JPWO2018084033A1 - 共有装置、動作制御プログラム及び動作制御方法 - Google Patents

共有装置、動作制御プログラム及び動作制御方法

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Abstract

簡便な接続操作で情報共有システム内の機器間の情報の共有を実現することができる共有装置、動作制御プログラム及び動作制御方法を提供する。クライアント端末と共有装置とシグナリングサーバとを含む情報共有システムにおいて、共有装置は、シグナリングサーバに接続して自装置の識別情報を取得し、クライアント端末からアクセスされた場合に、シグナリングサーバの通信ネットワーク上のアドレス情報と共有装置の識別情報とを含む接続情報をクライアント端末に送信する。クライアント端末は、この接続情報を受信したら、シグナリングサーバのアドレス情報を用いてシグナリングサーバに接続し、シグナリングサーバに共有装置の識別情報を通知して、共有装置との接続条件を問い合わせ、取得した接続条件に従って、共有装置との情報の共有を行う。

Description

本発明は、共有装置、動作制御プログラム及び動作制御方法に関し、特に、クライアント端末と情報を共有する共有装置、情報の共有を制御する動作制御プログラム及び動作制御方法に関する。
個人のパソコンなどの各ユーザが使用する端末(クライアント端末と呼ぶ。)と、プロジェクタやフラットパネルディスプレイなどの複数のユーザが共同で使用する端末(共有装置と呼ぶ。)と、を無線(又は有線)で接続して、電子会議等の共同作業を行う情報共有システムが提案されている。この情報共有システムでは、各々のクライアント端末に表示している情報を共有装置に表示された画面に設けた所定の領域(共有ウィンドウと呼ぶ。)に表示することによって議論に有益な情報を各ユーザに提供することができる。
クライアント端末に表示されている情報を共有装置に表示してユーザ間で情報を共有するには、クライアント端末は、通信ネットワーク内の複数の接続先の候補の中から目的の共有装置を選択して接続する必要がある。そのため、例えば、会議に途中参加したユーザがクライアント端末内にある情報を他のユーザと共有したいと思っても、目的の共有装置を探して接続する処理で手間取ってしまい、タイムリーに情報を共有することができない。
目的の装置を容易に選択する技術として、例えば、下記特許文献1には、携帯端末装置と複数の画像形成装置とサーバ装置と複数の印刷制御装置とを備えるモバイルプリンティングシステムが開示されている。前記サーバ装置は、前記複数の印刷制御装置または前記複数の画像形成装置の現在位置を示す位置データを保持し、前記位置データに基づき、前記複数の印刷制御装置のうち、前記携帯端末装置の現在位置に最も近い印刷制御装置を特定する。前記携帯端末装置は、周囲に存在する前記複数の印刷制御装置を検出したときに、前記第1位置特定装置による現在位置情報を前記サーバ装置へ送信し、前記サーバ装置から、当該携帯端末装置の現在位置に最も近い印刷制御装置の識別子を受信し、その識別子で、当該携帯端末装置の現在位置に最も近い印刷制御装置との接続を確立する。
また、下記特許文献2には、無線通信機能を備えた複数の情報処理装置と、上記無線通信機能を備えた複数の携帯端末とを備え、上記携帯端末から上記情報処理端末を選択して処理を実行させるように構成された情報処理装置の制御システムが開示されている。この制御システムは、距離検出部と処理実行制御部と、を備え、前記距離検出部は、第1の無線通信手段を用いて上記複数の情報処理装置またはその近傍から発信されて上記携帯端末で受信される電波の強度に基づいて、上記携帯端末から最も距離が短い情報処理装置を上記携帯端末にて検出する。前記処理実行制御部は、上記距離検出部により検出された情報処理装置に対して、上記携帯端末から第2の無線通信手段を用いて処理の実行を指示する。
特開2012−138072号公報 特開2015−200989号公報
近年、WebRTC(Real-Time Communication)と呼ばれる通信方法が提案されている。このWebRTCは、デバイスに表示されている情報やカメラなどで取得した情報を動画としてキャプチャし、符号/複合化し、デバイス間の通信経路を確立してリアルタイムで通信するしくみであり、このしくみの標準化やWebブラウザへの実装が進められている。このWebRTCでは、シグナリングサーバがネットワークの状態を監視し、デバイス間の接続条件を決定するため、上述した情報共有システムにWebRTCを適用する場合には、クライアント端末は、通信相手の共有装置に加えてシグナリングサーバを探して接続する必要があり、接続作業が複雑になり、他のユーザとのタイムリーな情報の共有が困難になる。
この問題に対して、上記特許文献1の技術を利用して、モバイル端末のGPS(Global Positioning System)情報と、サーバに保存された各装置の位置情報から、ユーザの近くに存在する装置を選択することもできるが、この方法では、GPS情報を使用することによって情報共有システムの構成が複雑になると共に、クライアント端末は、通信相手の共有装置を選択することができたとしても、シグナリングサーバを探して接続する手間を削減することができない。
また、特許文献2では、GPS情報を使用することによる構成の複雑さを解消するために、第一の無線通信手段の受信電波強度に基づいて最も距離が近い装置を検出し、第二の無線通信手段を用いて処理の実行を指示するようにしているが、この方法でも、クライアント端末は、通信相手の共有装置を選択することができたとしても、シグナリングサーバを探して接続する手間を削減することができない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、簡便な接続操作で情報共有システム内の機器間の情報の共有を実現することができる共有装置、動作制御プログラム及び動作制御方法を提供することにある。
本発明の一側面は、通信ネットワーク内の機器の情報を管理するシグナリングサーバとクライアント端末とに接続され、前記シグナリングサーバが決定した接続条件に従って、前記クライアント端末と情報の共有を行う共有装置であって、前記シグナリングサーバから、当該シグナリングサーバが管理する前記共有装置の識別情報を取得する通信処理部と、前記シグナリングサーバの前記通信ネットワーク上のアドレス情報と前記共有装置の識別情報とを含む接続情報を生成し、前記クライアント端末からアクセスされた場合に、前記クライアント端末に前記接続情報を送信して、前記クライアント端末を前記シグナリングサーバに接続可能にすると共に前記シグナリングサーバに対する前記共有装置との接続条件の問い合わせを可能にする接続情報生成部と、前記シグナリングサーバが決定した接続条件に基づいて、前記クライアント端末から共有情報を受信する共有処理部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、通信ネットワーク内の機器の情報を管理するシグナリングサーバとクライアント端末とに接続され、前記シグナリングサーバが決定した接続条件に従って、前記クライアント端末と情報の共有を行う共有装置で動作する動作制御プログラムであって、前記共有装置に、前記シグナリングサーバから、当該シグナリングサーバが管理する前記共有装置の識別情報を取得する取得処理、前記シグナリングサーバの前記通信ネットワーク上のアドレス情報と前記共有装置の識別情報とを含む接続情報を生成する生成処理、前記クライアント端末からアクセスされた場合に、前記クライアント端末に前記接続情報を送信して、前記クライアント端末を前記シグナリングサーバに接続可能にすると共に前記シグナリングサーバに対する前記共有装置との接続条件の問い合わせを可能にする送信処理、前記シグナリングサーバが決定した接続条件に基づいて、前記クライアント端末から共有情報を受信する共有処理、を実行させることを特徴とする。
本発明の一側面は、通信ネットワーク内の機器の情報を管理するシグナリングサーバと共有装置とクライアント端末とが通信ネットワークで接続され、前記シグナリングサーバが決定した接続条件に従って、前記共有装置と前記クライアント端末とで情報の共有を行う情報共有システムにおける動作制御方法であって、前記共有装置は、前記シグナリングサーバから、当該シグナリングサーバが管理する前記共有装置の識別情報を取得し、前記シグナリングサーバの前記通信ネットワーク上のアドレス情報と前記共有装置の識別情報とを含む接続情報を生成し、前記クライアント端末からアクセスされた場合に、前記クライアント端末に前記接続情報を送信し、前記クライアント端末は、前記接続情報を受信し、前記シグナリングサーバのアドレス情報を利用して、前記シグナリングサーバに接続し、前記シグナリングサーバに前記共有装置の識別情報を通知して、前記共有装置との接続条件を問い合わせ、前記シグナリングサーバは、前記問い合わせに対して、前記共有装置の識別情報に基づいて、前記クライアント端末と前記共有装置との接続条件を決定し、決定した前記接続条件を前記クライアント端末に送信し、前記クライアント端末は、受信した前記接続条件に基づいて、前記共有装置に共有情報を送信し、前記共有装置は、前記クライアント端末から共有情報を受信することを特徴とする。
本発明の共有装置、動作制御プログラム及び動作制御方法によれば、簡便な接続操作で情報共有システム内の機器間の情報の共有を実現することができる。
その理由は、クライアント端末と共有装置とシグナリングサーバとを含む情報共有システムにおいて、共有装置は、シグナリングサーバから自装置の識別情報を取得し、クライアント端末からアクセスされた場合に、シグナリングサーバの通信ネットワーク上のアドレス情報と共有装置の識別情報とを含む接続情報をクライアント端末に送信し、クライアント端末は、上記アドレス情報に基づいてシグナリングサーバに接続し、上記識別情報を通知して共有装置との接続条件を問い合わせ、取得した接続条件に基づいて共有装置と情報の共有を行うからである。また、情報共有システムにルータを含む場合、共有装置とクライアント端末とを対応付けるルーティングテーブルをルータに予め記憶しておき、ルータはクライアント端末からアクセスされた場合に、記憶したルーティングテーブルを用いて、自動的にクライアント端末を共有装置に接続するからである。
本発明の一実施例に係る情報共有システムの構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る情報共有システムの他の構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る共有装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る共有装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るクライアント端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るクライアント端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るシグナリングサーバの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るシグナリングサーバの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るルータの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る情報共有システムにおける接続手順を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る情報共有システムにおける情報の共有を説明する模式図である。 本発明の一実施例に係る共有装置の動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係るクライアント端末の動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係るクライアント端末に表示される共有アプリケーション画面の一例を示す図である。 WebRTCを説明する模式図である。
背景技術で示したように、各ユーザが使用するクライアント端末と複数のユーザが共同で使用する共有装置とを無線(又は有線)で接続して、電子会議等の共同作業を行う情報共有システムが提案されており、各々のクライアント端末に表示している情報を共有装置に表示された画面に設けた共有ウィンドウに表示することによって、議論に有益な情報を各ユーザに提供することができる。このような情報の共有を実現するためには、クライアント端末は、通信ネットワーク内の複数の接続先の候補の中から目的の共有装置を選択して接続する必要があるため、目的の共有装置を選択して接続する処理で手間取ると、他のユーザとタイムリーに情報を共有することができない。
一方、WebRTCと呼ばれる、画像や音声などのメディア情報をリアルタイムで通信する通信方法が提案されており、このしくみの標準化やWebブラウザへの実装が進められている。このWebRTCは、W3C(World Wide Web Consortium)が提唱するリアルタイムコミュニケーション用のAPI(Application Programming Interface)の仕様であり、プラグイン無しで、Webブラウザ間のボイスチャット、ビデオチャット、ファイル共有などを行うことができる。例えば、Google Chrome(登録商標)、Microsoft Edge(登録商標)、Mozilla Firefox(登録商標)、Opera(登録商標)の所定のバージョンはWebRTCをサポートしており、WebRTCを実装するWebブラウザとして用いることができる。
図12に示すクライアントCAとクライアントCBとシグナリングサーバSSとを備えるシステムを用いてWebRTCの概要を説明する。WebRTCでは、クライアントCAとクライアントCBとの間で情報を共有する為に、シグナリングサーバSSを介して、クライアントCAとクライアントCBとの間で接続を確立する為の情報を交換する処理(シグナリング)を行う。図12のシステムでは、
1.クライアントCAがシグナリングサーバSSに接続し、シグナリングサーバSSに自装置の情報を登録する、
2.クライアントCBがシグナリングサーバSSに接続し、シグナリングサーバSSに自装置の情報を登録する、
3.クライアントCBがクライアントCAへの接続条件をシグナリングサーバSSに問い合わせる、
4.シグナリングサーバSSから通知された接続条件に従って、クライアントCBがクライアントCAに接続する、
5.クライアントCBとクライアントCAとの間でメディア情報を通信する、
といった手順でクライアントCAとクライアントCBとの接続を行い、情報を共有する。
このWebRTCでは、シグナリングサーバがネットワークの状態を監視し、デバイス間の接続条件を決定するため、情報共有システムにWebRTCを適用する場合には、クライアント端末は、通信相手の共有装置に加えてシグナリングサーバを探して接続する必要があり、接続作業が複雑になり、ネットワーク内の他のデバイスとのタイムリーな情報の共有が困難になる。
この問題に対して、クライアント端末は、特許文献1、2に記載された技術を利用し、GPS情報や受信電波強度などに基づいてクライアント端末の近くに存在する装置を接続先として選択することもできるが、これらの方法を利用して通信相手の共有装置を選択することができたとしても、シグナリングサーバを探して接続する手間を削減することができない。
更に、上記特許文献1、2は、専用のアプリケーションがインストールされたクライアント端末を想定しており、これらの方法では、クライアント端末が情報共有システムの初回利用時に、クライアント端末に専用のアプリケーションをインストールする必要があり、情報の共有を開始するまで時間がかかってしまい、特に、社外のユーザと打ち合わせを行うような場面では、大きな課題となる。
そこで、本発明の一実施の形態では、通信ネットワーク内の機器の情報を管理するシグナリングサーバと共有装置とクライアント端末とが通信ネットワークで接続され、シグナリングサーバが決定した接続条件に従って、共有装置とクライアント端末とで情報の共有を行う情報共有システムにおいて、以下の動作制御を行う。共有装置は、シグナリングサーバに接続してシグナリングサーバが管理する自装置の識別情報を取得し、シグナリングサーバの通信ネットワーク上のアドレス情報と共有装置の識別情報とを含む接続情報を生成する。そして、クライアント端末からアクセスされた場合に、共有装置は、クライアント端末に接続情報を送信する。クライアント端末は、この接続情報を受信したら、シグナリングサーバのアドレス情報を用いてシグナリングサーバに接続し、シグナリングサーバに共有装置の識別情報を通知して、共有装置との接続条件を問い合わせる。シグナリングサーバは、この問い合わせに対して、共有装置の識別情報に基づいて、クライアント端末と共有装置との接続条件を決定し、決定した接続条件をクライアント端末に送信する。クライアント端末は、受信した前記接続条件に基づいて、共有装置に共有情報を送信し、共有装置は、クライアント端末から共有情報を受信することにより、情報の共有を行う。また、ルータを備える情報共有システムにおいて、ルータのルーティングテーブルに共有装置とクライアント端末とを対応付けて登録しておき、ルータはクライアント端末からアクセスされた場合に、ルーティングテーブルを用いて、自動的にクライアント端末を共有装置に接続してもよい。また、情報共有システムの共有装置とクライアント端末とは、WebRTCの規格に従って情報の共有を行い、クライアント端末は、Webブラウザの機能を用いて、共有装置からの接続情報の受信及び共有装置への共有情報の送信を行ってもよい。
このような制御を行うことにより、クライアント端末は、情報共有先の共有装置に接続するだけで、容易にシグナリングサーバに接続することができ、シグナリングサーバから取得した接続条件に基づいて、共有装置との情報の共有を適切に実現することができる。また、上記ルータを使用することにより、クライアント端末は、通信ネットワーク内の機器の中から共有装置を探し出す手間を省くことができ、クライアント端末を電子会議などの共同作業に容易に参加させることができる。また、Webブラウザを利用することにより、専用のアプリケーションをインストールする手間を省くことができる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る共有装置、動作制御プログラム及び動作制御方法について、図1乃至図11を参照して説明する。図1及び図2は、本実施例の情報共有システムの構成を示す模式図であり、図3A乃至図6は、各々、共有装置、クライアント端末、シグナリングサーバ、ルータの構成を示すブロック図である。また、図7は、情報共有システムにおける接続手順を示す模式図であり、図8は、情報共有システムにおける情報の共有を説明する図である。また、図9は、共有装置の動作を示すフローチャート図、図10は、クライアント端末の動作を示すフローチャート図であり、図11は、クライアント端末に表示される共有アプリケーション画面の一例を示す図である。
なお、本実施例では、WebRTCの規格に従って通信を制御するものとし、クライアント端末には、WebRTCが実装されたWebブラウザとして、例えば、Google Chrome(登録商標)、Microsoft Edge(登録商標)、Mozilla Firefox(登録商標)、Opera(登録商標)などの所定のバージョンが予めインストールされているものとする。
図1に示すように、本実施例の情報共有システムは、電子会議等の共同作業を行うシステムであり、複数のユーザが使用する共有装置10と、各々のユーザが使用する少なくとも一台のクライアント端末20と、通信ネットワーク内の機器の情報を管理するシグナリングサーバ30と、で構成される。これらはイーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格により定められるLAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介して接続されている。
なお、図1では、共有装置10とクライアント端末20とシグナリングサーバ30とが有線通信ネットワークで接続される構成としているが、情報共有システムにルータ40を設け、少なくともクライアント端末20とルータ40とがWi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)などの無線LANやWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access、登録商標)等の規格に従って接続されるようにしてもよい。または、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)、IrDA等の規格に従って無線や赤外線で近距離通信を行うようにしてもよい。以下、図2の構成を前提にして、各装置について説明する。
[共有装置]
共有装置10は、演算機能を備えたプロジェクタやフラットパネルディスプレイ、電子黒板などであり、図3Aに示すように、制御部11と記憶部15と通信I/F部16と表示操作部17などで構成される。
制御部11は、マイクロプロセッサ等により構成されるCPU(Central Processing Unit)12と、ROM(Read Only Memory)13やRAM(Random Access Memory)14などのメモリと、で構成され、CPU12は、ROM13や記憶部15から制御プログラムを呼び出し、RAM14に展開して実行することにより、共有装置10全体の動作を制御する。上記制御部11は、所定のWebブラウザ(WebRTCが実装されたWebブラウザ)が実行可能であり、Webブラウザにより、図3Bに示すように、WebRTC処理部11a、接続情報生成部11b、共有処理部11cなどとして機能する。
WebRTC処理部11a(通信処理部)は、Webブラウザに含まれる、WebRTCの規格に基づく通信を実現するアプリケーション(WebRTCアプリケーションと呼ぶ。)によって提供される機能であり、予め記憶したシグナリングサーバ30の通信ネットワーク上のアドレス情報(IP(Internet Protocol)アドレスやポート番号)に従ってシグナリングサーバ30に接続し、自装置の情報をシグナリングサーバ30に登録すると共に、シグナリングサーバ30が管理する、接続条件を決定する際に使用する自装置の識別情報を取得する。また、WebRTC処理部11aは、クライアント端末20のWebRTC処理部と連動して動作し、クライアント端末20との通信を行う。
接続情報生成部11bは、Webブラウザに含まれるWebRTCアプリケーションによって提供される機能であり、シグナリングサーバ30の通信ネットワーク上のアドレス情報及び共有装置10の識別情報を含む接続情報(本実施例では、接続情報が埋め込まれたWebページとする。)を生成する。そして、接続情報生成部11bは、クライアント端末20からアクセスされた場合に、クライアント端末20にWebページを送信し、クライアント端末20がWebブラウザを用いて当該Webページを取得して接続情報を利用できるようにする。すなわち、接続情報生成部11bは、クライアント端末20からアクセスされた場合に、クライアント端末20にWebページ(接続情報)を送信して、クライアント端末20をシグナリングサーバ30に接続可能にすると共にシグナリングサーバ30に対する共有装置10との接続条件の問い合わせを可能にする。
共有処理部11cは、Webブラウザに含まれる、WebRTCの規格に従って情報の共有を実現するアプリケーション(共有アプリケーションと呼ぶ。)によって提供される機能であり、シグナリングサーバ30が決定した接続条件に基づいて、クライアント端末20から共有情報を受信する。例えば、クライアント端末20から画面(表示情報)の共有が指示された場合は、共有処理部11cは、共有情報として、クライアント端末20に表示されている情報をストリーミングした画面データをクライアント端末20から受信し、表示操作部17に表示された画面内に、クライアント端末20に表示されている情報を表示するための共有ウィンドウオブジェクトを生成(共有ウィンドウを設定)し、クライアント端末20から受信した画面データに基づく表示情報を共有ウィンドウに表示する。また、複数のクライアント端末20から画面データを受信した場合は、共有処理部11cは、複数の画面データに基づく表示情報を統合した表示情報を生成し、統合した表示情報を共有ウィンドウに表示するか、若しくは、表示操作部17に表示された画面内に、複数のクライアント端末20に対応した共有ウィンドウオブジェクトを生成し、各々の画面データに基づく表示情報を各々の共有ウィンドウに表示する。また、共有処理部11cは、クライアント端末20からファイルの共有が指示された場合は、クライアント端末20から、共有情報として、クライアント端末20を操作するユーザが指定した、当該クライアント端末20内のファイルを受信し、クライアント端末20から受信したファイルを他のクライアント端末20に転送する。
また、共有処理部11cは、クライアント端末20から受信した画面データやファイルを共有情報として記憶部15などに保存して管理する。具体的には、クライアント端末20から画面データを受信した場合は、共有処理部11cは、クライアント端末20に表示されている情報が更新されたタイミングで、時刻情報と画面配置情報(共有ウィンドウの位置情報)と表示情報(画像)とを対応付けて記憶部15などに保存する。そして、クライアント端末20から、特定の時刻の表示情報の取得リクエストを受け取った場合は、共有処理部11cは、その時刻において共有されていた全ての表示情報及び画面配置情報から共有されていた表示情報を画像として再現し、その画像データをクライアント端末20に送信する。また、クライアント端末20から、ある時刻から別の時刻までの表示情報の取得リクエストを受け取った場合は、共有処理部11cは、その間に共有されていた全ての表示情報及び画面配置情報から共有されていた表示情報を動画として再現し、その動画データをクライアント端末20に送信する。また、クライアント端末20からファイルを受信した場合は、共有処理部11cは、ファイルを受信したタイミングで、時刻情報とファイルとを対応付けて記憶部15などに保存する。そして、クライアント端末20から、特定のファイルの取得リクエストを受け取った場合は、その特定のファイルをクライアント端末20に送信する。また、クライアント端末20から全てのファイルの取得リクエストを受け取った場合は、共有処理部11cは、ファイルの共有が指示されてから現在までに受信した全てのファイルをクライアント端末20に送信する。また、共有処理部11cは、必要に応じて、画面データやファイルを受信してから、予め定めた時間が経過したら、受信した画面データやファイルを記憶部15などから削除する。
上記WebRTC処理部11a、接続情報生成部11b、共有処理部11cは、ハードウェアとして構成してもよいし、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され、実行時に、制御部11を、WebRTC処理部11a、接続情報生成部11b、共有処理部11cとして機能させるソフトウェア(動作制御プログラム)として構成し、当該動作制御プログラムをCPU12に実行させるようにしてもよい。
記憶部15は、メモリやHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などで構成され、手書きなどで入力されるオブジェクトの情報、共有ウィンドウオブジェクトの情報、上述したシグナリングサーバ30の通信ネットワーク上のアドレス情報及び共有装置10の識別情報を含む接続情報、クライアント端末20から受信した画面データやファイルなどを記憶する。また、記憶部15は、共有装置10に内蔵される構成としてもよいし、情報共有システムにおいて共有装置10と有線又は無線通信ネットワークで接続され、共有装置10によりアクセス可能な記憶装置であってもよい。例えば、情報共有システム内に配置されたサーバや外付けハードディスクなどを記憶部15として用いてもよい。
通信I/F部16は、LANケーブルを接続するNIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、共有装置10を通信ネットワークに接続し、クライアント端末20やシグナリングサーバ30との通信を可能にする。
表示操作部17は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示部上に格子状の電極で構成されるタッチセンサなどの操作部を設けたタッチパネルなどであり、表示部に表示された画面内に共有ウィンドウオブジェクトを配置(表示部の所定の位置に共有ウィンドウを表示)したり、手書き入力を受け付けたりする。なお、表示部と操作部とは別々の装置としてもよい。また、表示操作部17は、共有装置10に内蔵される構成としてもよいし、共有装置10とは別の装置としてもよい。例えば、情報共有システムにおいて共有装置10と有線又は無線通信ネットワークで接続され、共有装置10により制御可能な装置を表示操作部17として用いてもよい。
[クライアント端末]
クライアント端末20は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ端末、タブレット端末やスマートフォンなどの携帯端末などであり、図4Aに示すように、制御部21と記憶部25と無線通信I/F部26と表示部27と操作部28などで構成される。
制御部21は、マイクロプロセッサ等により構成されるCPU22と、ROM23やRAM24などのメモリと、で構成され、CPU22は、ROM23や記憶部25から制御プログラムを呼び出し、RAM24に展開して実行することにより、クライアント端末20全体の動作を制御する。上記制御部21は、所定のWebブラウザ(WebRTCが実装されたWebブラウザ)が実行可能であり、Webブラウザにより、図4Bに示すように、WebRTC処理部21a、接続情報取得部21b、共有処理部21cなどとして機能する。これらの機能により、クライアント端末20は、WebRTCの規格に従って共有装置10と情報の共有を行い、Webブラウザの機能を用いて、共有装置10からの接続情報の受信及び共有装置10への共有情報の送信を行う。
WebRTC処理部21a(通信処理部)は、Webブラウザに含まれるWebRTCアプリケーションによって提供される機能であり、接続情報取得部21bから通知されるシグナリングサーバ30の通信ネットワーク上のアドレス情報に基づいてシグナリングサーバ30に接続し、シグナリングサーバ30に自端末の情報を登録すると共に、接続情報取得部21bから通知される共有装置10の識別情報を通知してシグナリングサーバ30に共有装置10との接続条件の問い合わせを行い、シグナリングサーバ30から取得した接続条件に従って、共有装置10との通信を行う。
接続情報取得部21bは、Webブラウザに含まれるWebRTCアプリケーションによって提供される機能であり、共有装置10からWebページを受信し、表示部27にWebページを表示する。その際、Webページに埋め込まれたシグナリングサーバ30の通信ネットワーク上のアドレス情報及び共有装置10の識別情報を取得し、WebRTC処理部21aに通知する。
共有処理部21cは、Webブラウザに含まれる共有アプリケーションによって提供される機能であり、共有設定を行うための共有アプリケーション画面(詳細は後述する。)を表示部27に表示させ、共有アプリケーション画面でクライアント端末20に表示されている画面(表示情報)の共有が指示された場合は、クライアント端末20に表示されている情報(ウィンドウ又はデスクトップに表示されている情報)をストリーミングした画面データを取得し、取得した画面データを共有装置10に送信して画面共有を実現する。また、共有アプリケーション画面でファイルの共有が指示された場合は、ユーザが指定したクライアント端末20内のファイル(記憶部25に保存されているファイル)を共有装置10に送信してファイル共有を実現する。上記画面データ及びファイルを総称して共有情報と呼ぶ。
上記機能をWebブラウザで実現することにより、クライアント端末20は専用のアプリケーションをインストールすることなく、共有装置10と画面共有やファイル共有などの共同作業を行うことができ、特に、社外のユーザが電子会議に参加する場合などにおいて、参加時に専用のアプリケーションをクライアント端末20にインストールする手間を省くことができ、通信ネットワーク内の他の機器とタイムリーな情報の共有が可能になる。
記憶部25は、メモリやHDD、SSDなどで構成され、WebRTCアプリケーションを用いて取得したWebページ、Webページから取得したシグナリングサーバ30の通信ネットワーク上のアドレス情報及び共有装置10の識別情報、共有アプリケーションを用いて取得したウィンドウ又はデスクトップの画面データや、カメラなどの外部機器やインターネットなどから取得した画像ファイルや音声ファイル、動画ファイルなどを記憶する。
無線通信I/F部26は、アンテナ部、RF(Radio Frequency)部、ベースバンド部などの送受信回路で構成され、クライアント端末20を無線LANクライアントとして動作させ、アクセスポイントであるルータ40を介してクライアント端末20を通信ネットワークに接続し、共有装置10やシグナリングサーバ30、必要に応じて外部機器との通信を可能にする。なお、無線通信I/F部26は、WiMAX(登録商標)などの規格に従って無線通信を行ってもよいし、Bluetooth(登録商標)やNFC、IrDA等の規格に従って近距離通信を行ってもよい。
表示部27は、LCDや有機ELディスプレイなどで構成され、Webブラウザの画面、共有装置10から受信したWebページ、共有アプリケーション画面、共有ウィンドウなどを表示する。
操作部28は、マウスやキーボード、表示部27上に配置された格子状の電極からなるタッチセンサなどで構成され、WebRTCアプリケーションを起動することによる会議への参加、共有アプリケーション画面における共有設定、共有の開始/終了などの操作を受け付け、操作の内容に応じた操作信号を出力する。
[シグナリングサーバ]
シグナリングサーバ30は、通信ネットワーク内の機器の情報を管理(通信を制御)する機器であり、WebRTCの規格に従ってシグナリングを行う。このシグナリングとは、通信ネットワーク内の機器間で接続を確立する為の情報を交換する処理である。機器間で交換する情報は、通信を開始/終了するためのセッションコントロールメッセージ、エラーメッセージ、コーデックやコーデック設定、帯域やメディア形式などのメディア情報、セキュアな通信を確立するための鍵情報、IPアドレスやポート番号などであり、これらの情報によって接続条件が決定される。このシグナリングサーバ30は、図5Aに示すように、制御部31と記憶部35と通信I/F部36などで構成される。
制御部31は、マイクロプロセッサ等により構成されるCPU32と、ROM33やRAM34などのメモリと、で構成され、CPU32は、ROM33や記憶部35から制御プログラムを呼び出し、RAM34に展開して実行することにより、シグナリングサーバ30全体の動作を制御する。上記制御部31は、図5Bに示すように、クライアント情報管理部31a、接続条件応答部31bなどとしても機能する。
クライアント情報管理部31aは、電子会議等の共同作業に参加するクライアント端末20のネットワーク上のアドレス、通信能力などのクライアント情報を管理する。
接続条件応答部31bは、クライアント端末20からの問い合わせに対して、当該クライアント端末20と共有装置10の識別情報で特定される共有装置10とを適切に接続するための接続条件を決定し、決定した接続条件をクライアント端末20に送信する。
記憶部35は、メモリやHDD、SSDなどで構成され、上記クライアント情報や接続条件などを記憶する。
通信I/F部36は、LANケーブルを接続するNICやモデムなどで構成され、シグナリングサーバ30を通信ネットワークに接続し、共有装置10やクライアント端末20との通信を可能にする。
[ルータ]
ルータ40は、有線通信ネットワーク及び無線通信ネットワーク内の機器の接続を管理する機器であり、図6に示すように、通信I/F部41と無線通信I/F部42とルーティング処理部43と接続先リダイアル処理部44などで構成される。
通信I/F部41は、LANケーブルを接続するNICやモデムなどで構成され、有線通信ネットワークを介して、共有装置10やシグナリングサーバ30との通信を可能にする。
無線通信I/F部42は、アンテナ部、RF部、ベースバンド部などの送受信回路で構成され、ルータ40をアクセスポイント(親機)として動作させ、無線LANの規格に基づいて、無線LANクライアントであるクライアント端末20との通信を可能にする。なお、無線通信I/F部42は、WiMAX(登録商標)などの規格に従って無線通信を行ってもよいし、Bluetooth(登録商標)やNFC、IrDA等の規格に従って近距離通信を行ってもよい。
ルーティング処理部43は、インターネットなどのIPネットワークにおいて、パケットの転送先を決定する。具体的には、送信元の機器がネットワーク上の機器にデータを送る際には、自らの通信ネットワーク内の中継機器にパケットの転送を依頼し、中継機器はパケットに記述された宛先に応じて別の中継機器にパケットの転送を依頼し、これを繰り返して送信先の機器にデータを送信する。その際、パケットに記述された宛先を元に最適な転送先を決定する処理をルーティング処理と呼ぶ。ルータ40がルーティング処理を行う際には、ルーティングテーブルを参照して、宛先に対応するパケットの転送先を見つけてその機器にパケットを転送するが、本実施例では、このルーティングテーブルに、クライアント端末20と共有装置10とを対応付けて登録しておく。これにより、ルーティングテーブルを用いて、クライアント端末20を共有装置10に自動的に接続することができ、クライアント端末20が通信ネットワーク内の機器の中から共有装置10を探し出して接続する必要がなくなる。また、無線通信I/F部42の受信強度が所定値以上のクライアント端末20からの接続のみを受け付けるようにしたり、クライアント端末20とルータ40とで近距離通信を行うように設定してもよい。この設定により、ルータ40は、一定の範囲外から検出されない無線ルータとなる。このようなルータ40を複数備える情報共有システムでは、クライアント端末20は、接続先として一定の範囲内に存在するルータ40のみが検索可能となり、ルータ40は、ルータ40から所定範囲のクライアント端末20のみを共有装置10に接続することができる。
接続先リダイアル処理部44は、ルーティング処理部43が接続先として共有装置10を指定した場合に、当該クライアント端末20と共有装置10との接続が確立するまで、共有装置10への接続処理を繰り返し実行する。この接続先リダイアル処理部44を設けることにより、ルーティング処理部43が共有装置10との接続に失敗した場合でも、クライアント端末20と共有装置10とを確実に接続することができる。
なお、図1乃至図6は、本実施例の情報共有システムの一例であり、その構成や制御内容は適宜変更可能である。例えば、図1では、共有装置10、クライアント端末20及びシグナリングサーバ30が有線通信ネットワークで接続される構成を例示し、図2では、共有装置10、シグナリングサーバ30及びルータ40が有線通信ネットワークで接続され、クライアント端末20が無線通信ネットワークでルータ40に接続される構成を例示したが、一部のクライアント端末20のみが無線通信ネットワークで接続されるようにしてもよいし、共有装置10やシグナリングサーバ30が無線通信ネットワークで接続されるようにしてもよい。また、共有処理部11cは、クライアント端末20から受信した画面データに基づく表示情報を表示操作部17に表示したが、表示情報の表示先(表示操作部17)は、共有装置10に内蔵される表示装置であってもよいし、共有装置10により制御可能な情報共有システム内の任意の表示装置であってもよい。また共有処理部11cは、クライアント端末20から受信した共有情報を記憶部15などに記憶したが、表示情報の保存先(記憶部15)は、共有装置10に内蔵される記憶装置であってもよいし、共有装置10によりアクセス可能な情報共有システム内の任意の記憶装置(例えば、情報共有システム内に配置されたサーバや外付けハードディスクなど)であってもよい。
次に、本実施例の情報共有システムにおける接続手順について説明する。図7は、ある拠点(会議室RA)に共有装置10Aが配置され、別の拠点(会議室RB)に別の共有装置10Bが配置されており、会議室RAでクライアント端末20と共有装置10Aとが情報の共有を行う場合の接続方法を示している。
図7に示すように、クライアント端末20は、ルータ40Aを介して共有装置10Aに接続したり(図の太い実線L1参照)、ルータ40Bを介して共有装置10Bに接続することが可能である(図の太い実線L2参照)。クライアント端末20が共有装置10Aと情報の共有を行う場合、クライアント端末20は通信ネットワークに接続されている機器の一覧を表示部27に表示させ、その中から共有装置10Aをユーザに選択させてもよいし、共有装置10Aとクライアント端末20とを対応付けるルーティングテーブルを予め用意しておき、ルータ40A(もしくはルータ40B)が、クライアント端末20からの接続要求を受け取ったら、ルーティングテーブルに基づき、ルータ40Aが、自動的にクライアント端末20を共有装置10Aに接続するようにしてもよい。また、ルータ40A、40Bは、受信強度が所定値以上のクライアント端末20からの接続のみを受け付けるようにしたり、クライアント端末20と近距離通信を行うように設定してもよい。これにより、ルータ40Aと同じ拠点(会議室)にいるクライアント端末20のみを共有装置10Aに接続することができ、クライアント端末20と共有装置10Aとの接続処理を簡便にすることができる。
次に、共有装置10Aは、シグナリングサーバ30にアクセスし、シグナリングサーバ30から、シグナリングサーバ30が管理する共有装置10Aの識別情報を取得し(図の細い破線L3参照)、シグナリングサーバ30の通信ネットワーク上のアドレス情報と共有装置10Aの識別情報とを含む接続情報を生成し、記憶部15などに記憶しておく。そして、クライアント端末20からのアクセスを受け付けると、共有装置10Aは、記憶した接続情報(本実施例では、接続情報を埋め込んだWebページ)をクライアント端末20に返信する(図の太い破線L4参照)。
クライアント端末20は、共有装置10AからWebページを受信すると、Webページに埋め込まれたアドレス情報に基づいて、シグナリングサーバ30に接続し、シグナリングサーバ30に自端末の情報を登録すると共に、共有装置10Aの識別情報を通知して、共有装置10Aへの接続条件を問い合わせる(図の細い破線L5参照)。
シグナリングサーバ30は、クライアント端末20からの問い合わせに対して、共有装置10Aの識別情報に基づいて、クライアント端末20と共有装置10Aとの接続条件を決定し、決定した接続条件をクライアント端末20に応答する(図の細い破線L5参照)。
クライアント端末20は、シグナリングサーバ30から取得した接続条件に基づいて、適切な接続条件で共有装置10Aとの通信を行い、自身に表示されている情報(ウィンドウ又はデスクトップの表示情報)をストリーミングした画面データやユーザが指定したクライアント端末20内のファイルを、ルータ40Aを介して共有装置10Aに送信する(図の太い一点鎖線L6参照)。
共有装置10Aは、クライアント端末20から受信した画面データに基づいて、自装置の表示操作部17にクライアント端末20に表示されている情報を示す共有ウィンドウを表示して画面の共有を実現する。または、共有装置10Aは、クライアント端末20から受信したファイルを他のクライアント端末20に転送してファイルの共有を実現する。
なお、共有装置10は、1台のクライアント端末20が接続している場合は、図7に示すように、そのクライアント端末20に表示されている情報のみを表示操作部17に表示するが、例えば、図8に示すように、複数台のクライアント端末20(ここでは、クライアント端末20A及びクライアント端末20B)が接続されている場合は、各々のクライアント端末20A、20Bから送信される画面データに基づく表示情報を統合した表示情報を生成し、統合した表示情報を示す共有ウィンドウを表示操作部17に表示するか、若しくは、各々の画面データに基づく表示情報を示す共有ウィンドウを個別に作成し、各々の共有ウィンドウ(ここでは、クライアント端末20Aから送信される画面データを示す共有ウィンドウ50aとクライアント端末20Bから送信される画面データを示す共有ウィンドウ50b)を表示操作部17に表示する。なお、この共有ウィンドウは、共有装置10に手書きなどによって入力されるオブジェクトと同様に、自由に移動、拡大/縮小などの操作を行うことができる。
次に、本実施例の情報共有システムの動作について説明する。なお、以下の説明において、各々のクライアント端末20は、WebRTCアプリケーション及び共有アプリケーションをWebブラウザ上で動作させるものとする。また、共有装置10とクライアント端末20とでWebRTCアプリケーション及び共有アプリケーションは連携して動作するものとする。また、以下では、クライアント端末20に表示されている画面(表示情報)を情報共有システム内の機器で共有する場合を主に説明する。
[共有装置の動作]
まず、共有装置10の動作について説明する。共有装置10のCPU12は、ROM13又は記憶部15に記憶した動作制御プログラムをRAM14に展開して実行することにより、図9のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
共有装置10の制御部11(WebRTC処理部11a)は、予め記憶した通信ネットワーク上のアドレス情報を用いてシグナリングサーバ30に接続し(S101)、シグナリングサーバ30から、シグナリングサーバ30が管理する自装置の識別情報(ID)を取得する(S102)。
そして、制御部11(WebRTC処理部11a)は、クライアント端末20からの接続要求を監視し(S103)、クライアント端末20から接続要求があったら、制御部11(接続情報生成部11b)は、Webページを生成し、生成したWebページをクライアント端末20に送信する(S104)。このWebページには、上述したように、シグナリングサーバ30の通信ネットワーク上のアドレス情報とS102で取得した共有装置10の識別情報とを含む接続情報が埋め込まれており、この接続情報をクライアント端末20に送信することにより、クライアント端末20をシグナリングサーバ30に接続可能にすると共にシグナリングサーバ30に対する共有装置10との接続条件の問い合わせを可能にする。
次に、制御部11(WebRTC処理部11a)は、クライアント端末20からの画面共有指示を監視し(S105)、クライアント端末20から画面共有指示があったら、クライアント端末20から画面データの受信ができるように、クライアント端末20との接続を確立する(S106)。
そして、制御部11(共有処理部11c)は、共有ウィンドウオブジェクトを生成し、生成した共有ウィンドウオブジェクトを表示操作部17に表示(表示操作部17に表示される画面内に共有ウィンドウを設定)し(S107)、シグナリングサーバ30が決定した接続条件に基づいて、クライアント端末20から共有情報として画面データを受信したら、共有ウィンドウオブジェクトに画面データに基づく表示情報(クライアント端末20のウィンドウ又はデスクトップに表示されている情報)を表示し(S108)、クライアント端末20に表示されている情報が更新されたら、時刻情報と画面配置情報と表示情報とを対応付けて記憶部15などに保存する。なお、クライアント端末20から共有情報としてファイルを受信した場合は、受信したファイルを他のクライアント端末20に転送すると共に、時刻情報とファイルとを対応付けて記憶部15などに保存する。
そして、制御部11(WebRTC処理部11a)は、クライアント端末20からの画面共有終了指示を監視し(S109)、画面共有終了指示がなければS108に戻って共有ウィンドウに表示されている情報を更新し、画面共有終了指示があったら、制御部11(共有処理部11c)は、表示操作部17に表示されている共有ウィンドウオブジェクトを削除する(S110)。
その後、制御部11(WebRTC処理部11a)は、WebRTCアプリケーションの終了操作を監視し(S111)、WebRTCアプリケーションの終了操作がなければS105に戻ってクライアント端末20からの画面共有指示を監視し、WebRTCアプリケーションの終了操作があれば、一連の処理を終了する。
[クライアント端末の動作]
次に、クライアント端末20の動作について、図10のフローチャート図を参照して説明する。
クライアント端末20の制御部21(WebRTC処理部21a)は、共有装置10に接続する(S201)。その際、情報共有システムがルータ40を備え、ルータ40のルーティングテーブルに共有装置10とクライアント端末20とが対応付けて登録されている場合は、制御部21(WebRTC処理部21a)がルータ40に接続すると、ルータ40のルーティング処理部43はルーティングテーブルを用いてクライアント端末20を共有装置10に自動接続する。接続先リダイアル処理部44は共有装置10とクライアント端末20との接続が確立するまで、共有装置10とクライアント端末20との接続処理を繰り返し実行する。
そして、共有装置10とクライアント端末20との接続が確立したら、制御部21(接続情報取得部21b)は、共有装置10からWebRTCアプリケーションのWebページを受信し(S202)、そのWebページに埋め込まれたシグナリングサーバ30の通信ネットワーク上のアドレス情報と共有装置10の識別情報とを含む接続情報を取得する。そして、制御部21(WebRTC処理部21a)は、取得したアドレス情報を用いてシグナリングサーバ30に接続し、自端末の情報をシグナリングサーバ30に通知して登録し(S203)、シグナリングサーバ30に共有装置10の識別情報を通知して、共有装置10との接続条件を問い合わせる(S204)。
次に、制御部21(共有処理部21c)は、共有アプリケーション画面を生成して表示部27に表示させる(S205)。図11は、この共有アプリケーション画面の一例であり、共有アプリケーション画面には、文書作成アプリケーションなどのウィンドウに表示されている情報を共有するか(図中の「ウィンドウ」)、デスクトップ全体に表示されている情報を共有するか(図中の「デスクトップ」)を選択するボタン、画面共有の開始/停止を指示するボタンなどが表示される。
そして、制御部21(WebRTC処理部21a)は、操作部28による共有アプリケーション画面におけるユーザの画面共有操作を監視し(S206)、画面共有操作(「共有」ボタンの押下やタッチ)を検知したら、シグナリングサーバ30から受け取った共有装置10との接続条件に従って共有装置10に接続し(S207)、制御部21(共有処理部21c)は、表示部27に表示されている情報(ウィンドウ内又はデスクトップに表示されている情報)をストリーミングした画面データを取得して共有装置10に送信する(S208)。なお、共有アプリケーション画面で「ウィンドウ」が選択されている場合、「共有」ボタンを押下又はタッチすると共有対象の文書等を作成するアプリケーションのリストが表示部27に表示され、その中から選択したアプリケーションのウィンドウの画面データが共有装置10送信される。また、共有アプリケーション画面で「デスクトップ」が選択されている場合、「共有」ボタンを押下又はタッチするとデスクトップの画面データが直ちに共有装置10送信される。また、図示しないファイルの共有が指示された場合は、制御部21(共有処理部21c)は、ユーザが指定したクライアント端末20内のファイルを共有装置10に送信する。
その後、制御部21(WebRTC処理部21a)は、操作部28による共有アプリケーション画面におけるユーザの画面共有終了操作を監視し(S209)、画面共有終了操作(「停止」ボタンの押下やタッチ)がなければS208に戻って画面データ(又はファイル)の送信を継続して行い、画面共有終了操作を検知したら、画面共有を終了する。
このように、本実施例では、共有装置10は、シグナリングサーバ30から自装置の識別情報を取得すると共に、シグナリングサーバ30の通信ネットワーク上のアドレス情報と自装置の識別情報とを含む接続情報を生成し、WebRTCアプリケーションのWebページに、予め接続情報を埋め込んでおく。そして、クライアント端末20からアクセスされた場合に、クライアント端末20にWebページ(接続情報)を送信する。クライアント端末20は、共有装置10から上記Webページを受信すると、上記アドレス情報に基づいてシグナリングサーバ30に接続し、シグナリングサーバ30に上記識別情報を通知して共有装置10との接続条件を受信するため、共有装置10とクライアント端末20とを適切に接続して情報の共有を実現することができる。
また、ルータ40のルーティングテーブルに共有装置10とクライアント端末20とを対応付けて登録しておき、ルータ40はクライアント端末20からの接続を受け付けると、ルーティングテーブルを用いて自動的に共有装置10に接続するため、クライアント端末20は、通信ネットワーク内の機器の中から共有装置10を探し出す手間を省くことができ、クライアント端末20を電子会議などの共同作業に容易に参加させることができる。
また、クライアント端末20は、WebRTCアプリケーションや共有アプリケーションを含むWebブラウザを利用して、情報共有システム内の共有装置10や他のクライアント端末20と、クライアント端末20に表示されている情報やファイルの共有を実現するため、専用のアプリケーションをインストールする手間を省くことができ、タイムリーに情報を共有することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、情報共有システムの各装置の構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、共有装置10とクライアント端末20とが、WebRTCの規格に従って情報の共有を行うものとしたが、WebRTC以外の通信方法を用いて情報の共有を行う場合に対しても、本発明の動作制御方法を同様に適用することができる。
また、上記実施例では、クライアント端末20は、WebRTCアプリケーションや共有アプリケーションをWebブラウザ上で実行する構成としたが、Webブラウザ以外のアプリケーション上で実行する場合に対しても、本発明の動作制御方法を同様に適用することができる。
本発明は、クライアント端末と情報を共有する共有装置、情報の共有を制御する動作制御プログラム、当該動作制御プログラムを記録した記録媒体、及び、動作制御方法に利用可能である。
10、10A、10B 共有装置
11 制御部
11a WebRTC処理部
11b 接続情報生成部
11c 共有処理部
12 CPU
13 ROM
14 RAM
15 記憶部
16 通信I/F部
17 表示操作部
20、20A、20B、CA、CB クライアント端末
21 制御部
21a WebRTC処理部
21b 接続情報取得部
21c 共有処理部
22 CPU
23 ROM
24 RAM
25 記憶部
26 無線通信I/F部
27 表示部
28 操作部
30、SS シグナリングサーバ
31 制御部
31a クライアント情報管理部
31b 接続条件応答部
32 CPU
33 ROM
34 RAM
35 記憶部
36 通信I/F部
40、40A、40B ルータ
41 通信I/F部
42 無線通信I/F部
43 ルーティング処理部
44 接続先リダイアル処理部
50a、50b 共有ウィンドウ

Claims (22)

  1. 通信ネットワーク内の機器の情報を管理するシグナリングサーバとクライアント端末とに接続され、前記シグナリングサーバが決定した接続条件に従って、前記クライアント端末と情報の共有を行う共有装置であって、
    前記シグナリングサーバから、当該シグナリングサーバが管理する前記共有装置の識別情報を取得する通信処理部と、
    前記シグナリングサーバの前記通信ネットワーク上のアドレス情報と前記共有装置の識別情報とを含む接続情報を生成し、前記クライアント端末からアクセスされた場合に、前記クライアント端末に前記接続情報を送信して、前記クライアント端末を前記シグナリングサーバに接続可能にすると共に前記シグナリングサーバに対する前記共有装置との接続条件の問い合わせを可能にする接続情報生成部と、
    前記シグナリングサーバが決定した接続条件に基づいて、前記クライアント端末から共有情報を受信する共有処理部と、を備える、
    ことを特徴とする共有装置。
  2. 前記共有情報は、前記クライアント端末に表示されている情報をストリーミングした画面データであり、
    前記共有処理部は、受信した前記画面データに基づく表示情報を表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の共有装置。
  3. 前記共有処理部は、複数の前記クライアント端末から前記画面データを受信した場合、各々の前記画面データに基づく表示情報を統合した表示情報を生成し、当該統合した表示情報を前記表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の共有装置。
  4. 前記共有情報は、ユーザが指定した前記クライアント端末内のファイルであり、
    前記共有処理部は、受信した前記ファイルを他のクライアント端末に転送する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の共有装置。
  5. 前記共有処理部は、受信した前記共有情報を記憶部に保存し、前記クライアント端末からの取得要求に応じて、当該クライアント端末に、保存した前記共有情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の共有装置。
  6. 前記共有処理部は、WebRTC(Real-Time Communication)の規格に従って、前記クライアント端末と情報の共有を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の共有装置。
  7. 通信ネットワーク内の機器の情報を管理するシグナリングサーバとクライアント端末とに接続され、前記シグナリングサーバが決定した接続条件に従って、前記クライアント端末と情報の共有を行う共有装置で動作する動作制御プログラムであって、
    前記共有装置に、
    前記シグナリングサーバから、当該シグナリングサーバが管理する前記共有装置の識別情報を取得する取得処理、
    前記シグナリングサーバの前記通信ネットワーク上のアドレス情報と前記共有装置の識別情報とを含む接続情報を生成する生成処理、
    前記クライアント端末からアクセスされた場合に、前記クライアント端末に前記接続情報を送信して、前記クライアント端末を前記シグナリングサーバに接続可能にすると共に前記シグナリングサーバに対する前記共有装置との接続条件の問い合わせを可能にする送信処理、
    前記シグナリングサーバが決定した接続条件に基づいて、前記クライアント端末から共有情報を受信する共有処理、を実行させる、
    ことを特徴とする動作制御プログラム。
  8. 前記共有情報は、前記クライアント端末に表示されている情報をストリーミングした画面データであり、
    前記共有処理では、受信した前記画面データに基づく表示情報を表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項7に記載の動作制御プログラム。
  9. 前記共有処理では、複数の前記クライアント端末から前記画面データを受信した場合、各々の前記画面データに基づく表示情報を統合した表示情報を生成し、当該統合した表示情報を前記表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項8に記載の動作制御プログラム。
  10. 前記共有情報は、ユーザが指定した前記クライアント端末内のファイルであり、
    前記共有処理では、受信した前記ファイルを他のクライアント端末に転送する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の動作制御プログラム。
  11. 前記共有処理では、受信した前記共有情報を記憶部に保存し、前記クライアント端末からの取得要求に応じて、当該クライアント端末に、保存した前記共有情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一に記載の動作制御プログラム。
  12. 前記共有処理では、WebRTC(Real-Time Communication)の規格に従って、前記クライアント端末と情報の共有を行う、
    ことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一に記載の動作制御プログラム。
  13. 通信ネットワーク内の機器の情報を管理するシグナリングサーバと共有装置とクライアント端末とが通信ネットワークで接続され、前記シグナリングサーバが決定した接続条件に従って、前記共有装置と前記クライアント端末とで情報の共有を行う情報共有システムにおける動作制御方法であって、
    前記共有装置は、
    前記シグナリングサーバから、当該シグナリングサーバが管理する前記共有装置の識別情報を取得し、
    前記シグナリングサーバの前記通信ネットワーク上のアドレス情報と前記共有装置の識別情報とを含む接続情報を生成し、
    前記クライアント端末からアクセスされた場合に、前記クライアント端末に前記接続情報を送信し、
    前記クライアント端末は、
    前記接続情報を受信し、前記シグナリングサーバのアドレス情報を利用して、前記シグナリングサーバに接続し、
    前記シグナリングサーバに前記共有装置の識別情報を通知して、前記共有装置との接続条件を問い合わせ、
    前記シグナリングサーバは、
    前記問い合わせに対して、前記共有装置の識別情報に基づいて、前記クライアント端末と前記共有装置との接続条件を決定し、決定した前記接続条件を前記クライアント端末に送信し、
    前記クライアント端末は、
    受信した前記接続条件に基づいて、前記共有装置に共有情報を送信し、
    前記共有装置は、
    前記クライアント端末から共有情報を受信する、
    ことを特徴とする動作制御方法。
  14. 前記共有情報は、前記クライアント端末に表示されている情報をストリーミングした画面データであり、
    前記共有装置は、
    受信した前記画面データに基づく表示情報を表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項13に記載の動作制御方法。
  15. 前記共有装置は、
    複数の前記クライアント端末から前記画面データを受信した場合、各々の前記画面データに基づく表示情報を統合した表示情報を生成し、当該統合した表示情報を前記表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項14に記載の動作制御方法。
  16. 前記共有情報は、ユーザが指定した前記クライアント端末内のファイルであり、
    前記共有装置は、
    受信した前記ファイルを他のクライアント端末に転送する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の動作制御方法。
  17. 前記共有装置は、
    受信した前記共有情報を記憶部に保存し、前記クライアント端末からの取得要求に応じて、当該クライアント端末に、保存した前記共有情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項13乃至16のいずれか一に記載の動作制御方法。
  18. 前記情報共有システムは、ルータを備え、
    前記ルータは、
    前記クライアント端末からアクセスされた場合に、予め記憶した前記クライアント端末と前記共有装置とを対応付けるルーティングテーブルを用いて、前記クライアント端末を前記共有装置に接続する、
    ことを特徴とする請求項13乃至17のいずれか一に記載の動作制御方法。
  19. 前記ルータは、前記共有装置と前記クライアント端末との接続が確立するまで、前記共有装置と前記クライアント端末との接続処理を繰り返し実行する、
    ことを特徴とする請求項18に記載の動作制御方法。
  20. 前記クライアント端末と前記ルータとは、無線LAN(Local Area Network)の規格に基づいて接続を行う、
    ことを特徴とする請求項18又は19に記載の動作制御方法。
  21. 前記ルータは、一定の範囲外から検出されない無線ルータであり、
    前記クライアント端末が前記共有装置に接続する際に、接続先として前記一定の範囲内に存在する前記無線ルータのみが前記クライアント端末により検索可能になる、
    ことを特徴とする請求項18又は19に記載の動作制御方法。
  22. 前記共有装置と前記クライアント端末とは、WebRTC(Real-Time Communication)の規格に従って情報の共有を行い、
    前記クライアント端末は、Webブラウザの機能を用いて、前記共有装置からの前記接続情報の受信及び前記共有装置への前記共有情報の送信を行う、
    ことを特徴とする請求項13乃至21のいずれか一に記載の動作制御方法。
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