JPWO2018147435A1 - 学習支援システム及び方法、並びにコンピュータプログラム - Google Patents

学習支援システム及び方法、並びにコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

本開示の一側面によれば、言語学習を支援するための学習支援システムが提供される。学習支援システムは、取得ユニットと、提供ユニットと、を備える。取得ユニットは、ユーザの会話データを取得するように構成される。提供ユニットは、会話データが示す会話の内容に基づき、会話で用いられる第一言語とは異なる第二言語を学習するためのレッスンを提供するように構成される。提供されるレッスンの内容は、会話の内容に応じて異なる。

Description

関連出願の相互参照
本国際出願は、2017年2月9日に日本国特許庁に出願された日本国特許出願第2017−22001号に基づく優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2017−22001号の全内容を本国際出願に参照により援用する。
本開示は、学習支援システム及び方法に関する。
ユーザの母語又は習得済言語に対応する第一言語とは異なる第二言語に対する様々な学習方法が知られている。例えば、教師との会話を通じたオフライン/オンラインでの学習方法が知られている。書籍やソフトウェア等のアナログ/ディジタル教材を用いた学習方法もまた知られている。
ユーザ及びその会話相手の発話に基づき、相手の発話で用いられている言語知識であって、ユーザの発話で用いられていない言語知識に関する解説をユーザに提供するシステムもまた知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−194692号公報
しかしながら、従来方法によれば、ユーザは、効率的な学習のために、教師/教材を選択したり、教師に学びたい表現を伝えたりする必要がある。上述の文献に開示される技術は、ユーザが不足する言語知識の補充に役立ち得るが、ユーザの母語又は習得済言語とは異なる第二言語での特殊な会話に基づきユーザに第二言語の知識を補充するものである。従って、この技術では、第二言語に関する言語能力が未熟なユーザの言語学習を効果的に支援できない。
そこで、本開示の一側面によれば、言語学習を効果的に支援可能な新規技術を提供できることが望ましい。
本開示の一側面によれば、言語学習を支援するための学習支援システムが提供される。この学習支援システムは、取得ユニットと、提供ユニットと、を備える。取得ユニットは、ユーザの会話データを取得するように構成される。提供ユニットは、会話データが示す会話の内容に基づき、会話で用いられる第一言語とは異なる第二言語を学習するためのレッスンを提供するように構成される。提供されるレッスンの内容は、会話の内容に応じて異なり得る。
この学習支援システムによれば、ユーザの第一言語としての母語又は習得済言語による会話データに基づいた第二言語のレッスンをユーザに向けて提供することができる。従って、ユーザによる第二言語の学習を効果的に支援することができる。
取得ユニットは、ユーザの日常会話が記録された音声データを、会話データとして取得するように構成されてもよい。ユーザの日常会話が記録された音声データは、非レッスン時におけるユーザの会話が記録された音声データであると理解されてもよい。
提供ユニットは、会話の内容、例えば会話の種類及び/又は特徴に応じてレッスンの内容を決定するように構成されてもよい。提供ユニットは、会話の種類及び特徴の少なくとも一方に応じたレッスンを提供するように構成されてもよい。
提供ユニットは、会話データ及び予め登録されたユーザの属性を表すデータの一方に基づきユーザの属性を判別するように構成されてもよい。提供ユニットは、判別したユーザの属性及び会話の内容に基づき、提供するレッスンの内容を決定するように構成されてもよい。
提供ユニットは、ユーザの第二言語の習熟度を判別し、判別したユーザの習熟度及び会話の内容に基づき、提供するレッスンの内容を決定するように構成されてもよい。提供ユニットは、ユーザについての第二言語の習熟度を表すデータに基づき、習熟度を判別してもよい。
提供ユニットは、会話の内容から判別される会話環境の種類及びユーザから指定された会話環境の種類の一方に応じたレッスンを提供するように構成されてもよい。会話環境の種類の例には、ビジネス環境及び非ビジネス環境が含まれ得る。
提供ユニットは、会話に含まれる1以上の単語に応じたレッスンを提供するように構成されてもよい。学習支援システムは、会話から1以上のキーワードを抽出するように構成される抽出ユニットを備えてもよい。提供ユニットは、抽出ユニットにより抽出された1以上のキーワードに少なくとも部分的に基づいてレッスンの内容を決定するように構成されてもよい。
提供ユニットは、会話の内容に応じた第二言語の1以上の単語を題材としたレッスンを提供するように構成されてもよい。提供ユニットは、抽出ユニットにより抽出された1以上のキーワードと少なくとも部分的に対応する第二言語の1以上の単語を題材としたレッスンを提供するように構成されてもよい。
抽出ユニットは、1以上のキーワードとして、複数のキーワードを抽出するように構成されてもよい。提供ユニットは、抽出ユニットにより抽出された複数のキーワードの内、ユーザにより選択されたキーワードに対応する第二言語の1以上の単語を題材としたレッスンを提供するように構成されてもよい。第二言語の1以上の単語の例には、ユーザにより選択されたキーワードに対応する類義語及び対義語の少なくとも一方が含まれ得る。
学習支援システムは、複数のキーワードを、第一言語及び第二言語の一方の形態で、表示デバイスに表示させるように構成される表示制御ユニットを備えてもよい。学習支援システムは、表示デバイスにより表示された複数のキーワードの内、ユーザにより選択されたキーワードを表す選択情報を、入力デバイスを通じて取得するように構成される選択情報取得ユニットを備えてもよい。提供ユニットは、選択情報が表すユーザにより選択されたキーワードに対応する第二言語の1以上の単語を題材としたレッスンを提供するように構成されてもよい。
提供ユニットは、第二言語のコーパスデータを参照して、コーパスデータに含まれる第二言語の例文を用いたレッスンを提供するように構成されてもよい。提供ユニットは、マイクロフォン及びスピーカを通じた音声による第二言語の対話形式のレッスンを提供するように構成されてもよい。
提供ユニットは、対話形式のレッスンにおいて、マイクロフォンを通じて得られたユーザの発話内容に応じて、レッスンの進行を制御するように構成されてもよい。例えば、提供ユニットは、発話内容から特定されるユーザの理解度/習熟度に応じて、レッスンの進行を制御するように構成され得る。
本開示の別側面によれば、取得ユニット、提供ユニット、抽出ユニット、表示制御ユニット、及び、選択情報取得ユニットの少なくとも一つの機能を、コンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムが提供されてもよい。
本開示の別側面によれば、言語学習を支援するための学習支援方法であって、ユーザの会話データを取得することと、取得した会話データが示す会話の内容に基づき、会話で用いられる第一言語とは異なる第二言語を学習するためのレッスンを提供することと、を含む学習支援方法が提供されてもよい。提供されるレッスンの内容は、会話の内容に応じて異なり得る。上記学習支援方法は、コンピュータにより実行されてもよい。上述した学習支援システムと同様の技術的思想が適用された学習支援方法が提供されてもよい。これらの学習支援方法をコンピュータに実行させるための命令を備えるコンピュータプログラムが提供されてもよい。コンピュータプログラムは、コンピュータ読取可能な一時的でない記録媒体に記録されてもよい。
学習支援システムの構成を表すブロック図である。 シナリオテンプレートの構成を表す図である。 ユーザ端末装置の制御部が実行する処理を表すフローチャートである。 サーバ装置の処理部が実行する処理を表すフローチャートである。 単語選択画面の一例を表す図である。 表示部に表示されるメッセージの例を示す図である。 ユーザ端末装置の制御部が実行するレッスンの提供に係る処理の一例を示すフローチャートである。 サーバ装置の処理部が実行するレッスンデータ送信処理を表すフローチャートである。 ユーザ端末装置の制御部が実行するレッスン提供処理を表すフローチャートである。 別の学習支援システムの構成を表すブロック図である。 別の学習支援システムにおいて、ユーザ端末装置の制御部が実行する処理を表すフローチャートである。 別の学習支援システムにおいて、サーバ装置の処理部が実行する処理を表すフローチャートである。
1,3…学習支援システム、10…録音装置、11…マイクロフォン、13…操作部、15…制御部、17…記憶部、19…近距離通信部、30…ユーザ端末装置、31…制御部、311…CPU、32…記憶部、34…表示部、35…操作部、36…音入出力部、361…マイクロフォン、363…スピーカ、38…無線通信部、39…近距離通信部、50…サーバ装置、51…処理部、511…CPU、52…記憶部、58…通信部、70…コーパスデータベース、80…音声認識サーバ。
本開示の例示的実施形態を、以下に図面を参照しながら説明する。本実施形態における学習支援システム1は、ユーザによる言語学習を支援するためのシステムである。この学習支援システム1は、ユーザが日常使用する母語又は習得済言語とは異なる第二言語の学習を支援するように構成される。以下では、ユーザの母語又はユーザが既に習得した習得済言語のことを、第一言語と表現し、学習対象の言語のことを第二言語と表現する。
図1に示す学習支援システム1は、録音装置10と、ユーザ端末装置30と、サーバ装置50と、を備える。ユーザ端末装置30は、サーバ装置50からの受信データに基づき、第二言語のレッスンを、音声及び表示の形態でユーザに提供する。特徴的なことに、この学習支援システム1は、レッスン内容を、録音装置10にて記録されたユーザの第一言語での日常会話に基づいて決定する。ここでいう日常会話は、非レッスン時のユーザの会話に対応する。
録音装置10は、ユーザ端末装置30とは独立した携帯型装置であり、ユーザの音声を記録可能に配置される。例えば録音装置10は、ユーザの襟元又は胸ポケットの周辺に装着される。この録音装置10は、マイクロフォン11と、操作部13と、制御部15と、記憶部17と、近距離通信部19と、を備える。
マイクロフォン11は、ユーザの音声を電気的な音声信号に変換し制御部15に入力する。操作部13は、ユーザから録音指示及び停止指示を受付可能な1以上の機械スイッチを備える。制御部15は、録音装置10の各部を統括制御するように構成される。
制御部15は、操作部13を通じてユーザから録音指示が入力されると、停止指示が入力されるまでの期間、マイクロフォン11から入力されるユーザの音声信号を、ディジタルの音声データに変換して、記憶部17に記録する。記憶部17は、電気的にデータ書換可能な半導体メモリであり、例えばフラッシュメモリである。以下では、記憶部17に記録される音声データのことを、録音データとも表現する。
近距離通信部19は、ユーザ端末装置30と近距離通信可能に構成される。近距離通信は、例えば、ブルートゥース(登録商標)通信である。制御部15は、近距離通信によるユーザ端末装置30からの要求に応じて記憶部17内の録音データを、ユーザ端末装置30に送信するように構成される。
ユーザ端末装置30は、携帯型の情報通信端末である。ユーザ端末装置30の例には、スマートフォン及びタブレットが含まれる。図1に示すように、ユーザ端末装置30は、制御部31と、記憶部32と、表示部34と、操作部35と、音入出力部36と、無線通信部38と、近距離通信部39と、を備える。
制御部31は、ユーザ端末装置30の各部を統括制御するように構成される。制御部31は、プロセッサ、具体的にはCPU(中央処理ユニット)311を備える。CPU311は、記憶部32が記憶するコンピュータプログラムに従う処理を実行することにより、各種機能を実現する。以下では、CPU311が実行する処理を、制御部31又はユーザ端末装置30が実行する処理として説明する。記憶部32は、CPU311が実行するコンピュータプログラム、及び、各種データを記憶する。記憶部32は、例えばフラッシュメモリで構成される。記憶部32には、ユーザ端末装置30が第二言語のレッスンを提供するために必要なコンピュータプログラムがインストールされる。
表示部34は、制御部31に制御されて、各種情報をユーザに向けて表示するように構成される。表示部34は、例えば、液晶又は有機ELディスプレイを含む。操作部35は、ユーザからの操作を受け付けて、その操作信号を制御部31に入力するように構成される。操作部35は、例えば、表示部34の画面上に広がるタッチパネルであり得る。操作部35は、表示部34の画面周囲に機械式又は静電容量式のスイッチを備えてもよい。
音入出力部36は、マイクロフォン361及びスピーカ363を備え、マイクロフォン361からの音声信号を制御部31に入力する一方、制御部31に制御されて、各種音声をスピーカ363から出力するように構成される。無線通信部38は、広域通信網及び/又はセルラー通信網を通じて、外部のサーバ装置50と通信可能に構成される。広域通信網の例には、インターネットが含まれる。
近距離通信部39は、録音装置10と近距離通信可能に構成される。この近距離通信部39は、制御部31に制御されて、録音装置10と通信する。
サーバ装置50は、処理部51と、記憶部52と、通信部58と、を備える。図1に示すサーバ装置50は、詳細には1以上のコンピュータにより構成される。処理部51は、CPU511を備え、記憶部52が記憶するコンピュータプログラムに従う処理を実行することにより、各種機能を実現する。以下では、CPU511が実行する処理を、処理部51又はサーバ装置50が実行する処理として説明する。
記憶部52は、CPU511が実行するコンピュータプログラム、及び、各種データを記憶する。記憶部52は、1以上のハードディスクドライブ(HDD)及び/又はソリッドステートドライブ(SSD)を含む。通信部58は、広域通信網を通じてユーザ端末装置30と通信可能に構成される。
処理部51は、通信部58を通じてユーザ端末装置30と通信し、ユーザ端末装置30からの受信データに基づいた処理を実行し、応答データをユーザ端末装置30に送信する。例えば、処理部51は、通信部58を通じてユーザ端末装置30から学習対象の単語を表す単語選択データを受信すると、記憶部52が記憶する複数のシナリオテンプレートから、学習対象の単語に対応する一つのシナリオテンプレートを選択する。処理部51は、選択したシナリオテンプレートに基づくレッスンデータを生成して、当該レッスンデータを、応答データとしてユーザ端末装置30に送信する。レッスンデータは、学習対象の単語及びそれに関連する単語及び例文に関する対話形式のレッスンを、ユーザ端末装置30を通じてユーザに提供するためのデータである。対話形式のレッスンは、全て第二言語で行われる。
図2に示すように記憶部52は、複数のシナリオテンプレートを記憶し、具体的には、学習種目毎に複数のシナリオテンプレートを記憶する。より詳細には、記憶部52は、各学習種目に対して、単語毎に複数のシナリオテンプレートを記憶する。
記憶部52が単語毎に複数のシナリオテンプレートを記憶するのは、使用するシナリオテンプレートをランダムに又は所定条件で切り替えて、同一単語に関する異なる内容のレッスンをユーザに提供するためである。所定条件は、例えば、同一単語の学習回数に基づく条件であり得る。この切り替えは、同一単語に対して固定的ではない可変のレッスンを提供するのに役立つ。
記憶部52が学習種目毎に複数のシナリオテンプレートを記憶するのは、第二言語の使用環境及び/又は習熟度に合わせて、適切なレッスンを提供するためである。例えば学習に適切なレッスンは、学習対象の単語が同一単語であっても、使用環境の相違によって変化する。使用環境には、ビジネス環境及び非ビジネス環境が含まれる。ビジネス環境は、副環境として、研究開発業、デザイン設計業、接客業、医療業、法務業等の業務毎の環境を含み得る。非ビジネス環境は、副環境として、日常生活環境、及び、旅行環境等を含み得る。学習に適切なレッスンの内容は、更に第二言語の習熟度によっても変化する。
このため、記憶部52は、学習種目毎の複数のシナリオプレートとして、第二言語の使用環境及び/又は習熟度毎に複数のシナリオテンプレートを記憶する。記憶部52は、使用環境及び/又は習熟度以外の区分による学習種目毎のシナリオテンプレートを備えていてもよい。即ち、学習種目は、第二言語の使用環境及び/又は習熟度以外の観点で区分される学習種目であってもよい。
記憶部52が記憶するシナリオテンプレートの夫々は、シナリオ属性データと、複数の学習用データとを備える。シナリオ属性データは、シナリオテンプレートに対応する学習種目及び学習対象の単語を表す。複数の学習用データは、対話形式のレッスンにおける対話シナリオを規定する。
対話形式のレッスンは、システム1の発話、それに対するユーザの応答、それに対するシステム1の応答の対話セットの繰返しにより行なわれる。一つの学習用データは、一つの対話セットに対応するシステム1の発話文と、それに対するユーザの応答パターン毎のシステム1の応答文と、を記述する。ここで言うシステム1の発話及び応答は、レッスンの提供のために行なわれる、ユーザ端末装置30からユーザへの発話及び応答に対応する。発話及び応答は、第二言語で行なわれる。
図2において示されるように、学習用データの夫々は、その学習用データの識別コード(ID)に関連付けて、システム1の発話文を記述するデータと、それに対するユーザの応答パターン毎のシステム応答データを備える。
システム応答データは、ユーザの応答パターンを表すデータに関連付けて、そのパターンのユーザ応答が生じたときにシステム1が発すべき応答文であるシステム応答文と、移行先IDとを記述する。移行先IDは、次に参照すべき学習用データの識別コード(ID)を表す。一つの学習用データに基づくシステム1の発話、それに対するユーザの応答、及び、システム1の応答が行なわれた後には、上記移行先IDに対応する学習用データに基づく、システム1の発話、それに対するユーザの応答、及び、システム1の応答が行なわれる。
続いて、ユーザ端末装置30及びサーバ装置50が実行する処理の詳細を説明する。ユーザ端末装置30の制御部31は、操作部35を通じてユーザからレッスンの開始指示が入力されると、図3に示す処理を実行する。
図3に示す処理を開始すると、制御部31は、近距離通信部39を通じて録音装置10に録音データの要求信号を送信し、録音装置10から録音データを取得する(S110)。ここで取得する録音データは、当日記録されたユーザの会話内容を表す録音データであってもよいし、録音装置10に保存されている録音データの内、ユーザ端末装置30が未取得の録音データの全てであってもよい。
制御部31は、取得した録音データを解析してテキストデータに変換し(S120)、このテキストデータから複数のキーワードを抽出して、第一言語の単語リストを生成する(S130)。キーワードとして抽出すべき第一言語の単語群は予め定められる。制御部31は、抽出した複数のキーワードをランキング化し、ランキング化した複数のキーワードの中から、上位所定個のキーワードを抽出して、上位所定個のキーワードのリストを、第一言語の単語リストとして生成してもよい。
一例によれば、制御部31は、所定期間におけるユーザの各キーワードの使用頻度に基づき、使用頻度が高いキーワードほどランクが高くなるように、抽出した複数のキーワードをランキング化することができる。所定期間は、取得した録音データに対応する録音期間であってもよいし、現在を終点とした過去の一定期間であってもよい。一定期間の例には、一日、一週間、及び、一月が含まれる。
別例によれば、制御部31は、抽出した複数のキーワードに関して、キーワード毎に、所定期間におけるユーザの使用頻度と重み係数とを乗算することにより、各キーワードのスコア(=使用頻度×重み係数)を算出し、スコアの高いキーワードほどランクが高くなるように、抽出した複数のキーワードをランキング化することができる。重み係数は、第二言語の習得に役立つ単語ほど大きな値に定められ得る。この場合、重み係数を定義するデータがサーバ装置50からユーザ端末装置30に提供されて、記憶部32に記憶され得る。重み係数は、ユーザの第二言語の習熟度に基づいて定められてもよい。この場合、重み係数は、習熟度に合致する単語ほど大きな値に定められ得る。
制御部31は、このようにしてS130で生成した第一言語の単語リストを、無線通信部38を通じてサーバ装置50に送信する(S140)。サーバ装置50の処理部51は、図4に示すように、第一言語の単語リストを、通信部58を通じて受信し(S210)、受信した単語リストを翻訳して、第二言語の単語リストを生成する(S220)。処理部51は、S220で生成した第二言語の単語リストを、第一言語の単語リストの送信元であるユーザ端末装置30に、通信部58を通じて送信する(S230)。
ユーザ端末装置30の制御部31は、S140においてサーバ装置50に送信した第一言語の単語リストに対応する第二言語の単語リストを、S150においてサーバ装置50から無線通信部38を介して受信する。
その後、制御部31は、第二言語の単語リストから学習対象の単語を選択するように促すメッセージを、スピーカ363を通じて音声出力すると共に表示部34に表示させる。その後、制御部31は、単語選択画面を表示部34に表示させる(S160)。図5には、単語選択画面の一例を示す。図5によれば、第二言語は、英語である。以下において、制御部31がメッセージを出力すると記載したとき、この記載は、制御部31が、第二言語のメッセージを、スピーカ363を通じて音声出力すると共に表示部34に表示させることを意味する。
S160において、制御部31は、単語選択画面の表示に先駆けて、ユーザとの間で挨拶を交わすための処理を行ってもよい。例えば、図6に示すように、制御部31は、“How are you today?”とのメッセージを出力することができる。本明細書において、二重引用符“”で示されるメッセージは、第二言語のメッセージに対応する。本実施形態では、第二言語は、英語である。従って、実施形態の説明では、本願明細書の記述言語によらず、二重引用符“”内を、第二言語としての英語で示す。
制御部31は、この挨拶に対するユーザの適切な応答を検知した後、単語選択画面を表示部34に表示させることができる。ユーザからの応答は、マイクロフォン361を通じて音声入力により行われる。例えば、制御部31は、ユーザからの応答“Good.”に対し、“Here are the words of the day.”とのメッセージを出力し、その後、図5に示す単語選択画面を表示部34に表示させることができる。
図5に示す例によれば、第二言語の単語リストに含まれる単語群は、横方向へのスクロールを伴いながら単語選択画面に表示される。ユーザは、操作部35を通じて、単語選択画面に表示される単語群から学習対象として所望する単語を一つ選択することができる。そして、単語選択画面に表示されるOKボタンを押下操作することにより、単語選択の確定操作を行なうことができる。制御部31は、操作部35を通じて、ユーザによる単語の選択操作及び確定操作に関する操作信号を取得し、選択された単語を特定することができる。
制御部31は、単語選択の確定操作がなされると、選択された学習対象の単語を示す単語選択データを、無線通信部38を通じてサーバ装置50に送信する(S170)。これにより、サーバ装置50からは、選択された単語に対応するレッスンデータが送信されてくる。制御部31は、単語選択の確定操作がなされた後、レッスンデータを受信するまでの期間に、ユーザによる単語選択を称賛するメッセージを出力するための処理を実行することができる。図6に示す例によれば、単語選択の確定操作がなされると、単語選択画面が閉じられ、単語選択画面の表示前のユーザとのやり取りに関するメッセージに続いて、ユーザにより選択された単語“negotiation”が表示される。更に、その選択を称賛するメッセージ“Good choice!”が出力される。
サーバ装置50の処理部51は、S230において第二言語の単語リストをユーザ端末装置30に送信後、このユーザ端末装置30から通信部58を通じて単語選択データを受信すると(S240)、S250に移行する。S250において、処理部51は、受信した単語選択データが示す学習対象の単語に対応する複数のシナリオテンプレートの中から、今回使用するシナリオテンプレートを一つ選択する。
上述したように記憶部52は、単語毎のシナリオテンプレート群を学習種目毎に記憶する。S250において、処理部51は、対応するユーザの学習種目(第二言語の使用環境及び/又は習熟度)に対応するシナリオテンプレート群であって、選択された学習対象の単語に対応するシナリオテンプレート群の中から、使用するシナリオテンプレートを一つ選択する(S250)。
サーバ装置50は、ユーザ又はユーザ端末装置30毎に、対応するユーザ又はユーザ端末装置30の識別情報、具体的には、ユーザID又はデバイスIDに関連付けて、ユーザデータを、記憶部52に記憶する。ユーザデータは、対応するユーザの第二言語の使用環境及び/又は習熟度の情報を含む。
サーバ装置50の処理部51は、ユーザデータの登録時に、ユーザ端末装置30を通じて、対応するユーザに使用環境を問い合わせることにより、対応するユーザから、第二言語の使用環境の情報を取得することができる。サーバ装置50の処理部51は、ユーザ端末装置30を通じて、対応するユーザに定期的に習熟度を問い合わせることにより、対応するユーザから、第二言語の習熟度の情報を取得し、ユーザデータを更新することができる。サーバ装置50の処理部51は、対応するユーザのレッスンの履歴から、第二言語の習熟度を評価して、ユーザデータを更新する構成にされてもよい。
S250において、処理部51は、単語選択データ送信元に対応するユーザデータを参照して、対応するユーザの学習種目を特定することができる。処理部51は、単語選択データ送信元に対応するユーザ又はユーザ端末装置30の識別情報を、S250におけるシナリオテンプレートの選択前に、ユーザ端末装置30から取得することができる。例えば、処理部51は、対応するユーザ又はユーザ端末装置30の識別情報を、S210において第一言語の単語リストと共に、又は、S240において、単語選択データと共に、ユーザ端末装置30から取得することができる。
その後、処理部51は、選択したシナリオテンプレートに基づき、レッスンデータを生成する(S260)。レッスンデータは、シナリオテンプレートの可変部分が確定したデータであり、シナリオテンプレートと同様の構成を有し得る。
例えば、レッスンデータに基づくレッスンにおいて、ユーザに提供される学習対象の単語に関する例文の一部又は全部は、シナリオテンプレートにおいて定型文として定義されておらず、パラメータとして定義されている。換言すれば、シナリオテンプレートにおいて定義される対話シナリオは、例文が変化する可変部分を有する。
処理部51は、この可変部分に用いる例文を決定するために、コーパスデータベース70を参照する。コーパスデータベース70は、サーバ装置50とは別のサーバ装置が備えることができる。あるいは、コーパスデータベース70は、サーバ装置50に組み込まれていてもよい。例えば、コーパスデータベース70は、サーバ装置50の記憶部52内に設けられてもよい。処理部51は、シナリオテンプレートの可変部分(パラメータ)に用いる例文を、コーパスデータベース70に基づいて決定することにより、レッスンデータを生成する。
具体的に、処理部51は、可変部分に用いる例文を、コーパスデータベース70が有する学習対象の単語に対応する複数の例文の中から選択する。レッスンデータに組み込まれる例文は、コーパスデータベース70が有する学習対象の単語に対応する複数の例文の中から、ランダムに、又は、所定の規則で選択され得る。所定規則で選択することは、複数の例文の中から、第二言語の使用環境に対応する例文を選択することを含む。第二言語の使用環境に対応する例文が複数存在する場合、処理部51は、その複数の例文の中から、ランダムに、可変部分に用いる例文を選択することができる。こうした例文の選択により、ユーザは、学習種目に対応する例文を効率的に学習し得る。
レッスンデータに基づいては、学習対象の単語と共に関連語を学習するレッスンが提供されてもよく、この場合、シナリオテンプレートは、関連語に関する可変部分(パラメータ)を有し得る。即ち、処理部51は、コーパスデータベース70に基づいてユーザに紹介する関連語を含むようにレッスンデータを生成してもよい。
S260におけるレッスンデータの生成後、処理部51は、レッスンデータ送信処理を実行する(S270)。このレッスンデータ送信処理において、処理部51は、上記生成したレッスンデータを、単語選択データ送信元のユーザ端末装置30に送信する。その後、処理部51は、図4に示す処理を終了する。
ユーザ端末装置30の制御部31は、単語選択データをサーバ装置50に送信した後、サーバ装置50から応答データとして、上記レッスンデータを、無線通信部38を介して受信する(S180)。その後、制御部31は、レッスン提供処理を実行する(S190)。レッスン提供処理において、制御部31は、受信したレッスンデータに基づき、ユーザに選択された学習対象の単語を題材としたレッスンを、スピーカ363及びマイクロフォン361を用いて第二言語による対話形式で提供する。この際、制御部31は、音声での対話が文字情報として表示部34に表示されるように、表示部34を制御する。
制御部31より実行されるレッスンデータ提供処理の一例が、図7に示される。制御部31は、レッスンデータを受信すると、ユーザにより選択された学習対象の単語の意味に関する対話を行う(S310)。制御部31は、図6に示すように“Here’s the meaning of <単語>.”とのメッセージ出力に続いて、第二言語で学習対象の単語の意味を表示部34に表示させることができる。メッセージ出力は、上述したように音声及び表示によるメッセージ出力を意味する。<単語>には、図6から理解できるように、選択された学習対象の単語が挿入される。
制御部31は、単語の意味を表示部34に表示させた後、メッセージ“Did you
get the meaning?”を出力することができる。この問いかけに対して、ユーザが第二言語による発話で肯定的な回答をした場合、例えば“Yes”と答えた場合、制御部31は、マイクロフォン361からの入力に基づいてこの回答を検知し、レッスンを次の段階に進めると判断する(S320でYes)。この際、制御部31は、ユーザを賞賛するメッセージを出力することができる。その後、S330に移行する。
上記問いかけに対して、ユーザが否定的な回答をした場合、例えば“No”と答えた場合、制御部31は、レッスンを次の段階に進めないと判断し(S320でNo)、単語の意味に関する会話を続けるための処理を実行する(S310)。
例えば、制御部31は、“No? OK, then I’ll show you one more time. Please look at the screen.”とのメッセージを出力し、更には、”Did you get the meaning?”とのメッセージを出力し、それに対するユーザの応答を待つことができる。そして、肯定的な回答が得られると、S330に移行する。
上記処理は、シナリオテンプレートが備える学習用データに、ユーザの応答が肯定的である場合に参照すべきシステム応答データと、否定的である場合に参照すべきシステム応答データと、を格納し、各システム応答データには異なる移行先IDを記述しておくことにより、実現可能である。このようにレッスンは、対話形式により行われ、レッスンの進行は、ユーザの発話内容に応じて制御部31により制御される。
図7に示す例によれば、制御部31は、S330において、類義語に関する対話を行う。制御部31は、第二言語で、学習対象の単語に対応する類似語を紹介するメッセージを出力し、更には、類義語を理解することができたか否かを問い合わせるメッセージを出力する。
この問いかけに対して、ユーザが第二言語による発話で肯定的な回答をした場合、制御部31は、レッスンを次の段階に進めると判断する(S340でYes)。その後、S350に移行する。上記問いかけに対して、ユーザが否定的な回答をした場合、制御部31は、レッスンを次の段階に進めず(S340でNo)、類義語に関する会話を続けるための処理を実行する(S330)。そして、再度、類義語を理解することができたか否かを問い合わせるメッセージを出力する。これに対し、肯定的な回答が得られると、S350に移行する。
S350において、制御部31は、対義語に関する対話を行う。この対話は、類義語と同様に行うことができる。制御部31は、対義語を理解することができたか否かの問いかけに対して、ユーザが肯定的な回答をした場合、レッスンを次の段階に進めると判断して(S360でYes)、S370に移行する。上記問いかけに対して、ユーザが否定的な回答をした場合、制御部31は、レッスンを次の段階に進めず(S360でNo)、対義語に関する会話を続けるための処理を実行する(S350)。
S370において、制御部31は、例文に関する発話レッスンを行うための処理を実行する。例えば、制御部31は、表示部34を通じた例文表示を伴って“Here’s a
sample sentence. Let’s read it out loud. Repeat after me.”とのメッセージを出力することができる。更には、例文を読み上げることができる。
制御部31は、例文の読み上げに続いて、ユーザが例文を正しく適切な発音で発話したか否かを、マイクロフォン361からの入力に基づいて判断する。そして、ユーザが例文を間違えずに適切な発音で発話した場合には、レッスンを次の段階に進めると判断し(S380でYes)。S390に移行する。それ以外の場合には、S370に移行し、例文を再度読み上げる。この読み上げ後、マイクロフォン361からの入力に基づいて同様にユーザの例文の発話の正しさを評価する。
制御部31は、このような例文の読み上げ及びユーザの発話の評価を、ユーザが例文を正しく適切な発音で発話するまで、所定回数を限度に繰返し行う。そして、ユーザが例文を間違えずに適切な発音で発話した場合には、S390に移行する。
ユーザが例文を正しく適切な発音で発話した場合、制御部31は、S390において、ユーザを賞賛するメッセージ及びレッスンを終了する旨のメッセージを出力して、レッスンを終了することができる。それ以外の場合、制御部31は、S390において、再度のレッスンを促すメッセージを出力して、レッスンを終了することができる。
ここでは、説明を簡単にするために、例文に関する発話レッスンを終了すると、一連のレッスンが終了する例を説明した。しかしながら、例文に関する発話レッスンは、複数の例文について行われてもよいし、例文に関する発話レッスンに続いて別のレッスンが行われてもよい。レッスンを更に行うか否かを問い合わせるメッセージを出力し、このメッセージに対するユーザからの回答が肯定的である場合には、レッスンを継続し、ユーザからの回答が否定的である場合には、レッスンを終了するように、制御部31は、レッスンデータに基づく処理を実行してもよい。
以上に説明した本実施形態の学習支援システム1によれば、ユーザ端末装置30は、ユーザの第一言語による日常会話が記録された録音データを録音装置10から取得する(S110)。ユーザ端末装置30は、この録音データが示す会話の内容に基づき、第二言語を学習するためのレッスンであって、会話の内容に応じたレッスンを提供する(S190)。従って、この学習支援システム1によれば、ユーザの日常会話に基づいた第二言語のレッスンをユーザに向けて提供することができ、ユーザによる第二言語の学習を効果的に支援することが可能である。
特に、ユーザ端末装置30は、単語に関する会話の特徴に応じたレッスンを提供する。具体的には、会話に含まれる1以上の単語に基づいたレッスンを提供する。上述したように、ユーザ端末装置30は、第一言語による会話から1以上のキーワードを抽出し(S130)、当該1以上のキーワードの内、ユーザにより選択された一つのキーワードに対応する第二言語の1以上の単語を題材としたレッスンを提供する(S190)。
具体的には、ユーザ端末装置30は、抽出した複数のキーワードの翻訳をサーバ装置50から取得し(S150)、取得した複数のキーワードの翻訳である第二言語の単語リストに含まれる単語の選択画面を表示部34に表示させる(S160)。ユーザ端末装置30は、表示された単語群の中からユーザが選択した単語を、ユーザにより選択されたキーワードとして取り扱い、当該選択されたキーワードに対応する第二言語の1以上の単語を題材としたレッスンを提供する。題材は、選択された単語と、任意には、その関連語である。本実施形態において、関連語は、類義語及び対義語である。従って、学習支援システム1は、ユーザが日常会話で用いる単語に対応する第二言語の単語、及び、その関連語の学習支援に役立つ。
本実施形態では、レッスンが第二言語による音声での対話形式で行なわれることも有意義である。対話形式のレッスンによれば、会話に必要な力が効果的に向上する。本実施形態では、レッスンにおいて提供される例文がコーパスデータを用いて変更されることも有意義である。コーパスデータを用いることで多様なレッスンをユーザに提供することが可能である。
更に、本実施形態では、図7に示されるように、ユーザ端末装置30が、マイクロフォン361を通じて得られたユーザの発話内容に応じて、レッスンの進行を制御する。これにより、ユーザの理解度/習熟度に合わせて、レッスンを進めることが可能である。特に、例文の学習においては、発音も考慮してユーザの発話(例文の復唱)を評価し、その結果に基づいて、レッスンの進行を制御する。このため、本実施形態によれば、ユーザの習熟度に応じた適切な学習支援が可能である。
続いて、学習支援システム1に関する複数の変形例を説明する。変形例に関しては、上述の学習支援システム1との相違点を選択的に説明する。従って、変形例において説明のない構成は、上述の学習支援システム1の対応する構成と同じであると理解されてよい。
上記実施形態によれば、サーバ装置50が、一連のレッスンに必要なデータの全てをS270においてユーザ端末装置30に送信する。しかしながら、サーバ装置50は、図8に示すように、レッスンの進行に合わせて、レッスンデータを段階的にユーザ端末装置30に送信するように構成されてもよい。
第一変形例において、サーバ装置50の処理部51は、S270(図4参照)において、図8に示すレッスンデータ送信処理を実行する。これに対応して、ユーザ端末装置30の制御部31は、S190(図3参照)において、図9に示すレッスン提供処理を実行することができる。
図8に示す処理を開始すると、処理部51は、S260で生成されたレッスンデータをユーザ端末装置30に送信する(S410)。第一変形例のS260では、処理部51が、一連のレッスンにおける第一段階のレッスンを提供するためのレッスンデータを生成することができる。
その後、処理部51は、このレッスンデータに基づきユーザ端末装置30からユーザに提供されるレッスンにおいて生じたシステムの発話に対するユーザ応答を表す応答データを、通信部58を通じて受信する(S420)。応答データは、システム1の発話に対するユーザからの応答音声を表すデータであり得る。
処理部51は、受信した応答データに基づき、ユーザの応答パターンに応じたレッスンを提供するためのレッスンデータを生成し(S430)、生成したレッスンデータを、通信部58を通じてユーザ端末装置30に送信する(S440)。このレッスンデータに基づきユーザ端末装置30からユーザに提供されたレッスンにおいて生じたユーザの応答内容を示す応答データを、通信部58を通じて受信する(S450)。
そして、一連のレッスンが終了していない場合には(S460でNo)、S450で受信した応答データに基づき、次のレッスンデータを生成及び送信し(S430,S440)、更なる応答データを受信する(S450)。即ち、処理部51は、一連のレッスンが終了するまで、S430〜S450を繰返し実行し、これにより、レッスンデータを、ユーザ応答に応じて内容が変化するレッスンの分岐を境界とするレッスンの段階毎にユーザ端末装置30に送信する。処理部51は、一連のレッスンが終了すると、ユーザ端末装置30にレッスンの終了を通知し(S470)、当該データ提供処理を終了する。
ユーザ端末装置30の制御部31は、図9に示すレッスン提供処理を開始すると、サーバ装置50から受信したレッスンデータに基づくレッスンを表示部34及びスピーカ363を通じて提供し(S510)、マイクロフォン361からの入力に基づき、システム1の発話に対するユーザ応答を表す応答データを、無線通信部38を通じてサーバ装置50に送信する(S520)。
ユーザ端末装置30の制御部31は、S510及びS520の処理をサーバ装置50からレッスンデータを受信する度に(S530でYes)実行する。制御部31は、レッスンデータを受信することなく(S530でNo)、レッスンの終了通知を受信すると(S540でYes)、レッスンを終了するメッセージを出力して、レッスンを終了する(S550)。
第一変形例によれば、レッスンデータがサーバ装置50からユーザ端末装置30に段階的な提供され、これによりユーザ端末装置30にはレッスンに必要なデータが選択的に提供される。この変形例によれば、更に、音声解析によるユーザの応答パターンの判別を、サーバ装置50で高精度且つ高速に行なうことができる。従って、当該変形例によれば、ユーザ端末装置30の処理負荷を低減することができる。第一変形例によれば、更に、ユーザ端末装置30においてインストールされる第二言語学習用のコンピュータプログラムの規模を小さくすることができる。
第二変形例として、記憶部52は、ユーザ毎又はユーザ端末装置30毎のユーザデータ内に、対応するユーザの属性データを有していてもよい。ユーザの属性データには、ユーザの性別及び/又は年齢(又は年齢層)を表すデータが含まれ得る。この属性データには、ユーザの職業を表すデータ及び/又はユーザの趣味を表す情報が含まれてもよい。趣味の例には、スポーツ、楽器演奏、及び、美術鑑賞が含まれる。ユーザデータには、対応するユーザの第二言語の使用環境及び/又は習熟度と共に、レッスンの受講頻度を表すデータが含まれてもよい。
この場合、処理部51は、S220において、ユーザ端末装置30から受信した第一言語の単語リストから、ユーザ属性に対応する単語群を抽出し、抽出した単語群のみを第二言語に翻訳して、第二言語の単語リストに登録してもよい。
記憶部52は、第一言語の単語リストから抽出すべき単語群を定義する辞書データを保持することができる。例えば、辞書データは、複数の単語に関して、単語毎に属性ラベルが付された構成にされる。属性ラベルは、対応する単語に関連する一つ又は複数のユーザ属性を示す。
処理部51は、第一言語の単語リストに登録された単語のそれぞれを順に選択し、選択した単語に対して辞書データ内で付された属性ラベルを参照し、参照した属性ラベルが示す一つ又は複数のユーザ属性に、第一言語の単語リストを送信したユーザ端末装置30のユーザ属性が含まれるか否かを判断する。ここで、含まれると判断した場合に限って、処理部51は、上記選択した単語を、第二言語に翻訳して第二言語の単語リストに登録することができる。
辞書データの各単語には、語彙レベルを表すラベルが付されてもよい。この場合、処理部51は、S220において、第一言語の単語リストに登録された単語群の内、第一言語の単語リストを送信したユーザ端末装置30に対応するユーザの習熟度に合致する語彙レベルの単語群を第二言語に翻訳して第二言語の単語リストに登録することができる。対応するユーザの習熟度は、対応するユーザのユーザデータから判別され得る。
ユーザ属性に基づいた有意義な第二言語の単語リストを生成するために、ユーザ端末装置30の制御部31がS130でキーワードとして抽出する対象の単語群は、広く定められ得る。制御部31は、第一言語の単語リストを生成する際、使用頻度に基づいたキーワードのランキング化、及び、上位所定個のキーワードの抽出を行わなくてもよい。使用頻度に基づく上位所定個のキーワードの抽出は、第二言語の単語リストを生成する際にサーバ装置50により行われてもよい。
第二変形例に対する更なる変形例として、記憶部52は、辞書データを備えなくてもよい。代わりに、属性ラベルを有する辞書データとしての機能をコーパスデータベース70に組み込んでもよい。この場合、処理部51は、コーパスデータベース70を参照して、第二言語の単語リストを生成することができる。
第二変形例に対する更なる変形例として、コーパスデータベース70は、単語毎及びユーザ属性毎に複数の例文を備えていてもよい。この場合、処理部51は、S260において、コーパスデータベース70が有する学習対象の単語に対応する複数の例文の中から、レッスンデータ送信先のユーザ端末装置30に対応するユーザのユーザ属性に対応する例文の一つ又は複数を選択して、選択した例文を含むレッスンデータを生成することができる。
第二変形例に対する更なる変形例として、記憶部52は、単語毎のシナリオテンプレート群を、ユーザ属性及び学習種目の組合せ毎に備えていてもよい。この場合、処理部51は、S250において、対応するユーザのユーザデータを参照して、ユーザの学習種目及びユーザ属性の組合せに対応するシナリオテンプレート群であって、選択された学習対象の単語に対応するシナリオテンプレート群の中から、使用するシナリオテンプレートを一つ選択してもよい。
学習支援システム1は、図10に示すように、ユーザ端末装置30がサーバ装置50に録音データを転送するように変形されてもよい。図10に示す第三変形例の学習支援システム3では、ユーザ端末装置30が録音装置10から録音データを取得する。ユーザ端末装置30は、録音データをサーバ装置50に転送する。
サーバ装置50は、ユーザ端末装置30から受信した録音データに基づき、第二言語の単語リストを生成し、これを録音データ送信元のユーザ端末装置30に送信する。ユーザ端末装置30は、サーバ装置50から受信した第二言語の単語リストに基づき、単語選択画面を表示し、単語選択画面に対するユーザ操作に基づき、単語選択データを、サーバ装置50に送信する。
サーバ装置50は、受信した単語選択データに基づき、レッスンデータを生成し、当該レッスンデータを、単語選択データ送信元のユーザ端末装置30に送信する。ユーザ端末装置30は、受信したレッスンデータに基づき、ユーザに向けて第二言語のレッスンを提供する。
図10に示される学習支援システム3の録音装置10、ユーザ端末装置30、サーバ装置50、及び、コーパスデータベース70は、ユーザ端末装置30及びサーバ装置50に保持されるコンピュータプログラムが一部異なる点を除いて、上記実施形態の学習支援システム1と基本的に同様に構成される。
コンピュータプログラムの相違により、第三変形例におけるユーザ端末装置30の制御部31は、図3に示す処理に代えて、図11に示す処理を実行する。サーバ装置50の処理部51は、図4に示す処理に代えて、図12に示す処理を実行する。以下において説明が省略された学習支援システム3の構成は、上記実施形態、第一変形例、及び、第二変形例のいずれかと同じであると理解されてよい。
ユーザ端末装置30の制御部31は、ユーザからのレッスンの開始指示に応じて、図11に示す処理を開始すると、S110と同様に、録音装置10から録音データを取得する(S610)。その後、取得した録音データを、サーバ装置50に転送する(S620)。
サーバ装置50の処理部51は、ユーザ端末装置30から録音データを受信すると(S710)、録音データを、音声認識サーバ80に送信することによって、録音データに対応するテキストデータを音声認識サーバ80から取得する(S715)。
音声認識サーバ80は、サーバ装置50から受信した録音データを解析して、録音データに含まれる発話音声をテキスト化したテキストデータを生成し、当該テキストデータを、録音データ送信元のサーバ装置50に送信する。音声認識サーバ80は、例えば、インターネット上に存在する既存の音声認識サーバであり得る。別例として、サーバ装置50の処理部51は、自ら録音データを解析して、録音データに対応するテキストデータを生成してもよい(S715)。
続くS720において、処理部51は、テキストデータに基づき、コーパスデータベース70を参照して第二言語の単語リストを生成する。処理部51は、テキストデータから、上記実施形態と同様にキーワードを抽出して、第一言語の単語リストを生成し、第一言語の単語リストを翻訳して、第二言語の単語リストを生成し得る。この際、処理部51は、対応するユーザのユーザデータを参照し得る。
第一言語及び/又は第二言語の単語リストは、単語の使用頻度、会話環境、第二言語の使用環境、ユーザ属性、ユーザの習熟度、及びレッスンの受講頻度の一つ又は複数を考慮して、上記実施形態、第一変形例、又は第二変形例の通り、生成され得る。但し、第一言語の単語リストは、ユーザ端末装置30ではなくサーバ装置50によって生成される。
処理部51は、S720で生成した第二言語の単語リストを、録音データ送信元のユーザ端末装置30に送信する(S730)。
ユーザ端末装置30の制御部31は、サーバ装置50からの上記単語リストを受信し(S650)、受信した単語リストに基づいて、単語選択画面を表示部34に表示させ(S660)、単語選択データをサーバ装置50に送信する(S670)。S660,S670の処理は、S160,S170と同じように実行される。
サーバ装置50の処理部51は、ユーザ端末装置30から単語選択データを受信する(S740)。処理部51は、受信した単語選択データが示す学習対象の単語、及び、対応するユーザの学習種目に基づき、シナリオテンプレート群の中から、使用するシナリオテンプレートを一つ選択し(S750)、選択したシナリオテンプレートに従うレッスンデータを生成し(S760)、当該レッスンデータをユーザ端末装置30に送信する(S770)。S740−S770の処理は、S240−S270と同じように実行される。
ユーザ端末装置30の制御部31は、サーバ装置50からのレッスンデータを受信し(S680)、このレッスンデータに基づく第二言語のレッスンを提供する(S690)。S680,S690の処理は、S180,S190と同じように実行される。第三変形例によれば、レッスンの提供に必要な処理を大部分をサーバ装置50にて実行することができ、ユーザ端末装置30の負荷を抑えることができる。
第三変形例に対する更なる変形例として、サーバ装置50は、S720で第一言語の単語リストを生成し、S730において、第一言語の単語リストを送信するように構成されてもよい。この場合、ユーザ端末装置30は、S650において、第一言語の単語リストを受信し、S660において、第一言語の単語選択画面を表示部34に表示させることができる。第一言語の単語選択画面は、例えば、図5に示される第二言語の単語選択画面における表示言語が第一言語に変更された画面に対応し得る。ユーザ端末装置30は、S670において、単語選択データとして、第一言語の単語選択画面を通じてユーザにより選択された単語を、サーバ装置50に送信することができる。
サーバ装置50は、S740において、この単語選択データをユーザ端末装置30から受信し、S750で受信した単語選択データに基づいてシナリオテンプレートを選択することができる。具体的には、単語選択データが示すユーザにより選択された第一言語の単語を、第二言語に翻訳して、第二言語における学習対象の単語を特定し、特定した単語及び学習種目に基づいて、シナリオテンプレートを選択することができる。この例によっても、適切なレッスンをユーザに提供することができる。
本開示は、上記実施形態及び変形例に限定されるものではなく、更に種々の態様を採ることができることは言うまでもない。
例えば、録音データに基づくテキストデータからは、熟語及び/又は文章が抽出されてもよい。第一言語及び第二言語の少なくとも一方の単語リストには、単語以外に、熟語及び/又は文章が含まれていてもよい。この場合には、単語選択画面において、熟語及び/又は文章が選択対象として表示されてもよい。単語選択データには、ユーザにより選択された学習対象の熟語及び/又は文章が含まれてもよい。サーバ装置50は、学習対象として選択され得る熟語及び/又は文章毎のシナリオテンプレートを備え、ユーザにより選択された学習対象の熟語及び/又は文章に対応するシナリオテンプレートに基づいてレッスンデータを生成して、ユーザ端末装置30に提供してもよい。このようにして、学習支援システム1,3は、ユーザにより選択された熟語及び/又は文章を題材としたレッスンを提供してもよい。第二言語の単語リストには、第二言語の単語と共に、対応する第一言語の単語が含まれていてもよい。
上記実施形態の学習支援システム1は、ユーザにより選択された一つの単語を題材としたレッスンを提供するが、学習支援システム1は、ユーザにより選択された複数の単語を題材としたレッスンを提供してもよい。
即ち、ユーザ端末装置30の制御部31は、S160において、複数の単語の選択操作を、操作部35を通じて受け付けて、選択された複数の単語を示す単語選択データを、サーバ装置50に送信するように構成されてもよい。サーバ装置50は、単語選択データが示す複数の単語の夫々に対応するシナリオテンプレートを用いて、レッスンデータを生成し、ユーザ端末装置30に送信するように構成されてもよい。ユーザ端末装置30は、このレッスンデータに基づき、ユーザが選択した複数の単語に関するレッスンを提供することができる。例えば、各単語に関するレッスンを直列的に結合したレッスンを提供することができる。学習支援システム1は、関連語の学習を支援するために、ユーザにより選択された1つ又は複数の単語と高い頻度で一緒に使用される単語に関するレッスンを提供するように構成されてもよい。
学習支援システム1は、学習対象の単語を、録音データに含まれるキーワードの一群に基づいて、ユーザに問い合わせることなく自動的に決定するように構成されてもよい。例えば、制御部31は、S160及びS170の処理に代えて、単語選択画面を表示することなく、単語リストからランダムに又は所定条件で1以上の単語を学習対象の単語として選択して、単語選択データをサーバ装置50に送信する処理を実行してもよい。例えば、制御部31は、過去のレッスンにおいてユーザが学習済みの単語を選択しないようにして、単語リストから未学習の単語を選択することができる。
制御部31は、S120において録音データが表すユーザの会話の種類を判別してもよい。制御部31は、分類器を用いて、録音データから、会話の種類を判別することができる。例えば、分類器は、録音データに基づき、そのデータにおける会話環境を、ビジネス環境及び非ビジネス環境のいずれかに、更にはその副環境に分類する分類器であり得る。
制御部31は、判別した会話の種類(会話環境)を表すデータを、単語選択データと共にサーバ装置50に送信して(S170)、サーバ装置50から、録音データに対応する会話環境及び学習対象の単語に応じたレッスンデータの提供を受けることができる(S180)。サーバ装置50の処理部51は、ユーザ端末装置30から受信した単語選択データ及び会話の種類を表すデータに基づき、対応するシナリオテンプレートを選択して(S250)、レッスンデータを生成することができる(S260)。
制御部31は、このレッスンデータに基づき、録音データが示す会話環境における学習対象の単語を題材とした第二言語のレッスンをユーザに提供することができる。例えば、録音データがビジネス環境での会話を示す場合には、ビジネス会話に役立つレッスンをユーザに提供することができる。例えば、録音データが食事環境での会話を示す場合には、食事中の会話に役立つレッスンをユーザに提供することができる。
レッスンデータは、非レッスン時のユーザの会話だけでなく、レッスン時におけるシステムとユーザとの対話記録に基づいて生成されてもよい。対話記録から特定されるユーザの習熟度に応じて異なる内容のレッスンが提供されるように、レッスンデータは生成されてもよい。
この他、録音装置10は、マイクロフォン11からの入力音声を、録音データとして記憶部17に保存せずに、逐次、ユーザ端末装置30に提供するように構成されてもよい。この場合、ユーザ端末装置30は、マイクロフォン11からの入力音声を、自己の記憶部32に録音データとして保存することができる。制御部31は、S110において記憶部32に保存された録音データを読み出して、S120以降の処理を実行することができる。録音装置10は、ユーザ端末装置30とは別の転送装置に有線又は無線により接続可能に構成されてもよい。この場合、録音装置10は、転送装置を通じて、録音データをユーザ端末装置30及び/又はサーバ装置50に送信するように構成され得る。
転送装置は、録音装置10用のドッキングステーション/ドックであり得る。転送装置は、接続された録音装置10からの録音データを有線又は無線通信によりサーバ装置50に送信し得る。
学習支援システム1は、ユーザによりレッスン終了の意思表示がなされるまでレッスンを提供し、終了の意思表示がなされた時点で、レッスンの提供を終了するように構成されてもよい。
ユーザ端末装置30は、S120において録音データからユーザの性別および年齢層等のユーザ属性を判別するように構成されてもよい。ユーザ端末装置30は、判別したユーザ属性の情報を、第一言語の単語リストと共にサーバ装置50に送信してもよい。
ユーザ端末装置30は、録音データから識別されるユーザの発話トーンに基づき重要語を判別し、重要語を第一言語の単語リストに登録するように構成されてもよい。重要語は、均衡コーパスから特定される単語の一般的な使用頻度と、ユーザ個人の単語使用頻度とに基づいて判別されてもよい。
コーパスデータベースは、ユーザ属性毎に用意されてもよい。サーバ装置50の処理部51は、第一言語の単語リストを送信してきたユーザ端末装置30に対応するユーザ属性に関連付けられたコーパスデータベースを参照して、第一言語の単語リストからユーザ属性に合致する単語群を、第二言語に翻訳して第二言語の単語リストを生成してもよい。処理部51は、このコーパスデータベースが有する例文を参照して、レッスンデータを生成してもよい。
ユーザ端末装置30は、ユーザ属性に基づき、録音データから、対応するユーザのユーザ属性に関連するキーワード群を抽出して、第一言語の単語リストを生成してもよい。
ユーザ端末装置30は、録音データの内、ユーザにより指定された時間帯の録音データに含まれるキーワードに基づいて、第一言語の単語リストを生成するように構成されてもよい。ユーザにより指定された時間帯の録音データのみがユーザ端末装置30、サーバ装置50、又は音声認識サーバ80に提供されてもよい。即ち、学習支援システム1は、特定の時間帯の録音データに基づいてレッスンを提供するように構成されてもよい。
ユーザ端末装置30は、発話履歴から特定されるユーザの口癖を考慮して、ユーザの口癖に合致するキーワードを抽出するように構成されてもよい。サーバ装置50は、この口癖に合致するキーワードに基づいて、レッスンデータを生成するように構成されてもよい。
録音データには、ユーザ以外の音声が含まれる場合がある。このため、ユーザ端末装置30又はサーバ装置50は、ユーザの特徴と一致しない音声に対応するキーワードを、第一言語の単語リストに登録しないように構成されてもよい。録音データから、ユーザの音声以外の音情報を削除して、録音データ又はテキストデータのデータ量を抑制してもよい。発話者を識別する技術が既に知られている。この技術に基づいて、ユーザ端末装置30又はサーバ装置50は、録音データに含まれるユーザの音声から第一言語の単語リストを適切に作成し得る。ユーザ端末装置30又はサーバ装置50は、ユーザの会話の特徴を発話履歴から特定して、特徴に合致するキーワードを、ユーザが発話したキーワードとして第一言語の単語リストに登録するように構成されてもよい。特徴に合致するキーワードである否かは、会話履歴から特定されるユーザの各単語の発話頻度に基づいて判定することができる。
上述したキーワードの抽出、第一言語の単語リストの生成、及び、第二言語の単語リストの生成に関する処理は、第三変形例と同様に、サーバ装置50により実行されてもよい。
サーバ装置50が保持するシナリオテンプレート群の一部又は全部は、ユーザ端末装置30に保持されてもよい。サーバ装置50は、レッスンデータを生成するために必要なシナリオテンプレートをユーザ端末装置30から取得して、取得したシナリオテンプレートにおける可変部分に設定する例文及び/又は関連語を、コーパスデータベース70を参照して決定し、ユーザ端末装置30に提供するレッスンデータを生成してもよい。
サーバ装置50が保持するシナリオテンプレート群の一部は、可変部分を含まないシナリオテンプレート、即ち、何ら編集なしにユーザ端末装置30にレッスンデータとして提供可能なデータであってもよい。このようなシナリオテンプレートは、レッスンデータとして、ユーザ端末装置30に保持されてもよい。
ユーザ端末装置30が有する機能及びデータの一部は、サーバ装置50に設けられてもよく、サーバ装置50が有する機能及びデータの一部は、ユーザ端末装置30に設けられてもよい。ユーザ端末装置30は、上述したサーバ装置50が有する機能を含むレッスンの提供に必要な全ての機能及びデータを備えていてもよい。
上記実施形態における1つの構成要素が有する機能は、複数の構成要素に分散して設けられてもよい。複数の構成要素が有する機能は、1つの構成要素に統合されてもよい。上記実施形態の構成の一部は、省略されてもよい。上記実施形態の構成の少なくとも一部は、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換されてもよい。特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
最後に用語間の対応関係を説明する。ユーザ端末装置30の制御部31が実行するS110、又は、サーバ装置50の処理部51が実行するS710の処理は、取得ユニットが実行する処理の一例に対応する。制御部31が実行するS120−S190の処理及び処理部51が実行するS210−S270の処理、又は、処理部51が実行するS715−S770の処理は、提供ユニットが実行する処理の一例に対応する。制御部31が実行するS130の処理、又は、処理部51が実行するS720の処理は、抽出ユニットが実行する処理の一例に対応する。制御部31がS160又はS660において表示部34に単語選択画面を表示させる処理は、表示制御ユニットが実行する処理の一例に対応する。制御部31がS170又はS670において単語選択画面に対する操作を受け付ける処理は、選択情報取得ユニットが実行する処理の一例に対応する。

Claims (17)

  1. 言語学習を支援するための学習支援システムであって、
    ユーザの会話データを取得するように構成される取得ユニットと、
    前記取得ユニットにより取得された前記会話データが示す会話の内容に基づき、前記会話で用いられる第一言語とは異なる第二言語を学習するためのレッスンを提供するように構成される提供ユニットと、
    を備え、前記提供されるレッスンの内容が、前記会話の内容に応じて異なる学習支援システム。
  2. 請求項1記載の学習支援システムであって、
    前記取得ユニットは、前記ユーザの日常会話が記録された音声データを、前記会話データとして取得し、
    前記提供ユニットは、前記音声データに記録された日常会話の内容に基づき、提供するレッスンの内容を決定する学習支援システム。
  3. 請求項1又は請求項2記載の学習支援システムであって、
    前記提供ユニットは、前記会話データ及び予め登録されたユーザの属性を表すデータの一方に基づき前記ユーザの属性を判別し、前記判別した前記ユーザの属性及び前記会話の内容に基づき、提供するレッスンの内容を決定する学習支援システム。
  4. 請求項3の学習支援システムであって、
    前記ユーザの属性には、前記ユーザの性別、年齢、年齢層、職業、及び趣味の少なくとも一つが含まれる学習支援システム。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項記載の学習支援システムであって、
    前記提供ユニットは、前記ユーザの第二言語の習熟度を判別し、判別した前記ユーザの習熟度及び前記会話の内容に基づき、提供するレッスンの内容を決定する学習支援システム。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項記載の学習支援システムであって、
    前記提供ユニットは、前記会話の内容から判別される会話環境の種類及び前記ユーザから指定された会話環境の種類の一方に応じたレッスンを提供する学習支援システム。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項記載の学習支援システムであって、
    前記提供ユニットは、前記会話に含まれる1以上の単語に応じたレッスンを提供する学習支援システム。
  8. 請求項7記載の学習支援システムであって、
    前記会話から1以上のキーワードを抽出するように構成される抽出ユニット
    を備え、前記提供ユニットは、前記抽出ユニットにより抽出された前記1以上のキーワードに少なくとも部分的に基づいて、提供するレッスンの内容を決定する学習支援システム。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか一項記載の学習支援システムであって、
    前記提供ユニットは、前記会話の内容に応じた前記第二言語の1以上の単語を題材としたレッスンを提供するように構成される学習支援システム。
  10. 請求項8記載の学習支援システムであって、
    前記提供ユニットは、前記抽出ユニットにより抽出された前記1以上のキーワードと少なくとも部分的に対応する前記第二言語の1以上の単語を題材としたレッスンを提供する学習支援システム。
  11. 請求項10記載の学習支援システムであって、
    前記抽出ユニットは、前記1以上のキーワードとして、複数のキーワードを抽出し、
    前記提供ユニットは、前記抽出ユニットにより抽出された前記複数のキーワードの内、ユーザにより選択されたキーワードに対応する前記第二言語の1以上の単語を題材としたレッスンを提供する学習支援システム。
  12. 請求項11記載の学習支援システムであって、
    前記第二言語の1以上の単語は、前記ユーザにより選択されたキーワードに対応する類義語及び対義語の少なくとも一方を含む学習支援システム。
  13. 請求項11又は請求項12記載の学習支援システムであって、
    前記複数のキーワードを、表示デバイスに表示させるように構成される表示制御ユニットと、
    前記表示デバイスにより表示された前記複数のキーワードの内、前記ユーザにより選択されたキーワードを表す選択情報を、入力デバイスを通じて取得するように構成される選択情報取得ユニットと、
    を備え、前記提供ユニットは、前記選択情報が表す前記ユーザにより選択されたキーワードに対応する前記第二言語の1以上の単語を題材としたレッスンを提供するように構成される学習支援システム。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれか一項記載の学習支援システムであって、
    前記提供ユニットは、前記第二言語のコーパスデータを参照して、前記コーパスデータに含まれる前記第二言語の例文を用いたレッスンを提供するように構成される学習支援システム。
  15. 請求項1〜請求項14のいずれか一項記載の学習支援システムであって、
    前記提供ユニットは、マイクロフォン及びスピーカを通じた音声による前記第二言語の対話形式のレッスンを提供し、前記マイクロフォンを通じて得られたユーザの発話内容に応じて、前記レッスンの進行を制御するように構成される学習支援システム。
  16. 請求項1〜請求項7のいずれか一項記載の学習支援システムにおける前記取得ユニット及び前記提供ユニットとして、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
  17. 言語学習を支援するための学習支援方法であって、
    コンピュータが、ユーザの会話データを取得することと、
    前記コンピュータが、前記取得した前記会話データが示す会話の内容に基づき、前記会話で用いられる第一言語とは異なる第二言語を学習するためのレッスンを提供することと、
    を含み、前記提供されるレッスンの内容が、前記会話の内容に応じて異なる学習支援方法。
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