JPWO2018135006A1 - 走行支援装置、走行支援方法およびデータ構造 - Google Patents

走行支援装置、走行支援方法およびデータ構造 Download PDF

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Abstract

本発明は、効率の良い経路探索と詳細な誘導情報の作成とを目的とする。本発明に係る走行支援装置は、道路の接続関係を道路単位で表し道路の形状情報を含まない道路接続情報と、道路の接続関係を車線単位で表し車線の形状情報を含む第1車線基準情報と、道路接続情報と第1車線基準情報とを紐付ける対応情報と、を取得する情報取得部と、道路接続情報を用いて車両の走行経路を探索する経路探索部と、走行経路の道路接続情報および対応情報から、走行経路を誘導案内するために必要な車線の第1車線基準情報を取得する車線基準情報取得部と、走行経路の第1車線基準情報を用いて、車両を誘導するための誘導情報を作成する誘導情報作成部と、を備える。

Description

本発明は、車両の走行支援に供する装置、方法およびデータ構造に関する。
走行支援装置は、車両の走行経路を探索し、走行経路の誘導情報を作成して車両又は車両の運転者に提示することにより、車両の走行支援を行う。
特許文献1の走行支援装置は、道路基準情報、対応情報、および車線基準情報を用いて車両の走行支援を行っている。道路基準情報は道路の接続関係を道路単位で表現した情報であり、道路の形状情報を含む。車線基準情報は、道路の接続関係を車線単位で表現した情報であり、車線の形状情報を含む。対応情報は、道路基準情報と車線基準情報との対応付けを行う情報である。特許文献1の走行支援装置は、道路基準情報を用いて経路探索を行い、車線基準情報を用いて詳細な車両の誘導案内を行っている。
特開2006−266865号公報
特許文献1の走行支援装置は道路の形状情報を含む道路基準情報を用いて経路探索を行うが、道路の形状情報は経路探索に不要であるため、経路探索の際に無駄なデータの読み込みが発生し、計算効率が悪くなるという問題があった。一方、車両の誘導情報を作成するためには、道路又は車線の形状データを含む詳細なデータが必要となる場合がある。
本発明は上述の問題点に鑑み、効率の良い経路探索と詳細な誘導情報の作成とを両立することを目的とする。
本発明の一態様の走行支援装置は、道路の接続関係を道路単位で表し道路の形状情報を含まない道路接続情報と、道路の接続関係を車線単位で表し車線の形状情報を含む第1車線基準情報と、道路接続情報と第1車線基準情報とを紐付ける対応情報と、を取得する情報取得部と、道路接続情報を用いて車両の走行経路を探索する経路探索部と、走行経路の道路接続情報および対応情報から、走行経路を誘導案内するために必要な車線の第1車線基準情報を取得する車線基準情報取得部と、走行経路の第1車線基準情報を用いて、車両を誘導するための誘導情報を作成する誘導情報作成部と、を備える。
本発明の一つの態様の走行支援装置は、道路の接続関係を道路単位で表し道路の形状情報を含まない道路接続情報と、道路の接続関係を車線単位で表し車線の形状情報を含む車線基準情報と、道路接続情報と車線基準情報とを紐付ける対応情報と、を取得する情報取得部と、道路接続情報を用いて車両の走行経路を探索する経路探索部と、走行経路の道路接続情報および対応情報から、走行経路を誘導案内するために必要な車線の第1車線基準情報を取得する車線基準情報取得部と、走行経路の第1車線基準情報を用いて、車両を誘導するための誘導情報を作成する誘導情報作成部と、を備える。このような走行支援装置によれば、道路の形状情報を含まない道路接続情報を用いて効率の良い経路探索を行うと共に、車線の形状情報を含む第1車線基準情報を用いて詳細な誘導情報を作成することができる。
本発明の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係る走行支援装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る走行支援装置による走行支援処理を示すフローチャートである。 実施の形態2,3に係る走行支援装置の構成を示すブロック図である。 道路接続情報のデータ構造を示す図である。 車線基準情報のデータ構造を示す図である。 車線リンク形状データのデータ構造を示す図である。 道路接続情報、車線基準情報、および対応情報の関係を示す図である。 道路接続情報が表現する道路ノードおよび道路リンクと、車線基準情報が表現する車線ノードおよび車線リンクとの、対応情報による紐付けを示す概念図である。 実施の形態2に係る走行支援装置による走行支援処理を示すフローチャートである。 全車線の車線基準情報を用いて作成された誘導情報の表示例を示す図である。 代表車線の車線基準情報を用いて作成された誘導情報の表示例を示す図である。 実施の形態2に係る走行支援装置による車線基準情報取得処理を示すフローチャートである。 代表車線情報を有する車線基準情報のデータ構造を示す図である。 図8に示す道路リンクR2に関する対応情報が代表車線情報を有する場合のデータ構造を示す図である。 図8に示す車線基準情報が表現する道路において、代表車線を点線で強調表示した図である。 車線接続情報のデータ構造を示す図である。 車線基準情報のデータ構造を示す図である。 車線接続情報、車線基準情報、および対応情報の関係を示す図である。 車線接続情報と車線基準情報との間でノードの設定地点が異なる場合の対応情報を示す図である。 実施の形態3に係る走行支援装置による走行支援処理を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る走行支援装置による走行経路探索処理を示すフローチャートである。 代表車線情報を有する車線接続情報のデータ構造を示す図である。 車線接続情報により表現される道路と、当該道路における代表車線を示す図である。 代表車線情報が記載される対応情報のデータ構造を示す図である。 車線基準情報により表現される道路と、当該道路における代表車線を示す図である。 実施の形態4に係る走行支援装置の構成を示すブロック図である。 第2車線基準情報のデータ構造を示す図である。 実施の形態4に係る走行支援装置による走行支援処理を示すフローチャートである。 本発明の走行支援装置のハードウェア構成図である。 本発明の走行支援装置のハードウェア構成図である。 実施の形態1〜3に係る走行支援装置の車載装置とサーバによる構成例を示す図である。
<A.実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る走行支援装置101の構成を示すブロック図である。走行支援装置101は、車両がこれから走行する予定の経路(以下、単に「走行経路」と称する)の誘導情報を作成することにより、車両の走行を支援する装置である。本明細書では、「車両」という語を、本発明の走行支援装置が走行支援する対象車両という意味で用いる。本明細書では、走行支援装置を車両に搭載された装置として説明するが、これは一例であり、<E.ハードウェア構成>で後述するように様々な構成が想定される。
走行支援装置101は、情報取得部11および制御部12を備える。制御部12は、経路探索部121、車線基準情報取得部122、および誘導情報作成部123を備える。
情報取得部11は、道路接続情報、車線基準情報、および対応情報を例えば外部の地図情報サーバ等から取得する。道路接続情報は、道路の接続関係を道路単位で表し道路の形状情報を含まない情報である。車線基準情報は、道路の接続関係を車線単位で表し車線の形状情報を含む情報である。対応情報は、同一の道路区間の道路接続情報と第1車線基準情報とを紐付ける情報である。なお、実施の形態1〜3の走行支援装置101〜103で用いる車線基準情報は、実施の形態4の走行支援装置104が用いる車線基準情報と異なるため、以下の説明では前者を第1車線基準情報、後者を第2車線基準情報と称して両者を区別する。
図2は、走行支援装置101による走行支援処理を示すフローチャートである。まず、経路探索部121が、道路接続情報を用いて車両の走行経路を探索する(ステップS11)。次に、車線基準情報取得部122が、走行経路の道路接続情報および対応情報から、走行経路の第1車線基準情報を取得する(ステップS12)。次に、誘導情報作成部123が、走行経路の第1車線基準情報を用いて、車両を誘導するための誘導情報を作成する(ステップS13)。以上で、走行支援装置101による走行支援処理が終了する。
以上に説明したように、走行支援装置101によれば、道路接続情報を用いて車両の走行経路を探索する。道路接続情報は道路の形状情報を含まない軽量なデータであるため、走行支援装置101は走行経路の探索の際に無駄なデータを読み込む必要がなく、効率よく経路探索を行うことができる。また、走行支援装置101は、対応情報に基づき走行経路の第1車線基準情報を取得し、第1車線基準情報に基づき誘導情報を作成する。第1車線基準情報は車線の形状情報を含む情報であるため、走行支援装置101は車線単位の細かい誘導情報を作成することができる。道路接続情報と第1車線基準情報とを対応情報で紐付けることによって、効率の良い経路探索と、細かな誘導情報の作成とを両立することが可能となる。
また、実施の形態1に係る走行支援方法では、道路の接続関係を道路単位で表し道路の形状情報を含まない道路接続情報と、道路の接続関係を車線単位で表し車線の形状情報を含む第1車線基準情報と、道路接続情報と第1車線基準情報とを紐付ける対応情報と、を取得し、道路接続情報を用いて車両の走行経路を探索し、走行経路の道路接続情報および対応情報から、走行経路を誘導案内するために必要な車線の第1車線基準情報を取得し、走行経路の第1車線基準情報を用いて、車両を誘導するための誘導情報を作成する。従って、実施の形態1に係る走行支援方法によれば、道路の形状情報を含まない軽量な道路接続情報により、効率よく経路探索を行うことができる。さらに、車線の形状情報を含む第1車線基準情報により、車線単位の細かい誘導情報を作成することができる。道路接続情報と第1車線基準情報とを対応情報で紐付けておき、対応情報を用いて道路接続情報から第1車線基準情報を参照することにより、効率の良い経路探索と、細かな誘導情報の作成との両立が可能となる。
また、実施の形態1に係る道路地図情報のデータ構造は、道路の接続関係を道路単位で表し道路の形状情報を含まない道路接続情報と、道路の接続関係を車線単位で表し車線の形状情報を含む第1車線基準情報と、道路接続情報と第1車線基準情報とを紐付ける対応情報と、を備える。このようなデータ構造の道路地図情報を用いることにより以下の効果を奏する。すなわち、道路の形状情報を含まない軽量な道路接続情報により、効率よく経路探索を行うことができる。さらに、車線の形状情報を含む第1車線基準情報により、車線単位の細かい誘導情報を作成することができる。また、対応情報を用いて道路接続情報から第1車線基準情報を参照することにより、効率の良い経路探索と、細かな誘導情報の作成との両立が可能となる。
<B.実施の形態2>
<B−1.構成>
図3は、本発明の実施の形態2に係る走行支援装置102の構成を示すブロック図である。走行支援装置102の構成は実施の形態1の走行支援装置101の構成と同様である。但し、走行支援装置102は、交通情報受信機21、GPS(Global Positioning System)受信機22、ジャイロセンサ23、車速センサ24、リモコン25、スピーカ26、およびタッチパネルディスプレイ27と通信可能に接続されており、これらを統括的に制御することが可能である。
交通情報受信機21は、例えば車両に搭載されており、交通情報を受信して制御部12に出力する。交通情報は、道路に設置された交通情報送信機又は交通情報サーバ等から受信することが可能である。交通情報は、例えばVICS(Vehicle Information and Communication System、登録商標)情報であり、渋滞情報または工事情報を含む。
GPS受信機22は、例えば車両に搭載されており、GPS信号を受信して制御部12に出力する。
ジャイロセンサ23は、例えば車両に搭載され、車両の角速度を検出して制御部12に出力する。
車速センサ24は、車両の速度を測定するセンサであり、車速情報を制御部12に出力する。
経路探索部121は、交通情報受信機21から取得した交通情報を用いて経路探索を行う。また、経路探索部121は、GPS受信機22、ジャイロセンサ23、車速センサ24から取得した各種情報を用いて車両の位置を特定し、経路探索に用いる。ここでは、車両の位置を特定するための情報を検出するセンサとしてジャイロセンサ23と車速センサ24を示しているが、これらは例示であり、他のセンサをこれらに代えて、またはこれらに加えて用いても良い。
リモコン25は、車両の運転者等、走行支援装置102のユーザが走行支援装置102に入力を行うための入力デバイスである。
スピーカ26とタッチパネルディスプレイ27は、走行支援装置102の出力装置の一例として図3に示している。これらの出力装置は、例えば車両に搭載され、誘導情報作成部123が作成した誘導情報を音声又は表示の形式で出力する。なお、タッチパネルディスプレイ27は出力装置であるが、入力デバイスとしても機能する。例えば、タッチパネルディスプレイ27に表示された地図上の特定の地点がユーザによりタッチされた場合に当該地点を車両の目的地に設定する、といった仕方で、タッチパネルディスプレイ27を入力デバイスとして用いることができる。
<B−2.データ構造>
次に、走行支援装置102が走行支援処理に用いる各種のデータについて説明する。走行支援装置102が走行支援処理に用いる情報は、道路接続情報、第1車線基準情報、および対応情報の3つである。これらの情報は情報取得部11により取得され、制御部12に提供される。
図4は、道路接続情報のデータ構造を示している。道路接続情報は、複数の道路ノードと複数の道路リンクとにより、道路を車線単位ではなく道路単位で表した情報である。道路接続情報は、経路探索部121による走行経路探索処理に用いられる。
本明細書では、道路単位で設定されたノード又はリンクを道路ノード又は道路リンクと称し、車線単位で設定されたノード又はリンクを車線ノード又は車線リンクと称する。道路接続情報は、道路ノードデータフレームおよび道路リンクデータフレームを含む。道路ノードデータフレームは、道路ノードディストリビューションヘッダおよび道路ノードデータテーブルを備える。道路ノードディストリビューションヘッダには、道路ノードレコードの総数(n)と、道路リンクレコードの総数(m)が格納されている。道路ノードレコードの総数(n)は、道路接続情報が表現する道路区間に設定されている道路ノードの総数である。道路リンクレコードの総数(m)は、道路接続情報が表現する道路区間に設定されている道路ノードに接続される道路リンクの総数である。
道路ノードデータテーブルは、複数の道路ノードレコードからなる。図4の例では、道路ノードレコードの総数がnであり、n個の道路ノードレコードが存在する。各道路ノードレコードには、道路ノードID、道路ノード属性、道路リンクレコードの数、および道路リンクテーブルへのオフセットが格納されている。道路ノード属性には、例えば1つの交差点を複数ノードで表現しているかどうかを示す「統合交差点フラグ」、交差点の信号機の有無を示す「交差点信号機有無フラグ」、または道路ノードが道路の分岐点に設定されたノードか否かを示す情報などがある。道路ノードレコード#1において、道路リンクレコードの数がm1であるが、これは道路ノードレコード#1の道路ノードにm1本の道路リンクが接続されていることを表している。道路リンクテーブルへのオフセットは、対応する道路リンクテーブルが格納されたメモリアドレスへのオフセット値を示している。例えば、道路ノードレコード#1における道路リンクレコードへのオフセットは、道路ノードレコード#1の道路ノードに接続された道路リンクのデータを格納する道路リンクテーブル#1へのオフセット値を示している。
道路リンクデータフレームは、複数の道路リンクテーブルを含む。一つの道路ノードに接続された道路リンクに関する情報が一つの道路リンクテーブルとしてまとめられるため、道路リンクテーブルは、道路ノードの数だけ存在する。各道路リンクテーブルは、複数の道路リンクレコードを含む。例えば、道路ノードレコード#1の道路ノードに3本の道路リンクが接続している場合、道路リンクテーブル#1は3つの道路リンクレコードを有する。
各道路リンクレコードは、道路リンク属性、隣接ノードID、道路リンクID(始点)、および道路リンクID(終点)を含む。道路リンク属性には、道路リンクの属性が記載される。道路リンクの属性は、例えば一般道路若しくは高速道路等の道路種別、又は道路の法定速度の情報を含む。隣接ノードIDは、道路リンクが接続された他方の道路ノードのIDを示している。図4の例では、道路リンクレコード#1は道路ノードレコード#1の道路ノードに接続された道路リンクとして道路リンクテーブル#1に属しているが、道路ノードレコード#1の道路ノードとは反対側で接続している他方の道路ノードのIDが、隣接ノードIDとして記載される。
道路リンクID(始点)および道路リンクID(終点)は、道路接続情報が道路ノードの粗さ別に階層化される場合の、最下層の道路接続情報における始点側および終点側の道路リンクのIDを示している。下の階層ほど道路ノードの設定間隔が短くなる場合、上層の道路接続情報では一つの道路リンクで表される区間が、下層の道路接続情報では複数の道路リンクで表される。例えば道路リンクレコード#1の道路リンクが表す道路区間が、最下層の道路接続情報では複数の道路リンクで表されるため、当該複数の道路リンクのうち始点側の道路リンクのIDと、終点側の道路リンクのIDとが道路リンクレコードに記載される。
図5は、第1車線基準情報のデータ構造を示している。第1車線基準情報は、複数の車線ノードと複数の車線リンクとにより、道路を車線単位で表した情報であり、車線の形状データを含む。第1車線基準情報は、車線基準情報取得部122により取得され、誘導情報作成部123による誘導情報作成処理に用いられる。
図5に示すように、第1車線基準情報はノードとリンクの単位が道路から車線に変わる点以外は、概ね道路接続情報と類似するデータ構造を有している。但し、第1車線基準情報は、車線ノードレコードにおいて車線ノードの座標点を有し、また車線リンクレコードにおいて車線リンク形状データを有する点で、道路接続情報とは異なる。
図6は、車線リンク形状データのデータ構造を示す図である。車線リンク形状データは、車線リンクを構成する車線リンク形状点の数(s)と車線リンク形状点テーブルとを有する。車線リンク形状点テーブルには、s個の車線リンク形状点の座標が記載されている。
道路接続情報は、第1車線基準情報とは異なり、道路ノードの座標点と道路リンク形状データとを有さない。リンク形状データは、図6に示したように複数のリンク形状点の座標のデータを含むため、全ての道路リンクについての道路リンク形状データは膨大である。しかし、道路接続情報は道路リンク形状データを有さないため、その分データ量が小さい。なお、道路接続情報は道路ノードの座標点の情報を有していても良い。その場合、道路接続情報のデータ量は増加するが、道路ノードが適切な位置に設定されているかの確認を容易に行うことができるというメリットがある。
図7は、道路接続情報、第1車線基準情報、および対応情報の関係を示す図である。図7に示すように、対応情報#1は、道路ノードレコード#2と、車線ノードレコード#1〜#3とを紐付けており、対応情報#2は、道路リンクレコード#1と、車線リンクレコード#1とを紐付けている。このように、対応情報は、1つの道路ノードレコードに対して、1または複数の車線ノードレコードを紐付けている。
図8は、道路接続情報が表現する道路ノードおよび道路リンクと、第1車線基準情報が表現する車線ノードおよび車線リンクとの、対応情報による紐付けを示す概念図である。図8に示すように、対応情報において、道路ノードN1に対して車線ノードNL11、NL12、およびNL13が紐付けられ、道路リンクR2に対して車線リンクL21〜L25が紐付けられている。ここで、道路ノードN1、N2間を一つの道路区間、道路ノードN2,N3間を一つの道路区間とする。また、道路ノードN3,N4間と道路ノードN4,N5間を一つの道路区間とする。対応情報は、同一の道路区間における道路ノードと車線ノード、または道路リンクと車線リンクとを紐付けている。図8に示す対応情報のように、一つの道路区間に属する車線リンクL21〜L25をグループ化し、まとめて道路リンクR2と紐付けても良い。あるいは、対応情報は、道路リンクと車線リンクとを一対一で紐付けても良い。
なお、図8では、道路接続情報と第1車線基準情報とで、ノードが同一の地点に設定される場合を示している。道路リンクの端点と車線リンクの端点を対応情報により対応付けることができる。しかし、例えば道路接続情報と第1車線基準情報とが別のメーカにより整備された場合等には、道路接続情報と第1車線基準情報とでノードの設定地点が異なることがある。その場合、対応情報では道路リンクと車線リンクの端点同士を対応付けることはできないため、道路リンクを隣接する2つの車線リンクの両方に対応付けても良いし、始点側又は終点側の一方に対応付けても良い。
<B−3.動作>
図9は、走行支援装置102による走行支援処理を示すフローチャートである。以下、図9のフローに沿って走行支援処理を説明する。走行支援処理は、例えば走行支援装置102の電源が起動したタイミング、車両のアクセサリ電源が起動したタイミングなど、所定のタイミングで開始する。まず、経路探索部121が経路探索するか否かを判断する(ステップS21)。例えば、経路探索するか否かについてユーザの意思を確認する画面をタッチパネルディスプレイ27に表示し、入力されたユーザの意思から、経路探索部121は上記の判断を行うことができる。あるいは、ユーザが目的地を入力せず制御部12に目的地が設定されていない場合には、経路探索しないと判断しても良い。
ステップS21で経路探索部121が経路探索しないと判断した場合、走行支援処理は終了する。一方、経路探索部121はステップS21で経路探索すると判断した場合、車両の位置と目的地を特定する(ステップS22)。車両の位置は、GPS受信機22、ジャイロセンサ23、および車速センサ24からの信号に基づき特定される。ユーザが既に目的地を入力している場合には、その目的地を特定しても良いし、未入力の場合は目的地の入力画面を表示してユーザに目的地を入力させても良い。
次に、経路探索部121は、情報取得部11から取得した道路接続情報を用いて車両の走行経路を探索する(ステップS23)。上述したように、道路接続情報は道路の形状データを含まない軽量なデータであるため、効率よく走行経路を探索することができる。このステップで、車両の走行経路が道路単位で特定される。
次に、車線基準情報取得部122が、誘導情報を作成するか否かを判断する(ステップS24)。ここでは、例えば、誘導情報の作成要否についてユーザの意思を確認する画面をタッチパネルディスプレイ27に表示し、入力されたユーザの意思から、車線基準情報取得部122は上記の判断を行うことができる。あるいは、走行支援装置102において誘導案内を行わないとの設定がなされている場合に、車線基準情報取得部122は誘導情報を作成しないと判断しても良い。
ステップS24で車線基準情報取得部122が第1車線基準情報を作成しないと判断した場合、走行支援処理は終了する。一方、車線基準情報取得部122はステップS24で第1車線基準情報を取得すると判断した場合、ステップS23で経路探索部121が探索した走行経路の対応情報を情報取得部11から取得する(ステップS25)。
次に、車線基準情報取得部122は対応情報を参照して、走行経路の第1車線基準情報を情報取得部11から取得する(ステップS26)。
図8において道路リンクR2が走行経路である場合を例として上記のステップを説明すると、車線基準情報取得部122は道路リンクR2に関する対応情報を取得する(ステップS25)。そして、車線基準情報取得部122は、対応情報で道路リンクR2と紐付けられた車線リンクL21〜L25を取得する(ステップS26)。
次に、車線基準情報取得部122は、ステップS26で第1車線基準情報を取得した複数の車線のうち一つの車線を走行車線、すなわち車線単位の走行経路として特定する(ステップS27)。具体的には、対象道路区間の複数の車線リンクの中から一つの車線リンクを、走行車線の車線リンクとして決定する。図8の例で走行経路の道路リンクを道路リンクR1、R2、R4とする。走行経路は、道路接続情報上は道路ノードN3で道路リンクR4に分岐する経路である。ここで、車両がR4に対応する車線リンクL41又はL42を走行するためには、一つ前の区間で車線リンクL24又はL25を走行しなければならない。同様に、車両が車線リンクL24又はL25を走行するためには、一つ前の区間で車線リンクL13を走行しなければならない。従って、走行経路の車線リンクは車線リンクL13、L25,L42、または車線リンクL13、L24,L41として決定される。このように車線基準情報取得部122は、ある道路区間の走行車線を特定する際、一つ又は複数分前方の道路区間の車線ノード又は車線リンクとの関係を考慮して、特定を行う。
次に、誘導情報作成部123が、車両の位置を特定する(ステップS28)。本ステップでの車両の位置の特定方法は、ステップS22と同様である。そして、誘導情報作成部123が、第1車線基準情報から誘導情報を作成し、スピーカ26又はタッチパネルディスプレイ27等の出力装置に出力する(ステップS29)。
図10は、図8の例で車線リンクL13,L24,L41が走行車線である場合に、タッチパネルディスプレイ27に表示される誘導画面の例を示している。図10に示すように、誘導画面では、車線単位で道路を表す道路オブジェクト31、車両の位置を表す車両アイコン32、走行経路33、方角アイコン34、および地図縮尺35が表示される。ここでは、走行経路33の車線だけでなく、他の全ての車線についても道路オブジェクト31が表示されている。すなわち、誘導情報作成部123は、走行車線だけでなく、他の全ての車線の第1車線基準情報も用いて誘導情報を作成する。このような誘導情報によれば、ユーザは走行経路の車線と他の車線との位置関係を把握することができる。また、第1車線基準情報には車線リンクの形状データが含まれるため、誘導情報作成部123は車線の形状を反映した道路オブジェクト31を作成することができる。
図10の誘導画面は、全ての車線の第1車線基準情報を用いて作成されるため、作成する際の計算コストが大きくなる。図10の誘導画面では詳細な誘導情報が得られるが、常にこうした詳細な誘導情報がユーザに求められるとは限らない。例えば、図11に示すように、誘導画面の地図縮尺が大きい場合には、大まかな走行経路が表示できれば良いとも考えられる。図11は、分岐する道路のうち本線と分線とにそれぞれ代表車線が設定され、代表車線の第1車線基準情報のみを用いて作成された誘導画面を示している。なお、分線の代表車線が走行経路に一致する。図11の誘導画面では、方角アイコン34、地図縮尺35、車両アイコン32、走行経路33、および走行経路以外の代表車線36が表示される。図10の誘導画面と図11の誘導画面とを使い分けることによって、必要に応じて計算コストを抑えることができる。
図12は、図9のステップS26の車線基準情報取得処理の詳細を示すフローチャートである。車線基準情報取得部122は、まず、代表車線の抽出が必要か否かを判断する(ステップS261)。ここで車線基準情報取得部122は、作成する誘導画面の縮尺の大きさ等に基づき代表車線の抽出要否を判断する。代表車線の抽出が不要な場合、車線基準情報取得部122は、対応する道路区間の全ての車線の第1車線基準情報を取得し(ステップS265)、車線基準情報取得処理を終了する。すなわち、対応する道路区間の全ての車線の第1車線基準情報を用いて誘導情報が作成される。
一方、代表車線の抽出が必要な場合、車線基準情報取得部122は第1車線基準情報又は対応情報に代表車線情報が有るか否かを判断する(ステップS262)。図13は、代表車線情報を有する第1車線基準情報のデータ構造を示している。図13に示すように、車線リンクレコードが代表リンクフラグを有している。代表車線の車線リンクレコードでは、代表リンクフラグが1となり、代表車線以外の車線の車線リンクレコードでは、代表リンクフラグが0となる。このように、代表リンクフラグが代表車線情報である。
図14は、図8に示す道路リンクR2に関する対応情報が、代表車線情報を有する場合のデータ構造を示している。この対応情報では、道路リンクR2に車線リンクL21〜L25が紐付けられているが、そのうち車線リンクL23、L25が代表リンクとして記載され、他の車線リンクL21、L22,L24が通常リンクとして記載されている。
図13,14に示すように、第1車線基準情報又は対応情報に代表車線情報が有る場合には、車線基準情報取得部122は当該代表車線情報に基づき代表車線の第1車線基準情報を抽出し(ステップS263)、車線基準情報取得処理を終了する。図14の例では、車線基準情報取得部122は車線リンクL23,L25を代表車線とし、車線リンクL23,L25の第1車線基準情報を抽出する。
図15は、図8に示した第1車線基準情報が表現する道路において、図14に示される代表リンクを点線で強調表示した図である。なお、代表リンクは車線単位のリンクであるため、代表リンクを代表車線とも称する。ここで、車線リンクL23は本線側の代表車線、車線リンクL25は分線側の代表車線として抽出されている。なお、車線リンクL25は走行車線と同一である。このように、走行車線を代表車線として抽出しつつ、分岐がある地点では、分岐で走行車線と異なる方向に進む車線の中から代表車線を抽出することにより、大まかに分岐を表現した誘導情報を作成することができる。
図12のステップS262で第1車線基準情報又は対応情報に代表車線情報がなければ、車線基準情報取得部122は所定の条件に基づき代表車線の第1車線基準情報を抽出し(ステップS264)、車線基準情報取得処理を終了する。例えば、図13に示す対応情報のように、道路リンクR2に対応する車線リンクとして車線リンクL21〜L25が記載されている場合、車線基準情報取得部122は先頭に記載された車線リンクL21を代表車線として抽出しても良い。あるいは、車線基準情報取得部122は、第1車線基準情報の車線リンク属性を参照し、最も左端若しくは右端、又は分岐若しくは合流に関与する車線を代表車線として抽出しても良い。
<B−4.効果>
本発明の実施の形態2に係る走行支援装置102において、車線基準情報取得部122は、走行経路の道路区間ごとに、複数の車線のうち少なくとも一つの車線である代表車線の第1車線基準情報を取得する。また、誘導情報作成部123は、走行経路の代表車線の第1車線基準情報を用いて誘導情報を生成する。このような走行支援装置102によれば、詳細な経路誘導が必要ではない場合に、代表車線の第1車線基準情報を用いて高速に誘導情報を作成することができる。
また、対応情報または第1車線基準情報が代表車線の特定情報を含む場合、車線基準情報取得部122は特定情報に基づき代表車線の第1車線基準情報を取得することができる。この場合、車線基準情報取得部122は適切な代表車線を容易に特定することができる。
<C.実施の形態3>
本発明の実施の形態3に係る走行支援装置103の構成は、図3に示した通りであり、実施の形態2に係る走行支援装置102と同様である。
<C−1.データ構造>
走行支援装置103が走行支援処理に用いる各種情報について説明する。走行支援装置103が走行支援処理に用いる情報は、車線接続情報、第1車線基準情報、および対応情報の3つである。これらの情報は情報取得部11により取得され、制御部12に提供される。
図16は、車線接続情報のデータ構造を示している。車線接続情報は、複数の車線ノードと複数の車線リンクとにより、道路を車線単位で表した情報である。車線接続情報は、図4に示した道路接続情報の道路ノードと道路リンクの情報を、車線ノードと車線リンクの情報に置き換えたものである。車線接続情報は、経路探索部121による走行経路探索処理に用いられる。
図17は、第1車線基準情報のデータ構造を示しており、図5の再掲である。第1車線基準情報は、複数の道路ノードと複数の道路リンクとにより、道路を車線単位で表した情報であり、車線の形状データを含む点で車線接続情報と異なる。第1車線基準情報は、車線基準情報取得部122により取得され、誘導情報作成部123による誘導情報作成処理に用いられる。
図18は、車線接続情報、第1車線基準情報、および対応情報の関係を示す図である。図18に示すように、対応情報#1は、車線接続情報の車線ノードレコード#1と第1車線基準情報の車線ノードレコード#1とを紐付けており、対応情報#2は、車線接続情報の車線ノードレコード#2と第1車線基準情報の車線ノードレコード#2とを紐付けており、対応情報#3は、車線接続情報の車線ノードレコード#3と第1車線基準情報の車線ノードレコード#3とを紐付けている。
図18の例では、車線接続情報の車線ノードレコードと第1車線基準情報の車線ノードレコードとが1対1で対応している。このように、車線接続情報と第1車線基準情報とが1対1で対応する場合には、対応情報を省略することができる。その場合、車線ノードID又は車線リンクIDが同一であること、又は車線ノードレコード又は車線リンクレコードの格納順すなわちレコード番号によって、対応付けが保証される。
また、対応情報は、実施の形態1と同様、一つの道路区間に属する複数の車線リンクをグループ化し、それらをまとめて一つの道路リンクと紐付ける情報であっても良い。
また、例えば車線接続情報と第1車線基準情報とが別のメーカにより整備された場合等には、車線接続情報と第1車線基準情報とでノードの設定地点が異なることがある。その場合、対応情報では車線接続情報と第1車線基準情報との間で車線リンクの端点同士を対応付けることはできないため、車線接続情報の車線リンクを、第1車線基準情報の隣接する2つの車線リンクの両方に対応付けても良いし、始点側又は終点側の一方に対応付けても良い。
図19は、車線接続情報と第1車線基準情報との間でノードの設定地点が異なる場合の対応情報を示している。図19の対応情報では、車線接続情報の車線リンクL25に対して、第1車線基準情報の車線リンクL25aおよびL42aが対応付けられている。なお、図19の対応情報では、車線接続情報における車線リンク情報と、第1車線基準情報における車線リンク情報とを区別するため、前者を車線接続リンク情報、後者を車線基準リンク情報と記載している。
<C−2.動作>
図20は、走行支援装置103による走行支援処理を示すフローチャートである。図20のフローは、図9に示した走行支援装置102のフローにおいてステップS23をステップS23Aに代え、ステップS27を削除したものであり、それ以外は図9のフローと同様である。ステップS23Aでは、経路探索部121が車線接続情報により車線単位で走行経路を探索する。車線接続情報は車線単位の道路情報であるため、車線接続情報を用いて走行経路探索を行うことにより、実施の形態1と比べて燃費または距離といった走行コストをより細かく計算することができる。車線接続情報は、第1車線基準情報と異なり車線の形状データを含まない。従って、経路探索部121は車線接続情報を用いて走行経路を探索することにより、第1車線基準情報を用いる場合に比べて少ない計算負荷で高速に経路探索を行うことができる。
<C−3.走行経路探索処理>
図21は、経路探索部121による走行経路探索処理(ステップS23A)の詳細を示すフローチャートである。まず、経路探索部121は、代表車線の抽出が必要か否かを判断する(ステップS23A1)。代表車線の抽出が必要な場合とは、代表車線の車線接続情報のみ用いて走行経路を探索すれば十分な場合である。例えば、走行経路の計算区間が車両から近い場合には、車線単位で正確に走行経路を探索する必要があると考えられるが、走行経路の計算区間が車両から遠い場合には、代表車線についてのみ走行経路を探索すれば十分であると考えられる。従って、経路探索部121は、例えば走行経路の計算区間と車両の位置との距離に基づき、ステップS23A1の判断を行うことができる。
経路探索部121は、代表車線の抽出を不要と判断した場合には、全ての車線の車線接続情報から走行経路を探索し(ステップS23A6)、走行経路探索処理を終了する。一方、経路探索部121は、代表車線の抽出を必要と判断した場合には、車線接続情報に代表車線情報が有るか否かを判断する(ステップS23A2)。
図22は、代表車線情報を有する車線接続情報のデータ構造を示している。図22に示す車線接続情報では、車線リンクレコードにおいて代表リンクフラグを有している。代表車線の車線リンクレコードでは、代表リンクフラグが1となり、代表車線以外の車線の車線リンクレコードでは、代表リンクフラグが0となる。このように、代表リンクフラグが代表車線情報である。
図22に示したように車線接続情報に代表車線情報が有れば、経路探索部121は代表車線情報に基づき代表車線の車線接続情報を抽出する(ステップS23A3)。すなわち、図22の例では代表リンクフラグが1の車線リンクレコードと、当該車線リンクレコードが接続する車線ノードレコードとを取得する。
一方、車線接続情報に代表車線情報が無ければ、経路探索部121は所定の条件に基づき代表車線の車線接続情報を抽出する(ステップS23A4)。ここで、経路探索部121は、例えば、代表車線を抽出したい道路区間の車線リンクのうち車線接続情報において先頭に格納されている車線リンクを代表車線とすることができる。あるいは、車線基準情報取得部122は、車線接続情報の車線リンク属性を参照し、最も左端若しくは右端、又は分岐若しくは合流に関与する車線を代表車線と設定しても良い。
図23は、車線接続情報により表現される道路と、当該道路における代表車線を示す図である。図23において、通常の車線を点線、代表車線を実線で示している。車線ノードNL23で分岐が発生しているため、本線側の車線リンクL21〜L23の中から車線リンクL23が代表車線の車線リンクとして選択され、分線側の車線リンクL24、L25の中から車線リンクL25が代表車線の車線リンクとして選択されている。このように、分岐が有る場合には、本線側と分線側でそれぞれ少なくとも1つ以上の代表車線を選択することにより、夫々の側の走行コストを計算し適切に走行経路探索を行うことができる。なお、車線リンクが本線側か分線側かという情報は、例えば車線接続情報の車線リンク属性から把握することができる。
図21に戻って、ステップS23A3又はステップS23A4の後、経路探索部121は抽出した代表車線の車線接続情報を用いて走行経路を探索し(ステップS23A5)、走行経路探索処理を終了する。
このように、経路探索部121は必要に応じて、道路区間ごとに複数の車線のうち少なくとも一つの車線を代表車線(第1代表車線)と設定し、第1代表車線の車線接続情報を用いて走行経路を探索することにより、計算負荷を少なくし効率の良い経路探索を行うことができる。
また、車線接続情報が第1代表車線の特定情報を含む場合、経路探索部121は当該特定情報に従って第1代表車線を設定することができるため、少ない計算量で第1代表車線を設定することができる。
<C−4.車線基準情報取得処理>
次に、車線基準情報取得部122の車線基準情報取得処理(図20のステップS26)について説明する。車線基準情報取得部122は、ステップS23Aにおいて車線単位で探索された走行経路と同一道路区間の車線の中から必要な車線の第1車線基準情報を取得する。
走行支援装置103の車線基準情報取得部122による車線基準情報取得処理のフローは、図12に示した実施の形態2のフローと同様である。すなわち、車線基準情報取得部122は、代表車線の抽出が必要であれば、走行経路と同一道路区間の車線の中から代表車線の第1車線基準情報を抽出し、代表車線の抽出が不要であれば、走行経路と同一道路区間の全ての車線の第1車線基準情報を取得する。
ここで、経路探索部121が設定する代表車線を第1代表車線、車線基準情報取得部122が抽出する代表車線を第2代表車線と呼び、両者を区別する。第1代表車線は経路探索の観点から定められる代表車線であり、第2代表車線は誘導情報の作成の観点から定められる代表車線である。従って、第1代表車線と第2代表車線とは同じであっても、異なっていても良い。例えば、図23の例で、経路探索部121は経路のつながりを重視するため、車線ノードNL23に接続された車線リンクL23〜L25の中から車線リンクL23、L25を第1代表車線の車線リンクとして選択した。一方、車線基準情報取得部122は、誘導情報を作成するために必要な代表車線を抽出するため、車線リンクL23に代えて車線リンクL21又はL22を第2代表車線として選択することができる。
また、経路探索部121が全ての車線の車線接続情報を用いて詳細に走行経路を探索していても、誘導情報画面の地図縮尺が大きい場合には、精度の粗い誘導情報でも十分で、誘導情報の作成にあたり全ての車線の第1車線基準情報は不要な場合がある。従って、経路探索部121が第1代表車線を選択していない場合でも、車線基準情報取得部122は第2代表車線を選択することができる。
車線基準情報取得部122が第2代表車線を抽出するための代表車線情報は、第1車線基準情報または対応情報のいずれかに記載されていれば良い。代表車線情報が記載される第1車線基準情報のデータ構造は、例えば図13に示すデータ構造と同様であり、車線リンクレコードに代表リンクフラグが格納されていれば良い。
また、図24は、代表車線情報が記載される対応情報のデータ構造を示している。図24に示す対応情報は、車線接続情報における車線リンク情報(図24で「車線接続リンク情報」と示す)の車線リンクと、第1車線基準情報における車線リンク情報(図24で「車線基準リンク情報」と示す)の車線リンクとの対応関係を示している。車線接続情報の車線リンクL21〜L25に対して、第1車線基準情報の車線リンクL21〜L25が対応付けられているが、そのうち第1車線基準情報の車線リンクL23およびL25が代表車線の車線リンク(図24で「代表リンク」と示す)、車線リンクL21,L22およびL24が代表車線以外の車線の車線リンク(図24で「通常リンク」と示す)と設定されている。
図25は、第1車線基準情報により表現される道路と、当該道路における代表車線を示す図である。図25において、通常の車線を点線、代表車線を実線で示している。車線ノードNL23で分岐が発生しているため、本線側の車線リンクL21〜L23の中から車線リンクL21が代表車線の車線リンクとして選択され、分線側の車線リンクL24、L25の中から車線リンクL25が代表車線の車線リンクとして選択されている。このように、分岐が有る場合には、本線側と分線側でそれぞれ少なくとも1つ以上の代表車線を選択することにより、分岐における適切な誘導情報を作成することができる。なお、車線リンクが本線側か分線側かという情報は、例えば第1車線基準情報の車線リンク属性から把握することができる。
このように、実施の形態3に係る走行支援装置103によれば、車線基準情報取得部122が、走行経路の道路区間ごとに複数の車線のうち少なくとも一つの車線を第2代表車線として抽出し、第2代表車線の第1車線基準情報を取得する。このような走行支援装置103によれば、詳細な経路誘導が必要ではない場合に、代表車線の第1車線基準情報を用いて高速に誘導情報を作成することができる。
また、第1車線基準情報が第2代表車線の特定情報を含む場合、車線基準情報取得部122は第1車線基準情報に含まれる特定情報に基づき第2代表車線を抽出することができる。この場合、車線基準情報取得部122は適切な代表車線を容易に特定することができる。
また、情報取得部11が、道路接続情報と第1車線基準情報とを紐付け第2代表車線の特定情報を含む対応情報を取得する場合、車線基準情報取得部122は、対応情報に含まれる特定情報に基づき第2代表車線を抽出することができる。この場合、車線基準情報取得部122は適切な代表車線を容易に特定することができる。
<C−5.効果>
以上に説明したように、実施の形態3に係る走行支援装置103は、道路の接続関係を車線単位で示し車線の形状情報を含まない車線接続情報と、道路の接続関係を車線単位で示し車線の形状情報を含む第1車線基準情報とを取得する情報取得部11と、車線接続情報を用いて車両の走行経路を探索する経路探索部121と、走行経路の車線接続情報に基づき、走行経路を誘導案内するために必要な車線の第1車線基準情報を取得する車線基準情報取得部122と、車線基準情報取得部122が取得した第1車線基準情報を用いて、車両を誘導するための誘導情報を生成する誘導情報作成部123と、を備える。このような走行支援装置103によれば、車線接続情報が車線の形状情報を含まないために、経路探索時の読み込みデータ量が抑制され、高速に効率よく経路探索を行うことができる。また、車線接続情報は車線単位の道路情報であるため、走行支援装置103は、道路接続情報よりも詳細に走行経路の探索を行うことができる。また、走行支援装置103は、車線の形状情報を含む第1車線基準情報により詳細な誘導情報を作成することができる。
<D.実施の形態4>
実施の形態3では、経路探索の場面で車線接続情報を用い、誘導情報作成の場面で車線基準情報を用いるというように、両場面で異なる情報を用いている。この場合、車線接続情報と車線基準情報とは異なるメーカによって整備されたものでも良く、両情報が対応情報で紐付けられている限り、両情報を別々に更新することが可能であるという利点がある。但し、車線基準情報は、車線リンクの形状データを持つ以外は車線接続情報と同じデータであり、このように重複した2つのデータを扱うことは冗長であるという問題がある。
そこで、実施の形態4では、経路探索と誘導情報作成の場面で同じ車線単位の道路情報を用いる。
<D−1.構成>
図26は、本発明の実施の形態4に係る走行支援装置104の構成を示すブロック図である。走行支援装置104は、実施の形態2,3に係る走行支援装置102,103の車線基準情報取得部122に代えて形状情報取得部124を備えており、それ以外の構成は走行支援装置102,103と同様である。
<D−2.データ構造>
走行支援装置104は、第2車線基準情報を走行支援処理に用いる。第2車線基準情報は、情報取得部11により取得され、制御部12に提供される。
図27は、第2車線基準情報のデータ構造を示している。第2車線基準情報は、複数の車線ノードと複数の車線リンクとにより、道路を車線単位で表した情報である。図27に示す第2車線基準情報と例えば図17に示す第1車線基準情報とを比較すると、第2車線基準情報では車線リンク形状データが車線リンクレコード内ではなく、車線リンクデータフレームとは別の車線リンク形状データフレームに格納される点が異なる。このように、第2車線基準情報は、道路の接続関係を車線単位で示す接続情報を車線ノードデータフレームおよび車線リンクデータフレームに有し、車線の形状を示す形状情報を車線リンク形状データフレームに有している。
第2車線基準情報は、車線リンクレコードに車線リンク形状データオフセットを有している。車線リンク形状データオフセットには、車線リンク形状データフレームが格納されたアドレスへのオフセット値が格納されている。
<D−3.動作>
図28は、走行支援装置104による走行支援処理を示すフローチャートである。図28のフローは、図9に示した走行支援装置102のフローにおいてステップS23およびS26に代えてステップS23BおよびS26Bを設け、ステップS25およびS27を削除したものであり、それ以外は図9のフローと同様である。従って、以下では図9のフローとの相違点を中心に図28のフローを説明する。
走行支援装置104は、図28のステップS22で車両の位置と目的地を特定すると、第2車線基準情報のうち接続情報、すなわち車線ノードデータと車線リンクデータとを用いて走行経路を探索する(ステップS23B)。この処理は、実施の形態3で経路探索部121が車線接続情報を用いて走行経路を探索する処理と同様である。ここで、走行経路探索部は代表車線の車線ノードデータと車線リンクデータのみを用いて、効率よく走行経路探索を行っても良いし、全ての車線の車線ノードデータと車線リンクデータを用いて詳細に走行経路探索を行っても良い。経路探索部121による代表車線(第1代表車線)の設定方法は、実施の形態3と同様である。すなわち、経路探索部121は、車線リンクレコードの代表リンクフラグ(図27には図示せず)を参照して代表車線か否かを判断しても良いし、このような代表車線の特定情報が車線リンクレコードにない場合には、所定の条件により代表車線を設定しても良い。経路探索部121は、例えば車線リンク属性を参照し、最も左端若しくは右端、又は分岐若しくは合流に関与する車線を代表車線と設定しても良い。
次に、形状情報取得部124が誘導情報を作成すると判断すると(ステップS24)、ステップS23Bで探索された走行経路に関する車線リンク形状データを取得する(ステップS26B)。形状情報取得部124は、車線リンクレコード内の「車線リンク形状データオフセット」を参照することにより、所望の車線リンクの車線リンク形状データを取得することができる。ここで、「走行経路に関する車線リンク形状データ」とは、走行経路の誘導情報を作成するために必要な車線の車線リンク形状データを意味している。走行経路の誘導情報を作成するために必要な車線には、例えばステップS23Bで探索された走行経路の車線と、それ以外の代表車線が含まれる。
<D−4.効果>
以上に説明したように、実施の形態4に係る走行支援装置104は、道路の接続関係を車線単位で示す接続情報と車線の形状を示す形状情報とをそれぞれ異なるデータフレームに有する第2車線基準情報を取得する情報取得部11と、第2車線基準情報の接続情報を用いて車両の走行経路を探索する経路探索部121と、第2車線基準情報から走行経路の形状情報を取得する形状情報取得部124と、走行経路の接続情報および形状情報を用いて、車両を走行経路に誘導するための誘導情報を生成する誘導情報作成部123と、を備える。このような構成の走行支援装置104によれば、一つの車線接続情報を用いて経路探索と誘導情報生成を行うことで、取り扱うデータ量を減らすことが出来る。
また、経路探索部121は、道路区間ごとに複数の車線のうち少なくとも一つの車線を代表車線と設定し、代表車線の接続情報を用いて走行経路を探索することにより、効率よく経路探索を行うことができる。
また、第2車線基準情報が代表車線の特定情報を含む場合、経路探索部121は、第2車線基準情報の特定情報に従って代表車線を設定することができる。この場合、経路探索部121は適切な代表車線を容易に特定することができる。
<E.ハードウェア構成>
上述した走行支援装置101〜104における、情報取得部11及び制御部12は、図29に示す処理回路51により実現される。すなわち、処理回路51は、情報取得部11、経路探索部121、車線基準情報取得部122、誘導情報作成部123、および形状情報取得部124(以下、「経路探索部121等」と称する)を備える。処理回路51には、専用のハードウェアが適用されても良いし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されても良い。プロセッサは、例えば中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)等である。
処理回路51が専用のハードウェアである場合、処理回路51は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。経路探索部121等の各部の機能それぞれは、複数の処理回路51で実現されてもよいし、各部の機能をまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
処理回路51がプロセッサである場合、経路探索部121等の機能は、ソフトウェア等(ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェア)との組み合わせにより実現される。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリに格納される。図30に示すように、処理回路51に適用されるプロセッサ52は、メモリ53に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、走行支援装置101〜104は、処理回路51により実行されるときに、道路の接続関係を道路単位で表し道路の形状情報を含まない道路接続情報と、道路の接続関係を車線単位で表し車線の形状情報を含む車線基準情報と、道路接続情報と車線基準情報とを紐付ける対応情報とを取得するステップと、道路接続情報を用いて車両の走行経路を探索するステップと、走行経路の道路接続情報および対応情報から、走行経路の車線基準情報を取得するステップと、走行経路の車線基準情報を用いて、車両を誘導するための誘導情報を作成するステップと、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ53を備える。換言すれば、このプログラムは、経路探索部121等の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ53は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Electrically Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disk)及びそのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
以上、経路探索部121等の各機能が、ハードウェア及びソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、経路探索部121等の一部を専用のハードウェアで実現し、別の一部をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、経路探索部121については専用のハードウェアとしての処理回路でその機能を実現し、それ以外についてはプロセッサ52としての処理回路51がメモリ53に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
また、上記では走行支援装置101〜104を車載装置として説明したが、車載装置、PND(Portable Navigation Device)、通信端末(例えば携帯電話、スマートフォン、およびタブレットなどの携帯端末)、およびこれらにインストールされるアプリケーションの機能、並びにサーバなどを適宜に組み合わせてシステムとして構築されるナビゲーションシステムにも適用することができる。この場合、以上で説明した走行支援装置101〜104の各機能または各構成要素は、システムを構築する各機器に分散して配置されてもよいし、いずれかの機器に集中して配置されてもよい。その一例として、図31には走行支援装置101〜103を車載装置とサーバとで構成した場合のブロック図を示している。この例では、車載装置が情報取得部11、車線基準情報取得部122、および誘導情報作成部123を備え、サーバが経路探索部121を備えている。このような構成では、サーバで経路探索を行うことによって、車載装置の計算負荷が小さくなる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
11 情報取得部、12 制御部、21 交通情報受信機、22 GPS受信機、23 ジャイロセンサ、24 車速センサ、25 リモコン、26 スピーカ、27 タッチパネルディスプレイ、31 道路オブジェクト、32 車両アイコン、33 走行経路、34 方角アイコン、35 地図縮尺、36 代表車線、51 処理回路、52 プロセッサ、53 メモリ、101〜104 走行支援装置、121 経路探索部、122 車線基準情報取得部、123 誘導情報作成部、124 形状情報取得部。
本発明の一態様の走行支援装置は、道路の接続関係を複数の道路ノードと複数の前記道路ノード間を接続する複数の道路リンクとによって道路単位で表し前記道路リンクを構成する道路リンク形状点の座標を含まない道路接続情報と、道路の接続関係を複数の車線ノードと複数の前記車線ノード間を接続する複数の車線リンクとによって車線単位で表し前記車線リンクを構成する車線リンク形状点の座標を含む第1車線基準情報と、道路接続情報と第1車線基準情報とを紐付ける対応情報と、を取得する情報取得部と、道路接続情報を用いて車両の走行経路を探索する経路探索部と、走行経路の道路接続情報および対応情報から、走行経路を誘導案内するために必要な車線の第1車線基準情報を取得する車線基準情報取得部と、走行経路の第1車線基準情報を用いて、車両を誘導するための誘導情報を作成する誘導情報作成部と、を備える。
本発明の一つの態様の走行支援装置は、道路の接続関係を複数の道路ノードと複数の前記道路ノード間を接続する複数の道路リンクとによって道路単位で表し前記道路リンクを構成する道路リンク形状点の座標を含まない道路接続情報と、道路の接続関係を複数の車線ノードと複数の前記車線ノード間を接続する複数の車線リンクとによって車線単位で表し前記車線リンクを構成する車線リンク形状点の座標を含む車線基準情報と、道路接続情報と車線基準情報とを紐付ける対応情報と、を取得する情報取得部と、道路接続情報を用いて車両の走行経路を探索する経路探索部と、走行経路の道路接続情報および対応情報から、走行経路を誘導案内するために必要な車線の第1車線基準情報を取得する車線基準情報取得部と、走行経路の第1車線基準情報を用いて、車両を誘導するための誘導情報を作成する誘導情報作成部と、を備える。このような走行支援装置によれば、道路リンク形状点の座標を含まない道路接続情報を用いて効率の良い経路探索を行うと共に、車線リンク形状点の座標を含む第1車線基準情報を用いて詳細な誘導情報を作成することができる。



Claims (14)

  1. 道路の接続関係を道路単位で表し道路の形状情報を含まない道路接続情報と、道路の接続関係を車線単位で表し車線の形状情報を含む第1車線基準情報と、前記道路接続情報と前記第1車線基準情報とを紐付ける対応情報と、を取得する情報取得部と、
    前記道路接続情報を用いて車両の走行経路を探索する経路探索部と、
    前記走行経路の前記道路接続情報および前記対応情報から、前記走行経路を誘導案内するために必要な車線の前記第1車線基準情報を取得する車線基準情報取得部と、
    前記走行経路の前記第1車線基準情報を用いて、前記車両を誘導するための誘導情報を作成する誘導情報作成部と、を備える、
    走行支援装置。
  2. 前記車線基準情報取得部は、前記走行経路の道路区間ごとに複数の車線のうち少なくとも一つの車線である代表車線の前記第1車線基準情報を取得し、
    前記誘導情報作成部は、前記走行経路の前記代表車線の前記第1車線基準情報を用いて前記誘導情報を生成する、
    請求項1に記載の走行支援装置。
  3. 前記対応情報または前記第1車線基準情報は前記代表車線の特定情報を含み、
    前記車線基準情報取得部は、前記対応情報または前記第1車線基準情報に含まれる前記特定情報に基づき前記代表車線の前記第1車線基準情報を取得する、
    請求項2に記載の走行支援装置。
  4. 道路の接続関係を車線単位で示し車線の形状情報を含まない車線接続情報と、道路の接続関係を車線単位で示し車線の形状情報を含む第1車線基準情報と、を取得する情報取得部と、
    前記車線接続情報を用いて車両の走行経路を探索する経路探索部と、
    前記走行経路の前記車線接続情報に基づき、前記走行経路を誘導案内するために必要な車線の前記第1車線基準情報を取得する車線基準情報取得部と、
    前記車線基準情報取得部が取得した前記第1車線基準情報を用いて、前記車両を誘導するための誘導情報を生成する誘導情報作成部と、を備える、
    走行支援装置。
  5. 前記経路探索部は、道路区間ごとに複数の車線のうち少なくとも一つの車線を第1代表車線と設定し、前記第1代表車線の前記車線接続情報を用いて前記走行経路を探索する、
    請求項4に記載の走行支援装置。
  6. 前記車線接続情報は前記第1代表車線の特定情報を含み、
    前記経路探索部は、前記車線接続情報の前記特定情報に従って前記第1代表車線を設定する、
    請求項5に記載の走行支援装置。
  7. 前記車線基準情報取得部は、前記走行経路の道路区間ごとに複数の車線のうち少なくとも一つの車線を第2代表車線として抽出し、前記第2代表車線の前記第1車線基準情報を取得する、
    請求項4に記載の走行支援装置。
  8. 前記第1車線基準情報は前記第2代表車線の特定情報を含み、
    前記車線基準情報取得部は、前記第1車線基準情報に含まれる前記特定情報に基づき前記第2代表車線を抽出する、
    請求項7に記載の走行支援装置。
  9. 前記情報取得部は、前記車線接続情報と前記第1車線基準情報とを紐付け、前記第2代表車線の特定情報を含む対応情報を取得し、
    前記車線基準情報取得部は、前記対応情報に含まれる前記特定情報に基づき前記第2代表車線を抽出する、
    請求項7に記載の走行支援装置。
  10. 道路の接続関係を車線単位で示す接続情報と車線の形状を示す形状情報とをそれぞれ異なるデータフレームに有する第2車線基準情報を取得する情報取得部と、
    前記第2車線基準情報の前記接続情報を用いて車両の走行経路を探索する経路探索部と、
    前記第2車線基準情報から前記走行経路の前記形状情報を取得する形状情報取得部と、
    前記走行経路の前記接続情報および前記形状情報を用いて、前記車両を前記走行経路に誘導するための誘導情報を生成する誘導情報作成部と、を備える、
    走行支援装置。
  11. 前記経路探索部は、道路区間ごとに複数の車線のうち少なくとも一つの車線を代表車線と設定し、前記代表車線の前記接続情報を用いて前記走行経路を探索する、
    請求項10に記載の走行支援装置。
  12. 前記車線基準情報は前記代表車線の特定情報を含み、
    前記経路探索部は、前記車線基準情報の前記特定情報に従って前記代表車線を設定する、
    請求項11に記載の走行支援装置。
  13. 道路の接続関係を道路単位で表し道路の形状情報を含まない道路接続情報と、道路の接続関係を車線単位で表し車線の形状情報を含む車線基準情報と、前記道路接続情報と前記車線基準情報とを紐付ける対応情報と、を取得し、
    前記道路接続情報を用いて車両の走行経路を探索し、
    前記走行経路の前記道路接続情報および前記対応情報から、前記走行経路を誘導案内するために必要な車線の前記車線基準情報を取得し、
    前記走行経路の前記車線基準情報を用いて、前記車両を誘導するための誘導情報を作成する、
    走行支援方法。
  14. 道路の接続関係を示す道路地図情報のデータ構造であって、
    道路の接続関係を道路単位で表し道路の形状情報を含まない道路接続情報と、
    道路の接続関係を車線単位で表し車線の形状情報を含む車線基準情報と、
    前記道路接続情報と前記車線基準情報とを紐付ける対応情報と、を備える、
    データ構造。
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