JPWO2018128005A1 - コンデンサ、コンデンサユニット、コンデンサの製造方法およびコンデンサユニットの製造方法 - Google Patents

コンデンサ、コンデンサユニット、コンデンサの製造方法およびコンデンサユニットの製造方法 Download PDF

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Abstract

コンデンサ(10)は、コンデンサ素子(20)と、コンデンサ素子(20)が収容されるケース(30)と、ケース(30)内に充填されるモールド樹脂(40)と、を備える。ケース(30)は、ケース側面部(31)とケース底面部(32)とを有し、ケース側面部(31)またはケース底面部(32)の少なくとも一部は、ケース(30)の他の部分よりも熱伝導度が高い高熱伝導部である。

Description

本発明は、コンデンサ、コンデンサユニット、コンデンサの製造方法およびコンデンサユニットの製造方法に関する。
従来、コンデンサ素子を樹脂製のケースに収容し、当該ケース内にモールド樹脂を充填するようにしたケースモールド型のコンデンサが知られている。(たとえば、特許文献1参照)。
特開2013−239547号公報
上記のように樹脂製のケースが用いられた場合、コンデンサの底面から冷却を行っても、ケースを熱が伝わりにくいため、ケース内部の熱がケースを通じて放熱されにくい。
一方、熱伝導性の高い金属製のケースが用いられる場合、ケースの加工が難しく、また、ケースの重量が重く、さらに、ケースのコストが高い。
また、ケースに充填された、通常のモールド樹脂は、一般的に熱伝導性が低く放熱性が悪い。
かかる課題に鑑み、本発明は、放熱性に優れたコンデンサおよびコンデンサユニットを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係るコンデンサは、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、前記ケース内に充填されるモールド樹脂と、を備える。ここで、前記ケースは、側面部と底面部とを有し、前記側面部または前記底面部の少なくとも一部は、前記ケースの他の部分よりも熱伝導度が高い高熱伝導部である。
本発明の第2の態様に係るコンデンサユニットは、コンデンサと、金属板と、を備える。ここで、前記コンデンサは、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、前記ケース内に充填されるモールド樹脂と、を含む。前記ケースは、側面部と底面部とを有し、前記側面部または前記底面部の少なくとも一部は、前記ケースの他の部分よりも熱伝導度が高い高熱伝導部である。前記金属板は、前記ケースの外側において、前記高熱伝導部と接触する。
本発明の第3の態様に係るコンデンサは、コンデンサと、金属板と、を備える。ここで、前記コンデンサは、コンデンサ素子と、樹脂により形成され、両端が開放された筒状を有し、前記コンデンサ素子を囲む外装体と、前記外装体内において、前記コンデンサ素子を覆うモールド樹脂と、を含む。前記金属板は、前記外装体の一端を塞ぎ、前記モールド樹脂と接着される。
本発明の第4の態様は、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、前記ケース内に充填されるモールド樹脂と、を含み、前記ケースが、第1樹脂により形成され、両端が開放された筒状の側面部と、前記第1樹脂より熱伝導度が高い熱硬化性の第2樹脂により形成され、前記側面部の一端を塞ぐ底面部と、を有するコンデンサの製造方法に関する。本態様に係る製造方法は、前記側面部の一端が塞がれるように、前記側面部を設置面に設置し、硬化前の前記第2樹脂を、前記側面部内に注入し、前記側面部内を加熱して前記第2樹脂を硬化させ、前記側面部内に、前記コンデンサ素子を収容するとともに硬化前の前記モールド樹脂を注入し、前記側面部内を加熱して前記モールド樹脂を硬化させる。
本発明の第5の態様は、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、前記ケース内に充填されるモールド樹脂と、を備え、前記ケースが、第1樹脂により形成され、両端が開放された筒状の側面部と、前記第1樹脂より熱伝導度が高い熱硬化性の第2樹脂により形成され、前記側面部の一端を塞ぐ底面部と、を有するコンデンサの製造方法に関する。本態様に係る製造方法は、前記側面部の一端が塞がれるように、前記側面部を設置面に設置し、フィラーが混ぜられることにより粘度が高められた硬化前の前記第2樹脂を、前記側面部内の前記設置面上に前記側面部と隙間が生じないように配置し、前記第2樹脂が配置された前記側面部内に、前記コンデンサ素子を収容するとともに硬化前の前記モールド樹脂を注入し、前記側面部内を加熱して前記第2樹脂と前記モールド樹脂とを硬化させる。
本発明の第6の態様は、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、前記ケース内に充填されるモールド樹脂と、を備え、前記ケースが、第1樹脂により形成され、両端が開放された筒状の側面部と、前記第1樹脂より熱伝導度が高い熱硬化性の第2樹脂により形成され、前記側面部の一端を塞ぐ底面部と、を有するコンデンサの製造方法に関する。本態様に係る製造方法は、前記側面部の一端が塞がれるように、前記側面部を設置面に設置し、フィラーが混ぜられることにより粘度が高められた硬化前の前記第2樹脂を、前記側面部内の前記設置面上に前記側面部と隙間が生じないように配置し、前記側面部内を加熱して前記第2樹脂を硬化させ、前記側面部内に、前記コンデンサ素子を収容するとともに硬化前の前記モールド樹脂を注入し、前記側面部内を加熱して前記モールド樹脂を硬化させる。
本発明の第7の態様は、コンデンサと、金属板と、を備え、前記コンデンサは、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、前記ケース内に充填されるモールド樹脂と、を含み、前記ケースが、第1樹脂により形成され、両端が開放された筒状の側面部と、前記第1樹脂より熱伝導度が高い熱硬化性の第2樹脂により形成され、前記側面部の一端を塞ぐ底面部と、を有し、前記金属板が前記底面部に接触するコンデンサユニットの製造方法に関する。本態様に係る製造方法は、前記側面部の一端が塞がれるように、前記側面部を前記金属板上に設置し、硬化前の前記第2樹脂を、前記側面部内に注入し、前記側面部内を加熱して前記第2樹脂を硬化させ、前記側面部内に、前記コンデンサ素子を収容するとともに硬化前の前記モールド樹脂を注入し、前記側面部内を加熱して前記モールド樹脂を硬化させる。
本発明の第8の態様は、コンデンサと、金属板と、を備え、前記コンデンサは、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、前記ケース内に充填されるモールド樹脂と、を含み、前記ケースが、第1樹脂により形成され、両端が開放された筒状の側面部と、前記第1樹脂より熱伝導度が高い熱硬化性の第2樹脂により形成され、前記側面部の一端を塞ぐ底面部と、を有し、前記金属板が前記底面部に接触するコンデンサユニットの製造方法に関する。本態様に係る製造方法は、前記側面部の一端が塞がれるように、前記側面部を前記金属板上に設置し、フィラーが混ぜられることにより粘度が高められた硬化前の前記第2樹脂を、前記側面部内の前記金属板上に前記側面部と隙間が生じないように配置し、前記第2樹脂が配置された前記側面部内に、前記コンデンサ素子を収容するとともに硬化前の前記モールド樹脂を注入し、前記側面部内を加熱して前記第2樹脂と前記モールド樹脂とを硬化させる。
本発明の第9の態様は、コンデンサと、金属板と、を備え、前記コンデンサは、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、前記ケース内に充填されるモールド樹脂と、を含み、前記ケースが、第1樹脂により形成され、両端が開放された筒状の側面部と、前記第1樹脂より熱伝導度が高い熱硬化性の第2樹脂により形成され、前記側面部の一端を塞ぐ底面部と、を有し、前記金属板が前記底面部に接触するコンデンサユニットの製造方法に関する。本態様に係る製造方法は、前記側面部の一端が塞がれるように、前記側面部を前記金属板上に設置し、フィラーが混ぜられることにより粘度が高められた硬化前の前記第2樹脂を、前記側面部内の前記金属板上に前記側面部と隙間が生じないように配置し、前記側面部内を加熱して前記第2樹脂を硬化させ、前記側面部内に、前記コンデンサ素子を収容するとともに硬化前の前記モールド樹脂を注入し、前記側面部内を加熱して前記モールド樹脂を硬化させる。
本発明によれば、放熱性に優れたコンデンサおよびコンデンサユニットを提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1(a)は、第1実施形態に係る、コンデンサの平面図であり、図1(b)は、第1実施形態に係る、図1(a)のA−A´線で切断したコンデンサの断面図である。 図2は、第1実施形態に係る、コンデンサユニットの断面図である。 図3は、実施例1に係る、コンデンサの製造方法について説明するための図である。 図4は、実施例2に係る、コンデンサの製造方法について説明するための図である。 図5は、実施例3に係る、コンデンサの製造方法について説明するための図である。 図6は、実施例4に係る、コンデンサの製造方法について説明するための図である。 図7(a)は、第2実施形態に係る、コンデンサの平面図であり、図1(b)は、第2実施形態に係る、図7(a)のB−B´線で切断したコンデンサの断面図である。 図8(a)は、第3実施形態に係る、コンデンサの平面図であり、図8(b)は、第3実施形態に係る、図8(a)のC−C´線で切断したコンデンサの断面図である。 図9(a)ないし(c)は、第3実施形態の変更例に係る、コンデンサの断面図である。 図10(a)は、第4実施形態に係る、コンデンサユニットの平面図であり、図10(b)は、第4実施形態に係る、図10(a)のD−D´線で切断したコンデンサユニットの断面図である。 図11は、第4実施形態に係る、コンデンサユニットの製造方法について説明するための図である。 図12(a)は、第1変更例に係る、コンデンサの平面図であり、図12(b)は、第1変更例に係る、図12(a)のE−E´線で切断したコンデンサの断面図である。 図13(a)は、第2変更例に係る、コンデンサの平面図であり、図13(b)は、第2変更例に係る、図13(a)のF−F´線で切断したコンデンサの断面図である。 図14(a)は、第3変更例に係る、コンデンサの平面図であり、図14(b)は、第3変更例に係る、図14(a)のG−G´線で切断したコンデンサの断面図である。
ただし、図面はもっぱら説明のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態に係るコンデンサ10およびコンデンサユニット1について説明する。
本実施の形態において、ケース側面部31が、請求の範囲に記載の「側面部」に対応する。また、ケース底面部32が、請求の範囲に記載の「底面部」に対応する。
ただし、上記記載は、あくまで、請求の範囲の構成と実施形態の構成とを対応付けることを目的とするものであって、上記対応付けによって請求の範囲に記載の発明が実施形態の構成に何ら限定されるものではない。他の実施の形態についても同様である。
図1(a)は、第1実施形態に係る、コンデンサ10の平面図であり、図1(b)は、第1実施形態に係る、図1(a)のA−A´線で切断したコンデンサ10の断面図である。
コンデンサ10は、コンデンサ素子20と、コンデンサ素子20が収容されるケース30と、ケース30内に充填されるモールド樹脂40とを備える。
コンデンサ素子20は、誘電体フィルム上にアルミニウムを蒸着させた2枚の金属化フィルムを重ね、重ねた金属化フィルムを巻回または積層し、扁平状に押圧することにより形成される。コンデンサ素子20は、断面が長円の柱体状を有する。コンデンサ素子20の両端面には、亜鉛等の金属の吹付けにより端面電極が形成され、各端面電極に、銅などの導電材料で形成された図示しないバスバーが接続される。
なお、本実施の形態のコンデンサ素子20は、誘電体フィルム上にアルミニウムを蒸着させた金属化フィルムにより形成されたが、これ以外にも、亜鉛、マグネシウム等の他の金属を蒸着させた金属化フィルムにより形成されてもよい。あるいは、コンデンサ素子20は、これらの金属のうち、複数の金属を蒸着させた金属化フィルムにより形成されてもよいし、これらの金属どうしの合金を蒸着させた金属化フィルムにより形成されてもよい。
ケース30は、上面(上端)が開口する直方体の箱状を有する。ケース30は、両端が開放された四角筒状のケース側面部31と、ケース側面部31の一端(下端)を塞ぐ方形状のケース底面部32とを含む。ケース側面部31は第1樹脂P1により形成される。ケース底面部32は、全体が高熱伝導部であり、第1樹脂P1よりも熱伝導度の高い第2樹脂P2により形成される。本実施の形態では、第1樹脂P1が、ポリフェニレンサルファイド(PPS)とされる。また、第2樹脂P2は、アルミナ、窒化ホウ素および窒化アルミの少なくとも一つの熱伝導度を高めるフィラーが混合された結晶性エポキシとされる。フィラーが混合された結晶性エポキシよりも熱伝導度は低下するものの、第2樹脂P2として、上記のフィラーが混合された非結晶性エポキシ(以降、エポキシと記載する)が用いられてもよく、フィラーが混合されていない結晶性エポキシが用いられてもよい。
図1(b)に示すように、コンデンサ素子20は、その周面の平坦な部分がケース30のケース底面部32に接触するようにケース30内に配置される。ケース底面部32は、樹脂製であるため絶縁性が高い。このため、コンデンサ素子20をケース底面部32と接触させても、ケース底面部32によるコンデンサ素子20の短絡を懸念する必要はない。なお、コンデンサ素子20の短絡が懸念される場合は、コンデンサ素子20とケース底面部32との間に距離を設けたり、絶縁紙を介在させたりするとよい。
モールド樹脂40は、熱硬化性の樹脂であり、たとえば、エポキシである。モールド樹脂40は、ウレタンであってもよい。ケース底面部32、即ち第2樹脂P2の熱伝導度は、モールド樹脂40の熱伝導度よりも高い。モールド樹脂40は、コンデンサ素子20を覆い、コンデンサ素子20を湿気や衝撃から保護する。
図2は、第1実施形態に係る、コンデンサユニット1の断面図である。
コンデンサユニット1は、コンデンサ10と、金属板50とを備える。金属板50は、アルミニウム等の放熱性に優れる金属で形成されることが望ましい。金属板50は、ケース底面部32の面積よりも大きな面積を有し、ケース30の外側において、ケース底面部32に接触する。たとえば、コンデンサ10が、自動車等のインバータ装置に用いられる場合、インバータ回路部が取り付けられる金属筐体の一部が金属板50となり得る。
コンデンサ10では、通電時にコンデンサ素子20が発熱する。ケース底面部32は、ケース側面部31よりも熱伝導度が高いため、コンデンサ素子20で発生した熱がケース底面部32を通じて金属板50へ放出されやすい。また、ケース底面部32は、モールド樹脂40よりも熱伝導度が高いため、コンデンサ素子20の熱は、モールド樹脂40で蓄積されずにケース底面部32へ流れやすく、ケース底面部32を通じて金属板50へ一層放出されやすい。さらに、コンデンサ素子20はケース底面部32に接触しており、コンデンサ素子20の熱は、ケース底面部32に伝わりやすく、ケース底面部32を通じて金属板50へより一層放出されやすい。
金属板50に放出された熱は、金属板50から外部に放出される。こうして、通電時のコンデンサ素子20、即ちコンデンサ10の温度上昇が抑制される。
次に、本実施の形態のコンデンサ10の製造方法について説明する。本実施の形態では、ケース底面部32の材料である第2樹脂P2が熱硬化性樹脂である結晶性エポキシを含むため、たとえば、以下の実施例1ないし実施例4の製造方法により、コンデンサ10を製造することができる。なお、実施例2および実施例4の製造方法は、コンデンサ10の製造と同時にコンデンサ10の金属板50への装着を行うものであるため、コンデンサユニット1の製造方法と言い換えることができる。
<実施例1>
図3は、実施例1に係る、コンデンサ10の製造方法について説明するための図である。
結晶性エポキシに混合されるアルミナ等のフィラーの混合量に応じて硬化前の第2樹脂P2の粘度が変わる。フィラーの混合量が少ない場合、硬化前の第2樹脂P2は、その粘度が低くなり、その流動性が高くなる。硬化前の第2樹脂P2の粘度が、硬化前のモールド樹脂40の粘度と同等あるいはそれより低い場合に、本実施例の製造方法が用いられ得る。本実施例の製造方法では、製造用の冶具である設置台100が用いられる。コンデンサ素子20およびケース側面部31は、別の製造工程において、前もって製造される。
図3を参照して、まず、A図に示すように、ケース側面部31が、その一端(下端)が塞がれるように設置台100の設置面100aに設置される。そして、設置されたケース側面部31内に、溶融状態にある硬化前の第2樹脂P2が、ケース底面部32の肉厚となる高さ位置まで注入される。このとき、図示しない固定具等が用いられることにより、ケース側面部31は、溶融状態の第2樹脂P2が漏れない程度に強く設置面100aに密着した状態とされる。
次に、B図に示すように、ケース側面部31内が加熱され、第2樹脂P2が硬化する。これにより、ケース底面部32が形成され、ケース30が出来上がる。ケース底面部32は、第2樹脂P2が硬化することによりケース側面部31の内面に接着される。なお、第2樹脂P2が硬化してケース底面部32が形成された際にケース底面部32と設置台100の設置面100aとが接着されないよう、設置面100aには、予め離型剤を塗布したり、離型フィルムを貼ったりしておくとよい。離型剤としては、フッ素系、シリコン系が好ましい。また、離型フィルムとしては、そのもの自体に離型性のあるフッ素系やシリコン系の樹脂を使ったフィルムや、PETフィルム等の表面に離型剤層を形成したフィルムを用いることができる。
次に、C図に示すように、ケース側面部31内、即ちケース30内にコンデンサ素子20が収容される。なお、図示されていないが、コンデンサ素子20には、バスバーが接続されていることが多い。その後、ケース30内に溶融状態にある硬化前のモールド樹脂40が注入される。
次に、D図に示すように、ケース側面部31内、即ちケース30内が加熱され、モールド樹脂40が硬化する。こうして、E図に示すように、コンデンサ10が完成する。
本実施例のコンデンサ10の製造方法では、ケース側面部31内において第2樹脂P2からケース底面部32を形成できるので、専用の型などを用いてケース底面部32を形成し、ケース側面部31と組み合わせるという工程を採らずに済み、コンデンサ10を効率的に製造することが可能となる。
<実施例2>
図4は、実施例2に係る、コンデンサ10の製造方法について説明するための図である。
上記実施例1と同様、硬化前の第2樹脂P2の粘度が、硬化前のモールド樹脂40の粘度と同等あるいはそれより低い場合に、本実施例の製造方法が用いられ得る。また、製造されたコンデンサ10が、金属板50に装着されてコンデンサユニット1を構成する場合であって、金属板50のサイズが大き過ぎず、コンデンサ10の製造が行いにくくならない場合に、本実施例の製造方法が用いられ得る。
図4を参照して、まず、A図に示すように、ケース側面部31が、その一端(下端)が塞がれるように金属板50上に設置される。そして、設置されたケース側面部31内に、溶融状態にある硬化前の第2樹脂P2が、ケース底面部32の肉厚となる高さ位置まで注入される。このとき、図示しない固定具等が用いられることにより、ケース側面部31は、溶融状態の第2樹脂P2が漏れない程度に強く金属板50の表面に密着した状態とされる。
次に、B図に示すように、ケース側面部31内が加熱され、第2樹脂P2が硬化する。これにより、ケース底面部32が形成され、ケース30が出来上がる。ケース底面部32は、第2樹脂P2が硬化することにより、ケース側面部31の内面に接着されるとともに金属板50に接着される。
次に、C図に示すように、ケース30内にコンデンサ素子20が収容される。その後、ケース30内に溶融状態にある硬化前のモールド樹脂40が注入される。次に、D図に示すように、ケース30内が加熱され、モールド樹脂40が硬化する。こうして、E図に示すように、金属板50に装着されたコンデンサ10、即ち、コンデンサユニット1が完成する。
本実施例のコンデンサ10の製造方法では、ケース側面部31内において第2樹脂P2からケース底面部32を形成できるので、専用の型などを用いてケース底面部32を形成し、ケース側面部31と組み合わせるという工程を採らずに済み、コンデンサ10を効率的に製造することが可能となる。
さらに、ケース側面部31を設置するための製造用の冶具として、コンデンサ10が装着される金属板50を利用できるので、専用の冶具(設置台100等)が不要となる。
<実施例3>
図5は、実施例3に係る、コンデンサ10の製造方法について説明するための図である。
フィラーの混合量が多い場合、硬化前の第2樹脂P2は、その粘度が高くなり、その流動性が低くなる。硬化前の第2樹脂P2の粘度が、硬化前のモールド樹脂40の粘度よりも高く、半硬化状態の樹脂(半硬化樹脂)となった場合に、本実施例の製造方法が用いられ得る。本実施例の製造方法では、上記実施例1と同様、設置台100が用いられる。
図5を参照して、まず、A図に示すように、ケース側面部31が、その一端(下端)が塞がれるように設置台100の設置面100aに設置される。そして、設置されたケース側面部31内に、半硬化状態である第2樹脂P2が投入される。
次に、B図に示すように、ケース側面部31内の半硬化状態の第2樹脂P2が、上方から押さえられて拡げられ、ケース側面部31と隙間ができないように、設置面100a上に敷き詰められる。
次に、C図に示すように、ケース側面部31内にコンデンサ素子20が収容される。その後、ケース30内に溶融状態にある硬化前のモールド樹脂40が注入される。このとき、第2樹脂P2は、半硬化状態にあり、硬化前のモールド樹脂40よりも粘度が高いため、溶融状態のモールド樹脂40は、第2樹脂P2と混ざり合うことなく、第2樹脂P2の上に溜められる。また、第2樹脂P2には粘性があるため、第2樹脂P2とケース側面部31との密着性が高く、溶融状態のモールド樹脂40が、第2樹脂P2とケース側面部31との間から設置面100a上に漏れにくい。
次に、D図に示すように、ケース側面部31内が加熱される。第2樹脂P2が硬化して、ケース底面部32が形成され、ケース30が出来上がる。同時に、モールド樹脂40が硬化する。こうして、E図に示すように、コンデンサ10が完成する。
本実施例のコンデンサ10の製造方法では、ケース側面部31内に半硬化状態の第2樹脂P2が敷かれるので、ケース側面部31内に溶融状態の第2樹脂P2が注入される場合と違って、ケース側面部31と設置面100aとの間に高い密着性が要求されず、ケース側面部31の設置面100aへの設置が簡易になる。また、溶融状態のモールド樹脂40を注入する前に第2樹脂P2を硬化させてケース底面部32を形成しなくともよいので、一度の加熱により、第2樹脂P2とモールド樹脂40の双方を硬化させることができる。これにより、コンデンサ10を効率的に製造することが可能となる。
<実施例4>
図6は、実施例4に係る、コンデンサ10の製造方法について説明するための図である。
上記実施例3と同様に、硬化前の第2樹脂P2の粘度が、硬化前のモールド樹脂40の粘度よりも高く、半硬化状態の樹脂(半硬化樹脂)となった場合に、本実施例の製造方法が用いられ得る。また、上記実施例2と同様に、製造されたコンデンサ10が、金属板50に装着されてコンデンサユニット1を構成する場合であって、金属板50のサイズが大き過ぎず、コンデンサ10の製造が行いにくくならない場合に、本実施例の製造方法が用いられ得る。
図6を参照して、まず、A図に示すように、ケース側面部31が、その一端(下端)が塞がれるように金属板50上に設置される。そして、設置されたケース側面部31内に、半硬化状態である第2樹脂P2が投入される。
次に、B図に示すように、ケース側面部31内の半硬化状態の第2樹脂P2が、上方から押さえられて拡げられ、ケース側面部31と隙間ができないように、金属板50上に敷き詰められる。
次に、C図に示すように、ケース側面部31内にコンデンサ素子20が収容される。その後、ケース30内に溶融状態にある硬化前のモールド樹脂40が注入される。次に、D図に示すように、ケース側面部31内が加熱される。第2樹脂P2が硬化して、ケース底面部32が形成され、ケース30が出来上がる。このとき、ケース底面部32と金属板50とが接着される。同時に、モールド樹脂40が硬化する。こうして、E図に示すように、金属板50に装着されたコンデンサ10、即ち、コンデンサユニット1が完成する。
本実施例のコンデンサ10の製造方法では、ケース側面部31内に半硬化状態の第2樹脂P2が敷かれるので、ケース側面部31内に溶融状態の第2樹脂P2が注入される場合と違って、ケース側面部31と金属板50との間に高い密着性が要求されず、ケース側面部31の金属板50への設置が簡易になる。また、溶融状態のモールド樹脂40を注入する前に第2樹脂P2を硬化させてケース底面部32を形成しなくともよいので、一度の加熱により、第2樹脂P2とモールド樹脂40の双方を硬化させることができる。これにより、コンデンサ10を効率的に製造することが可能となる。
さらに、ケース側面部31を設置するための製造用の冶具として、コンデンサ10が装着される金属板50を利用できるので、専用の冶具(設置台100等)が不要となる。
なお、上記実施例1および上記実施例2の製造方法は、第2樹脂P2が、アルミナ等のフィラー混合されたエポキシであってその粘度が低い場合、および、結晶性エポキシ単体である場合にも用いられ得る。また、上記実施例3および上記実施例4の製造方法は、第2樹脂P2が、アルミナ等のフィラー混合されたエポキシであってその粘度が高い場合にも用いられ得る。
また、上記実施例2または上記実施例4の製造方法での製造後、ケース30、即ちケース底面部32と金属板50とをより強固に固定するため、接着剤を用いて両者の接着力を高めたり、ネジ等の固定手段で両者を固定したりしてもよい。
さらに、上記実施例3(上記実施例4)の製造方法では、半硬化状態の第2樹脂P2が、上方から押さえられて拡げられ、ケース側面部31と隙間ができないように、設置面100a(金属板50)上に敷き詰められた。しかしながら、半硬化状態の第2樹脂P2が、ケース底面部32と同じサイズの型枠内でケース底面部32の形状に形成され、型枠から取り出された半硬化状態の第2樹脂P2が、ケース側面部31内の設置面100a(金属板50)上に敷かれるようにしてもよい。
<第1実施形態の効果>
本実施の形態のコンデンサ10およびコンデンサユニット1によれば、以下の効果を奏することができる。
ケース30は、ケース底面部32がケース側面部31よりも熱伝導度が高い高熱伝導部であるため、コンデンサ素子20で発生した熱を、ケース底面部32を通じて効果的に放出させることができる。また、ケース底面部32が冷却された場合に、コンデンサ素子20、即ちコンデンサ10全体が効率良く冷却される。
また、ケース底面部32はモールド樹脂40よりも熱伝導度が高いため、コンデンサ素子20の熱がケース底面部32へ流れやすい。これにより、コンデンサ素子20の熱がケース底面部32を通じて一層放出されやすくなる。
さらに、ケース底面部32は、樹脂製であるため絶縁性が高いので、ケース30内において、コンデンサ素子20をケース底面部32に接触させることができる。これにより、コンデンサ素子20の熱が、ケース底面部32に伝わりやすくなり、ケース底面部32を通じてより一層放出されやすくなる。
さらに、ケース底面部32が、ケース30の外側において金属板50に接触するため、コンデンサ素子20の熱をケース底面部32からさらに金属板50へ放出することができ、ケース30内部から一層放熱されやすくなる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係るコンデンサ10Aについて説明する。
本実施の形態において、ケース側面部31Aが、請求の範囲に記載の「側面部」に対応する。また、ケース底面部32Aが、請求の範囲に記載の「底面部」に対応する。
図7(a)は、第2実施形態に係る、コンデンサ10Aの平面図であり、図1(b)は、第2実施形態に係る、図7(a)のB−B´線で切断したコンデンサ10Aの断面図である。なお、図7(b)では、便宜上、ボルト33が外された状態のコンデンサ10Aが描かれている。
本実施の形態のコンデンサ10Aは、上記第1実施形態のコンデンサ10のケース30と異なるケース30Aを備える。ケース30A内に、コンデンサ素子20が収容され、モールド樹脂40により被覆される。
ケース30Aは、両端が開放された四角筒状のケース側面部31Aと、ケース側面部31Aの一端(下端)を塞ぐ方形状のケース底面部32Aとを含む。ケース側面部31AはPPS等の樹脂より形成される。ケース底面部32Aは、全体が高熱伝導部であり、アルミニウム等の金属により形成され、ケース側面部31Aおよびモールド樹脂40よりも高い熱伝導度を有する。ケース側面部31Aには、下端部に取り付け部311が形成される。取り付け部311は、方形の枠状に形成され、4つの角部に取り付け孔311aを有する。ケース底面部32Aには、4つの角部に取り付け孔311aに対応するボルト穴321が形成される。ボルト33が取り付け孔311aに通されてボルト穴321に止められることにより、ボルト33によってケース側面部31Aの取り付け部311がケース底面部32Aに固定される。
図7(b)に示すように、コンデンサ素子20は、ケース底面部32Aから離れた状態でケース30A内に配置される。ケース底面部32Aは、金属製であるため導電性を有するが、コンデンサ素子20とケース底面部32Aとの間に距離が設けられるため、ケース底面部32Aによるコンデンサ素子20の短絡が防止される。なお、コンデンサ素子20を、絶縁紙(絶縁体)を介してケース底面部32Aと接触させることにより、コンデンサ素子20の短絡を防止するようにしてもよい。
なお、コンデンサ10Aを、そのケース底面部32Aが金属板に接触するよう、金属板に装着することにより、コンデンサユニットが構成されてもよい。
<第2実施形態の効果>
本実施の形態のコンデンサ10Aによれば、以下の効果を奏することができる。
ケース30Aは、ケース底面部32Aがケース側面部31Aよりも熱伝導度が高い高熱伝導部であるため、コンデンサ素子20で発生した熱を、ケース底面部32Aを通じて効果的に放出させることができる。また、ケース底面部32Aが冷却された場合に、コンデンサ素子20、即ちコンデンサ10A全体が効率良く冷却される。
また、ケース底面部32Aはモールド樹脂40よりも熱伝導度が高いため、コンデンサ素子20の熱がケース底面部32Aへ流れやすい。これにより、コンデンサ素子20の熱がケース底面部32Aを通じて一層放出されやすくなる。
さらに、ケース底面部32Aが金属で形成されているので、ケース30全体として強度を高めることができる。
さらに、ケース30Aは、ケース側面部31Aの取り付け部311がケース底面部32Aに固定される構成とされているので、ケース側面部31Aをケース底面部32Aにしっかりと固定することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係るコンデンサ10Bについて説明する。
本実施の形態において、ケース側面部31Bが、請求の範囲に記載の「側面部」に対応する。また、ケース底面部32Bが、請求の範囲に記載の「底面部」に対応する。さらに、金属板34が、請求の範囲に記載の「金属部」に対応する。
図8(a)は、第3実施形態に係る、コンデンサ10Bの平面図であり、図8(b)は、第3実施形態に係る、図8(a)のC−C´線で切断したコンデンサ10Bの断面図である。
本実施の形態のコンデンサ10Bは、上記第1実施形態のコンデンサ10のケース30と異なるケース30Bを備える。ケース30B内に、コンデンサ素子20が収容され、モールド樹脂40により被覆される。
ケース30Bは、上面が開口する直方体形状を有し、四角筒状のケース側面部31Bと、方形状のケース底面部32Bとを含む。ケース側面部31Bは、PPS等の樹脂により形成される。ケース底面部32Bは、PPS等の樹脂よりケース側面部31Bと一体成形された周縁部322と、周縁部322の内側に配置されるよう、ケース30Bにインサート成形された金属板34とで構成される。金属板34は、アルミニウム等で形成され、高熱伝導部であり、ケース底面部32Bの大部分を占め、ケース側面部31Aおよびモールド樹脂40よりも高い熱伝導度を有する。金属板34は、ケース30Bの内部および外部に露出する。
図8(b)に示すように、コンデンサ素子20は、絶縁紙等、シート状の絶縁体60を介してケース底面部32Bと接触する。これにより、金属板34によるコンデンサ素子20の短絡が防止される。なお、コンデンサ素子20と金属板34との間に距離を設けることにより、コンデンサ素子20の短絡を防止するようにしてもよい。
<第3実施形態の効果>
本実施の形態のコンデンサ10Bによれば、以下の効果を奏することができる。
ケース30Bは、ケース底面部32Bの大部分が、インサート成形された金属板34により構成され、ケース側面部31Aよりも熱伝導度が高い高熱伝導部とされているので、コンデンサ素子20で発生した熱を、ケース底面部32Bを通じて効果的に放出させることができる。また、ケース底面部32Bが冷却された場合に、コンデンサ素子20、即ちコンデンサ10B全体が効率良く冷却される。
また、ケース底面部32Bの大部分(金属板34)がモールド樹脂40よりも熱伝導度が高いため、コンデンサ素子20の熱がケース底面部32Bへ流れやすい。これにより、コンデンサ素子20の熱がケース底面部32Bを通じて一層放出されやすくなる。
さらに、金属板34がケース30Bの内部に露出しているので、ケース30Bの内部の熱を金属板34によく伝えることができる。
さらに、金属板34がケース30Bの外部に露出しているので、金属板34からケース30Bの外部へ熱をよく放出することができる。
なお、本実施の形態の変更例として、ケース30Bが図9(a)ないし(c)に示される構成とされてもよい。
図9(a)に示すケース30Bでは、金属板34がケース30Bの内部には露出するがケース30Bの外部には露出しないよう、金属板34の外側が樹脂で被覆される。このようにすれば、金属板34がケース30Bの外部に存在する水分により腐食するのを防止することができる。
図9(b)に示すケース30Bでは、金属板34がケース30Bの外部には露出するがケース30Bの内部には露出しないよう、金属板34の内側が樹脂で被覆される。このようにすれば、絶縁体60が設けられなくても、金属板34によるコンデンサ素子20の短絡を防止できる。
図9(c)に示すケース30Bでは、金属板34がケース30Bの内部および外部の何れにも露出しないよう、金属板34の内側および外側が樹脂で被覆される。このようにすれば、金属板34によるコンデンサ素子20の短絡を防止できるとともに、金属板34の腐食を防止できる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態に係るコンデンサユニット1Aについて説明する。
本実施の形態において、ケース側面部31が、請求の範囲に記載の「外装体」に対応する。
図10(a)は、第4実施形態に係る、コンデンサユニット1Aの平面図であり、図10(b)は、第4実施形態に係る、図10(a)のD−D´線で切断したコンデンサユニット1Aの断面図である。
本実施の形態のコンデンサユニット1Aは、上記第1実施形態のコンデンサユニット1のコンデンサ10からケース底面部32が取り除かれ、ケース底面部32に替わってケース側面部31の一端(下端)が金属板50で塞がれる構成を有する。金属板50は、ケース側面部31およびモールド樹脂40よりも熱伝導度が高い。ケース側面部31内においてモールド樹脂40で覆われたコンデンサ素子20は、金属板50と離される。金属板50は、モールド樹脂40と接着される。金属板50とモールド樹脂40との接着は、コンデンサユニット1が製造される工程において、モールド樹脂40が加熱されて硬化する際に生じる。
コンデンサユニット1Aでは、コンデンサ10にケース底面部32が存在しないため、通電時にコンデンサ素子20が発した熱は、直接、金属板50を通じて外部に放出される。
図11は、第4実施形態に係る、コンデンサユニット1Aの製造方法について説明するための図である。
図11を参照して、まず、A図に示すように、ケース側面部31が、その一端(下端)が塞がれるように金属板50上に設置される。その後、ケース側面部31内にコンデンサ素子20が収容される。このとき、コンデンサ素子20は、図示しない製造用の保持具により、金属板50から離れた状態となるように保持される。
次に、B図に示すように、ケース側面部31内に溶融状態にある硬化前のモールド樹脂40が注入される。このとき、図示しない固定具等が用いられることにより、ケース側面部31は、溶融状態のモールド樹脂40が漏れない程度に強く金属板50の表面に密着している。
次に、C図に示すように、ケース側面部31内が加熱され、モールド樹脂40が硬化する。モールド樹脂40における金属板50との接触面は、モールド樹脂40が硬化することにより、金属板50と接着される。こうして、D図に示すように、コンデンサユニット1Aが完成する。
このようにコンデンサユニット1Aが製造された場合、専用の治具等を用いてコンデンサ10を製造した後、モールド樹脂40と金属板50とを放熱グリースなどで接着する、という工程を採らなくて済み、コンデンサユニット1Aの製造が容易となる。
<第4実施形態の効果>
本実施の形態のコンデンサユニット1Aによれば、コンデンサ素子20で発生した熱を、樹脂製のケース側面部31よりも熱伝導度が高い金属板50を通じて放出させることができ、効果的な放熱が行える。
<変更例>
以上、本発明の実施の形態として、第1実施形態ないし第4実施形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、また、本発明の適用例も、上記実施の形態の他に、種々の変更が可能である。
たとえば、上記第1実施形態ないし上記第3実施形態では、ケース30、30A、30Bにおいて、ケース底面部32、32A、32Bが高熱導電部とされた。しかしながら、たとえば、以下の第1変更例ないし第3変更例に示すように、ケース30、30A、30Bにおいて、ケース側面部31、31A、31Bの一部(一面)が高熱導電部とされてもよい。
図12(a)は、第1変更例に係る、コンデンサ10Cの平面図であり、図12(b)は、第1変更例に係る、図12(a)のE−E´線で切断したコンデンサ10Cの断面図である。
本変更例のコンデンサ10Cは、上面が開口する直方体の箱状のケース70を備え、ケース70内にコンデンサ素子20が収容され、モールド樹脂40により被覆される。ケース70は、ケース側面部71の4つの壁面部のうち、3つの壁面部71aがケース底面部72と第1樹脂P1により一体形成され、残り1つの壁面部71bが第2樹脂P2により形成される。壁面部71bは、壁面部71a、ケース底面部72およびモールド樹脂40よりも熱伝導度が高い。コンデンサ素子20は、その周面の平坦な部分がケース側面部71の壁面部71bに接触するようにケース70内に配置される。
図13(a)は、第2変更例に係る、コンデンサ10Dの平面図であり、図13(b)は、第2変更例に係る、図13(a)のF−F´線で切断したコンデンサ10Dの断面図である。
本変更例のコンデンサ10Dは、上面が開口する直方体の箱状のケース80を備え、ケース80内にコンデンサ素子20が収容され、モールド樹脂40により被覆される。ケース80は、ケース側面部81の4つの壁面部のうち、3つの壁面部81aがケース底面部82とPPS等の樹脂により一体形成され、残り1つの壁面部81bがアルミニウム等の金属により形成される。壁面部81bは、壁面部81a、ケース底面部82およびモールド樹脂40よりも熱伝導度が高い。ケース側面部81の壁面部81bに接する2つの壁面部81aには、それぞれ、取り付け部811が設けられ、これら取り付け部811がボルト83によって壁面部81bに固定される。コンデンサ素子20は、ケース側面部81の壁面部81bから離れるようにケース80内に配置される。
図14(a)は、第3変更例に係る、コンデンサ10Eの平面図であり、図14(b)は、第3変更例に係る、図14(a)のG−G´線で切断したコンデンサ10Eの断面図である。
本変更例のコンデンサ10Eは、上面が開口する直方体の箱状のケース90を備え、ケース90内にコンデンサ素子20が収容され、モールド樹脂40により被覆される。ケース90は、ケース側面部91の3つの壁面部91aとケース底面部92とがPPS等の樹脂のみにより形成され、ケース側面部91の残り1つの壁面部91bに金属板35がインサート成形される。金属板35は、アルミニウム等で形成され、壁面部91a、ケース底面部92およびモールド樹脂40よりも熱伝導度が高い。コンデンサ素子20は、ケース側面部91の壁面部91bから離れるようにケース90内に配置される。金属板35は、ケース30Bの内部および外部に露出する。金属板35は、ケース90の内部および外部に露出する。金属板35の内側および外側の少なくとも一方が樹脂で覆われることにより、金属板35がケース90の内部および外部の少なくとも一方に露出しないようにされてもよい。
なお、上記第2変更例および上記第3変更例において、コンデンサ素子20が絶縁紙(絶縁体)を介して壁面部81b、91bに接触するようにしてもよい。
また、上記実施例3(上記実施例4)の製造方法では、半硬化状態の第2樹脂P2を硬化させる前に、ケース側面部31内に溶融状態のモールド樹脂40を注入し、その後、ケース側面部31内を加熱して、第2樹脂P2とモールド樹脂40とを同時に硬化させた。しかしながら、上記実施例1(上記実施例2)の場合と同様に、ケース側面部31内に溶融状態のモールド樹脂40を注入する前に、ケース側面部31内を加熱して、第2樹脂P2を硬化させるようにしてもよい(図3のB図参照)。
さらに、上記実施例3(上記実施例4)の製造方法において、第2樹脂P2の硬化温度をモールド樹脂40の硬化温度よりも高くし、モールド樹脂40の注入後、モールド樹脂40の硬化温度までケース側面部31内を加熱することにより、モールド樹脂40は硬化させるが、第2樹脂P2は半硬化状態のままとし、半硬化樹脂によるケース底面部32を形成するようにしてもよい。この場合、ケース底面部32は粘性を有することになるため、ケース底面部32を金属板50に接触させたときに、金属板50への密着性が良くなり、ケース底面部32から金属板50へ熱が伝わりやすくなる。
なお、エポキシ樹脂には、主剤の分子構造の違いにより多くの種類が存在する。同様に硬化剤、硬化促進剤にも多くの種類が存在する。主剤の種類や硬化剤の種類を変更したり、硬化促進剤の種類や量を変更したりすることにより、比較的容易に硬化温度を制御することがきできる。
さらに、コンデンサ10、10A、10Bに含まれるコンデンサ素子20の個数は、上記第1実施形態ないし上記第4実施形態のものに限られず、必要な電気容量に応じて、適宜、変更できる。
さらに、コンデンサ素子20は、誘電体フィルム上にアルミニウムを蒸着させた2枚の金属化フィルムを重ね、重ねた金属化フィルムを巻回または積層することで形成されたものであるが、これ以外にも、誘電体フィルムの両面にアルミニウムを蒸着させた金属化フィルムと絶縁フィルムとを重ね、これを巻回または積層することによりコンデンサ素子20を形成してもよい。また、コンデンサ素子20は、上記のようなフィルムコンデンサの構成に限られない。
この他、本発明の実施の形態は、請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
本発明は、各種電子機器、電気機器、産業機器、車両の電装等に使用されるコンデンサおよびコンデンサユニット、並びに、かかるコンデンサおよびコンデンサユニットの製造方法に有用である。
1 コンデンサユニット
1A コンデンサユニット
10 コンデンサ
10A コンデンサ
10B コンデンサ
20 コンデンサ素子
30 ケース
30A ケース
30B ケース
40 モールド樹脂
31 ケース側面部(側面部、外装体)
31A ケース側面部(側面部)
31B ケース側面部(側面部)
32 ケース底面部(底面部)
32A ケース底面部(底面部)
32B ケース底面部(底面部)
34 金属板(金属部)
311 取り付け部
50 金属板
100a 設置面
P1 第1樹脂
P2 第2樹脂

Claims (20)

  1. コンデンサにおいて、
    コンデンサ素子と、
    前記コンデンサ素子が収容されるケースと、
    前記ケース内に充填されるモールド樹脂と、を備え、
    前記ケースは、側面部と底面部とを有し、
    前記側面部または前記底面部の少なくとも一部は、前記ケースの他の部分よりも熱伝導度が高い高熱伝導部である、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  2. 請求項1に記載のコンデンサにおいて、
    前記他の部分は第1樹脂により形成され、前記高熱伝導部は第2樹脂により形成される、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  3. 請求項2に記載のコンデンサにおいて、
    前記第2樹脂は、前記モールド樹脂よりも熱伝導度が高い、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  4. 請求項2に記載のコンデンサにおいて、
    前記第2樹脂は、結晶性エポキシを含む、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  5. 請求項2に記載のコンデンサにおいて、
    前記第2樹脂は、アルミナ、窒化ホウ素および窒化アルミの少なくとも一つが混合された樹脂を含む、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  6. 請求項1に記載のコンデンサにおいて、
    前記他の部分は樹脂により形成され、前記高熱伝導部は金属により形成される、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  7. 請求項6に記載のコンデンサにおいて、
    前記底面部の少なくとも一部が金属により形成され、前記側面部が樹脂により形成される、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  8. 請求項7に記載のコンデンサにおいて、
    前記底面部は、全体が金属により形成され、
    前記側面部は取り付け部を有し、
    前記取り付け部が前記底面部に固定される、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  9. 請求項1に記載のコンデンサにおいて、
    前記ケースは、前記他の部分が樹脂により形成され、
    前記高熱伝導部は、前記ケースにインサート成形された、前記側面部または前記底面部の少なくとも一部となる金属部を含む、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  10. 請求項9に記載のコンデンサにおいて、
    前記金属部は前記ケースの内部に露出する、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  11. 請求項9または10に記載のコンデンサにおいて、
    前記金属部は前記ケースの外部に露出する、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  12. 請求項9に記載のコンデンサにおいて、
    前記金属部は、前記ケースの内部および外部に露出しないよう樹脂により被覆される、
    ことを特徴とするコンデンサ。
  13. コンデンサユニットにおいて、
    コンデンサと、金属板と、を備え、
    前記コンデンサは、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、前記ケース内に充填されるモールド樹脂と、を含み、
    前記ケースは、側面部と底面部とを有し、
    前記側面部または前記底面部の少なくとも一部は、前記ケースの他の部分よりも熱伝導度が高い高熱伝導部であり、
    前記金属板は、前記ケースの外側において、前記高熱伝導部と接触する、
    ことを特徴とするコンデンサユニット。
  14. コンデンサユニットにおいて、
    コンデンサと、金属板と、を備え、
    前記コンデンサは、
    コンデンサ素子と、
    樹脂により形成され、両端が開放された筒状を有し、前記コンデンサ素子を囲む外装体と、
    前記外装体内において、前記コンデンサ素子を覆うモールド樹脂と、を含み、
    前記金属板は、前記外装体の一端を塞ぎ、前記モールド樹脂と接着される、
    ことを特徴とするコンデンサユニット。
  15. コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、前記ケース内に充填されるモールド樹脂と、を含み、前記ケースが、第1樹脂により形成され、両端が開放された筒状の側面部と、前記第1樹脂より熱伝導度が高い熱硬化性の第2樹脂により形成され、前記側面部の一端を塞ぐ底面部と、を有するコンデンサの製造方法であって、
    前記側面部の一端が塞がれるように、前記側面部を設置面に設置し、
    硬化前の前記第2樹脂を、前記側面部内に注入し、
    前記側面部内を加熱して前記第2樹脂を硬化させ、
    前記側面部内に、前記コンデンサ素子を収容するとともに硬化前の前記モールド樹脂を注入し、
    前記側面部内を加熱して前記モールド樹脂を硬化させる、
    ことを特徴とするコンデンサの製造方法。
  16. コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、前記ケース内に充填されるモールド樹脂と、を備え、前記ケースが、第1樹脂により形成され、両端が開放された筒状の側面部と、前記第1樹脂より熱伝導度が高い熱硬化性の第2樹脂により形成され、前記側面部の一端を塞ぐ底面部と、を有するコンデンサの製造方法であって、
    前記側面部の一端が塞がれるように、前記側面部を設置面に設置し、
    フィラーが混ぜられることにより粘度が高められた硬化前の前記第2樹脂を、前記側面部内の前記設置面上に前記側面部と隙間が生じないように配置し、
    前記第2樹脂が配置された前記側面部内に、前記コンデンサ素子を収容するとともに硬化前の前記モールド樹脂を注入し、
    前記側面部内を加熱して前記第2樹脂と前記モールド樹脂とを硬化させる、
    ことを特徴とするコンデンサの製造方法。
  17. コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、前記ケース内に充填されるモールド樹脂と、を備え、前記ケースが、第1樹脂により形成され、両端が開放された筒状の側面部と、前記第1樹脂より熱伝導度が高い熱硬化性の第2樹脂により形成され、前記側面部の一端を塞ぐ底面部と、を有するコンデンサの製造方法であって、
    前記側面部の一端が塞がれるように、前記側面部を設置面に設置し、
    フィラーが混ぜられることにより粘度が高められた硬化前の前記第2樹脂を、前記側面部内の前記設置面上に前記側面部と隙間が生じないように配置し、
    前記側面部内を加熱して前記第2樹脂を硬化させ、
    前記側面部内に、前記コンデンサ素子を収容するとともに硬化前の前記モールド樹脂を注入し、
    前記側面部内を加熱して前記モールド樹脂を硬化させる、
    ことを特徴とするコンデンサの製造方法。
  18. コンデンサと、金属板と、を備え、前記コンデンサは、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、前記ケース内に充填されるモールド樹脂と、を含み、前記ケースが、第1樹脂により形成され、両端が開放された筒状の側面部と、前記第1樹脂より熱伝導度が高い熱硬化性の第2樹脂により形成され、前記側面部の一端を塞ぐ底面部と、を有し、前記金属板が前記底面部に接触するコンデンサユニットの製造方法であって、
    前記側面部の一端が塞がれるように、前記側面部を前記金属板上に設置し、
    硬化前の前記第2樹脂を、前記側面部内に注入し、
    前記側面部内を加熱して前記第2樹脂を硬化させ、
    前記側面部内に、前記コンデンサ素子を収容するとともに硬化前の前記モールド樹脂を注入し、
    前記側面部内を加熱して前記モールド樹脂を硬化させる、
    ことを特徴とするコンデンサユニットの製造方法。
  19. コンデンサと、金属板と、を備え、前記コンデンサは、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、前記ケース内に充填されるモールド樹脂と、を含み、前記ケースが、第1樹脂により形成され、両端が開放された筒状の側面部と、前記第1樹脂より熱伝導度が高い熱硬化性の第2樹脂により形成され、前記側面部の一端を塞ぐ底面部と、を有し、前記金属板が前記底面部に接触するコンデンサユニットの製造方法であって、
    前記側面部の一端が塞がれるように、前記側面部を前記金属板上に設置し、
    フィラーが混ぜられることにより粘度が高められた硬化前の前記第2樹脂を、前記側面部内の前記金属板上に前記側面部と隙間が生じないように配置し、
    前記第2樹脂が配置された前記側面部内に、前記コンデンサ素子を収容するとともに硬化前の前記モールド樹脂を注入し、
    前記側面部内を加熱して前記第2樹脂と前記モールド樹脂とを硬化させる、
    ことを特徴とするコンデンサユニットの製造方法。
  20. コンデンサと、金属板と、を備え、前記コンデンサは、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、前記ケース内に充填されるモールド樹脂と、を含み、前記ケースが、第1樹脂により形成され、両端が開放された筒状の側面部と、前記第1樹脂より熱伝導度が高い熱硬化性の第2樹脂により形成され、前記側面部の一端を塞ぐ底面部と、を有し、前記金属板が前記底面部に接触するコンデンサユニットの製造方法であって、
    前記側面部の一端が塞がれるように、前記側面部を前記金属板上に設置し、
    フィラーが混ぜられることにより粘度が高められた硬化前の前記第2樹脂を、前記側面部内の前記金属板上に前記側面部と隙間が生じないように配置し、
    前記側面部内を加熱して前記第2樹脂を硬化させ、
    前記側面部内に、前記コンデンサ素子を収容するとともに硬化前の前記モールド樹脂を注入し、
    前記側面部内を加熱して前記モールド樹脂を硬化させる、
    ことを特徴とするコンデンサユニットの製造方法。
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