JPWO2018155103A1 - ソール構造およびそれを用いたシューズ - Google Patents

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Abstract

アウトソール(3)は、基準面(4)に下方に向かって上下移動不能に突設され、第1突出面(11a)が形成された第1スタッド部(11)と、第2突出面(12a)が形成された第2スタッド部(12)とを有している。第2スタッド部(12)は、第2突出面(12a)に外力が作用したときにアウトソール側空隙部(14)が圧縮変形して、第2突出面(12a)が基準面(4)に向かって接近するように上下移動する。

Description

本発明は、ソール構造およびそれを用いたシューズに関するものである。
従来、スポーツシューズのソール構造として、特許文献1のようなソール構造が提案されている。
特許文献1には、ミッドソールの下側に積層配置されたアウトソールを備えたソール構造が開示されている。このアウトソールは、くつ底表面と、くつ底表面に下方に向かって突設されたスタッド部と、を有している。スタッド部は、下面に外力が作用したときに上下方向に変形しかつ下面がくつ底表面と整列するように上下移動可能に構成されている。
特許第5797760号公報
特許文献1のソール構造において、例えばアスファルト舗装された整地路面では、スタッド部の下面に対して接地時に路面から受ける反発力などの外力が作用し、スタッド部が上下方向に変形して、スタッド部の下面がくつ底表面と整列する。これにより、整地路面では、路面と、くつ底表面およびスタッド部の下面との接地面積が増えて、特許文献1のソール構造を備えるシューズを着用した着用者の姿勢が安定しやすくなると考えられる。
しかしながら、特許文献1のソール構造では、着用者がトレイルランニングで走行するような不整地路面を走行した場合に、上記外力によりスタッド部の下面がくつ底表面と整列することから、くつ底表面に対してスタッド部が突出しない状態、換言すると、くつ底表面がフラットの状態となってしまう。その結果、特許文献1のソール構造では、不整地特有の凹凸状の路面に対してフラット状のくつ底表面が接地することから、着用者の姿勢を不整地路面に対して十分に安定させることができず、かつ、グリップ力を低下させてしまうおそれがあった。すなわち、特許文献1のソール構造では、着用者の姿勢を安定させながら、様々な路面に対し適切なグリップ力を発揮させることができなかった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、着用者の姿勢を安定させつつ、様々な路面に適したグリップ力を発揮できるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係るソール構造およびそれを用いたシューズでは、アウトソールに設けられるスタッドの構造またはミッドソールの構造に工夫を加えることにより、着用者の姿勢を安定させつつ、様々な路面に適したグリップ力を発揮できるようにした。
具体的に、本発明の第1の形態はソール構造に係るものであり、このソール構造は、弾性材からなるミッドソールと、ミッドソールの下側に積層配置されたアウトソールと、を備えている。アウトソールは、アウトソールの下側に設けられた基準面と、基準面に下方に向かって上下移動不能に突設され、基準面よりも下方に位置する第1突出面が形成された第1スタッド部と、第1スタッド部と隣り合う位置の基準面に下方に向かって突設され、第1突出面よりも下方に位置する第2突出面が形成された第2スタッド部と、を有している。第2スタッド部の上側には、アウトソールの上面から凹陥したアウトソール側凹部とミッドソールの下部との間に囲まれたアウトソール側空隙部が設けられている。そして、第2スタッド部は、第2突出面に外力が作用したときにアウトソール側空隙部が圧縮変形して、第2突出面が基準面に向かって接近するように上下移動可能に構成されていることを特徴とする。
第1の形態において、例えば着用者が整地路面を走っている場合、アウトソール側空隙部の圧縮変形により第2突出面が基準面に向かって接近し、第1および第2スタッド部の各々が互いに同一の突出高さとなる。その結果、ソール構造では、第1および第2スタッド部と整地路面との接地面積が一定に確保されて、着用者の姿勢を安定させながら整地路面に対し所定のグリップ力を発揮することが可能となる。一方、着用者がトレイルランニングのコースに適用されるような不整地路面を走っている場合、基準面および第1突出面の各々は、それぞれの定位置で不整地路面に接地する。また、第2スタッド部は、不整地路面の凹凸状態に対応して変形前の第2突出面と基準面との間で上下移動する。すなわち、第2スタッド部は、第2突出面の位置が砂場や岩場等のような不整地特有の凹凸状の路面状態に適合するように構成されている。さらに、アウトソール側空隙部の変形前における第2突出面が第1突出面よりも下方に位置していることから、第2突出面を、第1突出面に対し上方または下方に離れた適宜の位置で不整地路面に接地させることが可能となる。このように、ソール構造では、基準面ならびに第1および第2突出面の各々と不整地路面との接地面積が十分に確保されて、着用者の姿勢を安定させながら不整地路面に対し確実にグリップ力を発揮することが可能となる。したがって、第1の形態では、着用者の姿勢を安定させつつ、様々な路面に適したグリップ力を発揮させることができる。
第2の形態は、第1の形態において、第2スタッド部は、第2突出面からアウトソール側凹部の底部までの厚みがアウトソール側凹部の深さよりも大きくなるように形成されていることを特徴とする。
この第2の形態では、第2スタッド部における第2突出面からアウトソール側凹部の底部までの厚みが一定量に保たれている。このため、第2スタッド部の耐摩耗性が担保されるとともに、第2突出面に外力が作用したときに第2スタッド部が過剰に変形しないようにその変形量を抑制することができる。
第3の形態は、第1または第2の形態において、第2スタッド部は、第2突出面の表面積がアウトソール側凹部の開口面積よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする。
第3の形態では、アウトソール側凹部の開口部が比較的大きく形成されていることから、第2突出面に外力が作用したときに、第2突出面を含めた第2スタッド部の下端部分が空隙部内に逃げやすくなる。このため、第2スタッド部の上下移動に伴うアウトソール側空隙部の圧縮変形を促進することができる。
第4の形態は、第1〜第3のいずれか1つの形態において、アウトソール側凹部は、その開口部から底部に亘って略ドーム状に湾曲形成されていることを特徴とする。
第4の形態では、アウトソール側凹部が略ドーム状に湾曲形成されていることから、アウトソール側凹部内において、側壁部同士の隅角部または側壁部と底部との隅角部が形成されず、応力集中する部分も存在しない。このため、ソール構造が繰り返し使用された場合であってもアウトソール側空隙部の圧縮変形によるアウトソール側凹部内の破損などが生じにくくなり、アウトソール側凹部の経年劣化を抑制することができる。
第5の形態は、第1〜第4のいずれか1つの形態において、アウトソール側空隙部には、アウトソール側凹部の底部からミッドソールに向かって上方に延び、かつ第2突出面に外力が作用したときに変形可能なアウトソール側リブ部が設けられていることを特徴とする。
第5の形態では、アウトソール側リブ部をアウトソール側空隙部内に設けることにより、ソール構造の製造時にアウトソールとミッドソールとの圧着工程でアウトソール側空隙部が不意に押し潰れされないようにその内部空間を維持することができる。
第6の形態は、第1〜第5のいずれか1つの形態において、第2スタッド部の外周に配置され、かつ第2スタッド部の周方向に間隔をあけて第2スタッド部および基準面と一体に形成された複数の補強部が設けられていることを特徴とする。
第6の形態では、補強部により、第2スタッド部を、第2突出面に対して外力が作用したときに第2スタッド部が上下方向に直交しかつ基準面に略平行な方向に変形(いわゆる横ぶれ)しないように補強することができる。
第7の形態はソール構造に係るものであり、このソール構造は、弾性材からなるミッドソールと、ミッドソールの下側に積層配置されたアウトソールと、を備えている。アウトソールは、アウトソールの下側に設けられた基準面と、基準面に下方に向かって上下移動不能に突設され、基準面よりも下方に位置する第1突出面が形成された第1スタッド部と、第1スタッド部と隣り合う位置の基準面に下方に向かって突設され、第1突出面よりも下方に位置する第2突出面が形成された第2スタッド部と、を有している。ミッドソールの下部には、第2スタッド部の上側に対向する位置でミッドソールの下面から凹陥したミッドソール側凹部とアウトソールの上部との間に囲まれたミッドソール側空隙部が設けられている。そして、第2スタッド部は、第2突出面に外力が作用したときに第2突出面が基準面に向かって接近するように上下移動可能に構成されていることを特徴とする。
第7の形態において、ミッドソール側空隙部を第2スタッド部の真上に設けたことにより、第2スタッド部は、第2突出面に外力が作用したときに第2突出面が基準面に向かって接近するように上下移動可能となっている。このため、第7の形態では、第1および第2スタッド部により、上記第1の形態と同様に、着用者の姿勢を安定させつつ、様々な路面に適したグリップ力を発揮させることができる。また、第7の形態では、第2スタッド部を上下移動させるための要素として、第1の形態のようにアウトソール側凹部を特に設けなくてもよい。このため、第2スタッド部の厚みが特に制約されず、第2スタッド部の厚みを比較的大きくすることにより、第2スタッド部に対する摩耗などの影響による経年劣化を抑制することもできる。
第8の形態は、第7の形態において、第2スタッド部は、第2突出面の表面積がミッドソール側凹部の開口面積よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする。
第8の形態では、第2突出面に外力が作用したときに、第2突出面が基準面に接近して、第2突出面を含めた第2スタッド部の全体がミッドソール側空隙部内に入り込みやすくなる。このように、第2スタッド部の上下移動が促される結果、ソール構造のクッション性をより一層高めることができる。
第9の形態は、第7または第8の形態において、第2スタッド部の上側には、アウトソールの上面から凹陥したアウトソール側凹部とミッドソールの下部との間に囲まれたアウトソール側空隙部が設けられており、第2スタッド部は、第2突出面に外力が作用したときにアウトソール側空隙部が圧縮変形して、第2突出面が基準面に向かって接近するように上下移動可能に構成されていることを特徴とする。
第9の形態では、アウトソール側空隙部の圧縮変形により第2スタッド部の上下移動が促されることから、ソール構造のクッション性をより一層高めることができる。
第10の形態は、第9の形態において、ミッドソール側空隙部には、ミッドソール側凹部の底部からアウトソールに向かって下方に延びるミッドソール側リブ部が設けられており、アウトソール側空隙部には、アウトソール側凹部の底部からミッドソールに向かって上方に延びかつミッドソール側リブ部の下端部と当接するアウトソール側リブ部が設けられていることを特徴とする。
第10の形態では、ミッドソール側リブ部およびアウトソール側リブ部を設けることにより、ソール構造の製造時にアウトソールとミッドソールとの圧着工程でミッドソール側空隙部およびアウトソール側空隙部が不意に押し潰れされないようにその内部空間を維持することができる。
第11の形態は、第7〜第9のいずれか一つの形態において、ミッドソール側空隙部には、可撓性を有する軟質部材が設けられていることを特徴とする。
第11の形態では、接地時において第2スタッド部に生じる衝撃力が軟質部材により緩和されるため、ソール構造のクッション性をより一層高めることができる。
第12の形態は、第1〜第11の形態のいずれか1つのソール構造を備える、シューズである。
この第12の形態では、上記第1〜第11の形態と同様の作用効果を奏するシューズを得ることができる。
以上説明したように、本発明によると、着用者の姿勢を安定させつつ、様々な路面に適したグリップ力を発揮させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るソール構造の底面図である。 図2は、図1のX部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図3は、図2のIII−III線断面図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係るソール構造の図3相当図である。 図5は、本発明の第3実施形態に係るソール構造の図2相当図である。 図6は、本発明の第3実施形態に係るソール構造の図3相当図である。 図7は、第2スタッド部における形状のバリエーションを概略的に示す底面図および断面図である。 図8は、第2スタッド部における形状の更なるバリエーションを概略的に示す底面図および断面図である。 図9は、本発明の第4実施形態に係るソール構造の底面図である。 図10は、本発明の第4実施形態に係るソール構造を内甲側から見て示す側面図である。 図11は、図9のXI−XI線断面図である。 図12は、図11のXII部を拡大して示す部分拡大断面図である。 図13は、図12に示した第2スタッド部の突出面に外力が作用したときの状態を示す図12相当図である。 図14は、本発明の第5実施形態に係るソール構造の第2スタッド部を概略的に示す部分拡大底面図である。 図15は、図14のXV−XV線断面図である。 図16は、本発明の第6実施形態に係るソール構造として第2スタッド部付近の断面構造を示す図15相当図である。 図17は、本発明の第4実施形態に係るソール構造の変形例における第2スタッド部付近の断面構造を示す部分拡大断面図である。 図18は、本発明の第5実施形態に係るソール構造の変形例における第2スタッド部付近の断面構造を示す部分拡大断面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の各実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
[第1実施形態]
図1〜図3は、本発明の第1実施形態に係るソール構造1の全体を示しており、ソール構造1は、着用者の足裏面を支持するためのものである。このソール構造1にアッパー(図示せず)などが設けられたシューズは、例えば不整地を走行するトレイルランニング、または土や芝生の上で行われる球技など、各種競技における様々な路面に適用可能なシューズとして使用される。なお、路面とは、アスファルト舗装された一般道路などの整地に限らず、砂場、草場、岩場、湿地などの不整地を含むものとする。
ここで、ソール構造1は、左足用シューズのソール構造のみを例示している。右足用シューズのソール構造は、左足用シューズのものと左右対称になるように構成されているので、以下の説明では左足用シューズのソール構造のみについて説明し、右足用シューズのソール構造の説明は省略する。
また、以下の説明において、上方(上側)および下方(下側)とはソール構造1の上下方向の位置関係を表し、前方(前側)および後方(後側)とはソール構造1の前後方向の位置関係を表すものとする。
図1に示すように、ソール構造1は、前足部から後足部までの足裏面全体を支持するミッドソール2を備えている。このミッドソール2は、軟質の弾性材からなり、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性合成樹脂やその発泡体、ポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂やその発泡体、ブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材やその発泡体などが適している。なお、ミッドソール2の周縁部には、着用者の足を覆うアッパー(図示せず)が設けられている。
また、ソール構造1は、ミッドソール2の下側に積層配置されたアウトソール3を備えている。アウトソール3は、着用者の前足部から後足部に亘る範囲に設けられている。アウトソール3は、ミッドソール2よりも高硬度の硬質弾性部材で構成されており、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性樹脂、ポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂、またはブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材が適している。
図1〜図3に示すように、アウトソール3は、その下側に形成された基準面4を有している。この基準面4は、着用者が走行中または歩行中にソール構造1が路面に接地するときの主な接地面となるように構成されている。
アウトソール3の基準面4には、突出高さがそれぞれ異なる第1および第2スタッド部11,12が設けられている。そして、第1実施形態では、複数の第1スタッド部11,11,…および第2スタッド部12を組み合わせたスタッドの集合体(スタッド群10)が、アウトソール3の基準面4上で互いに間隔をあけて複数設けられている。この各スタッド群10は、着用者の足に対して適宜の位置に配置されている。なお、図1に示すように、第1スタッド部11,11,…は、必ずしもスタッド群10内に含まれていなくてもよく、スタッド群10と異なる位置に単独でアウトソール3の基準面4上に設けられていてもよい。
図2および図3に示すように、単体のスタッド群10において、上記各第1スタッド部11は、基準面4から下方に向かって突設されている。複数の第1スタッド部11,11,…は、後述する第2スタッド部12の周囲に配置され、かつ第2スタッド部12の周方向に間隔をあけて配置されている。各第1スタッド部11は、例えばアウトソール3と同一の材料からなり、基準面4に対して上下移動不能になるようにアウトソール3と一体に形成されている。また、各第1スタッド部11は、底面視で第2スタッド部12の半径方向外側に向かって先細る略三角形状(略二等辺三角形状)に形成されている。なお、上記「上下移動不能」とは、例えばミッドソール2およびアウトソール3の少なくとも一方の弾性変形により各第1スタッド部11が基準面4に対してわずかに上下移動するような態様を含むものとする。すなわち、各第1スタッド部11は、基準面4に対して実質的に上下移動不能になっていればよい。
各第1スタッド部11の下部には、略平坦面状の第1突出面11aが設けられている。具体的に、第1突出面11aは、底面視でその外形が略二等辺三角形に形成されていて、基準面4の位置(図3に示すH0の位置)よりも下方の位置(図3に示すH1の位置)に配置されている。すなわち、各第1スタッド部11は、突出高さが寸法h1(図3参照)となるように形成されている。
図2および図3に示すように、基準面4には、下方に向かって突出した略円形状の台座部5が設けられている。台座部5は、底面視でその外周縁部が各第1スタッド部11の端辺部11b(二等辺三角形における底辺の位置に対応する部分)と連続するように各第1スタッド部11と一体に形成されている。
また、単体のスタッド群10において、上記第2スタッド部12は、底面視で台座部5の中央位置に配置され、かつ台座部5から下方に向かって略円柱状に突設されている。第2スタッド部12は、例えばアウトソール3と同一の材料からなり、基準面4に対して上下移動可能となるように台座部5と一体に形成されている。なお、第2スタッド部12は、断面視で台座部5から下方に向かって先細るように形成されている。
第2スタッド部12の下部には、略平坦面状の第2突出面12aが設けられている。第2突出面12aは、底面視でその外形が円形状に形成されている(図2参照)。第2突出面12aは、各第1スタッド部11の第1突出面11aの位置(図3に示すH1の位置)よりも下方の位置(図3に示すH2の位置)に配置されている。すなわち、第2スタッド部12は、突出高さが寸法h2(図3参照)となるように形成されている。
図3に示すように、第2スタッド部12の上側には、アウトソール3の上面から凹陥したアウトソール側凹部13が形成されている。具体的に、アウトソール側凹部13は、第2突出面12aの真上に配置されていて、アウトソール側凹部13の開口部13aから底部13bに亘って略ドーム状に湾曲形成されている。そして、第2スタッド部12の上側(真上側)には、アウトソール側凹部13とミッドソール2の下部との間に囲まれたアウトソール側空隙部14が設けられている。
ここで、第2スタッド部12は、第2突出面12aからアウトソール側凹部13の底部13bまでの厚み(図3に示す寸法A)がアウトソール側凹部13の深さ(図3に示す寸法B)よりも大きくなるように形成されている。また、第2スタッド部12は、第2突出面12aの表面積(図3に示す寸法Cを直径とする円の面積)がアウトソール側凹部13の開口面積(図3に示す寸法Dを直径とする円の面積)よりも小さくなるように形成されている。
そして、ソール構造1を備えたシューズを着用した着用者が整地または不整地を走行している場合に、第2スタッド部12は、第2突出面12aが基準面4に向かって接近するように上下移動可能に構成されている。
図3に示すように、接地時に路面から受ける反発力などの外力Fが第2スタッド部12の第2突出面12aに作用したとき、アウトソール側空隙部14は、アウトソール側凹部13の底部13bがミッドソール2側に近づくように圧縮変形する。アウトソール側空隙部14が圧縮変形すると、第2スタッド部12の第2突出面12aは、アウトソール側空隙部14が圧縮変形する前の状態の位置(図3に示すH2の位置)から例えば第1突出面11aと略面一の位置(図3に示すH1の位置)まで上昇する(図3の仮想線を参照)。さらに、図示しないが、第2スタッド部12は、第2突出面12aが第1突出面11aよりも上方の位置(具体的には基準面4近傍の位置)まで上昇するように構成されている。このように、第2突出面12aが路面に接地したときに、第2スタッド部12は、第2突出面12aが基準面4に向かって接近するように上方向に移動する。一方、第2突出面12aが路面から離れると、外力Fが第2突出面12aに対して作用せず、アウトソール側空隙部14が圧縮変形した状態から元の状態に戻るようになる。その結果、第2スタッド部12は、第2突出面12aが基準面4から離反するように変形前の位置(図3に示すH2の位置)まで下方向に移動する。
(第1実施形態の作用効果)
本発明の第1実施形態に係るソール構造1において、例えば着用者が整地路面を走っている場合、アウトソール側空隙部14の圧縮変形により第2突出面12aが基準面4に向かって接近し、第1および第2スタッド部11,12の各々が互いに同一の突出高さとなる。その結果、ソール構造1では、第1および第2スタッド部11,12と整地路面との接地面積が一定に確保されて、着用者の姿勢を安定させながら整地路面に対し所定のグリップ力を発揮することが可能となる。一方、着用者がトレイルランニングのコースに適用されるような不整地路面を走っている場合、基準面4および第1突出面11aの各々は、それぞれの定位置(すなわち、図3のH0とH1の各位置)で不整地路面に接地する。また、第2スタッド部12は、不整地路面の凹凸状態に対応して変形前の第2突出面12aの位置(図3のH2位置)と基準面4の位置(図3のH0位置)との間で上下移動する。すなわち、第2スタッド部12は、第2突出面12aの位置が砂場や岩場等のような不整地特有の凹凸状の路面状態に適合するように構成されている。さらに、アウトソール側空隙部14の変形前における第2突出面12aが第1突出面11aよりも下方に位置していることから、第2突出面12aを、第1突出面11aに対し上方または下方に離れた適宜の位置で不整地路面に接地させることが可能となる。このように、ソール構造1では、基準面4ならびに第1および第2突出面11a,12aの各々と不整地路面との接地面積が十分に確保されて、着用者の姿勢を安定させながら不整地路面に対し確実にグリップ力を発揮することが可能となる。したがって、ソール構造1では、着用者の姿勢を安定させつつ、様々な路面に適したグリップ力を発揮させることができる。
また、第2スタッド部12は、第2突出面12aからアウトソール側凹部13の底部13bまでの厚みがアウトソール側凹部13の深さよりも大きくなるように形成されている。すなわち、第2スタッド部12における第2突出面12aからアウトソール側凹部13の底部13bまでの厚みが一定量に保たれている。このため、第2スタッド部12の耐摩耗性が担保されるとともに、第2突出面12aに外力Fが作用したときに第2スタッド部12が過剰に変形しないようにその変形量を抑制することができる。
また、第2スタッド部12は、第2突出面12aの表面積がアウトソール側凹部13の開口面積よりも小さくなるように形成されている。すなわち、アウトソール側凹部13の開口部13aが比較的大きく形成されていることから、第2突出面12aに外力Fが作用したときに、第2突出面12aを含めた第2スタッド部12の下端部分がアウトソール側空隙部14内に逃げやすくなる。このため、第2スタッド部12の上下移動に伴うアウトソール側空隙部14の圧縮変形を促進することができる。
また、アウトソール側凹部13が開口部13aから底部13bに亘って略ドーム状に湾曲形成されていることから、アウトソール側凹部13内において、側壁部同士の隅角部または側壁部と底部13bとの隅角部が形成されず、応力集中する部分も存在しない。このため、ソール構造1が繰り返し使用された場合であってもアウトソール側空隙部14の圧縮変形によるアウトソール側凹部13内の破損などが生じにくくなり、アウトソール側凹部13の経年劣化を抑制することができる。
[第2実施形態]
図4は、本発明の第2実施形態に係るソール構造1を示す。この実施形態では、第1実施形態と比較して、アウトソール側空隙部14の構造が一部異なっている。なお、この実施形態に係るソール構造1の他の構成は、第1実施形態に係るソール構造1の構成と同様である。このため、以下の説明では、図1〜図3と同じ部分について同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図4に示すように、アウトソール側空隙部14の内部には、第2突出面12aに外力Fが作用したときに変形可能なアウトソール側リブ部21が設けられている。具体的に、アウトソール側リブ部21は、アウトソール側凹部13の底部13bと一体形成されていて、アウトソール側凹部13の底部13bからミッドソール2に向かって上方に延びている。
この実施形態に係るソール構造1では、アウトソール側リブ部21をアウトソール側空隙部14内に設けることにより、ソール構造1の製造時にアウトソール3とミッドソール2との圧着工程でアウトソール側空隙部14が不意に押し潰れされないようにその内部空間を維持することができる。なお、製造後のソール構造1において、アウトソール側リブ部21は、第2突出面12aに外力Fが作用したときに変形可能となっているため、アウトソール側リブ部21によりアウトソール側空隙部14の圧縮変形が阻害されることはない。
また、この実施形態に係るソール構造1において、アウトソール側凹部13の内壁には、底部13b側で段差状に形成された規制部22が設けられている。規制部22は、アウトソール側空隙部14が圧縮変形したときに規制部22の上面がミッドソール2の下面に突き当たるように構成されている。この規制部22をアウトソール側空隙部14内に設けることにより、第2突出面12aが基準面4側に向かって接近しすぎないように規制することができる。
[第3実施形態]
図5および図6は、本発明の第3実施形態に係るソール構造1を示す。この実施形態では、第1実施形態と比較して、第2スタッド部12の構造が一部異なっている。なお、この実施形態に係るソール構造1の他の構成は、第1実施形態に係るソール構造1の構成と同様である。このため、以下の説明では、図1〜図3と同じ部分について同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図5および図6に示すように、第2スタッド部12には、複数の補強部23,23,…が設けられている。複数の補強部23,23,…は、第2スタッド部12の外周に配置され、かつ第2スタッド部12の周方向に間隔をあけて第2スタッド部12および基準面4と一体に形成されている。具体的に、各補強部23は、例えばアウトソール3と同一の材料からなり、底面視で略薄板状に形成されている。また、各補強部23は、断面視で第2突出面12aの半径方向外側に向かって第2突出面12aから基準面4に向かうように傾斜状に形成されている。なお、図6では、補強部23を強調して示すために補強部23の断面部分をドットハッチングで表している。
この実施形態に係るソール構造1では、補強部23,23,…により、第2スタッド部12を、第2突出面12aに対して外力Fが作用したときに第2スタッド部12が上下方向に直交しかつ基準面4に略平行な方向に変形(いわゆる横ぶれ)しないように補強することができる。
[第1〜第3実施形態に関するその他の実施形態]
上記各実施形態に係るソール構造1では、第2スタッド部12の第2突出面12aが略円形状に形成された形態を示したが、この形態に限られない。例えば、図7の上図に示すように、第2突出面12aは、底面視で三角形状に形成されていてもよい。また、図7の下図および図8の上図に示すように、第2突出面12aは、底面視で四角形状に形成されていてもよい。また、図8の中央図に示すように、第2突出面12aは、底面視で略V字状に形成されていてもよい。さらに、図8の下図に示すように、第2突出面12aは、底面視で複数の略長方形状の面体が第2突出面12aの中央位置から半径方向外側に向かって延び、かつ周方向に等間隔になるように配設されていてもよい。
また、上記各実施形態に係るソール構造1では、アウトソール側凹部13が開口部13aから底部13bに亘って略ドーム状に湾曲形成された形態を示したが、この形態に限られない。例えば、図8に示すように、側壁部と底部13bとの間に角状の隅角部が形成されていてもよい。
また、上記各実施形態に係るソール構造1では、単体のスタッド群10において、複数の第1スタッド部11,11,…が1つの第2スタッド部12の周囲に配置されかつその周方向に間隔をあけて配置された形態を示したが、この形態に限られない。例えば、複数の第1スタッド部11,11,…が複数の第2スタッド部12,12,…における集合体の周囲に配置されかつその集合体の周囲に間隔をあけて配置されていてもよい。
[第4実施形態]
図9〜図13は、本発明の第4実施形態に係るソール構造1を示す。この実施形態では、第1実施形態と比較して、特にミッドソールの構造および第2スタッド部12における上下移動の機構が異なっている。なお、この実施形態に係るソール構造1の他の構成は、第1実施形態に係るソール構造1の構成と同様である。このため、以下の説明では、図1〜図3と同じ部分について同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図9〜図11に示すように、ミッドソール2は、上下に分離されている。具体的に、ミッドソール2は、上部ミッドソール2aと、上部ミッドソール2aの下側に積層配置された下部ミッドソール2bとを有している。
上部ミッドソール2aの上部には、足裏面を支持する足裏支持面2cが前後方向に延びるように形成されている。上部ミッドソール2aの周縁部には、着用者の足を覆うアッパー(図示せず)が設けられている。
下部ミッドソール2bには、その下面から凹陥したミッドソール側凹部2d,2d,…が形成されている。各ミッドソール側凹部2dは、後述する各第2スタッド部12の上側に対向する位置に配置されている。各ミッドソール側凹部2dは、断面視で下部ミッドソール2bの下面から上方に向かって先細るように形成されている。そして、下部ミッドソール2bの下部には、ミッドソール側凹部2d,2d,…とアウトソール3の上部との間に囲まれたミッドソール側空隙部6,6,…が設けられている。
上部および下部ミッドソール2a,2b間には、着用者の足の後足部に対応する位置に配設された補強プレート7が設けられている。補強プレート7は、上部および下部ミッドソール2a,2bよりも硬質な薄肉層からなり、凹凸が前後方向に繰り返された波形状に形成されている。なお、補強プレート7としては、上記波形状に形成されたものに限られず、例えば平板状に形成されたものであってもよい。
次に、図9に示すように、第1スタッド部11,11,…および第2スタッド部12,12,…は、アウトソール3において着用者の足の前足部に対応する位置に設けられている。第1スタッド部11,11,…および第2スタッド部12,12,…は、各々が前後方向および足幅方向のそれぞれの方向に沿って互い違いに配列されかつ互いに間隔をあけて配置されている。
各第1スタッド部11および各第2スタッド部12は、基準面4から下方に向かって略四角柱状に突設されている。各第1スタッド部11および各第2スタッド部12は、例えばアウトソール3と同一の材料からなり、アウトソール3と一体に形成されている。なお、この実施形態では、上記第1実施形態で示した台座部5が設けられていない。
図9および図11に示すように、各第1スタッド部11の第1突出面11aは、底面視で略矩形状に形成されている。また、図12および図13にも示すように、各第2スタッド部12は、断面視で基準面4から下方に向かって先細るように形成されている。第2突出面12aは、底面視で略矩形状に形成されている。なお、基準面4、第1突出面11a、および第2突出面12aにおける上下方向の位置関係については、上記第1実施形態と同様の関係にあるため、その詳細な説明を省略する。
そして、ソール構造1を備えたシューズを着用した着用者が整地または不整地を走行している場合において、各第2スタッド部12は、第2突出面12aが基準面4に向かって接近するように上下移動可能に構成されている。
具体的に、図12に示すように、接地時に路面から受ける反発力などの外力Fが第2スタッド部12の第2突出面12aに作用すると、第2スタッド部12の上部と連続しているアウトソール3の付け根部3a,3aがミッドソール側空隙部6の内部に向かって入り込むように弾性変形する。この付け根部3a,3aの弾性変形により、第2スタッド部12がミッドソール側空隙部6に向かって接近するようになる。つまり、第2スタッド部12がミッドソール側空隙部6の内部に入り込んでいく。
第2スタッド部12がミッドソール側空隙部6に向かって接近していくと、第2突出面12aは、第2スタッド部12が上下移動する前の状態の位置(図12に示すH2の位置)から例えば第1突出面11aと略面一の位置(図12に示すH1の位置)まで上昇する(図12の仮想線を参照)。さらに、図13に示すように、第2突出面12aに外力Fが作用し続けると、第2スタッド部12の全体がその形状を維持しながらミッドソール側空隙部6の内部に収容された状態となる。この収容状態では、第2突出面12aが付け根部3a,3aを除くアウトソール3の基準面4と略面一となる。
このように、ミッドソール側空隙部6を第2スタッド部12の真上に設けたことにより、接地時に路面から受ける反発力などの外力Fが第2スタッド部12の第2突出面12aに作用すると、第2スタッド部12が各ミッドソール側空隙部6に向かって上下移動する。これにより、ソール構造1のクッション性が発揮される。
一方、着用者の足が路面から離れると、外力Fが第2突出面12aに対して作用しなくなり、アウトソール3の付け根部3a,3aが元の状態に戻るようになる。これにより、第2スタッド部12は、ミッドソール側空隙部6の内部に収容された状態から脱して、第2突出面12aが付け根部3a,3aを除くアウトソール3の基準面4から離反するように元の位置(図12に示すH2の位置)まで下方に移動する。
(第4実施形態の作用効果)
以上のように、ミッドソール側空隙部6を第2スタッド部12の真上に設けたことにより、第2スタッド部12は、第2突出面12aに外力が作用したときに第2突出面12aが基準面4に向かって接近するように上下移動可能となっている。このため、この実施形態に係るソール構造1では、第1および第2スタッド部11,12により、上記第1実施形態と同様に、着用者の姿勢を安定させつつ、様々な路面に適したグリップ力を発揮させることができる。また、この実施形態に係るソール構造1では、第2スタッド部12を上下移動させるための要素として、第1実施形態のようにアウトソール側凹部13を特に設けなくてもよい。このため、第2スタッド部12の厚みが特に制約されず、第2スタッド部12の厚みを比較的大きくすることにより、第2スタッド部12に対する摩耗などの影響による経年劣化を抑制することもできる。
また、図11〜図13に示すように、第2スタッド部12は、第2突出面12aの表面積が各ミッドソール側凹部2dの開口面積よりも小さくなるように形成されている。このため、第2突出面12aに外力Fが作用したときに、第2突出面12aが基準面4に接近して、第2突出面12aを含めた第2スタッド部12の全体がミッドソール側空隙部6内に入り込みやすくなる。このように、第2スタッド部12の上下移動が促される結果、ソール構造1のクッション性をより一層高めることができる。
[第5実施形態]
図14および図15は、本発明の第5実施形態に係るソール構造1を示す。この実施形態では、第4実施形態と比較して、第2スタッド部12の構造が一部異なっている。なお、この実施形態に係るソール構造1の他の構成は、第4実施形態に係るソール構造1の構成と同様である。このため、以下の説明では、図9〜図13と同じ部分について同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図14に示すように、この実施形態に係るソール構造1において、第2スタッド部12の第2突出面12aは、底面視で略台形状に形成されている。また、図15に示すように、第2スタッド部12の上側には、アウトソール3の上面から凹陥したアウトソール側凹部13が形成されている。具体的に、アウトソール側凹部13は、第2突出面12aの真上に配置されていて、アウトソール側凹部13の開口部から底部13bに亘って先細るように形成されている。さらに、第2スタッド部12は、第2突出面12aからアウトソール側凹部13の底部13bまでの厚みがアウトソール側凹部13の深さよりも大きくなるように形成されている。
第2スタッド部12の上側(真上側)には、アウトソール側凹部13と下部ミッドソール2bとの間に囲まれたアウトソール側空隙部14が設けられている。第2スタッド部12は、第2突出面12aの表面積がアウトソール側凹部13の開口面積よりも小さくなるように形成されている。
そして、この実施形態の第2スタッド部12は、第2突出面12aに外力が作用したときにアウトソール側空隙部14が圧縮変形して、第2突出面12aが基準面4に向かって接近するように上下移動可能に構成されている。このように、第5実施形態の第2スタッド部12では、上記第4実施形態と比較して、アウトソール側空隙部14の圧縮変形により上下移動が促される結果、ソール構造1のクッション性をより一層高めることができる。
[第6実施形態]
図16は、本発明の第6実施形態に係るソール構造1を示す。この実施形態では、第5実施形態と比較して、ミッドソール側空隙部6およびアウトソール側空隙部14の構造が一部異なっている。なお、この実施形態に係るソール構造1の他の構成は、第5実施形態に係るソール構造1の構成と同様である。このため、以下の説明では、図14および図15と同じ部分について同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図16に示すように、この実施形態では、ミッドソール側空隙部6およびアウトソール側空隙部14の内部にアウトソール側リブ部21およびミッドソール側リブ部24が設けられている。
アウトソール側リブ部21は、アウトソール側凹部13の底部13bと一体形成されていて、底部13bから下部ミッドソール2bに向かって上方に延びている。また、アウトソール側リブ部21は、その上端部がミッドソール側リブ部24の下端部と当接するように配置されている。
ミッドソール側リブ部24は、ミッドソール側凹部2dの底部と一体形成されていて、底部からアウトソール3に向かって下方に延びている。
このように、第5実施形態に係るソール構造1の変形例では、アウトソール側リブ部21およびミッドソール側リブ部24を設けることにより、ソール構造1の製造時にアウトソール3と下部ミッドソール2b(ミッドソール2)との圧着工程でミッドソール側空隙部6およびアウトソール側空隙部14が不意に押し潰れされないようにその内部空間を維持することができる。
なお、製造後のソール構造1において、アウトソール側リブ部21およびミッドソール側リブ部24は、第2突出面12aに外力Fが作用したときに変形可能となっている。このため、各リブ部21,24によりアウトソール側空隙部14の圧縮変形が阻害されることはない。
[第4〜第6実施形態に関するその他の実施形態]
上記第4および第5実施形態に係るソール構造1の変形例として、図17および図18に示すように、ミッドソール側空隙部6に可撓性を有する軟質部材30を設けてもよい。具体的に、軟質部材30は、例えばミッドソール2よりも軟らかい材料からなり、ミッドソール側凹部2dの底部に積層配置されている。このような変形例では、接地時において第2スタッド部12に生じる衝撃力が軟質部材30により緩和されるため、ソール構造1のクッション性をより一層高めることができる。なお、図17および図18では、軟質部材30を強調して示すために軟質部材30の断面部分をドットハッチングで表している。
また、上記第4〜第6実施形態に係るソール構造1では、第2スタッド部12の第2突出面12aが底面視で略矩形状に形成された形態を示したが、この形態に限られない。例えば、第2突出面12aは、底面視で円形状または三角形状に形成されていてもよい。
また、上記第4〜第6実施形態に係るソール構造1では、ミッドソール側凹部2dの開口部から底部に亘って先細るような形状に形成された形態を示したが、この形態に限られない。例えば、ミッドソール側凹部2dを、その開口部から底部に亘って略ドーム状に湾曲形成してもよい。なお、上記第5実施形態で示したアウトソール側凹部13についても、これと同様である。
以上、本発明についての実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態のみに限定されず、発明の範囲内で種々の変更が可能である。
本発明は、例えば不整地を走行するトレイルランニング、または土や芝生の上で行われる球技など、様々な路面に適用されるシューズとして産業上の利用が可能である。
1:ソール構造
2:ミッドソール
2d:ミッドソール側凹部
3:アウトソール
4:基準面
5:台座部
6:ミッドソール側空隙部
10:スタッド群
11:第1スタッド部
11a:第1突出面
12:第2スタッド部
12a:第2突出面
13:アウトソール側凹部
14:アウトソール側空隙部
21:アウトソール側リブ部
22:規制部
23:補強部
24:ミッドソール側リブ部

Claims (12)

  1. 弾性材からなるミッドソールと、該ミッドソールの下側に積層配置されたアウトソールと、を備えるシューズ用ソール構造であって、
    前記アウトソールは、
    前記アウトソールの下側に設けられた基準面と、
    前記基準面に下方に向かって上下移動不能に突設され、該基準面よりも下方に位置する第1突出面が形成された第1スタッド部と、
    前記第1スタッド部と隣り合う位置の前記基準面に下方に向かって突設され、前記第1突出面よりも下方に位置する第2突出面が形成された第2スタッド部と、を有し、
    前記第2スタッド部の上側には、前記アウトソールの上面から凹陥したアウトソール側凹部と前記ミッドソールの下部との間に囲まれたアウトソール側空隙部が設けられており、
    前記第2スタッド部は、前記第2突出面に外力が作用したときに前記アウトソール側空隙部が圧縮変形して、該第2突出面が基準面に向かって接近するように上下移動可能に構成されている、ソール構造。
  2. 請求項1に記載のソール構造において、
    前記第2スタッド部は、前記第2突出面から前記アウトソール側凹部の底部までの厚みが該アウトソール側凹部の深さよりも大きくなるように形成されている、ソール構造。
  3. 請求項1または2に記載のソール構造において、
    前記第2スタッド部は、前記第2突出面の表面積が前記アウトソール側凹部の開口面積よりも小さくなるように形成されている、ソール構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のソール構造において、
    前記アウトソール側凹部は、その開口部から底部に亘って略ドーム状に湾曲形成されている、ソール構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のソール構造において、
    前記アウトソール側空隙部には、該アウトソール側凹部の底部から前記ミッドソールに向かって上方に延び、かつ前記第2突出面に外力が作用したときに変形可能なアウトソール側リブ部が設けられている、ソール構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のソール構造において、
    前記第2スタッド部の外周に配置され、かつ該第2スタッド部の周方向に間隔をあけて該第2スタッド部および前記基準面と一体に形成された複数の補強部が設けられている、ソール構造。
  7. 弾性材からなるミッドソールと、該ミッドソールの下側に積層配置されたアウトソールと、を備えるシューズ用ソール構造であって、
    前記アウトソールは、
    前記アウトソールの下側に設けられた基準面と、
    前記基準面に下方に向かって上下移動不能に突設され、該基準面よりも下方に位置する第1突出面が形成された第1スタッド部と、
    前記第1スタッド部と隣り合う位置の前記基準面に下方に向かって突設され、前記第1突出面よりも下方に位置する第2突出面が形成された第2スタッド部と、を有し、
    前記ミッドソールの下部には、前記第2スタッド部の上側に対向する位置で前記ミッドソールの下面から凹陥したミッドソール側凹部と前記アウトソールの上部との間に囲まれたミッドソール側空隙部が設けられており、
    前記第2スタッド部は、前記第2突出面に外力が作用したときに該第2突出面が基準面に向かって接近するように上下移動可能に構成されている、ソール構造。
  8. 請求項7に記載のソール構造において、
    前記第2スタッド部は、前記第2突出面の表面積が前記ミッドソール側凹部の開口面積よりも小さくなるように形成されている、ソール構造。
  9. 請求項7または8に記載のソール構造において、
    前記第2スタッド部の上側には、前記アウトソールの上面から凹陥したアウトソール側凹部と前記ミッドソールの下部との間に囲まれたアウトソール側空隙部が設けられており、
    前記第2スタッド部は、前記第2突出面に外力が作用したときに前記アウトソール側空隙部が圧縮変形して、前記第2突出面が前記基準面に向かって接近するように上下移動可能に構成されている、ソール構造。
  10. 請求項9に記載のソール構造において、
    前記ミッドソール側空隙部には、前記ミッドソール側凹部の底部から前記アウトソールに向かって下方に延びるミッドソール側リブ部が設けられており、
    前記アウトソール側空隙部には、前記アウトソール側凹部の底部から前記ミッドソールに向かって上方に延びかつ前記ミッドソール側リブ部の下端部と当接するアウトソール側リブ部が設けられている、ソール構造。
  11. 請求項7〜9のいずれか1項に記載のソール構造において、
    前記ミッドソール側空隙部には、可撓性を有する軟質部材が設けられている、ソール構造。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のソール構造を備えた、シューズ。
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