JP2002352234A

JP2002352234A - 指紋センサーおよび位置調節装置

Info

Publication number: JP2002352234A
Application number: JP2002056464A
Authority: JP
Inventors: Dean Bergstrom; バーグストロームディーン
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 2001-03-01
Filing date: 2002-03-01
Publication date: 2002-12-06
Also published as: US20020122026A1

Abstract

(57)【要約】【課題】座標位置と指の身元を検知するシステムを提
供する。【解決手段】単一の指紋タッチパッド４００によって
検知された位置と身元に関する情報とは、ほぼ同時に、
継続して分析される。座標位置情報は処理装置であるコ
ンピュータ４０５のマウスドライバ４４０にて画面上の
目印を調節するために使われ、身元識別情報はコンピュ
ータ４０５の身元確認システム４３５にてコンピュ−タ
システムへのアクセスを制限するために使用される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、指紋を識
別し、関連表示画面上のカーソルの位置を調節するコン
ピュータアクセスセキュリティシステムに関し、特に、
両機能を同時におこなうことができる装置に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】指紋は、手指末節の内面上に、線や渦状
紋が刻み込まれたものである。指紋の隆起が途切れたり
分岐している点は、細質あるいは特質と呼ばれている。
１つの指紋には、８０もの多数の細質が、様々な箇所に
位置している。指紋は個人に特有のものなので、指紋を
採取し、その指紋を基準指紋と比較して、その人が誰か
確認することができる。基準指紋と採取した指紋が一致
すれば、身元が確認される。

【０００３】指紋の検知・照合をおこなうシステムは、
コンピュータシステム内のデータ等の情報へのアクセス
や、ビルや乗物といった物理的領域へのアクセスを管理
するために使用することができる。指紋検知・照合シス
テムは、機器や設備の使用が認可されているかどうか確
認するために使用できる。その上、このようなシステム
は、小売販売において、消費者の身元を確認し、その消
費者の勘定への貸方または借方記入を認可する際にも使
用できる。また、銃器の販売のように販売が規制されて
いる場合にセキュリティチェックをおこなう際にも使用
できる。指紋検知・照合システムによって、鍵や個人Ｉ
Ｄナンバー、パスワード、その他の識別手段がいらなく
なる。

【０００４】指紋を採取・検知する方法には、光学、電
気、その他の技術を用いた様々な方法がある。例えば、
米国特許公報５，２３９，５９０号（「引例山本」）
は、指紋検知に使用する光学的検出方法を開示してい
る。引例山本には、プリズムを使った画像入力システム
が記載されており、手指末節を一面に接するように置
き，もう一面に光を当てて、第三の面に向けられた電荷
結合素子（ＣＣＤ）カメラが、その反射を捕らえる構成
になっている。

【０００５】圧力差を検出する電気検出方式も、指紋検
知に使用できる。この種の指紋検知方式の一例を示すも
のが、米国特許公報５，４２９，００６号（「引例田
森」）である。引例田森は導電性を有する面がスイッチ
ング素子のマトリックス上に浮いている構成のフレキシ
ブル薄膜を開示している。指紋の隆起が膜を押し込む
と、導電性を有する面がスイッチング素子に接触し、指
紋のパターンに応じてスイッチを入れる。

【０００６】また、別の種類の電気検出方式では、表面
接触を検出する。その一例として、米国特許公報５，３
２５，４４２号（「引例ナップ」）は、検知電極アレイ
を採用した指紋検知装置を開示している。指を検知電極
アレイに接触するように置くと、各検知電極と指表面の
個々の箇所との間に静電容量が生じる。この、各センサ
ーに関連する静電容量を測定することで、指紋の画像が
形成される。

【０００７】その他、電気抵抗、熱値測定、その他の指
紋位相検知手段を使用した技術もある。通常、指紋の画
像はいったん検知されると、指紋照合方法に採用されて
いる二項演算を容易にするために、小さな画素に分割さ
れる。

【０００８】指紋検知と同様に、指紋照合も、細質照
合、隆起パターンの照合、もしくはその両方といった様
々な方法でおこなわれる。指紋照合方法では、なんらか
の形の指紋検知画像を基準画像と比較する必要がある。
検知した指紋画像全体、もしくは指紋のほんの一部を、
基準画像と比較してもよい。比較は画素ごとにおこなっ
てもよいが、比較工程の効率を高めるために、より高性
能な方法が開発されてきている。

【０００９】例えば、照合工程が指紋の特質や細質の比
較を伴うものであってもよい。米国特許公報４，７４
７，１４７号（「引例スパロウ」）では、指紋を放射状
に走査し、不揃いの１つ１つにタイプコード座標、角度
座標、距離座標が割り当てられる。次に、各不揃いに対
する座標一式を走査画像から集めたものと基準画像がと
比較される。

【００１０】また、照合工程は、その他の種類の指紋位
相の比較を伴うものであってもよい。例えば、引例山本
は、画素ごとに方向を割り当て、記載された三つの相関
関係指標のうち一つ以上を計算して指紋確認を判定する
方法を開示している。以上の方法は指紋照合を行う手段
として代表的なもので、指紋照合手段の全てを指すわけ
ではない。

【００１１】一方、コンピュータオペレーションシステ
ムやアプリケーションソフトプログラムでは、ユーザー
がデータを入力したりその他の形でコンピュータと対話
できるように、様々な方法が採用されている。ユーザー
がコンピュータと対話する方法は、一般にユーザーイン
ターフェースと呼ばれている。ユーザーインターフェー
スは文字形式でもグラフィック形式でもよく、ユーザー
インターフェースとの対話に使用する何種類かの装置
（対話型入力装置）を含んでいてもよい。

【００１２】ユーザーインターフェースの多くには、マ
ウス等の対話型入力装置によって調節されるカーソル等
の目印が含まれている。矢印や十字線、その他のアイコ
ンも目印として使用できる。対話型入力装置の制御機構
の動きに連動して、表示画面上の目印も動く。この種の
対話型入力装置は様々な機能を実行するために使用で
き、文字原稿のどこに文字を配置するか、グラフィック
原稿のどこに幾何学的図形を配置するかを指示するため
に使用できる。

【００１３】あるアプリケーションでは、ユーザーは目
印を所望の場所へ動かしてマウスのボタンを押すように
なっている。また、別のアプリケーションでは、ユーザ
ーは目印を所望の対象物の上に配置してその対象物を選
択し、マウスのボタンを押したままその対象物を新しい
場所までドラッグして、マウスのボタンから指を放すよ
うになっている。さらに、対話型入力装置は、グラフィ
ック対象物やメニュー項目、またはテキストを選択する
際にも使用できる。また、物理的装置の外観を有するグ
ラフィック対象物に使用する数値を入力する際にも使用
できる。例えば、対話型入力装置を操作して、スライド
式つまみや回転式ダイアルの位置を実際に変更するよう
に目印を動かすことができる。また、ボタンの形をした
グラフィック対象物上の「はい／いいえ」といった特定
の選択肢を選択する際にも、対話型入力装置を使用でき
る。

【００１４】カーソル等の目印を調節するために用いら
れる対話型入力装置の例としては、コンピュータマウ
ス、ジョイスティック、トラックボール、タッチ感知式
ペン、光感知式ペンが挙げられる。上記の機能例は例示
に過ぎず、この他にも対話型入力装置が実行できる機能
があることは広く認識されている。同様に、上記の対話
型入力装置の例も、例示に過ぎない。

【００１５】手指末節などの構成部分が、少なくとも一
つのセンサーを含む面の上を動くという動作も、目印の
位置や動きを調節する、一種の対話型入力装置である。
この種の装置の一例が、米国特許公報５，９５６，０１
９号（「引例バング」）に記載されている。引例バング
に開示されている装置は、カーソルを調節する出力信号
を出力する親指スイッチがついたタッチ感知式パッドを
備えている。この装置を使うと、ユーザーは指で、画面
上のカーソルの動きや位置を調節できる。

【００１６】通常、カーソルは二次元の平面を移動し、
トラックボールやマウス等の対話型入力装置が提供でき
る座標情報は二次元に限られる。これに対し、タッチ感
知式パッドでは三次元の座標入力もオプションとして可
能となる。構成部分が左右、前後に動く動作に応じたｘ
座標、ｙ座標の情報が得られるだけでなく、構成部分が
接触面上に加える圧力に応じてｚ座標の情報が得られ
る。

【００１７】タッチ感知式スクリーンはタッチ感知式パ
ッドに関連する。通常、タッチ感知式スクリーンは選択
肢を選択するためにしか機能せず、カーソルやその他の
目印を調節することはない。例えば、タッチ感知式スク
リーン上の対象物を選択する際、ユーザーは指で対象物
を指すようになっている。

【００１８】

【発明が解決しようとする課題】公知のシステムは接触
面を使って、身元確認を目的とする指紋検知・照合に向
けた方式か、あるいは、表示画面上のカーソルの位置を
調節するために接触箇所を検知する方式を採用してお
り、この目的を二つとも果たすために検知情報を使用す
る公知システムは存在しない。

【００１９】本発明は、身元確認を目的とする指紋検知
・照合と、データ入力を目的とする表示画面上のカーソ
ルの位置の調節の両方をおこなうものである。本発明で
は、単一の接触面を用いて、二つの機能がほぼ同時に実
行される。

【００２０】

【課題を解決するための手段】本発明の好ましい実施の
一形態は、指の座標位置を検知する位置センサーと指の
身元を検知する身元識別センサーとを含む接触面から構
成されるシステムに照準を合わせている。また、この好
ましい実施形態は、検知情報を受け取り、座標位置情報
と身元識別情報を継続して分析する処理装置を含んでい
る。座標位置情報は、画面上のカーソル、その他の目印
を調節するために使用され、身元識別情報は、コンピュ
ータシステムへのアクセスを制限するために使用され
る。

【００２１】本発明の上記および他の目的、特徴、およ
び優れた点は、以下に示す本発明の詳細な記載、および
添付図面によって、十分わかるであろう。

【００２２】

【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
１ないし図４に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。

【００２３】図１〜図４は、指紋の画像と位置を検知す
る装置および方法の実施形態を示している。図１は二次
元的位置を検知する本発明の実施の一形態を示す。図２
は一次元的位置を検知する本発明の実施の一形態を示
す。図３は指紋の画像と位置をほぼ同時に検知する方法
としての本発明を示している。そして図４は二次元的指
紋位置解釈器および指紋スキャナーのブロック図を示し
ている。上記の図は、単一のタッチ感知式パッドを用い
て機密保護用に指紋を検知・照合し、同時に位置データ
を検知して画面上のカーソルを調節する本発明の方法、
装置の基本原理を具体化したものであり、詳細は後述す
る。具体的には、上記の例により、両機能を同時に実行
することができる装置が示される。

【００２４】図１は、二次元的指紋センサーおよび位置
調節装置としての本発明の実施の一形態を示している。
図１に示すように、指２０の末節が、接触面２２に接す
るように配置されている。接触面２２は、二次元的座標
位置２４を検知可能な位置センサーを備えているが、こ
の位置センサーは、所定空間における指の位置座標を検
知できるものであれば、当業者に公知のどのようなタイ
プのものでもよい。また、接触面２２は、指紋画像（身
元画像）２６を検知可能な身元識別センサーも備えてい
る。この身元識別センサーも、指の身元を検知できるも
のであれば、当業者に公知のどのようなタイプのもので
もよい。好ましい実施の一形態においては、接触面は、
座標位置と指紋画像の両方を検知可能なタイプのセンサ
ーを備えている。

【００２５】処理装置は、検知した座標位置情報２４を
受け取り、コンピュータの画面３０上の相関する場所に
カーソル２８を表示させる。この処理装置は検知した指
紋画像２６を受け取り、この画像を記憶してある基準指
紋画像と比較する。検知した画像が記憶された基準画像
と一致すれば、コンピュータへのアクセスが許可され
る。

【００２６】上記位置センサーにおける指の位置座標の
検知（位置検知作業）、および身元識別センサーにおけ
る指の身元の検知（画像検知作業）は、ぞれぞれ、時間
軸方向に対して連続的に分析することが許容される。例
えば、指を接触面２２上でなぞるなどして動かした場
合、動かしている間の連続的な分析が可能である。

【００２７】好ましい実施の一形態において、位置検知
作業と画像検知作業とは、たとえ順次実行されても、ユ
ーザーにはほぼ同時に連続的に実行されるように見え
る。本実施形態では、位置・画像検知は所定の間隔で交
互に繰り返しておこなわれる。この間隔の長さは、２つ
の作業が同時に実行されるように見えるように短く設定
する。例えば、位置・画像情報の抽出、処理にそれぞれ
１００ミリ秒毎かかる、つまり（各作業を完了するのに
５０ミリ秒未満の時間がかかると仮定して）最初の作業
の５０ミリ秒後に２番目の作業が続くとすると、両作業
は１００ミリ秒毎におこなわれ、同時に連続的に実行さ
れるかのように見える。この時間間隔は例示に過ぎず、
他の間隔でも、ユーザーにとって両作業がほぼ同時にお
こなわれるかのように見えるものであれば使用できるこ
とは、当業者にはわかることである。本発明の目的達成
のためには、位置・画像検知作業がほぼ同時におこなわ
れるようにユーザーに見えれば、両作業はほぼ同時にお
こなわれるとみなしてもよい。

【００２８】他の実施形態において、図３に示す指紋検
知、分析ステップ３０５、３１０は、連続的というより
も、１回しか実行されなくてもよい。

【００２９】図２は、一次元的指紋センサーおよび位置
調節装置としての本発明の実施の一形態を示している。
図２に示すように、指２０の末節が、接触面２２に接す
るように配置されている。接触面２２は、一次元的座標
位置３２を検知可能な位置センサーと、指紋画像２６を
検知可能な身元識別センサーとを備えている。

【００３０】処理装置は、検知した座標位置情報３２を
受け取り、コンピュータの画面３０上のグラフィック対
象物上の水平軸に沿った相関する場所に、スライド式つ
まみ３４を表示させる。他の好ましい実施形態において
は、検知した座標位置情報３２にしたがって、目印が垂
直軸に沿って連動する。スライド式つまみ３４は例示に
過ぎず、別の目印でも使用できることは当業者にはわか
ることである。

【００３１】他の好ましい実施形態においては、接触面
２２は、図１に示すように、三次元的座標位置を検知可
能な位置センサーを備えている。この三次元的座標位置
センサーは、当業者に公知のものならどんな設計のもの
でもよい。

【００３２】図３は指紋の画像と位置とをほぼ同時に検
知する方法としての本発明を示している。図３に示すよ
うに、座標位置と指紋画像とがそれぞれステップ３００
と３０５で検知され、指紋画像はステップ３１０で分析
される。好ましい実施の一形態においては、指紋画像は
ステップ３１５でメモリに記憶される。ステップ３２０
において、検知した指紋画像が記憶されている基準画像
と一致しなければ、ステップ３２５にてコンピュータへ
のアクセスが制限、あるいは拒否される。一方、画像が
記憶した基準画像と一致すれば、ステップ３３０にて指
の座標位置が分析され、ステップ３３５にて画面上のカ
ーソルなどの目印の位置を調節するのに使用される。ス
テップ３００〜３３５は、ステップ３４０にて一連の処
理が終了するまで連続的に繰り返される。

【００３３】好ましい実施の一形態において、検知した
指紋画像が記憶した基準画像と一致した場合、コンピュ
ータ処理システムへのアクセスは許可されるが、基準画
像に関連する所定のアクセスモードに応じて、アクセス
が制限されたり、極端な場合、阻止される。例えば、コ
ンピュータ処理システム内に記憶されたデータを読むこ
とはできるが、修正はできない、という例があげられ
る。また、別の例としては、ある特定のファイル、ディ
レクトリ、プログラム、データ、あるいはその一部にし
かアクセスが許可されない。別の実施形態においては、
検知した指紋画像が記憶されている基準画像と一致しな
い場合、指の座標位置を検知しても、表示画面上のカー
ソルの位置を調節する操作ができないというように、ア
クセスが制限される。

【００３４】本発明の他の実施形態においては、セキュ
リティシステムの第一の目的が、システム全体もしくは
一部へのアクセスを制限または阻止するというものでは
なく、むしろ誰がシステムにアクセスしたかを記録する
ことにある場合もある。本実施形態においては、図３に
示すように、ステップ３１０で指紋の身元が確認された
後、その身元がステップ３１５でメモリに記憶される。
本実施形態では、指紋が一致しないということで、シス
テムへのアクセスを制限してもよいし、制限しなくても
よい。

【００３５】図４は、指紋タッチパッド４００とコンピ
ュータ４０５のブロック図を示している。指紋解釈器４
１５と二次元的位置解釈器４２０とが、指紋スキャナー
４１０からの情報を解読する。すなわち、上記指紋タッ
チパッド４００は、位置センサーと身元識別センサーと
を備えた単一のセンサーである。指紋スキャナー４１０
が提供する情報は、指紋タッチパッド４００の表面の高
解像度ビットマップからなる。指紋解釈器４１５は、検
知した指紋画像を表す一連の特質データ（「指紋マッ
プ」）を生成する。二次元的位置解釈器４２０は、接触
面２２上の指紋マップの中心のｘ、ｙ座標位置を生成す
る。好ましい実施の一形態においては、この座標位置
は、指紋マップの演算重心を計算して決められる。

【００３６】そして、コンピュータ４０５内の身元確認
システム４３５が指紋解釈器４１５によって生成された
指紋マップを解読し、指紋マップが記憶された基準指紋
画像と一致するかどうか判断する。また、マウスドライ
バプログラム４４０が、二次元的位置解釈器４２０によ
って生成された指紋マップの中心のｘ、ｙ座標位置を解
読し、この情報を使って、表示画面上の目印の位置を調
節する。すなわち、上記コンピュータ４０５は、身元処
理装置と位置処理装置とを備えた単一の処理装置であ
る。図４に示す実施の形態は例示に過ぎず、他にも様々
な例があることは当業者には明らかである。

【００３７】本発明は、視覚表示としてのカーソルを調
節するために用いられるが、他の実施形態として、視覚
表示を含まないものがあげられる。本実施形態は、ユー
ザーがタッチパッド上に指でサインする、「サイン・セ
キュリティ」システムに用いることができるであろう。
このシステムは、指紋とサインの両方を確認する。ただ
し、視覚表示は必要ないだろう。

【００３８】発明の詳細な説明の項においてなされた具
体的な実施態様または実施例は、あくまでも、本発明の
技術内容を明らかにするものであって、そのような具体
例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、
本発明の精神と特許請求事項の範囲内で、いろいろと変
更して実施することができる。

【００３９】

【発明の効果】本発明のシステムは、指の座標位置を検
知する位置センサーと指の身元を検知する身元識別セン
サーとを含む接触面から構成されるシステムに照準を合
わせており、この好ましい実施形態は、検知情報を受け
取り、座標位置情報と身元識別情報を継続して分析する
処理装置を含んでいる。

【００４０】上記システムの構成によれば、座標位置情
報は、画面上のカーソル、その他の目印を調節するため
に使用され、身元識別情報は、コンピュータシステムへ
のアクセスを制限するために使用される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明におけるセキュリティシステムの実施の
一形態において、指紋画像と二次元的位置を検知する様
子を示す図である。

【図２】本発明におけるセキュリティシステムの実施の
一形態において、指紋画像と一次元的位置を検知する様
子を示す図である。

【図３】本発明に係るセキュリティの好ましい実施の一
形態のフロ−チャ−トである。

【図４】本発明に係るセキュリティシステムの好ましい
実施の一形態のブロック図である。

【符号の説明】

２０指２２接触面２６指紋画像２８カーソル３０コンピュータの画面（表示画面）４００指紋タッチパッド４０５コンピュータ４１０指紋スキャナー４１５指紋解釈器４２０二次元的位置解釈器４３５身元確認システム４４０マウスドライバプログラム

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】所定空間内における指の座標位置を検知す
るための、少なくとも一つの位置センサーと、上記指の身元を検知するための、少なくとも一つの身元
識別センサーと、上記少なくとも一つの位置センサーと、上記少なくとも
一つの身元識別センサーとから情報を受け取り、上記指
の上記身元と上記座標位置とを分析する処理装置とを備
えたことを特徴とするシステム。
【請求項２】上記処理装置が上記身元を連続的に分析す
ることを特徴とする請求項１記載のシステム。
【請求項３】上記処理装置が上記指の上記座標位置を連
続的に分析することを特徴とする請求項１記載のシステ
ム。
【請求項４】上記システムが、指紋を検知すると共に、
関連するコンピュータ処理システム上のカーソルを調節
するためのものであることを特徴とする請求項１ないし
３の何れかに記載のシステム。
【請求項５】表示画面と、上記表示画面上にカーソル位置を有するカーソルとを備
え、上記カーソル位置は、上記指の座標位置に相関している
ことを特徴とする請求項１ないし４の何れかに記載のシ
ステム。
【請求項６】上記少なくとも一つの位置センサーと上記
少なくとも一つの身元識別センサーとが、単一のセンサ
ーであることを特徴とする請求項１ないし５の何れかに
記載のシステム。
【請求項７】上記所定空間が一次元であることを特徴と
する請求項１ないし６の何れかに記載のシステム。
【請求項８】上記所定空間が二次元であることを特徴と
する請求項１ないし６の何れかに記載のシステム。
【請求項９】上記所定空間が三次元であることを特徴と
する請求項１ないし６の何れかに記載のシステム。
【請求項１０】上記処理装置が、上記指の上記身元およ
び上記座標位置とをほぼ同時に分析することを特徴とす
る請求項１ないし９の何れかに記載のシステム。
【請求項１１】アクセスが、上記身元画像が所定基準に
合致することに基づくことを特徴とする請求項１ないし
１０の何れかに記載のシステム。
【請求項１２】上記身元画像を記憶するメモリを含むこ
とを特徴とする請求項１ないし１１の何れかに記載のシ
ステム。
【請求項１３】指紋を検知し、関連するコンピュータ表
示画面上のカーソルを調節するためのコンピュータアク
セスセキュリティシステムにおいて、上記セキュリティ
システムが、指の接触を検知し、上記指の接触を信号として表すこと
のできる、少なくとも一つのセンサーと、上記信号を上記少なくとも一つのセンサーから受け取る
処理装置と、上記表示画面上に表示され、上記信号に応じて上記処理
装置により調節可能なカーソルと、上記信号に応じて上記処理装置により形成される、上記
指の身元画像とを備えることを特徴とするセキュリティ
システム。
【請求項１４】アクセスが、上記身元画像が所定基準に
合致することに基づくことを特徴とする請求項１３記載
のセキュリティシステム。
【請求項１５】上記身元画像を記憶するメモリを含むこ
とを特徴とする請求項１３または１４に記載のセキュリ
ティシステム。
【請求項１６】指紋を検知し、関連コンピュータ処理シ
ステム上のカーソルを調節するための方法において、所定空間における指の座標位置を検知する工程と、上記指の身元を検知する工程と、上記指の身元を分析する工程と、上記指の上記座標位置を分析する工程と、上記座標位置に応じて、上記関連コンピュータ処理シス
テム上に表示されるカーソルを調節する工程とを含むこ
とを特徴とする方法。
【請求項１７】所定空間における指の座標位置を検知す
る上記工程が、三次元の所定空間における上記指の上記
座標位置を検知する工程をさらに含むことを特徴とする
請求項１６記載の方法。
【請求項１８】座標位置を検知する上記工程が、上記指
の身元を検知する上記工程より前におこなわれることを
特徴とする請求項１６または１７に記載の方法。
【請求項１９】上記指の身元を検知する上記工程が、座
標位置を検知する上記工程より前におこなわれることを
特徴とする請求項１６または１７に記載の方法。
【請求項２０】上記指の身元を分析する上記工程と、上
記指の座標位置を分析する工程とが、ほぼ同時に起こる
ことを特徴とする請求項１６または１７に記載の方法。
【請求項２１】上記身元に基づいて、上記関連コンピュ
ータ処理システムへのアクセスを制限する工程をさらに
含むことを特徴とする請求項１６ないし２０の何れかに
記載の方法。
【請求項２２】上記身元に基づいて、上記カーソルを調
節する上記工程を制限する工程をさらに含むことを特徴
とする請求項１６ないし２１の何れかに記載の方法。
【請求項２３】上記指の上記身元をメモリに記憶する工
程をさらに含むことを特徴とする請求項１６ないし２２
の何れかに記載の方法。
【請求項２４】所定空間内における指の座標位置を検知
するための、少なくとも一つの位置センサーと、上記指の身元を検知するための、少なくとも一つの身元
識別センサーと、上記少なくとも一つの身元識別センサーから情報を受け
取り、上記身元を分析する身元処理装置と、上記少なくとも一つの位置センサーから情報を受け取
り、上記指の上記座標位置を分析する位置処理装置とを
備えたことを特徴とするシステム。
【請求項２５】上記身元処理装置と上記位置処理装置と
が、単一の処理装置であることを特徴とする請求項２４
記載のシステム。
【請求項２６】上記少なくとも一つの位置センサーと上
記少なくとも一つの身元識別センサーとが、単一のセン
サーであることを特徴とする請求項２４または２５に記
載のシステム。