JPWO2018135001A1 - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

固定子と、固定子に対して回転する回転子と、回転子とともに回転するレゾルバロータと、レゾルバロータの回転位置を測定する位置検出用コイル群を有するレゾルバステータと、レゾルバステータの位置検出用コイル群に電気的に接続される第1の通信用コイルと、第1の通信用コイルからの信号が電磁誘導によって伝えられる第2の通信用コイルと、第1の通信用コイルと第2の通信用コイルとの間に設けられる非金属製の仕切り部とを備え、第2の通信用コイルが、仕切り部によって、第1の通信用コイルと空間的に離間されている。

Description

この発明は、レゾルバを有する回転電機に関するものである。
レゾルバは、レゾルバロータとレゾルバステータとを有し、回転電機等の回転位置を検出する回転位置検出装置であり、耐油性が高く油中で使用しても問題ない回転位置検出装置として知られている。回転電機の軸受近傍などでは、軸受グリス等の油が使用されるため、レゾルバが軸受近傍に配置される。さらに、レゾルバが油中で使用される場合では、レゾルバステータに接続されているレゾルバケーブルが柔軟体であるため、ケーブルのたわみ・変形等によって油が漏れだしてしまい、回転電機またはその周辺機器に悪影響を及ぼす恐れがある。したがって、レゾルバケーブルからの油漏れ対策をせずに、レゾルバを使用することは困難である。
特許文献1に記載された装置では、レゾルバは、軸受への油充填部である減速ユニットに対して、オイルシール部を介して配置されている。すなわち、特許文献1の図1にあるように、減速ユニットの潤滑油は、隔壁とオイルシールとによって、電動モータ側に移動することが防止されるため、電動モータ側はドライに保たれる。したがって、電動モータ側にあるレゾルバは、油に接触しない構成となっている。
特開2012−184819号公報
しかしながら、特許文献1に記載された装置では、オイルシールが、回転体である入力軸と固定体である隔壁との間に設けられているため、入力軸が回転することにより、損傷を受けやすくなっている。そのため、オイルシールは、損傷に耐性のある部材が使用されるため、簡易な油密閉部材であるOリングよりも高価となっている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、高価な油密閉部材を用いることなく、レゾルバを有する回転電機のレゾルバ信号の通信機能と油密閉機能とを両立させるものである。
この発明による回転電機では、固定子と、固定子に対して回転する回転子と、回転子とともに回転するレゾルバロータと、レゾルバロータの回転位置を測定する位置検出用コイル群を有するレゾルバステータと、レゾルバステータの位置検出用コイル群に電気的に接続される第1の通信用コイルと、第1の通信用コイルからの信号が電磁誘導によって伝えられる第2の通信用コイルと、第1の通信用コイルと第2の通信用コイルとの間に設けられる非金属製の仕切り部とを備え、第2の通信用コイルが、仕切り部によって、第1の通信用コイルと空間的に離間されている。
この発明の回転電機によれば、第1の通信用コイルと第2の通信用コイルとの間に、非金属製の仕切り部を設けることで、レゾルバステータから第1の通信用コイルまでの配線と、第2の通信用コイルから制御装置までの配線とを空間的に分離することができる。
これにより、レゾルバ信号の通信機能を保ち、油の漏れだしをOリング等の安価な構造で防ぐことができる。
この発明の実施の形態1による回転軸型の回転電機の断面図である。 図1におけるレゾルバの電気的な接続を示す模式図である。 図2における1組の通信用コイル周辺の詳細を示す分解斜視図である。 図3におけるIV−IV線に沿った断面図であり、通信用コイルの中心に鉄心が装着された状態である。 この発明の実施の形態2による固定軸型の回転電機の断面図である。 この発明の実施の形態3による回転電機における1組の通信用コイル周辺の詳細を示す斜視図である。 図6のVII−VII線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態4による回転電機における1組の通信用コイル周辺の詳細を示す斜視図である。 図8のIX−IX線に沿った断面図である。
以下、この発明の回転電機の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において、同一もしくは相当部分は同一符号で示し、重複する説明は省略する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による回転軸型の回転電機の断面図である。
図1に示すように、実施の形態1による回転軸型の回転電機1は、ハウジング100内に構成されており、回転電機本体20とレゾルバ10とを有する。
回転電機本体20は、回転軸101と、回転軸101に固定されている回転子104と、回転軸101と同軸に配置されており、回転子104の外側に配置されている円筒状の固定子105とを有している。
回転軸101は、ハウジング100に設けられた一対の軸受102aおよび102bを介して回転自在に支持されている。軸受102bはレゾルバ10の側に設けられ、軸受102aは反対側に設けられている。軸受102aおよび102bの側部には、オイルシール103が設けられている。軸受102bと仕切り部140とで囲まれた範囲内に、回転軸101の回転を滑らかにするために、軸受グリス等の油が封入されている。
回転子104は、固定子105に対して回転軸101の軸線を中心に、回転軸101と一体に回転する。また、回転子104は、回転軸101と同軸に配置された磁性体である円柱状の回転子コアと、回転子コアに固定された複数の永久磁石とを有している。
固定子105は、ハウジング100の内周面に固定されている。また、固定子105は、回転子104の外周を囲む円筒状の固定子鉄心と、固定子鉄心の周方向に並べて設けられている複数の固定子コイルとを有している。
レゾルバ10は、レゾルバロータ111、レゾルバステータ114、第1の通信用コイル群120、仕切り部140、第2の通信用コイル群130、およびレゾルバケーブル150を有している。
レゾルバロータ111は、回転軸101の一端部に取り付けられている。レゾルバロータ111に対向して、ハウジング100の内周部に、レゾルバステータ114が設けられている。レゾルバステータ114は、第1の通信用コイル群120に接続されている。第1の通信用コイル群120は、樹脂などの非金属製の仕切り部140の一方に設けられている。仕切り部140の他方には、第1の通信用コイル群120に対向して、第2の通信用コイル群130が設けられている。第2の通信用コイル群130は、レゾルバケーブル150の一端に接続されている。レゾルバケーブル150の他端は、回転電機の図示していない制御装置に接続されている。
図2は、図1に示した回転電機1のレゾルバ10の電気的な接続を、模式的に示した図である。図2に示すように、レゾルバ10は、中心にレゾルバロータ111、外周に円形のレゾルバステータ114を有している。レゾルバステータ114は複数のティースを有している。ティースには巻線が巻かれて、位置検出用コイル群112が設けられている。位置検出用コイル群112は、3つの位置検出用コイル群112a、112bおよび112cを有している。位置検出用コイル群112aは、ティースごとに巻かれた個々の位置検出用コイルが電気的に直列に接続されている。位置検出用コイル群112bおよび112cも同様である。3つの位置検出用コイル群112a、112bおよび112cのうち、1系統ないし2系統は励磁に用いられる。実施の形態1では、位置検出用コイル群112cを励磁に用いている。
第1の通信用コイル群120は、第1の通信用コイル120a、120bおよび120cを有している。また、第2の通信用コイル群130は、第2の通信用コイル130a、130bおよび130cを有している。
位置検出用コイル群112aは、第1の通信用コイル120aに電気的に接続されている。第1の通信用コイル120aからの信号は、電磁誘導によって、第2の通信用コイル130aに伝えられる。第1の通信用コイル120aと第2の通信用コイル130aとの間には、非金属製の仕切り部140が設けられている。すなわち、第2の通信用コイル130aは、仕切り部140によって、第1の通信用コイル120aと空間的に離間されている。同様に、位置検出用コイル群112bは、第1の通信用コイル120bに電気的に接続されており、第1の通信用コイル120bと第2の通信用コイル130bとの間には、仕切り部140が設けられている。位置検出用コイル群112c、第1の通信用コイル120cおよび第2の通信用コイル130cについても同様である。
第2の通信用コイル130aが、仕切り部140によって第1の通信用コイル120aと対向して設けられている部分を位置P1とし、位置P1の詳細について、図3を用いて説明する。図3は、2つの通信用コイルおよび仕切り部の分解斜視図である。
図3に示すように、仕切り部140は、円形の貫通穴部141を有している。貫通穴部141を上下に貫通して、円柱状の鉄心160が設けられている。
仕切り部140の上側には、第1の通信用コイル120aが設けられている。第1の通信用コイル120aは、上下両端にフランジ部を有する円筒状のインシュレータ121を有しており、フランジ部に挟まれた円筒部の外周に、通信用コイルの巻線122が巻かれている。インシュレータ121には、鉄心160に装着できるように、上下方向に貫通穴部123が設けられている。
また、仕切り部140の下側には、第2の通信用コイル130aが設けられている。第2の通信用コイル130aも同様に、上下両端にフランジ部を有する円筒状のインシュレータ131を有しており、フランジ部に挟まれた円筒部の外周に、通信用コイルの巻線132が巻かれている。インシュレータ131には、鉄心160に装着できるように、上下方向に貫通穴部133が設けられている。
ここで、鉄心160は、第1の通信用コイル120aが有する第1の鉄心部、および第2の通信用コイル130aが有する第2の鉄心部を構成する。また、鉄心160は、第1の鉄心部および第2の鉄心部が一体に形成されている鉄心部を構成する。
図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図である。図4に示すように、仕切り部140には、貫通穴部141に、鉄心160が挿入されて固定されている。第1の通信用コイル120aは、鉄心160を内部に有するように、仕切り部140の上面に装着され、固定されている。また、第2の通信用コイル130aは、鉄心160を内部に有するように、仕切り部140の下面に装着され、固定されている。
以下に、実施の形態1による回転電機1の作用を、図2および図4を用いて説明する。
図2において、位置検出用コイル群112a、112bおよび112cは、1つあるいは2つの励磁用コイル群によって、交流電圧で磁気回路が励磁される。
本実施の形態1では、1相励磁2相出力のバリアブルリラクタンス型のレゾルバについて説明を行う。
位置検出用コイル群112aは、ティース部ごとに巻かれた位置検出用コイルが電気的に直列に接続され構成されている。レゾルバロータ111とレゾルバステータ114のティース部とのギャップは、ティースによって異なっており、位置検出用コイル群112cによって磁気回路が励磁された状態では、各ティースに異なる磁束の磁気回路が形成される。励磁電圧が交流電圧であるため、磁束が周期的に変化し、ティースを貫く磁束が変化するため、電磁誘導により各位置検出用コイルには電圧が発生する。位置検出用コイル群112aは、各位置検出用コイルに発生する電圧の和が出力される。
また、位置検出用コイル群112cによって磁気回路が励磁された状態では、レゾルバロータ111が回転子104とともに回転すると、レゾルバロータ111と、位置検出用コイル群112aを構成する各ティースとのギャップが変化し、透磁率が変化することで、磁気回路の磁束が変化する。磁路内の透磁率および磁束は、レゾルバロータ111の回転角によって、周期的に変化する。すなわち、磁路内の磁束の変化により、レゾルバロータ111の回転角は、位置検出用コイル群112aの出力電圧の変化として測定することができる。位置検出用コイル群112bでも同様である。
位置検出用コイル群112a、112bおよび112cは、レゾルバロータ111の位置検出を行うとともに、検出した回転位置の信号を出力する出力用コイルとしての機能を兼ねている。したがって、位置検出用コイル群112a、112bおよび112cからの出力電圧を出力信号として読み取ることにより、レゾルバロータ111の回転位置を検出することができる。
位置検出用コイル群112aからの出力信号は、第1の通信用コイル120aに伝えられる。出力信号は、第1の通信用コイル120aから、電磁誘導によって第2の通信用コイル130aに伝えられる。信号は、レゾルバケーブル150(図1参照)に伝えられ、回転電機の制御装置に伝えられる。同様に、位置検出用コイル群112bからの出力信号は、第1の通信用コイル120b、第2の通信用コイル130b、レゾルバケーブル150の順に伝えられ、回転電機の制御装置に伝えられる。位置検出用コイル群112cからの出力信号も同様である。
図4に示すように、第2の通信用コイル130aは、非金属製の仕切り部140によって、第1の通信用コイル120aと空間的に離間されている。したがって、第2の通信用コイル130aに接続されているレゾルバケーブル150は、軸受102bと仕切り部140とで囲まれた範囲内に封入された油と接触しない。
このように、実施の形態1における回転電機1では、第1の通信用コイル120aと第2の通信用コイル130aとの間に非金属製の仕切り部140を設けることで、レゾルバステータ114から第1の通信用コイル120aまでの配線と、第2の通信用コイル130aから制御装置までの配線とを空間的に分離することができる。
これにより、レゾルバ信号の通信機能を保ち、油の漏れだしをOリング等の安価な構造で防ぐことができる。
なお、第1の通信用コイル120aから第2の通信用コイル130aに信号を伝える際に、電磁誘導を利用している。仕切り部140に非金属製材料を用いることにより、仕切り部140に発生する磁束による渦電流損を防ぐことができる。
また、貫通穴部141に鉄心160が装着されることによって、仕切り部140は、第1の通信用コイル120aに対して、第2の通信用コイル130aの位置決めをしている。これにより、第1の通信用コイル120aの中心位置と第2の通信用コイル130aの中心位置とがずれることによる磁束の漏れは低減される。具体的には、鉄心の中心軸に垂直な方向、いわゆる水平方向に、中心位置がずれることによる磁束の漏れは低減される。
また、第1の通信用コイル120aおよび第2の通信用コイル130aは、一体に形成されている鉄心160を有しているので、2つの通信用コイルの鉄心間のギャップによる磁束の漏れは低減される。
なお、仕切り部140の貫通穴部141には、油を密閉するための部材を設けてもよい。この部材にはOリングのようなパッキンを用いてもよいし、樹脂をモールドしてもよい。これにより、さらに油の密閉性を高めることができる。
なお、実施の形態1では、永久磁石同期モータを用いたが、誘導モータ、直流モータなど、その他のモータについても適用可能である。
また、レゾルバ10は、9X12スロットのインナーロータ型を用いているが、軸倍角、スロット数、および、インナーロータ型かアウターロータ型かについては、レゾルバとして機能する範囲内で、どのような組み合わせを採用してもよい。さらに、レゾルバ10は、1相励磁2相出力のバリアブルリラクタンス型のレゾルバを用いているが、2相励磁1相出力のレゾルバであっても、回転トランス型のレゾルバであってもよい。
実施の形態2
次に、実施の形態2による回転電機について、図5を用いて説明する。実施の形態1では、回転軸型の回転電機に適用したが、実施の形態2は、固定軸型の回転電機に適用したものである。
図5に示すように、ハウジング200には、外周側に固定子205が設けられている。また、ハウジング200の外側には、断面がコの字形状をした回転子204が設けられており、固定子205に対向する箇所に図示していない永久磁石が設けられている。ハウジング200の中心軸に近い円筒部200aの外周には、軸受202およびオイルシール203が隣接して設けられている。軸受202は、回転子204の回転支持部204aを回転自在に支持している。
回転子204の回転支持部204aの内周には、レゾルバロータ211が設けられている。ハウジング200の円筒部200aの端部には、非金属製の仕切り部140が設けられている。仕切り部140には、ハウジング200の内部に、レゾルバロータ211に対向して、レゾルバステータ214が設けられている。
レゾルバステータ214の中心側には、第1の通信用コイル群120が設けられている。仕切り部140を挟んで、第1の通信用コイル群120の反対側には、第2の通信用コイル群130が設けられている。第2の通信用コイル群130は、レゾルバケーブル150の一端に接続されている。レゾルバケーブル150の他端は、回転電機の図示していない制御装置に接続されている。
このように、実施の形態2における回転電機2では、第1の通信用コイル群120と第2の通信用コイル群130との間に非金属製の仕切り部140を設けることで、レゾルバステータ114から第1の通信用コイル群120までの配線と、第2の通信用コイル群130から制御装置までの配線とを空間的に分離することができる。
これにより、レゾルバケーブルへ軸受グリス等の油が漏れることを防ぐ油密閉機構は、簡素な構成とすることができる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3による回転電機について、図6および図7を用いて説明する。実施の形態1では、第1の通信用コイルの鉄心および第2の通信用コイルの鉄心が、一体に形成されていたが、実施の形態3では、第1の通信用コイルの鉄心および第2の通信用コイルの鉄心が、それぞれ別個に形成されているとともに、通信用コイルの位置決めの方法が異なっている。
図6は、実施の形態3による回転電機における、1組の通信用コイル周辺の詳細を示す斜視図である。図7は、図6のVII−VII線に沿った断面図である。
図6に示すように、第1の通信用コイル320は、略平板の非金属製の仕切り部340の上面に設けられている。第1の通信用コイル320は、円柱状の第1の鉄心361に巻線322が巻かれて設けられている。
一方、第2の通信用コイル330は、仕切り部340の下面に設けられている。第2の通信用コイル330は、円柱状の第2の鉄心362に巻線332が巻かれて設けられている。第1の鉄心361は第1の鉄心部を、第2の鉄心362は第2の鉄心部を、それぞれ構成する。
図7に示すように、仕切り部340は、第1の通信用コイル320側に、円錐台状の第1の凸部340aを有している。第1の鉄心361は、円柱状の第1の凹部361aを有している。第1の凹部361aは、第1の凸部340aに装着され、固定されている。
また、仕切り部340は、第2の通信用コイル330側に、円錐台状の第2の凸部340bを有している。第2の鉄心362は、円柱状の第2の凹部362aを有している。第2の凹部362aは、第2の凸部340bに装着され、固定されている。
このように、実施の形態3における回転電機では、第1の凹部361aが第1の凸部340aに装着され、第2の凹部362aが第2の凸部340bに装着されることによって、仕切り部340が、第1の通信用コイル320に対して、第2の通信用コイル330の位置決めをしている。これにより、第1の通信用コイル320の中心位置と第2の通信用コイル330の中心位置とが水平方向にずれることによる磁束の漏れは低減される。
また、第1の鉄心361および第2の鉄心362は、それぞれ別個に形成されているので、鉄心による漏れ磁束の低減を図ることができる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4による回転電機について説明する。実施の形態4では、実施の形態3とは位置決めの方法が異なり、鉄心が仕切り部に設けた凹部に装着されることによって、第2の通信用コイルが位置決めをされている。
図8は、実施の形態4による回転電機における、1組の通信用コイル周辺の詳細を示す斜視図である。図9は、図8のIX−IX線に沿った断面図である。
図8に示すように、第1の通信用コイル420は、略平板の非金属製の仕切り部440の上面に設けられている。第1の通信用コイル420は、円柱状の第1の鉄心461に巻線422が巻かれて設けられている。
一方、第2の通信用コイル430は、仕切り部440の下面に設けられている。第2の通信用コイル430は、円柱状の第2の鉄心462に巻線432が巻かれて設けられている。第1の鉄心461は第1の鉄心部を、第2の鉄心462は第2の鉄心部を、それぞれ構成する。
図9に示すように、仕切り部440は、第1の通信用コイル420側に、円形の第1の凹部440aを有している。第1の凹部440aには、第1の鉄心461が装着され、固定されている。また、仕切り部440は、第2の通信用コイル430側に、円形の第2の凹部440bを有している。第2の凹部440bには、第2の鉄心462が装着され、固定されている。第1の通信用コイル420の位置決めは、凹部440aの内周部と鉄心461の外周部とをはめ合わせることによって行われている。第2の通信用コイル430の位置決めについても同様である。
このように、実施の形態4における回転電機では、第1の鉄心461が第1の凹部440aに装着され、第2の鉄心462が第2の凹部440bに装着されることによって、仕切り部440は、第1の通信用コイル420に対して、第2の通信用コイル430の位置決めをしている。これにより、第1の通信用コイル420の中心位置と第2の通信用コイル430の中心位置とが水平方向にずれることによる磁束の漏れは低減される。
また、第1の鉄心461および第2の鉄心462が、それぞれ別個に形成されていることにより、鉄心による漏れ磁束の低減を図ることができる。
なお、第1の通信用コイル420の位置決めは、はめ合わせによって行ったが、ねじによる固定、または接着を用いてもよい。
また、第1の鉄心461の水平位置が第1の凹部440aの中でずれた場合、電圧の位相や振幅は変動するが、磁束を伝達する位置決めの機能は損なわれない。第2の鉄心462についても同様である。
ここで、実施の形態1から4においては、第2の通信用コイルの巻線の巻数は、第1の通信用コイルの巻線の巻数と同じとした。このことにより、第1の通信用コイルと第2の通信用コイルとの間で通信されている電圧を同じにすることができる。
実施の形態1から4における変形例として、第2の通信用コイルの巻線の巻数は、第1の通信用コイルの巻線の巻数と異なっていてもよい。電磁誘導では巻線比によって出力電圧の振幅が変化する。例えば、第2の通信用コイルの巻数を、第1の通信用コイルの巻数よりも大きくすることにより、第2の通信用コイルに発生する電圧を、巻数を同じにした時よりも大きくすることができる。また、励磁用コイルに接続された第1の通信用コイルの巻数を、第2の通信用コイルの巻数よりも大きくすることにより、励磁電圧を、巻数を同じにした時よりも大きくすることができる。これにより、磁束の漏れによる出力電圧低下の対策、あるいは、レゾルバの変圧比の向上を図ることができる。
104,204 回転子、105,205 固定子、111,211 レゾルバロータ、112a,112b,112c 位置検出用コイル群、114,214 レゾルバステータ、120a,120b,120c,320,420 第1の通信用コイル、122,322,422 第1の通信用コイルの巻線、130a,130b,130c,330,430 第2の通信用コイル、132,332,432 第2の通信用コイルの巻線、140,340,440 仕切り部、141 貫通穴部、160 鉄心(第1の鉄心部、第2の鉄心部、一体に形成されている鉄心部)、340a 第1の凸部、340b 第2の凸部、361,461 第1の鉄心(第1の鉄心部)、361a 第1の凹部、362,462 第2の鉄心(第2の鉄心部)、362a 第2の凹部、440a 第1の凹部、440b 第2の凹部。
この発明による回転電機では、固定子と、固定子に対して回転する回転子と、回転子とともに回転するレゾルバロータと、レゾルバロータの回転位置を測定する位置検出用コイル群を有するレゾルバステータと、レゾルバステータの位置検出用コイル群に電気的に接続される第1の通信用コイルと、第1の通信用コイルからの信号が電磁誘導によって伝えられる第2の通信用コイルと、第1の通信用コイルと第2の通信用コイルとの間に設けられる非金属製の仕切り部とを備え、第2の通信用コイルが、仕切り部によって、第1の通信用コイルと空間的に離間され、第1の通信用コイルは第1の鉄心部を有し、第2の通信用コイルは第2の鉄心部を有し、第1の鉄心部および第2の鉄心部が、一体に形成されている。

Claims (8)

  1. 固定子と、
    前記固定子に対して回転する回転子と、
    前記回転子とともに回転するレゾルバロータと、
    前記レゾルバロータの回転位置を測定する位置検出用コイル群を有するレゾルバステータと、
    前記レゾルバステータの前記位置検出用コイル群に電気的に接続される第1の通信用コイルと、
    前記第1の通信用コイルからの信号が電磁誘導によって伝えられる第2の通信用コイルと、
    前記第1の通信用コイルと前記第2の通信用コイルとの間に設けられる非金属製の仕切り部とを備え、
    前記第2の通信用コイルが、前記仕切り部によって、前記第1の通信用コイルと空間的に離間されている回転電機。
  2. 前記仕切り部は、前記第1の通信用コイルに対して、前記第2の通信用コイルの位置決めをする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記第1の通信用コイルは第1の鉄心部を有し、
    前記第2の通信用コイルは第2の鉄心部を有し、
    前記第1の鉄心部および前記第2の鉄心部は一体に形成されており、
    前記仕切り部は、貫通穴部を有し、
    前記一体に形成されている鉄心部が前記貫通穴部に装着されることによって、前記位置決めをする請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記第1の通信用コイルは第1の鉄心部を有し、
    前記第2の通信用コイルは第2の鉄心部を有し、
    前記第1の鉄心部および前記第2の鉄心部はそれぞれ別個に形成されており、
    前記第1の鉄心部は前記仕切り部に対向する側に第1の凹部を有し、
    前記第2の鉄心部は前記仕切り部に対向する側に第2の凹部を有し、
    前記仕切り部は前記第1の通信用コイル側に第1の凸部を有し、
    前記仕切り部は前記第2の通信用コイル側に第2の凸部を有し、
    前記仕切り部は、
    前記第1の凹部が前記第1の凸部に装着され、
    前記第2の凹部が前記第2の凸部に装着されることによって、前記位置決めをする請求項2に記載の回転電機。
  5. 前記第1の通信用コイルは第1の鉄心部を有し、
    前記第2の通信用コイルは第2の鉄心部を有し、
    前記第1の鉄心部および前記第2の鉄心部はそれぞれ別個に形成されており、
    前記仕切り部は前記第1の通信用コイル側に第1の凹部を有し、
    前記仕切り部は前記第2の通信用コイル側に第2の凹部を有し、
    前記仕切り部は、
    前記第1の鉄心部が前記第1の凹部に装着され、
    前記第2の鉄心部が前記第2の凹部に装着されることによって、前記位置決めをする請求項2に記載の回転電機。
  6. 前記第1の通信用コイルは第1の鉄心部を有し、
    前記第2の通信用コイルは第2の鉄心部を有し、
    前記第1の鉄心部および前記第2の鉄心部が、一体に形成されている請求項1に記載の回転電機。
  7. 前記第1の通信用コイルは第1の鉄心部を有し、
    前記第2の通信用コイルは第2の鉄心部を有し、
    前記第1の鉄心部および前記第2の鉄心部が、それぞれ別個に形成されている請求項1に記載の回転電機。
  8. 前記第2の通信用コイルの巻線の巻数が、前記第1の通信用コイルの巻線の巻数と異なっている請求項1〜7のいずれか1項に記載の回転電機。
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