JPWO2018150922A1 - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018150922A1
JPWO2018150922A1 JP2018568115A JP2018568115A JPWO2018150922A1 JP WO2018150922 A1 JPWO2018150922 A1 JP WO2018150922A1 JP 2018568115 A JP2018568115 A JP 2018568115A JP 2018568115 A JP2018568115 A JP 2018568115A JP WO2018150922 A1 JPWO2018150922 A1 JP WO2018150922A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical path
virtual image
mirror
lens unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018568115A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6692939B2 (ja
Inventor
昭央 三沢
望 下田
裕司 藤田
茂樹 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maxell Ltd filed Critical Maxell Ltd
Publication of JPWO2018150922A1 publication Critical patent/JPWO2018150922A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6692939B2 publication Critical patent/JP6692939B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K35/00Instruments specially adapted for vehicles; Arrangement of instruments in or on vehicles
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/08Catadioptric systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0149Head-up displays characterised by mechanical features
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/18Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors
    • G02B7/182Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors for mirrors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0149Head-up displays characterised by mechanical features
    • G02B2027/0154Head-up displays characterised by mechanical features with movable elements
    • G02B2027/0159Head-up displays characterised by mechanical features with movable elements with mechanical means other than scaning means for positioning the whole image
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0149Head-up displays characterised by mechanical features
    • G02B2027/0161Head-up displays characterised by mechanical features characterised by the relative positioning of the constitutive elements
    • G02B2027/0163Electric or electronic control thereof
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0179Display position adjusting means not related to the information to be displayed
    • G02B2027/0181Adaptation to the pilot/driver
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0179Display position adjusting means not related to the information to be displayed
    • G02B2027/0185Displaying image at variable distance
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B2207/00Coding scheme for general features or characteristics of optical elements and systems of subclass G02B, but not including elements and systems which would be classified in G02B6/00 and subgroups
    • G02B2207/117Adjustment of the optical path length
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/08Mirrors
    • G02B5/10Mirrors with curved faces

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

専用品ではなく、比較的入手が容易な汎用品を用いて異なる虚像距離で表示が可能なヘッドアップディスプレイ装置を提供する。映像光を射出する表示素子及び虚像光学系を含み、虚像光学系は、表示素子に近い位置から順に、映像光の出射方向に沿って配置されたレンズユニットと自由曲面ミラーとを含む。表示素子は、出射面における筐体開口部側の端部がレンズユニットにおける入射面に近く、出射面における筐体開口部とは反対側の端部がレンズユニットにおける入射面から離れた、レンズユニットの光軸に対する傾斜姿勢で配置される。レンズユニットは、筐体開口部側の端部からレンズユニットの入射面までの第1光路長と筐体開口部とは反対側の端部からレンズユニットの入射面までの第2光路長との差からなる光路長差を虚像距離差に応じて光学的に拡大する光学特性を有する。

Description

本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置に関する。
例えば、自動車等の車両において、通常は、車速やエンジン回転数等の情報は、ダッシュボード内の計器盤(インパネ)に表示される。また、カーナビゲーション等の画面は、ダッシュボードに組み込まれもしくはダッシュボード上に設置されたディスプレイに表示される。運転者がこれらの情報を視認する場合に視線を大きく移動させることが必要となることから、視線の移動量を低減させる技術として、車速等の情報やカーナビゲーションに係る指示等の情報をフロントガラス(ウィンドシールド)等に投射して表示するヘッドアップディスプレイ(Head Up Display、以下では「HUD」と記載する場合がある)装置が知られている。
HUDに関連する技術として、例えば、特許文献1には、「運転パラメータ検出装置からのヘッドアップディスプレイ表示画像用データが表示制御回路に入力される。表示体は表示板を互いに上下に距離をとってほぼ水平に配置し、表示板は表示領域以外の領域を透明な領域として構成する。表示制御回路は、各表示板を制御して、複数の表示板に表示画像を表示する。表示板の下方にバックライト光源を設け、バックライト光源の光が上方の表示板に到達して各表示板の出射光が、ルーバーを通過して、コンバイナに入射する。情報を表示する表示板を切り替えることにより、運転者の目の位置から虚像が表示される位置までの距離を、可動機構なしで可変とすることができる(要約抜粋)」HUDが開示されている。
特開2004−168230号公報
特許文献1に記載のHUDでは、複数の表示板が出射光の出射方向に沿って配置される。そのため、バックライト光源側に配置された表示板に表示された表示画像がバックライト光源側とは反対側、即ちルーバー側に配置された表示板により遮光されることを防ぐために、各表示板は表示領域と透過領域を備える。そして、互いの表示領域が出射方向において被らないように透過領域及び表示領域の位置をずらした3種類の表示板を1セットとして用い、出射光の進行方向に沿って3つの表示板の透過領域及び表示領域の位置を調整して配置する必要があることから、HUDの製造に手間がかかるという実情がある。
そこで本発明は、虚像距離が異なる虚像を表示するHUDの製造時の手間を改善が期待できるヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、特許請求の範囲に記載の構成を有する。その一例をあげるならば、本発明は運転者に対して虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、光源及び表示素子を有し、前記表示素子に映像を形成する映像表示装置と、前記映像表示装置から出射された前記映像を含む映像光を被投射部材で反射させることで前記映像に係る虚像を車両の前方に表示する虚像光学系と、前記虚像光学系を収容する筐体と、を備え、前記筐体は、前記映像光が出射する開口部を備え、前記虚像光学系は、前記表示素子における前記映像光の出射面に近い位置から順に、前記映像光の出射方向に沿って配置されたレンズユニットと自由曲面ミラーとを含み、前記表示素子は、前記出射面における前記開口部側の端部が前記レンズユニットにおける入射面に近く、前記出射面における前記開口部とは反対側の端部が前記レンズユニットにおける入射面から離れた、前記レンズユニットの光軸に対する傾斜姿勢で配置され、前記レンズユニットは、前記開口部側の端部から前記レンズユニットの入射面までの第1光路長と前記開口部側とは反対側の端部から前記レンズユニットの入射面までの第2光路長との差からなる光路長差を光学的に拡大する光学特性を有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、虚像距離が異なる虚像を表示するHUDの製造時の手間を改善が期待できるヘッドアップディスプレイ装置を提供することができる。なお、上述した以外の目的、構成、効果については下記実施形態において明らかにされる。
本実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の概略構成図 HUDの筐体を中心とした外観の例を示した斜視図 図2Aに示したHUDを各部品に分解した状態を示した斜視図 本実施形態に係る映像表示装置の実装形態の例について概要を示した図 表示素子の傾斜姿勢、光路長差、及び虚像距離差を示す図 本実施形態で用いられるレンズユニットの一実施例を示す図 本実施形態で用いられるレンズユニットの一実施例を示す図 HUDの外装筐体を中心とした外観の例を示した斜視図 図6Aに示したHUDを各部品に分解した状態を示した斜視図 第2実施形態に係る自発光膜照射装置の外観の例を示した斜視図 第2実施形態に係る自発光膜照射装置の各部品を分解した状態を示す斜視図 第2実施形態における虚像距離差を示す図 HUDの外装筐体を中心とした外観の例を示した斜視図 図9Aに示したHUDを各部品に分解した状態を示した斜視図 虚像距離可変機構の外観の例を示した斜視図 虚像距離可変機構の各部品を分解した状態を示す斜視図 コントローラが実行する光路切替処理の流れを示すフローチャート 第1光路が形成された状態を示す図 第2光路が形成された状態を示す図 太陽光遮光状態の各ミラーの配置状態を示す図 コントローラの機能ブロック例を示す図 コントローラの機能ブロック例を示す図 コントローラのハードウェア構成例を示す図
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。一方で、ある図において符号を付して説明した部位について、他の図の説明の際に再度の図示はしないが同一の符号を付して言及する場合がある。また、以下に示す各実施形態では、ヘッドアップディスプレイ(HUD)装置が自動車等の車両に設置される場合を例として説明するが、電車や航空機等の他の乗り物にも適用可能である。また、乗り物以外の用途に用いるHUDにも適用可能である。
<第1実施形態>
第1実施形態は、LCDパネル等の表示素子を備えた映像表示装置とレンズユニットとを用い、表示素子を傾斜姿勢で保持し、レンズユニットの倍率と表示素子及びレンズユニットの配置位置の関係性を利用して虚像距離が異なる虚像を表示させる態様である。以下、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の概略構成図である。HUD装置1は、外装筐体50内に配置された映像表示装置30によって表示された映像を含む映像光を自由曲面ミラー41により反射させて、車両2のウィンドシールド3に投射する。ウィンドシールド3に投射された映像光が運転者5の目に入射することで、運転者は車両2の前方に虚像80を視認する。自由曲面ミラー41はミラー駆動部42により回動する。これにより、自由曲面ミラー41はウィンドシールド3に向けて映像光を反射する角度を変更する。
ここで、被投射部材はウィンドシールド3に限られず、映像光が投射される部材であれば、コンバイナなど他の部材とすることができる。また、本実施形態では、映像表示装置30としてバックライトを有するプロジェクタやLCD(Liquid Crystal Display)30を用いる。自発光型のVFD(Vacuum Fluorescent Display、後述する第2実施形態で用いる)等であってもよい。投射装置によりスクリーンに映像を表示するものであってもよい。このようなスクリーンとしては、例えば、マイクロレンズを2次元状に配置したマイクロレンズアレイにより構成してもよい。
自由曲面ミラー41と映像表示装置30との間には、自由曲面ミラー41と映像表示装置30の光学的な距離を調整するためのレンズユニット43を備える。よって、映像表示装置30からの映像光の出射方向に沿って、映像表示装置30から近い順にレンズユニット43及び自由曲面ミラー41が配置されて虚像光学系を形成し、外装筐体50の内部に収容される。
図2A、図2Bは、本発明の一実施形態であるヘッドアップディスプレイ装置の実装形態の例について概要を示した図である。図2Aは、HUD1の外装筐体50を中心とした外観の例を示した斜視図である。また、図2Bは、図2Aに示したHUD1を各部品に分解した状態を示した斜視図である。
図2Bに示すように、HUD1は、外装ケース54に光学部品保持部材53が収納され、更に外装蓋部51により上部が覆われる構成を有する。外装ケース54及び外装蓋部51の各部材は、図1に示したHUD1における外装筐体50を構成する。そして、外装ケース54の開口部には映像表示装置30が装着される。
外装蓋部51は、映像光をウィンドシールド3に向かって出射するための開口部を有し、当該開口部は防眩板52(グレアトラップ)によって覆われている。
光学部品保持部材53は、図1に示したHUD1における自由曲面ミラー41及びレンズユニット43を保持する部材である。
外装ケース54には、後述するLED光源31aやバックライト等の動作を制御する制御部が実装されるメイン基板70や、自由曲面ミラー41の傾斜角度を変化させるためのモータ等からなるミラー駆動部42等の他の部品が取り付けられていてもよい。本実施形態では、更に、映像表示装置30を取り付け/取り外しすることができるように、ネジ穴等の着脱機構や、映像光が入射するための開口部等が形成されている。
本実施形態では、映像表示装置30はモジュール化され、外装ケース54に対してネジ等により一体的に取り付け/取り外しが可能なように構成されている。これにより、例えば、HUD1自体を取り外したり分解したりすることなく、映像表示装置30のみを交換できるように構成することもできる。また、映像表示装置30を、HUD1の外装筐体50の外部に取り付ける構成とすることで、放熱性を向上させ、熱による故障や劣化の低減という効果も得ることができる。
図3は、映像表示装置30の実装形態の例について概要を示した図である。ここでは、モジュール化された映像表示装置30を各部品に分解した状態を斜視図により示している。映像表示装置30は、LCDパネル等の表示素子33が、フレキシブルケーブル34を介してメイン基板70から入力された映像信号に基づいて、バックライトからの光を変調することで映像を表示する。表示された映像は、図2における外装ケース54の開口部を通して虚像光学系(本実施形態では、図2におけるレンズユニット43及び自由曲面ミラー41)に出力され、運転者5が視認可能な虚像が生成される。
バックライトにおける光源素子には、例えば、固体光源として比較的安価で信頼性の高いLED(Light Emitting Diode)光源31aを用いる。LED光源31aは、高出力化するために面発光型とする。図3の例ではLED基板として実装している。この場合、例えば、後述するような技術的な工夫を用いて発散光の利用効率を向上させる。
LEDの入力電力に対する発光効率は、発光色によっても異なるが、20〜30%程度であり、残りはほとんどが熱に変換される。このため、LED光源31aを取り付けるフレーム35には、熱伝導率の高い部材(例えば、アルミニウム等の金属部材)からなる放熱用のフィン(ヒートシンク31b)を設けて熱を外部に放散させる。
LED光源31aからの発散光を効率よく表示素子33に導くため、図3の例では、導光体32b及び拡散板32cを用いている。この場合、塵などの付着を防止するため、例えば、外装部材36a、36bによって導光体32bや拡散板32c、及び表示素子33等の全体を覆い、映像表示装置30としてモジュール化するのが望ましい。
また、図3の例では、LED光源31aからの発散光を取り込んで平行光とするため、コリメートレンズ等からなる複数のライトファネル32aを設けている。各ライトファネル32aにおいてLED光源31aからの発散光を取り込む開口部は、例えば、平面とした上でLED光源31aとの間に媒質を挿入して光学的に接続する、もしくは、凸面形状として集光作用を持たせる。これにより、発散光を可能な限り平行光として、ライトファネル32aの界面に入射する光の入射角を小さくする。その結果、ライトファネル32aを通過後、更に発散角を小さくすることができるため、導光体32bで反射した後に表示素子33に向かう光源光の制御が容易となる。
更にLED光源31aからの発散光の利用効率を向上させるため、ライトファネル32aと導光体32bの接合部分においてPBS(Polarizing Beam Splitter)を用いて偏光変換を行い、所望の偏光方向に変換する。これにより、表示素子33への入射光の効率を向上させることができる。このように光源光の偏光方向を揃えた場合には、更に導光体32bの素材として複屈折が少ない材料を用いるのが望ましい。これにより、偏波の方向が回転して表示素子33を通過する場合において、例えば、黒表示時に色付き等の問題が発生するのを抑制することができる。
図4は、表示素子の傾斜姿勢、光路長差、及び虚像距離差を示す図である。図4に示すように、映像表示装置30の表示素子33における映像光の出射面33aは、レンズユニット43の光軸oaに対して出射面33aが直交する位置を基準位置Pとし、その基準位置Pよりも出射面33aの上端部がレンズユニット43側に近く、下端部がレンズユニット43側に対して遠くなる向きに傾いた傾斜姿勢Pで配置される。この結果、基準位置Pに対する出射面33aの俯角をθとすると、出射面33aの上端部(出射面33aにおける外装蓋部51の開口部側の端部に相当する)からレンズユニット43までの第1光路長L1と下端部(出射面33aにおける外装蓋部51の開口部とは反対側の端部に相当する)からレンズユニット43までの第2光路長L2との光路長の差ΔLは下式(1)で表せる。
[数1]
ΔL=L2−L1
={(L1+(α/2)sinθ)}−{L1−(α/2)sinθ}
=αsinθ・・・(1)
但し、αは出射面33aの左辺又は右辺の長さ
一方、レンズユニット43から出射面33aの上端までの第1光路長L1、及びレンズユニット43から出射面33aの下端までの第2光路長L2を、レンズユニット43の焦点距離foより小さくする。その場合、虚像80の上端及び下端は、式(2)、(3)に従いレンズユニット43から第1虚像距離D1及び第2虚像距離D2のそれぞれの位置に倍率m=D1/L1=D2/L2で表示される。なお、倍率mは、出射面33a上の表示画像の大きさを1とした場合に虚像80の大きさmと同値である。
[数2]
1/L1+1/D1=1/f・・・・(2)
[数3]
1/L2+1/D2=1/f・・・・(3)
式(2)及び(3)より、
[数4]
1/L1+1/D1=1/L2+1/D2
1/D1―1/D2=1/L2―1/L1
(D2−D1)/(D1・D2)=(L2−L1)/(L1・L2)
ΔD=ΔL(D1・D2)/(L1・L2)
=ΔL・m・・・・(4)
式(4)において、虚像80の上端部と下端部との虚像距離差ΔDが所望する値として与えられる場合、ΔLはHUD1の構造から機械的に決まる値なので、レンズユニット43の光学特性として、(4)を満たす倍率mを有すればよい。そして、表示素子33をレンズユニット43の焦点距離foよりも短い位置に配置することにより、虚像距離差ΔDを有する虚像80を表示できる。なお、実装上では、厳密に式(4)と同値でなくとも、虚像距離差ΔDがレンズユニット43により拡大された光路長差と等しいと見做せる許容範囲にあればよい。
図5A、図5Bは、本実施形態で用いられるレンズユニットの一実施例を示す図である。レンズユニット43は、単一のレンズでもよいし、複数のレンズを組み合わせた所謂組レンズであってもよい。一般に、レンズを使用しない場合ウィンドシールド3の傾斜などによりHUD1の映像には台形歪が発生する。そこでウィンドシールド3で発生する台形歪が長方形となるように表示素子33を傾けることで、表示素子33の上端部からウィンドシールド3まで、及び下端部からウィンドシールド3までの距離を変えてウィンドシールド3の傾斜による台形歪の補正の改善をある程度は行える。しかし、表示素子33を傾けすぎると映像のコントラストの低下等に起因する画質の低下が生じるので、表示素子33を傾けることにより得られる歪み補正効果には限界がある。
これに対して本実施形態では、所望の虚像距離差を実現する倍率を有するレンズユニット43に歪み補正レンズを組み込むことにより、台形歪みの補正効果を改善しつつ、所望の虚像距離差で虚像を表示する。本実施形態で用いられるレンズユニット43として光軸からの絶対座標(x,y)の関数として面の形状を定義された自由曲面形状を有する歪み補正レンズを用いる。自由曲面形状は、以下の式(5)のように表される。
[数5]
Figure 2018150922
上記歪み補正レンズを用いることにより、ウィンドシールド3の曲率半径の違いによる虚像の結像性能低下を低減させつつ、表示素子33の出射面33aからレンズユニット43の入射面までの構造的に定まる光路長差を虚像距離差に対応した光路長差に光学的に補正する。
本実施形態によれば、表示素子を傾斜姿勢で保持し、レンズユニットの倍率と表示素子及びレンズユニットの配置位置の関係性に基づいて、虚像距離が異なる虚像を表示させるHUDを提供できる。この構成において、表示素子及びレンズユニットも汎用品を適宜用いればよいので、特殊な部品を用いる場合に比べて部品調達が容易となりやすく製造コストの低減が期待できる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、第1実施形態の映像表示装置に代わり、異なる周波数を含む光を照射するプロジェクタ及び異なる周波数に反応する自発光膜を複数備え、各自発光膜をプロジェクタから照射される照射光の出射方向に沿って間隔を空けて配置した自発光膜照射装置を用いる。これにより、異なる周波数の出射光の其々には、自発光膜間の間隔に応じた光路長相当の光路長差が生じる。そこで第2実施形態では、この光路長差を用いて異なる虚像距離差を有する虚像が表示される。以下、図面を参照して説明する。
図6Aは、HUD1Aの外装筐体50を中心とした外観の例を示した斜視図である。また、図6Bは、図6Aに示したHUD1Aを各部品に分解した状態を示した斜視図である。
図6A、図6Bに示すように、HUD1Aは第1実施形態に係るHUD1と同様、外装ケース54に光学部品保持部材53が収納され、更に外装蓋部51により上部が覆われる構成を有する。そして、外装ケース54の開口部には第1実施形態の映像表示装置30に代わり、自発光膜照射装置100が装着される。
図7Aは第2実施形態に係る自発光膜照射装置100の外観の例を示した斜視図である。図7Bは、第2実施形態に係る自発光膜照射装置100の各部品を分解した状態を示す斜視図である。
図7A、図7Bに示すように自発光膜照射装置100は、プロジェクタから自発光膜照射装置筐体(以下「筐体」と略記する)102及びプロジェクタ104を備える。更に自発光膜照射装置100は、プロジェクタ104から照射される映像情報を含む映像光の光路上に、プロジェクタ104から近い順に第1周波数の光に反応して第1映像光を発光する第1自発光膜110及びこれを保持する第1自発光膜ホルダ111、第2周波数の光に反応して第2映像光を発光する第2自発光膜112及びこれを保持する第2自発光膜ホルダ113、第3周波数の光に反応して第3映像光を発光する第3自発光膜114及びこれを保持する第3自発光膜ホルダ115、黒スクリーン116及びこれを保持するスクリーンホルダ117が配置されて構成される。
筐体102はプロジェクタ104を収容するプロジェクタ収容部102aと、プロジェクタ収容部102aに収容されたプロジェクタ104の映像光が透過する開口部102bを有する中板102cと、プロジェクタ収容部102aの片側側面を覆うと共に中板102cを基準としてプロジェクタ収容部102aとは反対側に向かって立設する側板102dと、側板102dにおけるプロジェクタ収容部102aとは反対側の端部に連結し、中板102cと対向する天板102eとを含む。天板102eには、3つのスリット102f、102g、102hが映像光の進行方向に沿って間隔を空けて設けられる。各スリット102f、102g、102hに第1自発光膜ホルダ111、第2自発光膜ホルダ113、第3自発光膜ホルダ115のそれぞれを挿入すると、第1自発光膜ホルダ111、第2自発光膜ホルダ113、第3自発光膜ホルダ115が間隔を空けて保持される。いずれのスリット102f、102g、102hに第1自発光膜ホルダ111、第2自発光膜ホルダ113、第3自発光膜ホルダ115のそれぞれを挿入するかは適宜変更してもよい。各スリット102f、102g、102hに第1自発光膜ホルダ111、第2自発光膜ホルダ113、第3自発光膜ホルダ115を挿入し、プロジェクタ収容部102aにプロジェクタ104を収容すると、プロジェクタ104から照射された出射光の照射範囲内に第1自発光膜110、第2自発光膜112、第3自発光膜114が配置され、第1自発光膜110、第2自発光膜112、第3自発光膜114の其々は第1周波数、第2周波数、第3周波数の映像光を受光して発光する。
上記第1周波数、第2周波数、及び第3周波数は、例えばR,G,Bの各色に対応させてもよい。
プロジェクタ104から投射された映像光は、開口部102bを透過して第1自発光膜110、第2自発光膜112、及び第3自発光膜114に到達する。投射される映像光に含まれる映像光が第1自発光膜110に到達すると、第1自発光膜110は映像光のうちの第1周波数成分に反応して、第1周波数成分の映像情報を含む第1周波数映像光を発光する。同様に映像光が第2自発光膜112及び第3自発光膜114に到達すると第2自発光膜112、第3自発光膜114の其々は、映像光のうちの第2周波数成分、第3周波数成分の其々に反応して第2周波数成分の映像情報を含む第2周波数映像光、第3周波数成分の映像情報を含む第3周波数映像光を発光する。
図8は、第2実施形態における虚像距離差を示す図である。図8に示すように、第1周波数映像光、第2周波数映像光、第3周波数映像光のそれぞれは、レンズユニット43に入射する。ここで、第1周波数映像光の第1光路長L1は第1自発光膜110からレンズユニット43までの距離である。同様に、第2周波数映像光の第2光路長L2は第2自発光膜112からレンズユニット43までの距離である。また第3周波数映像光の第3光路長L3は第3自発光膜114からレンズユニット43までの距離である。第1光路長L1と第2光路長L2の光路長差ΔL1、及び第2光路長L2と第3光路長L3の光路長差ΔL2は、隣接するスリット102f、102g、102hの間隔により生じるものである。なお、図8ではスリット間隔をほぼ均一に設けて、光路長差ΔL1及び光路長差ΔL2がほぼ等しい例を図示しているが、スリット102f、102gの間隔とスリット102g、102hの間隔を変えて光路長差ΔL1及び光路長差ΔL2が異ならせてもよい。
図8の例に既述の式(2)、(3)、(4)を適用すると、光路長差ΔL1、ΔL2のそれぞれにレンズユニット43の倍率の2乗を乗算した虚像距離差を有して、第1周波数映像光による第1虚像(例えば赤色画像)、第2周波数映像光による第2虚像(例えば緑色画像)、第3周波数映像光による第3虚像(例えば青色画像)は表示される。よって、運転者5からみて第1虚像が最も手前に、第2虚像が中間に、第3虚像が最も遠くに表示される。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に異なる虚像距離差の虚像を表示させることができる。
また第1実施形態では出射面33aを傾斜角θ傾けた傾斜姿勢で保持することで光路長差を形成するが、画質のコントラストを確保するためには傾斜角θが取れる範囲に限界がある。これに対し、本実施形態では、自発光膜照射装置100の筐体102に設けたスリット102f、102g、102hの間隔により第1光路長L1、第2光路長L2、第3光路長L3の光路長差を形成するので、スリット間隔を大きくすればより大きな光路長差を形成でき、第1実施形態よりも更に大きな虚像距離差の実現が可能となる。
<第3実施形態>
第3実施形態では、映像表示装置とレンズユニットとの間に折り返しミラーを配置し、レンズ光軸に平行な第1光路と、折り返しミラーで反射させて映像光を迂回させてからレンズユニットに入射させる第2光路とを形成する実施形態である。第2光路は、第1光路よりも長い光路であり、第1光路及び第2光路には光路長差が生じる。本実施形態ではこの光路長差を用いて虚像距離差を有する虚像が表示される。
図9Aは、HUD1Bの外装筐体50を中心とした外観の例を示した斜視図である。また、図9Bは、図9Aに示したHUD1Aを各部品に分解した状態を示した斜視図である。
図9A、図9Bに示すように、HUD1Bは第1実施形態に係るHUD1と同様、外装ケース54に光学部品保持部材53が収納され、更に外装蓋部51により上部が覆われる構成を有する。そして、外装ケース54の開口部には虚像距離可変機構200を介して第1実施形態の映像表示装置30が装着される。
図10Aは虚像距離可変機構200の外観の例を示した斜視図である。図10Bは、虚像距離可変機構200の各部品を分解した状態を示す斜視図である。
図10A、図10Bに示すように虚像距離可変機構200は、虚像距離可変機構筐体210を備え、その中に、第1光路上に配置され、映像光を第1光路の進行方向とは異なる第2光路(迂回光路)に向けて反射させる第1折り返しミラー201及びその保持部材である第1折り返しミラー保持部201hと、第1光路に第1折り返しミラー201の鏡面を挿入又は退避させるために第1折り返しミラー保持部201hを回動させる第1ミラー駆動部203と、第2光路上に配置され、第1折り返しミラー201からの反射光の進行方向を変える第1中間折り返しミラー205と、第1中間折り返しミラー205からの反射光を更に反射する第2中間折り返しミラー206と、第1光路上に配置され第2中間折り返しミラー206からの反射光を第1光路の進行方向に沿って反射させる第2折り返しミラー202及びその保持部材である第2折り返しミラー保持部202hと、第1光路に第2折り返しミラー202の鏡面を挿入又は退避させるために第2折り返しミラー保持部202hを回動させる第2ミラー駆動部204とを備える。
更に第1中間折り返しミラー205及び第2中間折り返しミラー206の間には、光学レンズ(リレーレンズ)210が配置される。また、第1ミラー駆動部203及び第2ミラー駆動部204の其々は、第1折り返しミラー保持部201h及び第2折り返しミラー保持部202hを回動させるためのミラー駆動信号(挿入信号及び退避信号を含む)を出力するコントローラ220(ミラー制御部に相当する)に接続される(図12A参照)。
本実施形態では、第1折り返しミラー201の鏡面は、第1光路上に挿入された状態において、映像表示装置30の表示素子33から出射した映像光の進行方向軸に対して傾斜角を有して向かい合う。また第2折り返しミラー202の鏡面は、第1光路上に挿入された状態でレンズユニット43の光軸に向かって反射させるための傾斜角を有して向かい合う。
図11、図12A、図12B、図12Cを参照して、本実施形態に係るHUD1Bの動作について説明する。第1ミラー駆動部203、第2ミラー駆動部204、及び映像表示装置30の其々は、コントローラ220に接続される。コントローラ220は、映像表示装置30が実行する映像情報の生成処理の制御を行うと共に、生成された映像情報に応じた第1ミラー駆動部203及び第2ミラー駆動部204に対する駆動制御を行う。
図11は、コントローラ220が実行する光路切替処理の流れを示すフローチャートである。
映像表示装置30は虚像として表示する映像情報を生成し(S1101)、表示素子33に映像情報を表示する。LED光源31aからの照射光が表示素子33を透過して出射面33aから映像光が出射される(S1102)。
コントローラ220は、映像表示装置30が生成した映像情報を取得し(S1103)、この映像情報による虚像を近距離又は遠距離のどちらで表示するかを決定する(S1104)。
コントローラ220が近距離で表示すると決定した場合(S1104/近距離)、第1光路形成処理、即ち、第1折り返しミラー201の鏡面を第1光路から退避させる位置に移動させるための退避信号を第1ミラー駆動部203に対して出力すると共に、第2折り返しミラー202の鏡面を第1光路から退避させる位置に移動させるための退避信号を第2ミラー駆動部204に対して出力する(S1105)。
図12Aは、第1光路が形成された状態を示す。第1光路は、直進した映像光がレンズユニット43に入射する光路である。このとき、第1折り返しミラー201及び第2折り返しミラー202の其々の鏡面を第1光路に対して伏せることにより、第1光路から退避する。
コントローラ220が遠距離で表示すると決定した場合(S1104/遠距離)、第2光路形成処理即ち第1折り返しミラー201の鏡面を第1光路上に挿入させるための挿入信号を第1ミラー駆動部203に対して出力すると共に、第2折り返しミラー202の鏡面を第1光路上に配置して第2光路を形成するための挿入信号を第2ミラー駆動部204に対して出力する(S1106)。
図12Bは、第2光路が形成された状態を示す図である。第2光路を進行する映像光は、第1折り返しミラー201に到達すると第1折り返しミラー201により第1中間折り返しミラー205に向かって反射される。第1中間折り返しミラー205に到達した映像光は更に反射され、光学レンズ207を透過して第2中間折り返しミラー206へ到達する。更に映像光は第2中間折り返しミラー206で第2折り返しミラー202に向かって反射される。第2折り返しミラー202で反射した映像光は、外装ケース54の開口部から入射し、レンズユニット43に到達する。
HUD1BのメインスイッチがOFFにされなければ(S1107/No)、ステップS1101に戻り虚像距離制御処理を継続する。
HUD1BのメインスイッチがOFFにされると(S1107/Yes)、太陽光が映像表示装置30に入射することを防ぐための太陽光遮光処理を実施する(S1108)。
図12Cは太陽光遮光状態の各ミラーの配置状態を示す。太陽光遮光状態では、コントローラ220は第1折り返しミラー201の鏡面を第1光路から退避させると共に、第2折り返しミラー202の鏡面を第1光路上に挿入する。これにより、HUD1Bに入射した太陽光は、レンズユニット43から出射して第2折り返しミラー202に到達し、ここで反射され第2中間折り返しミラー206で反射される。そして光学レンズ207を透過し、第1中間折り返しミラー205で反射され、第1光路に対して伏せられた第1折り返しミラー201の鏡面に到達し、第1中間折り返しミラー205へ向かって反射する。その結果、HUD1Bに入射した太陽光は、第1光路に対して伏せられた第1折り返しミラー201の鏡面で折り返されるので、太陽光が映像表示装置30に入射するのを防ぐことができる。
本実施形態に既述の式(2)、(3)、(4)を適用すると、第1光路と第2光路との光路長差ΔLにレンズユニット43の倍率の2乗を乗算した虚像距離差を有して、第1光路を通過した映像による虚像をより近く、第2光路を通過した映像個による虚像をより遠くに表示させることができる。
図13A、図13Bを参照してコントローラ220の構成について説明する。図13A、図13Bはコントローラの機能ブロック例を示す図である。
図13Aの例では、コントローラ220に映像表示装置30内に映像情報を生成する映像情報生成部301を含む。一方、コントローラ220は映像情報生成部301が生成した映像情報を取得する映像情報取得部2201と、映像種類とそれを虚像として表示する際の虚像距離(近距離又は遠距離のどちらか)とを関連付けた虚像距離判定情報を記憶する虚像距離判定情報記憶部2202と、虚像距離判定情報に基づいて映像情報取得部2201から取得した映像情報が近距離表示又は遠距離表示のどちらの対象となる映像であるかを判定する虚像距離判定部2203と、判定結果に基づいて近距離表示を行う際には第1光路に、遠距離表示を行う際には第2光路に、またOFF時には太陽光遮光状態に切り替えるためのミラー駆動信号を第1ミラー駆動部203及び第2ミラー駆動部204のそれぞれに出力する光路切替制御部2204とを含む。
図13Bの例では、映像表示装置30が、映像情報生成部301からの映像情報を取得し、虚像距離判定情報を記憶する虚像距離判定情報記憶部2202に記憶された虚像距離判定情報を参照して、生成された映像情報が近距離表示又は遠距離表示のどちらの対象となる映像であるかを判定する虚像距離判定部2203を有する。一方コントローラ220は光路切替制御部2204を備えておき、映像表示装置30から虚像距離判定部2203の判定結果を含む判定情報を取得し、これを基に第1光路、第2光路、又は太陽光遮光状態に切り替えるためのミラー駆動信号を第1ミラー駆動部203及び第2ミラー駆動部204のそれぞれに出力するように構成してもよい。本例の動作フローが図111のフローと主に異なる点は、図11のS1103においてコントローラ220が映像表示装置30から映像情報を取得してS1104以下の処理が開始する代わりに、映像表示装置30内でS1103〜S1104までの処理が実行され、S1104による虚像距離判定結果情報がコントローラ220に出力されてからS1105以下の処理が実行される点である。
図14はコントローラ220のハードウェア構成例を示す図である。コントローラ220は、CPU(Central Processing Unit)251、RAM(Random Access Memory)252、ROM(Read Only Memory)253、HDD(Hard Disk Drive)254、及びI/F255を含み、これらがバス256を介して互いに接続されて構成される。I/F255は映像表示装置30、第1ミラー駆動部203、及び第2ミラー駆動部204に接続され、コントローラ220に対して映像情報又は虚像距離判定結果情報が入力されると共に、ミラー駆動信号が出力される。
図13A、図13Bに示す各機能ブロックに対応する構成は、図14に示す映像表示装置30及びコントローラ220を構成するハードウェアと、各機能ブロックの機能を実現するプログラムとが協働することにより構成されてもよい。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1、1A,1B…HUD、2…車両、3…ウィンドシールド、5…運転者
30…映像表示装置、31a…LED光源、31b…ヒートシンク、32…照明光学系、32a…ライトファネル、32b…導光体、33…表示素子、33a…出射面、32c…拡散板、32d…接合部、33…表示素子、34…フレキシブルケーブル、35…フレーム、36a、36b…外装部材、
41…自由曲面ミラー、42…ミラー駆動部、43…レンズユニット、
50…外装筐体、51…外装蓋部、52…防眩板、53…光学部品保持部材、54…外装ケース、55…光学部品保持外装ケース、
70…メイン基板、
80…虚像、
100…自発光膜照射装置、102…筐体、102a…プロジェクタ収容部、102b…開口部、102c…中板、102d…側板、102e…天板、102f、102g、102h…スリット、104…プロジェクタ、110…第1自発光膜、111…第1自発光膜ホルダ、112…第2自発光膜、113…第2自発光膜ホルダ、114…第3自発光膜、115…第3自発光膜ホルダ、116…黒スクリーン、117…スクリーンホルダ、
200…虚像距離可変機構、201…第1折り返しミラー、201h…第1折り返しミラー保持部、202…第2折り返しミラー、202h…第2折り返しミラー保持部、203…第1ミラー駆動部、204…第2ミラー駆動部、205…第1中間折り返しミラー、206…第2中間折り返しミラー、207…光学レンズ、210…虚像距離可変機構筐体
220…コントローラ、251…CPU、252…RAM、253…ROM、254…HDD、255…I/F、256…バス
301…映像情報生成部
2201…映像情報取得部、2202…虚像距離判定情報記憶部、2203…虚像距離判定部、2204…光路切替制御部
図9Aは、HUD1Bの外装筐体50を中心とした外観の例を示した斜視図である。また、図9Bは、図9Aに示したHUD1を各部品に分解した状態を示した斜視図である。
更に第1中間折り返しミラー205及び第2中間折り返しミラー206の間には、光学レンズ(リレーレンズ)207が配置される。また、第1ミラー駆動部203及び第2ミラー駆動部204の其々は、第1折り返しミラー保持部201h及び第2折り返しミラー保持部202hを回動させるためのミラー駆動信号(挿入信号及び退避信号を含む)を出力するコントローラ220(ミラー制御部に相当する)に接続される(図12A参照)。
本実施形態に既述の式(2)、(3)、(4)を適用すると、第1光路と第2光路との光路長差ΔLにレンズユニット43の倍率の2乗を乗算した虚像距離差を有して、第1光路を通過した映像による虚像をより近く、第2光路を通過した映像による虚像をより遠くに表示させることができる。
図13Bの例では、映像表示装置30が、映像情報生成部301からの映像情報を取得し、虚像距離判定情報を記憶する虚像距離判定情報記憶部2202に記憶された虚像距離判定情報を参照して、生成された映像情報が近距離表示又は遠距離表示のどちらの対象となる映像であるかを判定する虚像距離判定部2203を有する。一方コントローラ220は光路切替制御部2204を備えておき、映像表示装置30から虚像距離判定部2203の判定結果を含む判定情報を取得し、これを基に第1光路、第2光路、又は太陽光遮光状態に切り替えるためのミラー駆動信号を第1ミラー駆動部203及び第2ミラー駆動部204のそれぞれに出力するように構成してもよい。本例の動作フローが図11のフローと主に異なる点は、図11のS1103においてコントローラ220が映像表示装置30から映像情報を取得してS1104以下の処理が開始する代わりに、映像表示装置30内でS1103〜S1104までの処理が実行され、S1104による虚像距離判定結果情報がコントローラ220に出力されてからS1105以下の処理が実行される点である。

Claims (4)

  1. 運転者に対して虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、
    光源及び表示素子を有し、前記表示素子に映像を形成する映像表示装置と、
    前記映像表示装置から出射された前記映像を含む映像光を被投射部材で反射させることで前記映像に係る虚像を車両の前方に表示する虚像光学系と、
    前記虚像光学系を収容する筐体と、を備え、
    前記筐体は、前記映像光が出射する開口部を備え、
    前記虚像光学系は、前記表示素子における前記映像光の出射面に近い位置から順に、前記映像光の出射方向に沿って配置されたレンズユニットと自由曲面ミラーとを含み、
    前記表示素子は、前記出射面における前記開口部側の端部が前記レンズユニットにおける入射面に近く、前記出射面における前記開口部とは反対側の端部が前記レンズユニットにおける入射面から離れた、前記レンズユニットの光軸に対する傾斜姿勢で配置され、
    前記レンズユニットは、前記開口部側の端部から前記レンズユニットの入射面までの第1光路長と前記開口部側とは反対側の端部から前記レンズユニットの入射面までの第2光路長との差からなる光路長差を光学的に拡大する光学特性を有する、
    ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置において、
    前記虚像の上端部から前記運転者までの第1虚像距離と前記虚像の下端部から前記運転者までの第2虚像距離との虚像距離差は、前記レンズユニットにより拡大された前記光学的な光路長差と等しいと見做せる許容範囲内の値である、
    ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 運転者に対して虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、
    第1周波数成分及び前記第1周波数成分とは異なる第2周波数成分を含む映像光を出射するプロジェクタ、及び前記第1周波数成分に反応して第1映像光を発光する第1自発光膜、及び前記第2周波数成分に反応して第2映像光を発光する第2自発光膜を、前記プロジェクタから照射される映像光の照射範囲内に間隔を空けて配置された自発光膜照射装置と、
    前記第1映像光及び前記第2映像光を被投射部材で反射させることで前記第1映像光及び前記第2映像光に係る虚像を車両の前方に表示する虚像光学系と、
    前記虚像光学系を収容する筐体と、を備え、
    前記虚像光学系は、前記第1自発光膜に近い位置から順に、前記第1映像光及び前記第2映像光の出射方向に沿って配置されたレンズユニットと自由曲面ミラーとを含み、
    前記レンズユニットは、前記第1自発光膜から前記レンズユニットの入射面までの前記第1映像光の第1光路長と、前記第2自発光膜から前記レンズユニットの入射面までの前記第2映像光の第2光路長との差からなる光路長差を光学的に拡大する光学特性を有する、
    ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 運転者に対して虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、
    映像光を出射する映像表示装置と、
    前記映像表示装置から出射された前記映像光を被投射部材で反射させることで前記映像光に含まれる映像を虚像として車両の前方に表示する虚像光学系と、
    前記虚像光学系を収容する筐体と、
    前記映像表示装置及び前記虚像光学系の間に配置され、前記映像表示装置から出射した前記映像光が前記虚像光学系に入射する第1光路及び当該第1光路よりも長い第2光路を形成する虚像距離可変機構と、を備え、
    前記虚像光学系は、前記虚像距離可変機構に近い位置から順に、前記映像光の出射方向に沿って配置されたレンズユニットと自由曲面ミラーとを含み、
    前記虚像距離可変機構は、
    前記第1光路を進行する前記映像光を前記第2光路に向けて反射させる第1折り返しミラーと、
    前記第1折り返しミラーからの反射光の進行方向を変える少なくとも一つの中間折り返しミラーと、
    前記中間折り返しミラーからの反射光を前記第1光路の進行方向に沿うように反射させる第2折り返しミラーと、
    前記第1折り返しミラーの鏡面を前記第1光路に挿入又は退避させる第1ミラー駆動部と、
    前記第2折り返しミラーの鏡面を前記第1光路に挿入又は退避させる第2ミラー駆動部と、
    前記第1ミラー駆動部及び前記第2ミラー駆動部の駆動制御を行うミラー制御部と、を備え、
    前記ミラー制御部は、
    前記第1光路の形成時には、前記第1ミラー駆動部に対して前記第1折り返しミラーの鏡面を前記第1光路から退避させるための退避信号を出力すると共に、前記第2ミラー駆動部に対して前記第2折り返しミラーの鏡面を前記第1光路から退避させるための退避信号を出力し、
    前記第2光路の形成時には、前記第1ミラー駆動部に対して前記第1折り返しミラーの鏡面を前記第1光路に挿入させるための挿入信号を出力すると共に、前記第2ミラー駆動部に対して前記第2折り返しミラーの鏡面を前記第1光路に挿入させるための挿入信号を出力し、
    前記レンズユニットは、前記第1光路の光路長及び前記第2光路の光路長の差からなる光路長差を光学的に拡大する光学特性を有する、
    ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
JP2018568115A 2017-02-15 2018-02-05 ヘッドアップディスプレイ装置 Active JP6692939B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017026078 2017-02-15
JP2017026078 2017-02-15
JP2017047795 2017-03-13
JP2017047795 2017-03-13
PCT/JP2018/003749 WO2018150922A1 (ja) 2017-02-15 2018-02-05 ヘッドアップディスプレイ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018150922A1 true JPWO2018150922A1 (ja) 2019-11-07
JP6692939B2 JP6692939B2 (ja) 2020-05-13

Family

ID=63169317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018568115A Active JP6692939B2 (ja) 2017-02-15 2018-02-05 ヘッドアップディスプレイ装置

Country Status (4)

Country Link
US (3) US11199700B2 (ja)
JP (1) JP6692939B2 (ja)
CN (1) CN110023817B (ja)
WO (1) WO2018150922A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108139584B (zh) * 2015-10-15 2020-08-28 麦克赛尔株式会社 信息显示装置
CN110095867B (zh) * 2018-01-31 2021-01-22 京东方科技集团股份有限公司 显示装置及方法、平视显示系统、交通工具和存储介质
CN109491090A (zh) * 2018-12-10 2019-03-19 杭州炽云科技有限公司 一种结构紧凑的虚像成像系统
KR20200077842A (ko) * 2018-12-21 2020-07-01 엘지디스플레이 주식회사 가상 이미지를 구현하는 디스플레이 장치
JP7183981B2 (ja) * 2019-07-04 2022-12-06 株式会社デンソー 虚像表示装置
US20210165218A1 (en) * 2019-07-05 2021-06-03 Sitronix Technology Corp. Optical imaging device
CN113031264B (zh) * 2019-12-25 2022-08-26 宁波舜宇车载光学技术有限公司 双光程投射装置和显示系统
CN112655024B (zh) * 2020-10-30 2022-04-22 华为技术有限公司 一种图像标定方法及装置
US20220163919A1 (en) * 2020-11-23 2022-05-26 GM Global Technology Operations LLC Micromirror pixel design to eliminate intensity artifacts in holographic displays
CN112578570A (zh) * 2020-12-28 2021-03-30 广景视睿科技(深圳)有限公司 一种投影光学系统及汽车的抬头显示装置
CN112578569A (zh) * 2020-12-28 2021-03-30 广景视睿科技(深圳)有限公司 一种投影光学系统及汽车的抬头显示装置
CN114153071A (zh) * 2021-10-25 2022-03-08 江苏泽景汽车电子股份有限公司 一种ar-hud
CN113960801B (zh) * 2021-11-10 2022-09-20 业成科技(成都)有限公司 图像生成单元及其抬头显示器

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009122582A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Fujinon Corp 投影光学系及びヘッドアップディスプレイ装置
CN104076514A (zh) * 2013-09-23 2014-10-01 苏州佳视特信息科技有限公司 一种汽车信息显示方法及装置
JP2015016768A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 矢崎総業株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置及び表示ユニット
JP2016102966A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 虚像表示装置
JP2017504833A (ja) * 2013-12-30 2017-02-09 ヴァレオ、コンフォート、アンド、ドライビング、アシスタンスValeo Comfort And Driving Assistance 走査光線ビデオ投影システムおよび方法、同システムを使用する自動車用ヘッドアップディスプレイ、ならびに自動車適応型照明デバイス

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004168230A (ja) 2002-11-21 2004-06-17 Nissan Motor Co Ltd 車両用表示装置
JP2009150947A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Hitachi Ltd 車両用ヘッドアップディスプレイ装置
JP2012179935A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Jvc Kenwood Corp 車両用表示装置
EP2728394A4 (en) * 2011-07-01 2015-01-21 Pioneer Corp DISPLAY DEVICE
JP5851979B2 (ja) * 2012-12-26 2016-02-03 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
JP5689910B2 (ja) * 2013-03-12 2015-03-25 本田技研工業株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
JP2015106768A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 ブラザー工業株式会社 通信装置のプログラム、通信装置、及び通信方法
JP6260345B2 (ja) * 2014-01-06 2018-01-17 株式会社Jvcケンウッド 中間像形成部及びそれを用いた画像表示装置
WO2015186488A1 (ja) * 2014-06-03 2015-12-10 矢崎総業株式会社 車両用投影表示装置
WO2015190157A1 (ja) * 2014-06-13 2015-12-17 三菱電機株式会社 虚像表示装置
JP6421613B2 (ja) * 2015-01-22 2018-11-14 株式会社デンソー ヘッドアップディスプレイ装置
JP2017015776A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 日本精機株式会社 スクリーン装置及びヘッドアップディスプレイ装置
JP2017016006A (ja) * 2015-07-03 2017-01-19 株式会社リコー 光走査装置、画像表示装置
JP6900165B2 (ja) * 2016-10-04 2021-07-07 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
JP6524541B2 (ja) * 2017-01-18 2019-06-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 表示装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009122582A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Fujinon Corp 投影光学系及びヘッドアップディスプレイ装置
JP2015016768A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 矢崎総業株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置及び表示ユニット
CN104076514A (zh) * 2013-09-23 2014-10-01 苏州佳视特信息科技有限公司 一种汽车信息显示方法及装置
JP2017504833A (ja) * 2013-12-30 2017-02-09 ヴァレオ、コンフォート、アンド、ドライビング、アシスタンスValeo Comfort And Driving Assistance 走査光線ビデオ投影システムおよび方法、同システムを使用する自動車用ヘッドアップディスプレイ、ならびに自動車適応型照明デバイス
JP2016102966A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 虚像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN110023817A (zh) 2019-07-16
US11561395B2 (en) 2023-01-24
JP6692939B2 (ja) 2020-05-13
US20220066209A1 (en) 2022-03-03
CN110023817B (zh) 2021-08-10
US11199700B2 (en) 2021-12-14
US20230120609A1 (en) 2023-04-20
WO2018150922A1 (ja) 2018-08-23
US20190369393A1 (en) 2019-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6692939B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP6985463B2 (ja) 車両
KR101408523B1 (ko) 헤드업 디스플레이 장치
JP5930231B2 (ja) 投影装置及びヘッドアップディスプレイ装置
JP6427095B2 (ja) 表示光投影用光学システム
US20180188529A1 (en) Screen device and head-up display device
JP6874659B2 (ja) 車両用表示装置および車両用表示システム
US10345586B2 (en) Head-up display device
US20200233215A1 (en) Projection apparatus and mobile object
JP2015152718A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
WO2017138430A1 (ja) 表示装置及びヘッドアップディスプレイ
JP2017142284A (ja) 表示装置及びヘッドアップディスプレイ
JP6652375B2 (ja) 表示用反射板、表示光投影用光学システム、およびウインドシールドの製造方法
JP2019207263A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
WO2022210362A1 (ja) 画像投影装置
US20210349313A1 (en) Virtual image display device
WO2020044709A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ
JP2018105939A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
EP3964882B1 (en) Vehicle display device
JP2018025693A (ja) 表示装置
JP2022156071A (ja) 画像投影装置
JP2019179065A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2020190595A (ja) 表示装置
JP2019133048A (ja) 車両用の液晶表示ユニット及びヘッドアップディスプレイ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190410

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6692939

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250