JPWO2018155107A1 - 認証処理装置、認証処理方法、およびプログラム - Google Patents

認証処理装置、認証処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

認証処理装置10は、感圧シート20上で筆記による署名が行なわれた場合に、感圧シート20が出力する、押圧された位置と当該位置にかかった圧力とを特定する信号を取得する信号取得部11と、取得された信号に基づいて、押圧された位置を特定し、筆記の開始から終了までにおいて、特定した押圧された位置の移動速度と、特定した押圧された位置にかかった圧力とを、少なくとも検出する検出部12と、検出された移動速度及び圧力を用いて、感圧シート上で筆記された署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定し、一致している場合に、認証を許可する認証処理部13とを備えている。

Description

本発明は、ユーザの自筆によるサインでの認証をデジタル処理によって実現するための、認証処理装置及び認証処理方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
従来より、直筆によるサインは、欧米をはじめとする世界の国々において、公的書類の承認印として利用されている。従って、コンピュータ上での取引においても、直筆によるサインが利用できるようになれば、種々の分野において利便性が向上すると考えられる。このため、例えば、特許文献1及び2は、コンピュータ上において、直筆のサインによる認証を実現するためのシステムを提案している。
具体的には、特許文献1は、専用のペンと認証処理装置とを備える認証処理システムを開示している。特許文献1において、専用のペンは、ペン先を撮影するCCDカメラと、筆圧を特定する圧力センサとを備えている。認証処理装置は、この専用のペンから、CCDカメラからの画像データと、圧力センサからの筆圧データとを取得し、取得したデータから、移動ベクトル、筆速、ペン保持傾斜角、黒/白ドット構成比、筆圧を検出する。そして、認証処理装置は、特定した各データと、予め登録されている基準データとを比較することによって、認証を実行する。
また、特許文献2は、ユーザが直筆によって行なったサインをデジタル化し、デジタル化したサインを用いて認証処理を実行する、シグニチャーパッドを開示している。特許文献2に開示されたシグニチャーパッドは、平面状のパッド部と、光学式の位置検出装置とを備えている。位置検出装置は、パッド部の一方の端から他方の端に向けて光を照射する光源と、受光素子とを備えている。このため、シグニチャーパッドにおいては、ユーザがペンを用いてパッド部上で署名を行なうと、光源から出射された光はユーザのペンで反射され、反射光が受光素子で受光される。そして、シグニチャーパッドは、受光した光に基づいて、ペン先の移動軌跡、ペンの傾き、ペンの移動速度を検出し、検出した情報と、予め登録されているプロファイルデータとを用いて、認証を実行する。
特開平10−11574号公報 特開2012−220974号公報
しかしながら、特許文献1に開示された認証処理システムでは、CCDカメラは、撮像方向がペン先となるように、ペンに取り付けられており、ペンと一緒に移動する。また、CCDカメラの撮影範囲は、ペン先の周辺の狭い範囲である。このため、CCDカメラからの画像データから、移動ベクトル、筆速、ペン保持傾斜角、黒/白ドット構成比といった情報を正確に検出することは難しく、特許文献1に開示された認証処理システムには、認証精度が低いという問題がある。
また、特許文献2に開示されたシグニチャーパッドでは、光源と受光素子とは一組しかなく、これらによって、ペン先の移動軌跡、ペンの傾き、ペンの移動速度を正確に検出することも困難である。従って、特許文献2に開示されたシグニチャーパッドにも、認証精度が低いという問題がある。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、自筆のサインをデジタル処理によって認証する際における認証精度の向上を図り得る、認証処理装置、認証処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における認証処理装置は、
感圧シート上で筆記による署名が行なわれた場合に、前記感圧シートが出力する、押圧された位置と当該位置にかかった圧力とを特定する信号を取得する信号取得部と、
取得された前記信号に基づいて、前記押圧された位置を特定し、前記筆記の開始から終了までにおいて、特定した前記押圧された位置の移動速度と、特定した前記押圧された位置にかかった圧力とを、少なくとも検出する検出部と、
検出された前記移動速度及び前記圧力を用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定し、一致している場合に、認証を許可する認証処理部と、
を備えていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における認証処理方法は、
(a)感圧シート上で筆記による署名が行なわれた場合に、前記感圧シートが出力する、押圧された位置と当該位置にかかった圧力とを特定する信号を取得する、ステップと、
(b)取得された前記信号に基づいて、前記押圧された位置を特定し、前記筆記の開始から終了までにおいて、特定した前記押圧された位置の移動速度と、特定した前記押圧された位置にかかった圧力とを、少なくとも検出する、ステップと、
(c)検出された前記移動速度及び前記圧力を用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定し、一致している場合に、認証を許可する、ステップと、
を有することを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
コンピュータに、
(a)感圧シート上で筆記による署名が行なわれた場合に、前記感圧シートが出力する、押圧された位置と当該位置にかかった圧力とを特定する信号を取得する、ステップと、
(b)取得された前記信号に基づいて、前記押圧された位置を特定し、前記筆記の開始から終了までにおいて、特定した前記押圧された位置の移動速度と、特定した前記押圧された位置にかかった圧力とを、少なくとも検出する、ステップと、
(c)検出された前記移動速度及び前記圧力を用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定し、一致している場合に、認証を許可する、ステップと、
を実行させる命令を含む、プログラムを記録していることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、自筆のサインをデジタル処理によって認証する際における認証精度の向上を図ることができる。
図1は、本発明の実施の形態における認証処理装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態で用いられる感圧シートの構成を示す断面図である。 図3は、本発明の実施の形態における認証処理装置の構成を具体的に示すブロック図である。 図4は、本発明の実施の形態において署名データベースに登録されている署名の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態における認証処理装置の動作を示すフロー図である。 図6は、本発明の実施の形態における認証処理装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における、認証処理装置、認証処理方法、及びプログラムについて、図1〜図6を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、図1を用いて本実施の形態における認証処理装置の概略構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態における認証処理装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態における認証処理装置10は、信号取得部11と、検出部12と、認証処理部13とを備えている。また、認証処理装置10は、感圧シート20に接続されている。
また、感圧シート20は、本実施の形態では、押圧を受けた場合に、押圧を受けた位置と押圧によってかかった圧力とを特定する信号を出力するように構成されている。従って、感圧シート20上で、筆記による署名が行なわれると、感圧シート20は、筆記によって押圧された位置とその位置にかかった圧力とを特定する信号(以下、「署名特定信号」と表記する)を出力する。なお、図1において、21は筆記用具である。
信号取得部11は、感圧シート20が署名特定信号を出力すると、これを取得する。検出部12は、取得された署名特定信号に基づいて、署名によって押圧された位置を特定し、筆記の開始から終了までにおいて、特定した押圧された位置の移動速度と、特定した押圧された位置にかかった圧力とを、少なくとも検出する。
認証処理部13は、検出された移動速度及び圧力を用いて、感圧シート20上で筆記された署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定する。判定の結果、一致している場合は、認証処理部13は、認証を許可する。
このように、本実施の形態では、感圧シート20を用いることによって、筆記によって署名する際の個人の特徴が詳細に特定される。よって、本実施の形態によれば、自筆のサインをデジタル処理によって認証する際における認証精度の向上を図ることができる。
続いて、図2及び図3を用いて、本実施の形態における認証処理装置の構成についてより具体的に説明する。図2は、本発明の実施の形態で用いられる感圧シートの構成を示す断面図である。図3は、本発明の実施の形態における認証処理装置の構成を具体的に示すブロック図である。
図2に示すように、本実施の形態において感圧シート20は、薄膜トランジスタ203がアレイ状に配置された第1の基板201と、第2の基板202と、感圧ゴム層212とを備え、感圧ゴム層212は、第1の基板201と第2の基板202との間に挟み込まれている。
具体的には、薄膜トランジスタ203は、第1の基板201上に設けられたゲート電極204と、ゲート電極204を被覆するゲート絶縁膜207と、ドレイン電極205と、ソース電極206と、半導体層208とを備えている。また、ドレイン電極205及びソース電極206は、ゲート絶縁膜207上に形成され、更に、ドレイン電極205とソース電極206との間には、半導体層208が形成されている。
また、第1の基板201上には、薄膜トランジスタ203を被覆するように絶縁性の保護膜211が設けられ、更に、保護膜211上には、各薄膜トランジスタ203に対応するアレイ電極210が設けられている。アレイ電極210は、保護膜211上を貫通するビア電極209によって、ソース電極206と導通している。また、アレイ電極210は、感圧ゴム層212に接触している。
感圧ゴム層212は、ゴム材料で形成された基材中に導電性の粒子212aを分散させることによって形成されている。また、第2の基板202の感圧ゴム層212側の面には、共通電極213が設けられている。従って、感圧シート20の任意の箇所で押圧が行なわれると、第2の基板202及び共通電極213が撓み、それによって感圧ゴム層212の対応箇所が圧縮される。その結果、感圧ゴム層212の押圧を受けた部分では、分散していた粒子212a同士が接触し合い、共通電極213とアレイ電極210とは、接触し合う粒子212aを介して導通する。
また、感圧シート20では、共通電極213と、ゲート電極204とには、電圧が印加されているので、共通電極213とアレイ電極210とが粒子212aを介して導通すると、ドレイン電極205に電流が流れる。ドレイン電極205に流れる電流の値は、接触し合う粒子212aの量が大きくなる程、即ち、押圧によってかかった圧力が大きい程、大きくなる。
その後、感圧シート20は、電流が流れたドレイン電極205の位置を示し、且つ、押圧によってかかった圧力に応じてレベルが変化する信号を出力する。感圧シート20上で署名が行なわれた場合は、この信号が署名特定信号となる。また、感圧シート20は、ゲート電極204に一定のタイミングで電圧を印加することで、署名特定信号を、設定された時間間隔で繰り返し出力する。
また、図3に示すように、本実施の形態では、認証処理装置10は、信号取得部11、検出部12、及び認証処理部13に加えて、署名が予め登録されている署名データベース14と、画像表示部15とを備えている。また、認証処理装置10には、管理者31に情報を提示するための表示装置30と、署名を行なうユーザ22に情報を提示するための表示装置23とが接続されている。
本実施の形態では、信号取得部11は、署名の開始から終了までの間、感圧シート20から、設定された時間間隔で繰り返し出力されている、署名特定信号を取得する。また、感圧シート20が出力した署名特定信号がアナログ信号である場合は、信号取得部11は、署名特定信号を取得すると、これをデジタル信号に変換し、得られたデジタル信号を検出部12に出力する。
検出部12は、本実施の形態では、署名の開始から終了までの間に出力されてきた署名特定信号のうち、連続して出力されてきた2つの署名特定信号毎に、連続する署名特定信号間での押圧された位置の移動距離を求める。そして、検出部12は、連続して出力されてきた2つの署名特定信号毎に、求めた移動距離を、設定された時間間隔で除算することによって、押圧された位置の移動速度を検出する。
更に、検出部12は、署名特定信号毎に、各署名特定信号のレベルを圧力値に換算することによって、署名の際に押圧された位置にかかった圧力を検出する。また、検出部12は、本実施の形態では、署名特定信号毎に特定された位置それぞれを結ぶことによって、感圧シート20上で筆記された署名の形状を検出する。
認証処理部13は、本実施の形態では、検出部12で検出された移動速度及び圧力に加えて、同じく検出された署名の形状を用いて、感圧シート20上で筆記された署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定することもできる。
具体的には、認証処理部13は、まず、署名データベース14に登録されている各ユーザの署名データを取得する。署名データは、図4に示すように、署名の開始から終了までにおいて検出された、圧力P1〜Pn、移動速度V1〜Vn−1及び、形状で構成されている。図4は、本発明の実施の形態において署名データベースに登録されている署名の一例を示す図である。なお、nは自然数であり、署名の開始から終了までに出力された署名特定信号の個数に相当する。また、nの値はユーザ毎に異なっていても良い。
次に、認証処理部13は、署名の開始から終了までに検出部12によって検出された圧力及び移動速度を、各ユーザの署名データに照合して、ユーザ毎に一致している確率を算出する。
その後、認証処理部13は、算出した確率が閾値以上のユーザの署名の形状と、検出部12によって検出された署名の形状とを比較して、類似度合を算出し、算出された類似度合が一定値以上となったユーザが存在するかどうかを判定する。
また、判定の結果、類似度合が一定値以上となったユーザが存在する場合は、認証処理部13は、筆記された署名は、予め登録された署名と一致していると判断し、認証を許可する。一方、算出した確率が閾値以上のユーザが存在しない場合、又は類似度合が一定値以上となったユーザが存在しない場合は、認証処理部13は、筆記された署名は、予め登録された署名と一致していないと判断し、認証を許可しない。
画像表示部15は、表示装置23の画面上には、感圧シート20上で筆記された署名を単一色で表示する。更に、画像表示部15は、表示装置30の画面上には、感圧シート20上で筆記された署名を、検出された圧力に応じた複数の色で表示する。
つまり、画像表示部15は、署名を行なうユーザ22に対しては、表示装置23によって、自身が筆記した署名を単一色で表示し、管理者31に対しては、表示装置30によって、筆記された署名を圧力に応じた色付きで表示する。このため、管理者31は、ユーザ22に、自身の署名を確認させながら、その署名に不自然な点がないかを判断できる。また、ユーザ22に対しては、署名は単一色で表示されるため、認証処理装置10における判断基準の漏洩を抑制することができる。
[装置動作]
次に、本実施の形態における認証処理装置10の動作について図5を用いて説明する。図5は、本発明の実施の形態における認証処理装置の動作を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図1〜図4を参酌する。また、本実施の形態では、認証処理装置10を動作させることによって、認証処理方法が実施される。よって、本実施の形態における認証処理方法の説明は、以下の認証処理装置10の動作説明に代える。
図5に示すように、最初に、信号取得部11は、ユーザ22による感圧シート20上での筆記による署名の開始から終了までの間、感圧シート20が連続して出力してきた署名特定信号を取得する(ステップA1)。
次に、検出部12は、ステップA1で取得された署名特定信号を用いて、連続して出力されてきた2つの署名特定信号毎に、押圧された位置の移動距離を求め、更に、求めた移動距離を、設定された時間間隔で除算して、押圧された位置の移動速度を検出する(ステップA2)。
次に、検出部12は、署名特定信号毎に、各署名特定信号のレベルを圧力値に換算することによって、署名の際に押圧された位置にかかった圧力を検出する(ステップA3)。続いて、検出部12は、署名特定信号毎に特定された位置それぞれを結ぶことによって、感圧シート20上で筆記された署名の形状を検出する(ステップA4)。
次に、認証処理部13は、ステップA2〜A4で検出された移動速度、圧力、及び形状を用いて、感圧シート20上で筆記された署名と、署名データベース14に予め登録されている署名とを比較する(ステップA5)。また、ステップA5の実行時において、画像表示部15は、表示装置23の画面上には署名を単一色で表示し、表示装置30の画面上には署名を複数の色で表示する。
そして、認証処理部13は、ステップA5における比較の結果に基づいて、感圧シート20上で筆記された署名と、予め登録されている署名とが一致しているかどうかを判定する(ステップA6)。
ステップA6の判定の結果、比較対象となった2つの署名が一致している場合は、認証処理部13は、署名を行なったユーザ22の認証を許可する(ステップA7)。一方、ステップA6の判定の結果、比較対象となった2つの署名が一致していない場合は、認証処理部13は、署名を行なったユーザ22の認証を不許可とする(ステップA8)。
[実施の形態における効果]
以上のように、本実施の形態では、署名時にかかった圧力、署名によって押圧のかかった部分の移動速度、及び署名の形状の3つが検出され、検出されたデータに基づいて、筆記された署名が登録済の署名と一致しているかどうかが判定される。従って、本実施の形態では、認証精度の向上が図られ、第三者が、他人の署名の形を真似ただけでは、認証は許可されない。このため、認証における安全性が高められることになる。
[変形例]
また、本実施の形態では、感圧シート20上の筆記された部分だけでなく、ユーザ22の体の感圧シート20に接触している部分も用いて、認証を行なうことができる。即ち、通常、人は、筆記を行なう際に、手又は手首を接地させるが、このとき、感圧シート20から出力される署名特定信号は、手又は手首によって押圧された位置及びその位置での圧力も特定する。この場合、検出部12は、署名特定信号毎に、押圧された位置を複数特定することになる。
従って、本変形例では、検出部12は、特定された複数の押圧された位置のうち、圧力が最も高い位置を署名となる位置とし、署名となる位置の周辺の設定範囲外にある位置を、署名のための補助となる位置(以下「署名補助位置」と表記する。)とする。そして、検出部12は、署名となる位置について移動速度及び圧力を検出し、更に、署名となる位置と署名補助位置との位置関係を検出する。
また、本変形例では、署名データベース14は、署名毎に、上述の位置関係も登録している。よって、認証処理部13は、検出された位置関係を更に用いて、感圧シート上で筆記された署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定することができる。例えば、検出した署名と署名補助位置との位置関係が、予め登録された署名と署名補助位置との位置関係と一致しているかが判定されてもよい。または、検出した署名補助位置の面積及び圧力が、予め登録されている署名補助位置の面積及び圧力と一致しているかどうかが判定されてもよい。本変形例によれば、よりいっそう認証精度の向上が図られることになる。
また、本変形例では、画像表示部15は、表示装置23の画面上には、感圧シート上で筆記された署名を表示し、表示装置30の画面上には、感圧シート上で筆記された署名と、署名補助位置を表す画像とを表示することができる。この場合、管理者31は、署名補助位置の確認によっても、ユーザ22による署名に不自然な点がないかを判断できる。例えば、手又は手首の接地が無い場合には、管理者31は不自然な署名であると判断してもよい。
[プログラム]
本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図5に示すステップA1〜A8を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における認証処理装置10と認証処理方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、信号取得部11、検出部12、認証処理部13、及び画像表示部15として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態では、署名データベース14は、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置に、これらを構成するデータファイルを格納することによって、又はこのデータファイルが格納された記録媒体をコンピュータと接続された読取装置に搭載することによって実現できる。
また、本実施の形態におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されても良い。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、信号取得部11、検出部12、認証処理部13、及び画像表示部15のいずれかとして機能しても良い。また、署名データベース14は、本実施の形態におけるプログラムを実行するコンピュータとは別のコンピュータ上に構築されていても良い。
ここで、本実施の形態におけるプログラムを実行することによって、認証処理装置10を実現するコンピュータについて図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態における認証処理装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図6に示すように、コンピュータ110は、CPU(CentralProcessing Unit)111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。なお、コンピュータ110は、CPU111に加えて、又はCPU111に代えて、GPU(GraphicsProcessing Unit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)を備えていても良い。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(CompactFlash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記録媒体、又はCD−ROM(Compact DiskRead Only Memory)などの光学記録媒体が挙げられる。
なお、本実施の形態における認証処理装置10は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。更に、認証処理装置10は、一部がプログラムで実現され、残りの部分がハードウェアで実現されていてもよい。
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記18)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
感圧シート上で筆記による署名が行なわれた場合に、前記感圧シートが出力する、押圧された位置と当該位置にかかった圧力とを特定する信号を取得する信号取得部と、
取得された前記信号に基づいて、前記押圧された位置を特定し、前記筆記の開始から終了までにおいて、特定した前記押圧された位置の移動速度と、特定した前記押圧された位置にかかった圧力とを、少なくとも検出する検出部と、
検出された前記移動速度及び前記圧力を用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定し、一致している場合に、認証を許可する認証処理部と、
を備えていることを特徴とする認証処理装置。
(付記2)
前記感圧シートが、前記信号を設定された時間間隔で繰り返し出力し、更に前記信号のレベルが押圧によってかかった圧力に応じて変化する場合に、
前記検出部が、
連続する前記信号間での前記押圧された位置の移動距離を求め、求めた前記移動距離を、前記時間間隔で除算することによって、前記押圧された位置の移動速度を検出し、そして、
前記信号毎に、当該信号のレベルを圧力値に換算することによって、前記押圧された位置にかかった圧力を検出する、
付記1に記載の認証処理装置。
(付記3)
前記検出部が、前記信号毎に特定された前記押圧された位置それぞれを結ぶことによって、前記感圧シート上で筆記された前記署名の形状を検出し、
前記認証処理部が、検出された前記署名の形状を更に用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定する、
付記2に記載の認証処理装置。
(付記4)
第1の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を単一色で表示し、第2の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を、検出された前記圧力に応じた複数の色で表示する、画像表示部を更に備えている、
付記1〜3のいずれかに記載の認証処理装置。
(付記5)
前記検出部が、前記信号毎に、前記押圧された位置を複数特定した場合に、
複数の前記押圧された位置のうち、前記圧力が最も高い位置を前記署名となる位置とし、前記署名となる位置の周辺の設定範囲外にある位置を、前記署名のための補助となる位置とし、
前記署名となる位置について前記移動速度及び前記圧力を検出し、更に、前記署名となる位置と前記署名のための補助となる位置との位置関係を検出し、
前記認証処理部が、検出された前記位置関係を更に用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定する、
付記1〜3のいずれかに記載の認証処理装置。
(付記6)
第1の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を表示し、第2の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名と、前記署名のための補助となる位置を表す画像とを表示する、画像表示部を更に備えている、
付記4に記載の認証処理装置。
(付記7)
(a)感圧シート上で筆記による署名が行なわれた場合に、前記感圧シートが出力する、押圧された位置と当該位置にかかった圧力とを特定する信号を取得する、ステップと、
(b)取得された前記信号に基づいて、前記押圧された位置を特定し、前記筆記の開始から終了までにおいて、特定した前記押圧された位置の移動速度と、特定した前記押圧された位置にかかった圧力とを、少なくとも検出する、ステップと、
(c)検出された前記移動速度及び前記圧力を用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定し、一致している場合に、認証を許可する、ステップと、
を有することを特徴とする認証処理方法。
(付記8)
前記感圧シートが、前記信号を設定された時間間隔で繰り返し出力し、更に前記信号のレベルが押圧によってかかった圧力に応じて変化する場合に、
前記(b)のステップにおいて、
連続する前記信号間での前記押圧された位置の移動距離を求め、求めた前記移動距離を、前記時間間隔で除算することによって、前記押圧された位置の移動速度を検出し、そして、
前記信号毎に、当該信号のレベルを圧力値に換算することによって、前記押圧された位置にかかった圧力を検出する、
付記7に記載の認証処理方法。
(付記9)
前記(b)のステップにおいて、前記信号毎に特定された前記押圧された位置それぞれを結ぶことによって、前記感圧シート上で筆記された前記署名の形状を検出し、
前記(c)のステップにおいて、検出された前記署名の形状を更に用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定する、
付記8に記載の認証処理方法。
(付記10)
(d)第1の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を単一色で表示し、第2の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を、検出された前記圧力に応じた複数の色で表示する、ステップを更に有している、
付記7〜9のいずれかに記載の認証処理方法。
(付記11)
前記(b)のステップにおいて、前記信号毎に、前記押圧された位置を複数特定した場合に、
複数の前記押圧された位置のうち、前記圧力が最も高い位置を前記署名となる位置とし、前記署名となる位置の周辺の設定範囲外にある位置を、前記署名のための補助となる位置とし、
前記署名となる位置について前記移動速度及び前記圧力を検出し、更に、前記署名となる位置と前記署名のための補助となる位置との位置関係を検出し、
前記(c)のステップにおいて、検出された前記位置関係を更に用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定する、付記7〜9のいずれかに記載の認証処理方法。
(付記12)
(e)第1の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を表示し、第2の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名と、前記署名のための補助となる位置を表す画像とを表示する、ステップを更に有している、
付記10に記載の認証処理方法。
(付記13)
コンピュータに、
(a)感圧シート上で筆記による署名が行なわれた場合に、前記感圧シートが出力する、押圧された位置と当該位置にかかった圧力とを特定する信号を取得する、ステップと、
(b)取得された前記信号に基づいて、前記押圧された位置を特定し、前記筆記の開始から終了までにおいて、特定した前記押圧された位置の移動速度と、特定した前記押圧された位置にかかった圧力とを、少なくとも検出する、ステップと、
(c)検出された前記移動速度及び前記圧力を用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定し、一致している場合に、認証を許可する、ステップと、
を実行させる命令を含む、プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記14)
前記感圧シートが、前記信号を設定された時間間隔で繰り返し出力し、更に前記信号のレベルが押圧によってかかった圧力に応じて変化する場合に、
前記(b)のステップにおいて、
連続する前記信号間での前記押圧された位置の移動距離を求め、求めた前記移動距離を、前記時間間隔で除算することによって、前記押圧された位置の移動速度を検出し、そして、
前記信号毎に、当該信号のレベルを圧力値に換算することによって、前記押圧された位置にかかった圧力を検出する、
付記13に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記15)
前記(b)のステップにおいて、前記信号毎に特定された前記押圧された位置それぞれを結ぶことによって、前記感圧シート上で筆記された前記署名の形状を検出し、
前記(c)のステップにおいて、検出された前記署名の形状を更に用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定する、
付記14に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記16)
前記プログラムが、前記コンピュータに、
(d)第1の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を単一色で表示し、第2の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を、検出された前記圧力に応じた複数の色で表示する、ステップを実行させる命令を更に含む、
付記13〜15のいずれかに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記17)
前記(b)のステップにおいて、前記信号毎に、前記押圧された位置を複数特定した場合に、
複数の前記押圧された位置のうち、前記圧力が最も高い位置を前記署名となる位置とし、前記署名となる位置の周辺の設定範囲外にある位置を、前記署名のための補助となる位置とし、
前記署名となる位置について前記移動速度及び前記圧力を検出し、更に、前記署名となる位置と前記署名のための補助となる位置との位置関係を検出し、
前記(c)のステップにおいて、検出された前記位置関係を更に用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定する、付記13〜15のいずれかに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記18)
前記プログラムが、前記コンピュータに、
(e)第1の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を表示し、第2の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名と、前記署名のための補助となる位置を表す画像とを表示する、ステップを実行させる命令を更に含む、
付記16に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2017年2月21日に出願された日本出願特願2017−030353を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
以上のように、本発明によれば、自筆のサインをデジタル処理によって認証する際における認証精度の向上を図ることができる。本発明は、認証処理が必要となるあらゆる分野において有用である。
10 認証処理装置
11 信号取得部
12 検出部
13 認証処理部
14 署名データベース
15 画像表示部
20 感圧シート
21 筆記用具
22 ユーザ
23 表示装置
30 表示装置
31 管理者
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス
201 第1の基板
202 第2の基板
203 薄膜トランジスタ
204 ゲート電極
205 ドレイン電極
206 ソース電極
207 ゲート絶縁膜
208 半導体層
209 ビア電極
210 アレイ電極
211 保護膜
212 感圧ゴム層
212a 導電性の粒子
213 共通電極
本発明は、ユーザの自筆によるサインでの認証をデジタル処理によって実現するための、認証処理装置及び認証処理方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムに関する。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、自筆のサインをデジタル処理によって認証する際における認証精度の向上を図り得る、認証処理装置、認証処理方法、及びプログラムを提供することにある。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、
コンピュータに、
(a)感圧シート上で筆記による署名が行なわれた場合に、前記感圧シートが出力する、押圧された位置と当該位置にかかった圧力とを特定する信号を取得する、ステップと、
(b)取得された前記信号に基づいて、前記押圧された位置を特定し、前記筆記の開始から終了までにおいて、特定した前記押圧された位置の移動速度と、特定した前記押圧された位置にかかった圧力とを、少なくとも検出する、ステップと、
(c)検出された前記移動速度及び前記圧力を用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定し、一致している場合に、認証を許可する、ステップと、
を実行させる、ことを特徴とする。
(付記13)
コンピュータに、
(a)感圧シート上で筆記による署名が行なわれた場合に、前記感圧シートが出力する、押圧された位置と当該位置にかかった圧力とを特定する信号を取得する、ステップと、
(b)取得された前記信号に基づいて、前記押圧された位置を特定し、前記筆記の開始から終了までにおいて、特定した前記押圧された位置の移動速度と、特定した前記押圧された位置にかかった圧力とを、少なくとも検出する、ステップと、
(c)検出された前記移動速度及び前記圧力を用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定し、一致している場合に、認証を許可する、ステップと、
を実行させる、プログラム。
(付記14)
前記感圧シートが、前記信号を設定された時間間隔で繰り返し出力し、更に前記信号のレベルが押圧によってかかった圧力に応じて変化する場合に、
前記(b)のステップにおいて、
連続する前記信号間での前記押圧された位置の移動距離を求め、求めた前記移動距離を、前記時間間隔で除算することによって、前記押圧された位置の移動速度を検出し、そして、
前記信号毎に、当該信号のレベルを圧力値に換算することによって、前記押圧された位置にかかった圧力を検出する、
付記13に記載のプログラム
(付記15)
前記(b)のステップにおいて、前記信号毎に特定された前記押圧された位置それぞれを結ぶことによって、前記感圧シート上で筆記された前記署名の形状を検出し、
前記(c)のステップにおいて、検出された前記署名の形状を更に用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定する、
付記14に記載のプログラム
(付記16)
記コンピュータに、
(d)第1の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を単一色で表示し、第2の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を、検出された前記圧力に応じた複数の色で表示する、ステップを更に実行させる、
付記13〜15のいずれかに記載のプログラム
(付記17)
前記(b)のステップにおいて、前記信号毎に、前記押圧された位置を複数特定した場合に、
複数の前記押圧された位置のうち、前記圧力が最も高い位置を前記署名となる位置とし、前記署名となる位置の周辺の設定範囲外にある位置を、前記署名のための補助となる位置とし、
前記署名となる位置について前記移動速度及び前記圧力を検出し、更に、前記署名となる位置と前記署名のための補助となる位置との位置関係を検出し、
前記(c)のステップにおいて、検出された前記位置関係を更に用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定する、付記13〜15のいずれかに記載のプログラム
(付記18)
記コンピュータに、
(e)第1の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を表示し、第2の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名と、前記署名のための補助となる位置を表す画像とを表示する、ステップを更に実行させる、
付記16に記載のプログラム

Claims (18)

  1. 感圧シート上で筆記による署名が行なわれた場合に、前記感圧シートが出力する、押圧された位置と当該位置にかかった圧力とを特定する信号を取得する信号取得部と、
    取得された前記信号に基づいて、前記押圧された位置を特定し、前記筆記の開始から終了までにおいて、特定した前記押圧された位置の移動速度と、特定した前記押圧された位置にかかった圧力とを、少なくとも検出する検出部と、
    検出された前記移動速度及び前記圧力を用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定し、一致している場合に、認証を許可する認証処理部と、
    を備えていることを特徴とする認証処理装置。
  2. 前記感圧シートが、前記信号を設定された時間間隔で繰り返し出力し、更に前記信号のレベルが押圧によってかかった圧力に応じて変化する場合に、
    前記検出部が、
    連続する前記信号間での前記押圧された位置の移動距離を求め、求めた前記移動距離を、前記時間間隔で除算することによって、前記押圧された位置の移動速度を検出し、そして、
    前記信号毎に、当該信号のレベルを圧力値に換算することによって、前記押圧された位置にかかった圧力を検出する、
    請求項1に記載の認証処理装置。
  3. 前記検出部が、前記信号毎に特定された前記押圧された位置それぞれを結ぶことによって、前記感圧シート上で筆記された前記署名の形状を検出し、
    前記認証処理部が、検出された前記署名の形状を更に用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定する、
    請求項2に記載の認証処理装置。
  4. 第1の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を単一色で表示し、第2の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を、検出された前記圧力に応じた複数の色で表示する、画像表示部を更に備えている、
    請求項1〜3のいずれかに記載の認証処理装置。
  5. 前記検出部が、前記信号毎に、前記押圧された位置を複数特定した場合に、
    複数の前記押圧された位置のうち、前記圧力が最も高い位置を前記署名となる位置とし、前記署名となる位置の周辺の設定範囲外にある位置を、前記署名のための補助となる位置とし、
    前記署名となる位置について前記移動速度及び前記圧力を検出し、更に、前記署名となる位置と前記署名のための補助となる位置との位置関係を検出し、
    前記認証処理部が、検出された前記位置関係を更に用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の認証処理装置。
  6. 第1の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を表示し、第2の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名と、前記署名のための補助となる位置を表す画像とを表示する、画像表示部を更に備えている、
    請求項4に記載の認証処理装置。
  7. (a)感圧シート上で筆記による署名が行なわれた場合に、前記感圧シートが出力する、押圧された位置と当該位置にかかった圧力とを特定する信号を取得する、ステップと、
    (b)取得された前記信号に基づいて、前記押圧された位置を特定し、前記筆記の開始から終了までにおいて、特定した前記押圧された位置の移動速度と、特定した前記押圧された位置にかかった圧力とを、少なくとも検出する、ステップと、
    (c)検出された前記移動速度及び前記圧力を用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定し、一致している場合に、認証を許可する、ステップと、
    を有することを特徴とする認証処理方法。
  8. 前記感圧シートが、前記信号を設定された時間間隔で繰り返し出力し、更に前記信号のレベルが押圧によってかかった圧力に応じて変化する場合に、
    前記(b)のステップにおいて、
    連続する前記信号間での前記押圧された位置の移動距離を求め、求めた前記移動距離を、前記時間間隔で除算することによって、前記押圧された位置の移動速度を検出し、そして、
    前記信号毎に、当該信号のレベルを圧力値に換算することによって、前記押圧された位置にかかった圧力を検出する、
    請求項7に記載の認証処理方法。
  9. 前記(b)のステップにおいて、前記信号毎に特定された前記押圧された位置それぞれを結ぶことによって、前記感圧シート上で筆記された前記署名の形状を検出し、
    前記(c)のステップにおいて、検出された前記署名の形状を更に用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定する、
    請求項8に記載の認証処理方法。
  10. (d)第1の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を単一色で表示し、第2の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を、検出された前記圧力に応じた複数の色で表示する、ステップを更に有している、
    請求項7〜9のいずれかに記載の認証処理方法。
  11. 前記(b)のステップにおいて、前記信号毎に、前記押圧された位置を複数特定した場合に、
    複数の前記押圧された位置のうち、前記圧力が最も高い位置を前記署名となる位置とし、前記署名となる位置の周辺の設定範囲外にある位置を、前記署名のための補助となる位置とし、
    前記署名となる位置について前記移動速度及び前記圧力を検出し、更に、前記署名となる位置と前記署名のための補助となる位置との位置関係を検出し、
    前記(c)のステップにおいて、検出された前記位置関係を更に用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定する、請求項7〜9のいずれかに記載の認証処理方法。
  12. (e)第1の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を表示し、第2の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名と、前記署名のための補助となる位置を表す画像とを表示する、ステップを更に有している、
    請求項10に記載の認証処理方法。
  13. コンピュータに、
    (a)感圧シート上で筆記による署名が行なわれた場合に、前記感圧シートが出力する、押圧された位置と当該位置にかかった圧力とを特定する信号を取得する、ステップと、
    (b)取得された前記信号に基づいて、前記押圧された位置を特定し、前記筆記の開始から終了までにおいて、特定した前記押圧された位置の移動速度と、特定した前記押圧された位置にかかった圧力とを、少なくとも検出する、ステップと、
    (c)検出された前記移動速度及び前記圧力を用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定し、一致している場合に、認証を許可する、ステップと、
    を実行させる命令を含む、プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 前記感圧シートが、前記信号を設定された時間間隔で繰り返し出力し、更に前記信号のレベルが押圧によってかかった圧力に応じて変化する場合に、
    前記(b)のステップにおいて、
    連続する前記信号間での前記押圧された位置の移動距離を求め、求めた前記移動距離を、前記時間間隔で除算することによって、前記押圧された位置の移動速度を検出し、そして、
    前記信号毎に、当該信号のレベルを圧力値に換算することによって、前記押圧された位置にかかった圧力を検出する、
    請求項13に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 前記(b)のステップにおいて、前記信号毎に特定された前記押圧された位置それぞれを結ぶことによって、前記感圧シート上で筆記された前記署名の形状を検出し、
    前記(c)のステップにおいて、検出された前記署名の形状を更に用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定する、
    請求項14に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 前記プログラムが、前記コンピュータに、
    (d)第1の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を単一色で表示し、第2の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を、検出された前記圧力に応じた複数の色で表示する、ステップを実行させる命令を更に含む、
    請求項13〜15のいずれかに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  17. 前記(b)のステップにおいて、前記信号毎に、前記押圧された位置を複数特定した場合に、
    複数の前記押圧された位置のうち、前記圧力が最も高い位置を前記署名となる位置とし、前記署名となる位置の周辺の設定範囲外にある位置を、前記署名のための補助となる位置とし、
    前記署名となる位置について前記移動速度及び前記圧力を検出し、更に、前記署名となる位置と前記署名のための補助となる位置との位置関係を検出し、
    前記(c)のステップにおいて、検出された前記位置関係を更に用いて、前記感圧シート上で筆記された前記署名が、予め登録された署名と一致しているかどうかを判定する、請求項13〜15のいずれかに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 前記プログラムが、前記コンピュータに、
    (e)第1の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名を表示し、第2の画面上に、前記感圧シート上で筆記された前記署名と、前記署名のための補助となる位置を表す画像とを表示する、ステップを実行させる命令を更に含む、
    請求項16に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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