されている。サーバ67には、製品保管部門46と、物流部門47と、販売部門48とにおける各単位工程についての基本情報と実績履歴情報との各データベースが格納されている。なお、工場41内のネットワーク61に接続されているサーバの数は任意であるものとする。サーバは、工場41外のネットワーク62,63に接続されていても良い。
図19は、図18に示す基本情報DB68内の基本情報71の例を示す図である。基本情報DB68には、単位工程ごとに登録された基本情報71が集約されている。基本情報71は、単位工程を一意に特定可能とする工程IDと、単位工程の種類の情報と、単位工程における設備の名称と、単位工程における標準加工時間の情報と、単位工程が含まれるラインを表すラインIDとを含む。また、基本情報71は、基本情報71の登録についての登録日および登録者の情報と、基本情報71の更新についての更新日および更新者の情報とを含む。
さらに、基本情報71は、単位工程へのITの導入の対象であることの情報あるいは対象外であることの情報を含む。対象あるいは対象外であることの情報は、基本情報71において管理機能ごとに登録されている。図19に示す基本情報71には、5つの管理機能である「AA管理」、「BB管理」・・・「EE管理」についての対象あるいは対象外であることの情報が含まれている。ITの導入の対象あるいは対象外であることの情報が格納される場所は、基本情報DB68が構築される際に設定されていても良く、既存の基本情報DB68に追加設定されても良い。図1に示す制御部11は、ITの導入の対象あるいは対象外であることの情報を基本情報71から参照して、テンプレート51へ入力される対象数を判定する。図1に示すテンプレート作成部16は、ITの導入の対象あるいは対象外であることの情報の格納場所を示す情報が登録されたテンプレート51を作成しても良い。
図20は、図18に示す実績履歴DB69内の実績履歴情報である未加工データの例を示す図である。未加工データであるデータ72A,72B,72Cは、製品の検査のための試験についての実績を示すトランザクションデータとする。データ72A,72B,72Cは、工程IDと、試験開始時間および試験完了時間の情報と、検査装置の機種の情報と、検査対象である製品を示す製品IDと、検査による合否判定の情報とを含む。また、データ72A,72B,72Cは、試験における測定結果の生データである第1測定値と第2測定値とを含む。
制御部11は、工程ID「KOUTEI−1」の単位工程が、図8に示す「No.2」の項目「設備の稼動開始時刻を電子化しているか」に該当していることをデータ72A,72B,72Cから把握できる。図1に示すテンプレート作成部16は、データの収集を自動で行っているか否かについての情報の格納場所をテンプレート51へ登録しても良い。制御部11は、登録されている格納場所の情報を参照することで、自動化レベル「1」が設定されている項目についての情報を取得できる。
図21は、図18に示す実績履歴DB69内の実績履歴情報である表示データの例を示す図である。表示データであるデータ73A,73B,73Cには、図20に示すデータ72A,72B,72Cに、単位工程の実績についての表示のための情報が追加されている。1つの例では、単位工程の設備は、表示データに含まれている表示値を表示する。第1表示値は、表示のための加工を第1測定値へ施すことにより得られた情報である。第2表示値は、表示のための加工を第2測定値へ施すことにより得られた情報である。
制御部11は、工程ID「KOUTEI−1」の単位工程がデータの可視化を自動で行っていることをデータ73A,73B,73Cから把握できる。テンプレート作成部16は、データの可視化を自動で行っているか否かについての情報の格納場所をテンプレート51に登録しても良い。制御部11は、登録されている格納場所の情報を参照することで、自動化レベル「2」が設定されている項目についての情報を取得できる。
図22は、図18に示す実績履歴DB69内の実績履歴情報である加工データの例を示す図である。加工データであるデータ74A,74B,74Cには、図21に示すデータ73A,73B,73Cに、単位工程の実績についての分析のための加工を経た情報が追加されている。1つの例では、単位工程の設備は、単位工程の実績についての分析による診断を行う。測定値の平均は、分析のための加工を経た情報である。
制御部11は、工程ID「KOUTEI−1」の単位工程がデータの分析と、分析による診断とを行っていることをデータ74A,74B,74Cから把握できる。図1に示すテンプレート作成部16は、データの分析と、分析による診断とを自動で行っているか否かについての情報の格納場所をテンプレート51に登録しても良い。制御部11は、登録されている格納場所の情報を参照することで、自動化レベル「3」が設定されている項目についての情報を取得できる。
図23は、図18に示す実績履歴DB69内の実績履歴情報である指示データの例を示す図である。指示データであるデータ75A,75B,75Cは、製品IDと、指示内容の情報とを含む。1つの例では、単位工程の設備は、指示データに含まれている指示を発信することで、診断結果にしたがい、自身の単位工程あるいは他の単位工程を制御する。データ75Aは、製品ID「AAA001」の製品の出荷許可の指示を含む。データ75Bは、製品ID「AAA002」の製品の不良による廃棄の指示を含む。データ75Cは、製品ID「AAA003」の製品の再検査の指示を含む。
制御部11は、工程ID「KOUTEI−1」の単位工程が診断結果にしたがった単位工程の制御を行っていることを、データ75A,75B,75Cと、図22のデータ74A,74B,74Cとから把握できる。図1に示すテンプレート作成部16は、診断結果にしたがった単位工程の制御を自動で行っているか否かについての情報の格納場所をテンプレート51に登録しても良い。制御部11は、登録されている格納場所の情報を参照することで、自動化レベル「4」が設定されている項目についての情報を取得できる。
図24は、実施の形態2にかかるIT活用評価装置10の動作手順を示すフローチャートである。図24に示す手順のうちステップS1からS3は、図6に示すステップS1からS3と同様である。ステップS1からS3の手順によるテンプレート51の準備が完了した後に、IT活用評価装置10は、ステップS31以降の手順による評価を実行する。
ステップS31では、制御部11は、基本情報と実績履歴情報とを参照し、テンプレート51へ対象数と該当数とを入力する。テンプレート51へ対象数と該当数との入力には、基本情報および実績履歴情報の利用と、ユーザによる入力部13からの入力とを併用できるようにしても良い。IT活用評価装置10は、基本情報と実績履歴情報からは得られない情報を、ユーザによる入力から得ることとしても良い。ステップS31以降のステップS6およびS7は、図6に示すステップS6およびS7と同様である。
実施の形態2によると、IT活用評価装置10は、データベースに格納されている基本情報と実績履歴情報とを利用してテンプレート51への入力を行う。これにより、IT活用評価装置10は、ユーザによるテンプレート51への入力の負担を軽減可能とし、簡易かつ短時間にて評価を実行することができる。なお、実施の形態2においても、実施の形態1の変形例と同様に、IT活用評価装置10は、重み係数による調整を経た到達レベルを算出しても良い。
実施の形態3.
図25は、本発明の実施の形態3にかかるIT活用評価装置10の動作手順を示すフローチャートである。実施の形態3にかかるIT活用評価装置10は、ITの活用を推進させる対象とするラインあるいは単位工程を選定する。実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。規模判定部22は、ITが未導入の集合であるラインあるいは単位工程にITが導入されたと仮定して規模レベルである仮の評価値を算出して、仮の評価値を基に、ITの導入を推進させる対象とするラインあるいは単位工程を選定する。なお、図25に示す手順は、ITの活用を推進させる対象とするラインを管理機能ごとに選定する場合の手順とする。
ステップS41では、図1に示す規模判定部22は、判断の対象とする1つの管理機能を選定する。ステップS42では、規模判定部22は、ステップS41で選定された管理機能について、テンプレート51へ入力された対象数と該当数とを基に算出された到達レベルXが4未満か否かを判定する。到達レベルXが4である場合(ステップS42:No)、規模判定部22は、当該管理機能についてはITの活用を推進させる対象とするラインの選定を行わないことを決定する。規模判定部22は、後述するステップS46へ手順を進める。
到達レベルXが4未満である場合(ステップS42:Yes)、ステップS43において、規模判定部22は、ITが未導入である1つのラインをITが導入済みであると仮定して、規模レベルの仮の評価値を算出する。ステップS44では、規模判定部22は、ITが未導入である全てのラインについて仮の評価値を算出したか否かを判定する。ITが未導入のラインであって仮の評価値が算出されていないラインが存在している場合(ステップS44:No)、規模判定部22は、ステップS43に手順を戻し、仮の評価値が算出されていないラインについて仮の評価値を算出する。
ITが未導入である全てのラインについて仮の評価値が算出された場合(ステップS44:Yes)、規模判定部22は、ステップS45において、仮の評価値が最大となるラインを選定する。次に、ステップS46において、規模判定部22は、全ての管理機能についてラインの選定を完了したか否かを判定する。ラインの選定を完了していない管理機能が存在している場合(ステップS46:No)、規模判定部22は、ステップS41における管理機能の選定からの手順を繰り返す。
全ての管理機能についてラインの選定を完了した場合(ステップS46:Yes)、IT活用評価装置10は、ステップS47にて、管理機能ごとについてのラインの選定結果を、図1に示す表示部14に表示する。これにより、IT活用評価装置10は、図25に示す動作手順を終了する。
なお、IT活用評価装置10は、ラインに代えて、ITの活用を推進させる対象とする単位工程を選定しても良い。この場合、規模判定部22は、テンプレート51の各項目における該当数に1を追加した場合における仮の評価値を算出して、仮の評価値が最大となる単位工程を選定する。
実施の形態3によると、IT活用評価装置10は、ITの活用を推進させる対象とするラインあるいは単位工程を仮の評価値を基に選定する。これにより、IT活用評価装置10は、ITの活用の効果的な推進が可能となる対象をユーザへ提示することができる。なお、実施の形態3においても、実施の形態1の変形例と同様に、IT活用評価装置10は、重み係数による調整を経た到達レベルを算出しても良い。実施の形態3において、IT活用評価装置10は、実施の形態2と同様に、データベースに格納されている基本情報と実績履歴情報とを利用してテンプレートへの入力を行っても良い。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10 IT活用評価装置、11 制御部、12 記憶部、13 入力部、14 表示部、15 通信部、16 テンプレート作成部、17 演算部、18 テンプレート格納部、21 自動化判定部、22 規模判定部、31 CPU、32 RAM、33 ROM、34 外部記憶装置、35 通信I/F、36 入力デバイス、37 ディスプレイ、38 バス、40 サプライチェーン、41 工場、42 材料メーカ、43 部品メーカ、44 調達部門、45A 第1のショップ、45B 第2のショップ、45C 第3のショップ、46 製品保管部門、47 物流部門、48 販売部門、50 入力フォーマット、51 テンプレート、61,62,63 ネットワーク、64,65,66,67 サーバ、68 基本情報DB、69 実績履歴DB、71 基本情報、72A,72B,72C,73A,73B,73C,74A,74B,74C,75A,75B,75C データ。

Claims (14)

  1. 単位工程の集合で構成される評価対象の被管理工程について、情報技術の活用による自動化の達成度を表す第1の評価要素の到達レベルを判定する第1の判定部と、
    前記被管理工程について、前記情報技術が活用されている単位工程の集合の規模を表す第2の評価要素の到達レベルを判定する第2の判定部と
    を備えることを特徴とする情報技術活用評価装置。
  2. 前記第2の評価要素の到達レベルは、前記被管理工程において、前記第1の評価要素の到達レベルに対応した水準の前記情報技術が活用されている単位工程の集合の規模を表すものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報技術活用評価装置。
  3. 前記第1の評価要素の到達レベルは、自動化の達成度に応じて、複数の段階に分けられており、前記第1の判定部は、前記複数の段階の内、評価の対象とする段階に対し、前記第1の評価要素の到達レベルに関する前記判定を行い、
    前記第2の判定部は、前記複数の段階の内、評価の対象とする段階に対し、前記第2の評価要素の到達レベルに関する前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報技術活用評価装置。
  4. 前記第1の評価要素の到達レベルは、自動化の達成度に応じて、複数の段階に分けられており、前記第1の判定部は、評価の対象とする前記複数の段階の各々に対し、前記第1の評価要素の到達レベルに関する前記判定を行い、
    前記第2の判定部は、評価の対象とする前記複数の段階の各々に対し、前記第2の評価要素の到達レベルに関する前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報技術活用評価装置。
  5. 前記第1の評価要素の到達レベルと前記第2の評価要素の到達レベルとを提示する提示部を備える
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の情報技術活用評価装置。
  6. 前記単位工程における前記自動化についての情報が入力されるテンプレートを作成するテンプレート作成部を備え、
    前記第1の判定部は、前記テンプレートに入力された前記情報を基に、前記第1の評価要素の到達レベルを判定し、
    前記第2の判定部は、前記テンプレートに入力された前記情報を基に、前記第2の評価要素の到達レベルを判定する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の情報技術活用評価装置。
  7. 前記テンプレートは、前記単位工程の配列により構成される前記集合である第1の集合について、前記自動化の対象とされる前記単位工程の数である対象数が入力される欄と、前記情報技術が導入されている前記単位工程の数である該当数が入力される欄とを含み、
    前記第1の判定部は、前記テンプレートへ入力された前記情報である前記対象数と前記該当数とを基に、前記第1の評価要素の到達レベルを判定し、
    前記第2の判定部は、前記テンプレートへ入力された前記情報である前記対象数と前記該当数とを基に、前記第2の評価要素の到達レベルを判定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報技術活用評価装置。
  8. 前記テンプレートには、前記情報技術による管理機能についての前記自動化の項目ごとに、前記対象数が入力される欄と前記該当数が入力される欄とが設けられ、
    前記第1の判定部は、前記項目ごとの前記対象数と前記該当数とを基に、前記第1の評価要素の到達レベルを判定し、
    前記第2の判定部は、前記項目ごとの前記対象数と前記該当数とを基に、前記第2の評価要素の到達レベルを判定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報技術活用評価装置。
  9. 前記テンプレートには、前記第1の評価要素についての基準となるレベルが前記項目ごとに設定され、
    前記第1の判定部は、前記基準となるレベルを基に前記第1の評価要素を定量化し、
    前記第2の判定部は、前記基準となるレベルを基に前記第2の評価要素を定量化する
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報技術活用評価装置。
  10. 前記テンプレートへの前記情報の入力を受け付ける入力部を備えることを特徴とする請求項6から9のいずれか1つに記載の情報技術活用評価装置。
  11. 前記単位工程について格納された格納情報を参照して、前記テンプレートへ前記情報を入力する情報参照部を備えることを特徴とする請求項6から9のいずれか1つに記載の情報技術活用評価装置。
  12. 前記第1の判定部および前記第2の判定部は、前記情報技術による管理機能ごとに設定された重み係数による調整を経た前記到達レベルを算出することを特徴とする請求項1から11のいずれか1つに記載の情報技術活用評価装置。
  13. 前記第2の判定部は、前記情報技術が未導入である前記集合あるいは前記単位工程に前記情報技術が導入されたと仮定して前記到達レベルである仮の評価値を算出して、前記仮の評価値が最大となる前記集合あるいは前記単位工程を選定することを特徴とする請求項1から12のいずれか1つに記載の情報技術活用評価装置。
  14. 単位工程の集合で構成される評価対象の被管理工程について、情報技術の活用による自動化の達成度を表す第1の評価要素の到達レベルを判定するステップと、
    前記被管理工程について、前記情報技術が活用されている単位工程の集合の規模を表す第2の評価要素の到達レベルを判定するステップと
    を含むことを特徴とする情報技術活用評価方法。
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